JP2001019151A - 搬送物品仕分け方法および搬送物品仕分け装置 - Google Patents

搬送物品仕分け方法および搬送物品仕分け装置

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JP2001019151A
JP2001019151A JP11190644A JP19064499A JP2001019151A JP 2001019151 A JP2001019151 A JP 2001019151A JP 11190644 A JP11190644 A JP 11190644A JP 19064499 A JP19064499 A JP 19064499A JP 2001019151 A JP2001019151 A JP 2001019151A
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JP11190644A
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Koji Kubota
浩司 久保田
Masami Inamura
正美 稲村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 搬送コンベア上に物品を重ねて置くことがな
く、物品の種類を確実にかつ安価な判別手段で判別で
き、判別手段の設定替えが容易な搬送物品仕分け方法お
よび装置を提供する。 【解決手段】 搬送コンベアのベルト上の位置を区画す
るベルト番地に1:1に対応し且つ同搬送コンベアを固
定的に区画する絶対番地と同絶対番地毎のメモリ領域を
コントローラ内に設け、物品を搬送コンベアに載置した
ときは物品のベルト番地の付属情報を載置時に同ベルト
番地と同じ位置で対応する絶対番地のメモリ領域に書込
むとともにベルトの移動と同期してベルト番地の付属情
報を次の絶対番地のメモリ領域に移し、物品の載置位置
では物品の載置の可否を判断し、仕分けコンベア位置で
は物品の種別を判断して仕分けコンベアに仕分けを指示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数位置から同一
搬送コンベア上に異なる種類の物品を載置して搬送した
後、搬送先で物品の種類毎に仕分ける搬送物品仕分け方
法および搬送物品仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数位置から同一搬送コンベア上に異な
る種類の物品を載置して搬送した後、搬送先で物品の種
類毎に仕分ける搬送物品仕分工程は多くみられるもので
あり、例えば、射出成形機、ダイキャスト機、鍛造機等
の複数の成形機で成形加工されて取出された異なる種類
の成形品(物品)を、設置スペースや費用等の都合で、
1本の搬送コンベアにより下流に搬送した後、各成型品
の種類別に自動仕分けして箱詰めしたり、次工程に搬送
したりする場合がある。
【0003】この場合、成型品の仕分けには従来、コン
ベア上の成型品の有無やコンベア上の物品の高さを検知
する複数の光電センサや、成型品の色調を検知するセン
サや、成型品の重量を計測する重量測定器を用いて、形
状や色調や重量の違いによって成形品を判別していた
が、これらの形状認識装置や重量測定器では識別が困難
であったり、精度が悪かったり、また、装置のコストが
高価であったりする問題があり、あるいは成型品を変更
したときにはこれらの形状認識装置の設定替えに時間と
労力がかかるという欠点があった。
【0004】これらの問題を避けるため、成型品が成形
機から搬送コンベア上に載置された時間を基準として成
型品が仕分け位置に到達するまでの時間に着目し、この
時間が経過したときに成型品が仕分け位置にあると判断
して仕分け装置を作動せて搬送されている成型品を仕分
ける装置が提案されている(特願平4−357740
号)。
【0005】以下、従来の搬送物品の仕分け装置の一例
としてその装置を図3によって説明する。図3は同装置
の構成を模式的に示す平面図であり、複数の成型機、例
えば射出成形機11、12、13からそれぞれ自動取出
機14A 、14B 、14C によって、搬送物品である成
形品A21、成形品B22、成形品C23が取出されて
搬送コンベア15上への載置位置1、2、3に置かれた
後、下流に搬送されて仕分け位置4に到達し、仕分け装
置16上のコンベアに移載される。
【0006】このようにして到達した各成形品21、2
2または23を、搬送コンベア15に置かれた時点から
仕分け位置4に到達するまでの時間の差に基づき判別し
て、仕分け装置16はレール25上を移動し、該当する
成形品別各ストックコンベア31、32、33の位置に
移動して、各成形品21、22、23を夫々のストック
コンベア31、32、33に移載する。
【0007】コントローラ17は自動取出機14A 、1
4B 、14C から各成形品21、22、23をコンベア
15上に置いた時の信号を受け、搬送コンベア15の搬
送速度Vの計測結果と、載置位置1、2、3仕分け位置
4間の距離LA 、LB 、LCとから、それぞれの成形品
の搬送時間TN (=LN /V; N =A,B,C )を演算し、
仕分け装置16に指令を与えるものである。
【0008】この例において、成形品A21が載置位置
1に置かれてから仕分け位置4に到達するまでの時間T
A は、載置位置1と仕分け位置4との距離LA と、搬送
コンベア15の速度Vにより決まるから、自動取出機1
4A が成形品21を載置位置1に置き、コントローラ1
7に信号を送った時からTA 時間後に仕分け位置4に到
達した成形品を成形品A21とみなし、コントローラ1
7から仕分け装置16に指令を出し、その成形品をスト
ックコンベア31に移載する。
【0009】同様にして成形品B22が載置位置2に置
かれてから、時間TB 後に仕分け位置4に到達した成形
品は成形品B22とみなされ、仕分け装置16はその成
形品をストックコンベア32に移載する。
【0010】さらに同様にして、成形品C23はストッ
クコンベア33に移載されてストックされる。
【0011】図3においては、成形品A21の搬送時間
TA は、載置位置1と仕分け位置4との距離をLA 、搬
送コンベアの搬送速度をV(一定)とすれば、TA =L
A /Vとなる。
【0012】もしコンベアの速度が一定でなくて変化す
る場合は、搬送中の時間を短時間に区切って、t1 、t
2 ‥‥tN とし、夫々の対応するコンベア速度v1 、v
2 、‥‥vN を、搬送コンベア15の駆動ローラの回転
数を回転計を用いて計測する等して、それぞれの短時間
内の搬送距離lN =vN ×tN の総和ΣlN がLA にな
ったときの時間TA =ΣtN をコントローラ17内の演
算装置で演算し、その時間TA に仕分け位置4に到達し
た成形品を成形品A21とみなすものである。また何ら
かの理由で搬送コンベア15が一旦停止して再スタート
したときは、停止中の時間のみ加算されて搬送距離が加
算されないから、結果として搬送時間は、搬送コンベア
15が動いている時の実搬送時間プラス停止時間で演算
されるので、搬送コンベア15が一旦停止しても正しく
成形品A21、成形品B22、成形品C23を判別する
ことができ、また、仕分け位置4において光電管や重量
測定器等の搬送品判別装置を設けていないので、簡便で
安価な構成とすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の図3に
示す従来のものでは、次のような問題点があった。
【0014】すなわち、複数の射出成型機11、12、
13から複数の自動取出機14A 、14B 、14C で成
型品21、22、23を取出して1本の搬送コンベア1
5上に載置するので、搬送コンベア15の下流側の自動
取出機から成型品を搬送コンベア上上に載置するときに
その載置する場所に上流の自動取出機から既に成型品が
載置されていると2つの成型品が同じ場所に載せられる
ことになり、衝突して壊れたり、重なったり、倒れたり
して正しい状態に載置することができない。従って載置
に先立って載置場所が空であることを確認する必要があ
る。
【0015】したがって、本発明は上記のような問題を
解消すると共に、物品(成型品)が搬送先の仕分け位置
に到達したときにその物品の種類を確実にかつ安価な判
別手段で判別でき、物品の種類を変更した場合でも判別
手段の設定替えが容易な搬送物品仕分け方法および搬送
物品仕分け装置を提供することを課題とするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、上述の
課題を解決するためになされたものであって、複数位置
から同一搬送コンベア上に異なる種類の物品を載置して
搬送した後、搬送先で同搬送コンベアから仕分けコンベ
アにより前記物品を種類毎に仕分ける搬送物品仕分け方
法において、搬送コンベアのコンベアベルト上の位置を
区画するベルト番地に1:1に対応し且つ同搬送コンベ
アを固定的に区画する絶対番地と同絶対番地毎のメモリ
領域をコントローラ内に設け、同コントローラにより、
物品を前記搬送コンベアに載置したときは載置した物品
のベルト番地の付属情報を前記載置時に同ベルト番地と
同じ位置で対応する前記絶対番地のメモリ領域に書込む
とともに前記コンベアベルトの移動と同期して前記ベル
ト番地の付属情報を次の絶対番地のメモリ領域に移し、
物品の載置位置ではその絶対番地のメモリ領域のメモリ
を読出して物品の載置の可否を判断し、前記仕分けコン
ベア位置ではその絶対番地のメモリ領域のメモリを読出
して物品の種別を判断して前記仕分けコンベアに仕分け
を指示することを特徴とする搬送物品仕分け方法を提供
するものである。
【0017】上記搬送物品仕分け方法によれば、物品の
搬送コンベアへの載置は、載置位置を通過するコンベア
ベルトのベルト番地の付属情報が常に更新され書き込ま
れている載置位置の絶対番地のメモリ領域を調べた上で
載置するので、既に載置されている物品と干渉すること
がなく、また搬送先での仕分けは、仕分けコンベアでの
ベルト番地の付属情報が常に更新され書き込まれている
その絶対番地のメモリ領域の情報に基づいて行われるの
で正確に仕分けされ、仕分け動作に必要な時間も確保さ
れる。
【0018】また、形状認識や重量測定等のの装置を用
いないので、装置自体のコストが低減し信頼性が増すだ
けでなく、物品の種類がを変更となった場合の仕分けた
めの判別手段の設定替えは、予めコントローラに教える
各物品のパルス幅等の情報の変更だけで極めて容易に行
なうことができる。
【0019】(2)また、本発明は、複数の異なる物品
を同物品の種類毎に異なる位置で載置される搬送コンベ
アと、前記物品の種類毎に設けられた複数のストックコ
ンベアと、前記搬送コンベアと前記ストックコンベアと
に選択的に整列するように移動する仕分けコンベア台車
と、前記搬送コンベアのローラの回転に同期してパルス
を発生するパルス発生器と、同パルス毎に区画される前
記搬送コンベアのコンベアベルトのベルト番地と1:1
に対応するように区画され、前記搬送コンベアに仮想的
に固設された絶対番地と同絶対番地毎に設けられたメモ
リ領域を有するコントローラを備え、同コントローラは
物品を前記搬送コンベアに載置したときは載置した物品
のベルト番地の付属情報を前記載置時に同ベルト番地と
同じ位置で対応する前記絶対番地のメモリ領域に書込む
とともに前記コンベアベルトの移動と同期して前記ベル
ト番地の付属情報を次の絶対番地のメモリ領域に移し、
物品の載置位置ではその絶対番地のメモリ領域のメモリ
を読出して物品の載置の可否を判断し、前記仕分けコン
ベア台車ではその絶対番地のメモリ領域のメモリを読出
して物品の種別を判断して同仕分けコンベア台車に仕分
けを指示することを特徴とする搬送物品仕分け装置を提
供するものである。
【0020】上記搬送物品仕分け装置によれば、前記
(1)に記載の搬送物品仕分け方法を具体的に的確に実
施でき、前記搬送物品仕分け方法の作用を有効に奏する
ことができる。
【0021】(3)また、本発明は、前記(2)の搬送
物品仕分け装置において、前記物品は各種成型加工機に
より成型加工された成型品であることを特徴とする搬送
物品仕分け装置を提供するものであり、これにより、特
に射出成形機、ダイキャスト機、鍛造機等の複数の成形
機で成形加工されて取出された異なる種類の成形品を、
設置スペースや費用等の都合で、1本の搬送コンベアに
より下流に搬送した後、各成型品の種類別に自動仕分け
して箱詰めしたり、次工程に搬送したりする場合に有効
となる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一実施形態に係る
搬送物品仕分け方法と搬送物品仕分け装置について図1
および図2に基づいて説明する。図1は、本実施の形態
の搬送物品仕分け装置の構成を模式的に示す平面図であ
り、理解を容易にするために従来例の図3に対応させて
図示している。図2は本実施の形態の搬送物品仕分け装
置の要部斜視図である。
【0023】図1において、41、42、43はそれぞ
れ異なる成形加工機であり、44A、44B 、44C は
それぞれ成型加工機41、42、43に付設された成形
品(物品)の自動取出機、45、46、47はそれぞれ
自動取出機44A 、44B 、44C から取出された成形
品A、B、Cである。
【0024】51、52、53はそれぞれ自動取出機4
4A 、44B 、44C によって成形品A45、成形品B
46、成形品C47が載置される載置位置、60は搬送
コンベア、61は搬送コンベア60のコンベアベルトで
ある。
【0025】70は仕分けコンベア台車であり、搬送コ
ンベア60と整列した状態ではそのコンベアベルト61
と連動し、連続して各成型品A、B、Cを搬送して受け
入れる仕分けコンベアベルト71を有するとともに、レ
ール72上を横行移動できる。54は仕分けコンベア台
車71上の各成型品45、46または47の受入基準位
置である。
【0026】81、82、83はそれぞれ成型品A4
5、成形品B46、成形品C47のストックコンベアで
あり、仕分けコンベア台車70が横行移動して整列でき
るようになっており、仕分けコンベア台車70はコント
ローラ90からの指示によってレール72上を横行移動
して各成形品45、46、47をそれぞれストックコン
ベア81、82、83に仕分けて移載するものである。
【0027】また、搬送コンベア60のコンベアベルト
61は2個のローラ62及び63に巻掛けられており、
上流側(従動側)ローラ63にはパルス発生器64が設
けられていて、このパルス発生器64はローラ63の軸
に固定されて回転する適宜の数の検知片を有する検知片
ディスク65とフレーム側に固設され検知片の通過を検
知する近接スイッチ66で構成されている。
【0028】上記の搬送物品仕分け装置において、搬送
コンベア60が稼働すると、従動側のローラ63および
これに固設された検知片ディスク65が回転し、検知片
ディスク65の検知片の一つがローラ63の軸の真上を
通過すると近接スイッチ66は検知片の一つが通過した
ことを検知してパルス発生器64はコントローラ90に
信号(パルス)を送る。
【0029】ローラ63が回転して検知片ディスク65
の次の検知片が軸の真上に進むと前述と同様にしてパル
ス発生器64は次のパルスを発信するが、このパルス
は、ローラ63の軸心と検知片を結ぶ直線と交わるコン
ベアベルト61上の点と1対1に対応しており、前回の
パルスと今回のパルスの間にコンベアベルト61が進む
距離は、2つの検知片の軸心に対する挟角がローラ63
上にあるコンベアベルト61から切取る円弧の長さに等
しくなる。
【0030】以下同様にして、パルス発生器64は順次
パルスを発信し、コンベアベルト61には仮想の一連の
区画(以下ベルト番地と呼ぶ)が対応することになる。
【0031】一方、パルス発生の起点からベルト番地と
同じピッチで1:1に区切され搬送コンベア60のフレ
ームに固定的に設定された仮想の区画(絶対番地)とそ
のメモリ領域がコントローラ90内に設定され、前記の
ベルト番地の載置した成形品の種類やパルス幅を示す載
置情報や仕分けの際必要とする時間帯を示す仕分時間情
報等の付属情報は、載置時に同位置で対応するこの絶対
番地のメモリ領域に書込まれ、コンベアベルト61の移
動に伴い次のパルス発生によって次の絶対番地のメモリ
領域に順送りに送られて書き込まれる。
【0032】次に、成形品(物品)の載置動作について
図2に基づき説明する。図2は本実施の形態にかかる搬
送物品仕分け装置の要部斜視図である。図2中の100
はコントローラ90内に設定された絶対番地であり、同
図中に搬送コンベア60に対応して図示したもので、起
点はローラ63の頂点となっていて、載置位置51、5
2、53、および仕分コンベア台車70の受入基準位置
54の絶対番地はそれぞれn51、n52、n53、n
54となっている。
【0033】なお、仕分コンベア台車70は搬送コンベ
ア60と整列して同時運転するときは両コンベアのコン
ベアベルト61、71は同期して移動するので、仕分コ
ンベア台車70の絶対番地100とそのメモリ領域は搬
送コンベア60と一体のコンベアと同様に設けられてい
る。
【0034】また図2中の200は前記ベルト番地であ
り、丁度成型品A45が載置された一つの時点のベルト
番地200および各ベルト番地の付属情報が書き込まれ
た絶対番地100のメモリ領域の状態を示している。
【0035】各成型加工機41、42、43の絶対番地
の位置は予めコントローラ90に教えておくが、各成型
加工機の搬送物品仕分け上の絶対番地はそれぞれ上記載
置位置51、52、53のものと同じとなる。また、各
成形品A45、成形品B46、成形品C47をコンベア
ベルト61に載置するときそれが占めるパルスの巾や、
これらの成形品が搬送先で仕分けされるのに要する時間
も予めコントローラ90に教えておく。
【0036】いま、自動取出機44A が載置動作を行う
順位にあったとすると、コントローラ90は自動取出機
44A の載置位置51の絶対番地(図2中のn51)の
メモリ領域位置から成形品45Aのパルス巾分の後続の
メモリ(図2中の8〜11)、および仕分けコンベア台
車70での仕分け時間に相当する長さのパルス巾分(図
2中の12〜15)のメモリ領域のメモリを読出して調
べ、何れにも載置情報や仕分時間情報等,付属情報が既
に書き込まれていなければ、成形品A45をコンベアベ
ルト61に載置する。
【0037】同時にコンベアベルト61に載置した成形
品A45の種類やパルス幅を示す載置情報Aや仕分けの
際必要とする時間帯を示す仕分時間情報T等の付属情報
は、載置時に同位置で対応するこの絶対番地のメモリ領
域に書込まれる。載置位置51の絶対番地(図2中のn
51)のメモリ領域位置から成型品A45のパルス巾分
の後続のメモリ領域にその載置情報Aを、また仕分時間
のメモリ領域に仕分時間情報Tを、載置された成形品4
5Aのベルト番地の付属情報として書込んで記憶させる
(図2は書込が終わった状態を示す)。
【0038】同様に、次の載置順位が自動取出機44B
であったとすると、コントローラ90は自動取出機44
B の載置位置52の絶対番地(図2中のn52)に対応
するメモリ領域から成形品B46のパルス巾分の後続の
メモリ、及び仕分装置70での仕分時間に相当する長さ
のパルス巾分の目盛りのメモリを読出して調べ、何れに
も載置しようとするコンベアベルト61のベルト番地に
対応する絶対番地のメモリ領域に載置情報や仕分時間情
報等、ベルト番地の付属情報の書込みが未だ無ければ成
形品B46をコンベアベルト61に載置し、何れかに既
に書込みがあれば書込まれている付属情報がコンベアベ
ルト61の移動に伴って上記メモリ領域を通過するまで
待ってから成型品B46をコンベアベルト61に載置す
る。
【0039】そして同時に、成型品B46のパルス巾分
の後続のメモリ領域に載置情報Bを、また仕分時間のメ
モリ領域に仕分時間情報Tを、載置された成形品Bのベ
ルト番地の付属情報として書込む。以下同様に指定され
た順序で成型品の載置を行う。
【0040】次に仕分けコンベア台車70における仕分
け動作を説明する。搬送コンベア60と仕分けコンベア
台車70が同時運転をするときは、両コンベアベルト6
1、71は同期し移動しており、両コンベア60、70
が一体のコンベアを形成していると同様に、ベルト番地
の付属情報は両コンベアベルト61、71の移動と同期
して絶対番地100のメモリ領域を順送りに送られて書
き込まれる。
【0041】コントローラ90は仕分けコンベア台車7
0の受入基準位置54の絶対番地(図2中のn54)の
メモリ領域を監視し、成型品45A、成型品46B、成
型品47Cの載置情報A、B、Cの書き込みがあればそ
のメモリによって成型品が送られて来たことを知り、載
置情報の書込の終端が通過して成型品が仕分けコンベア
台車70に完全に載った時点から仕分けコンベア台車7
0はコントローラ90の指示を受けて横行移動し指定さ
れたストックコンベア81、82、83の何れかと整列
する位置において仕分け移載を行ない、待機位置に戻
る。仕分け動作に必要な時間は受入基準位置54の絶対
番地のメモリ領域に書込まれたベルト番地の仕分時間情
報Tによって確保される。
【0042】上述のように、本実施の形態に係る搬送物
品仕分け方法および搬送物品仕分け装置によれば、成型
品のコンベアベルト61への載置は、載置位置を通過す
るコンベアベルト61のベルト番地の付属情報が常に更
新され書き込まれている載置位置の絶対番地100のメ
モリ領域を調べた上で載置するので、既に載置されてい
る成型品と干渉することがなく、また搬送先での仕分け
は、受入基準位置54を通過する仕分けコンベアベルト
71のベルト番地の付属情報が常に更新され書き込まれ
ている受入基準位置54の絶対番地100のメモリ領域
の載置情報に基づいて行われるので正確に仕分けされ、
仕分け動作に必要な時間は同じくベルト番地の付属情報
としてメモリ領域に書込まれた仕分時間情報Tによって
確保される。
【0043】また、形状認識や重量測定等のの装置を用
いないので、装置自体のコストが低減し信頼性が増すだ
けでなく、成型品を変えた場合の仕分けための判別手段
の設定替えは、載置情報に対応してコントローラに教え
る各成型品のパルス幅等の変更だけで極めて容易に行な
うことができ、かつ工数は低減される。
【0044】そして、成形品は載置するコンベアベルト
の領域で管理することができるので、成形品の載置位置
や姿勢に対する制限が少なく、また、容易に既存設備を
改造して適用することができる。
【0045】なお、以上本発明の実施の形態を説明した
が、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明
の範囲内でその具体的な方法の手順、装置構造に種々の
変更を加えてもよいことは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】(1)本発明の搬送物仕分け方法は、複
数位置から同一搬送コンベア上に異なる種類の物品を載
置して搬送した後、搬送先で同搬送コンベアから仕分け
コンベアにより前記物品を種類毎に仕分ける搬送物品仕
分け方法において、搬送コンベアのコンベアベルト上の
位置を区画するベルト番地に1:1に対応し且つ同搬送
コンベアを固定的に区画する絶対番地と同絶対番地毎の
メモリ領域をコントローラ内に設け、同コントローラに
より、物品を前記搬送コンベアに載置したときは載置し
た物品のベルト番地の付属情報を前記載置時に同ベルト
番地と同じ位置で対応する前記絶対番地のメモリ領域に
書込むとともに前記コンベアベルトの移動と同期して前
記ベルト番地の付属情報を次の絶対番地のメモリ領域に
移し、物品の載置位置ではその絶対番地のメモリ領域の
メモリを読出して物品の載置の可否を判断し、前記仕分
けコンベア位置ではその絶対番地のメモリ領域のメモリ
を読出して物品の種別を判断して前記仕分けコンベアに
仕分けを指示するように構成したので、既に載置されて
いる物品と干渉することがなく、また搬送先での仕分け
は、仕分けコンベアの絶対番地のメモリ領域の情報に基
づいて行われるので正確に仕分けされ、仕分け動作に必
要な時間も確保される。
【0047】また、形状認識や重量測定等のの装置を用
いないので、装置自体のコストが低減し信頼性が増すだ
けでなく、物品の種類がを変更となった場合の仕分けた
めの判別手段の設定替えは、各物品のパルス幅等の情報
の変更だけで極めて容易に行なうことができ、かつ工数
は低減される。
【0048】そして、搬送物品は載置するコンベアベル
トの領域で管理することができるので、物品の載置位置
や姿勢に対する制限が少なく、また、容易に既存設備を
改造して適用することができる。
【0049】(2)また、本発明の搬送物品仕分け装置
は、複数の異なる物品を同物品の種類毎に異なる位置で
載置される搬送コンベアと、前記物品の種類毎に設けら
れた複数のストックコンベアと、前記搬送コンベアと前
記ストックコンベアとに選択的に整列するように移動す
る仕分けコンベア台車と、前記搬送コンベアのローラの
回転に同期してパルスを発生するパルス発生器と、同パ
ルス毎に区画される前記搬送コンベアのコンベアベルト
のベルト番地と1:1に対応するように区画され、前記
搬送コンベアに仮想的に固設された絶対番地と同絶対番
地毎に設けられたメモリ領域を有するコントローラを備
え、同コントローラは物品を前記搬送コンベアに載置し
たときは載置した物品のベルト番地の付属情報を前記載
置時に同ベルト番地と同じ位置で対応する前記絶対番地
のメモリ領域に書込むとともに前記コンベアベルトの移
動と同期して前記ベルト番地の付属情報を次の絶対番地
のメモリ領域に移し、物品の載置位置ではその絶対番地
のメモリ領域のメモリを読出して物品の載置の可否を判
断し、前記仕分けコンベア台車ではその絶対番地のメモ
リ領域のメモリを読出して物品の種別を判断して同仕分
けコンベア台車に仕分けを指示するように構成したの
で、前記(1)に記載の搬送物品仕分け方法を具体的に
的確に実施でき、前記搬送物品仕分け方法の効果を奏す
ることができる。
【0050】(3)また、本発明の前記(2)の搬送物
品仕分け装置において、前記物品を各種成型加工機によ
り成型加工された成型品であるものでは、上記の効果に
おいて、特に射出成形機、ダイキャスト機、鍛造機等の
複数の成形機で成形加工されて取出された異なる種類の
成形品を、設置スペースや費用等の都合で、1本の搬送
コンベアにより下流に搬送した後、各成型品の種類別に
自動仕分けして箱詰めしたり、次工程に搬送したりする
場合に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る搬送物品仕分け装
置の構成を模式的に示す平面図である。
【図2】本実施の一形態に係る搬送物品仕分け装置の要
部斜視図である。
【図3】従来の搬送物品仕分け装置の一例の構成を模式
的に示す平面図である。
【符号の説明】
41、42、43 成型加工機 44A 、44B 、44C 自動取出機 45、46、47 成型品 51、52、53 載置位置 54 受入基準位置 60 搬送コンベア 61 コンベアベルト 62、63 ローラ 64 パルス発生器 65 検知片ディスク 66 近接スイッチ 70 仕分けコンベア台車 71 仕分けコンベアベルト 72 レール 81、82、83 ストックコンベア 90 コントローラ 100 絶対番地 200 ベルト番地

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数位置から同一搬送コンベア上に異な
    る種類の物品を載置して搬送した後、搬送先で同搬送コ
    ンベアから仕分けコンベアにより前記物品を種類毎に仕
    分ける搬送物品仕分け方法において、搬送コンベアのコ
    ンベアベルト上の位置を区画するベルト番地に1:1に
    対応し且つ同搬送コンベアを固定的に区画する絶対番地
    と同絶対番地毎のメモリ領域をコントローラ内に設け、
    同コントローラにより、物品を前記搬送コンベアに載置
    したときは載置した物品のベルト番地の付属情報を前記
    載置時に同ベルト番地と同じ位置で対応する前記絶対番
    地のメモリ領域に書込むとともに前記コンベアベルトの
    移動と同期して前記ベルト番地の付属情報を次の絶対番
    地のメモリ領域に移し、物品の載置位置ではその絶対番
    地のメモリ領域のメモリを読出して物品の載置の可否を
    判断し、前記仕分けコンベア位置ではその絶対番地のメ
    モリ領域のメモリを読出して物品の種別を判断して前記
    仕分けコンベアに仕分けを指示することを特徴とする搬
    送物品仕分け方法。
  2. 【請求項2】 複数の異なる物品を同物品の種類毎に異
    なる位置で載置される搬送コンベアと、前記物品の種類
    毎に設けられた複数のストックコンベアと、前記搬送コ
    ンベアと前記ストックコンベアとに選択的に整列するよ
    うに移動する仕分けコンベア台車と、前記搬送コンベア
    のローラの回転に同期してパルスを発生するパルス発生
    器と、同パルス毎に区画される前記搬送コンベアのコン
    ベアベルトのベルト番地と1:1に対応するように区画
    され、前記搬送コンベアに仮想的に固設された絶対番地
    と同絶対番地毎に設けられたメモリ領域を有するコント
    ローラを備え、同コントローラは物品を前記搬送コンベ
    アに載置したときは載置した物品のベルト番地の付属情
    報を前記載置時に同ベルト番地と同じ位置で対応する前
    記絶対番地のメモリ領域に書込むとともに前記コンベア
    ベルトの移動と同期して前記ベルト番地の付属情報を次
    の絶対番地のメモリ領域に移し、物品の載置位置ではそ
    の絶対番地のメモリ領域のメモリを読出して物品の載置
    の可否を判断し、前記仕分けコンベア台車ではその絶対
    番地のメモリ領域のメモリを読出して物品の種別を判断
    して同仕分けコンベア台車に仕分けを指示することを特
    徴とする搬送物品仕分け装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の搬送物品仕分け装置に
    おいて、前記物品は各種成型加工機により成型加工され
    た成型品であることを特徴とする搬送物品仕分け装置。
JP11190644A 1999-07-05 1999-07-05 搬送物品仕分け方法および搬送物品仕分け装置 Withdrawn JP2001019151A (ja)

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