JP3518938B2 - 物品搬送具及び物品処理装置 - Google Patents

物品搬送具及び物品処理装置

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JP3518938B2 JP27825695A JP27825695A JP3518938B2 JP 3518938 B2 JP3518938 B2 JP 3518938B2 JP 27825695 A JP27825695 A JP 27825695A JP 27825695 A JP27825695 A JP 27825695A JP 3518938 B2 JP3518938 B2 JP 3518938B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品搬送具及び物品
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボトルに洗剤を充填する充填設備
等で、物品(ボトル)を保持して物品搬送ラインにより
移動可能とされる物品搬送具(ボトル搬送具)が用いら
れている。このような物品搬送具が、物品搬送ラインに
沿って配置されている物品処理機(充填機、キャップ装
着機等)を通過する際に、物品は一定の処理を施され
る。
【0003】他方、自動車用故障診断装置として、特開
平1-56009 号公報に記載の如く、各種センサの検出信号
を連続記録するメモリ部を車載し、移動する自動車自体
の運転状態を該メモリ部に記録しておくものがある。
【0004】そこで、前述の充填設備等の物品処理設備
で特開平1-56009 号公報に記載の如くの設備(物品搬送
ライン及び/又は物品処理機)の異常診断を行おうとす
れば、物品搬送ラインや物品処理機の異常診断対象部位
のそれぞれにそれらの検査項目に対応する情報検出器
(センサ)を装備しておき、物品搬送具に搭載のメモリ
部にてそれらの情報検出器の検出信号を無線伝送にて連
続記録するものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、物品搬送
具を用いる物品処理設備で、物品処理設備の異常診断対
象部位のそれぞれに情報検出器を装備するとともに、物
品搬送具に搭載のメモリ部でそれらの検出信号を連続記
録するものには、以下の如くの問題点がある。
【0006】物品搬送ラインの搬送路の良否を検査す
るためには、長い搬送路の至るところに情報検出器を設
置する必要があり、多数の情報検出器が必要となる。
【0007】物品処理機の多数の物品処理ヘッド(充
填機の多数の充填ヘッド、キャップ装着機の多数のキャ
ップ装着ヘッド)の良否を検査するためには、多数のヘ
ッドのそれぞれに情報検出器を設置する必要があり、多
数の情報検出器が必要となる。
【0008】物品処理設備の改造により、物品搬送ラ
インや物品処理機に変更を生じたときには、物品搬送ラ
インや物品処理機に新たに情報検出器を設置する必要が
あり、設備の改造変更に対する素早い対応ができない。
【0009】物品搬送具に搭載のメモリ部に、各種情
報検出器の検出信号を連続記録するので、検出データ数
が膨大になり、診断時間が多大となる。
【0010】物品搬送具に搭載のメモリ部が各種検出
信号を連続記録する一方において、物品搬送具は移動速
度が変化したり停止したりするので、記録された検出信
号が物品搬送ラインのどの位置で検出されたものである
かを限定することに困難がある。
【0011】物品搬送具に搭載のメモリ部と、情報検
出器との間でデータを無線伝送する場合、送信器と受信
器の間に金属遮蔽物があると、その無線伝送が失敗す
る。
【0012】本発明の課題は、物品搬送ラインにより移
動可能とされる物品搬送具に、物品保持搬送機能に加
え、情報検出記録機能をも具備せしめ、物品処理設備の
異常診断を迅速且つ確実に行なうことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、物品を保持して物品搬送ラインにより移動可能とさ
れる物品搬送具において、情報検出器と、情報検出器の
検出信号を記録するデータ記録部と、物品搬送具が移動
する沿道に設置してあるバーコードラベルの情報を読取
るバーコードリーダと、バーコードリーダの読取り情報
によりデータ記録部の記録開始タイミングと記録停止タ
イミングを制御する制御部と、電源とを備えてなるもの
である。
【0014】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記物品搬送具が物品搬送ラ
インに沿って配置してある物品処理機を経由するもので
あり、前記情報検出器は物品搬送ラインの稼動状態、も
しくは物品処理機の稼動状態を検出するものである。
【0015】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記物品搬送具がボトル搬送
具であり、ボトル搬送ラインに沿って配置してある充填
機、キャップ装着機を経由するものであり、前記情報検
出器は物品搬送ラインの稼動状態、充填機の稼動状態、
もしくはキャップ装着機の稼動状態を検出するものであ
る。
【0016】請求項4に記載の本発明は、物品を物品搬
送具に保持し、この物品搬送具を物品搬送ラインによっ
て搬送し、この物品搬送ラインに沿って配置してある物
品処理機により物品に一定の処理を施す物品処理装置に
おいて、物品搬送具が移動する沿道にバーコードラベル
を設置し、物品搬送具に、情報検出器と、情報検出器の
検出信号を記録するデータ記録部と、上記バーコードラ
ベルの情報を読取るバーコードリーダと、バーコードリ
ーダの読取り情報によりデータ記録部の記録開始タイミ
ングと記録停止タイミングを制御する制御部と、電源と
を備えてなるものである。
【0017】請求項1〜4の本発明によれば、下記〜
の作用効果がある。 物品搬送具に情報検出器とデータ記録部とを備えるよ
うにしたので、物品搬送具は、物品搬送ラインにより移
動する過程で、物品保持搬送機能を果たすと同時に、情
報検出記録機能をも果たすことができる。
【0018】上記により、物品処理機の多数の物品
処理ヘッド(充填機の充填ヘッド、キャップ装着機のキ
ャップ装着ヘッド)の良否等の稼動状態を上記物品搬送
具の通過過程で適時に検査できる。即ち、多数のヘッド
のそれぞれに情報検出器を設置しておく必要がなく、情
報検出器の設置数を低減できる。
【0019】情報検出器は物品搬送具に設けておくも
のであるから、物品処理設備の改造により、物品搬送ラ
インや物品処理機に変更を生じたときにも、物品搬送ラ
インや物品処理機に新たに情報検出器を設置する必要が
なく、設備の改造変更に素早く対応できる。
【0020】物品搬送具に搭載された情報検出器の検
出信号は、当該情報検出器に固有の必要区間だけ記録さ
れれば十分である。本発明では、データ記録を開始、停
止させる情報が付されているバーコードラベルを、予め
物品搬送具が回遊する沿道に設置しておく。その情報を
物品搬送具に搭載したバーコードリーダが読取り、この
ラベル情報に従ってデータ記録を開始、停止する制御を
行なうことにより、検出データ数を必要最小限度に抑え
ることができる。その結果、検出データを処理する時間
も短縮される。
【0021】バーコードラベルには、物品搬送具の移
動経路のどの位置に設置されているかの位置情報も付加
されており、この位置情報は情報検出器の検出信号と同
じ時系列でデータ記録部に記録される。その結果、物品
搬送具の移動速度が変化しながら情報検出したとして
も、情報検出器がその記録データをどの位置で検出した
ものかを限定でき、信号を処理判別することにより、物
品処理設備のどの位置に異常があるかを容易に発見でき
る。
【0022】情報検出器の検出信号は、同じ物品搬送
具内のデータ記録部に記録され、その後診断装置にて読
取り処理されるので、情報検出器とデータ記録部との間
の金属遮蔽物の存在による無線伝送の失敗等を伴うこと
なく、採取データの脱落を生じない。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は液体充填包装設備を示す模
式図、図2は第1実施形態のボトル搬送具を示す模式
図、図3は第2実施形態のボトル搬送具を示す模式図、
図4は第2実施形態における充填量測定状態とキャップ
トルク測定状態を示す模式図、図5は第2実施形態の異
常診断原理を示す模式図、図6は第3実施形態のボトル
搬送具を示す模式図である。
【0024】本発明を液体充填包装設備10(物品処理
設備)に適用した実施形態について説明する。 (液体充填包装設備10)(図1) 液体充填包装設備10は、ボトル1に洗剤等の液体を充
填し、その後ボトル1にキャップ2を装着し、キャップ
2を装着されたボトル1を包装箱に箱詰めするものであ
る。そして、液体充填包装設備10は、ボトル整列供給
機11、方向整列機12、充填機13、キャップ装着機
14、箱詰機15を有している。
【0025】液体充填包装設備10による充填/包装処
理は下記(1) 〜(5) の如くになされる。 (1) ボトル整列供給機11において、ボトル搬送ライン
16により導入されてくる空のボトル搬送具17にボト
ル1を移載し、ボトル1を移載されたボトル搬送具17
をボトル搬送ライン16により排出する。
【0026】(2) 方向整列機12において、ボトル整列
供給機11からボトル搬送ライン16に排出されたボト
ル搬送具17の向きを調整し、ボトル搬送具17内のボ
トル1の向きを整列する。
【0027】(3) 充填機13において、ボトル搬送ライ
ン16により移動されてきたボトル搬送具17内のボト
ル1に液体を充填する。このとき、充填機13は、1つ
のボトル1に対し多数の充填ヘッド(ノズル)13Aの
うちのいずれか1つを挿入し、液体の充填を行う(図4
(A))。
【0028】(4) キャップ装着機14において、充填機
13で液体を充填されてボトル搬送ライン16により移
動されてきたボトル搬送具17内のボトル1に、キャッ
プ2を装着する。このとき、キャップ装着機14は、1
つのボトル1に対し多数のキャップ装着ヘッド14Aの
うちのいずれか1つを用いて、キャップ2の装着を行う
(図4(B))。
【0029】(5) 箱詰機15において、キャップ2を装
着されたボトル1をボトル搬送具17から取り出し、こ
のボトル1を箱詰めする。ボトル1を取り出されて空に
なったボトル搬送具17は、ボトル搬送ライン16によ
って再び上記(1) のボトル整列供給機11に導入され
る。
【0030】尚、ボトル搬送ライン16は、コンベヤ1
6A、旋回テーブル16B等により構成されている。
【0031】また、ボトル搬送ライン16は、両側縁の
それぞれに搬送ガイド18、18を設けてあり、ボトル
搬送具17のボトル搬送ライン16からの落下と、ボト
ル搬送ライン16上での無秩序な回転を防止する。両搬
送ガイド18、18の間隔(ガイド幅)は、品種切換に
よるボトル搬送具17の小型化もしくは大型化に応じて
変更せしめられる。
【0032】然るに、液体充填包装設備10では、検査
装置20により、ボトル搬送ライン16及び/又は方向
整列機12、充填機13、キャップ装着機14、箱詰機
15等の稼動状態を検査(診断)可能としている。以
下、検査装置20の第1実施形態〜第3実施形態につい
て説明する。
【0033】(第1実施形態)(図1、図2) 検査装置20は、ボトル搬送具21とバーコードラベル
22A〜22Jと診断装置23とを有する。
【0034】(ボトル搬送具21)(図1、図2) ボトル搬送具21は、前述のボトル搬送具17と同一の
ものを検査用としたものであり、加速度センサ31、デ
ータ記録部32、バーコードリーダ33、制御部34、
電源(電池)35を備える。
【0035】加速度センサ31は、ボトル搬送ライン1
6による移動中のボトル搬送具21に作用する衝撃力
(例えばコンベヤ16Aと旋回テーブル16Bとののり
移り部の段差起因の衝撃力等)を測定することにて、ボ
トル搬送ライン16の搬送性の異常の有無を検査可能と
するためのものである。
【0036】データ記録部32は、加速度センサ31の
検出信号を記録する。バーコードリーダ33は、ボトル
搬送具21が移動するボトル搬送ライン16の沿道に設
置してあるバーコードラベル22A〜22Jの情報を読
取る。
【0037】制御部34は、バーコードリーダ33の読
取り情報によりデータ記録部32の記録開始タイミング
と記録停止タイミングを制御する。
【0038】(バーコードラベル22A〜22J)(図
1) バーコードラベル22A〜22Jは、前述の如く、ボト
ル搬送ライン16の沿道に設置されており、位置情報と
制御情報とを付されている。
【0039】バーコードラベル22Aは、バーコードラ
ベル22Bの入側に設置され、電源35のオン情報を提
供する。
【0040】バーコードラベル22Bは、方向整列機1
2の入側に設置され、加速度センサ31の検出信号の記
録開始タイミングを提供する。バーコードラベル22C
は方向整列機12の出側に設置され、加速度センサ31
の検出信号の読取り停止タイミングを提供する。
【0041】バーコードラベル22Dは、充填機13の
入側に設置され、加速度センサ31の検出信号も読取り
開始タイミングを提供する。バーコードラベル22E
は、充填機13の出側に設置され、加速度センサ31の
検出信号の記録停止タイミングを提供する。
【0042】バーコードラベル22Fは、キャップ装着
機14の入側に設置され、加速度センサ31の検出信号
の記録開始タイミングを提供する。バーコードラベル2
2Gは、キャップ装着機14の出側に設置され、加速度
センサ31の検出信号の記録停止タイミングを提供す
る。
【0043】バーコードラベル22Hは、箱詰機15の
入側に設置され、加速度センサ31の検出信号の記録開
始タイミングを提供する。バーコードラベル22Iは箱
詰機15の出側に設置され、加速度センサ31の検出信
号の記録停止タイミングを提供する。
【0044】バーコードラベル22Jは、バーコードラ
ベル22Iの出側に設置され、電源35のオフ情報を提
供する。
【0045】(診断装置23)(図1) 診断装置23は、ボトル搬送ライン16を移動回遊した
ボトル搬送具21のデータ記録部32に記録された情報
信号を転送され、ボトル搬送ライン16、方向整列機1
2、充填機13、キャップ装着機14、箱詰機15等の
稼動状態を判定する。
【0046】即ち、診断装置23は、ボトル搬送具21
のデータ記録部32から転送された情報信号を判定処理
部に入力し、判定処理部では、入力された情報信号を判
定条件記録部に予め定めてある基準信号と比較参照し、
ボトル搬送ライン16の各位置での搬送性の異常の有無
を判定する。この判定結果は、判定結果記録部に記録さ
れる。
【0047】以下、検査装置20の信号処理手順につい
て説明する。 (1) ボトル搬送具21をボトル搬送ライン16により移
動し、ボトル搬送具21に設けた加速度センサ31によ
る検出を行なう。この加速度センサ31の検出信号は、
バーコードリーダ33が読取ったバーコードラベル22
B〜22Iの記録開始/停止タイミング情報に基づく、
制御部34の制御動作によりデータ記録部32に記録さ
れる。
【0048】(2) 診断装置23は、ボトル搬送ライン1
6を移動回遊したボトル搬送具21のデータ記録部32
に記録された情報信号を転送されて、これを処理し、ボ
トル搬送ライン16の各位置での搬送性の異常の有無を
判定する。
【0049】(第2実施形態)(図3〜図5) 第2実施形態が第1実施形態と主として異なるところ
は、ボトル搬送具21に代えてボトル搬送具21Aを用
いたことにある。ボトル搬送21Aは、ボトル搬送具2
1におけると同様のデータ記録部32、バーコードリー
ダ33、制御部34、電源35を備えるとともに、荷重
センサ(ロードセル)61を備える。
【0050】荷重センサ61は、ボトル搬送具21Aに
挿入されたボトル1の底部を支えるように配置され、
(a) 充填機13で液体を充填されたボトル1の重量を測
定することにて、充填機13の充填量が規定通りか否か
を判定し(図4(A))、結果として、充填機13にお
ける充填ヘッド13Aの弁の異常等を監視可能とする。
また、(b) キャップ装着機14でキャップ2を装着され
るときのボトル1に作用する締付トルクを測定すること
にて、キャップ装着機14によるキャップ装着不良の有
無を判定し(図4(B))、結果として、キャップ装着
機14においてキャップ装着ヘッド14Aの芯ずれ異常
等を監視可能とする。
【0051】第2実施形態において、診断装置23は、
(a) 荷重センサ61の荷重信号を基準信号(設定値)と
比較参照し(図5)充填量の良否を判定する。また、
(b) 重量センサ61の荷重信号を基準信号(設定値)と
比較参照してキャップ装着の良否を判定する。
【0052】尚、本実施形態において、バーコードラベ
ル22Dは荷重センサ61の検出信号の記録開始タイミ
ングを提供し、バーコードラベル22Eは荷重センサ6
1の検出信号の記録停止タイミングを提供する。また、
バーコードラベル22Fは荷重センサ61の検出信号の
記録開始タイミングを提供し、バーコードラベル22G
は荷重センサ61の検出信号の記録停止タイミングを提
供する。
【0053】従って、本実施形態において、検査装置2
0の信号処理手順は以下の如くなされる。 (1) ボトル搬送具21Aをボトル搬送ライン16により
移動し、ボトル搬送具21Aに設けた荷重センサ61に
よる検出を行なう。この荷重センサ61の検出信号は、
バーコードリーダ33が読取ったバーコードラベル22
D、22Eの記録開始/停止タイミング、及びバーコー
ドラベル22F、22Gの記録開始/停止タイミングに
基づく、制御部34の制御動作によりデータ記録部32
に記録される。
【0054】(2) 診断装置23は、ボトル搬送ライン1
6を移動回遊したボトル搬送具21Aのデータ記録部3
2に記録された情報信号を転送されて、これを処理し、
(a)充填機13における充填ヘッド13Aの弁の異常の
有無を判定し、(b) キャップ装着機14におけるキャッ
プ装着ヘッド14Aの異常の有無を判定する。
【0055】(第3実施形態)(図6) 第3実施形態が第1実施形態と主として異なるところ
は、ボトル搬送具21に代えてボトル搬送具21Bを用
いたことにある。ボトル搬送具21Bは、ボトル搬送具
21におけると同様のデータ記録部32、バーコードリ
ーダ33、制御部34、電源35を備えるとともに、左
右の距離センサ71、71を備える。
【0056】距離センサ71は、ボトル搬送具21Bの
外方(ボトル搬送ライン16の側方)を向き、ボトル搬
送ライン16の両側縁のそれぞれに設けてある前述の搬
送ガイド18までの距離を検出する。左右の距離センサ
71、71の検出結果により、搬送ガイド18、18の
ガイド幅が検出できるのである。
【0057】第3実施形態において、診断装置23は、
距離センサ71、71の検出信号を基準信号(設定値)
と比較参照しガイド幅の良否を判定する。
【0058】尚、本実施形態において、バーコードラベ
ル22Bは距離センサ71の検出信号の記録開始タイミ
ングを提供し、バーコードラベル22Cは距離センサ7
1の検出信号の記録停止タイミングを提供する。また、
バーコードラベル22Dは距離センサ71の検出信号の
記録開始タイミングを提供し、バーコードラベル22E
は距離センサ71の検出信号の記録停止タイミングを提
供する。また、バーコードラベル22Fは距離センサ7
1の検出信号の記録開始タイミングを提供し、バーコー
ドラベル22Gは距離センサ71の検出信号の記録停止
タイミングを提供する。また、バーコードラベル22H
は距離センサ71の検出信号の記録開始タイミングを提
供し、バーコードラベル22Iは距離センサ71の検出
信号の記録停止タイミングを提供する。
【0059】従って、本実施形態において、検査装置2
0の信号処理手順は以下の如くなされる。 (1) ボトル搬送具21Bをボトル搬送ライン16により
移動し、ボトル搬送具21Bに設けた距離センサ71、
71による検出を行なう。この処理センサ71の検出信
号は、バーコードリーダ33が読取ったバーコードラベ
ル22B、22Cの記録開始/停止タイミング、バーコ
ードラベル22D、22Eの記録開始/停止タイミン
グ、バーコードラベル22F、22Gの記録開始/停止
タイミング、バーコードラベル22H、22Iの記録開
始/停止タイミングに基づく制御部34の制御動作によ
りデータ記録部32に記録される。
【0060】(2) 診断装置23は、ボトル搬送ライン1
6を移動回遊したボトル搬送具21Bのデータ記録部3
2に記録された情報信号を転送されて、これを処理し、
ボトル搬送ライン16における搬送ガイド18、18の
ガイド幅の異常の有無を判定する。
【0061】以下、本発明の作用効果について説明す
る。 ボトル搬送具21、21A、21Bに情報検出器(加
速度センサ31、荷重センサ61、距離センサ71)と
データ記録部32とを備えるようにしたので、ボトル搬
送具21、21A、21Bは、ボトル搬送ライン16に
より移動する過程で、物品保持搬送機能を果たすと同時
に、情報検出記録機能をも果たすことができる。
【0062】上記により、物品処理機(充填機1
3、キャップ装着機14等)の多数の物品処理ヘッド
(充填機の充填ヘッド13A、キャップ装着機14のキ
ャップ装着ヘッド14A)の良否等の稼動状態を上記物
品搬送具の通過過程で適時に検査できる。即ち、多数の
ヘッド13A、14Aのそれぞれに情報検出器(加速度
センサ31、荷重センサ61、距離センサ71)を設置
しておく必要がなく、情報検出器(加速度センサ31、
荷重センサ61、距離センサ71)の設置数を低減でき
る。
【0063】情報検出器(加速度センサ31、荷重セ
ンサ61、距離センサ71)はボトル搬送具21、21
A、21Bに設けておくものであるから、物品処理設備
の改造により、ボトル搬送ライン16や物品処理機(充
填機13、キャップ装着機14等)に変更を生じたとき
にも、ボトル搬送ライン16や物品処理機(充填機1
3、キャップ装着機14等)に新たに情報検出器(加速
度センサ31、荷重センサ61、距離センサ71)を設
置する必要がなく、設備の改造変更に素早く対応でき
る。
【0064】ボトル搬送具21、21A、21Bに搭
載された情報検出器(加速度センサ31、荷重センサ6
1、距離センサ71)の検出信号は、当該情報検出器
(加速度センサ31、荷重センサ61、距離センサ7
1)に固有の必要区間だけ記録されれば十分である。本
発明では、データ記録を開始、停止させる情報が付され
ているバーコードラベル22A〜22Jを、予めボトル
搬送具21、21A、21Bが回遊する沿道に設置して
おく。その情報をボトル搬送具21、21A、21Bに
搭載したバーコードリーダ33が読取り、このラベル情
報に従ってデータ記録を開始、停止する制御を行なうこ
とにより、検出データ数を必要最小限度に抑えることが
できる。その結果、検出データを処理する時間も短縮さ
れる。
【0065】バーコードラベル22A〜22Jには、
ボトル搬送具21、21A、21Bの移動経路のどの位
置に設置されているかの位置情報も付加されており、こ
の位置情報は情報検出器(加速度センサ31、荷重セン
サ61、距離センサ71)の検出信号と同じ時系列でデ
ータ記録部に記録される。その結果、ボトル搬送具2
1、21A、21Bの移動速度が変化しながら情報検出
したとしても、情報検出器(加速度センサ31、荷重セ
ンサ61、距離センサ71)がその記録データをどの位
置で検出したものかを限定でき、信号を処理判別するこ
とにより、物品処理設備のどの位置に異常があるかを容
易に発見できる。
【0066】情報検出器の検出信号は、同じ物品搬送
具内のデータ記録部に記録され、その後診断装置23に
て読取り処理されるので、情報検出器(加速度センサ3
1、荷重センサ61、距離センサ71)のとデータ記録
部との間の金属遮蔽物の存在による無線伝送の失敗等を
伴うことなく、採取データの脱落を生じない。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、物品搬送
ラインにより移動可能とされる物品搬送具に、物品保持
搬送機能に加え、情報検出記録機能をも具備せしめ、物
品処理設備の異常診断を迅速且つ確実に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は液体充填包装設備を示す模式図である。
【図2】図2は第1実施形態のボトル搬送具を示す模式
図である。
【図3】図3は第2実施形態のボトル搬送具を示す模式
図である。
【図4】図4は第2実施形態における充填量測定状態と
キャップトルク測定状態を示す模式図である。
【図5】図5は第2実施形態の異常診断原理を示す模式
図である。
【図6】図6は第3実施形態のボトル搬送具を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 ボトル(物品) 10 液体充填包装設備(物品処理設備) 12 方向整列機(物品処理機) 13 充填機(物品処理機) 14 キャップ装着機(物品処理機) 15 箱詰機(物品処理機) 16 ボトル搬送ライン(物品搬送ライン) 17、21、21A、21B ボトル搬送具(物品搬送
具) 22A〜22J バーコードラベル 23 診断装置 31 加速度センサ(情報検出器) 32 データ記録部 33 バーコードリーダ 34 制御部 35 電源 61 荷重センサ(情報検出器) 71 距離センサ(情報検出器)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−314153(JP,A) 特開 平5−301626(JP,A) 特開 平5−147624(JP,A) 特開 平8−85594(JP,A) 特開 平4−322778(JP,A) 特開 平6−198253(JP,A) 実開 昭63−119470(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 43/42 - 45/00 B65B 57/00 - 57/20 B65G 47/49 B67C 3/24 B67C 7/00 G06K 7/00 G06K 7/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を保持して物品搬送ラインにより移
    動可能とされる物品搬送具において、 情報検出器と、情報検出器の検出信号を記録するデータ
    記録部と、物品搬送具が移動する沿道に設置してあるバ
    ーコードラベルの情報を読取るバーコードリーダと、バ
    ーコードリーダの読取り情報によりデータ記録部の記録
    開始タイミングと記録停止タイミングを制御する制御部
    と、電源とを備えてなることを特徴とする物品搬送具。
  2. 【請求項2】 前記物品搬送具が物品搬送ラインに沿っ
    て配置してある物品処理機を経由するものであり、 前記情報検出器は物品搬送ラインの稼動状態、もしくは
    物品処理機の稼動状態を検出するものである請求項1記
    載の物品搬送具。
  3. 【請求項3】 前記物品搬送具がボトル搬送具であり、
    ボトル搬送ラインに沿って配置してある充填機、キャッ
    プ装着機を経由するものであり、 前記情報検出器は物品搬送ラインの稼動状態、充填機の
    稼動状態、もしくはキャップ装着機の稼動状態を検出す
    るものである請求項1記載の物品搬送具。
  4. 【請求項4】 物品を物品搬送具に保持し、この物品搬
    送具を物品搬送ラインによって搬送し、この物品搬送ラ
    インに沿って配置してある物品処理機により物品に一定
    の処理を施す物品処理装置において、 物品搬送具が移動する沿道にバーコードラベルを設置
    し、 物品搬送具に、情報検出器と、情報検出器の検出信号を
    記録するデータ記録部と、上記バーコードラベルの情報
    を読取るバーコードリーダと、バーコードリーダの読取
    り情報によりデータ記録部の記録開始タイミングと記録
    停止タイミングを制御する制御部と、電源とを備えてな
    ることを特徴とする物品処理装置。
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