JP2001018779A - 液圧源装置 - Google Patents

液圧源装置

Info

Publication number
JP2001018779A
JP2001018779A JP11196245A JP19624599A JP2001018779A JP 2001018779 A JP2001018779 A JP 2001018779A JP 11196245 A JP11196245 A JP 11196245A JP 19624599 A JP19624599 A JP 19624599A JP 2001018779 A JP2001018779 A JP 2001018779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
accumulator
state
bellows
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11196245A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Nakamura
栄治 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP11196245A priority Critical patent/JP2001018779A/ja
Publication of JP2001018779A publication Critical patent/JP2001018779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の不走行状態において、アキュムレータ圧
が低くなり過ぎないようにする。 【解決手段】イグニッションスイッチがOFF状態にあ
る場合(S1:NO)において、アキュムレータ圧が第
3設定圧以下になると(S8:YES)、電動モータが
駆動される(S9)。アキュムレータにはポンプにより
高圧の作動液が供給され、アキュムレータ圧が高くな
る。このように、イグニッションスイッチが0FF状態
にある場合においても、電動モータの駆動によりポンプ
が作動させられるため、アキュムレータ圧が低くなり過
ぎることを回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、アキュムレータを
備えた液圧源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アキュムレータを備えた液圧源装置の一
例が、特開平9─207744号公報に記載されてい
る。上記公報に記載の液圧源装置は、車両の液圧ブレー
キ装置の液圧源装置であり、液体を加圧状態で蓄える
アキュムレータと、そのアキュムレータに高圧液体を
供給可能な高圧液体供給装置と、その高圧液体供給装
置を制御することにより前記アキュムレータ内の液体の
圧力(以下、アキュムレータ圧と略称する)を制御する
蓄圧制御装置とを含むものである。高圧液体供給装置
は、イグニッションスイッチがOFF状態からON状態
に切り換えられた場合に作動状態とされ、アキュムレー
タ圧が予め定められた設定圧に達したと推定された場合
に停止させられる。また、上記公報に記載の液圧源装置
に含まれるアキュムレータにはホイールシリンダが接続
されており、アキュムレータに蓄えられた高圧の液体を
利用して、車両の加速時における車輪のスリップが過大
になることを防止するトラクション制御が行われる。
【0003】アキュムレータ圧は、高圧液体供給装置の
作動が停止させられると、液体の漏れ等に起因して低下
させられるが、その低下量は作動停止時間(イグニッシ
ョンスイッチがOFF状態にある時間も含む)が長くな
ると大きくなる。アキュムレータ圧が低くなると、上述
のアキュムレータ圧を設定圧に達したと推定されるまで
増圧するための高圧液体供給装置の作動継続時間が長く
なる。そのため、イグニッションスイッチがON状態に
切り換えられてから直ちにトラクション制御が開始され
る場合には、アキュムレータ圧が設定圧に達していない
ことに起因してホイールシリンダに十分な圧力の作動液
を供給することができず、トラクション制御を良好に行
うことができないのである。同様の問題は、上記特開平
9─207744号公報に記載された高圧液体供給装置
のみならず、アキュムレータを備えた液圧源装置におい
て一般的に生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】そこで、本発明の課題は、液圧源装置において、車
両の不走行状態においてアキュムレータ圧が低くなり過
ぎることを回避すること、あるいは内部空間を二つに仕
切る部材がベローズであるアキュムレータにおいてベロ
ーズの破損を防止することである。上記課題は、液圧源
装置を下記各態様のものとすることによって解決され
る。各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番
号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で
記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にす
るためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれ
らの組合わせが以下の各項に限定されると解釈されるべ
きではない。また、1つの項に複数の事項が記載されて
いる場合、常に、すべての事項を一緒に採用しなければ
ならないものではなく、一部の事項のみを取り出して採
用することも可能である。 (1)液体を加圧状態で蓄えるアキュムレータと、その
アキュムレータに高圧液体を供給可能な高圧液体供給装
置と、その高圧液体供給装置を制御することにより前記
アキュムレータ内の液体の圧力を制御する蓄圧制御装置
とを含む車両用液圧源装置において、前記蓄圧制御装置
に、当該液圧源装置を備えた車両が走行するはずのない
不走行状態にある状態において、前記アキュムレータ内
の液体の圧力が予め定められた下限圧力まで低下した場
合に、前記高圧液体供給装置を作動させてアキュムレー
タ内の液体圧力を増大させる不走行状態蓄圧制御部を設
けたことを特徴とする液圧源装置(請求項1)。本項に
記載の液圧源装置においては、車両が走行するはずのな
い不走行状態にある状態において、アキュムレータ圧が
下限圧力まで低下すると、高圧液体供給装置の作動によ
りアキュムレータ圧が増大させられる。車両が不走行状
態にある状態においても、アキュムレータ圧が低くなり
過ぎることを回避することができるのであり、次に、ア
キュムレータ圧を予め定められた設定圧以上に上げる場
合に要する時間を、従来の液圧源装置における場合に比
較して、短くすることができる。下限圧力を大きくすれ
ば、上述のアキュムレータ圧を設定圧以上に上げる場合
に要する時間を短くできるが、下限圧力は小さくても、
従来の液圧源装置における場合に比較すれば、短くでき
る。下限圧力を小さくすれば、車両の不走行状態におい
て高圧液体供給装置が作動させられる機会が減り、その
分、エネルギ消費を抑制することができる。車両の不走
行状態は、その状態が保たれる限り、車両が走行するは
ずのない状態である。そのため、車両を走行させるため
には、車両を走行可能な状態、すなわち、走行が許可さ
れた状態(以下、走行許可状態と称する)に切り換えな
ければならない。不走行状態から走行許可状態へは、運
転者によるキー操作等の手動操作によって切り換えられ
る場合や、予め定められた走行許可条件が満たされた場
合に切り換えられる場合等がある。したがって、車両が
不走行状態にあることは、キースイッチ(メインスイッ
チ,イグニッションスイッチ)がOFF状態にあるこ
と、走行許可条件(例えば、運転席側のドアの開閉が行
われたこと、運転席に加えられる荷重が設定荷重以上で
あること等)が満たされない状態にあること等に基づい
て検出することができる。アキュムレータは、ハウジン
グと、そのハウジング内を高圧液体供給装置に接続され
た蓄圧室と蓄圧室の圧力に応じて容積が変化する容積変
化室とに仕切る仕切部材とを含むものであり、仕切部材
がピストンであるピストン式アキュムレータであって
も、仕切部材がブラダであるブラダ式アキュムレータで
あっても、仕切部材が蛇腹状のベローズであるベローズ
式アキュムレータであってもよい。容積変化室には、加
圧気体が封入される場合が多いが、ピストン式のアキュ
ムレータにおいては、スプリングが配設される場合もあ
る。 (2)前記不走行状態蓄圧制御部が、前記車両のキース
イッチのOFF状態において前記アキュムレータ内の液
体の圧力が予め定められた下限圧力まで低下したことを
検出するスイッチOFF時圧力監視装置を含むことを特
徴とする(1) 項に記載の液圧源装置(請求項2)。本項
に係る液圧源装置においては、スイッチOFF時圧力監
視装置が設けられているため、キースイッチがOFF状
態にある場合においてもアキュムレータ圧が下限圧力ま
で低下したことを検出することができる。スイッチOF
F時圧力監視装置は、例えば、機械的に作動させられる
ものとしたり、キースイッチがOFF状態にあっても、
バッテリ等の電源から供給される電気エネルギを利用し
て作動させられるものとしたりすることができる。 (3)前記アキュムレータが、内部に蓄圧室を備え、
高圧液体供給装置に接続されたハウジングと、そのハ
ウジングの蓄圧室内に配設され、内部に加圧気体が封入
されたベローズとを備えたベローズ式アキュムレータで
ある(1) 項または(2) 項に記載の液圧源装置(請求項
3)。ベローズ式のアキュムレータにおいては、ベロー
ズが、容積変化室の気体の圧力と蓄圧室に蓄えられた液
体の圧力(以下、アキュムレータ圧と称する)とが等し
くなるように伸縮する。高圧液体供給装置の作動停止時
間が長くなると、蓄圧室からの液体の累積漏れ量が多く
なり、アキュムレータ圧が低下することがある。この場
合、何らの対策も講じられなければ、ベローズは、アキ
ュムレータ圧の低下に伴って伸長し、伸長限度に達す
る。この状態からさらにアキュムレータ圧が下がると、
ベローズの内側と外側(容積変化室と蓄圧室)との間に
圧力差が生じ、この圧力差に起因してベローズが破損す
ることがある。それに対し、本発明に従って、車両の不
走行状態においても蓄圧室の圧力が下限圧力より低くな
らないようにすれば、ベローズが破損することを回避す
ることができる。ベローズ式アキュムレータを小形にす
るためには、容積変化室に封入される加圧気体の圧力を
高くすることが望ましい。容積変化室に封入される加圧
気体の圧力を高くすれば、蓄圧室の容積が小さい状態か
ら大きな圧力の液体を蓄えることが可能となるからであ
る。しかし、封入気体の圧力を高くすると、アキュムレ
ータ圧が低下したことに起因して、ベローズが伸長限度
まで伸長させられ、さらにアキュムレータ圧が低下させ
られた場合に、ベローズの内外の圧力差が大きくなり、
ベローズが破損し易くなる。それに対して、容積変化室
に封入される加圧気体の圧力を低くすれば、ベローズが
限度まで伸長した状態における内外の圧力差を抑制でき
るため、破損し難くなるが、蓄圧室に上述と同じ高さの
圧力の液体を蓄えるためには、ベローズが相当量圧縮さ
れた状態にする必要があり、アキュムレータが大形にな
ることを避け得ないのである。そこで、アキュムレータ
圧が下限圧力より低下させられることを回避すれば、ベ
ローズの破損を回避しつつアキュムレータの小形化を図
り得る。下限圧力は、ベローズの伸長状態が伸長限度に
達した場合に対応するアキュムレータ圧としても、伸長
限度に達するより前の状態に対応する圧力としても、伸
長限度に達した後の状態に対応する圧力としてもよい。
アキュムレータに、後述するが、シール部を含む開閉弁
が設けられる場合には、開閉弁が閉じた後はアキュレー
タ圧が低下しないはずであるが、シール不良によりさら
にアキュムレータ圧が低下することが明らかな場合には
じめて高圧液体供給装置が作動させられるようにする場
合には、下限圧力をベローズが伸長限度に達した後の状
態に対応する圧力に設定すればよいのである。このよう
にすれば、高圧液体供給装置が作動させられる機会を減
少させ、エネルギ消費を抑制することができる。下限圧
力が、ベローズの破損を回避するために設定されるもの
である場合には、ベローズ内外の圧力差が設定値以上に
ならないように設定されるべきであり、下限圧力がベロ
ーズ内部に封入されている気体の圧力に応じて変化させ
られることが望ましい。その場合には、例えば、時間の
経過に対するアキュムレータ圧の低下の勾配が変化した
時点を、ベローズが伸長限度に達した時点とし、その時
点の圧力からさらに一定値(ベローズが破損する内外圧
力差より小さい値)だけ低い圧力が下限圧力として設定
されるようにすればよい。ベローズが伸長限度に達して
開閉弁が閉じられた後には、閉じられる前に比較して圧
力低下勾配が明瞭に大きくなるため、アキュムレータ圧
を監視してその事実を検出すれば、ベローズ内における
気体圧力のいかんを問わず、下限圧力をベローズの破損
を回避するに適した大きさに設定することができるので
ある。 (4)前記不走行状態蓄圧制御部が、ベローズの伸長状
態が設定状態に達したことを検出するベローズ伸長検出
装置を備え、そのベローズ伸長検出装置の設定状態検出
時に前記蓄圧室の液体の圧力が予め定められた下限圧力
まで低下したとするものである(3) 項に記載の液圧源装
置。ベローズは、容積変化室の圧力と蓄圧室の圧力とが
ほぼ同じ大きさとなるように伸縮するため、ベローズの
伸長状態に基づけば、アキュムレータ圧を取得すること
ができる。ベローズの伸長状態が伸長限度状態に近い場
合は収縮限度状態に近い場合よりアキュムレータ圧は低
いのである。伸長状態の設定状態は、アキュムレータ圧
が下限圧力である場合に対応する伸長状態に設定され
る。設定状態は伸長限度状態とされる場合や伸長限度状
態に達する前の状態とされる場合がある。 (5)前記アキュムレータが前記ベローズの伸長限度を
規定するストッパを備えたものであり、前記不走行状態
蓄圧制御部が、ベローズがストッパを介してハウジング
に当接する状態になったことを検出する当接センサを備
え、その当接センサが当接を検出した場合にアキュムレ
ータ内の液体の圧力が予め定められた下限圧力まで低下
したとするものである(3) 項に記載の液圧源装置。ベロ
ーズの伸長状態が、アキュムレータ圧が下限圧力である
場合に対応する設定伸長状態になった場合に、ベローズ
がストッパを介してハウジングに当接する位置にストッ
パを設けておけば、当接状態になったことを検出するこ
とにより、下限圧力に達したことを検出することができ
る。ストッパを、前述のシール部を兼ねたものとすれ
ば、その分、部品点数を少なくすることができる。 (6)前記不走行状態蓄圧制御部が、前記アキュムレー
タ内の液体の圧力を検出する圧力センサを備え、その圧
力センサの検出値が前記下限圧力まで低下した場合に前
記アキュムレータ内の液体の圧力が予め定められた下限
圧力まで低下したとするものである(1) 項ないし(4) 項
のいずれか1つに記載の液圧源装置。本項に記載の液圧
源装置によれば、アキュムレータ圧(蓄圧室の圧力)が
直接検出される。下限圧力は、(3) 項に記載のベローズ
式アキュムレータにおいては、ベローズの伸長限度状態
に対応する圧力としても、伸長限度状態に到る前の状態
に対応する圧力としても、伸長限度状態に到った後の状
態に対応する圧力としてもよい。 (7)前記高圧液体供給装置が、1つ以上のポンプと、
ポンプを駆動する電動モータとを含む(1) 項ないし(6)
項のいずれか1つに記載の液圧源装置。ポンプから吐出
された高圧の液体がアキュムレータに供給され、蓄えら
れる。電動モータの制御によりポンプの作動状態が制御
され、アキュムレータ圧が制御される。 (8)当該液圧源装置が、前記車両が不走行状態にある
場合に、前記高圧液体供給装置と蓄圧制御装置とに電気
エネルギを供給可能なバッテリを含む(1) 項ないし(7)
項のいずれか1つに記載の液圧源装置。本項に記載の液
圧源装置は、バッテリを含むものであるため、高圧液体
供給装置と蓄圧制御装置とは、車両が不走行状態にあっ
ても作動可能である。蓄圧制御装置は、車両が不走行状
態にない場合(走行許可状態にある場合)に高圧液体供
給装置を制御することによってアキュムレータ圧を制御
する蓄圧制御装置と同じものであっても別のものであっ
てもよい。 (9)前記不走行状態蓄圧制御部が、 前記電動モータと前記バッテリとを含む電気回路の途
中に設けられ、回路を接続する接続状態と切断する切断
状態とに切り換え可能な第1パワースイッチと、前記ア
キュムレータ内の液体の圧力が下限圧力まで低下した場
合に接・断状態が変わり、それによって前記第1パワー
スイッチを接続状態に切り換える制御スイッチとを含む
第1電動モータ駆動回路と、 前記電動モータと前記バッテリとを含む電気回路の途
中に設けられ、回路を接続する接続状態と切断する切断
状態とに切り換え可能な第2パワースイッチと、前記ア
キュムレータ内の液体の圧力が下限圧力まで低下したこ
とを表す情報に基づいて前記第2パワースイッチを接続
状態に切り換えるコンピュータとを含む第2電動モータ
駆動回路との少なくとも一方を含む(8) 項に記載の液圧
源装置。第1,第2パワースイッチは、例えば、電動モ
ータとバッテリとを含む電気回路の途中に設けられたス
イッチ部と、そのスイッチ部の接・断状態を自身の励磁
状態に基づいて切り換えるコイルとを含むリレーとする
ことができる。コイルが励磁状態にされることにより、
スイッチ部が切断状態から接続状態に切り換わるもので
ある場合には、第1電動モータ駆動回路において、制御
スイッチを、自身がON状態に切り換わるとコイルをバ
ッテリに接続するものとすれば、下限圧力まで低下した
場合に電気回路を接続状態に切り換えることができる。
また、第2電動モータ駆動回路において、コンピュータ
を、アキュムレータ圧が下限圧力まで低下したことを表
す情報が得られた場合にコイルに電流を供給するものと
すれば、下限圧力まで低下した場合に接続状態に切り換
えることができる。液圧源装置は、第1電動モータ駆動
回路と第2電動モータ駆動回路とのいずれか一方を含む
ものとしても、これらの両方を含むものとしてもよく、
両方を含む場合には、第1パワースイッチと第2パワー
スイッチとを並列に設けることが望ましい。並列に設け
れば、第1電動モータ駆動回路と第2電動モータ駆動回
路とのいずれか一方に異常が生じても、電動モータを作
動させることができ、アキュムレータ圧が下限圧力より
低くなることを確実に回避することができる。それに対
して、直列に設ける場合には、第1パワースイッチと第
2パワースイッチとの両方が接続状態に切り換えられた
場合に、電動モータがバッテリに接続されることにな
り、アキュムレータ圧が確実に下限圧力まで低くなった
場合にのみ、電動モータを駆動させることが可能とな
る。 (10)高圧液体を供給可能な高圧液体供給装置と、 内部に蓄圧室を備え、高圧液体供給装置に接続された
ハウジングと、そのハウジングの蓄圧室内に配設さ
れ、内部に加圧気体が封入されたベローズとを備えたベ
ローズ式アキュムレータと、前記ベローズの伸長状態が
予め定められた設定状態にあることを検出するベローズ
伸長検出装置と、そのベローズ伸長検出装置によって前
記ベローズの伸長状態が設定状態にあることが検出され
た場合に、前記高圧液体供給装置を作動させて前記蓄圧
室の圧力を増大させる蓄圧制御装置とを含むことを特徴
とする液圧源装置(請求項4)。本項に記載の液圧源装
置においては、ベローズの伸長状態に基づいてアキュム
レータ圧が制御される。ベローズの伸長状態に基づいて
アキュムレータ圧が直接制御されるため、ベローズが伸
長限度状態に達した場合にアキュムレータ圧を増大させ
てベローズを収縮させたり、伸長限度状態に達する以前
に収縮させたりすることができ、ベローズが破損するこ
とを良好に回避することができる。本項に記載の液圧源
装置は車両用に限定されないが、車両用として使用され
る場合には、ベローズの伸長状態に基づくアキュムレー
タ圧の制御が、車両が不走行状態にある状態において行
われるようにしても、不走行状態に限らず、走行許可状
態や走行状態にある状態においても行われるようにして
もよい。なお、前記(1) ,(2) , (5) , (7) 〜(9) 項の
いずれか1つに記載の特徴を、本項に記載の液圧源装置
に適用することができる。 (11)前記ベローズ伸長検出装置が、前記ベローズの
伸長状態が伸長限度状態であることを検出するものであ
る(10)項に記載の液圧源装置。 (12)ハウジングと、そのハウジング内を、高圧
液体を蓄える蓄圧室と蓄圧室の圧力に基づいて容積が変
化させられる容積変化室とに仕切るベローズとを含むベ
ローズ式アキュムレータと、前記蓄圧室に高圧液体を供
給可能な高圧液体供給装置と、前記ベローズの伸縮状態
が、予め定められた設定状態にあることを検出するベロ
ーズ伸縮検出装置と、そのベローズ伸縮検出装置によっ
て前記ベローズの伸縮状態が設定状態にあることが検出
された場合に、前記高圧液体供給装置を作動させて前記
蓄圧室の圧力を増大させる蓄圧制御装置とを含むことを
特徴とする液圧源装置。本項のベローズ式アキュムレー
タにおいては、蓄圧室はベローズの内側であっても外側
であってもよい。換言すれば、高圧液体供給装置に接続
されるのは、ベローズの内側であっても外側であっても
よく、アクチュエータには反対側が接続されればよいの
である。さらに、ベローズ伸縮検出装置は、ベローズの
伸縮状態が収縮設定状態(収縮限度状態を含む)に達し
たことを検出する装置であっても、伸長設定状態(伸長
限度状態を含む)に達したことを検出する装置であって
よい。蓄圧室がベローズの外側である場合には、外側に
高圧液体供給装置が接続され、ベローズの伸長し過ぎが
回避される。蓄圧室がベローズの内側である場合には、
内側に高圧液体供給装置が接続され、収縮し過ぎが回避
される。 (13)前記アキュムレータが、前記ベローズの内側が
蓄圧室とされたものであり、前記ベローズ伸縮検出装置
が、前記ベローズの伸縮状態が予め定められた収縮限界
にあることを検出するベローズ収縮限界検出装置を含
み、前記蓄圧制御装置が、前記ベローズ収縮限界検出装
置によって収縮限界が検出された場合に、前記高圧液体
供給装置を作動させて前記蓄圧室の圧力を増大させる収
縮限界時増圧部を含む(12)項に記載の液圧源装置。 (14)内部に蓄圧室を備え、高圧液体供給装置に接
続されたハウジングと、そのハウジングの蓄圧室内に
配設され、内部に加圧気体が封入されたベローズとを備
えたベローズ式アキュムレータと、前記ベローズの破損
を防止するベローズ破損防止装置とを含む液圧源装置。
ベローズ破損防止装置は、(1) 項ないし(13)項のいずれ
か1つに記載の蓄圧制御装置と開閉弁との少なくとも一
方を含むものとすることができる。開閉弁は、ベローズ
式アキュムレータにおいて、ベローズとハウジングの高
圧液体供給装置との接続口側の部分とのそれぞれに設け
られたシール部を含むものとすることができる。ベロー
ズが伸長限度に達した場合に、開閉弁が閉じて接続口を
閉塞するため、アキュムレータ圧がそれ以上(伸長限度
に達した時点においては、容積変化室の圧力とアキュム
レータ圧とは同じ大きさである)低下することを回避
し、ベローズの破損を防止することができる。しかし、
シール部の傷等のシール不良に起因して蓄圧室の液体が
漏れる可能性がないとは言えず、その場合には、ベロー
ズが破損する可能性がある。そこで、アキュムレータ圧
が下限圧力より低くならないようにすれば、万一シール
不良が発生しても、ベローズの内側と外側との圧力差が
大きくなることを回避し得、ベローズの破損を防止する
ことができる。その意味で、アキュムレータに上記開閉
弁が設けられる場合には、その開閉弁と本発明に係る蓄
圧制御装置とが二重の安全装置を構成することとなる。
この場合には、ベローズの破損が二重の安全装置によっ
て防止されることになるため、ベローズを、強度が弱い
ものとすることができ、コストダウンを図ることができ
る。さらに、本発明に係る蓄圧制御装置を設ければ、開
閉弁を設けることは不可欠ではなく、開閉弁を設ければ
蓄圧制御装置を設けることは不可欠ではない。いずれか
一方を設ければ、ベローズの破損を防止することができ
るのである。なお、シール部は、ベローズやハウジング
と一体的に設けられたものであっても、別に設けられた
ものであってもよく、別に設けられたものをシール材と
する。シール材は、樹脂によって製造されたものであっ
ても、金属材料によって製造されたものであっても、両
方によって製造されたものであってもよく、例えば、O
リングとすることができる。 (15)(1) 項ないし(14)項のいずれか1つに記載の液
圧源装置と、前記アキュムレータに接続され、アキュム
レータから供給された高圧の液体に応じて作動させられ
るアクチュエータとを含む液体作動装置。本液圧作動装
置は車両以外でも使用可能であるが、車両用である場合
には、例えば、ブレーキ装置に含まれるブレーキシリン
ダ、倍力装置に含まれる液圧ブースタ、サスペンション
装置に含まれるショックアブソーバ、パワーステアリン
グ装置に含まれるパワーシリンダ等が上記アクチュエー
タに該当する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、請求項1ないし4に記載に
発明の共通の一実施形態である液圧源装置を含む液圧制
動装置について図面に基づいて詳細に説明する。図1に
示すように、液圧制動装置は、右前輪20,左前輪22
のホイールシリンダ24,26、右後輪30,左後輪3
2のホイールシリンダ34,36、ホイールシリンダ2
4,26,34,36各々に対応して設けられたリニア
バルブ装置50〜56、マスタシリンダ60、液圧源装
置の構成要素である液圧源62等を含むものである。マ
スタシリンダ60は2つの加圧室を有するものであり、
これら2つの加圧室には、それぞれ、ブレーキペダル6
4の操作力に応じた同じ大きさの液圧が発生させられ
る。一方の加圧室には、液通路66を介して左前輪22
のホイールシリンダ26が接続され、他方の加圧室に
は、液通路68を介して左後輪32のホイールシリンダ
36が接続されている。1つの加圧室に1つのホイール
シリンダが接続されているのである。また、前輪側のホ
イールシリンダ24,26は連通路70によって接続さ
れ、後輪側のホイールシリンダ34,36は連通路72
によって接続される。
【0006】液圧源62は、ポンプ80,アキュムレー
タ82等を含むものであり、マスタリザーバ83の作動
液がポンプ80によって汲み上げられてアキュムレータ
82に蓄えられる。アキュムレータ82は、図2に示す
ように、本実施形態においてはベローズ式のアキュムレ
ータであり、ハウジング84の内部に金属製のベローズ
86が伸縮可能に配設されている。ベローズ86は、一
端部においてハウジング84の閉塞部材87に気密に固
定されており、他端部に下板88が固定されている。ベ
ローズ86の内側が容積変化室89とされ、外側が蓄圧
室90とされる。ハウジング84に形成された接続口9
1にはポンプ80が接続されており、蓄圧室90には加
圧された作動液が供給される。また、容積変化室89に
は加圧気体が封入されている。封入口から加圧気体が供
給され、その後、封入口が閉じられ、カバーが被せられ
るのである。このように、ハウジング84の内部が、ベ
ローズ86により、容積変化室89と蓄圧室90とに仕
切られることになるが、容積変化室89の圧力と蓄圧室
90の液圧とが互いに等しくなるように(PV=一
定)、ベローズ86が伸縮させられる。ベローズ86の
下板88の端面には、円環状のシール材92が設けられ
ており、接続口91の周辺をそれの外周部から隔離し、
接続口91からの蓄圧室90の圧力の漏れを最小限にす
る。ハウジング84の底面がシール部とされ、これらシ
ール材92とシール部とにより開閉弁93が構成され
る。
【0007】アキュムレータ82の蓄圧室90に蓄えら
れた作動液の液圧(以下、アキュムレータ圧と略称す
る)が予め定められた設定液圧に達したことは、圧力ス
イッチ装置94によって検出される。圧力スイッチ装置
94は、2つの検出部を含むものであり、一方の検出部
(上限値用スイッチ部)は、アキュムレータ82に蓄え
られた液圧が上限値(第1設定圧)より低い場合にON
状態とされるものであり、他方の検出部(下限値用スイ
ッチ部)は液圧が下限値(第2設定圧)より低い場合に
ON状態とされるものである。アキュムレータ82の液
圧は、圧力スイッチ装置94の状態に基づいてポンプ8
0を駆動するポンプモータとしての電動モータ96が制
御されることにより、上限値と下限値との間の設定圧力
範囲内に保たれる。アキュムレータの液圧が上限値より
高くなれば、作動液がリリーフ弁98を介してポンプ8
0の汲上側(低圧側)に戻される。このように、本実施
形態においては、アキュムレータ圧が上限値と下限値と
の間の大きさとなるように制御されるため、ベローズの
収縮限度は、アキュムレータ圧の上限値に基づいて決ま
る。
【0008】前記液通路66の途中には電磁開閉弁10
0が設けられている。電磁開閉弁100の開閉により、
ホイールシリンダ26とマスタシリンダ60とが連通さ
せられたり、遮断されたりする。電磁開閉弁100は、
リニアバルブ装置の制御が行われる場合は閉状態にされ
るが、制御が行われない場合は開状態に保たれる。ま
た、リニアバルブ装置の制御中であっても、液圧源62
やリニアバルブ装置等に異常が生じた場合は、開状態に
切り換えられる。
【0009】また、連通路70の途中には電磁開閉弁1
01が設けられている。電磁開閉弁101の開閉によ
り、ホイールシリンダ24,26が互いに連通させられ
たり遮断されたりする。電磁開閉弁101は、電磁開閉
弁100と同様に、液圧源62やリニアバルブ装置等に
異常が生じた場合に開状態に切り換えられる。電磁開閉
弁100,101の両方が開状態とされることになり、
ホイールシリンダ24,26にマスタシリンダ60が連
通させられ、マスタシリンダ60の作動液がホイールシ
リンダ24,25に供給され、両方のブレーキが作動さ
せられる。なお、電磁開閉弁101が開状態にされれ
ば、ホイールシリンダ24,26の液圧は定常状態にお
いて同じになる。ホイールシリンダ24,26の液圧を
同じ大きさに制御する場合に開状態とし、異なる大きさ
に制御する場合に閉状態とすることができるのである。
電磁開閉弁101を開状態とし、リニアバルブ装置5
0,52のいずれか一方を作動させれば、ホイールシリ
ンダ24,26を同じ大きさに制御することができるの
であり、リニアバルブ装置の作動頻度を少なくし得、寿
命を長くすることができる。同様に、液通路68には電
磁開閉弁102が設けられ、連通路72には電磁開閉弁
103が設けられている。電磁開閉弁102,103
は、電磁開閉弁100,101と同様に制御される。
【0010】液通路68の途中には、ストロークシミュ
レータ105が電磁開閉弁106を介して接続されてい
る。電磁開閉弁106は、マスタシリンダ60とホイー
ルシリンダとが連通状態にある場合には閉状態とされる
が、ホイールシリンダがマスタシリンダ60から遮断さ
れて液圧源62に接続されている間、開状態に保たれ、
ブレーキペダル64が踏み込まれた場合に、ストローク
が殆ど0となることが回避される。ストロークシミュレ
ータは、ブレーキペダル64とマスタシリン60との間
に設けることもできる。
【0011】次に、上記リニアバルブ装置50〜56に
ついて図3に基づいて説明する。リニアバルブ装置50
〜56は、前記液圧源62と、マスタリザーバ83と、
各ホイールシリンダ24,26,34,36との間に設
けられており、リニアバルブ装置50,52,54,5
6の制御により、各ホイールシリンダ24,26,3
4,36の液圧が独立に制御可能とされている。リニア
バルブ装置50〜56は、それぞれ、増圧部としての増
圧リニアバルブ150および減圧部としての減圧リニア
バルブ152を含むものである。増圧リニアバルブ15
0は液圧源62とホイールシリンダ24,26,34,
36とを接続する液通路158の途中に設けられ、減圧
リニアバルブ152はマスタリザーバ83とホイールシ
リンダ24,26,34,36とを接続する液通路16
0の途中に設けられている。これらリニアバルブ装置5
0〜56は構造が同じものであるため、リニアバルブ装
置50についてのみ説明し、他のリニアバルブ装置につ
いての説明は省略する。
【0012】増圧リニアバルブ150および減圧リニア
バルブ152は、いずれも常閉のバルブである。増圧リ
ニアバルブ150は、弁座162とそれに対して着座,
離間可能な弁子164とから成るシート弁166を備
え、弁子164は、付勢装置としてのばね168により
着座方向に付勢されている。弁子164と一体的に可動
コア170が設けられており、これに対向して固定コア
172が設けられている。これら両コア170,172
は上記ばね168により互いに離間させられているが、
コイル174に電流が供給されることにより磁化され、
可動コア170が固定コア172側に吸引される。それ
により、弁子164が弁座162から離間させられ、シ
ート弁166が開かれる。増圧リニアバルブ150は、
それ自身の前後の液圧差が弁子164を弁座162から
離間させる向きに作用する向きで液圧源62とホイール
シリンダとに接続されている。したがって、弁子164
は、シート弁166前後の液圧差に基づく差圧作用力
と、可動コア170,固定コア172およびコイル17
4から成るソレノイド176の電磁駆動力との和が、ば
ね168の付勢力と釣り合う位置で停止することとな
り、コイル174への供給電流の制御による電磁駆動力
の制御によって、シート弁166の開度を制御すること
ができる。増圧リニアバルブ158の開度を制御するこ
とができるのであり、それによって作動液の流量、すな
わちホイールシリンダの増圧速度を制御することができ
る。また、液圧源62の液圧とホイールシリンダの液圧
との差が小さくなり、差圧作用力と電磁駆動力との和が
ばね168の付勢力より僅かに小さくなれば、弁子16
4が弁座に162に着座してシート弁166が閉じるた
め、コイル174への供給電流の制御により液圧源62
の液圧とホイールシリンダの液圧との差を制御すること
ができる。減圧リニアバルブ152の構造は増圧リニア
バルブ150と同じであるため、説明を省略する。
【0013】上記リニアバルブ装置50〜56は、図4
に示すように、入力部180,出力部181,CPU1
82,ROM183,RAM184等を備えたコンピュ
ータを主体とする液圧制御装置186の指令に従って制
御される。液圧制御装置186の入力部180には、前
述の圧力スイッチ装置94、複数の液圧センサ190〜
198、車輪速センサ200〜203が接続されるとと
もに、イグニッションスイッチ206,ブレーキペダル
64が踏み込まれたことを検出するブレーキスイッチ2
08等が接続され、出力部181には、前記各電磁開閉
弁100〜103のソレノイドやリニアバルブ装置50
〜56のソレノイド174等が図示しない駆動回路を介
して接続されている(図4には代表的なもののみを示し
た)。また、電動モータ96がリレー212を介して接
続されている。ROM183には図5のフローチャート
で表されるポンプモータ制御プログラム,フローチャー
トの図示は省略するが、リニアバルブ装置制御プログラ
ム,アンチロック制御プログラム,トラクション制御プ
ログラム等種々のプログラムやテーブル等が格納されて
いる。
【0014】前記液圧センサ190は、リニアバルブ装
置50〜56に供給される作動液の液圧を検出するセン
サであるが、アキュムレータ圧を検出するセンサでもあ
る。液圧センサ190は、バッテリ220に接続されて
おり、バッテリ220から供給される電気エネルギによ
り作動可能なものである。したがって、イグニッション
スイッチ206がOFF状態にあっても、液圧センサ1
90の出力信号に基づいて、アキュムレータ圧を取得す
ることができる。液圧センサ192,193は、マスタ
シリンダ60の液圧を検出するものであり、液圧センサ
195〜198は、ホイールシリンダ24,26,3
4,36の液圧をそれぞれ検出するものである。通常制
動中においては、マスタシリンダ60の液圧は、運転者
の意図する所要制動力に応じた大きさであるとみなすこ
とができるため、液圧センサ192,193によって検
出された液圧に基づいて所要制動力が決定され、所要制
動力に対応する目標液圧がホイールシリンダ24,2
6,34,36に発生させられるように、リニアバルブ
装置50〜56が制御される。本実施形態においては、
2つの液圧センサ192,193のうちの予め定められ
た一方のセンサの検出値に基づいて所要制動力が決定さ
れる。所要制動力が、2つの液圧センサ192,193
の検出値の平均値に基づいて決定されるようにしてもよ
い。また、車輪速センサ200〜203は、各車輪2
0,22,30,32の車輪速度を検出するものであ
り、これらの出力信号に基づいて、アンチロック制御時
やトラクション制御時において、推定車体速度や各車輪
20,22,30,32のスリップ状態等が取得され
る。
【0015】なお、コンピュータを主体とする液圧制御
装置186もバッテリ220に接続されており、バッテ
リ220から供給される電気エネルギにより作動させら
れるものである。そのため、イグニッションスイッチ2
06がOFF状態にある間においても、作動可能であ
る。イグニッションスイッチ206がOFF状態にある
場合には、待機モードに切り換えられ、消費電力の抑制
が図られる。
【0016】本液圧制動装置には、電動モータ96,バ
ッテリ220,前記リレー212およびリレー222を
含む電気回路224が設けられている。電気回路224
においては、上記リレー212とリレー222とが並列
に配設されている。リレー212,222は、コイル2
25,226およびスイッチ部227,228をそれぞ
れ含むものであり、スイッチ部227,228のいずれ
か一方がON状態にされれば、電動モータ96にバッテ
リ220から電流が供給され、駆動される。一方のリレ
ー212において、コイル225は、上述の液圧制御装
置186の出力部181に接続され、液圧制御装置18
6から電流が供給されることによって励磁状態とされ
る。他方のリレー222において、コイル226は、ベ
ローズ伸長検出装置230を介してバッテリ220に接
続されている。ベローズ伸長検出装置230は、ベロー
ズ86が伸長限度に達した場合にON状態に切り換えら
れるものであり、ON状態に切り換えられると、コイル
226をバッテリ220に接続し、スイッチ228を接
続状態に切り換える。この場合には、例えば、シール材
92がハウジング84の底面に当接した場合にOFF状
態からON状態に切り換えられる当接スイッチを含むも
のとすることができる。ベローズ86が伸長限度に達し
た場合に対応する蓄圧室90の液圧が下限圧力になる。
なお、リレー212,222の代わりにパワートランジ
スタとすることもできる。
【0017】以上のように構成された液圧制動装置にお
ける作動について説明する。ブレーキペダル64が踏み
込まれると、電磁開閉弁100〜103が閉状態に切り
換えられ、各ホイールシリンダ24,26,34,36
はマスタシリンダ60から遮断されて液圧源62に連通
させられる。マスタシリンダ圧に基づいて所要制動力が
決定され、その所要制動力に基づいてホイールシリンダ
の目標液圧が決定される。ホイールシリンダ24,2
6,34,36の液圧各々が目標液圧となるように、リ
ニアバルブ装置50〜56各々の制御によって制御され
る。ホイールシリンダ液圧が路面の摩擦係数に対して過
大になると、アンチロック制御が行われる。ホイールシ
リンダ24,26,34,36の液圧がそれぞれリニア
バルブ装置50〜56の制御により、各車輪20,2
2,30,32の制動スリップ状態が適正状態に保たれ
るように制御される。また、非制動中であって加速時の
駆動スリップ状態が過大になる等トラクション制御開始
条件が満たされると、トラクション制御が行われる。駆
動スリップ状態が適正状態に保たれるように、駆動輪で
ある前輪側の電磁開閉弁100,101が閉状態にされ
た状態において、リニアバルブ装置50,52の制御に
より、ホイールシリンダ液圧が制御される。後輪側の電
磁開閉弁102,103は原位置に保たれる。トラクシ
ョン制御中にブレーキペダル64が操作されれば、マス
タシリンダ60の作動液が後輪側のホイールシリンダ3
0,32に直ちに供給される。
【0018】液圧源62,リニアバルブ装置50〜56
に異常が生じた場合、電気系統に異常が生じた場合等に
は、電磁開閉弁100〜103が開状態に戻される。マ
スタシリンダ60とホイールシリンダ24,26,3
4,36とが連通させられ、ホイールシリンダ24,2
6,34,36にマスタシリンダ60の液圧が伝達さ
れ、ブレーキが作動させられる。例えば、ベローズ86
の破損等に起因して、アキュムレータ圧が設定液圧以下
になっても、ブレーキを作動させることが可能となる。
【0019】次に、電動モータ96の制御について説明
する。電動モータ96は、イグニッションスイッチ20
6がON状態にある場合は、アキュムレータ圧が第1設
定圧と第2設定圧とで決まる走行時設定範囲内にあるよ
うに制御される。それに対して、イグニッションスイッ
チ206がOFF状態にある場合は、第2設定圧より低
い第3設定圧より低くなると、電動モータ96が駆動さ
れ、蓄圧室90に高圧の作動液が供給される。イグニッ
ションスイッチ206がOFF状態にある間に、アキュ
ムレータ圧が低くなり過ぎると、次にイグニッションス
イッチ206がON状態にされた後に、アキュムレータ
圧を第2設定圧以上まで増大させるのに長時間を要し、
望ましくないからである。また、ベローズ86がシール
92がハウジング84の底面に当接する伸長限度まで伸
長させられ、さらに、シール92の漏れ等に起因して蓄
圧室90の液圧が低くなると、容積変化室89と蓄圧室
90との間の圧力差が生じ、ベローズ86が破損するお
それがあるからである。
【0020】図5のフローチャートにおいて、ステップ
1(以下、S1と略称する。他のステップについても同
様とする。)において、イグニッションスイッチ206
がON状態であるか否かが判定され、ON状態にある場
合には、S2〜6において、走行許可時モータ制御が行
われ、OFF状態にある場合には、S7〜11におい
て、不走行時モータ制御が行われる。イグニッションス
イッチ206がON状態にある場合には、電動モータ9
6は、アキュムレータ圧が第2設定圧(下限値)より低
くなった場合に駆動させられ、第1設定圧(上限値)よ
り高くなった場合に停止させられる。電動モータ96が
非作動状態(停止状態)にある場合には、S2における
判定がNOとなり、S3において、下限値用スイッチ部
がON状態か否がが判定される。ON状態であれば、コ
イル225が励磁され、スイッチ227がON状態に切
り換えられる。電動モータ96の駆動によりポンプ80
が作動させられ、アキュムレータ82の蓄圧室90に高
圧の作動液が供給される。電動モータ96が作動状態に
あって、かつ、アキュムレータ圧が第1設定圧以下であ
る場合は、S2における判定がYES,S5における判
定がYESとなり、その状態が保たれる。この場合に
は、作動状態が保たれることになる。アキュムレータ圧
が第1設定圧より高く、上限値用スイッチ部がOFF状
態になれば、S5の判定がNOとなり、S6において、
コイル225に電流が供給されなくなり、スイッチ部2
27が切断状態に切り換えられる。電動モータ96にバ
ッテリ220から電流が供給されなくなり、停止させら
れる。なお、電動モータ96が非作動状態にあっても、
下限値用スイッチ部がOFF状態である場合には、S
2,3における判定がともにNOとなり、その状態、す
なわち、停止状態が保たれる。
【0021】それに対して、イグニッションスイッチ2
06がOFF状態にある場合には、電動モータ96は、
圧力センサ190から供給される出力信号に基づいて制
御される。圧力センサ190からの出力信号に基づいて
取得されるアキュムレータ圧が、上述の第2設定圧より
低い不走行時下限圧力(第3設定圧)より低くなった場
合に駆動され、第3設定圧より高い第4設定圧以上にな
った場合に、停止させられる。本実施形態においては、
第3設定圧はベローズ86が伸長限度に達する以前の状
態に対応する値とされている。上述のS2〜6の実行と
同様に、電動モータ96が非作動状態であって、アキュ
ムレータ圧が第3設定圧より低くなると、S7における
判定がNO,S8における判定がYESとなり、S9に
おいて、電動モータ96が駆動させられる。ポンプ80
により高圧の作動液がアキュムレータ82の蓄圧室90
に供給され、アキュムレータ圧が増大させられ、ベロー
ズ86が収縮させられる。アキュムレータ圧が第4設定
圧より低い間は、ポンプ80の作動状態は継続させられ
るが、第4設定圧より高くなれば、S10における判定
がYESとなり、S11において、電動モータ96が停
止させられる。このように、イグニッションスイッチ2
06がOFF状態にある車両の不走行状態においても、
圧力センサ190の出力信号に基づいて電動モータ96
が制御されるため、アキュムレータ圧が第3設定圧より
低くなることを回避することができる。
【0022】なお、本実施形態においては、車両の不走
行状態における下限圧力(第3設定圧)が、走行許可状
態における下限圧力(第2設定圧)より小さい値とされ
ていたが、これらは同じ大きさとしてもよい。その場合
には、圧力スイッチ装置94をバッテリ220から供給
される電気エネルギにより作動させられるものとし、イ
グニッションスイッチ206がON状態にあってもOF
F状態にあっても同様の制御が継続して行われるように
することができる。このようにすれば、イグニッション
スイッチ206がOFF状態にある場合の下限圧力がよ
り大きくされるため、イグニッションスイッチ206が
ON状態に切り換えられた後において、アキュムレータ
圧が第2設定圧以上になるまでに要する電動モータ96
の作動継続時間をさらに短くすることができる。また、
第3設定圧は、ベローズ86が伸長状態に達した後のア
キュムレータ圧とすることもできる。例えば、ベローズ
86の内外の圧力差がベローズ86が破損しない範囲の
最大値近傍の大きさに対応する圧力とすることができる
のであり、アキュムレータ82の蓄圧室90のシール材
92の外周側の部分の圧力を検出する圧力センサが設け
られる。この場合には、イグニッションスイッチ206
がOFF状態にある場合の電動モータ96が作動させら
れる機会を少なくすることができ、消費エネルギを少な
くすることができる。
【0023】また、電動モータ96の作動状態は、ベロ
ーズ伸長検出装置230の作動によっても制御される。
ベローズ86が伸長限度に達すると、ベローズ伸長検出
装置230がON状態に切り換えられ、リレー222の
コイル226がバッテリ220に接続される。スイッチ
部228が接続状態に切り換えられ、電動モータ96が
バッテリ220から供給される電気エネルギにより駆動
させられ、ポンプ80が作動させられる。蓄圧室90に
高圧の作動液が供給され、ベローズ86が収縮させられ
る。
【0024】以上のように、本実施形態においては、イ
グニッションスイッチ206がOFF状態にある状態に
おいても、アキュムレータ圧が第3設定圧より低くなっ
た場合には、ポンプ80が作動状態とされるため、アキ
ュムレータ圧が低くなり過ぎることを回避することがで
きる。その結果、イグニッションスイッチ206がON
状態に切り換えられた後に、アキュムレータ圧が第1設
定圧に達するまでの電動モータ96の作動継続時間が短
くて済む。イグニッションスイッチ206がON状態に
された後、早期に、ブレーキペダル64が操作されて
も、ブレーキ制御を良好に行うことができる。さらに、
ベローズ86が伸長限度に至るまで伸長させられ、ベロ
ーズ86の内外に圧力差が生じることを回避することが
できるのであり、ベローズ86の破損を防止することが
できる。
【0025】また、電動モータ96に、液圧制御装置1
86に接続されたリレー212とベローズ伸長検出装置
230に接続されたリレー222とが並列に設けられて
いるため、いずれか一方に異常が生じても、他方が正常
であれば、駆動させることができ、蓄圧室90の圧力が
下限圧力より低くなることを確実に回避することができ
る。さらに、ベローズ式アキュムレータ82に、シール
材92を含む開閉弁93が設けられているため、ベロー
ズ86が伸長限度に達しても、蓄圧室90の圧力が低く
なることが回避され、ベローズ86の破損を防止するこ
とができる。このように、ベローズ86の破損が、シー
ル材92とアキュムレータ圧の前述の制御との両方によ
って防止されることになり、安全性を向上させることが
できる。しかも、イグニッションスイッチ206がOF
F状態にあり、バッテリ220の蓄電量が少なくなっ
て、電動モータ96を作動状態にすることが不可能な状
態となっても、シール材92により、ベローズ86の内
外において圧力差が生じることを回避し、ベローズ86
の破損を防止することができる。その結果、ベローズ8
6を、強度の弱いものとすることができる。ベローズ式
アキュムレータは安価で軽いものであるが、さらに、安
価することができるのである。
【0026】以上のように、本実施形態においては、ポ
ンプ80および電動モータ96等により高圧液体供給装
置が構成され、液圧制御装置186の電動モータ96を
制御する部分,電気回路224,圧力スイッチ190,
ベローズ伸長検出装置230等により、蓄圧制御装置が
構成される。蓄圧制御装置のポンプモータ制御プログラ
ムを記憶する部分、実行する部分、圧力センサ190お
よびリレー212等により不走行状態蓄圧制御部が構成
される。また、バッテリ220に接続された圧力センサ
190等によりスイッチOFF時圧力監視装置が構成さ
れる。
【0027】なお、圧力センサ190の検出値に基づく
制御とベローズ伸長検出装置230の状態に基づく制御
との両方が行われるようにすることは不可欠ではない。
これら圧力センサ190の検出値に基づく制御と、ベロ
ーズ伸長検出装置230の状態に基づく制御とのいずれ
か一方が行われればよい。また、ベローズ伸長検出装置
230は、図6に示すように、ベローズ86の伸長状態
が伸長限度に達する以前の予め定められた設定状態にな
ったことを検出する装置とすることもできる。アキュム
レータ300の閉塞部材302には、第一電極部材30
4が樹脂製のシール材を介して挿入されている。樹脂製
のシール材によって第一電極部材304は本体314か
ら電気的に絶縁される。また、ベローズ内部が気密に保
たれる。第一電極部材304のアキュムレータ300か
らの突出部にはリード線が接続され、バッテリ220と
コイル226とのいずれか一方に接続されている。第一
電極部材304のベローズ86の内部における端部は湾
曲させられ、弾性変形部306とされている。それに対
して、ベローズ86の下端に固定された下板308には
第二電極部材310が固定されている。第二電極部材3
10の先端が曲げられ、第一電極部材304との接触部
312とされている。また、アキュムレータ300の本
体314にはリード線を介して上述のバッテリ220と
コイル226とのいずれか他方に接続されている。ま
た、アキュムレータ300の本体314の側部にOリン
グ324が配設され、下板308がOリング324に接
触することにより、アキュムレータ圧の低下が防止され
る。なお、第二電極部材312によってベローズ86の
収縮限度が決まることになる。
【0028】このように、本実施形態におけるアキュム
レータ300においては、ベローズ86が伸長させられ
設定状態に達すると、第二電極部材310の接触部31
2が第一電極部材304の弾性変形部306に接触させ
られ、ベローズ伸長検出装置320がON状態に切り換
えられる。ベローズ86の伸長状態が設定状態になった
場合の蓄圧室90の圧力が下限圧力とされる。また、O
N状態(接触状態)は、ベローズ86が伸長限度に達す
るまで保たれる。ベローズ86の伸長状態が伸長限度に
達する前の設定状態になった場合に電動モータ96を作
動させ、アキュムレータ圧を高くすることができるので
ある。また、ベローズ伸長検出装置320が機械式に作
動させられるものであるため、アキュムレータ圧が下限
圧力以下に下がることを確実に回避することができる。
【0029】また、上記各実施形態においては、イグニ
ッションスイッチ206がOFF状態である場合におい
ても、液圧制御装置186によって電動モータ96が制
御されるようにされていたが、液圧制御装置186とは
別にバックアップ専用のコンピュータを備え、イングニ
ッションスイッチ206がOFF状態にある場合には、
バックアップ専用のコンピュータの制御により電動モー
タ96が制御されるようにすることができる。圧力セン
サ190,コイル225は、バックアップ専用のコンピ
ュータに接続されることになる。バックアップ専用のコ
ンピュータの消費電気エネルギを液圧制御装置186の
それより少ないものとすれば、イグニッションスイッチ
206がOFF状態である間のバッテリ220の消費電
気エネルギを少なくすることができる。さらに、圧力セ
ンサ190の代わりにアキュムレータ圧が第3設定圧よ
り低くなった場合にON状態とOFF状態とに切り換え
可能な圧力スイッチとすることもできる。
【0030】また、ベローズ式アキュムレータは、ベロ
ーズ86の内側が蓄圧室とされたものであってもよい。
さらに、ベローズ式アキュムレータに限らず、ブラダ式
のアキュムレータや、ピストンによって仕切られるアキ
ュムレータに適用することができる。いずれの場合にお
いても、イグニッションスイッチ206がOFF状態に
ある場合にアキュムレータ圧が下限圧力より低くなるこ
とが回避され、次に、作動が開始された場合に、設定圧
以上に上げるのに要する時間を短くすることができる。
また、電動モータ96の制御態様は、上記実施形態のそ
れに限らず、例えば、イグニッションスイッチ206が
OFF状態にある場合において、アキュムレータ圧が第
3設定圧より下がった場合に、第4設定圧以上になるま
で電動モータ96を作動状態にすることは不可欠ではな
く、第3設定圧より下がってから予め定められた設定時
間の間作動状態にすることもできる。
【0031】さらに、液圧制動装置の構造は、上記実施
形態における場合のそれに限らず、他の構造のものとす
ることができる。例えば、リニアバルブ装置50〜56
は不可欠ではなく、複数の電磁開閉弁を含むものとする
ことができる。また、上記液圧源装置は、サスペンショ
ン装置に含まれるショックアブソーバに作動液を供給す
る装置,パワーステアリング装置に含まれるパワーシリ
ンダに作動液の供給する装置,ブースタに作動液を供給
する装置に適用することもできる。その他、いちいち例
示することはしないが、〔発明が解決しようとする課
題,課題解決手段および効果〕の項に記載の態様に限ら
ず、種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である液圧源装置を含む液
圧制動装置の回路図である。
【図2】上記液圧源装置に含まれるアキュムレータの断
面図である。
【図3】上記液圧制動装置に含まれるリニアバルブ装置
の一部断面図である。
【図4】上記液圧源装置に含まれる電気回路図である。
【図5】上記液圧制動装置を制御する液圧制御装置のR
OMに格納されたポンプモータ制御プログラムを表すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の別の一実施形態である液圧源装置に含
まれるアキュムレータの断面図である。
【符号の説明】
82,300 アキュムレータ 86 ベローズ 92 シール材 94 圧力スイッチ装置 96 電動モータ 186 液圧制御装置 190 圧力センサ 202,222 リレー 220 バッテリ 224 電気回路 230,320 ベローズ伸長検出装置 304 第一電極部材 306 第二電極部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を加圧状態で蓄えるアキュムレータ
    と、そのアキュムレータに高圧液体を供給可能な高圧液
    体供給装置と、その高圧液体供給装置を制御することに
    より前記アキュムレータ内の液体の圧力を制御する蓄圧
    制御装置とを含む車両用液圧源装置において、 前記蓄圧制御装置に、当該液圧源装置を備えた車両が走
    行するはずのない不走行状態にある状態において、前記
    アキュムレータ内の液体の圧力が予め定められた下限圧
    力まで低下した場合に、前記高圧液体供給装置を作動さ
    せてアキュムレータ内の液体圧力を増大させる不走行状
    態蓄圧制御部を設けたことを特徴とする液圧源装置。
  2. 【請求項2】前記不走行状態蓄圧制御部が、前記車両の
    キースイッチのOFF状態において前記アキュムレータ
    内の液体の圧力が予め定められた下限圧力まで低下した
    ことを検出するスイッチOFF時圧力監視装置を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液圧源装置。
  3. 【請求項3】前記アキュムレータが、内部に蓄圧室を
    備え、前記高圧液体供給装置に接続されたハウジング
    と、そのハウジングの蓄圧室内に配設され、内部に加
    圧気体が封入されたベローズとを備えたベローズ式アキ
    ュムレータであることを特徴とする請求項1または2に
    記載の液圧源装置。
  4. 【請求項4】高圧液体を供給可能な高圧液体供給装置
    と、内部に蓄圧室を備え、前記高圧液体供給装置に接
    続されたハウジングと、そのハウジングの蓄圧室内に
    配設され、内部に加圧気体が封入されたベローズとを備
    えたベローズ式アキュムレータと、 前記ベローズの伸長状態が予め定められた設定状態にあ
    ることを検出するベローズ伸長検出装置と、 そのベローズ伸長検出装置によって前記ベローズの伸長
    状態が設定状態になったことが検出された場合に、前記
    高圧液体供給装置を作動させて前記蓄圧室の圧力を増大
    させる蓄圧制御装置とを含むことを特徴とする液圧源装
    置。
JP11196245A 1999-07-09 1999-07-09 液圧源装置 Pending JP2001018779A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11196245A JP2001018779A (ja) 1999-07-09 1999-07-09 液圧源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11196245A JP2001018779A (ja) 1999-07-09 1999-07-09 液圧源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001018779A true JP2001018779A (ja) 2001-01-23

Family

ID=16354611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11196245A Pending JP2001018779A (ja) 1999-07-09 1999-07-09 液圧源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001018779A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010540333A (ja) * 2007-10-04 2010-12-24 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 走行動特性制御装置内における絶対圧力弁の使用

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010540333A (ja) * 2007-10-04 2010-12-24 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 走行動特性制御装置内における絶対圧力弁の使用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3513096B2 (ja) アキュムレータおよびアキュムレータの異常検出装置
JP2577661B2 (ja) 油圧式2回路ブレーキシステム
JP5831006B2 (ja) 液圧ブースタ及びそれを用いたポンプバックタイプ液圧ブレーキ装置
US9388832B2 (en) Master cylinder device and hydraulic brake system using the same
JP5814171B2 (ja) シリンダ装置および液圧ブレーキシステム
EP3459800B1 (en) Electronic brake system and methods of operating the same
US6341947B1 (en) Pump device wherein detection of failure of one of pumps causes a change in the manner of control of the pump or pumps to compensate for the failure
JP2012066720A (ja) 車両用液圧制動装置
US4699435A (en) Circuit arrangement for monitoring and controlling the pressure in the auxiliary pressure supply system of a hydraulic motor vehicle brake arrangement
JP2004513816A (ja) 自動車用電気油圧式ブレーキ装置
JP4440462B2 (ja) 電子制御可能なブレーキ操作装置
KR20180002825A (ko) 브레이크 제어 장치 및 브레이크 시스템
JPS6118549A (ja) ブレーキ装置
JP5177296B2 (ja) 液圧ブレーキシステム
JPS61129358A (ja) ブレーキ力制御装置
JP3637722B2 (ja) ブレーキ装置
JP2001018779A (ja) 液圧源装置
JP2003137085A (ja) ブレーキ制御装置
WO2009063300A1 (en) Brake control system
JP3458695B2 (ja) 車両用液圧ブレーキシステム
JP3458652B2 (ja) 液圧制御装置
JPH11286271A (ja) 液圧ブレーキ装置
JP3565002B2 (ja) 液圧制御装置および車両用液圧ブレーキシステム
JPH1159402A (ja) 液圧ブレーキ装置
US20240059265A1 (en) Electronic brake system