JP2001018347A - 積層体の製造方法 - Google Patents

積層体の製造方法

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JP2001018347A
JP2001018347A JP11196238A JP19623899A JP2001018347A JP 2001018347 A JP2001018347 A JP 2001018347A JP 11196238 A JP11196238 A JP 11196238A JP 19623899 A JP19623899 A JP 19623899A JP 2001018347 A JP2001018347 A JP 2001018347A
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hole
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Akihiro Shibahara
章宏 柴原
Masakuni Watabe
政邦 渡部
Kaoru Otani
薫 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 孔あきPDPフィルタや合わせガラスの製造
に当り、孔の位置合わせを容易に行うと共に、孔の位置
ずれを防止し、また、接着樹脂のはみ出しを防止して、
容易かつ効率的に接合一体化する。 【解決手段】 孔1A,2A,5Aのあいた基板1,2
及び樹脂フィルム5を孔同士が対面するように重ね合せ
ると共に、対面した孔に挿入体6を挿入する。この重ね
合わせ体1を加熱して樹脂を硬化させて基板1,2同士
を接合一体化する。その後、挿入体6を孔から抜き出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合わせガラスやP
DP(プラズマディスプレーパネル)の前面フィルタ
(PDPフィルタ)等として有用な電磁波シールド性光
透過窓材の製造に好適な積層体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、OA機器のPDPフィルタとして
用いられている電磁波シールド性光透過窓材は、主に、
2枚のガラス板の間に導電層を介在させて接着樹脂によ
り一体化した構成とされており、接着樹脂としては、接
着性に優れることからEVA(エチレン−酢酸ビニル共
重合体)が用いられている。
【0003】このようなPDPフィルタは、2枚のガラ
ス板間に、導電層と、EVAに架橋剤としての有機過酸
化物を配合して成膜したEVAシートとを介在させて積
層し、EVAシートを熱硬化(熱架橋)させて接合一体
化させることにより製造されている。
【0004】一方、従来、自動車のフロントガラスやサ
イドガラス、建築物の窓ガラス等に用いられるガラスと
して、このようなEVAシートをガラス板間に介在させ
て積層し、EVAシートを熱硬化(熱架橋)させて一体
化させてなる合わせガラスや、このような合わせガラス
のガラス板間に更に中間層としてポリエステル等の樹脂
フィルムを間挿させて、合わせガラスとしての耐衝撃・
耐貫通性能や防音、断熱効果を向上させると共に樹脂フ
ィルムにデザインを施したり、着色を施して熱線反射及
び吸収性能を付与した合わせガラスも提案されている。
【0005】このような合わせガラスも、PDPフィル
タと同様に、2枚のガラス板間にEVAシートを介して
これらを積層し、或いは、2枚のEVAシート間に樹脂
フィルムを間挿したものを2枚のガラス板間に介在させ
てこれらを積層し、この積層体をEVAの硬化(架橋)
温度で架橋硬化させて一体化させることにより製造され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなPDPフィ
ルタや合わせガラスでは、施工のためにその厚さ方向に
貫通孔を設ける場合がある。即ち、例えば合わせガラス
では、施工時の取付金具等の挿入用に孔を形成する場合
がある。また、PDPフィルタにおいても、その取付金
具等の挿入のために、或いは、リモコンの受信部を露出
させるために、孔明けが行なわれる。
【0007】このような孔あきPDPフィルタや合わせ
ガラスを製造する場合には、各々所定の位置に開孔を設
けたガラス板やEVAシートをその孔位置が一致するよ
うに重ね合わせ、この状態で加熱してEVAを架橋硬化
させてこれらを接合一体化することとなる。
【0008】しかしながら、このようにして孔あきPD
Pフィルタや合わせガラスを製造する場合、 各ガラス板とEVAシートとを孔位置が一致するよ
うに重ね合わせることが困難である。 孔位置を一致させて重ね合わせても、接合一体化す
るまでの過程で取り扱い時に位置ずれが生じる場合もあ
る。 加熱工程で、開孔部分に溶融したEVAがはみ出
し、孔の一部が塞がれてしまう場合があり、製品の歩留
りが悪い。といった問題があった。
【0009】本発明はこのような問題を解決し、孔あき
PDPフィルタや合わせガラスを容易かつ効率的に製造
することができる積層体の製造方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の積層体の製造方
法は、複数枚の基板が重ね合わされ接着樹脂で接合一体
化された積層体であって、その積層方向に孔が設けられ
ている積層体を製造する方法において、孔のあいた基板
及び樹脂フィルムを該孔同士が対面するように重ね合わ
せると共に、対面した孔に挿入体を挿入しておき、この
重ね合わせ体を加熱して接着樹脂を硬化させて基板同士
を接合して一体化し、その後、挿入体を孔から抜き出す
ことを特徴とする。
【0011】本発明の方法では、挿入体を孔に挿入して
容易に位置合わせをすることができる。また、接合一体
化に到るまでの接合工程における取り扱い時にも、この
挿入体を孔に挿入しておくことにより孔の位置ずれを防
止することができると共に、溶融した接着樹脂の孔内へ
のはみ出しを防止することができる。
【0012】本発明の方法は、特に、前記重ね合わせ体
を非通気性のバッグ内に収容し、該バッグ内から排気す
ることにより該重ね合わせ体を積層方向に押圧すると共
に、該重ね合わせ体を加熱して基板同士を接合して一体
化し、その後、接合体をバッグから取り出すことによ
り、より効率的に接合を行える。
【0013】本発明の方法は、特に基板がガラス板であ
るPDPフィルタ又は合わせガラス等の製造に好適であ
り、この場合において、挿入体はフッ素樹脂製であるこ
とが好ましい。また、接着樹脂としてはEVAが好適で
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の積層体の製造方法の実施の
形態を示す断面図である。
【0016】図1(a)〜(d)は、図1(d)に示す
如く、2枚のガラス板1,2を接着樹脂3を介して接合
一体化して孔4Aを有する合わせガラス4を製造する方
法を示し、各々、孔1A,2A,5Aが形成されたガラ
ス板1,2及びEVAシート5を用い、EVAシート5
を介してガラス板1,2を積層する。この際、挿入体と
してのフッ素樹脂製治具6を孔1A,5A,2Aに挿通
させることでガラス板1、EVAシート5及びガラス板
2の位置合わせを行いながらこれらを重ね合わせる(図
1(a))。この重ね合わせ体7を、ゴム袋8等の非通
気性のバッグ内に収容し(図1(b))、ゴム袋8内を
真空引きすると共に加熱してガラス板1とガラス板2と
を接着(仮接着)する。この仮接着条件は、用いる接着
用シートの種類によっても異なるが、接着用EVAシー
ト5を用いた場合、60〜100℃で5〜45分程度と
するのが好ましい。このようにして仮接着した後は、ゴ
ム袋8から仮接着体9を取り出し、フッ素樹脂製治具6
を抜き取る(図1(c))。その後、この仮接着体9を
オーブン等で加熱して接着樹脂を架橋硬化してガラス板
1,2を接着樹脂3により強固に一体化して合わせガラ
ス4を得る。この加熱加橋条件は、通常100〜150
℃で20〜50分程度とされる。
【0017】なお、本発明において、挿入体の材質とし
ては、特に制限はないが、EVA等の接着樹脂との接着
性の低いフッ素樹脂が、接合後、挿入体を容易に孔から
抜き出すことができることから好適である。
【0018】この挿入体は、ガラス板等に形成されてい
る孔に挿入できる大きさであれば良いが、この孔に対し
て過度に小さいと位置合せ及び位置ずれの防止を確実に
行うことができないことから、孔が丸孔である場合に
は、孔の直径に対して、0.1〜1mm程度小さい直径
を有する円柱体であることが好ましい。この挿入体は、
孔の形状に倣う形状であることが好ましく、孔が角形で
あれば、角柱体とすることが好ましい。ただし、この場
合でも円柱体であっても良い。
【0019】また、挿入体の高さは、接合するガラス板
等の孔に十分に挿通できれば良く、一般的には、重ね合
わせ体の厚さとほぼ同程度とされる。
【0020】本発明において、接着樹脂としては、EV
A、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸エチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸
メチル共重合体、金属イオン架橋エチレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体、部分鹸化エチレン−酢酸ビニル共重
合体、カルボキシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−(メタ)アクリル−無水マレイン酸共重合
体、エチレン−酢酸ビニル−(メタ)アクリレート共重
合体等のエチレン系共重合体が挙げられる(なお、
「(メタ)アクリル」は「アクリル又はメタクリル」を
示す。)。その他、ポリビニルブチラール(PVB)樹
脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、シ
リコン樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等も用い
ることができるが、性能面で最もバランスがとれ、使い
易いのはEVAである。また、耐衝撃性、耐貫通性、接
着性、透明性等の点から自動車用合せガラスで用いられ
ているPVB樹脂も好適である。
【0021】PVB樹脂は、ポリビニルアセタール単位
が70〜95重量%、ポリ酢酸ビニル単位が1〜15重
量%で、平均重合度が200〜3000、好ましくは3
00〜2500であるものが好ましく、PVB樹脂は可
塑剤を含む樹脂組成物として使用される。
【0022】PVB樹脂組成物の可塑剤としては、一塩
基酸エステル、多塩基酸エステル等の有機系可塑剤や燐
酸系可塑剤が挙げられる。
【0023】一塩基酸エステルとしては、酪酸、イソ酪
酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オ
クチル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−
ノニル酸)、デシル酸等の有機酸とトリエチレングリコ
ールとの反応によって得られるエステルが好ましく、よ
り好ましくは、トリエチレン−ジ−2−エチルブチレー
ト、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキソエ
ート、トリエチレングリコール−ジ−カプロネート、ト
リエチレングリコール−ジ−n−オクトエート等であ
る。なお、上記有機酸とテトラエチレングリコール又は
トリプロピレングリコールとのエステルも使用可能であ
る。
【0024】多塩基酸エステル系可塑剤としては、例え
ば、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸
と炭素数4〜8の直鎖状又は分岐状アルコールとのエス
テルが好ましく、より好ましくは、ジブチルセバケー
ト、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビトールアジ
ペート等が挙げられる。
【0025】燐酸系可塑剤としては、トリブトキシエチ
ルフォスフェート、イソデシルフェニルフォスフェー
ト、トリイソプロピルフォスフェート等が挙げられる。
【0026】PVB樹脂組成物において、可塑剤の量が
少ないと製膜性が低下し、多いと耐熱時の耐久性等が損
なわれるため、ポリビニルブチラール樹脂100重量部
に対して可塑剤を5〜50重量部、好ましくは10〜4
0重量部とする。
【0027】PVB樹脂組成物には、更に劣化防止のた
めに、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤が
添加されていても良い。
【0028】一方、EVAとしては酢酸ビニル含有量が
5〜50重量%、好ましくは15〜40重量%のものが
使用される。酢酸ビニル含有量が5重量%より少ないと
耐候性及び透明性に問題があり、また40重量%を超す
と機械的性質が著しく低下する上に、成膜が困難とな
り、フィルム相互のブロッキングが生ずる。
【0029】架橋剤としては、有機過酸化物が適当であ
り、シート加工温度、架橋温度、貯蔵安定性等を考慮し
て選ばれる。使用可能な過酸化物としては、例えば2,
5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサ
イド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン−3;ジーt−ブチルパーオキサイ
ド;t−ブチルクミルパーオキサイド;2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン;ジ
クミルパーオキサイド;α,α’−ビス(t−ブチルパ
ーオキシイソプロピル)ベンゼン;n−ブチル−4,4
−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート;2,2−
ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン;1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン;1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン;t−ブチルパーオキシベンゾエート;
ベンゾイルパーオキサイド;第3ブチルパーオキシアセ
テート;2,5−ジメチル−2,5−ビス(第3ブチル
パーオキシ)ヘキシン−3;1,1−ビス(第3ブチル
パーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン;1,1−ビス(第3ブチルパーオキシ)シクロヘキ
サン;メチルエチルケトンパーオキサイド;2,5−ジ
メチルヘキシル−2,5−ビスパーオキシベンゾエー
ト;第3ブチルハイドロパーオキサイド;p−メンタン
ハイドロパーオキサイド;p−クロルベンゾイルパーオ
キサイド;第3ブチルパーオキシイソブチレート;ヒド
ロキシヘプチルパーオキサイド;クロルヘキサノンパー
オキサイドなどが挙げられる。これらの過酸化物は1種
を単独で又は2種以上を混合して、通常EVA100重
量部に対して、10重量部以下、好ましくは0.1〜1
0重量部の割合で使用される。
【0030】有機過酸化物は通常EVAに対し押出機、
ロールミル等で混練されるが、有機溶媒、可塑剤、ビニ
ルモノマー等に溶解し、EVAのフィルムに含浸法によ
り添加しても良い。
【0031】なお、EVAの物性(機械的強度、光学的
特性、接着性、耐候性、耐白化性、架橋速度など)改良
のために、各種アクリロキシ基又はメタクリロキシ基及
びアリル基含有化合物を添加することができる。この目
的で用いられる化合物としてはアクリル酸又はメタクリ
ル酸誘導体、例えばそのエステル及びアミドが最も一般
的であり、エステル残基としてはメチル、エチル、ドデ
シル、ステアリル、ラウリル等のアルキル基の他、シク
ロヘキシル基、テトラヒドロフルフリル基、アミノエチ
ル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピ
ル基、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル基などが挙
げられる。また、エチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリエチレングリコール、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール等の多官能アルコールと
のエステルを用いることもできる。アミドとしてはダイ
アセトンアクリルアミドが代表的である。
【0032】より具体的には、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、グリセリン等のアクリル又
はメタクリル酸エステル等の多官能エステルや、トリア
リルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、フタ
ル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、マレイン酸ジア
リル等のアリル基含有化合物が挙げられ、これらは1種
を単独で、或いは2種以上を混合して、通常EVA10
0重量部に対して0.1〜2重量部、好ましくは0.5
〜5重量部用いられる。
【0033】なお、本発明に係るEVA接着樹脂には、
その他、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、老化防止剤、塗
料加工助剤を少量含んでいてもよく、また、得られる積
層体の色合いを調整するために染料、顔料などの着色
剤、カーボンブラック、疎水性シリカ、炭酸カルシウム
等の充填剤を適量配合してもよい。
【0034】本発明で用いる接着用シートは、EVA等
の樹脂と上述の添加剤とを混合し、押出機、ロール等で
混練した後カレンダー、ロール、Tダイ押出、インフレ
ーション等の成膜法により所定の形状にシート成形する
ことにより製造される。成膜に際してはブロッキング防
止、基板との圧着時の脱気を容易にするためエンボスが
付与される。
【0035】なお、接着性改良の手段として、接着用シ
ート面へのコロナ放電処理、低温プラズマ処理、電子線
照射、紫外光照射などの手段も有効である。
【0036】このような本発明の積層体の製造方法は、
2枚のガラス板間に導電層を介してEVAシートでこれ
らを接合一体化するPDPフィルタや、2枚のガラス
板、或いは、2枚のガラス板間に機能性向上のための樹
脂フィルムを介してEVAシートで接合一体化する合わ
せガラスの製造等に極めて有用である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の積層体の製
造方法によれば、複数枚の孔明け基板を接着樹脂で接合
一体化して積層体を製造するに当り、孔の位置合わせを
容易に行うと共に、孔の位置ずれを防止し、また、接着
樹脂のはみ出しを防止して、高品質の積層体を高い歩留
りにて容易かつ効率的に製造することができる。従っ
て、本発明によれば、高品質で商品価値の高いPDPフ
ィルタや合わせガラス等の積層体を工業的に有利に製造
することが可能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層体の製造方法の実施の形態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1,2 ガラス板 3 接着樹脂 4 合わせガラス 5 EVAシート 1A,2A,4A,5A 孔 6 フッ素樹脂製治具 7 重ね合わせ体 8 ゴム袋 9 仮接着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AG00A AG00B AK68G AT00A AT00B BA02 BA14 CB00 DC11 EC182 EJ331 EJ422 EJ582 GB41 GB90 JL04 4G061 AA30 BA01 BA03 CA02 CB03 CB16 CD12 CD18 DA32 DA36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板が重ね合わされ接着樹脂で
    接合一体化された積層体であって、その積層方向に孔が
    設けられている積層体を製造する方法において、 孔のあいた基板及び樹脂フィルムを該孔同士が対面する
    ように重ね合わせると共に、対面した孔に挿入体を挿入
    しておき、 この重ね合わせ体を加熱して接着樹脂を硬化させて基板
    同士を接合して一体化し、 その後、挿入体を孔から抜き出すことを特徴とする積層
    体の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記重ね合わせ体を
    非通気性のバッグ内に収容し、該バッグ内から排気する
    ことにより該重ね合わせ体を積層方向に押圧すると共
    に、該重ね合わせ体を加熱して基板同士を接合して一体
    化し、 その後、接合体をバッグから取り出すことを特徴とする
    積層体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、基板がガラス
    板であり、挿入体がフッ素樹脂製であることを特徴とす
    る積層体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、接着樹脂がEVAであることを特徴とする積層体の
    製造方法。
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