JP2001018081A - レーザ溶接金属管の製造方法 - Google Patents

レーザ溶接金属管の製造方法

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JP2001018081A
JP2001018081A JP11187951A JP18795199A JP2001018081A JP 2001018081 A JP2001018081 A JP 2001018081A JP 11187951 A JP11187951 A JP 11187951A JP 18795199 A JP18795199 A JP 18795199A JP 2001018081 A JP2001018081 A JP 2001018081A
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roll
curvature
pipe
radius
shape
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JP11187951A
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English (en)
Inventor
Tomotaka Hayashi
智隆 林
Hiromasa Fujimoto
宏昌 藤本
Katsuyuki Matsuhiro
克之 松廣
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内面ビード中に発生した場合に溶接部の靭性を
著しく低下させるコブ状突起の発生を防ぐことが可能な
大径や高強度なレーザ溶接金属管の製造方法を提供す
る。 【解決手段】出力10kW以上のレーザビーム照射してレー
ザ溶接を行うレーザ溶接金属管の製造法において、オー
プンパイプ状に成形された金属帯の両端縁部を600℃以
上に予熱する一方、スクイズロールの上側フランジ間ギ
ャップLを15mm以上、製品管外径の30%以下に設定する
か、またはオープンパイプ状を特定の孔型を有する最終
フインパスで成形してレーザ溶接を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波予熱を併用
したレーザ溶接金属管(例えば、Fe基合金やNi基合
金などからなる金属管)の製造方法にかかわり、特に外
径が500mm以上の大径管や降伏応力が500MPa
以上の高強度管の製造に適用して好適なレーザ溶接金属
管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ溶接は、他の溶接方法に比べて熱
源のエネルギ密度が高いため溶け込みが深く高速溶接が
可能である。また、総入熱量を少なくできるため溶接部
の性能も良好である。
【0003】このため、溶接金属管の溶接法として注目
され、実機への適用が進められている。また、その高速
化率を高めるために、被レーザ溶接部を高周波加熱する
方法も提案されている(特開昭56−168981号公
報など)。さらに、最近は、レーザ発振器自体の高出力
化が進み、中径厚肉管の製造にも適用されるようになっ
てきている。
【0004】レーザ溶接製管法では、オープンパイプ状
に成形された金属帯にスクイズロールでアプセット力を
加えて金属帯の両端面を突き合わせ、その突き合わせ部
にレーザビームを照射して溶接製管される。その際、溶
接後の内面ビード中に溶融金属の溶け落ちに起因するコ
ブ状突起が短いピッチで断続的に発生し、このコブ状突
起が発生した部分の靱性が極端に劣り、不良品が多発す
ることがある。
【0005】上記のコブ状突起は、特開平11−478
27号公報に示されるように、スクイズロールの軸芯位
置から上流側に50mm離間した位置におけるオープン
パイプ状に成形された金属帯の両端2点と、スクイズロ
ールの軸芯相互を結ぶ線とパスラインが交叉する1点で
画成されるV角度θ(°)と金属帯の肉厚t(mm)の
関係をt×θ<80にすれば発生しなくなる。
【0006】ところが、外径が500mm以上の大径
管、なかでも肉厚tと外径Dの比t/Dが2%以下と小
さい大径管や降伏応力が500MPa以上の高強度管の
場合、上記の手段を講じてもコブ状突起が発生するとい
う問題があった。
【0007】なお、大径管や高強度管に発生するコブ状
突起は、上記のV角度θを小さくすれば発生しなくな
る。しかし、V角度θを小さくしすぎると、成形ロール
群によるオープンパイプの成形挙動が変化し、金属帯の
両端面が最初に接触する衝合点が予め定めた位置よりも
上流側になる。その結果、高周波加熱手段による金属帯
両縁部の予熱温度が大きく変動し、溶接部への入熱量が
安定しないという問題があった。このため、V角度θを
小さくする必要がないコブ状突起の発生防止方法の開発
が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、t/
Dが小さい大径管や高強度管の製造時に上記のV角度θ
を小さくせずともコブ状突起が発生するのを防ぐことが
可能なレーザ溶接金属管の製造方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、下記
(1)または(2)のレーザ溶接金属管の製造方法にあ
る。
【0010】(1)連続的に配置された複数の成形ロー
ル群に金属帯を通してオープンパイプ状に成形し、オー
プンパイプ状に成形された金属帯の両端縁部を予熱した
後、当該両端縁部をスクイズロールで拘束しつつ出力1
0kW以上のレーザビームを溶接部に照射してレーザ溶
接を行うレーザ溶接金属管の製造法において、オープン
パイプ状に成形された金属帯の両端縁部を600℃以上
に予熱する一方、スクイズロールの上側フランジ間ギャ
ップLを15mm以上、製品管外径の30%以下に設定
してレーザ溶接を行うレーザ溶接金属管の製造方法。
【0011】(2)連続的に配置された複数の成形ロー
ル群に金属帯を通してオープンパイプ状に成形し、オー
プンパイプ状に成形された金属帯の両端縁部を予熱した
後、当該両端縁部をスクイズロールで拘束しつつ出力1
0kW以上のレーザビームを溶接部に照射してレーザ溶
接を行うレーザ溶接金属管の製造法において、オープン
パイプ状に成形された金属帯の両端縁部を600℃以上
に予熱する一方、成形ロール群を構成する最終フィンパ
スロールに下記形状の孔型を備えたロールを用いるレー
ザ溶接金属管の製造方法。
【0012】最終フィンパスロールの孔型形状:金属帯
の全幅をW(mm)、製管後の製品管の外径をD(m
m)、肉厚をt(mm)、降伏応力をσy(MPa)、
縦弾性係数をE(MPa)、フィンパスロールの孔型の
曲率半径をρf (mm)、スクイズロールの孔型の曲率
半径をρs(mm)、スクイズロールの上側フランジ間
ギャップをL(mm)とした時、フィンパスロールの孔
型は、オープンパイプ状に成形された金属帯の両端面か
ら周方向にそれぞれL/2以上、金属体の全幅Wの1/
8以下の領域の曲率半径がρfa(mm)、その他の部分
の曲率半径がρfb(mm)の2つの接線円弧で構成され
ている。さらに、曲率半径ρfaとこれに対応するスクイ
ズロールの孔型部分の曲率半径ρsa(mm)との関係が
下記の(1) 式の関係にあり、(1) 式中のK値が下記の
(2) 式を満たす。また、曲率半径ρfbとこれに対応する
スクイズロールの孔型部分の曲率半径ρsb(mm)との
関係が下記の(3) 式を満たす。
【0013】 K=(ρsa/ρfa)−{1.5×σy/E×(D/t)} ・・ (1) L/K≦200 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 1.1>ρsb/ρfb≧0.8 ・・・・・・・・・・・・・・・ (3) 上記の本発明は、下記の知見に基づいて完成させた。す
なわち、発明者らは、t/Dが小さい大径管や強度の高
い高強度管の製造時に発生するコブ状突起の発生原因の
究明とその防止方法の開発に努めた。その結果、次のこ
とを知見した。
【0014】t/Dが小さな大径管や高強度管の場合、
最終フィンパスロール通過後の金属帯両端縁部の弾性回
復量が大きく、レーザ溶接部における金属帯両端面の突
き合わせ横断面形状がV形開先になり、このV形開先の
角度が大きい場合にコブ状突起が発生することが判明し
た。
【0015】そこで、レーザ溶接部におけるV形開先の
角度を小さくする方法について鋭意検討した。その結
果、オープンパイプ状に成形された金属帯の両端縁部を
600℃以上に予熱する一方、スクイズロールの上側フ
ランジ間ギャップLを15mm以上、製品外径D(m
m)の30%以下に設定するか、または成形ロール群を
構成する最終フィンパスロールに上記2つの曲率半径ρ
faおよびρfbの2つの折線円弧からなる孔型を備えたロ
ールを用いれば、レーザ溶接部におけるV形開先の角度
を小さくすることができ、コブ状突起が発生しなくなる
ことを知見した。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザ溶接金属管
の製造方法について、添付図面を参照して詳細に説明す
る。
【0017】図1は、装置の全体構成を示す模式的側面
図、図2はその要部の模式的平面図である。図に示すよ
うに、最終フィンパスロール1fを有する成形ロール群
1の後段にはスクイズロール2、2が配置されている。
そして、スクイズロール2、2の上方には、出力が10
kw以上のレーザ溶接トーチ3が配置されており、溶接
部4にレーザビーム5(後述の図3参照)を照射して製
管溶接するようになっている。
【0018】また、図示は省略するが、最終フィンパス
ロール1fとスクイズロール2、2との間には、高周波
加熱手段が配置されており、オープンパイプ状に成形さ
れた金属帯6の両端縁部6a、6aを加熱するようにな
っている。
【0019】上記のようなレーザ溶接金属管の製造方法
において、本発明の第1の方法は、最終フィンパスロー
ル1fとスクイズロール2、2との間に配置された高周
波加熱手段でが配置されオープンパイプ状に成形された
金属帯6の両端縁部6a、6aを600℃以上に加熱す
る。また、スクイズロール2、2は、その上側フランジ
2a、2a間のギャップL(いずれも後述の図3参照)
を15mm以上、溶接製管後の製品管の外径D(mm)
(前述の図2参照)の30%以下に設定する。その理由
は次のとおりである。
【0020】レーザ溶接では、溶接部4の直上のビーム
経路にプラズマが発生し、その量が多いとレーザビーム
5がプラズマに反射・吸収されて効率低下をきたすの
で、一般に、シールドガスを用いてプラズマの発生抑制
が図られる。しかし、出力10kW以上のレーザ溶接の
場合、数kWレベルのレーザ溶接で用いられているAr
ガスでシールドしたのではプラズマの発生を十分に抑制
できない。このため、出力10kW以上のレーザ溶接で
はHeガスを主成分とするガスが用いられるが、Heガ
スは質量が小さいので、十分な流速を与えないと周囲に
容易に拡散してしまい、シールドが不十分になる。
【0021】また、レーザ溶接は、図2に示すように、
スクイズロール2、2の近傍で行われる。このため、レ
ーザ溶接トーチ3のシールドノズル3aは、図3に示す
ように、スクイズロール2、2の上側フランジ2a、2
a間のギャップLの狭い位置に設置される。この場合、
Heガスを主成分とするシールドガス流7は、スクイズ
ロール2、2の上側フランジ2a、2aに衝突するよう
になり、上記のギャップLを15mm未満にするとシー
ルドガス流7が乱れてシールド性能が低下し、溶接金属
の品質が劣化する。
【0022】図4は、スクイズロール2、2の上側フラ
ンジ2a、2a間のギャップLがシールド性能に及ぼす
影響を示す図であり、上側フランジ2a、2a間のギャ
ップLが15mm未満になるとシールド性能が低下する
ことがわかる。
【0023】なお、図4の結果は、下記の前提条件下で
の結果であり、シールド性能は最も簡便に測定可能なシ
ールドガス流中の酸素濃度で示した。
【0024】第一に、オープンパイプ状に成形された金
属帯6はスクイズロール2、2で拘束されているものの
円筒形状であるために金属帯6のキャンバなどの要因に
よって周方向に回転し、溶接部4が周方向に変位する場
合がある。このため、シーム追従装置を用いてレーザ溶
接トーチ3の位置調整を行って周方向に変位する溶接部
4に追従させることとした。この時、スクイズロール
2、2は固定されたままであり、レーザ溶接トーチ3と
スクイズロール2、2の位置関係が変化する。そこで、
多くの条件下においてミルセンターMCからの溶接部4
の周方向変位量を調査し、その変位量が3mm以下であ
ったことと、溶接金属の幅が約2mmであることから、
図5に示すように、ミルセンターMCから4mm離間し
たA点位置にてそのシールド性能を評価した。
【0025】なお、スクイズロール2、2の上側フラン
ジ2a、2a間のギャップLが8mm以下の領域は、図
5に示すように、上側フランジ2a、2aが存在するこ
とになるので評価対象外とした。
【0026】上記したように、良好なシールド状態を確
保する観点からは、上側フランジ2a、2a間のギャッ
プLが15mm以上になるようにスクイズロール2、2
の間隔を大きくすればよい。しかし、スクイズロール
2、2の間隔を大きするとロールに拘束されない金属帯
6の両端縁部6a、6aの幅が大きくなる。その結果、
肉厚tと外径Dの比t/Dが小さな管や高強度管の場
合、弾性回復量が大きいために、スクイズロール2、2
でアプセットされた際、図6に示すように、両端縁部6
a、6aがスクイズロール2、2との接触端点Bを起点
に曲げ変形を起こして山形に変形し、両端面の横断面突
き合わせ形状がV開先形状なる。
【0027】上記のV開先角度は、スクイズロール2、
2によるアプセット量を大きくすると、図7に示すよう
に、山形変形が助長されてさらに大きくなり、コブ状突
起がより一層発生しやす状態になる。したがって、コブ
状突起を発生させないためには、スクイズロール2、2
で付与するアプセット量を小さくすればよいことになる
が、一定値以上のアプセット量を付与しないと凝固割れ
やアンダカットなどの溶接欠陥が発生するようになる。
しかし、凝固割れやアンダカットなどの溶接欠陥が発生
しない一定値以上のアプセット量を確保すると、上記の
V開先角度が大きくなりすぎてコブ状突起がどうしても
発生し、V開先角度を小さくするための別の手段を講じ
る必要のあることが判明した。
【0028】そこで、その別の手段を種々検討した結
果、従来、高速化のために用いられている最終フィンパ
スロール1fとスクイズロール2、2との間に配置され
た高周波加熱手段を用いてロールに拘束されない金属帯
6の両端縁部6a、6aを予熱し、該部の材料変形応力
を低下させてその弾性回復量を低減させるのが最も簡便
かつ経済的であるとの結論に至った。
【0029】そして、高周波加熱手段で金属帯6の両端
縁部6a、6aを種々の温度に予熱してアプセット時に
おける金属帯6の両端縁部6a、6aの材料変形応力挙
動を調べた結果、金属帯6の両端縁部6a、6aを60
0℃以上に予熱すれば該部の材料変形応力が顕著に低下
し、小さなアプセット力でも必要な一定値以上のアプセ
ット量を与えることができ、しかも上記のV開先角度が
可及的に小さくなって凝固割れやアンダカットは勿論、
コブ状突起のない溶接部を備えた製品管が得られること
がわかった。
【0030】ただし、上記の効果は、スクイズロール
2、2の上側フランジ2a、2a間のギャップLを製品
管の外径Dの30%を超えて大きくすると失われ、コブ
状突起が発生する。これは、図8に示す実験結果から明
らかである。すなわち、図8は、金属帯6の両端縁部6
a、6aを600℃以上に予熱した場合におけるギャッ
プLと製品管の外径Dとの比L/Dがコブ状突起の発生
に及ぼす影響を示した図であるが、比L/Dが0.3、
すなわち30%を超えるとコブ状突起が発生することが
わかる。
【0031】以上のことから、本発明の第1の方法で
は、オープンパイプ状に成形された金属帯6の両端縁部
6a、6aを600℃以上に加熱する一方、スクイズロ
ール2、2の上側フランジ2a、2a間のギャップLを
15mm以上、溶接製管後の製品管の外径Dの30%以
下に設定してレーザ溶接製管することとした。
【0032】次に、本発明の第2の方法について説明す
る。
【0033】この第2の方法は、スクイズロール2、2
によるアップセット時の金属帯6の両端縁部6a、6a
の弾性回復量を見込んで、最終フィンパスロール1fで
のオープンパイプの成形曲率半径を小さくし、これによ
って上記のV開先角度が大きくなるのを防いでコブ状突
起が発生しないようにする。このため、最終フィンパス
ロール1fには、その孔型の曲率半径が従来よりも小さ
いものを用いる。
【0034】しかし、最終フィンパスロール1fの孔型
の曲率半径を単に小さくした場合、オープンパイプ状に
成形された金属帯6が周方向に回転してその両端面位置
が著しく変位し、正常に溶接できなくなる。これは、次
の理由によるためであることが判明した。
【0035】最終フィンパスロール1fを通過したオー
プンパイプ状に成形された金属帯6は、通過と同時に弾
性回復し、その弾性回復力でスクイズロール2、2に張
り付くことによってその形状の安定性が確保される。と
ころが、最終フィンパスロール1fの孔型の曲率半径を
単に小さくすると、スクイズロール2、2で拘束される
オープンパイプ部分の曲率半径まで小さくなりすぎてス
クイズロール2、2に対する張り付き力が不足して周方
向回転が生じる。そして、この周方向回転は、金属帯6
の長手方向で張力変動などが起こった場合より著しくな
る。
【0036】そこで、これを防ぐ方法を鋭意検討した。
その結果、最終フィンパスロール1fには、図9に示す
ように、その孔型の曲率半径をρf(mm)とした時、
金属帯6の両端縁部6a、6aに対応する部分の曲率半
径がρfa(mm)、その他の金属帯6の部分に対応する
部分の曲率半径がρfb(mm)の2つの接線円弧からな
り、曲率半径ρfaとρfbが以下に述べる条件を満たす孔
型を有するものを用いる一方、上記の場合と同様に、金
属帯6の両端縁部6a、6aを600℃以上に予熱すれ
ばよいことがわかった。
【0037】すなわち、その孔型形状は、金属帯6の全
幅をW(mm)、製管後の製品管の外径をD(mm)、
肉厚をt(mm)、降伏応力をσy(MPa)、縦弾性
係数をE(MPa)、スクイズロールの孔型の曲率半径
をρs(mm)、スクイズロールの上側フランジ間ギャ
ップをL(mm)とした時、オープンパイプ状に成形さ
れた金属帯の両端面から周方向にそれぞれL/2以上、
金属体の全幅Wの1/8以下の領域を曲率半径ρfa(m
m)、その他の部分の曲率半径をρfb(mm)とし、曲
率半径ρfaとこれに対応するスクイズロール2、2の孔
型部分の曲率半径ρsa(mm)との関係が下記の(1) 式
の関係にあり、(1) 式中のK値が下記の(2) 式を満た
し、曲率半径ρfbとはこれに対応するスクイズロール
2、2の孔型部分の曲率半径ρsb(mm)との関係が下
記の(3) 式を満たす形状である。
【0038】 K=(ρsa/ρfa)−{1.5×σy/E×(D/t)} ・・ (1) L/K≦200 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 1.1>ρsb/ρfb≧0.8 ・・・・・・・・・・・・・・・ (3) ここで、オープンパイプ状に成形されたが金属帯6の両
端面から周方向にそれぞれL/2以上、金属体の全幅W
の1/8以下の領域を除くその他の部分のフィンパスロ
ール1fの孔型の曲率半径ρfbが上記の(3) 式を満たさ
ない場合には、スクイズロール2、2による金属帯6の
拘束状態が不安定になり、周方向回転が生じる。
【0039】また、オープンパイプ状に成形されたが金
属帯6の両端面から周方向にそれぞれL/2以上、金属
体の全幅Wの1/8以下の領域のフィンパスロール1f
の孔型の曲率半径ρfaが上記の(1) 式と(2) 式を満たさ
ない場合には、金属帯6の両端縁部6a、6aが弾性回
復を起こし、その両端面の横断面突き合わせV開先角度
が大きくなりすぎてコブ状突起が発生する。
【0040】なお、フィンパスロール1fの孔型のうち
の金属帯6の両端面から周方向にそれぞれL/2以上、
金属体6の全幅Wの1/8以下の領域の曲率半径ρfaを
上記のように定めるに際しては、以下のように考えてそ
のパラメータを整理した後、数多くの実験を行って上記
の(1) 式と(2) 式を決定した。
【0041】金属帯6の両端縁部6a、6aの弾性回復
による寸法変化は、弾性回復前の曲率半径をρA 、弾性
回復後の曲率半径をρB 、肉厚をt、降伏応力をσy、
ヤング率をE、定数をkとした時、下記の(4) 式で表さ
れる。
【0042】 1/ρB=(1/ρA)−{(k×ρy)/E/(1/2t)}・・・(4) したがって、この(4) 式より、最終フィンパスロール1
fで曲率半径ρf0に成形された金属帯6は、スクイズロ
ール2、2に侵入するまでに下記の(5) 式で求められる
曲率半径ρf1にまで弾性回復する可能性がある。
【0043】 1/ρf1=(1/ρf0)−{(k×σy)/E/(1/2t)}・・・(5) この弾性回復形状とスクイズロール2、2に侵入する直
前の形状、およびスクイズロール2、2で拘束されない
両端縁部6a、6aの変形挙動には相関関係があると仮
定し、数多くの実験を行った結果、以下のことがわかっ
た。
【0044】まず、パラメータ「K」の採用理由につい
て説明する。
【0045】変形挙動が最終フィンパスロール1fでの
成形後に弾性回復した形状の曲率半径ρf1とスクイズロ
ール2、2の孔型の曲率半径ρsとの間に相関関係があ
るとして、両者の曲率半径比K(=ρs/ρf1)を考え
ると、Kはこれを上記の(5)式に代入して下記の(6) 式
で表される。
【0046】 K=ρs/ρf1=ρs×{(1/ρf0)−(k×σy)/E/(1/2t)} =(ρs/ρf0)−{(ρs×k×σy)/E/(1/2t)}・・・(6) そして、スクイズロール2、2の下流側に設けられたサ
イザーでの加工量が小さく、ρsと製品の曲率半径(外
径D)に大きな差がないと仮定すると、下記の(7) 式が
成立する。
【0047】ρs D/2・・・・・・(7) したがって、上記の曲率半径比Kは、(6) 式と(7) 式よ
り、下記の(8) 式で表すことができる。
【0048】 K=(ρs/ρf0)−{(D/2)×k×σy/E/(1/2t)} =(ρs/ρf0)−[(k×σy)/{E×(D/t)}]・・・(8) ところで、金属帯6の両端面の突き合わせ形状のV開先
化を決定づけるパラメータは、図10に示すようにな
る。すなわち、スクイズロール2で拘束されていない金
属帯6の両端縁部6aの長さをL/2とすると、スクイ
ズロール2で拘束されていない端縁部6aは、理想的に
は「θ2 =(L/2)/ρf1」の角度を呈して曲がって
いるはずであるが、実際には「θ3 =(L/2)/ρ
s」の角度になってしまっており、この両者の差Δθは
下記の(9) 式で表される。
【0049】 Δθ=θ3−θ2=(L/2)×{(1/ρf1)−(1/ρs)}・・・(9) 一方、金属帯6の端縁部6aを逆方向に曲げる曲げモー
メントMは、下記の(10)式で求められる。
【0050】 M=F×(L/2)×sinΔθ =F×(L/2)×sin[(L/2)×{(1/ρf1)−(1/ρs)}] =F×(L/2)×sin[(L/2)/ρs×(ρs/ρf1−1)] =F×(L/2)×sin[(L/2)/ρs×(K−1)]・・・(10) つまり、曲げモーメントMは、スクイズロール2の上側
フランジ間ギャップLと導入したパラメータKの関数で
定義されることが予想された。
【0051】そこで、種々異なる孔型を有するフィンパ
スロール1fを用いる一方、金属帯6の両端縁部6a、
6aを600℃以上に予熱して数多くの実験を行った結
果、図11に示す結果が得られた。すなわち、前述した
(1) 式で整理した条件下において、L/K値が200以
下のK値をもって形成された孔型であれば、金属帯6の
両端縁部6aの弾性回復が大幅に抑制されて両端面の横
断面突き合わせV開先角度が大きくならず、コブ状突起
が発生しなくなることが判明した。
【0052】なお、K値はL/K値が200以下になる
値であれば幾ら小さくてもよく、その下限値を定める必
要はないが、1以下にする必要がある。これは、K値を
1よりも大きくすることは、フィンパスロール1fによ
るオープンパイプの成形曲率半径をスクイズロール2、
2による成形曲率半径よりも小さくすることを意味し、
この場合にはスクイズロール2で金属帯6を拘束できな
くなるからである。
【0053】また、上記の孔型を有するフィンパスロー
ル1fを用いる場合においても、スクイズロール2の上
側フランジ間ギャップLは15mm以上にする必要があ
ることはいうまでもない。これは、前述したように、L
を15mm未満にすると、シールドガス流7が乱れてシ
ールド性能が低下し、溶接金属の品質が劣化するからで
ある。
【0054】以上の説明は、スクイズロールが左右一対
の2ロールタイプの場合であるが、スクイズロールが左
右一対の主スクイズロールとその上方に配置された左右
一対または複数対のトッププレッシャロールを有する4
ロールタイプや5ロールタイプの場合にも適用でき、こ
の場合のギャップLはトッププレッシャロール間ギャッ
プになることはいうまでもない。
【0055】
【実施例】《実施例1》API(米国石油協会)規格に
規定されるグレードX65に相当する強度(降伏応力σ
y=500MPa)を有する炭素鋼からなる外径50
8.0mm、肉厚6.35mmの溶接鋼管を製造するに
当たり、オープンパイプ状に成形された帯鋼の両端縁部
の予熱温度を種々変化(200〜1000℃)させる一
方、スクイズロールの上側フランジ間ギャップLを種々
変化(20〜200mm)させてレーザ製管溶接を行っ
た。
【0056】その際、最終フィンパスロールには、表1
に示す2種類の孔型パターンを有するもののうち、パタ
ーンAのものを用いた。また、レーザ溶接部はHeガス
でシールドし、レーザ出力は25kW、溶接速度は8m
/minとした。
【0057】
【表1】
【0058】得られた各溶接鋼管は、その内面ビードを
目視観察し、溶接長さ10m当たりのコブ状突起の発生
個数を調べた。
【0059】また、各溶接鋼管の溶接部には、900℃
に加熱して水冷した後、700℃に30分間加熱保持す
る焼戻しの熱処理を施した後、その管軸長方向の20m
mピッチ位置から、溶接部の中央部にVノッチ底が位置
するJIS Z 2202に規定される幅7.5mmの
サブサイズ4号試験片をそれぞれ21個採取してシャル
ピー衝撃試験に供し、JIS Z 2242に規定され
る方法に準じて破面遷移温度vTrs50(℃)を調べ
た。
【0060】以上の調査結果を、表2に、予熱温度とス
クイズロールの上側フランジ間ギャップLと併せて示し
た。
【0061】
【表2】
【0062】表2に示す結果から明らかなように、本発
明で規定する条件の下にレーザ製管溶接する場合には、
コブ状突起は発生せず、溶接の靭性に優れた製品管が得
られることがわかる。
【0063】具体的に説明すると、試番1〜6は、オー
プンパイプ状に成形された帯鋼の両端縁部の予熱温度が
コブ状突起の発生に及ぼす影響を調べた例であるが、予
熱温度が本発明で規定する600℃以上の場合(試番1
〜3)には、コブ状欠陥は全く発生しておらず、溶接部
の破面遷移温度も−100℃と良好であった。これに対
して、予熱温度が400℃以下または予熱を行わなかっ
た場合には(試番4〜6)、コブ状欠陥が40〜100
個/10mと多く発生しており、溶接部の破面遷移温度
も−30〜−60℃と靱性が不芳であった。
【0064】試番7〜11は、スクイズロールの上側フ
ランジ間ギャップLがコブ状突起の発生に及ぼす影響を
調べた例であるが、ギャップLと製品管外径Dとの比L
/Dが本発明で規定する30%以下の場合(試番7〜
9)には、コブ状欠陥は全く発生しておらず、溶接部の
破面遷移温度も−100℃と良好であった。これに対し
て、L/Dが本発明で規定する30%超の場合(試番1
0、11)には、コブ状欠陥が40〜120個/10m
と多く発生しており、溶接部の破面遷移温度も−30〜
−60℃と靱性が不芳であった。
【0065】《実施例2》実施例1と同じ寸法の溶接鋼
管を製造するに当たり、降伏応力σy が400MP
a、600MPaおよび800MPaの3種類の帯鋼を
用い、オープンパイプ状に成形された帯鋼の両端縁部を
800℃一定に予熱するとともに、スクイズロールの上
側フランジ間ギャップLを80mmと160mmに変化
させる一方、最終フィンパスロールにはその孔型が前述
した表1に示すパターンAとBのものを用いてレーザ製
管溶接を行った。その際、レーザ溶接部のシールド、レ
ーザ出力および溶接速度は実施例1の場合と同じとし
た。
【0066】そして、得られた溶接鋼管の内面ビードを
目視観察し、溶接長さ10m当たりのコブ状突起の発生
個数を調べる一方、レーザ製管溶接後の各溶接鋼管の溶
接部には、実施例1の場合と同じ熱処理を施し、その管
軸長方向の20mmピッチ位置から、実施例1の場合と
同じ試験片をそれぞれ21個採取してシャルピー衝撃試
験に供し、JIS Z 2242に規定される方法に準
じて破面遷移温度vTrs50(℃)を調べた。
【0067】以上の調査結果を、表3に、素材帯鋼の降
伏応力、スクイズロールの上側フランジ間ギャップLお
よび最終フィンパスロールの孔型パターンと併せて示し
た。
【0068】
【表3】
【0069】表3に示す結果から明らかなように、本発
明で規定する条件の下にレーザ製管溶接する場合には、
コブ状突起は発生せず、溶接の靭性に優れた製品管が得
られることがわかる。
【0070】具体的に説明すると、試番12〜15は、
素材帯鋼の降伏応力σyが400MPaの場合である
が、この場合には、いずれもL/Kが90〜180と本
発明で規定する条件の200以下を満たしているため
に、試番13と15のようにL/Dが31.5%であっ
ても、コブ状欠陥は全く発生しておらず、溶接部の破面
遷移温度も−100℃と良好であった。
【0071】また、試番16〜19は、素材帯鋼の降伏
応力σyが600MPaの場合であるが、この場合に
は、L/Kが89〜178と本発明で規定する条件の2
00以下を満たすもの(試番16、18および19)
は、試番19のようにL/Dが31.5%であっても、
コブ状欠陥は全く発生しておらず、溶接部の破面遷移温
度も−100℃と良好であった。これに対して、L/K
が208で、本発明で規定する条件の200以下を満た
さないもの(試番17)は、コブ状欠陥が50個/10
mと多く発生しており、溶接部の破面遷移温度も−50
℃と靱性が不芳であった。
【0072】さらに、試番20〜23は、素材帯鋼の降
伏応力σyが800MPaの場合であるが、この場合に
は、L/Kが103〜123と本発明で規定する条件の
200以下を満たすもの(試番20と22)は、コブ状
欠陥は全く発生しておらず、溶接部の破面遷移温度も−
100℃と良好であった。これに対して、L/Kが20
5〜246で、本発明で規定する条件の200以下を満
たさないもの(試番21と23)は、コブ状欠陥が40
〜120個/10mと多く発生しており、溶接部の破面
遷移温度も−30〜−60℃と靱性が不芳であった。
【0073】
【発明の効果】本発明の方法によれば、内面ビード中に
発生して溶接部の靱性を著しく劣化させるコブ状突起の
発生を確実に防ぐことができる。その結果、薄肉管から
厚肉管まで溶接部の品質が長手方向で均一なレーザ溶接
金属管を高歩留まりに製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ溶接金属管の製造装置の全体構成を示す
模式的側面図である。
【図2】同上の要部の模式的平面図である。
【図3】レーザ溶接部の概略を示す横断面図である。
【図4】スクイズロールの上側フランジ間ギャップLと
シールドガスによるレーザ溶接部のシールド性能との関
係を示す図である。
【図5】シールドガスによるレーザ溶接部のシールド性
能にレーザ溶接トーチの変位が及ぼすう影響を説明する
ための図である。
【図6】オープンパイプ状に成形された金属帯の両縁部
の変形態様を示す模式的横断面図である。
【図7】スクイズロールによるアプセット力が大きい場
合における金属帯の両縁部の変形態様を示す模式的横断
面図である。
【図8】スクイズロールの上側フランジ間ギャップLと
製品管外径Dの比L/Dとコブ状欠陥の発生個数との関
係を示す図である。
【図9】最終フィンパスロールの孔型形状を説明するた
めの図である。
【図10】スクイズロール2で拘束されていない金属帯
6の両端縁部6aの長さがL/2の場合における端縁部
6aの理想的変形状態と実際の変形状態との関係を示す
模式図である。
【図11】スクイズロールの上側フランジ間ギャップL
とパラメータKの比L/Kとコブ状欠陥の発生個数との
関係を示す図である。
【符号の説明】
1:成形ロール群、 1f:最終フィンパスロール、 2:スクイズロール、 2a:上側フランジ、 3:レーザ溶接トーチ、 3a:シールドノズル、 4:溶接部、 5:レーザビーム、 6:金属帯、 6a:金属帯の端縁部、 7:シールドガス流、 L:スクイズロールの上側フランジ間ギャップ、 D:製品管の外径、 MC:ミルセンター。
フロントページの続き (72)発明者 松廣 克之 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号住 友金属工業株式会社内 Fターム(参考) 4E063 AA01 BB06 EA02 4E068 AA02 AJ03 BE02 BG01 DA15 DB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に配置された複数の成形ロール群に
    金属帯を通してオープンパイプ状に成形し、オープンパ
    イプ状に成形された金属帯の両端縁部を予熱した後、当
    該両端縁部をスクイズロールで拘束しつつ出力10kW
    以上のレーザビームを溶接部に照射してレーザ溶接を行
    うレーザ溶接金属管の製造法において、オープンパイプ
    状に成形された金属帯の両端縁部を600℃以上に予熱
    する一方、スクイズロールの上側フランジ間ギャップL
    を15mm以上、製品管外径の30%以下に設定してレ
    ーザ溶接を行うことを特徴とするレーザ溶接金属管の製
    造方法。
  2. 【請求項2】連続的に配置された複数の成形ロール群に
    金属帯を通してオープンパイプ状に成形し、オープンパ
    イプ状に成形された金属帯の両端縁部を予熱した後、当
    該両端縁部をスクイズロールで拘束しつつ出力10kW
    以上のレーザビームを溶接部に照射してレーザ溶接を行
    うレーザ溶接金属管の製造法において、オープンパイプ
    状に成形された金属帯の両端縁部を600℃以上に予熱
    する一方、成形ロール群を構成する最終フィンパスロー
    ルに下記形状の孔型を備えたロールを用いることを特徴
    とするレーザ溶接金属管の製造方法。 最終フィンパスロールの孔型形状:金属帯の全幅をW
    (mm)、製管後の製品管の外径をD(mm)、肉厚を
    t(mm)、降伏応力をσy(MPa)、縦弾性係数を
    E(MPa)、フィンパスロールの孔型の曲率半径をρ
    f (mm)、スクイズロールの孔型の曲率半径をρs
    (mm)、スクイズロールの上側フランジ間ギャップを
    L(mm)とした時、フィンパスロールの孔型は、オー
    プンパイプ状に成形された金属帯の両端面から周方向に
    それぞれL/2以上、金属体の全幅Wの1/8以下の領
    域の曲率半径がρfa(mm)、その他の部分の曲率半径
    がρfb(mm)の2つの接線円弧で構成されている。さ
    らに、曲率半径ρfaとこれに対応するスクイズロールの
    孔型部分の曲率半径ρsa(mm)との関係が下記の(1)
    式の関係にあり、(1) 式中のK値が下記の(2) 式を満た
    す。また、曲率半径ρfbとこれに対応するスクイズロー
    ルの孔型部分の曲率半径ρsb(mm)との関係が下記の
    (3) 式を満たす。 K=(ρsa/ρfa)−{1.5×σy/E×(D/t)} ・・ (1) L/K≦200 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 1.1>ρsb/ρfb≧0.8 ・・・・・・・・・・・・・・・ (3)
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JP2008502485A (ja) * 2004-06-16 2008-01-31 エルエス ケーブル リミテッド プラズマとレーザーを用いた連続的な突き合せ溶接方法及びこれを用いた金属管製造方法
WO2011111634A1 (ja) 2010-03-08 2011-09-15 株式会社神戸製鋼所 レーザー・アーク複合溶接方法及び該溶接方法による溶接部材の製造方法
JP2023036009A (ja) * 2021-08-30 2023-03-13 武漢理工大学 エルボの製造方法及びシステム

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