JP2001017950A - 生分解性廃棄物処理装置 - Google Patents

生分解性廃棄物処理装置

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JP2001017950A
JP2001017950A JP11191722A JP19172299A JP2001017950A JP 2001017950 A JP2001017950 A JP 2001017950A JP 11191722 A JP11191722 A JP 11191722A JP 19172299 A JP19172299 A JP 19172299A JP 2001017950 A JP2001017950 A JP 2001017950A
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residue
processing tank
tank
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residue discharge
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Koji Kaneda
耕治 金田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の生ごみ等処理装置における残渣の取出
は、汚物感と危険を伴い、分解促進材を篩い分けるにも
手間がかかる。 【解決手段】処理槽15の壁のうち、撹拌腕23の回転
軌跡が上向きになる部分と対向する位置に口35を開
け、この口を、縦長孔状の残渣排出孔43c、47aが
多数形成された固定側、可動側シャッター板43、45
で塞ぎ、可動側シャッター板45をスライドさせて残渣
排出孔を開閉する。処理槽内の残渣がシャッター板に刻
設した標準ラインに達したとき、シャッター板45を開
放位置へと移動すると、残渣は、自重で又は撹拌腕によ
る撹拌運動で、残渣排出孔を出て、回収トレイ51に落
ちる。残渣排出孔の幅は分解促進ボール57の直径より
小さくしてあるので、この分解促進ボールは残る。従っ
て、残渣の取出が自動的に行われ、その一部は確実に残
って微生物をある程度留め置くことができ、分解促進材
の篩い分けも果たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥等の生分解性
廃棄物処理装置に係り、主としてバクテリア等の微生物
による生化学的な分解処理を行う生分解性廃棄物処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、一般家庭や食品関連事業において
発生する厨芥や食物残渣等をバクテリア等の微生物によ
って生化学的に分解する処理装置が普及され始めてい
る。この種の処理装置は、一般に、厨芥等を投入する処
理槽と、投入された厨芥等を撹拌するための撹拌手段を
備えており、処理槽内に大量の微生物が存在する状態か
ら処理を開始した場合、その厨芥等は、一時堆肥化した
状態を経て、24時間程度で大部分が炭酸ガスや水分等
に分解され、分解が完了した状態では、灰分や合成樹脂
や金属など生分解しない物質だけが残渣として残る。
【0003】また、この種の処理装置は、微生物による
生化学的分解を促進するために、微生物を担持して繁殖
を促す微生物担持材や、グラインダー作用によって物理
的な分解を促すバレル材など、各種の分解促進材を混合
して処理する方式のものが多い。このような補助材を用
いた方式の処理装置が記載されたものとして、特開平8
−242856号公報、特開平10−128295号公
報等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の処理装
置、特に、家庭用など比較的小型のものにあっては、当
該廃棄物の分解の程度を問わず、残渣の取出しを手で行
うようになっているため、どうしても汚物感があった。
その上、この取出しは、処理槽の中に深く手を入れての
作業になり、多くの場合、撹拌手段の下に手を回して掻
き出すという作業になるため、思いのほか面倒で、少な
からぬ危険を伴う。
【0005】また、前記した分解促進材を用いる方式の
ものにあっては、残渣から分解促進材を分けることも必
要になる。即ち、この種の分解促進材は一般に高価なも
のであるし、繁殖した微生物が大量に付着しているの
で、残渣を取り出すときに分解促進材も一緒に捨ててし
まったのでは、著しく不経済になり、折角増殖した微生
物をむざむざ逃がしてしまうために、次に投入する廃棄
物の分解の進行が著しく遅くなってしまい、だいいち、
分解促進材が新たなゴミになってしまうからである。
【0006】そこで、本発明者は、この分解促進材を残
渣からうまく取り出すことができる幾つかの方式を提案
した(特願平11−31483号)。その一つは、処理
槽を着脱自在にすると共に、加振器付きの篩いを装備
し、残渣を取り出すときは処理槽を外して中の残渣を篩
いに空け、篩いとった分解促進材を処理槽に戻すという
ものである。別のものは、処理槽を反転自在なるように
設けたり、処理槽の底部に開閉扉を設け、残渣を取り出
すときは処理槽を反転させ、あるいは扉を開いて、残渣
を篩いに落すというものである。
【0007】しかしながら、これらの方式は構造が複雑
になってしまう上に、操作にも手間がかかるという問題
があった。また、処理槽内の残渣を残らず取り出すこと
になるため、残渣に含まれている微生物を全て失うこと
になってしまって、次の廃棄物の分解の進行が著しく遅
くなってしまうという問題もあった。特に、分解促進材
を使用しない方式のものにあっては、残渣の取出しによ
って、処理槽内の微生物は殆どゼロになってしまうた
め、新たな廃棄物の分解には10日程度かかってしま
う。
【0008】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、特別な篩い手段を設けなくても、必
要に応じて使用される分解促進材の残渣との篩い分けを
行うことができ、或いは、分解促進材を使用すると否と
を問わず、残渣の取出しは適度な量を残して行われるよ
うにして、微生物を処理槽内にある程度残すことが確実
にでき、しかも、残渣の取出しを、残渣自体の自重又は
当該処理装置に必要的に設けられる機械的手段を利用し
て自動的に行わせることができる生分解性廃棄物処理装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明生分解性廃棄物処理装置は、生分解性の廃棄
物と必要に応じて略球状の分解促進材が投入される処理
槽と、投入された廃棄物等を撹拌するための撹拌部材
と、この撹拌部材を駆動するための撹拌部材駆動手段
と、処理槽に設けられた長孔状の多数の残渣排出孔と、
この残渣排出孔を開閉するシャッターと、残渣排出孔か
ら排出される残渣が回収される回収部とを備えたもので
ある。
【0010】従って、本発明にあっては、分解が進行し
た廃棄物を取り出すときは、シャッターを開いてやる
と、処理槽内の廃棄物が自重で又は撹拌部材による撹拌
作用に伴って残渣排出孔から槽外へ出て回収部に回収さ
れる。このとき、微生物担持材等の分解促進材を使用し
ている場合は、その分解促進材の多くは残渣排出孔に引
っ掛かって排出を阻止される。この残渣排出孔が円形で
ある場合は、往々にして、ここに引っ掛かった分解促進
材が残渣排出孔を閉鎖してしまうが、本発明における残
渣排出孔は長孔形状をしているため、ここに分解促進材
が引っ掛かっても残渣排出孔を完全に閉鎖してしまうこ
とは殆ど無く、ある程度の隙間は残る。この隙間を通っ
て残渣だけが排出される。
【0011】本発明における残渣の取出はこのように行
われるので、処理槽の中に深く手を入れて掻き出す従来
の取出方法のような危険は全く無く、その上、従来用い
られていた篩いや加振器が不要になるので、その分、構
造が大幅に簡素化されると共に、小型、低コスト化を実
現できる。
【0012】本発明を実施するに際して、残渣排出孔を
処理槽のいずれの位置に設けるかは任意であるが、処理
槽の側壁のうち底頂部よりある程度高いところに設ける
と、残渣の排出は、当該残渣排出孔より低いところにあ
るものをほぼ確実に残して行われるので、分解促進材を
使用しない場合であっても、残渣の一部を残すことで、
微生物をある程度の量、処理槽内に留め置くことができ
る。これにより、次に投入される廃棄物の分解を速やか
に進行させることができる。
【0013】また、本発明を具体化するに当たって、処
理槽の側壁と底面部の両方に同様の残渣排出孔を設けて
おいて、残渣の取り出し時期やメンテナンス等に応じて
残渣排出孔を使い分けることができるようにすることも
考えられる。即ち、次に新たな生ごみ等の処理を行うと
きは側壁がわの残渣排出孔を開放し、分解が未完成の堆
肥化しただけの状態で廃棄物を取り出したいときは底面
部がわの残渣排出孔を開放するといった具合に使い分け
られるようにするのも良い。勿論、処理槽の底面部に、
清掃や修理に際して処理槽内の内容物を全て排出するた
めの大きな口を別に設けることも差し支えない。
【0014】本発明を実施する場合、残渣排出孔は処理
槽に直に形成しても良いし、或いは、処理槽には大きな
口を形成して、その口を、残渣排出孔が多数形成された
シャッターで開閉するようにしても良い。また、シャッ
ターの開閉手段としては手動式、電動式その他様々な構
造が考えられ、手動式にする場合も、キャビネットの外
側から操作する方式や、処理槽の中で操作する方式等を
用いることが考えられる。これらの中でも、処理槽の中
で手操作する方式が最も低コストであると思われ、この
方式によっても、単にレバー等を動かすだけで済むた
め、特に操作性が悪いといったことも無く、手を汚すこ
とも殆どない。
【0015】請求項2の発明は、請求項1に記載した生
分解性廃棄物処理装置において、撹拌部材は水平軸の軸
周りへ回転する構造のもので、残渣排出孔は、処理槽の
少なくとも側壁のうち撹拌部材の回転軌跡の上向き部分
と対向した位置に設けたものである。従って、処理槽内
の残渣は、撹拌部材によって積極的に排出されることに
なるので、排出に要する時間を短縮することができる。
【0016】請求項3の発明は、垂直軸の軸周りへ回転
自在なるように設けられ生分解性の廃棄物と必要に応じ
て略球状の分解促進材が投入される処理槽と、この処理
槽を回転させるための処理槽駆動手段と、処理槽に投入
された廃棄物等を撹拌するための撹拌部材と、この撹拌
部材を駆動するための撹拌部材駆動手段と、処理槽から
排出される残渣が回収される回収部とを備え、処理槽
は、その周壁の上端部略全周に長孔状の残渣排出孔が多
数形成されると共に少なくともこの上端部に続く部分は
上拡がりのテーパー形をしており、残渣の取出しを行う
ときは、処理槽と撹拌部材のいずれか一方又は両方を高
速で回転させることにより、残渣が遠心力によって前記
残渣排出孔から処理槽外へ排出されるようにしたもので
ある。
【0017】従って、この発明にあっては、残渣を取り
出すための操作が、駆動手段の駆動モードを選択するだ
けの操作、例えば、制御回路のスイッチを押したり、伝
達系の切換えレバーを引いたりする、少なくとも処理槽
の外での操作で済むので、処理槽の中に手を入れる必要
が無い。従って、残渣の取り出しに当たって手を汚すこ
とが全く無い上に、残渣の排出は遠心力にって強制的に
行われるために極く短時間で終わる。
【0018】この発明を実施する場合、残渣取出時に処
理槽だけを回転させるか、撹拌部材だけを高速で回転さ
せるか、或いはその両方を回転させるかは、処理槽のテ
ーパー形をした部分の勾配や、回転速度、回転パターン
等に応じて決めれば良いが、これらの一方だけを高速回
転させるだけでも十分である。また、残渣取出時の処理
槽等の回転パターンとしては、連続運転式でも良いが、
比較的短い時間単位で間欠運転する方式にすると、残渣
や分解促進材が上昇と落下を繰り返すため、残渣排出孔
を塞ぐ確率が一層低くなって、スムーズな排出が実行さ
れるので、この方式が望ましい場合が多いと思われる。
【0019】請求項4の発明は、請求項3に記載した生
分解性廃棄物処理装置において、処理槽の底部はその周
壁をほぼ垂直にしたものである。このようにすると、処
理槽の底部においては、残渣等に遠心力が与えられても
残渣排出孔まで運ばれる案内斜面が無いために、ここに
在った残渣の殆どは確実に取り残すことができる。
【0020】請求項5の発明は、請求項1から4に記載
した生分解性廃棄物処理装置のいずれかにおいて、残渣
排出孔の幅は、必要に応じて使用する分解促進材を通さ
ない大きさにしたものである。このようにすれば、分解
促進材を使用する場合であっても、残渣取出時には、分
解促進材は確実に止め置かれて残渣だけが排出されるこ
とになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
る生分解性廃棄物処理装置を図面に従って説明する。 〔第一の実施の形態〕図1から図4は、第一の実施の形
態に係る生分解性廃棄物処理装置1を示すものである。
【0022】3は処理装置1のキャビネットを示す(図
1、図2参照)。キャビネット3は、やや縦長で上面が
開口した矩形の箱型を為すキャビネット本体5と、この
キャビネット本体5の上面を覆う蓋7とから成る。そし
て、蓋7の左右(図1における左上方へ向かう方向を左
側とし、右下方へ向かう方向を右側とする。)両端部7
aを除く部分が、後端においてキャビネット本体5に回
動自在に連結された開閉部7bになっている。
【0023】キャビネット本体5の底板9における左右
両端寄り位置に、垂直な機構ベース11が取り付けられ
ており、この2つの機構ベース11の間に処理槽15が
配置されている。この処理槽15は、厨芥等の生分解性
廃棄物と後述する分解促進ボールが投入される槽であ
り、上面全体が開口した深い容器状をしていて、平面形
状は左右方向に長い矩形をしているが、その底部17は
左右方向から見て半円弧形に屈曲している。この処理槽
15は、キャビネット本体5の周壁と底板9との間にあ
る程度の間隔をおいて機構ベース11等に支持され、そ
の開口面15aは前記蓋7の開閉部7bによって開閉さ
れる。
【0024】処理槽15には回転軸21が左右方向へ貫
通している。この回転軸21は、処理槽15の半円弧形
の底部17の円弧中心に沿って延びるように設けられ、
その両端部は機構ベース11に取り付けられた図示しな
い軸受に回転自在に支持されている。回転軸21のう
ち、処理槽15の中を通る部分に、4本の撹拌腕23が
ほぼ一定の間隔をおいて取り付けられている。これら撹
拌腕23は、ほぼL字形をしており、L字の長い部分の
先端が回転軸21から垂直に突出し且つ短い部分が回転
軸21と平行に延びる向きで設けられている。撹拌腕2
3の長さは、その先端の回転軌跡が処理槽15の底部1
7に比較的近接する程度の長さになっている。
【0025】回転軸21の左端部には比較的大径なスプ
ロケットホィール25が固定されている。また、キャビ
ネット本体5の底板9上には減速モーター27が固定さ
れ、この減速モーター27の出力軸に取り付けられた比
較的小径なスプロケットホィール29と前記スプロケッ
トホィール25との間にチェーン31が無端状に掛け渡
されている。従って、回転軸21は、減速モーター27
によって比較的低速に回転され、その回転方向は、右側
から見ての時計回り方向である。
【0026】処理槽15の前面部における垂直な壁部に
は、横長な排出口35が形成されており、この排出口3
5は、回転軸21より多少高いところにあって、撹拌腕
23の回転軌跡のうち上向きの部分と対向するように位
置している。この排出口35は排出シュート37に続い
ている。この排出シュート37は、上方から見て、キャ
ビネット本体5の前面壁と処理槽15との間に配置さ
れ、その上端の後ろ向きの口が排出口35に接合されて
いる。そして、排出シュート37の上端部以外の部分は
下方へ行くに従って左右幅を狭められ、その下端口37
aは、底板9に形成された孔9aを通して底板9より下
に突出している(図2参照)。
【0027】排出口35はシャッター41によって開閉
される。このシャッター41は固定側シャッター板43
と可動側シャッター板45とで薄型に構成されている。
固定側シャッター板43は、排出口35よりほぼ一回り
大きい横長の矩形をしており、その上下両端部の細幅な
部分を前側へ折り畳むことで、前面の上下両端に左右方
向へ延びるレール43aが形成され、上側のレール43
aはその中間部だけを切除することで切欠部43bが形
成されている。そして、上下のレール43の間の領域に
は、縦長の細い排出孔43cが左右方向へ一定の間隔で
多数形成されており、この間隔は排出孔43cの幅寸法
とほぼ同じになっている。
【0028】可動側シャッター板45は、固定側シャッ
ター板43と同じ板厚で、平板状をした主部47と、左
右方向から見てほぼ逆さL字形をしたハンドル部49と
から成り、このハンドル部49は、主部47の上側縁に
おける中間部から上に突出するように位置する。主部4
7は、固定側シャッター板43の上下のレール43aの
間に所要のクリアランスを残してぴったり収まる大きさ
を有すると共に、縦長の細い排出孔47aが左右方向へ
一定の間隔で多数形成されている。この排出孔47aの
大きさと間隔は、固定側シャッター板43における排出
孔43cのそれらと一致している。
【0029】固定側シャッター板43は、その前面に可
動側シャッター板45が重なった状態で、処理槽15に
取り付けられる。即ち、可動側シャッター板45は、そ
の主部47が固定側シャッター板43における上下のレ
ール43aの間に収まり且つそのハンドル部49が固定
側シャッター板43の切欠部43bを通して上に突出す
るように固定側シャッター板43に重ねられ、この状態
で、固定側シャッター板43の上下両端部が排出口35
の上下両脇に、処理槽15の内側からネジ止めされる。
【0030】これによって、排出口35にシャッター4
1が取り付けられ、可動側シャッター板45は、ハンド
ル部49が切欠部43bの左端縁に当接した閉鎖位置
と、ハンドル部49が切欠部43bの右端縁に当接した
開放位置との間で移動し得るように設けられ、この移動
の距離は、排出孔43c、47aの配列ピッチの丁度半
分になっている。そして、可動側シャッター板45が閉
鎖位置に来ている状態では、その排出孔47aが、固定
側シャッター板43の排出孔43cどうしの間の部分に
対向し、可動側シャッター板45が開放位置に来た態で
は、その排出孔47aが固定側シャッター板43の排出
孔43cと一致する。
【0031】尚、固定側、可動側の各シャッター板4
3、45の後面、即ち、処理槽15の内側を向く面に
は、図示しない標準ラインが刻設されている。この標準
ラインは処理槽15内の残渣量の目安にするもので、排
出孔43c、47aの高さ方向における丁度中間辺りの
高さに引かれている。
【0032】キャビネット本体5の底板9の下方には残
渣回収トレイ51が設けられている。この残渣回収トレ
イ51は、底板9の下面に取り付けられた図示しないレ
ールに前後方向へ摺動自在に支持されており、その把手
51aだけが前方へ露出する押込み位置まで押し込んだ
状態において、図2を見て分かるように、前記排出シュ
ート37の下端口37aが残渣回収トレイ51の内部前
端部に上方から臨む。
【0033】蓋7の右端部7aの上面は操作パネルにな
っていて、ここに、運転ボタン53と停止ボタン55が
配置されている。運転ボタン53を押すことにより前記
減速モーター27が回転を開始し、停止ボタン55を押
すことで運転が停止する。処理槽15の左端壁における
上部には排風口65が設けられ、この排風口65に図示
しない吸引ファンが取り付けられると共に、図示しない
ダクトが延びていて、処理槽15内の水分や臭気を積極
的に外に排除するようになっている。生分解性廃棄物処
理装置1は以上のように構成されている。
【0034】次に、生分解性廃棄物処理装置1の使用方
法と作用を説明する。まず、処理槽15に分解促進ボー
ル57をある程度多量に投入し、これに厨芥等の生分解
性廃棄物59を加える。このとき、可動側シャッター板
45が閉鎖位置に来ていることを確認し、この位置に来
ていなければシャッター板45を閉鎖位置へしっかり移
動する。
【0035】分解促進ボール57は、例えば酸化ケイ素
を主成分とするセラミックス製のもので、直径約7〜1
0ミリメートル程度のほぼ球形に形成されている。前記
シャッター41の排出孔43cと47aの幅は、分解促
進ボール57の最も小さいものの直径より多少小さい寸
法にしてある。
【0036】分解促進ボール57の量に対する生分解性
廃棄物59の投入量は一義的に決めることはできない
が、経験的に言って、概ね、2分の1から3分の1程度
にすると良い。また、処理装置1を初めて使用する場合
は、微生物も投入するのが望ましい。
【0037】分解促進ボール57や生分解性廃棄物59
を投入した後、蓋7の開閉部7bを閉じて、運転ボタン
53を押す。これにより、撹拌腕23がゆっくり回転し
て、分解促進ボール57と生分解性廃棄物59を満遍な
く撹拌混合する。この撹拌混合によって、分解促進ボー
ル57が廃棄物59に対してグラインダー様に作用して
廃棄物59が削られたり掏り潰されて物理的に分解され
る。そして、経時的に、廃棄物59の中のバクテリアが
増殖して、廃棄物59を生化学的に分解して行く。この
ようにして、廃棄物59の物理的分解と生化学的分解が
進行し、分解が完了すると、処理槽15内には分解後の
灰分や、廃棄物59に混じっていたプラスチック、或い
は重金属といった無機物の残渣61が、粒状或いは粉状
の形で残る。尤も、廃棄物59の分解を必ずこの程度ま
で行わなければならないということでは無い。
【0038】この残渣61がある程度の量溜まったと
き、例えば、残渣61の表層が、シャッター41の図示
しない標準ラインに達したときは、開閉部7bを開い
て、可動側シャッター板45を開放位置へと移動する。
この作業はハンドル部49を掴んで行い、なるべくは一
時運転を停止した状態で行う。そして、開閉部7bを閉
じて運転を再開させる。すると、処理槽15内の残渣6
1は、撹拌腕23によって浚い上げられる度に、少しづ
つではあるがシャッター41の開放されている排出孔4
3c、47aを通して排出シュート37へ排出される。
このとき、分解促進ボール57が排出孔43c、47a
に運ばれても、この排出孔43c、47aの幅は分解促
進ボール57の直径よりは小さいので、分解促進ボール
57だけは処理槽15内に残される。従って、分解促進
ボール57に担持された微生物を処理槽15から外に逃
がすことは無い。
【0039】排出シュート37に出た残渣61は、残渣
回収トレイ51の前端部に堆積し、その堆積物が下端口
37aを塞ぐと、排出口35から出た残渣は排出シュー
ト37内に堆積して行く。このようにして処理槽15か
ら残渣61をある程度の量排出した後、可動側シャッタ
ー板45を閉鎖位置に戻す。そして、残渣回収トレイ5
1を手前に引き出すと、排出シュート37内で堆積して
いた分の残渣61が残渣回収トレイ51に落ちる。
【0040】尚、以上の使用説明では、分解促進ボール
57を用いるようにしたが、この処理装置1の使用にあ
たっては、分解促進ボール57を必ず使用しなければな
らないということは無い。即ち、前記したように、この
処理装置1による残渣61の取出はその一部を残して行
われるようになっているため、その残された残渣61
が、分解促進ボール57の少なくとも微生物担持機能だ
けは代替的に果たすので、その残された残渣61に含ま
れる微生物によって次に投入される廃棄物59の分解を
速やかに進行させることができるからである。
【0041】〔第二の実施の形態〕図5から図8は、本
発明の第二の実施の形態に係る生分解性廃棄物処理装置
71を示すものである。この処理装置71の一番の特徴
は、処理槽内の残渣の取出しを処理槽の回転による遠心
力で自動的に行わせるようにしたことにあり、このため
に、処理槽と撹拌手段は水平回転、即ち、垂直軸の軸回
りへ回転するようになっている。
【0042】73はキャビネット本体を示す。このキャ
ビネット本体73の天板75には、この中央部に中心が
ある円形の大きな投入口75aが形成されており、この
投入口75aは、多少の上下幅を有する偏平な漏斗形を
している。この投入口75aは天板75の上面全体を覆
う開閉蓋77によって開閉される。
【0043】キャビネット本体73の底板79における
ほぼ中央部には機台81が固定され、この機台81の上
面板81aには、円形の挿通孔81bが形成されると共
に、その上面に円環形をした軸受ハウジング83が水平
な姿勢で取り付けられている。この軸受ハウジング83
にボールベアリング85のアウターレースが保持されて
おり、このボールベアリング85は上記挿通孔81bと
同軸上に位置する。
【0044】87は処理槽を示し、この処理槽87は、
上面が開口した上拡がりの深い容器状をしている。即
ち、処理槽87は、その上端部を成すリング状の排出部
89と、底部を成す深皿状の残渣滞留部91と、この残
渣滞留部91の周壁上端と排出部89の下端とを連続し
た上拡がりなテーパ状の案内部93とから構成されてお
り、案内部93の斜面は略45°になっている。排出部
89はある程度の上下幅を有し、その直径は前記投入口
75aの直径よりある程度大きく、周方向へ一定のピッ
チで配列された縦長の排出孔89aが多数形成されてい
る。この排出孔89aの幅も、前記分解促進ボール57
の一番小さいものの直径より多少小さい寸法になってい
る。
【0045】残渣滞留部91は、排出部89の直径の略
半分の直径を有し、その底壁95の中心部に連結孔95
aが形成されており、この連結孔95aは下方へやや延
びた円筒形をしている。この連結口95aには、縦長円
筒形をした軸受ボス97の上端部が内嵌め状に固定され
ており、処理槽87は、この軸受ボス97のほぼ上半部
が前記ボールベアリング85のインナーレースに挿入さ
れることで、機台81に回転自在に支持される。この状
態で、前記投入口75aは、処理槽87の内部空間の上
端部に収まる。
【0046】そして、上記軸受ボス97には、上下2つ
のボールベアリング99が圧入されると共に、その下端
部は機台81の挿通孔81bを通して下に突出し、この
下端部の外周面にベルト巻付け溝97aが形成されてい
る。機台81の側壁には処理槽駆動モータ101が取り
付けられており、この処理槽駆動モータ101の出力軸
に固定されたプーリ103と上記ベルト巻付け溝97a
とに無端ベルト105が掛け渡されている。従って、処
理槽駆動モータ101が駆動することによって処理槽8
7が回転される。この回転は高速で行われる。
【0047】軸受ボス97に取り付けられた2つのボー
ルベアリング99には垂直な回転軸107が支持されて
おり、この回転軸107の上端部は処理槽87の残渣滞
留部91内に突出し、この上端部に撹拌部材109が固
定されている。この撹拌部材109は、回転軸107に
取り付けられたボス109aと、このボス109aから
突出した複数の長いアーム109bとスクリュウ109
cと複数の短いアーム109dを備えている。長いアー
ム109bは、略くの字形に屈曲しており、その回転軌
跡が案内部93の内面近くを通るように設けられてい
る。スクリュウ109cはボス109aから略真上に突
出し、短いアーム109dはボス109aから水平に突
出している。
【0048】底板79には電圧可変型の撹拌部材駆動モ
ータ111が固定されており、この撹拌部材駆動モータ
111の出力軸に、回転軸107の下端部が連結されて
いる。従って、撹拌部材109はこの撹拌部材駆動モー
タ111によって回転され、通常運転時は低速で回転さ
れ、残渣排出時は高速で回転される。前記軸受ボス97
の上端口はシール部材113によって気密にシールされ
る。
【0049】キャビネット本体73の前面パネルにおけ
る下端部中央には、横長なトレイ出入れ口73a(図5
参照)が形成されている。機台81の前側における底板
79上には、残渣回収トレイ115が、トレイ出入れ口
73aを通して出し入れ自在な状態で置かれている。
【0050】121は案内シュートを示し、この案内シ
ュート121は、処理槽87から排出される残渣を上記
残渣回収トレイ115に集めるためのものである。案内
シュート121は、上方から見て環状に延び、周方向と
直交する断面が略U字形をした溝状に形成されている。
この案内シュート121の溝121aの底面121b
は、真後ろにおいて一番高く、ここと反対の位置におい
て一番低くなるように傾斜しており、この一番低い位置
を含む部分は前方から見て門型に切り欠かれた排出口1
21cになっている。溝121aの外側壁121dの上
端は内側壁121eの上端よりある程度高いところまで
延びている。
【0051】このような案内シュート121は、上方か
ら見て処理槽87を囲うように配置され、その排出口1
21cはキャビネット本体73内に収まった状態の残渣
回収トレイ115の前端部に上から近接して臨むように
位置し、内側壁121eの上端は処理槽87の排出部8
9に下方から近接し、外側壁121dの上端部は排出部
89を囲むように対向する。
【0052】キャビネット本体73の前面壁上部には、
通常運転ボタン125と、取出ボタン127と、停止ボ
タン129が配置されており、通常運転ボタン125を
押すと撹拌部材駆動モータ111だけが低速回転する通
常運転が行われる。また、取出ボタン127を押すと、
処理槽駆動モータ101が回転すると共に撹拌部材駆動
モータ111が高速回転に切り替わり、この状態は1分
継続した後自動的に通常運転に戻される。生分解性廃棄
物処理装置71は以上のように構成されている。
【0053】この生分解性廃棄物処理装置71の使用方
法と作用も、基本的には、前記生分解性廃棄物処理装置
1におけるものと同じである。即ち、処理槽87に分解
促進ボール57をある程度多量に投入し、これに厨芥等
の生分解性廃棄物59を加える。そして、開閉蓋77を
閉じた後、通常運転ボタン125を押す。これにより、
前記撹拌部材駆動モータ111が低速回転して撹拌部材
109をゆっくり回転させる。これにより、撹拌部材1
09のアーム109b、109d、スクリュウ109c
が処理槽87内の分解促進ボール57と生分解性廃棄物
59を満遍なく撹拌混合し、この撹拌混合によって、廃
棄物59が物理的、生化学的に分解し、残渣61が残
る。
【0054】分解が所望の程度まで進行した頃合いを見
て、取出ボタン127を押す。すると、処理槽駆動モー
タ101が駆動して処理槽87を高速で回転させると共
に、撹拌部材駆動モータ111が高速回転に変わって撹
拌部材109を処理槽87の回転速度と同じ程度の速度
で高速回転する。
【0055】この処理槽87等の高速回転によって、処
理槽87内の分解促進ボール57と残渣61に強力な遠
心力が作用する。そして、処理槽87の案内部93は上
拡がりのテーパー形になっているため、遠心力を与えら
れた分解促進ボール57と残渣61、特に、残渣滞留部
91から上にあるものは案内部93の斜面を迫りあがて
排出部89まで移動する。ここで、分解促進ボール57
は排出孔89aを通れないために止められ、残渣61は
分解促進ボール57の間を縫って排出孔89aから外に
振り飛ばされる。振り飛ばされた残渣61は、案内シュ
ート121の底面121bに落ちて低い方へ滑って行
き、排出口121cから残渣回収トレイ115に落ち
る。
【0056】この間、処理槽87と撹拌部材109の高
速な回転によって、処理装置71の全体にある程度の振
動が生じ、この振動が、案内シュート121に適度なバ
イブレーター作用を与えるので、案内シュート121の
底面121bに落ちた残渣61はスムーズに排出口12
1cまで運ばれる。
【0057】一方、処理槽87の残渣滞留部91の周壁
は垂直になっているので、この残渣滞留部91内にあっ
た残渣61等は、遠心力を与えられても大部分ここから
上に移動することは無い。しかして、分解促進ボール5
7と一部の残渣61は確実に処理槽87内に留め置かれ
るので、増殖したバクテリアをある程度の量残すことが
できる。
【0058】このような取出動作が開始した後1分経過
すると、通常運転に戻って処理槽87の回転は停止する
ので、上に移動していた分解促進ボール57は自重で落
ちて下に溜まる。尚、残渣61の取出しが不十分であっ
たときは、取出ボタン127を押し直して取出を再実行
させる。以上のように、残渣61の取出しは、ボタン操
作だけで自動的に行われるので、手を汚さず、危険も無
く、そして、極く短時間で完了する。
【0059】尚、この実施の形態の処理装置71にあっ
ても、分解促進ボール57を必ず使用しなければならな
いということは無い。即ち、残渣取出時に一部残される
残渣が、分解促進ボール57の少なくとも微生物担持機
能だけは代替的に果たすからである。
【0060】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、第
二の実施の形態に示した処理装置においては、処理槽の
回転と撹拌部材の回転を各別のモータによって行うよう
にしたが、これは1つのモータで行うようにしても良
い。また、本発明における残渣排出孔の向きは、縦長に
限らず、横長でも、斜め方向に長い向きであっても良
く、これらを適宜併用して形成することも考えられる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明生分解性廃棄物処
理装置にあっては、分解が進行した廃棄物を取り出すと
きは、シャッターを開いてやると、処理槽内の廃棄物が
自重で又は撹拌部材による撹拌作用に伴って残渣排出孔
から槽外へ出て回収部に回収される。このとき、分解促
進材を使用している場合は、その分解促進材の多くは残
渣排出孔に引っ掛かって排出を阻止される。この残渣排
出孔が円形である場合は、往々にして、ここに引っ掛か
った分解促進材が残渣排出孔を閉鎖してしまうが、本発
明における残渣排出孔は長孔形状をしているため、ここ
に分解促進材が引っ掛かっても残渣排出孔を完全に閉鎖
してしまうことは殆ど無く、ある程度の隙間は残る。こ
の隙間を通って残渣だけが排出される。そして、本発明
には、処理槽の中に深く手を入れて掻き出す従来の取出
方法のような危険は全く無く、その上、従来用いられて
いた篩いや加振器が不要になるので、その分、構造が大
幅に簡素化されると共に、小型、低コスト化を実現でき
る。
【0062】本発明におけるシャッターを、実施の形態
に示したように固定側と可動側2枚のシャッター板を重
ねた構造にすると、コストが安く済むと共に、形状が極
めて薄く済むので撹拌部材の動きの邪魔になることも無
く、シャッターを閉じた状態をロックする特別なロック
手段も要らなく、しかも、開閉操作は単にハンドル部を
横へ引くだけの動作で済むから操作性が悪いといったこ
とも無い。
【0063】請求項2の発明によれば、処理槽内の残渣
は、撹拌部材によって積極的に排出されることになるの
で、排出に要する時間を短縮することができる。
【0064】請求項3の発明によれば、残渣を取り出す
ための操作が、駆動手段の駆動モードを選択するだけ、
例えば、制御回路のスイッチを押したり、伝達系の切換
えレバーを引いたりする、少なくとも処理槽の外での操
作で済むので、処理槽の中に手を入れる必要が無い。従
って、残渣の採りだしに当たって手を汚すことが全く無
い上に、残渣の排出は遠心力にって強制的に行われるた
めに極く短時間で終わる。
【0065】請求項4の発明によれば、処理槽の底部に
おいては、残渣等に遠心力が与えられても残渣排出孔ま
で運ばれる案内斜面が無いために、ここに在った残渣の
殆どは確実に留め置くことができる。
【0066】請求項5の発明によれば、分解促進材を使
用する場合であっても、残渣取出時には、分解促進材は
確実に止め置かれて残渣だけが排出されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る生分解性廃棄
物処理装置を、外筐を一部切り欠いて示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示す生分解性廃棄物処理装置を大部分A
−A線に沿って切断した断面図である。
【図3】図1の生分解性廃棄物処理装置における排出部
を拡大した断面図である。
【図4】図1の生分解性廃棄物処理装置における排出部
を分解して示す拡大斜視図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る生分解性廃棄
物処理装置の中央縦断面図である。
【図6】図5の生分解性廃棄物処理装置における処理槽
と撹拌部材を示す斜視図である。
【図7】図5の生分解性廃棄物処理装置における案内シ
ュートを示す斜視図である。
【図8】図5の生分解性廃棄物処理装置による排出動作
を説明するための要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 生分解性廃棄物処理装置 15 処理槽 23 撹拌部材 37、51 回収部 27 撹拌部材駆動手段 41 シャッター 43c 残渣排出孔 47a 残渣排出孔 57 分解促進材 59 生分解性の廃棄物 61 残渣 71 生分解性廃棄物処理装置 87 処理槽 89 (処理槽の周壁の)上端部 89a 残渣排出孔 91 (処理槽の)底部 93 (処理槽の周壁の)テーパー形をした部
分 101 処理槽駆動手段 109 撹拌部材 111 撹拌部材駆動手段 115、121 回収部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 7/24 B01F 7/24 15/02 15/02 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生分解性の廃棄物と必要に応じて略球状の
    分解促進材が投入される処理槽と、投入された廃棄物等
    を撹拌するための撹拌部材と、この撹拌部材を駆動する
    ための撹拌部材駆動手段と、処理槽に設けられた長孔状
    の多数の残渣排出孔と、この残渣排出孔を開閉するシャ
    ッターと、残渣排出孔から排出される残渣が回収される
    回収部とを備えたことを特徴とする生分解性廃棄物処理
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した生分解性廃棄物処理装
    置において、撹拌部材は水平軸の軸周りへ回転する構造
    のもので、残渣排出孔は、処理槽の少なくとも側壁のう
    ち撹拌部材の回転軌跡の上向き部分と対向した位置に設
    けられたことを特徴とする生分解性廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】垂直軸の軸周りへ回転自在なるように設け
    られ生分解性の廃棄物と必要に応じて略球状の分解促進
    材が投入される処理槽と、この処理槽を回転させるため
    の処理槽駆動手段と、処理槽に投入された廃棄物等を撹
    拌するための撹拌部材と、この撹拌部材を駆動するため
    の撹拌部材駆動手段と、処理槽から排出される残渣が回
    収される回収部とを備え、処理槽は、その周壁の上端部
    略全周に長孔状の残渣排出孔が多数形成されると共に少
    なくともこの上端部に続く部分は上拡がりのテーパー形
    をしており、残渣の取出しを行うときは、処理槽と撹拌
    部材のいずれか一方又は両方を高速で回転させることに
    より、残渣が遠心力によって前記残渣排出孔から処理槽
    外へ排出されるようにしたことを特徴とする生分解性廃
    棄物処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した生分解性廃棄物処理装
    置において、処理槽の底部はその周壁をほぼ垂直にした
    ことを特徴とする生分解性廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載した生分解性廃棄物
    処理装置のいずれかにおいて、残渣排出孔の幅は、必要
    に応じて使用する分解促進材を通さない大きさにしたこ
    とを特徴とする生分解性廃棄物処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007098292A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Bbc Soft:Kk 流動物容器および攪拌装置
KR101449642B1 (ko) * 2013-09-09 2014-10-13 주식회사 퍼휴먼 미생물 분해 방식을 이용한 싱크대 직결 부착형 음식물 처리기
CN107825586A (zh) * 2017-11-24 2018-03-23 重庆市三真建材有限公司 一种新型卧式搅拌装置

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CN107825586A (zh) * 2017-11-24 2018-03-23 重庆市三真建材有限公司 一种新型卧式搅拌装置
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