JP2001017914A - 自動車車体の塗装方法 - Google Patents
自動車車体の塗装方法Info
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Abstract
程、電着塗装工程および熱硬化処理工程とを含む自動車
車体の塗装方法において、開口部の周縁部および蓋体の
周縁部全面に粉体塗膜を確実に形成する。 【解決手段】開口部2を蓋体3で閉じた状態で自動車車
体1の外表面に粉体塗膜4を形成する粉体塗装工程と、
前処理工程もしくは熱溶融処理工程との間で、開口部2
を開放して該開口部2の周縁部2aおよび蓋体3の周縁
部3aに粉体塗装を施す。
Description
方法に関し、特に、塗装前処理後の自動車車体への粉体
塗装工程、熱溶融処理工程、電着塗装工程および熱硬化
処理工程を含む自動車車体の塗装方法の改良に関する。
たとえば特公昭56−10397号公報および特公昭6
2−2640号公報等で既に知られている。
は、乗員の乗降用等の開口部と、その開口部を開閉可能
に閉鎖するドア等の蓋体を備えるものであり、自動車の
組立完了後には、開口部の周縁部および蓋体の周縁部間
の間隙はゴム等で密閉されるが、自動車車体の塗装工程
において開口部を蓋体で閉じた状態では、開口部の周縁
部および蓋体の周縁部間にはわずかな間隙が生じたまま
である。而して従来の粉体塗装工程では開口部を蓋体で
閉じたままで粉体塗装処理を実行しており、粉体塗料は
わずかな前記間隙には進入し難いので、わずかな量の粉
体塗料だけが前記間隙に進入して開口部の周縁部および
蓋体の周縁部にまばらに付着することになる。一方、粉
体塗料をハーフベイク塗膜とする熱溶融処理工程後の電
着塗装工程では、わずかな間隙でも電着液が充分に進入
するのであるが、粉体塗装工程で上述のように粉体塗料
がまばらに付着していることにより、開口部の周縁部お
よび蓋体の周縁部ではまばらに付着した粉体塗膜を除く
部分だけに電着液が付着して電着塗膜が形成されること
になり、塗装工程完了後において開口部の周縁部および
蓋体の周縁部の塗装色がまだらとなる可能性がある。
のであり、開口部の周縁部および蓋体の周縁部全面に粉
体塗膜を確実に形成し得るようにした自動車車体の塗装
方法を提供することを目的とする。
に、本発明は、開口部ならびに該開口部を開閉可能に閉
じる蓋体を有する自動車車体に塗装前処理を施す塗装前
処理工程と、塗装前処理工程の終了後に前記自動車車体
の外表面に粉体塗膜を形成する粉体塗装工程と、該粉体
塗装工程の終了後に粉体塗膜を加熱してハーフベイク塗
膜とする熱溶融処理工程と、該熱溶融処理工程の終了後
に前記ハーフベイク塗膜の形成域から外れた部分で自動
車車体に電着塗膜を形成する電着塗装工程と、該電着塗
装工程の終了後にハーフベイク塗膜および電着塗膜を熱
硬化させる熱硬化処理工程とを含む自動車車体の塗装方
法において、前記開口部を蓋体で閉じた状態で前記自動
車車体の外表面に粉体塗膜を形成する粉体塗装工程と、
前記塗装前処理工程もしくは前記熱溶融処理工程との間
で、前記開口部を開放して該開口部の周縁部および前記
蓋体の周縁部に粉体塗装を施すことを特徴とする。
た状態で該開口部の周縁部および前記蓋体の周縁部に粉
体塗装を施す工程を、粉体塗装工程の直前もしくは直後
に実行することで、開口部の周縁部および蓋体の周縁部
全面に粉体塗膜を確実に形成することができる。
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
であり、図1は自動車の側部を示す斜視図、図2は自動
車車体の塗装工程を示す図、図3は部分的粉体塗装工程
から電着塗装工程までの塗装状況を順次示す図である。
を構成する車体主部1aには、乗員の乗降用の開口部等
の開口部2が設けられており、車体主部1aとともに自
動車車体1を構成するドア等の蓋体3で前記開口部2が
開閉可能に閉鎖される。
っては、前処理および水切り乾燥等の塗装前処理を自動
車車体1に施す塗装前処理工程、開口部2を開放した状
態で開口部2および蓋体3の周縁部2a,3aに粉体塗
装を施す部分的粉体塗装工程、開口部2を蓋体3で閉じ
た状態で自動車車体1の外表面に粉体塗装を施す粉体塗
装工程、自動車車体1を図示しない粉体溶融炉内で加熱
処理する熱溶融処理工程、電着液への浸漬によって自動
車車体1に電着塗装を施す電着塗装工程、ならびに粉体
塗料および電着塗料を熱硬化させる熱硬化処理工程を、
この順に順次経過させるものであり、熱硬化処理工程後
には、中塗り塗装および上塗り塗装等が実行される。
粉体塗装工程では、図3(a)で示すように、開口部2
を開放するように蓋体3を開放操作した状態で、開口部
2の周縁部2aならびに蓋体3の周縁部3aに粉体塗装
を施し、開口部2の周縁部2aならびに蓋体3の周縁部
3aに粉体塗膜4を形成する。
は、図3(b)で示すように、開口部2を蓋体3で閉じ
た状態で、自動車車体1の外表面全面に粉体塗膜4を形
成するようにして粉体塗装を実行する。この際、開口部
2の周縁部2aおよび蓋体3の周縁部3a間に生じてい
るわずかな間隙5にわずかな量の粉体塗料が進入したと
しても、部分的粉体塗装工程で前記周縁部2a,3aに
全面に粉体塗膜4が形成されているので、開口部2の周
縁部2aおよび蓋体3の周縁部3aの一部で金属表面が
露出することはない。
蓋体3で開口部2を閉じた状態の自動車車体1を溶融炉
内に送り込んで熱溶融処理を実行するが、この熱溶融処
理に応じて自動車車体1の表面に、図3(c)で示すよ
うに、ハーフベイク塗膜6が形成される。この際、開口
部2の周縁部2aおよび蓋体3の周縁部3aにもハーフ
ベイク塗膜6が形成される。
自動車車体1の金属表面が剥き出しとなっている部分、
すなわち粉体塗装の対象領域から外れた自動車車体1の
内面側等に電着塗装を施し、蓋体3の内面を含む自動車
車体1の内面側に、図3(d)で示すように、電着塗膜
7が形成されることになる。
装工程間で、開口部2を開放して開口部2の周縁部2a
および蓋体3の周縁部3aに粉体塗装を施すようにする
ことで、開口部2の周縁部2aおよび蓋体3の周縁部3
a全面に粉体塗膜4を確実に形成することができる。
り、上記実施例に対応する部分には同一の参照符号を付
す。
理工程後の粉体塗装工程と、自動車車体1を加熱処理す
る熱溶融処理工程との間には、部分的粉体塗装工程が挟
まれる。
示すように、開口部2を蓋体3で閉じた状態で自動車車
体1の外表面全面に粉体塗膜4を形成するようにして粉
体塗装を実行するが、この際、開口部2の周縁部2aお
よび蓋体3の周縁部3a間に生じているわずかな間隙5
にわずかな量の粉体塗料が進入したときには、前記周縁
部2a,3aに粉体塗料がまだらに付着する。
は、図4(b)で示すように、開口部2を開放するよう
に蓋体3を開放操作した状態で、開口部2の周縁部2a
ならびに蓋体3の周縁部3aに粉体塗装を施し、開口部
2の周縁部2aならびに蓋体3の周縁部3aに粉体塗膜
4を形成する。したがって、粉体塗装工程で前記周縁部
2a,3aに粉体塗料がまだらに付着していたとして
も、部分的粉体塗装工程では前記周縁部2a,3aの全
面に粉体塗膜4が形成されることになる。
で示す熱溶融処理工程、ならびに図4(d)で示す電着
塗装工程を順次実行する。
において開口部2の周縁部2aおよび蓋体3の周縁部3
aの一部で金属表面が露出することはなく、開口部2の
周縁部2aおよび蓋体3の周縁部3a全面に粉体塗膜4
を確実に形成することができる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
開放した状態で該開口部の周縁部および前記蓋体の周縁
部に粉体塗装を施す工程を、粉体塗装工程の直前もしく
は直後に実行するようにして、開口部の周縁部および蓋
体の周縁部全面に粉体塗膜を確実に形成することができ
る。
装状況を順次示す図である。
での塗装状況を順次示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 開口部(2)ならびに該開口部(2)を
開閉可能に閉じる蓋体(3)を有する自動車車体(1)
に塗装前処理を施す塗装前処理工程と、塗装前処理工程
の終了後に前記自動車車体(1)の外表面に粉体塗膜
(4)を形成する粉体塗装工程と、該粉体塗装工程の終
了後に粉体塗膜(4)を加熱してハーフベイク塗膜
(6)とする熱溶融処理工程と、該熱溶融処理工程の終
了後に前記ハーフベイク塗膜(6)の形成域から外れた
部分で自動車車体(1)に電着塗膜(7)を形成する電
着塗装工程と、該電着塗装工程の終了後にハーフベイク
塗膜(6)および電着塗膜(7)を熱硬化させる熱硬化
処理工程とを含む自動車車体の塗装方法において、前記
開口部(2)を蓋体(3)で閉じた状態で前記自動車車
体(1)の外表面に粉体塗膜(4)を形成する粉体塗装
工程と、前記塗装前処理工程もしくは前記熱溶融処理工
程との間で、前記開口部(2)を開放して該開口部
(2)の周縁部(2a)および前記蓋体(3)の周縁部
(3a)に粉体塗装を施すことを特徴とする自動車車体
の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11193461A JP2001017914A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | 自動車車体の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11193461A JP2001017914A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | 自動車車体の塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001017914A true JP2001017914A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16308400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11193461A Pending JP2001017914A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | 自動車車体の塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001017914A (ja) |
-
1999
- 1999-07-07 JP JP11193461A patent/JP2001017914A/ja active Pending
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081203 |