JP2001017106A - ガス化炭水化物を含む発泡カプチーノクリーマ - Google Patents
ガス化炭水化物を含む発泡カプチーノクリーマInfo
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- A23F5/00—Coffee; Coffee substitutes; Preparations thereof
- A23F5/24—Extraction of coffee; Coffee extracts; Making instant coffee
- A23F5/36—Further treatment of dried coffee extract; Preparations produced thereby, e.g. instant coffee
- A23F5/40—Further treatment of dried coffee extract; Preparations produced thereby, e.g. instant coffee using organic additives, e.g. milk, sugar
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単に製造できる粒状のドライミックス発泡性
クリーマをつくること。更に、乳タンパク質と配合する
とき、製造中に加工されもしくは調理された味（cooked
flavor）を出さないようなクリーマをつくること。 【解決手段】組成物の重量を基準として、粒状タンパク
質成分を１〜３０％の量、粒状で、嵩密度０．３ｇ／ｃ
ｃ未満のガス化炭水化物を泡発生量、および脂質を０〜
３０％の量含む、粒状ドライミックス発泡性クリーマ組
成物。
クリーマをつくること。更に、乳タンパク質と配合する
とき、製造中に加工されもしくは調理された味（cooked
flavor）を出さないようなクリーマをつくること。 【解決手段】組成物の重量を基準として、粒状タンパク
質成分を１〜３０％の量、粒状で、嵩密度０．３ｇ／ｃ
ｃ未満のガス化炭水化物を泡発生量、および脂質を０〜
３０％の量含む、粒状ドライミックス発泡性クリーマ組
成物。
Description
【０００１】発明の背景 ドライミックスインスタントカプチーノ飲料は、お湯に
溶かすと泡を出すための１つ又は２つの利用できる技術
を用いて伝統的に配合されてきた。最も慣習的行われて
いる方法は、タンパク質源、典型的には脱脂乳（ＮＦＤ
Ｍ）、脂肪源、典型的には部分水素添加植物油、及び担
体、典型的には炭水化物を含有する複合の噴霧乾燥のガ
ス化された（ガスを保持させた、gasified）クリーマ粉
末を配合することである。粉ミルクのようなタンパク質
に富む成分は、噴霧乾燥中クリーマ内に注入される泡を
捕捉するために用いられる。得られる低密度の発泡性ク
リーマは、お湯に溶かすとそのカプセル化された（enca
psulated）ガスを放出して泡を生成する。慣習的に行わ
れていることの少ない方法は、化学炭酸化剤を、通常低
密度クリーマ中に用いられる同じ成分で配合された、ガ
ス化されていない高密度クリーマとドライブレンドする
ことである。クリーマは、化学炭酸化剤から放出された
二酸化炭素ガスを捕捉して、お湯に溶かしている間泡を
生成する。発泡の有効性は、フイルム形成成分、例えば
デンプン、ガム、又は追加の成分を完成したドライミッ
クスカプチーノ組成物に添加することにより何れかの方
法に対して改善できる。
溶かすと泡を出すための１つ又は２つの利用できる技術
を用いて伝統的に配合されてきた。最も慣習的行われて
いる方法は、タンパク質源、典型的には脱脂乳（ＮＦＤ
Ｍ）、脂肪源、典型的には部分水素添加植物油、及び担
体、典型的には炭水化物を含有する複合の噴霧乾燥のガ
ス化された（ガスを保持させた、gasified）クリーマ粉
末を配合することである。粉ミルクのようなタンパク質
に富む成分は、噴霧乾燥中クリーマ内に注入される泡を
捕捉するために用いられる。得られる低密度の発泡性ク
リーマは、お湯に溶かすとそのカプセル化された（enca
psulated）ガスを放出して泡を生成する。慣習的に行わ
れていることの少ない方法は、化学炭酸化剤を、通常低
密度クリーマ中に用いられる同じ成分で配合された、ガ
ス化されていない高密度クリーマとドライブレンドする
ことである。クリーマは、化学炭酸化剤から放出された
二酸化炭素ガスを捕捉して、お湯に溶かしている間泡を
生成する。発泡の有効性は、フイルム形成成分、例えば
デンプン、ガム、又は追加の成分を完成したドライミッ
クスカプチーノ組成物に添加することにより何れかの方
法に対して改善できる。
【０００２】ガス注入により製造される発泡性クリーマ
は、製造しそして試験することが困難でありそして乳タ
ンパク質を含有するそれらは、それらの製造中にしばし
ば加工されもしくは調理された（cooked）味を出す。泡
を発生させるために、化学炭酸化剤、典型的には食品酸
味物とアルカリ炭酸水素塩の組み合わせを用いると、カ
プチーノ飲料に塩気もしくは苦みのある味を与えること
ができ、得られる泡の容積は、飲料温度に著しく依存
し、これらの添加剤の量は、注意深く制御されねばなら
ずそしてそれらを含む製品は、有効な泡発生、酸−アル
カリ中和、及び飲料ｐＨを確保するための１回分として
包装されなければならない。加えて、それらを使用する
と費用が増加しそして幾つかの製品に対して好ましくな
い包装成分ラインを作ることとなり、そしてこれらの試
薬を配合した製品は、もしも生産誤差が生じると、作り
直すことが困難である。
は、製造しそして試験することが困難でありそして乳タ
ンパク質を含有するそれらは、それらの製造中にしばし
ば加工されもしくは調理された（cooked）味を出す。泡
を発生させるために、化学炭酸化剤、典型的には食品酸
味物とアルカリ炭酸水素塩の組み合わせを用いると、カ
プチーノ飲料に塩気もしくは苦みのある味を与えること
ができ、得られる泡の容積は、飲料温度に著しく依存
し、これらの添加剤の量は、注意深く制御されねばなら
ずそしてそれらを含む製品は、有効な泡発生、酸−アル
カリ中和、及び飲料ｐＨを確保するための１回分として
包装されなければならない。加えて、それらを使用する
と費用が増加しそして幾つかの製品に対して好ましくな
い包装成分ラインを作ることとなり、そしてこれらの試
薬を配合した製品は、もしも生産誤差が生じると、作り
直すことが困難である。
【０００３】簡単に製造できる粒状のドライミックス発
泡性クリーマの必要性がある。更に、乳タンパク質と配
合するとき、製造中に加工されもしくは調理された味を
出さないようなクリーマに対する必要がある。更に、カ
プチーノ飲料を調製するために用いられる広範囲の飲料
温度に亘って発生する泡の容積の相当な変動性、味の品
質に対するありうる不都合な作用のような、化学炭酸化
剤の使用と関連する問題を避けるための必要性、及び製
造中正確な重量制御の必要性が未だ存在する。 発明の簡単な要約 本発明によれば、粒状タンパク質成分、所望により脂質
成分、及び０．３ｇ／ｃｃ未満の嵩密度を有する粒状
の、ガス化された低密度炭水化物の泡発生量を含んで成
る粒状のドライミックス発泡性クリーマ組成物、並びに
発泡性クリーマ組成物及び水溶性コーヒーを含む粒状の
ドライミックスインスタントカプチーノ組成物が提供さ
れる。
泡性クリーマの必要性がある。更に、乳タンパク質と配
合するとき、製造中に加工されもしくは調理された味を
出さないようなクリーマに対する必要がある。更に、カ
プチーノ飲料を調製するために用いられる広範囲の飲料
温度に亘って発生する泡の容積の相当な変動性、味の品
質に対するありうる不都合な作用のような、化学炭酸化
剤の使用と関連する問題を避けるための必要性、及び製
造中正確な重量制御の必要性が未だ存在する。 発明の簡単な要約 本発明によれば、粒状タンパク質成分、所望により脂質
成分、及び０．３ｇ／ｃｃ未満の嵩密度を有する粒状
の、ガス化された低密度炭水化物の泡発生量を含んで成
る粒状のドライミックス発泡性クリーマ組成物、並びに
発泡性クリーマ組成物及び水溶性コーヒーを含む粒状の
ドライミックスインスタントカプチーノ組成物が提供さ
れる。
【０００４】伝統的に、ガス化されたクリーマは、特定
の添加順序を用いて全ての成分（タンパク質源、脂質
源、乳化剤、緩衝剤、及び炭水化物噴霧乾燥担体）を水
中で逐次的に分散し、成分を混合して均一なスラリーを
得、スラリーを加熱して微生物学的安定性を得、スラリ
ーを均質化して特定の油滴の大きさの分布を有する水中
油型エマルションを形成し、次いで噴霧乾燥する前にス
ラリーをガス化することにより製造される。対照的に、
本発明は、低密度炭水化物を得るために炭水化物のみを
ガス化する利点を提供し、そしてその低密度炭水化物
を、タンパク質及び他のクリーマ成分とドライブレンド
して発泡性クリーマを得る。典型的には、低密度炭水化
物は、水中に単一成分（炭水化物噴霧乾燥担体）のみを
溶解して単純な溶液を形成し、又は製造プロセス流体か
ら取り出される既存炭水化物溶液を利用し、噴霧乾燥す
る前に溶液をガス化し、次いで低密度炭水化物を他の粉
末成分とドライブレンドして発泡性クリーマを形成する
ことにより製造できる。
の添加順序を用いて全ての成分（タンパク質源、脂質
源、乳化剤、緩衝剤、及び炭水化物噴霧乾燥担体）を水
中で逐次的に分散し、成分を混合して均一なスラリーを
得、スラリーを加熱して微生物学的安定性を得、スラリ
ーを均質化して特定の油滴の大きさの分布を有する水中
油型エマルションを形成し、次いで噴霧乾燥する前にス
ラリーをガス化することにより製造される。対照的に、
本発明は、低密度炭水化物を得るために炭水化物のみを
ガス化する利点を提供し、そしてその低密度炭水化物
を、タンパク質及び他のクリーマ成分とドライブレンド
して発泡性クリーマを得る。典型的には、低密度炭水化
物は、水中に単一成分（炭水化物噴霧乾燥担体）のみを
溶解して単純な溶液を形成し、又は製造プロセス流体か
ら取り出される既存炭水化物溶液を利用し、噴霧乾燥す
る前に溶液をガス化し、次いで低密度炭水化物を他の粉
末成分とドライブレンドして発泡性クリーマを形成する
ことにより製造できる。
【０００５】より簡単な加工に加えて、本発明は、伝統
的にガス化されたクリーマを超えた以下の他の利点を有
する：炭水化物化合物は、より容易に乾燥され、コスト
がより安く、そしてドライミックスに配合するために使
用される他の成分よりも味と外観がより中性である；炭
水化物だけを乾燥すると、より早い製造及びガス注入並
びに完成製品の特徴に亘ってより大きな制御を可能にす
る；生産できる仕様外（out-of-specification）乾燥製
品を、お湯に容易に溶かすことが出来そしてエマルショ
ンの大きさ及び安定性を検査する必要がなくそしてタン
パク質源を第２の熱処理に委ねることなく、再び乾燥で
きる。更に、最適な飲料のホワイトニング（whitenin
g）及び泡容積、テクスチャー、並びに異なる製品適用
のために外観を作る多様の泡混合物を容易に作るための
より大きな適応性が存在し；そして脂質の源なしで製造
される本発明の混合物は、カプセル化された水素添加油
を典型的に含みそして冷飲料に溶けない伝統的発泡性ク
リーマと異なり、冷水又はミルクに添加して泡発生のた
めに使用できる。 好ましい実施態様の説明 クリーマの粒状タンパク質成分のタンパク質は、乳製品
又は非乳製品タンパク質であってよい。好ましい乳製品
由来のタンパク質には、脱脂粉乳（ＮＦＤＭ）、カゼイ
ン酸ナトリウム、ホエータンパク質濃縮物（ＷＰＣ）も
しくは単離物（ＭＰＩ）及び乳タンパク質濃縮物（ＭＰ
Ｃ）もしくは単離物（ＭＰＩ）が含まれる。好ましい非
乳性タンパク質には、米もしくは小麦のような穀物、又
は大豆もしくは豆のような豆果から誘導されるものが含
まれる。種々のタイプのタンパク質の組み合わせも使用
できる。
的にガス化されたクリーマを超えた以下の他の利点を有
する：炭水化物化合物は、より容易に乾燥され、コスト
がより安く、そしてドライミックスに配合するために使
用される他の成分よりも味と外観がより中性である；炭
水化物だけを乾燥すると、より早い製造及びガス注入並
びに完成製品の特徴に亘ってより大きな制御を可能にす
る；生産できる仕様外（out-of-specification）乾燥製
品を、お湯に容易に溶かすことが出来そしてエマルショ
ンの大きさ及び安定性を検査する必要がなくそしてタン
パク質源を第２の熱処理に委ねることなく、再び乾燥で
きる。更に、最適な飲料のホワイトニング（whitenin
g）及び泡容積、テクスチャー、並びに異なる製品適用
のために外観を作る多様の泡混合物を容易に作るための
より大きな適応性が存在し；そして脂質の源なしで製造
される本発明の混合物は、カプセル化された水素添加油
を典型的に含みそして冷飲料に溶けない伝統的発泡性ク
リーマと異なり、冷水又はミルクに添加して泡発生のた
めに使用できる。 好ましい実施態様の説明 クリーマの粒状タンパク質成分のタンパク質は、乳製品
又は非乳製品タンパク質であってよい。好ましい乳製品
由来のタンパク質には、脱脂粉乳（ＮＦＤＭ）、カゼイ
ン酸ナトリウム、ホエータンパク質濃縮物（ＷＰＣ）も
しくは単離物（ＭＰＩ）及び乳タンパク質濃縮物（ＭＰ
Ｃ）もしくは単離物（ＭＰＩ）が含まれる。好ましい非
乳性タンパク質には、米もしくは小麦のような穀物、又
は大豆もしくは豆のような豆果から誘導されるものが含
まれる。種々のタイプのタンパク質の組み合わせも使用
できる。
【０００６】発泡性クリーマ組成物のタンパク含量の少
なくとも一部は、粒状の噴霧乾燥クリーマとして提供さ
れそしてそれは組成物の脂質成分の少なくとも１部をカ
プセル化する。そのような脂肪カプセル化噴霧乾燥クリ
ーマは、典型的には３−３０％タンパク質、５−５０％
脂質及び２０−９０％担体、典型的には炭水化物を含
む。本発明のクリーマ組成物中で使用されるとき、この
タイプの噴霧乾燥クリーマは、好ましくは高密度であ
り、ガス化されていないクリーマである。そのような高
い嵩密度クリーマは、好ましくは少なくとも約０．３０
ｇ／ｃｃそして典型的には０．４０−０．６０ｇ／ｃｃ
の範囲内の嵩密度を有し、一方、このタイプの低密度
（即ち、ガス化）噴霧乾燥クリーマは、０．３０ｇ／ｃ
ｃ未満そして典型的には０．１０−０．２０ｇ／ｃｃの
範囲内の嵩密度を有する。これらの％、及び本明細書並
びに請求の範囲中の全ての％は、固形物の重量％であり
そして特に異なったように述べない限り対象の組成物の
固形物の重量に基づく。追加の粒状タンパク質は、所望
の全タンパク質含量を達成するために本発明のドライミ
ックスクリーマ中に含めることが出来る。かわりに、組
成物の全タンパク質含量は、脂肪カプセル化噴霧乾燥ク
リーマ中に存在することもできる。何れの場合において
も、クリーマの全タンパク質含量は、好適には１−３０
％、好ましくは５−２５％、そしてより好ましくは１０
−２０％である。
なくとも一部は、粒状の噴霧乾燥クリーマとして提供さ
れそしてそれは組成物の脂質成分の少なくとも１部をカ
プセル化する。そのような脂肪カプセル化噴霧乾燥クリ
ーマは、典型的には３−３０％タンパク質、５−５０％
脂質及び２０−９０％担体、典型的には炭水化物を含
む。本発明のクリーマ組成物中で使用されるとき、この
タイプの噴霧乾燥クリーマは、好ましくは高密度であ
り、ガス化されていないクリーマである。そのような高
い嵩密度クリーマは、好ましくは少なくとも約０．３０
ｇ／ｃｃそして典型的には０．４０−０．６０ｇ／ｃｃ
の範囲内の嵩密度を有し、一方、このタイプの低密度
（即ち、ガス化）噴霧乾燥クリーマは、０．３０ｇ／ｃ
ｃ未満そして典型的には０．１０−０．２０ｇ／ｃｃの
範囲内の嵩密度を有する。これらの％、及び本明細書並
びに請求の範囲中の全ての％は、固形物の重量％であり
そして特に異なったように述べない限り対象の組成物の
固形物の重量に基づく。追加の粒状タンパク質は、所望
の全タンパク質含量を達成するために本発明のドライミ
ックスクリーマ中に含めることが出来る。かわりに、組
成物の全タンパク質含量は、脂肪カプセル化噴霧乾燥ク
リーマ中に存在することもできる。何れの場合において
も、クリーマの全タンパク質含量は、好適には１−３０
％、好ましくは５−２５％、そしてより好ましくは１０
−２０％である。
【０００７】発泡性クリーマ組成物の脂質成分は、好ま
しくは約１００°−１４０°Ｆの範囲に融点を有する乳
製品もしくは非乳製品脂肪の１種又はそれ以上であって
よい。好ましい非乳製品脂肪には、約１００°−１２０
°Ｆの融点を有する部分水素添加植物油が含まれる。好
ましい非乳製品脂質には、部分水素添加大豆油、ココナ
ッツ油、及びヤシ仁油が含まれる。加えて、室温で液体
である油も使用できる。
しくは約１００°−１４０°Ｆの範囲に融点を有する乳
製品もしくは非乳製品脂肪の１種又はそれ以上であって
よい。好ましい非乳製品脂肪には、約１００°−１２０
°Ｆの融点を有する部分水素添加植物油が含まれる。好
ましい非乳製品脂質には、部分水素添加大豆油、ココナ
ッツ油、及びヤシ仁油が含まれる。加えて、室温で液体
である油も使用できる。
【０００８】そのようなものとして存在するか又は噴霧
乾燥クリーマ粉末中に例えばカプセル化によりクリーマ
組成物の他の成分と共に存在できる脂質を含むクリーマ
組成物の全脂質成分は、好適には０−３０％、好ましく
は５−２０％、そしてより好ましくは１０−１５％であ
る。
乾燥クリーマ粉末中に例えばカプセル化によりクリーマ
組成物の他の成分と共に存在できる脂質を含むクリーマ
組成物の全脂質成分は、好適には０−３０％、好ましく
は５−２０％、そしてより好ましくは１０−１５％であ
る。
【０００９】噴霧乾燥クリーマは、更に一般に１種又は
それ以上の担体、例えば噴霧乾燥担体、充填剤、又は増
量剤を含む。適当な担体には、アラビアゴム及び水溶性
炭水化物、例えばマルトデキストリン、ラクトース、コ
ーンシロップ固形物及び糖を含む。噴霧乾燥クリーマ粒
子中の担体の全量は、一般に広く変化することが出来そ
して好ましくは約２０−９０％である。
それ以上の担体、例えば噴霧乾燥担体、充填剤、又は増
量剤を含む。適当な担体には、アラビアゴム及び水溶性
炭水化物、例えばマルトデキストリン、ラクトース、コ
ーンシロップ固形物及び糖を含む。噴霧乾燥クリーマ粒
子中の担体の全量は、一般に広く変化することが出来そ
して好ましくは約２０−９０％である。
【００１０】クリーマ組成物の粒状のガス化された炭水
化物成分は、０．０４−０．３ｇ／ｃｃ、好ましくは
０．０６−０．２ｇ／ｃｃ、そしてより好ましくは０．
０８−０．１５ｇ／ｃｃの範囲の適当な嵩密度を有す
る。ガス化された炭水化物と関連して本明細書中で用い
られる“嵩密度”は、固定メスシリンダー中に漏斗を経
て注いだときグラム（ｇ）単位の与えられた重さの物質
が占める立方センチメートル（ｃｃ）単位の容積を測定
することにより決定される嵩密度を意味する。
化物成分は、０．０４−０．３ｇ／ｃｃ、好ましくは
０．０６−０．２ｇ／ｃｃ、そしてより好ましくは０．
０８−０．１５ｇ／ｃｃの範囲の適当な嵩密度を有す
る。ガス化された炭水化物と関連して本明細書中で用い
られる“嵩密度”は、固定メスシリンダー中に漏斗を経
て注いだときグラム（ｇ）単位の与えられた重さの物質
が占める立方センチメートル（ｃｃ）単位の容積を測定
することにより決定される嵩密度を意味する。
【００１１】クリーマ中の粒状低密度炭水化物成分の
量、並びにその密度は、広範囲の泡容積を達成するため
に選択できる。炭水化物の密度がより小さければ小さい
ほど、与えられた量の泡を作るためその必要性は少なく
なるが、それは破壊に対して脆くそして影響を受けやす
く、そしてそれは製造しそして輸送するのに困難となり
かつ費用がかかる。発泡性クリーマ組成物中の低密度炭
水化物粒子の含量は、適当には２０−９０％、好ましく
は４０−８０％、そしてより好ましくは５０−７０％で
ある。
量、並びにその密度は、広範囲の泡容積を達成するため
に選択できる。炭水化物の密度がより小さければ小さい
ほど、与えられた量の泡を作るためその必要性は少なく
なるが、それは破壊に対して脆くそして影響を受けやす
く、そしてそれは製造しそして輸送するのに困難となり
かつ費用がかかる。発泡性クリーマ組成物中の低密度炭
水化物粒子の含量は、適当には２０−９０％、好ましく
は４０−８０％、そしてより好ましくは５０−７０％で
ある。
【００１２】ガス化された粒状炭水化物成分は、制限さ
れないが好ましくはトウモロコシからのマルトデキスト
リン、好ましくは米からのオリゴデキストリン、スクロ
ース、マルトース、及びラクトースのような糖、アラビ
アゴム、キサンタン、及びカラゲーンのようなガム、マ
ルチット、キシリトール及びラクチトール（lactitol）
のような糖アルコールのような普通の食品成分の噴霧乾
燥中にガス注入することにより好ましく製造される。好
ましくは、ガス化された粒状炭水化物成分は、噴霧乾燥
マルトデキストリンである。
れないが好ましくはトウモロコシからのマルトデキスト
リン、好ましくは米からのオリゴデキストリン、スクロ
ース、マルトース、及びラクトースのような糖、アラビ
アゴム、キサンタン、及びカラゲーンのようなガム、マ
ルチット、キシリトール及びラクチトール（lactitol）
のような糖アルコールのような普通の食品成分の噴霧乾
燥中にガス注入することにより好ましく製造される。好
ましくは、ガス化された粒状炭水化物成分は、噴霧乾燥
マルトデキストリンである。
【００１３】発泡性クリーマ組成物は、カプチーノタイ
プの泡を有するホワイトニングした飲料を形成するため
に、コーヒー飲料、好ましくは熱調製したコーヒーに直
接添加できる。用いられるクリーマ組成物の量は、消費
者により望まれる白化及び泡の量に依存するであろう。
一般に、丸形テーブルスプーンの約１−４杯の量のクリ
ーマ、又は約５−２０グラムが、クリーマを８オンスの
ブラックコーヒーに添加してカプチーノタイプの飲料を
作るために必要である。コーヒーは、カフェインを抜い
てもまたはカフェインを抜いたものでなくともよく、そ
して飲料は味に甘みをつけることができる。
プの泡を有するホワイトニングした飲料を形成するため
に、コーヒー飲料、好ましくは熱調製したコーヒーに直
接添加できる。用いられるクリーマ組成物の量は、消費
者により望まれる白化及び泡の量に依存するであろう。
一般に、丸形テーブルスプーンの約１−４杯の量のクリ
ーマ、又は約５−２０グラムが、クリーマを８オンスの
ブラックコーヒーに添加してカプチーノタイプの飲料を
作るために必要である。コーヒーは、カフェインを抜い
てもまたはカフェインを抜いたものでなくともよく、そ
して飲料は味に甘みをつけることができる。
【００１４】クリーマ組成物は、更に粒状のドライミッ
クスインスタントカプチーノ組成物を提供するために水
溶性コーヒー固形物と組み合わせることが出来る。
クスインスタントカプチーノ組成物を提供するために水
溶性コーヒー固形物と組み合わせることが出来る。
【００１５】ドライミックスインスタントカプチーノ組
成物中のコーヒー成分は、好ましくは通常の噴霧乾燥イ
ンスタントコーヒーであるが、あらゆるタイプの粒状も
しくは顆粒の水溶性コーヒー固形物を用いることが出来
る。ガス化された噴霧乾燥インスタントコーヒーは、更
に追加の発泡性能力を得るために使用できる。カプチー
ノ組成物又はクリーマ組成物は、更にチョコレート、バ
ニラ、又はカプチーノ飲料のコーヒーの味を変えること
を意図した他の味の成分を含むことが出来る。
成物中のコーヒー成分は、好ましくは通常の噴霧乾燥イ
ンスタントコーヒーであるが、あらゆるタイプの粒状も
しくは顆粒の水溶性コーヒー固形物を用いることが出来
る。ガス化された噴霧乾燥インスタントコーヒーは、更
に追加の発泡性能力を得るために使用できる。カプチー
ノ組成物又はクリーマ組成物は、更にチョコレート、バ
ニラ、又はカプチーノ飲料のコーヒーの味を変えること
を意図した他の味の成分を含むことが出来る。
【００１６】ドライミックスインスタントカプチーノ組
成物中の発泡性クリーマ成分の量は、相当に変えること
が出来る。一般に、カプチーノ組成物のクリーマ含量
は、カプチーノ組成物のコーヒー成分の重量に対して、
１００―１５００％、好ましくは３００−１２００％、
そしてより好ましくは５００−１０００％である。
成物中の発泡性クリーマ成分の量は、相当に変えること
が出来る。一般に、カプチーノ組成物のクリーマ含量
は、カプチーノ組成物のコーヒー成分の重量に対して、
１００―１５００％、好ましくは３００−１２００％、
そしてより好ましくは５００−１０００％である。
【００１７】甘味料成分は、インスタントカプチーノ組
成物中で任意である。もしも存在する場合、甘味料は、
カプチーノ飲料に適した甘味を与えるために十分な量で
存在する。顆粒したスクロースのような天然糖甘味料が
好ましい。しかしながら、他の糖が、単独で又は他のス
クロースと組み合わせて使用できる。人工甘味料は、も
しもそれが熱又は冷カプチーノ飲料で有効ならば、更に
そのスクロース当量に応じた量で使用できる。
成物中で任意である。もしも存在する場合、甘味料は、
カプチーノ飲料に適した甘味を与えるために十分な量で
存在する。顆粒したスクロースのような天然糖甘味料が
好ましい。しかしながら、他の糖が、単独で又は他のス
クロースと組み合わせて使用できる。人工甘味料は、も
しもそれが熱又は冷カプチーノ飲料で有効ならば、更に
そのスクロース当量に応じた量で使用できる。
【００１８】スクロースが、カプチーノ組成物中に唯一
の甘味料として用いられる場合、コーヒー成分の重量部
当たり、１−２０重量部の量が適当でありそしてコーヒ
ー成分の重量部当たり、１−８重量部の量が好ましい。
異なる甘味剤を、単独で又はスクロースと組み合わせて
用いる場合、それは甘味剤成分の甘みが前記のスクロー
スの量に等しいような量で好ましく用いられる。従っ
て、本発明に係る甘くしたカプチーノ組成物から調製さ
れる飲料は、前記の量のスクロース単独の組成物におけ
る使用により得られるであろう甘みの範囲内の甘みを有
する。
の甘味料として用いられる場合、コーヒー成分の重量部
当たり、１−２０重量部の量が適当でありそしてコーヒ
ー成分の重量部当たり、１−８重量部の量が好ましい。
異なる甘味剤を、単独で又はスクロースと組み合わせて
用いる場合、それは甘味剤成分の甘みが前記のスクロー
スの量に等しいような量で好ましく用いられる。従っ
て、本発明に係る甘くしたカプチーノ組成物から調製さ
れる飲料は、前記の量のスクロース単独の組成物におけ
る使用により得られるであろう甘みの範囲内の甘みを有
する。
【００１９】組成物は、更にインスタントカプチーノ組
成物中に通常用いられる他の成分、例えば香料、着色
剤、二酸化珪素、緩衝剤例えばクエン酸三ナトリウム及
び燐酸二ナトリウムなどを含むことが出来る。
成物中に通常用いられる他の成分、例えば香料、着色
剤、二酸化珪素、緩衝剤例えばクエン酸三ナトリウム及
び燐酸二ナトリウムなどを含むことが出来る。
【００２０】低密度炭水化物の粒度は、適当には５０−
５０００ミクロン、好ましくは２００−４０００ミクロ
ン、そしてより好ましくは５００−３０００ミクロンで
ある。
５０００ミクロン、好ましくは２００−４０００ミクロ
ン、そしてより好ましくは５００−３０００ミクロンで
ある。
【００２１】以下の実施例は、本発明の説明のために提
供されそして本発明を制限するものではない。表１は、
重量％基準で、発泡性クリーマ組成物中の低密度炭水化
物の％、タンパク質の％及び脂質の％を示す。
供されそして本発明を制限するものではない。表１は、
重量％基準で、発泡性クリーマ組成物中の低密度炭水化
物の％、タンパク質の％及び脂質の％を示す。
【００２２】
【実施例】（比較実施例Ａ）市販のインスタントカプチ
ーノ粉末を、半径３インチの４００ｍｌビーカー中で１
９０°Ｆの水８オンスで戻してホットカプチーノ飲料を
調製する。ビーカーの１／１６インチの高さはビーカー
体積の７ｍｌに相当する。カプチーノ粉末は脱脂粉乳で
調製した、脂肪含率およそ２０重量％の、（部分水素化
大豆油）およびラクトースをキャリアとして用いて噴霧
乾燥したタンパク質およそ２０％を含む噴霧乾燥ガス化
脂肪カプセル化低密度（０．１５ｇ／ｃｃ）クリーマ１
０．５ｇを含んでいる。クリーマにショ糖８．０ｇ及び
インスタントコーヒー１．５ｇ及び少量のフレーバー及
び緩衝剤を含む粒状コーヒーフレーバー甘味料プレミッ
クスを１０ｇ加える。水で戻した後のビーカーの中での
飲料の上の泡の高さは、はじめ７／１６”であり、５分
後は６／１６”である。 （実施例１）凝塊低密度（０．０８ｇ／ｃｃ）ガス化１
０ＤＥマルトデキストリン（Star-Dri 1005、登録商
標、A.E.Staley Manufacturing Company）７．０ｇと、
ホエータンパク質単離物（whey protein isolate、WP
I）粉末（New Zealand Milk Products, Alacen 895）
１．５ｇ及び噴霧乾燥高密度（０．５ｇ／ｃｃ）非乳製
品クリーマ粉末（脂肪含量４８重量％、タンパク質含量
５重量％、及びコーンシロップ固体をキャリアとして使
用して噴霧乾燥）２．０ｇをドライブレンドして、粒状
ドライミックス発泡性クリーマ組成物を調製する。次い
で発泡性クリーマ組成物を比較実施例Ａで説明した甘味
コーヒーフレーバープレミックス１０ｇとドライブレン
ドしてインスタント粒状ドライミックス発泡カプチーノ
組成物をつくる。次いでカプチーノ組成物を比較実施例
Ａで説明した４００ｍｌビーカー中で１９０°Ｆの水８
オンスに戻す。泡の高さははじめ７／１６”であり、実
質的に比較実施例Ａと同一である。飲料は、比較実施例
Ａの飲料と比較して、若干明るい色であり、よりクリー
ミーさが少ないフレーバーであり、より甘みの少ないも
のである。 （実施例２）発泡性クリーマ組成物に加える非乳製品ク
リーマの量を３ｇに増加し、コーヒーフレーバー甘味プ
レミックス中のショ糖の量をおよそ１３ｇまで増加した
こと以外は、実施例１と同様にインスタントカプチーノ
組成物を調製する。水で戻した飲料の泡の高さ、クリー
ミーさ及び甘味は比較実施例Ａの水で戻した飲料に極め
て近い。 （比較実施例Ｂ）発泡性クリーマ組成物からホエータン
パク質単離物を除き、発泡性クリーマ組成物の高密度ク
リーマ成分中のタンパク質存在量をごく少量にして低密
度炭水化物により生じた泡を安定化させたこと以外は、
実施例１の方法に従った。泡の高さははじめ６／１６”
であり、５分後は４／１６”である。発泡性クリーマ組
成物の脂肪含量が低いため、泡は顕著に水っぽくて壊れ
やすく、比較実施例Ａや実施例１及び２の泡に特徴づけ
られるような所望の不透明度及びクリーミーテクスチャ
ーを欠く。 （実施例３）発泡性クリーマ組成物のホエータンパク質
単離成分（１．５ｇ）及び高密度噴霧乾燥クリーマ組成
物（２．０ｇ）を、部分変性（６６％）ホエータンパク
質濃縮物（whey protein concentrate, WPC）１５％と
コーンシロップ固体をキャリアーとして用いて噴霧乾燥
した、カプセル化部分水素化大豆油３０％とを含む高密
度噴霧乾燥クリーマ３．５ｇに置き換えたこと以外は、
実施例１と同様に発泡性クリーマ組成物を調製する。高
密度噴霧乾燥クリーマは約０．４ｇ／ｃｃの密度を有
し、クリーマの成分を含むホモジナイズドされた水性ス
ラリーを噴霧乾燥の前に加熱して、部分変性させて調製
する。カプチーノ飲料を実施例１に説明したように水で
戻した後の泡の高さは、はじめ６／１６”であり、５分
後は５／１６”である。泡は、比較実施例Ａの水で戻し
たカプチーノ飲料に比べて外観上は僅かにクリーミーで
ある。組成物は比較実施例Ａの１／２の脂肪含量を含
み、水で戻した飲料は比較実施例Ａのものと比べて相当
白さに欠ける。実施例１の高密度非乳製品クリーマ２．
０ｇを発泡性クリーマ調製物に添加することにより、脂
肪含量を比較実施例Ａの含量まで増加させて、そしてカ
プチーノ飲料の白さ（whiteness）を比較実施例Ａのカ
プチーノ飲料の白さと同等のものにする。 （実施例４）ホエータンパク質単離成分（１．５ｇ）
と、高密度噴霧乾燥クリーマ成分（２．０ｇ）とを、脱
脂粉乳３．５ｇに置き換えたこと以外は実施例１に従
い、無脂肪（０．３％）発泡性クリーマ組成物をつく
る。水で戻した無脂肪カプチーノ飲料では泡の連続的な
ヘッド（head）が得られる。泡の高さははじめ６／１
６”であり、５分後は５／１６”である。水で戻したカ
プチーノ飲料は脂肪分を含んでいないため、相当白さに
欠ける。実施例１の高密度非乳製品クリーマ２．０ｇを
添加することによって（４８％脂肪含量）、泡の特性に
悪く影響することなく優れたホワイトニングとフレーバ
ーを提供する。 （実施例５）ホエータンパク質単離成分（１．５ｇ）を
乳タンパク質濃縮物（New ZealandMilk ProductsのAlap
ro 4850）１．５ｇに置き換えたこと以外は実施例１に
従って発泡性クリーマ組成物を調製する。次いでクリー
マ組成物を、インスタントコーヒー１．５ｇを含んだ人
工甘味コーヒーフレーバープレミックス３．０ｇ、増量
剤及び少量のアスパルテーム及びバニラフレーバーとド
ライブレンドする。実施例１のように水で戻したカプチ
ーノ飲料では、泡の連続的なヘッドが得られる。泡の高
さははじめ７／１６”であり、５分後は６／１６”であ
る。泡は、市販の人工甘味カプチーノ製品（Maxwell Ho
use Cafe、登録商標、Sugar Free Capuccino、登録商
標）を水に戻して得られる泡と、外観上は類似してお
り、飲料の外観とフレーバーが多少異なっている。水で
戻した市販の製品のはじめの泡の高さは９／１６”であ
り、５分後は６／１６”である。本実施例のカプチーノ
飲料の色は、カプチーノ製品の色よりも若干暗い。実施
例１の非乳製品クリーマ１．０ｇを調製物に添加するこ
とにより、泡の特性に悪く影響することなく市販の製品
と同等の白さを有する飲料を生じる。 （実施例６）マルトデキストリン成分（密度０．０８ｇ
／ｃｃ）を、同量（７．０ｇ）の凝塊低密度ガス化１０
ＤＥマルトデキストリン（Maltrin M700; Grain Prices
singCorporation、密度０．１３ｇ／ｃｃ）と置き換え
たこと以外は実施例１に従う。実施例１のように熱水で
戻した後の泡の高さは、はじめ７／１６”であり、５分
後は６／１６”である。泡の外観は比較実施例Ａの市販
の製品のカプチーノ飲料と同一である。 （実施例７）本実施例は、本発明の発泡性クリーマ組成
物を用いて、抽出コーヒーから発泡カプチーノ飲料を製
造することができることを証明する。
ーノ粉末を、半径３インチの４００ｍｌビーカー中で１
９０°Ｆの水８オンスで戻してホットカプチーノ飲料を
調製する。ビーカーの１／１６インチの高さはビーカー
体積の７ｍｌに相当する。カプチーノ粉末は脱脂粉乳で
調製した、脂肪含率およそ２０重量％の、（部分水素化
大豆油）およびラクトースをキャリアとして用いて噴霧
乾燥したタンパク質およそ２０％を含む噴霧乾燥ガス化
脂肪カプセル化低密度（０．１５ｇ／ｃｃ）クリーマ１
０．５ｇを含んでいる。クリーマにショ糖８．０ｇ及び
インスタントコーヒー１．５ｇ及び少量のフレーバー及
び緩衝剤を含む粒状コーヒーフレーバー甘味料プレミッ
クスを１０ｇ加える。水で戻した後のビーカーの中での
飲料の上の泡の高さは、はじめ７／１６”であり、５分
後は６／１６”である。 （実施例１）凝塊低密度（０．０８ｇ／ｃｃ）ガス化１
０ＤＥマルトデキストリン（Star-Dri 1005、登録商
標、A.E.Staley Manufacturing Company）７．０ｇと、
ホエータンパク質単離物（whey protein isolate、WP
I）粉末（New Zealand Milk Products, Alacen 895）
１．５ｇ及び噴霧乾燥高密度（０．５ｇ／ｃｃ）非乳製
品クリーマ粉末（脂肪含量４８重量％、タンパク質含量
５重量％、及びコーンシロップ固体をキャリアとして使
用して噴霧乾燥）２．０ｇをドライブレンドして、粒状
ドライミックス発泡性クリーマ組成物を調製する。次い
で発泡性クリーマ組成物を比較実施例Ａで説明した甘味
コーヒーフレーバープレミックス１０ｇとドライブレン
ドしてインスタント粒状ドライミックス発泡カプチーノ
組成物をつくる。次いでカプチーノ組成物を比較実施例
Ａで説明した４００ｍｌビーカー中で１９０°Ｆの水８
オンスに戻す。泡の高さははじめ７／１６”であり、実
質的に比較実施例Ａと同一である。飲料は、比較実施例
Ａの飲料と比較して、若干明るい色であり、よりクリー
ミーさが少ないフレーバーであり、より甘みの少ないも
のである。 （実施例２）発泡性クリーマ組成物に加える非乳製品ク
リーマの量を３ｇに増加し、コーヒーフレーバー甘味プ
レミックス中のショ糖の量をおよそ１３ｇまで増加した
こと以外は、実施例１と同様にインスタントカプチーノ
組成物を調製する。水で戻した飲料の泡の高さ、クリー
ミーさ及び甘味は比較実施例Ａの水で戻した飲料に極め
て近い。 （比較実施例Ｂ）発泡性クリーマ組成物からホエータン
パク質単離物を除き、発泡性クリーマ組成物の高密度ク
リーマ成分中のタンパク質存在量をごく少量にして低密
度炭水化物により生じた泡を安定化させたこと以外は、
実施例１の方法に従った。泡の高さははじめ６／１６”
であり、５分後は４／１６”である。発泡性クリーマ組
成物の脂肪含量が低いため、泡は顕著に水っぽくて壊れ
やすく、比較実施例Ａや実施例１及び２の泡に特徴づけ
られるような所望の不透明度及びクリーミーテクスチャ
ーを欠く。 （実施例３）発泡性クリーマ組成物のホエータンパク質
単離成分（１．５ｇ）及び高密度噴霧乾燥クリーマ組成
物（２．０ｇ）を、部分変性（６６％）ホエータンパク
質濃縮物（whey protein concentrate, WPC）１５％と
コーンシロップ固体をキャリアーとして用いて噴霧乾燥
した、カプセル化部分水素化大豆油３０％とを含む高密
度噴霧乾燥クリーマ３．５ｇに置き換えたこと以外は、
実施例１と同様に発泡性クリーマ組成物を調製する。高
密度噴霧乾燥クリーマは約０．４ｇ／ｃｃの密度を有
し、クリーマの成分を含むホモジナイズドされた水性ス
ラリーを噴霧乾燥の前に加熱して、部分変性させて調製
する。カプチーノ飲料を実施例１に説明したように水で
戻した後の泡の高さは、はじめ６／１６”であり、５分
後は５／１６”である。泡は、比較実施例Ａの水で戻し
たカプチーノ飲料に比べて外観上は僅かにクリーミーで
ある。組成物は比較実施例Ａの１／２の脂肪含量を含
み、水で戻した飲料は比較実施例Ａのものと比べて相当
白さに欠ける。実施例１の高密度非乳製品クリーマ２．
０ｇを発泡性クリーマ調製物に添加することにより、脂
肪含量を比較実施例Ａの含量まで増加させて、そしてカ
プチーノ飲料の白さ（whiteness）を比較実施例Ａのカ
プチーノ飲料の白さと同等のものにする。 （実施例４）ホエータンパク質単離成分（１．５ｇ）
と、高密度噴霧乾燥クリーマ成分（２．０ｇ）とを、脱
脂粉乳３．５ｇに置き換えたこと以外は実施例１に従
い、無脂肪（０．３％）発泡性クリーマ組成物をつく
る。水で戻した無脂肪カプチーノ飲料では泡の連続的な
ヘッド（head）が得られる。泡の高さははじめ６／１
６”であり、５分後は５／１６”である。水で戻したカ
プチーノ飲料は脂肪分を含んでいないため、相当白さに
欠ける。実施例１の高密度非乳製品クリーマ２．０ｇを
添加することによって（４８％脂肪含量）、泡の特性に
悪く影響することなく優れたホワイトニングとフレーバ
ーを提供する。 （実施例５）ホエータンパク質単離成分（１．５ｇ）を
乳タンパク質濃縮物（New ZealandMilk ProductsのAlap
ro 4850）１．５ｇに置き換えたこと以外は実施例１に
従って発泡性クリーマ組成物を調製する。次いでクリー
マ組成物を、インスタントコーヒー１．５ｇを含んだ人
工甘味コーヒーフレーバープレミックス３．０ｇ、増量
剤及び少量のアスパルテーム及びバニラフレーバーとド
ライブレンドする。実施例１のように水で戻したカプチ
ーノ飲料では、泡の連続的なヘッドが得られる。泡の高
さははじめ７／１６”であり、５分後は６／１６”であ
る。泡は、市販の人工甘味カプチーノ製品（Maxwell Ho
use Cafe、登録商標、Sugar Free Capuccino、登録商
標）を水に戻して得られる泡と、外観上は類似してお
り、飲料の外観とフレーバーが多少異なっている。水で
戻した市販の製品のはじめの泡の高さは９／１６”であ
り、５分後は６／１６”である。本実施例のカプチーノ
飲料の色は、カプチーノ製品の色よりも若干暗い。実施
例１の非乳製品クリーマ１．０ｇを調製物に添加するこ
とにより、泡の特性に悪く影響することなく市販の製品
と同等の白さを有する飲料を生じる。 （実施例６）マルトデキストリン成分（密度０．０８ｇ
／ｃｃ）を、同量（７．０ｇ）の凝塊低密度ガス化１０
ＤＥマルトデキストリン（Maltrin M700; Grain Prices
singCorporation、密度０．１３ｇ／ｃｃ）と置き換え
たこと以外は実施例１に従う。実施例１のように熱水で
戻した後の泡の高さは、はじめ７／１６”であり、５分
後は６／１６”である。泡の外観は比較実施例Ａの市販
の製品のカプチーノ飲料と同一である。 （実施例７）本実施例は、本発明の発泡性クリーマ組成
物を用いて、抽出コーヒーから発泡カプチーノ飲料を製
造することができることを証明する。
【００２３】実施例１で説明した発泡性クリーマ組成物
を、実施例１で説明したように４００ｍｌビーカー中で
熱い抽出コーヒー８オンスで戻す。泡の高さは、はじめ
６／１６”であり、５分後は５／１６”である。
を、実施例１で説明したように４００ｍｌビーカー中で
熱い抽出コーヒー８オンスで戻す。泡の高さは、はじめ
６／１６”であり、５分後は５／１６”である。
【００２４】戻した後、飲料は白い外観を有し、泡の層
はクリーミーなテクスチャーを有している。 （実施例８）本実施例は、本発明に従う粒状ガス化炭水
化物を用いたミルクで、発泡カプチーノ飲料を製造する
ことができることを証明する。
はクリーミーなテクスチャーを有している。 （実施例８）本実施例は、本発明に従う粒状ガス化炭水
化物を用いたミルクで、発泡カプチーノ飲料を製造する
ことができることを証明する。
【００２５】ガス化低密度（０．０８ｇ／ｃｃ）１０Ｄ
Ｅマルトデキストリン７ｇ、及び実施例１の高密度非乳
製品コーヒークリーマ粉末３ｇを組み合わせることによ
り、実施例１で調製したクリーマ組成物を調製する。ク
リーマ組成物をGeneral Foods International Coffee
（登録商標）Cappucino Coolers Sweetened Instant Ic
ed Cappcino１７ｇとドライブレンドする。
Ｅマルトデキストリン７ｇ、及び実施例１の高密度非乳
製品コーヒークリーマ粉末３ｇを組み合わせることによ
り、実施例１で調製したクリーマ組成物を調製する。ク
リーマ組成物をGeneral Foods International Coffee
（登録商標）Cappucino Coolers Sweetened Instant Ic
ed Cappcino１７ｇとドライブレンドする。
【００２６】冷スキムミルク（およそ４０°Ｆ）で戻す
と、カプチーノの泡の高さは、はじめ９／１６”であ
り、５分後は６／１６”である。 （実施例９）１０ＤＥ低密度ガス化（０．１３ｇ／ｃ
ｃ）マルトデキストリン６．０ｇ、ＮＦＤＭ３．５ｇ、
及び実施例１の４８％脂肪含量非乳製品ホワイトナーを
ドライブレンディングして、粒状ドライミックス発泡性
クリーマ組成物を調製する。発泡性クリーマ組成物に低
密度（０．１６ｇ／ｃｃ）ガス化インスタントコーヒー
２．０ｇと、ショ糖１０ｇとを添加してインスタントド
ライミックスカプチーノ製品を製造する。
と、カプチーノの泡の高さは、はじめ９／１６”であ
り、５分後は６／１６”である。 （実施例９）１０ＤＥ低密度ガス化（０．１３ｇ／ｃ
ｃ）マルトデキストリン６．０ｇ、ＮＦＤＭ３．５ｇ、
及び実施例１の４８％脂肪含量非乳製品ホワイトナーを
ドライブレンディングして、粒状ドライミックス発泡性
クリーマ組成物を調製する。発泡性クリーマ組成物に低
密度（０．１６ｇ／ｃｃ）ガス化インスタントコーヒー
２．０ｇと、ショ糖１０ｇとを添加してインスタントド
ライミックスカプチーノ製品を製造する。
【００２７】実施例１のように熱水で戻すと、マイルド
なコーヒーフレーバーと連続的な泡のヘッドを有するカ
プチーノ飲料を得る。ミックス中のガス化インスタント
コーヒーの存在は、得られる泡の高さの一助となる。
なコーヒーフレーバーと連続的な泡のヘッドを有するカ
プチーノ飲料を得る。ミックス中のガス化インスタント
コーヒーの存在は、得られる泡の高さの一助となる。
【００２８】
【表１】
フロントページの続き (71)出願人 591001880 Ｔｈｒｅｅ Ｌａｋｅｓ Ｄｒｉｖｅ，Ｎ ｏｒｔｈｆｉｅｌｄ，Ｉｌｌｉｎｏｉｓ 60093，Ｕｎｉｔｅｄ Ｓｔａｔｅｓ ｏ ｆ Ａｍｅｒｉｃａ (72)発明者 トーマス・リチャード・キースリング アメリカ合衆国ニューヨーク州10016，ニ ューヨーク，イースト・サーティーエス・ ストリート 207，ナンバー８ビー
Claims (21)
- 【請求項１】 組成物の重量を基準として、粒状タンパ
ク質成分を１〜３０％の量、粒状で、嵩密度０．３ｇ／
ｃｃ未満のガス化炭水化物を泡発生量、および脂質を０
〜３０％の量含む、粒状ドライミックス発泡性クリーマ
組成物。 - 【請求項２】 前記粒状炭水化物が、組成物の重量を基
準として２０〜９０重量％の量で存在する、請求項１に
記載のクリーマ組成物。 - 【請求項３】 前記粒状炭水化物が、０．０４〜０．３
ｇ／ｃｃの嵩密度を有する、請求項２に記載のクリーマ
組成物。 - 【請求項４】 タンパク質含量が５％〜２５％であり、
粒状ガス化炭水化物含量が４０〜８０％の量であり、脂
質含量が５〜２０％の量である、請求項１に記載の粒状
ドライミックス発泡性クリーマ組成物。 - 【請求項５】 タンパク質含量が１０〜２０％であり、
脂質含量が１０〜１５重量％で有り、粒状ガス化炭水化
物含量が５０〜７０％の量である、請求項４に記載の粒
状ドライミックス発泡性クリーマ組成物。 - 【請求項６】 前記炭水化物がマルトデキストリン、オ
リゴデキストリン、糖、ガム、及び糖アルコールからな
る群から選択される、請求項１に記載の粒状ドライミッ
クス発泡性クリーマ。 - 【請求項７】 炭水化物がコーンマルトデキストリンで
ある、請求項６に記載のクリーマ。 - 【請求項８】 前記粒状ガス化炭水化物が０．０６〜
０．２ｇ／ｃｃの嵩密度を有する、請求項１に記載のク
リーマ組成物。 - 【請求項９】 粒状ガス化炭水化物が０．０８〜０．１
５ｇ／ｃｃの嵩密度を有する、請求項８に記載の粒状ド
ライミックス発泡性クリーマ組成物。 - 【請求項１０】 粒状タンパク質成分が脂質カプセル化
タンパク質粒子からなる、請求項１に記載の粒状ドライ
ミックス発泡性クリーマ組成物。 - 【請求項１１】 請求項１に記載の粒状ドライミックス
発泡性クリーマ組成物及び粒状水溶性コーヒー成分を含
む、粒状ドライミックスインスタントカプチーノ組成
物。 - 【請求項１２】 粒状水溶性コーヒー成分が、さらなる
発泡性能を提供するガス化噴霧乾燥コーヒーである、請
求項１１に記載の粒状ドライミックスインスタントカプ
チーノ組成物。 - 【請求項１３】 さらに甘味料成分を含む、請求項１１
に記載の粒状ドライミックスインスタントカプチーノ組
成物。 - 【請求項１４】 粒状ドライミックス発泡性クリーマ組
成物を製造する方法であって：全て組成物の重量を基準
として、粒状タンパク質成分１〜３０％の量を、０．０
４〜０．３ｇ／ｃｃの嵩密度を有する粒状ガス化炭水化
物泡生成量、及び脂質０〜３０％の量と混合することを
含む、前記方法。 - 【請求項１５】 タンパク質成分が５〜２５％であり、
脂質が５〜２０％であり、泡発生ガス化炭水化物の量が
２０〜９０％である、請求項１４に記載の方法。 - 【請求項１６】 ガス化炭水化物の量が４０〜８０％で
あり、嵩密度が０．０６〜０．２ｇ／ｃｃである、請求
項１５に記載の方法。 - 【請求項１７】 タンパク質含量が１０〜２０％であ
り、脂質含量が１０〜１５％であり、ガス化炭水化物が
５０〜７０％である、請求項１６に記載の方法。 - 【請求項１８】 炭水化物がマルトデキストリン、オリ
ゴデキストリン、糖、ガム及び糖アルコールからなる群
より選択される、請求項１４に記載の方法。 - 【請求項１９】 炭水化物が０．０８〜０．１５ｇ／ｃ
ｃの嵩密度を有するコーンマルトデキストリンである、
請求項１８に記載の方法。 - 【請求項２０】 さらに、粒状水溶性コーヒー成分をド
ライミックス発泡性クリーマに加えてドライミックスイ
ンスタントカプチーノ製品を製造する工程を含む、請求
項１４に記載の方法。 - 【請求項２１】 粒状水溶性コーヒー成分が、さらなる
発泡性能を提供するガス化噴霧乾燥コーヒーである、請
求項２０に記載の方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/338,483 US6129943A (en) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | Foaming cappuccino creamer containing gasified carbohydrate |
| US09/338483 | 1999-06-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family
ID=23324995
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000188011A Expired - Fee Related JP3495690B2 (ja) | 1999-06-22 | 2000-06-22 | ガス化炭水化物を含む発泡カプチーノクリーマ |
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|---|---|
| US (1) | US6129943A (ja) |
| EP (1) | EP1064850B1 (ja) |
| JP (1) | JP3495690B2 (ja) |
| KR (1) | KR100668569B1 (ja) |
| CN (1) | CN1179654C (ja) |
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