JP2003505100A - 急速可溶性インスタント飲料製品を製造するための乳化剤ブレンドおよび方法 - Google Patents

急速可溶性インスタント飲料製品を製造するための乳化剤ブレンドおよび方法

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Abstract

(57)【要約】 新規な溶解剤、および、「泥っぽさ」または「糸引き」のない改良された口触り(「クリーム性」、「芳醇」、「こく」、「複雑さ」、「こくと芳醇」、「実質性」)および濃厚性を有するインスタント(フレーバ入りおよびフレーバなし)飲料製品(コーヒー、ホットチョコレート、茶類、クリーム状ジュース飲料、ミルクセーキ、栄養ドリンク等、とりわけインスタントコーヒー製品)の製造におけるその使用。この新規な溶解剤を、製造中の凝集プロセスで使用されることになる、バインダ溶液を調製するために使用してもよい。本発明により製造されるインスタント飲料製品(特にインスタントコーヒー製品が好ましい)は、「泥っぽさ」または「糸引き」がなく、すっきりとして改良された口触りと濃厚性、ならびに、より少ない固形物投入量(5〜10%、好ましくは6.5〜8.5%、より好ましくは7.5%)でより大きなフレーバ刺激を有するクリーム状で芳醇な、好ましくは泡立ちする飲料を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、インスタント飲料製品を製造する際の使用に適した新規の溶解剤に
関する。本発明はまた、本明細書に記載の新規の溶解剤を使用してインスタント
飲料製品を作る方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 多くのインスタント飲料、特にフレーバ入りインスタントコーヒー飲料を調製
するために使用される現在のドライミックスは、典型的に、乳製品を含まないク
リーマ、甘味料、可溶性飲料成分(例えば、インスタントコーヒー製品は可溶性
コーヒーを使用する)およびフレーバの混合物を含む。例えば、米国特許第5,
433,962号(Stipp)を参照されたい。消費者は、普通、平均して7
.5%の固形物、一般に5%〜10%の範囲の固形物を使用してフレーバ入りイ
ンスタント飲料を調製する。残念ながら5%〜10%の固形物投入量では、現在
のドライミックスから調製したインスタント飲料は、薄く水っぽいと感じられ、
泡立ち/泡頭(foamy/frothy head)を発生しない。そのよう
な飲料は、このような製品の消費者が望むクリーム状の舌触り、芳醇さ、フレー
バの刺激および甘味も欠いている。
【0003】 一般にクリーム状飲料、特にクリーム状コーヒー飲料は、口触りを出すために
、典型的に、細かく分散した脂肪(即ち、均質化脂肪)に依存している。この乳
化脂肪は、液体または噴霧乾燥した乳製品を含まないクリーマ、全乳または低脂
肪乳から出すことができる。しかし、現在のフレーバ入りコーヒー飲料中に入っ
ている普通量の脂肪では、十分な口触りの恵みが得られない。脂肪量を増やすこ
とによって、このような口触りの恵みを改善することができる。しかし、脂肪量
を増やすと、酸化反応に対する脂肪の安定性、不快な臭気の発生、乳製品を含ま
ないクリーマの乳濁液が不安定になる可能性など他の問題が起こる。さらに、乳
製品を含まないクリーマは典型的に35から50%しか脂肪を含んでいないので
、口触りを強めることには、著しく大量のまたは大容量の粉末製品が必要となり
得る。この結果、これらの粉末製品は、消費者にとってスプーンで扱い得る製品
としての有用性を減じてしまう。
【0004】 インスタント飲料製品は、典型的には、飲料固形物(例えば、インスタントコ
ーヒー粒子)、クリーマベース、甘味料ベースおよび所望なら香味料の機械的混
合物を含んでいる。不運にしてこれらの個々の成分の溶解度は異なっており、そ
のため各成分の所望の割合が完全に溶けることはない。例えば、クリーマベース
は典型的に脂肪成分を含んでおり、そのため疎水性である。その結果、クリーマ
は、他の成分と比較して溶解するのがより不完全であるか、またはより遅い。こ
の結果、未溶解粒子の見栄えのしない飲料液面上に浮いた塊、あるいは飲料容器
の底に沈殿物として残る。この疎水特性は、チョコレート、全乳固形物、全クリ
ーム固形物、およびインスタント飲料製品、特にフレーバ入りインスタントコー
ヒー飲料にしばしば含まれるフレーバオイル等の他の脂肪性材料の特徴でもある
。現在のインスタント飲料製品、特にフレーバ入りインスタントコーヒー飲料に
伴う他の問題は、ドライミックス中での低密度および高密度粒子の分離を含む。
このような分離によって、スプーン一杯分毎の乾燥製品の間に不均一な成分組成
が生じる。この不均一性は、人工甘味料で甘くした製品において特に普遍的であ
る。
【0005】 このようなインスタント飲料溶液の激しい振とうと攪拌で、最終的には製品が
完全に溶解するが、これでは消費者にとって不十分である。「インスタント」を特
徴づけるならば、殆どないし全く攪拌しないが、容易に溶解する製品ができると
いった調製の容易さを暗示しているはずである。
【0006】 前述したことに基づけば、容易にかつ均一に溶解するインスタント飲料製品、
特にクリーム状で芳醇なフレーバ入りインスタントコーヒー製品に対する需要が
ある。したがって、本発明の一目的は、乾燥製品中にクリーマおよび甘味料の各
成分が個々の粒子として存在するフレーバ入りインスタントコーヒー製品と比較
したとき、より容易にかつ均一に溶解するインスタント飲料製品、特にフレーバ
入りインスタントコーヒー製品を提供することである。本発明の他の目的は、凝
集で実現する密度が処方に依存することを認識して、米国特許第5,433,9
62号においてStippが記載した水蒸気凝集プロセスを用いたときに生じる
ものより、密度の高い製品を凝集によって提供することである。本明細書の記載
に従って製造した製品は、より高密度であり、消費者が最終製品をスクープまた
は茶匙の回数を減らして使用することを可能にし、しかもクリーム状の口触りを
保持している。本発明の他の目的は、凝集プロセスで使用されるバインダ溶液中
で用いられる新規な溶解剤を提供することである。
【0007】 (発明の概要) 本発明は、新規な溶解剤、および、「泥っぽさ」または「糸引き」のない改良され
た口触り(「クリーム性」、「芳醇」、「こく」、「複雑さ」、「こくがあり芳
醇」、「実質性」)および濃厚性を有するインスタント(フレーバ入りおよびフ
レーバなし)飲料製品(コーヒー、ホットチョコレート、茶類、クリーム状ジュ
ース飲料、ミルクセーキ、栄養ドリンク等、とりわけインスタントコーヒー製品
)の製造におけるその使用に関する。
【0008】 本発明は、製造中の凝集プロセスで使用されることになるバインダ溶液を調製
するために、新規な溶解剤を使用することにも関する。本発明により製造される
インスタント飲料製品(特にインスタントコーヒー製品が好ましい)は、「泥っ
ぽさ」または「糸引き」のない純粋で改良された口触りと濃厚性、ならびにより少
ない固形物投入量(5〜10%、好ましくは6.5〜8.5%、より好ましくは
7.5%)でより大きなフレーバ刺激を有するクリーム状で芳醇な、好ましくは
泡立ちする飲料を産出することができる。
【0009】 本発明のフレーバ入りインスタント飲料製品を製造する方法は、溶解剤として
乳化剤の特殊なブレンドの使用を含む。前記溶解剤は、バインダ溶液を調製する
ために、マルトデキストリンおよび水と併用されるレシチン、プロピレングリコ
ール、エトキシル化モノおよびジグリセリド、およびスクロース脂肪酸エステル
を含むことが好ましい。溶解剤は、最終製品の乾燥量を基準にして、約0.20
%から約0.33%、好ましくは約0.27%で使用される。エトキシル化モノ
およびジグリセリド、レシチンおよびプロピレングリコールは、最終製品の乾燥
量を基準にして、合せて約0.1%から約0.3%、好ましくは約0.2%を含
む。低級スクロース脂肪酸エステルは、最終製品の乾燥量を基準にして、約0.
01%から約0.04%、好ましくは約0.02%である。インスタント飲料製
品の製造中に、溶解剤を用いてバインダ溶液を調製し、予め混合したフレーバ入
りインスタント飲料製品ベース上に、好ましくは強力凝集器(例えば、Schu
gi型凝集器)中で噴霧することが好ましい。粒径は増加し、溶解剤が新たに形
成される顆粒の内部で完全に混合されるよう粒子が形成されるように、溶解剤を
含んだバインダ溶液を添加することが好ましい。
【0010】 (発明の詳細な説明) A.定義 「凝集」とは、幾つもの相対的に小さな粒子を1単位に結合することによって、
相対的に大きな粒子を調製することを指す。凝集を実現するプロセスを以下によ
り詳細に論じる。本発明のプロセスのために強力凝集器を使用するのが好ましい
【0011】 本明細書で使用する「溶解剤」とは、凝集プロセスに使用されるバインダ溶液に
添加したとき、水または他の適当な液体と混合したときに容易に溶解するインス
タント飲料製品を生成する食品用乳化剤のブレンドを指す。前記溶解剤は、イン
スタント飲料製品を製造するために使用する粒子の水中での分散および最終的な
溶解を補助する。
【0012】 本明細書で使用する場合、「レシチン」という用語は、従来のレシチン、アセチ
ル化レシチン、および脱油レシチン、リゾレシチン、ホスファチジン酸とその塩
、リゾホスファチジン酸とその塩、リン酸化モノグリセリド、それらの任意の混
合物等の他の適当なレシチンまたはレシチン様化合物を含む。
【0013】 「ポリオール」とは、少なくとも4個、好ましくは4から11個のヒドロキシル
基を含んだ多価アルコールを意味する。ポリオールは、糖(即ち、単糖類、二糖
類および三糖類)、糖アルコール、他の糖誘導体(即ち、アルキルグルコシド)
、ジグリセロールおよびトリグリセロールのようなポリグリセロール、ペンタエ
リスリトール、ソルビタン等の糖エーテル、ならびにポリビニルアルコールを含
む。適当な糖、糖アルコールおよび糖誘導体の具体的な例は、キシロース、アラ
ビノース、リボース、キシリトール、エリスリトール、グルコース、メチルグル
コシド、マンノース、ガラクトース、フルクトース、ソルビトール、マルトース
、ラクトース、スクロース、ラフィノースおよびマルトトリオースを含む。
【0014】 「低級ポリオール脂肪酸エステル」とは、3個以下の脂肪酸エステル基を有す
るポリオールを意味する。
【0015】 「IBP」とは、インスタント飲料製品を意味する。
【0016】 「バルク密度」とは、COFFEE PROCESSING TECHNOL
OGY,Avi Publishing Company,Westport,
Conn.,1963,Vol.IIの127〜131ページに記載の方法で測
定した多数の粒子の全体的密度を意味する。
【0017】 本明細書で使用する場合、「インスタント飲料」および「可溶性飲料」という
用語は、水、特に温水にかなり溶解し、普通水性液体または希釈剤、即ち水、ミ
ルクまたは他の水性媒体と混合することによって、直ぐに供し得るか、直ぐに飲
める飲料を提供するインスタントまたは可溶性コーヒー製品のような飲料製品を
指すために、入れ換えて使用される。これらの製品は、ドライミックス、粉末、
濃縮物、または乳濁液の形態で製造業者により消費者に販売され、給仕および/
または消費する時間またはそれに近い時間に、指示に従って消費者により調製さ
れる。
【0018】 「水分」および「水」という用語は、本明細書では入れ換えて使用される。
【0019】 本明細書で使用される「クリーマ」という用語は、多くの直ぐに飲めるインス
タント飲料製品中に使用される添加料を指す。市販のクリーマは容易に入手でき
、当業者によって容易に選択される。調製されたクリーマは、一般に脂肪、乳化
剤および処理助剤を含む。したがって、本発明の飲料組成物はクリーマを利用し
、選択した特定のクリーマの組成に応じて、組成物中に使用される脂肪、乳化剤
または処理助剤の全部または一部が、実際にクリーマによって供給される。
【0020】 本発明のフレーバ入り飲料製品に使用される適当なクリーマは、乳製品および
乳製品を含まないクリーマを含む。適当な乳製品クリーマは、全乳固形物、バタ
ー脂肪固形物、低脂肪ドライミルク、およびアイスクリーム、ミルクセーキ、フ
ローズンデザートを調製するために使用されるドライミックス、ならびにこれら
の乳製品クリーマの混合物を含む。適当な乳製品を含まないクリーマを、大豆油
や部分水素化大豆油、部分水素化キャノーラ油、水素化および部分水素化ヤシ油
、ならびに他の部分水素化または完全水素化植物油、またはそのような油の組合
せを含む様々な脂肪および油から製造することができる。好ましいクリーマは、
植物油、乳化剤、乳化助剤、炭水化物、カゼイン酸ナトリウムおよび緩衝剤から
製造した乳製品を含まないクリーマを含む。本発明での使用に適当な他のクリー
マは、参照することによって本明細書の一部を構成しているものとする、Kir
k−Othmer Encyclopedia of Chemical Te
chnology,W.J.Harper,Willey Interscie
nce第3版、22巻、″Synthetic and Imitation
Dairy Products″と題する節の465〜498ページ(1978
年)に開示された合成および模造乳製品を含む。
【0021】 発泡性および非発泡性クリーマも、本発明のフレーバ入り飲料製品中に使用す
ることができる。本発明での使用に適当な発泡性クリーマは、乳製品を含まない
脂肪(例えば、部分水素化油)、水溶性で乳製品を含まない炭水化物(例えば、
スクロース、デキストロース、マルトース、コーンシロップ固形物およびそれら
の混合物)、緩衝剤、蛋白質の発泡安定化剤(例えば、カゼイン酸ナトリウム)
および任意選択的にガム増粘剤を含むことができる。これらの固体成分は水と混
合され、次いで均質化される。ガス(例えば窒素)をこの混合物中に注入するか
、混ぜ込み、その混合物を噴霧乾燥することによって、発泡性クリーマを得る。
共に参照することによって本明細書の一部を構成するものとする、1984年3
月20日発行の米国特許第4,438,147号(Hedrick,Jr.)お
よび1995年10月31日発行の米国特許第5,462,759号(West
erbeek等)を参照されたい。本発明での使用に適当な非発泡性クリーマは
、発泡性クリーマと類似の成分組成を有するが、ガスは導入されていない。また
、発泡性クリーマは、非発泡性で乳製品を含まないクリーマ(典型的には、全成
分の約3.5%)と比べ、より多くの蛋白質成分(典型的には、全成分の約12
〜13%)を典型的に有している。
【0022】 本明細書で使用する「可溶性飲料成分」という用語は、本発明の飲料製品のフ
レーバおよび/または質感を出すために使用され、コーヒー、茶、ジュースおよ
び/またはミルクからなり得るもので、当業者が容易に選択し得る水溶性成分を
意味する。可溶性飲料成分は、粉末、乳濁液、濃縮物、または抽出物、またはそ
れらの任意の混合物を含む様々な形態を取り得るが、それらに限定されるもので
はない。
【0023】 本明細書で示す全ての粒径は、米国標準篩選別系列(U.S. Standard Sieve Sc
reen Series)に基づく。Sivetz & Desrosier,Coffe
e Technology (Avi Publishing Co.1979
)の701ページを参照されたい。
【0024】 本明細書で使用する場合、「発泡」という用語は、コーヒー飲料(一般にはコ
ーヒーまたはホットチョコレート)の表面中または表面上に形成される軽い泡立
った塊を指す。一般に「発泡」は、飲料表面に前記塊を形成するために、液体中
のガスの細かな分散を利用して実現される。
【0025】 本明細書で使用する場合、「を含む」という用語は様々な成分および処理段階
を意味し、本発明による飲料製品およびこれらの製品を製造する方法において共
通に用いることができる。したがって、「を含む」という用語は、「本質的にか
ら成る」および「から成る」というより限定的な用語を包含する。
【0026】 「甘味料ベース」とは、飲料を甘くするのに有用な1種または複数の甘味料を
指す。このような甘味料は、天然および人工の甘味料を含む。IBPおよび本発
明の方法において有用なこのような天然甘味料は、スクロース、フルクトース、
デキストロース、マルトース、ラクトースまたはそれらの混合物を含むが、これ
らに限定されるものではない。このような人工甘味料は、サッカリン、シクラマ
ート、アセサルフェーム K(Sunette(商標))、L−アスパルチル−
L−フェニルアラニン低級アルキルエステル甘味料(例えばAspartame
(商標))、Brennan等に与えられた米国特許第4,411,925号に
開示されたL−アスパルチル−D−アラニンアミド、Brennan等に与えら
れた米国特許第4,399,163号に開示されたL−アスパルチル−D−セリ
ンアミド、Brandに与えられた米国特許第4,338,346号に開示され
たL−アスパルチル−L−1−ヒドロキシメチルアルカンアミド甘味料、Riz
ziに与えられた米国特許第4,423,029号に開示されたL−アスパルチ
ル−1−ヒドロキシエチルアルカンアミド甘味料、および1986年1月15日
発行の、J.M.Januszの欧州特許出願第168,112号に開示された
L−アスパルチル−D−フェニルグリシンエステルおよびアミド甘味料等、およ
びそれらの混合物を含むが、それらに限定されるものではない。
【0027】 「フレーバベース」とは、インスタントコーヒーを含む本発明のIBPおよび
風味料の成分を指す。好ましくは、フレーバベースは甘味料またはクリーマを含
まない。
【0028】 本発明の方法で使用する飲料固形物(例えば、インスタントコーヒー粒子)を
、任意の好都合な方法(以下でより詳細に考察する)、特にインスタントコーヒ
ーのための方法によって、調製することができる。インスタントコーヒー成分は
、市場で販売されており、商業的に入手可能なコーヒーの任意の1種、またはそ
れらの組合せであってよい。これらは、噴霧乾燥したインスタントコーヒー粉末
、凝集体および凍結乾燥塊を含む。コーヒーは、任意の1種または異なる種類の
ブレンドであってもよい。コーヒーは、脱カフェイン処理したものでも、してい
ないものでもよい。エスプレッソ、フレンチロースト等の独特なフレーバ特性を
反映するように、コーヒーを処理してもよい。本発明のIBPは、インスタント
コーヒーに対し重量で約3%から約25%を含むのが好ましく、約5%から約2
0%を含むのがさらに好ましく、約6%から約15%を含むのがより一層好まし
い。
【0029】 本発明のIBPに有用な風味料は、市販の風味料の任意の1種を含む。このよ
うな風味料は、被包されているか、または液体の風味料から提供されるのが好ま
しい。風味料の起源は天然でも、人工であってもよい。好ましい風味料は、アー
モンドナッツ、アマレット、アニゼット、ブランディー、カプチーノチョコレー
ト、チョコレートミント、シナモン、シナモンアーモンド、クレームドマーント
、グランマニエ、アイリッシュクレーム、カールア、マカデミアナッツ、オレン
ジ、オレンジリーフ、ペパーミントスティック、ピスタッチオ、ラズベリー、サ
ンブカおよびバニラビーンを含むが、これらに限定されるものではない。添加さ
れる風味料の実際の量は、所望の風味料の強さに依存すると思われる。このよう
な量は、当業者によって容易に決定される。本発明のIBPは、風味料を重量で
好ましくは約0.1%から約10%、より好ましくは約0.1%から約5%、よ
り一層好ましくは約0.1%から約3%含む。
【0030】 「cps」はセンチポアズを意味する。
【0031】 「メッシュ」は、スクリーンまたは篩の1平方インチ(6.5cm2)当たり
の開口数を指す。即ち、それは1インチ(2.5cm)の直線当たりの金属また
はプラスチックのストランド数の平方である。本明細書におけるメッシュサイズ
の全ての参照が、米国標準篩系列を指す。
【0032】 「PSD」とは、COFFEE PROCESSING TECHNOLOG
Y,Avi Publishing Company,Westport,Co
nn.,1963,Vol.IIの137〜140ページに定義されている粒径
分布を意味する。
【0033】 「psig」とは、圧力計による1平方インチ(6.5cm2)当たりのポン
ド量を意味する。
【0034】 本明細書で使用する全ての量、部、比およびパーセンテージは、他に明記しな
い限り、重量基準である。
【0035】 B.新規な溶解剤 本発明の新規な溶解剤は凝集プロセス中に使用するのが好ましい。新規な溶解
剤をサイジング工程、またはサイジング工程の後の混合工程中に使用してもよい
【0036】 新規な溶解剤は、約50%から約80%、好ましくは約60%から約70%の
レシチン、約3%から約20%、好ましくは約5%から約15%のプロピレング
リコール、約5%から約25%、好ましくは約10%から約20%のエトキシル
化モノおよびジグリセリド、およびそれらの任意の混合物、ならびに約3%から
約20%、好ましくは約5%から約15%のスクロース脂肪酸エステルを含む。
溶解剤は、最終製品の乾燥状態に対し、約0.20%から約0.33%、好まし
くは約0.27%である。エトキシル化モノおよびジグリセリド、レシチンおよ
びプロピレングリコールは、最終製品の乾燥状態に対し、合わせて約0.1%か
ら約0.3%、好ましくは約0.2%を含む。低級スクロース脂肪酸エステルは
、乾燥状態に対し、約0.01%から約0.04%、好ましくは約0.02%で
ある。インスタント飲料製品の製造時、最も好ましくは凝集工程中に使用するバ
インダ溶液を調製するために、新規な溶解剤を使用するのが好ましい。好ましく
は、前記バインダ溶液は、約0.5%から約15%、好ましくは約1%から約1
0%のレシチン、約0.05%から約2%、好ましくは約0.1%から約1.5
%のプロピレングリコール、約0.12%から約3%、好ましくは約0.2%か
ら約2%のエトキシル化モノおよびジグリセリド、約0.05%から約2.0%
、好ましくは約0.1%から約1.5%の低級ポリオール脂肪酸エステル、約2
0%から約40%のマルトデキストリン、コーンシロップ固形物、スクロースま
たはそれらの任意の混合物、および約60%から約80%の水を含む。
【0037】 溶解剤として使用するのに適当な材料ブレンドとして供給することに加えて、
本明細書に開示した各成分を製造プロセス中の様々な時点(例えば、凝集プロセ
ス中、サイジングおよび/または混合中)に添加することによって、水に容易に
溶ける最終ドライミックスを得ることができる。例えば、スクロースモノエステ
ルとマルトデキストリンとのドライプレミックスを最初に作ることによって、バ
インダ溶液を調製することができる。次いで、このドライプレミックスをバイン
ダ水と混合する。最後に、レシチン、エトキシル化ポリグリセリドおよびプロピ
レングリコールをバインダ溶液に添加し、分散させる。
【0038】 C.インスタント飲料製品に使用される各成分源 乳化剤: 乳化剤は、本発明の飲料製品中に脂肪を分散させるのに有用である
。可食性製品中に含めるのに適当な任意の食品用乳化剤を使用することができる
。適当な乳化剤の例は、長鎖脂肪酸、好ましくは飽和脂肪酸のモノおよびジグリ
セリド、最も好ましくはステアリン酸およびパルミチン酸のモノおよびジグリセ
リドを含む。プロピレングリコールエステルも、これらの可食性ミックス中で有
用である。レシチンは、可食性ミックスおよび本発明の直ぐに給し得る飲料に使
用する特に好ましい乳化剤である。乳化剤は、モノおよびジグリセリド、レシチ
ン、スクロースモノエステル、ポリグリセロールエステル、ソルビタンエステル
、ポリエトキシル化グリセロール、それらの混合物等の任意の食品適合性乳化剤
であってよい。約3%まで、好ましくは0.1%から3%の安定化剤または乳化
剤を使用する。適当な乳化剤は、ラクチル化モノおよびジグリセリド、プロピレ
ングリコールモノエステル、ポリグリセロールエステル、ソルビタンエステル、
モノおよびジグリセリドのジアセチル化酒石酸エステル、モノグリセリドのクエ
ン酸エステル、ステアロイル−2−ラクチレート、ポリソルベート、スクシニル
化モノグリセリド、アセチル化モノグリセリド、エトキシル化モノグリセリド、
レシチン、スクロースモノエステル、およびそれらの混合物である。適当な乳化
剤は、Danisco Food Ingredientsによって製造される
Dimodan(登録商標)O、Dimodan(登録商標)PV、およびPa
nodan(登録商標)FDPを含む。乳化剤を乳化助剤と共に利用してもよい
。選択した特定の配合に応じて、任意の食品適合性乳化助剤または乳化剤から、
適当な乳化助剤を選択することができる。
【0039】 可溶性飲料成分: 可溶性飲料成分を当業者は容易に入手でき、容易に選択す
ることができる。可溶性飲料成分は、コーヒー、茶、ミルク、ジュースおよび/
またはそれらの任意の混合物を含むことができる。可溶性飲料成分は、液体、固
形濃縮物、粉末、抽出物または乳濁液の形態である。
【0040】 本発明のフレーバ入り飲料製品に使用するのに好ましい可溶性飲料成分は、製
品の特定の用途により決定される。例えば、用途がコーヒー飲料であれば、可溶
性飲料成分は一般にコーヒーである。茶やジュース飲料製品に対しては、可溶性
飲料成分は一般に、各々茶やジュースである。
【0041】 例えば、本発明のコーヒー製品に使用される可溶性コーヒーを、任意の都合良
いプロセスによって調製することができる。様々なこのようなプロセスが当業者
に知られている。典型的に、コーヒー豆のブレンドをローストし、粉砕し、ロー
ストおよび粉砕したコーヒーを水で抽出することにより水性コーヒー抽出物を形
成させ、抽出物を乾燥することによりインスタントコーヒーを形成させることに
よって、可溶性コーヒーを調製する。本発明で有用な可溶性コーヒーは、典型的
に、従来の噴霧乾燥プロセスによって得られる。適当な可溶性コーヒーを提供し
得る代表的噴霧乾燥プロセスは、例えば、それらを全て参照することにより本明
細書の一部を構成するものとする、Sivetz & Foote,Coffe
e Processing Technology,Vol.I(Avi Pu
blishing Co.1963)の382〜513ページ、1956年11
月20日発行の米国特許第2,771,343号(Chase等)、1956年
6月19日発行の米国特許第2,750,998号(Moore)、および19
49年5月10日発行の米国特許第2,469,553号(Hall)に開示さ
れている。本発明に使用するインスタントコーヒーを提供するための他の適当な
プロセスは、例えば、それらを全て参照することにより本明細書の一部を構成す
るものとする、1969年4月1日発行の米国特許第3,436,227号(B
ergeron等)、1970年2月3日発行の米国特許第3,493,388
号(Hair)、1971年10月26日発行の米国特許第3,615,669
号(Hair等)、1971年11月16日発行の米国特許第3,620,75
6号(Strobel等)、1972年3月28日発行の米国特許第36522
93号(Lombana等)に開示されている。噴霧乾燥インスタントコーヒー
粉末に加え、本発明で有用なインスタントコーヒーは凍結乾燥コーヒーを含むこ
とができる。任意の1種のコーヒーまたは異なる種類のブレンドから、インスタ
ントコーヒーを調製することができる。インスタントコーヒーを脱カフェイン処
理することもできるし、処理しなくてもよく、エスプレッソ、フレンチロースト
等の独特なフレーバ特性を反映するように処理することもできる。
【0042】 緩衝剤: 本発明のフレーバ入り飲料製品は、蛋白質のコロイド溶解性を改良
し、最適な安定性およびフレーバのために最終飲料のpHを6.2から7.0に
維持するために、緩衝剤、好ましくは安定化塩を利用する。クエン酸またはリン
酸の二ナトリウムまたは二カリウム塩が、最も一般的に使用される。飲料調製に
使用する水のカルシウムまたはマグネシウム量が多い場合、リン酸塩の使用は特
に望ましい。
【0043】 増粘剤: 本発明によるフレーバ入り飲料製品は、増粘剤を含むことができる
。これらの増粘剤は、天然および合成ガム、ならびに天然および化学改質澱粉を
含む。適当なガムは、イナゴマメガム、ガーゴム、ゲランガム、キサンタンガム
、ガッチガム、改質ガッチガム、トラガカントガム、カラゲナン、および/また
はカルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセ
ルロースから誘導される陰イオンポリマー、ならびにこれらのガムの混合物を含
む。適当な澱粉は、予備ゼラチン化澱粉(コーン、小麦、タピオカ)、予備ゼラ
チン化高アミロース含量澱粉、予備ゼラチン化加水分解澱粉(マルトデキストリ
ン、コーンシロップ固形物)、予備ゼラチン化置換澱粉(例えば、Nation
al Starchが製造するN−Creamer、N−Lite LP、TE
XTRA等のオクテニルスクシネート改質澱粉)等の化学改質澱粉、ならびにこ
れらの澱粉の混合物を含むが、これらに限定されるものではない。増粘剤は主に
澱粉から製造し、かつ、増粘剤の20%以下、最も好ましくは10%以下はガム
から製造するのが特に好ましい。噴霧乾燥した非発泡性クリーマ上の乳化脂肪用
担体の一部として、これらの増粘剤をこれらのフレーバ入り飲料製品中に投入す
ることもできる。
【0044】 発泡安定化剤: 本発明のフレーバ入り飲料製品は、蛋白質の発泡安定化剤を
含むこともできる。適当な蛋白質の発泡安定化剤は、卵白アルブミン(オボアル
ブミン)、乳清蛋白、大豆蛋白、分離大豆蛋白、コーン蛋白、分離コーン蛋白、
ならびにこれらの安定化剤の混合物を含む。乾燥卵白アルブミンは、かなり低濃
度でより良好で安定な発泡を形成することができるので、特に好ましい。その他
の蛋白質の発泡安定化剤(例えば、乳清蛋白)は、典型的に、卵白アルブミンよ
りはるかに高い濃度のときにだけ有効である。
【0045】 これらの蛋白質の発泡安定化剤は、複雑な分子間相互作用により連続膜を形成
することによって発泡バブルの破裂を防止するように、表面張力を低下させる。
基本的に発泡安定化剤は、本発明の製品を水と混合することにより飲料を形成す
るときに発生する発泡バブルの、空気−水界面における幾つもの「固定」または
接触点を提供する高分子界面活性剤として作用する。空気−水界面において速や
かに吸着され、広がりほどける蛋白質は、界面にゆっくりと吸着され、広がりほ
どけ難い蛋白質より良好な発泡を生成する。広がりほどけること、および、より
厚く、より凝集力の大きい膜を形成する能力は、蛋白質の弾性に依存し、蛋白質
の弾性はさらに吸着層における蛋白質の柔軟性と関係する。即ち、弾性の大きい
蛋白質は、柔軟性が非常に少ない。卵白が使用される発泡の安定性がより大きい
理由は、より大きな柔軟性(即ち、蛋白質中のジスルフィド結合に起因する)を
有する高濃度の硬性球状蛋白質が存在するためである。典型的に卵白は少なくと
も40種の球状糖蛋白質を有し、オボアルブミンがこれらの糖蛋白質の約54%
を普通占めている。
【0046】 酸: 本発明によるフレーバ入り飲料製品、特にフレーバ入りインスタントコ
ーヒー製品が、可食性水溶性の酸(有機または無機)を含むことも好ましい。適
当な酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、コハク酸、リン酸、ならび
にこれらの酸の混合物を含む。
【0047】 炭酸塩/重炭酸塩: 本発明によるフレーバ入り飲料製品は、酸と反応したと
きに二酸化炭素を発生する可食性水溶性の炭酸塩または重炭酸塩(またはそれら
の混合物)を含んでもよい。適当な炭酸塩または重炭酸塩は、重炭酸ナトリウム
、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸カリウム、ならびにそれらの混合物
を含む。炭酸および重炭酸ナトリウムは、クエン酸と併用されるとき、特に好ま
しい。炭酸/重炭酸ナトリウムとクエン酸との反応は、インスタント飲料(例え
ば、コーヒー)製品を硬度の高い水の中で再構成したときに、溶液中の(例えば
、発泡性および非発泡性クリーマに由来する)カゼイン塩ナトリウムを安定化さ
せるクエン酸ナトリウムを形成する。
【0048】 甘味料: 本発明によるフレーバ入り飲料製品は、さらに甘味料を含むことが
できる。本発明で使用する好ましい甘味料は、スクロース、フルクトース、デキ
ストロース、マルトース、ラクトース、高フルクトースコーンシロップ固形物、
転化糖、ソルビトールを含む糖アルコール等の糖類および糖アルコール、ならび
にこれらの糖類および糖アルコールの混合物である。1回の投入当たりの固形物
量をより少なくするために、糖または糖アルコールと共にもっと甘味の強い甘味
料を使用することが、特に好ましい。これらの甘味のより強い甘味料は、サッカ
リン、シクラマート、アセサルフェーム K(Sunette(商標))、L−
アスパルチル−L−フェニルアラニン低級アルキルエステル甘味料(例えばアス
パルテーム)、Brennan等に与えられた米国特許第4,411,925号
に開示されたL−アスパルチル−D−アラニンアミド、Brennan等に与え
られた米国特許第4,399,163号に開示されたL−アスパルチル−D−セ
リンアミド、Brandに与えられた米国特許第4,338,346号に開示さ
れたL−アスパルチル−L−1−ヒドロキシメチルアルカンアミド甘味料、Ri
zziに与えられた米国特許第4,423,029号に開示されたL−アスパル
チル−1−ヒドロキシエチルアルカンアミド甘味料、および1986年1月15
日発行の、J.M.Januszの欧州特許出願第168,112号に開示され
たL−アスパルチル−D−フェニルグリシンエステルおよびアミド甘味料等、お
よびそれらの混合物を含む。とりわけ好ましい甘味料系は、スクロースとアスパ
ルテームおよびアセサルフェーム Kとの組合せである。この混合物は、甘味を
増強するだけでなく、飲料調製時に供される固体量も減少させる。
【0049】 ミルク固形物: 本発明によるフレーバ入り飲料製品には、ミルク固形物も含
めることができる。これらのミルク固形物は、ミルクを乾燥し、蛋白質、ミネラ
ル、乳清および他のミルク成分の混合物を乾燥形態で製造することによって、調
製することができる。これらの固形物は、バター脂肪固形物およびクリームパウ
ダーを含み得るが、低脂肪ドライミルクおよび無脂肪ミルク固形物、即ち脂肪を
除いたミルクから誘導した固形物であるのが好ましい。任意の市販の無脂肪また
は他のミルク固形物を使用することができる。アイスクリーム、ミルクセーキお
よびフローズンデザートを調製するために使用されるドライミックスも、これら
のフレーバ入り飲料製品中に含めることができる。これらのドライミックスは、
本発明のフレーバ入りインスタントコーヒー製品を水と混合したときに調製され
るコーヒー飲料に、特にクリーム状で、芳醇な口触りを提供する。
【0050】 処理助剤: 本発明の飲料製品中の必要に応じた成分は、流動助剤、抗ケーキ
形成剤、分散助剤等を含む処理助剤である。二酸化シリコンおよびアルミン酸シ
リカのような流動助剤は、特に好ましい。増粘剤は別として、様々な成分のケー
キ形成を防止するために、澱粉も含めることができる。
【0051】 脂肪/油: 「脂肪」および「油」という用語は、他に明記しない限り、本明
細書では入れ換えて使用される。「脂肪」または「油」という用語は、例えば、
部分的または完全に水素化されるか、または他の方法で改質されてもよい大豆油
、コーンオイル、綿実油、ヒマワリ油、パーム油、ヤシ油、キャノーラ油、魚油
、ラード、獣脂等のトリグリセリドから本質的に成る天然または合成の脂肪およ
び油、ならびに、その材料が部分的または完全に非消化性であってもよく、本明
細書では非消化性脂肪と呼び、トリグリセリド類似の性質を有する無毒で脂肪性
の材料を含めて、一般的な意味で可食性で脂肪性の物質を指す。低カロリー脂肪
および可食性非消化性脂肪、油や脂肪の代用品もこの用語の中に含まれる。
【0052】 「非消化性脂肪」という用語は、部分的または完全に非消化性である可食性で
脂肪性の材料、例えば、OLEAN(商標)のようなポリオール脂肪酸ポリエス
テルを指す。
【0053】 「脂肪」または「油」という用語は、トリグリセリド類似の性質を有する10
0%無毒の脂肪性材料も指す。「脂肪」または「油」という用語は、一般に、そ
の材料が部分的または完全に非消化性であってもよい脂肪代用品を含む。
【0054】 「ポリオール」とは、少なくとも4個、好ましくは4から11個のヒドロキシ
ル基を含んだ多価アルコールを意味する。ポリオールは、糖(即ち、単糖類、二
糖類、および三糖類)、糖アルコール、他の糖誘導体(即ち、アルキルグルコシ
ド)、ジグリセロールおよびトリグリセロールのようなポリグリセロール、ペン
タエリスリトール、ソルビタン等の糖エーテル、ならびにポリビニルアルコール
を含む。適当な糖、糖アルコールおよび糖誘導体の具体的な例は、キシロース、
アラビノース、リボース、キシリトール、エリスリトール、グルコース、メチル
グルコシド、マンノース、ガラクトース、フルクトース、ソルビトール、マルト
ース、ラクトース、スクロース、ラフィノースおよびマルトトリオースを含む。
【0055】 高級「ポリオール脂肪酸ポリエステル」とは、少なくとも4個の脂肪酸エステ
ル基を有するポリオールを意味する。(3個以下の脂肪酸エステル基を含んだ低
級ポリオール脂肪酸エステルは、本発明の新規な溶解剤に使用される)。低級ポ
リオールポリエステルは、一般に、通常のトリグリセリド脂肪または油と同様に
腸管で消化され、消化生成物は腸管から吸収されるが、一方、4個以上の脂肪酸
エステル基を含んだ高級ポリオール脂肪酸エステルは、本質的に非消化性で、そ
の結果人体によって吸収されない。ポリオールの全てのヒドロキシル基がエステ
ル化される必要はないが、非消化性であるためには、二糖類分子は非エステル化
ヒドロキシル基を3個を超えて含まないのが好ましい。典型的には、ポリオール
のヒドロキシル基の本質的に全て、例えば、少なくとも約85%がエステル化さ
れる。スクロースポリエステルの場合、普通ポリオールのヒドロキシル基の約7
個から8個がエステル化される。
【0056】 高級ポリオール脂肪酸エステルは、典型的に少なくとも4個の炭素原子および
26個までの炭素原子を有する脂肪酸ラジカルを典型的に含んでいる。これらの
脂肪酸ラジカルを天然産または合成の脂肪酸から誘導することができる。脂肪酸
ラジカルは、位置または幾何異性体、例えばシスまたはトランス異性体を含め、
飽和であっても不飽和であってもよく、全エステル基に対して同一でも、あるい
は異なる脂肪酸の混合物であってもよい。
【0057】 本発明の実施において、液体の非消化性油も使用することができる。約37℃
未満の完全融点を有する液体非消化性油は、ポリオール脂肪酸ポリエステル(1
977年1月25日発行のJandacek、米国特許第4,005,195号
を参照されたい)、トリカルバリル酸の液体エステル(1985年4月2日発行
のHamm、米国特許第4,508,746号を参照されたい)、マロン酸およ
びコハク酸の誘導体等のジカルボン酸の液体ジエステル(1986年4月15日
発行のFulcher、米国特許第4,582,927号を参照されたい)、α
分岐鎖カルボン酸の液体トリグリセリド(1971年5月18日発行のWhyt
e、米国特許第3,579,548号を参照されたい)、ネオペンチル部位を含
む液体エーテルおよびエーテルエステル(1960年11月29日発行のMin
ich、米国特許第2,962,419号を参照されたい)、ポリグリセロール
の液体脂肪ポリエーテル(1976年1月13日発行のHunter等、米国特
許第3,932,532号を参照されたい)、液体アルキルグリコシド脂肪酸ポ
リエステル(1989年6月20日発行のMeyer等、米国特許第4,840
,815号を参照されたい)、2個のエーテル結合ヒドロキシポリカルボン酸(
例えば、クエン酸またはイソクエン酸)の液体ポリエステル(1988年12月
19日発行のHuhn等、米国特許第4,888,195号を参照されたい)、
液体エステル化プロポキシル化グリセリン等のエポキシド拡張ポリオールの液体
エステルを含む様々な液体エステル化アルコキシル化ポリオール(1989年8
月29日発行のWhite等、米国特許第4,861,613号、1995年3
月21日発行のCooper等、米国特許第5,399,729号、1996年
12月31日発行のMazurek、米国特許第5,589,217号および1
997年1月28日発行のMazurek、米国特許第5,597,605号を
参照されたい)、液体エステル化エトキシル化糖および糖アルコールエステル(
Ennis等、米国特許第5,077,073号を参照されたい)、液体エステ
ル化エトキシル化アルキルグリコシド(1991年10月22日発行のEnni
s等、米国特許第5,059,443号を参照されたい)、液体エステル化アル
コキシル化多糖類(1993年12月28日発行のCooper、米国特許第5
,273,772号を参照されたい)、液体結合エステル化アルコキシル化ポリ
オール(1995年6月27日発行のFerenz、米国特許第5,427,8
15号および1994年12月20日発行のFerenz等、米国特許第5,3
74,446号を参照されたい)、液体エステル化ポリオキシアルキレンブロッ
クコポリマー(1994年5月3日発行のCooper、米国特許第5,308
,634号を参照されたい)、開環オキソラン単位を含む液体エステル化ポリエ
ーテル(1995年2月14日発行のCooper、米国特許第5,389,3
92号を参照されたい)、液体アルコキシル化ポリグリセロールポリエステル(
1995年3月21日発行のHarris、米国特許第5,399,371号を
参照されたい)、液体部分エステル化多糖類(1990年9月25日発行のWh
ite、米国特許第4,959,466号を参照されたい)、ならびに液体ポリ
ジメチルシロキサン(例えば、Dow Corningから入手し得る液体シリ
コン)を含む。液体非消化性油成分に関する前述の特許は、全て参照することに
より本明細書の一部を構成するものとする。受動的な油の喪失を防止するために
、固体非消化性脂肪または他の固体材料を液体非消化性油に添加することができ
る。特に好ましい非消化性脂肪組成物は、1996年Corriganに発行さ
れた米国特許第5,490,995号、1996年Corrigan等に発行さ
れた米国特許第5,480,667号、1995年Johnston等に発行さ
れた米国特許第5,451,416号、および1995年Elsen等に発行さ
れた米国特許第5,422,131号に記載のものを含む。1995年Seid
en等に発行された米国特許第5,419,925号は、本発明で使用すること
のできる低カロリートリグリセリドおよびポリオールポリエステルの混合物を記
載している。しかし、後者の組成物は、より消化性の脂肪を提供すると思われる
【0058】 好ましい非消化性脂肪は、スクロースポリエステルのようなトリグリセリドに
類似した性質を有する脂肪性物質である。好ましい非消化性脂肪のひとつ、OL
EAN(商標)は、プロクターアンドギャンブル社によって製造されている。こ
れらの好ましい非消化性脂肪または油代用組成物は、1992年2月4日発行の
Young等、米国特許第5,085,884号および1995年6月6日にE
lsen等に発行された米国特許第5,422,131号に記載されている。
【0059】 TBHQ、アスコルビン酸等の抗酸化剤、クエン酸等のキレート化剤、および
ジメチルポリシロキサン等の消泡剤を含め、当業界で知られている他の成分も可
食性脂肪および油に添加してもよい。
【0060】 適当な粒径分布(約0.1から約3.0μm)を有する可食性脂肪および油は
、しばしばクリーマを介して供給される。
【0061】 微粒子成分: 本発明のフレーバ入り飲料製品中で有用な微粒子成分を構成す
る微粒子は、本質的に球形を有しており、粒子が約0.1から約3.0μmの範
囲内に平均粒径分布を有し、好ましくは3μmを超える粒子が全粒子数の約2%
未満であるとき、脂肪に似た口触り特性を示す。この粒子は凝集しておらず、水
中油型乳濁液の本質的に滑らかな感覚特性を示す。
【0062】 0.1から3μmの直径サイズ範囲で本質的に球状または本質的に丸い形にな
り得る炭水化物から、これらの微粒子を調製することができる。これらの微粒子
は、LITA(登録商標)、ゼイン蛋白とアラビアゴムとの混合物、またはそれ
らの混合物を含むが、それらに限定されない。例えば、参照することにより共に
組込んである1990年3月27日発行の米国特許第4,911,946号(S
inger等)および1992年10月6日発行の米国特許第5,153,02
0号(Singer等)も参照されたい。適当な炭水化物は、澱粉、ガムおよび
/またはセルロース、ならびにそれらの混合物を含む。澱粉顆粒の過剰膨潤を防
止するために、当業者に良く知られた方法を用いた架橋によって、典型的に、澱
粉を改質する。他の適当な炭水化物は、アルギン酸カルシウム、架橋デキストラ
ン、ゲランガム、カードラン(curdlan)、コンニャクマンナン(kon
jac mannan)、キチン、シゾフィランおよびキトサンを含む。天然で
は球形を有していない炭水化物は、本質的に球形となるように処理しなければな
らない。これは、炭水化物の溶液を作り、溶液を迅速かつ均一に(一般に高せん
断力の場で)ゲルに変換することにより、前述の直径を有する分布の狭いゲル化
微粒子を形成することによって実現することができる。一般に、炭水化物溶液の
流れをゲル化微粒子が形成される乱流程度の高い反応帯の中に導入することにな
ろう。高速の混合およびせん断条件も用いることができる。アルギン酸ナトリウ
ムの溶液を作り、カルシウムイオン含有溶液中にこの溶液を、例えば超音波噴霧
ノズルまたは直径3μm未満の液滴を生成する任意の装置を介して、導入するこ
とによって、アルギン酸カルシウム微粒子を形成することができる。高温のゲラ
ン溶液を3μm未満の液滴を生成する任意の装置を介して噴霧冷却し、球形の微
粒子を形成することによって、ゲランを微粒子化することができる。乱流で加熱
したアルカリ性反応帯の中に溶液を導入することによって、コンニャクマンナン
を微粒子化することができる。炭水化物微粒子が一旦形成されたら、微粒子は本
質的に凝集せずにその状態を保たなければならない。粒子を安定化させるために
、凝集阻止剤、例えば、レシチンおよびキサンタンガムを微粒子に添加すること
ができる。参照することによって組込まれた1988年3月29日発行の米国特
許第4,734,287号(Singer等)を参照されたい。
【0063】 0.1から3μmの直径サイズ範囲で本質的に球状または本質的に丸い形にな
り得る任意の蛋白質からも、これらの微粒子を調製することができる。これらの
微粒子は、いずれも乳清蛋白であるSimplessee 100(登録商標)
およびDAIRY−LO(登録商標)、またはそれらの混合物を含むが、それら
に限定されるものではない。参照することにより共に組込んである1988年3
月29日発行の米国特許第4,734,287号(Singer等)および19
89年6月16日発行の米国特許第4,961,953号(Singer等)を
参照されたい。このような微粒子を調製するための適当な蛋白質源は、卵および
ミルク蛋白質、植物蛋白質(とりわけ、綿、パーム、菜種、サフラワー、カカオ
、ヒマワリ、胡麻、大豆、ピーナッツ等から得られる油種蛋白質を含む)、なら
びに酵母蛋白質およびいわゆる「単細胞」蛋白質のような微生物蛋白質を含む。
好ましい蛋白質は、酪農乳清蛋白(とりわけ甘口酪農乳清蛋白)、およびウシ血
清アルブミン、卵白アルブミン、大豆蛋白のような植物乳清蛋白(即ち、非酪農
乳清蛋白)等の非酪農乳清蛋白を含む。これらの蛋白質溶液から、物理的および
化学的な蛋白質の制御変性を促進する熱および高せん断条件の制御された適用に
より、所望の大きさと形をもつ非凝集性蛋白質の微粒子を形成させることによっ
て、微粒子が容易に調製される。変性中に形成される粒子は、一般に形が球形で
、約0.1μmを超える平均直径を有する。直径が約2μmを超える粒子の形成
および/または約2μmを超える凝集体直径を有する小粒子の凝集体形成は、本
質的に回避される。あるいは、5×10-4立方μm以上の体積を有する本質的な
数の粒子を形成しながら、5.5立方μmを超える体積を有する粒子または粒子
凝集体の形成は回避される。用いる蛋白質変性温度および熱処理時間は、特定の
蛋白質出発物質に応じて変化するであろう。同様に、蛋白質溶液に掛けるせん断
期間を含む特定の高せん断条件も変化するであろう。変性処理中に、溶液中の未
変性蛋白質は相互作用して不溶性凝固体を形成し、熱および高せん断力の制御さ
れた適用が、所望の大きさ範囲内での非凝集粒子の形成を保証するように作用す
る。溶解した市販蛋白質材料の特定の性質およびこれらの材料の溶液中の非蛋白
質成分の性質に応じて、熱および高せん断力の適用だけでは、大き過ぎる粒子凝
集体の最適な回避を見越し得ないかもしれない。このような場合、レシチン、キ
サンタンガム、マルトデキストリン、カラゲナン(carageenan)、デ
ーツエステル(datem esters)、アルギン酸塩等の1種または複数
の材料(「凝集体阻止剤」と呼ばれる)を、最も好ましくは熱変性処理の前に、
蛋白質溶液に添加できることが好ましい。
【0064】 微結晶セルロース: これらの炭水化物または蛋白質由来微粒子を、微結晶セ
ルロースで一部代用することができる。微結晶セルロース(時々「セルロースゲ
ル」と呼ばれる)は、繊維性植物材料からパルプとして得られるセルロースを、
希釈鉱酸溶液で部分的に解重合することによって調製される非繊維形態のセルロ
ースである。加水分解の後、ヒドロセルロースをろ過により精製し、水性スラリ
ーを噴霧乾燥して、広いサイズ分布を有する乾燥した白色無臭無味で多孔性の粒
子を形成する。微結晶セルロースの調製方法を開示している1962年2月27
日発行の米国特許第3,023,104号、米国特許第2,978,446号、
および米国特許第3,141,875号(参照することにより全て組込んである
)を参照されたい。適当な市販の微結晶セルロースは、Edward Mend
ell Co.,Inc.のEMCOCEL(登録商標)およびFMC Cor
p.のAvicel(登録商標)を含む。その上、微生物発酵プロセスにより微
結晶セルロースを生産することができる。発酵プロセスによつて生産される市販
の微結晶セルロースは、The Nutrasweet Kelco Comp
anyのPrimaCEL(商標)を含む。
【0065】 D.風味料 本発明のフレーバ入り飲料製品は、可溶性飲料成分中に本来存在するもの以外
の風味料を典型的に含んでいる。フレーバ成分は、水溶性成分または非水溶性成
分のいずれか、または双方に見出されてもよい。好ましくは、このようなフレー
バは、被包されているか、または液体のフレーバから得られるのが好ましい。こ
れらのフレーバの起源は天然でも、人工であってもよい。好ましいフレーバまた
はフレーバ混合物は、アーモンドナッツ、アマレット、アニゼット、ブランディ
ー、カプチーノ、ミント、シナモン、シナモンアーモンド、クレームドマーント
、グランマニエ(Grand Mariner(登録商標))、ペパーミントス
ティック、ピスタッチオ、サンブカ、アップル、カモミール、シナモンスパイス
、クレーム、クレームドマーント、バニラ、フレンチバニラ、アイリッシュクレ
ーム、カールア(Kahlua(登録商標))、ミント、ペパーミント、レモン
、マカデミアナッツ、オレンジ、オレンジリーフ、ピーチ、ストロベリー、グレ
ープ、ラズベリー、チェリー、コーヒー、チョコレート、カカオ、モカ等および
それらの任意の混合物、ならびにアセトアルデヒド、ハーブ、スパイスならびに
それらの任意の混合物などのフレーバ/香り相乗剤を含む。
【0066】 E.水 本発明のフレーバ入り飲料製品成分に、95%まで(一般には約85から約9
5%)の水を添加してもよい。特に直ぐに飲める配合では、85%まで、好まし
くは95%までの水を組成物に添加する。水は一般に、製造業者によってインス
タント処方に添加されない。水または他の液体は、ちり制御処理工程として使用
しなければ、可溶性飲料成分の一部とする場合を除き、一般にインスタント飲料
に添加されない。
【0067】 F.インスタント飲料製品および製造方法 本発明のインスタント飲料製品を調製する好ましい方法は、非水溶性および水
溶性成分をパドル、ドラム、スクリュー、すき等のいずれかの型のミキサ中でド
ライブレンドして凝集用のインスタント飲料製品ベースを調製することである。
【0068】 本発明のフレーバ入りインスタント飲料製品を調製する好ましい方法には、溶
解剤として乳化剤の特別なブレンドを含み、前記溶解剤は、レシチン、プロピレ
ングリコール、エトキシル化モノおよびジグリセリド、およびスクロース脂肪酸
エステルを含む。バインダ溶液を作るために、前記溶解剤をマルトデキストリン
および水と併用するのが好ましい。溶解剤は、最終製品の乾燥量を基準にして、
約0.20%から約0.33%、好ましくは約0.27%である。エトキシル化
モノおよびジグリセリド、レシチンおよびプロピレングリコールは、最終製品の
乾燥量を基準にして、合せて約0.1%から約0.3%、好ましくは約0.2%
を含む。低級スクロース脂肪酸エステルは、乾燥量を基準にして、約0.01%
から約0.04%、好ましくは約0.02%である。溶解剤を用いてバインダ溶
液を調製し、予め混合したインスタント飲料製品ベース上に、強力凝集器、例え
ばSchugi型凝集器中で噴霧する。粒径は増加し、湿潤剤が新たに形成され
る顆粒の内部で完全に混合されるようにして、粒子が形成されるように、溶解剤
を含んだバインダ溶液を添加する。
【0069】 所望の粒径になった後、顆粒を流動床乾燥機中で乾燥して、凝集工程中に使用
した過剰の水を除く。乾燥中にフレーバを保持するためには、入口気温を華氏1
60度(71℃)未満に保つのが好ましい。
【0070】 標準分別操作を用いて、顆粒の粒径を本質的に20から600μmの間に調節
する。顆粒の最小約60%が約212μmより大きいサイズを有し、最大約5%
が約750μmより大きい粒径を有することが、一般により好ましい。
【0071】 最後に、サイズ調整した顆粒を、フレーバ、発泡成分および処理助剤との混合
物中に混ぜ合わせることによって、製品を仕上げる。同一の配合を用いてこのプ
ロセスを水蒸気凝集と比較すると、消費者が使用する際の溶解性は、以前と同等
か、以前より良い、より稠密な製品を提供することが判明した。
【0072】 また、成分同士が凝集していないインスタントコーヒー飲料と比較して、IB
Pは改良された流動性および均質な密度を有している。さらにまた、包装および
取引時取扱(例えば、発送)の間に、IBPが分離する傾向は低い。
【0073】 多くの専門的プロセスおよび処理装置タイプが、粒子固形物を凝集させるため
に開発された。(全般的には、Pintaufo,N.D.,COFFEE S
OLUBILIZATION COMMERCIAL PROCESSES A
ND TECHNIQUES,Noyes Data Corporation
の177〜209ページ、″Agglomeration Technique
s″(1975)を参照されたい。)しかし、同じ基本操作原理が事実上全ての
場合に関わっている。凝集性流体、例えば油、水または水蒸気は、凝集される粒
子全体に均一に分布し、粒子の一部または全部を粘着させる。次いで、粒子を撹
拌することによって、粘着性粒子を他の粒子と接触させ、付着させる。凝集性流
体の量ならびに撹拌の方式および時間を適切に制御することで、凝集生成物の最
終的サイズが制御されると思われる。
【0074】 驚くべきことに出願人等は、本発明の新規な乳化剤ブレンドを用いて、強力(
例えば、Schugi型)凝集で製造したインスタント飲料製品が、溶け易さお
よび/または混合に関して、水蒸気凝集を用いて製造した製品と同等以上の消費
者評価を受けることを見出した。また、密度のより高い強力(例えば、Schu
gi型)凝集製品を使用すると、製品使用量が減少すると消費者は感じているの
で、本発明を利用して実現する最終製品のバルク密度は、消費者により好まれて
いる。Schugi凝集製品のバルク密度は約0.48g/ccで、水蒸気凝集
製品は、類似した配合に対して約0.30g/ccである。
【0075】 最後に、Schugi凝集製品は、水蒸気凝集製品よりも消費者により好まれ
ている。水蒸気凝集は、大きく、多孔性で、ぼやけて見える粒子をもたらす。本
発明の方法は、消費者試験で好まれる、顆粒状でより粉末状の外観をもたらす。
【0076】 Schugi凝集器は、水蒸気、低せん断ミキサ、パン、ドラムおよび流動床
の各凝集器を含む低撹拌群凝集器より密度の高い粒子を提供するので、高せん断
ミキサ/凝集器群から凝集撹拌強度に基づいて、Schugi凝集器を選択した
。水蒸気凝集を利用して製造した製品と同等以上の溶解性を有する製品を得るた
めには、Schugi型凝集器と共に、本発明の新規溶解剤を使用する必要のあ
ることが判明した。
【0077】 より高い密度を実現しようと試みることは、押出および圧縮凝集器を使えば理
論的に可能であることも判明したが、これらのプロセスは本発明におけるクリー
マの油に対する乳化性および被包性を破壊した。また、これらの製品は、消費者
にとって許容し得る時間内に溶解しなかった。
【0078】 Schugi凝集器による典型的な処理手順は次の一般的工程を必要とする。
乾燥フィード製品を、高速(約1000〜4400rpm)の羽根を取付けた内
部回転軸を含んだ円筒チャンバの頂部にフィードする。乾燥フィード製品がチャ
ンバに入った時点で、バインダ溶液を2流体内部混合ノズルで噴霧することによ
って、その溶液を導入する。乾燥フィード粉末とバインダ溶液を激しく、緊密に
混合することにより、粘着性粒子の衝突およびその後の粒子成長を起こす。Sc
hugi円筒チャンバの側面は柔軟な材料でできているため、操作中に、ある装
置を使って定期的にチャンバを圧搾することによって、過剰な集積を除去する。
次いで、粘着性粒子を直ちに乾燥器にフィードすることによって、過剰の水分を
除く。流動床乾燥器が好ましい。乾燥後、粒径を所望の範囲に調整する。
【0079】 バインダ溶液は、スクロースモノエステルとマルトデキストリンとのドライプ
レミックスを先ず作ってから調製される。次に、ドライプレミックスをバインダ
水に添加し、透明になるまで混合する。バインダ水は、好ましくは華氏150か
ら200度(66〜93℃)、より好ましくは約華氏175度(79℃)である
。最後に、レシチン、エトキシル化ポリグリセリドおよびプロピレングリコール
を溶液に添加し、分散させる。前述したように、溶液粘度は好ましくは40cp
s未満、より好ましくは20cps未満、そして最も好ましくは15cps未満
である。
【0080】 バインダ溶液濃度は、好ましくは固形分が20から40%の間、より好ましく
は約30%である。
【0081】 乾燥粉末フィードをSchugiチャンバの頂部に定常的にフィードする。バ
インダ溶液をフィードし、乾燥粉末フィードと同時にチャンバ内に(2個のノズ
ルで)噴霧する。典型的な噴霧圧は、空気に対して30psi(0.21MPa
)、液体溶液に対して25psi(0.17MPa)である。噴霧流れは、最も
好ましくは華氏約80度(27℃)以上となるべきである。
【0082】 重要な操作変数は、粉末のパーセントで示したSchugiへの液体装填量で
ある。これは粉末対バインダ比によって定量化される。これは、好ましくは13
と8との間、より好ましくは9と11との間、最も好ましくは約10である。こ
の装填量は、普通約8%の粒子の水分含量に影響する。
【0083】 他の重要な操作変数は、軸速度である。Schugi軸速度は、粒径を制御し
、程度はより小さいが製品密度を制御するために、典型的に2500から440
0rpm、より好ましくは約4100rpmで操作される。
【0084】 噴霧されたバインダおよび乾燥フィード粉末がSchugiチャンバ内で出会
うと、粘着性粒子が衝突し、そして粒径が増加する。典型的に、平均粒径が19
0μmから約400μmに増加する。粘着性粒子は、重力によって直ちに多帯域
流動床乾燥器中に流れ込む。この用途のために、導入空気は華氏160度(71
℃)未満、より好ましくは華氏140度(60℃)と華氏150度(66℃)の
間になるべきである。近似的な平均乾燥時間は、約17分、またはできた凝集体
の水分が4%未満、より好ましくは2〜3%となるまでである。
【0085】 次いで、乾燥凝集体を分別して大き過ぎおよび小さ過ぎの粒子を除くが、Sc
hugiを適切に組立てれば大き過ぎおよび小さ過ぎの粒子が25%を超えるこ
とはないはずである。
【0086】 最後に、サイズ調整した凝集体を発泡性クリーマ、流動助剤およびフレーバと
共にリボンブレンダに添加し、ブレンドして最終製品を製造する。最終製品は、
16メッシュ上に0%、30メッシュ上に2〜5%、40メッシュ上に20〜3
0%、70メッシュ上に40〜55%、100メッシュ上に10〜15%および
パン上に10〜15%の好ましい粒径分布を有する。バルク密度は、好ましくは
約0.41g/ccから0.50g/cc、より好ましくは約0.47から0.
48g/ccである。
【0087】 さらに、最終製品は、同一成分のドライミックスと比較して、改良された流動
性を有する特徴を示す。典型的に、出発材料のドライミックスは容易に橋掛けす
るであろう(即ち、小さな開口部を流そうとするとき、粒子が詰まるであろう)
が、本発明のIBPはこのような開口部を自由に流れ通るであろう。
【0088】 本発明のIBPの他の望ましい特性は溶解性である。「溶解性」とは、IBP
を含んだ容器中に水溶液を入れ、撹拌し、撹拌用具上にもはや残さがなく、かつ
飲料中に浮遊する未溶解粉末の塊が見えなくなるまでの時間を指す。約85℃の
温度で蒸留水240cc入りの400ccカップ中で、IBP22gを溶解する
のに約20秒未満で済むのが好ましい。
【0089】 以下の実施例は、本発明の範囲に入る好ましい実施形態を記載し、明示する。
例示することだけを目的にそれらの実施例を示しており、その精神および範囲か
ら逸脱することなく、多くの変形が可能なので、それらを本発明を制限するもの
とみなすべきではない。
【0090】 分析方法 溶解剤の有効性は、約85℃の温度で蒸留水240ccを含む400ccカッ
プに、約22gを添加する実験室法を用いて判定した。粉末を沈めるために、粉
末を茶さじで10回撹拌する。飲料が静止した後、未溶解材料の微小片を数え、
そして記録する。撹拌および微小片数えをしばしば反復する。溶解剤の有効性の
他の重要な尺度は、製品を使用したときの混合および/または溶解に関する顧客
の感覚を評価する顧客試験の結果である。
【0091】 実施例 以下の実施例は、本発明による新規溶解剤、特別な乳化剤ブレンドで作った新
規バインダ溶液、および前記溶解剤を用いて作ったインスタント飲料製品を例示
する。
【0092】 実施例1 インスタント飲料製品の製造中、凝集プロセスに使用するのに適当な新規バイ
ンダ溶液は、次の組成を有する。 2.13% レシチン 0.43% プロピレングリコール 0.28% エトキシル化モノおよびジグリセリド 0.30% スクロース脂肪酸エステル 25.36% マルトデキストリン 71.50% 水 100.00
【0093】 実施例2 実施例1の溶解剤を、バインダ溶液を調製するために、以下のように使用する
。 スクロースモノエステルおよびマルトデキストリンのドライプレミックスを先
ず作ることによって、バインダ溶液を作る。次に、ドライプレミックスをバイン
ダ量の水に添加し、透明になるまで混合する。バインダ水は、好ましくは華氏1
50度(66℃)から華氏200度(93℃)、より好ましくは約華氏175度
(79℃)である。最後に、レシチン、エトキシル化ポリグリセリドおよびプロ
ピレングリコールを溶液に添加し、分散させる。前述したように、溶液粘度は好
ましくは40cps未満、より好ましくは20cps未満、最も好ましくは15
cps未満である。
【0094】 凝集プロセス中、バインダ溶液を以下のように使用する。 バインダ溶液を、強力凝集器、例えば、Schugi型凝集器中で、予め混合
したフレーバ入りインスタント飲料製品ベース上に噴霧する。
【0095】 典型的なIBPドライミックスは、次表である。
【0096】
【表1】
【0097】 粒径は増加し、湿潤剤が新たに形成される顆粒の内部で完全に混合されるよう
にして、粒子が形成されるように、湿潤剤を含んだバインダ溶液を添加する。
【0098】 所望の粒径になった後、顆粒を流動床乾燥機中で乾燥して凝集工程中に使用し
た過剰の水を除く。乾燥中にフレーバを保持するためには、入口気温を華氏16
0度(71℃)未満に保つのが好ましい。
【0099】 標準分別操作を用いて、顆粒の粒径を本質的に20から600μmの間に調節
する。顆粒の最小約70%が約212μmより大きいサイズを有し、最大約5%
が約600μmより大きい粒径を有することが、一般により好ましい。
【0100】 最後に、サイズ調整した顆粒を、フレーバ、発泡成分および処理助剤との混合
物中に混ぜ合わせることによって、製品を仕上げる。この方法は、水蒸気凝集と
比較するとき、消費者が使用する際の溶解性が以前より良い密度がより高い製品
を提供することが判明した。
【0101】 ブレンドした製品は、0.48g/ccのバルク密度を有する。製品の粒径分
布は、16メッシュ上に0%、30メッシュ上に2%、40メッシュ上に26%
、70メッシュ上に45%、100メッシュ上に14%およびパン上に13%を
有する。
【0102】 単品盲検使用試験に掛け、飲料を調製した際に「混合/溶解性」の評価を消費
者に求めたとき、その製品の採点は平均68であった。
【0103】 その上、粉末22gを85℃の水240ccに添加し、撹拌する技術試験を行
った結果、平均15個の微小片が残った。再び撹拌し、数え直すと、微小片は約
4個であった。
【0104】 実施例3 実施例2の凝集IBPの溶解性を、同一成分から作った成分のドライミックス
IBPと比較する。
【0105】 成分を全てリボンブレンダ中に混ぜ合わせ、混合した仕上がり製品を排出する
ことによって、ドライミックスIBPを作る。ドライミックスのバルク密度は0
.47g/ccである。
【0106】 凝集製品およびドライミックス製品の溶解性を、製品の消費者試験結果によっ
て比較する。「混合/溶解性」の態様に関しては、凝集製品に対する消費者の好
みは、ほぼ2倍の頻度を示した。凝集製品は約68の「混合/溶解性」の評価を
受け、ドライミックスの評価は約37である。
【0107】 実施例4 実施例2における本発明の凝集インスタントコーヒー飲料の溶解性を、マルト
デキストリンのバインダ水溶液を用いた凝集インスタントコーヒー飲料と比較す
る。
【0108】 インスタント飲料製品の製造における、凝集プロセスに使用するのに適したバ
インダ溶液は、次の組成を有する。 30% マルトデキストリン 70% 水 100.0%
【0109】 上記組成を有するバインダ溶液を、マルトデキストリンを約華氏170度(7
7℃)の水に溶解することにより調製し、強力凝集器、例えば、Schugi型
凝集器中で、予め混合したフレーバ入りインスタント飲料製品ベース上に噴霧す
る。粒径が増加し、湿潤剤が新たに形成される顆粒の内部で完全に混合されるよ
うにして、粒子が形成されるように、湿潤剤を含んだバインダ溶液を添加する。
【0110】 バインダ溶液を、強力凝集器、例えば、Schugi型凝集器中で、予め混合
したフレーバ入りインスタント飲料製品ベース上に噴霧する。粒径は増加し、湿
潤剤が新たに形成される顆粒の内部で完全に混合されるようにして、粒子が形成
されるように、溶解剤を含んだバインダ溶液を添加する。
【0111】 所望の粒径になった後、顆粒を流動床乾燥機中で乾燥して、凝集工程中に使用
した過剰の水を除く。乾燥中にフレーバを保持するためには、入口気温を華氏1
60度(71℃)未満に保つのが好ましい。
【0112】 標準分別操作を用いて、顆粒の粒径を本質的に20から600μmの間に調節
する。顆粒の最小約60%が約212μmより大きいサイズを有し、最大約2%
が約600μmより大きい粒径を有することが、一般により好ましい。
【0113】 最後に、サイズ調整した顆粒を、フレーバ、発泡成分および処理助剤との混合
物中に混ぜ合わせることによって、製品を仕上げる。この方法は、水蒸気凝集と
比較するとき、以前から知られているより消費者が使用する際の溶解性が一層よ
く、密度がより高い製品を提供することが判明した。
【0114】 ブレンドした製品は、0.48g/ccのバルク密度を有する。製品の粒径分
布は、16メッシュ上に0%、30メッシュ上に2%、40メッシュ上に26%
、70メッシュ上に45%、100メッシュ上に14%およびパン上に13%で
ある。
【0115】 実施例2の溶解剤を含む凝集製品の溶解性を、消費者試験によって測定するこ
とができる。それは68の「混合/溶解性」の評価を受けている。溶解剤を用い
ない凝集製品の溶解性は、59の「混合/溶解性」の評価を受けている。その上
、この実施例の凝集製品は、実験室試験で溶解したとき、約20個の微小片を有
していた。
【0116】 実施例5 実施例2における本発明の凝集インスタントコーヒー飲料の溶解性を、同一の
成分ドライミックスに水蒸気凝集を用いた凝集インスタントコーヒー飲料と比較
する。
【0117】 凝集に備えて、インスタントコーヒー飲料成分のドライミックスを、再びリボ
ンブレンダ中でブレンドする。米国特許第5,433,962号(Stipp)
に記載のプロセスに類似した方法で、生成物の水蒸気凝集を行う。所望の分画に
サイズ調整した後、製品の溶解性を評価する。
【0118】 混合に関する消費者選好試験において、実施例2の溶解剤を含む凝集製品の溶
解性を水蒸気凝集製品の溶解性と比較し、および/または本発明に従って作った
凝集製品の溶解性は、水蒸気凝集製品に対し同等以上である。その上、本実施例
の水蒸気凝集製品は、実験室試験において溶解したとき、約5個の微小片を示し
た。
【0119】 水蒸気凝集製品は優れた溶解性を示したが、そのバルク密度は約0.30g/
ccに過ぎず、一方、実施例2の製品は約0.48g/ccのバルク密度を有し
ている。このことは、より少ないスクープ数または茶さじ数の最終製品で、密度
のより高い製品を給することができることになる。この態様が消費者の好むクリ
ーム状の口触りを保持するが、これがより少ない投入量で実現される。
【0120】 実施例6 さらに他のインスタント飲料製品を製造するために、実施例1および2におい
て処理し、使用した溶解剤を使用することができる。
【0121】 次の各成分からフレーバ入りインスタント茶製品(1000g)が調製される
【0122】
【表2】
【0123】 溶解剤を含む凝集製品の溶解性は、実験室試験において溶解したとき、約15
個の微小片を示した。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年6月25日(2001.6.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項21
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 17/42 B01F 17/56 17/56 A23L 2/00 Q (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ジェフリー アラン サージェント アメリカ合衆国 45069 オハイオ州 ウ ェスト チェスター トラバース コート 5206 Fターム(参考) 4B017 LC08 LE01 LG14 LK07 LK09 LK10 LK13 LL06 4B027 FB22 FC10 FE02 FK03 FK06 FK20 4D077 AA02 AB08 AC01 BA07 BA15 DC15Y DC16Y DC19Y DC33Y DC34Y DC68Y

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 約50%から約80%のレシチン、約3%から約20%のプ
    ロピレングリコール、約5%から約25%のエトキシル化モノおよびジグリセリ
    ド、および約3%から約20%の低級ポリオール脂肪酸エステルを含むことを特
    徴とする新規な乳化剤ブレンド。
  2. 【請求項2】 約60%から約70%のレシチン、5%から約15%のプロ
    ピレングリコール、約10%から約20%のエトキシル化モノおよびジグリセリ
    ド、および約5%から約15%のスクロース脂肪酸エステルを含むことを特徴と
    する新規な乳化剤ブレンド。
  3. 【請求項3】 約0.5%から約15%のレシチン、約0.05%から約2
    %のプロピレングリコール、約0.12%から約3%のエトキシル化モノおよび
    ジグリセリド、約0.05%から約2.0%の低級ポリオール脂肪酸エステル、
    約20%から約40%のマルトデキストリン、コーンシロップ固形物、スクロー
    スまたはそれらの任意の混合物、および約60%から約80%の水を含むことを
    特徴とする新規なバインダ溶液。
  4. 【請求項4】 約1%から約10%のレシチン、0.1%から約1.5%の
    プロピレングリコール、0.2%から約2%のエトキシル化モノおよびジグリセ
    リド、0.1%から約1.5%の低級ポリオール脂肪酸エステル、約20%から
    約40%のマルトデキストリン、コーンシロップ固形物、スクロースまたはそれ
    らの任意の混合物、および約60%から約80%の水を含むことを特徴とする新
    規なバインダ溶液。
  5. 【請求項5】 低級ポリオール脂肪酸エステルのポリオールがスクロースで
    あることを特徴とする請求項1に記載の新規な溶解剤。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のバインダ溶液の製造方法であって、 a)低級ポリオール脂肪酸エステル、およびマルトデキストリン、コーンシロ
    ップ固形物、スクロースまたはそれらの任意の混合物のドライプレミックスを製
    造する工程と、 b)ドライプレミックスに水を添加する工程と、 c)水およびドライプレミックスを混合する工程と、 d)レシチン、エトキシル化ポリグリセリドおよびプロピレングリコールを水
    /ドライミックス溶液に添加し、そして分散させる工程と、 を含むことを特徴とする、請求項2に記載のバインダ溶液を製造する方法。
  7. 【請求項7】 インスタント飲料製品を製造する方法であって、 a)インスタント飲料成分の乾燥フィード粉末、および請求項2に記載のバイ
    ンダ溶液をブレンドする工程と、 b)前記バインダ溶液を強力凝集器中の凝集流体として使用する工程と、 c)凝集体をサイズ調整し、そして乾燥する工程と、 d)サイズ調整した凝集体を、フレーバ、流動助剤および発泡性クリーマから
    なるが、それらに制限されない群から選択した任意の未乾燥成分に添加する工程
    と、 を含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 工程a)の凝集中に、約1%から約4%の水分を添加するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 インスタントコーヒー製品が、約0.3g/ccから約0.
    7g/ccのバルク密度を有することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 インスタントコーヒー製品が、約15秒未満の湿潤性を有
    することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  11. 【請求項11】 インスタントコーヒー製品が、約10秒未満の溶解性を有
    することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  12. 【請求項12】 インスタントコーヒー製品が、約5秒未満の湿潤性および
    約5秒未満の溶解性を有することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の方法によって、製造されることを特徴と
    するインスタントコーヒー製品。
  14. 【請求項14】 インスタント飲料製品が、コーヒーであることを特徴とす
    る請求項7に記載の方法。
  15. 【請求項15】 インスタント飲料製品が、フレーバ入りコーヒーであるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の方法。
  16. 【請求項16】 請求項8に記載の方法によって、製造されることを特徴と
    するインスタントコーヒー製品。
  17. 【請求項17】 請求項9に記載の方法によって、製造されることを特徴と
    するインスタントコーヒー製品。
  18. 【請求項18】 請求項10に記載の方法によって、製造されることを特徴
    とするフレーバ入りインスタントコーヒー製品。
  19. 【請求項19】 請求項11に記載の方法によって、製造されることを特徴
    とするフレーバ入りインスタントコーヒー製品。
  20. 【請求項20】 請求項12に記載の方法によって、製造されることを特徴
    とするフレーバ入りインスタントコーヒー製品。
  21. 【請求項21】 請求項13に記載の方法によって、製造されることを特徴
    とするフレーバ入りインスタントコーヒー製品。
  22. 【請求項22】 請求項14に記載の方法によって、製造されることを特徴
    とするフレーバ入りインスタントコーヒー製品。
  23. 【請求項23】 請求項15に記載の方法によって、製造されることを特徴
    とするフレーバ入りインスタントコーヒー製品。
  24. 【請求項24】 請求項1に記載の溶解剤を、約0.20%から約0.33
    %含むことを特徴とするインスタント飲料製品。
  25. 【請求項25】 約0.01%から約0.04%の低級スクロース脂肪酸エ
    ステルを含むことを特徴とする、請求項24に記載のインスタント飲料製品。
  26. 【請求項26】 その製品の約0.1%から約0.3%が、レシチン、エト
    キシル化モノおよびジグリセリド、およびプロピレングリコールからなることを
    特徴とする、請求項25に記載のインスタント飲料製品。
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