JP2001016933A - 苗植機のロータリ苗植装置 - Google Patents
苗植機のロータリ苗植装置Info
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- JP2001016933A JP2001016933A JP11191852A JP19185299A JP2001016933A JP 2001016933 A JP2001016933 A JP 2001016933A JP 11191852 A JP11191852 A JP 11191852A JP 19185299 A JP19185299 A JP 19185299A JP 2001016933 A JP2001016933 A JP 2001016933A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロータリ形態の苗植装置において、苗分離爪
や苗押出爪等を有する植付ケースの左右方向の移動調節
乃至調整を行い易くする。 【解決手段】 先端部に苗分離爪１とこの分離苗を押出
す苗押出爪とを有する植付けケース３を複数軸装したロ
ータリケース４を、機体のロータリケース軸５の軸方向
へ移動調節可能に設け、該各植付ケース３はロータリケ
ース４の植付ケース軸６に対して軸方向へ移動調節可能
に設けてなる苗植機のロータリ苗植装置の構成。
や苗押出爪等を有する植付ケースの左右方向の移動調節
乃至調整を行い易くする。 【解決手段】 先端部に苗分離爪１とこの分離苗を押出
す苗押出爪とを有する植付けケース３を複数軸装したロ
ータリケース４を、機体のロータリケース軸５の軸方向
へ移動調節可能に設け、該各植付ケース３はロータリケ
ース４の植付ケース軸６に対して軸方向へ移動調節可能
に設けてなる苗植機のロータリ苗植装置の構成。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、苗植機のロータ
リ苗植装置に関するもので、マット形態に育苗されたマ
ット苗から所定本数の苗を分離しながら土壌面へ植付け
る苗分離爪と苗押出爪とを有した植付ケースを、ロータ
リケース軸の回りに回転するロータリケースに配置し
て、公転、自転運動させて楕円形乃至Ｄ字形態の苗植付
軌跡を描かせるロータリ形態の苗植装置として利用しう
る。
リ苗植装置に関するもので、マット形態に育苗されたマ
ット苗から所定本数の苗を分離しながら土壌面へ植付け
る苗分離爪と苗押出爪とを有した植付ケースを、ロータ
リケース軸の回りに回転するロータリケースに配置し
て、公転、自転運動させて楕円形乃至Ｄ字形態の苗植付
軌跡を描かせるロータリ形態の苗植装置として利用しう
る。
【０００２】
【従来の技術】特開平７−１６３２１８号公報では、ロ
ータリ形態の苗植装置の技術が知られている。ロータリ
ケースはロータリケース軸に対して、又、植付ケースは
植付ケース軸に対して各々定位置に固定して取付けられ
る。又、苗押出爪を連動する押出カムは、この苗押出爪
の正面に対向して設けられて、植付ケースは、これに取
付けられるメタルを介して植付ケース軸の側端部に固定
させている。
ータリ形態の苗植装置の技術が知られている。ロータリ
ケースはロータリケース軸に対して、又、植付ケースは
植付ケース軸に対して各々定位置に固定して取付けられ
る。又、苗押出爪を連動する押出カムは、この苗押出爪
の正面に対向して設けられて、植付ケースは、これに取
付けられるメタルを介して植付ケース軸の側端部に固定
させている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記ロータリ形態の苗
植装置では、各ロータリケース当りの植付ケースが数個
配置されるために、苗植付条間方向の間隔調節乃至調整
をすることがある。このような調節等の操作を簡単化す
るものである。
植装置では、各ロータリケース当りの植付ケースが数個
配置されるために、苗植付条間方向の間隔調節乃至調整
をすることがある。このような調節等の操作を簡単化す
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項１に
記載のように、先端部に苗分離爪１とこの分離苗を押出
す苗押出爪２とを有する植付ケース３を複数軸装したロ
ータリケース４を、機体のロータリケース軸５の軸方向
へ移動調節可能に設け、該各植付ケース３はロータリケ
ース４の植付ケース軸６に対して軸方向へ移動調節可能
に設けてなる苗植機のロータリ苗植装置の構成とする。
記載のように、先端部に苗分離爪１とこの分離苗を押出
す苗押出爪２とを有する植付ケース３を複数軸装したロ
ータリケース４を、機体のロータリケース軸５の軸方向
へ移動調節可能に設け、該各植付ケース３はロータリケ
ース４の植付ケース軸６に対して軸方向へ移動調節可能
に設けてなる苗植機のロータリ苗植装置の構成とする。
【０００５】又、請求項２に記載のように、苗タンク７
の苗を分離保持する苗分離爪１とこの分離苗を押出す苗
押出爪２とを有する植付ケース３に、ロータリケース４
の先端部の植付ケース軸６に移動調節可能に嵌合するケ
ースボス部８を、該苗押出爪２と対向する位置に一体成
形し、このケースボス部８の側端部には、該苗押出爪２
を連動する押出カム９をロータリケース４側に固定させ
て設けると共に、この植付ケース３を植付ケース軸６に
対して移動調節可能の調節具１０を設けてなる苗植機の
ロータリ苗植装置の構成とする。
の苗を分離保持する苗分離爪１とこの分離苗を押出す苗
押出爪２とを有する植付ケース３に、ロータリケース４
の先端部の植付ケース軸６に移動調節可能に嵌合するケ
ースボス部８を、該苗押出爪２と対向する位置に一体成
形し、このケースボス部８の側端部には、該苗押出爪２
を連動する押出カム９をロータリケース４側に固定させ
て設けると共に、この植付ケース３を植付ケース軸６に
対して移動調節可能の調節具１０を設けてなる苗植機の
ロータリ苗植装置の構成とする。
【０００６】
【発明の効果】請求項１に記載の発明は、複数の植付ケ
ース３を有したロータリケース４を、ロータリケース軸
５の軸方向へ移動調節できるものであるから、該複数の
植付ケース３を一体的に移動させて、苗タンクの苗分離
口等に対する作用位置調整を行い易くすることができ
る。
ース３を有したロータリケース４を、ロータリケース軸
５の軸方向へ移動調節できるものであるから、該複数の
植付ケース３を一体的に移動させて、苗タンクの苗分離
口等に対する作用位置調整を行い易くすることができ
る。
【０００７】又、請求項２に記載の発明は、苗分離爪１
や苗押出爪２等を有する植付ケース３に、ロータリケー
ス４の先端部の植付ケース軸６に移動調節可能に嵌合す
るケースボス部８を、該苗押出爪２と対向する位置に一
体成形するものであるから、調節具１０で植付ケース３
を左右に移動調整しても、植付ケース３の植付ケース軸
６に対する支持を安定させることができ、苗押出爪２の
作動を的確に行わせることができる。
や苗押出爪２等を有する植付ケース３に、ロータリケー
ス４の先端部の植付ケース軸６に移動調節可能に嵌合す
るケースボス部８を、該苗押出爪２と対向する位置に一
体成形するものであるから、調節具１０で植付ケース３
を左右に移動調整しても、植付ケース３の植付ケース軸
６に対する支持を安定させることができ、苗押出爪２の
作動を的確に行わせることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図例に基づい
て説明する。苗植装置１１は、車体１２の後側に装着さ
れるもので、苗植機体１３の上部には左右方向へ往復移
動される苗タンクと、この苗タンク７の後方において側
面視で略楕円形状乃至Ｄ字状の苗植付軌跡Ａを描いて昇
降しながらこの苗タンク７から供給されるマット苗を分
離して植付ける苗植付装置１４と、土壌面を滑走しなが
ら該苗植機体１３等の重量を支持するセンタフロート１
５やサイトフロート１６と等を配置構成され、多条植形
態の構成としている。
て説明する。苗植装置１１は、車体１２の後側に装着さ
れるもので、苗植機体１３の上部には左右方向へ往復移
動される苗タンクと、この苗タンク７の後方において側
面視で略楕円形状乃至Ｄ字状の苗植付軌跡Ａを描いて昇
降しながらこの苗タンク７から供給されるマット苗を分
離して植付ける苗植付装置１４と、土壌面を滑走しなが
ら該苗植機体１３等の重量を支持するセンタフロート１
５やサイトフロート１６と等を配置構成され、多条植形
態の構成としている。
【０００９】前記苗植機体１３は、内部に伝動機構を有
する伝動ケースを主体とし、車体１２側の動力取出軸１
７から連動される入力軸１８を軸装のメインケース１９
の後側や左右両側方にサブケース２０を配置している。
この各サブケース２０の左右両側部に苗植付装置１４が
設けられる。各サブケース２０の後部には、左右方向の
ロータリケース軸５が軸装されて伝動回転される。この
ロータリケース軸５の両側端部にロータリケース４の中
央部をコッタピン２１で着脱できる構成としている。こ
のコッタピン２１の押圧されるロータリケース軸５の先
端部は角軸面に形成されている。又、このロータリケー
ス４の両端部で外側部には植付ケース６を軸装して植付
ケース３を装着する。
する伝動ケースを主体とし、車体１２側の動力取出軸１
７から連動される入力軸１８を軸装のメインケース１９
の後側や左右両側方にサブケース２０を配置している。
この各サブケース２０の左右両側部に苗植付装置１４が
設けられる。各サブケース２０の後部には、左右方向の
ロータリケース軸５が軸装されて伝動回転される。この
ロータリケース軸５の両側端部にロータリケース４の中
央部をコッタピン２１で着脱できる構成としている。こ
のコッタピン２１の押圧されるロータリケース軸５の先
端部は角軸面に形成されている。又、このロータリケー
ス４の両端部で外側部には植付ケース６を軸装して植付
ケース３を装着する。
【００１０】前記ロータリケース４内には、サブケース
２０に一体で非回転の固定偏心ギヤ（太陽ギヤ）２２
を、該ロータリケース軸５の外周部に設ける。この固定
偏心ギヤ２２は、サブケース２０の側面に一体的に突出
させたボス５０の外周に、軸方向へはベアリング５１等
と共に移動自在で、回転方向へは一体回転する構成とし
ている。これによって、前記ロータリケース４の軸方向
移動調節時には、これら固定偏心ギヤ２２やベアリング
５１も一体的に移動できる。
２０に一体で非回転の固定偏心ギヤ（太陽ギヤ）２２
を、該ロータリケース軸５の外周部に設ける。この固定
偏心ギヤ２２は、サブケース２０の側面に一体的に突出
させたボス５０の外周に、軸方向へはベアリング５１等
と共に移動自在で、回転方向へは一体回転する構成とし
ている。これによって、前記ロータリケース４の軸方向
移動調節時には、これら固定偏心ギヤ２２やベアリング
５１も一体的に移動できる。
【００１１】又、各植付ケース軸６部に一体回転の偏心
ギヤ２３を設ける。これら固定偏心ギヤ２２と両端部の
偏心ギヤ２３との間には、中間偏心ギヤ（遊星ギヤ）２
４を嵌合させてギヤ軸２５で軸装する。そしてロータリ
ケース軸５の回転によってロータリケース４を一体回転
することにより、固定偏心ギヤ２２ギヤ回りに噛合回転
する中間偏心ギヤ２４や偏心ギヤ２３を経て植付ケース
軸６を回転する。
ギヤ２３を設ける。これら固定偏心ギヤ２２と両端部の
偏心ギヤ２３との間には、中間偏心ギヤ（遊星ギヤ）２
４を嵌合させてギヤ軸２５で軸装する。そしてロータリ
ケース軸５の回転によってロータリケース４を一体回転
することにより、固定偏心ギヤ２２ギヤ回りに噛合回転
する中間偏心ギヤ２４や偏心ギヤ２３を経て植付ケース
軸６を回転する。
【００１２】前記各植付ケース軸６の植付ケース３の後
側部には、この横方向の植付ケース軸６の外周に沿うケ
ースボス部８が一体成形されて、このケースボス部８を
植付ケース軸６に外側端側から嵌合させて取付けでき
る。又、このケースボス部８は、前側において上下動自
在の苗押出爪２及びこれを作動するための押出アーム２
６の後正面の幅に亘って広幅に形成される。
側部には、この横方向の植付ケース軸６の外周に沿うケ
ースボス部８が一体成形されて、このケースボス部８を
植付ケース軸６に外側端側から嵌合させて取付けでき
る。又、このケースボス部８は、前側において上下動自
在の苗押出爪２及びこれを作動するための押出アーム２
６の後正面の幅に亘って広幅に形成される。
【００１３】前記押出アーム２６は、アーム軸２７によ
って植付ケース３に回動自在に軸支されて、後部一側方
には前記植付ケース軸６の回りに配置される押出カム９
に摺接するカムアーム２８が一体に構成される。該押出
カム９は、該植付ケース軸６を中央部の軸穴部に回動自
在に嵌合させて、ロータリケース４から突設のボス部２
９内に一体的に嵌合させてロータリケース４とは一体的
構成とする。
って植付ケース３に回動自在に軸支されて、後部一側方
には前記植付ケース軸６の回りに配置される押出カム９
に摺接するカムアーム２８が一体に構成される。該押出
カム９は、該植付ケース軸６を中央部の軸穴部に回動自
在に嵌合させて、ロータリケース４から突設のボス部２
９内に一体的に嵌合させてロータリケース４とは一体的
構成とする。
【００１４】これら押出カム９は、前記植付ケース３の
ロータリケース４の側に開口部３０を形成して、ボス部
２９やこの外周部のシール３１等と共にこの開口部３０
内へ嵌合させて構成できる。この押出カム９及びカムア
ーム２８は、前記ケースボス部８の側端部に位置して押
出アーム２６に対してロータリケース４寄りに偏位して
設定される。
ロータリケース４の側に開口部３０を形成して、ボス部
２９やこの外周部のシール３１等と共にこの開口部３０
内へ嵌合させて構成できる。この押出カム９及びカムア
ーム２８は、前記ケースボス部８の側端部に位置して押
出アーム２６に対してロータリケース４寄りに偏位して
設定される。
【００１５】前記植付ケース３の左右移動調節は、該植
付ケース３の外側面に取付ボルト３２で締付固定される
メタル３３と、このメタル３３の植付ケース軸６の嵌合
部に差込まれるコッタピン３４と等からなる調節具１０
によって行われる構成である。前後一対の取付ボルト３
２の挿通されるメタル３３のボルト穴はばか穴形体に形
成されて、取付ボルト３２を緩めた状態では、メタル３
３と植付ケース３との間の植付ケース軸６回りの相対関
係位置を変更調節できる。
付ケース３の外側面に取付ボルト３２で締付固定される
メタル３３と、このメタル３３の植付ケース軸６の嵌合
部に差込まれるコッタピン３４と等からなる調節具１０
によって行われる構成である。前後一対の取付ボルト３
２の挿通されるメタル３３のボルト穴はばか穴形体に形
成されて、取付ボルト３２を緩めた状態では、メタル３
３と植付ケース３との間の植付ケース軸６回りの相対関
係位置を変更調節できる。
【００１６】前記コッタピン３４を抜き差しして、植付
ケース３を植付ケース軸６の方向へ移動調節すると、ロ
ータリケース４に対する植付ケース３の左右関係位置を
変更することができる。このとき、押出アーム２６のカ
ムアーム２８も一体的に移動して、押出カム９との関係
位置が変化するが、この押出カム９の幅から離脱しない
調節域に設定するものとする。コッタピン３４の押圧さ
れる植付ケース軸６の外側端部は角軸形体に形成されて
いる。
ケース３を植付ケース軸６の方向へ移動調節すると、ロ
ータリケース４に対する植付ケース３の左右関係位置を
変更することができる。このとき、押出アーム２６のカ
ムアーム２８も一体的に移動して、押出カム９との関係
位置が変化するが、この押出カム９の幅から離脱しない
調節域に設定するものとする。コッタピン３４の押圧さ
れる植付ケース軸６の外側端部は角軸形体に形成されて
いる。
【００１７】又、このコッタピン３４の差込まれるメタ
ル３３には、このコッタピン３４の差込まれるピン穴に
亘って割溝３５が形成されて、コッタピン１０の端部に
螺合させるナット３６によって締付けて、メタル３３を
植付ケース軸６に対して一体的構成とする。前記植付ケ
ース３の植付ケース軸６に対する取付位相角度の微調節
は、前記メタル３３を植付ケース３に対して植付ケース
軸６回りに微量回動することによって行うことができ
る。メタル３３は、前後一対の取付ボルト３２を緩める
ことによって、植付ケース軸６の回りに揺動できるか
ら、この状態で適宜の取付位相角度の位置にして、これ
ら取付ボルト３２やコッタピン３４を締付けて固定す
る。更に、前後の取付ボルト３２の間隔部にはメタル３
３に螺合の固定ボルト３７が設けられ、この固定ボルト
３７を植付ケース３の外側面に押付けることによって、
植付ケース３に対する固定度を強くする。
ル３３には、このコッタピン３４の差込まれるピン穴に
亘って割溝３５が形成されて、コッタピン１０の端部に
螺合させるナット３６によって締付けて、メタル３３を
植付ケース軸６に対して一体的構成とする。前記植付ケ
ース３の植付ケース軸６に対する取付位相角度の微調節
は、前記メタル３３を植付ケース３に対して植付ケース
軸６回りに微量回動することによって行うことができ
る。メタル３３は、前後一対の取付ボルト３２を緩める
ことによって、植付ケース軸６の回りに揺動できるか
ら、この状態で適宜の取付位相角度の位置にして、これ
ら取付ボルト３２やコッタピン３４を締付けて固定す
る。更に、前後の取付ボルト３２の間隔部にはメタル３
３に螺合の固定ボルト３７が設けられ、この固定ボルト
３７を植付ケース３の外側面に押付けることによって、
植付ケース３に対する固定度を強くする。
【００１８】このような植付ケース３の植付ケース軸６
に対する取付位相角度を調節することによって、この植
付ケース３の先端部に取付けられる苗分離爪１先端の植
付作動軌跡Ａを前後方向に移動させて、苗タンク７に対
する作用深さを変更調節し、苗分離量を変更することが
できる。前記苗分離爪１は、植付ケース３の前端下部に
取付けられて、左右一対のヘアピン状形体にして下方に
突出させている。苗押出爪２は、該苗分離爪１の後側面
に接近してフォーク形体に形成され、押出ロッド３８の
下端部に固定されて上下動され、該苗分離爪１の後側面
との間に分離保持される苗の根元部を係合して下方へ押
出す。
に対する取付位相角度を調節することによって、この植
付ケース３の先端部に取付けられる苗分離爪１先端の植
付作動軌跡Ａを前後方向に移動させて、苗タンク７に対
する作用深さを変更調節し、苗分離量を変更することが
できる。前記苗分離爪１は、植付ケース３の前端下部に
取付けられて、左右一対のヘアピン状形体にして下方に
突出させている。苗押出爪２は、該苗分離爪１の後側面
に接近してフォーク形体に形成され、押出ロッド３８の
下端部に固定されて上下動され、該苗分離爪１の後側面
との間に分離保持される苗の根元部を係合して下方へ押
出す。
【００１９】前記押出ロッド３８の上端部と押出アーム
２６との間をリンク３９で連結して、植付ケース３の上
端部との間のばね４０で下方へ弾発している。このばね
４０の弾発力で苗押出爪２を下方の押出方向へ作動させ
ると共に、前記押出カム９の回転によってこのばね４０
に抗するように苗押出爪２を上動させることができる。
又、苗押出爪２は、苗タンク７に作用する苗分離行程で
は押出カム９によって押上げられた上動位置にあって、
土壌面に接近した苗植付行程ではばね４０で押下げられ
た下動位置に作動しうる関係に連動構成される。
２６との間をリンク３９で連結して、植付ケース３の上
端部との間のばね４０で下方へ弾発している。このばね
４０の弾発力で苗押出爪２を下方の押出方向へ作動させ
ると共に、前記押出カム９の回転によってこのばね４０
に抗するように苗押出爪２を上動させることができる。
又、苗押出爪２は、苗タンク７に作用する苗分離行程で
は押出カム９によって押上げられた上動位置にあって、
土壌面に接近した苗植付行程ではばね４０で押下げられ
た下動位置に作動しうる関係に連動構成される。
【００２０】前記車体１２は、ステアリングハンドル４
１で操向自在の前車輪４２と、操縦席４３後側の後車輪
４４とを有して、該操縦席４３下のエンジン４５の駆動
で伝動回転して走行しうる四輪駆動走行形態とし、後部
に連結する上下一対の平行リンク機構４６の後端に前記
苗植装置１１を連結している。４７は昇降シリンダで、
平行リンク機構４６を油圧力で昇降できる。４７は補助
苗載台、４８は施肥装置である。
１で操向自在の前車輪４２と、操縦席４３後側の後車輪
４４とを有して、該操縦席４３下のエンジン４５の駆動
で伝動回転して走行しうる四輪駆動走行形態とし、後部
に連結する上下一対の平行リンク機構４６の後端に前記
苗植装置１１を連結している。４７は昇降シリンダで、
平行リンク機構４６を油圧力で昇降できる。４７は補助
苗載台、４８は施肥装置である。
【００２１】各苗植付装置１４の苗分離爪１及び苗押出
爪２は、苗タンク７の苗分離口４９に作動させるため、
メンテナンス時や、苗植付条間を変更したときは、これ
らの作動位置を調整する。同一ロータリケース４上の各
苗分離爪１の苗植付作動軌跡は一致しなければならない
が、これが共に左右同じ方向に同量ずれているときは、
ロータリケース４のコッタピン２１を緩めて、このロー
タリケース４をロータリケース軸６に対して軸方向へ移
動させる。移動後はコッタピン２１を打ち込んで調節位
置を固定する。このとき同一ロータリケース４上の一対
の植付ケース３は同量左右へ移動されて、苗分離爪１及
び苗押出爪２も同量移動調節される。
爪２は、苗タンク７の苗分離口４９に作動させるため、
メンテナンス時や、苗植付条間を変更したときは、これ
らの作動位置を調整する。同一ロータリケース４上の各
苗分離爪１の苗植付作動軌跡は一致しなければならない
が、これが共に左右同じ方向に同量ずれているときは、
ロータリケース４のコッタピン２１を緩めて、このロー
タリケース４をロータリケース軸６に対して軸方向へ移
動させる。移動後はコッタピン２１を打ち込んで調節位
置を固定する。このとき同一ロータリケース４上の一対
の植付ケース３は同量左右へ移動されて、苗分離爪１及
び苗押出爪２も同量移動調節される。
【００２２】又、同一ロータリケース４上の一対の植付
ケース３相互間の左右方向位置のみを移動調節するとき
は、この対象の植付ケース３を植付ケース軸６に沿って
移動調節するばよい。この調節は、調節具１０であるコ
ッタピン３４を緩めてケースボス部８を植付ケース軸６
に沿わせて移動させる。苗分離爪１が苗分離口４９が通
過しうるように位置決めしてコッタピン３４を打込んで
ナット３６で締付ける。
ケース３相互間の左右方向位置のみを移動調節するとき
は、この対象の植付ケース３を植付ケース軸６に沿って
移動調節するばよい。この調節は、調節具１０であるコ
ッタピン３４を緩めてケースボス部８を植付ケース軸６
に沿わせて移動させる。苗分離爪１が苗分離口４９が通
過しうるように位置決めしてコッタピン３４を打込んで
ナット３６で締付ける。
【００２３】又、苗分離口４９からの苗分離量を調節す
るときは、調節対象の植付ケース３における取付ボルト
３２と固定ボルト３７を緩めて、メタル３３を植付ケー
ス軸６の回りに回動調節する。苗分離爪１の苗タンク７
への作用を深くすると苗分離量を多くすることができ、
浅くすると少くできる。調節位置を固定するには、取付
ボルト３２を締付けて、固定ボルト３７を押込んで植付
ケース３面に押圧させる。
るときは、調節対象の植付ケース３における取付ボルト
３２と固定ボルト３７を緩めて、メタル３３を植付ケー
ス軸６の回りに回動調節する。苗分離爪１の苗タンク７
への作用を深くすると苗分離量を多くすることができ、
浅くすると少くできる。調節位置を固定するには、取付
ボルト３２を締付けて、固定ボルト３７を押込んで植付
ケース３面に押圧させる。
【図１】苗植付装置部の平面図。
【図２】その側面図。
【図３】ロータリケース部の側面図。
【図４】苗植機体部の平面図。
【図５】苗植機の側面図。
【図６】その平面図。
１ 苗分離爪 ２ 苗押出爪 ３ 植付ケース ４ ロータリケース ５ ロータリケース軸 ６ 植付ケース軸 ７ 苗タンク ８ ケースボス部 ９ 押出カム １０ 調節具
Claims (2)
- 【請求項１】先端部に苗分離爪１とこの分離苗を押出す
苗押出爪２とを有する植付ケース３を複数軸装したロー
タリケース４を、機体のロータリケース軸５の軸方向へ
移動調節可能に設け、該各植付ケース３はロータリケー
ス４の植付ケース軸６に対して軸方向へ移動調節可能に
設けてなる苗植機のロータリ苗植装置。 - 【請求項２】苗タンク７の苗を分離保持する苗分離爪１
とこの分離苗を押出す苗押出爪２とを有する植付ケース
３に、ロータリケース４の先端部の植付ケース軸６に移
動調節可能に嵌合するケースボス部８を、該苗押出爪２
と対向する位置に一体成形し、このケースボス部８の側
端部には、該苗押出爪２を連動する押出カム９をロータ
リケース４側に固定させて設けると共に、この植付ケー
ス３を植付ケース軸６に対して移動調節可能の調節具１
０を設けてなる苗植機のロータリ苗植装置。
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|---|---|---|---|
| JP19185299A JP4269414B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 苗植機のロータリ苗植装置 |
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| JP19185299A JP4269414B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 苗植機のロータリ苗植装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001016933A true JP2001016933A (ja) | 2001-01-23 |
| JP4269414B2 JP4269414B2 (ja) | 2009-05-27 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19185299A Expired - Fee Related JP4269414B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 苗植機のロータリ苗植装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4269414B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007089515A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Iseki & Co Ltd | 苗植付装置 |
| JP2011212017A (ja) * | 2011-06-28 | 2011-10-27 | Iseki & Co Ltd | 苗植付装置 |
| JP2015023870A (ja) * | 2014-09-30 | 2015-02-05 | ヤンマー株式会社 | 苗移植機 |
-
1999
- 1999-07-06 JP JP19185299A patent/JP4269414B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007089515A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Iseki & Co Ltd | 苗植付装置 |
| JP2011212017A (ja) * | 2011-06-28 | 2011-10-27 | Iseki & Co Ltd | 苗植付装置 |
| JP2015023870A (ja) * | 2014-09-30 | 2015-02-05 | ヤンマー株式会社 | 苗移植機 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4269414B2 (ja) | 2009-05-27 |
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