JP2001014896A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JP2001014896A JP2001014896A JP11178159A JP17815999A JP2001014896A JP 2001014896 A JP2001014896 A JP 2001014896A JP 11178159 A JP11178159 A JP 11178159A JP 17815999 A JP17815999 A JP 17815999A JP 2001014896 A JP2001014896 A JP 2001014896A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 テストコストが増大することなく、リフレッ
シュ時における消費電流を低減することができる半導体
記憶装置を提供する。 【解決手段】 リフレッシュ周期を決定するための基本
クロックを発生する基本周期発生回路8aにおいて、テ
スト時には遅延バッファ24の遅延時間を追加した周期
で発振させる。このようにすることによって、より厳し
い条件におけるセルフリフレッシュ動作のテストをする
ことが可能となる。たとえば、リングオシレータの特性
が低温において発振周期が長くなるような回路構成の場
合においても低温テストを実施することなく低温におけ
る動作を保証することができる。
シュ時における消費電流を低減することができる半導体
記憶装置を提供する。 【解決手段】 リフレッシュ周期を決定するための基本
クロックを発生する基本周期発生回路8aにおいて、テ
スト時には遅延バッファ24の遅延時間を追加した周期
で発振させる。このようにすることによって、より厳し
い条件におけるセルフリフレッシュ動作のテストをする
ことが可能となる。たとえば、リングオシレータの特性
が低温において発振周期が長くなるような回路構成の場
合においても低温テストを実施することなく低温におけ
る動作を保証することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、より特定的にはリフレッシュ動作を必要とする
ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)に関
する。
に関し、より特定的にはリフレッシュ動作を必要とする
ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)に関
する。
【0002】
【従来の技術】大容量の半導体記憶装置として最も一般
的なダイナミックランダムアクセスメモリは、メモリセ
ルに貯えられた電荷をある周期でリフレッシュする動作
が必要である。
的なダイナミックランダムアクセスメモリは、メモリセ
ルに貯えられた電荷をある周期でリフレッシュする動作
が必要である。
【0003】ダイナミックランダムアクセスメモリ(以
下DRAMと称する)は、このリフレッシュ動作の周期
を決定する基本クロックを発生する基本周期発生回路を
内蔵している。メモリセルに貯えられた電荷をリフレッ
シュする周期(以下リフレッシュ周期という)は、この
基本周期発生回路が発生する基本クロックを分周して決
定される。
下DRAMと称する)は、このリフレッシュ動作の周期
を決定する基本クロックを発生する基本周期発生回路を
内蔵している。メモリセルに貯えられた電荷をリフレッ
シュする周期(以下リフレッシュ周期という)は、この
基本周期発生回路が発生する基本クロックを分周して決
定される。
【0004】図7は、従来のDRAMが内蔵する基本周
期発生回路の構成を示す回路図である。
期発生回路の構成を示す回路図である。
【0005】図7を参照して、この基本周期発生回路は
制御信号ONを一方の入力に受けるNAND回路202
と、NAND回路202の出力を受ける直列に接続され
た6段のインバータ204〜214とを含む。インバー
タ214の出力はNAND回路202の他方の入力に与
えられる。また、インバータ214の出力は、この基本
周期発生回路の出力信号であるクロック信号UCLKと
なる。
制御信号ONを一方の入力に受けるNAND回路202
と、NAND回路202の出力を受ける直列に接続され
た6段のインバータ204〜214とを含む。インバー
タ214の出力はNAND回路202の他方の入力に与
えられる。また、インバータ214の出力は、この基本
周期発生回路の出力信号であるクロック信号UCLKと
なる。
【0006】図8は、図7に示した回路が出力するクロ
ックをもとに決定されるリフレッシュ周期の温度依存性
およびメモリセルリークに対するリフレッシュ周期の限
界実力値の温度依存性を説明するための図である。
ックをもとに決定されるリフレッシュ周期の温度依存性
およびメモリセルリークに対するリフレッシュ周期の限
界実力値の温度依存性を説明するための図である。
【0007】図8を参照して、曲線L12は、図7に示
した基本周期発生回路が発生するクロック信号UCLK
によって決定されるリフレッシュ周期の温度による変化
を示す曲線である。一般的に、図7に示したような発振
回路は、温度が上昇すると各インバータの遅延が大きく
なる傾向があり、したがって、温度が高くなればリフレ
ッシュ回路の周期は長くなる傾向がある。
した基本周期発生回路が発生するクロック信号UCLK
によって決定されるリフレッシュ周期の温度による変化
を示す曲線である。一般的に、図7に示したような発振
回路は、温度が上昇すると各インバータの遅延が大きく
なる傾向があり、したがって、温度が高くなればリフレ
ッシュ回路の周期は長くなる傾向がある。
【0008】一方、曲線L11は、メモリセルリークに
対するリフレッシュ周期の実力値を示す図である。DR
AMのメモリセルには微小なリーク電流が生じており、
したがって一定の周期よりも短い周期でリフレッシュ動
作を行なわなければメモリセルに貯えられた情報は失わ
れてしまう。リフレッシュ周期の実力値とはこのリフレ
ッシュ周期をどこまで長くしても誤動作が生じないかの
限界値を示すものである。
対するリフレッシュ周期の実力値を示す図である。DR
AMのメモリセルには微小なリーク電流が生じており、
したがって一定の周期よりも短い周期でリフレッシュ動
作を行なわなければメモリセルに貯えられた情報は失わ
れてしまう。リフレッシュ周期の実力値とはこのリフレ
ッシュ周期をどこまで長くしても誤動作が生じないかの
限界値を示すものである。
【0009】通常は、リフレッシュ周期の実力値を決定
する主原因となるメモリセルのリークはジャンクション
リークである。温度が高くなるほどジャンクションリー
クによるリーク電流は大きくなる。したがって、温度が
高くなればなるほど短い周期でリフレッシュを行なう必
要がある。これを示したのが曲線L11である。
する主原因となるメモリセルのリークはジャンクション
リークである。温度が高くなるほどジャンクションリー
クによるリーク電流は大きくなる。したがって、温度が
高くなればなるほど短い周期でリフレッシュを行なう必
要がある。これを示したのが曲線L11である。
【0010】ここで、曲線L11と曲線L12とが交差
する点P11の温度より高い温度範囲は、実際にリフレ
ッシュが行なわれる周期がリフレッシュ周期の実力値よ
りも長くなってしまうため、誤動作を起こす温度範囲で
ある。
する点P11の温度より高い温度範囲は、実際にリフレ
ッシュが行なわれる周期がリフレッシュ周期の実力値よ
りも長くなってしまうため、誤動作を起こす温度範囲で
ある。
【0011】一方、点P11における温度よりも低い温
度においては、リフレッシュ周期の実力値を示すL11
は、リフレッシュ周期を示す曲線L12よりも上に位置
しており、誤動作は生じない。
度においては、リフレッシュ周期の実力値を示すL11
は、リフレッシュ周期を示す曲線L12よりも上に位置
しており、誤動作は生じない。
【0012】一般的な用途に用いられるDRAMの動作
温度の保証範囲は、およそ0℃〜70℃位の範囲であ
る。図8でわかるように、この温度保証範囲において
は、より高温の方がリフレッシュ周期の実力値がリフレ
ッシュが行なわれる周期に接近するため、より厳しい動
作条件であるといえる。したがって、一般的な特性を持
つDRAMの温度保証範囲における動作を保証するため
には出荷時には温度保証範囲の上限である70℃よりも
やや高い温度で出荷テストを実施しておけば品質上の問
題は生じない。
温度の保証範囲は、およそ0℃〜70℃位の範囲であ
る。図8でわかるように、この温度保証範囲において
は、より高温の方がリフレッシュ周期の実力値がリフレ
ッシュが行なわれる周期に接近するため、より厳しい動
作条件であるといえる。したがって、一般的な特性を持
つDRAMの温度保証範囲における動作を保証するため
には出荷時には温度保証範囲の上限である70℃よりも
やや高い温度で出荷テストを実施しておけば品質上の問
題は生じない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示すよ
うなリフレッシュ周期の実力値と、実際のリフレッシュ
周期の変化の温度依存性があてはまらない場合がある。
うなリフレッシュ周期の実力値と、実際のリフレッシュ
周期の変化の温度依存性があてはまらない場合がある。
【0014】まず、このような温度特性の製品を考慮し
なければならない理由を述べる。リフレッシュ周期、す
なわち基本周期発生回路のクロックによって決定される
リフレッシュ動作の周期は、短くすればするほど動作可
能な温度領域は広くなる。しかし、一方リフレッシュ周
期を短くするとリフレッシュ動作を行なっている際の消
費電流は増えてしまう。特に、高温におけるセルフリフ
レッシュの動作を保証するために余裕を持ってセルフリ
フレッシュ周期を設定すれば、すなわち周期を短く設定
すれば、低温において周期が短くなりすぎてセルフリフ
レッシュ時の動作電流が大きくなってしまう。すなわ
ち、動作温度範囲を広くしつつ、かつセルフリフレッシ
ュ動作時の消費電流を抑えるのは非常に困難である。
なければならない理由を述べる。リフレッシュ周期、す
なわち基本周期発生回路のクロックによって決定される
リフレッシュ動作の周期は、短くすればするほど動作可
能な温度領域は広くなる。しかし、一方リフレッシュ周
期を短くするとリフレッシュ動作を行なっている際の消
費電流は増えてしまう。特に、高温におけるセルフリフ
レッシュの動作を保証するために余裕を持ってセルフリ
フレッシュ周期を設定すれば、すなわち周期を短く設定
すれば、低温において周期が短くなりすぎてセルフリフ
レッシュ時の動作電流が大きくなってしまう。すなわ
ち、動作温度範囲を広くしつつ、かつセルフリフレッシ
ュ動作時の消費電流を抑えるのは非常に困難である。
【0015】現実的な策として適当であると考えられる
のは、まず、セルフリフレッシュ周期を決定する基本周
期発生回路の温度依存性をなるべく小さくし、そして、
リフレッシュ周期の設定値をリフレッシュ周期の実力値
ぎりぎりに設定することであると思われる。しかし、セ
ルフリフレッシュ周期の温度依存性を小さくすることは
可能であっても、現実に全く変わらない基本周期発生回
路を作るのは不可能である。
のは、まず、セルフリフレッシュ周期を決定する基本周
期発生回路の温度依存性をなるべく小さくし、そして、
リフレッシュ周期の設定値をリフレッシュ周期の実力値
ぎりぎりに設定することであると思われる。しかし、セ
ルフリフレッシュ周期の温度依存性を小さくすることは
可能であっても、現実に全く変わらない基本周期発生回
路を作るのは不可能である。
【0016】図9は、図8に対してリフレッシュ周期の
実力値とリフレッシュ回路の周期の変化の温度依存性が
それぞれ異なっている例を説明するための図である。
実力値とリフレッシュ回路の周期の変化の温度依存性が
それぞれ異なっている例を説明するための図である。
【0017】図9を参照して、曲線L14は、温度依存
性をなくす最大限の努力をした基本周期発生回路を内蔵
する製品のリフレッシュ周期の温度依存性を示す曲線で
ある。曲線L14は、図8の曲線L12に対して温度依
存性は小さくなっているが、低温においてややリフレッ
シュ周期が長くなる特性を示す。また、曲線L13は、
メモリセルリークに対するリフレッシュ周期の実力値が
ほとんど温度に依存しない製品の例を示す曲線である。
このような製品は、DRAMを量産した際に発生する場
合がある。先に説明したように、メモリセルのリークは
ジャンクションリークによるものが主な原因であるが、
大量に数を作った場合にはすべての製品がそうなるわけ
ではなく、全く異なる原因でリフレッシュ周期の実力値
が決定される場合がある。
性をなくす最大限の努力をした基本周期発生回路を内蔵
する製品のリフレッシュ周期の温度依存性を示す曲線で
ある。曲線L14は、図8の曲線L12に対して温度依
存性は小さくなっているが、低温においてややリフレッ
シュ周期が長くなる特性を示す。また、曲線L13は、
メモリセルリークに対するリフレッシュ周期の実力値が
ほとんど温度に依存しない製品の例を示す曲線である。
このような製品は、DRAMを量産した際に発生する場
合がある。先に説明したように、メモリセルのリークは
ジャンクションリークによるものが主な原因であるが、
大量に数を作った場合にはすべての製品がそうなるわけ
ではなく、全く異なる原因でリフレッシュ周期の実力値
が決定される場合がある。
【0018】リフレッシュ周期の実力値に温度依存性が
ほとんどなく、かつ、実際にリフレッシュ動作が実施さ
れるリフレッシュ周期が低温で長くなると、曲線L13
と曲線L14とが交差する点P12よりも低い温度範囲
においてセルフリフレッシュ動作が誤動作する可能性が
出てくる。すなわち、このような特性を持つ製品の場合
においては、温度保証範囲内での最低温度、たとえば0
℃において出荷テストを実施しないと品質を保証するこ
とができない。
ほとんどなく、かつ、実際にリフレッシュ動作が実施さ
れるリフレッシュ周期が低温で長くなると、曲線L13
と曲線L14とが交差する点P12よりも低い温度範囲
においてセルフリフレッシュ動作が誤動作する可能性が
出てくる。すなわち、このような特性を持つ製品の場合
においては、温度保証範囲内での最低温度、たとえば0
℃において出荷テストを実施しないと品質を保証するこ
とができない。
【0019】低温にて出荷テストを実施しなければ品質
が保証できないとなると、製品のテストコストが大きく
なってしまうという問題点がある。これは、低温テスト
を行なうための設備は高額でありコストがかさむので、
これが製品の単価に反映し製品の単価が高くなってしま
うためである。
が保証できないとなると、製品のテストコストが大きく
なってしまうという問題点がある。これは、低温テスト
を行なうための設備は高額でありコストがかさむので、
これが製品の単価に反映し製品の単価が高くなってしま
うためである。
【0020】つまり、図8で説明した特性を持つ製品で
あれば、高温試験をすることで品質は十分保証でき、テ
ストコストも低く抑えられる。しかし、リフレッシュ時
の消費電流を抑えるという性能面においては性能はそれ
ほど高くはない。一方、製品の性能を上げるために、セ
ルフリフレッシュ周期を決定する基本周期発生回路の温
度依存性を抑えると、低温におけるテストを実施しなけ
ればならずテストコストを増大させる結果となってしま
う。
あれば、高温試験をすることで品質は十分保証でき、テ
ストコストも低く抑えられる。しかし、リフレッシュ時
の消費電流を抑えるという性能面においては性能はそれ
ほど高くはない。一方、製品の性能を上げるために、セ
ルフリフレッシュ周期を決定する基本周期発生回路の温
度依存性を抑えると、低温におけるテストを実施しなけ
ればならずテストコストを増大させる結果となってしま
う。
【0021】本発明の目的は、セルフリフレッシュ周期
の温度依存性を少なくするために、温度依存性が少ない
基本周期発生回路を採用しても、テストコストの増大を
招かず、かつ、十分品質が保証できる特殊テスト機能を
内部に持つDRAMを提供することである。
の温度依存性を少なくするために、温度依存性が少ない
基本周期発生回路を採用しても、テストコストの増大を
招かず、かつ、十分品質が保証できる特殊テスト機能を
内部に持つDRAMを提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
装置は、行列状に配列された複数のメモリセルと、複数
のメモリセルに保持されたデータを一定の周期でセルフ
リフレッシュする制御を行なうリフレッシュ回路とを備
え、リフレッシュ回路は、リフレッシュ周期の基準クロ
ックを発生するクロック発生回路を含み、クロック発生
回路は、テスト時に外部から与えられるテスト信号に応
じて基準クロックの周期を通常動作時より長くする。
装置は、行列状に配列された複数のメモリセルと、複数
のメモリセルに保持されたデータを一定の周期でセルフ
リフレッシュする制御を行なうリフレッシュ回路とを備
え、リフレッシュ回路は、リフレッシュ周期の基準クロ
ックを発生するクロック発生回路を含み、クロック発生
回路は、テスト時に外部から与えられるテスト信号に応
じて基準クロックの周期を通常動作時より長くする。
【0023】請求項2に記載の半導体装置は、請求項1
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、クロック発生
回路は、セルフリフレッシュが行なわれるときに活性化
され、入力された信号を第1の遅延時間後に出力する発
振制御部と、発振制御部の出力信号をさらに第2の遅延
時間後に出力するテスト遅延付加回路と、テスト信号が
非活性時には、発振制御部の出力信号を発振制御部の入
力信号として帰還し、テスト信号が活性化時にはテスト
遅延付加回路の出力信号を発振制御部の入力信号として
帰還するセレクト回路とを含み、クロック信号は、発信
制御部の出力の変化に応じて周期が定められる。
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、クロック発生
回路は、セルフリフレッシュが行なわれるときに活性化
され、入力された信号を第1の遅延時間後に出力する発
振制御部と、発振制御部の出力信号をさらに第2の遅延
時間後に出力するテスト遅延付加回路と、テスト信号が
非活性時には、発振制御部の出力信号を発振制御部の入
力信号として帰還し、テスト信号が活性化時にはテスト
遅延付加回路の出力信号を発振制御部の入力信号として
帰還するセレクト回路とを含み、クロック信号は、発信
制御部の出力の変化に応じて周期が定められる。
【0024】請求項3に記載の半導体装置は、請求項2
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、発振制御部
は、セルフリフレッシュが行なわれるときに活性化され
る活性化信号を一方の入力に受け、セレクト回路の出力
を他方の入力にうけるNAND回路と、NAND回路の
出力を受ける直列に接続された第1偶数個のインバータ
を含み、テスト遅延付加回路は、第1偶数個のインバー
タの出力をうける直列に接続された第2偶数個のインバ
ータを含む。
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、発振制御部
は、セルフリフレッシュが行なわれるときに活性化され
る活性化信号を一方の入力に受け、セレクト回路の出力
を他方の入力にうけるNAND回路と、NAND回路の
出力を受ける直列に接続された第1偶数個のインバータ
を含み、テスト遅延付加回路は、第1偶数個のインバー
タの出力をうける直列に接続された第2偶数個のインバ
ータを含む。
【0025】請求項4に記載の半導体装置は、請求項2
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、テスト遅延付
加回路は、外部からデータを設定する設定保持部と、設
定保持部が保持するデータに基づき第2の遅延時間を変
化させる可変遅延回路とを有する。
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、テスト遅延付
加回路は、外部からデータを設定する設定保持部と、設
定保持部が保持するデータに基づき第2の遅延時間を変
化させる可変遅延回路とを有する。
【0026】請求項5に記載の半導体装置は、請求項4
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、設定保持部
は、第2の遅延時間の変化分に対応して設けられる複数
のヒューズ素子を含む。
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、設定保持部
は、第2の遅延時間の変化分に対応して設けられる複数
のヒューズ素子を含む。
【0027】請求項6に記載の半導体装置は、請求項4
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、可変遅延回路
は、発振制御部の出力を遅延する直列に接続される複数
の遅延バッファ回路と、設定保持部に設定されたデータ
に応じて複数の遅延バッファのいずれかを選択しセレク
ト回路に出力する遅延時間選択回路とを含む。
に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、可変遅延回路
は、発振制御部の出力を遅延する直列に接続される複数
の遅延バッファ回路と、設定保持部に設定されたデータ
に応じて複数の遅延バッファのいずれかを選択しセレク
ト回路に出力する遅延時間選択回路とを含む。
【0028】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
【0029】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1の半導体記憶装置20の構成を示す概略ブロック
図である。
形態1の半導体記憶装置20の構成を示す概略ブロック
図である。
【0030】図1を参照して、半導体記憶装置20は、
行列状に配列される複数のメモリセルMCを有するメモ
リアレイ1aと、メモリアレイ1aにおける行選択に関
連する動作を行なうロウ系周辺回路1bとを含む。
行列状に配列される複数のメモリセルMCを有するメモ
リアレイ1aと、メモリアレイ1aにおける行選択に関
連する動作を行なうロウ系周辺回路1bとを含む。
【0031】メモリアレイ1aは、メモリセルMCの各
行に対応して設けられるワード線WLと、メモリセルM
Cの各列に対応して設けられるビット線対BLPとを含
む。図1においては、1本のワード線WLと1つのビッ
ト線対BLPとこれらの交差部に配置されるメモリセル
MCを代表的に示す。
行に対応して設けられるワード線WLと、メモリセルM
Cの各列に対応して設けられるビット線対BLPとを含
む。図1においては、1本のワード線WLと1つのビッ
ト線対BLPとこれらの交差部に配置されるメモリセル
MCを代表的に示す。
【0032】ロウ系周辺回路1bは、ビット線対BLP
それぞれに対して設けられ、活性化時対応のビット線対
の電位を相補的に増幅するセンスアンプ回路と、活性化
時各ビット線対BLPの電位を所定電位レベルにプリチ
ャージするビット線プリチャージ回路などを含む。
それぞれに対して設けられ、活性化時対応のビット線対
の電位を相補的に増幅するセンスアンプ回路と、活性化
時各ビット線対BLPの電位を所定電位レベルにプリチ
ャージするビット線プリチャージ回路などを含む。
【0033】半導体記憶装置20は、さらに、外部から
アドレス信号を受けるアドレスバッファ10と、外部か
ら制御信号を受ける制御信号入力バッファ7と、制御信
号をデコードするコマンドデコーダ5と、アレイ活性化
制御回路4と、アレイ活性化制御回路4からの活性化信
号ACTに従ってロウ系周辺回路1bの動作を制御する
ロウ系制御回路2bと、このロウ系制御回路2bの制御
の下に、ロウアドレスラッチ3から与えられるロウアド
レス信号RA0をデコードしそのデコード結果に従って
対応するメモリアレイ1aのアドレス指定されたワード
線を選択状態へ駆動するロウ選択回路2aと、ロウアド
レスラッチ3とを含む。
アドレス信号を受けるアドレスバッファ10と、外部か
ら制御信号を受ける制御信号入力バッファ7と、制御信
号をデコードするコマンドデコーダ5と、アレイ活性化
制御回路4と、アレイ活性化制御回路4からの活性化信
号ACTに従ってロウ系周辺回路1bの動作を制御する
ロウ系制御回路2bと、このロウ系制御回路2bの制御
の下に、ロウアドレスラッチ3から与えられるロウアド
レス信号RA0をデコードしそのデコード結果に従って
対応するメモリアレイ1aのアドレス指定されたワード
線を選択状態へ駆動するロウ選択回路2aと、ロウアド
レスラッチ3とを含む。
【0034】ロウ選択回路2aは、ロウデコーダおよび
このロウデコーダの出力信号に従ってアドレス指定され
たワード線を選択状態/非選択状態へ駆動するワード線
ドライブ回路を含む。
このロウデコーダの出力信号に従ってアドレス指定され
たワード線を選択状態/非選択状態へ駆動するワード線
ドライブ回路を含む。
【0035】ロウアドレスラッチ3は、アレイ活性化制
御回路4からのアドレス信号を取込み、ラッチしかつ出
力する。アレイ活性化制御回路4は、コマンドデコーダ
5からの動作モード指示信号を受けこれに従って制御信
号を生成する。アレイ活性化制御回路4は、コマンドデ
コーダ5からのアレイ活性化信号φaとプリチャージ指
示信号φpとに従って活性化信号ACTの活性/非活性
を制御する。
御回路4からのアドレス信号を取込み、ラッチしかつ出
力する。アレイ活性化制御回路4は、コマンドデコーダ
5からの動作モード指示信号を受けこれに従って制御信
号を生成する。アレイ活性化制御回路4は、コマンドデ
コーダ5からのアレイ活性化信号φaとプリチャージ指
示信号φpとに従って活性化信号ACTの活性/非活性
を制御する。
【0036】コマンドデコーダ5は、クロック信号CL
Kの立上がりエッジで外部からの信号/CS、/RA
S、/CASおよび/WEを取込む制御信号入力バッフ
ァ7から与えられる信号をクロック信号CLKに同期し
てデコードし、これらの信号の状態に応じて動作モード
指示信号を生成する。
Kの立上がりエッジで外部からの信号/CS、/RA
S、/CASおよび/WEを取込む制御信号入力バッフ
ァ7から与えられる信号をクロック信号CLKに同期し
てデコードし、これらの信号の状態に応じて動作モード
指示信号を生成する。
【0037】アドレスバッファ10は、クロック信号C
LKの立上がりエッジに同期して、外部からのアドレス
信号ADを取込み内部アドレス信号ADiを生成する。
LKの立上がりエッジに同期して、外部からのアドレス
信号ADを取込み内部アドレス信号ADiを生成する。
【0038】半導体記憶装置20は、さらに、リフレッ
シュ動作を行なうためにコマンドデコーダ5からのリフ
レッシュモード指示信号ONに従ってリフレッシュに必
要な制御信号を生成するリフレッシュ制御回路8と、リ
フレッシュ制御回路8の制御の下に活性化されてリフレ
ッシュされるべきメモリセルを指定するためのリフレッ
シュアドレスを生成するリフレッシュカウンタ9と、リ
フレッシュ制御回路8の制御の下にアドレスバッファ1
0からの内部アドレス信号ADiおよびリフレッシュカ
ウンタ9からのリフレッシュアドレスADiRのいずれ
かを選択してロウアドレスラッチ3へ与えるマルチプレ
クサ6を含む。
シュ動作を行なうためにコマンドデコーダ5からのリフ
レッシュモード指示信号ONに従ってリフレッシュに必
要な制御信号を生成するリフレッシュ制御回路8と、リ
フレッシュ制御回路8の制御の下に活性化されてリフレ
ッシュされるべきメモリセルを指定するためのリフレッ
シュアドレスを生成するリフレッシュカウンタ9と、リ
フレッシュ制御回路8の制御の下にアドレスバッファ1
0からの内部アドレス信号ADiおよびリフレッシュカ
ウンタ9からのリフレッシュアドレスADiRのいずれ
かを選択してロウアドレスラッチ3へ与えるマルチプレ
クサ6を含む。
【0039】リフレッシュ制御回路8は、コマンドデコ
ーダ5からリフレッシュ指示信号ONが与えられると、
応じてリフレッシュの基本周期を示すクロック信号UC
LKを発生する基本周期発生回路8aと、クロック信号
UCLKに同期してリフレッシュ動作に必要な制御信号
を発生する分周回路8bとを含む。
ーダ5からリフレッシュ指示信号ONが与えられると、
応じてリフレッシュの基本周期を示すクロック信号UC
LKを発生する基本周期発生回路8aと、クロック信号
UCLKに同期してリフレッシュ動作に必要な制御信号
を発生する分周回路8bとを含む。
【0040】図2は、図1に示した基本周期発生回路8
aの構成を示す回路図である。図2を参照して、基本周
期発生回路8aは、リフレッシュ指示信号ONに応じて
活性化しクロック信号UCLKを出力する発振制御部2
2と発振制御部22の出力を受けて遅延する遅延用バッ
ファ24と、テスト信号TESTに応じて発振制御部2
2の出力と遅延バッファ24の出力のいずれかを選択し
て発振制御部22の入力部分に与えるセレクト回路26
とを含む。
aの構成を示す回路図である。図2を参照して、基本周
期発生回路8aは、リフレッシュ指示信号ONに応じて
活性化しクロック信号UCLKを出力する発振制御部2
2と発振制御部22の出力を受けて遅延する遅延用バッ
ファ24と、テスト信号TESTに応じて発振制御部2
2の出力と遅延バッファ24の出力のいずれかを選択し
て発振制御部22の入力部分に与えるセレクト回路26
とを含む。
【0041】発振制御部22は、リフレッシュ指示信号
ONおよびセレクト回路26の出力信号を受けるNAN
D回路28と、NAND回路28の出力を受ける直列に
接続された4つのインバータ30〜36とを含む。イン
バータ36の出力信号は発振制御部22の出力信号とな
り、これはすなわちクロック信号UCLKである。
ONおよびセレクト回路26の出力信号を受けるNAN
D回路28と、NAND回路28の出力を受ける直列に
接続された4つのインバータ30〜36とを含む。イン
バータ36の出力信号は発振制御部22の出力信号とな
り、これはすなわちクロック信号UCLKである。
【0042】遅延バッファ24は、クロック信号UCL
Kを受けて反転するインバータ38と、インバータ38
の出力を受けて反転するインバータ40とを含む。
Kを受けて反転するインバータ38と、インバータ38
の出力を受けて反転するインバータ40とを含む。
【0043】セレクト回路26は、入力ノードNI1に
インバータ40の出力が接続され、入力ノードNI2に
インバータ36の出力が接続される。そして出力ノード
NO1からはテスト信号TESTに応じて選択された入
力ノードNI1、NI2のいずれか一方に入力された信
号が出力される。セレクト回路26は、テスト信号TE
STを受けて反転するインバータ42と、入力ノードN
I1と出力ノードNO1との間に並列に接続されるPチ
ャネルMOSトランジスタ44、NチャネルMOSトラ
ンジスタ46と、入力ノードNI1と出力ノードNO1
との間に並列に接続されるPチャネルMOSトランジス
タ48、NチャネルMOSトランジスタ50とを含む。
インバータ40の出力が接続され、入力ノードNI2に
インバータ36の出力が接続される。そして出力ノード
NO1からはテスト信号TESTに応じて選択された入
力ノードNI1、NI2のいずれか一方に入力された信
号が出力される。セレクト回路26は、テスト信号TE
STを受けて反転するインバータ42と、入力ノードN
I1と出力ノードNO1との間に並列に接続されるPチ
ャネルMOSトランジスタ44、NチャネルMOSトラ
ンジスタ46と、入力ノードNI1と出力ノードNO1
との間に並列に接続されるPチャネルMOSトランジス
タ48、NチャネルMOSトランジスタ50とを含む。
【0044】NチャネルMOSトランジスタ46のゲー
トおよびPチャネルMOSトランジスタ48のゲートに
はテスト信号TESTが与えられる。PチャネルMOS
トランジスタ44のゲートおよびNチャネルMOSトラ
ンジスタ50のゲートにはインバータ42の出力が与え
られる。
トおよびPチャネルMOSトランジスタ48のゲートに
はテスト信号TESTが与えられる。PチャネルMOS
トランジスタ44のゲートおよびNチャネルMOSトラ
ンジスタ50のゲートにはインバータ42の出力が与え
られる。
【0045】インバータ30〜40は、図には特別示さ
ないが、遅延時間の温度依存性を少なくするため、温度
補償回路が組み込まれる。たとえば、インバータ30〜
40に対しての電源ノードからの供給電流を一定に保つ
ような回路が組み込まれている。
ないが、遅延時間の温度依存性を少なくするため、温度
補償回路が組み込まれる。たとえば、インバータ30〜
40に対しての電源ノードからの供給電流を一定に保つ
ような回路が組み込まれている。
【0046】つぎに、基本周期発生回路8aの動作を簡
単に説明する。まず、通常のセルフリフレッシュ動作時
にはテスト信号TESTはLレベルである。リフレッシ
ュ動作を実施するために、リフレッシュ指示信号ONが
Hレベルになる。セレクト回路26においては、Pチャ
ネルMOSトランジスタ44およびNチャネルMOSト
ランジスタ46は非導通状態となる。一方、Pチャネル
MOSトランジスタ48およびNチャネルMOSトラン
ジスタ50は導通状態となる。したがって、入力ノード
NI2に入力されるクロック信号UCLKが出力ノード
NO1から出力され、基本周期発生回路8aは図2に示
すAで示した経路が活性化されるリングオシレータとし
て動作する。
単に説明する。まず、通常のセルフリフレッシュ動作時
にはテスト信号TESTはLレベルである。リフレッシ
ュ動作を実施するために、リフレッシュ指示信号ONが
Hレベルになる。セレクト回路26においては、Pチャ
ネルMOSトランジスタ44およびNチャネルMOSト
ランジスタ46は非導通状態となる。一方、Pチャネル
MOSトランジスタ48およびNチャネルMOSトラン
ジスタ50は導通状態となる。したがって、入力ノード
NI2に入力されるクロック信号UCLKが出力ノード
NO1から出力され、基本周期発生回路8aは図2に示
すAで示した経路が活性化されるリングオシレータとし
て動作する。
【0047】一方、テスト時においてリフレッシュが行
なわれる場合には、テスト信号TESTがHレベルにさ
れリフレッシュ指示信号ONはHレベルとされる。
なわれる場合には、テスト信号TESTがHレベルにさ
れリフレッシュ指示信号ONはHレベルとされる。
【0048】セレクト回路26においては、Pチャネル
MOSトランジスタ44およびNチャネルMOSトラン
ジスタ46が導通状態となり、PチャネルMOSトラン
ジスタ48およびNチャネルMOSトランジスタ50は
非導通状態となる。このテスト動作時においては、セレ
クト回路26は入力ノードNI1に入力された信号を出
力ノードNO1から出力する。したがって、テスト動作
時においては、図2においてBで示した経路が活性化さ
れるリングオシレータとしてこの基本周期発生回路8a
は動作する。
MOSトランジスタ44およびNチャネルMOSトラン
ジスタ46が導通状態となり、PチャネルMOSトラン
ジスタ48およびNチャネルMOSトランジスタ50は
非導通状態となる。このテスト動作時においては、セレ
クト回路26は入力ノードNI1に入力された信号を出
力ノードNO1から出力する。したがって、テスト動作
時においては、図2においてBで示した経路が活性化さ
れるリングオシレータとしてこの基本周期発生回路8a
は動作する。
【0049】すなわち、通常動作時におけるセルフリフ
レッシュ動作においては、経路Aで決まる基本周期を有
するクロック信号UCLKが発生され、テスト時におい
ては経路Bで決まる基本周期を有するクロック信号UC
LKが出力される。経路Bは経路Aよりも遅延バッファ
24の遅延時間分すなわちインバータ38、40のイン
バータ2段の遅延分だけ基本周期が長くなる。
レッシュ動作においては、経路Aで決まる基本周期を有
するクロック信号UCLKが発生され、テスト時におい
ては経路Bで決まる基本周期を有するクロック信号UC
LKが出力される。経路Bは経路Aよりも遅延バッファ
24の遅延時間分すなわちインバータ38、40のイン
バータ2段の遅延分だけ基本周期が長くなる。
【0050】図3は、実施の形態1の半導体記憶装置を
使用して実施するテストを説明するための図である。
使用して実施するテストを説明するための図である。
【0051】図3を参照して、曲線L2は、図9に示し
た曲線L14に相当する。すなわち、図2において説明
した基本周期発生回路8aによって定まる通常動作モー
ドでのリフレッシュ周期の変化を示す曲線である。一
方、曲線L3は、図9で説明した曲線L13に対応す
る。すなわち、温度依存性の少ないリーク不良が生じて
いる場合のメモリセルリークに対するリフレッシュ周期
の実力値を示す曲線である。メモリセルのリーク電流が
大きい低温誤動作品では、この場合、曲線L3と曲線L
2が交差する点P1よりも温度が低い領域においてリフ
レッシュ周期の実力値よりも長いリフレッシュ周期でリ
フレッシュ動作が行なわれるため誤動作が生ずる。すな
わち、図9で説明したように温度保証範囲の中で低温部
分において誤動作が生じている場合を示す。
た曲線L14に相当する。すなわち、図2において説明
した基本周期発生回路8aによって定まる通常動作モー
ドでのリフレッシュ周期の変化を示す曲線である。一
方、曲線L3は、図9で説明した曲線L13に対応す
る。すなわち、温度依存性の少ないリーク不良が生じて
いる場合のメモリセルリークに対するリフレッシュ周期
の実力値を示す曲線である。メモリセルのリーク電流が
大きい低温誤動作品では、この場合、曲線L3と曲線L
2が交差する点P1よりも温度が低い領域においてリフ
レッシュ周期の実力値よりも長いリフレッシュ周期でリ
フレッシュ動作が行なわれるため誤動作が生ずる。すな
わち、図9で説明したように温度保証範囲の中で低温部
分において誤動作が生じている場合を示す。
【0052】次に、図2の回路においてテスト信号TE
STをHレベルとすると、リフレッシュ周期が遅延バッ
ファ24の分だけ長くなるので、曲線L1に示すように
リフレッシュ動作が行なわれる周期が通常動作モード時
よりも長くなる。
STをHレベルとすると、リフレッシュ周期が遅延バッ
ファ24の分だけ長くなるので、曲線L1に示すように
リフレッシュ動作が行なわれる周期が通常動作モード時
よりも長くなる。
【0053】したがって、同じメモリセルリークを有す
る場合にはより一層過酷な試験となる。この場合では、
曲線L1と曲線L3が交差する点P2よりも低い温度範
囲においてリフレッシュが行なわれる周期よりも実力値
の方が下回ってしまうため誤動作が起こることになる。
このようなテストモードにおいてテストを実施すれば、
温度保証範囲の上限温度よりもやや高い温度すなわち一
般的に出荷テストが実施される温度においてリフレッシ
ュテストを行なってもリークの大きい不良デバイスを排
除することができる。
る場合にはより一層過酷な試験となる。この場合では、
曲線L1と曲線L3が交差する点P2よりも低い温度範
囲においてリフレッシュが行なわれる周期よりも実力値
の方が下回ってしまうため誤動作が起こることになる。
このようなテストモードにおいてテストを実施すれば、
温度保証範囲の上限温度よりもやや高い温度すなわち一
般的に出荷テストが実施される温度においてリフレッシ
ュテストを行なってもリークの大きい不良デバイスを排
除することができる。
【0054】図4は、実施の形態1における低温正常動
作品のテストを説明するための図である。
作品のテストを説明するための図である。
【0055】図4を参照して、曲線L1および曲線L2
は図3に示した特性と同様であるので説明は繰返さな
い。曲線L4は、図3に示した曲線L3よりもリークが
小さいためメモリセルリークに対するリフレッシュ周期
の実力値は図3に示した曲線L3よりも長くなってい
る。
は図3に示した特性と同様であるので説明は繰返さな
い。曲線L4は、図3に示した曲線L3よりもリークが
小さいためメモリセルリークに対するリフレッシュ周期
の実力値は図3に示した曲線L3よりも長くなってい
る。
【0056】したがって、曲線L2と曲線L4とは温度
保証範囲において交差しておらず常にメモリセルリーク
に対するリフレッシュ周期の実力値の方がリフレッシュ
回路によって実施されるリフレッシュ動作の周期よりも
長いため誤動作は起きていない。
保証範囲において交差しておらず常にメモリセルリーク
に対するリフレッシュ周期の実力値の方がリフレッシュ
回路によって実施されるリフレッシュ動作の周期よりも
長いため誤動作は起きていない。
【0057】このような場合でも、テストモードにおい
てより厳しい条件でテストを行なえば、点P3よりも温
度が低い領域においては、リフレッシュ周期の実力値よ
りもテスト時におけるリフレッシュ動作が行なわれる周
期が長くなるため誤動作が起こるが、図2に示した遅延
バッファ24の遅延量を適切に選定することにより、温
度保証範囲の上限よりもやや高いテスト温度付近におい
ては誤動作は生じない。したがって、低温正常動作品は
テストを実施しても正常に動作する。
てより厳しい条件でテストを行なえば、点P3よりも温
度が低い領域においては、リフレッシュ周期の実力値よ
りもテスト時におけるリフレッシュ動作が行なわれる周
期が長くなるため誤動作が起こるが、図2に示した遅延
バッファ24の遅延量を適切に選定することにより、温
度保証範囲の上限よりもやや高いテスト温度付近におい
ては誤動作は生じない。したがって、低温正常動作品は
テストを実施しても正常に動作する。
【0058】以上説明したように、実施の形態1に示し
た半導体記憶装置は、テストモードにおいてセルフリフ
レッシュ周期の温度依存性を考慮し通常時よりもセルフ
リフレッシュ周期を長くして試験をすることができるた
め、低温において実際に動作させて試験しなくても低温
誤動作品を検出し排除することができる。したがって、
低温テスト設備を使用しないでよいためテストコストを
抑えつつかつ高性能な製品を高品質で生産することがで
きる。
た半導体記憶装置は、テストモードにおいてセルフリフ
レッシュ周期の温度依存性を考慮し通常時よりもセルフ
リフレッシュ周期を長くして試験をすることができるた
め、低温において実際に動作させて試験しなくても低温
誤動作品を検出し排除することができる。したがって、
低温テスト設備を使用しないでよいためテストコストを
抑えつつかつ高性能な製品を高品質で生産することがで
きる。
【0059】[実施の形態2]図5は、実施の形態2に
おいて図2に示した基本周期発生回路8aに代えて用い
られる基本周期発生回路8aaの構成を示す回路図であ
る。
おいて図2に示した基本周期発生回路8aに代えて用い
られる基本周期発生回路8aaの構成を示す回路図であ
る。
【0060】図5を参照して、基本周期発生回路8aa
は、リフレッシュ指示信号ONによって活性化されクロ
ック信号UCLKを出力する発振制御部62と、クロッ
ク信号UCLKを受けて遅延させる遅延回路64と、選
択回路64が出力する遅延時間が異なる複数の出力信号
のいずれかを選択するための遅延時間選択回路66と、
内部に設定された情報に従って遅延時間選択回路に対し
て遅延時間を選択するための制御信号TEA、TEB、
TEC等を出力する設定回路68と、入力ノードNI1
aに遅延時間選択回路66の出力信号を受け入力ノード
NI2aにクロック信号UCLKを受けテスト信号TE
STに応じて入力ノードNI1a、NI2aのいずれか
一方に与えられた信号を出力ノードNO1aから出力し
て発振制御部62の入力部分に与えるセレクト回路70
とを含む。
は、リフレッシュ指示信号ONによって活性化されクロ
ック信号UCLKを出力する発振制御部62と、クロッ
ク信号UCLKを受けて遅延させる遅延回路64と、選
択回路64が出力する遅延時間が異なる複数の出力信号
のいずれかを選択するための遅延時間選択回路66と、
内部に設定された情報に従って遅延時間選択回路に対し
て遅延時間を選択するための制御信号TEA、TEB、
TEC等を出力する設定回路68と、入力ノードNI1
aに遅延時間選択回路66の出力信号を受け入力ノード
NI2aにクロック信号UCLKを受けテスト信号TE
STに応じて入力ノードNI1a、NI2aのいずれか
一方に与えられた信号を出力ノードNO1aから出力し
て発振制御部62の入力部分に与えるセレクト回路70
とを含む。
【0061】発振制御部62は、セレクト回路70の出
力信号およびリフレッシュ指示信号ONを受けるNAN
D回路72と、NAND回路72の出力を受ける直列に
接続された4つのインバータ74〜80とを含む。イン
バータ80の出力ノードからはクロック信号UCLKが
出力される。
力信号およびリフレッシュ指示信号ONを受けるNAN
D回路72と、NAND回路72の出力を受ける直列に
接続された4つのインバータ74〜80とを含む。イン
バータ80の出力ノードからはクロック信号UCLKが
出力される。
【0062】遅延回路64は、クロック信号UCLKを
うけて遅延させノードNOAに出力する遅延バッファ6
4Aと、遅延バッファ64Aの出力を受けて遅延させノ
ードNOBに出力する遅延バッファ64Bと、遅延バッ
ファ64Bの出力を遅延させノードNOCに出力する遅
延バッファ64Cとを含む。
うけて遅延させノードNOAに出力する遅延バッファ6
4Aと、遅延バッファ64Aの出力を受けて遅延させノ
ードNOBに出力する遅延バッファ64Bと、遅延バッ
ファ64Bの出力を遅延させノードNOCに出力する遅
延バッファ64Cとを含む。
【0063】遅延バッファ64Aは、クロック信号UC
LKを受けて反転するインバータ82と、インバータ8
2の出力を受けて反転しノードNOAに出力するインバ
ータ84とを含む。遅延バッファ64Bは、インバータ
84の出力を受けて反転するインバータ86と、インバ
ータ86の出力を受けて反転しノードNOBに出力する
インバータ88とを含む。遅延バッファ64Cは、イン
バータ88の出力を受けて反転するインバータ90と、
インバータ90の出力を受けて反転し、ノードNOCに
出力するインバータ92とを含む。
LKを受けて反転するインバータ82と、インバータ8
2の出力を受けて反転しノードNOAに出力するインバ
ータ84とを含む。遅延バッファ64Bは、インバータ
84の出力を受けて反転するインバータ86と、インバ
ータ86の出力を受けて反転しノードNOBに出力する
インバータ88とを含む。遅延バッファ64Cは、イン
バータ88の出力を受けて反転するインバータ90と、
インバータ90の出力を受けて反転し、ノードNOCに
出力するインバータ92とを含む。
【0064】遅延時間選択回路66は、制御信号TEA
がLレベルになったときにノードNOAをノードNI1
aに接続する接続回路66Aと、制御信号TEBがLレ
ベルになったときにノードNOBをノードNI1aに接
続する接続回路66Bと、制御信号TECがLレベルに
なったときにノードNOCをノードNI1aに接続する
接続回路66Cとを含む。
がLレベルになったときにノードNOAをノードNI1
aに接続する接続回路66Aと、制御信号TEBがLレ
ベルになったときにノードNOBをノードNI1aに接
続する接続回路66Bと、制御信号TECがLレベルに
なったときにノードNOCをノードNI1aに接続する
接続回路66Cとを含む。
【0065】接続回路66Aは、制御信号TEAを受け
て反転するインバータ94と、ノードNOAとノードN
I1aとの間に接続されゲートに制御信号TEAを受け
るPチャネルMOSトランジスタ96と、ノードNOA
とノードNI1aとの間に接続されインバータ94の出
力をゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタ98
とを含む。
て反転するインバータ94と、ノードNOAとノードN
I1aとの間に接続されゲートに制御信号TEAを受け
るPチャネルMOSトランジスタ96と、ノードNOA
とノードNI1aとの間に接続されインバータ94の出
力をゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタ98
とを含む。
【0066】接続回路66Bは、制御信号TEBを受け
て反転するインバータ100と、ノードNOBとノード
NI1aとの間に接続されゲートに制御信号TEBを受
けるPチャネルMOSトランジスタ102と、ノードN
OBとノードNI1aとの間に接続されゲートにインバ
ータ100の出力を受けるNチャネルMOSトランジス
タ104とを含む。
て反転するインバータ100と、ノードNOBとノード
NI1aとの間に接続されゲートに制御信号TEBを受
けるPチャネルMOSトランジスタ102と、ノードN
OBとノードNI1aとの間に接続されゲートにインバ
ータ100の出力を受けるNチャネルMOSトランジス
タ104とを含む。
【0067】接続回路66Cは、制御信号TECを受け
て反転するインバータ106と、ノードNOCとノード
NI1aとの間に接続されゲートに制御信号TECを受
けるPチャネルMOSトランジスタ108と、ノードN
OCとノードNI1aとの間に接続されゲートにインバ
ータ106の出力を受けるNチャネルMOSトランジス
タ110とを含む。
て反転するインバータ106と、ノードNOCとノード
NI1aとの間に接続されゲートに制御信号TECを受
けるPチャネルMOSトランジスタ108と、ノードN
OCとノードNI1aとの間に接続されゲートにインバ
ータ106の出力を受けるNチャネルMOSトランジス
タ110とを含む。
【0068】設定回路68は、電源ノードと接地ノード
との間に直列に接続されるヒューズ素子HAと抵抗素子
RAとを含む。ヒューズ素子HAと抵抗素子RAとの接
続ノードからは制御信号TEAが出力される。
との間に直列に接続されるヒューズ素子HAと抵抗素子
RAとを含む。ヒューズ素子HAと抵抗素子RAとの接
続ノードからは制御信号TEAが出力される。
【0069】設定回路68は、さらに、電源ノードと接
地ノードとの間に直列に接続されるヒューズ素子HBと
抵抗素子RBとを含む。ヒューズ素子HBと抵抗素子R
Bとの接続ノードからは制御信号TEBが出力される。
地ノードとの間に直列に接続されるヒューズ素子HBと
抵抗素子RBとを含む。ヒューズ素子HBと抵抗素子R
Bとの接続ノードからは制御信号TEBが出力される。
【0070】設定回路68は、さらに、電源ノードと接
地ノードとの間に直列に接続されるヒューズ素子HCと
抵抗素子RCとを含む。ヒューズ素子HCと抵抗素子R
Cとの接続ノードからは制御信号TECが出力される。
地ノードとの間に直列に接続されるヒューズ素子HCと
抵抗素子RCとを含む。ヒューズ素子HCと抵抗素子R
Cとの接続ノードからは制御信号TECが出力される。
【0071】セレクト回路70は、テスト信号TEST
を受けて反転するインバータ112と、ゲートにインバ
ータ112の出力を受けノードNI1aとノードNO1
aとの間に接続されるPチャネルMOSトランジスタ1
14と、ゲートにテスト信号TESTを受けノードNI
1aとノードNO1aとの間に接続されるNチャネルM
OSトランジスタ116と、ゲートにテスト信号TES
Tを受けノードNI2aとノードNO1aとの間に接続
されるPチャネルMOSトランジスタ118と、ゲート
にインバータ112の出力を受けノードNI2aとノー
ドNO1aとの間に接続されるNチャネルMOSトラン
ジスタ120と含む。
を受けて反転するインバータ112と、ゲートにインバ
ータ112の出力を受けノードNI1aとノードNO1
aとの間に接続されるPチャネルMOSトランジスタ1
14と、ゲートにテスト信号TESTを受けノードNI
1aとノードNO1aとの間に接続されるNチャネルM
OSトランジスタ116と、ゲートにテスト信号TES
Tを受けノードNI2aとノードNO1aとの間に接続
されるPチャネルMOSトランジスタ118と、ゲート
にインバータ112の出力を受けノードNI2aとノー
ドNO1aとの間に接続されるNチャネルMOSトラン
ジスタ120と含む。
【0072】設定回路68に含まれるヒューズ素子H
A、HB、HC…のいずれか1つのヒューズ素子がブロ
ーされると、制御信号TEA、TEB、TEC…のうち
いずれか1つがLレベルとなる。すると、テスト信号T
ESTが活性化されるテスト時には制御信号TEA、T
EB、TEC…のうちいずれか1つによって選択された
遅延時間に対応する周期を有するクロック信号UCLK
がこの基本周期発生回路8aaからは出力される。
A、HB、HC…のいずれか1つのヒューズ素子がブロ
ーされると、制御信号TEA、TEB、TEC…のうち
いずれか1つがLレベルとなる。すると、テスト信号T
ESTが活性化されるテスト時には制御信号TEA、T
EB、TEC…のうちいずれか1つによって選択された
遅延時間に対応する周期を有するクロック信号UCLK
がこの基本周期発生回路8aaからは出力される。
【0073】遅延回路64に含まれる遅延バッファは必
要に応じて遅延段数を増加させ、応じて遅延時間選択回
路66に含まれる接続回路や設定回路68に含まれるヒ
ューズ素子および抵抗素子は追加される。
要に応じて遅延段数を増加させ、応じて遅延時間選択回
路66に含まれる接続回路や設定回路68に含まれるヒ
ューズ素子および抵抗素子は追加される。
【0074】図6は、図5に示した基本周期発生回路8
aaにおいて切断されるヒューズ素子とそのときの制御
信号およびテスト時に遅延追加になるインバータの段数
の関係を示した図である。
aaにおいて切断されるヒューズ素子とそのときの制御
信号およびテスト時に遅延追加になるインバータの段数
の関係を示した図である。
【0075】図5、図6を参照して、設定回路68に含
まれるヒューズがいずれも切断されない場合において
は、ヒューズ素子HAの抵抗成分は抵抗素子RAの抵抗
成分に比べて小さいため制御信号TEAにはHレベルが
出力される。同様な理由で制御信号TEB、TECもH
レベルとなっている。
まれるヒューズがいずれも切断されない場合において
は、ヒューズ素子HAの抵抗成分は抵抗素子RAの抵抗
成分に比べて小さいため制御信号TEAにはHレベルが
出力される。同様な理由で制御信号TEB、TECもH
レベルとなっている。
【0076】ヒューズHAが切断された場合には、制御
信号TEAはLレベルとなる。他の制御信号TEB、T
EC…はHレベルである。このとき、通常動作時におい
てはノードNI2aを介してNAND回路72にクロッ
ク信号UCLKが帰還される。テスト時には、ノードN
OA、NI1aを経由してNAND回路72にクロック
信号UCLKが帰還される。このときにテスト時に遅延
追加になるインバータの段数nは、インバータ82、8
4の2段である。したがって、テスト時のほうがクロッ
ク信号UCLKの周期はインバータ2段分長くなる。
信号TEAはLレベルとなる。他の制御信号TEB、T
EC…はHレベルである。このとき、通常動作時におい
てはノードNI2aを介してNAND回路72にクロッ
ク信号UCLKが帰還される。テスト時には、ノードN
OA、NI1aを経由してNAND回路72にクロック
信号UCLKが帰還される。このときにテスト時に遅延
追加になるインバータの段数nは、インバータ82、8
4の2段である。したがって、テスト時のほうがクロッ
ク信号UCLKの周期はインバータ2段分長くなる。
【0077】次にヒューズHBのみが切断された場合を
考えると、制御信号TEBのみがLレベルとなり他の制
御信号はHレベルを保つ。このときに通常動作時に対し
てテスト時に遅延追加になるインバータの段数nはイン
バータ82、84、86、88の4段である。
考えると、制御信号TEBのみがLレベルとなり他の制
御信号はHレベルを保つ。このときに通常動作時に対し
てテスト時に遅延追加になるインバータの段数nはイン
バータ82、84、86、88の4段である。
【0078】ヒューズHCのみが切断された場合には、
制御信号TECのみがLレベルとなり他の制御信号はH
レベルを保つ。したがってテスト時に遅延追加になる段
数nはインバータ82〜92で示される6段である。
制御信号TECのみがLレベルとなり他の制御信号はH
レベルを保つ。したがってテスト時に遅延追加になる段
数nはインバータ82〜92で示される6段である。
【0079】図5には示さないが、さらにインバータの
遅延段数を8段にした場合には、対応するヒューズをカ
ットして8段のインバータの帰還をかけることにより、
通常時に対してテスト時に遅延追加になる段数をさらに
増加させることもできる。
遅延段数を8段にした場合には、対応するヒューズをカ
ットして8段のインバータの帰還をかけることにより、
通常時に対してテスト時に遅延追加になる段数をさらに
増加させることもできる。
【0080】すなわち、実施の形態2においては、実施
の形態1の半導体装置の有する機能に加えて、さらに、
テスト時にリングオシレータのループに追加される遅延
回路64の遅延時間を調整する機能を持つ。
の形態1の半導体装置の有する機能に加えて、さらに、
テスト時にリングオシレータのループに追加される遅延
回路64の遅延時間を調整する機能を持つ。
【0081】実施の形態1においては、製品設計時に通
常動作時におけるセルフリフレッシュの周期に対してテ
スト時にどの程度セルフリフレッシュの周期を長くしな
ければいけないか検討し、製品を試作したときにテスト
時のセルフリフレッシュ周期が適当でなかった場合には
再度マスク変更等による調整をせねばならなかった。
常動作時におけるセルフリフレッシュの周期に対してテ
スト時にどの程度セルフリフレッシュの周期を長くしな
ければいけないか検討し、製品を試作したときにテスト
時のセルフリフレッシュ周期が適当でなかった場合には
再度マスク変更等による調整をせねばならなかった。
【0082】これに対して実施の形態2においては、ヒ
ューズブローによりこの時間を調整することが可能であ
るため、マスクの再作成および再試作による設計期間の
延長分を短縮することが可能である。
ューズブローによりこの時間を調整することが可能であ
るため、マスクの再作成および再試作による設計期間の
延長分を短縮することが可能である。
【0083】このヒューズブローの工程は、DRAMに
おいては、不良メモリセルの冗長回路による救済工程に
おいて通常用いられているものであるため、そのときに
同時に切断すればよいため特にコストの増加は生じな
い。
おいては、不良メモリセルの冗長回路による救済工程に
おいて通常用いられているものであるため、そのときに
同時に切断すればよいため特にコストの増加は生じな
い。
【0084】いずれのヒューズを切断すればよいかは以
下の手順によって定める。まず、常温と低温(温度保証
最低温度)において通常動作モードすなわちテスト信号
TESTがLレベルの場合におけるセルフリフレッシュ
周期を実際に測定し温度依存性を確認する。…(1) 次に、複数のチップを使用して常温ですべてのヒューズ
位置をそれぞれ一ヶ所ずつカットした場合におけるテス
ト信号TESTをHレベルにした場合のセルフリフレッ
シュ周期を測定し、通常動作モードにおけるセルフリフ
レッシュ周期との変化量を確認する。…(2) そして、(1)で低温において測定しておいた通常動作
モードにおけるセルフリフレッシュ周期の変化をカバー
できる変化量となる位置のヒューズをカットしそれを量
産に適用する。…(3) 以上のような回路構成とし、(1)〜(3)の手順にて
試作時の最後の段階でヒューズ素子の切断位置を決定す
ることにより、より信頼性の高い品質コントロールが可
能となる。
下の手順によって定める。まず、常温と低温(温度保証
最低温度)において通常動作モードすなわちテスト信号
TESTがLレベルの場合におけるセルフリフレッシュ
周期を実際に測定し温度依存性を確認する。…(1) 次に、複数のチップを使用して常温ですべてのヒューズ
位置をそれぞれ一ヶ所ずつカットした場合におけるテス
ト信号TESTをHレベルにした場合のセルフリフレッ
シュ周期を測定し、通常動作モードにおけるセルフリフ
レッシュ周期との変化量を確認する。…(2) そして、(1)で低温において測定しておいた通常動作
モードにおけるセルフリフレッシュ周期の変化をカバー
できる変化量となる位置のヒューズをカットしそれを量
産に適用する。…(3) 以上のような回路構成とし、(1)〜(3)の手順にて
試作時の最後の段階でヒューズ素子の切断位置を決定す
ることにより、より信頼性の高い品質コントロールが可
能となる。
【0085】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0086】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の半導体記憶装置
は、テストモードにおいてセルフリフレッシュ周期の温
度依存性を考慮し通常時よりもセルフリフレッシュ周期
を長くして試験をすることができるため、低温において
実際に動作させて試験しなくても低温誤動作品を検出し
排除することができる。したがって、低温テスト設備を
使用しないでよいためテストコストを抑えつつかつ高性
能な製品を高品質で生産することができる。
は、テストモードにおいてセルフリフレッシュ周期の温
度依存性を考慮し通常時よりもセルフリフレッシュ周期
を長くして試験をすることができるため、低温において
実際に動作させて試験しなくても低温誤動作品を検出し
排除することができる。したがって、低温テスト設備を
使用しないでよいためテストコストを抑えつつかつ高性
能な製品を高品質で生産することができる。
【0087】請求項4〜6に記載の半導体記憶装置は、
請求項2に記載の半導体記憶装置が奏する効果に加え
て、さらに、テスト時に追加される遅延回路の遅延時間
を調整する機能を持つため、より信頼性の高い品質コン
トロールが可能となる。
請求項2に記載の半導体記憶装置が奏する効果に加え
て、さらに、テスト時に追加される遅延回路の遅延時間
を調整する機能を持つため、より信頼性の高い品質コン
トロールが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の半導体記憶装置20
の構成を示す概略ブロック図である。
の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1に示した基本周期発生回路8aの構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図3】 実施の形態1の半導体記憶装置を使用して実
施するテストを説明するための図である。
施するテストを説明するための図である。
【図4】 実施の形態1における低温正常動作品のテス
トを説明するための図である。
トを説明するための図である。
【図5】 実施の形態2において図2に示した基本周期
発生回路8aに代えて用いられる基本周期発生回路8a
aの構成を示す回路図である。
発生回路8aに代えて用いられる基本周期発生回路8a
aの構成を示す回路図である。
【図6】 図5に示した基本周期発生回路8aaにおい
て切断されるヒューズ素子とそのときの制御信号および
テスト時に遅延追加になるインバータの段数の関係を示
した図である。
て切断されるヒューズ素子とそのときの制御信号および
テスト時に遅延追加になるインバータの段数の関係を示
した図である。
【図7】 従来のDRAMが内蔵する基本周期発生回路
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図8】 図7に示した回路が出力するクロックをもと
に決定されるリフレッシュ周期の温度依存性およびメモ
リセルリークに対するリフレッシュ周期の限界実力値の
温度依存性を説明するための図である。
に決定されるリフレッシュ周期の温度依存性およびメモ
リセルリークに対するリフレッシュ周期の限界実力値の
温度依存性を説明するための図である。
【図9】 図8に対してリフレッシュ周期の実力値とリ
フレッシュ回路の周期の変化の温度依存性がそれぞれ異
なっている例を説明するための図である。
フレッシュ回路の周期の変化の温度依存性がそれぞれ異
なっている例を説明するための図である。
1a メモリアレイ、1b ロウ系周辺回路、2a ロ
ウ選択回路、2b ロウ系制御回路、3 ロウアドレス
ラッチ、4 アレイ活性化制御回路、5 コマンドデコ
ーダ、6 マルチプレクサ、7 制御信号入力バッフ
ァ、8 リフレッシュ回路、8a 基本周期発生回路、
8b 分周回路、10 アドレスバッファ、20 半導
体記憶装置、22 発振制御部、24 遅延バッファ、
26 セレクト回路、28 NAND回路、30〜42
インバータ、44,48 PチャネルMOSトランジ
スタ、46,50 NチャネルMOSトランジスタ、6
2発振制御部、64 遅延回路、64A,64B,64
C 遅延バッファ、66遅延時間選択回路、66A,6
6B,66C 接続回路、68 設定回路、70セレク
ト回路、HA,HB,HC ヒューズ素子、RA,R
B,RC 抵抗素子、72 NAND回路、74〜9
2,94,100,106,112 インバータ、9
6,102,108,114,118 PチャネルMO
Sトランジスタ、98,104,110,116,12
0 NチャネルMOSトランジスタ。
ウ選択回路、2b ロウ系制御回路、3 ロウアドレス
ラッチ、4 アレイ活性化制御回路、5 コマンドデコ
ーダ、6 マルチプレクサ、7 制御信号入力バッフ
ァ、8 リフレッシュ回路、8a 基本周期発生回路、
8b 分周回路、10 アドレスバッファ、20 半導
体記憶装置、22 発振制御部、24 遅延バッファ、
26 セレクト回路、28 NAND回路、30〜42
インバータ、44,48 PチャネルMOSトランジ
スタ、46,50 NチャネルMOSトランジスタ、6
2発振制御部、64 遅延回路、64A,64B,64
C 遅延バッファ、66遅延時間選択回路、66A,6
6B,66C 接続回路、68 設定回路、70セレク
ト回路、HA,HB,HC ヒューズ素子、RA,R
B,RC 抵抗素子、72 NAND回路、74〜9
2,94,100,106,112 インバータ、9
6,102,108,114,118 PチャネルMO
Sトランジスタ、98,104,110,116,12
0 NチャネルMOSトランジスタ。
Claims (6)
- 【請求項1】 行列状に配列された複数のメモリセル
と、 前記複数のメモリセルに保持されたデータを一定の周期
でセルフリフレッシュする制御を行なうリフレッシュ回
路とを備え、 前記リフレッシュ回路は、 リフレッシュ周期の基準クロックを発生するクロック発
生回路を含み、 前記クロック発生回路は、テスト時に外部から与えられ
るテスト信号に応じて基準クロックの周期を通常動作時
より長くする、半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記クロック発生回路は、 前記セルフリフレッシュが行なわれるときに活性化さ
れ、入力された信号を第1の遅延時間後に出力する発振
制御部と、 前記発振制御部の出力信号をさらに第2の遅延時間後に
出力するテスト遅延付加回路と、 前記テスト信号が非活性時には、前記発振制御部の出力
信号を前記発振制御部の入力信号として帰還し、前記テ
スト信号が活性化時には前記テスト遅延付加回路の出力
信号を前記発振制御部の入力信号として帰還するセレク
ト回路とを含み、 前記クロック信号は、前記発信制御部の出力の変化に応
じて周期が定められる、請求項1に記載の半導体記憶装
置。 - 【請求項3】 前記発振制御部は、 セルフリフレッシュが行なわれるときに活性化される活
性化信号を一方の入力に受け、前記セレクト回路の出力
を他方の入力にうけるNAND回路と、 前記NAND回路の出力を受ける直列に接続された第1
偶数個のインバータを含み、 前記テスト遅延付加回路は、 前記第1偶数個のインバータの出力をうける直列に接続
された第2偶数個のインバータを含む、請求項2に記載
の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記テスト遅延付加回路は、 外部からデータを設定する設定保持部と、 設定保持部が保持するデータに基づき前記第2の遅延時
間を変化させる可変遅延回路とを有する、請求項2に記
載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 前記設定保持部は、 前記第2の遅延時間の変化分に対応して設けられる複数
のヒューズ素子を含む、請求項4に記載の半導体記憶装
置。 - 【請求項6】 前記可変遅延回路は、 前記発振制御部の出力を遅延する直列に接続される複数
の遅延バッファ回路と、 前記設定保持部に設定されたデータに応じて前記複数の
遅延バッファのいずれかを選択し前記セレクト回路に出
力する遅延時間選択回路とを含む、請求項4に記載の半
導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178159A JP2001014896A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178159A JP2001014896A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001014896A true JP2001014896A (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=16043673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11178159A Withdrawn JP2001014896A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001014896A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100501634B1 (ko) * | 2003-05-28 | 2005-07-18 | 주식회사 하이닉스반도체 | 온도 검출 회로 |
KR100712492B1 (ko) * | 2001-06-28 | 2007-05-02 | 삼성전자주식회사 | 반도체 메모리 장치의 셀프 리프레쉬 회로 및 그 방법 |
KR100728905B1 (ko) | 2006-02-13 | 2007-06-15 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 메모리의 가변 지연장치 및 그 제어방법 |
JP2009020933A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 発振装置、発振方法及びメモリ装置 |
CN103117092A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-05-22 | 北京北大众志微系统科技有限责任公司 | 一种数字延迟链的校准方式 |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP11178159A patent/JP2001014896A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100712492B1 (ko) * | 2001-06-28 | 2007-05-02 | 삼성전자주식회사 | 반도체 메모리 장치의 셀프 리프레쉬 회로 및 그 방법 |
KR100501634B1 (ko) * | 2003-05-28 | 2005-07-18 | 주식회사 하이닉스반도체 | 온도 검출 회로 |
KR100728905B1 (ko) | 2006-02-13 | 2007-06-15 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 메모리의 가변 지연장치 및 그 제어방법 |
JP2009020933A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 発振装置、発振方法及びメモリ装置 |
CN103117092A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-05-22 | 北京北大众志微系统科技有限责任公司 | 一种数字延迟链的校准方式 |
CN103117092B (zh) * | 2012-12-27 | 2015-09-23 | 北京北大众志微系统科技有限责任公司 | 一种数字延迟链的校准方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |