JPH065075A - ダイナミック半導体メモリ装置 - Google Patents

ダイナミック半導体メモリ装置

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JPH065075A
JPH065075A JP4166147A JP16614792A JPH065075A JP H065075 A JPH065075 A JP H065075A JP 4166147 A JP4166147 A JP 4166147A JP 16614792 A JP16614792 A JP 16614792A JP H065075 A JPH065075 A JP H065075A
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refresh
memory device
cell
check
semiconductor memory
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Yoshihiro Takemae
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップの面積の増大と消費電力の増大を招く
事なく、然かも温度の影響を受けないでセリフリフレッ
シュ操作が実行しえるダイナミック半導体メモリ装置を
提供する。 【構成】 少なくとも、情報入力手段1、コラムデコー
ダ23、ロウデコーダ43、センスアンプ5、マトリッ
クスメモリーセル3から構成され、更に当該マトリック
スメモリーセル3に格納されている情報をリフレッシュ
する為のリフレッシュ手段8を含んでいるダイナミック
半導体メモリ装置に於いて、リフレッシュ時間をチェッ
クする為の少なくとも1本のリフレッシュチェックセル
アレイ6を、該マトリックスメモリーセル3のワード線
若しくはビット線の何れか一方に並行に付加したダイナ
ミック半導体メモリ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイナミック半導体メ
モリ装置(以下単にDRAMと称する)に関するもので
あり、特に詳しくは、リフレッシュ操作を自動的に実行
するDRAMに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、セルフリフレッシュ機能を内
蔵したダイナミック半導体メモリ装置(DRAM)は知
られており、多くの分野で数多く使用されて来ている。
係る公知のDRAMの回路構成の概要は、図19に示さ
れている様に、少なくとも、外部からのアドレス情報
(A1〜A11)入力段EADと制御信号であるローア
ドレスストローブRAS(バー)及びコラムアドレスス
トローブCAS(バー)とが入力される入力段INとか
ら構成される入力手段1、コラム系制御回路21とコラ
ム系アドレスバッファ22及びコラムデコーダ23とか
ら構成されるコラム系制御手段2とロウ系制御回路41
とロウ系アドレスバッファ42及びロウデコーダ43と
から構成されるロウ系制御手段4、センスアンプ5、マ
トリックスメモリーセル3から構成され、更に当該マト
リックスメモリーセル3内に設けられているマトリック
スメモリセルのそれぞれに格納されている情報をリフレ
ッシュする為のリフレッシュ手段8とから構成されてい
る。
【0003】又、係るリフレッシュ手段8は、例えば、
リフレッシュ操作を基礎となるクロック信号を発生させ
る発振回路(OSC)81、該発振回路81と該入力手
段1とが接続されているリフレッシュ制御回路82及び
該リフレッシュ制御回路82の出力と接続され、その出
力が前記ロウ系制御手段4のロウ系アドレスバッファ4
2と接続されているリフレッシュアドレスカウンター8
3から構成されているものである。
【0004】尚、該リフレッシュ制御回路82の出力
は、同時に、前記ロウ系制御手段4のロウ系制御回路4
1接続されている。処で、係る従来のリフレッシュ機能
が設けられているDRAMに於いて、セルフリフレッシ
ュ操作に入る場合には、発振手段(オシレータ)81か
らのクロックφ0により、予め定められた時間間隔、例
えば16マイクロセカンド(16μs)でリフレッシュ
動作を実行する。
【0005】上記の具体例では、16MビットのDRA
Mを用いるものであり、当該DRAMのマトリックスメ
モリーセル5のセル構成は、例えば4096×4096
の構成であるとすると、一回のリフレッシュ操作に於い
ては、1ワード線、或いは1ビット線の一方に沿って配
列されたメモリーセル4096個を同時にリフレッシュ
する事が出来る。
【0006】此処で、従来に於けるダイナミック半導体
メモリ装置に於ける該マトリックスメモリーセル3のリ
フレッシュ操作の例を図19を参照しながら説明する。
先ず、通常に於ける該ダイナミック半導体メモリ装置に
於ける当該マトリックスメモリーセルへの情報の書き込
み或いは読出操作は、適宜のコンピュータ等からの指令
により、当該マトリックスメモリーセル3がアクセスさ
れる。
【0007】例えば、図20に例示される様に、外部ア
ドレスEADに含まれる情報が図20(A)の様にロウ
系アドレスRAとコラム系アドレスCAとが交互に配列
されているとすると、入力手段1に入力されるロウアド
レスストローブRAS(バー)とコラムアドレスストロ
ーブCAS(バー)の内、図20(B)と図20(C)
に示される様に、先ずロウアドレスストローブRAS
(バー)が先ず“H”レベルから“L”レベルに変化
し、ロウ系制御回路41の制御に基づいて該外部アドレ
スEADの情報がロウ系アドレスバッファ42に伝達さ
れて、所定のロウ、即ち、対応する一つのビットライン
が選択され、次いでコラムアドレスストローブCAS
(バー)が“H”レベルから“L”レベルに変化する事
により、コラム系制御回路21の制御に基づいて該外部
アドレスEADの情報がコラム系アドレスバッファ22
に伝達されて、所定のコラム、即ち、対応する一つのワ
ードラインが選択されにより特定のメモリセルが選択さ
れるので、当該メモリセルにたいして所定の情報の書き
込み、或いは読出操作が行われる。
【0008】然かしながら、係るマトリックスメモリー
セルを構成するそれぞれのメモリーセルは、例えば図2
1に示される様な構成を有しており、ワード線WLとビ
ット線BLとの交差点部に配置されたMOS型トランジ
スタQ1は、その一方のノード部N1が、所定の容量C
1を介して1/2Vccと接続されており、又当該ノー
ド部N1には、又半導体層間に必然的に形成されるP−
N接続(ジャンクション)部に(係る部分は、一般的に
ダイオードD1と等価であるが、該ダイオードD1を通
して該トランジスタQ1と接続される当該容量C1内に
蓄えられている電荷が流出して、充電電圧が低下すると
言う問題が発生している。
【0009】その為、従来から、当該マトリックスメモ
リーセル3の各セルに対して、定期的にそれぞれのセル
が保持している情報と同一の情報を書き込ませる事によ
って当該マトリックスメモリーセルの記憶情報をリフレ
ッシュする事が必要となっている。そこで、従来に於い
ては、所定のコンピュータから、当該マトリックスメモ
リーセル3に対して、アクセスする必要が無いとの指令
が出ている間、当該リフレッシュ操作を常時、繰り返し
て実行しておく事になっている。
【0010】例えば図22に例示されている従来のリフ
レッシュ操作に於いては、ビット線毎に順次に一つのビ
ット線BLに含まれる全てのメモリーセルを同時にリフ
レッシュする様に構成されているものであるが、図示の
様に、該コンピュータが、当該マトリックスメモリーセ
ル3にアクセスする事を要求していない期間に、所定の
制御信号に基づいて、前記のコラムアドレスストローブ
CAS(バー)が該ロウアドレスストローブRAS(バ
ー)に先立って“H”レベルから“L”レベルに変化し
た後に該ロウアドレスストローブRAS(バー)が
“H”レベルから“L”レベルに変化させ、その状態が
発生した場合には、リフレッシュ操作が実行されるタイ
ミングであるとして認識され、当該ロウアドレスストロ
ーブRAS(バー)が“H”レベルから“L”レベルに
変化した時点から、予め定められた所定の期間経過後、
例えば100μs経過後に、セルフリフレッシュ操作が
開始される様になっている。
【0011】当該セルフリフレッシュ操作に入ると、該
発振手段81から出力される基準クロックφ0により、
前記リフレッシュ制御回路82が操作され、該ロウ系制
御回路41に所定の制御信号を伝達すると同時に、リフ
レッシュアドレスカウンター83を介してロウ系アドレ
スバッファ42により、リフレッシュすべきワード線W
Lを一本ずつ順次に選択し、当該選択された一つのワー
ド線WLに対して、その全てのメモリーセルそれぞれに
記憶されている情報と対応する情報を、外部アドレスE
ADから、該コラムデコーダ23を介してセンスアンプ
5に取り込み、それ等の各情報を、該センスアンプ5か
ら選択されたワード線WLの各メモリーセルのそれぞれ
に書き込み、リフレッシュ操作が終了する。
【0012】そして、一本のワード線WLに対して所定
のリフレッシュ操作が終了すると、該リフレッシュアド
レスカウンター83が、隣接するワード線WLを選択し
て、上記と同様のリフレッシュ操作が実行される。従来
に於けるダイナミック半導体メモリ装置のリフレッシュ
操作に於いては、例えば、前記したロウ系アドレスバッ
ファの場合、1つのマトリックスメモリーセルのリフレ
ッシュ時間を64msと設定すると、1ワード線、或い
は1ビット線に配置された4096個のセルは、16μ
s毎に(64ms÷4096=16μs)リフレッシュ
動作を行う事になる。
【0013】係る操作が、当該マトリックスメモリーセ
ル3の全てのワード線WL、例えば4096本のワード
線WLに対して順次にリフレッシュ操作が実行される
と、該リフレッシュアドレスカウンター83は、再び当
該1番目のワード線WLを選択して、以下同様のリフレ
ッシュ操作が繰り返される。尚、図25には、従来に於
ける該ダイナミック半導体メモリ装置に使用されている
リフレッシュアドレスカウンター83の一具体例の構成
が説明されている。
【0014】即ち、当該マトリックスメモリーセルのワ
ード線WL数が4096本で構成されているとすると、
その各々のワード線WLのアドレスを指定する為、12
個のフリップフロップ(FF−0〜FF−11)が直列
に配列されており、各フリップフロップのQ出力から、
それぞれアドレス信号RFA0〜RFA11が出力され
る様に構成されている。
【0015】係るリフレッシュ操作は、前記コンピュー
タが、再び当該マトリックスメモリーセル3にアクセス
すると言う指令を発生する迄、繰り返されるものであ
る。然しながら、係る従来のマトリックスメモリーセル
3に於ける各メモリーセルは、半導体層内に形成されて
いるPN−接合部分から、セル内に保持された電荷がリ
ークすると言う問題があり、その電荷の流出速度は、温
度、製造ばらつき、PN−接合部分の面積、充電電圧等
により変わって来る。
【0016】特に、係るリークは、該ダイナミック半導
体メモリ装置の温度により特に影響を受けるものであ
り、図23のグラフXに示した様に、当該メモリーセル
に於けるリフレッシュ操作が必要とされる時間間隔は、
温度が高くなる程短くなる。即ち、有るメモリーセルの
温度が0℃に於けるリフレッシュが必要とされる時間間
隔を1とすると、温度が100℃となった場合のリフレ
ッシュが必要とされる時間間隔は、対数表示で0.1と
なる。
【0017】つまり、該ダイナミック半導体メモリ装置
に於ける該マトリックスメモリーセルの各セルは、温度
が高くなる程、該リークが大きくなり、従って当該セル
にたいするリフレッシュ操作の時間間隔は、短くして行
う必要がある。一方、図23のグラフYは、発振回路8
1に於ける、クロックの発振周波数、つまり、サイクル
時間を温度の変化に対応して示したものであるが、温度
が0℃である時に比べて、温度が上昇すると、当該発振
回路81の発振周波数は大きくなり、従って温度が上昇
するとリフレッシュ操作の時間間隔は短くする必要があ
るのに対してクロックの間隔が逆に長くなる為、従来に
於いては、正確なリフレッシュ操作を実行する事が不可
能で有った。
【0018】又、従来例の図である図19に於いて、該
リフレッシュ手段8に於いて、発振手段81として使用
されているオシレータの一例を図24に示す。即ち、図
24に示されている発振手段は、上記した様に、従来の
DRAMに於けるリフレッシュ操作に有っては、当該リ
フレッシュ時間が温度の影響を強く受けるもので有っ
て、例えば、温度が上昇すると当該リフレッシュ時間は
短くなり、一方発振回路の発振周期(オシレータ周期)
は、温度の上昇と共に遅くなるものであるから、係る欠
点を改良する為、PN接合に於けるリーク電流を検出し
てセルのリフレッシュ用クロックを発生させる様に構成
されたもので有る。
【0019】つまり、図24から明らかな様に、一端が
所定の電源Vpに接続され、ゲートにリフレッシュ周期
を示す信号φpが入力されているトランジスタQ2の他
端(ノードN2)を電源1/2Vccに一端部が接続さ
れている容量C2の他端に接続させると同時に、一端が
基板電位VBBに設定された、PN接合部(ダイオードD
2)の他端に接続させ、更に、当該トランジスタQ2の
他端(ノードN2)を比較手段Cの1入力端部に入力さ
せると共に、比較手段Cの他の入力端部には、基準電圧
(Vp−ΔVp)が入力され、その差分に対応する出力
が該比較手段Cの出力から、変更された発振周波数φR
として出力される。
【0020】然しながら、係る構成のオシレータに於い
ては、例えば、当該マトリックスメモリーセルのリフレ
ッシュ時間の4096分の1のクロックを得る事が必要
であるのに対して、係るオシレータでは該リフレッシュ
時間の4096分の1のクロックを得る事が、困難で有
った。又、該PN接合のリークのばらつきが大きく、従
って複数個の回路が必要とされるので、一チップの面積
の増大と消費電力の増大を招くと言う欠点が有った。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、チップの面積の増大と消
費電力の増大を招く事なく、然かも温度の影響を受けな
いでセリフリフレッシュ操作が実行しえるダイナミック
半導体メモリ装置を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、少なくとも、情報
入力手段、コラムデコーダ、ロウデコーダ、センスアン
プ、マトリックスメモリーセルから構成され、更に当該
マトリックスメモリーセルに格納されている情報をリフ
レッシュする為のリフレッシュ手段を含んでいるダイナ
ミック半導体メモリ装置に於いて、リフレッシュ時間を
チェックする為の少なくとも1本のリフレッシュチェッ
クセルアレイを、該マトリックスメモリーセルのワード
線若しくはビット線の何れか一方に並行に、付加したダ
イナミック半導体メモリ装置である。
【0023】
【作用】本発明に係る該ダイナミック半導体メモリ装置
(DRAM)に於いては、上記した様な技術構成を採用
しているので、該リフレッシュチェックセルアレイを当
該マトリックスメモリーセルに付加する事により、当該
ダイナミック半導体メモリ装置に於ける、各メモリーセ
ルのリフレッシュ操作結果を、当該マトリックスメモリ
ーセルのワード線WL方向に、或いはビット線BL方向
に判別して、当該リフレッシュ操作が適切であるか否か
を判断し、適切で有ると判断された場合には、当該リフ
レッシュ操作に於けるリフレッシュ時間間隔を変化させ
ないか或いは長くなる様に調整すると共に、適切で無い
と判断された場合には、当該リフレッシュ操作に於ける
リフレッシュ時間間隔を短くする様に調整するものであ
るから、チップの面積の増大とか、消費電力の増大を招
く事なく、然かも、温度の影響を受けないで、セリフリ
フレッシュ操作を正確に実行しえるダイナミック半導体
メモリ装置を提供する事が可能となる。
【0024】又、本発明に於けるダイナミック半導体メ
モリ装置に於いては、例えば4096分の1のクロック
を発生させる必要が無いので、回路構成が簡略化され、
容易に製造する事が可能となる。
【0025】
【実施例】以下に、本発明に係るDRAMの具体例を図
面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係
るダイナミック半導体メモリ装置の一具体例の構成を説
明する図であり、図中、少なくとも、外部からのアドレ
ス情報(A1〜A11)入力段EADと制御信号である
ローアドレスストローブRAS(バー)及びコラムアド
レスストローブCAS(バー)とが入力される入力段I
Nとから構成される入力手段1、コラム系制御回路21
とコラム系アドレスバッファ22及びコラムデコーダ2
3とから構成されるコラム系制御手段2とロウ系制御回
路41とロウ系アドレスバッファ42及びロウデコーダ
43とから構成されるロウ系制御手段4、センスアンプ
5、マトリックスメモリーセル3から構成され、更に当
該マトリックスメモリーセル3内に設けられているマト
リックスメモリセルのそれぞれに格納されている情報を
リフレッシュする為のリフレッシュ手段8とから構成さ
れているダイナミック半導体メモリ装置に於いて、更に
リフレッシュ時間を調整する為の少なくとも1本のリフ
レッシュチェックセルアレイ6を、該マトリックスメモ
リーセル3のワード線若しくはビット線の何れか一方に
並行に、付加したダイナミック半導体メモリ装置が示さ
れている。
【0026】即ち、本発明に係る該ダイナミック半導体
メモリ装置に於いては、当該マトリックスメモリーセル
3に於ける各メモリーセルをリフレッシュする場合に、
従来の問題を解決して、温度変化によるリフレッシュ時
間の調整を効率的に実行する為、当該マトリックスメモ
リーセル3とは別にリフレッシュチェックセルアレイ6
を設けたものであり、当該リフレッシュチェックセルア
レイは、該マトリックスメモリーセルに隣接して、配置
されている事が好ましい。
【0027】つまり、本発明に於いては、当該マトリッ
クスメモリーセル3を構成する複数個のメモリーセルと
同一の構成を有するメモリーセルで構成されるリフレッ
シュチェックセルアレイ6を当該マトリックスメモリー
セル3に隣接して配置し、当該マトリックスメモリーセ
ル3をリフレッシュ操作するタイミングに合わせて、該
リフレッシュチェックセルアレイ6をリフレッシュ操作
し、その結果を後述する方法で判別して、当該リフレッ
シュ操作が正常に実行されたか否かを検出し、正常と判
断された場合には、当該リフレッシュ操作の時間間隔、
つまりリフレッシュ用クロックの発生周期を長くする
か、変化させずにおき、逆に、当該リフレッシュ操作に
異常があると判断された場合には、当該リフレッシュ操
作の時間間隔、つまりリフレッシュ用クロックの発生周
期を短くする様に調整操作を行うものである。
【0028】換言すれば、本発明は、極めて多数個のメ
モリーセルから構成されるマトリックスメモリーセル3
の各セルのリフレッシュの結果を、同一のセル構成を有
する一部のメモリーセル群で代表して判断し、全体のメ
モリーセルに対するリフレッシュ操作を調整するもので
ある。その為、本発明に於いては、例えば、該リフレッ
シュチェックセルアレイ6を該マトリックスメモリーセ
ル3のワード線若しくはビット線の何れか一方に並行
に、且つ該ワード線若しくはビット線の何れか一方を構
成するメモリーセルの数と同一の個数のメモリーセルで
構成したチェックセル群を用いて、上記の判断と調整操
作を実行するものである事が好ましい。
【0029】本発明に於けるダイナミック半導体メモリ
装置と該装置に於ける上記のリフレッシュ操作の基本的
動作に付いて図1を参照しながら詳細に説明する。図1
に於ける基本的な構成は、図19に示された従来のダイ
ナミック半導体メモリ装置の構成と略同一であり、その
動作も基本的には、図19にて説明した手順がそのまま
援用される。
【0030】そこで、本発明に係る該ダイナミック半導
体メモリ装置の於ける、図19の従来のダイナミック半
導体メモリ装置との構成上の相違のみについて説明する
と、図1に於いては、前記した様に、一例として、該マ
トリックスメモリーセル3の外部に該マトリックスメモ
リーセル3の隣接して、且つ該マトリックスメモリーセ
ルのワード線WLに並行に、当該マトリックスメモリー
セル3の1ワード線WLを構成するメモリーセルの数と
同一の数を有するリフレッシュチェックセルアレイ6が
設けられているものであり、又、該リフレッシュチェッ
クセルアレイ7の各メモリーセルに所定の情報を書き込
んだり、それから所定の情報を読出したりするリフレッ
シュリード・ライト手段7、及び該リフレッシュリード
・ライト手段7が、該リフレッシュチェックセルアレイ
6に含まれている情報を読出た結果に基づいて当該リフ
レッシュチェックセルアレイ6のリフレッシュ状態を判
断するリフレッシュチェック手段9が設けられているも
のであり、更には、該ロウ系制御手段4に於けるロウデ
コーダ43に、当該リフレッシュチェックセルアレイ6
のアドレスを指定出来る様にする新たなロウデコーダ4
3─1が設けられており、更に、上記のロウデコーダ4
3─1を指定する為に該リフレッシュ手段8に於けるリ
フレッシュアドレスカウンター83内のカウンタを一つ
増加させ、例えば、4096+1番目のアドレスが指定
出来る様に構成されている。
【0031】そして、係る本発明に於けるダイナミック
半導体メモリ装置のリフレッシュ動作に付いて次に説明
すると、本発明に於けるダイナミック半導体メモリ装置
のリフレッシュ操作は、基本的には、図19に於ける従
来例で説明した動作と略同一であり、従って、該マトリ
ックスメモリーセル3の各メモリーセルに対するリフレ
ッシュ操作は、従来の操作と何ら変わるものではなく、
リフレッシュ操作に入ると、該クロック発生手段81か
ら16μsの周期で発生されるクロックに従って、該マ
トリックスメモリーセル3の第1番目のワード線WL─
1からワード線WL─4096迄の各ワード線WLが順
次に選択され、該センスアンプ5を介して、外部アドレ
スから所定の情報が、選択されたワード線WLの各メモ
リーセルに書き込まれる。
【0032】そして、係るリフレッシュ操作が、第40
96番目のワード線WLまで来ると次に、該リフレッシ
ュ手段8のリフレッシュアドレスカウンター83が40
96+1番目のアドレスを指定し、それにより当該リフ
レッシュチェックセルアレイ6に対応するロウアドレス
が該ロウアドレスバッファを介してロウアドレスデコー
ダ43─1を選択するので、該リフレッシュチェックセ
ルアレイ6がリフレッシュの対象として選択される。
【0033】本発明に於いては、当該リフレッシュリー
ド・ライト手段7には、予め、該センスアンプ5を介し
て、該リフレッシュチェックセルアレイ6の各メモリー
セル全てに情報1、つまり“H”レベルを書き込んで置
き、係るリフレッシュ操作で当該リフレッシュチェック
セルアレイ6が選択された場合に、該リフレッシュチェ
ックセルアレイ6の全てのメモリーセルが1であるか、
或いは少なくとも1つのメモリーセルの情報が0に変わ
っていないか否かを該リフレッシュチェック手段9で判
断するものであり、係る判断を実行後、該選択された該
リフレッシュチェックセルアレイ6には、又該センスア
ンプ5を介して、該リフレッシュチェックセルアレイ6
の各メモリーセル全てに情報1、を書き込んで置くもの
である。
【0034】この様に、構成する事によって、該リフレ
ッシュチェックセルアレイ6は、所定の周期毎にリフレ
ッシュされると同時に、リフレッシュが正常に行われて
いるか否かが判断される。つまり、本発明に於いては、
少なくとも、該ダイナミック半導体メモリ装置のマトリ
ックスメモリーセル3内の各メモリーセルと同一の周期
でリフレッシュをさせると共に、当該リフレッシュチェ
ックセルアレイ6内に於ける各メモリーセルの中で、情
報が変化して0になっているメモリーセルが存在してい
る場合には、当該マトリックスメモリーセル3ないの全
部のメモリーセルに於ける、リフレッシュ必要時間が短
くなっていると判断して、当該リフレッシュ操作を行う
時間間隔、即ちリフレッシュ操作周期を短くする様に当
該リフレッシュ制御回路を調整する様にしたものであ
る。
【0035】換言すれば、本発明に於いては、当該マト
リックスメモリーセル3に含まれている各メモリーセル
は、製造工程でのバラツキその他により、リーク電流の
大きさ、リーク時間等がばらばらであり、均一な特性を
有する様に製造する事が不可能である事から、該リフレ
ッシュチェックセルアレイ6に於ける各メモリーセルの
リフレッシュ結果で、当該マトリックスメモリーセル3
内のメモリーセルのリフレッシュ結果として代表させる
事にしているものである。
【0036】従って、該リフレッシュチェックセルアレ
イ6に於ける全てのメモリーセルの情報が全て1である
場合には、当該マトリックスメモリーセル3に於ける全
てのメモリーセルのリフレッシュ操作は、正常であると
判断し、この場合は当該リフレッシュ操作の周期は変更
しないか、リフレッシュ操作の周期をそれまでの周期よ
り長くしても大丈夫と判断して、当該周期を長くする事
も可能である。
【0037】一方、該リフレッシュチェックセルアレイ
6に於けるメモリーセルのうち少なくとも1つの情報が
0となっている場合には、例えば温度が上昇したり、充
電電圧が低下したり等の原因によって、当該マトリック
スメモリーセル3のメモリーセルからのリーク電流が多
くなったり、チャージ電荷が少なくなっている為、1の
情報が0に変化したものと判断して、リフレッシュ操作
の時間間隔、即ち周期を短くする様に調整するものであ
る。
【0038】本発明に於いては、係る判断を正確に且つ
迅速に実行しえる様に、該リフレッシュチェックセルア
レイ6を構成するメモリーセルは、そのリフレッシュに
必要とされる時間が、当該マトリックスメモリーセルを
構成する各セルにおけるリフレッシュに必要とされる時
間よりも短くなる様に構成されている事が好ましい。係
る構成を実現する方法としては、例えば、当該リフレッ
シュチェックセルアレイ6を構成する各セルの容量を、
該マトリックスメモリーセルを構成する各セルの容量よ
り小さくなる様に設定する事で実現する事が可能であ
り、より具体的には、例えば、当該リフレッシュチェッ
クセルアレイ6を構成する各セルの容量を、該マトリッ
クスメモリーセル3を構成する各セルの容量の1/2と
なる様に設定する事が可能である。
【0039】更に、本発明に於いては、例えば、当該リ
フレッシュチェックセルアレイを構成する各セルに対す
る充電電圧を、該マトリックスメモリーセルを構成する
各セルに対する充電電圧より高くなる様に設定するもの
で有っても良く、或いは、当該リフレッシュチェックセ
ルアレイを構成する各セルに於けるPN接合面積の大き
さを、該マトリックスメモリーセルを構成する各セルに
於けるPN接合面積より大きくなる様に設定するもので
有っても良い。
【0040】又、本発明に於いては、当該リフレッシュ
チェックセルアレイを構成する各セルに於けるしきい値
を、該マトリックスメモリーセルを構成する各セルに於
けるしきい値より高くなる様に設定しても良い。次に、
本発明に於ける当該リフレッシュチェック手段9の出力
結果に基づいて当該リフレッシュ操作間隔を変更、調整
する方法に付いて説明する。
【0041】即ち、本発明に於いては、該リフレッシュ
チェック手段9の出力に応答して、当該マトリックスメ
モリーセル3に対するリフレッシュ時間を変更する為の
リフレッシュ時間調整手段10が設けられているもので
ある。該リフレッシュ時間調整手段10は、当該リフレ
ッシュチェック手段9により、該リフレッシュチェック
セルアレイ6の全セルに含まれている情報の少なくとも
1つが、正常な情報で無いと判断した場合には、該フレ
ッシュ時間の間隔を短くする様に操作するものである
り、又、当該リフレッシュチェック手段9により、該リ
フレッシュチェックセルアレイ6の全セルに含まれてい
る情報の全てが、正常であると判断した場合には、該フ
レッシュ時間の間隔を変更しないか、或いは長くする様
に操作するものである。
【0042】その為、本発明に係る該リフレッシュ時間
調整手段10は、該リフレッシュチェック手段9の出力
に応じて、例えば、異なる電圧値を発生し、係る電圧信
号に基づいて、発振回路81から発生される所定の周期
のクロック信号を変調させる例えば、バイナリカウンタ
のセット回路を駆動させる様に構成したもので有っても
良い。
【0043】該リフレッシュ時間調整手段10の具体的
な構成の一例を図2に示しておく。図2は、本発明に使
用されるリフレッシュ時間調整手段10の一具体例を示
すものであり、該リフレッシュチェック手段9の出力を
入力に受け、後記するバイナリカウンタ102の設定カ
ウント値を変更するカウンタセット回路101と、該発
振回路であるオシレータ81の発振信号を入力に受け、
当該カウンタセット回路101により設定されたセット
カウント値に基づいて、該オシレータ81の発振信号の
周波数を変更する機能を有するバイナリカウンタ102
とから構成されているもので有る。
【0044】尚、該バイナリカウンタ102の出力は、
該リフレッシュ制御回路82の入力に接続されている。
係るリフレッシュ時間調整手段10に於いては、該リフ
レッシュチェック手段9に於いて、該リフレッシュチェ
ックセルアレイ6のメモリーセルが全て1の情報である
場合には、当該カウンタセット回路101に於いては、
前回のリフレッシュ操作に於いて使用されていたリフレ
ッシュ操作周期を変更しない為に該カウンタセット回路
101のカウンタ値を前回のカウンタ値と同一に保持す
るか、或いはリフレッシュ操作周期を若干長くする為、
例えば0.9或いはそれ以下の適宜の値に設定するもの
である。
【0045】又、該リフレッシュチェックセルアレイ6
のメモリーセルの少なくとも一つが0の情報に変化して
いた場合には、当該カウンタセット回路101に於いて
は、前回のリフレッシュ操作に於いて使用されていたリ
フレッシュ操作周期を短くする様に、該カウンタセット
回路101のカウンタ値を例えば1.5とか2.0と言
う様な適宜の値に変更してセットするものである。
【0046】係るカウンタセット回路101のカウンタ
値が変更される事により、該バイナリカウンタ102で
は、該オシレータ81から入力される発振周波数を、変
更して該リフレッシュ制御回路82に出力するもので有
り、係る操作に基づいて、該リフレッシュ制御回路82
から出力されるリフレッシュ用クロックφRに基づいて
該リフレッシュアドレスカウンター83が駆動されるの
で、該リフレッシュ操作の周期が変更される事になる。
【0047】尚、図3は、本発明に係る上記具体例に於
いて使用されるリフレッシュアドレスカウンター83の
構成の一例を説明する図であり、基本的な構成と、その
動作は図25に示す従来のダイナミック半導体メモリ装
置に於けるリフレッシュアドレスカウンター83と略同
一であるが、異なる点は、本発明に於いては、当該リフ
レッシュチェックセルアレイ6のアドレスを設定する為
の、フリップフロップFF12が一つ付加されているも
のであり、該フリップフロップFF−12の出力で当該
リフレッシュチェックセルアレイ6が選択されると該リ
フレッシュアドレスカウンター83はリセットされ、再
びワード線WL─1からリフレッシュ操作が再開される
様に構成されているものである。又、図4は、本発明に
係る該ダイナミック半導体メモリ装置に於ける当該セン
スアンプ5、マトリックスメモリーセル3、リフレッシ
ュチェックセルアレイ6、及びリフレッシュリード・ラ
イト手段7との構成例とそれ等の関係を説明する図であ
る。
【0048】該リフレッシュチェックセルアレイ6を構
成するメモリーセルと該マトリックスメモリーセル3を
構成するメモリーセルとは、図21に示すと同様の構成
を有していても良く、又該センスアンプ5の構成は、図
4に示す様な配線構造を有する、4個のMOSFETト
ランジスタQ12からQ15から構成されたものであ
り、更に該リフレッシュリード・ライト手段7は、ソー
スがVccに接続され、且つドレインがビット線のBL
側に接続され、更にゲートが書き込み用の入力ラインφ
RCWに接続されているMOSFETトランジスタQ1
6と、ソースがビット線のBL(バー)側に接続され、
且つドレインがVssに接続されており、更にゲートが
書き込み用の入力ラインφRCWに接続されているMO
SFETトランジスタQ17と、又ゲートが該ビット線
のBL(バー)側に接続され、ドレイン側が読出ライン
φRFと接続され、更にそのソースがセンスアンプに於
けるトランジスタQ13とQ15との接続ノード部に接
続されているMOSFETトランジスタQ18とから構
成されたものである。
【0049】係る構成に於いて、該リフレッシュリード
・ライト手段7が、該リフレッシュチェックセルアレイ
6を構成している複数個の各メモリーセルの情報を読み
出す場合、該メモリーセルが1の情報を有している場合
には、該ビット線のBL(バー)が0であるので、トラ
ンジスタQ18がOFFするので、予め“H”レベルに
設定されている読出線φRFの電位は、“H”レベルに
保持される。
【0050】然しながら、当該リフレッシュチェックセ
ルアレイ6に於けるメモリーセルの内の一つでも0の情
報を有していると、該ビット線のBL(バー)が1であ
るので、トランジスタQ18がONするので、予め
“H”レベルに設定されている読出線φRFの電位は、
“L”レベルに変化するので、それによってリフレッシ
ュ操作の周期の変更時期が判断出来る。
【0051】次に、上記構成に於いて、該リフレッシュ
チェックセルアレイ6の全てのメモリーセルに1の情報
を書き込みする場合には、書き込み用の入力ラインφR
CWを“H”レベルに変化させると、該入力ラインφR
CWに接続されているトランジスタQ16はONとな
り、従って該トランジスタQ16のソースからVccの
電圧が該リフレッシュチェックセルアレイのメモリーセ
ルに印加されるので、当該メモリーセルに1の情報が書
き込まれる。
【0052】係る操作が行われている間に、トランジス
タQ17もONとなるので、ビット線BL(バー)から
当該トランジスタQ17のドレインに向けて電流が流れ
るので、当該ビット線BL(バー)の電位は“L”レベ
ルに保持される事になる。尚、上記した 本発明に係る
ダイナミック半導体メモリ装置の具体例に於いては、該
リフレッシュチェックセルアレイ6を構成する各メモリ
ーセルを、該マトリックスメモリーセル3を構成する各
メモリーセルに対して、そのリフレッシュ操作要求周期
が短くなる様に構成する例を示したが、係る各メモリー
セル毎に、リフレッシュ特性を変更する事は、半導体装
置を製造する工程で煩雑になる恐れもあることから、他
の方法として当該リフレッシュチェックセルアレイ6に
対するリフレッシュチェック操作の周期を、該マトリッ
クスメモリーセルのメモリーセルに対するリフレッシュ
操作の周期よりも長く設定し、リークによる記憶情報の
変化をいち早く検出する様に構成する事も可能である。
その一例としては、当該マトリックスメモリーセル3に
対するリフレッシュ操作毎に当該リフレッシュチェック
セルアレイ6のリフレッシュ操作とリフレッシュチェッ
ク操作を行うのでは無く、当該マトリックスメモリーセ
ル3に対する複数回のリフレッシュ操作に対して一回の
リフレッシュ操作とリフレッシュチェック操作を実行す
る様にするものである。
【0053】即ち、具体的には、当該マトリックスメモ
リーセル3に対するリフレッシュ操作を2回実行する毎
に当該リフレッシュチェックセルアレイ6のリフレッシ
ュ操作とリフレッシュチェック操作を一回の行う様に構
成するものである。より具体的には、図3に示されるリ
フレッシュアドレスカウンター83に於けるフリップフ
ロップFF−0〜FF−11迄を2回繰り返した後に、
フリップフロップF−12を駆動させる様に構成する事
により実現する事が可能となる。
【0054】又、図5には、本発明に係る上記具体例の
操作の実例が説明されており、時刻t1に於いてリフレ
ッシュチェックセルアレイ6が配置されているリフレッ
シュチェックセルアレイワード線RCWLが選択され、
時刻t1’の間で該リフレッシュ手段に於いて上記した
様なリフレッシュチェック、判定操作を実行して適切な
リフレッシュ操作周期が設定される。
【0055】本具体例に於いては、当該リフレッシュ操
作周期が32μsと設定されたものであり、ワード線W
L0000に於けるリフレッシュ操作が時刻t1’から
時刻t2の間で行われる事になる。そして、該リフレッ
シュ操作周期で、4096本のワード線WLがそれぞれ
リフレッシュ操作され時刻t3で4096本目のワード
線WL4095のリフレッシュ操作が終了し、再び該リ
フレッシュチェックセルアレイワード線RCWLが選択
され、時刻t4までの間で該リフレッシュチェックセル
アレイ6に付いて上記した様なリフレッシュチェック、
判定操作を実行して再度適切なリフレッシュ操作周期が
設定される。
【0056】本具体例においては、当該リフレッシュチ
ェックセルアレイ6の各メモリーセルの情報が何れも変
化していなかったとの判断がなされた事から、以後の当
該リフレッシュ操作周期を48μsと前回のリフレッシ
ュ操作周期よりも若干長くなる様に設定して上記した各
操作を繰り返す事になる。次に、本発明に於ける第2の
具体例に付いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0057】即ち、上記した第1の具体例に於いては、
リフレッシュチェックセルアレイ6に対するリフレッシ
ュチェック手段の判断により、当該リフレッシュ操作周
期を短くするかの判断と変更しないか或いは長くするか
の判断をする為の2種の情報しか得られない構成となっ
ているのに対し、本第2の具体例に於いては、積極的
に、当該リフレッシュ操作周期を変更しないと言う結論
をうる為の第3の情報をうる様に構成されたものであ
る。
【0058】即ち、第2の具体例の構成としては、当該
リフレッシュチェックセルアレイ6を少なくとも2組に
分割すると共に、該リフレッシュリード・ライト手段7
及び該リフレッシュチェック手段9も、各々のリフレッ
シュチェックセルアレイ6の情報を読み書きし、且つ判
別する様に、少なくとも2系統に分割されて構成されて
いるものである。
【0059】つまり、本具体例に於いては、当該リフレ
ッシュチェックセルアレイ6、リフレッシュリード・ラ
イト手段7及びリフレッシュチェック手段9を複数組の
独立したリフレッシュチェックシステムに分割して、そ
れぞれ個別に上記したと同様のリフレッシュチェックを
実行して、得られたそれぞれの情報を綜合的に判断し
て、当該リフレッシュ操作周期を短くするか、長くする
か、或いは変更しないかの判断を積極的に行うものであ
る。
【0060】本具体例に於ける該リフレッシュチェック
セルアレイ6、リフレッシュリード・ライト手段7及び
リフレッシュチェック手段9の分割数は、特に限定され
るものではないが、少なくとも2つに分割するものであ
る。本発明に於ける上記具体例に於いては、分割された
リフレッシュチェックセルアレイ61、62・・を構成
するメモリーセルのリフレッシュ操作必要時間間隔が互
いに異なっている事が必要であり、又、それぞれのリフ
レッシュチェックセルアレイ61、62・・ を構成す
るメモリーセルのリフレッシュ操作必要時間間隔は、上
記した様なマトリックスメモリーセル3を構成している
メモリーセルとの間に設定される関係を当然満たしてい
る事が前提となる事は言うまでもない。
【0061】そして係る前提を満足していると範囲で、
本具体例に於いては、例えば、リフレッシュチェックセ
ルアレイ61を構成するメモリーセルのリフレッシュ操
作必要時間間隔を、他のリフレッシュチェックセルアレ
イ、例えばリフレッシュチェックセルアレイ62を構成
するメモリーセルのリフレッシュ操作必要時間間隔より
も長くなる様に構成する事が望ましい。
【0062】係る構成を実現する為には、上記第1の具
体例で説明した様に、当該メモリーセル間の構成関係
を、例えば容量に変化をもたせる方法、各セルに対する
充電電圧に変化を持たせる方法、或いは、当該リフレッ
シュチェックセルアレイを構成する各セルに於けるPN
接合面積の大きさ或いは、しきい値に変化を持たせる様
に構成する事で可能となる。
【0063】図6は、係る本発明の第2の具体例に於け
る一の構成例を示す図であり、大部分の構成は、図1に
示された本発明に於ける第1の具体例の構成と同一であ
り、それらの詳細な説明は省略するが、図1と異なる点
は、該リフレッシュチェックセルアレイ6が、2つに分
割され、リフレッシュチェックセルアレイ61と62と
なっており、それに伴い、該リフレッシュリード・ライ
ト手段7もリフレッシュリード・ライト手段71と72
に分割され、更に該リフレッシュチェック手段9もリフ
レッシュチェック手段91と92に分割されそれぞれが
独立のリフレッシュ制御システムを形成しているもので
ある。
【0064】本具体例においては、当該リフレッシュチ
ェックセルアレイ6の分割比率は特に限定されるもので
は無く、任意の比率に設定する事が出来るが、図6の場
合には、リフレッシュチェックセルアレイ6を1/2ず
つに分割した例が示されている。又、本具体例に於い
て、リフレッシュチェックセルアレイ61のリフレッシ
ュ操作必要時間間隔をリフレッシュチェックセルアレイ
62のリフレッシュ操作必要時間間隔より長くなる様に
当該リフレッシュチェックセルアレイ61を構成する各
メモリーセルの構成を該リフレッシュチェックセルアレ
イ62を構成する各メモリーセルの構成と異ならせる必
要がある。
【0065】具体例としては、例えば該リフレッシュチ
ェックセルアレイ61を構成する各メモリーセルの容量
をマトリックスメモリーセル3を構成するメモリーセル
の容量の1/2とすると共に、該リフレッシュチェック
セルアレイ62を構成する各メモリーセルの容量を該リ
フレッシュチェックセルアレイ61を構成する各メモリ
ーセルの容量の1/2、即ちマトリックスメモリーセル
3を構成するメモリーセルの容量の1/4とするもので
ある。
【0066】本具体例に於ける、各リフレッシュチェッ
クセルアレイ61、62のリフレッシュ操作とその結果
の判断方法は、上記した第1の具体例の方法と同一であ
るが、それぞれのリフレッシュ判断結果が、該リフレッ
シュチェック手段91と92に格納され、それぞれの情
報を基に新たに設けられ判別手段である判定手段93に
於いて、例えば以下の様な判断処理が実行される。
【0067】図7は、本具体例に於ける上記判断処理を
実行する為の基準例を示すものであり、具体的には、係
る内容が該リフレッシュチェック手段内に於ける適宜の
ルックアップテーブルに格納され、所定のタイミング毎
に該リフレッシュチェック手段91と92に格納された
リフレッシュ判断結果と比較処理されて所定の制御信号
が当該判定手段93から該リフレッシュ時間調整手段1
0に出力される。
【0068】即ち、該リフレッシュチェック手段91、
92の出力に応答して、当該マトリックスメモリーセル
3に対するリフレッシュ操作周期を前回迄のリフレッシ
ュ操作周期に対して、遅くするか、早くするか、或いは
変更しないかの何れかの判断を実行する様に構成される
ものである。つまり、図7に於いて、メモリーセル容量
の比較的大きいリフレッシュチェックセルアレイ61
(第1系統)とメモリーセル容量の比較的小さいリフレ
ッシュチェックセルアレイ62(第2系統)とによるリ
フレッシュ操作後の該リフレッシュチェック手段91と
92の判断結果の組み合わせを示したものであり、第1
系統と第2系統の何れもがPASS即ち、当該リフレッ
シュチェックセルアレイに於ける各メモリーセルの情報
が全て1である場合(以下ケース1と称する)と、第1
系統のみがPASSであり第2系統がFAIL即ち、当
該リフレッシュチェックセルアレイに於けるメモリーセ
ルの少なくとも1つの情報が変化している場合(以下ケ
ース2と称する)と、両方の系統が共にFAIL(以下
ケース3と称する)の3種のパターンが想定されるもの
であり、該ケース1は例えば温度が下降中である場合が
考えられ、従ってこのケースに於いては、リフレッシュ
操作周期を長くする(遅くする)事が可能である。
【0069】又、ケース2に於いては、例えば温度の変
化が無い場合が考えられ、従ってこのケースに於いて
は、リフレッシュ操作周期を変更する必要は無いとの判
断をする事になる。更に、ケース3に於いては、例えば
温度が上昇中である場合が考えられ、従ってこのケース
に於いては、リフレッシュ操作周期を短くする(早くす
る)事が必要である。
【0070】つまり、本具体例においては、例えば容量
が小さいメモリーセルを用いた第2の系統であるリフレ
ッシュチェックセルアレイ62のリフレッシュ操作判断
結果が早くFAILとなる可能性があり、第1系統のリ
フレッシュチェックセルアレイ61がPASSであれ
ば、当該マトリックスメモリーセル3のメモリーセルの
リフレッシュ操作は正常に行われているものと推定する
事にしている。
【0071】図8及び図9は、本発明に係る第3の具体
例を説明する図である。上記した様に、本発明に於いて
は、オシレータ等の発振回路に於ける周期は、つうじゅ
おメモリーセルが必要とするリフレッシュ操作必要時間
間隔より必ず短くなければならず、又ある程度の余裕を
持つ必要がある。そこで上記の第1の具体例では、例え
ばメモリーセルの容量を、該マトリックスメモリーセル
のメモリーセルの容量に対して小さくする事で実現して
いたが、例えば当該メモリーセルの容量を1/2に小さ
くする為には、該リフレッシュチェックセルアレイ6の
メモリーセルアレイは、レイアウトの点から、通常のメ
モリーセルを同じ構造が好ましく、従ってキャパシタン
スの絶縁膜の厚みを2倍とする事により、目的を達成し
える。
【0072】然しながら、係る絶縁膜を厚くする為に
は、係る絶縁膜そのものを2回形成させる必要があり、
製造コストが増加すると言う問題が存在している。係る
問題を解決する為に、本具体例に於いては、当該リフレ
ッシュチェックセルアレイ6を構成するメモリーセルを
マトリックスメモリーセル3を構成するメモリーセルと
同一の構成にしておき、その代わり、当該リフレッシュ
チェックセルアレイ6のリフレッシュ操作周期をマトリ
ックスメモリーセル3に対するリフレッシュ操作周期の
整数倍、例えば2倍とか3倍、或いは4倍と言うように
設定するものである。
【0073】つまり、当該マトリックスメモリーセル3
に対する複数回のリフレッシュ操作に対して一回のリフ
レッシュ操作とリフレッシュチェック操作を実行する様
にするものである。即ち、具体的には、当該マトリック
スメモリーセル3に対するリフレッシュ操作を2回実行
する毎に当該リフレッシュチェックセルアレイ6のリフ
レッシュ操作とリフレッシュチェック操作を一回の行う
様に構成するものである。
【0074】図8は、上記した第3の具体例を実現する
為のダイナミック半導体メモリ装置の具体的構成の例を
示すものであり、基本的には、図1と同じであるが、異
なる点は、リフレッシュアドレスカウンター83に、フ
リップフロップFF−0からFF−11がn回、例えば
2回廻ってから始めてフリップフロップFF−12から
1が出力される様な回路構成が追加されている。
【0075】従って、当該リフレッシュチェックセルア
レイ6のリフレッシュ操作周期は、マトリックスメモリ
ーセル3のリフレッシュ操作周期に対してn倍の長さに
設定されるものである。図9は、図8の具体例に於ける
リフレッシュアドレスカウンター83の構成例を説明す
る図であり、基本的な構成は、図3と同一であるが、フ
リップフロップFF−11の出力2発に対して、該リフ
レッシュチェックセルアレイ6を選択するアドレスが一
発出力される様に、フリップフロップFF−12とFF
−13が直列に附加されているものである。
【0076】即ち、本具体例に於いて、例えば当該マト
リックスメモリーセル3のリフレッシュ操作2回に対し
て当該リフレッシュチェックセルアレイ6のリフレッシ
ュ操作を一回実行する事は、当該リフレッシュチェック
セルアレイ6のメモリーセルの容量を当該マトリックス
メモリーセル3のメモリーセルの容量の半分にしたと同
一の効果があるので、前記の具体例に比べて、ソフトに
よる操作が可能となるので、生産コストを増加する事が
ない。
【0077】次に、本発明に係る第4の具体例を図10
〜図12に従って説明する。本具体例は、上記した第3
の具体例に於けるリフレッシュ操作周期の変更判断が、
単に当該リフレッシュ操作周期を短くするかの判断と変
更しないか或いは長くするかの判断をする為の2種の情
報しか得られない構成となっているのに対し、本第4の
具体例に於いては、積極的に、当該リフレッシュ操作周
期を変更しないと言う結論をうる為の第3の情報をうる
様に構成されたものである。
【0078】即ち、第4の具体例の構成としては、上記
第3の具体例に於ける当該リフレッシュチェックセルア
レイ6のリフレッシュ操作周期を該マトリックスメモリ
ーセル3に於けるメモリーセルに対するリフレッシュ操
作周期よりも長くするものであるが、そのリフレッシュ
操作周期を長くする条件は、1種類に限られていたが、
本具体例に於いては、リフレッシュ操作周期の変更を複
数種に設定して、それぞれの条件の下でのリフレッシュ
チェック手段の結論に基づいて、第2の具体例と同様に
得られたそれぞれの情報を綜合的に判断して、当該リフ
レッシュ操作周期を短くするか、長くするか、或いは変
更しないかの判断を積極的に行うものである。
【0079】即ち、具体的な事例を例示するならば、当
該マトリックスメモリーセル3を構成するメモリーセル
に対するリフレッシュ操作を2回繰り返した後に当該リ
フレッシュチェックセルアレイ6に対してリフレッシュ
操作を実行し、その時の判断結果を該リフレッシュチェ
ック手段9に設けられた第1の記憶手段95に格納して
おき、更に4回当該マトリックスメモリーセルに対して
同様のリフレッシュ操作を繰り返した後その時の判断結
果を該リフレッシュチェック手段9に設けられた第2の
記憶手段96に格納しておく。
【0080】つまり、本具体例に於いては、当該マトリ
ックスメモリーセル3に対するメモリフレッシュ操作を
2回と4回を交互に繰り返して、それぞれのステップに
於けるリフレッシュチェック手段95と96との判断結
果から、図12に示される様な判断基準に基づいて、リ
フレッシュ操作周期を長くするか、短くするか、暗涙は
変更しないでおくかの選択を該リフレッシュチェック手
段9に設けられた判断回路97で実行する事になる。
【0081】本具体例に於いては、従って、当該マトリ
ックスメモリーセル3に対するリフレッシュ操作を6回
実行した後に、当該リフレッシュ操作周期の変更調整が
行われる事になる。勿論、本具体例においては、上記リ
フレッシュ操作を2回と4回の交互に実行させる事は、
例示に過ぎず、他の組み合わせも採用しえるものである
事は、言うまでもない。
【0082】図10は、上記した第4の具体例を実行す
る為の装置の構成例を示すものであり、基本的には、図
8の構成と同一であるが、当該リフレッシュチェック手
段9に、記憶手段を内蔵するリフレッシュチェック手段
95と96及び該リフレッシュチェック手段95と96
の情報を基に、該リフレッシュ操作周期の変更調整を判
断する判断回路97が設けられている。
【0083】又該リフレッシュチェック手段9に対し
て、リフレッシュアドレスカウンター83からリフレッ
シュチェック手段95と96の何れを選択するかを指示
する信号φRC’が出力される様に構成されている。
尚、該リフレッシュアドレスカウンター83の構成例を
図11に示すが、図9との相違は、更にフリップフロッ
プFF−14が附加されたものであり、更にリフレッシ
ュ操作の2回繰り返し操作時と4回繰り返し操作時の何
れかを選択する為の2者択一回路11が設けられてい
る。
【0084】即ち、該2者択一回路11は、リフレッシ
ュ操作が2回繰り返して操作された時に出力されるフリ
ップフロップFF13からの出力とリフレッシュ操作が
4回繰り返して操作された時にり返し操作時に出力され
るフリップフロップFF14からの出力とを入力として
おり、該フリップフロップFF13からの出力を選択す
る場合には、その時点でのリフレッシュ操作結果の判断
情報が、該リフレッシュチェック手段95に格納され、
又フリップフロップFF14からの出力を選択する場合
には、その時点でのリフレッシュ操作結果の判断情報
が、該リフレッシュチェック手段96に格納される。
【0085】尚、当該2者択一回路11で、何れかの出
力を選択した場合には、該リフレッシュアドレスカウン
ター83のフリップフロップFF−0〜FF−11がA
NDゲート回路の出力によりリセットされる様に構成さ
れている。図12は、本具体例に於いて、当該リフレッ
シュ操作周期の変更調整する場合の判断基準となる情報
であり、係る内容が該判定手段97に於ける適宜のルッ
クアップテーブルに格納され、所定のタイミング毎に該
リフレッシュチェック手段95と96に格納されたリフ
レッシュ判断結果と比較処理されて所定の制御信号が当
該リフレッシュチェック手段9の判定手段97からリフ
レッシュ時間調整手段10に出力される。
【0086】即ち、本具体例に於いては、該リフレッシ
ュチェックセルアレイ6を構成するメモリーセルの容量
をリフレッシュ操作周期を長くする事により、当該マト
リックスメモリーセル3のメモリーセルの容量に対し
て、それぞれ容量を小さく且つ互いに異なる大きさに設
定したものと同様の効果を第2の具体例に於ける様な、
各メモリーセルの構造を変化させることなく実現するこ
とが可能となるものである。
【0087】従って、図12に於ける各リフレッシュ操
作回数別のリフレッシュ操作判断結果を比較する方法
は、図7に於いて説明した方法と実質的に同一である。
つまり、図12に於いては、該リフレッシュ操作を2回
実行した場合と4回実行した場合とのリフレッシュチェ
ック手段95と96の判断結果の組み合わせを示したも
のであり、両者がPASS即ち、当該リフレッシュチェ
ックセルアレイに於ける各メモリーセルの情報が全て1
である場合(以下ケース4と称する)と、前者のみがP
ASSであり後者がFAIL即ち、当該リフレッシュチ
ェックセルアレイに於けるメモリーセルの少なくとも1
つの情報が変化している場合(以下ケース5と称する)
と、両方が共にFAIL(以下ケース6と称する)の3
種のパターンが想定されるものであり、該ケース4は例
えば温度が下降中である場合が考えられ、従ってこのケ
ースに於いては、リフレッシュ操作周期を長くする(遅
くする)事が可能である。
【0088】又、ケース5に於いては、例えば温度の変
化が無い場合が考えられ、従ってこのケースに於いて
は、リフレッシュ操作周期を変更する必要は無いとの判
断をする事になる。更に、ケース6に於いては、例えば
温度が上昇中である場合が考えられ、従ってこのケース
に於いては、リフレッシュ操作周期を短くする(早くす
る)事が必要である。
【0089】図13及び図14に、本発明に係る第5の
具体例を説明する。上記した各具体例に於いては、セル
フリフレッシュ操作に入った場合に、最初の当該リフレ
ッシュ操作周期、即ちリフレッシュ時間間隔をどの様な
値に設定すれば良いかが不明である。つまり、この段階
では、該リフレッシュチェックセルアレイ6によるリフ
レッシュ操作に対するチェックを一回も実行していない
事に起因している。
【0090】その為、本具体例に於いては、係る問題を
解決する為に、始めてリフレッシュ操作に入った場合に
は、当該リフレッシュ操作周期を当該ダイナミック半導
体メモリ装置に於いて採用しうるリフレッシュ操作周期
の中で最もリフレッシュ操作周期の短い値を採用する様
にしたものである。係る操作を実現する為に、本具体例
に於いては、該RAS(バー)信号と該CAS(バー)
信号を利用して、始めて当該リフレッシュ操作に入った
事を検知する回路12と最小リフレッシュ操作周期選択
回路13とを使用するものであり、その具体的構成を図
13に示す。
【0091】図13は、基本的構成が図1と略同様であ
るが、異なる構成としては、上記の如きセルフリフレッ
シュ開始検出回路12と最小リフレッシュ操作周期選択
回路13とが附加されているものである。係るセルフリ
フレッシュ開始検出回路12と最小リフレッシュ操作周
期選択回路13とリフレッシュ時間調整手段10及び発
振回路81との関係を図14に詳述する。
【0092】即ち、セルフリフレッシュ開始検出回路1
2が、図22に示される様な該RAS(バー)信号と該
CAS(バー)信号との波形関係から、当該ダイナミッ
ク半導体メモリ装置がセルフリフレッシュ操作に入った
事を検知すると、その情報が該最小リフレッシュ操作周
期選択回路13に入力され、当該最小リフレッシュ操作
周期選択回路13は、その信号に基づいて、例えば、予
め定められた記憶手段であるルックアップテーブル等に
格納されている、当該ダイナミック半導体メモリ装置が
採用しうる複数のリフレッシュ操作周期の中から、最も
リフレッシュ操作周期の短い条件のものを選択して、そ
の指令情報を前記したカウント値設定回路101に入力
し、それによりセットされたカウント値に基づき該バイ
ナリカウンタ102が作動して、当該発振回路81から
発振されるクロック信号の周期を変更調整する事にな
る。
【0093】次に、本発明に係るダイナミック半導体メ
モリ装置の第6の具体例を説明する。上記した各具体例
に於いては、リフレッシュ操作必要時間間隔をチックし
必要な変更、調整を行う為に、該マトリックスメモリー
セル3とは別に設けられたリフレッシュチェックセルア
レイ6を使用し、当該リフレッシュチェックセルアレイ
のメモリーセルにおける記憶情報の変化を検出して判断
する事を基本的技術としている。
【0094】然しながら、当該リフレッシュ操作必要時
間間隔は、メモリーセルにおけるPN接合のリークによ
り決定されるものであるから、該リフレッシュチェック
セルアレイ6を構成する各メモリーセルのリフレッシュ
操作必要時間間隔が必ずしも、該マトリックスメモリー
セルのメモリーセルより短いものとは限らない。その
為、本具体例に於いては、当該リフレッシュチェックセ
ルアレイ6を該マトリックスメモリーセル3とは別体と
はせずに、該マトリックスメモリーセル3の中に構成し
ようとするものである。
【0095】つまり、本具体例に於いては、当該マトリ
ックスメモリーセル3に於ける例えばビット線BL或い
はワード線WL群の中で、最もリーク時間の短いワード
線WLを選択して、そのビット線BL若しくはワード線
WLを当該リフレッシュチェックセルアレイ6として活
用しようとするものである。換言すれば、本具体例に於
いてワード線WLを利用する場合には、正規のマトリッ
クスメモリーセル3のワード線WLとビット線BLの数
が4096本×4096本である場合に、例えばワード
線WLの数を一本増加させ4097本×4096本の構
成となし、当該ワード線WL群を順次に特性試験を実行
して、該リフレッシュ操作必要時間間隔が一番短い、即
ちリークの一番多いワード線WLを、該リフレッシュチ
ェックセルアレイ6として利用し、他のワード線WLを
該マトリックスメモリーセル3のワード線WLとして使
用するものである。
【0096】つまり、本具体例の場合には、従来の冗長
回路の考え方を利用するものである。係る方法を実現す
る為に、本具体例に於いては、該マトリックスメモリー
セル3内のリフレッシュチェックセルアレイ6として活
用するワード線WLのアドレスを記憶しておくリフレッ
シュチックアドレス回路15を設けると同時に、ロウデ
コーダ43にアドレス切り換え回路を内蔵させるもので
ある。
【0097】係る具体例の構成例を図15に示すが、基
本的な構成は、図1と同一であるが、異なる点は、該マ
トリックスメモリーセル3のワード線WL数が一本増
え、4097本となっており、且つリフレッシュチック
アドレス回路15がロウデコーダ43に接続され、又該
ロウデコーダ43には、アドレス切り換え回路が内蔵さ
れているものである。
【0098】従って、係るロウデコーダ43は、従来か
らの回路とアドレス切り換え機能を有しており、通常の
アクセスに於いて、該リフレッシュチックアドレスの番
地が選択されると、4097番目のアドレスに切り換え
る構成を有している。又該リフレッシュチックが行われ
ると、リフレッシュチックアドレス記憶回路に記憶され
た番地が選択される様になっている。
【0099】次に、本発明に係るダイナミック半導体メ
モリ装置の第7の具体例を説明する。本発明に係るダイ
ナミック半導体メモリ装置に於けるリフレッシュ操作に
於いては、通常のセル、即ちマトリックスメモリーセル
3のメモリーセルとリフレッシュチェックセルアレイ6
のメモリーセルのリフレッシュ時間は常に同じとは限ら
ない為、その調整が必要となる。
【0100】その為、前記した例えば第3の具体例の場
合には、当該リフレッシュチェックセルアレイ6のリフ
レッシュ操作周期を該マトリックスメモリーセルのメモ
リーセルのリフレッシュ操作周期の2倍とする方法の例
を、又第4の具体例の場合には、当該リフレッシュチェ
ックセルアレイ6のリフレッシュ操作周期を該マトリッ
クスメモリーセルのメモリーセルのリフレッシュ操作周
期の2倍と4倍にする方法の例が示されているが、当該
マトリックスメモリーセルに於けるメモリーセルのリフ
レッシュ操作時間は、該リフレッシュチェックセルアレ
イのリフレッシュ操作時間よりも十分な余裕を持ってリ
フレッシュされる時間に設定される必要がある。
【0101】その為、マトリックスメモリーセルのリフ
レッシュ操作時間を該リフレッシュチェックセルアレイ
のリフレッシュ操作時間の何倍に設定するかは、それぞ
れのマトリックスメモリーセルを構成するメモリーセル
により異なっているので、係るリフレッシュ操作時間の
調整はフレキシブルである事が好ましい。そこで、本具
体例においては、係る時間調整を自由に設定出来る様
に、当該リフレッシュアドレスカウンター83の回路構
成を変更したものである。
【0102】即ち、図16に示される様に、本具体例に
於いては、図11に示されるリフレッシュアドレスカウ
ンター83の2者択一回路11の代わりにリフレッシュ
時間記憶回路86と比較回路85とを設けたものであ
り、リフレッシュ時間記憶回路86から、任意に設定さ
れるリフレッシュ時間に相当する情報(RQ12、RQ
13、RQ14、RQ15、)と該フリップフロップF
F−12、FF−13、FF−14、FF−15からの
出力Q12、Q13、Q14、Q15とを比較回路85
で比較して、該リフレッシュ時間に相当する情報(RQ
12、RQ13、RQ14、RQ15、)と一致するフ
リップフロップ出力が発生した場合にリフレッシュ操作
に入る様に構成されている。
【0103】つまり、図16の例に於いては、マトリッ
クスメモリーセル3のリフレッシュ操作周期をリフレッ
シュチェックセルアレイ6のリフレッシュ操作周期の1
倍か16倍までの長さで変化させる事が可能となる。
又、図17は図16を更に改良する具体例を示すもので
あり、図16の構成では、マトリックスメモリーセル3
のリフレッシュ操作周期をリフレッシュチェックセルア
レイ6のリフレッシュ操作周期の1倍か16倍までの整
数倍の長さで変化させる事しか出来ないが、図17の回
路によれば、整数倍でない長さのリフレッシュ操作周期
を設定する事が可能となる。
【0104】その為に、図17のリフレッシュアドレス
カウンター83の構成は、図16と同じ様に、比較回路
85’とリフレッシュ時間記憶回路86’とを有するも
のであるが、それぞれ、該リフレッシュ時間記憶回路8
6’から、任意に設定されるリフレッシュ時間に相当す
る情報(RQ1〜RQ15、)と該フリップフロップF
F−0〜FF−15のそれぞれからの出力Q1〜Q15
とを比較回路85で比較して、該リフレッシュ時間に相
当する情報と一致するフリップフロップ出力が発生した
場合にリフレッシュ操作に入る様に構成されている。
【0105】又、図18は、本発明にかかる第8の具体
例を説明する図である。本具体例は、上記の各具体例に
於いては、該マトリックスメモリーセル3のワード線W
Lに平行にリフレッシュチェックセルアレイ6を設け、
当該リフレッシュチェックセルアレイ6のリフレッシュ
操作結果を判断してリフレッシュ操作周期の調整変更を
実行していたが、本具体例では、ビット線BL方向と平
行にリフレッシュチェックセルアレイ6を設けたもので
ある。
【0106】本具体例に於いては、図18に示す様に、
マトリックスメモリーセルのビット線BLを4097
本、ワード線WLを4096本に構成し、該ビット線B
Lの第1番目(BL−1)をリフレッシュチェックセル
アレイ6として使用するものである。図18から判る様
に、本具体例では、リフレッシュリード・ライト手段7
は、当該ビット線BL─1に対する情報の読み出し、書
込みを行うもので有れば良く、全ビット線BLに対して
設ける必要は無い。
【0107】しかしながら、センスアンプ5は、当該ビ
ット線BL─1の分だけ増加させる必要がある。又、本
具体例に於いては、当該ビット線BL─1の情報の変化
をチェックする為の、リフレッシュサイクルチエック回
路20が設けられているものである。本具体例の動作を
図18を参照しながら説明すると、リフレッシュチェッ
クセルアレイ6であるビット線BL─1は、該ダイナミ
ック半導体メモリ装置がリフレッシュ操作に入った場合
に、上記した具体例と同様に、当該マトリックスメモリ
ーセル3のメモリーセルをワード線WL順にワード線W
L0000からワード線WL4096のそれぞれのワー
ド線WLに於けるビット線BL方向に配列された409
6個のメモリーセルを同時にリフレッシュ操作していく
が、各ワード線WLのリフレッシュ操作を実行する時
に、該ビット線BL─1、例えば1番目或いは4097
番目のビット線BLに於ける各メモリーセルの情報が変
化しているか否かをチェックして行く。
【0108】本具体例に於いては、予め当該ビット線B
L−1を構成する各メモリーセルに当該リフレッシュア
ドレスカウンター7から該センスアンプ5を介して、1
の情報を書き込んでおくものであり、係る操作は、前記
した具体例に於ける当該リフレッシュチェックセルアレ
イ6のメモリーセルの全てに1の情報を書き込む操作と
類似している。
【0109】そして、該マトリックスメモリーセル3の
ワード線WLに関して4096本のワード線WLに付い
てリフレッシュ操作が完了した時点で、該リフレッシュ
サイクルチェック回路20に於いて、当該ビット線BL
−1に於ける各メモリーセルに記憶されている1の情報
に変化があるか否をチェックする事になる。係るチェッ
ク操作は、各リフレッシュ操作が当該マトリックスメモ
リーセル3に於いて一回終了する毎に実行される。
【0110】そして、係るリフレッシュサイクルチェッ
ク回路20の出力信号を受けて、リフレッシュチェック
手段9では、当該リフレッシュ操作サイクルに於いて、
全てのメモリーセルの情報に変化がなければ、PASS
の信号を発生し、当該メモリーセルの一つでも情報に変
化がある場合には、FAILの信号を発生させるもので
ある。
【0111】係るPASSとFAILの信号の意味する
所は、前記した各具体例に於ける判定回路に於ける図7
に示された様な判断基準と同一である。従って、PAS
Sの信号が当該リフレッシュチェック手段9から出力さ
れると、該信号は、リフレッシュ時間調整手段10に入
力され、前記具体例で説明したと同じ動作に従って、リ
フレッシュ操作周期を長くしたり、短くしたり、或いは
変更しないかの何れかの調整操作を実行する事になる。
【0112】
【発明の効果】本発明に係るダイナミック半導体メモリ
装置は、上記した構成を有している為、チップの面積の
増大と消費電力の増大を招く事なく、然かも温度の影響
を受けないでセリフリフレッシュ操作が実行しえるダイ
ナミック半導体メモリ装置を得る事が可能となる。
【0113】又、本発明に係るダイナミック半導体メモ
リ装置に於いては、生産コストの上昇を来すことなく、
然かも使用されるマトリックスメモリーセルの特性に応
じて、最適なリフレッシュ操作周期を正確に且つ容易に
設定する事が可能となるので経済的な誤動作のないリフ
レッシュ操作を実行しえるダイナミック半導体メモリ装
置を得る事が出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るダイナミック半導体メモ
リ装置の第1の具体例の構成を示すブロックダイアグラ
ムである。
【図2】図2は、本発明に係るダイナミック半導体メモ
リ装置に使用されるリフレッシュ時間調整手段の一具体
例の構成を示す図である。
【図3】図3は、本発明に係るダイナミック半導体メモ
リ装置に使用されるリフレッシュアドレスカウンターの
一具体例を示す図である。
【図4】図4は、本発明に係るダイナミック半導体メモ
リ装置に使用されるリフレッシュリード・ライト手段、
センスアンプ、マトリックスメモリーセル、及びリフレ
ッシュチェックセルアレイの構成の概略を説明する図で
ある。
【図5】図5は、本発明に於けるリフレッシュ操作のタ
イミングを説明する図である。
【図6】図6は、本発明に係るダイナミック半導体メモ
リ装置の第2の具体例の構成を示すブロックダイアグラ
ムである。
【図7】図7は、本発明に於けるリフレッシュチェック
手段での判断基準を説明する図である。
【図8】図8は、本発明に係るダイナミック半導体メモ
リ装置の第3の具体例の構成を示すブロックダイアグラ
ムである。
【図9】図9は、本発明に係る第3の具体例に於いて使
用されるリフレッシュアドレスカウンターの構成例を示
す図である。
【図10】図10は、本発明に係るダイナミック半導体
メモリ装置の第4の具体例の構成を示すブロックダイア
グラムである。
【図11】図11は、本発明に係る第4の具体例に於い
て使用されるリフレッシュアドレスカウンターの構成例
を示す図である。
【図12】図12は、本発明に於ける第4の具体例に於
いて使用されるリフレッシュチェック手段での判断基準
を説明する図である。
【図13】図13は、本発明に係る第5の具体例に於い
て使用されるリフレッシュアドレスカウンターの構成例
を示す図である。
【図14】図14は、本発明に係る第5の具体例に於い
て使用されるリフレッシュ時間調整手段と最小リフレッ
シュ時間記憶回路の配置構成の一具体例の構成を示す図
である。
【図15】図15は、本発明に係るダイナミック半導体
メモリ装置の第6の具体例の構成を示すブロックダイア
グラムである。
【図16】図16は、本発明に係る第6の具体例に於い
て使用されるリフレッシュアドレスカウンターの構成例
を示す図である。
【図17】図17は、本発明に係る第6の具体例に於い
て使用されるリフレッシュアドレスカウンターの他の構
成例を示す図である。
【図18】図18は、本発明に係るダイナミック半導体
メモリ装置の第7の具体例の構成を示すブロックダイア
グラムである。
【図19】図19は、従来に於けるダイナミック半導体
メモリ装置のリフレッシュ操作を実行する構成を説明す
るブロックダイアグラムである。
【図20】図20は、従来に於けるマトリックスメモリ
ーセルの通常の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図21】図21は、従来のダイナミック半導体メモリ
装置のマトリックスメモリーセルに使用されているメモ
リーセルの構成の一例を説明する図である。
【図22】図22は、従来に於けるダイナミック半導体
メモリ装置のリフレッシュ操作が開始されるタイミング
を説明する図である。
【図23】図23は、従来に於けるダイナミック半導体
メモリ装置のリフレッシュ操作を実行する場合の問題点
を説明する図である。
【図24】図24は、従来に於けるダイナミック半導体
メモリ装置に於いて使用された発振回路の構成例を説明
する図である。
【図25】図25は、従来のダイナミック半導体メモリ
装置に於いて使用されていたリフレッシュアドレスカウ
ンターの構成例を説明する図である。
【符号の説明】
1…入力手段 2…コラム系制御手段 3…マトリックスメモリーセル 4…ロウ系制御手段 5…センスアンプ 6…リフレッシュチェックセルアレイ 7…リフレッシュリード・ライト手段 8…リフレッシュ手段 9…リフレッシュチェック手段 10…リフレッシュ時間調整手段 11…二者択一回路 12…セルフリフレッシュ開始検出回路 13…最小リフレッシュ操作周期記憶回路 15…リフレッシュチェックアドレス記憶回路 20…リフレッシュサイクルチェック回路 21…コラム系制御回路 22…コラム系アドレスバッファ 23…コラムデコーダ 41…ロウ系制御回路 42…ロウ系アドレスバッファ 43…ロウデコーダ 81…発振回路 82…リフレッシュ制御回路 83…リフレッシュアドレスカウンター 85…比較回路 86…リフレッシュ時間記憶回路 93、97…判別回路 101…カウンタセット回路 102…バイナリカウンタ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、情報入力手段、コラムデコ
    ーダ、ロウデコーダ、センスアンプ、マトリックスメモ
    リーセルから構成され、更に当該マトリックスメモリー
    セルに格納されている情報をリフレッシュする為のリフ
    レッシュ手段を含んでいるダイナミック半導体メモリ装
    置に於いて、リフレッシュ時間を調整する為の少なくと
    も1本のリフレッシュチェックセルアレイを、該マトリ
    ックスメモリーセルのワード線若しくはビット線の何れ
    か一方に並行に、付加した事を特徴とするダイナミック
    半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    は、該マトリックスメモリーセルに隣接して、配置され
    ている事を特徴とする請求項1記載のダイナミック半導
    体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    は、該マトリックスメモリーセル内のワード線若しくは
    ビット線の何れか一方の一部を構成しているものである
    事を特徴とする請求項1記載のダイナミック半導体メモ
    リ装置。
  4. 【請求項4】 当該リフレッシュチェックセルアレイに
    於けるセルの数は、当該マトリックスメモリーセルにお
    けるワード線若しくはビット線に沿って配列されている
    1つのアレーに於けるセル数と同一である事を特徴とす
    る請求項1乃至3記載のダイナミック半導体メモリ装
    置。
  5. 【請求項5】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    が、当該リフレッシュチェックセルアレイに含まれる各
    セルは、そのリフレッシュに必要とされる時間が、当該
    マトリックスメモリーセルを構成する各セルにおけるリ
    フレッシュに必要とされる時間よりも短くなる様に構成
    されている事を特徴とする請求項1乃至2記載のダイナ
    ミック半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 当該リフレッシュチェックセルアレイを
    構成する各セルの容量が、該マトリックスメモリーセル
    を構成する各セルの容量より小さくなる様に設定されて
    いる事を特徴とする請求項5記載のダイナミック半導体
    メモリ装置。
  7. 【請求項7】 当該リフレッシュチェックセルアレイを
    構成する各セルに対する充電電圧は、該マトリックスメ
    モリーセルを構成する各セルに対する充電電圧より高く
    なる様に設定されている事を特徴とする請求項5記載の
    ダイナミック半導体メモリ装置。
  8. 【請求項8】 当該リフレッシュチェックセルアレイを
    構成する各セルに於けるPN接合面積の大きさが、該マ
    トリックスメモリーセルを構成する各セルに於けるPN
    接合面積より大きくなる様に設定されている事を特徴と
    する請求項5記載のダイナミック半導体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 当該リフレッシュチェックセルアレイを
    構成する各セルに於けるしきい値が、該マトリックスメ
    モリーセルを構成する各セルに於けるしきい値より高く
    なる様に設定されている事を特徴とする請求項5記載の
    ダイナミック半導体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    の全セルに所定のチェック情報を書き込む為、及び当該
    リフレッシュチェックセルアレイの全セルに書き込まれ
    た所定のチェック情報を読み出す為の、リフレッシュリ
    ード・ライト手段が設けられている事を特徴とする請求
    項1乃至10記載のダイナミック半導体メモリ装置。
  11. 【請求項11】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    の全セルに含まれている情報が、正常な情報であるか否
    かを判別する為のリフレッシュチェック手段が更に設け
    られている事を特徴とする請求項1乃至10記載のダイ
    ナミック半導体メモリ装置。
  12. 【請求項12】 リフレッシュチェック手段の出力に応
    答して、当該マトリックスメモリーセルに対するリフレ
    ッシュ時間を変更する為のリフレッシュ時間調整手段が
    設けられている事を特徴とする請求項11記載のダイナ
    ミック半導体メモリ装置。
  13. 【請求項13】 該リフレッシュ時間調整手段は、当該
    リフレッシュチェック手段により、該リフレッシュチェ
    ックセルアレイの全セルに含まれている情報の少なくと
    も1つが、正常な情報で無いと判断した場合には、該フ
    レッシュ時間の間隔を短くする様に操作するものである
    事を特徴とする請求項12記載のダイナミック半導体メ
    モリ装置。
  14. 【請求項14】 該リフレッシュ時間調整手段は、当該
    リフレッシュチェック手段により、該リフレッシュチェ
    ックセルアレイの全セルに含まれている情報の全てが、
    正常であると判断した場合には、該フレッシュ時間の間
    隔を変更しないか、或いは長くする様に操作するもので
    ある事を特徴とする請求項12記載のダイナミック半導
    体メモリ装置。
  15. 【請求項15】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    を少なくとも2組に分割すると共に、該リフレッシュリ
    ード・ライト手段及び該リフレッシュチェック手段も、
    各々のリフレッシュチェックセルアレイの情報を読み書
    きし、且つ判別する様に、少なくとも2系統に分割され
    て構成されている事を特徴とする請求項11乃至12記
    載のダイナミック半導体メモリ装置。
  16. 【請求項16】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    に於ける第1の組の該リフレッシュチェックセルアレイ
    に含まれる各セルは、そのリフレッシュに必要とされる
    時間が、第2の組の該リフレッシュチェックセルアレイ
    に含まれる各セルにおけるリフレッシュに必要とされる
    時間よりも長くなる様に構成されている事を特徴とする
    請求項15記載のダイナミック半導体メモリ装置。
  17. 【請求項17】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    に於ける第1の組の該リフレッシュチェックセルアレイ
    に含まれる各セルは、第2の組の該リフレッシュチェッ
    クセルアレイに含まれる各セルに対して、少なくとも容
    量が小さいか、充電電圧が小さいか、しきい値が低い
    か、或いは、PN接合面積が小さいか、の何れかの関係
    を有している事を特徴とする請求項16記載のダイナミ
    ック半導体メモリ装置。
  18. 【請求項18】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    に於ける第1の組のリフレッシュチェックセルアレイの
    セル容量は、当該マトリックスメモリーセルを構成する
    容量成分の容量の2分の1に設定され、又第2の組の該
    マトリックスメモリーセルを構成するセル容量は、当該
    マトリックスメモリーセルを構成する容量成分の容量の
    4分の1に設定されている事を特徴とする請求項17記
    載のダイナミック半導体メモリ装置。
  19. 【請求項19】 該リフレッシュ時間調整手段は、該リ
    フレッシュ判定手段に於けるリフレッシュチェック手段
    の出力に応答して、当該マトリックスメモリーセルに対
    するリフレッシュ時間を前回迄のリフレッシュ時間に対
    して、遅くするか、早くするか、或いは変更しないかの
    何れかの判断を実行する様に構成されている事を特徴と
    する請求項15記載のダイナミック半導体メモリ装置。
  20. 【請求項20】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    に対する該リフレッシュ時間間隔は、当該マトリックス
    メモリーセルを構成する各ワード線若しくはビット線の
    何れか一方のセルアレイをリフレッシュする時間のより
    長く設定する事を特徴とする請求項1乃至18記載のダ
    イナミック半導体メモリ装置。
  21. 【請求項21】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    に対する該リフレッシュ時間間隔は、当該マトリックス
    メモリーセルを構成する各ワード線若しくはビット線の
    何れか一方のセルアレイをリフレッシュする時間の少な
    くとも2倍に設定されている事を特徴とする請求項21
    記載のダイナミック半導体メモリ装置。
  22. 【請求項22】 最初のリフレッシュ操作を行う場合の
    該リフレッシュ間隔は、設定可能なリフレッシュ間隔の
    中で最も短いリフレッシュ間隔を用いて操作されるもの
    である事を特徴とする請求項1乃至21記載のダイナミ
    ック半導体メモリ装置。
  23. 【請求項23】 当該最も短いリフレッシュ間隔を記憶
    しておく記憶回路が設けられている事を特徴とする請求
    項22記載のダイナミック半導体メモリ装置。
  24. 【請求項24】 当該リフレッシュチェックセルアレイ
    を該マトリックスメモリーセルのビット線に並行に配置
    した場合には、更にリフレッシュサイクルチェック手段
    が設けられている事を特徴とする請求項3記載のダイナ
    ミック半導体メモリ装置。
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