JP2001013713A - 窯業品印刷用乾式トナーと画像形成方法 - Google Patents

窯業品印刷用乾式トナーと画像形成方法

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JP2001013713A
JP2001013713A JP18200999A JP18200999A JP2001013713A JP 2001013713 A JP2001013713 A JP 2001013713A JP 18200999 A JP18200999 A JP 18200999A JP 18200999 A JP18200999 A JP 18200999A JP 2001013713 A JP2001013713 A JP 2001013713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛やカドミウムのような有害物質の溶出の無
い、安全性が高く衛生的な窯業品印刷用乾式トナーを得
ること、及び電子写真方式に於いて艶、発色性の低下等
の問題を生じない高品質な窯業品印刷を施すことを可能
にする窯業品印刷用乾式トナーとそれを用いた画像形成
方法を提供する。 【解決手段】 電子写真方式を利用した窯業品印刷用乾
式トナーにおいて、該乾式トナーが少なくとも樹脂と無
機顔料とフラックスを含有し、該無機顔料とフラックス
が鉛及びカドミウムを含まず、且つ該無機顔料とフラッ
クスの体積平均粒径が0.3〜5μmであることを特徴
とする窯業品印刷用乾式トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窯業品に画像形成す
るための窯業品印刷用乾式トナー及びそれを用いた画像
形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】窯業品印刷には一般に転写紙が使用され
る。すなわち所望の画像を印刷した転写紙を陶磁器、プ
レート等の窯業品の表面に張り付けた後、焼き付けが行
われる。
【0003】これら転写紙の印刷にはスクリーン印刷が
広く用いられている。しかし、このスクリーン印刷はス
クリーンの作製に手間とコストがかかるため小ロット印
刷には不向きであるのに加え、インクに溶剤を用いるこ
とから作業環境が悪くなるという問題を有する。
【0004】そこで小ロット印刷及び作業環境改善を達
成する見地から、近年電子写真方式を用いた印刷が注目
されてきている。
【0005】この方式の代表的なものとしては、特開平
8−119668号公報で紹介されているように感光体
ドラムに無機質発色剤を含む乾式トナーを現像した後、
台紙上に転写し、それを熱等により台紙上に定着し窯業
品印刷用転写紙を得るという方式が挙げられる。実際に
は上記手段により得られた転写紙に樹脂成分よりなるカ
バーコートを施し窯業品印刷に供する。
【0006】上記の様な電子写真方式に使用される窯業
品印刷用乾式トナーとしては、例えば特開平7−195
540号公報に開示されているようにビニル重合体及び
無機顔料及びガラス成分からなる平均粒径1〜20μm
の複合粉体や、特開平8−104050号公報に開示さ
れているような有機重合体を主成分とする有機成分50
〜80wt%と無機顔料及びガラス成分50〜20wt
%からなる平均直径1〜20μmの複合粉体や、特開平
8−119668号公報に開示されているように結着樹
脂及び窯業用顔料さらにガラス質を含有するトナーが提
案されている。
【0007】上記の様な乾式トナー及び電子写真方式に
よる窯業品印刷によれば、確かに作業環境を向上し、工
程の簡略化、小ロット印刷への対応は計れる。
【0008】しかし、先ず第1番目の問題として、環境
問題に対する意識が近年高まってきており、窯業品製造
現場における鉛、カドミウムによる作業環境汚染や、食
器等として使用される際の鉛やカドミウムの溶出が問題
視されるようになってきている。このため窯業品印刷用
絵の具やトナーを構成する無機顔料、ガラス成分として
は鉛及びカドミウムを含まないものを使用することが必
須になってきている。
【0009】しかし、公知の乾式トナーは構成成分とし
て鉛やカドミウムを含むガラス質及び/又は無機顔料を
使用している。このため上記の問題を鑑みると、今後使
用することはできない。
【0010】鉛及びカドミウムを含まない無機顔料ある
いはガラス成分あるいは釉薬としてはすでに幾つかのも
のが存在するが、一般に鉛及びカドミウム成分の非添加
は無機顔料、ガラス成分、釉薬の融点や屈服点の上昇、
屈折率の低下、弾性の低下等を生ずる。このため窯業品
表面の艶が無くなる、発色性が低下する、貫入が発生し
易くなるなどの種々の問題を有している。
【0011】また電子写真方式では乾式トナーを何層に
も重ねて印刷する。さらに無機顔料及びガラス質は乾式
トナー中に分散された状態で存在する。このため、焼き
付け(焼成又は焼き込みともいう)の際には無機顔料及
びガラス質が嵩高い状態で存在しており上記の問題が助
長される。
【0012】第2番目の問題として、乾式トナー中の無
機顔料及びフラックスの分散状態が悪いため無機顔料及
びフラックスの遊離を生じたり、トナー粒子間で顔料及
びフラックスの含有量の異なるものが生ずる。このため
電子写真方式により印刷を行う際に乾式トナーの飛散や
カブリが生じ印刷品質が低下してしまう。
【0013】乾式トナー中の無機顔料及びフラックスの
分散性の向上には、無機顔料及びフラックスの粒径を小
さくすることが考えられるが、これは焼き込み時の発色
性の低下を生ずる。
【0014】これらの問題を解決する手段としては、ア
ルカリ成分等の導入による低融点、屈服点化や、焼成の
高温化により顔料及びフラックスの溶融促進することが
考えられるが、これらの手段では上記の問題をすべて同
時に満足することはできない上、焼き込み工程の煩雑化
や、色味の変化等別の問題を生ずる。
【0015】更に第3番目の問題として、上記乾式トナ
ーを電子写真方式により窯業品に印刷し焼き込みを行う
際の凝集が発生し、特にハーフトーン部での微細な濃度
ムラを生ずる。
【0016】このように公知の技術では上記の問題を解
決し、充分に要求を満たすものが得られていないのが現
状である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の状況を
鑑みてなされたものである。
【0018】即ち、本発明の第1の目的は、作業環境の
向上、工程の簡略化、小ロット印刷への対応を図り、且
つ、鉛やカドミウムのような有害物質の溶出の無い、安
全性が高い窯業品印刷用乾式トナーを得ること、及び電
子写真方式に於いて、艶、発色性の低下等の問題を生じ
ない高品質な窯業品印刷を施すことを可能にする窯業品
印刷用乾式トナーと、それを用いた画像形成方法を提供
することにある。
【0019】本発明の第2の目的は、作業環境の向上、
工程の簡略化、小ロット印刷への対応を図り、且つ、印
刷時にトナー飛散やカブリを生じず、且つ焼き込み時に
発色性の低下を生じない、良好な電子写真方式による窯
業品印刷を施すことを可能にする窯業品印刷用乾式トナ
ーと、それを用いた画像形成方法を提供することにあ
る。
【0020】更に本発明の第3の目的は、作業環境の向
上、工程の簡略化、小ロット印刷への対応を図り、且
つ、ハーフトーン部での微細な濃度ムラのごとき問題を
生じない高品質な電子写真方式による窯業品印刷を施す
ことを可能にする窯業品印刷用乾式トナーとそれを用い
た画像形成方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、本発明の目的は下記構成を採ることにより達成
されることがわかった。
【0022】即ち、本発明の第1の目的は下記〔1〕と
〔2〕の構成によって、本発明の第2の目的は下記
〔3〕と〔4〕の構成により、又、本発明の第3の目的
は下記〔5〕と〔6〕の構成によって達成されることが
明かとなった。
【0023】〔1〕 電子写真方式を利用した窯業品印
刷用乾式トナーにおいて、該乾式トナーが少なくとも樹
脂と無機顔料とフラックスを含有し、該無機顔料とフラ
ックスが鉛及びカドミウムを含まず、且つ該無機顔料と
フラックスの体積平均粒径が0.3〜5μmであること
を特徴とする窯業品印刷用乾式トナー。
【0024】〔2〕 〔1〕記載の窯業品印刷用乾式ト
ナーを用いて画像形成した転写紙用台紙を用いて、窯業
品へ印刷することを特徴とする画像形成方法。
【0025】〔3〕 電子写真方式を利用した窯業品印
刷用乾式トナーにおいて、該乾式トナーが少なくとも樹
脂と無機顔料とフラックスを含有し、該無機顔料の体積
平均粒径(Dp)が1.0〜5.0μmであり、該フラ
ックスの体積平均粒径(Df)がDpに対し0.1Dp
〜0.9Dpの関係を有することを特徴とする窯業品印
刷用乾式トナー。
【0026】〔4〕 〔3〕記載の窯業品印刷用乾式ト
ナーを用いて画像形成した転写紙用台紙を用いて、窯業
品へ印刷することを特徴とする画像形成方法。
【0027】〔5〕 電子写真方式を利用した窯業品印
刷用乾式トナーにおいて、該乾式トナーが少なくとも樹
脂と無機顔料とフラックスを含有し、該無機顔料の体積
平均粒径(Dp)が0.3〜3.0μmであり、該フラ
ックスの体積平均粒径(Df)が該無機顔料の体積平均
粒径(Dp)に対し1.1Dp〜10Dpの関係を有す
ることを特徴とする窯業品印刷用乾式トナー。
【0028】〔6〕 〔5〕記載の窯業品印刷用乾式ト
ナーを用いて画像形成した転写紙用台紙を用いて、窯業
品へ印刷することを特徴とする画像形成方法。
【0029】本発明のごとき窯業品印刷には、一般的に
よく用いられる電子写真方式の画像形成方法及び装置を
利用する。
【0030】本発明においては、電子写真方式、即ち感
光体上に静電潜像を形成し、これを乾式トナーにより現
像し、例えば水溶性糊層と支持層よりなる台紙等の像担
持体上に乾式トナー像を転写する。ついでこの顕画像を
有する台紙を熱ロール定着器等を通過させ定着画像を得
る。これに例えば樹脂成分よりなるカバーコートを施し
窯業品印刷用転写紙とする。
【0031】さらに台紙上の乾式トナー層を水により剥
離し窯業品表面に移した後、絵付け焼き込みを行い窯業
品印刷を完成する。
【0032】又、カラー印刷を行う場合には、必要な色
と同じ数の現像器を具備した電子写真印刷機を用い、感
光体上あるいは感光体上から中間転写体に、繰り返しカ
ラー乾式トナー像を形成した後、一括して台紙上に転写
する方式が使用できる。
【0033】この場合、熱ロール定着方式を用いると簡
便性、生産性の点から実際的である。熱ロール定着方式
では、通常の複写機やプリンタ等で用いられているよう
に定着器には離型性オイルが用いられてもよい。
【0034】無機顔料とフラックスはそれぞれ独立した
状態でトナー中に導入されても予め混合されて導入され
ても良い。しかし、あらかじめ無機顔料とフラックスを
フリット化し、それを体積平均粒径0.3〜5μmに粉
砕し乾式トナーに用いることで、さらに窯業品への焼き
込み品質を向上させることも可能である。
【0035】無機顔料及びフラックスの粒径測定方法に
関しては、特に限定されるものではないが、例えばレー
ザー散乱方式の粒度分布測定装置が好適に使用できる。
【0036】本発明ではSIMPATIC社製HELO
Sを使用し、体積基準による50%平均径を算出した。
また、測定においては予め試料を界面活性剤及び超音波
処理により水等の測定媒中に分散させた。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の構成及び関連技術を更に
説明する。
【0038】本発明の乾式トナーは少なくとも結着樹脂
と無機顔料及びフラックスを含有し、必要に応じてさら
にその他の添加剤を含有していても良い。
【0039】その平均粒径は体積平均粒径で通常は1〜
30μm、好ましくは5〜20μmがよい。
【0040】上記無機顔料及びフラックスはそれぞれ独
立した状態で上記乾式トナー中に導入されても、あらか
じめ混合した上導入されても良いことはすでに述べた。
【0041】しかし、本発明に使用される無機顔料及び
フラックスは発明によりその適正粒径が異なる。即ち、
第1の発明においては体積平均粒径が0.3〜5μmで
ある。第2の発明では無機顔料の体積平均粒径(Dp)
が1.0〜5.0μmであり、フラックスの体積平均粒
径(Df)がDpに対し0.1Dp〜0.9Dpの関係
を有するものである。又、第3の発明においては、無機
顔料の体積平均粒径(Dp)が0.3〜3.0μmであ
り、フラックスの体積平均粒径(Df)が無機顔料の体
積平均粒径(Dp)に対し1.1Dp〜10Dpの関係
を有する必要がある。
【0042】いずれの発明においても、無機顔料及びフ
ラックス共に、一次体積平均粒径が5μmより大きいも
のは、粒子同士が焼結しにくくなると共に粒子自体も溶
融しにくくなり、艶が低下する。一方平均一次粒径があ
まりに小さいと顔料が退色、変色する。
【0043】本発明に使用される乾式画像による顕像の
担持体としては、シクロデキストリン等の水溶性糊層、
及び台紙あるいはプラスチックフィルム等の支持層より
なるものが挙げられる。
【0044】上記顕像の担持体は厚さが50〜200μ
mのものが好適に使用される。より好ましくは80〜1
50μmである。
【0045】本発明に使用されるカバーコートとして
は、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂あるいは(メ
タ)アクリル酸エステルと他のビニル単量体との共重合
体等が好適に用いられる。
【0046】また本発明においてカバーコートはスクリ
ーン印刷方式等の湿式塗布により行われるのが望まし
い。
【0047】本発明の乾式トナーを構成する結着樹脂と
しては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いら
れる。例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチ
レン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げら
れ、好ましくはスチレン−アクリル樹脂、又はポリエス
テル樹脂である。
【0048】又、本発明の乾式トナーを構成する結着樹
脂は軟化点として100〜160℃を有するものが好適
に使用される。より好ましくは115〜140℃であ
る。
【0049】上記その他の添加剤としては、例えばサリ
チル酸誘導体、アゾ系金属錯体等の荷電制御剤、低分子
量ポリオレフィン、カルナウバワックス等の定着性改良
剤等が挙げられる。
【0050】また、流動性付与の観点から、本発明の乾
式トナーには無機微粒子が添加されていてもよい。無機
微粒子としてはシリカ、チタニア、アルミナ等の無機酸
化物粒子が好ましく、さらに、これら無機微粒子はシラ
ンカップリング剤やチタンカップリング剤等によって疎
水化処理されていることが好ましい。
【0051】本発明に使用される無機顔料としては、金
属酸化物及びその固溶体、金属複酸化物及びその固溶
物、珪酸塩及びその固溶体等公知のものを使用可能であ
る。
【0052】例えば、プラセオジウムイエロー、クロム
チタンイエロー、バナジウムイエロー、クロムアルミナ
ピンク、クロムチンピンク、カドミウムレッド、マンガ
ンピンク、セレンレッド、金ピンク、コバルトブルー、
バナジウムブルー、クロム銅ブラック、マンガンフェラ
イトブラック、クロムグリーン等を使用することが可能
である。
【0053】本発明に使用されるフラックスとしては、
公知のものを使用可能である。
【0054】例えばリチウム、ナトリウム、カリウム等
のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム等のアルカ
リ土類金属、珪素、アルミニウム、ホウ素、ジルコニウ
ム等の水酸化物、酸化物、塩化物、塩やその複合物より
なるガラス質を使用することが可能である。
【0055】本発明に於いて無機顔料及びフラックスの
乾式トナー中における含有率は30〜60%が好まし
い。
【0056】無機顔料及びフラックス含有率が30%未
満であると窯業品印刷において充分な濃度を確保するこ
とが出来ず、60%より多いと電子写真特性の悪化を引
き起こす可能性がある。
【0057】また上記無機顔料とフラックスの存在比は
1:9〜7:3が好ましい。無機顔料存在比が1:9未
満であると発色性が低下し、7:3より多いと艶が無く
なることがある。
【0058】次に、これに限定されるものではないが、
図1に本発明に用いられる電子写真画像形成装置の一例
を示す構成断面図を挙げて説明をする。
【0059】図1において、図示しない原稿読み取り装
置にて読み取った情報に基づき、半導体レーザー光源1
から露光光が発せられる。これをポリゴンミラー2によ
り、図1の紙面と垂直方向に振り分け、画像の歪みを補
正するfθレンズを介して、感光体面上に照射され静電
潜像を作る。感光体は、あらかじめ帯電器5により一様
帯電され、像露光のタイミングにあわせて時計方向に回
転を開始している。
【0060】感光体面上の静電潜像は、現像器6により
現像され、形成された現像像はタイミングを合わせて搬
送されてきた転写紙用台紙8に転写器7の作用により転
写される。さらに感光体4と転写紙用台紙8は分離器
(分離極)9により分離されるが、現像像は転写紙用台
紙8に転写担持されて、定着器10へと導かれ定着され
る。
【0061】感光体面に残留した未転写のトナー等は、
クリーニングブレード方式のクリーニング器11にて清
掃され、帯電前露光(PCL)12にて残留電荷を除
き、次の画像形成のため再び帯電器5により、一様帯電
される。
【0062】又、クリーニングブレード13は、厚さ1
〜30mm程度のゴム状弾性体を用い、材質としてはウ
レタンゴムが最も良く用いられる。ブレードは感光体に
圧接して用いられるため熱を伝え易く、解除機構を設
け、画像形成動作を行っていない時には感光体から離し
ておくのが望ましい。
【0063】本発明は、電子写真法による画像形成方法
及び装置、特にコンピュータ等からのデジタル画像デー
タで変調した変調ビームにより感光体上に静電潜像を形
成する装置に関するものである。
【0064】近年、感光体上に静電潜像を形成し、この
潜像を現像して可視画像を得る電子写真等の分野におい
て、画質の改善、変換、編集等が容易で高品質の画像形
成が可能なデジタル方式を採用した画像形成方法の研究
開発が盛んになされている。
【0065】この画像形成方法及び装置に採用されるコ
ンピュータまたは複写原稿からのデジタル画像信号によ
り光変調する走査光学系として、レーザー光学系に音
響光学変調器を介在させ、当該音響光学変調器により光
変調する装置、半導体レーザーを用い、レーザー強度
を直接変調する装置があり、これらの走査光学系から一
様に帯電した感光体上にスポット露光してドット状の画
像を形成する。
【0066】前述の走査光学系から照射されるビーム
は、裾が左右に広がった正規分布状に近似した丸状や楕
円状の輝度分布となり、例えばレーザービームの場合、
通常、感光体上で主走査方向あるいは副走査方向の一方
あるいは両者が20〜100μmの丸状あるいは楕円状
である。
【0067】尚、上記例では、レーザービームによるス
ポット露光による方式を示したが、通常光によるアナロ
グ露光による方式でも同様に画像形成出来ることは、容
易に理解できる。
【0068】又、上記画像形成装置は、感光体4と、帯
電器5、現像器6、クリーニング器11あるいは転写器
7等の少なくとも一つを含むプロセスカートリッジを搭
載する形態にすることもできる。
【0069】本発明の電子写真感光体を用いた画像形成
装置に搭載するためのプロセスカートリッジの例を、図
2に断面図、図3に斜視図として示した。このプロセス
カートリッジはガイドレール等により装置内に装填され
る。
【0070】図2から明らかなごとく、本例ではプロセ
スカートリッジ20内に、感光体4を中心に帯電器5、
現像器6、クリーニング器11、PCL12が収納され
一つのユニットとしてプロセスカートリッジを形成して
いる。このようなプロセスカートリッジの形態をとるこ
とにより、本発明の効果をよりよく発揮させることがで
きるので、好ましい実施態様といえる。
【0071】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、発明の態様はこれに限定されない。尚、本発明の
実施例比較例における「部」とは「重量部」を表す。
【0072】〔1〕実施例1 乾式トナー製造例1−1 ポリエステル樹脂60部(ガラス転移点56℃・軟化点
125℃)と、酸化物換算のモル%でTiO2/Sb2
5/NiO=70/25/5の組成を有し、体積平均粒
径が3μmである鉛及びカドミウムを含まない無機顔料
(イエロー)の12部と、酸化物換算のモル%でSiO
2/Al23/B23/Na23/K2O/CaO/Zn
O/SrO=63/10/8/2/7/6/2/2の組
成を有するカラス成分であり体積平均粒径が2μmであ
る鉛及びカドミウムを含まないフラックスの28部を、
予備混合、混練、粉砕、分級をして体積平均粒径15μ
mの着色粒子を得た。
【0073】次いでこの着色粒子100部に疎水性シリ
カを1部添加して混合し、本発明の乾式トナー1を得
た。
【0074】乾式トナー製造例1−2〜1−8及び比較
乾式トナー製造例1−1〜1−4使用する無機顔料とフ
ラックス組成及びその添加量を変更した以外は、乾式ト
ナー製造例1−1と同様にして、乾式トナー1−2〜1
−8及び比較乾式トナー1−1〜1−4を得た。
【0075】表1に使用した無機顔料、フラックス及び
その添加量をまとめて記載した。
【0076】
【表1】
【0077】実施例1−1 乾式トナー1−1の30部を、スチレン−アクリル樹脂
を被覆したフェライトキャリア(粒径45μm)170
部と混合して二成分現像剤とし、転写紙印刷用出力機の
現像器に装填した。
【0078】転写紙印刷用出力機としてはコニカ社製の
カラーレーザープリンタKL2010を改造して使用し
た。出力は台紙上に2cmの階調パッチ出力を行った。
【0079】転写紙用台紙としてはシクロデキストリン
を表面にコートした厚紙を用い、プリンタからの出力
後、スクリーン印刷によりアクリル樹脂よりなるカバー
コートを塗布し、乾燥して窯業品印刷用転写紙とした。
【0080】上記転写紙について水によりシクロデキス
トリン膜より乾式トナー層を剥離し窯業品表面に移し
た。
【0081】窯業品としてはボンチャイナプレートを使
用した。
【0082】上記乾式トナー層を張り付けた磁器製プレ
ートをまず100℃の条件で10分間保持し、ついで
0.5℃/分の条件で850℃まで昇温し、45分間保
持した後室温まで徐冷した。
【0083】目視にて焼き込み(焼成)後の画像品質を
官能評価したところ艶があり、色味・濃度とも良好であ
った。
【0084】実施例1−2〜1−8及び比較例1−1〜
1−4 乾式トナーとしてそれぞれ乾式トナー1−2〜1−8及
び比較乾式トナー1−1〜1−4を使用し、焼成温度条
件を変更した以外は実施例1と同様にして転写紙印刷・
焼成を行った。
【0085】表2に使用した乾式トナー、焼成温度条件
及び目視による官能評価結果をまとめて記載した。
【0086】
【表2】
【0087】上記表2の結果から、第1の本発明内のも
のはいずれも優れた特性を示すことがわかる。
【0088】即ち、第1の本発明内の条件により、安全
性が高く有害物質の流出のない、かつ艶、発色性の良好
である高品質な窯業品印刷を施すことを可能にする乾式
トナーが得られることがわかる。
【0089】 〔2〕実施例2 乾式トナー製造例2−1 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 バナジウムイエロー(体積平均粒径3μm) 12部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径1μm) 28部 を、予備混合、混練、粉砕、分級し体積平均粒径15μ
mの着色粒子を得た。次いでこの着色粒子100部に疎
水性シリカの1部を添加、混合し本発明の乾式トナー2
−1を得た。
【0090】 乾式トナー製造例2−2 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 クロムマンガンピンク(体積平均粒径4μm) 12部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径2μm) 28部 を、予備混合、混練、粉砕、分級して体積平均粒径15
μmの着色粒子を得た。次いでこの着色粒子100部に
疎水性シリカの1部を添加、混合し本発明の乾式トナー
2−2を得た。
【0091】 乾式トナー製造例2−3 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 バナジウムブルー(体積平均粒径3μm) 12部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径2μm) 28部 を、予備混合、混練、粉砕、分級をし体積平均粒径15
μmの着色粒子を得た。次いで着色粒子100部に疎水
性シリカの1部を添加、混合して本発明の乾式トナー2
−3を得た。
【0092】 乾式トナー製造例2−4 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 クロム銅ブラック(体積平均粒径2μm) 12部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径1μm) 28部 を、予備混合、混練、粉砕、分級し体積平均粒径15μ
mの着色粒子を得た。次いでこの着色粒子100部に疎
水性シリカの1部を添加、混合して本発明の乾式トナー
2−4を得た。
【0093】 比較乾式トナー製造例2−1 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 アンチモンイエロー(体積平均粒径0.8μm) 12部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径9μm) 28部 を、予備混合、混練、粉砕、分級して体積平均粒径15
μmの着色粒子を得た。ついてこの着色粒子100部に
疎水性シリカの1部を添加、混合して比較乾式トナー2
−1を得た。
【0094】 比較乾式トナー製造例2−2 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 クロムグリーン(体積平均粒径0.2μm) 12部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径0.8μm) 28部 を、予備混合、混練、粉砕、分級して体積平均粒径15
μmの着色粒子を得た。次いでこの着色粒子100部に
疎水性シリカの1部を添加、混合し比較乾式トナー2−
2を得た。
【0095】実施例2−1 乾式トナー1の30部ををスチレン−アクリル樹脂を被
覆したフェライトキャリア(粒径45μm)170部と
混合し二成分現像剤とし、転写紙印刷用出力機の現像器
に装填した。
【0096】転写紙印刷用出力機としてはコニカ社製の
カラーレーザープリンタKL2010を改造して使用し
た。出力は台紙上に2cmの階調パッチ出力を行った。
【0097】又、転写紙用台紙としてはシクロデキスト
リンを表面にコートした厚紙を用いた。
【0098】この時点でカブリ、トナー飛散の有無を目
視で確認したところ、どちらについても発生は認められ
ず良好な印刷像であった。
【0099】次いで、スクリーン印刷によりアクリル樹
脂よりなるカバーコートを上記印刷済み台紙に塗布後、
乾燥して窯業品印刷用転写紙とした。
【0100】上記転写紙について水によりシクロデキス
トリン膜より乾式トナー層を剥離し窯業品表面に移し
た。窯業品としてはボンチャイナ製プレートを使用し
た。
【0101】上記乾式トナー層を張り付けたプレートを
まず100℃の条件で10分間保持し、次いで0.5℃
/分の条件で850℃まで昇温し、45分間保持した後
室温まで徐冷した。
【0102】目視にて焼き込み後の品質を官能評価した
ところ、鮮やかな色を有し、且つ濃度も高く良好な発色
性を有していた。
【0103】実施例2−2〜2−4及び比較例2−1〜
2−2 乾式トナーとしてそれぞれ乾式トナー2−2〜2−4及
び比較乾式トナー2−1〜2−2を使用した以外は実施
例2−1と同様にして転写紙印刷、焼成を行った。
【0104】表3に使用した乾式トナー、及びカブリ及
びトナー飛散の有無、及び発色性をまとめたが、本発明
内の実施例2−2〜2−4のみが優れた特性が得られる
ことがわかる。
【0105】
【表3】
【0106】 〔3〕実施例3 乾式トナー製造例3−1 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 バナジウムイエロー(体積平均粒径1μm) 16部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径5μm) 24部 を、予備混合、混練、粉砕、分級し体積平均粒径15μ
mの着色粒子を得た。次いでこの着色粒子100部に疎
水性シリカの1部を添加、混合し本発明の乾式トナー3
−1を得た。
【0107】 乾式トナー製造例3−2 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 ピーコック(体積平均粒径2μm) 16部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径6μm) 24部 を、予備混合、混練、粉砕、分級をし体積平均粒径15
μmの着色粒子を得た。次いでこの着色粒子100部に
疎水性シリカの1部を添加、混合して本発明の乾式トナ
ー3−2を得た。
【0108】 乾式トナー製造例3−3 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 スカイブルー(体積平均粒径2μm) 16部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径5μm) 24部 を、予備混合、混練、粉砕、分級をし体積平均粒径15
μmの着色粒子を得た。次いでこの着色粒子100部に
疎水性シリカの1部を添加、混合し本発明の乾式トナー
3−3を得た。
【0109】 比較乾式トナー製造例3−1 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 セレンカドミウムレッド(体積平均粒径5μm) 16部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径0.2μm) 24部 を、予備混合、混練、粉砕、分級して体積平均粒径15
μmの着色粒子を得た。次いでこの着色粒子100部に
疎水性シリカの1部を添加、混合して比較乾式トナー3
−1を得た。
【0110】 比較乾式トナー製造例3−2 ポリエステル樹脂(ガラス転移点56℃・軟化点125℃) 60部 ベンガラ(体積平均粒径6μm) 16部 フラックス(無色透明ガラス質、体積粒径7μm) 24部 を、予備混合、混練、粉砕、分級をし体積平均粒径15
μmの着色粒子を得た。次いでこの着色粒子100部に
疎水性シリカの1部を添加、混合し比較乾式トナー3−
2を得た。
【0111】実施例3−1 乾式トナー1の30部ををスチレン−アクリル樹脂を被
覆したフェライトキャリア(粒径45μm)170部と
混合して二成分現像剤とし、転写紙印刷用出力機の現像
器に装填した。
【0112】転写紙印刷用出力機としてはコニカ社製の
カラーレーザープリンタKL2010を改造して使用し
た。出力は台紙上に2cmの階調パッチ出力を行った。
【0113】転写紙用台紙としてはシクロデキストリン
を表面にコートした厚紙を用い、プリンターからの出力
後、スクリーン印刷によりアクリル樹脂よりなるカバー
コートを塗布し乾燥して窯業品印刷用転写紙とした。
【0114】上記転写紙について水によりシクロデキス
トリン膜より乾式トナー層を剥離し窯業品表面に移し
た。窯業品としては磁器製プレートを使用した。
【0115】上記乾式トナー層を張り付けた磁器製プレ
ートをまず100℃の条件で10分間保持し、ついで
0.5℃/分の条件で900℃まで昇温し、45分間保
持した後室温まで徐冷した。
【0116】この試料をキーエンス社製デジタルハイス
コープにてハーフトーン部における微細なムラを確認し
たところ発生は見られず良好であった。
【0117】実施例3−2〜3−3及び比較例3−1〜
3−2 乾式トナーとしてそれぞれ乾式トナー3−2〜3−3及
び比較乾式トナー3−1〜3−2を使用した以外は実施
例3−1と同様にして転写紙印刷と焼成を行った。
【0118】表4に使用した乾式トナー及びハーフトー
ン部における微細なムラの発生の有無についてまとめ
た。本発明内の実施例3−1〜3−3のみが優れた特性
が得られることがわかる。
【0119】
【表4】
【0120】
【発明の効果】本発明により、下記の効果が得られる。
【0121】第1には、実施例1で明らかなごとく、作
業環境の向上、工程の簡略化、小ロット印刷への対応を
図り、且つ、鉛やカドミウムのような有害物質の溶出の
無い、安全性が高く衛生的な窯業品印刷用乾式トナーを
得ること、及び電子写真方式に於いて艶、発色性の低下
等の問題を生じない高品質な窯業品印刷を施すことを可
能にする窯業品印刷用乾式トナーと、それを用いた画像
形成方法を提供することが出来る。
【0122】第2には、実施例2で明らかなごとく、作
業環境の向上、工程の簡略化、小ロット印刷への対応を
図り、且つ、印刷時にトナー飛散やカブリを生じず、且
つ焼き込み時に発色性の低下を生じない、良好な電子写
真方式による窯業品印刷を施すことを可能にする窯業品
印刷用乾式トナーと、それを用いた画像形成方法を提供
することが出来る。
【0123】第3には、作業環境の向上、工程の簡略
化、小ロット印刷への対応を図り、且つ、ハーフトーン
部での微細な濃度ムラのごとき問題を生じない高品質な
電子写真方式による窯業品印刷を施すことを可能にする
窯業品印刷用乾式トナーと、それを用いた画像形成方法
を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる電子写真画像形成装置の一
例を示す構成断面図。
【図2】本発明のプロセスカートリッジの断面図。
【図3】本発明のプロセスカートリッジの斜視図。
【符号の説明】 1 半導体レーザー光源 2 ポリゴンミラー 4 感光体 5 帯電器 6 現像器 7 転写器 8 転写紙用台紙 9 分離極 10 定着器 11 クリーニング器 12 帯電前露光(PCL) 13 クリーニングブレード 20 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大柴 知美 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H005 AA06 AA21 AA29 CA21 CB07 DA04 2H077 BA09 EA11 2H113 AA03 BA31 BB02 BB09 DA07 DA15 DA21 EA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式を利用した窯業品印刷用乾
    式トナーにおいて、該乾式トナーが少なくとも樹脂と無
    機顔料とフラックスを含有し、該無機顔料とフラックス
    が鉛及びカドミウムを含まず、且つ該無機顔料とフラッ
    クスの体積平均粒径が0.3〜5μmであることを特徴
    とする窯業品印刷用乾式トナー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の窯業品印刷用乾式トナー
    を用いて画像形成した転写紙用台紙を用いて、窯業品へ
    印刷することを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 電子写真方式を利用した窯業品印刷用乾
    式トナーにおいて、該乾式トナーが少なくとも樹脂と無
    機顔料とフラックスを含有し、該無機顔料の体積平均粒
    径(Dp)が1.0〜5.0μmであり、該フラックス
    の体積平均粒径(Df)がDpに対し0.1Dp〜0.
    9Dpの関係を有することを特徴とする窯業品印刷用乾
    式トナー。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の窯業品印刷用乾式トナー
    を用いて画像形成した転写紙用台紙を用いて、窯業品へ
    印刷することを特徴とする画像形成方法。
  5. 【請求項5】 電子写真方式を利用した窯業品印刷用乾
    式トナーにおいて、該乾式トナーが少なくとも樹脂と無
    機顔料とフラックスを含有し、該無機顔料の体積平均粒
    径(Dp)が0.3〜3.0μmであり、該フラックス
    の体積平均粒径(Df)が該無機顔料の体積平均粒径
    (Dp)に対し1.1Dp〜10Dpの関係を有するこ
    とを特徴とする窯業品印刷用乾式トナー。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の窯業品印刷用乾式トナー
    を用いて画像形成した転写紙用台紙を用いて、窯業品へ
    印刷することを特徴とする画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010260228A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Ricoh Co Ltd 焼成絵柄画像形成用転写用紙及びその製造方法、並びに焼成画像形成方法

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US7018760B2 (en) 2002-01-08 2006-03-28 Schott Glas Ceramic toner for electro-photographic printing
JP2010260228A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Ricoh Co Ltd 焼成絵柄画像形成用転写用紙及びその製造方法、並びに焼成画像形成方法

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