JP2001013398A - オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機器 - Google Patents

オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機器

Info

Publication number
JP2001013398A
JP2001013398A JP11180467A JP18046799A JP2001013398A JP 2001013398 A JP2001013398 A JP 2001013398A JP 11180467 A JP11180467 A JP 11180467A JP 18046799 A JP18046799 A JP 18046799A JP 2001013398 A JP2001013398 A JP 2001013398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
mode
manual
microcomputer
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11180467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4415425B2 (ja
Inventor
Takeji Ikeda
武治 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP18046799A priority Critical patent/JP4415425B2/ja
Publication of JP2001013398A publication Critical patent/JP2001013398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4415425B2 publication Critical patent/JP4415425B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影者が意図したタイミングでAFモードか
らMFモードに切り替える光学機器を提供する。 【解決手段】 フォーカス用レンズと、フォーカス用レ
ンズを移動させるためのフォーカス用モータと、フォー
カス用モータを駆動してフォーカス用レンズをオートで
移動させるオート駆動手段と、前記フォーカス用レンズ
をマニュアルで移動させるマニュアル駆動手段とを搭載
した光学機器であって、マニュアル駆動手段を動作させ
る操作部材と、操作部材が操作されている状態にあるこ
とを検出する操作検出手段と、操作部材が操作されてい
ることを検出した時に、フォーカス用レンズをオートで
移動するモードからマニュアルで移動するモードに移行
する切り替え手段と、操作部材が操作状態にあるか否か
を判断するための判断基準を変更する変更手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオートフォーカス/
マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機器に関する
ものであり、特にフォーカシングのためのフォーカス用
レンズをオートとマニュアルの両方で駆動可能な光学機
器に関する。
【0002】
【従来の技術】オートフォーカス/マニュアルフォーカ
ス切り替え可能な光学機器の代表例として、カメラシス
テムを例にして、従来技術について説明する。従来のカ
メラシステムは、通常、オートフォーカスモードとマニ
ュアルフォーカスモードを備えている。
【0003】オートフォーカスモードは、フォーカシン
グのための手段として、カメラ内やレンズ内のマイコン
の演算結果に基づいて、レンズ鏡筒又はカメラボディに
搭載しているフォーカス用モータを制御し、フォーカス
用レンズを駆動するものである。以後、前記オートフォ
ーカスモードをAFモードと呼称する。また、マニュア
ルフォーカスモードは、撮影者が自由にフォーカス用の
部材を操作することで、フォーカス用のレンズを駆動す
るものである。以降、前記マニュアルフォーカスモード
をMFモードと呼称する。
【0004】前記AFモードとMFモードはそれぞれ独
立したモードとして使われるのが一般的である。しか
し、撮影者がAFモードを使用している最中に、AFモ
ードによってカメラが捕らえている被写体が、撮影者の
意図している被写体と別のものになることがある。ま
た、AFモードでは難しいとされている低輝度の被写体
や無地の被写体にフォーカスさせなくてはならない場合
が生じる。このような場合、撮影者は、瞬時にAFモー
ドからMFモードヘ切り替えることが必要となる。
【0005】そこで、近年、オートフォーカスからマニ
ュアルフォーカスに瞬時に切り替えるモードとして、M
/Aモードが使用されている。M/Aモードは、撮影者
がAFモードによる撮影中にMF用モード用の操作部材
を操作した時、MF用部材の操作をレンズ内のマイコン
又はカメラボディ内のマイコンが前記操作を感知し、A
FモードからMFモードに切り替えるものである。
【0006】MFモードでは、撮影者がレンズ鏡筒を安
定して保持する目的もあり、MFフォーカス用の操作部
材としてレンズ鏡筒に合わせて形成されたリング状の部
材(以降、フォーカスリングと呼ぶ)を用いるのが一般
的である。撮影者は、前記フォーカスリングを回転させ
ることでフォーカシングを行う。同様に、AFモードか
らM/Aモードの切り替えにおいても、前記フォーカス
リングが用いられている。すなわち、撮影者は、AFモ
ードによる撮影中にフォーカスリングに手を添えてお
き、MFモードに切り替える必要が生じた時に、フォー
カスリングを回転させ、MFモードに切り替えている。
【0007】詳しくは、フォーカスリングの回転に連動
してパルスを発生させ、このパルスが一定時間内に所定
パルス数以上発生するか否かを監視する。一定時間内に
所定パルス数以上発生した場合は、フォーカスリングの
操作があったとみなし、AFモードからMFモードに切
り替える。これは、撮影者がカメラを安定して保持する
ため、AFモードによる撮影中にフォーカスリングに手
を添える必要がある。このため、撮影者がフォーカスリ
ングを不必要に動かしてしまった場合や、フォーカス用
モータの駆動に起因する衝撃やノイズ等により発生して
しまうパルスによって、AFモードからMFモードに誤
って切り替わることを防ぐためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
技術においては、撮影者がフォーカスリングに代表され
る操作部材を一定量以上操作することにより、AFモー
ドからMFモードに切り替えていた。しかし、前記操作
部材の操作量は、撮影者の感覚に依存してしまい、必ず
しも撮影者一人一人が意図するタイミングで、AFモー
ドからMFモードに切り換わらないという問題点があ
る。
【0009】すなわち、ある撮影者は、ノイズ等に起因
して誤ってAFモードからMFモードに切り替わる可能
性があるとしても、前記操作部材を少し操作しただけ
で、AFモードからMFモードに敏感に切り替わること
を望む。また、他の撮影者は、前記操作部材を大きく操
作した時だけ切り換わり、操作量が少ない場合には、A
FモードからMFモードに切り換わることを望まない。
【0010】すなわち、敏感に切り換わることを望む撮
影者と不用意に切り換わることを嫌う撮影者とが存在
し、撮影者の感覚に合ったAFモードからMFモードへ
の切り替えが難しいという問題点がある。本発明は、前
記した従来技術の問題点に鑑み為されたもので、撮影者
が意図したタイミングでAFモードからMFモードに切
り替えることが可能なオートフォーカス/マニュアルフ
ォーカス切り替え可能な光学機器を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のオート
フォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学
機器は、被写体を撮影面で合焦させるためのフォーカス
用レンズと、フォーカス用レンズを移動させるためのフ
ォーカス用モータと、フォーカス用モータを駆動してフ
ォーカス用レンズをオートで移動させるオート駆動手段
と、フォーカス用レンズをマニュアルで移動させるマニ
ュアル駆動手段とを搭載したオートフォーカス/マニュ
アルフォーカス切り替え可能な光学機器において、マニ
ュアル駆動手段を動作させる操作部材と、操作部材が操
作されている状態にあることを検出する操作検出手段
と、操作部材が操作されている状態にあることを操作検
出手段によって検出された時に、フォーカス用レンズを
オートで移動させるモードからマニュアルで移動させる
モードに移行する切り替え手段と、操作部材が操作され
ている状態にあるか否かを判断するための判断基準を変
更するための変更手段とを有することを特徴とする。
【0012】請求項1記載のオートフォーカス/マニュ
アルフォーカス切り替え可能な光学機器によれば、前記
変更手段が操作部材が操作されている状態にあるか否か
を判断する判断基準を変更することができる。したがつ
て、オートフォーカスからマニュアルフォーカスに切り
替える際の前記操作部材の操作量を、撮影者の感性に合
致した操作量に設定することができる。
【0013】請求項2に記載のオートフォーカス/マニ
ュアルフォーカス切り替え可能な光学機器は、請求項1
記載のオートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替
え可能な光学機器において、操作部材はマニュアル駆動
手段と機械的に連動し、操作部材の操作に応じてフォー
カス用レンズがマニュアルで移動するように構成したこ
とを特徴とする。
【0014】請求項2記載のオートフォーカス/マニュ
アルフォーカス切り替え可能な光学機器によれば、操作
部材がマニュアル駆動手段と機械的に連動し、操作部材
の操作に応じてフォーカス用レンズがマニュアルで移動
する。したがって、前記操作部材がマニュアル駆動手段
と機械的に連動しているため、撮影者の感性に合致した
オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替えを実
行することができる。
【0015】請求項3に記載のオートフォーカス/マニ
ュアルフォーカス切り替え可能な光学機器は、請求項1
記載のオートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替
え可能な光学機器において、マニュアル駆動手段は、操
作部材の操作に応じて、フォーカス用モータを駆動さ
せ、フォーカス用レンズを移動するように構成したこと
を特徴とする。
【0016】請求項3記載のオートフォーカス/マニュ
アルフォーカス切り替え可能な光学機器によれば、マニ
ュアル駆動手段が操作部材の操作に応じて、フォーカス
用モータを駆動させ、フォーカス用レンズを移動する。
したがって、撮影者の感性に合致したオートフォーカス
/マニュアルフォーカス切り替えを実行することができ
る。
【0017】請求項4記載のオートフォーカス/マニュ
アルフォーカス切り替え可能な光学機器は、請求項1記
載のオートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え
可能な光学機器において、変更手段は、判断基準を格納
している記憶手段と、判断基準を超えたか否かを判断す
るマイクロコンピュータとから構成されていることを特
徴とする。
【0018】請求項4記載のオートフォーカス/マニュ
アルフォーカス切り替え可能な光学機器によれば、判断
基準が記憶手段に格納されていて、マイクロコンピュー
タによって操作部材の操作量が前記判断基準を超えたか
否かを判定するため、撮影者の感性に合致したオートフ
ォーカス/マニュアルフォーカス切り替えを実行するこ
とができる。
【0019】請求項5に記載のオートフォーカス/マニ
ュアルフォーカス切り替え可能な光学機器は、請求項4
記載のオートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替
え可能な光学機器において、記憶手段は複数の判断基準
の選択値を格納しており、マイクロコンピュータが前記
選択値に基づいて複数の判断基準から1つの判断基準を
選択可能なように構成したこと特徴とする。
【0020】請求項5記載のオートフォーカス/マニュ
アルフォーカス切り替え可能な光学機器によれば、マイ
クロコンピュータが複数の判断基準から1つの判断基準
を選択することができるため、撮影者の感性に合致した
オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替えを実
行することができる。請求項6記載のオートフォーカス
/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機器は、請
求項1記載のオートフォーカス/マニュアルフォーカス
切り替え可能な光学機器において、変更手段が、あらか
じめ決められている複数の判断基準をスイッチの設定に
応じて選択するように構成したこと特徴とする。
【0021】請求項6記載のオートフォーカス/マニュ
アルフォーカス切り替え可能な光学機器によれば、スイ
ッチによって複数の判断基準の中から1つの判断基準を
設定することができるので、撮影者の感性に合致したオ
ートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替えを実行
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0023】図1及び図2は本発明の第1の実施の形態
を示すブロック図であり、オートフォーカス/マニュア
ルフォーカス切り替え可能な光学機器の代表例として、
カメラシステムを例にしている。ここで、図1はレンズ
鏡筒10がカメラボディ20に取り付けられた状態を示
し、図2はレンズ鏡筒10が通信工具30に取り付けら
れた状態を示す。なお、図1及び図2に示す実施の形態
は、特許請求の範囲に記載する請求項1から請求項4に
記載の発明に対応する。
【0024】図1及び図2に示すカメラシステムは、オ
ートフォーカスとマニュアルフォーカスを切り替えるシ
ステムを含むレンズ鏡筒10と、レンズ鏡筒10を装着
するカメラボディ20と、レンズ鏡筒10の各種の設定
を変更するための通信工具30とから構成されている。
図1に示すように、レンズ鏡筒10にカメラボディ20
が取り付けられた形態は、通常の撮影時に使用されるも
のである。
【0025】これに対して、図2に示すレンズ鏡筒10
に通信工具30が取り付けられた形態は、通常、メーカ
のサービスステーション等でレンズ鏡筒10の各種の設
定を変更する場合に使用されるものである。図1に示す
ように、レンズ鏡筒10は、マイクロコンピュータ(以
下、マイコンと呼称する)11と、記憶装置12と、操
作検出回路13と、位置検出回路14と、モータ駆動回
路15と、マニュアルフォーカス用部材16と、フォー
カス用モータ17と、フォーカス用レンズ18とから構
成されている。
【0026】また、図1に示すように、カメラボディ2
0は、マイクロコンピュータ(マイコン)21と、レリ
ーズ釦22と、フォーカスセンサ23とから構成されて
いる。レンズ鏡筒10内のマイコン11は、カメラボデ
ィ20内のマイコン21と通信ラインを介して通信す
る。レンズ鏡筒10は、この通信において、レンズ鏡筒
10の個々の情報や現在の状態などのデータをカメラボ
ディ20に送信したり、カメラボディ20から測距デー
タやフォーカス用レンズ18の駆動情報などを受信す
る。
【0027】フォーカス用モータ17は、フォーカス用
レンズ18を光軸上で駆動させるためのモータである。
オートフォーカスでは、このフォーカス用モータ17を
用いてフォーカシングを行う。
【0028】また、マニュアルフォーカス用部材16
は、マニュアルフォーカス用の操作部材としてレンズ鏡
筒に合わせて形成されたリング状の部材(例えば、フォ
ーカスリング、鏡筒を前後に移動させるタイプのもの
等)を用いるのが一般的である。マニュアルフォーカス
用部材16は、図示しないマニュアル駆動手段と連動し
て、フォーカス用レンズ18を撮影者の操作により、光
軸上で駆動させるための部材である。
【0029】フォーカス用レンズ18の位置は、フォー
カス用レンズ18に連動したエンコーダ等からなる位置
検出回路14を通して、マイコン11が読み取ることが
可能なように構成されている。また、マニュアルフォー
カス用部材16の操作の有無は、マイコン2が、エンコ
ーダ等からなる操作検出回路13を通して入力されるパ
ルス数をモニタすることによって判断する。マニュアル
フォーカス用部材16の操作有無の判定基準は、記憶装
置12に格納されている判定基準(判定リセット時間と
判定パルス数)を読み出し、マイコン11が判定する
(判定の詳細は後述)。
【0030】ところで、前記マニュアル操作によるフォ
ーカス用レンズ18の駆動には、次の2種類がある。第
1は、マニュアルフォーカス用部材16の操作により、
図示しないマニュアル駆動手段と機械的に連動して、フ
ォーカス用レンズ18を駆動する場合である。これは、
請求項2に記載の発明に対応する。
【0031】第2は、マイコン11の制御のもと、マニ
ュアルフォーカス用部材16の操作に起因して、操作検
出回路13から出力されるパルス数に基づいて、モータ
駆動回路15がフォーカス用モータ17を駆動し、フォ
ーカス用レンズ18を駆動する場合である。これは、請
求項3に記載の発明に対応する。前記第2の場合は、一
般にパワーフォーカスと呼ばれるものであり、この実施
の形態はパワーフォーカスによるマニュアルフォーカス
を含んでいる。
【0032】カメラボディ20内のマイコン21は、前
記したようにレンズ鏡筒10内のマイコン11と通信す
る他に、カメラボディ20内全体の統括や制御を行う。
例えば、カメラボディ20内のマイコン21は、レリー
ズ釦22の状態を読み取ってシャッター(図示せず)を
制御したり、フォーカスセンサ23の出力に基づいてオ
ートフォーカスを行う際のフォーカス演算を行う。
【0033】図2は、前記したように、レンズ鏡筒10
が通信工具30に取り付けられた状態を示す。図2に示
す通信工具30は、レンズ鏡筒10内の記憶装置12に
格納されているデータを書き替える際に、メーカのサー
ビスステーション等で用いられるものである。なお、図
2において、図1に示す部分と同一部分には、同一符号
を付して説明を省略する。
【0034】図2において、レンズ鏡筒10内のマイコ
ン11は、図2に示す通信工具30内のマイコン31と
通信ケーブル25を介して通信し、通信工具30から受
信するデータを記憶装置12に格納したり、記憶装置1
2から読み出したデータを通信工具30のマイコン31
に送信する。また、通信工具30内のマイコン31は、
レンズ鏡筒10内のマイコン11と通信ケーブル25を
介して通信し、記憶装置12に格納するためデータ及び
アドレスをマイコン11へ送信したり、記憶装置12か
らデータを読み出すためのアドレス及び読み出したデー
タの受信等を行う。
【0035】また、マイコン31は、通信工具30内に
設けられている各スイッチ(アドレス設定スイッチ3
2、データ設定スイッチ33、データ書込スイッチ3
4、データ読込スイッチ35)の設定状態を読み込ん
で、データ表示部36にLED表示させる。すなわち、
マイコン31は、通信工具30内の統括や制御も行って
いる。前記アドレス設定スイッチ32は、8ビットタイ
プのディップスイッチ等からなり、レンズ鏡筒10の記
憶装置12においてデータを読み書きする際のアドレス
設定を行うものである。
【0036】データ設定スイッチ33は、8ビットタイ
プのディップスイッチ等からなり、レンズ鏡筒10の記
憶装置12へ書き込むデータ値を設定するものである。
データ書込スイッチ34は、マイコン31がマイコン1
1に対して記憶装置12への書込要求を発行する際のト
リガを発生するものである。データ読込スイッチ35
は、マイコン31がマイコン11に対して記憶装置12
からの読込要求を発行する際のトリガを発生するもので
ある。
【0037】データ表示部36は7セグメントのLED
等からなり、記憶装置12から読み出されたデータを表
示する場合などに使用される。なお、前記記憶装置12
としては、EEPROM等が用いられる。以上の構成を
有する第1の実施の形態において、特許請求の範囲に記
載するマニュアル駆動手段は、フォーカス用レンズ18
に付設されている。なお、前記したように、操作部材
(マニュアルフォーカス用操作部材16)によって動作
するマニュアル駆動手段は、公知であるので図示してい
ない。
【0038】また、特許請求の範囲に記載するオート駆
動手段は、マイコン11とモータ駆動回路15とフォー
カス用モータ17に対応する。同じく、特許請求の範囲
に記載する操作部材はマニュアルフォーカス用操作部材
16に対応する。同じく、特許請求の範囲に記載する操
作検出手段は、マイコン11と操作検出回路13とに対
応する。
【0039】同じく、特許請求の範囲に記載する切り替
え手段はマイコン11と記憶装置12に対応する。同じ
く、特許請求の範囲に記載する変更手段は、記憶装置1
2とマイコン11に対応する。なお、これは請求項4に
記載の発明に対応する。同じく、特許請求の範囲に記載
する記憶手段は、記憶装置12に対応する。
【0040】以下、第1の実施の形態において、レンズ
鏡筒10内のマイコン11が実行する処理についてフロ
ーチャートを用いて詳細に説明する。なお、レンズ鏡筒
10内のマイコン11は、図1のカメラボディ装着時と
図2の通信工具装着時の両方において、共通のプログラ
ムを実行する。図3〜図7は、図1及び図2に示す第1
の実施の形態の第1の動作例を示すフローチャートであ
る。このフローチャートは、レンズ鏡筒10内の記憶装
置12を取り替えることなく、前記判断基準を変更可能
にするものである。
【0041】図3に示すフローチャートは、通常、カメ
ラの電源投入時にスタートする。図3のステップS1に
おいて、マイコン11は初期設定処理を行う。ここで、
初期設定処理とは、例えば、マイコン11内のポート設
定、タイマやカウンタの初期化、各ルーチンのスター
ト、割り込みレベルの設定、RAMのクリアなどをい
う。
【0042】図3から明らかなように、このプログラム
は、一般のソフトウェア構造で知られているように、通
常はメインルーチンを繰り返し実行し、必要に応じて各
タスク処理や割り込み処理を行う構造になっている。次
に、ステップS2以降の処理について、詳しく説明す
る。ステップS2において、マイコン11は、マニュア
ルフォーカス用部材16(フォーカスリング等)の操作
の有無を判定するための判定基準(図中、MF部材操作
感度読込と記載する)を記憶装置12から読み出す処理
を行う。
【0043】ステップS3において、マイコン11はコ
マンド処理を行うか否かを判断する。この判断は、次の
ように行われる。すなわち、マイコン11は、そのRA
Mにコマンド処理する旨を示すフラグが立っているか否
かを確認する。例えば、カメラボディ20から通信によ
りコマンドを受けて、該コマンドを実行するフラグがマ
イコン11内のRAMに立っているか否かを確認して判
断する。
【0044】コマンド処理を行うための要因は、コマン
ドを受信すると直ちに発生する。そして、カメラボディ
20からの要望が何であるかを即座に判断する必要があ
るため、コマンド処理の要否は、メインルーチンの最初
に最優先で判断される。ステップS3において、マイコ
ン11がコマンド処理が必要であると判断した場合、ス
テップS4において、各コマンドに応じて実行すべき内
容を判断し、その実行のための準備等を行う。その後、
ステップS3に戻る。
【0045】ステップS3において、マイコン11がコ
マンド処理を行わないと判断した場合、ステップS5に
おいて、フォーカス用モータ17の制御処理を実行する
か否かが判断される。ここで、フォーカス用モータ17
の制御処理を実行する要因は、制御サイクルごとのタイ
マ割り込みにより発生する。ステップS5において、マ
イコン11がフォーカス用モータ17の制御処理を実行
すると判断した場合には、ステップS6に分岐し、フォ
ーカス用モータ制御処理を実行する。ステップS6のフ
ォーカス用モータ制御処理においては、フォーカス用モ
ータ17の駆動量や駆動速度を制御するための演算及び
制御出力を行う。ステップS6の処理が終了すると、ス
テップS3に戻る。
【0046】ステップS5において、マイコン11がモ
ータ制御処理を実行しないと判断した場合には、ステッ
プS7に進む。ステップS7において、マイコン11が
レンズ状態認識処理を実行すると判断した場合には、ス
テップS8に進む。ステップS8において、マイコン1
1はレンズ状態別処理を実行する。レンズ状態別処理に
おいては、それぞれ図示しないレンズのフォーカスロッ
クスイッチや、レンジリミッタスイッチ、フォーカスモ
ードスイッチ、ズームの焦点距離位置等の状態が読み取
られ、それに応じた処理が行われる。
【0047】ステップS8の処理が終了すると、マイコ
ン11はステップS9の処理を実行する。ステップS9
においては、後述するように、マニュアルフォーカス用
部材16の操作の有無を判断し、その判断に応じてAF
動作とMF動作の切り替えを行う。
【0048】次に、ステップS10において、記憶装置
12への読み込み又は書き込み処理を実行するか否かを
判断する。マイコン11は、そのRAMに記憶装置12
の処理を行う旨を示すフラグが立っているか否かを確認
する。記憶装置12の処理を行う旨を示すフラグが立っ
ている場合には、ステップS11に進む。ステップS1
1において、マイコン11は記憶装置12に対して通信
を実行し、記憶装置12への読み込み又は書き込みを行
う。その後、ステップS3へ戻る。
【0049】ステップS10において、マイコン11が
記憶装置12への読み込み又は書き込みが必要でないと
判断した場合は、そのままステップS3へ戻る。また、
ステップS7において、マイコン11がレンズ状態認識
処理を実行しないと判断した場合にはステップS8から
ステップS11の一連の処理を実行することなく、その
ままステップS3に戻る。
【0050】以上のように、図3に示すメインルーチン
の全体の流れは、各タスク処理に優先順位をつけ、繰り
返し実行するようになっており、メインルーチンの処理
中に通信などの割り込み処理が入るようになっている。
図4は、図3のステップS4に示すコマンド処理の詳細
を示すフローチャートである。ここでは、カメラボディ
20又は通信工具30から送信されたコマンドに対する
処理を行う。
【0051】図4に示すステップS12において、マイ
コン11は送信されたコマンドがフォーカス用モータ駆
動用コマンドであるか否かを判定する。ステップS12
において、フォーカス用モータ駆動コマンドであると判
定された場合は、マイコン11はステップS13におい
てモータ制御を実行するためのフラグをそのRAMにセ
ットする。
【0052】ステップS12において、フォーカス用モ
ータ駆動コマンドではないと判定された場合は、ステッ
プS14に進む。ステップS14において、マイコン1
1は記憶装置12に関するコマンドであるか否かを判定
する。
【0053】ステップS14において、記憶装置12に
関するコマンドであると判定された場合は、マイコン1
1はステップS15において記憶装置12との通信を開
始するためのフラグをそのRAMにセットする。その
後、ステップS16に進む。ステップS14において、
記憶装置12に関するコマンドではないと判定された場
合は、直接ステップS16に進む。
【0054】ステップS16において、マイコン11は
各コマンドに対応したデータをカメラボディ20や通信
工具30と送受信するために通信を開始する。例えば、
記憶装置12に関するコマンドの場合は記憶装置12ヘ
アクセスするためのアドレスやデータの送受信を開始す
る。図4のステップS16では、上記したステップS1
3,S15に起因する通信を単にデータ送受信処理と記
載している。
【0055】なお、この実施の形態では詳しく説明しな
いが、ステップS16においては、前記データ送受信と
共に、通常データ送受信が併せて実行される。ここで、
通常データとは、レンズ情報(焦点距離、絞りの解放値
等)や、レンズ鏡筒10側にフォーカス用モータがある
のか又はカメラボディ20側にフォーカス用モータがあ
るのか等の情報をいう。前記通常データ送受信は、ステ
ップS12,S14において、NOと判定された場合に
も実行される。すなわち、この場合には、通常データ送
受信だけが行われる。すなわち、図4に示すフローチャ
ートは、フォーカス用モータ駆動コマンドの処理と記憶
装置12に関するコマンドの処理を強調したものであ
る。
【0056】図5は、図3のステップS2に示すマニュ
アルフォーカス用部材16の操作の有無を判定するため
の判断基準を記憶装置12から読み出す処理の詳細を示
すフローチャートである。ここで、マイコン11は、マ
ニュアルフォーカス用部材16の操作の有無を次のよう
に判定する。すなわち、マイコン11は、一定時間(以
降、MF判定リセット時間と呼ぶ)に、マニュアルフォ
ーカス用部材16に連動している操作検出回路13から
入力されるパルス数(以降、MF検出パルス数と呼ぶ)
が、一定のパルス数(以降、MF判定パルス数と呼ぶ)
を超えた場合、マニュアルフォーカス用部材16が操作
されたと判定する。
【0057】図5に示すステップS17において、マイ
コン11は記憶装置12に格納されているMF判定パル
ス数を読み込んでセットする。次に、ステップS18に
おいて、マイコン11は記憶装置12からMF判定リセ
ット時間を読み込んでセットする。次に、ステップS1
9において、マイコン11はMF検出パルス数をカウン
トするマイコン2内のカウンタをクリアする。
【0058】ステップS20において、マイコン11は
MF判定リセット時間用のタイマをリセットし、計測を
スタートさせる。これによって、マイコン11は、前記
MF判定リセット時間内にMF判定パルス数を超えるM
F検出パルス数が出力されるか否かを判定する準備を整
えることができる。その後、マイコン11の処理はリタ
ーンして、図3のステップS3に進む。
【0059】図6は、図3のステップS9に示すAFモ
ードからMFモードに切り替える処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。AFモードからMFモードに切り替
える処理は、マニュアルフォーカス用部材16の操作の
有無を判定し、その結果に応じて行われる。また、マニ
ュアルフォーカス用部材16の操作によるAFモードか
らMFモードへの切り替えは、フォーカスモードがM/
Aモードの時に行われる。
【0060】図6に示すステップS21において、ま
ず、マイコン11はフォーカスモードがM/Aモードで
あるか否かを判定する。前記判定は、例えば、レンズ鏡
筒10の外周部にAFモード、MFモード、M/Aモー
ドを各々設定するスイッチが設けられており、このスイ
ッチはマイコン11のポートに接続されている。したが
って、マイコン11は前記各スイッチの設定状態を検出
してモードを判定する。
【0061】図6のステップS21において、M/Aモ
ードではないと判定された場合、そのままリターンして
図3のステップS10に進む。ステップS21におい
て、M/Aモードであると判定された場合には、ステッ
プS22に進む。なお、以下の説明では、レリーズ釦2
2が半押しされている場合は勿論のこと、全押しされて
いる場合でも半押しされていると呼称する。なお、カメ
ラボディ20のレリーズ釦22が半押し(全押しを含
む)されていない場合、カメラボディ20は無条件でA
Fモードであると判定される。
【0062】ステップS22において、マイコン11は
カメラボディ20のレリーズ釦22が半押しされている
かどうかを判断する。ここで、カメラボディ20のレリ
ーズ釦22の状態は、通信ラインを通して、カメラボデ
ィ20のマイコン21から得ることができる。ステップ
S22において、カメラボディ20のレリーズ釦22が
半押しされていないと判断された場合、前記したよう
に、カメラボディ20はAFモードであると判定され
る。この場合、マイコン11の処理はステップS23に
進み、AFモードにセットされる。続いて、マイコン1
1の処理はステップS24に進み、MF検出パルス数を
クリアし、ステップS25でMF判定リセット時間用の
タイマをクリアしてリターンする(図3のステップS1
0に進む)。
【0063】ステップS22において、マイコン11
が、カメラのレリーズ釦22が半押しされていると判断
した場合には、ステップS26に進む。ステップS26
において、マイコン11は、MF検出パルス数がMF判
定リセット時間以内にMF判定パルス数を超えたか否か
を判定する。ステップS26において、超えたと判定さ
れた場合には、マニュアルフォーカス用部材16の操作
が行われたと判定され、ステップS27に進む。
【0064】ステップS27において、マイコン11は
MFモードに切り替える。その後、ステップS28にお
いて、マイコン11は、MFモードにおけるフォーカス
用レンズ18の駆動が、マニュアルフォーカス用部材1
6の操作により、図示しないマニュアル駆動手段と機械
的に連動しているか否かを判定し、機械的に連動してい
ると判定した場合はそのままリターンする(図3のステ
ップS10に進む)。
【0065】ステップS28において、図示しないマニ
ュアル駆動手段と機械的に連動していないと判定された
場合には、フォーカス用レンズ18をフォーカス用モー
タ17の駆動により移動させる必要がある。そのため、
マイコン11の処理はステップS29に進み、モータ制
御の実行を促すフラグをセットしてリターンする(図3
のステップS10に進む)。
【0066】前記ステップS26において、MF検出パ
ルス数がMF判定パルス数を超えていないと判定された
場合には、マニュアルフォーカスの動作が行われていな
いと判断されるため、ステップS30へ進む。ステップ
S30において、MF判定リセット時間計数用のタイマ
がセットされてから経過した時間(以後、MF経過時間
と呼称する)が、MF判定リセット時間を超えたか否か
を判定する。ステップS30において、MF経過時間が
MF判定リセット時間に達してないと判断された場合
は、そのままリターンする(図3のステップS10に進
む)。
【0067】ステップS30において、MF経過時間が
MFリセット時間を超えたと判断された場合は、ステッ
プS24に進む。ステップS24以降の処理は、上述し
た通りである。図7は、図3のステップS6に示すモー
タ制御処理のうち、本発明に係わる部分を示すフローチ
ャートである。
【0068】まず、ステップS31において、マイコン
11はAFモードであるかMFモードであるかを判定す
る。ステップS31において、AFモードであると判定
された場合は、ステップS32に進む。ステップS32
において、マイコン11はフォーカス用モータ17を駆
動するための制御演算処理を行う。
【0069】次に、ステップS33に進み、前記制御演
算処理の結果に基づいて、フォーカスモータ17を駆動
するための出力を行った後リターンする。ステップS3
1において、AFモードではないと判定された場合は、
ステップS34に進む。ステップS34において、マイ
コン11は、現在、フォーカス用モータ17が駆動中で
あるか否かを判定する。フォーカス用モータ17が駆動
中であると判定された場合には、ステップS35に進
み、フォーカス用モータ17を停止させてリターンす
る。また、ステップS34において、フォーカス用モー
タ17がすでに停止していると判定した場合には、その
ままリターンする。
【0070】図7に示すフローチャートは、MFモード
であると判定された場合、フォーカス用モータ17を停
止させる役割を有する。これは、AFモードからMFモ
ードに切り替わる際に、最初に必要な処理である。次
に、図1及び図2に示す第1の実施の形態に基づいて、
レンズ鏡筒10内のマイコン11で実行されるプログラ
ムの他の例を、図8に示すフローチャートを用いて説明
する。これは、請求項5に記載の発明に対応する。
【0071】図8に示すフローチャートは、図3に示す
ステップS2において、マイコン11が複数の判断基準
(マニュアルフォーカス用部材16の操作の有無を判定
する基準)から1つの判断基準を選択するように構成し
たものである。すなわち、図5に示すフローチャート
(図3に示すステップS2の詳細を示すフローチャー
ト)においては、記憶装置12は1つの判断基準しか格
納していないものとして説明した。しかし、図8に示す
フローチャートでは、記憶装置12は複数の判断基準を
選択するための選択値を格納している。そして、複数の
判断基準(具体的には、複数のMF判定パルス数と複数
のMF判定リセット時間)は、あらかじめマイコン11
内のROMに格納されていることを前提にしている。こ
の場合、前記したように、図1及び図2に示す第1の実
施の形態がそのまま適用できる。
【0072】図8に示すステップS36において、マイ
コン11は記憶装置12から複数の判断基準から1つの
判断基準を選択するための選択値を読み出す。ステップ
S37において、マイコン11は、ステップS36にお
いて読み出した選択値に基づいて、あらかじめマイコン
11内のROMに格納されている複数のMF判定パルス
数と複数のMF判定リセット時間(複数の判断基準)か
ら各々1つの値を選択し、マイコン11内のRAMに格
納する。
【0073】ステップS37において、マイコン11
は、ステップS36において読み出した選択値に基づい
て、前記ROMに格納されている複数のMF判定パルス
数から1つのMF判定パルス数を読み出し、マイコン1
2内のRAMに格納する。次に、ステップS38におい
て、ステップS36で読み出した選択値に基づいて、前
記ROMに格納されている複数のMF判定リセット時間
から1つのMF判定リセット時間を読み出し、マイコン
11内のRAMにセットする。
【0074】ステップS38に続くステップS39,S
40における処理は、図5に示すステップS19,S2
0の処理と同様であるため説明を省略する。なお、図8
に示すフローチャートにおいて、記憶装置12は複数の
判断基準を選択するための選択値を格納するものとして
説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものでは
なく、記憶装置12自身が複数の判断基準を格納するよ
うに構成しても良い。
【0075】なお、前記第1の実施の形態では、通信工
具30とカメラボディ20を別のものとして説明した。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、通信
工具30の機能をカメラボディ20に内蔵するように構
成しても良い。この場合には、通信工具30のマイコン
31の機能をカメラボディ20のマイコン21に持たせ
ることにより、マイコン31を省略することができる。
【0076】また、前記第1の実施の形態では、レンズ
鏡筒10とカメラボディ20とが着脱可能なカメラシス
テムを例にして説明した。しかし、本発明はこれに限定
されるものではなく、レンズ鏡筒10とカメラボディ2
0が一体に構成されたカメラシステムについても適用す
ることができる。この場合には、カメラ側に通信工具3
0との接続接点を設ければ良い。
【0077】また、前記レンズ鏡筒10とカメラボディ
20を一体化することにより、マイコン11とマイコン
21のうちの一方を省略することが可能になる(通常
は、レンズ鏡筒10のマイコン11を省略する)。ま
た、前記第1の実施の形態では、フォーカス用モータ1
7がレンズ鏡筒10側に存在するタイプのカメラシステ
ムを例にして説明した。しかし、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、カメラボディ20側にフォーカス用
モータ17が設けられているタイプのカメラシステムに
も適用することができる。
【0078】また、前記第1の実施の形態では、オート
フォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学
機器の代表例として、カメラシステムを例にして説明し
た。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、
オートフォーカスからマニュアルフォーカスに切り替え
可能な機構を有する光学機器の全てについて適用するこ
とができる。これらの光学機器としては、カメラシステ
ムの他に、例えば望遠鏡や双眼鏡等が存在する。
【0079】以上の説明から明らかなのように、前記第
1の実施の形態によれば、M/Aモードにおいて、マニ
ュアルフォーカス用部材16の操作感覚が各々の撮影者
によって異なる場合でも、通信工具30を用いて記憶装
置12に格納されている判断基準や選択値を書き替える
ことで、容易に操作感覚を撮影者の操作感覚と合致させ
ることができる。その結果、撮影者は、自から意図した
タイミングでAFモードからMFモードに切り替えるこ
とが可能となる。
【0080】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図9は、本発明の第2の実施の形態を示すブ
ロック図である。図9に示す第2の実施の形態は、請求
項6に記載する発明に対応する。また、図9において、
図1に示す第1の実施の形態と同一部分には、同一符号
を付してその説明を省略する。図1に示す第1の実施の
形態と図9に示す第2の実施の形態が相違するのは、記
憶装置12(図1参照)の代わりに判断基準変更スイッ
チ19(図9参照)が設けられている点である。すなわ
ち、第2の実施の形態は、前記判断基準変更スイッチ1
9を用いて、あらかじめ設定された複数の判断基準から
1つの判断基準を選択する構成になっている。
【0081】図9に示す第2の実施の形態について、さ
らに詳しく説明する。前記判断基準変更スイッチ19
は、あらかじめマイコン11内のROMに格納されてい
る複数のMF判定パルス数とMF判定リセット時間(判
断基準)を選択するための選択値を決定するためのスイ
ッチである。この判断基準変更スイッチとしては、通常
の切り替えスイッチの他に、ディップスイッチや半田ブ
リッジ等を用いても良い。すなわち、ディップスイッチ
や半田ブリッジのように、設定状態を複数表現できるも
のが好ましい。ここで、半田ブリッジとは、接点間にハ
ンダを落として、接点間を接続することをいう。これ
は、ユーザの希望に応じて行われるもので、メーカのサ
ービスセンターでの作業を前提としている。
【0082】マイコン11は、前記判断基準変更スイッ
チ19の状態を読み出して、前記選択値を変更する。こ
の場合のアルゴリズムは、図8に示すステップS36に
おいて記憶装置12から選択値を読み込んでいたのを、
判断基準変更スイッチ19の設定状態に応じて、選択値
を決定するようにする変更すれば良い。また、第2の実
施の形態の場合には、記憶装置12に関する処理は全て
省略することが可能である。
【0083】なお、前記第2の実施の形態においては、
判断基準変更スイッチ19をレンズ鏡筒10内に設けた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばレ
ンズ鏡筒の外周面上等に設けても良い。
【0084】また、前記第1の実施の形態及び第2の実
施の形態では、レンズ鏡筒10とカメラボディ20とが
着脱可能なカメラシステムを例にして説明した。しか
し、本発明はこれに限定されるものではなく、レンズ鏡
筒10とカメラボディ20が一体に構成されたカメラシ
ステムについても適用することができる。この場合に
は、カメラ側に通信工具30との接続接点を設ければ良
い。
【0085】また、前記レンズ鏡筒10とカメラボディ
20を一体化することにより、マイコン11とマイコン
21のうちの一方を省略することが可能になる(通常
は、レンズ鏡筒10のマイコン11を省略する)。ま
た、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、
フォーカス用モータ17がレンズ鏡筒10側に存在する
タイプのカメラシステムを例にして説明した。しかし、
本発明はこれに限定されるものではなく、カメラボディ
20側にフォーカス用モータ17が設けられているタイ
プのカメラシステムにも適用することができる。
【0086】また、前記第1の実施の形態及び第2の実
施の形態では、オートフォーカス/マニュアルフォーカ
ス切り替え可能な光学機器の代表例として、カメラシス
テムを例にして説明した。しかし、本発明はこれに限定
されるものではなく、オートフォーカスからマニュアル
フォーカスに切り替え可能な機構を有する光学機器の全
てについて適用することができる。これらの光学機器と
しては、カメラシステムの他に、例えば望遠鏡や双眼鏡
等が存在する。
【0087】以上の説明から明らかなように、前記第2
の実施の形態によれば、M/Aモードにおいて、マニュ
アルフォーカス用部材16の操作感覚が各々の撮影者に
よって異なる場合でも、判断基準変更スイッチ19を切
り換えるだけで、容易に操作感覚を撮影者の操作感覚と
合致させることができる。その結果、撮影者は、自から
意図したタイミングでAFモードからMFモードに切り
替えることが可能となる。
【0088】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、変更手段
の働きにより、オートフォーカスからマニュアルフォー
カスに切り替える際の操作部材の操作量を、撮影者の感
性に合致した操作量に設定することができる。したがっ
て、撮影者の感性に合致したオートフォーカス/マニュ
アルフォーカス切り替えを実行することができる。
【0089】請求項2記載の発明によれば、操作部材が
マニュアル駆動手段と機械的に連動しているため、撮影
者の感性に合致したオートフォーカス/マニュアルフォ
ーカス切り替えを実行することができる。請求項3記載
の発明によれば、マニュアル駆動手段が操作部材の操作
に応じて、フォーカス用モータを駆動させ、フォーカス
用レンズを移動する。したがって、撮影者の感性に合致
したオートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え
を実行することができる。
【0090】請求項4記載の発明によれば、判断基準が
記憶手段に格納され、マイクロコンピュータは、操作部
材の操作量が判断基準を超えたか否かを判定する。した
がって、撮影者の感性に合致したオートフォーカス/マ
ニュアルフォーカス切り替えを実行することができる。
請求項5記載の発明によれば、マイクロコンピュータは
複数の判断基準から1つの判断基準を選択する。したが
って、撮影者の感性に合致したオートフォーカス/マニ
ュアルフォーカス切り替えを実行することができる。
【0091】請求項6記載の発明によれば、スイッチに
よって複数の判断基準の中から1つの判断基準を設定す
ることができるので、撮影者の感性に合致したオートフ
ォーカス/マニュアルフォーカス切り替えを実行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示すブロック図であ
り、レンズ鏡筒がカメラボディに取り付けられた状態を
示す図。
【図2】本発明の第1実施の形態を示すブロック図であ
り、レンズ鏡筒が通信工具に取り付けられた状態を示す
図。
【図3】図1及び図2に示す実施の形態の第1の動作例
を示すフローチャートである。
【図4】図3のステップS4におけるコマンド処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図5】図3のステップS2における、マニュアルフォ
ーカス用部材16の操作の有無を判定するための判断基
準を、記憶装置12から読み出す処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図3のステップS9における、AFモードとM
Fモードを切り替える処理の詳細を示すフローチャート
である。
【図7】図3のステップS6に示すモータ制御処理を示
すフローチャートである。
【図8】図3のステップS2において、マイコン11が
複数の判断基準を選択可能にするフローチャートであ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 レンズ鏡筒 11 マイコン(マイクロコンピュータ) 12 記憶装置 13 操作検出回路 14 位置検出回路 15 モータ駆動回路 16 マニュアルフォーカス用部材 17 フォーカス用モータ 18 フォーカス用レンズ 19 判断基準変更スイッチ 20 カメラボディ 21 マイコン(マイクロコンピュータ) 22 レリーズ釦 23 フォーカスセンサ 25 通信ケーブル 30 通信工具 31 マイコン(マイクロコンピュータ) 32 アドレス設定スイッチ 33 データ設定スイッチ 34 データ書込スイッチ 35 データ読込スイッチ 36 データ表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影面で合焦させるためのフォ
    ーカス用レンズと、前記フォーカス用レンズを移動させ
    るためのフォーカス用モータと、前記フォーカス用モー
    タを駆動してフォーカス用レンズをオートで移動させる
    オート駆動手段と、前記フォーカス用レンズをマニュア
    ルで移動させるマニュアル駆動手段とを搭載したオート
    フォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学
    機器において、 前記マニュアル駆動手段を動作させる操作部材と、 前記操作部材が操作されている状態にあることを検出す
    る操作検出手段と、 前記操作部材が操作されている状態にあることを前記操
    作検出手段によって検出された時に、前記フォーカス用
    レンズをオートで移動させるモードからマニュアルで移
    動させるモードに移行する切り替え手段と、 前記操作部材が操作されている状態にあるか否かを判断
    するための判断基準を変更するための変更手段と、 を有することを特徴とするオートフォーカス/マニュア
    ルフォーカス切り替え可能な光学機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオートフォーカス/マニ
    ュアルフォーカス切り替え可能な光学機器において、 前記操作部材は前記マニュアル駆動手段と機械的に連動
    し、前記操作部材の操作に応じて前記フォーカス用レン
    ズがマニュアルで移動するように構成したことを特徴と
    するオートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え
    可能な光学機器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のオートフォーカス/マニ
    ュアルフォーカス切り替え可能な光学機器において、 前記マニュアル駆動手段は、前記操作部材の操作に応じ
    て、前記フォーカス用モータを駆動させ、前記フォーカ
    ス用レンズを移動するように構成したことを特徴とする
    オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能
    な光学機器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のオートフォーカス/マニ
    ュアルフォーカス切り替え可能な光学機器において、 前記変更手段は、判断基準を格納している記憶手段と、 前記判断基準を超えたか否かを判断するマイクロコンピ
    ュータとから構成されていることを特徴とするオートフ
    ォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機
    器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のオートフォーカス/マニ
    ュアルフォーカス切り替え可能な光学機器において、 前記記憶手段は複数の判断基準の選択値を格納してお
    り、 前記マイクロコンピュータが前記選択値に基づいて複数
    の判断基準から1つの判断基準を選択可能なように構成
    したこと特徴とするオートフォーカス/マニュアルフォ
    ーカス切り替え可能な光学機器。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のオートフォーカス/マニ
    ュアルフォーカス切り替え可能な光学機器において、 前記変更手段は、あらかじめ決められている複数の前記
    判断基準をスイッチの設定に応じて選択するように構成
    したこと特徴とするオートフォーカス/マニュアルフォ
    ーカス切り替え可能な光学機器。
JP18046799A 1999-06-25 1999-06-25 オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機器 Expired - Lifetime JP4415425B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18046799A JP4415425B2 (ja) 1999-06-25 1999-06-25 オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18046799A JP4415425B2 (ja) 1999-06-25 1999-06-25 オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001013398A true JP2001013398A (ja) 2001-01-19
JP4415425B2 JP4415425B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=16083741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18046799A Expired - Lifetime JP4415425B2 (ja) 1999-06-25 1999-06-25 オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4415425B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011138018A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Canon Inc フォーカス操作装置を含む撮像装置およびフォーカス制御方法
JP2015075665A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 株式会社ニコン 交換レンズおよびカメラボディ
CN104570275A (zh) * 2014-12-16 2015-04-29 太仓微芯电子科技有限公司 一种自动聚焦系统及方法
JP2018151652A (ja) * 2018-05-01 2018-09-27 株式会社ニコン 交換レンズ
US10834326B2 (en) 2018-05-30 2020-11-10 Canon Kabushiki Kaisha Interchangeable lens apparatus, its control method, and imaging apparatus
US10945591B2 (en) 2015-10-27 2021-03-16 Olympus Corporation Image capturing device, endoscope apparatus, and method for operating image capturing device
WO2022261908A1 (zh) * 2021-06-17 2022-12-22 深圳市大疆创新科技有限公司 拍摄设备的控制方法、设备及存储介质

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011138018A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Canon Inc フォーカス操作装置を含む撮像装置およびフォーカス制御方法
JP2015075665A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 株式会社ニコン 交換レンズおよびカメラボディ
CN104570275A (zh) * 2014-12-16 2015-04-29 太仓微芯电子科技有限公司 一种自动聚焦系统及方法
US10945591B2 (en) 2015-10-27 2021-03-16 Olympus Corporation Image capturing device, endoscope apparatus, and method for operating image capturing device
JP2018151652A (ja) * 2018-05-01 2018-09-27 株式会社ニコン 交換レンズ
US10834326B2 (en) 2018-05-30 2020-11-10 Canon Kabushiki Kaisha Interchangeable lens apparatus, its control method, and imaging apparatus
WO2022261908A1 (zh) * 2021-06-17 2022-12-22 深圳市大疆创新科技有限公司 拍摄设备的控制方法、设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4415425B2 (ja) 2010-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2791667B2 (ja) 撮影レンズ、カメラボディ、及び一眼レフカメラシステム
US9244250B2 (en) Optical apparatus
US5918078A (en) Lens driving device
JP4415425B2 (ja) オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替え可能な光学機器
US20170180638A1 (en) Lens apparatus and image capturing apparatus
JP2933341B2 (ja) カメラのレンズ収納復帰装置
JP2002156573A (ja) レンズ駆動制御装置
JP4732065B2 (ja) オートフォーカス制御装置
US4853732A (en) Automatic focusing camera
JP3339155B2 (ja) カメラ
JP2941966B2 (ja) カメラシステム及び交換レンズ装置
JP3372366B2 (ja) カメラ、撮影レンズ鏡筒及びカメラシステム
US6128443A (en) Camera and interchangeable lens
US5689741A (en) Automatic focus camera having an audio device to indicate an in-focus state of a lens and a method thereof
JP2002207160A (ja) デジタルカメラ
JPH09211311A (ja) カメラの測距装置
US6009278A (en) Vibration preventing device and photographing apparatus having the vibration preventing function
JP2020003583A (ja) 光学機器
JPH0455297Y2 (ja)
JPH10186489A (ja) 制御装置、カメラアクセサリ装置およびカメラ装置
JPH07295018A (ja) カスタム機能付きカメラ
JPH0882838A (ja) ズーミング可能なカメラ
JP2002250855A (ja) カメラ装置
WO2014038566A1 (ja) 撮影装置
JP2000305147A (ja) カメラ及びその操作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4415425

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151204

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term