JP3372366B2 - カメラ、撮影レンズ鏡筒及びカメラシステム - Google Patents

カメラ、撮影レンズ鏡筒及びカメラシステム

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JP3372366B2
JP3372366B2 JP22709994A JP22709994A JP3372366B2 JP 3372366 B2 JP3372366 B2 JP 3372366B2 JP 22709994 A JP22709994 A JP 22709994A JP 22709994 A JP22709994 A JP 22709994A JP 3372366 B2 JP3372366 B2 JP 3372366B2
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lens
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zoom
cpu
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラシステム、詳し
くは、レンズ交換可能なカメラシステム、又はカメラア
クセサリが着脱自在なカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズ交換可能なカメラシステ
ム、又はカメラアクセサリを着脱自在なカメラシステム
であり、該レンズ又はカメラアクセサリからの情報にも
とづいて、カメラボディが演算・制御するカメラシステ
ムは種々提案されている。たとえば特公平5−5941
1号公報には、変倍レンズにおいて、たとえばAF制御
等ボディの演算・制御に必要なデータを焦点距離に応じ
て固定記憶させておき、ボディのデータ要求に対応して
その時の焦点距離を検出し、その検出結果に対応するデ
ータを選択・算出等した後にボディに出力する技術手段
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平5−59411号公報に提案された技術手段では、
レンズ内あるいはアクセサリ内において、レンズの焦点
距離等設定状態に対応したデータを選択・算出等せねば
ならない。しかし、カメラシステム全体としてのコスト
や消費電流を考慮すると、上記選択・算出手段としての
マイクロコンピュータ等は、カメラボディ内の高速・高
機能なものに対し、低速・簡易なものとならざるを得
ず、上記データの選択や算出には、カメラボディ内で行
う場合に比べ、時間を要する。結果として、カメラボデ
ィの動作に必要なデータを取り出すまでに時間がかか
り、動作の開始が遅れるという問題点が生じる。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、レンズ鏡筒内の回路構成が簡易・安価で、か
つ必要なレンズ鏡筒の固有データを高速にアクセス可能
なカメラシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるカメラは、ズームレンズ光学系を含む
撮影レンズ鏡筒を着脱自在なカメラであって、上記撮影
レンズ鏡筒内に配置されたレンズ内CPUとデータ通信
可能であり、上記レンズ内CPUよりも高速に動作する
カメラ内CPUと、データ保存用のRAMと、を備え、
上記撮影レンズ鏡筒が上記カメラに装着されていると
き、上記カメラ内CPUは、上記カメラの起動時に上記
レンズ内CPUとの通信によって上記撮影レンズ鏡筒に
関する複数の固有データを一括受信して上記RAMに記
憶させ、その後、上記カメラの動作中に上記撮影レンズ
鏡筒内の上記ズームレンズ光学系のズーム位置を含む状
態データを受信し、該状態データに基づいて上記RAM
に保持されているデータを選択的に読み出すようにした
ことを特徴とする。
【0006】上記の目的を達成するために本発明による
撮影レンズ鏡筒は、撮影レンズに関する複数の固有デー
タを一括して保持可能でありこの一括して保持された保
持データより必要なデータを選択的に読み出して撮影動
作を制御する機能を有するカメラに着脱自在な撮影レン
ズ鏡筒において、ズームレンズ光学系と、上記ズームレ
ンズ光学系のズーム位置を検出するズームエンコーダ
と、レンズ内CPUと、上記ズームレンズ光学系のズー
ム位置に対応する複数のレンズ固有データを記憶してい
るROMと、を備え、上記レンズ内CPUは、該レンズ
内CPUよりも高速に動作する上記カメラ内に配置され
たカメラ内CPUとデータ通信可能であり、上記撮影レ
ンズ鏡筒が上記カメラに装着されているとき、上記RO
Mに記憶されている上記複数のレンズ固有データを一括
して上記カメラ内CPUに送信し、その後、上記カメラ
の動作中に上記ズームエンコーダで検出された上記ズー
ムレンズ光学系のズーム位置を含む状態データを上記保
持データの参照用として送信するようにしたことを特徴
とする。
【0007】上記の目的を達成するために本発明による
カメラシステムは、ズームレンズ光学系を含む撮影レン
ズ鏡筒と、該撮影レンズ鏡筒を着脱自在なカメラとを有
するカメラシステムであって、上記撮影レンズ鏡筒は、
上記ズームレンズ光学系のズーム位置を検出するズーム
エンコーダと、レンズ内CPUと、上記ズームレンズ光
学系のズーム位置に対応する複数のレンズ固有データを
記憶しているROMと、を備え、上記カメラは、上記レ
ンズ内CPUとデータ通信可能であり、上記レンズ内C
PUよりも高速に動作するカメラ内CPUと、データ保
存用のRAMと、を備え、上記レンズ内CPUは、上記
撮影レンズ鏡筒が上記カメラに装着されているとき、上
記ROMに記憶されている上記複数のレンズ固有データ
を一括して上記カメラ内CPUに送信し、その後、上記
カメラの動作中に上記ズームエンコーダで検出された上
記ズームレンズ光学系のズーム位置を含む状態データを
送信し、上記カメラ内CPUは、上記撮影レンズ鏡筒が
上記カメラに装着されているとき、上記カメラの起動時
に上記レンズ内CPUとの通信によって上記撮影レンズ
鏡筒に関する複数の固有データを一括受信して上記RA
Mに記憶させ、その後、上記カメラの動作中に上記ズー
ムレンズ光学系のズーム位置を含む状態データを受信
し、該状態データに基づいて上記RAMに保持されてい
るデータを選択的に読み出すようにしたことを特徴とす
る。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1は、本発明の第1実施例のカメラシス
テムの構成をブロックで示した説明図である。
【0013】この第1実施例のカメラシステムは、撮影
レンズ鏡筒100と、該撮影レンズ鏡筒100が着脱自
在なカメラボディ200とで構成されている。
【0014】まず、上記撮影レンズ鏡筒100について
説明する。
【0015】図1に示すように、該撮影レンズ鏡筒10
0は、フォーカシングレンズ101、ズーミングレンズ
102からなる光学系を具備しており、それぞれ光軸方
向に移動させることによりフォーカシングとズーミング
を行うようになっている。また、上記撮影レンズ鏡筒1
00は、レンズ内マイクロコンピュータ(以下、LCP
Uと称す)103を有しており、該撮影レンズ鏡筒10
0内の各デバイスを制御するようになっている。
【0016】さらに、該LCPU103には、カメラボ
ディ200から供給される信号系電源Vccが接続されて
いる。また、該信号系電源Vccの電圧変化によって作動
するパワーオンリセット回路104も併せて設けられ、
該撮影レンズ鏡筒100に供給される上記信号系電源V
ccの電源電圧がグランドレベルから所定電圧まで上昇す
ると、該パワーオンリセット回路104の出力はある時
定数をもって“L”レベルから“H”レベルに変化し、
上記LCPU103に入力されるようになっている。
【0017】上記LCPU103には、不揮発メモリ
(EEPROM)105が接続されており、該LCPU
103によりデータの読み出し、書き込みが自在となっ
ている。なお、該メモリ105には、撮影レンズ鏡筒1
00のフォーカス駆動系およびズーム駆動系のバックラ
ッシュデータや、絞り系の絞り込みオフセット量等組み
立て後の調整データ、測定データ等が書き込まれてい
る。
【0018】さらに、上記LCPU103には、フォー
カスコード板(図中、FCと略す)106、ズームコー
ド板(図中、ZCと略す)107が接続されており、そ
れぞれフォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置に対応
したコードを、たとえば4bit バイナリコードで出力す
るようになっている。そして、これらの出力は該LCP
U103で検知されるようになっている。
【0019】上記フォーカシングレンズ101とズーミ
ングレンズ102との間には、絞り機構108が配設さ
れており、絞り用のステッピングモータ109により駆
動されてその開口口径が変化するようになっている。該
ステッピングモータ109は、LCPU103により制
御されるドライバ110で駆動されるようになってい
る。なお、該ドライバ110は、カメラボディ200の
パワー電源のVE,パワーグランドPGNDを駆動電源
としている。
【0020】また、上記LCPU103には、カメラボ
ディ200からの駆動力をフォーカス機構またはズーム
機構に切り換える手段が接続されている。該手段は、ア
クチュエータドライバ111、切換機構112、たとえ
ばプランジャ等、切換機構を駆動する切換アクチュエー
タ113で構成されており、上記カメラボディ200と
のカプラ115、変速機構114(図中、Trと略す)
を介して該カメラボディ200から伝達されてくる力
を、ギヤーのスライド等によってフォーカシングレンズ
101またはズーミングレンズ102のいずれか一方に
選択的に伝えるようになっている。
【0021】さらに、上記LCPU103には、ズーム
スイッチ116、AF/MF切換スイッチ117が接続
されている。LCPU103は、該ズームスイッチ11
6により、ワイド方向への駆動と、テレ方向への駆動と
いずれを意図して操作されたかを判別し、また、上記A
F/MF切換スイッチ117により、いずれの側に設定
されているかを判別するようになっている。
【0022】上記LCPU103は、通信ライン群11
9を介してカメラボディ200と接続されている。図
中、符号120は通信端子群であり、符号121はパワ
ー系電源端子、符号122はパワー系グランド端子、符
号123は信号系電源端子、符号124は信号系グラン
ド端子である。
【0023】次にカメラボディ200について説明す
る。
【0024】該カメラボディ200は、通常の撮影機能
を有するとともに、該カメラボディ200の各デバイス
を制御するボディマイクロコンピュータ(以下、BCP
Uと称す)201を具備している。
【0025】該BCPU201には、モータドライバ2
02を介してモータ203が接続されており、該BCP
U201は上記モータドライバ202を制御することに
よりモータ203を駆動制御するようになっている。
【0026】該モータ203のモータシャフト204の
先端部にはスリット板205が配設されており、該スリ
ット板205の回動軌跡上には、フォトインタラプタ
(PI)206が配設されている。これにより、モータ
203が回転すると、PI206の光束をスリット板2
05が間欠的に遮光するため、周期的なデジタルパルス
がBCPU201に伝達されることになる。また、該モ
ータ203の出力は、シャフト204から変速機構21
4を介して撮影レンズ鏡筒100とのカプラ215に伝
えられるようになっている。
【0027】一方、カメラボディ200には、半透過メ
インミラー207、サブミラー208が配設されてい
る。該サブミラー208の下方には、メインミラー20
7を透過しサブミラー208で反射された光が入射し、
撮影レンズの焦点がフィルム面に対してどれだけずれて
いるかを検知するAFセンサ209が配設されている。
また、該AFセンサ209の出力はBCPU201に入
力するようになっている。
【0028】図中、符号211は上記カメラボディ20
0および撮影レンズ鏡筒100の各部の電源となるバッ
テリであり、該バッテリ211からの供給電圧は、直
接、あるいはDC/DCコンバータ210を介して信号
系電源としての安定電圧として各部に供給されるように
なっている。
【0029】図中、符号216はメインスイッチであ
り、カメラ全体の動作を許可又は禁止する。また、符号
217はレリーズボタンであり、BCPU201は、該
レリーズボタン217が半押し(1stレリーズ)で測
光・測距動作を行わせ、全押し(2ndレリーズ)で上
記メインミラー207を上方に揺動させ、不図示のシャ
ッタを動作させた後、露光動作を行うよう各部を制御す
る。
【0030】上記BCPU201は、通信ライン群21
9を介して撮影レンズ鏡筒100と接続されている。ま
た、図中、符号220は通信端子群、符号221はパワ
ー系電源端子、符号222はパワー系グランド端子、符
号223は信号系電源端子、符号224は信号系グラン
ド端子である。
【0031】上記メインミラー207の上方には、ファ
インダスクリーン231、コンデンサレンズ232、ペ
ンタプリズム233、ファインダアイピース234から
なるファインダ光学系が配設されており、上記メインミ
ラー207で上方に反射された光は上記各光学部品を経
て撮影者に観察されるようになっている。
【0032】上記撮影レンズ鏡筒100がカメラボディ
200に装着されると、上記通信端子群120と通信端
子群220とが接続し、また上記パワー系電源端子12
1,221、パワー系グランド端子122,222、信
号系電源端子123,223、信号系グランド端子12
4,224がそれぞれ接続し、LCPU103とBCP
U201とが通信可能となり、撮影レンズ鏡筒100の
各機構が動作可能となる。
【0033】図2は、本第1実施例のカメラシステムに
おけるBCPU201,LCPU103および信号系回
路の主要部の詳細を示す電気回路図である。
【0034】上記LCPU103には、動作クロックを
発生させる発振子OSC100(周波数4MHz)が接
続されている。また、各スイッチのプルアップ抵抗の電
源端子となるCMOS出力端子PLONが設けられてい
る。上記ズームスイッチ116は、テレ方向の駆動を指
示するスイッチSWZTとワイド方向の駆動を指示する
スイッチSWZWとで構成されている。また、上記AF
/MF切換スイッチ117は、スイッチSWAFで構成
されている。
【0035】さらに上述したように、上記LCPU10
3には4bit のフォーカスコード板106、4bit のズ
ームコード板107、EEPROM105が接続され
る。また、上記パワーオンリセット回路104は、抵抗
R1 とC1 とより構成されており、上記信号系電源端子
123,223が接続され、電源電圧Vccが供給される
と、LCPU103の端子RSTに対して所定の時定数
にて“L”レベルから“H”レベルに変化した信号を送
出するようになっている。なお、該LCPU103は、
その端子RSTに“L”レベルが入力するとリセットが
かかり、“H”レベルになると動作を開始するようにな
っている。
【0036】なお、本実施例においては、上記パワーオ
ンリセット回路104は、抵抗R1とC1 とで構成した
が、所定の時定数を伴って上記LCPU103の端子R
STに所定信号を入力できる、如何なる回路を採用する
ことができることはいうまでもない。
【0037】上記BCPU201には、高速動作用のメ
インクロックOSC200(周波数20MHz)と、低
速低消費電流動作用のサブクロックOSC200S(周
波数32kHz)が接続されている。
【0038】上記メインスイッチ216はスイッチMS
Wにより構成され、レリーズボタン217は半押し(1
stレリーズ)で1SWが、全押し(2ndレリーズ)
で2SWがそれぞれ閉じるよう構成されている。該3つ
のスイッチはそれぞれ、BCPU201における入力端
子MSIN,1SIN,2SINに入力されるようにな
っている。なお、これらの入力端子は、プルアップ抵抗
を介してその電源となるCMOS出力端子に接続されて
いる。
【0039】上記LCPU103には、ROM103a
およびRAM103bが内蔵されている。なお、該RO
Mはリードオンメモリの略称で、CPU作成時に内容が
決まり、書換不能な固定記憶手段で、撮影レンズ鏡筒1
00の固有データおよびLCPUのプログラム等が格納
されている。またRAMはランダムアクセスメモリで、
書き換え・読み出し自在であるが、電源が切られるとそ
の内容は揮発する。そしてプログラムに従って動作する
際の数値保持等に使われる。
【0040】上記BCPU201には、ROM201a
およびRAM201bが内蔵されている。該ROM20
1a内にはBCPU201のプログラムが格納されてい
る。また、上記RAM201bは、プログラムに従って
動作する際の数値保持等に使用されるのに加え、撮影レ
ンズ鏡筒100からのレンズ固有データを保持するよう
になっている。なお、上記プログラムで使用する上記R
AM201bのエリアと、レンズ固有データを保持する
該RAM201bのエリアは、重ならないようにアドレ
スが定められている。
【0041】上記LCPU103とBCPU201との
通信ラインは、ボディからレンズへの通信割り込み信号
ラインであるBINTL、撮影レンズ鏡筒100からカ
メラボディ200への通信割込信号ラインであるLIN
TB、シリアルデータラインであるLDT、シリアルク
ロックラインであるLCLKの4本で構成され、各ライ
ンはカメラボディ200内で1MΩの高抵抗で電源電圧
Vccにプルアップされている。また、信号ラインBIN
TLは撮影レンズ鏡筒100内で信号系グランドライン
SGNDに22kΩの抵抗でプルダウンされ、信号ライ
ンLDTは電源電圧Vccに対して3.6kΩでプルアッ
プされている。
【0042】なお、上記通信ラインBINTL、LIN
TB、LDT、LCLKは、撮影レンズ鏡筒100とカ
メラボディ200とのマウント面において、通信端子群
120と通信端子群220とで接続されるようになって
いる。該通信端子群120,220は、それぞれ端子1
20a〜120d(撮影レンズ鏡筒100端子)、22
0a〜220d(カメラボディ200側端子)からな
り、それぞれ図示の如く接続されるようになっている。
【0043】また、図2に示すように、上記端子はパワ
ー系電源端子(VE ),信号系電源端子(Vcc),信号
系グランド端子(SGND),通信端子群(BINT
L,LINTB,LDT,LCLK)の順に並んでい
る。
【0044】上記撮影レンズ鏡筒100がカメラボディ
200に装着されていない場合、通信端子はLCPU1
03,BCPU201共に入力にセットされており、装
着前上記通信ラインBINTLは1MΩのプルアップ抵
抗により“H”レベルとなっているが、装着がなされて
上記端子120aと端子220aとが接続すると、該通
信ラインBINTLは22kΩのプルダウン抵抗の影響
で“L”レベルとなり、これによりBCPU201は、
カメラボディ200に撮影レンズ鏡筒100が装着され
たことを認知するようになっている。
【0045】図3は、本第1実施例のカメラシステムに
おける上記撮影レンズ鏡筒100の外観を示す要部斜視
図であり、図4は、該カメラシステムにおけるカメラボ
ディ200の外観を示す斜視図である。
【0046】図に示すように、撮影レンズ鏡筒100の
側面には、テレズームボタン(上記SWZTに対応)と
ワイドズームボタン(上記SWZWに対応)とで構成さ
れるズームスイッチ116と、光軸方向にスライドさせ
ることによりオートフォーカスとマニュアルフォーカス
とを切り換えるAF/MF切換スイッチ117が設けら
れている。
【0047】また、該撮影レンズ鏡筒100の一端面に
は、図中、符号ML で示すレンズ側マウント面が形成さ
れており、さらに、符号BL で示すレンズ側バヨネット
爪が突設されている。また、該レンズ側マウント面の所
定位置には上記カプラ115が配設されており、さら
に、上述した各端子121,123,124,120a
〜120dが図示の如く並設されている。なお、該各端
子はカメラボディ200側に向けてバネで突出付勢され
たピンで構成されている。
【0048】一方、図4に示すように、カメラボディ2
00の上面一側方にはレリーズボタン217が設けられ
ている。また、上記撮影レンズ鏡筒100との係合部に
は図中、符号BB で示すボディ側のバヨネット爪、符号
MB で示すボディ側マウント面が形成されている。さら
に、該ボディ側マウント面における、上記カプラ115
の対向部にはボディ側カプラ215が配設されており、
撮影レンズ鏡筒100がカメラボディ200に接合した
際に、互いに接触するようになっている。
【0049】また、上述した各端子221,223,2
24,220a〜220dが図示の如く並設されてい
る。該各端子はいずれも平面のパターン面で形成されて
おり、撮影レンズ鏡筒100がカメラボディ200に接
合した際に、上記端子121,123,124,120
a〜120dが当接するようになっている。
【0050】上記マウント面ML ,MB はともに金属の
導電体であり、上述したパワー系グランド端子(PGN
D)を兼ねている。
【0051】さらに、図3,図4中、符号PL ,PB は
合せマークであり、撮影レンズ鏡筒100を装着する際
には、これらのマークが互いに重なり合う角度で該撮影
レンズ鏡筒100とカメラボディ200のマウント面M
L ,MB を当接させ、これを略60°回転させて装着す
る。撮影レンズ鏡筒100の装着が完了すれば上記カプ
ラ115とカプラ215とが係合し、かつ上記各端子が
対応する端子と接続するようになっている。
【0052】次に、本カメラシステムにおける上記切換
機構113の制御について、図1および表1を参照して
説明する。
【0053】
【表1】 まず、上記LCPU103が省電力モードに入り、動作
を停止している場合は、該切換機構113は省電力モー
ドに入る前に設定されたと同じ状態に保持される。
【0054】次に、該LCPU103が動作モードに入
り、かつMFモードが選択された場合は、同切換機構1
13はカプラがズーム駆動機構に連結した状態とされ
る。これによりフォーカス駆動機構は可動自在となり、
マニュアルフォーカシングが可能になるのに加えて、ズ
ームスイッチ116が操作された際、直ちにズーム駆動
を開始させることができる。
【0055】上記LCPU103が動作モード下でかつ
AFモードが選択され、ズームスイッチ116が操作さ
れていない場合、カプラはAF駆動機構に連結させられ
る。これは、AFモードの場合、一般的に合焦した後に
露出動作を行うことが多く、撮影者の操作に対して、具
体的にはレリーズボタン操作等に応答して、直ちにAF
駆動を行う必要があるからである。
【0056】上記LCPU103が動作モード下でかつ
AFモードが選択され、ズームスイッチ116が操作さ
れている場合は、カプラはズーム駆動機構に連結させら
れる。そして、ズームスイッチ116の操作が終了する
と、直ちにフォーカス駆動機構に係合する。
【0057】次に、上記LCPU103とBCPU20
1とのデータの授受について説明する。
【0058】まず、図5,図6を参照して、上記BCP
U201におけるRAM201bについて説明する。
【0059】図5,図6は、本実施例のカメラシステム
におけるRAM201b内の固有データ保持エリアの割
当てを示す説明図である。
【0060】本実施例のカメラシステムにおいては、該
RAM201bの容量を1024バイトとしている。そ
の番地は0〜1024であり、000(16進)〜3F
F(16進)とも書ける。このうち、000(16進)
〜1FF(16進)までは通常プログラムにより演算処
理等に使用し、一方200(16進)〜3FF(16
進)は撮影レンズ鏡筒100からの、固有データの保持
をするエリアである。
【0061】たとえば、そのRAM201b内の固有デ
ータ保持エリアの割当ては図5,図6に示すようなもの
である。すなわち、200(16進)番地からは、レン
ズのFNo.の情報等自動露出(AE)用のデータに割
当てられている。本実施例における撮影レンズ鏡筒10
0は、その特性がフォーカス状態によってはほとんど変
化しないが、ズームによっては大きく変化する。そこ
で、各データは4bit ズームエンコーダのコードに対応
して16組が該撮影レンズ鏡筒100内に記憶されてお
り、上述した通信ライン群を介してカメラボディ200
内のBCPU201に出力されてくる。これを上記RA
Mエリアに格納していく。
【0062】ここで番地の最下位のケタ(16進)が、
ズームエンコーダのコードに対応するようになってい
る。たとえば、公称開放FNo.の値は、ズームエンコ
ーダ(ZCと略す)が0のときは200(16進)番地
に、また1のときには201(16進)番地に、格納さ
れていく。
【0063】また、300(16進)番地からは、オー
トフォーカス(AF)に必要なデータが格納される。3
00(16進)番地から35F(16進)番地はカメラ
ボディ200内のAFセンサ209から得られるデフォ
ーカス量をレンズ移動量に変換するための駆動量変換係
数であり、具体的には、本出願人が出願した特開昭64
−59312号公報等に開示され、その中のAF駆動量
演算式における係数α,β,γに相当する。これらは演
算精度上16ビット(2バイト)必要なため、300
(16進),301(16進)番地がズームコードφ
に、また302(16進),303(16進)番地がズ
ームコード1に、以下同様にエリアが定められている。
【0064】さらに、360(16進)番地から36F
(16進)番地には、駆動方向が逆転する際生じるバッ
クラッシュ量を、撮影レンズ鏡筒100内のLCPU1
03が、EEPROM105から読み出したものであ
る。これがズームコードに応じてそれぞれ記憶されてお
り、ズーム状態によってバックラッシュが変化する場合
でも正確な駆動量が算出できる。
【0065】次に、上記LCPU103とBCPU20
1との通信動作について、詳しく説明する。
【0066】本実施例においては、メインスイッチオン
の状態で撮影レンズ鏡筒100が、バッテリ挿入済のカ
メラボディ200に装着されるか、又は装着した状態で
バッテリが挿入されると、1回のみ、カメラボディ20
0が必要とする撮影レンズ鏡筒100の固有全データを
撮影レンズ鏡筒100からカメラボディ200に送信す
る。そして、その後は略一定周期毎に該撮影レンズ鏡筒
100からカメラボディ200に対して、ズームコー
ド、フォーカスコード、ズームスイッチ116の操作状
態、AF/MF切換スイッチ117の操作状態をカメラ
ボディ200に出力する。
【0067】また、必要に応じてカメラボディ200か
ら撮影レンズ鏡筒100に対し、コマンドが発せられ、
撮影レンズ鏡筒100はこれに応答した動作を行う。な
お、メインスイッチオフにて撮影レンズ鏡筒装着又はバ
ッテリ挿入が行われると、固有全データの転送のみ行
い、その後カメラ全体は、省電力・不動作モードに入
る。
【0068】次に、上記LCPU103とBCPU20
3とのデータ通信について、図7に示すフローチャート
および図9ないし図13に示すタイミングチャートを参
照して説明する。
【0069】図7は、本第1実施例のカメラシステムに
おけるLCPU103およびBCPU203の動作を示
したフローチャートであり、図9ないし図13は、該L
CPU103とBCPU203とのデータ通信の状態を
示したタイミングチャートである。なお、図7に示すフ
ローチャートは、撮影レンズ鏡筒100側(図中、Le
nsと示す)のLCPU103と、カメラボディ200
側(図中、Bodyと示す)のBCPU201との動作
を関連させて示している。
【0070】まず、バッテリ挿入済のカメラボディ20
0に撮影レンズ鏡筒100を装着すると(ステップS1
01)、図10に示すようにカメラボディ側のBINT
L端子は“H”レベルから“L”レベルになるので、カ
メラボディ200側のBCPU201は、該撮影レンズ
鏡筒100の装着を検知する(ステップS201)。ま
た、LCPU103の端子RSTが“L”レベルから所
定の時定数をもって“H”レベルになり、その途中でパ
ワーオンリセットが解除され、LCPU103は起動す
る(ステップS102)。
【0071】そして、該LCPU103が起動した後、
BCPU201が確実に通信スタンバイできるように、
あらかじめ定められた時間待機する(ステップS10
3)。その後、LINTB端子を“L”レベルから
“H”レベルにした後、1バイトずつ、あらかじめ定め
られた順序でレンズ固有の全データをLCPU103が
出力するクロックに同期させてシリアルに出力する(ス
テップS104,ステップS105)。
【0072】一方、BCPU203は、BINTL端子
が“H”レベルになった後、レンズデータの受信スタン
バイをし(ステップS202)、LCPU103から出
力されてくる固有データを受信し、RAM201bに格
納していく(ステップS203)。
【0073】ここで、上記LCPU103からBCPU
201に対して送出される固有データ転送について表2
および図8に示すフローチャートを参照して説明する。
表2は、撮影レンズ鏡筒100の固有データを示した表
であり、図8は、上記LCPU103からBCPU20
1に対して送出される固有データ転送動作を示したフロ
ーチャートである。
【0074】表2に示すように、本実施例においては、
何バイト目が何のデータであるかが予め定められてお
り、該表に示すフォーマットでデータが出力される。な
お、その全バイト数も決められている。BCPU201
は、図8に示すフローチャートのように、まず8bit 転
送が終了したかをみて(ステップS251)、終了して
いたならばデータをCPU内のレジスタに移し(ステッ
プS252)、次に何番目のデータかから対応するRA
Mアドレスを選択し(ステップS253)、レジスタの
値をRAMに書き込む(ステップS254)。そして全
バイト送信が終了したか否かをみて(ステップS25
5)、終了していなければステップS251へ戻り、終
了していれば一連の受信を終了する。
【0075】
【表2】 以上で撮影レンズの固有全データはカメラボディ内のR
AMに保持されたことになる。
【0076】次に、図7に戻って、上記LCPU103
およびBCPU201のその後の動作について説明す
る。
【0077】上記ステップS105が終了した後、LI
NTB端子を“L”レベルとし(ステップS106)、
次にその後のカメラボディ200へ撮影レンズ鏡筒10
0の状態を出力するタイミングを生成するタイマ(イン
ターバルタイマ)を、たとえば5msでオーバーフロー信
号が発生するようにセットして起動させる(ステップS
107)。
【0078】その後は、カメラボディ200からのコマ
ンドに対する応答とレンズ状態データの出力を繰り返す
ことになる。BINTL端子が立ち上がったか否かをみ
て(ステップS108)、立ち上がればLINTB端子
を“H”レベルとしたスタンバイをカメラボディ200
に知らせ(ステップS114)、該カメラボディ200
から出力されるシリアルクロックに同期してコマンドを
受信する(ステップS115)。
【0079】続いて該コマンドの指示に従って撮影レン
ズ鏡筒100内の制御を実行し(ステップS116)、
該制御が終了するとLINTB端子を“L”レベルとし
てステップS108へ戻る。
【0080】上記コマンドをLCPU103が受信する
際、BCPU201は、まずBINTL端子を“H”レ
ベルにして(ステップS204)、すぐに該BINTL
端子を“L”レベルに戻し(ステップS205)、立ち
上がり信号を出力する。次にLINTB端子が“H”レ
ベルになるか否かをみて(ステップS206)、“H”
レベルになった時点でコマンドを送出する(ステップS
207)。
【0081】なお、上記ステップS204,ステップS
205において、BINTL端子に立ち上がり信号を発
した後、直ちに“L”レベルに復帰させているが、これ
はもしもLCPU103がコマンドに応答して動作を実
行している途中で、BCPU201がそれを中止させ、
別の動作に移行させたい場合は、BINTL端子を再度
立ち上がらせ、該LCPU103の動作を中止させるた
めである。すなわち、LCPU103は、動作実行中、
BINTL端子の立ち上がり信号で割り込みがかかるよ
うになっており、該割込信号で直ちに動作を中止し、B
CPU201の次のコマンドを待つようになっている。
これらコマンド送受信の様子は、図12示すタイミング
チャートのようになる。
【0082】次に、上記LCPU103がインターバル
タイマのオーバーフロー信号を検知した場合(ステップ
S109)は、まずLINTBの信号を“H”レベルに
して(ステップS110)、次にLCPU103が出力
するクロック信号に同期させてレンズ状態のデータをシ
リアルにBCPU203に出力する(ステップS11
1)。その後、該送信が完了するとLINTB端子を
“L”レベルとして(ステップS112)、再度インタ
ーバルタイマを再スタートさせる(ステップS11
3)。この後、ステップS108へ戻る。
【0083】このとき、BCPU201は、LINTB
端子が“H”レベルになるか否かを常時モニタしており
(ステップS208)、“H”レベルになったらレンズ
状態データを受信し(ステップS209)、その内容を
RAM201bの200(16進)番地より前に格納す
る。そして、BCPU201は必要に応じて上記レンズ
状態データのズームコードを参照し、該コードに対応し
た番地のデータを200(16進)番地以降のエリアか
ら抽出し読み出す。上記レンズ状態データの出力に対応
したタイミングチャートを図11に示す。
【0084】図13は、上記カメラボティ200にバッ
テリが挿入されたまま撮影レンズ鏡筒100を外す際の
タイミングチャートであり、BCPU201はBINT
L端子が“L”レベルから“H”レベルになると撮影レ
ンズ鏡筒100が外されたと認識する。
【0085】図9は、図10とほぼ同様であるが、上記
撮影レンズ鏡筒100がカメラボディ200に装着され
た状態でバッテリが挿入された場合を示すタイミングチ
ャートである。
【0086】なお、上記BCPU201には、図示はし
ないが、撮影レンズ鏡筒100内のパワーオンリセット
回路104と同様の回路が接続されており、該BCPU
201に対してもパワーオンリセットがかかるようにな
っている。このBCPU201に接続されたパワーオン
リセット回路が有する時定数は、上記LCPU103に
おける回路時定数よりも小さいものとなっている。した
がって、該BCPU201の起動に要する時間は上記L
CPU103よりも小さくなる。これにより、該BCP
U201は、LCPU103より早く動作状態となって
該LCPU103から送出されるのデータを待つことに
なるので、確実にデータを受信できる。
【0087】本第1実施例によれば、撮影レンズ鏡筒1
00が、バッテリが挿入されているカメラボディ200
に装着されるか、または、装着された状態でバッテリが
挿入されるかのいずれかの場合、すなわち、撮影レンズ
鏡筒100の信号系電源がカメラボディ200側から供
給をされ始めた場合に、カメラボディ200が必要とす
る、撮影レンズ鏡筒100内の全固有データをカメラボ
ディ200に一括して送信し、その後は撮影レンズ鏡筒
100の状態データ、又は上記固有データを選択的に読
み出して使用する場合に必要な選択の要因となるデータ
を撮影レンズ鏡筒100からカメラボディ200に転送
し、これによりカメラボディ200は撮影レンズ鏡筒1
00の固有データを、カメラボディ内で選択的に使用で
き、アクセスが高速であり、また高速とするために撮影
レンズ鏡筒100内に高価な高速CPUと使用せずとも
よく安価に構成することが可能となる。
【0088】また、本第1実施例によれば、上記撮影レ
ンズ鏡筒100から出力するデータのタイミングを、該
撮影レンズ鏡筒100に内蔵したCPUが決定している
ため、カメラボディ側のCPUにおけるソフトウェアの
負担を小さくすることができる。
【0089】さらに、本第1実施例によれば、BINT
L信号によりLCPU103の動作中に割り込みを発生
させられ、かつそこですぐにBCPU201の新たなコ
マンドを出力できるため、カメラボディ200の操作に
即応したカメラシステム全体の制御が可能となる。
【0090】また、本第1実施例によればカメラボディ
200内のモータと、一対のマウント部カプラ(連結機
構)によって撮影レンズ鏡筒100内のズーミングとフ
ォーカシングを行うために、撮影レンズ鏡筒を小型/軽
量にできる。
【0091】さらに、本第1実施例によれば、カプラ
(連結機構)から受け取る力をズーミング機構に連結さ
せ、フォーカシング機構を可動自在にすることで、マニ
ュアルフォーカスを可能としているので、マニュアルフ
ォーカスのためのフォーカシングとカプラとの連結解除
機構を専用に設ける必要がなく、小型化・コストダウン
に有利である。
【0092】また、本第1実施例によれば、マニュアル
フォーカス(MF)とオートフォーカス(AF)との切
換えおよびカプラのズーミング機構とフォーカシング機
構の連結の切換えを電動で行っているため、撮影者の操
作力量が小さくて済み、かつ遠隔操作等撮影者が直接力
を加えられない場合も切り換えできる。
【0093】さらに、本第1実施例によれば、上記カプ
ラとフォーカシング機構を連結することが優先されてい
るため、撮影時オートフォーカス動作がより速くスター
トでき、オートフォーカス後レリーズ許可となるカメラ
においてシャッタチャンスを逃すことが少なくできる。
【0094】また、本第1実施例によれば、機械的なス
イッチなくして、また1本の接続端子にてカメラボディ
200が撮影レンズ鏡筒100の着脱を検知できるた
め、カメラ全体の小型化・低コスト化に有効である。
【0095】さらに、本第1実施例によれば、LCPU
103のパワーオンリセット(又はCPU起動)の所要
時間よりもBCPU201のパワーオンリセット(又は
CPU起動)の所要時間が短くなっているため、撮影レ
ンズ鏡筒100からバッテリ挿入後のレンズ固有データ
の受信等、レンズの出力に応答が間に合なくなるという
ことを防止できる。
【0096】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0097】本第2実施例のカメラシステムは、その機
構は上記第1実施例と同様であるので、ここでの説明は
省略する。
【0098】本第2実施例では、撮影レンズ鏡筒100
のLCPU103は自発的にデータ出力をせず、全てカ
メラボディ200内のBCPU201のコマンドに従っ
て動作するところが異なる。
【0099】また本第2実施例では、撮影レンズ鏡筒1
00の固有全データを出力するのは、上記第1実施例の
2つの場合に加えて、メインスイッチをオフからオンに
切り換えた場合およびカメラ全体がメインスイッチオフ
以外の省電力モードからノーマルの動作状態になる時、
の2つを加えた4つの場合に行われる。
【0100】図14ないし図16は、本第2実施例にお
けるLCPU103あるいはBCPU201の動作を示
したフローチャートである。また、図17ないし図22
は、本第2実施例におけるLCPU103とBCPU2
01とのデータ通信の状態を示したタイミングチャート
である。なお、図14に示すフローチャートは、撮影レ
ンズ鏡筒100側(図中、Lensと示す)のLCPU
103と、カメラボディ200側(図中、Bodyと示
す)のBCPU201との動作を関連させて示してい
る。
【0101】図14に示すように、まず、バッテリ挿入
済みのカメラボディ200に撮影レンズ鏡筒100を装
着すると(ステップS301)、図18に示すようにカ
メラボディ側のBINTL端子は、“H”レベルから
“L”レベルになるので、BCPU201は、撮影レン
ズ鏡筒100が装着されたことを検知できる(ステップ
S401)。また、LCPU103のRST端子が
“L”レベルから所定の時定数をもって“H”レベルに
なり、その途中でリセットが解除され、LCPU103
は起動する(ステップS302)。以降はLCPU10
3はコマンド待ち状態となる。
【0102】次に、該LCPU103は、BINTL端
子の立ち上がりがあったか否かをみて(ステップS30
3)、立ち上がりがあればLINTB端子に“L”レベ
ルを出力し(ステップS304)、カメラボディ200
から出力されるコマンドを受信する(ステップS30
5)。次に、そのコマンドを実行し(固有全データの転
送やレンズの状態データの出力を含む)、最後にLIN
TB端子に“H”レベルを出力して、ステップS303
へ戻る。
【0103】上記BCPU201は、撮影レンズ鏡筒1
00の装着が検知されると、LCPU103がパワーオ
ンリセットされ、かつ起動するのに十分な時間を待って
(ステップS402)、BINTL端子に“H”レベル
を出力する(ステップS403)。次にBINTL端子
を“L”レベルとし(ステップS404)、LCPU1
03がLINTB端子に“L”レベルを出力するか否か
をみる(ステップS405)。
【0104】該BCPU201は、このステップS40
5において、LINTB端子の“L”レベルの信号が検
出されると、全固有データ転送コマンドを撮影レンズ鏡
筒100に対し出力し(ステップS406)、撮影レン
ズ鏡筒100から出力される全固有データを受信する
(ステップS407)。
【0105】次に、該BCPU201は、該データをR
AMに書き込み(ステップS408)、BINTL端子
を入力に切り換えて(ステップS409)、該BINT
L端子が“H”レベルか否かをみる(ステップS41
0)。そして、“H”レベルであれば、撮影レンズ鏡筒
100が外れさたと判断してステップS401へ戻る。
一方、“L”レベルであればBINTL端子を“H”レ
ベルにして別の動作に入っていく(ステップS41
1)。
【0106】次に、本第2実施例における、撮影レンズ
鏡筒100の状態データの送受信について図15に示す
フローチャートおよび図20,図21に示すタイミング
チャートを参照して説明する。
【0107】図15は、撮影レンズ鏡筒100の状態デ
ータの送受信時におけるBCPU201の動作を示した
フローチャートである。また、図20,図21は、撮影
レンズ鏡筒100の状態データの送受信時におけるLC
PU103とBCPU201とのデータ通信の状態を示
したタイミングチャートである。
【0108】まず、一定周期かまたは該BCPU201
が固有データを必要とする際に、同BCPU201はB
INTL端子に“H”レベルを出力し(ステップS42
1)、次に“L”レベルを出力する(ステップS42
2)。次にLINTB端子が“L”レベルか否かをみて
(ステップS423)、“L”レベルであればレンズ状
態データの要求コマンドを出力する(ステップS42
4)。
【0109】次に撮影レンズ鏡筒100から出力される
レンズ状態データを受信し(ステップS425)、レン
ズ状態データをRAMにストアする(ステップS42
6)。次にBINTL端子を入力に切り換え(ステップ
S427)、該BINTL端子が“H”レベルか否かを
みる(ステップS428)。そして、同BINTL端子
が“H”レベルであれば撮影レンズ鏡筒100が脱落と
したとしてステップS401へ進み、“L”レベルであ
ればBINTL端子に“H”レベルを出力する(ステッ
プS429)。
【0110】次に、本第2実施例における、その他一般
コマンドの出力について、図16に示すフローチャート
および図22に示すタイミングチャートを参照して説明
する。
【0111】図16は、その他一般コマンドの出力時に
おけるBCPU201の動作を示したフローチャートで
ある。図22は、該その他一般コマンドの出力時におけ
るLCPU103とBCPU201とのデータ通信の状
態を示したタイミングチャートである。
【0112】まず、上記BCPU201はBINTL端
子に“H”レベルを出力し(ステップS441)、次に
“L”レベルを出力する(ステップS442)。この後
LINTB端子が“L”レベルか否かをみて(ステップ
S443)、“L”レベルであればコマンドを出力する
(ステップS444)。
【0113】この後、撮影レンズ鏡筒100が動作を開
始する。動作中はLINTB端子に“L”レベルが出力
されており、それが終了したか否かを該LINTB端子
をモニタすることにより検知する(ステップS42
5)。以下、ステップS446〜ステップS448は、
上記ステップS426〜ステップS428と同様である
ので、ここでの説明は省略する。
【0114】また、カメラボディ200に撮影レンズ鏡
筒100を装着した状態でバッテリを挿入する場合のタ
イムチャートを図18に示す。該図18に示すように、
上記図19とほぼ同一であるが、LCPU103とBC
PU201共にパワーオンリセットされる。このとき上
記BCPU201は、LCPU103が動作状態になっ
てから動作を開始するように、起動後に所定時間待機す
るようになっている。
【0115】本第2実施例によれば、上記第1実施例に
比べ、BCPU201が必要なときタイムリーにレンズ
状態データを得ることができ、より高速な動作が可能と
なる。
【0116】以上の各実施例において、パワー電源VE
は、撮影レンズ鏡筒100内にバッテリがありここから
供給されてもよい。
【0117】また、撮影レンズ鏡筒100内に固定記憶
されたデータは、ズーム状態以外の、たとえばフォーカ
ス状態にもとづき、カメラボディ200内にて選択使用
されるものでもよい(たとえばマクロレンズ等)。この
際は、ズームコードでなく、フォーカスコードによって
RAM201b内のデータが選択される。
【0118】また、固有データ転送時のバイト数や、デ
ータの内容・形式の差異が、上記表2に示すレンズ識別
コード中等に含まれており、固有データ形式が多種であ
ってもよい。
【0119】さらに、上記データの授受は、撮影レンズ
以外の中間アクセサリやストロボ、交換式ファインダ等
カメラボディに着脱自在なカメラアクセサリにも応用可
能である。
【0120】上記各実施例によれば、レンズ(アクセサ
リ)内の回路構成が簡易・安価で、かつ必要なレンズ
(アクセサリ)のデータを高速にアクセス可能なカメラ
システムが実現可能となる。
【0121】[付記]以上詳述した如き本発明の実施態様
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1)カメラ本体と、このカメラ本体に対して着脱自在
に構成された撮影レンズ鏡筒と、この撮影レンズ鏡筒に
設けられ、該撮影レンズ鏡筒に固有なデータを記憶する
記憶手段と、上記撮影レンズ鏡筒に設けられ、該撮影レ
ンズ鏡筒が上記カメラ本体の信号系や電源と接続される
ことによりパワーオンリセット信号を発生するパワーオ
ンリセット手段と、上記撮影レンズ鏡筒に設けられ、上
記パワーオンリセット信号に応答して、上記記憶手段に
記憶したデータの内、上記カメラ本体が使用するデータ
を一括して該カメラ本体に出力するデータ出力手段と、
上記カメラ本体に設けられ、上記撮影レンズ鏡筒の装着
完了を検知するレンズ装着検知手段と、上記カメラ本体
に設けられ、上記レンズ装着検知手段の出力に応じてス
タンバイし、その後に上記撮影レンズ鏡筒から出力され
るデータを受け取るデータ受取手段と、上記カメラ本体
に設けられ、データ受取手段が受け取ったデータを保持
するデータ保持手段と、上記カメラ本体に設けられ、動
作中に必要に応じて上記データ保持手段の保持データを
選択的に読み出すデータ読出手段と、を具備することを
特徴とするカメラシステム。
【0122】(2)上記(1)において、撮影レンズ鏡
筒は、更に、少なくとも可動レンズ位置を含む可動部材
の状態を示す状態信号を随時出力する状態信号出力手段
を有しており、データ読出手段は該状態信号の出力に基
づいて読み出すデータを選択する。
【0123】(3)上記(2)において、状態信号は、
撮影レンズ鏡筒内の変倍機構により設定された焦点距離
情報を示す信号を含む。
【0124】(4)上記(2)において、状態信号出力
手段は、撮影レンズ鏡筒内の焦点調節機構により設定さ
れた合焦レンズの繰出し量を示す信号を含む。
【0125】(5)上記(1)において、撮影レンズ鏡
筒に固有のデータは、カメラ本体内に設けられた測光手
段の出力を元に、露出値の演算を行うために必要なデー
タを含む。
【0126】(6)上記(1)において、撮影レンズ鏡
筒に固有のデータは、カメラ本体内に設けられた焦点検
出手段の出力を元に、焦点検出もしくは合焦動作を行う
ために必要なデータを含む。
【0127】(7)カメラ本体と、このカメラ本体に対
して着脱自在に構成されたアクセサリと、このアクセサ
リに設けられ、該アクセサリに固有なデータを記憶する
記憶手段と、上記アクセサリに設けられ、該アクセサリ
が上記カメラ本体に装着されたことを検知する装着検知
手段と、上記アクセサリに設けられ、上記装着検知手段
の検知動作に応答して、上記記憶手段に記憶したデータ
の内、上記カメラ本体が使用するデータを一括して該カ
メラ本体に出力するデータ出力手段と、上記カメラ本体
に設けられ、上記アクセサリの装着完了を検知するアク
セサリ装着検知手段と、上記カメラ本体に設けられ、上
記アクセサリ装着検知手段の出力に応じてスタンバイ
し、その後に上記アクセサリから出力されるデータを受
け取るデータ受取手段と、上記カメラ本体に設けられ、
データ受取手段が受け取ったデータを保持するデータ保
持手段と、上記カメラ本体に設けられ、動作中に必要に
応じて上記データ保持手段の保持データを選択的に読み
出すデータ読出手段と、を具備することを特徴とするカ
メラシステム。
【0128】(8)上記(7)において、アクセサリ
は、更に、可動部材の状態を示す状態信号を随時出力す
る状態信号出力手段を有しており、データ読出手段は該
状態信号の出力に基づいて読み出すデータを選択する。
【0129】(9)上記(7)において、アクセサリに
固有のデータは、カメラ本体内に設けられた測光手段の
出力を元に、露出の演算制御を行うために必要なデータ
を含む。
【0130】(10)上記(7)において、アクセサリ
に固有のデータは、カメラ本体内に設けられた焦点検出
手段の出力を元に、焦点検出もしくは合焦動作を行うた
めに必要なデータを含む。
【0131】(11)カメラ本体と、このカメラ本体に
対して着脱自在に構成されたアクセサリと、このアクセ
サリに設けられ、該アクセサリに固有なデータを記憶す
る記憶手段と、上記アクセサリに設けられ、該アクセサ
リが上記カメラ本体に装着された後に、上記記憶手段に
記憶したデータの内、上記カメラ本体が使用するデータ
を一括して該カメラ本体に出力するデータ出力手段と、
上記アクセサリに設けられ、上記データ出力手段の動作
後は該アクセサリにおける可動部材の状態を上記カメラ
本体に向けて随時出力する状態信号出力手段と、上記カ
メラ本体に設けられ、上記アクセサリから出力されるデ
ータを受け取りこれを保持するデータ保持手段と、上記
カメラ本体に設けられ、動作中に必要に応じて上記状態
信号を参照しつつ、上記データ保持手段の保持データを
選択的に読み出すデータ選択手段と、を具備するカメラ
システム。
【0132】(12)カメラボディと、これに着脱自在
に構成された変倍可能な撮影レンズ鏡筒とで構成される
カメラにおいて、上記カメラボディ内に設けられた駆動
力発生手段と、この駆動力発生手段からの出力を上記撮
影レンズ鏡筒側へ伝達する第1伝達手段と、上記撮影レ
ンズ鏡筒内に設けられ、上記第1伝達手段により伝達さ
れた駆動力を焦点調節機構と変倍機構との何れかに選択
的に係合することにより伝達する第2伝達手段と、当該
カメラが焦点調節動作を行う際には、上記第2伝達手段
を上記焦点調節機構に係合させ、また、該カメラが変倍
動作を行う際には、該第2伝達手段を変倍機構に係合さ
せる制御手段と、を具備するカメラ。
【0133】(13)上記(12)のカメラにおいて、
上記制御手段は、変倍動作を行う際のみ、上記第2伝達
手段を変倍機構に係合させ、変倍動作を行わない際は、
上記焦点調節機構に係合させる。
【0134】(14)上記(12)のカメラにおいて、
上記カメラはさらに、オートフォーカスとマニュアルフ
ォーカスとの何れかを指定するフォーカス切換手段を備
え、このフォーカス切換手段がマニュアルフォーカスを
指定している際は、上記制御手段は、上記第2伝達手段
を変倍機構に係合させる。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ンズ鏡筒内の回路構成が簡易・安価で、かつ必要なレン
ズ鏡筒の固有データを高速にアクセス可能なカメラシス
テムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のカメラシステムの構成を
ブロックで示した説明図である。
【図2】上記第1実施例のカメラシステムにおけるBC
PU,LCPUおよび信号系回路の主要部の詳細を示す
電気回路図である。
【図3】上記第1実施例のカメラシステムにおける撮影
レンズ鏡筒の外観を示す要部斜視図である。
【図4】上記第1実施例のカメラシステムにおけるカメ
ラボディの外観を示す斜視図である。
【図5】上記第1実施例のカメラシステムにおける、カ
メラボディ側RAM内の固有データ保持エリアの割当て
を示す説明図である。
【図6】上記第1実施例のカメラシステムにおける、カ
メラボディ側RAM内の固有データ保持エリアの割当て
を示す説明図である。
【図7】上記第1実施例のカメラシステムにおけるLC
PUおよびBCPUの動作を示したフローチャートであ
る。
【図8】上記第1実施例のカメラシステムにおけるLC
PUからBCPUに対して送出される固有データ転送動
作を示したフローチャートである。
【図9】上記第1実施例のカメラシステムにおけるLC
PUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミン
グチャートである。
【図10】上記第1実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図11】上記第1実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図12】上記第1実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図13】上記第1実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図14】本発明の第2実施例のカメラシステムにおけ
るLCPUおよびBCPUの動作を示したフローチャー
トである。
【図15】上記第2実施例のカメラシステムにおけるB
CPUの動作を示したフローチャートである。
【図16】上記第2実施例のカメラシステムにおけるB
CPUの動作を示したフローチャートである。
【図17】上記第2実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図18】上記第2実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図19】上記第2実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図20】上記第2実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図21】上記第2実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図22】上記第2実施例のカメラシステムにおけるL
CPUとBCPUとのデータ通信の状態を示したタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
100…撮影レンズ鏡筒 103…LCPU 104…パワーオンリセット回路 105…EEPROM 113…切換機構 115…レンズ側カプラ 200…カメラボディ 201…BCPU 215…カメラボディ側カプラ 211…バッテリ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズームレンズ光学系を含む撮影レンズ鏡筒
    を着脱自在なカメラであって、 上記撮影レンズ鏡筒内に配置されたレンズ内CPUとデ
    ータ通信可能であり、 上記レンズ内CPUよりも高速に動作するカメラ内CP
    Uと、 データ保存用のRAMと、 を備え、 上記撮影レンズ鏡筒が上記カメラに装着されていると
    き、上記カメラ内CPUは、上記カメラの起動時に上記
    レンズ内CPUとの通信によって上記撮影レンズ鏡筒に
    関する複数の固有データを一括受信して上記RAMに記
    憶させ、その後、上記カメラの動作中に上記撮影レンズ
    鏡筒内の上記ズームレンズ光学系のズーム位置を含む状
    態データを受信し、該状態データに基づいて上記RAM
    に保持されているデータを選択的に読み出すようにした
    ことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】撮影レンズに関する複数の固有データを一
    括して保持可能でありこの一括して保持された保持デー
    タより必要なデータを選択的に読み出して撮影動作を制
    御する機能を有するカメラに着脱自在な撮影レンズ鏡筒
    において、 ズームレンズ光学系と、 上記ズームレンズ光学系のズーム位置を検出するズーム
    エンコーダと、 レンズ内CPUと、 上記ズームレンズ光学系のズーム位置に対応する複数の
    レンズ固有データを記憶しているROMと、 を備え、 上記レンズ内CPUは、該レンズ内CPUよりも高速に
    動作する上記カメラ内に配置されたカメラ内CPUとデ
    ータ通信可能であり、上記撮影レンズ鏡筒が上記カメラ
    に装着されているとき、上記ROMに記憶されている上
    記複数のレンズ固有データを一括して上記カメラ内CP
    Uに送信し、その後、上記カメラの動作中に上記ズーム
    エンコーダで検出された上記ズームレンズ光学系のズー
    ム位置を含む状態データを上記保持データの参照用とし
    て送信するようにしたことを特徴 とする撮影レンズ鏡
    筒。
  3. 【請求項3】ズームレンズ光学系を含む撮影レンズ鏡筒
    と、該撮影レンズ鏡筒を着脱自在なカメラとを有するカ
    メラシステムであって、 上記撮影レンズ鏡筒は、 上記ズームレンズ光学系のズーム位置を検出するズーム
    エンコーダと、 レンズ内CPUと、 上記ズームレンズ光学系のズーム位置に対応する複数の
    レンズ固有データを記憶しているROMと、 を備え、 上記カメラは、 上記レンズ内CPUとデータ通信可能であり、上記レン
    ズ内CPUよりも高速に動作するカメラ内CPUと、 データ保存用のRAMと、 を備え、 上記レンズ内CPUは、上記撮影レンズ鏡筒が上記カメ
    ラに装着されているとき、上記ROMに記憶されている
    上記複数のレンズ固有データを一括して上記カメラ内C
    PUに送信し、その後、上記カメラの動作中に上記ズー
    ムエンコーダで検出された上記ズームレンズ光学系のズ
    ーム位置を含む状態データを送信し、 上記カメラ内CPUは、上記撮影レンズ鏡筒が上記カメ
    ラに装着されているとき、上記カメラの起動時に上記レ
    ンズ内CPUとの通信によって上記撮影レンズ鏡筒に関
    する複数の固有データを一括受信して上記RAMに記憶
    させ、その後、上記カメラの動作中に上記ズームレンズ
    光学系のズーム位置を含む状態データを受信し、該状態
    データに基づいて上記RAMに保持されているデータを
    選択的に読み出すようにしたことを特徴とするカメラシ
    ステム。
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