JP2001013217A - タイミング校正方法及びこのタイミング校正方法を用いて校正動作する位相補正回路を搭載したic試験装置 - Google Patents

タイミング校正方法及びこのタイミング校正方法を用いて校正動作する位相補正回路を搭載したic試験装置

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JP2001013217A
JP2001013217A JP11184886A JP18488699A JP2001013217A JP 2001013217 A JP2001013217 A JP 2001013217A JP 11184886 A JP11184886 A JP 11184886A JP 18488699 A JP18488699 A JP 18488699A JP 2001013217 A JP2001013217 A JP 2001013217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターン信号の遅延時間を校正する校正動作
を短時間に済ませる。 【解決手段】 位相補正回路にカウンタ15を設け、こ
のカウンタにテスト周期ごとに出力されるクロックを入
力してカウンタ15の計数値をテスト周期ごとに+1ず
つ増加させ、その計数値に従って位相補正回路の遅延時
間を漸次所定時間ずつ増加させ、位相補正回路を通過す
るパターン信号の位相を漸次遅延させてパターン信号の
立上りのタイミングがストローブパルスの印加タイミン
グより遅れ位相になったことを信号読取手段14の出力
が反転したことにより検出してカウンタ15にクロック
を供給しているゲートを閉じ、カウンタ15の計数動作
を停止させて校正を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば半導体集積
回路素子(IC)を試験するIC試験装置に関し、特に
被試験ICに試験パターン信号を供給する試験パターン
供給経路に設けた位相補正回路のタイミング校正方法及
びこのタイミング校正方法によって校正動作する位相補
正回路を搭載したIC試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4にIC試験装置の概略の構成を示
す。図中TESはIC試験装置の全体を示す。IC試験
装置TESは主制御器111と、パターン発生器11
2,タイミング発生器113,波形フォーマッタ11
4,論理比較器115,ドライバ116,アナログ比較
器117,不良解析メモリ118,論理振幅基準電圧源
121,比較基準電圧源122,ディバイス電源123
等により構成される。
【0003】主制御器111は一般にコンピュータシス
テムによって構成され、利用者が作成した試験プロクラ
ムに従って主にパターン発生器112とタイミング発生
器113を制御し、パターン発生器112から試験パタ
ーンデータを発生させ、この試験パターンデータを波形
フォーマッタ114で実波形を持つ試験パターン信号に
変換し、この試験パターン信号を論理振幅基準電圧源1
21で設定した振幅値を持った波形に電圧増幅するドラ
イバ116を通じて被試験IC119に印加する。
【0004】被試験IC119から出力される応答信号
はアナログ比較器117で比較基準電圧源122から与
えられる基準電圧と比較し、所定の論理レベル(H論理
の電圧、L論理の電圧)を持っているか否かを判定し、
所定の論理レベルを持っていると判定した信号は論理比
較器115でパターン発生器112から出力される期待
値と比較し、期待値と不一致が発生した場合、被試験I
C119がメモリの場合はその読み出したアドレスのメ
モリセルに不良があるものと判定し、不良発生ごとに不
良解析メモリ118に不良アドレスを記憶し、試験終了
時点で例えば不良セルの救済が可能か否かを判定する。
なお、被試験IC119はメモリの場合る限らずロジッ
ク回路で構成されるロジックICの場合もある。
【0005】ここで、タイミング発生器113は被試験
IC119に与える試験パターン信号の波形の立上がり
のタイミング及び立下りのタイミングを規定するタイミ
ングと、論理比較器115で論理比較のタイミングを規
定するストローブパルスのタイミングを発生する。これ
らの各タイミングは利用者が作成した試験プログラムに
記載され、利用者が意図したタイミングで被試験IC1
19を動作させ、またその動作が正常か否かを試験でき
るように構成されている。つまり、試験中に試験パター
ン信号の印加タイミングを意図的にずらし、動作限界を
測定する等の試験が行われる。
【0006】このために波形フォーマッタ114には位
相補正回路が設けられる。この位相補正回路に位相設定
値を設定することにより、被試験IC119の各端子に
供給する試験パターン信号の位相を制御できる構成とさ
れる。図5に従来から用いられている位相補正回路の構
成を示す。図中10は位相補正回路の全体を示す。位相
補正回路10は試験パターン信号に所望の遅延量を与え
る可変遅延回路11と、この可変遅延回路11に遅延時
間を設定するための制御信号を与える設定器12とによ
って構成される。
【0007】従来の可変遅延回路11は複数の遅延素子
DY1〜DY4と、これら遅延素子DY1〜DY4を通
過した信号と遅延素子DY1〜DY4のそれぞれを通過
しない信号の何れか一方を選択して出力する複数のセレ
クタSE1〜SE4とによって構成される。各セレクタ
SE1〜SE4は縦続接続され、入力端子Aには遅延素
子DY1またはDY2,DY3,DY4を通過しない信
号を入力し、入力端子Bには遅延素子DY1またはDY
2,DY3,DY4を通過した信号を入力する。遅延素
子DY1は例えば100Ps(ピコ秒)の遅延時間を持
ち、DY2は200Ps,DY3は400Ps,DY4は8
00Psの遅延時間を持つものとする。
【0008】これらの遅延時間を持つ遅延素子DY1〜
DY4を選択的に縦続接続することにより可変遅延回路
11には遅延時間を100Ps,200Ps,300Ps,4
00Ps,500Ps・・・1500Psの100Ps間隔で1
5種類の遅延時間を持たせることができる。設定器12
はレジスタによって構成され、入力端子D0,D1,D
2,D3に主制御器111から遅延時間の設定データが
入力され、この設定データが書込指令信号WTに従って
書き込まれ、設定データが出力端子Q0 〜Q3 に出力さ
れてセレクタSE1〜SE4の制御入力端子Sに入力さ
れ、制御入力端子Sに入力される制御信号の論理値によ
ってセレクタSE1〜SE4は入力端子Aに選択する状
態と、入力端子Bを選択する状態に設定される。
【0009】位相補正回路10の出力側にドライバ11
6が接続され、ドライバ116から出力される信号の位
相が所望の位相に設定されたか否かを信号読取回路14
で読み取って判定する。つまり、図5は校正モードの接
続状態を示す。信号読取回路14はストローブパルスS
TBの入力のタイミングにおいて、入力されている信号
が基準電圧VOHより小さいか、大きいかを比較し、そ
の比較結果を出力する電圧比較器CPによって構成する
ことができる。図5に示す例では位相補正回路10と信
号読取手段14との間にリレーマトリクス13を接続
し、リレーマトリクス13によって複数の位相補正回路
10を選択的に信号読取手段14に接続し、各位相補正
回路10に設定される遅延時間が所望の設定値に設定さ
れたか否かを判定できる構成とした場合を示す。
【0010】ドライバ116から出力される信号の振幅
がL論理のとき0V,H論理のとき3Vであるものとす
ると、電圧比較器CPに与える比較電圧VOHは1.5V
程度に設定される。ドライバ116が出力する信号はリ
レーマトリクス13を通じて電圧比較器CPの反転入力
端子に入力される。従ってドライバ116がL論理を出
力している状態で電圧比較器CPにストローブパルスS
TBが与えられると、電圧比較器CPはH論理を出力
し、ドライバ116がH論理を出力している状態で電圧
比較器CPにストローブパルスSTBが与えられると、
電圧比較器CPはL論理を出力する。
【0011】従って、ストローブパルスSTBの位相を
基準に採り、位相補正回路10の遅延時間を校正しよう
とした場合、信号読取手段14から出力される信号の論
理値がH論理からL論理に反転する境界となる遅延時間
を位相補正回路10に設定することにより、位相補正回
路10の遅延時間をストローブパルスの位相に校正した
こととなる。
【0012】位相補正回路10の位相補正値を所望の位
相補正値に設定する作業は次のようにして行われる。主
制御器111はストローブパルスSTBを図6に示すテ
スト周期TS内の所望の位相位置T1 に設定すると共
に、設定器12には、例えば「1,0,0,0」を設定
し、位相補正回路10の遅延時間を例えば800Psに設
定する。
【0013】これによりパターン信号PTS−1はテス
ト周期TSの初期位相位置から800Ps遅延した位相位
置でH論理に立上がる。このとき、ストローブパルスS
TBはパターン信号PTS−1のL論理を打ち抜くので
電圧比較器CPはH論理を出力する。主制御器111は
電圧比較器CPがH論理を出力していることから、位相
補正回路10の遅延時間が「過大である」と判定し、設
定器12に例えば「0,0,0,1」を設定し、位相補
正回路10にこの例では100Psの遅延時間を設定す
る。つまり、バイナリーサーチによってストローブパル
スSTBの遅延時間T1 に最も近い遅延時間を探索す
る。バイナリーサーチによれば、この例では4ビットの
制御信号でサーチする場合は4回の設定変更で最適値を
サーチすることができる。図6に示す例では、1回目が
800Ps,2回目が100Ps,3回目が400Psに設定
した状態を示し、次の4回目で最適値が決定される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は主制御器111は図7に示すテストプログラムTSP
LGで校正用プロクラムCALPLGが読み出されるご
とに、校正用プログラムCALPLGを繰り返し実行
し、位相補正回路10の遅延時間を校正する。校正プロ
グラムCALPLGは、 位相補正回路10に設けた設定器12をクリアし、
設定値を設定する。
【0015】 パターン発生器112にパターン発生
命令を出力。 信号読取手段14にストローブパルスを与え、信号
の読み取りを実行させる。 信号読取手段14の出力が反転したか否かを判定す
る。 一つの位相補正回路10を校正するには〜の動作を
可変遅延回路11のビット数分繰り返し、更にその動作
をリレーマトリクス13に接続した位相補正回路10の
数(例えば64)だけ繰り返す。
【0016】〜の各動作は主制御器111がプログ
ラムに従って実行するために各動作ごとに、例えば1μ
s 程度の時間が掛かる。更にパターン発生器112がパ
ターンを発生する時間が約0.25μs 程度、可変遅延回
路11のセレクタの数が「4」,リレーマトリクス13
に接続される位相補正回路10の数が64とすると、位
相補正回路10を校正するに要する時間TMは、 TM=64×4×(1+(1+0.25)+1+1)=1
088(μs) となる。
【0017】被試験IC119の端子数Nと、可変遅延
回路11のセレクタの数Mとが多くなると、 TM=N×M(1+(1+0.25)+1+1)μs となり、校正に要する時間が長くなる欠点がある。ま
た、特にテスト中にしばしば試験パターン信号の印加タ
イミングを変更するごとに、位相補正回路10の校正を
実行しなければならないので、試験時間が益々増加する
欠点が生じる。
【0018】この発明の目的は、位相補正回路の遅延時
間を設定する校正動作を短時間に済ませることができる
構成を具備した位相補正回路を搭載したIC試験装置を
提供しようとすにものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1で
は、被試験ICの各端子に与える試験パターン信号の位
相を制御する位相補正回路の遅延時間を信号読取手段に
供給するストローブパルスの印加タイミングの近傍に校
正する校正方法において、位相補正回路にカウンタを設
け、このカウンタにテスト周期ごとに発生するクロック
を計数させ、この計数値に従って位相補正回路の遅延時
間を変更させ、位相補正回路を通過して信号読取手段に
入力される試験パターン信号の位相を遅れ方向または進
み方向の何れか一方に少しずつシフトさせ、信号読取手
段の出力の論理が反転したことを検出して試験パターン
信号の位相がストローブパルスの印加タイミングを横切
ったと判定させすることを特徴とするタイミング校正方
法を提案するものである。
【0020】この発明の請求項2では、A.遅延素子を
通過した信号と遅延素子を通過しない信号の何れか一方
を選択して出力するセレクタが複数縦続接続されて構成
された位相補正回路を具備し、この位相補正回路の遅延
時間に従って被試験ICの各端子に印加される試験パタ
ーン信号の位相を所望の位相に設定するIC試験装置に
おいて、 B.位相補正回路に設けられ、IC試験装置のテスト周
期ごとに出力されるクロックを計数し、その計数値を位
相補正回路を構成するセレクタに設定信号として与え、
位相補正回路を通過する信号の位相をテスト周期ごとに
順次遅れ方向または進み方向に変化させる制御を行うカ
ウンタと、 C.このカウンタに供給するクロックを開閉制御するゲ
ートと、 D.位相補正回路を通過した信号の論理値を所定のタイ
ミングで読み取る信号読取手段と、 E.この信号読取手段が読み取る論理値が一方の論理値
から他方の論理値に転換したことを検出して、位相補正
回路の遅延時間が信号読取回路の読み取りのタイミング
に合致したものとしてゲートを閉じるゲート制御手段
と、によって構成した位相補正回路を搭載したIC試験
装置を提案する。
【0021】この発明の請求項3では請求項2記載のI
C試験装置において、信号読取手段はストローブパルス
の供給によって入力されている信号の論理が比較電圧よ
り高いか低いかを判定して出力するコンパレータによっ
て構成され、ストローブパルスの印加タイミングにおい
て、信号読取手段が出力する論理値が反転したとき、請
求項2記載のゲートを閉じる制御を行う構成とした位相
補正回路を搭載したIC試験装置を提案する。
【0022】この発明の請求項4では請求項2または3
項記載のIC試験装置の何れかにおいて、ゲート制御手
段は信号読取手段の論理値を読み取るレジスタによって
構成した位相補正回路を搭載したIC試験装置を提案す
る。
【0023】
【作用】この発明のタイミング校正方法及びこのタイミ
ング校正方法によって校正動作する位相補正回路を搭載
したIC試験装置によれば、主制御器はカウンタ及びレ
ジスタを初期化した後にパターン発生器にパターン信号
の発生命令を出力すれば、その状態からカウタンが1テ
スト周期ごとに、クロックを1個ずつ計数し、その計数
値を位相補正回路に入力し、計数値に従って位相補正回
路の遅延時間を遅れ方向または進み方向に徐々に変化さ
せる。遅延時間が変化するごとに信号読取回路の出力の
論理値が反転するか否かを監視し、信号読取回路の出力
の論理値が反転したことによりゲートを閉じてカウンタ
の動作を停止させれば、そのカウンタに計数された値が
位相補正回路の求める遅延時間を決める校正値である。
【0024】従って、この発明によれば主制御器はレジ
スタとカウンタをクリアして初期化する動作と試験パタ
ーン発生器にパターンの発生命令を出力する動作を1回
だけ実行すれば、その後は各テスト周期ごとにパターン
信号が発生し、そのパターン信号がクロックの計数値に
従って漸次遅れ方向または進み方向に変化し、その位相
の変化に伴って信読取手段が出力する論理値が反転した
ことにより、カウンタに対するクロックの供給を停止さ
せることができ、自動的に位相補正回路の遅延時間の校
正を完了することができる。
【0025】よって、この発明によれば主制御器111
は レジスタの初期化(1μs ) カウンタの初期化(1μs ) パターン発生器にパターン信号の発生命令を出力す
る(1μs )の動作を1回だけ実行し、その後16回パ
ターン信号を発生させればよいから、一つの位相補正回
路10の遅延時間を校正するに必要な時間TMは一例と
して TM≒(1+1+1+0.25×16)μs =448μs となり、従来より大幅に時間を短縮ことができる利点が
得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1にこの発明によるIC試験装
置の要部の構成を示す。図5と対応する部分には同一符
号を付し、その重複説明は省略するが、この発明では位
相補正回路10にカウンタ15と、ゲート16と、レジ
スタ17を設けた構成を特徴とするものである。
【0027】カウンタ15はこの例では4つの出力端子
0 〜Q3 を具備したカウンタを用いた場合を示す。こ
のカウンタ15はクロック入力端子CKにクロックが1
個入力されると、出力端子Q0 にH論理が出力され、2
個目のクロックが入力されると出力端子Q0 がL論理に
立下がり、代わって出力端子Q1 がH論理に立上がる。
3個目のクロックが入力されると、出力端子Q0 とQ1
がH論理となる、いわゆるバイナリーカウンタを用いる
ことができる。
【0028】出力端子Q0 の出力を例えば100Psの遅
延素子DY1の遅延時間を選択するか否かを制御するセ
レクタSE1の制御端子Sに入力し、出力端子Q1 の出
力を200Psの遅延素子DY2の遅延時間を選択するか
否かを制御するセレクタSE2の制御端子Sに入力し、
出力端子Q2 の出力を400Psの遅延時間を選択するか
否かを制御するセレクタSE3の制御端子Sに入力し、
出力端子Q3 の出力を800Psの遅延時間を選択するか
否かを制御するセレクタSE4の制御端子Sに入力す
る。
【0029】従って、カウンタ15にクロックが1個入
力されるごとに、可変遅延回路11はこの例では+10
0Psずつ遅延時間が増加する方向に変化し、16個目の
クロックが入力されると最長遅延時間1500Psの遅延
時間に設定される。カウンタ15のクロック入力端子C
Kの入力側にはゲート16が設けられ、このゲート16
によりクロックCK2の供給状態が制御される。つま
り、ゲート16の一方の入力端子にはレジスタ17の出
力端子Qから開閉制御信号が供給される。レジスタ17
は例えばD型フリップフロップによって構成することが
でき、そのデータ入力端子Dに信号読取手段14が読み
取った論理値を入力する。
【0030】図2を用いてこの発明の要部の動作を説明
する。図2はカウンタ15及びレジスタ17がクリアさ
れた直後からゲート16が閉じるまでの様子を示す。カ
ウンタ15及びレジスタ17がクリアされた時点ではカ
ウンタ15の計数値は「0」である。従って、可変遅延
回路11を構成するセレクタSE1〜SE4は全て入力
端子Aを選択した状態に制御され、遅延時間は最小値τ
0 となる。この結果、ドライバ116から出力されるパ
ターン信号PTS−1はテスト周期TS−1の初期位相
位置からτ0 だけ遅延したタイミングでH論理に立上が
る。ストローブパルスSTBは設定された遅延時間T1
で信号読取手段14に入力されるから、信号読取手段1
4はH論理を読み込む。これにより信号読取手段14は
図2Dに示すようにL論理を出力する。
【0031】テスト周期TS−1で1個目のクロックC
K2−1がゲート16を通じてカウンタ15に入力され
ると、セレクタSE1の制御端子SにH論理が入力さ
れ、遅延素子DY1を通過した信号を選択して取り出す
状態に切り替わる。この結果、可変遅延回路11の遅延
時間はこの例ではτ0 +100Psとなる。その後、クロ
ックCK2がカウンタ15に入力されるごとにカウンタ
15の計数値が順次「2」,「3」,「4」・・・と+
1ずつ増加し、これに伴って可変遅延回路11の遅延時
間も+100Psずつ増加する方向に制御され、ドライバ
116から出力されるパターン信号(図2B参照)の位
相は順次遅れ方向にシフトされる。
【0032】ストローブパルスSTBの位相設定値はT
1 に固定されているから、パターン信号の立上がりのタ
イミングはクロックCK2の供給ごとにストローブパル
スSTBの立上がりのタイミングに+100Psずつ順次
近づいていくことになる。図2の例では8個目のクロッ
クCK2−8が入力され、カウンタ15の計数値が
「8」になり、可変遅延回路11の遅延時間がτ0 +8
00Psに達した状態でパターン信号PTS−9の立上が
りのタイミングがストローブパルスSTBの立上がりの
タイミングT1 より遅れた位相になった状態を示す。
【0033】信号読取手段14がL論理を読み取ると、
信号読取手段14はH論理を出力する。このH論理をレ
ジスタ17にクロックCK1−9の立上がりのエッジで
取り込むことにより、レジスタ17の出力はL論理から
H論理に反転し、ゲート16を閉じる。この結果、9個
目のクロックCK2−9はゲート16の通過を阻止さ
れ、カウンタ15の計数値は「8」の状態に維持され
る。これにより、位相補正回路10の遅延時間はτ0
800Psの状態に校正されたことになる。
【0034】なお、カウンタ15の計数動作はテスト周
期TS−9で停止するが、パターン発生器112はパタ
ーン信号を16回出力し、一つの位相補正回路10の校
正を終了する。従って、この発明によれば 主制御器111がカウンタ15の内容をクリアする
時間を1μs , 主制御器111がレジスタ17の内容をクリアする
時間を1μs , 主制御器111がパターン発生器112にパターン
発生命令を出力し、パターンが発生され始めるまでの時
間を1μs , パターン発生器112がパターン信号を16回続け
て出力する時間を0.25×16=41μs , とすると、一つの位相補正回路10の遅延時間をストロ
ーブパルスSTBの位相に合わせる校正を行う時間は、 1+1+1+0.25×16=7μs となる。
【0035】従って、64端子分の位相補正回路10を
校正するには 約7μs ×64=448μs となり、従来の1088μs より約半分の時間で済むこ
とになる。図3にテストプロクラムTSPLGと、この
テストプロクラムTSPLGの実行中に呼び出されて校
正動作を実行する校正用プログラムCALPLGと、こ
の校正用プログラムCALPLGから呼び出されてパタ
ーン発生器112を動作させるパターン発生用プロクラ
ムPGPLGの概要を示す。
【0036】テストプロクラムTSPLGの実行中に校
正用プログラムCALPLGが読み出されると、校正用
プログラムCALPLGが実行される。校正用プログラ
ムCALPLGは、 主制御器111がカウンタ15をクリアする。 主制御器111がレジスタ17をクリアする。
【0037】 主制御器111がパターン発生器11
2に校正用パターン発生命令を出力し、校正用パターン
を発生させる。を実行する。 パターン発生器112は校正用パターンを16回出
力する。を実行し、一つの位相補正回路10の校正を終
了する。
【0038】なお、上述ではカウンタ15のクリアに1
μs ,レジスタ17のクリアに1μs ,パターン発生器
112にパターン発生命令を入力し、パターンを発生さ
せるまでの時間を1μs ,16回のパターン発生時間を
0.25μs としたが、これらの各時間は一例であり、必
ずしもこの時間に限定されるものでないことは容易に理
解できよう。
【0039】また、上述ではカウンタ15を加算カウン
タとした場合を説明したが、減算カウンタを用いること
により、位相補正回路10の遅延時間を最大遅延時間か
ら漸次減少させる方向にシフトさせる構成も採ることが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
位相補正回路10にカウンタ15と、ゲート16及びレ
ジスタ17を設けるだけの簡単な構成により、校正に要
する時間を半減することができる。従って、テストプロ
グラムTSPLGの中に校正用プログラムCALPLG
が多数回にわたって呼び出しされても校正に要する時間
が短くて済むため、テスト時間も短くできる利点が得ら
れ、スループットの向上が達せられる大きな利点が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の要部の構成を説明するためのブロッ
ク図。
【図2】図1の動作を説明するためのタイミングチャー
ト。
【図3】この発明によるIC試験装置を動作させるため
のプログラムの概要を説明する流れ図。
【図4】IC試験装置の概要を説明するためのブロック
図。
【図5】図4に示したIC試験装置の波形フォーマッタ
に設けられる位相補正回路の構成及び動作を説明するた
めのブロック図。
【図6】図5に示した位相補正回路の動作を説明するた
めのタイミングチャート。
【図7】従来のIC試験装置で用いられているテストプ
ログラムと、校正用プログラム、パターン発生用プログ
ラムの概要を説明するための図。
【符号の説明】
10 位相補正回路 11 可変遅延回路 SE1〜SE4 セレクタ DY1〜DY4 遅延素子 13 リレーマトリクス 14 信号読取手段 15 カウンタ 16 ゲート 17 レジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験ICの各端子に与える試験パター
    ン信号の位相を制御する位相補正回路の遅延時間を、信
    号読取手段に供給するストローブパルスの印加タイミン
    グの近傍に校正する校正方法において、 位相補正回路にカウンタを設け、このカウンタにテスト
    周期ごとに発生するクロックを計数させ、この計数値に
    従って上記位相補正回路の遅延時間を増加方向又は減少
    方向の何れか一方に変更させて上記位相補正回路を通過
    して上記信号読取手段に入力される試験パターン信号の
    位相を遅れ方向または進み方向の何れか一方にシフトさ
    せ、上記信号読取手段の出力の論理が反転したことを検
    出して試験パターン信号の位相が上記ストローブパルス
    の印加タイミングを横切ったと判定させ、上記カウンタ
    の計数動作を停止させることを特徴とするタイミング校
    正方法。
  2. 【請求項2】 A.遅延素子を通過した信号と遅延素子
    を通過しない信号の何れか一方を選択して出力するセレ
    クタが複数縦続接続されて構成された位相補正回路を具
    備し、この位相補正回路の遅延時間に従って被試験IC
    の各端子に印加される試験パターン信号の位相を所望の
    位相に設定するIC試験装置において、 B.上記位相補正回路に設けられ、上記IC試験装置の
    テスト周期ごとに出力されるクロックを計数し、その計
    数値を上記位相補正回路を構成するセレクタに設定信号
    として与え、上記位相補正回路を通過する試験パターン
    信号の位相を上記テスト周期ごとに順次遅れ方向または
    進み方向に変化させる制御を行うカウンタと、 C.このカウンタに供給するクロックを開閉制御するゲ
    ートと、 D.上記位相補正回路を通過した試験パターン信号の論
    理値を所定のタイミングで読み取る信号読取手段と、 E.この信号読取手段が読み取る論理値が一方の論理値
    から他方の論理値に転換したことを検出して、上記位相
    補正回路の遅延時間が上記信号読取回路の読み取りのタ
    イミングに合致したものとして上記ゲートを閉じるゲー
    ト制御手段と、によって構成した位相補正回路を搭載し
    たことを特徴とするIC試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のIC試験装置において、
    上記信号読取手段はストローブパルスの供給によって入
    力されている信号の論理が比較電圧より高いか低いかを
    判定して出力するコンパレータによって構成され、スト
    ローブパルスの印加タイミングにおいて、上記信号読取
    手段が出力する論理値が反転したとき、上記ゲートを閉
    じる制御を行う構成とした位相補正回路を搭載したこと
    を特徴とするIC試験装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3項記載のIC試験装置
    の何れかにおいて、上記ゲート制御手段は上記信号読取
    手段の論理値を読み取るレジスタによって構成した位相
    補正回路を搭載したことを特徴とするIC試験装置。
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