JP2001012644A - マグネットバルブ - Google Patents

マグネットバルブ

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JP2001012644A
JP2001012644A JP11184288A JP18428899A JP2001012644A JP 2001012644 A JP2001012644 A JP 2001012644A JP 11184288 A JP11184288 A JP 11184288A JP 18428899 A JP18428899 A JP 18428899A JP 2001012644 A JP2001012644 A JP 2001012644A
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valve
valve body
magnet
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Kazuhiko Tsujita
和彦 辻田
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67CCLEANING, FILLING WITH LIQUIDS OR SEMILIQUIDS, OR EMPTYING, OF BOTTLES, JARS, CANS, CASKS, BARRELS, OR SIMILAR CONTAINERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; FUNNELS
    • B67C3/00Bottling liquids or semiliquids; Filling jars or cans with liquids or semiliquids using bottling or like apparatus; Filling casks or barrels with liquids or semiliquids
    • B67C3/02Bottling liquids or semiliquids; Filling jars or cans with liquids or semiliquids using bottling or like apparatus
    • B67C3/22Details
    • B67C3/28Flow-control devices, e.g. using valves

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ハウジング11の内部に弁体21が、ハ
ウジングの外部に上記弁体と磁気的に結合して該弁体を
昇降変位させるとともに回転駆動する駆動部材22が設
けられ、この駆動部材22は昇降駆動手段23によって
昇降されるとともに、回転駆動手段24によって回転駆
動されるようになっている。駆動部材22が昇降される
とこれと磁気的に結合された弁体が弁座15に接離さ
れ、また駆動部材22が回転されるとこれと磁気的に結
合された弁体が回転されるようになる。上記弁体には必
要に応じて螺旋溝21fを設けても良い。 【効果】 流路14中で弁体21を回転させることがで
きるので、該弁体が回転していない従来装置に比較して
その弁体を流路中で安定した状態に維持することができ
る。また螺旋溝を設ければ、その回転によるポンプ作用
を期待することができ、それにより果実入り充填液を流
通させても果実が詰まる虞を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマグネットバルブに関
し、より詳しくは、マグネットの磁力を利用して弁体を
開閉作動させるようにしたマグネットバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アセプティック充填機に使用され
るマグネットバルブとして、ハウジング内に形成した流
路と、この流路を囲む弁座と、上記流路内に移動可能に
設けられ、上記弁座に着座して該流路を閉鎖する弁体
と、上記流路の外部に移動可能に設けられ、上記弁体と
磁気的に結合して該弁体を上記弁座に着座させる閉鎖位
置と該弁座から離隔させる開放位置とに移動させる駆動
部材とを備えたものが知られている(米国特許第5,6
76,344号明細書)。上記構成を有するマグネット
バルブにおいては、駆動部材を閉鎖位置に移動させれ
ば、これと磁気的に結合している弁体を閉鎖位置に移動
させることができ、これにより弁体を弁座に着座させて
流路を閉じさせることができる。また駆動部材を開放位
置に位置させれば、弁体を開放位置に移動させることが
でき、それにより弁体を弁座から離座させて流路を開放
させて、容器内に充填液を充填することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
マグネットバルブでは、駆動部材を開放位置に位置させ
て弁体を弁座から離座させた状態では、該弁体は流路中
に浮いた状態となるため、弁体をできるだけ安定させる
ために大きな流路を確保することが困難となっていた。
その結果、特に果実入り充填液を流通させた際に果実が
詰まる虞があった。本発明はそのような事情に鑑み、果
実入り充填液を流通させてもその果実が詰まるのを可及
的に防止することができるようにしたマグネットバルブ
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1の発明
は、上述した構成を有する従来のマグネットバルブにお
いて、上記駆動部材を上記ハウジングに対して回転自在
に設けるとともに、該駆動部材を回転駆動する回転駆動
手段を設け、上記駆動部材の回転によりこれと磁気的に
結合した弁体を回転させるようにしたものである。また
請求項2の発明は、上述した構成を有する従来のマグネ
ットバルブにおいて、上記弁体に上記流路の一部を構成
する螺旋溝を形成するとともに、該螺旋溝を形成した部
分の弁体をハウジングの内周面に摺動自在に係合させ、
また上記駆動部材を上記ハウジングに対して回転自在に
設けるとともに、該駆動部材を回転駆動する回転駆動手
段を設け、上記駆動部材の回転によりこれと磁気的に結
合した弁体を回転させるようにしたものである。
【0005】
【作用】請求項1の発明によれば、駆動部材を開放位置
に位置させるとともに、回転駆動手段により該駆動部材
を回転させることにより、駆動部材と磁気的に結合した
弁体を弁座から離座させるのと同時に、該弁体を回転さ
せることができる。そして弁体を磁気的に結合した状態
で回転させれば、該弁体が回転していない場合に比較し
てその弁体を流路中で安定した状態に維持することがで
き、したがって従来に比較して流路を拡大することが可
能となり、これにより果実入り充填液を流通させても果
実が詰まる虞を低減することができる。また請求項2の
発明によれば、螺旋溝を形成した部分の弁体をハウジン
グの内周面に摺動自在に係合させているので、該弁体が
流路中で不安定となることがない。しかも、螺旋溝を形
成した弁体を回転させているので、該螺旋溝の回転によ
るポンプ作用を期待することができ、これにより果実入
り充填液を流通させても果実が詰まる虞を低減すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、回転式充填装置は時計方向に連続的
に回転される回転体1を備えており、該回転体1の外周
部円周方向等間隔位置にそれぞれマグネットバルブ2
(図2参照)を設け、また各マグネットバルブ2の下方
に図示しない容器を載置する載置台をそれぞれ設けてい
る。コンベヤ3によって搬送されてきた上記容器は、タ
イミングスクリュウ4によって上記回転体1と同期して
回転している供給スターホイール5に同期され、この供
給スターホイール5によって供給位置Aで上記載置台上
に供給される。載置台上に容器が供給されて回転体1に
よって該容器が搬送されるようになると、大開度位置B
において上記マグネットバルブ2が大開度で開放され、
それによって容器内に果実入りの充填液が充填される。
回転体1の回転に伴って容器内への充填液の充填が進む
と、小開度位置Cにおいてマグネットバルブ2の開度が
大開度から小開度へ切換えられる。この小開度位置C
は、例えば95%程度の充填量が得られと予想される位
置に設定されている。そして小開度による充填液の充填
が進み、それによって容器内に所定量の充填液が充填さ
れると図示しない液面センサや重量計によってそのこと
が検出され、マグネットバルブ2が閉じられる(閉鎖位
置D)。この後、容器は排出位置Eで排出スターホイー
ル6によって載置台上からコンベヤ3上へ排出されるよ
うになる。
【0007】次に、上記各マグネットバルブ2の構成を
説明すると、図2において、筒状部材からなるマグネッ
トバルブのハウジング11は鉛直方向に配置してあり、
その上部を図示しない充填液タンクに固定したブロック
12にボルト13で連結することにより、上記充填液タ
ンクに固定してある。上記ハウジング11内には流路1
4を形成してあり、この流路14の上端部は図示しない
パイプを介して上記充填液タンクに連通させ、また下端
部は外部に開口して、図示しない容器に対する充填ノズ
ルとなっている。上記ハウジング11の下端部には上記
流路14を囲む弁座15を形成してあり、またこのハウ
ジング11内に上記弁座15に着座して流路14を閉鎖
する弁体21を上下方向に摺動自在に設けている。この
弁体21はその下端部が上記弁座15に着座する小径の
弁部21aとなっており、また上方部は筒状に形成され
て大径の筒状部21bとなっている。さらに上記弁部2
1aと筒状部21bとの間に中径のガイド部21cを形
成し、上記筒状部21b内に形成される内部通路21d
は複数の透孔21eを介して上記ガイド部21cの外周
に開口している。また上記ガイド部21cはハウジング
11の小径孔11a内に摺動自在に嵌合させてあり、か
つ該ガイド部21cの外周に形成した螺旋溝21fは、
ハウジング11の小径孔11aの上下に形成した大径孔
11bと中径孔11cとに常時連通させている。したが
って、上記ハウジング11における大径孔11bの内周
面と弁体21における筒状部21bの外周面との間の間
隙、並びに弁体21の内部通路21dと複数の透孔21
e、さらに上記螺旋溝21fにより上記流路14の一部
が形成されている。
【0008】上記ハウジング11の外部には、上記弁体
21と磁気的に結合して該弁体21を上下に変位させる
とともに回転させるための駆動部材22を設けてあり、
この駆動部材22は昇降駆動手段23によって昇降さ
れ、また回転駆動手段24(図3参照)によって回転さ
れるようになっている。上記駆動部材22は上記筒状の
ハウジング11の外周に昇降自在に設けた外側筒状部材
25を備えており、この外側筒状部材25の内側に、軸
受け26を介して内側筒状部材27を回転自在に軸支し
ている。そして内側筒状部材27に上記ハウジング11
を囲む多数のマグネット28を取付けている。このマグ
ネット28は、図3に示すように、円周方向にN極とS
極とが交互となるように、また上下方向にもN極とS極
とが交互となるように配置してある。他方、上記弁体2
1の筒状部21bにも多数のマグネット29を取付けて
あり、このマグネット29も上記マグネット28と同様
に配置してある。このとき、マグネット29の上下方向
の大きさと配置個数は、マグネット28の同方向の大き
さと配置個数に一致させてあり、また円周方向の配置個
数も同数に設定してある。さらに、上記ハウジング11
や筒状部材25、27は、それぞれ非磁性材料から構成
してある。したがって、上記駆動部材22を昇降させて
マグネット28を昇降させれば、該マグネット28と磁
気的に結合されたマグネット29を介して弁体21を昇
降させることができ、これにより弁体21の弁部21a
を弁座15に接離させることができる。また後述するよ
うに、駆動部材22を回転させることにより上記マグネ
ット28、マグネット29を介して弁体21を一体的に
回転させることができる。
【0009】上記駆動部材22を昇降させる昇降駆動手
段23は、上記ブロック12内に設けたエアシリンダ装
置から構成してあり、このエアシリンダ装置はブロック
12内に形成した段付孔31を備えている。この段付孔
31はその下方が大径孔31a、上方が小径孔31bと
なっており、上記大径孔31a内に大径ピストン32
を、小径孔31b内に小径ピストン33をそれぞれ摺動
自在に嵌合している。上記小径ピストン33の下端部に
は鉛直下方に向けてピストンロッド35を取付けてあ
り、このピストンロッド35は上記大径ピストン32お
よびブロック12を気密を保持して摺動自在に貫通し、
その下端部に取付けたブラケット36を上記駆動部材2
2の外側筒状部材25に連結している。さらに、上記小
径ピストン33の上方側に第1圧力室37を形成すると
ともに、この第1圧力室37をブロック12に形成した
第1通路38に連通させ、該第1通路38は図示しない
切換え弁を介して圧力流体供給源に連通させている。ま
た上記小径ピストン33と大径ピストン32との間に第
2圧力室39を形成し、この第2圧力室39は第2通路
40および図示しない切換え弁を介して上記圧力流体供
給源に連通させ、さらに上記大径ピストン32の下方に
形成した第3圧力室41は第3通路42と図示しない切
換え弁を介して上記圧力流体供給源に連通させている。
そして上記小径ピストン33とブロック12との間にば
ね43を弾装し、該ばね43により通常は小径ピストン
33と大径ピストン32とを下降端位置に保持させてい
る。
【0010】したがって、第1圧力室37を圧力流体源
に連通させ、第2圧力室39および第3圧力室41を大
気に連通させた場合には、小径ピストン33および大径
ピストン32は流体圧力とばね43の弾撥力とにより下
降端に保持されるので、上記小径ピストン33に設けた
ピストンロッド35およびブラケット36を介して駆動
部材22が下降端の閉鎖位置に位置され、これにより駆
動部材22のマグネット28と磁気的に結合された弁体
21のマグネット29を介して該弁体21の弁部21a
が弁座15に着座され、それによって流路14が閉鎖さ
れる(図2の状態)。また、上記第1圧力室37および
第3圧力室41を大気に連通させ、第2圧力室39を圧
力流体源に連通させた場合には、大径ピストン32が下
降端に保持されたまま小径ピストン33がばね43に抗
して上昇端位置まで上昇されるので、駆動部材22も上
方の大開度位置まで大きく上昇される。これにより弁体
21も弁座15から大きく離座して流路14を大開度で
開放するようになる(図4の状態)。さらに、上記第2
圧力室39を大気に連通させ、上記第1圧力室37と第
3圧力室41とを圧力流体源に連通させた場合には、小
径ピストン33が下降されると同時に大径ピストン32
が上昇されて両者が当接するが、受圧面積は大径ピスト
ン32のほうが大きいので、該大径ピストン32は上記
大径孔31aと小径孔31bとの間の段部31cに当接
した上昇端位置となり、小径ピストン33はその上昇端
位置の大径ピストン32に当接して下降位置が規制され
ることになる。この状態では、小径ピストン33の下降
量は、大径ピストン32が下降端に位置している場合よ
りも小さくなるので、上記駆動部材22は、上記閉鎖位
置と開放位置との間に設けられた小開度位置に位置決め
される。これにより上記弁体21は弁座15から相対的
に小さく離座されるようになり、それによって流路14
は小開度で開放されるようになる(図5の状態)。
【0011】次に、上記回転駆動手段24は、図1に示
すように、回転体1の外周に配設して図示しないフレー
ムに固定した多数のマグネット51、52を備えてい
る。一方のマグネット51は、回転体1の回転方向にお
いて大開度位置Bを越えた位置から小開度位置Cの手前
までの範囲にわたって円弧状に配設固定してあり、他方
のマグネット52は、小開度位置Cを越えた位置から閉
鎖位置Dの手前までの範囲にわたって円弧状に配設固定
してある。これらマグネット51、52は、それぞれ図
3に示すように、円周方向にN極とS極とが交互となる
ように、また上下方向にもN極とS極とが交互となるよ
うに配置してあり、また各マグネット51、52の上下
方向の大きさと配置個数とは、駆動部材22に設けたマ
グネット28の同方向の大きさと配置個数とに一致させ
てある。上記マグネット51、52は、基本的に同一構
成を有しているが、その高さ位置を僅かに異ならせて配
設してある。すなわち、一方のマグネット51は、図4
に示すように、駆動部材22を上方の大開度位置まで大
きく上昇させた際のマグネット28の高さ位置に一致す
るように配設してあり、他方のマグネット52は、駆動
部材22を小開度位置とした際のマグネット28の高さ
位置に一致するように配設してある。
【0012】以上の構成において、昇降駆動手段23に
より駆動部材22を閉鎖位置に位置させた際には、弁体
21の弁部21aは弁座15に着座して流路14を閉じ
ている。この状態から回転体1の回転に伴ってマグネッ
トバルブ2が大開度位置Bに移動されると、上記昇降駆
動手段23により駆動部材22が上方の大開度位置に移
動され、これにより弁体21はマグネット28、29の
磁気的結合により上昇端まで移動されて流路14を大開
度で開放する。このとき、弁体21のガイド部21cは
ハウジング11の小径孔11a内に摺動自在に嵌合され
ているので、弁体21が大開度で開放されても弁体21
が流路14中で不安定な状態となることがない。そして
これに引き続き、マグネットバルブ2が回転駆動手段2
4のマグネット51の前面を通過するようになると、マ
グネット51と28との磁気的結合によりマグネット2
8を取付けた内側筒状部材27が回転体1の回転に伴っ
て公転しながら自転するようになり、マグネット28が
自転するとマグネット29を介して弁体21も自転する
ようになる。上記弁体21が大開度となることにより大
流量の充填液が流路14を流通して容器内に充填される
ようになるが、このとき流路14を構成する螺旋溝21
fは弁体21の回転により螺旋溝内の充填液を容器に向
けて押出す方向に回転されるので、そのポンプ作用によ
り充填液中の果実が螺旋溝21f内で詰まることがな
い。
【0013】上記弁体21が大開度となることによって
容器内への大流量による充填が進み、やがてマグネット
バルブ2が小開度位置Cの手前となると該マグネットバ
ルブ2は回転駆動手段24のマグネット51を越えるの
で、該マグネット51と駆動部材22のマグネット28
との磁気的結合が外れるようになる。この後、マグネッ
トバルブ2が小開度位置Cとなると、上記昇降駆動手段
23により駆動部材22が小開度位置に移動され、これ
により弁体21はマグネット28、29の磁気的結合に
より流路14を小開度で開放する。これに引き続き、マ
グネットバルブ2は回転駆動手段24のマグネット52
の前面を通過するので、駆動手段22のマグネット28
はマグネット52と磁気的に結合するようになり、該マ
グネット51によりマグネット28、29を介して弁体
11が再び自転されるようになる。そしてマグネットバ
ルブ2がマグネット52を越えると、該マグネット51
と駆動部材22のマグネット28との磁気的結合が外れ
るようになり、この状態で小開度による充填液の充填が
進んで容器内に所定量の充填液が充填されると、上記昇
降駆動手段23により駆動部材22が閉鎖位置に移動さ
れて弁体21の弁部21aが弁座15に着座され、流路
14が閉じられる。
【0014】図6は本発明の他の実施例を示したもの
で、本実施例においては、筒状部材からなるマグネット
バルブのハウジング154は鉛直方向に配置してあり、
その内部を隔壁部155によって上下に区画している。
上記隔壁部155より下方のハウジング154内の軸部
に筒状のハウジング111を配設してあり、該ハウジン
グ111の上端部をシール部材156により液密を保っ
て上記隔壁部155の下面に取付けるとともに、該ハウ
ジング111の下端部は、連結金具157によりハウジ
ング154の下端部に取付けた下部ハウジング158
に、シール部材159により液密を保って取付けてい
る。上記隔壁部155にはL字形に屈曲させた内部通路
155aを形成してあり、その上方側となる端部はパイ
プ160を介して図示しない充填液タンクに連通させて
いる。また内部通路155aの下方側の端部は上記ハウ
ジング111内の上部に連通させてあり、該ハウジング
111の下部は上記下部ハウジング158内に連通させ
ている。そしてこれらパイプ160、内部通路155
a、ハウジング111および下部ハウジング158によ
り充填液の流路114を形成している。この下部ハウジ
ング158は図示しない容器に対する充填ノズルとなっ
ており、この下部ハウジング158の下端部に上記流路
114を囲む弁座115を形成してある。上記ハウジン
グ111内に上記弁座115に着座して流路114を閉
鎖する弁体121を上下方向に摺動自在に設けてある。
この弁体121のガイド部121cは下部ハウジング1
58の小径孔158a内に摺動自在に嵌合させてあり、
かつ該ガイド部121cの外周に形成した螺旋溝121
fは、下部ハウジング158の小径孔158aの上下に
形成した大径孔158bと中径孔158cとに常時連通
させている。そして該弁体121の筒状部121bに多
数のマグネット129を取付けてあり、このマグネット
129は第1実施例のマグネット29と同様に円周方向
にN極とS極とが交互となるように、また上下方向にも
N極とS極とが交互となるように配置してある。
【0015】また上記ハウジング154とハウジング1
11との間に駆動部材122を設けてあり、この駆動部
材122の外側筒状部材125を昇降駆動手段123に
連結し、また上記駆動部材122の内側筒状部材127
に多数のマグネット128を取付けている。このマグネ
ット128も上記マグネット129と同様に配置してあ
る。上記昇降駆動手段123は、ハウジング111の上
方にこれと同一軸線上に配置してあり、ハウジング15
4に連結金具163を介して連結したシリンダハウジン
グ164と、このシリンダハウジング164の軸部に形
成した段付孔165とを備えている。上記段付孔165
の中間の中径孔165a内には気密を保持して円板状の
小径ピストン166を摺動自在に嵌合してあり、該小径
ピストン166の下端部に設けたピストンロッド167
を上記段付孔165の下方の小径孔165b内を気密を
保持して摺動自在に貫通させている。そしてピストンロ
ッド167の下端部に連結プレート168を取付け、こ
の連結プレート168を連結ロッド169を介して上記
駆動部材122の外側筒状部材125に連結している。
上記連結ロッド169は、図示しないが連結プレート1
68の周囲4か所に取付けてある。
【0016】上記段付孔165の上方の大径孔165c
内には気密を保持して円板状の大径ピストン170を摺
動自在に嵌合してあり、この大径ピストン170の上端
部に連結した昇降ロッド171を、上記シリンダハウジ
ング164の上端部を封鎖する蓋部材172を気密を保
持して摺動自在に貫通させて上方に突出させている。そ
して該昇降ロッド171の突出端にナット173を螺着
し、該ナット173を、上記蓋部材172の上端部に上
下方向に変位可能に設けた調整部材174に当接させる
ことにより、上記大径ピストン170の下降端位置を規
制することができるようにしている。そして上記小径ピ
ストン166と大径ピストン170との間にばね175
を弾装し、該ばね175により通常は両者を離隔した状
態に、つまり小径ピストン166を下降端に、また大径
ピストン170を上昇端に保持させている。さらに、上
記小径ピストン166の下方側に第1圧力室181を形
成するとともに、この第1圧力室181を図示しない切
換え弁を介して圧力流体供給源に連通させている。また
上記小径ピストン166と大径ピストン170との間に
第2圧力室182を形成し、この第2圧力室182を図
示しない切換え弁を介して上記圧力流体供給源に連通さ
せ、さらに上記大径ピストン170の上方に形成した第
3圧力室183を図示しない切換え弁を介して上記圧力
流体供給源に連通させている。なお、連結プレート16
8を収容した空間は、大気通路184を介して大気に連
通させている。
【0017】したがって、中間の第2圧力室182を圧
力流体源に連通させ、第1圧力室181および第3圧力
室183を大気に連通させた場合には、小径ピストン1
66は下降端に、また大径ピストン170は上昇端に保
持されるので、上記小径ピストン166に設けたピスト
ンロッド167、連結プレート168および連結ロッド
169を介して駆動部材122が下降端の閉鎖位置に位
置され、これにより駆動部材122のマグネット128
と磁気的に結合された弁体121の弁部121aが弁座
115に着座して流路114を閉鎖するようになる(図
6の状態)。また、上記第2圧力室182および第3圧
力室183を大気に連通させ、上記第1圧力室181を
圧力流体源に連通させた場合には、小径ピストン166
が上昇端に位置している大径ピストン170に当接する
位置まで上昇されるので、駆動部材122も上方の大開
度位置まで大きく上昇される。これにより弁体121も
弁座115から大きく離座して流路114を大開度で開
放するようになる。さらに、上記第2圧力室182を大
気に連通させ、上記第1圧力室181および第3圧力室
183を圧力流体源に連通させた場合には、小径ピスト
ン166が上昇されると同時に大径ピストン170が降
下されて両者が当接するが、受圧面積は大径ピストン1
70のほうが大きいので該大径ピストン170は下降端
位置となり、小径ピストン166はその下降端位置の大
径ピストン170に当接して上昇位置が規制され、それ
によって流路114は小開度で開放されるようになる。
【0018】その他の構成は第1実施例と同様に構成し
てあり、相当する部分のうち主要な部分には第1実施例
と同一の符号に100を加えた符号を付して示してあ
る。このような第2実施例の構成においても、第1実施
例と同等の作用効果が得られることは明かである。
【0019】なお、上記実施例では回転駆動手段24を
多数のマグネット51、52によって構成しているが、
これに限定されるものではなく、駆動部材22を回転駆
動することができればモータ等の他の手段を用いても良
いことは勿論である。また、上記マグネットとしてそれ
ぞれ電磁石を利用することができ、さらに昇降駆動手段
23としても上記実施例のものに限定されるものではな
く、例えばカム機構を利用して駆動部材22を閉鎖位
置、開放位置および小開度位置にそれぞれ移動させるよ
うにしてもよい。さらにまた、上記実施例では弁体21
にガイド部21cを設けるとともに、該ガイド部に螺旋
溝21fを形成し、かつガイド部をハウジング11に摺
動自在に嵌合するようにしているが、上記螺旋溝を省略
してガイド部とハウジング間に間隙を形成し、その間隙
を流路とするようにしても良い。この場合、弁体21は
流路14中に浮遊することになるが、回転駆動手段24
によって回転されているので、弁体が回転していない場
合に比較してその弁体を流路中で安定した状態で浮遊さ
せることができる。したがって、従来に比較して流路を
拡大することが可能となり、これにより果実入り充填液
を流通させても果実が詰まる虞を低減することができ
る。またこの場合、弁体21の弁部21aと筒状部21
bとの間にガイド部21cを形成するとともに、弁体2
1の内部に形成した内部通路21dを複数の透孔21e
を介してそのガイド部21cの外周に連通させることに
より、特にハウジング11の内周面と筒状部21bの外
周面との間の間隙を狭くしても充分な流路面積を確保す
ることができる。そして上記間隙を狭くすることにより
弁体21の径方向の振れを小さくすることができ、それ
により流量変化を抑制して高精度な充填を行うことがで
きるとともに、弁座15に対する着座不良を良好に防止
することができるという利点がある。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、流路中で弁体を回転させることができるので、該弁
体が回転していない従来装置に比較してその弁体を流路
中で安定した状態に維持することができ、したがって従
来に比較して流路を拡大することが可能となり、また果
実入り充填液を流通させても果実が詰まる虞を低減する
ことができるという効果が得られる。また請求項2の発
明によれば、螺旋溝を形成した部分の弁体をハウジング
の内周面に摺動自在に係合させているので、該弁体が流
路中で不安定となることがなく、しかも螺旋溝を形成し
た弁体を回転させているので、該螺旋溝の回転によるポ
ンプ作用を期待することができ、これにより果実入り充
填液を流通させても果実が詰まる虞を低減することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略平面図。
【図2】本発明にかかるマグネットバルブ2の閉鎖状態
を示す断面図。
【図3】駆動部材22のマグネット28と回転駆動手段
24のマグネット51、52を示す概略構成図。
【図4】図2のマグネットバルブの大開度状態を示す断
面図。
【図5】図2のマグネットバルブの小開度状態を示す断
面図。
【図6】本発明の第2実施例を示す断面図。
【符号の説明】
2…マグネットバルブ 11、111、158…ハ
ウジング 14、114…流路 15、115…弁座 21、121…弁体 21f、121f…螺旋溝 22、122…駆動部材 23、123…昇降駆動手
段 24…回転駆動手段 28、29、51、52…
マグネット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に形成した流路と、この流
    路を囲む弁座と、上記流路内に移動可能に設けられ、上
    記弁座に着座して該流路を閉鎖する弁体と、上記流路の
    外部に移動可能に設けられ、上記弁体と磁気的に結合し
    て該弁体を上記弁座に着座させる閉鎖位置と該弁座から
    離隔させる開放位置とに移動させる駆動部材とを備えた
    マグネットバルブにおいて、 上記駆動部材を上記ハウジングに対して回転自在に設け
    るとともに、該駆動部材を回転駆動する回転駆動手段を
    設け、上記駆動部材の回転によりこれと磁気的に結合し
    た弁体を回転させることを特徴とするマグネットバル
    ブ。
  2. 【請求項2】 ハウジング内に形成した流路と、この流
    路を囲む弁座と、上記流路内に移動可能に設けられ、上
    記弁座に着座して該流路を閉鎖する弁体と、上記流路の
    外部に移動可能に設けられ、上記弁体と磁気的に結合し
    て該弁体を上記弁座に着座させる閉鎖位置と該弁座から
    離隔させる開放位置とに移動させる駆動部材とを備えた
    マグネットバルブにおいて、 上記弁体に上記流路の一部を構成する螺旋溝を形成する
    とともに、該螺旋溝を形成した部分の弁体をハウジング
    の内周面に摺動自在に係合させ、また上記駆動部材を上
    記ハウジングに対して回転自在に設けるとともに、該駆
    動部材を回転駆動する回転駆動手段を設け、上記駆動部
    材の回転によりこれと磁気的に結合した弁体を回転させ
    ることを特徴とするマグネットバルブ。
  3. 【請求項3】 上記弁体に磁極が交互に異なるように配
    置した複数の磁石が設けられるとともに、上記駆動部材
    に磁極が交互に異なるように配置した複数の磁石が設け
    られ、両磁石は相互に磁気的に結合して、駆動部材の移
    動により弁体が弁座に対して接離されるとともに、駆動
    部材の回転により弁体が回転されるようになっているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマグネ
    ットバルブ。
  4. 【請求項4】 上記回転駆動手段は、マグネットバルブ
    の移動方向に沿って磁極が交互に異なるように配置した
    複数の磁石を備えており、駆動部材の磁石は回転駆動手
    段の磁石と磁気的に結合して、マグネットバルブの移動
    に伴って該駆動部材を回転させることを特徴とする請求
    項3に記載のマグネットバルブ。
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