JP3456502B2 - 回転式定量充填装置 - Google Patents

回転式定量充填装置

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JP3456502B2
JP3456502B2 JP12894595A JP12894595A JP3456502B2 JP 3456502 B2 JP3456502 B2 JP 3456502B2 JP 12894595 A JP12894595 A JP 12894595A JP 12894595 A JP12894595 A JP 12894595A JP 3456502 B2 JP3456502 B2 JP 3456502B2
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転式定量充填装置に関
し、より詳しくは、計量シリンダの洗浄機能を備えた回
転式定量充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転式定量充填装置として、次の
ような構成を備えたものは知られている。すなわち、回
転自在に設けた回転体と、この回転体の円周方向所定位
置に昇降自在に設けた複数の昇降テーブルと、上記回転
体に昇降テーブルと同数設けられるとともにピストンを
往復動させてシリンダ内に一定量の充填液を給排する計
量シリンダ機構と、各計量シリンダ機構から吐出された
充填液を上記昇降テーブル上に供給された容器内に充填
する充填ノズルと、充填液タンクと上記計量シリンダ機
構間の連通および計量シリンダ機構と上記充填ノズル間
の連通を選択的に切換える通路を形成したバルブ機構
と、上記各計量シリンダ機構のピストンと連動してそれ
を進退動させる揺動式カム機構とを備え、また、所要時
に上記各計量シリンダ機構のピストンを充填液の給排時
における前進端よりも前進した洗浄位置に位置させて、
各シリンダとピストンとの間に洗浄液が流通する洗浄液
通路を形成するように構成し、さらに、上記揺動式カム
機構を、上記各計量シリンダ機構のピストンに連動する
とともに回転体と一体に回転する回転枠と、この回転枠
を回転自在に支持して揺動可能な揺動枠と、この揺動枠
を介して上記回転枠を所要の角度に傾斜させる昇降手段
とから構成した回転式定量充填装置は知られている(例
えば、特公平3−14716号公報号公報)。上記従来
の回転式定量充填装置では、揺動式カム機構によって回
転枠の傾斜角度を適宜調整することにより、各計量シリ
ンダ機構のピストンのストロークを変更することがで
き、それによって、各計量シリンダ機構による容器内へ
の充填液の充填量を変更できるようになっている。ま
た、従来の回転式定量充填装置では、上記回転体を、下
方側に位置して上記昇降テーブルを設けた回転テーブル
と、上方側に位置して上記計量シリンダ機構等を設けた
回転部材とから構成しており、回転部材は、回転テーブ
ルに対して昇降自在に設けられ、かつ回転テーブルと一
体に回転する様になっている。そして、この上方側に位
置する回転部材に昇降手段を設けてあり、この昇降手段
によって回転部材および上記計量シリンダ機構等を回転
テーブルに対して相対的に下降させることで、上記ピス
トンを洗浄位置に位置させるようにしている。このよう
にピストンを洗浄位置に位置させて洗浄液通路を形成し
た状態において、各シリンダ機構および充填ノズルの下
端部に洗浄用カップを係合させてから、各シリンダ機
構、バルブ機構および充填ノズルに洗浄液を流通させ
て、それらを洗浄するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
回転式定量装置においては、昇降テーブルに対して上方
側となる回転部材を昇降自在に設けてあり、しかも、回
転部材の内部に昇降手段を設けていたので、構成が複雑
で大型化するという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、回転自在に設けた回転体と、この回転体の円
周方向所定位置に昇降自在に設けた複数の昇降テーブル
と、上記回転体に昇降テーブルと同数設けられるととも
にピストンを往復動させてシリンダ内に一定量の充填液
を給排する計量シリンダ機構と、各計量シリンダ機構か
ら吐出された充填液を上記昇降テーブル上に供給された
容器内に充填する充填ノズルと、充填液タンクと上記計
量シリンダ機構間の連通および計量シリンダ機構と上記
充填ノズル間の連通を選択的に切換える通路を形成した
バルブ機構と、上記各計量シリンダ機構のピストンと連
動してそれを進退動させる揺動式カム機構とを備え、ま
た、所要時に上記各計量シリンダ機構のピストンを充填
液の給排時における前進端よりも前進した洗浄位置に位
置させて、各シリンダとピストンとの間に洗浄液が流通
する洗浄液通路を形成するように構成し、さらに、上記
揺動式カム機構を、上記各計量シリンダ機構のピストン
に連動するとともに回転体と一体に回転する回転枠と、
この回転枠を回転自在に支持して揺動可能な揺動枠と、
この揺動枠を介して上記回転枠を所要の角度に傾斜させ
る昇降手段とから構成した回転式定量充填装置におい
て、上記揺動式カム機構の昇降手段を少なくとも一対の
昇降機構から構成して、これら昇降機構によって上記回
転枠を所定の傾斜角度に設定できるように構成するとと
もに、上記一対の昇降機構によって、上記回転枠を上昇
させて水平に支持することによって、上記各計量シリン
ダ機構のピストンを上記洗浄位置に位置させるように構
成したものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、上記一対の昇降機構
によって回転枠を所定の傾斜角度に変更することで上記
ピストンのストロークを変化させ、それによって、容器
内への充填液の充填量を変更することができる。他方、
上記一対の昇降機構によって回転枠を上昇させて水平に
支持することによって、上記各計量シリンダ機構のピス
トンを上記洗浄位置に位置させることができる。そのた
め、回転体を上方側と下方側とに分割し、上方側の部分
に昇降手段を設ける必要がない。したがって、従来に比
較して回転式定量充填装置の構成を簡略化することがで
きる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1は容器2内に所定量の充填液を充
填する回転式定量充填装置であり、この回転式定量充填
装置1は、機枠3に固定した垂直軸4に回転体5を回転
自在に軸支している。回転体5は、下方側に位置して水
平面で回転する円板状の回転テーブル5Aと、この回転
テーブル5Aと対向する上方側に位置し、水平面で回転
テーブル5Aと一体となって回転する円板状の支持部5
Bを備えており、上記回転テーブル5Aの外周部等間隔
位置にそれぞれエアシリンダ6を設けている。各エアシ
リンダ6は、回転テーブル5Aに固定したガイド部材7
と、容器2が供給載置される昇降テーブル8を取付けた
昇降部材11とを備えており、各エアシリンダ6は常時
昇降部材11を上方に付勢して自然状態では昇降テーブ
ル8を上昇端位置に保持している。回転体5の回転中心
を中心とする上記各エアシリンダ6の外周部には、その
移動軌跡に沿った所要位置に固定カム12を配設固定し
てあり、上記昇降部材11に設けたカムフォロワ13を
下方からその固定カム12に係合させている。これによ
り、昇降部材11を固定カム12のカム曲線に応じてエ
アシリンダ6の上方へ昇降部材11の付勢力に抗して降
下させて、昇降テーブル8上に供給される容器2の高さ
位置を制御できるようになっている。他方、上方側とな
る支持部5Bの外周部には、上記各昇降テーブル8の直
上位置においてそれぞれ定量式充填機構14を構成する
充填ノズル15を取付けている。各定量式充填機構14
は、各昇降テーブル8上に搬入される容器2内に充填液
を注入する上記充填ノズル15と、図示しない充填液タ
ンクから供給される充填液を吸込み、その吸込んだ充填
液を上記充填ノズル15から容器2内に充填する計量シ
リンダ機構16と、充填液タンクと計量シリンダ機構1
6間の充填液通路を切換え制御するバルブ機構17とを
備えている。バルブ機構17は、図2に拡大して示すよ
うに、上記各昇降テーブル8の直上位置すなわち計量シ
リンダ機構16の直上位置において支持部5Bに固定し
た円柱形状のバルブブロック18を備えており、このバ
ルブブロック18の上端部外周に、バルブスリーブ21
の下端筒状部を昇降かつ回転自在に嵌装している。この
バルブスリーブ21の上端部はこれを昇降させるエアシ
リンダ22に連動させると同時に、これを回転駆動する
図示しない駆動源に連動させてあり、また上記エアシリ
ンダ22は支持部5Bに設けたブラケット23に取付け
ている。上記バルブブロック18の外周面には、その上
下に大径部18a、18bを形成するとともに、両大径
部18a、18bの間に小径部18cを形成してあり、
またバルブブロック18の軸部には軸方向に3本の通路
24、25、26を形成している。そして第1の通路2
4の下端部を導管27および図1に示す従来公知のロー
タリジョイント28を介して図示しない充填液タンクに
連通させ、第2の通路25の下端部を上記計量シリンダ
機構16に連通させ、さらに第3の通路26の下端部を
導管31を介して上記充填ノズル15に連通させてい
る。各通路24〜26の上端部は、図4に示すように、
バルブブロック18の上方大径部18aの外周面にそれ
ぞれ開口させてあり、その際、上記計量シリンダ機構1
6に連通する通路25を他の通路24、26の中央に位
置させ、かつ両通路24、26は中央の通路25からそ
れぞれ円周方向に90度位置をずらして開口させてい
る。他方、上記バルブスリーブ21の内周面には、その
上方に大径孔21aを、また下方に小径孔21bを形成
してあり、上記エアシリンダ22によりバルブスリーブ
21を上昇端に位置させた通常の充填時には、その下方
小径孔21bを各通路24〜26を開口させたバルブブ
ロック18の上方大径部18aに摺接させている。そし
てその摺動面である下方小径孔21bの内周面に円周方
向に沿ってほぼ90度の範囲に渡って環状溝32を形成
し、図3に示すように、バルブスリーブ21の第1回転
位置において上記環状溝32を介して隣接した通路2
4、25間を連通させ、さらにそこから所定の方向に9
0度回転させた第2回転位置において通路25、26間
を連通させるようにしている。したがって、バルブスリ
ーブ21を第1回転位置に位置させて通路24、25間
を連通させれば、充填液タンクと計量シリンダ機構16
とを連通させることができるので、この状態で計量シリ
ンダ機構16を構成するピストン33を下降させること
により充填液タンクからの充填液を計量シリンダ機構1
6内に吸込むことができる。他方、バルブスリーブ21
を第2回転位置に位置させて通路25、26間を連通さ
せ、計量シリンダ機構16と充填ノズル15とを連通さ
せた状態で上記ピストン33を上昇させれば、計量シリ
ンダ機構16内に吸込んだ充填液を充填ノズル15から
容器2内に充填することができる。これに対し、上記エ
アシリンダ22によりバルブスリーブ21を下降させた
洗浄時には、図3に示すように、バルブブロック18の
上方大径部18aがバルブスリーブ21の上方大径孔2
1a内に位置されるので、各通路24〜26は上方大径
部18aの外周面と上方大径孔21aの内周面との間に
形成される間隙を介して相互に連通されるようになる。
そして、充填時に相互に摺動していた上方大径部18a
の外周面と下方大径孔21bの内周面はそれぞれ離隔さ
れてそれぞれ間隙つまり洗浄用通路に臨むようになる。
さらにこれと同時に、バルブスリーブ21の下方小径孔
21bがバルブブロック18の下方大径部18bに摺接
されるようになるので、その部分から洗浄液が外部に漏
洩することが防止される。なお、必要に応じて、その下
方小径孔21bと下方大径部18bとの間に若干の間隙
を形成し、所要の洗浄液をその間隙から外部に漏洩させ
てその部分を充分に洗浄できるようにしてもよい。次
に、上記定量式充填機構14を構成する計量シリンダ機
構16は、上記バルブブロック18の下部に一体に形成
したシリンダ34と、このシリンダ34内にその下方か
ら摺動自在に嵌合した上記ピストン33とを備えてお
り、このピストン33は、図1に示すように、上記回転
テーブル5Aの下方側に配設した揺動式カム機構35に
よって昇降作動するようにしている。上記揺動式カム機
構35は、上記垂直軸4の軸心を中心とするリング状の
揺動枠36と、この揺動枠36の外周に玉軸受37を介
して回転自在に設けた回転枠38とを備えている。本実
施例においては、上記揺動枠36は、機枠3に設けた左
右一対のジャッキ41,41’によって支持してあり、
これら昇降機構としてジャッキ41,41’を所要量だ
けそれぞれ独立して昇降させることによって、揺動枠3
6および回転枠38を所要の傾斜角度に支持することが
できる。上記ジャッキ41,41’は手動で昇降させて
も良く、あるいはモータに連動させて昇降させても良
い。上記回転枠38には、その外周面所要位置にローラ
42を設けてあり、そのローラ42を回転テーブル5A
の下面に一体に設けたカム溝43内にそれぞれ係合させ
ている。各カム溝43は揺動枠36を介して回転枠38
を揺動させた際のローラ42の移動軌跡に沿う形状を有
しており、回転テーブル5Aが回動された際には、回転
枠38はその傾斜角度に拘らず上記カム溝43およびロ
ーラ42を介して回転テーブル5Aと一体に回転するこ
とができる。回転枠38の外周には上記定量式充填機構
14と同数の連結部44を設けてあり、各連結部44と
上記計量シリンダ機構16のピストン33とを連結杆4
5を介してそれぞれ連結している。したがって、上記回
転テーブル5Aの回転に伴なって、それと一体に回転枠
38を回転させれば、上記ピストン33は連結部44お
よび連結杆45を介して回転枠38の傾斜角度に対応し
た量だけ昇降されるようになる。また、洗浄時には、図
5に示すように、上記両ジャッキ41、41’をともに
上昇端まで上昇させることで、回転枠38を水平位置に
支持することができ、各ピストン33の高さを同一高さ
の洗浄位置に位置させることができるようになってい
る。さらに上記ピストン33は、図2に示すように、そ
の上端部を大径部33aに、これよりも下方部分を小径
部33bとしてあり、他方、シリンダ34の下端部を上
記大径部33aの外周面に摺接する小径孔34bに、こ
れよりも上方部分を大径孔34aとしている。そして通
常の充填時には上記ピストン33の昇降作動中、常に大
径部33aと小径孔34aとを摺接させてその部分をシ
ール部とし、その小径孔34aの内周面に設けたシール
部材46によってシリンダ34内の液密を保つようにし
ている。これに対し、洗浄時には、図5に示すように、
上記揺動式カム機構35によって回転枠38を上昇端位
置で水平に支持した洗浄時には、図3に示すように、上
記ピストン33の大径部33aをシリンダ34の大径孔
34aの内部に完全に挿入させ、かつ、ピストン33の
小径部33bをシリンダ34の小径孔34bに位置させ
ることにより、上記シール部材46の部分に充填液の流
通が可能な洗浄用通路47を形成するようにしている。
また、上記ピストン33にはシリンダ34の下方位置に
おいて、上記シール部材46の部分を流動する洗浄液を
受けるカップ状部材48を昇降自在に設けてあり、この
カップ状部材48をばね51で上方に付勢している。こ
のばね51はピストン33に取付けたリテーナ52(図
1)と上記カップ状部材48との間に弾装され、通常の
充填作動時にはその自由長となる位置にカップ状部材4
8を保持しており、この状態ではピストン33の上昇時
においてもカップ状部材48がシリンダ34に当接する
ことがないようにしている。他方、揺動式カム機構35
によって回転枠38を上昇端位置で水平に支持してピス
トン33を図3に示す洗浄位置に位置させた時には、上
記カップ状部材48をばね51の弾撥力でシリンダ34
の下端面に圧着させ、そのカップ状部材48の上端面に
設けたシール部材53により上記洗浄液通路47を閉鎖
することができるようにしている。そしてこのカップ状
部材48に接続した導管54は、図1に示すように、回
転テーブル5Aの中央部における垂直軸4内に設けた導
管55と、ロータリジョイント56および導管57を介
して図示しない洗浄液の回収槽に連通させている。 (作動説明)以上の構成を有する回転式定量充填装置に
おいて、図2に示した通常の充填時にはバルブスリーブ
21は上昇端に位置しており、また揺動式カム機構35
の回転枠38は図1に示すように所要の角度に傾斜され
ている。そして、容器2は、図1に示すコンベヤ61に
よって搬送され、タイミングスクリュウ62によって供
給スターホイール63に同期された後、そのスターホイ
ール63によって各昇降テーブル8上に1つずつ順次搬
入される。昇降テーブル8上に搬入された容器2は、エ
アシリンダ6と固定カム12とによる昇降テーブル8の
上昇に伴なって上昇され、これにより相対的に充填ノズ
ル15が容器2内に挿入されると、上記バルブ機構17
により充填液流路が切換わるとともに計量シリンダ機構
16のピストン33が上昇して充填液の容器2内への充
填が開始される。上記ピストン33が上昇端となると容
器2内への充填液の充填が終了し、これと同時に上記バ
ルブ機構17による充填液流路が切換わるとともに計量
シリンダ機構16のピストン33が降下してシリンダ3
4内に充填液を吸込む。そして充填の終了した容器2は
元の高さ位置まで降下された後、図示しない排出スター
ホイールによりコンベヤ61上に排出される。上記通常
の充填時に対して、回転式定量充填装置1を洗浄する場
合には、左右一対のジャッキ41、41’により揺動式
カム機構35の揺動枠36および回転枠38を図5に示
した上昇端まで上昇させて水平に支持する。これによ
り、各ピストン33がが同じ高さが一定に揃えられて、
図3に示した洗浄位置に位置するとともに洗浄用通路4
7が形成される。また、この状態では、上記シリンダ3
4の下端面にばね51の弾撥力によりカップ状部材48
が圧着されて上記洗浄用通路47を閉鎖している。この
状態で、充填時と同様に回転体5を回転させると同時
に、左方側のジャッキ41を徐々に下降させて回転枠3
8を充填時と同じ傾斜角度となるまで傾斜させながら、
充填液タンク側の通路から各定量充填機構14に向けて
洗浄液を供給する。これにより、洗浄液は、まずロータ
リジョイント28を洗浄してその部分を流動し、導管2
7を介してバルブ機構17の通路24からバルブスリー
ブ21の内部に供給される。バルブスリーブ21の内部
に供給された洗浄液は2つの流れに分流され、一方の洗
浄液は通路25を介してシリンダ34内に流入してその
部分を洗浄し、さらにピストン33とシリンダ34との
間の洗浄液通路47、カップ状部材48の内部、導管5
4を介して導管55内に流動され、ここからロータリジ
ョイント56および導管57を介して回収槽に還流され
る。これに対し、上記2つの流れに分流された他方の洗
浄液は、回転体5が回転しながら、かつ回転枠38が左
方側のジャッキ41によって徐々に傾斜することに伴っ
て各ピストン33が昇降するので、洗浄液は通路26、
導管31を介して充填ノズル15に供給され、それらの
内部を洗浄してから充填ノズル15の下端部から下方に
むけて流下する。なお、このように充填ノズル15の下
端部から流れ落ちる洗浄液を回収するために、図1に想
像線で示したように、充填ノズル15による充填区間の
下方側に回収用容器64を設けても良い。上述した本実
施例によれば、上記一対のジャッキ41、41’によっ
て計量シリンダ機構16のピストン33のストロークを
変化させて、容器2内への充填液の充填量を変更するこ
とができる。他方、上記一対のジャッキ41、41’に
よって、ピストン33を図3に示す洗浄位置に位置させ
ることによって、定量式充填機構14およびそれに連通
する通路の洗浄を行うことができる。そのため、回転体
5の上方側部分に、ピストン33を洗浄位置に位置させ
るための昇降機構を設ける必要がない。したがって、回
転体5の構成を簡略化することができ、ひいては回転式
定量充填装置1の構成を簡略化することができる。この
ような本実施例に対して、例えば特公平3−14716
号公報に開示されているような従来の装置では、上記回
転体5を、下方側の回転テーブルとこの回転テーブルと
一体に回転し、かつ回転テーブルに対して昇降自在な上
方側の回転部材とによって構成していたものである。そ
して、上方側に位置する回転部材には計量シリンダ機構
等を設けるだけでなく、回転テーブルに対して回転部材
を昇降させるための昇降手段を設けていたものである。
したがって、このような従来の装置では、装置全体が大
型化し、構成が複雑になるという欠点が指摘されていた
ものである。なお、上記実施例における両ジャッキ4
1,41’のいずれかの代わりにロックアップ付きシリ
ンダ機構を用いても良い。また、上記実施例では、ジャ
ッキを2台設けているが、揺動枠36の円周方向下方側
にジャッキを3台設けてもよい。さらに、上記実施例で
は、エアシリンダ6を用いて昇降テーブル8を上方に付
勢しているが、ばねを用いてもよいことは勿論である。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来に
比較して回転式定量充填装置の構成を簡略化することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】図1の要部の断面図
【図3】図2に示した構成部材の異なる状態を示す断面
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図
【図5】図1に示した構成部材の異なる状態を示す断面
【符号の説明】
1…回転式定量充填装置 4…回転体 8…昇降テーブル 15…充填ノズル 16…計量シリンダ機構 17…バルブ機構 33…ピストン 34…シリンダ 35…揺動式カム機構 36…揺動枠 38…回転枠 41、41’…ジャ
ッキ(昇降機構) 47…洗浄液通路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に設けた回転体と、この回転体
    の円周方向所定位置に昇降自在に設けた複数の昇降テー
    ブルと、上記回転体に昇降テーブルと同数設けられると
    ともにピストンを往復動させてシリンダ内に一定量の充
    填液を給排する計量シリンダ機構と、各計量シリンダ機
    構から吐出された充填液を上記昇降テーブル上に供給さ
    れた容器内に充填する充填ノズルと、充填液タンクと上
    記計量シリンダ機構間の連通および計量シリンダ機構と
    上記充填ノズル間の連通を選択的に切換える通路を形成
    したバルブ機構と、上記各計量シリンダ機構のピストン
    と連動してそれを進退動させる揺動式カム機構とを備
    え、 また、所要時に上記各計量シリンダ機構のピストンを充
    填液の給排時における前進端よりも前進した洗浄位置に
    位置させて、各シリンダとピストンとの間に洗浄液が流
    通する洗浄液通路を形成するように構成し、 さらに、上記揺動式カム機構を、上記各計量シリンダ機
    構のピストンに連動するとともに回転体と一体に回転す
    る回転枠と、この回転枠を回転自在に支持して揺動可能
    な揺動枠と、この揺動枠を介して上記回転枠を所要の角
    度に傾斜させる昇降手段とから構成した回転式定量充填
    装置において、 上記揺動式カム機構の昇降手段を少なくとも一対の昇降
    機構から構成して、これら昇降機構によって上記回転枠
    を所定の傾斜角度に設定できるように構成するととも
    に、上記一対の昇降機構によって、上記回転枠を上昇さ
    せて水平に支持することによって、上記各計量シリンダ
    機構のピストンを上記洗浄位置に位置させるように構成
    したことを特徴とする回転式定量充填装置。
  2. 【請求項2】 上記昇降機構はジャッキからなり、手動
    あるいはモータによって作動されることを特徴とする請
    求項1に記載の回転式定量充填装置。
JP12894595A 1995-04-28 1995-04-28 回転式定量充填装置 Expired - Fee Related JP3456502B2 (ja)

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