JP3456503B2 - 回転式定量充填装置 - Google Patents

回転式定量充填装置

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JP3456503B2 JP18802595A JP18802595A JP3456503B2 JP 3456503 B2 JP3456503 B2 JP 3456503B2 JP 18802595 A JP18802595 A JP 18802595A JP 18802595 A JP18802595 A JP 18802595A JP 3456503 B2 JP3456503 B2 JP 3456503B2
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は回転式定量充填装置に関
し、より詳しくは、計量シリンダ機構の洗浄機能を備え
た回転式定量充填装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、回転式定量充填装置として、回転
自在に設けた回転体と、この回転体の円周方向等間隔位
置に設けられ、それぞれピストンの昇降によりシリンダ
内に充填液を吸入するとともにこれを容器内に吐出する
計量シリンダ機構と、各計量シリンダ機構のピストンに
連動して各ピストンを昇降させるとともに、傾斜角度に
応じて各ピストンの昇降ストローク量を変更可能な揺動
式カム機構とを備えたものが知られている(特公平3−
14716号公報)。そして上記各計量シリンダ機構の
ピストンは、充填液の給排時における上昇端よりもさら
に上昇した洗浄位置に位置されて、各ピストンとシリン
ダとの間に洗浄液が流通する洗浄液通路を形成するよう
になっている。上記構成を有する従来の回転式定量充填
装置においては、揺動式カム機構の傾斜角度を適宜調整
することにより、各計量シリンダ機構のピストンの昇降
ストローク量を変更することができ、それによって各計
量シリンダ機構による容器内への充填液の充填量を変更
できるようになっている。また上記各計量シリンダ機構
のシリンダは回転体の一部を構成する昇降部材に取付け
られており、各計量シリンダ機構を洗浄する洗浄時に
は、上記揺動式カム機構の傾斜角度を零に、すなわち揺
動式カム機構を水平としてこれに連動する各ピストンの
高さを同一高さ位置に保持した状態で、上記昇降部材を
降下させることにより各計量シリンダ機構のシリンダを
降下させ、それにより相対的にピストンをシリンダに対
して通常の充填液の給排時における上昇端よりもさらに
上昇した洗浄位置に位置させて、各ピストンとシリンダ
との間に洗浄液が流通する洗浄液通路を形成するように
している。そして上記洗浄液通路に洗浄液を流通させる
ことにより、各計量シリンダ機構を洗浄するようにして
いる。 【0003】さらに従来、ノーボトル・ノーフィリング
機能を有する回転式定量充填装置として、上記各計量シ
リンダ機構のそれぞれのピストンを各シリンダに対して
固定・解除するロック機構と、各ロック機構を作動させ
てピストンを上昇端位置で固定させる制御装置とを備え
たものも知られている(特公昭61−54669号公
報)。上記ロック機構は、容器が供給されなかった際に
当該計量シリンダ機構のピストンを上昇端位置で固定さ
せ、それによってピストンの昇降による充填液の吸入と
吐出とを停止させて、充填液が空気中に噴射されてしま
うのを防止したものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、洗浄機能を
有する前者の回転式定量充填装置においては、計量シリ
ンダ機構を洗浄するためには上記昇降部材を昇降可能に
設けること、およびこの昇降部材を昇降させる昇降機構
が必要となるのでその分構成が複雑となり、また計量シ
リンダ機構のシリンダが昇降部材に取付けられて昇降さ
れるため、該計量シリンダ機構への充填液の給液通路を
固定式とすることができず、メインテナンス性が悪かっ
た。本発明は、回転式定量充填装置としてノーボトル・
ノーフィリング機能を有する回転式定量充填装置が存在
することに着目し、そのロック機構を利用して、上記昇
降機構を設けることなく計量シリンダ機構を洗浄するこ
とができるようにした回転式定量充填装置を提供するも
のである。 【0005】 【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、回転
自在に設けた回転体と、この回転体の円周方向等間隔位
置に設けられ、それぞれピストンの昇降によりシリンダ
内に充填液を吸入するとともにこれを容器内に吐出する
計量シリンダ機構と、各計量シリンダ機構のピストンに
連動して各ピストンを昇降させるとともに、傾斜角度に
応じて各ピストンの昇降ストローク量を変更可能な揺動
式カム機構とを備え、さらに上記各計量シリンダ機構の
ピストンは、充填液の給排時における上昇端よりもさら
に上昇した洗浄位置に位置されて、各ピストンとシリン
ダとの間に洗浄液が流通する洗浄液通路を形成するよう
になっている回転式定量充填装置において、上記揺動式
カム機構の揺動量を、上記各計量シリンダ機構のそれぞ
れのピストンが上記洗浄位置まで上昇し得るように設定
し、また、上記各計量シリンダ機構のそれぞれのピスト
ンを各シリンダに対して固定・解除するロック機構と、
上記回転体の回転角度位置を検出する検出器と、この検
出器からの信号を入力して計量シリンダ機構のピストン
が洗浄位置に位置したことを検出したら、当該計量シリ
ンダ機構のロック機構を作動させてピストンを洗浄位置
で固定させる制御装置とを設けたものである。 【0006】 【作用】上述した構成において、各計量シリンダ機構を
洗浄する際には、先ず上記揺動式カム機構の傾斜角度位
置を、上記各計量シリンダ機構のそれぞれのピストンが
上記洗浄位置まで上昇し得るように設定する。そして次
に、上記制御装置により、回転体の回転角度位置を検出
する検出器からの信号により、1つの計量シリンダ機構
のピストンが洗浄位置に位置したことを検出したら、当
該計量シリンダ機構のロック機構を作動させてピストン
を洗浄位置で固定させる。この作業を全ての計量シリン
ダ機構について行なえば、全てのピストンを洗浄位置で
固定することができ、この状態で洗浄液通路に洗浄液を
流通させることにより、従来と同様に各計量シリンダ機
構を洗浄することができる。 【0007】 【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1は容器2内に所定量の充填液を充
填する回転式定量充填装置であり、この回転式定量充填
装置1は、機枠3に鉛直方向に向けて取付けた鉛直軸4
に回転自在に軸支した回転体5を備えている。上記回転
体5は、下方側に位置して水平面で回転する円板状の回
転部材5Aと、この回転部材5Aと対向する上方側に位
置し、水平面で回転部材5Aと一体となって回転する円
板状の回転部材5Bとを備えており、下方の回転部材5
Aの外周部等間隔位置にそれぞれ上記容器2を載置する
昇降テーブル6を設けている。上記各昇降テーブル6
は、それぞれ鉛直に配置したエアシリンダ装置7のシリ
ンダ7a上に取付けてあり、このエアシリンダ装置7の
ピストンロッド7bは上記下方の回転部材5Aに固定し
ている。そしてエアシリンダ装置7には常に圧縮エアが
供給されており、それによりシリンダ7aおよび昇降テ
ーブル6は自然状態では上昇端位置に保持されている。
上記回転体5の回転中心を中心として各エアシリンダ装
置7の外周部には、その移動軌跡に沿った所要位置に固
定カム8を配設固定してあり、上記シリンダ7aに設け
たカムフォロワ10を下方からその固定カム8に係合さ
せている。これにより、シリンダ7aを固定カム8のカ
ム曲線に応じてエアシリンダ装置7の上方への付勢力に
抗して降下させて、上記昇降テーブル6上に供給される
容器2の高さ位置を制御できるようにしている。 【0008】他方、上方側となる回転部材5Bの外周部
には、上記各昇降テーブル6の直上位置においてそれぞ
れ定量式充填機構11を構成する充填ノズル12を取付
けている。各定量式充填機構11は、各昇降テーブル6
上に搬入される容器2内に充填液を注入する上記充填ノ
ズル12と、充填液を吸入・吐出する計量シリンダ機構
13とを備えており、各計量シリンダ機構13は、図示
しない充填液タンクからロータリジョイント14、導管
15および電磁式のバルブ機構17を介して供給される
充填液を吸込み、次に上記バルブ機構17の流路切換え
により、その吸込んだ充填液を上記バルブ機構17を介
して充填ノズル12から容器2内に充填することができ
るようになっている。そして、上記容器2はコンベヤ1
8によって回転式定量充填装置1に供給されるようにな
っており、上記コンベヤ18によって搬送されてきた容
器2はタイミングスクリュウ19によって供給スターホ
イール20に同期された後、そのスターホイール20に
よって各昇降テーブル6上に1つずつ順次搬入されるよ
うになる。上記昇降テーブル6上に搬入された容器2
は、上記エアシリンダ装置7と固定カム8とによる昇降
テーブル6の上昇に伴なって上昇され、これにより相対
的に充填ノズル12が容器2内に挿入されると上記バル
ブ機構17により充填液流路が切換わるとともに計量シ
リンダ機構13のピストン23が上昇して既に吸込んで
いた充填液を容器2内へ充填するようになる。上記ピス
トン23が上昇端となると容器2内への充填液の充填が
終了し、これと同時に上記バルブ機構17が切換わると
ともに計量シリンダ機構13のピストン23が降下して
充填液を吸込む。他方、充填の終了した容器2は元の高
さ位置まで降下された後、図示しない排出スターホイー
ルにより回転式定量充填装置1の外部に排出される。 【0009】図2に拡大して示すように、各計量シリン
ダ機構13は、上記回転部材5Bの外周部に鉛直方向に
向けて取付けた筒状のシリンダ22と、このシリンダ2
2内に液密を保持して昇降自在に嵌合したピストン23
とから構成している。上記シリンダ22の内面はその上
方から下方にかけて大径孔22A、小径孔22Bおよび
大径孔22Cとしてあり、下方の大径孔22Cに、図示
しない洗浄液の回収槽に連通させた排出孔22Dを連通
させている。他方、上記ピストン23はその上端部を上
記シリンダ22の小径孔22Bとほぼ同径の大径部23
Aとしてあり、ここに設けた環状のシール部材24によ
って大径部23Aと大径孔22Aの間をシールしてい
る。上記ピストン23は、通常は上記シール部材24が
上記シリンダ22の小径孔22Bに摺接した範囲内で昇
降されるようになっており、それによってピストン作用
を確保することができるようになっている。さらに、上
記ピストン23の大径部23Aよりも下方部分はこれよ
りも小径な小径部23Bとなっており、上記ピストン2
3を、図3に示すように、上記シール部材24がシリン
ダ22の大径孔22A内に位置する洗浄位置まで上昇さ
せた際には、該シール部材24とシリンダ22の大径孔
22Aとの間隙、ピストン23の小径部23Bとシリン
ダ22の小径孔22Bとの間隙によって上記排出孔22
Dに連通する洗浄液通路25を形成することができるよ
うにしている。このとき、上記ピストン23の小径部2
3Bの下方に、さらにシリンダ22の大径孔22Cと同
径の大径部23Cを形成するとともに、ここに環状のシ
ール部材26を設け、上記ピストン23を洗浄位置に位
置させた際には、上記シール部材26をシリンダ22の
大径孔22Cに摺接させてその部分をシールさせ、上記
洗浄液通路25から洗浄液が外部に漏れることがないよ
うにしている。 【0010】次に、図1において、上記各計量シリンダ
機構13のピストン23を昇降させる揺動式カム機構2
7について説明すると、上記揺動式カム機構27は、リ
ング状の揺動枠28と、この揺動枠28の外周に玉軸受
30を介して回転自在に設けた回転枠31とを備えてい
る。上記リング状の揺動枠28は、上記鉛直軸4の軸線
と直交する軸心0を中心として揺動自在に支持してあ
り、その揺動側の一端部に、機枠3に設けた昇降機構と
してのジャッキ33を連動させて該ジャッキ33により
揺動枠28および回転枠31を所要の傾斜角度に支持す
ることができるようにしている。上記ジャッキ33は図
示しないサーボモータによって駆動されるようになって
おり、そのサーボモータは制御装置34(図4)によっ
て正逆転が制御されるようになっている。なお、上記ジ
ャッキ33を手動で作動させることも可能である。上記
回転枠31には、その外周面所要位置にローラ35を設
けてあり、そのローラ35を回転部材5Aの下面に一体
に設けたカム溝36内にそれぞれ係合させている。各カ
ム溝36は揺動枠28を介して回転枠31を揺動させた
際のローラ35の移動軌跡に沿う形状を有しており、下
方の回転部材5Aが回動された際には、回転枠31はそ
の傾斜角度に拘らず上記カム溝36およびローラ35を
介して下方の回転部材5Aと一体に回転されるようにな
る。そして上記回転枠31の外周に、計量シリンダ機構
13と同数の連結部37を設けてあり、各連結部37と
上記計量シリンダ機構13のピストン23とを連結杆3
8および以下に詳述する連結機構40を介してそれぞれ
連結している。これにより、上記下方の回転部材5Aの
回転に伴なってそれと一体に回転枠31を回転させた際
に、上記計量シリンダ機構13のピストン23を回転枠
31の傾斜角度に対応した量だけ昇降させることができ
るようにしている。そして上記揺動式カム機構27の揺
動量は、上記各計量シリンダ機構13のそれぞれのピス
トン23が上記洗浄位置まで上昇し得るように設定して
ある。 【0011】上記連結機構40は、図4に示すように、
下方の回転部材5Aと上方の回転部材5Bとの間に配設
して回転体5に一体に設けた円盤状の取付部41(図1
参照)に取付けた付勢シリンダ装置42を備えており、
この付勢シリンダ装置42のピストンロッド43に上記
計量シリンダ機構13のピストン23を一体に連結して
いる(図1、図2参照)。上記付勢シリンダ装置42は
上記ピストンロッド43の下端に筒状のピストン44を
備えており、この筒状のピストン44内に駆動ロッド4
5の上端部に設けた球状部45aを摺動自在に嵌合して
ピストン44に当接させている。そして上記駆動ロッド
45の下端部に設けたブラケット46に上記連結杆38
を連結している。したがって、上記計量シリンダ機構1
3のピストン23は、付勢シリンダ装置42のピストン
ロッド43、付勢シリンダ装置42のピストン44、球
状部45a、駆動ロッド45、ブラケット46、連結杆
38および連結部37を介して揺動式カム機構27の回
転枠31に連動することになる。そして上記駆動ロッド
45が下降される際には付勢シリンダ装置42の圧力室
47内に圧縮エアを供給してピストン44を下方に付勢
し、それによって駆動ロッド45の球状部45aとピス
トン44とを一体的に下降させることができるようにし
てある。これに対し、駆動ロッド45が上昇される際に
は付勢シリンダ装置42の圧力室47内の圧縮エアを排
出することにより、駆動ロッド45の球状部45aやピ
ストン44に無駄な圧力を加えることなく滑らかに上昇
するようにしてある。 【0012】上記各付勢シリンダ装置42の圧力室47
内に圧縮エアを給排するために第1三方向切換弁50を
それぞれ設けてあり、各第1三方向切換弁50の流路を
切換える切換えレバー51を回転体5の半径方向外方に
突出させている。そしてこの切換えレバー51の移動軌
跡上の所定位置に、図示しない切換えカムを2つ配設し
てあり、上記切換えレバー51をそれぞれの切換えカム
に当接させることにより、第1三方向切換弁50の流路
の切換え作動を行なわせることができるようにしてい
る。すなわち上記切換えカムの一方は計量シリンダ機構
13のピストン23が下死点となる位置に、他方の切換
えカムはピストン23が上死点となる位置に設けてあ
り、ピストン23が上死点位置となると上記切換えレバ
ー51が切換えカムに当接して流路が切換えられ、圧縮
エアを付勢シリンダ装置42の圧力室47内に供給する
ようになっている。他方、ピストン23が下死点位置と
なると上記切換えレバー51が他方の切換えカムに当接
して流路が切換えられ、付勢シリンダ装置42の圧力室
47内から圧縮エアを外部に排出するようになってい
る。そしてピストン23が上死点位置となる位置に設け
てある切換えカムは図示しないアクチエータによって上
記切換えレバー51に当接する位置と当接しない位置と
に移動されるようになっており、このアクチエータは上
述した制御装置34(図4)によって制御されるように
なっている。 【0013】次に、上記各計量シリンダ機構13のそれ
ぞれのピストン23を各シリンダに対して固定・解除す
るロック機構52について説明すると、このロック機構
52は上記連結機構40の上方に設けてあり、図5に示
すように、筒状のハウジング53内に支点54を中心と
して揺動可能に設けた揺動ピストン55と、この揺動ピ
ストン55に重合配設し、上記支点54と反対側に配設
したばね56により上方に付勢されるロックリング57
とを備えており、上記揺動ピストン55とハウジング5
3とによって形成した圧力室58内に圧縮エアを導入し
た際には、上記ばね56の弾発力に抗して揺動ピストン
55およびロックリング57とを図示した状態に保持で
きるようにしている。この状態では上記付勢シリンダ装
置42のピストンロッド43はハウジング53を摺動自
在に貫通するとともに、上記ロックリング57の中心に
形成した貫通孔57aを遊貫貫通して、揺動式カム機構
27の傾斜に伴って昇降できるようになっている。これ
に対して上記圧力室58から圧力流体を排出すると、ロ
ックリング57およびピストン55はばね56の弾発力
によって支点54を中心として上方に斜めに持上げら
れ、ロックリング57の貫通孔57aがピストンロッド
43に当接するようになる。これによってピストンロッ
ド43はロックリング57によってロックされてその位
置に保持されるようになる。上記圧力室58への圧力流
体の切換えは、図4に示す第2三方向切換弁60によっ
て行なうようになっており、この第2三方向切換弁60
の切換えは制御装置34によって行なうことができるよ
うになっている。そしてこの制御装置34には、ロータ
リーエンコーダ等の回転体5の回転角度位置を検出する
検出器61からの信号を入力するようにしている。 【0014】以上の構成を有する回転式定量充填装置に
おいて、回転式定量充填装置1を洗浄する場合には、制
御装置34は上記ジャッキ33のサーボモータの制御し
て揺動式カム機構27の揺動枠28を最大傾斜角度に傾
斜させる。この状態では、計量シリンダ機構13のピス
トン23は、揺動式カム機構27によって上死点位置ま
で上昇された際に前述した洗浄位置に位置するようにな
っている。次に、制御装置34は回転体5を回転駆動す
るとともに、上記検出器61から回転体5の回転角度位
置を検出し、ある計量シリンダ機構13のピストン23
が上記上死点位置すなわち洗浄位置に位置したことを検
出したら、制御装置34は当該計量シリンダ機構13の
第2三方向切換弁60を切換えてロック機構52の圧力
室58の圧縮エアを排出する。これによりロックリング
57が傾斜されてピストンロッド43をロックするの
で、上記ピストン23は洗浄位置で固定されることにな
る。このとき、上記制御装置は前述した図示しないアク
チエータを制御して、上記ピストン23が上死点位置と
なる位置に設けてある切換えカムを切換えレバー51に
当接する位置から当接しない位置に移動させるので、上
記切換えレバー51は切換えカムに当接することがな
く、したがって圧縮エアが付勢シリンダ装置42の圧力
室47内に供給されるのが防止される。つまり、上記切
換えレバー51はピストン23が下死点位置となる位置
に設けてある切換えカムに当接して付勢シリンダ装置4
2の圧力室47内から圧縮エアを外部に排出しており、
この状態のままピストン23が上死点位置となる位置に
設けてある切換えカムに当接することがないので、付勢
シリンダ装置42の圧力室47内に圧縮エアが供給され
ることがない。したがって、上記ロック機構52により
ピストン23を洗浄位置で固定した際に、無駄な圧縮エ
アが付勢シリンダ装置42の圧力室47内に供給される
ことがない。このような作動は、後続の各計量シリンダ
機構13のピストン23が洗浄位置に順次位置する度に
行なわれ、回転体5が1回転した後には、全てのピスト
ン23が洗浄位置に保持されている。 【0015】全てのピストン23が洗浄位置に位置した
状態となったら、バルブ機構17の流路を切換えて図示
しない充填液タンクと各計量シリンダ機構13とを連通
させた状態で、充填液タンクから洗浄液を供給する。こ
の洗浄液は、上記ロータリジョイント14、導管15お
よびバルブ機構17を介して計量シリンダ機構13の内
部に供給され、さらに計量シリンダ機構13内に形成さ
れた洗浄液通路25および排出孔22Dを流通して図示
しない洗浄液の回収槽に排出されるようになる。このよ
うにして全ての計量シリンダ機構13の洗浄が終了した
ら洗浄液の供給を一時中止する。そして洗浄液の供給を
停止した状態で、各計量シリンダ機構13のピストン2
3が上死点位置となる度にロック機構52によるピスト
ン23のロックを解除し、これと同時にピストン23の
上死点位置となる位置に設けてある切換えカムを切換え
レバー51に当接する位置に移動させ、さらに当該計量
シリンダ機構13のバルブ機構17も作動させて、通常
の充填液の充填作業を行なうことができる状態とする。
そして全ての計量シリンダ機構13におけるピストン2
3のロックを解除したら、揺動式カム機構27の揺動枠
28を最大傾斜角度からより小さい通常の充填作業時の
傾斜角度に傾斜させる。この状態で再び洗浄液を供給す
れば、各計量シリンダ機構13のピストン23はバルブ
機構17を介して洗浄液を計量シリンダ機構13内に吸
入するともに、該洗浄液をバルブ機構17を介して充填
ノズル12に吐出するので、各充填ノズル12の洗浄を
行なうことができる。なお、各充填ノズル12から流れ
落ちる洗浄液を回収するために、従来公知の適宜の洗浄
液回収用手段を設けることができる。また従来の洗浄機
能を有する回転式定量充填装置のように、各計量シリン
ダ機構のシリンダを昇降させるために昇降部材を設けた
りこの昇降部材を昇降させるための昇降機構を設ける必
要がないが、それら昇降部材と昇降機構とを有する回転
式定量充填装置に本発明を適用できることは勿論であ
る。 【0016】 【発明の効果】以上のように、本発明においては、従来
の洗浄機能を有する回転式定量充填装置のように、各計
量シリンダ機構のシリンダを昇降させるために昇降部材
を設けたりこの昇降部材を昇降させるための昇降機構を
設ける必要がないため、その分構成が簡単で安価に製造
でき、しかも計量シリンダ機構への充填液の給液通路を
固定式とすることができるので、メインテナンス性を良
好なものとすることができる。他方、本発明において
は、検出器、ロック機構および制御装置が必要となる
が、これらはノーボトル・ノーフィリング機能を有する
回転式定量充填装置で用いられているので、そのような
機能を有する回転式定量充填装置に本発明を適用すれ
ば、安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す断面図。 【図2】図1の計量シリンダ機構13のピストン23が
通常の充填位置に位置している状態を示す断面図。 【図3】図1の計量シリンダ機構13のピストン23が
洗浄位置に位置している状態を示す断面図。 【図4】図1の連結機構40の拡大断面図。 【図5】図4のロック機構52の拡大断面図。 【符号の説明】 1…回転式定量充填装置 5…回転体 6…昇降テーブル 12…充填ノズル 13…計量シリンダ機構 23…ピストン 25…洗浄液通路 27…揺動式カム機
構 28…揺動枠 31…回転枠 33…ジャッキ(昇降機構) 40…連動機構 52…ロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−17597(JP,A) 特開 平2−258592(JP,A) 特公 平3−14716(JP,B2) 特公 昭61−54669(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67C 3/20 B67C 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転自在に設けた回転体と、この回転体
    の円周方向等間隔位置に設けられ、それぞれピストンの
    昇降によりシリンダ内に充填液を吸入するとともにこれ
    を容器内に吐出する計量シリンダ機構と、各計量シリン
    ダ機構のピストンに連動して各ピストンを昇降させると
    ともに、傾斜角度に応じて各ピストンの昇降ストローク
    量を変更可能な揺動式カム機構とを備え、 さらに上記各計量シリンダ機構のピストンは、充填液の
    給排時における上昇端よりもさらに上昇した洗浄位置に
    位置されて、各ピストンとシリンダとの間に洗浄液が流
    通する洗浄液通路を形成するようになっている回転式定
    量充填装置において、 上記揺動式カム機構の揺動量を、上記各計量シリンダ機
    構のそれぞれのピストンが上記洗浄位置まで上昇し得る
    ように設定し、また、上記各計量シリンダ機構のそれぞ
    れのピストンを各シリンダに対して固定・解除するロッ
    ク機構と、上記回転体の回転角度位置を検出する検出器
    と、この検出器からの信号を入力して計量シリンダ機構
    のピストンが洗浄位置に位置したことを検出したら、当
    該計量シリンダ機構のロック機構を作動させてピストン
    を洗浄位置で固定させる制御装置とを設けたことを特徴
    とする回転式定量充填装置。
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