JP2001012296A - ディ−ゼルエンジンのピストン - Google Patents

ディ−ゼルエンジンのピストン

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JP2001012296A
JP2001012296A JP11185587A JP18558799A JP2001012296A JP 2001012296 A JP2001012296 A JP 2001012296A JP 11185587 A JP11185587 A JP 11185587A JP 18558799 A JP18558799 A JP 18558799A JP 2001012296 A JP2001012296 A JP 2001012296A
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JP
Japan
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piston
oil
link
cylinder
peripheral part
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Pending
Application number
JP11185587A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Nakada
純二 中田
Yoshinao Okubo
善直 大久保
Tetsuya Mitani
哲也 三谷
Hideaki Matsumoto
秀昭 松本
Kenji Tamura
健二 田邑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2001012296A publication Critical patent/JP2001012296A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ピストンの外周部に付着した油を確実に除去し
て、油の消費量の減少を図ろうとするものである。 【解決手段】ピストン支持孔8用ボス13の外側でピス
トン外周部14に油溜め用の凹部15を設け、この凹部
15とピストン内周部16とを連接する油通過孔17を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピストン支持孔
用ボスの外側でピストン外周部に油溜め用の凹部を設
け、この凹部とピストン内周部とを連接する油通過孔を
設けた技術であり、ディ−ゼルエンジンのピストンとし
て利用できる。
【0002】
【従来の技術】ディ−ゼルエンジンのピストン室内へ供
給された油は、ピストンのオイルリンクで掻き落され、
この掻き落した油はこのピストンの外周部に設けたオイ
ルリンク溝下面から油通過孔を経てピストン内周部へと
案内されて、下方部へと誘導される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ピストンのオイルリン
ク溝下面からピストン内周部へと油通過孔を経て油は案
内されることにより、油の逃しが不十分であり、油の消
費量が多くなることが発生していたが、この発明によ
り、この問題を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、ピストン支持孔8用ボス13と、該ピストン支持孔
8用ボス13の外側でピストン外周部14に設けた油溜
め用の凹部(15)と、該凹部15とピストン内周部1
6とを連接する油通過孔17とを設けたことを特徴とす
るディ−ゼルエンジンのピストンの構成とする。
【0005】
【発明の作用】ディ−ゼルエンジンのピストン室内へ供
給された油は、ピストンのオイルリンクで掻き落され、
この掻き落した油は、このピストンを支持するピストン
支持孔8用ボス13の外側でピストン外周部14に設け
た油溜め用の凹部15へ供給され、この凹部15から油
通過孔17を経てピストン内周部16へと案内されて、
下方部へと誘導される。
【0006】
【発明の効果】ピストン支持孔8用ボス13の外側でピ
ストン外周部14に設けた油溜め用の凹部15へピスト
ンのオイルリンクで掻き落した油が集められ、油通過孔
17からピストン内周部16へと案内されることによ
り、この油の逃しが十分に行えることとなり、圧縮ガス
中に、この油の混入が減少し、このために、排ガスの浄
化ができると共に、油の消費量が減少する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。トラクタ1の走行車体2に載置した
ディ−ゼルエンジン3のシリンダ4に内装したピストン
5を図示して説明する。前記ディ−ゼルエンジン3は、
図1〜図4で示す如く上部にシリンダ4を配設したシリ
ンダブロック6の下部側には、クランクシャフト7を軸
支して設け、該シリンダ4には、ピストン5を内装して
設けると共に、このピストン5と上方部のピストン支持
孔8で軸支したピストン用ピン9と、該クランクシャフ
ト7のクランクピン7aとは、コンロット10によって
連接した構成である。
【0008】前記ピストン5は、図1〜図3で示す如く
このピストン5の上端部近傍のピストン外周部14に
は、複数個のピストンリンク溝11aを設けてピストン
リンク11を挿入した構成であり、このピストンリンク
11の下側には、オイルリンク溝12aを設けてオイル
リンク12を挿入した構成である。前記ピストン5のピ
ストン用ピン9を軸支するピストン支持孔8用ボス13
の外側でピストン外周部14には、油溜め用の長方形状
で所定深さの凹部15を設けた構成である。この凹部1
5と該ピストン5のピストン内周部16とを連接する小
径の油通過孔17を、図1〜図3で示す如く複数個を設
けた構成である。この油通過孔17は本実施例では、図
1の如く上方へ傾斜状態に設けているが、下方へ傾斜状
態、又は略水平状態の横方向へ向けた構成とするもよ
い。
【0009】前記オイルリンク12で掻き落された油
は、油溜め用の凹部15へ供給され、この凹部15から
油通過孔17を経てピストン内周部16へ案内されて、
下方部へと誘導して油の消費量を減少させる構成であ
る。前記ピストン5は、図12で示す如くクランクシャ
フト7のクランクピン7aで軸支したコンロット10
と、該クランクピン7aの回転部に組込まれた軸受(ベ
アリング)18の潤滑を行うために、クランクシャフト
7の油注入孔19から油が供給され、該クランクシャフ
ト7の回転により、飛散した油がシリンダ4の該ピスト
ン5を内装した壁に付着し、該ピストン5の外周部と該
シリンダ4の内壁との潤滑を行う構成である。
【0010】前記ピストン5が下降のときは、シリンダ
4の内壁に付着した油は、オイルリンク溝12aに挿入
したオイルリンク12によって掻き落され、落された油
はピストン用ピン9を該ピストン5へ挿入する挿入部2
0とピストン用ピン9との間に溜る構成である。この溜
った油を該ピストン5の下部へ案内すべく、該オイルリ
ンク溝12aと該挿入部20とを連接する上油溝21a
を複数個設けると共に、該挿部20の下側には、下油溝
21bを複数個設けた構成である。
【0011】これにより、掻き落された油の逃しが十分
に行えることにより、圧縮ガス中にこの油の混入が減少
し、排ガスの浄化ができると共に、油の消費量が減少す
る。前記ピストン5の上端部面から、このピストン5の
上側のピストンリンク11の上側面迄の距離(H)は、
図13で示す如く最小距離に構成すると共に、これによ
ってシリンダ4の上端面を下げた構成である。該シリン
ダ4の上端面から所定距離下方部位置には、図13〜1
5で示す如く円形状で螺旋状に複数段に形成したウォ−
タリンク22を内装して設けた構成であり、このウォ−
タリンク22と該シリンダ4の両側の空胴部23a,2
3bとは連接させると共に、該シリンダ4の上側面から
該ウォ−タリンク22に連接する小径の連通孔24を一
気筒につき4個を設けた構成である。
【0012】これにより、前記シリンダ4の容積の低減
を図り、小型化ができる。前記シリンダブロック6のシ
リンダ4の上端部面には、シリンダヘッド25を装着
し、このシリンダヘッド25の一側寄りに渦流室26
(副燃焼室)を設け、この渦流室26は該シリンダ4側
に接する部分には、ホットプラグ27を埋設すると共
に、上方から燃焼噴射ノズル28と、この燃焼噴射ノズ
ル28に接してグロ−プラング28aとを各々螺挿入し
た構成である。
【0013】前記グロ−プラング28aは、図5で示す
如く先端部の赤熱部28bの外周部には、所定長さの複
数個の突起部28cを設けた構成である。これにより、
前記赤熱部28bの表面積を広くすることができて、始
動性を向上させることができ、又、突起部28cで燃料
の拡散を補助することができる。前記シリンダヘッド2
5の渦流室26に隣接させてロッカシャフト29に固着
した吸気、及び排気のバルブ30をバルブ圧着バネ31
を介して、上下摺動自在に支承すると共に、該ロッカシ
ャフト29の上端部と、シリンダブロック6の一側に
は、上下方向に配置したブッシロッド32の上端部と
を、揺動可能なロッカア−ム33の両端部に係合位置さ
せて設け、該ブッシュロット32の下端部をタペット3
4に嵌挿入し、このタペット34を介して、カムシャフ
ト35aのバルブカム35に圧着させた構成である。
【0014】前記シリンダヘッド25のバルブガイド2
5aは、図6で示す如く上バルブガイド25bと下バル
ブガイド25cとに2分割した構成である。該下バルブ
ガイド25cの内径と、ロッカシャフト29の外径との
隙間は、該上バルブガイド25bと該ロッカシャフト2
9との隙間より広くした構成であると共に、該下バルブ
ガイド25cの材質は、熱伝導性の良好な、例えば、銅
系合金を使用した構成である。
【0015】これにより、前記ロッカシャフト29の下
端部に装着したバルブ30の熱が、下バルブガイド25
cに伝わり、このバルブ30の温度が下り、潤滑用のオ
イルが熱によるカ−ボン化の防止ができる。又、隙間を
広くしたことにより、熱による歪の防止もできる。前記
カムシャフト35aの外周部の対称位置2箇所には、図
7、及び図8で示す如く送油羽根36を設け、この各送
油羽根36により、タペット34の油抜孔34aから排
出されるエンジンオイルを該タペット34の下側面と、
バルブカム35の外周面との間に飛散供給する構成であ
り、潤滑性をアップさせた構成である。
【0016】これにより、前記タペット34の下側面
と、バルブカム35の外周面との接触部には、エンジン
オイルが飛散供給されることにより、潤滑性が大幅にア
ップする。前記シリンダブロック6の上部外側には、燃
焼噴射ノズル28に連結パイプ38により、連結させる
燃焼噴射ポンプ37を装着し、シリンダヘット25の吸
気、及び排気口39の外側に吸気管、及び排気管40を
各々接続すると共に、該シリンダブロック6の下端部に
オイルパン41を接合した構成である。渦流室26は上
部がド−ム形状をなし、略その下半分には、底部がフラ
ット形状をした円筒状で耐熱素材によるホットプラグ2
7が埋設されており、この渦流室26とホットプラグ2
7の外周部は外壁42と、ウォ−タジャケット43とで
仕切れられた構成である。
【0017】前記ホットプラグ27は、図9で示す如く
円筒状の下端部つまり、シリンダ4と接する部分に適宜
の幅で外壁42との接触面を有する大径の圧入部44が
設けられており、この圧入部44の上側は断熱のために
エア層部44aとして、外壁42との間に僅かの空隙を
設けた構成である。該ホットプラグ27の外周部を囲む
該外壁42の肉厚は、燃焼火災に晒される該シリンダ4
の中心側寄りを薄く構成すると共に、その反対側のシリ
ンダヘッドガスケット45により遮蔽される側寄りを厚
く構成し、該ホットプラグ27の底面に該シリンダ4へ
燃焼火災を吹き込む連通孔46を、該シリンダ4へ効率
よく吹き込み可能な位置と傾斜角度によって配設した構
成である。47はウォ−タジャケット43部に設けられ
た空冷リブである。
【0018】前記燃焼噴射ノズル28から噴射された燃
料を渦流室26内で燃焼させ、この燃焼火災をホットプ
ラグ27の連通孔46からシリンダ4のピストン5の頭
部へ吹き込み、一連の燃焼作用する構成である。図10
で示す如く一方側の内壁48の上端部位置から上方へ向
けて、適宜幅の縦溝49を設け、タペット34の上下移
動時には、オイルを油抜孔17aから殆ど該内壁48の
みを伝って流下する。又、他方側の内壁50側は少量の
オイルが伝わって流下する構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A断面図
【図2】ピストンの拡大側面図
【図3】ピストンの拡大平面図
【図4】ディ−ゼルエンジンの側断面図
【図5】グロ−プラングの拡大側面図
【図6】バルブガイド部の拡大側断面図
【図7】バルブカム部の拡大正断面図
【図8】バルブカム部の拡大側断面図
【図9】シリンダヘッドの一部の拡大側断面図
【図10】シリンダの一部の拡大側断面図
【図11】トラクタの全体側面図
【図12】他の実施例を示す図で、ピストンの拡大正断
面図
【図13】他の実施例を示す図で、シリンダの一部の拡
大側面図
【図14】他の実施例を示す図で、シリンダの拡大平面
【図15】他の実施例を示す図で、ウォ−タリンクの拡
大側面斜視図
【符号の説明】
8 ピストン支持孔 13 ピストン支持孔用ボス 14 ピストン外周部 15 凹部 16 ピストン内周部 17 油通過孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 秀昭 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 田邑 健二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 3G013 BA01 BC03 BD32 3J044 AA12 CA27 CA40 DA09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン支持孔8用ボス13と、該ピス
    トン支持孔8用ボス13の外側でピストン外周部14に
    設けた油溜め用の凹部(15)と、該凹部15とピスト
    ン内周部16とを連接する油通過孔17とを設けたこと
    を特徴とするディ−ゼルエンジンのピストン。
JP11185587A 1999-06-30 1999-06-30 ディ−ゼルエンジンのピストン Pending JP2001012296A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10255892A1 (de) * 2002-11-29 2004-06-09 Mahle Gmbh Kolben für einen Verbrennungsmotor
CN103470331A (zh) * 2012-06-05 2013-12-25 瓦锡兰瑞士公司 用于内燃发动机的活塞缸体装置和大型发动机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10255892A1 (de) * 2002-11-29 2004-06-09 Mahle Gmbh Kolben für einen Verbrennungsmotor
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