JP2001011061A - ベンゾオキサゾール誘導体,その製造方法及び除草剤 - Google Patents

ベンゾオキサゾール誘導体,その製造方法及び除草剤

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JP2001011061A JP2000126933A JP2000126933A JP2001011061A JP 2001011061 A JP2001011061 A JP 2001011061A JP 2000126933 A JP2000126933 A JP 2000126933A JP 2000126933 A JP2000126933 A JP 2000126933A JP 2001011061 A JP2001011061 A JP 2001011061A
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聡 大日田
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健彦 浅原
Akira Nakamura
明 中村
Motohisa Shimizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ベンゾオキサゾール誘導体,その
製造方法及びそれを有効成分とする除草剤を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 本発明の除草剤は、次式(1): 【化1】 (式中、R1〜R4は、水素原子,C1〜6アルキル基,
C1〜4アルコキシ基,C1〜4ハロアルキル基,C1
〜4ハロアルコキシ基,ハロゲン原子,ニトロ基,シア
ノ基などを表わす。R5は、C1〜4ハロアルキル基,
C1〜4ハロアルコキシ基,ハロゲン原子,ニトロ基,
シアノ基などを表わす。R6は、水素原子,ハロゲン原
子,シアノ基,ニトロ基などを表わす。R7は、水素原
子,C1〜6アルキル基,C1〜4ハロアルキル基など
を表わす。Xは、O,S,SO,SO2を表わす。)で
示されるベンゾオキサゾール誘導体を有効成分として含
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベンゾオキサゾール
誘導体,その製造方法及びそれを有効成分として含有す
ることを特徴とする除草剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の化合物(1)の近似化合物とし
ては、特開平10−139767に記載された、次式:
【化7】 (式中、R1〜R5及びR7は、水素原子,炭素原子数1
〜6個のアルキル基,炭素原子数1〜4個のアルコキシ
基,炭素原子数1〜4個のハロアルキル基,炭素原子数
1〜4個のハロアルコキシ基,ハロゲン原子,ニトロ基
を表わす。A及びBは、O,Sを表わす。R8は、水素
原子,炭素原子数1〜6個のアルキル基などを表わす。
9は、炭素原子数1〜6個のアルキル基などを表わ
す。)で示される化合物がある。しかし、本発明の化合
物とは、少なくとも−NR8CBR9部位が異なる化合物
である。従って、本発明の化合物(1)は新規化合物で
あることから、その用途も知られていなかった。また、
その合成中間体となる化合物(6)も新規化合物であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ベン
ゾオキサゾール誘導体,その製造方法及びそれを有効成
分とする除草剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、新規なベンゾオキサ
ゾール誘導体を有効成分とする薬剤が、除草剤として有
効であることを見い出し、本発明を完成した。即ち、本
発明は、次の通りである。第1の発明は、次式(1):
【0005】
【化8】
【0006】(式中、R1〜R4は、水素原子,炭素原子
数1〜6個のアルキル基,炭素原子数1〜4個のアルコ
キシ基,炭素原子数1〜4個のハロアルキル基,炭素原
子数1〜4個のハロアルコキシ基,ハロゲン原子,ニト
ロ基,シアノ基,カルボキシル基,炭素原子数1〜4個
のアルコキシカルボニル基,R8S(O)n,R9NH基を
表わす。R8は、炭素原子数1〜6個のアルキル基を表
わす。nは、0〜2の整数を表わす。R9は、水素原
子,炭素原子数1〜4個のアルキル基,炭素原子数1〜
4個のアルキルカルボニル基を表わす。R5は、水素原
子,炭素原子数1〜6個のアルキル基,炭素原子数1〜
4個のアルコキシ基,炭素原子数1〜4個のハロアルキ
ル基,炭素原子数1〜4個のハロアルコキシ基,ハロゲ
ン原子,ニトロ基,シアノ基,R8S(O)nを表わす。
6は、水素原子,炭素原子数1〜6個のアルキル基,
炭素原子数1〜4個のアルコキシ基,ハロゲン原子,シ
アノ基,ニトロ基,炭素原子数1〜4個のハロアルキル
基を表わす。R7は、水素原子,炭素原子数1〜6個の
アルキル基,炭素原子数1〜4個のハロアルキル基,フ
ェニル基を表わす。Xは、O,S,SO,SO2を表わ
す。)で示されるベンゾオキサゾール誘導体に関するも
のである。第2の発明は、次式(2):
【0007】
【化9】
【0008】(式中、R1〜R4及びR7は、前記と同義
である。Yは、ハロゲン原子,メタンスルフォニルオキ
シ基,p−トルエンスルフォニルオキシ基を表わす。)
で表わされる化合物(2)を、次式(3):
【0009】
【化10】
【0010】(式中、R5及びR6は、前記と同義であ
る。X’は、酸素原子,イオウ原子を表わす。)で示さ
れる化合物と溶媒中、塩基存在下で反応することを特徴
とする前記の式(1)でXが酸素原子又は硫黄原子であ
る化合物(1’)の製造方法に関するものである。第3
の発明は、次式(4):
【0011】
【化11】
【0012】(式中、R1〜R4は、前記と同義であ
る。)で表わされる化合物(4)を、次式(5):
【0013】
【化12】
【0014】(式中、R5〜R7及びXは、前記と同義で
ある。)で示されるカルボン酸である化合物(5)又は
その反応性誘導体と反応させることを特徴とする、前記
の式(1)で示される化合物(1)の製造方法に関する
ものである。第4の発明は、次式(6):
【0015】
【化13】
【0016】(式中、R1〜R7及びX’は、前記と同義
である。)で示される化合物に関するものである。第5
の発明は、前記の化合物(1)を有効成分とする除草剤
に関するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。なお、本発明の説明において、化学式に付した括
弧付きアラビア数字をもって、化合物(数字)とも称す
る〔例えば、式(1)で示されるものを化合物(1)と
も称する。〕。本発明の化合物(1)〜(6)で表した
1〜R7,X,X’,Yなどの記号は、次の通りであ
る。
【0018】〔R1〜R4〕R1〜R4としては、水素原
子,炭素原子数1〜6個のアルキル基,炭素原子数1〜
4個のアルコキシ基,炭素原子数1〜4個のハロアルキ
ル基,炭素原子数1〜4個のハロアルコキシ基,ハロゲ
ン原子,ニトロ基,シアノ基,カルボキシル基,炭素原
子数1〜4個のアルコキシカルボニル基,R8S(O)
n,R9NH基を挙げることができる。なお、R8は炭素
原子数1〜6個のアルキル基を表し;nは0〜2の整数
を表し;R9は、水素原子,炭素原子数1〜4個のアル
キル基,炭素原子数1〜4個のアルキルカルボニル基を
示す。
【0019】(1)R1〜R4において アルキル基は、直鎖又は分枝状のものであるが;好まし
くは、炭素原子数が1〜4個のものであり;さらに好ま
しくは、炭素原子数が1〜3個のものである(例えば、
メチル基、エチル基、プロピル基を挙げることができ
る。)。アルコキシ基は、直鎖又は分枝状のものである
が;好ましくは、炭素原子数が1〜4個のものであり;
さらに好ましくは、炭素原子数が1〜3個のものである
(例えば、メトキシ基,エトキシ基,プロピルオキシ
基,イソプロピルオキシ基を挙げることができる。)。
【0020】ハロアルキル基は、直鎖又は分枝状のもの
で、;好ましくは、フッ素原子,塩素原子,臭素原子,
ヨウ素原子を有する炭素原子数が1〜4個のものであ
り;さらに好ましくは、炭素原子数が1〜3個のもので
ある(例えば、クロロメチル基、クロロエチル基、トリ
フルオロメチル基を挙げることができる。)。ハロアル
コキシ基は、直鎖又は分枝状のもので、;好ましくは、
炭素原子数が1〜4個のものであり;さらに好ましく
は、フッ素原子,塩素原子,臭素原子,ヨウ素原子を有
する炭素原子数が1〜3個のものである(例えば、トリ
フルオロメトキシ基、トリフルオロエトキシ基を挙げる
ことができる。)。ハロゲン原子は、フッ素原子,塩素
原子,臭素原子,ヨウ素原子であるが;好ましくは、塩
素原子である。アルコキシカルボニル基は、直鎖又は分
枝状のものであるが;好ましくは、炭素原子数が1〜4
個のアルコキシを有するものであり;さらに好ましく
は、炭素原子数が1〜3個のアルコキシを有するもので
ある(例えば、メトキシカルボニル基,エトキシカルボ
ニル基,イソプロポキシカルボニル基を挙げることがで
きる。)。
【0021】(2)R8において R8は、直鎖状又は分枝状のアルキル基であり;好まし
くは、炭素原子数が1〜4個であり;さらに好ましく
は、炭素原子数が1〜3個である(例えば、メチル基な
どを挙げることができる。)。 (3)nにおいて nは、0,1,2の整数であり;好ましくは0又は2で
ある。 (4)R9において R9としては、水素原子,炭素原子数1〜4個のアルキ
ル基,炭素原子数1〜4個のアルキルカルボニル基を挙
げることができる。アルキル基は、直鎖状又は分枝状の
ものであるが;好ましくは、炭素原子数が1〜4個のも
のであり;さらに好ましくは、炭素原子数が1〜3個の
ものである(例えば、メチル基,エチル基,プロピル基
を挙げることができる。)。アルキルカルボニル基は、
直鎖状又は分枝状のものであるが;好ましくは、炭素原
子数が1〜3個のアルキルを有するものであり;さらに
好ましくは、炭素原子数が1又は2個のアルキルを有す
るものである(例えば、メチルカルボニル基,エチルカ
ルボニル基を挙げることができる。)。
【0022】〔R5〕R5としては、水素原子,炭素原子
数1〜6個のアルキル基,炭素原子数1〜4個のアルコ
キシ基,炭素原子数1〜4個のハロアルキル基,炭素原
子数1〜4個のハロアルコキシ基,ハロゲン原子,ニト
ロ基,シアノ基,R8S(O)nを挙げることができる。
アルキル基は前記の「(1)R1〜R4において」で記載
したものを挙げることができる。アルコキシ基は前記の
「(1)R1〜R4において」で記載したものを挙げるこ
とができる。ハロアルキル基は、前記の「(1)R1
4において」で記載したものを挙げることができる。
ハロアルコキシ基は、前記の「(1)R1〜R4におい
て」で記載したものを挙げることができる。R8は、前
記と同義である。
【0023】R6としては、水素原子,炭素原子数1〜
6個のアルキル基,炭素原子数1〜4個のアルコキシ
基,ハロゲン原子,シアノ基,ニトロ基,炭素原子数1
〜4個のハロアルキル基を挙げることができる。アルキ
ル基は、前記の「(1)R1〜R4において」で記載した
ものを挙げることができる。アルコキシ基は、前記の
「(1)R1〜R4において」で記載したものを挙げるこ
とができる。 〔R7〕R7としては、水素原子,炭素原子数1〜6個の
アルキル基,炭素原子数1〜4個のハロアルキル基,フ
ェニル基を挙げることができる。アルキル基は、直鎖又
は分枝状のものであるが;好ましくは、炭素原子数が1
〜4個のものであり;さらに好ましくは、炭素原子数が
1〜3個のものである(例えば、メチル基、エチル基、
プロピル基を挙げることができる。)。ハロアルキル基
は、直鎖又は分枝状のものであるが;好ましくは、フッ
素原子,塩素原子,臭素原子,ヨウ素原子を有する炭素
原子数が1〜4個のものであり;さらに好ましくは、炭
素原子数が1〜3個のものである(例えば、クロロメチ
ル基,クロロエチル基,トリフルオロメチル基を挙げる
ことができる。)。フェニル基は、無置換又は置換基を
有するものを挙げることができる。
【0024】〔X〕Xとしては、O,S,SO,SO2
を挙げることができるが;好ましくは、Oである。 〔X’〕X’としては、O,Sを挙げることができる
が;好ましくは、Oである。
【0025】化合物(1)としては、前記の各種の置換
基を組み合わせたものを挙げることができるが、好まし
いものは次の通りである。 (1)R1,R3及びR4が水素原子であり、R2及びR6
がハロゲン原子であり、R5が炭素原子数1〜4個のハ
ロアルキル基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアル
キル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物9,27などを挙げる
ことができる。 (2)R1,R3,R4及びR6が水素原子であり、R2
ハロゲン原子であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロ
アルキル基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキ
ル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物10などを挙げること
ができる。 (3)R1,R3及びR4が水素原子であり、R2がニトロ
基であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基
であり、R6がハロゲン原子であり、R7が炭素原子数1
〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合物
(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物39など
を挙げることができる。
【0026】(4)R1,R3,R4及びR6が水素原子で
あり、R2及びR5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル
基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル基であ
り、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、表1〜
22中に記載の化合物86,94などを挙げることがで
きる。 (5)R1,R3及びR4が水素原子であり、R2及びR5
が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基であり、R6
ハロゲン原子であり、R7が炭素原子数1〜6個のアル
キル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物93,101などを挙
げることができる。 (6)R1,R2及びR4が水素原子であり、R3及びR6
がハロゲン原子であり、R5が炭素原子数1〜4個のハ
ロアルキル基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアル
キル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物119,137,13
9,141,165,171,438,441,476
などを挙げることができる。
【0027】(7)R1,R2,R4及びR6が水素原子で
あり、R3がハロゲン原子であり、R5が炭素原子数1〜
4個のハロアルキル基であり、R7が炭素原子数1〜6
個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合物
(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物120,
138,140,142,166,172などを挙げる
ことができる。
【0028】(8)R1,R2及びR4が水素原子であ
り、R3がニトロ基であり、R5が炭素原子数1〜4個の
ハロアルキル基であり、R6がハロゲン原子であり、R7
が炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原
子である化合物(1)。例えば、表1〜22中に記載の
化合物177,432などを挙げることができる。 (9)R1,R2,R4及びR6が水素原子であり、R3
ニトロ基であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロアル
キル基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル基
であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、表
1〜22中に記載の化合物178などを挙げることがで
きる。 (10)R1,R2及びR4が水素原子であり、R3がシアノ
基であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基
であり、R6がハロゲン原子であり、R7が炭素原子数1
〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合物
(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物189な
どを挙げることができる。
【0029】(11)R1,R2,R4及びR6が水素原子で
あり、R3がシアノ基であり、R5が炭素原子数1〜4個
のハロアルキル基であり、R7が炭素原子数1〜6個の
アルキル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。
例えば、表1〜22中に記載の化合物190,192な
どを挙げることができる。 (12)R1,R2及びR4が水素原子であり、R3及びR5
が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基であり、R6
ハロゲン原子であり、R7が炭素原子数1〜6個のアル
キル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物197,199などを
挙げることができる。
【0030】(13)R1,R2,R4及びR6が水素原子で
あり、R3及びR5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル
基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル基であ
り、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、表1〜
22中に記載の化合物198,200などを挙げること
ができる。
【0031】(14)R1及びR4が水素原子であり、R2
がニトロ基であり、R3及びR6がハロゲン原子であり、
5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基であり、R7
が炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原
子である化合物(1)。例えば、表1〜22中に記載の
化合物284,286,493,494などを挙げるこ
とができる。 (15)R1及びR4が水素原子であり、R2,R3及びR6
がハロゲン原子であり、R5が炭素原子数1〜4個のハ
ロアルキル基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアル
キル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物334などを挙げるこ
とができる。 (16)R1,R4及びR6が水素原子であり、R2及びR7
が炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、R3がハロ
ゲン原子であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロアル
キル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物339などを挙げるこ
とができる。
【0032】(17)R1及びR4が水素原子であり、R2
及びR7が炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、R3
及びR6がハロゲン原子であり、R5が炭素原子数1〜4
個のハロアルキル基であり、Xが酸素原子である化合物
(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物340な
どを挙げることができる。 (18)R1及びR4が水素原子でありR2及びR6がハロゲ
ン原子であり、R3がシアノ基であり、R5が炭素原子数
1〜4個のハロアルキル基であり、R7が炭素原子数1
〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合物
(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物346,
348,517,530,533,534などを挙げる
ことができる。 (19)R1,R2,R4及びR6が水素原子であり、R3
ハロゲン原子であり、R5がシアノ基であり、R7が炭素
原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子であ
る化合物(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物
353,457などを挙げることができる。
【0033】(20)R1,R2,R4及びR6が水素原子で
あり、R3及びR5がシアノ基であり、R7が炭素原子数
1〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合
物(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物39
2,393などを挙げることができる。 (21)R1,R2,R4及びR6が水素原子であり、R3
シアノ基であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロアル
コキシ基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル
基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、
表1〜22中に記載の化合物396などを挙げることが
できる。 (22)R1,R2,R4及びR6が水素原子であり、R3
ハロゲン原子であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロ
アルコキシ基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアル
キル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物447などを挙げるこ
とができる。 (23)R1,R2,R4及びR6が水素原子であり、R3
ニトロ基であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロアル
コキシ基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル
基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、
表1〜22中に記載の化合物450などを挙げることが
できる。
【0034】(24)R1及びR4が水素原子であり、R2
がシアノ基であり、R3及びR6がハロゲン原子であり、
5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基であり、R7
が炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原
子である化合物(1)。例えば、表1〜22中に記載の
化合物310などを挙げることができる。 (25)R1,R4及びR6が水素原子であり、R2及びR3
がシアノ基であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロア
ルキル基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル
基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、
表1〜22中に記載の化合物315,317などを挙げ
ることができる。 (26)R1及びR4が水素原子であり、R2及びR3がシア
ノ基であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル
基であり、R6がハロゲン原子であり、R7が炭素原子数
1〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合
物(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物31
6,318などを挙げることができる。 (27)R1,R4及びR6が水素原子であり、R2及びR5
が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基であり、R3
ハロゲン原子であり、R7が炭素原子数1〜6個のアル
キル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物471,474などを
挙げることができる。
【0035】(28)R1,R2及びR4が水素原子であ
り、R3が炭素原子数1〜4個のアルキルスルホニル基
であり、R5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基で
あり、R6がハロゲン原子であり、R7が炭素原子数1〜
6個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合物
(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物215,
217などを挙げることができる。 (29)R1,R2,R4及びR6が水素原子であり、R3
炭素原子数1〜4個のアルキルスルホニル基であり、R
5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基であり、R7
炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子
である化合物(1)。例えば、表1〜22中に記載の化
合物216などを挙げることができる。 (30)R1,R4及びR6が水素原子であり、R2が炭素原
子数1〜6個のアルキル基であり、R3がハロゲン原子
であり、R5がシアノ基であり、R7が炭素原子数1〜6
個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合物
(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物481,
484,などを挙げることができる。 (31)R1及びR4が水素原子であり、R2が炭素原子数
1〜6個のアルキル基であり、R3が炭素原子数1〜4
個のアルキルスルホニル基であり、R5が炭素原子数1
〜4個のハロアルキル基であり、R6がハロゲン原子で
あり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、
Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、表1〜22
中に記載の化合物487,488などを挙げることがで
きる。
【0036】(32)R1,R4及びR6が水素原子であ
り、R2が炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、R3
が炭素原子数1〜4個のアルキルスルホニル基であり、
5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基であり、R7
が炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原
子である化合物(1)。例えば、表1〜22中に記載の
化合物489,490などを挙げることができる。 (33)R1,R4及びR6が水素原子であり、R2が炭素原
子数1〜6個のアルキル基であり、R3が炭素原子数1
〜4個のアルキルスルホニル基であり、R5がシアノ基
であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル基であ
り、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、表1〜
22中に記載の化合物491,492などを挙げること
ができる。 (34)R1,R4及びR6が水素原子であり、R2及びR3
がハロゲン原子であり、R5が炭素原子数1〜4個のハ
ロアルコキシ基であり、R7が炭素原子数1〜6個のア
ルキル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例
えば、表1〜22中に記載の化合物496,497など
を挙げることができる。
【0037】(35)R1,R4及びR6が水素原子であ
り、R2及びR3がハロゲン原子であり、R5がシアノ基
であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル基であ
り、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、表1〜
22中に記載の化合物498,501などを挙げること
ができる。 (36)R1,R2及びR4が水素原子であり、R3が炭素原
子数1〜6個のアルコキシ基であり、R5が炭素原子数
1〜4個のハロアルキル基であり、R6がハロゲン原子
であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル基であ
り、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、表1〜
22中に記載の化合物503などを挙げることができ
る。 (37)R1,R2,R4及びR6が水素原子であり、R3
炭素原子数1〜4個のアルキルスルホニル基であり、R
5がシアノ基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキ
ル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物507,508などを
挙げることができる。 (38)R1,R2及びR4が水素原子であり、R3が炭素原
子数1〜4個のアルキルスルホニル基であり、R5がシ
アノ基であり、R6がハロゲン原子であり、R7が炭素原
子数1〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子である
化合物(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物5
09などを挙げることができる。
【0038】(39)R1,R2,R4及びR6が水素原子で
あり、R3及びR5が炭素原子数1〜4個のアルキルスル
ホニル基であり、R7が炭素原子数1〜6個のアルキル
基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例えば、
表1〜22中に記載の化合物513などを挙げることが
できる。 (40)R1,R2及びR4が水素原子であり、R3が炭素原
子数1〜4個のアルキルカルボニルアミノ基であり、R
5が炭素原子数1〜4個のハロアルキル基であり、R6
ハロゲン原子であり、R7が炭素原子数1〜6個のアル
キル基であり、Xが酸素原子である化合物(1)。例え
ば、表1〜22中に記載の化合物518などを挙げるこ
とができる。
【0039】(41)R1,R4及びR6が水素原子であ
り、R2及びR3がシアノ基であり、R5が炭素原子数1
〜4個のハロアルコキシ基であり、R7が炭素原子数1
〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合物
(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物527な
どを挙げることができる。 (42)R1,R4及びR6が水素原子であり、R2がハロゲ
ン原子であり、R3がシアノ基であり、R5が炭素原子数
1〜4個のハロアルキル基であり、R7が炭素原子数1
〜6個のアルキル基であり、Xが酸素原子である化合物
(1)。例えば、表1〜22中に記載の化合物529,
532などを挙げることができる。
【0040】本発明のXが酸素原子又は硫黄原子である
化合物(1)〔化合物(1’)〕は、次に示すように、
化合物(2)と化合物(3)とを溶媒中、塩基存在下で
反応させることによって得ることができる。
【0041】
【化14】
【0042】(式中、R1〜R7,X’及びYは、前記と
同義である。) 化合物(2)は、例えば、特開平10−45735号公
報、ヘテロサイクル(Heterocycle)41巻
477−485頁(1995年)、シンセティック・
コミニケーション(Synthetic Commun
ication)19巻 2921−2924頁(19
89年)、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミスト
リー(Journal of Medicinal C
hemistry)30巻 400−405頁(198
7年)などに記載の方法で製造した2−アミノフェノー
ルと、2−ハロカルボン酸類とを反応させることで容易
に製造することができる。化合物(3)は、例えば、市
販又は常法により合成したフェノール類,チオフェノー
ル類を反応に用いることができる。
【0043】或いは、化合物(1)は、次に示すよう
に、溶媒中、必要に応じて、塩基又は酸触媒を使用する
ことで、化合物(4)と化合物(5)又はその反応性誘
導体を反応させることによって製造することができる。
【0044】
【化15】
【0045】(式中、R1〜R7及びXは、前記と同義で
ある。) 化合物(4)は、例えば、市販又は常法により合成した
ニトロフェノール類を還元することによって得ることが
できる。化合物(5)は、定法により、2−ハロアルカ
ン類とフェノール類もしくはチオフェノール類とを反応
させることによって容易に製造することができる。そし
て、この化合物(4)と化合物(5)とを反応させるこ
とによって、化合物(1)が生じる前に、次式(6):
【0046】
【化16】
【0047】(式中、R1〜R7及びX’は、前記と同義
である。)で示される中間体化合物である化合物(6)
が生じる。そこで、化合物(1)の合成方法としては、
一旦、単離した化合物(6)を用いて化合物(1)を製
造するか、又は単離せずにそのまま反応させることによ
って化合物(1)を製造することもできる。化合物
(1)の具体例としては、表1〜22中に示した化合物
1〜536などを挙げることができる。化合物(6)の
具体例としては、表23中に示した化合物(6-1)〜(6
-4)などを挙げることができる。
【0048】化合物(1)の合成で用いる溶媒として
は、本反応に直接関与しないものであれば特に限定され
ず、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル類;N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシドなどの双極性非プロトン
溶媒類;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素類;アセトニトリルなどのニトリル類;アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ギ酸、酢酸、
プロピオン酸などの有機酸類、それらの混合溶媒などを
挙げることができる。化合物(1)の製造に用いる塩基
の種類としては、例えば、トリエチルアミン、ピリジ
ン、4−N,N−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジ
メチルアニリン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.
2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデカ−7−エンなどの有機塩基;アルカリ金属アル
コキシド類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、カリウム-t-ブトキシドなどのアルコキシド類;
水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアミ
ド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナト
リウムなどの無機塩基;リチウムジイソプロピルアミ
ド,ビストリメチルシリルリチウムアミドを挙げること
ができる。
【0049】酸触媒の種類としては、例えば、塩酸,硫
酸,硝酸などの鉱酸;ギ酸,酢酸,プロピオン酸,メタ
ンスルホン酸,ベンゼンスルホン酸,Pートルエンスル
ホン酸一水和物などの有機酸;ピリジン塩酸塩、トリエ
チルアミン塩酸塩などのアミン類の酸付加塩;四塩化チ
タン,塩化亜鉛,塩化第一鉄,塩化第二鉄などの金属ハ
ロゲン化物;三フッ化ホウ素・エーテラートなどのルイ
ス酸類を挙げることができる。塩基触媒又は酸触媒の使
用量は、化合物(2)に対して0.001〜1倍モルで
ある。化合物(1)の製造法は、反応濃度が5〜80%
で行うことができる。その製造法において、塩基を用い
る割合は化合物(2)1モルに対して0.5〜2モルの
割合で加えることができるが好ましくは1〜1.2モル
が良い。その反応温度は使用する溶媒の沸点以下で行う
限り特に限定されないが、通常0〜110℃で行うこと
ができる。その反応時間は、前記濃度、温度によって変
化するが、通常0.5〜24時間で行うことができる。
【0050】本発明の除草剤は白化作用による顕著な除
草効果を有しており、化合物(1)の1種以上を有効成
分として含有するものである。本発明の活性化合物は、
単子葉雑草,双子葉雑草に有効であり、水田及び畑作物
用の除草剤として使用することができる。単子葉雑草と
しては、ノビエ,ホタルイ,ミズガヤツリ,タマガヤツ
リ,ヘラオモダカ,コナギ,ウリカワなどの水田雑草;
メヒシバ,オヒシバ,エノコログサ,スズメノテッポ
ウ,スズメノカタビラなどの畑地雑草を挙げることがで
きる。双子葉雑草としては、アゼナ,キカシグサ,セリ
などの水田雑草;シロザ,イヌビユ,イチビ,アサガ
オ,オナモミ,エビスグサ,ハコベなどの畑地雑草を挙
げることができる。
【0051】本発明の活性化合物は、植物の発芽前およ
び発芽後のいずれにおいても施用することができ、ま
た、播種前に土壌混和することもできる。本発明の活性
化合物の投薬量は、化合物の種類,対象植物の種類,適
用時期,適用場所,望むべき効果の性質などに応じて広
い範囲にわたって変えることができるが、一応の目安と
しては、1ヘクタール当たり活性化合物として約0.0
01〜10kg、好ましくは約0.01〜1kgの範囲
を例示することができる。化合物(1)は、単独で使用
することもできるが、通常は常法によって、希釈剤,界
面活性剤,分散剤,補助剤などを配合し、例えば、粉
剤,乳剤,微粒剤,粒剤,水和剤,顆粒水和剤、水性懸
濁剤、油性懸濁液,乳濁剤、可溶化製剤、油剤、マイク
ロカプセル剤などの組成物として調製して使用すること
が好ましい。
【0052】固体希釈剤としては、例えば、タルク,ベ
ントナイト,モンモリロナイト、クレー,カオリン,炭
酸カルシウム、ケイソウ土,ホワイトカーボン,バーミ
キュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素などが挙げら
れる。液体希釈剤としては、例えば、炭化水素類、例え
ばケロシン,鉱油など;芳香族炭化水素類、例えばベン
ゼン,トルエン,キシレン、ジメチルナフタレン、フェ
ニルキシリルエタンなど;塩素化炭化水素類、例えばク
ロロホルム,四塩化炭素など;エーテル類、例えばジオ
キサン,テトラヒドロフランなど;ケトン類、例えばア
セトン,シクロヘキサノン,イソホロンなど;エステル
類、例えば酢酸エチル,エチレングリコールアセテー
ト,マレイン酸ジブチルなど;アルコール類、例えばメ
タノール,n−ヘキサノール,エチレングリコールな
ど;極性溶媒類、例えばジメチルホルムアミド,ジメチ
ルスルホキシド、N−メチルピロリドンなど;水などが
挙げられる。
【0053】固着剤及び分散剤としては、例えば、カゼ
イン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロ
ース、ベントナイト、キサンタンガム、アラビアガムな
どが挙げられる。エアゾール噴射剤としては、例えば、
空気,窒素,炭酸ガス,プロパン、ハロゲン化炭化水素
などが挙げられる。界面活性剤としては、例えば、アル
キルサルフェート塩,アルキルスルホン酸塩,アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩,ジアル
キルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩縮合
物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエステル、アルキルソルビタンエステル、ポリ
オキシエチレンソルビタンエステル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミンなどを挙げることができる。
【0054】本剤の製造では、前記の希釈剤,界面活性
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(1)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤及び顆粒水和剤では通常1〜90
重量%,粒剤では通常0.5〜10重量%,懸濁剤では
通常0.5〜40重量%,乳濁剤では通常1〜30重量
%、可溶化製剤では通常0.5〜20重量%、エアゾー
ルでは通常0.1〜5重量%である。これらの製剤を適
当な濃度に希釈して、それぞれの目的に応じて、植物茎
葉,土壌,水田の水面に散布するか、又は直接施用する
ことによって各種の用途に供することができる。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定す
るものではない。 実施例1〔化合物(1)の合成〕 (1)1−(5−フルオロベンゾオキサゾール−2−イ
ル)−1−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチ
ル)フェノキシ)プロパン〔化合物119〕の合成 第一工程:2−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメ
チル)フェノキシ)ブタン酸30gに塩化チオニル15
mlを氷冷下滴下した。滴下終了後、2時間還流した
後、塩化チオニルを減圧留去することにより、2−(4
−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェノキシ)ブタ
ン酸クロリド32.8gを得た。 第二工程:2−アミノ−4−フルオロフェノール0.5
0g(3.94mmol)を酢酸50mlに溶解し、2
−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノ
キシ)ブタン酸クロリド1.12g(3.94mmo
l)を加え、50〜60℃で1時間撹拌した。酢酸を減
圧留去して得られた残渣をトルエン−酢酸(1:1)3
0mlに溶解し、硫酸を数滴加え、6時間還流した。室
温まで冷却後、酢酸エチルを加え、有機層を水,飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られ
た残渣をカラムクロマトグラフィー(和光純薬製のWa
kogel C−300、n−ヘキサン:酢酸エチル=
9:1溶出)によって単離し、油状物である目的化合物
0.38g(収率は27%)を得た。
【0056】(2)1−(5−クロロベンゾオキサゾー
ル−2−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フ
ェノキシ)ブタン〔化合物142〕の合成 3−トリフルオロメチルフェノール0.19g(1.1
6mmol),1−(5−クロロベンゾオキサゾール−
2−イル)ブチルブロミド0.28g(0.97mmo
l),炭酸カリウム0.2g(1.46mmol)をア
セトニトリル20mlに溶解し、1時間還流した。室温
まで冷却後、アセトニトリルを減圧留去しトルエンに転
溶した。トルエン層を水、2N水酸化ナトリウムで洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、トルエンを減圧留去
して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(和光純
薬製のWakogel C−300、n−ヘキサン:酢
酸エチル=15:1溶出)によって単離し、油状物であ
る目的化合物0.36g(収率は100%)を得た。
【0057】(3)1−(5−ニトロベンゾオキサゾー
ル−2−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フ
ェノキシ)エタン〔化合物176〕の合成 第一工程:2−(3−(トリフルオロメチル)フェノキ
シ)プロピオン酸10gに塩化チオニル8mlを氷冷下
滴下した。滴下終了後、2時間還流した後、塩化チオニ
ルを減圧留去することにより、2−(3−(トリフルオ
ロメチル)フェノキシ)プロピオン酸クロリド9.8g
を得た。 第二工程:2−(3−トリフルオロメチルフェノキシ)
プロピオン酸クロリド0.66g(2.60mmo
l),2−アミノ−4−ニトロフェノール0.40g
(2.60mmol),p−トルエンスルホン酸・1酸
水和物0.1gをキシレン50mlに溶解し、4時間還
流した。室温まで冷却後、キシレンを減圧留去して得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィー(和光純薬製のW
akogel C−300、n−ヘキサン:酢酸エチル
=15:1溶出)によって単離し、油状物である目的化
合物0.57g(収率は62%)を得た。
【0058】(4)1−(5−クロロ−6−メチルベン
ゾオキサゾール−2−イル)−1−(3−(トリフルオ
ロメチル)フェノキシ)プロパン〔化合物339〕の合
成 2−(3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブタン
酸クロリド0.53g(1.99mmol),2−アミ
ノ−4−クロロ−5−メチルフェノール0.31g
(1.99mmol),p−トルエンスルホン酸・1酸
水和物0.05gをキシレン50mlに溶解し、8時間
還流した。室温まで冷却後、2N水酸化ナトリウムで洗
浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、キシレン
を減圧留去して、油状物である目的化合物0.35g
(収率は48%)を得た。
【0059】(5)1−(5−シアノベンゾオキサゾー
ル−2−イル)−1−(3,4−ジシアノフェノキシ)
−2−メチルプロパン〔化合物401〕の合成 4−ヒドロキシフタロニトリル0.15g(1.07m
mol),1−(5−シアノベンゾオキサゾール−2−
イル)−2−メチルプロピルブロミド0.25g(0.
90mmol),炭酸カリウム0.2g(1.46mm
ol)をアセトニトリル20mlに溶解し2時間還流し
た。室温まで冷却後、アセトニトリルを減圧留去しトル
エンに転溶した。トルエン層を水、2N水酸化ナトリウ
ムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、トルエンを
減圧留去して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー
(和光純薬製のWakogel C−300、n−ヘキ
サン:酢酸エチル=2:1溶出)によって単離し、油状
物である目的化合物0.06g(収率は19%)を得
た。
【0060】(6)1−(5−(トリフルオロメチル)
ベンゾオキサゾール−2−イル)−1−(3−(トリフ
ルオロメチル)フェニルチオ)プロパン〔化合物25
8〕の合成 第一工程:2−(3−(トリフルオロメチル)フェニル
チオ)ブタン酸3gに塩化チオニル5mlを氷冷下滴下
した。滴下終了後、2時間還流した後、塩化チオニルを
減圧留去することにより、2−(3−(トリフルオロメ
チル)フェニルチオ)ブタン酸クロリド2.9gを得
た。 第二工程:2−(3−(トリフルオロメチル)フェニル
チオ)ブタン酸クロリド0.61g(2.16mmo
l),2−アミノ−4−トリフルオロメチルフェノール
0.38g(2.16mmol),p−トルエンスルホ
ン酸・1酸水和物0.05gをキシレン20mlに溶解
し、4時間還流した。室温まで冷却後、キシレンを減圧
留去して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(和
光純薬製のWakogel C−300、n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=15:1溶出)によって単離し、油状
物である目的化合物0.53g(収率は61%)を得
た。
【0061】(7)1−(5−(トリフルオロメチル)
ベンゾオキサゾール−2−イル)−1−(3−(トリフ
ルオロメチル)フェニルスルホニル)プロパン〔化合物
270〕の合成 1−(5−(トリフルオロメチル)ベンゾオキサゾール
−2−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェ
ニルチオ)プロパン0.28g(0.69mmol)を
塩化メチレンに溶解し、氷冷下、m−クロロ過安息香酸
(純度70%)0.26g(1.04mmol)を加え
た。室温にて1時間撹拌した後、チオ硫酸ナトリウム水
溶液を加え15分撹拌した。有機層を分離後、飽和重曹
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去
した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(和光
純薬製のWakogel C−300、n−ヘキサン:
酢酸エチル=2:1溶出)によって単離し、油状物であ
る目的化合物0.13g(収率は43%)を得た。
【0062】(8)1−(5−クロロ−6−フルオロベ
ンゾオキサゾール−2−イル)−1−(4−フルオロ−
3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブタン〔化合
物294〕の合成 第一工程:2−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメ
チル)フェノキシ)吉草酸10gに塩化チオニル8ml
を氷冷下滴下した。滴下終了後、2時間還流した後、塩
化チオニルを減圧留去することにより、2−(4−フル
オロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)吉草酸
クロリド10.7gを得た。 第二工程:2−アミノ−4−クロロ−5−フルオロフェ
ノール0.15g(0.93mmol),p−トルエン
スルホン酸・1酸水和物0.05g,2−(4−フルオ
ロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブタン酸
クロリド1.12g(3.94mmol)をキシレン2
0mlに溶解し、5時間還流した。室温まで冷却後、キ
シレンを減圧留去して得られた残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(和光純薬製のWakogel C−300、
n−ヘキサン:酢酸エチル=15:1溶出)によって単
離し、油状物である目的化合物0.23g(収率は61
%)を得た。
【0063】(9)1−(5−クロロ−6−ニトロベン
ゾオキサゾール−2−イル)−1−(4−フルオロ−3
−(トリフルオロメチル)フェノキシ)プロパン〔化合
物334〕の合成 第一工程:2−アミノ−4−クロロ−5−ニトロフェノ
ール0.91g(4.83mmol)を酢酸30mlに
溶解し、2−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチ
ル)フェノキシ)ブタン酸クロリド1.37g(4.8
3mmol)を加え、3時間還流した。室温まで冷却
後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、酢酸エチルを減圧留去して得られ
た残渣をヘキサンで懸濁し、ろ別することにより微褐色
粉末(融点181〜183℃)であるN−(5−クロロ
−2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)−2−(4−
フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブ
タン酸アミド〔化合物(6-3)〕を1.57g(収率は
74%)得た。 第二工程:得られたアミド体〔化合物(6-3)〕1.3
7g(3.14mmol)をトルエン50mlに溶解
し、濃硫酸4滴を加え、3時間還流した。室温まで冷却
後、トルエン層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、トルエンを減圧留去して得られた残
渣をカラムクロマトグラフィー(和光純薬製のWako
gel C−300、n−ヘキサン:酢酸エチル=8:
1溶出)によって単離し、油状物である目的化合物0.
66g(収率は50%)を得た。
【0064】(10)表1〜23中の化合物(1)及び
化合物(6)の合成 前記(1)〜(9)の方法に準じて、表1〜23中のその他の
化合物(1)及び化合物(6)を合成した。以上の様に
して合成した化合物(1),化合物(6)及びそれらの
物性を、表1〜31に示す。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】
【表5】
【0070】
【表6】
【0071】
【表7】
【0072】
【表8】
【0073】
【表9】
【0074】
【表10】
【0075】
【表11】
【0076】
【表12】
【0077】
【表13】
【0078】
【表14】
【0079】
【表15】
【0080】
【表16】
【0081】
【表17】
【0082】
【表18】
【0083】
【表19】
【0084】
【表20】
【0085】
【表21】
【0086】
【表22】
【0087】
【表23】
【0088】
【表24】
【0089】
【表25】
【0090】
【表26】
【0091】
【表27】
【0092】
【表28】
【0093】
【表29】
【0094】
【表30】
【0095】
【表31】
【0096】実施例2〔製剤の調製〕 (1)粒剤の調製 化合物1を5重量部,ベントナイト35重量部,タルク
57重量部,デシルベベンゼンスルホン酸ソーダ1重量
部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重量部を均一に混合
し、次いで少量の水を添加して混練した後、押し出し造
粒、乾燥して粒剤を得た。
【0097】(2)水和剤の調製 化合物1を10重量部,カオリンクレー70重量部,ホ
ワイトカーボン18重量部,ドデシルベベンゼンスルホ
ン酸ソーダ1.5重量部及びβ-ナフタレンスルホン酸
ソーダホルマリン縮合物0.5重量部とを均一に混合
し、次いでエアミル粉砕して水和剤を得た。
【0098】(3)乳剤の調製 化合物1を20重量部及びキシレン70重量部に、ソル
ポール3005X(商品名;東邦化学製)10重量部を
加えて均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0099】(4)粉剤の調製 化合物1を5重量部,タルク50重量部及びカオリンク
レー45重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0100】実施例3(除草活性試験) (1)水田除草試験 1/5000アールのワグネルポットに宇部土壌(沖積
埴壌土)を充填し、稚苗イネ、ノビエ,ホタルイ,ミズ
ガヤツリ,ウリカワの種子又は塊茎を植え、水を加えて
水深3cmの状態にした。実施例2に準じて調製した表
1〜22に示す目的化合物(1)の水和剤を、界面活性
剤(0.05%)を含む水で希釈し、ノビエ1.5葉期
にこれらの各薬液中における化合物(1)の有効濃度が
500g/haとなるようにピペットを用いて滴下処理
した。そして平均気温25℃のガラス室で3週間管理し
た後に、それらの除草効果を調査した。除草効果の評価
は、無処理区の状態と比較して、以下の6段階で示し
た。 〔0:正常発育、1:僅少害、2:小害、3:中害、
4:大害、5:完全枯死〕 その結果、全ての化合物(1)は白化作用を示した。こ
れらの効果の程度を、表32に示す。なお、欄中の
「−」は、未検討を意味する。
【0101】
【表32】
【0102】(2)畑作土壌処理試験 1/5000アールのワグネルポットに宇部土壌(沖積
埴壌土)を充填し、トウモロコシ,ダイズ,ワタ,コム
ギ,ソルガム,シュガービート,メヒシバ,ノビエ,エ
ノコログサ,ノスズメノテッポウ,スズメノカタビラの
種子を植えて覆土した。実施例2に準じて調製した表1
〜22に示す目的化合物(1)の水和剤を、界面活性剤
(0.05%)を含む水で希釈し、これらの各薬液中に
おける化合物(1)の有効濃度が500g/haとなる
ように各土壌表層に均一に噴霧した。そして平均気温2
5℃のガラス室で3週間管理した後に、それらの除草効
果を調査した。除草効果の評価は、前記の(1)と同様
に行った。その結果、全ての化合物(1)は白化作用を
示した。これらの効果の程度を、表33〜36に示す。
【0103】
【表33】
【0104】
【表34】
【0105】
【表35】
【0106】
【表36】
【0107】(3)畑作茎葉処理試験 1/5000アールのワグネルポットに火山灰土壌を充
填し、トウモロコシ,ダイズ,ワタ,コムギ,ソルガ
ム,シュガービート,コウライシバ,メヒシバ,ノビ
エ,エノコログサ,ノスズメノテッポウ,スズメノカタ
ビラの種子を植えて覆土し、平均気温25℃のガラス室
で約2週間栽培した。各植物が適度に生育した時期に、
実施例2に準じて調製した表1〜22に示す目的化合物
(1)の水和剤を、界面活性剤(0.05%)を含む水
で500ppmに希釈し、前記の各植物体に均一に噴霧
した。そして平均気温25℃のガラス室で3週間管理し
た後に、それらの除草効果を調査した。除草効果の評価
は、前記の(1)と同様に行った。その結果、全ての化
合物(1)は白化作用を示した。これらの効果の程度
を、表37〜39に示す。
【0108】
【表37】
【0109】
【表38】
【0110】
【表39】
【0111】
【発明の効果】本発明のベンゾオキサゾール誘導体を有
効成分として含有する除草剤は、優れた除草活性を有す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅原 健彦 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 (72)発明者 中村 明 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 (72)発明者 清水 基久 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC02 AD03 AE03 AF01 CA06 CA08 CC01 CD02 CD03 CD05 CD06 CD07 CD08 CD10 4H006 AA01 AB84 BJ50 BN30 BP30 TA04 TB54 TC32 4H011 AB01 AB02 BA05 BB10 BC01 BC07 BC18 BC20 DA02 DA15 DA16 DC06 DD01 DD04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式(1): 【化1】 (式中、R1〜R4は、水素原子,炭素原子数1〜6個の
    アルキル基,炭素原子数1〜4個のアルコキシ基,炭素
    原子数1〜4個のハロアルキル基,炭素原子数1〜4個
    のハロアルコキシ基,ハロゲン原子,ニトロ基,シアノ
    基,カルボキシル基,炭素原子数1〜4個のアルコキシ
    カルボニル基,R8S(O)n,R9NH基を表わす。R8
    は、炭素原子数1〜6個のアルキル基を表わす。nは、
    0〜2の整数を表わす。R9は、水素原子,炭素原子数
    1〜4個のアルキル基,炭素原子数1〜4個のアルキル
    カルボニル基を表わす。R5は、水素原子,炭素原子数
    1〜6個のアルキル基,炭素原子数1〜4個のアルコキ
    シ基,炭素原子数1〜4個のハロアルキル基,炭素原子
    数1〜4個のハロアルコキシ基,ハロゲン原子,ニトロ
    基,シアノ基,R8S(O)nを表わす。R6は、水素原
    子,炭素原子数1〜6個のアルキル基,炭素原子数1〜
    4個のアルコキシ基,ハロゲン原子,シアノ基,ニトロ
    基,炭素原子数1〜4個のハロアルキル基を表わす。R
    7は、水素原子,炭素原子数1〜6個のアルキル基,炭
    素原子数1〜4個のハロアルキル基,フェニル基を表わ
    す。Xは、O,S,SO,SO2を表わす。)で示され
    るベンゾオキサゾール誘導体。
  2. 【請求項2】次式(2): 【化2】 (式中、R1〜R4及びR7は、請求項1の記載と同義で
    ある。Yは、ハロゲン原子,メタンスルフォニルオキシ
    基,p−トルエンスルフォニルオキシ基を表わす。)で
    表わされる化合物(2)を、次式(3): 【化3】 (式中、R5及びR6は、請求項1の記載と同義である。
    X’は、酸素原子,イオウ原子を表わす。)で示される
    化合物(3)と溶媒中、塩基存在下で反応することを特
    徴とする請求項1記載の式(1)でXが酸素原子又は硫
    黄原子である化合物(1’)の製造方法。
  3. 【請求項3】次式(4): 【化4】 (式中、R1〜R4は、請求項1の記載と同義である。)
    で表わされる化合物(4)を、次式(5): 【化5】 (式中、R5〜R7及びXは、請求項1の記載と同義であ
    る。)で示されるカルボン酸である化合物(5)又はそ
    の反応性誘導体と反応させることを特徴とする請求項1
    記載の式(1)で示される化合物(1)の製造方法。
  4. 【請求項4】次式(6): 【化6】 (式中、R1〜R7は、請求項1の記載と同義である。
    X’は、請求項2の記載と同義である。)で示される化
    合物。
  5. 【請求項5】請求項1の式(1)で示される化合物
    (1)を有効成分とする除草剤。
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