JP2001010776A - 移動通路用手すり - Google Patents

移動通路用手すり

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JP2001010776A
JP2001010776A JP11185254A JP18525499A JP2001010776A JP 2001010776 A JP2001010776 A JP 2001010776A JP 11185254 A JP11185254 A JP 11185254A JP 18525499 A JP18525499 A JP 18525499A JP 2001010776 A JP2001010776 A JP 2001010776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
inclined surface
handrail
dimension
rubber layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP11185254A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Yatomi
功 矢富
Toshio Ogiwara
利夫 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JP2001010776A publication Critical patent/JP2001010776A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】化粧ゴム層13が芯体開口部14の内側に回り
込み成形されることがなく、しかも芯体開口部の剛性が
低下されて設置時のガイドレールへの嵌め込みが容易で
あり走行抵抗を軽減しうるようにした移動通路用手すり
を提供する。 【構成】芯体開口部14の外縁部に、長さ方向に沿って
傾斜面15を設け、芯体12の厚さをa、傾斜面15
の、芯体厚さ方向の寸法をb、傾斜面15の、芯体幅方
向の寸法をcとしたとき、 1.0mm≦c≦10mm 且つ 0.5a≧b≧0.2a としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータハン
ドレールのような移動通路のハンドレールに好適な移動
通路用手すりに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種移動通路用手すりは、図3
に示すように、複数枚の帆布1を積層し、鋼線あるいは
鋼帯等の補強部材2を中央部に内蔵させてC字形状に湾
曲成形することにより芯体3を形成し、この芯体3の外
面上には化粧ゴム層4を覆設することにより構成されて
いる。芯体3の開口部5の外縁部には段差6(図4)や
丸み7(図5)を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の手すりにお
いて、芯体開口部5の外縁部に段差6を設けたのは、手
すり製造時、金型内で生ゴム状態の化粧ゴム層4が高温
高圧雰囲気により芯体3の内側にまで回り込まないよう
にするため、成形金型(図示せず)の一部を当接させて
おくためである。しかし実際には製造時に化粧ゴムの流
れを完全に押さえておくことは難しく、化粧ゴムの一部
が芯体の内側まで回り込んだ状態で成形されることがあ
った。なお、化粧ゴム層4の一部が芯体3の内側に入り
込んで成形された場合は、手すりの使用時に、手すりの
開口部に嵌め込まれているガイドレール(図示せず)に
化粧ゴム層の回り込んだ部分が接触摺動することとな
り、異音が発生したり走行抵抗が増すという不具合が生
じる。
【0004】また、芯体開口部5の外縁部に丸み7を設
けた手すりは、化粧ゴム層が芯体の内側まで回り込まな
いようにすることが困難であるだけではなく、芯体開口
部の曲げ剛性が大きくて設置時に芯体開口部からガイド
レールに嵌め込む際に芯体開口部が硬くてはめ込み難い
という不具合があった。なお、補強部材2として鋼線よ
りも鋼帯を用いた手すりの方が芯体開口部の曲げ剛性が
大きくなる。
【0005】本発明は、このような不具合を解消すべく
なされたもので、化粧ゴム層が芯体開口部の内側に回り
込み成形されることがなく、しかも芯体開口部の剛性が
低下されて設置時のガイドレールへの嵌め込みが容易で
あり走行抵抗を軽減しうるようにした移動通路用手すり
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通路用手す
りは、帯状の補強部材を内蔵した帆布層をC字形状に湾
曲成形した芯体の外面上に、化粧ゴム層を覆設してなる
移動通路用手すりにおいて、前記芯体開口部の外縁部
に、長さ方向に沿って傾斜面を設け、前記芯体の厚さを
a、前記傾斜面の、前記芯体厚さ方向の寸法をb、前記
傾斜面の、前記芯体幅方向の寸法をcとしたとき、 1.0mm≦c≦10mm 且つ 0.5a≧b≧0.2a としたことを特徴とするものである。
【0007】また、前記補強部材は、帯状金属部材であ
ることを特徴とする。
【0008】さらに、前記化粧ゴム層は、前記傾斜面に
被さらないように成形されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の移動通路用手すりにおいては、前記芯
体開口部の外縁部に、長さ方向に沿って所定条件の傾斜
面を設けたことにより、化粧ゴム層の一部が芯体開口部
における内側まで回り込んで成形されてしまうことがな
く、芯体開口部が適度の剛性を備えることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の手す
りについて具体的に説明する。図1は本発明の一実施例
を示す横断面図であり、図2は図1のA部の拡大断面図
である。これらの図において、本発明の手すりは、複数
枚が積層されてC字形状に湾曲成形された帆布層10、
この帆布層10に内蔵された鋼帯のような帯状の補強部
材11からなる芯体12と、この芯体上に一体に設けら
れた化粧ゴム層13とから構成されている。
【0011】芯体開口部14の外縁部に、長さ方向に沿
って傾斜面15が設けられている。この傾斜面15は次
のように構成されている。すなわち、図2に示したよう
に、芯体12の厚さをa、前記傾斜面15の、前記芯体
厚さ方向の寸法をb、前記傾斜面15の、前記芯体幅方
向の寸法をcとしたとき、1.0mm≦c≦10mm 且つ
0.5a≧b≧0.2a という関係となっている。
【0012】芯体開口部14の外縁部に、上記した所定
条件の傾斜面15を設けたことにより、手すり製造時、
前述した段差6を設けた場合に比べて金型構造(図示せ
ず)が化粧ゴム層13の一部が芯体開口部14における
内側まで回り込んで成形されてしまうことを防止できる
ようになり、芯体開口部14の外観が良好であり、使用
時には化粧ゴム層13とガイドレール(図示せず)との
接触が回避される。
【0013】また所定条件の傾斜面15を設けたことに
より、芯体開口部14の剛性が低くなるため、設置時ガ
イドレール(図示せず)へのはめ込み取付作業が容易に
なると共に、順曲げ(芯体開口部を内側になるようにし
て曲げること)、あるいは逆曲げ(芯体開口部を外側に
なるようにして曲げること)がし易くなり、走行抵抗が
低下した。芯体開口部14の剛性が低くなると、ガイド
レール(図示せず)にはめ込み易くなり、設置作業時間
が約40分から約20分に半減した。
【0014】次に、傾斜面15を設けた場合と傾斜面を
設けない場合とを比較すると、b/a=0.2、c=4.0mm
の傾斜面を有する場合は、順曲げ反発力が6kgf、逆
曲げ反発力が8kgf、走行抵抗が25〜28kgfで
あるのに対して、傾斜面なしの場合は、順曲げ反発力が
8kgf、逆曲げ反発力が10kgf、走行抵抗が30
〜35kgfであった。
【0015】なお、上記順曲げ反発力は直径700mm
のドラムに手すりを順曲げして手すり一端部における反
発力を測定し、上記逆曲げ反発力は直径1200mmの
ドラムに手すりを逆曲げして手すりの一端部における反
発力を測定して得た値である。また、走行抵抗力は、手
すりをエンドレスとし通常の設置状態として走行駆動
し、この駆動状態で手すりを駆動方向と反対の方向に牽
引する形で牽引力を測定して得た値である。
【0016】1.0mm≦c≦10mmの範囲では、bが0.
5aを越えた場合は、芯体開口部14の剛性が低くなり
過ぎてガイドレールに対するはめ込み強度が弱くなり、
またbが0.2a未満の場合、あるいはcが1.0mm未満
の場合は走行抵抗の低減の効果が得られない。また、c
が10mmを越えた場合は、外観が損なわれ実用的でな
い。
【0017】補強部材2として鋼線よりも鋼帯を用いた
場合の方が芯体開口部の曲げ剛性が大きくなるので、本
発明はより有効である。
【0018】
【発明の効果】本発明の移動通路用手すりにおいては、
前記芯体開口部の外縁部に、長さ方向に沿って所定の傾
斜面を設けたことにより、化粧ゴム層の一部が芯体開口
部における内側まで回り込んで成形されてしまうことが
なく、芯体開口部が適度の剛性を備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動通路用手すりの一実施例を示す縦
断面図。
【図2】図1のA部を拡大して示す縦断面図。
【図3】従来の移動通路用手すりを示す縦断面図。
【図4】図3のB部の一例を拡大して示す縦断面図。
【図5】図3のB部の他の例を拡大して示す縦断面図。
【符号の説明】
1、10・・・帆布 2、11・・・補強部材 3、12・・・芯体 4、13・・・化粧ゴム層 5、14・・・芯体開口部 15・・・傾斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補強部材を内蔵した帆布層をC字形状に湾
    曲成形した芯体の外面上に、化粧ゴム層を覆設してなる
    移動通路用手すりにおいて、前記芯体開口部の外縁部
    に、長さ方向に沿って傾斜面を設け、前記芯体の厚さを
    a、前記傾斜面の、前記芯体厚さ方向の寸法をb、前記
    傾斜面の、前記芯体幅方向の寸法をcとしたとき、 1.0mm≦c≦10mm 且つ 0.5a≧b≧0.2a としたことを特徴とする移動通路用手すり。
  2. 【請求項2】前記補強部材は、帯状金属部材であること
    を特徴とする請求項1記載の移動通路用手すり。
  3. 【請求項3】前記化粧ゴム層は、前記傾斜面に被さらな
    いように成形されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の移動通路用手すり。
JP11185254A 1999-06-30 1999-06-30 移動通路用手すり Pending JP2001010776A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013170015A (ja) * 2012-02-17 2013-09-02 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベアの移動手摺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013170015A (ja) * 2012-02-17 2013-09-02 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベアの移動手摺

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