JP2001010562A - 無人探査車 - Google Patents

無人探査車

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JP2001010562A
JP2001010562A JP11184479A JP18447999A JP2001010562A JP 2001010562 A JP2001010562 A JP 2001010562A JP 11184479 A JP11184479 A JP 11184479A JP 18447999 A JP18447999 A JP 18447999A JP 2001010562 A JP2001010562 A JP 2001010562A
Authority
JP
Japan
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flywheel
vehicle body
rotation
brake
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP11184479A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Yoshida
史郎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、地球外惑星や深海底等で探査を行
う無人探査車に関するものであって、不整地走行におい
て転倒した際、元の正常な姿勢に回復する機能を有する
無人探査車を得ることを目的とする。 【解決手段】 車体の重心線上に回転可能にフライホィ
ールを設け、重心線上から間隔をおいて回転可能に第2
のフライホィールを設け、該第2のフライホィールを高
速回転させ得る手段を設け、フライホィールと第2のフ
ライホィールの回転比により発生する反力トルクによっ
て、車体の一端を支点として車体の姿勢を回復させる機
構を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地球外惑星や深海
底等の探査を行う無人探査車に関するもので、特に、転
倒回復機能を有する無人探査車に係わる。
【0002】
【従来の技術】地球外惑星や深海底等を探査する場合、
有人探査する場合は不整地であっても、人的助力によっ
て、走行の危険性を回避したり、あるいは転倒したとき
もある程度は回復することができるが、装置的には大型
化し、重量が増大する。また、有人であることによる安
全対策も必要となり、コスト増となっていた。
【0003】また、そのような探査車を例えば宇宙に運
ぶためには、費用も莫大なものとなり、そこで、無人探
査車の開発が進められている。無人探査車の場合、走行
の危険性を回避することがむつかしく、また、一旦転倒
した場合はその姿勢を回復することが極めて困難であ
り、以降の探査を打ち切らねばならない事態ともなる。
【0004】従来無人探査車としては、旧ソ連や米国で
月面探査車として実用化された8輪式や6輪式等があ
り、また、4輪式のものも知られている。しかし、何れ
も不整地面での走行性については、ある程度の配慮がな
されているものの、車体の転倒回復性については考慮さ
れておらず、一旦転倒した場合にはそれ以上の探査がで
きなくなると云う不都合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、無人探査車
に関するものであって、転倒した際、元の正常な姿勢に
回復する機能を有することを特徴とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】車体の重心線上に回転可
能にフライホィールを設け、重心線上から間隔をおいて
回転可能に第2のフライホィールを設け、該第2のフラ
イホィールを高速回転させ得る回転手段を設け、フライ
ホィールと第2のフライホィールの回転比により発生す
る反力トルクによって、車体の一端を支点として車体の
姿勢を回復する機能を備えた。
【0007】また、主モータと、該モータに同軸支持さ
れるフライホィールと、同じく主モータに同軸結合され
る遊星歯車減速機と、該減速機の回転をケーシングに拘
束するブレーキと、減速機の出力軸の回転をケーシング
に拘束するブレーキと、減速機に装着したスプロケット
と、一端に小径のスプロケットを固定し、第2のフライ
ホィールを軸支する回転軸とを備え、減速機に装着した
スプロケットと小径のスプロケット間にローラチェーン
を巻回して第2のフライホィールに高速回転を与えるよ
うにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図に沿って本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明による転倒回復機構
を示す側面図であり、図2は転倒回復作動の状態を示す
図である。図において、1は車体であり、2は走行車輪
である。3は車体1のフレームであって、4は車体1内
に設けられた転倒回復機構のケーシングである。
【0009】5は車体フレーム3に取り付けられた主モ
ータであり、該主モータ5の出力軸は軸受を介して回転
可能に、フレーム3とケーシング4に支持されており、
該出力軸にはフライホィール6が固定されている。この
フライホィール6の軸心は略車体1の正常時の重心位置
に合致している。
【0010】7は、ケーシング4に軸受を介して支持さ
れ、前記モータ5の出力軸に連結された減速機であっ
て、遊星歯車減速機で構成されている。8は減速機7の
外周に装着された大径のスプロケットである。9は、フ
レーム3とケーシング4に軸受を介して支持された回転
軸であり、前記主モータ5の出力軸上方に間隔をおいて
配置されている。
【0011】回転軸9には第2のフライホィール10が
固定されると共に、軸端には小径のスプロケット11が
固定されている。該小径のスプロケット11と前記スプ
ロケット8との間にはローラチェーン12が巻回されて
いる。したがって、第2のフライホィール10はスプロ
ケット8が回転されるとき、増速されてフライホィール
6より高速で回転される。
【0012】13は減速機7の回転をケーシング4に拘
束するブレーキ装置である。14は減速機函の外周に装
着されたブレーキ板、15はケーシング4の内面に摺動
可能に嵌装されたブレーキ押付け板である。16はケー
シング4に回動可能にピン着されたブレーキレバーであ
って、その一端はブレーキ押付け板15に接当され、他
端にはケーシング4に取り付けられたサーボモータ17
の出力軸に固定された回転レバー18が当てがわれてい
る。
【0013】19は減速機7の出力軸の回転をケーシン
グ4に拘束するブレーキ装置である。20は減速機7の
出力軸に装着されたブレーキ板、21はケーシング4の
内面に摺動可能に嵌装されたブレーキ押付け板である。
22はケーシング4に回動可能にピン着されたブレーキ
レバーであって、その一端はブレーキ押付け板21に接
当され、他端にはケーシング4に取り付けられたサーボ
モータ23の出力軸に固定された回転レバー24が当て
がわれている。
【0014】したがって、サーボモータ17を駆動し、
回転レバー18によりブレーキレバー16に所定トルク
を与え、ブレーキ押付け板15をブレーキ板14に押付
け、ブレーキ装置13を作動させることができる。ま
た、同様にブレーキ装置13を解除し、サーボモータ2
3を駆動してブレーキ装置19を作動することができ
る。この場合は減速機7の出力軸が制動され、減速機函
が回転するようになり、スプロケット8も回転されるこ
とになる。
【0015】本発明の構成は以上の通りであって、次に
探査車の転倒回復の作動について説明する。まず、探査
車が正常な姿勢で移動しているときは、サーボモータ1
7を作動してブレーキ装置13を作動した状態とする。
このとき、サーボモータ23は作動させず、したがっ
て、ブレーキ装置19は解除されており、ブレーキ板2
0は低速で回転している。
【0016】次に、探査車が転倒した場合は、サーボモ
ータ17を止め、ブレーキ装置13を解除してから、サ
ーボモータ23を駆動し、ブレーキ装置19を作動させ
る。この状態で減速機函が回転し始め、減速機7に装着
されているスプロケット8が回転し始める。これによっ
て、ローラチェーン12を介してスプロケット11が増
速回転され、第2のフライホィール10が高速で回転を
始める。減速機7には遊星歯車機構を使用しているの
で、第2のフライホィール10の回転はフライホィール
6とは逆向きの回転となる。
【0017】第2のフライホィール10が高速で回転す
るため、ケーシング4にはフライホイール6より大きな
反力トルクが作用する。図2のAは探査車が逆さまに転
倒している状態であるが、このとき第2のフライホィー
ル10を高速回転させると、フライホイール6より大き
な反力トルクが発生し、車体1はその端部を支点として
ゆっくりと回動され、図2のBのように横倒しの状態と
なる。
【0018】図2のBの状態からは車輪2を支点として
ゆっくりと回動され、図2のCのごとく正常な姿勢に回
復する。なお、探査車が転倒した場合には、まず転倒を
検出し、転倒の状態を把握してから姿勢回復の作動を行
うものであり、正常な姿勢に回復したときも、その姿勢
を確認するようになっている。また、主モータ5の制御
によりフライホィール6、10の回転方向を変えること
ができるので、左右何れの方向にも姿勢回復することが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、無人探査車において、車体の
重心位置にフライホィールを設けると共に、車体の重心
位置から間隔をおいて、高速回転可能に第2のフライホ
ィールを設けたので、無人探査車が転倒したとき、フラ
イホィールの回転比により発生する反力トルクによっ
て、無人探査車の一部を支点として、車体をゆっくりと
回動させ正常な姿勢に回復させることができるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による転倒回復機構の側面図。
【図2】本発明による転倒回復作動の状態を示す図。
【符号の説明】
1 車体 2 走行車輪 3 車体フレーム 4 ケーシング 5 主モータ 6、10 フライホ
ィール 7 減速機 8、11 スプロケ
ット 9 回転軸 12 ローラチェーン 13、19 ブレーキ装置 14、20 ブレー
キ板 15、21 ブレーキ押え板 16、22 ブレー
キレバー 17、23 サーボモータ 18、24 回転レ
バー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の重心線上に回転可能にフライホィー
    ルを設け、重心線上から間隔をおいて回転可能に第2の
    フライホィールを設け、該第2のフライホィールを高速
    回転させ得る回転手段を設け、フライホィールと第2の
    フライホィールの回転比により発生する反力トルクによ
    って、車体の一端を支点として車体の姿勢を回復する機
    能を備えたことを特徴とする無人探査車。
  2. 【請求項2】主モータと、該モータに同軸支持されるフ
    ライホィールと、同じく主モータに同軸結合される遊星
    歯車減速機と、該減速機の回転をケーシングに拘束する
    ブレーキと、減速機の出力軸の回転をケーシングに拘束
    するブレーキと、減速機に装着したスプロケットと、一
    端に小径のスプロケットを固定し、第2のフライホィー
    ルを軸支する回転軸とを備え、減速機に装着したスプロ
    ケットと小径のスプロケット間にローラチェーンを巻回
    して第2のフライホィールに高速回転を与えるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の無人探査車。
JP11184479A 1999-06-29 1999-06-29 無人探査車 Pending JP2001010562A (ja)

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Effective date: 20050801