JP2001010282A - 液体塗布具 - Google Patents

液体塗布具

Info

Publication number
JP2001010282A
JP2001010282A JP11182976A JP18297699A JP2001010282A JP 2001010282 A JP2001010282 A JP 2001010282A JP 11182976 A JP11182976 A JP 11182976A JP 18297699 A JP18297699 A JP 18297699A JP 2001010282 A JP2001010282 A JP 2001010282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear end
gap
collector
communication hole
relay core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11182976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4437339B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Nakajima
伸之 中島
Kenji Sato
賢二 佐藤
Shigeki Oba
茂樹 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP18297699A priority Critical patent/JP4437339B2/ja
Priority to US09/605,336 priority patent/US6276860B1/en
Publication of JP2001010282A publication Critical patent/JP2001010282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4437339B2 publication Critical patent/JP4437339B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布液体の安定した供給性能を得ることがで
きるようにした塗布具を提供する。 【解決手段】 コレクタの後端面20bを隔壁13に当
接させて、隔壁13の凹面部19との間隙cを設ける一
方、後端筒部内の中心軸にインクWが収容された交換可
能なカートリッジ40の先端部が着脱自在に装填される
筒状突起16を設ける。筒状突起16の連通孔17に中
継芯23の後端部23b側を間隙aを持たせ挿入し、前
記間隙cを介してこの間隙aとインクスリット32を連
通するとともに、前記凹面部19に凹溝33を形成し、
また、筒状突起16の連通孔17の内周面17aに複数
のリブ34を軸周方向に形成し、これら各々のリブ34
にて中継芯23の後端部を安定に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばサインペン
等の筆記用具あるいは眉描き筆等の化粧具などの液体塗
布具に関し、更に詳しくは、ペン芯へのインク(インキ
ともいう)の供給が安定して行えるようにしたカートリ
ッジ交換式の液体塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の塗布具、例えば筆記用具
として用いられるサインペンにおいては、例えば、実開
平6−45776号公報に開示されているように、イン
クをカートリッジ交換可能にしてなる構成を有するもの
がある。
【0003】この種のカートリッジ交換式サインペンで
は、図8に示すように、軸筒本体100を先軸101
と、この先軸101に分離可能に螺合されて装着される
後軸102とで形成され、先軸101内を隔壁103を
介して先端筒部104と後端筒部105とに区画されて
いる。
【0004】そして、先軸101の後端筒部105内の
中心軸には、筒状突起106が設けられ、この筒状突起
106には、インクWを収容した交換可能なカートリッ
ジ400の先端部が着脱自在に装填され、カートリッジ
400の先端開口部側に設けたシールボール受部401
を介して密栓するシールボール402の密栓解除によ
り、カートリッジ400内のインクWを筒状突起106
の連通孔107に導入させるようになっている。
【0005】また、先軸101の先端筒部104の先端
には、シール筒108が設けられ、このシール筒108
を介してコレクタ200が先端筒部104内に挿入され
ている。このコレクタ200は、先端筒部104の内周
面104aとの間に外気と連通可能に遊嵌状態で保持さ
れていて、その中心軸には、筒状突起106の連通孔1
07に対接して連通する連通孔201が設けられてい
る。
【0006】さらに、コレクタ200の先端側の口プラ
(ホルダー)200aには、ペン芯202が連通孔20
1の先端部位に差込み保持されるようになっているもの
で、コレクタ200の後端面200bは、先軸101内
の隔壁103に当接させてなるとともに、連通孔201
に挿入された中継芯203の先端部203aをペン芯2
02に接合させてなる一方、中継芯203の後端部20
3bを先軸101の後端筒部105側に形成した筒状突
起106の連通孔107側に跨って間隙aを持たせて遊
嵌状態で挿入することで、筒状突起106の連通孔10
7を介してコレクタ200の連通孔201側に導入され
るカートリッジ400内のインクWを中継心203を介
してペン芯202側に浸透供給している。
【0007】さらにまた、コレクタ200の外周胴部に
は、インク保留部300が設けられていて、このインク
保留部300は、軸方向に所望の間隔bを存して櫛歯状
に配置された複数枚の翼状保留板301からなり、これ
ら各々の翼状保留板301間に跨って外気と連通可能な
インクスリット302を軸方向に設けていると共に、こ
のインクスリット302のコレクタ後端面200b側の
開口端302aを筒状突起106の連通孔107に間隙
cを持たせて連通させるようになっている。
【0008】すなわち、この間隙cは、コレクタ200
の外周胴部に形成されたインクスリット302と、筒状
突起106の連通孔107とを連通させることにより、
例えば、筆記時に軸筒本体100を握持する手指の体温
等による温度上昇にてカートリッジ400に作用する内
圧変化を吸収し、このような内圧変化に伴って溢出しよ
うとする過剰インクWを一時的に保留可能し、これによ
り、先端筒部104の先端側からのインクWの溢出を防
止するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造のサインペン等の塗布具にあっては、コレク
タ200の後端面200b側に開口するインクスリット
302の開口端302aを筒状突起106の連通孔10
7に連通させる場合、コレクタ200の後端面200b
が当接する先軸101内の隔壁103の当接面103a
に凹面部109を段付き形成して、隔壁103の当接面
103aとコレクタ200の後端面200bとの間に間
隙cをインクスリット302の開口端302aに対応さ
せて形成することにより連通させていることから、先軸
101を成形型を用いて樹脂成形する際、先端筒部10
4と後端筒部105とを区画する隔壁103に収縮作用
による延びやヒケが発生すると、コレクタ200の後端
面200b側の間隙cの寸法精度にバラツキが生じ易く
なる。
【0010】ところが、コレクタ200の後端面200
b側に形成される間隙cは、インク保留部300のイン
クスリット302に筒状突起106の連通孔107を介
して導入されるカートリッジ400からのインクWが、
インクスリット302の毛細管力によりスムーズに導入
され流動し易いような所定の寸法精度のインク通路を形
成するように設定されていることから、上述したような
間隙cの寸法精度にバラツキが生じると、インクスリッ
ト302への安定したインク通路が確保できないため、
特に、インク通路が狭くなって塞がれた場合には、カー
トリッジ400内の圧力が温度上昇などにより上がった
場合、インクがコレクタ200に供給されにくくなり、
インクが中継芯203を通りペン芯202に過剰に供給
されてペン芯202からインクの吹き出しが発生する。
【0011】しかも、先軸101の後端筒部105側に
挿入される中継芯203の後端部203bが、筒状突起
106の連通孔107に間隙aを持たせて遊嵌状態で挿
入してなるために、所定の設計値に設定された中継芯2
03の加工精度に誤差があったり、あるいは、例えば、
組立て時において、中継芯203が外力を受けて曲げ変
形状態のまま組付けられると、中継芯203の外周と筒
状突起106の連通孔107との間の間隙aの軸周方向
の寸法精度にもバラツキが生じ、インクスリット302
への安定したインク供給性能を得ることができないとい
う問題がある。
【0012】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
もので、インキや化粧品等の塗布液体の安定した供給性
能を得ることができるようにした塗布具を提供すること
を目的する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、次の構成を有する。本発明は、軸筒
本体を先軸と、該先軸に分離可能に装着される後軸とで
形成し、前記軸筒本体の先軸内を隔壁を介して先端筒部
と後端筒部とに区画し、前記先軸内の隔壁の先端筒部側
の面を周縁部より中央部の凹んだ段付き凹面部に形成
し、先端筒部内に、外周胴部に軸方向に間隔を置いて配
置された複数枚の保溜板に軸方向に前記各々の保留板間
に跨って液体導通スリットを形成して当該間隔内に塗布
液体を一時的に保留可能にするコレクタをその外周部が
外気と連通可能に挿入し、かつ、そのコレクタの後端面
を凹面部に当接させて後端面と凹面部中央との間に第1
間隙を形成し、並びに、この第1間隙と液体導通スリッ
トとを連通させ、該コレクタの先端部を形成する塗布体
ホルダーの連通孔の先端に、中継芯の先端部に接合して
塗布体を保持させ、一方、前記後端筒部内に前記中継芯
の後端部が前記コレクタの連通孔から跨って第2間隙を
持たせて挿入される連通孔を有する筒状突起を設け、該
筒状突起に塗布液体が収容された交換可能なカートリッ
ジの先端部を着脱自在に装填して、該カートリッジ内の
塗布液体を前記中継芯を介して前記塗布体側に供給可能
にする一方、前記筒状突起の内壁と中継芯との間の第2
の間隙と前記第1間隙と液体導通スリットを連通してコ
レクタ保溜板同士の間隔内に塗布液体を一時的に保留可
能にし、前記隔壁に段付き形成した凹面部に、軸外径方
向に放射状に延びる複数条の凹溝を設けたことを特徴と
する。
【0014】また、本発明において、前記凹溝の溝幅も
しくは溝深さのいずれか一方を、前記凹面部の段付き形
成による第1の間隙の段差寸法と同一寸法にすることが
できる。
【0015】また、本発明において、前記中継芯の後端
部が挿入される前記先軸の後端筒部側の筒状突起の連通
孔の内周面に、複数のリブを軸周方向に形成し、該各々
のリブにて前記中継芯の後端部を前記筒状突起の連通孔
の内周面との間の第2の間隙を保持してなるものにでき
る。
【0016】すなわち、本発明に係る液体塗布具におい
ては、上記の構成を採用することにより、コレクタの後
端面が当接する前記先軸内の隔壁の当接面を凹面部に段
付き形成し、凹面部にて隔壁の当接面とコレクタの後端
面との間の第1の間隙とを介して、筒状突起内周と中継
芯との第2の間隙と、コレクタの塗布液体の保留板の軸
方向に設けた導通スリットとを連通してなるので、カー
トッジ内の塗布液体をコレクタの保溜板の間隔内に一時
的に保溜できる。また、先軸内の隔壁に段付き形成した
凹面部に、軸外径方向に放射状に延びる複数条の凹溝を
設けることにより、先軸の樹脂成形時の収縮作用で、隔
壁に延びやヒケが発生して、コレクタの後端面と隔壁の
当接面との間に形成される間隙が狭くなって塞がれたと
しても、液体導通スリットへの塗布液体の通路が充分に
確保され、液体導通スリットの毛細管力によりインクの
流動が容易に行えるために、安定したインク供給性能を
得ることが可能になる。
【0017】さらに、凹溝の溝幅もしくは溝深さのいず
れか一方を、凹面部の段付き形成による間隙の段差寸法
と同一寸法にすることにより、コレクタの後端面と隔壁
の当接面との間に形成される間隙が狭くなって塞がれた
としても、導通スリットへのインク通路が充分に確保さ
れ、導通スリットの毛細管力によりインクの流動が容易
に行えるために導通スリットの毛細管力により安定した
液体供給性能を得ることが可能になる。
【0018】また、本発明において、中継芯の後端部が
挿入される先軸の後端筒部側の筒状突起の連通孔の内周
面に複数のリブを軸周方向に形成し、これら各々のリブ
にて中継芯の後端部を筒状突起の連通孔の内周面との間
に間隙を持たせて保持することにより、中継芯の外周と
筒状突起の連通孔との間の第2の間隙の寸法精度を高め
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図7に示す図面を参照しながら詳細に説明すると、
図1は、本発明に係るカートリッジ交換式のマーカーペ
ンあるいはサインペンの全体構成の一実施形態を示す。
【0020】図1に示すように、符号1は軸筒本体で、
この軸筒本体1は、キャップ50が取外し可能に被着さ
れる先軸(ペン先軸)11と、この先軸11に螺合状態
で分離可能に装着される後軸(ペン後軸)12とで形成
されている。
【0021】先軸11内は、図2に示すように、隔壁1
3を介して先端筒部14と後端筒部15とに区画され、
前記先軸11内の隔壁13の先端筒部14側の面を周縁
部より中央部の凹んだ段付き凹面部19に形成したもの
である。また、前記後端筒部15内の中心軸には、筒状
突起16が設けられているとともに、この筒状突起16
には、顔料含有などのインクW(生インクとも称され
る)を収容した交換可能なカートリッジ40の先端部が
着脱自在に装填され、カートリッジ40の先端開口部側
に設けたシールボール受部41を介して密栓するシール
ボール42の密栓解除により、カートリッジ40内のイ
ンクWを筒状突起16の連通孔17に導入させるように
なっている。
【0022】また、先軸11の先端筒部14の先端に
は、シール筒18が設けられ、このシール筒18を介し
てコレクタ20が先端筒部14内に挿入されている。こ
のコレクタ20は、先端筒部14の内周面14aとの間
に外気と連通可能に遊嵌状態で保持されていて、その中
心軸には、筒状突起16の連通孔17に対接して連通す
る連通孔21が設けられ、コレクタ20の先端側を形成
する口プラ20aには、ペン芯22が連通孔21の先端
側部位に差込み保持されているとともに、このペン芯2
2には、連通孔21に挿入された中継芯23の先端部2
3aが接合されている。
【0023】さらに、そのコレクタ20の後端面20b
は、先軸11内の隔壁13凹面部19に当接させて後端
面20bと凹面部19との間に間隙c(第1の間隙に相
当)を形成し、並びに、この間隙cと後記インクスリッ
ト(液体導通スリット)32とを連通させる。それと共
に、連通孔21に密接に挿入された中継芯23の後端部
23bを先軸11の後端筒部15側に形成した筒状突起
16の連通孔17側に跨って間隙(第2の間隙に相当)
aを持たせて遊嵌状態で挿入する。これにより、中継芯
23を介して筒状突起16の連通孔17からコレクタ2
0の連通孔21側に導出された、カートリッジ40内の
インクWは、ペン芯22側に浸透供給するようになって
いる。
【0024】さらにまた、コレクタ20の外周胴部に
は、インク保留部30が設けられていて、このインク保
留部30は、軸方向に所望の間隔bを存して櫛歯状に配
置された複数枚の翼状保留板31からなり、これら各々
の翼状保留板31間に跨って外気と連通可能なインクス
リット32が軸方向に設けられているとともに、このイ
ンクスリット32のコレクタ後端面20b側の開口端3
2aを間隙cを介して筒状突起16内周と中継芯23と
の間隙aに連通させるようになっている。
【0025】すなわち、この間隙cは、コレクタ20の
外周胴部に形成されたインクスリット32と、筒状突起
16内周と中継芯23との間隙aを連通させることによ
り、例えば、筆記時に軸筒本体1を握持する手指の体温
等による温度上昇にてカートリッジ40に作用する内圧
変化を吸収し、このような内圧変化に伴って溢出しよう
とする過剰インクWを一時的に保留可能し、これによ
り、先端筒部14の先端側からのインクWの溢出を防止
するようになっている。
【0026】一方、コレクタ20の後端面20bが当接
する先軸11内の隔壁13の当接面13aには、図3か
ら図5に示すように、凹面部19が段付き形成されてい
て、この凹面部19にて隔壁13の当接面13aとコレ
クタ20の後端面20bとの間に間隙cをインクスリッ
ト32の開口端32aに対応させて形成することによ
り、間隙cを介して、インクスリット32と筒状突起1
6内周と中継芯23との間隙aが連通するようになって
いる。
【0027】そして、先軸11内の隔壁13の当接面1
3aに段付き形成された凹面部19には、軸外径方向に
放射状に延びる複数条の凹溝33が設けられ、これら各
々の凹溝33の溝幅もしくは溝深さのいずれか一方は、
凹面部19の段付き形成による間隙cの段差寸法と同一
寸法に形成されている。
【0028】また、中継芯23の後端部23bが挿入さ
れる先軸11の後端筒部15側設けた筒状突起16の連
通孔17の内周面17aには、図6及び図7に示すよう
に、複数のリブ34が軸周方向に形成されていて、これ
ら各々のリブ34にて中継芯23の後端部23bを筒状
突起16の連通孔17の内周面17aとの間に間隙aを
持たせて保持されるようになっている。
【0029】なお、上記した実施形態において、サイン
ペンなどの筆記用具を例に説明したが、これに限定され
るものではなく、眉描き等の化粧用の塗布具などにも適
用することが可能ある。その他、本発明は、本発明の要
旨を免脱しない範囲で種々変更実施可能なことは云うま
でもない。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、コレクタの後端面が当接する前記先軸内の隔
壁の当接面を凹面部に段付き形成し、凹面部にて隔壁の
当接面とコレクタの後端面との間の第1の間隙とを介し
て、筒状突起内周と中継芯との第2の間隙と、コレクタ
の塗布液体の保留板の軸方向に設けた導通スリットとを
連通してなるので、カートッジ内の塗布液体をコレクタ
の保溜板の間隔内に確実に一時的に保溜できる。
【0031】また、本発明によれば、先軸内の隔壁に段
付き形成した凹面部に、軸外径方向に放射状に延びる複
数条の凹溝を設けるので、先軸の樹脂成形時の収縮作用
で、隔壁に延びやヒケが発生して、たとえコレクタの後
端面と隔壁の当接面との間に形成される間隙が狭くなっ
て塞がれたとしても、液体導通スリットへの液体通路を
充分に確保することができる。これにより、導通スリッ
トの毛細管力により液体の流動を容易に行うことができ
るために、安定したインク供給性能を得ることができ
る。
【0032】また、本発明によれば、前記凹溝の溝幅も
しくは溝深さのいずれか一方を、前記凹面部の段付き形
成による間隙の段差寸法と同一寸法にしてなることか
ら、たとえコレクタの後端面と隔壁の当接面との間に形
成される間隙が狭くなって塞がれたとしても、インクス
リットへのインク通路を充分に確保することができ、こ
れにより、インクスリットの毛細管力によりインクの流
動を容易に行うことができるために、安定したインク供
給性能を得ることができる。
【0033】また、中継芯の後端部が挿入される先軸の
後端筒部側の筒状突起の連通孔の内周面に、複数のリブ
を軸周方向に形成し、該各々のリブにて前記中継芯の後
端部を前記筒状突起の連通孔の内周面との間に間隙を持
たせて保持してなることから、中継芯の外周と筒状突起
の連通孔との間の間隙の軸周方向の寸法精度を安定して
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサインペンの全体構成の一実施形
態を示す断面図である。
【図2】同じくキャップ取外し状態の要部拡大断面図で
ある。
【図3】同じく先軸の拡大断面図である。
【図4】図3のI−I線矢視方向から見た先軸の隔壁の
断面図である。
【図5】同じく先軸の隔壁部位の要部拡大断面図であ
る。
【図6】図3のII−II線矢視方向から見た筒状突起の要
部拡大断面図である。
【図7】図6のIII−III線矢視方向から見た筒状突起の
要部断面図である。
【図8】従来のサインペンの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒本体 11 先軸 12 後軸 13 隔壁 13a 当接面 14 先端筒部 14a 内周面 15 後端筒部 16 筒状突起 17 連通孔 17a 内周面 18 シール筒 19 凹面部 20 コレクタ 20a 口プラ(先端部) 20b 後端面 21 連通孔 22 ペン芯 23 中継芯 23a 先端部 23b 後端部 30 液体顔料保留部(インク保留部) 31 翼状保留板 32 インクスリット 32a 開口端 33 凹溝 34 リブ 40 カートリッジ 41 シールボール受部 42 シールボール a 筒状突起の連通孔内周面と中継芯後端部外周
との間の間隙 b 翼状保留板の間隔 c コレクタ後端面と隔壁の当接面との間の間隙 W インク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大場 茂樹 群馬県藤岡市立石1091番地 三菱鉛筆株式 会社群馬研究開発センター内 Fターム(参考) 2C350 GA04 KA01 KA03 KC01 KC05 KC08 NA07 NA10 NC04 NC20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸筒本体を先軸と、該先軸に分離可能に装
    着される後軸とで形成し、 前記軸筒本体の先軸内を隔壁を介して先端筒部と後端筒
    部とに区画し、 前記先軸内の隔壁の先端筒部側の面を周縁部より中央部
    の凹んだ段付き凹面部に形成し、 先端筒部内に、外周胴部に軸方向に間隔を置いて配置さ
    れた複数枚の保溜板に軸方向に前記各々の保留板間に跨
    って液体導通スリットを形成して当該間隔内に塗布液体
    を一時的に保留可能にするコレクタをその外周部が外気
    と連通可能に挿入し、かつ、そのコレクタの後端面を凹
    面部に当接させて後端面と凹面部中央との間に第1間隙
    を形成し、並びに、この第1間隙と液体導通スリットと
    を連通させ、 該コレクタの先端部を形成する塗布体ホルダーの連通孔
    の先端に、中継芯の先端部に接合して塗布体を保持さ
    せ、 一方、前記後端筒部内に前記中継芯の後端部が前記コレ
    クタの連通孔から跨って第2間隙を持たせて挿入される
    連通孔を有する筒状突起を設け、 該筒状突起に塗布液体が収容された交換可能なカートリ
    ッジの先端部を着脱自在に装填して、該カートリッジ内
    の塗布液体を前記中継芯を介して前記塗布体側に供給可
    能にする一方、前記筒状突起の内壁と中継芯との間の第
    2間隙と前記第1間隙と液体導通スリットを連通してコ
    レクタ保溜板同士の間隔内に塗布液体を一時的に保留可
    能にし、 前記隔壁に段付き形成した凹面部に、軸外径方向に放射
    状に延びる複数条の凹溝を設けてなることを特徴とする
    液体塗布具。
  2. 【請求項2】 前記凹溝の溝幅もしくは溝深さのいずれ
    か一方を、前記凹面部の段付き形成による第1の間隙の
    段差寸法と同一寸法にしてなることを特徴とする請求項
    1に記載の液体塗布具。
  3. 【請求項3】 前記中継芯の後端部が挿入される前記先
    軸の後端筒部側の筒状突起の連通孔の内周面に、複数の
    リブを軸周方向に形成し、該各々のリブにて前記中継芯
    の後端部を前記筒状突起の連通孔の内周面との間に所望
    の間隙を持たせて保持してなることを特徴とする請求項
    1または2に記載の液体塗布具。
JP18297699A 1999-06-29 1999-06-29 液体塗布具 Expired - Fee Related JP4437339B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18297699A JP4437339B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 液体塗布具
US09/605,336 US6276860B1 (en) 1999-06-29 2000-06-27 Liquid applicator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18297699A JP4437339B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 液体塗布具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001010282A true JP2001010282A (ja) 2001-01-16
JP4437339B2 JP4437339B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=16127605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18297699A Expired - Fee Related JP4437339B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 液体塗布具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4437339B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011087124A1 (ja) * 2010-01-18 2011-07-21 株式会社タイキ 化粧用チップ
GB2490326A (en) * 2011-04-26 2012-10-31 Shya Hsin Plastic Works Co Ltd Cosmetics applicator with buffering tube

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011087124A1 (ja) * 2010-01-18 2011-07-21 株式会社タイキ 化粧用チップ
JP2011143137A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Taiki:Kk 化粧用チップ
GB2490326A (en) * 2011-04-26 2012-10-31 Shya Hsin Plastic Works Co Ltd Cosmetics applicator with buffering tube
GB2490326B (en) * 2011-04-26 2013-04-10 Shya Hsin Plastic Works Co Ltd Improved structure of eyeliner applicator

Also Published As

Publication number Publication date
JP4437339B2 (ja) 2010-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170311696A1 (en) Pen and Pen Refill
US6276860B1 (en) Liquid applicator
EP1674289B1 (en) Writing implement
JP4585777B2 (ja) 筆記具
JP2001010282A (ja) 液体塗布具
JP4521898B2 (ja) 液体塗布具
JP4363711B2 (ja) 液体塗布具
JP4523183B2 (ja) インク筆記具
JP2517432Y2 (ja) 筆記具
JP3579035B2 (ja) 塗布具
JP3732152B2 (ja) 塗布具
JP2605695Y2 (ja) 両頭筆記具
JPH0123319B2 (ja)
JP2017217759A (ja) 筆記具
JP6014975B2 (ja) 筆記具
JP6452228B2 (ja) 液体塗布具
JP4230015B2 (ja) 直液式筆記具
JP3267083B2 (ja) 筆記具
JP5235625B2 (ja) 液体塗布具
JP6511348B2 (ja) 筆記具
JP3789533B2 (ja) 筆記具の軸筒
JPH0810405Y2 (ja) インキタンク式塗布具
JPH10109491A (ja) 塗布具の筆穂取付構造
JP4137448B2 (ja) 塗布具
JP3144923U (ja) 直液式筆記具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4437339

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees