JP2001010115A - 記録方法及び装置 - Google Patents

記録方法及び装置

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JP2001010115A
JP2001010115A JP11180683A JP18068399A JP2001010115A JP 2001010115 A JP2001010115 A JP 2001010115A JP 11180683 A JP11180683 A JP 11180683A JP 18068399 A JP18068399 A JP 18068399A JP 2001010115 A JP2001010115 A JP 2001010115A
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JP11180683A
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Tomoko Takahashi
朋子 高橋
Mitsuo Hasebe
光雄 長谷部
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体より上記材料を除去するにあた
り、摩擦力が発生しない除去方法及び装置を提供するこ
とにより、繰り返し良好な画像が確保できる記録方法及
び装置を提供することにある。 【解決手段】 中間転写体21上に予め液体により溶解
または膨潤可能でかつ該液体の粘度を上昇させることが
できる材料11を形成する工程と、爾後液体を該材料1
1に接触させ中間転写体21上に画像を形成する工程
と、ついで前記画像を記録体上に転写する工程と、中間
転写体上に形成された材料を除去する工程とを設けた記
録方法において、中間転写体上に形成された材料11を
除去する工程として、中間転写体に接触することなく中
間転写体上に形成された材料11を除去する工程を設け
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットへ
ッド記録装置のごとき、色材を含有した液体を画像信号
に応じて噴射し、画像を形成するのに適した記録方法お
よび装置であって、特に中間転写体を用いたインクジェ
ット記録装置において、画像を繰り返し記録するために
中間転写体上に形成された材料を除去する除去方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェッ卜記録装置のごとく、色剤
を含有した液体を液滴として画像信号に応じて記録を行
う記録方法においては、上質紙のごとき普通紙に滲みの
少ない記録を行うことが重要な技術課題である。このた
め従来から様々な発明が提案されている。これらの従来
技術としては、次の3つが代表例として挙げられる。 1.インクを記録紙に滴下すると同時、または、その前
後で、インク硬化剤を同じ場所に滴下する方法:例え
ば、特開平6−92009号公報,特開平6−9201
0号公報に記載の発明は、普通紙で、インク液滴が滴下
する領域のみに、インクを記録紙に滴下すると同時に、
または、その前後で、インク硬化剤を記録紙上の同じ場
所に滴下することで、記録紙上での滲みを防ぐものであ
る。しかし、この発明においては、インク硬化液専用の
手段が必要であり、また、硬化時間がかかるために、記
録時間が通常よリも長くなる欠点がある。 2.予め記録紙にインク滲みを低減する材料を塗布し、
記録後、その材料を記録紙上で定着する方法:例えば、
特開平5−96720号公報に記載の発明は、普通紙に
予めインク滲みを低減する粒子を塗布し、インク定着
後、当該粒子を紙上で定着させるものである。しかし、
この発明において用いられている前記粒子材料は、イン
クに対して反応を示す材料であるため、当該粒子定着
後、紙上でインク溶媒である水や油と溶解等の反応を示
す恐れがあり、記録後の保存安定性に難がある。 3.中間転写体を用い、インク粘度を高めてから記録紙
に転写する方法:例えば、特開平7−89067号公報
に記載の発明は、中間転写体型インクジェットと呼ばれ
る記録装置で、一旦、インク画像を中間転写体上に形成
し、程よい粘度となったところで記録紙に転写すること
で、普通紙上でのインク滲み等を解決するようにしてい
る。しかし、上記特開平7−89067号公報に記載さ
れた発明は、中間転写体に予め界面活性剤を塗布してぬ
れ性を上げるようにしたものであり、そのため、程よい
粘度となるまでかなりの時間を要し、そのため、中間転
写体ひいては記録紙上に滲みが生じ、高速記録には不向
であリ、特に、ベタ画像の場合に滲みが大きく、例え
ば、ラインプリンタ等により構成して高速化しようとし
ても、この滲みの点で高速化に限界があった。
【0003】従来技術に共通する問題を解決する記録方
法及び装置を出願人は既に提案している(特願平9−3
59208号)。当該発明は、記録体上に、予め液体に
より溶解または膨潤可能でかつ、前記液体の粘度を上昇
させることができ、液体に対して反応を示すことがない
材料を、前記中間転写体に塗布し、爾後液体を信号に応
じて噴射して中間転写体上に可視画像を形成するもので
あるところから、普通紙等を用いた画像記録において、
高速でかつ滲みのない良好な画像が得られることになっ
た。しかしながら、前記特願平9−359208号には
転写後の材料を除去する方法及び装置が明示されていな
い。一方、やはり本件出願人の先願に係る特願平10−
336741号には、液体により溶解又は膨潤可能でか
つ液体粘度を上昇させる材料を中間転写体上に塗布し、
この材料に画像情報に応じた液体を噴射して可視画像を
形成し、これを普通紙に転写するという技術が示されて
おり、この説明において、上記中間転写体から材料を付
着して除去する技術も示されている。しかしながら上記
先願は転写後、中間転写体に残存する材料を除去するに
あたり、除去のためにブレード、ローラ等を中間転写体
に物理的に圧接させ、前記材料を剥ぎ取るものであるた
め中間転写体との間で摩擦力が発生する。その結果、中
間転写体を傷つけたり、傷つけるまでには至らなくとも
中間転写体を形成する材料の物性に変化を与えたりする
こととなってしまい、初期の特性値が得られず、良好な
画像が得られないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の記録方
法およびその方法を使用した装置にあっては、材料の除
去について、中間転写体にブレードやローラ等を物理的
に圧接させ、前記材料を剥ぎ取るものであるため中間転
写体との間で摩擦力が発生する。その結果中間転写体を
傷つけたり、傷つけるまでには至らなくとも中間転写体
を形成する材料の物性に変化を与えたりすることとなっ
てしまい、初期の特性値が得られないという致命的な問
題が生じていた。そこで本発明の課題は、このような問
題点を解決するものである。即ち、本発明の課題は、中
間転写体より上記材料を除去するにあたり、摩擦力が発
生しない除去方法及び装置を提供することにより、繰り
返し良好な画像が確保できる記録方法及び装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる記録方法
は、請求項1に記載した通り、中間転写体上に予め液体
により溶解または膨潤可能でかつ該液体の粘度を上昇さ
せることができる材料を形成する工程と、爾後液体を該
材料に接触させ中間転写体上に画像を形成する工程と、
ついで前記画像を記録体上に転写する工程と、中間転写
体上に形成された材料を除去する工程とを設けた記録方
法において、中間転写体上に形成された材料を除去する
工程として、中間転写体に接触することなく中間転写体
上に形成された材料を除去する工程を設けたことを最も
主要な特徴とする。本発明に係わる記録方法は、請求項
2に記載した通り、中間転写体に接触することなく中間
転写体上に形成された材料を除去する工程は、中間転写
体上に形成された材料を吸引除去する工程であることを
主要な特徴とする。本発明に係わる記録方法は、請求項
3に記載した通り、中間転写体に接触することなく中間
転写体上に形成された材料を除去する工程は、中間転写
体上に形成された材料を飛散除去する工程であることを
主要な特徴とする。本発明に係わる記録装置は、請求項
4に記載した通り、中間転写体上に、予め液体により溶
解または膨潤可能でかつ、該液体の粘度を上昇させるこ
とができる材料を形成する材料形成手段と、液体を該材
料に接触させ中間転写体上に画像を形成する画像形成手
段と、前記画像を記録紙上に転写する転写手段と、中間
転写体上に形成された材料を除去する手段とよりなる記
録装置において、中間転写体上に形成された材料を吸引
する吸引除去手段を設けたことを最も主要な特徴とす
る。本発明に係わる記録装置は、請求項5に記載した通
り、中間転写体上に、予め液体により溶解または膨潤可
能でかつ、該液体の粘度を上昇させることができる材料
を形成する材料形成手段と、液体を該材料に接触させ中
間転写体上に画像を形成する画像形成手段と、前記画像
を記録紙上に転写する転写手段と、中間転写体上に形成
された材料を除去する手段とよりなる記録装置におい
て、中間転写体上に形成された材料を飛散させる飛散除
去手段を設けたことを最も主要な特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係わる記録方法は、請求項1に記載の
通り、中間転写体上に予め液体により溶解または膨潤可
能でかつ該液体の粘度を上昇させることができる材料を
形成する工程と、爾後液体を該材料に接触させ中間転写
体上に画像を形成する工程と、ついで前記画像を記録体
上に転写する工程と、中間転写体上に形成された材料を
除去する工程とを設けた記録方法において、中間転写体
上に形成された材料を除去する工程として、中間転写体
に接触することなく中間転写体上に形成された材料を除
去する工程を設けることとするので、中間転写体表面に
対して悪影響を及ぼすことがない除去工程を提供するこ
とが可能となり、繰り返し良好な画像が確保できる記録
方法を提供することができる。本発明に係わる記録方法
は、請求項2に記載の通り、中間転写体に接触すること
なく中間転写体上に形成された材料を除去する工程は、
中間転写体上に形成された材料を吸引除去する工程であ
ることとするので、中間転写体表面に対して悪影響を及
ぼすことがないことに加えて、除去と同時に周辺に存在
する材料も同時に回収可能となり、繰り返し良好な画像
が確保できる記録装置を提供することができる。本発明
に係わる記録装置は、請求項3に記載した通り、中間転
写体に接触することなく中間転写体上に形成された材料
を除去する工程は、中間転写体上に形成された材料を飛
散する飛散除去工程であることとするので、中間転写体
表面に対して悪影響を及ぼすことがなく、繰り返し良好
な画像が確保できる記録装置を提供することができる。
本発明に係わる記録装置は、請求項4に記載した通り、
中間転写体上に、予め液体により溶解または膨潤可能で
かつ、該液体の粘度を上昇させることができる材料を形
成する材料形成手段と、液体を該材料に接触させ中間転
写体上に画像を形成する画像形成手段と、前記画像を記
録紙上に転写する転写手段と、中間転写体上に形成され
た材料を除去する手段とよりなる記録装置において、中
間転写体上に形成された材料を吸引する吸引除去手段を
設けることとするので、中間転写体表面に対して悪影響
を及ぼすことがないことに加えて、除去と同時に周辺に
存在する材料も同時に回収可能となり、繰り返し良好な
画像が確保できる記録装置を提供することができる。本
発明に係わる記録装置は、請求項5に記載した通り、中
間転写体上に、予め液体により溶解または膨潤可能でか
つ、該液体の粘度を上昇させることができる材料を形成
する材料形成手段と、液体を該材料に接触させ中間転写
体上に画像を形成する画像形成手段と、前記画像を記録
紙上に転写する転写手段と、中間転写体上に形成された
材料を除去する手段とよりなる記録装置において、中間
転写体上に形成された材料を飛散させる飛散除去手段を
設けることとするので、中間転写体表面に対して悪影響
を及ぼすことがない除去工程を提供することが可能とな
り、繰り返し良好な画像が確保できる記録方法を提供す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明が適用され
る従来の記録方法及び記録装置を説明するもので、材料
(以下、セット剤、と称する)塗布手段10、中間転写
体手段20、印字手段30、給紙手段40、転写手段5
0、排紙手段60、セット剤除去手段70で構成されて
いる。斯かる構成よりなる記録装置の動作は、まず、印
字開始信号を受けるとセット剤塗布手段10で、中間転
写体手段20の中間転写べルト21にセット剤11を塗
布する。ここでセット剤11とは、アクリル酸樹脂、ア
クリル酸/メタクリル酸共重合樹脂、メタクリル酸樹
脂、セルロース系樹脂、ポリビニルピロリドン、澱粉等
吸水性を示す粉体である。セット剤塗布手段10の動作
と共に、中間転写体手段20も動作し、セット剤塗布手
段10と中間転写体手段20の接触で中間転写ベルト2
1上にセット剤11が塗布される。中間転写ベルト21
はフッ素系樹脂で構成されるベルトであるが、少なくと
もセット剤11と接触する表面は、セット剤11とイン
ク液滴が接触した時に生じる増粘体に対し離型性を示す
物質で構成されていればよく、シリコーンゴム、フッ素
ゴム、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、ポリミイド樹脂
等である。図1においてはベルトの態様を示したが、ド
ラム等でも構わない。表面を、セット剤11とインク液
滴が接触した時に生じる増粘体に対し離型性を示す物質
で構成し、基体をPET等の他の樹脂や金属等で構成す
ることも可能である。中間転写手段20は、3本のロー
ラ22,23,24と上記中間転写べルト21、さらに
図示しない駆動モータ、位置制御エンコーダ、筐体など
から構成されており、駆動モータの回転力がローラ2
2,23,24に伝達されることにより、中間転写べル
ト21が回転されるように構成されている。
【0008】次に、印字手段30の位置に塗布部分が移
動すると、印字動作が始まり、印字手段30により中間
転写べルト21上のセット剤11上に画像やテキストな
どの画像情報が印字される。本実施例では、印字手段3
0のインクジェットへッド31が棒状部材32に沿って
スライドするシャトル走査方式で示されているが、ライ
ンへッド等で構成しても良い。ラインへッドで印字機構
を構成した場合には、高速でしかも連続的に印字及び転
写が行われるという特徴がでる。次に、給紙手段40の
給紙カセット41から紙42が送り出されレジストロー
ラ43まで送られる。中間転写べルト21上に印字され
た画像情報にタイミングを合せて、レジストローラ43
から記録紙42が送り出され、転写手段50の転写ロー
ラ51が記録紙42を裏面から押し上げることにより中
間転写べルト21上の画像情報が記録紙42に転写され
る。しかる後、排紙手段60により排紙・ストックされ
る。転写手段50を通過した中間転写べルト21上に
は、印字に関与しなかったセット剤11が残存している
ので、除去ブレードや除去ローラ71等のセット剤除去
手段70により掻き落とす。本発明は、このセット剤除
去手段70を改良した点に特徴がある。図2に基き、更
に、本発明のセット剤除去手段70の具体的構成につい
て詳述する。図1で説明したものと同一の機能を果たす
ものについては図1と同一の番号を付し説明は割愛す
る。上述した如き、中間転写ベルト21上に形成された
セット剤11を接触剥離して除去する従来例では、中間
転写ベルトに無接触で除去を達成することはできない。
これに対し図2に示す実施例は、中間転写ベルトとは離
間した状態で中間転写ベルト上のセット剤を除去するも
のである。以下、図2の模式図に従い具体的内容を説明
する。この実施例では、中間転写ベルト21上のセット
剤11の近傍に吸込口72が位置するようにバキューム
ノズル73を配したものである。吸込口72の先端は中
間転写ベルト21の表面に極近距離で配置される。転写
が終了した後、中間転写ベルト上に残ったセット剤11
はバキュームノズル73により吸引され回収されること
になる。本発明者は上記の除去方法及び装置の効果を確
認するため、実験を行った。セット剤としては、アクリ
ル酸を使用し、中間転写ベルトとしては、フッ素系の樹
脂を使用した。バキュームノズル73としては樹脂製の
ものを用い、セット剤の除去を行った。この結果、中間
転写ベルト21からのセット剤の除去と除去後のセット
剤の回収を同時に行うことができた。
【0009】図3に示す実施例は、図2で説明したと同
様、中間転写ベルトとは離間した状態で中間転写ベルト
上のセット剤11を除去するものである。以下、図3の
模式図に従い具体的内容を説明する。この実施例では、
中間転写ベルト21上のセット剤11の近傍にノズル7
4が位置するように噴射ノズル75を配したもので、ノ
ズルの先端は中間転写ベルト21の表面に極近距離で配
置される。転写が終了した後、中間転写体上に残ったセ
ット剤11は噴射ノズル75から噴射される気体により
除去される。気体の噴射方向としては、中間転写体の鉛
直方向に対し一定の角度をもたせるようにした。この例
では、ノズル74をローラ24によりベルト21がカー
ブする領域に対面するように配置している。ベルト21
がカーブした部分の表面に付着しているセット剤11は
剥離し易くなっているので、ノズル74からの噴射気体
により容易に剥離することができる。気体を噴射するこ
とによりベルト上から除去されたセット剤は図示しない
回収手段により回収される。本発明者は上記の除去方法
及び装置の効果を確認するため、実験を行った。セット
剤としては、アクリル酸を使用し、中間転写ベルトとし
ては、フッ素系の樹脂を使用した。噴射ノズル75の噴
射角度を80°に設定して、セット剤の除去を行った。
この結果、中間転写ベルト21からのセット剤の除去を
適切に行うことができた。
【0010】
【発明の効果】以上の説明により本件発明における効果
が以下の通り明らかになった。即ち、本発明に係わる記
録方法は、請求項1に記載の通り、中間転写体上に予め
液体により溶解または膨潤可能でかつ該液体の粘度を上
昇させることができる材料を形成する工程と、爾後液体
を該材料に接触させ中間転写体上に画像を形成する工程
と、ついで前記画像を記録体上に転写する工程と、中間
転写体上に形成された材料を除去する工程とを設けた記
録方法において、中間転写体上に形成された材料を除去
する工程として、中間転写体上に形成された材料に接触
することなく該材料を除去する工程を設けたので、中間
転写体表面に対して悪影響を及ぼすことがない除去工程
を提供することが可能となり、繰り返し良好な画像が確
保できる記録方法を提供することができた。本発明に係
わる記録方法は、請求項2に記載の通り、中間転写体上
に形成された材料に接触することなく該材料を除去する
工程は、中間転写体上に形成された材料を吸引除去する
工程であることとしたので、使用済みの増粘した材料で
あっても未使用の増粘していない材料であっても区別な
く確実な除去が可能となり、繰り返し良好な画像が確保
できる記録方法を提供することができた。本発明に係わ
る記録装置は、請求項3に記載した通り、中間転写体上
に形成された材料に接触することなく該材料を除去する
工程は、中間転写体上に形成された材料を飛散する飛散
除去工程であることとしたので、中間転写体表面に対し
て悪影響を及ぼすことがない除去工程を提供することが
可能となり、繰り返し良好な画像が確保できる記録方法
を提供することができた。本発明に係わる記録装置は、
請求項4に記載した通り、中間転写体上に、予め液体に
より溶解または膨潤可能でかつ、該液体の粘度を上昇さ
せることができる材料を形成する材料形成手段と、液体
を該材料に接触させ中間転写体上に画像を形成する画像
形成手段と、前記画像を記録紙上に転写する転写手段
と、中間転写体上に形成された材料を除去する手段とよ
りなる記録装置において、中間転写体上に形成された材
料を吸引する吸引除去手段を設けることとしたので、除
去と同時に周辺に存在する材料も同時に回収可能とな
り、繰り返し良好な画像が確保できる記録装置を提供す
ることができた。本発明に係わる記録装置は、請求項5
に記載した通り、中間転写体上に、予め液体により溶解
または膨潤可能でかつ、該液体の粘度を上昇させること
ができる材料を形成する材料形成手段と、液体を該材料
に接触させ中間転写体上に画像を形成する画像形成手段
と、前記画像を記録紙上に転写する転写手段と、中間転
写体上に形成された材料を除去する手段とよりなる記録
装置において、中間転写体上に形成された材料を飛散さ
せる飛散除去手段を設けたこととしたので、中間転写体
表面に対して悪影響を及ぼすことがない除去工程を提供
することが可能となり、繰り返し良好な画像が確保でき
る記録装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される従来の記録方法および記録
装置の概略を説明する説明図である。
【図2】本発明による記録方法及び装置のセット剤除去
手段の第1実施例の説明図である。
【図3】本発明による記録方法及び装置のセット剤除去
手段の第2実施例の説明図である。
【符号の説明】
10 材料(セット剤)塗布手段、11 セット剤、1
2 補給ブラシ、13塗布ローラ、20 中間転写体手
段、21 中間転写ベルト、22 ローラ、23 ロー
ラ、24 ローラ、30 印字手段、31 インクジェ
ットヘッド、32 棒状部材、40 給紙手段、41
給紙カセット、42 記録紙、43 レジストローラ、
50 転写手段、51 転写ローラ、60 排紙手段、
70 材料(セット剤)除去手段、71 除去ブレー
ド、72 吸込口、73 バキュームノズル、74 ノ
ズル、75 噴射ノズル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間転写体上に予め液体により溶解また
    は膨潤可能でかつ該液体の粘度を上昇させることができ
    る材料を塗布形成する工程と、爾後液体を該材料に接触
    させ中間転写体上に画像を形成する工程と、ついで前記
    画像を記録体上に転写する工程と、中間転写体上に形成
    された材料を除去する工程とを設けた記録方法におい
    て、中間転写体上に形成された材料を除去する工程とし
    て、中間転写体に接触することなく中間転写体上に形成
    された材料を除去する工程を設けたことを特徴とする記
    録方法。
  2. 【請求項2】 中間転写体に接触することなく中間転写
    体上に形成された材料を除去する工程は、中間転写体上
    に形成された材料を吸引除去する工程であることを特徴
    とする請求項1記載の記録方法。
  3. 【請求項3】 中間転写体に接触することなく中間転写
    体上に形成された材料を除去する工程は、中間転写体上
    に形成された材料を飛散除去する工程であることを特徴
    とする請求項1記載の記録方法。
  4. 【請求項4】 中間転写体上に、予め液体により溶解ま
    たは膨潤可能でかつ、該液体の粘度を上昇させることが
    できる材料を形成する材料形成手段と、液体を該材料に
    接触させ中間転写体上に画像を形成する画像形成手段
    と、前記画像を記録紙上に転写する転写手段と、中間転
    写体上に形成された材料を除去する手段とよりなる記録
    装置において、中間転写体上に形成された材料を吸引す
    る吸引除去手段を設けたことを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 中間転写体上に、予め液体により溶解ま
    たは膨潤可能でかつ、該液体の粘度を上昇させることが
    できる材料を形成する材料形成手段と、液体を該材料に
    接触させ中間転写体上に画像を形成する画像形成手段
    と、前記画像を記録紙上に転写する転写手段と、中間転
    写体上に形成された材料を除去する手段とよりなる記録
    装置において、中間転写体上に形成された材料を飛散さ
    せる飛散除去手段を設けたことを特徴とする記録装置。
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