JP2001010113A - 光プリント装置 - Google Patents

光プリント装置

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JP2001010113A
JP2001010113A JP2000040070A JP2000040070A JP2001010113A JP 2001010113 A JP2001010113 A JP 2001010113A JP 2000040070 A JP2000040070 A JP 2000040070A JP 2000040070 A JP2000040070 A JP 2000040070A JP 2001010113 A JP2001010113 A JP 2001010113A
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Keiki Yamada
敬喜 山田
Ichiro Furuki
一朗 古木
Hiroshi Ito
廣 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • H04N1/4015Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head of the reproducing head

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質記録を低価格で実現することができな
いという課題があった。 【解決手段】 画像データを入力する画像データ入力手
段1と、前記画像データをプリントヘッドの素子対応で
濃度むらを解消するように補正する画像データ補正手段
2と、前記画像データ補正手段の多値データ出力を基準
レベルと比較して2値データに変換する比較手段4と、
前記比較手段の2値データ出力をヘッドデータとしてプ
リントヘッドに転送するデータ転送手段5と、プリント
ヘッドのデータをラッチするラッチ制御手段6と、プリ
ントヘッドの露光を可能にするストローブ制御手段7と
を備え、前記データ転送手段、ラッチ制御手段、及びス
トローブ制御手段の出力結果に応じて前記プリントヘッ
ドを駆動して画像を形成する。 【効果】 安価で、かつ、均一な濃度の画像が形成で
き、さらには、プリントヘッドの素子のばらつき等を高
精度に補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光性記録媒体
に露光を行い階調画像を形成するための光プリント装置
に関し、さらに詳しくは多数の発光素子(LEDやEL
など)あるいはスイッチング素子(液晶シャッター素子
など)が1列あるいは複数列に配列され、各素子を画像
データに応じて独立に制御する光プリント装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】感光性記録媒体に露光を行い階調画像を
形成するための光プリント装置は、インスタントフィル
ムやサイカラー紙などを用いた装置として数多く開発さ
れ、また、製品化されている。
【0003】従来の光プリント装置について図面を参照
しながら説明する。図36は、例えば特開平7−256
928号公報に示された従来の光プリント装置用のプリ
ントヘッド構成を模式的に示す斜視図である。
【0004】図36において、ハロゲンランプ点光源1
00からの白色光はカラー液晶シャッター101によ
り、赤、緑、青色の光に分離され、時間をずらして連続
的にアクリルロッド102の端面に照射される。ここで
アクリルロッド102は光の出射面を除いてアルミなど
が蒸着された反射箔で覆われており、ロッド端面から入
射した光を効率的に線状光に変える働きを持っている。
従って、白黒シャッターアレイ103には赤、緑、青色
の線状光が時間をずらして連続的に照射される。
【0005】その際、白黒シャッターアレイ103内に
は赤、緑、青色に対応した3列の画素列があるが、それ
ぞれ指定されたカラー光のみ透過可能であるように駆動
される。例えば、赤色の線状光が照射されるときには、
赤色に対応した1画素列のみ透過可能で、他の2列の画
素列は遮蔽状態に保たれる。そして、白黒シャッターア
レイ103で変調された赤、緑、青の各線状光はセルフ
ォックレンズアレイ104(集束性レンズアレイの商品
名)によって、ポラロイド社製のスペクトラインスタン
トフィルムなどの感光紙105上に結像される。この
時、感光紙105は白黒液晶シャッターアレイ103に
対する相対的な移動により、赤、緑、青色の各線状光は
感光紙105上の同一の場所で順次露光され、2次元の
プリント画像が得られる。
【0006】従来の装置では、上記のようにして感光性
記録媒体に露光を行い階調画像を形成しているが、上記
2種類の液晶シャッター(カラー液晶シャッター101
および白黒シャッターアレイ103)には、短時間のプ
リント時間を達成するために、10キロヘルツ程度の交
流電圧の印加によってミリ秒単位で高速応答するスーパ
ーツイステッドネマティック型液晶や強誘電性液晶など
を用いるのが一般的である。
【0007】一方、特開昭62−134629号公報で
は液晶シャッターの光量を測定する測光部を設け、プリ
ントヘッドの光源部が経年変化した場合でも濃度変動が
少なくなるように補正している。具体的には、液晶シャ
ッターを一定時間透明状態にした時の各色光の透過量
を、まず、光電変換受光部で測定し、その測定データを
積分するとともにA/D変換、次に、ルックアップテー
ブルにて画像データを液晶シャッターの電圧停止時間に
変換し、各色光に応じて液晶シャッターの電圧停止時間
を補正するような構成にしている。
【0008】さらに、湿度や温度検出手段によって検出
された情報に応じて濃度変動を防止する方法も開示され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
光プリント装置では、高画質記録を低価格で実現するこ
とができないという問題点があった。
【0010】すなわち、受光部を有した複雑な構成とな
るため高価にならざるをえなかったり、さらには、光源
の配置によって生じる主走査方向の露光位置の違いによ
る濃度変動や補正の精度が悪く完全に補正されない場合
が生じるなどしていた。
【0011】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、安価で、かつ、均一な濃度の画像
が形成することができる光プリント装置を得ることを目
的とする。
【0012】また、この発明は、前述した問題点を解決
するためになされたもので、液晶シャッター素子等のば
らつきや温度による影響などを高精度に、かつ安価で拡
張性に優れた光プリント装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る光プリント装置は、感光性記録媒体にプリントヘッド
からの光を選択的に露光して階調画像を形成する光プリ
ント装置において、画像データを入力する画像データ入
力手段と、前記入力した画像データを前記プリントヘッ
ドの濃度むらを解消するように補正する画像データ補正
手段と、基準レベルを発生する基準レベル発生手段と、
前記画像データ補正手段の多値データ出力を前記基準レ
ベルと比較して2値データに変換する比較手段と、前記
比較手段の2値データ出力をヘッドデータとして前記プ
リントヘッドに転送するデータ転送手段と、前記プリン
トヘッドのデータをラッチするラッチ制御手段と、前記
プリントヘッドの露光を可能にするストローブ制御手段
とを備え、前記データ転送手段、前記ラッチ制御手段、
及び前記ストローブ制御手段の出力結果に応じて前記プ
リントヘッドを駆動して画像を形成するものである。
【0014】この発明の請求項2に係る光プリント装置
は、前記ラッチ制御手段が、1ラインの記録周期内で間
隔が概略一定のラッチ信号を出力するものである。
【0015】この発明の請求項3に係る光プリント装置
は、前記ラッチ制御手段が、1ラインの記録周期内で間
隔が概略1:2:4:8…の比のラッチ信号を出力する
ものである。
【0016】この発明の請求項4に係る光プリント装置
は、前記ストローブ制御手段が、記録特性に合わせたス
トローブ幅を有するストローブ信号を出力するものであ
る。
【0017】この発明の請求項5に係る光プリント装置
は、温度検出情報に基づいて、前記ラッチ信号の間隔、
あるいは前記ストローブ信号のストローブ幅を制御する
ものである。
【0018】この発明の請求項6に係る光プリント装置
は、前記プリントヘッドの駆動時間を記憶する累積駆動
時間記憶手段をさらに備え、累積駆動時間に基き前記プ
リントヘッドの濃度変動を補正するものである。
【0019】この発明の請求項7に係る光プリント装置
は、前記画像データ補正手段が、主走査方向の露光位置
の違いによる前記プリントヘッドの濃度変動を補正する
ものである。
【0020】この発明の請求項8に係る光プリント装置
は、前記画像データ補正手段が、入力データのダイナミ
ックレンジよりも大きい出力データを出力するものであ
る。
【0021】この発明の請求項9に係る光プリント装置
は、感光性記録媒体にプリントヘッドからの光を選択的
に露光して階調画像を形成する光プリント装置におい
て、画像データを入力する画像データ入力手段と、前記
入力した画像データを前記プリントヘッドの濃度むらを
解消するように補正する画像データ補正手段と、前記画
像データ補正手段の出力をヘッドデータとして前記プリ
ントヘッドに転送するデータ転送手段と、前記プリント
ヘッドの内部でヘッドデータを比較するヘッドデータ比
較手段とを備え、前記データ転送手段及び前記ヘッドデ
ータ比較手段の出力結果に応じて前記プリントヘッドを
駆動して画像を形成するものである。
【0022】この発明の請求項10に係る光プリント装
置は、前記画像データ補正手段のばらつきデータを前記
プリントヘッドに内蔵したものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る光プリント装置について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る光
プリント装置の構成を示すブロック図である。なお、各
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0024】図1において、1は画像データを入力する
画像データ入力手段で、例えば、図示しない外部ホスト
コンピュータなどから画像データが階調データとして入
力される。階調データとしては、256階調データの時
には0から255の値、64階調データの時には0から
63の値のように、n階調データ時には0からn−1(n
は2以上の整数)までが入力される。ここで、物理的な
インタフェースとしては既存のセントロニクス社準拠の
パラレルインタフェースやRS232Cなどのシリアル
インタフェース、あるいはIEEE1394やUSB
(Universal Serial Bus)などの有線インタフェース、
赤外線通信のような無線インタフェースなどが用いられ
る。なお、図示しない外部ホストコンピュータなどと光
プリント装置間の各種データ(画素数や画像データな
ど)のやりとりは、図示しない制御手段で所望の手順で
行われる。例えば画像データの受信は、図示しない制御
手段でコマンドなどとともに制御され、所定の単位、例
えば1ライン単位あるいは1画面単位で入力される。
【0025】また、同図において、2は画像データを補
正する画像データ補正手段で、後述する液晶シャッター
素子のばらつきなどを補正するものである。
【0026】図2は、画像データ補正手段2の補正の様
子、即ち画像データ補正手段2の入力データを液晶シャ
ッター素子のばらつきなどに応じて出力データに変換す
る様子を示したものである。同図において、横軸は、画
像データ補正手段2への入力データ、縦軸は画像データ
補正手段2からの出力データを示しており、図中の点線
で囲まれた領域が変換可能領域となる。例えば、ばらつ
いていない素子の場合には、入力データmが出力データ
としてそのまま出力され、ばらつきがある素子の場合に
は、そのばらつきの大きさに応じて、例えばばらつきが
最大の時には出力データとしてm´が出力される。
【0027】ここで、重要なことは、画像データ補正手
段2は、画像データを入力して、前記画像データを直
接、露光時間などのヘッド駆動用データに変換するので
はなく、画像データを補正後の画像データとして一旦変
換していることである。これは次の理由による。即ち、
補正対象としては、一般に素子のばらつき、温度、湿度
あるいは同時に駆動する素子数など多岐にわたるため、
それら全てを画像データからヘッド駆動用データに変換
することは非常に複雑になるとともに、変換用テーブル
を作成する時に多大な時間を要したり、相互の関係が複
雑であるため膨大なテーブルを有したりする。
【0028】そこで、本実施の形態では、画像データを
画像データに変換する系と補正後の画像データを露光時
間などのヘッド駆動用データに変換する系の2つに分離
し、拡張性をもたせるとともにシンプルで安価な構成を
とっている。この構成は、例えば、前者の系では、液晶
シャッター素子のばらつきなど、素子レベルで変換しな
ければならないものを対象とし、後者では環境温度の影
響をなくすなど全ての素子を同時に制御するものなどを
対象にするものである。このようにすれば、テーブル量
を削減できるともに、テーブルの作成期間を短縮でき、
安価に構成することができる。
【0029】画像データ補正手段2の構成例を図3に示
す。図3において、10はばらつきデータ記憶手段、1
1はばらつきデータ変換手段である。
【0030】通常、複数の素子を有したプリントヘッド
で記録を行うと、主走査方向に濃度むらが発生する。こ
のむらの主要因はプリントヘッドを構成する素子の透過
率や応答性、開口率など多岐にわたっている。例えば各
素子に対応する感光性記録媒体上の記録濃度をDi(i
は素子の個数)とすると、平均濃度Dmは、次の式
(1)で表現できる。但し、i=1〜iである。
【0031】 Dm=(ΣDi)/i ・・・式(1)
【0032】したがって、各素子のばらつき誤差Ei
は、次の式(2)で表すことができる。
【0033】 Ei=Di/Dm ・・・式(2)
【0034】ここで、誤差Eiは最大でi個になるた
め、テーブル容量などを考慮し、誤差Eiに例えば0.
05毎の幅を設定して次のようなグループに分類する。
【0035】 Ei≦0.625 …グループ番号1 0.625<Ei≦0.675 …グループ番号2 ・ 0.975<Ei≦1.025 …グループ番号9 ・ 1.325<Ei …グループ番号16
【0036】各素子のばらつきに応じた上記グループ番
号は、プリントヘッドの各素子に対応する順番でばらつ
きデータ記憶手段10に格納される。ここで、ばらつき
データ記憶手段10はROMやRAMなどで構成され、
プリントヘッドの素子数が640個の場合には、図4の
テーブル構成例のようにあらかじめ格納される。即ち、
ばらつきデータ記憶手段10は、図示しない制御手段な
どからの位置情報の入力によってばらつきデータ(グル
ープ番号)を順次出力できるような構成をとっている。
【0037】上記グループ番号と画像データは、ばらつ
きデータ変換手段11に入力される。ばらつきデータ変
換手段11では、入力された画像データを補正して適切
な画像データに変換するもので、具体的には、各素子に
対応する記録濃度が等しくなるように、以下の式(3)
で階調データ毎に補正係数Kをもとめる。
【0038】 K=1/Ei ・・・式(3)
【0039】さらに、ばらつきデータ変換手段11で
は、次の式(4)に基づいて変換がおこなわれる。
【0040】 Dout=f(K)*Din ・・・式(4)
【0041】ここで、Doutは補正後の画像データ、
f(K)は階調データ毎の補正係数、Dinは入力画像
データである。ばらつきデータ変換手段11もROMや
RAMなどの記憶手段あるいは図示しない制御回路での
演算や専用の演算回路などで構成される。
【0042】画像データが256階調データ時のばらつ
きデータ変換手段11の構成例を図5に示す。ばらつき
データ変換手段11では、画像データとばらつきデータ
記憶手段10の出力であるグループ番号から適切なデー
タが出力される。
【0043】例えば、図4と図5より1番目の素子の対
応する画像データが‘128’の時には‘172’が出
力され、2番目の素子に対応する画像データが‘25
5’の場合には‘179’の値が出力される。ここで、
図5において、グループ番号の小さい(平均濃度より薄
い)方の出力値が小さくなっているのは、ヘッドの露光
時間の短い方が濃度が濃くなるという感光性記録媒体の
特性を考慮したものであり、露光時間を長くすれば濃く
なるような媒体の場合にはその特性を考慮すればよく、
特に限定しない。
【0044】図1において、3は基準レベルを発生する
基準レベル発生手段、4は画像データ補正手段2の出力
と基準レベル発生手段3の出力とを比較する比較手段で
ある。画像データ補正手段2の出力は、多値データ(階
調データ)で与えられる。しかし、通常のプリントヘッ
ド8で利用できるデータは‘1’(例えば記録)と
‘0’(例えば非記録)の2値データしか入力すること
ができない。従って、確実なn階調記録を行うために
は、1ラインで最大n−1回のデータ転送が必要であ
る。例えば、256階調記録を行う時には255回のデ
ータ転送を行うようにする。
【0045】256値データ(画像データ補正手段2の
出力)を2値データに変換するには基準レベル発生手段
3と比較手段4を用いる。即ち、256値データは、基
準レベル発生手段3から出力される基準レベルと比較手
段4で比較され、例えば、基準レベルが256値データ
より小さい間は2値データとして‘1’を出し続け、基
準レベルが256値データ以上になると‘0’を出し続
けるようにする。即ち、画像データ補正手段2の出力が
nの場合、n個の‘1’と、255−n個の‘0’を出
力させる。なお、基準レベル発生手段3はカウンタなど
から構成され、1ラインの先頭で‘0’にリセットさ
れ、図示しない基準レベル発生手段3に入力されるクロ
ックに同期してカウントアップされる。
【0046】図1において、5は比較手段4の出力結果
をヘッドデータとしてプリントヘッド8に転送するデー
タ転送手段、6はプリントヘッド8のデータをラッチす
るラッチ制御手段、7はプリントヘッド8の露光を可能
にするストローブ制御手段、8はプリントヘッドであ
る。
【0047】プリントヘッド8としては、ELやLED
のような自己発色型素子や液晶シャッター素子を有した
光源制御型素子を用いることができる。例えば、後者の
場合では、ライン状に液晶シャッター素子を640個設
け、図示しない光源からの光を選択的に駆動しながら、
その透過時間を制御することにより画像が形成ができ
る。例えば、前記液晶シャッター素子としては、ガラス
板にツイストネマチック型の液晶を封入、さらに両側に
配置した2枚の偏光板をその吸収軸が90度ずれるよう
に配置した構成をとっている。この構成では、電圧が印
加されていない時には透明状態、電圧印加時には遮蔽状
態となり、電圧無印加時間を制御することにより露光時
間が制御でき、その結果、濃淡のある画像を形成するこ
とができる。
【0048】プリントヘッドの構成を図6に示す。図6
において、20はデータ転送手段5の出力であるヘッド
データ信号(2値データ)を図示しないクロック信号に
同期して順次シフトするシフトレジスタ、21はシフト
レジスタ20の出力をラッチ制御手段6の出力であるラ
ッチ信号に同期して保持するラッチ、22は前記ラッチ
21の出力とストローブ制御手段7の出力であるストロ
ーブ信号により液晶スイッチング素子23を駆動する
(電圧を印加する)ドライバーである。
【0049】ここで、プリントヘッド8の駆動方法を説
明する。図示しない感光性記録媒体の記録濃度特性は、
通常、露光量(露光量は液晶シャッター素子23を透過
する光量とその時間の積)に対し図7のような特性を有
す。従って、階調毎に露光時間(ストローブ信号の幅)
を一定にすると階調毎の濃度が一定にならずハイライト
部やシャドウ部の再現性が得られない。そこで、階調毎
に露光時間を制御し、記録濃度と階調特性がリニアにな
るように制御する。この場合には、ラッチ信号の間隔を
後述する図25のようにテーブル化あるいは演算化する
ことによって階調性に優れた画像を提供する。
【0050】つぎに、この実施の形態1に係る光プリン
ト装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0051】図1と図3において、まず、画像データ入
力手段1に入力された画像データは、画像データ補正手
段2でプリントヘッド8のばらつき等が補正される。具
体的には、図示しない制御手段で発生させた位置情報と
画像データが概略同じタイミングで画像データ補正手段
2へ入力され、図5の如く補正後の画像データとして変
換される。
【0052】次に、基準レベル発生手段3の出力と画像
データ補正手段2の出力が比較手段4で比較され(プリ
ントヘッド8用のデータが生成され)、データ転送手段
5、ラッチ制御手段6及びストローブ制御手段7でプリ
ントヘッド8が駆動される。
【0053】図8は、具体的なプリントヘッド8の駆動
方法を示す図である。図8(a)において、図示しない
制御手段から出力されるライン同期信号は、各ラインの
同期信号であり、ライン同期信号のパルス間隔が記録周
期となっている。この周期は感光性記録媒体の感度に依
存しており、概略0.5msから3秒程度である。
【0054】動作としては、ライン同期信号の立下り信
号に同期して、まず、基準レベル発生手段3は図示しな
い制御手段によりリセットされ(‘0’が出力)、そし
て、画像データ補正手段2の出力は比較手段4で比較さ
れる。
【0055】例えば、画像データ補正手段2の出力が、
‘0’、‘128’、‘255’、…‘1’のようなデ
ータ列であれば、1階調目のデータとしては、‘0’、
‘1’、‘1’、…‘1’の2値データに変換され、デ
ータ転送手段5は図示しないヘッドクロック信号に同期
した前記2値データ(ヘッドデータ信号)をプリントヘ
ッド8へ出力、より詳細には図6に示すシフトレジスタ
20に出力する。
【0056】そして、ラッチ制御手段6は、図示しない
制御手段からの指令(1階調目のデータが転送完了した
という指令)に基づきラッチ信号を出力する。そして、
このラッチ信号により、基準レベル発生手段3をインク
リメントするとともに、プリントヘッド8内では、この
ラッチ信号により、シフトレジスタ20のデータがラッ
チ21に保持されるとともに、2階調目のデータ列がシ
フトレジスタ20に入力される。
【0057】一方、ストローブ制御手段7では、前記ラ
ッチ信号により図示しない制御手段からの指令(1階調
目のラッチ信号が出力されたという指令)に基づき、ス
トローブ信号がイネーブルにされる。そして、プリント
ヘッド8内部では、ラッチ21に保持されたデータとス
トローブ制御手段7からのストローブ信号がドライバー
22に入力されると、所望の電圧(Vと0)で選択的に
液晶シャッター素子23が駆動され、1階調目に対する
記録が行われる。さらに、1ライン内で複数回同様の動
作が繰り返され、1ラインの画像形成される。また、同
様の動作をライン単位で繰り返し、1画面の画像形成を
完了する。
【0058】以上のように、本実施の形態においては、
液晶シャッター素子23のばらつきを確実に補正できる
とともに、安価でかつ拡張性に優れた光プリント装置を
得ることができるという効果がある。
【0059】なお、この実施の形態では本発明の主旨を
逸脱しない範囲で種々の変更や組み合わせが可能であ
る。
【0060】例えば、上記実施の形態では、図示しない
外部ホストコンピュータから1ライン内で複数回(上記
例では255回)のデータを受信するような構成にして
いるが、外部ホストコンピュータとのデータ転送時間を
短縮するために、図9、図10に示すように所定(1ラ
イン分や1画面分など)の画像データを格納する画像デ
ータ記憶手段12を設けてもよい。
【0061】因みに、図9の場合には、画像データ補正
手段2の出力を、図10の場合には画像データ入力手段
1の出力結果を格納するようにしたものである。これら
の場合には、図示しない制御手段によって、画像データ
記憶手段12のアドレスが制御され、画像データが所望
の順で格納される。
【0062】さらに、図9と図10を合成したような構
成にすることも可能である。即ち、画像データ入力手段
1の出力結果を、まず前段の画像データ記憶手段12で
1画面分格納し、そして、画像データ補正手段2を通し
てから、後段の画像データ記憶手段12において1ライ
ン分の画像データを格納するような構成にしても同様の
効果を奏する。
【0063】さらに、上述した例では(例えば図8で
は)、データ転送手段5の出力であるヘッドデータ信号
を、階調毎にプリントヘッド8の液晶シャッター素子2
3に相当する数分だけ転送するようにしたが、プリント
ヘッド8へのデータ転送速度を高速化するために(記録
周期を短縮するために)、複数のデータ転送をパラレル
に行うようにしてもよい。
【0064】例えば、図11は複数のデータ転送をパラ
レルに行うようにした構成を示したものである。画像デ
ータ記憶手段12では、1ライン(例えばプリントヘッ
ド8には640素子があり、1ラインの画像データを6
40画素とした場合)の画像データを1番目から320
番目までと321番目から640番目までの2つのブロ
ックにわけて格納する。次に、所望のタイミングで1番
目と321番目を概略同時に出力するとともに、比較手
段4でそれぞれ比較して、データ転送手段5を通してプ
リントヘッド8に入力するようにしてもよい。
【0065】この時のプリントヘッド8の駆動の様子を
図12及び図13に示す。図12は図8、図13は図6
にそれぞれ相当するもので、ヘッドデータ信号を2本有
することで転送時間を半分に短縮することができる。な
お、図12あるいは図13では、ヘッドデータ信号を2
本にした例を示したが、3本以上でも特に限定せず、ま
た、ラッチ信号やストローブ信号も複数有してもよい。
さらに、複数のヘッドデータ信号、ラッチ信号及びスト
ローブ信号を有した場合には、時間的な位相差をもうけ
るようにしてもよい。さらに、ストローブ制御手段7
(ストローブ信号)は省略することも可能である。この
場合には、ドライバー22をラッチ21の出力のみで、
液晶スイッチング素子23を駆動するようにすればよ
い。なお、上述した実施の形態では、液晶スイッチング
素子23の場合ついて説明しているが、ELやLEDな
どの発光素子の場合も同様であることは言うまでもな
い。
【0066】また、上記実施の形態では、基準レベル発
生手段3の出力を‘0’、‘1’…のようにインクリメ
ントしたが、‘254’、‘253’…のようにデクリ
メントしてもよく、プリントヘッド8の構成などにより
適宜変更が可能である。
【0067】さらに、上記実施の形態では「感光性記録
媒体の記録濃度特性は通常露光量(露光量は素子を透過
する光量とその時間の積)に対し図7のような特性を有
すため、階調毎に露光時間を制御し、記録濃度と階調特
性がリニアになるように制御する」としているが、明度
や輝度などと階調特性がリニアになるように露光時間を
制御してもよい。
【0068】加えて、上記実施の形態では画像データ補
正手段2の構成をテーブル構成としたが、演算構成とし
てもよく、また、ばらつきデータ記憶手段10の内容を
(プリントヘッド8の交換時や経年変化時などに)交換
可能にしたり、外部からばらつきデータそのものをダウ
ンロードするような構成にしてもよい。さらに、ばらつ
きデータ記憶手段10には、実際の記録におけるばらつ
きデータを格納するようにしたが、一定時間透過状態に
したときの光量を測定して得られたばらつきデータなど
を格納するようにしてもよい。また、ばらつき誤差とし
ては平均濃度からの誤差に基づいてテーブルを作成した
が、絶対的な所望濃度からのばらつきを求めるようにし
てもよい。
【0069】また、図14のようにプリントヘッド8の
液晶シャッター素子23を千鳥状に配置するような構成
にしてもよい。図14において、Pは液晶シャッター素
子23の配置ピッチであり、Lは奇数素子列と偶数素子
列の間隔である。ここで、Pは解像度に相当し、例え
ば、300DPI(Dot Per Inch)の場合
には約85μmとなる。一方、Lの値は、例えば、Pの
2倍や1.5倍など任意の値に決定することができる。
なお、プリントヘッド8へのデータ転送タイミングなど
は上述した駆動方法のようにこのLの値によって決定さ
れる。
【0070】千鳥状に配置した理由は、次の通りであ
る。即ち、液晶シャッター素子23を一列に配置する
と、液晶シャッター素子23と隣の液晶シャッター素子
23の間の隙間(開口率や電極配置などによる隙間)に
よってブラックストライプやホワイトストライプが記録
画像に発生しやすいという課題があり、千鳥状に配置す
ることによって前記課題が解消可能となる。
【0071】さらに、図15のように少なくとも主走査
方向の液晶シャッター素子23が重なりあうように液晶
シャッター素子23を配置させることにより、より高画
質画像を形成することができる。これは、感光性記録媒
体とプリントヘッド8の相対的な移動により記録画像を
形成する際の駆動系や電気系の誤差によるムラを大幅に
軽減できたり、ブラックストライプなどをなくすことが
できるためである。
【0072】図16に液晶シャッター素子23と隣の液
晶シャッター素子23の重なりLLを変化させたときの
特性を示す。なお、図16では、縦軸に主観評価結果を
とり、横軸にはLL/P(液晶シャッター素子23の重
なりLLとピッチPの比)をとっている。この図16か
らは、LL/Pの値が0.05以上で、かつ0.5以下
の時に良好な画質と認識できることがわかる。より好ま
しくは、0.1以上0.4以下である。これは、LL/
Pの値が小さすぎると重なりの効果が減少し、ブラック
ストライプが発生しやすく画質劣化と認識され、一方、
大きすぎると解像度が悪くなり、その結果画質不良にな
るものと考察できる。
【0073】なお、上記LL/Pの値は、さまざまな条
件、例えば、液晶シャッター素子23と感光性記録媒体
の間に集光光学手段を設けたり、その集光光学手段の種
類によっても異なるが、画質が良好と判断できるのは、
ほぼ上述した値の範囲におさまる。なお、LL/Pの値
は、液晶シャッター素子23の重なりLLではなく、液
晶シャッター素子23に対応する実際の記録画素での値
を代入してもよい。加えて、副走査方向の重なりは、感
光性記録媒体あるいはプリントヘッド8の相対的移動で
代用できるので特に限定しない。つまり、記録画像に横
筋がでないように副走査方向の素子サイズと駆動方法を
決定すればよい。
【0074】また、液晶シャッター素子23を直流駆動
したが、図17(a)や(b)のように交流駆動しても
よく、また、液晶シャッター素子23を電圧の非印加で
透過状態としたが、電圧の印加時に透過状態とするよう
に、プリントヘッド8を構成しても同様の効果を奏す
る。
【0075】さらに、上記実施の形態では液晶シャッタ
ー素子23を一括駆動したが、ストローブ制御手段7を
複数用意して、分割駆動するような構成にしてもよい。
この場合には、消費電力の低減に効果を奏する。加え
て、モノクロの画像形成だけではなく、複数の波長で露
光することによりカラー画像を形成するような構成にし
てもよい。
【0076】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る光プリント装置について図面を参照しながら説明す
る。図18は、この発明の実施の形態2に係る光プリン
ト装置の構成を示すブロック図である。
【0077】図18において、13は画像データ変換手
段であり、画像データ入力手段1の出力である画像デー
タを入力、変換後、画像データ補正手段2に出力するも
のである。なお、同図における同一符号は、図1とそれ
ぞれ同一または相当部分を指している。
【0078】本実施の形態では、より小規模(安価な)
な構成で高画質記録を得るものである。即ち、上記の実
施の形態1では、階調記録を行うために、記録濃度の非
線形性を各階調毎の露光時間で調整することにより、記
録濃度や明度と階調の関係をリニアにしていた。故に、
高画質記録を行うためには、非線型性を考慮した様々で
膨大なテーブルを使用したり、複雑な演算を行わなけれ
ばならなかった。そこで、本実施の形態2では、ラッチ
信号の間隔を概略一定にし、画像データをラッチの数
(以下、露光レベルと称す)に変換、特に画像データを
画像データより大きな露光レベルに変換して構成するも
のである。なお、大きな露光レベルに変換するのは階調
特性をより向上させるためであり、安価な構成にする場
合には特に大きい値に変換しなくともよい。
【0079】つぎに、この実施の形態2に係る光プリン
ト装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0080】画像データ入力手段1には、1ライン分の
画像データが例えば256値データ(‘0’〜‘25
5’)として入力され、この値は順次画像データ変換手
段13に入力される。画像データ変換手段13は、図1
9(b)に示すように、例えばROMあるいはRAMな
どの記憶手段で構成され、画像データをアドレスとして
入力し、露光レベルを出力するように構成されている。
【0081】さらに詳しくは、図19(a)のような記
録特性に応じたテーブルが格納されており、画像データ
が‘3’であれば‘54’という露光レベルに、画像デ
ータが‘128’であれば‘180’というように変換
される。ここで、露光レベルへの変換は、画像データを
ラッチ間隔に相当する単位露光時間の個数に変換するこ
とに等しく、上述した‘54’という値は単位露光時間
が54個分の露光時間に変換されることを意味する。な
お、画像データと露光レベルの関係は、記録濃度あるい
は明度と概略リニアとなるように実験あるいは計算で求
めることができる。
【0082】図20は具体的なプリントヘッド8の駆動
方法を示す図である。動作としては、同図(a)に示す
ライン同期信号の立下り信号に同期して、まず、基準レ
ベル発生手段3が図示しない制御手段にてリセットされ
(‘0’が出力)、さらに、画像データは画像データ変
換手段13で変換され、そして、画像データ補正手段2
で補正された露光レベルは比較手段4で比較される。
【0083】次に、データ転送手段5では図示しないヘ
ッドクロック信号に同期した2値データ(比較手段4の
出力であるヘッドデータ信号の内、露光レベル1に相当
するデータ)がプリントヘッド8に出力される。そし
て、ラッチ制御手段6では、図示しない制御手段からの
指令(1回目のデータが転送完了したという指令)に基
づきラッチ信号を出力する。そして、このラッチ信号に
より、基準レベル発生手段3をインクリメントするとと
もに、プリントヘッド8内では、このラッチ信号によ
り、シフトレジスタ20のデータがラッチ21に保持さ
れるとともに、露光レベル2に対応するデータ列がシフ
トレジスタ20に入力される。
【0084】一方、ストローブ制御手段7では、前記ラ
ッチ信号により図示しない制御手段からの指令(1回目
のラッチ信号が出力されたという指令)に基づき、図2
0(d)に示すストローブ信号がイネーブルされる。そ
して、プリントヘッド8内部では、ラッチ21に保持さ
れたデータとストローブ制御手段7からのストローブ信
号がドライバー22に入力されて所望の電圧で選択的に
液晶シャッター素子23が駆動され、その結果、露光レ
ベル1に相当する記録が行われる。さらに、1ライン内
で複数回同様の動作が繰り返され、概略一定間隔とされ
たラッチ信号により、図20(e)に示すように、画像
データはラッチ間隔に相当する単位露光時間の個数に変
換され、1ラインの画像形成が完了する。加えて、これ
らの同様の動作を繰り返し、1画面の画像形成を完了す
る。
【0085】以上のように、本実施の形態においては、
ラッチ信号の間隔を概略一定にし、画像データを露光レ
ベルに変換しているため、画像データ補正手段2の演算
が容易になり(露光レベルが露光時間に概略等しいため
単純な演算で実現できたり)、ストローブ制御手段7の
テーブルが削減できるため、より小規模(安価な)な構
成で高画質記録を実現することが可能である。
【0086】なお、この実施の形態においても種々の変
更が可能で、実施の形態1で述べたような種々の変更と
同様に画像データ記憶手段12を設けて、図示しない外
部ホストコンピュータなどとの転送時間を短縮したり、
ヘッドデータ信号を複数設けて高速記録を実現するよう
にしてもよい。また、上述した実施の形態では基準レベ
ル発生手段3のインクリメントやストローブ信号のイネ
ーブルタイミングのトリガーをラッチ信号としたが、図
示しない制御手段からの情報に基づいて動作するように
してもよい。
【0087】また、画像データ変換手段13を図示しな
い外部ホストコンピュータや機器内の回路あるいはソフ
トウェアで画像データを露光レベルに変換するような構
成でも同様の効果を奏する。即ち、画像データ変換手段
13の構成位置は比較手段4の前であれば特に限定しな
い。
【0088】また、図7に示す特性のように、露光量
(光量とその時間の積)を増やしても記録濃度が変化し
ない特性(オフセット領域の特性)を考慮して、露光レ
ベルのダイナミックレンジ(露光レベルの変換後の最大
値と最小値の差)を少なくしてもよい。このようにする
ことで、プリントヘッド8へのデータ転送回数を少なく
することができる。この場合の駆動方法を図21に示
す。図20と図21の違いはオフセット(露光レベル1
に対応)の露光時間を特性に合わせて長くしていること
である。図21のようにすることで、露光時間は露光レ
ベル*単位露光時間(ラッチ信号の間隔)からオフセッ
ト+(露光レベル−1)*単位露光時間のようにするこ
とができる。この場合のようにオフセットの時間(その
近傍の時間も含む)を考慮したものにおいても、単純な
構成で実現できるため同様の効果を奏する。
【0089】加えて、前記のような構成において環境温
度などの変化に対する濃度変動を解消する構成を付加す
るようにしてもよい。通常、液晶シャッター素子23の
透過率は温度によって変動する。これを補正するには、
(1)プリントヘッド8の近傍あるいは光プリント装置
内に図示しない温度検出手段(サーミスタなど)を設け
て(環境温度やプリントヘッド8そのものの)温度を検
出し、(2)その検出結果をストローブ制御手段7に入
力し、(3)例えば、図22に示すような、温度とオフ
セット領域の露光時間の関係をテーブル化しておき、温
度によってオフセット領域の露光時間を補正するように
してもよい。このようにすれば、温度に左右されない高
画質の記録装置が実現できる。さらに、露光色による特
性の違いや湿度などの影響も同様に補正することができ
る。
【0090】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る光プリント装置について図面を参照しながら説明す
る。本実施の形態3は、上記の実施の形態2を改良した
もので、安価な構成で高画質記録、さらには、プリント
ヘッド8への少ないデータ転送を実現したものである。
これにより、高感度の感光性記録媒体使用時にもデータ
転送回数あるいは時間がボトルネックとならず高速記録
が実現可能になる。
【0091】この実施の形態3は、1ラインの記録周期
内でラッチ制御手段6の出力結果であるラッチ信号の間
隔を概略1:2:4:8…の比になるようにしたもの、
即ち、画像データを2進数のビットで表現した時のそれ
ぞれのビット重みに応じてラッチ信号の間隔を規定した
ものである。
【0092】例えば、256(28)値データについて
説明すると、まず、ラッチ間隔を1:2:4:8:1
6:32:64:128の比になるように(例えば1μ
s、2μs、4μs、8μs、16μs、32μs、6
4μs、128μのように)8つ設定し、2進数のそれ
ぞれのビットをLSB側から順に割り当てる。
【0093】即ち、‘255’のデータの場合は、2進
数で(LSB)11111111(MSB)となるた
め、ラッチ間隔1から128の比に対応する露光時間の
和(255μs=1+2+4+8+16+32+64+
128)が実際の露光時間となり、また、‘3’のデー
タの場合は、ラッチ間隔の1と2、即ち、3μsの時間
が露光時間となる。このようにラッチ間隔時間を定義し
た場合には、8回(28値データの場合)のデータ転送
で1ラインの記録を行うことができる。
【0094】次に、この実施の形態3に係る光プリント
装置の動作について図1及び図23を用いて説明する。
まず、画像入力手段1に入力された画像データは、基準
レベル発生手段3の出力と画像データ補正手段2の出力
が比較手段4で比較され(プリントヘッド8用のデータ
が生成され)、そして、データ転送手段5、ラッチ制御
手段6及びストローブ制御手段7にてプリントヘッド8
が駆動される。
【0095】図23は具体的なプリントヘッド8の駆動
方法を示す図である。図23において、(a)に示すラ
イン同期信号の立下り信号に同期して、まず、基準レベ
ル発生手段3が図示しない制御手段でリセットされ
(‘20’=1を出力)、画像データ補正手段2の出力
は比較手段4で比較される。このとき、画像データ補正
手段2の出力の内、それぞれのデータの20ビット目が
‘1’であるかどうかが比較手段4で比較され、‘1’
であればデータ転送手段5では図示しないヘッドクロッ
ク信号に同期したデータを2値データ(記録データ)と
してプリントヘッド8に出力、より詳細には図6に示す
シフトレジスタ20に出力する。
【0096】そして、ラッチ制御手段6では、図示しな
い制御手段からの指令(1回目のデータが転送完了した
という指令)に基づきラッチ信号を出力する。そして、
このラッチ信号により、基準レベル発生手段3では‘2
1’が出力され、さらに、プリントヘッド8内では、シ
フトレジスタ20のデータがラッチ21に保持されると
ともに、次のデータ列がシフトレジスタ20に入力され
る。
【0097】一方、ストローブ制御手段7では、前記ラ
ッチ信号により図示しない制御手段からの指令(1回目
のラッチ信号が出力されたという指令)に基づき、スト
ローブ信号がイネーブルにされ、その結果所望の電圧で
液晶シャッター素子23が駆動され、1回目に対する記
録が行われる。さらに、1ライン内で複数回同様の動作
を繰り返し、概略1:2:4:8…の間隔比とされたラ
ッチ信号により、画像データはラッチ間隔比に相当する
露光時間に変換され、1ラインの画像形成が完了する。
加えて、これらの同様の動作を繰り返し、1画面の画像
形成を完了する。
【0098】以上のように、本実施の形態においては、
1ラインの記録周期内でラッチ制御手段6の出力結果で
あるラッチ信号の間隔が概略1:2:4:8…の比にな
るようにしたので、安価な構成で高画質記録、さらに
は、プリントヘッド8への少ないデータ転送が可能にな
り、高感度の感光性記録媒体時には高速記録も可能にな
る。
【0099】なお、この実施の形態3においても上記の
実施の形態1や実施の形態2で述べたような種々の変更
や組み合わせが可能である。また、本実施の形態3では
ラッチ信号の間隔比を概略1:2:4:8…のようにラ
ッチ信号の間隔が大きくなるようにしたが、128:6
4:32:…のように逆にしたり、1:4:2:8:…
のように順不同になるようにしてもよい。これらはビッ
トの重み付けとラッチ信号の間隔比の関係を一義的に決
めればよく、これらの場合でも同様の効果を奏する。
【0100】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る光プリント装置について図面を参照しながら説明す
る。本実施の形態4は、上記の実施の形態1を改良した
もので、ストローブ制御手段7の出力結果であるストロ
ーブ信号の階調毎の時間を記憶するストローブ信号テー
ブルを有したものである。
【0101】次に、動作について図1及び図24を用い
て説明する。まず、画像データ入力手段1に入力された
画像データは、基準レベル発生手段3の出力と画像デー
タ補正手段2の出力が比較手段4で比較され(プリント
ヘッド8用のデータが生成され)、データ転送手段5、
ラッチ制御手段6及びストローブ制御手段7でプリント
ヘッド8が駆動される。
【0102】図24は、本実施の形態4の具体的なプリ
ントヘッド8の駆動方法を示す図である。図24におい
て、(a)に示すライン同期信号の立下り信号に同期し
て、まず、基準レベル発生手段3が図示しない制御手段
でリセットされ(‘0’を出力)、また、画像データ補
正手段2の出力は比較手段4で比較された後、2値デー
タとしてシフトレジスタ20に出力される。
【0103】そして、ラッチ制御手段6では、図示しな
い制御手段からの指令(1階調目のデータが転送完了し
たという指令)に基づきラッチ信号が出力される。そし
て、このラッチ信号により、基準レベル発生手段3では
‘1’が出力されるとともに、プリントヘッド8内で
は、このラッチ信号により、シフトレジスタ20のデー
タがラッチ21に保持されるとともに、2階調目のデー
タ列がシフトレジスタ20に入力される。
【0104】一方、ストローブ制御手段7では、前記ラ
ッチ信号により図示しない制御手段からの指令(1階調
目のラッチ信号が出力されたという指令)に基づき、ス
トローブ信号がイネーブルにされる。ここでストローブ
信号のイネーブル幅は図25に示すようにテーブル化さ
れている。即ち、ストローブ制御手段7では、基準レベ
ル発生手段3の出力結果に応じた(記録特性にあわせ
た)ストローブ幅を出力している。そして、ラッチ21
に保持されたデータとストローブ制御手段7からのスト
ローブ信号により選択的に液晶シャッター素子23が駆
動され、1階調目に対する記録が行われる。さらに、図
24(d)及び(c)に示すように、ストローブ信号の
立ち上がりに同期して、ラッチ信号が出力され、3階調
目のデータが転送されるとともに、2階調目のデータに
対応するストローブ信号が出力される。このように、同
様の動作を繰り返し、1ラインの画像形成が完了する。
さらに、これらの同様の動作を繰り返し、1画面の画像
形成を完了する。
【0105】以上のように、本実施の形態においては、
(ストローブ制御手段7の出力結果である)ストローブ
信号の階調毎の時間を記憶するストローブ信号テーブル
を有しているため、安価な構成でありながら階調性に優
れた高画質記録が可能になる。
【0106】なお、この実施の形態4においても上記の
実施の形態1〜3で述べたような種々の変更が可能であ
る。例えば、環境温度などの変化に対する濃度変動を解
消するような構成を付加するようにしてもよい。この構
成としては、プリントヘッド8の近傍あるいは光プリン
ト装置内に図示しない温度検出手段(サーミスタなど)
を設けて、(環境温度やプリントヘッド8そのものの)
温度を検出後、その検出結果をストローブ制御手段7に
入力し、例えば、図26に示すような、温度と1階調目
のストローブ幅をテーブル化しておき、温度によって1
階調目のストローブ幅を補正するようにしてもよい。こ
のようにすれば、温度に左右されない高画質の記録装置
が実現できる。なお、1階調目のストローブ幅だけでは
なく、残りのストローブ幅を木目細かく制御するように
してもよく、また、露光色による特性の違いや湿度など
の影響も同様に補正することができる。
【0107】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係る光プリント装置について図面を参照しながら説明す
る。図27は、この発明の実施の形態5に係る光プリン
ト装置の構成を示すブロック図である。なお、同図にお
ける同一符号は、図1とそれぞれ同一または相当部分を
指している。
【0108】図27において、14は累積駆動時間記憶
手段で、例えば、電源を遮断してもデータを保持できる
RAMなどから構成され、この中にはプリントヘッド8
の駆動時間に相当するデータが記憶されているものであ
る。通常、プリントヘッド8は、図示しない光源、液晶
シャッター素子23あるいは図示しないカラーフィルタ
ーなどが駆動時間に応じて経年変化する。
【0109】図28は、ある液晶シャッター素子23を
駆動した時の露光面での光量特性を示したもので、駆動
時間の増加とともに、光量が減少傾向にあることがわか
る。この光量変化の度合いはプリントヘッド8を構成す
る材料などで異なるが、例えば、1000時間程度の駆
動で初期の70%ぐらいに減少する。
【0110】故に、プリントヘッド8の駆動時間を推測
測定し、また、累積駆動時間を検出することで経年変化
にも対応できる光プリント装置が可能となる。従来は、
光量を直接測定する受光部を有した複雑な構成となって
いたが、本実施の形態5では、受光部を用いなくとも、
駆動時間と光量特性には密接な関係があることを見出
し、駆動時間を推量測定することで安価な構成でも経年
変化に左右されない高画質記録を実現するものである。
【0111】具体的に駆動時間を類推測定する方法とし
ては、(1)画像データを測定する、(2)ライン同期
信号の数を測定する、(3)比較手段4の出力(2値デ
ータ)を測定する、(4)ラッチ信号の数を測定する、
(5)ストローブ信号を測定する、などが考えられ、ま
た、補正の対象としては、(6)プリントヘッド8全体
として補正する、(7)液晶シャッター素子23毎ある
いは複数の素子毎に個別補正する、ことが考えられる。
【0112】次に、動作について図27を用いて説明す
る。図27は、駆動時間を類推測定する方法として上述
した(1)と補正の対象としては(6)を選択した場合
の構成である。
【0113】まず、画像データ入力手段1に入力された
画像データは、上記の実施の形態1のように画像データ
補正手段2に入力されるとともに、累積駆動時間記憶手
段14に入力される。
【0114】この累積駆動時間記憶手段14は、装置の
工場出荷時あるいはプリントヘッド8交換時に‘0’に
リセットされ、通常は画像データの入力とともにカウン
トアップされる。具体的には、画像データの値とプリン
トヘッド8を駆動する時間には相関があるため、画像デ
ータの累積値をそのまま累積駆動時間記憶手段14に格
納したり、1ラインの画像データの平均値を算出してラ
イン毎に累積して格納、あるいは複数ライン内の画像デ
ータの最大値を複数ライン毎に累積して、所定の値で除
算後(格納データを小さくするため)格納される。
【0115】次に、累積駆動時間記憶手段14の出力
は、ストローブ制御手段7に入力され、図29のストロ
ーブ信号テーブルのように補正される。図29は、1ラ
インの画像データの平均値を算出してライン毎に累積
し、所定の値で除算した値と1階調目のストローブの関
係を示したものであり、例えば、累積駆動時間記憶手段
14の出力が‘550’であれば、光量不足を補うため
1階調目のストローブを55μsに補正するものであ
る。ここで、累積駆動時間記憶手段14の出力を反映さ
せるタイミングとしては、ライン単位あるいは画面単位
でもよく、特に限定されない。
【0116】以上のように、本実施の形態においては、
累積駆動時間を推量測定することで、光量を直接測定す
るような複雑な構成としなくとも、安価な構成でも経年
変化に左右されない高画質記録が可能になる。
【0117】なお、この実施の形態5においても上述し
た実施の形態1から4のように種々の変更や組み合わせ
が可能である。さらに、駆動時間を類推測定する方法と
して(1)から(5)、補正の対象として(6)、
(7)を任意に組み合わせて構成することも可能であ
る。
【0118】例えば、図30は、上述した(3)と
(7)を組み合わせたものである。同図は、まず、比較
手段4の出力を累積駆動時間記憶手段14に入力後、2
値データの値を液晶シャッター素子23毎にそれぞれ累
積する。次に、画像データ補正手段2に位置情報の他、
累積駆動時間情報を入力して画像データを補正するよう
にしたものである。この構成では、液晶シャッター素子
23毎に補正されるため高精度に経年変化補正が可能に
なる。
【0119】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
係る光プリント装置について図面を参照しながら説明す
る。この発明の実施の形態6は、主走査方向の露光位置
の違いによる濃度変動を補正するようにしたものであ
る。
【0120】例えば、図36のように側面から光源の光
を照射したり、上面から光を照射する場合には、光源か
ら遠いプリントヘッド8の端部は光量が低下しやすい。
【0121】例えば、図31は側面から光源の光を照射
した時の特性を示したもので、露光位置が光源から遠く
なるほど(液晶シャッター素子23の640素子目
側)、光量が減少していることがわかる。これらは、液
晶シャッター素子23にばらつきのない状態でも同様の
傾向が見られる。故に、露光位置による光量の不足分を
補正すれば高画質記録が得られる。
【0122】次に、動作について図1、図3、図32及
び図33を用いて説明する。 画像データ入力手段1に
入力された画像データは、実施の形態1のように画像デ
ータ補正手段2に入力される。画像データ補正手段2
は、ばらつきデータ記憶手段10と、ばらつきデータ変
換手段11で構成され、ばらつきデータ記憶手段10に
は、図32に示すような露光位置の違いに応じたばらつ
きデータ(グループ番号)がプリントヘッド8の素子に
対応する順番で格納される。そして、ばらつきデータ記
憶手段10は、図示しない制御手段などからの位置情報
の入力によってばらつきデータ(グループ番号)を順次
出力する。
【0123】次に、ばらつきデータと画像データは、ば
らつきデータ変換手段11に入力される。ばらつきデー
タ変換手段11では、入力された画像データを補正して
適切な画像データに変換するもので、図33に示すよう
に適切なデータが出力される。ここで、注目すべきは画
像データの値が大きくなっていることである。これは、
確実な階調性を得る(この場合には確実な256階調を
得る)ために、画像データの入力値より補正後の値を大
きくしていることに起因している。
【0124】そして、基準レベル発生手段3の出力と画
像データ補正手段2の出力は比較手段4で比較され、プ
リントヘッド8用のデータが生成され、データ転送手段
5、ラッチ制御手段6及びストローブ制御手段7にてプ
リントヘッド8が駆動される。
【0125】以上のように、本実施の形態においては、
主走査方向の露光位置の違いによる濃度変動も補正され
た高画質記録が可能になる。
【0126】なお、この実施の形態6においても上述し
た実施の形態1から5のように種々の変更や組み合わせ
が可能である。例えば、画像データの入力値より補正後
の値を大きくしていることは、実施の形態1に適用して
もよい。
【0127】図34は画像データ補正手段2での補正の
方法を示したものであり、同図において、横軸は画像デ
ータ補正手段2への入力データ、縦軸は補正後の出力デ
ータを示している。
【0128】図34と図2の違いは、補正後の出力デー
タの値を入力データの値より大きくしたもので、これに
よって、図34の斜線部、即ち、従来は補正不可能な領
域においても補正が可能になるため、より高画質の画像
形成が可能になる。なお、画像データ補正手段2の出力
結果が画像データ補正手段2の入力データのダイナミッ
クレンジよりどのくらい大きくするかは、液晶シャッタ
ー素子23のばらつき具合や記録濃度特性によって異な
り、その度合いは特に限定しない。
【0129】実施の形態7.この発明の実施の形態6に
係る光プリント装置について図面を参照しながら説明す
る。図35は、この発明の実施の形態7に係る光プリン
ト装置のプリントヘッドの構成を示す図である。
【0130】この実施の形態7は、画像データ補正手段
2の出力をヘッドデータとしてプリントヘッド8に直接
転送するようにしたものである。即ち、図1における基
準レベル発生手段3及び比較手段4を省略した。また、
図35に示すように、図6に示すプリントヘッド8の構
成において、ヘッドデータ比較手段24とカウント手段
25を追加するとともに、ばらつきデータ記憶手段26
をプリントヘッド8に内蔵させたものである。
【0131】ここで、ヘッドデータ比較手段24とカウ
ント手段25を追加する理由は、1ライン内のデータ転
送回数を大幅に削減して、高速化をはかるためである。
また、ばらつきデータ記憶手段26をプリントヘッド8
に内蔵させる理由は、プリントヘッド8とばらつきデー
タの組み合わせを確実に対応させて、高画質記録を低コ
ストで実現させるためである。なお、図1及び図6に示
す上記実施の形態1と、本実施の形態7の違いは、基準
レベル発生手段3がカウント手段25へ、比較手段4が
ヘッドデータ比較手段24に置き換わったものと考えて
良い。
【0132】つぎに、この実施の形態7に係る光プリン
ト装置の動作について図1及び図35を用いて説明す
る。図1と図35において、まず、画像データ入力手段
1に入力された画像データは、画像データ補正手段2で
プリントヘッド8のばらつき等が補正される。ここで、
ばらつきデータは、図示しない制御手段で発生させたば
らつきデータ用クロック信号をばらつきデータ記憶手段
26に入力することにより得ることができる。
【0133】即ち、ばらつきデータ記憶手段26には、
プリントヘッド8内の素子に対応したばらつきデータが
格納されており、ばらつきデータ用クロック信号を発生
させることにより順次読み出すことができる。そして、
読み出されたばらつきデータは、画像データ補正手段2
で使用される。なお、画像データ補正手段2での動作と
しては、上述した補正係数をもとにした方法の他、単純
にばらつきデータの最小値との比を画像データに乗算さ
せる方法等を用いても良く、特に限定されない。そし
て、画像データ補正手段2の出力は、直接、データ転送
手段5に入力され、ラッチ制御手段6及びストローブ制
御手段7によりプリントヘッド8が駆動される。
【0134】次に、具体的なプリントヘッド8の駆動方
法について説明する。データ転送手段5は、図示しない
クロック信号に同期させて補正後の画像データ(ヘッド
データ信号)をプリントヘッド8に出力する。
【0135】より詳細には図35に示すシフトレジスタ
20に出力する。ここで、シフトレジスタ20は、2値
データ用ではなく多値データ用のシフトレジスタであ
る。ラッチ制御手段6は、図示しない制御手段からの指
令(1ライン分のデータが転送完了したという指令)に
基づきラッチ信号を出力する。
【0136】そして、図示しない制御手段からのカウン
タセット信号によりカウント手段25を所定値(例えば
0)にセットするとともに、カウンタクロック信号を順
次供給して(上述した基準レベル発生手段3をインクリ
メントするように)、カウント手段25をカウントアッ
プさせる。
【0137】そして、ヘッドデータ比較手段24では、
カウント手段25とラッチ21の出力とが比較され、例
えば、カウント手段25の出力がラッチ21の出力より
小さい間は‘1’を出しつづけ、カウント手段25がラ
ッチ21の出力値以上になると‘0’を出しつづける。
【0138】次に、プリントヘッド8内部では、ストロ
ーブ制御手段7によりストローブ信号がイネーブルにさ
れる。そして、ヘッドデータ比較手段24の出力とスト
ローブ信号により所望の電圧で選択的に液晶シャッター
素子23が駆動され、1ライン目に対する記録が行われ
る。さらに、同様の動作をライン単位で繰り返すこと
で、1画面の画像形成が完了する。
【0139】以上のように、本実施の形態7において
は、高速化が図れるとともに、プリントヘッド8とばら
つきデータの組み合わせが確実に対応できるため、高画
質記録を低コストで実現できるという効果を奏する。
【0140】なお、この実施の形態7においても、上記
実施の形態1から6で述べたような種々の変更が可能で
ある。例えば、液晶シャッター素子の場合ついて説明し
ているが、ELやLEDなどの発光素子の場合も同様で
ある。
【0141】加えて、ばらつきデータ記憶手段26を図
6のようなプリントヘッド8に内蔵させてもよく、ま
た、図35のプリントヘッド8の構成から削除するよう
にしても良い。
【0142】また、図35におけるストローブ信号を省
略してもよい。この場合には、ドライバー22をヘッド
データ比較手段24の出力のみで、液晶スイッチング素
子23を駆動するようにすればよい。
【0143】さらに、ラッチ21を省略し、シフトレジ
スタ20の出力をヘッドデータ比較手段24に入力する
ようにしたり、ヘッドデータ比較手段24の出力をラッ
チ21に入力し、ラッチ21の出力をドライバー22に
入力し、ドライバー22の出力を液晶スイッチング素子
23に入力するようにしてもよく、適宜変更可能であ
る。
【0144】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る光プリント装
置は、以上説明したとおり、感光性記録媒体にプリント
ヘッドからの光を選択的に露光して階調画像を形成する
光プリント装置において、画像データを入力する画像デ
ータ入力手段と、前記入力した画像データを前記プリン
トヘッドの濃度むらを解消するように補正する画像デー
タ補正手段と、基準レベルを発生する基準レベル発生手
段と、前記画像データ補正手段の多値データ出力を前記
基準レベルと比較して2値データに変換する比較手段
と、前記比較手段の2値データ出力をヘッドデータとし
て前記プリントヘッドに転送するデータ転送手段と、前
記プリントヘッドのデータをラッチするラッチ制御手段
と、前記プリントヘッドの露光を可能にするストローブ
制御手段とを備え、前記データ転送手段、前記ラッチ制
御手段、及び前記ストローブ制御手段の出力結果に応じ
て前記プリントヘッドを駆動して画像を形成するので、
安価で、かつ、均一な濃度の画像が形成でき、さらに
は、プリントヘッドの素子のばらつき等を高精度に補正
することができるという効果を奏する。
【0145】この発明の請求項2に係る光プリント装置
は、以上説明したとおり、前記ラッチ制御手段が、1ラ
インの記録周期内で間隔が概略一定のラッチ信号を出力
するので、安価で、かつ、均一な濃度の画像が形成でき
るという効果を奏する。
【0146】この発明の請求項3に係る光プリント装置
は、以上説明したとおり、前記ラッチ制御手段が、1ラ
インの記録周期内で間隔が概略1:2:4:8…の比の
ラッチ信号を出力するので、安価で、かつ、均一な濃度
の画像が形成できるという効果を奏する。
【0147】この発明の請求項4に係る光プリント装置
は、以上説明したとおり、前記ストローブ制御手段が、
記録特性に合わせたストローブ幅を有するストローブ信
号を出力するので、安価で、かつ、均一な濃度の画像が
形成できるという効果を奏する。
【0148】この発明の請求項5に係る光プリント装置
は、以上説明したとおり、温度検出情報に基づいて、前
記ラッチ信号の間隔、あるいは前記ストローブ信号のス
トローブ幅を制御するので、安価で、かつ、均一な濃度
の画像が形成でき、さらには、温度の影響を高精度に補
正することができるという効果を奏する。
【0149】この発明の請求項6に係る光プリント装置
は、以上説明したとおり、前記プリントヘッドの駆動時
間を記憶する累積駆動時間記憶手段をさらに備え、累積
駆動時間に基き前記プリントヘッドの濃度変動を補正す
るので、
【0150】この発明の請求項7に係る光プリント装置
は、以上説明したとおり、前記画像データ補正手段が、
主走査方向の露光位置の違いによる前記プリントヘッド
の濃度変動を補正するので、安価で、かつ、均一な濃度
の画像が形成できるという効果を奏する。
【0151】この発明の請求項8に係る光プリント装置
は、以上説明したとおり、前記画像データ補正手段が、
入力データのダイナミックレンジよりも大きい出力デー
タを出力するので、安価で、かつ、均一な濃度の画像が
形成できるという効果を奏する。
【0152】この発明の請求項9に係る光プリント装置
は、以上説明したとおり、感光性記録媒体にプリントヘ
ッドからの光を選択的に露光して階調画像を形成する光
プリント装置において、画像データを入力する画像デー
タ入力手段と、前記入力した画像データを前記プリント
ヘッドの濃度むらを解消するように補正する画像データ
補正手段と、前記画像データ補正手段の出力をヘッドデ
ータとして前記プリントヘッドに転送するデータ転送手
段と、前記プリントヘッドの内部でヘッドデータを比較
するヘッドデータ比較手段とを備え、前記データ転送手
段及び前記ヘッドデータ比較手段の出力結果に応じて前
記プリントヘッドを駆動して画像を形成するので、高速
化が図れるとともに、プリントヘッドとばらつきデータ
の組み合わせが確実に対応できるため、高画質記録を低
コストで実現できるという効果を奏する。
【0153】この発明の請求項10に係る光プリント装
置は、以上説明したとおり、前記画像データ補正手段の
ばらつきデータを前記プリントヘッドに内蔵したので、
高速化が図れるとともに、プリントヘッドとばらつきデ
ータの組み合わせが確実に対応できるため、高画質記録
を低コストで実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る光プリント装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る光プリント装
置の画像データ補正手段の補正の様子を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る光プリント装
置の画像データ補正手段の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る光プリント装
置の画像データ補正手段のばらつきデータ記憶手段のテ
ーブル構成例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る光プリント装
置の画像データ補正手段のデータ変換手段の構成例を示
す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る光プリント装
置のプリントヘッドの構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1に係る光プリント装
置の感光性記録媒体の記録濃度特性を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1に係る光プリント装
置のプリントヘッドの駆動方法を示すタイミングチャー
トである。
【図9】 この発明の実施の形態1に係る光プリント装
置の変形例の構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態1に係る光プリント
装置の変形例の構成を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態1に係る光プリント
装置の変形例の構成を示す図である。
【図12】 図11に示す変形例のプリントヘッドの駆
動方法を示すタイミングチャートである。
【図13】 図11に示す変形例のプリントヘッドの構
成を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態1に係る光プリント
装置のプリントヘッドの変形例の構成を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態1に係る光プリント
装置のプリントヘッドの変形例の構成を示す図である。
【図16】 図15に示すプリントヘッドの変形例の特
性を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態1に係る光プリント
装置のプリントヘッドの駆動方法の変形例を示す図であ
る。
【図18】 この発明の実施の形態2に係る光プリント
装置の構成を示すブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態2に係る光プリント
装置の画像データ変換手段の構成例を示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態2に係る光プリント
装置のプリントヘッドの駆動方法を示すタイミングチャ
ートである。
【図21】 この発明の実施の形態2に係る光プリント
装置のプリントヘッドの駆動方法の変形例を示すタイミ
ングチャートである。
【図22】 図21に示すプリントヘッドの駆動方法の
変形例に環境温度を加味する例を示す図である。
【図23】 この発明の実施の形態3に係る光プリント
装置のプリントヘッドの駆動方法を示すタイミングチャ
ートである。
【図24】 この発明の実施の形態4に係る光プリント
装置のプリントヘッドの駆動方法を示すタイミングチャ
ートである。
【図25】 この発明の実施の形態4に係る光プリント
装置のプリントヘッドの駆動方法を示す図である。
【図26】 この発明の実施の形態4に係る光プリント
装置のプリントヘッドの駆動方法の変形例を示す図であ
る。
【図27】 この発明の実施の形態5に係る光プリント
装置の構成を示すブロック図である。
【図28】 この発明の実施の形態5に係る光プリント
装置のプリントヘッドの光量特性を示す図である。
【図29】 この発明の実施の形態5に係る光プリント
装置の累積駆動時間記憶手段の構成例を示す図である。
【図30】 この発明の実施の形態5に係る光プリント
装置の変形例の構成を示すブロック図である。
【図31】 この発明の実施の形態6に係る光プリント
装置のプリントヘッドの光量特性を示す図である。
【図32】 この発明の実施の形態6に係る光プリント
装置の画像データ補正手段の構成例を示す図である。
【図33】 この発明の実施の形態6に係る光プリント
装置の画像データ補正手段の構成例を示す図である。
【図34】 この発明の実施の形態6に係る光プリント
装置の画像データ補正手段の補正方法を示す図である。
【図35】 この発明の実施の形態7に係る光プリント
装置のプリントヘッドの構成を示す図である。
【図36】 従来の光プリント装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 画像データ入力手段、2 画像データ補正手段、3
基準レベル発生手段、4 比較手段、5 データ転送
手段、6 ラッチ制御手段、7 ストローブ制御手段、
8 プリントヘッド、10 ばらつきデータ記憶手段、
11 ばらつきデータ変換手段、12 画像データ記憶
手段、13 画像データ変換手段、14累積駆動時間記
憶手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 廣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE05 AE13 AE23 AE28 AF22 AF27 AF38 AF72 AF86 FA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性記録媒体にプリントヘッドからの
    光を選択的に露光して階調画像を形成する光プリント装
    置において、 画像データを入力する画像データ入力手段と、 前記入力した画像データを前記プリントヘッドの濃度む
    らを解消するように補正する画像データ補正手段と、 基準レベルを発生する基準レベル発生手段と、 前記画像データ補正手段の多値データ出力を前記基準レ
    ベルと比較して2値データに変換する比較手段と、 前記比較手段の2値データ出力をヘッドデータとして前
    記プリントヘッドに転送するデータ転送手段と、 前記プリントヘッドのデータをラッチするラッチ制御手
    段と、 前記プリントヘッドの露光を可能にするストローブ制御
    手段とを備え、 前記データ転送手段、前記ラッチ制御手段、及び前記ス
    トローブ制御手段の出力結果に応じて前記プリントヘッ
    ドを駆動して画像を形成することを特徴とする光プリン
    ト装置。
  2. 【請求項2】 前記ラッチ制御手段は、1ラインの記録
    周期内で間隔が概略一定のラッチ信号を出力することを
    特徴とする請求項1記載の光プリント装置。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ制御手段は、1ラインの記録
    周期内で間隔が概略1:2:4:8…の比のラッチ信号
    を出力することを特徴とする請求項1記載の光プリント
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ストローブ制御手段は、記録特性に
    合わせたストローブ幅を有するストローブ信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の光プリント装置。
  5. 【請求項5】 温度検出情報に基づいて、前記ラッチ信
    号の間隔、あるいは前記ストローブ信号のストローブ幅
    を制御することを特徴とする請求項2、3又は4記載の
    光プリント装置。
  6. 【請求項6】 前記プリントヘッドの駆動時間を記憶す
    る累積駆動時間記憶手段をさらに備え、 累積駆動時間に基き前記プリントヘッドの濃度変動を補
    正することを特徴とする請求項1記載の光プリント装
    置。
  7. 【請求項7】 前記画像データ補正手段は、主走査方向
    の露光位置の違いによる前記プリントヘッドの濃度変動
    を補正することを特徴とする請求項1記載の光プリント
    装置。
  8. 【請求項8】 前記画像データ補正手段は、入力データ
    のダイナミックレンジよりも大きい出力データを出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の光プリント装置。
  9. 【請求項9】 感光性記録媒体にプリントヘッドからの
    光を選択的に露光して階調画像を形成する光プリント装
    置において、 画像データを入力する画像データ入力手段と、 前記入力した画像データを前記プリントヘッドの濃度む
    らを解消するように補正する画像データ補正手段と、 前記画像データ補正手段の出力をヘッドデータとして前
    記プリントヘッドに転送するデータ転送手段と、 前記プリントヘッドの内部でヘッドデータを比較するヘ
    ッドデータ比較手段とを備え、 前記データ転送手段及び前記ヘッドデータ比較手段の出
    力結果に応じて前記プリントヘッドを駆動して画像を形
    成することを特徴とする光プリント装置。
  10. 【請求項10】 前記画像データ補正手段のばらつきデ
    ータを前記プリントヘッドに内蔵したことを特徴とする
    請求項1から請求項9のいずれかに記載の光プリント装
    置。
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