JP2738418B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2738418B2
JP2738418B2 JP31361692A JP31361692A JP2738418B2 JP 2738418 B2 JP2738418 B2 JP 2738418B2 JP 31361692 A JP31361692 A JP 31361692A JP 31361692 A JP31361692 A JP 31361692A JP 2738418 B2 JP2738418 B2 JP 2738418B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は複数の記録素子を用いて
画像形成を行うための画像形成装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】ドツト表現形式の出力像を得るプリンタ
ヘツドには種々のものがある。具体例を上げればワイヤ
ドツトプリンタヘツド、静電プリンタヘツド、インクジ
エツトプリンタヘツド、サーマルプリンタヘツド、LE
Dアレイプリンタヘツド等である。中でもLEDをドツ
ト発生素子として1mm当り8〜数十個並べたLEDアレ
イプリンタヘツドは極めて高い分解能が得られることか
ら近年注目されている。これを従来の電子写真式複写機
の光学走査機構に替えて用いれば、一直線上に並んだL
EDをビデオ信号に従つて選択点灯させ、これにほぼ面
接する感光体表面に潜像を形成し、更に現像工程と用紙
への転写の工程を経て可視像を得るところのプリンタ装
置を構成することができる。この様なプリンタ装置では
帯電条件やトナーを変えることによつて、LEDが点灯
した部位を黒い可視像とすることも、又は白い可視像と
することも可能であることが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドツト
表現形式の出力装置は画像を多数のドツト出力画素の組
合せによつて表現するものであるから、高解像度画像出
力を得ようとすればいきおいドツト出力素子の数が増大
する。 【0004】そして、ドット出力素子の数が多くなれば
なるほど前記ドット出力素子のばらつきによる形成画像
の濃淡のむらが発生し、最終的に得られる形成画像が劣
化してしまうという問題が生じる。 【0005】更には、かかるドット出力素子自体のばら
つきが小さくても、ドット出力素子を含む記録系のばら
つきによって、得られる画像のばらつきが生じ、やはり
画像の劣化を引き起こすという問題が生じる。 【0006】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、複数の記録素子により構成された画像形成装
置において、各記録素子を含めた記録系のばらつきを抑
えるように画像信号を補正可能とし、画像の劣化を低減
し、高画質を得る画像形成装置を提供することを目的と
する。特に本発明は、複数の記録素子を記録素子単位で
順次駆動して画像を形成するに際して、各記録素子に対
する画像信号の補正を可能とし、簡単な構成で良好な補
正を実現する画像形成装置を提供することを目的とす
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の画像形成装置は以下の構成を備えている。
即ち、与えられた画像信号に応じて駆動される複数の記
録素子を含む記録手段と、前記複数の記録素子を、ほぼ
同一の駆動条件で、記録素子単位に順次駆動することに
よって得られる可視画像上の濃淡のばらつきに基づいた
各記録素子毎のばらつきを補正するための補正係数を記
憶する記憶手段と、前記画像信号に基づく可視画像の形
成に際して、前記複数の記録素子の記録素子単位の順次
駆動と前記記憶手段からの前記補正係数の読出し動作と
を連動して動作させる動作手段と、前記記憶手段から読
み出された前記補正係数に基づいて前記記録手段の駆動
を制御する制御手段とを備える。 【0008】 【作用】上述の構成によれば、与えられた画像信号に応
じて駆動される複数の記録素子をほぼ同一の駆動状態
で、記録素子単位に順次駆動して得られる可視画像上の
濃淡のばらつきに基づいて記録素子毎のばらつきを補正
するための補正係数が記憶手段に記憶される。そして、
画像形成に際しては、複数の記録素子の記録素子単位の
順次駆動と記憶手段からの補正係数の読出し動作とを連
動して動作させ、記憶手段から読み出された補正係数に
基づいて記録手段の駆動が制御される。以上のように、
複数の記録素子をほぼ同一の駆動条件で駆動して得られ
る可視画像上の濃淡のばらつきに基づいて記録素子毎の
ばらつきを補正するための補正係数を得、これに基づい
て各記録素子の駆動補正が行われるので、複数の記録素
子の記録状態に基づいて各記録素子の駆動を補正するこ
とが可能となるとともに、当該記録系における記録素子
以外の要因に基づく濃淡むらをも補正することができ
る。また、上記構成によれば、複数の記録素子の記録素
子単位の順次駆動とこれら記録素子に対応した各補正係
数の読み出し動作とを連動させるので、複数の記録素子
を記録素子単位に順次駆動させて画像形成を行うに際し
て各記録素子に対応する補正係数を作用させることが可
能となる。ここで、記録素子単位の順次駆動では、各記
録素子の駆動の瞬間においては1つの記録素子のみが駆
動されることになる。このため、各記録素子の駆動状態
は、補正係数を得るための駆動を含めて、可視画像を形
成する際にはいつも同じものとなる。これに対して、複
数の記録素子が同時駆動される構成においては、画像信
号によって同時駆動される記録素子数が変化してその消
費電力が変動し、その結果、電源の内部抵抗や回路の配
線抵抗等により記録素子の駆動状態に変動が生じる可能
性がある。以上のように、記録素子単位の順次駆動によ
れば、複数の記録素子を同時駆動する場合に比して、他
の記録素子が同時に駆動されることによる相互影響が排
除され、より安定した記録素子の駆動を実現することが
できる。すなわち、本発明の構成によれば、記録素子単
位の順次駆動を行うに際して各記録素子単位毎の補正係
数を作用させるので、各記録素子には一定の駆動状態の
もとで補正係数による補正が行なわれることになり、該
補正係数による補正を精度良く行える。更に、補正係数
にて予め補正された画像信号を記憶させることなく、記
録時に補正することが可能となるので、簡易な構成で画
像信号の補正を実現することが可能となる。 【0009】 【実施例】以下、添付の図面に従って本発明の一実施例
を詳細に説明する。図4は、本実施例の記録素子単位の
順次駆動を実現するプリンタヘッド駆動装置の一例を示
す図である。アドレスカウンタ12の出力に基づいて、
デコーダ15は記録素子を駆動する制御回路3a〜3n
を順次選択して記録素子単位の順次駆動を行う。また、
これに連動して、補正値メモリ14からの補正係数の読
出しが行なわれ、該補正係数によってビデオデータが補
正(加算回路18)されて制御回路3a〜3nに提供さ
れる。この結果、記録素子単位の順次駆動において、各
記録素子単位の補正係数が反映される。以下、図4で示
した本実施例で用いられる多階調記録ヘッドおよびその
駆動装置について図1〜図3を用いて説明する。本実施
例は、図1〜図3によって示されるドット単位での濃度
制御が可能な多階調記録記録ヘッドを、図4で示される
ように順次駆動しつつ、ドット単位の補正係数を作用さ
せるものである。なお、図1では1つのLD信号によっ
て複数の記録素子1a〜1nが駆動可能となる、いわゆ
る同時駆動型のプリンタヘッド駆動装置で説明を行う
が、制御回路3a〜3nの各LD信号として、デコーダ
15より出力されるLD信号15−1〜15−nを用い
ることで、図4に示すような順次駆動の駆動装置が得ら
れることは明らかである。 【0010】図1は多階調記録ヘッドを駆動するヘツド
駆動装置の回路図で、1a,1b…1nはLEDアレイ
プリンタヘツド1に含まれるそれぞれのLEDであり、
これがプリンタドツトヘツドとして用いられる。LED
1a,1b…1nの電流制限用として抵抗Ra,Rb…
Rnを各LEDと直列に接続している。ドランジスタT
ra,Trb…Trnは各LEDのドライバ回路を構成し、夫
々信号線2a,2b…2nにある信号がHIレベルのと
きは導通してLEDを点灯させ、またLOレベルのとき
はカツトオフしてLEDを消灯させる。 【0011】3a,3b…3nはある初期値をロードし
てからクロツクパルス信号CLKに従つて計数値出力が
0になるまでカウントダウンするダウンカウンタ回路を
含み、該カウンタの計数値出力が0でない間は出力Q
0,Q1…QnにHIレベルを出力し、計数値出力が0
になると以後の計数動作を止めて出力Q0,Q1…Qn
にLOレベルを出力するヘツド駆動時間制御回路(以下
制御回路という)である。そして、各出力Q0,Q1…
Qnは信号線2a,2b…2nを介して各ドライバ回路
のヘツド駆動時間を制御する。制御回路3a,3b…3
nへの初期値の設定は、それぞれの入力データ信号D0
0,D01,D10,D11…Dn0,Dn1の重み付
きの値が、ロード信号LDがHIレベルのときのクロツ
クパルスCLKの立ち上がりのタイミングでセツトされ
る。 【0012】このような制御回路の1例の構成は図3の
回路図に示されている。ここでは制御回路3nについて
示すが、他の回路も同一である。図において、301は
カウントダウンモードで動作するように設定したカウン
タ、302〜304はORゲート、305,306はイ
ンバータである。カウンタ301に初期値がロードされ
ると、設定値が0でない限りは、出力端子QA〜QBの
何れかにHIレベルが出力される。この状態でORゲー
ト304の出力はHIレべルであり制御回路3nの出力
QnにHIレベルを出力する。また同時にこの状態で、
ORゲート304の出力はインバータ305を介して反
転されてカウンタ301のカウント付勢端子Tを計数可
能状態に付勢している。初期設定のタイミングにはHI
レベルであつたロード信号LDは次のクロツクパルス信
号CLKの入力前にはLOレベルに反転する。従つてイ
ンバータ306を介して入力されるHIレベルの信号は
カウンタ301のロード端子LDを消勢する。 【0013】この状態で引き続きクロツクパルス信号C
LKが入力されれば、その立ち上りのたびに計数値出力
をカウントダウンし、やがて計数値出力が0に達すれば
制御回路3nの出力QnにLOレベルを出力する。この
ときカウンタ301のカウント付勢端子Tはインバータ
305の出力によつて消勢されるから、それ以後のカウ
ントダウン動作は行われない。従つて回路3nの出力Q
nは次の初期設定の行われるタイミングで0以外の値が
設定されるまでLOレベルを保持する。 【0014】尚、多階調記録ヘッドの駆動時間を制御す
るための制御回路は、たとえば図3に付記する如く、市
販されているTI社の論理回路素子を組み合せて構成で
きることも示した。勿論、図3の制御回路に替えて他の
回路で同様の制御を行うことが可能である。例えば、周
知のワンシヨツト回路の時定数を可変制御するために複
数の抵抗体を時定数決定回路に並列に設け、入力データ
信号Dn0,Dn1…に連動するスイツチ手段でもつて
これら抵抗体回路を個別に開放、閉成制御する構成、あ
るいは複数の抵抗体を時定数決定回路に直列に設けこれ
らを個別に短絡制御するような構成でもよい。このよう
に制御回路は所定のタイミングでトリガされかつ、出力
信号Qnの駆動信号レベル(又は駆動しないための信号
レベル)が入力データ信号によつて可変に制御できるも
のであればどのような構成でもよい。 【0015】図1の構成から成る回路の動作タイミング
チヤートを図2に示す。ここで各LEDのドライブ方式
は同一なので、制御回路3nを例にとつて動作タイミン
グを説明する。クロツクパルス信号CLKの波形を示
し、このクロツク4周期ごとに1つのドツト画素を形成
する場合を示した。勿論この周期は4クロツクに制限さ
れるものではない。そしてn番目のLEDがドツト画素
を形成する場合の各周期と時系列にそつた順番をドツト
画素番号n1〜n4で示した。初期設定のための入力デ
ータ信号はDn0,Dn1について示されている。ここ
でDn0は下位の重みを持つ信号であり、またDn1は
上位の重みを持つ信号とする。制御回路3nにはロード
信号LDがHIレベルのときにクロツクパルス信号CL
Kの立ち上りで入力データ信号Dn0,Dn1がロード
される。つまり初期設定である。 【0016】上述の図3に示した制御回路では、カウン
タ301を2進ダウンカウンタとしたので、図の最初の
初期設定値は3となる。この値が0以外であるので出力
QnはHIレベルを出力する。以後はクロツクパルス信
号CLKの立ち上がりのたびにカウントダウンし、計数
値出力が0になつたときにカウント動作を終了し、出力
QnにはLOレベルを出力する。したがつて時間3Tの
間出力QnはHIレベルとなりLED1nはクロツクパ
ルス信号CLKの3周期分点灯する。ドツト画素番号n
2のタイミングでは初期設定値が2となり、同様の動作
によつて時間2Tすなわち2周期分LED1nが点灯す
る。またドツト画素番号n3のタイミングでは初期設定
値が1となり、1周期分LED1nが点灯する。さらに
またドツト画素番号n4のタイミングでは初期設定値が
0であり、出力QnはHIレベルにはならないためLE
D1nはその区間中全く点灯しない。 【0017】以上述べたような多階調記録ヘッド駆動装
置の構成では、個々のLEDに対してその点灯時間の最
大のものを3Tとし、他に2T,T及び点灯しない場合
の4種の駆動時間制御を行つた。以上のような多階調記
録が可能なLEDアレイプリンタヘツド1は、例えば回
転するドラムの周囲感光面上に感光による潜像を形成さ
せるように構成できる。そしてLED1a〜1nの並ぶ
直線をドラムの回転軸と平行になるように配置すれば、
画像情報に従つて一直線上のLED1a〜1nを一勢駆
動し、かつドラムの回転と同期させてこのような一勢駆
動を繰り返すことによつて一画面分の潜像を形成でき
る。 【0018】具体的に言えば、図1において、画像情報
はLED1aに対しては入力データ信号D00,D01
の対であり、またLED1bに対しては入力データ信号
D10,D11の対…及びLED1nに対しては入力デ
ータ信号Dn0,Dn1の対である。ドラムが定速度回
転している場合を想定すると、4クロツク周期中になさ
れるドラム感光面の移動は例えばLED1aに対して所
定の面積から成る感光面を割り当てることになる。これ
をほぼ矩形とすれば回転軸方向の1辺は隣接するLED
間でしきられる所定長の巾であり、また他の1辺はクロ
ツクパルス信号CLKの4周期分の時間内に移動する感
光面の移動距離によつて与えられる。こうして与えられ
る所定の面積に対して、入力データ信号の値3で点灯さ
れたLEDは、その面積の約75%を露光し、また入力
データ信号の値2で点灯されたLEDはその面積の約5
0%を露光する如く相対的に制御される。勿論入力デー
タ信号の値が0のときは何ら感光面を露光しない。 【0019】このようにして得た露光面積比の異なる潜
像を現像して用紙に転写定着すれば、入力データ信号の
値が3のときに最も濃い黒で、また値が2,1のときに
その中間階調を、さらにまた値が0のときには白という
ように、結果の可視像を巨視的に見れば4階調から成る
画像が得られる効果があるというものである。 【0020】また、上述の多階調プリンタヘッド駆動装
置では、2ビツトの入力データ信号の最大値が3である
ことから、4周期のドツト画素出力期間にLEDの点灯
しない空白の制御区間が必ず生じたが、これはドツト画
素の出力区間を3周期にすれば生じないことは自明であ
る。すなわち、階調数−1のクロツクパルス毎に初期化
を行えば、空白をなくすことが可能となる。 【0021】以上、多階調記録が可能なプリンタヘッド
について、LED1a〜1nが同時に駆動制御される構
成を例にあげて示した。したがって、上記プリンタヘッ
ド駆動装置は、ロード信号LDのタイミングには画像デ
ータD00,D01〜Dn0,Dn1の全てが用意され
ている構成に対応する。一方、図4を用いて後述する本
実施例の多階調記録が可能なプリンタヘッド駆動装置で
は、記録素子単位(LED単位)の順次駆動を行う。こ
のような記録素子単位の順次駆動によれば、先ずロード
信号LDは制御回路3a〜3nに対して共通とせず、例
えば時系列にそつて制御回路3a〜3nのロード端子L
Dを順々に個別に付勢するものとし、いわゆるスキヤン
ニング制御を行う。こうすることによつて個々の制御回
路の初期設定が付勢されるときに同期して対応する画像
データが読み出される共通の記憶手段を有し、該記憶手
段出力の共通画像データを順次取り込んでヘツドの駆動
時間を個別に制御する構成とすることができる。従つ
て、本実施例ではLED1a〜1nはその発光の開始タ
イミングがスキヤニング駆動され、かつその発光時間は
個々に取り込んだ画像データに従う。 【0022】またドラムの感光面に潜像を形成する際に
ドラムの回転を断続制御させてもよい。つまりLED1
a〜1nが露光制御しているときに感光ドラムは停止し
ており、当該行の露光が終了して後、次の行の露光が開
始される前に1行分進むような断続制御である。感光ド
ラムを停止させて露光をした場合はドツト画素の単位受
光面積全体が同時に露光するが、露光時間の差が結果と
して可視像に階調性を生ずるとするものである。感光体
表面を適当な照度で露光させたとき、露光量が時間の関
数(飽和しない範囲)として変化するような場合には、
結果の可視像に階調性を得ることができる。 【0023】以上、多階調記録が可能なプリンタヘッド
としてLEDアレイを用いた場合について述べたが、ド
ツト発生機構の活性化時間の長短により出力画素ドツト
の大きさや濃度をかえられるものなら何でも上述のプリ
ンタヘツド駆動装置、あるいは後述の順次駆動を行うプ
リンタヘッド駆動装置を用いて出力画像に階調性を得る
ことができる。 【0024】また、上述のプリンタヘッド駆動装置では
画像データに相関する時間巾信号がドツト出力素子を駆
動する時間巾として用いられたが、逆にドツト出力素子
を駆動しない時間巾として用いられてもよい。これによ
つて例えば感光体に露光した潜像が黒色の可視像にもあ
るいは白色の可視像にも出力されるような場合に容易に
対処できる。勿論オリジナル画像データの補数をとつて
これを画像データとして用いる方法もある。本発明の時
間巾信号がドツト出力素子の駆動時間を制御することの
意味は上述した駆動しない時間巾による駆動時間の制御
あるいは補数画像データに基づく駆動時間の制御も含む
ものである。 【0025】さらにまた、上記プリンタヘツド駆動装置
は、上述した如く出力像に積極的に階調性を得る制御の
みならず、各ドツト出力素子と受像部位の相対的特性の
ばらつき(例えばLED別の発光能力と感光体面の露光
特性の対応)を補正する制御を同時に行うことができ
る。このような特性のばらつきは、例えば全てのドツト
出力素子に対して同一時間巾の駆動を行い、得られた1
画面分の可視像の濃淡のばらつきからその補正値を求め
ることが可能である。これにより可視像の濃淡のばらつ
きの補正ができる。この場合補正値は1画面分について
存在することになるが、特に複数のドツト出力素子間に
存するばらつきに起因するものが顕著であるとして扱う
だけでも実際上の補正の効果は大きい。このような補正
値はドツト出力素子数分存在することになり、予め入力
画像データにこの補正値を作用させておけばよい。 【0026】具体的には、マイクロプロセッサ等に補正
値のテーブルを設けておき、画像データにこの補正値を
予め加減算しておく方法がある。また、高速性が要求さ
れるのであれば、図4に示す駆動回路を採用できる。以
下、本実施例の特徴的な構成であるところの、順次駆動
(スキヤニング方式を用いた駆動)による各ドット出力
素子の駆動に際して各ドット素子毎の補正係数を作用さ
せることを可能としたプリンタヘッド駆動装置につい
て、図4を参照して詳細な説明を行う。 【0027】図4は、本実施例による、スキヤンニング
方式を用いたプリンタヘツド駆動装置の構成を示すブロ
ツク図である。例えば一画面分の画素データを記憶する
ビデオRAM10には外部からデータバス11を介して
ビデオデータが書き込まれる。ビデオRAMのアドレス
にはアドレスバス16を介してアドレスカウンタ12か
ら与えられるフルビツト出力を用いる。アドレスカウン
タ12は、図示しないが、上記ビデオデータの書込時に
もあるいは後述するビデオデータの読出時にも制御線1
3を介して同期、カウントアツプ,リセツト制御され
る。 【0028】次に画像出力をする際にはアドレスカウン
タ12の下位ビツトが補正値メモリ14,デコーダ15
に共通入力されている。これによつてデコーダ15は制
御回路3a〜3nのロード端子LDを3aから3nにむ
かつて順番に選択信号15−1〜15−nを出力する。
同時に補正値メモリ14は制御回路3a〜3nに与える
べき補正データのフレームをデータバス20に出力す
る。また同時にビデオRAM10は制御回路3a〜3n
に与えるべきビデオデータのフレームをデータバス17
に出力する。補正値メモリでは制御回路3a〜3nにつ
いての1フレームの補正データが読み出されると再び最
初の番地からの同一のフレームの読み出しが繰り返され
るのに対して、ビデオRAM10では1フレームごとに
上位ビツトが更新されて異なるビデオデータのフレーム
が出力される。18は加算回路で各読出しビデオデータ
に各読出し補正データを加算する。 【0029】勿論減算回路を用いて補正データを差し引
く構成としてもよいし、また乗除算回路を用いて補正デ
ータが補正倍率を与える如く構成してもよい。これによ
り、画像信号に対する補正が行われる。加算回路18か
ら出力される補正されたビデオデータはデータバス19
を介して制御回路3a〜3nに共通に与えられる。デコ
ータ15の出力15−1,15−2…15−nは補正さ
れたビデオ出力を個別に取り込むための選択付勢信号で
あり、補正されたビデオデータに従つて個別に初期設定
された制御回路3a〜3nは制御線2a〜2nを介して
ドツト出力素子を独立に時間駆動制御する。 【0030】また補正値メモリ14に外部から補正デー
タを書込み可能とすれば、補正データの修正が極めて容
易となり、使用によつて生ずるプリンタヘツド駆動特性
の変動にも容易に対処し得る。 【0031】また1画面分の補正値について言えば、1
画面分の可視像を構成しているドツト画素の中に結果と
して不均一を生ずればその部位のドツト出力−受像特性
間に何らかのばらつきがあつたのであつて、その部位に
対応する駆動時間を制御すれば全体としての画質の改善
も計れるというものである。例えば1画面分の出力ドツ
ト画素に位置対応する補正値を全てメモリに記憶させて
も、その構成の経済性は損なわれるものではない。 【0032】以上述べた如く上記実施例によれば、ドツ
ト出力素子毎に中間調を表出させる制御を簡単な構成で
可能とした。従つて中間調を有する高密度な画像を高速
で得られるところのドツトプリンタ装置を廉価に構成で
きる。2進画像データをそのままドツトヘツドの駆動時
間制御に変換する構成を用いれば、従来のフアクシミリ
や計算機アウトプツト装置に採用する際の整合性にも優
れる効果がある。 【0033】また本実施例によれば、個々のドツト出力
素子に存する駆動特性のばらつきが容易に補正されるか
ら、特に中間調を有するようなドツト出力画像の画質も
改善されるという効果を有するものである。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、複数の記録素子をほぼ同一の駆動条件で駆
動して得られる可視画像の濃淡のばらつきに基づいた各
記録素子のばらつきを補正するための補正係数を用いて
いるので、複数の記録素子の記録状態に基づいて各記録
素子を補正することが可能となり、より適切な補正を行
うことができるとともに、当該記録系における記録素子
以外の要因に基づく濃淡むらをも補正することができ
る。また、本発明によれば、複数の記録素子の記録素子
単位の順次駆動とこれら記録素子に対応した各補正係数
の読み出し動作とを連動させるので、複数の記録素子を
記録素子単位に順次駆動させて画像形成を行うに際して
各記録素子に対応する補正係数を作用させることが可能
となる。すなわち、各記録素子の記録時における駆動状
態を一定に維持するための記録素子単位の順次駆動にお
いて、各記録素子に各記録素子毎の補正係数を作用させ
るので、常に一定の駆動状態のもとで補正係数による補
正が行なわれることになり、該補正係数による補正を精
度良く行えるという効果がある。更に、本発明によれ
ば、記憶されている補正係数を記録素子の駆動と連動し
て読み出して各記録素子を制御するので、記録系のばら
つきによる濃淡むらの発生を簡単な構成で防止すること
が可能となる。 【0035】
【図面の簡単な説明】 【図1】多階調記録が可能なプリンタヘツドの駆動装置
構成例を示す図である。 【図2】図1のプリンタヘツド駆動装置の動作を示すタ
イミングチヤートである。 【図3】カウンタ回路の1例を示す回路図である。 【図4】本発明の実施例による、記録素子単位のスキヤ
ンニング方式を採用したプリンタヘツド駆動装置を示す
ブロツク図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−36682(JP,A) 特開 昭58−194461(JP,A) 特開 昭58−78476(JP,A) 特開 昭56−120374(JP,A) 特開 昭57−159661(JP,A) 特開 昭50−98740(JP,A) 特開 昭59−194566(JP,A) 実開 昭58−86648(JP,U) 実開 昭56−32468(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.与えられた画像信号に応じて駆動される複数の記録
    素子を含む記録手段と、 前記複数の記録素子を、ほぼ同一の駆動条件で、記録素
    子単位に順次駆動することによって得られる可視画像上
    の濃淡のばらつきに基づいた各記録素子毎のばらつきを
    補正するための補正係数を記憶する記憶手段と、 前記画像信号に基づく可視画像の形成に際して、前記複
    数の記録素子の記録素子単位の順次駆動と前記記憶手段
    からの前記補正係数の読出し動作とを連動して動作させ
    る動作手段と、 前記記憶手段から読み出された前記補正係数に基づいて
    前記記録手段の駆動を制御する制御手段とを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
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