JPH06127025A - Ledアレイヘッド - Google Patents

Ledアレイヘッド

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Publication number
JPH06127025A
JPH06127025A JP4282991A JP28299192A JPH06127025A JP H06127025 A JPH06127025 A JP H06127025A JP 4282991 A JP4282991 A JP 4282991A JP 28299192 A JP28299192 A JP 28299192A JP H06127025 A JPH06127025 A JP H06127025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led array
light emission
array block
strobe signal
counting
Prior art date
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Pending
Application number
JP4282991A
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English (en)
Inventor
Naoki Takahashi
直樹 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP4282991A priority Critical patent/JPH06127025A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光量のばらつきの少ないLEDアレイヘッド
を提供する。 【構成】 ブロック分割されたLEDアレイと駆動回路
からなるLEDアレイヘッドにおいて、全LEDアレイ
ブロックの発光時間を全LEDアレイブロックに共通な
基準発光時間と、各LEDアレイブロックの輝度に応じ
た補正発光時間とに分ける。この上で、発光順番になっ
たLEDアレイブロックにつき、全ブロックに共通の基
準発光時間は通常の画素クロックでカウントし、補正発
光時間は各LEDアレイブロック毎にその輝度に応じた
補正クロックでカウントする。そして、これらのカウン
ト値の合計をもとに各LEDアレイブロック毎にストロ
ーグ信号が発生され、この信号は信号線を切り換えるこ
とにより発光順となった各LEDアレイブロックに伝え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLEDプリンタ用LED
アレイヘッドに関し、特に電子写真プロセスによって画
像形成するプリンタの光源に適したLEDアレイヘッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】LEDプリンタにおいて、高精彩に画像
形成するためには、光源としてのLEDアレイヘッドが
均一に発光する必要がある。しかし、LEDアレイヘッ
ドは数千個ものLEDを列状若しくは千鳥状に並べたも
のであるので、個々のLEDが均一に発光するよう製造
することは不可能である。そのため、形成された画像に
濃淡、縞が生じたりするのを防止するべく、各LEDの
駆動回路を調整することが必要となる。この調整方法の
一つとして従来特開昭63−227358号公報に記載
された技術がある。この技術はLEDアレイヘッドの製
造のバラツキ等に伴う輝度、すなわち静電潜像を形成す
る光量のばらつきを、各LED素子等の輝度についての
完成検査結果等を基に作成の上メモリ内に入力されたデ
ータを用いて発光時間を調整することにより、露光量を
補正する方法である。以下図面を参照しながら、上記し
た従来技術について説明する。
【0003】図3は、LEDアレイヘッドを用いた光プ
リンタの概略構成図であり、外部より画像データ1がL
EDドライバ回路2に入力されると、LEDドライバ回
路2は画像データ1をシリアル−パラレル(直列−並
列)変換し、複数個配列されたLEDアレイ3の各LE
D素子に対応したドライバ回路に入力する。このドライ
バ回路は、LEDアレイ3のLED素子の駆動電流を通
電/遮断することにより、点灯または消灯を行わせる。
LEDアレイ3は、点灯したときにロッドレンズアレイ
4を経て、あらかじめ帯電器5で帯電された感光体ドラ
ム7の表面に結像し、感光体ドラム7上に静電潜像を形
成する。さらに現像器6は、感光体ドラム7の回転によ
り感光体ドラム7上に形成された静電潜像にトナーを付
着して白黒2値を基本とする画像を形成する。
【0004】図4は、このLEDドライバ回路2のブロ
ック図である。LEDアレイヘッドは図4に示すように
複数のLED素子から構成されるLEDアレイブロック
8と、各LEDアレイブロック8に駆動電流を供給する
LEDアレイブロック8と同数のLED駆動用ICドラ
イバ9と、各LEDアレイブロック毎の補正データを発
光順番になったLEDアレイブロックに対応して順に出
力可能であるように区分けした上で格納しておく補正メ
モリ10と、補正メモリ内の発光順になったLEDアレ
イブロックに対応するデータを取り出した上で一時格納
しておくラッチ(Latch )回路11とから構成される。
LED駆動用ICドライバ9は、外部より入力されたシ
リアル画像データをパラレルに出力するシフトレジスタ
(Shiftregister)12と、シフトレジスタ12によっ
てパラレルとなった画像データを一時格納しておくラッ
チ回路13と、ラッチ回路13のデータと対応する補正
メモリ10に付設せられたラッチ回路11からのデータ
のANDをとるANDゲート回路14と、ANDゲート
回路14の出力がハイの時にLED素子に駆動電流を流
し点灯させるドライバ回路15から構成される。なお、
ここにLEDアレイを複数のブロックに分割して順次発
光させる構成としているのは、主に駆動部の小型化を図
り、従として隣接するLEDからの雑音発生の減少、放
熱等を考慮したものである。また、画像データの入力が
なく、このため静電潜像をつくるべく発光する必要がな
い、すなわち電子写真の当該部は用紙の色彩(白色)の
ままとされるときには、シフトレジスタ12からのシリ
アル画像データのラッチ回路13への出力はなく、また
別途ラッチ回路11からの補正データについてのラッチ
信号ハイの出力は無視する旨の指示がANDゲート回路
14になされる。そして、所定時間経過後、次の発光順
番となったLEDアレイブロックの発光に必要な動作が
なされる。
【0005】さて、画像データDATAが、クロックC
LKに同期してLED駆動用ICドライバ9のシフトレ
ジスタ12に入力されると、シフトレジスタ12は、シ
リアルイン・パラレルアウトでカスケード接続が可能な
ことから、その出力は次段のLED駆動用ICドライバ
9のシフトレジスタ12へ入力される。同様にして1ラ
イン分の画像データが揃うと、ラッチ信号LT_によっ
てシフトレジスタの出力はラッチ回路13に入力され
る。それと同時に、補正メモリ10から発光順番となっ
たLEDアレイブロック単体の発光時間情報である補正
データが内蔵するカウンターの作用のもとラッチ回路1
1により取り出される。この補正データは、同じくラッ
チ回路11に内蔵されたカウンターの作用のもと各相応
したLEDアレイブロック8のLED駆動用ICドライ
バ9のANDゲート回路14に出力される。ANDゲー
ト回路14では、ラッチ回路13に保持された画像デー
タと補正データとのANDをとり、その出力がハイとな
っている時間のみドライバ回路15を駆動して、LED
アレイブロック8の発光に供する。
【0006】ここで、ANDゲート回路14の入力端子
の一方は各LEDアレイブロック8の共通端子なので、
各LEDアレイブロック8の個々のLED単体の発光時
間は同じとなり、各段のLEDアレイブロック単位で発
光時間を制御することができる。なお、補正メモリ10
からラッチ回路11へ送られる補正データ数は、補正の
許容範囲によっても異なる。例えば5ビット、すなわち
32段階では、本補正方法で、LEDアレイブロック間
のばらつきを約3%(100÷32≒3)以内になしえ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、補正の精度を上げようとすると補正デー
タのビット数を増やすか又は、光のスポット長さを小さ
くした上で主走査方向に1ライン形成するために副走査
方向に走査する回数を増やす必要がある。そのため、容
量の大きなメモリ又は高速動作する駆動回路が必要とな
り、汎用の駆動回路が使用できない。
【0008】本発明は、以上の問題点に鑑み、小容量の
メモリで各LEDの光量のばらつきを高精度に補正する
ことが可能なLEDアレイヘッドを提供することを目的
としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明においては、複数のLED素子
を並べたLEDアレイと、前記LEDアレイを複数のブ
ロックに分割して順次発光させる駆動手段からなるLE
Dアレイヘッドにおいて、LEDアレイブロックの画像
データ読み込み毎に最高輝度のLEDアレイブロックよ
り定まる最低限所要発光時間を基に定められた基準発光
時間を計時する計時手段と、前記計時手段からの基準時
間を計時した旨の出力信号によって補正発光時間を計時
するためのクロックの計数を開始する計数手段と、各L
EDアレイブロック毎にその発光時間を補正する所定の
パルス数に相当する計数値データを各LEDアレイブロ
ック毎に区分けして格納する記憶手段と、前記計数手段
の計数値と前記記憶手段の発光順となったLEDアレイ
ブロックに対する計数値データとを比較し、両者が一致
するならその旨の一致信号を発する比較手段と、前記計
時手段が計時開始した時から前記比較手段が一致信号を
発するまでの間ストローブ信号を発生するストローブ信
号発生手段と、前記ストローブ信号発生手段が出力する
ストローブ信号を発光順となったLEDアレイブロック
に送るべくストローブ信号線を切り換える切換手段とを
有することを特徴とするLEDアレイヘッドとしてい
る。
【0010】請求項2の発明においては、複数のLED
素子を並べたLEDアレイと、前記LEDアレイを複数
のブロックに分割して順次発光させる駆動手段からなる
LEDアレイヘッドにおいて、LEDアレイブロックの
画像データ読み込み毎に最高輝度のLEDアレイブロッ
クにより定まる最低限所要発光時間を基に定められた基
準発光時間を計時するための第1のクロックを計数する
第1の計数手段と、前記第1の計数手段の計数値と最低
限発光時間をもとにあらかじめ設定されている値とを比
較し、両者が一致するとその旨の出力信号を発する第1
の比較手段と、前記第1の比較手段からの前記設定値に
達した旨の出力信号によって補正発光時間を計時するた
めの第2のクロックの計数を開始する第2の計数手段
と、LEDアレイブロック毎にその発光時間を制御する
ストローブ信号の所定のパルス幅に相当する計数値デー
タを各LEDアレイブロック毎に区分けして格納する記
憶手段と、前記第2の計数手段の計数値と前記記憶手段
の発光順となったLEDアレイブロックに対する計数値
データとを比較し、両者が一致するならその旨の出力信
号を発する第2の比較手段と、前記第1の計数手段が計
数開始して後前記第2の比較手段が出力信号を発するま
での間ストローブ信号を発生するストローブ信号発生手
段と、前記ストローブ信号発生手段が出力するストロー
ブ信号を発光順となったLEDアレイブロックに送るべ
きストローブ信号線を切り換える切換手段とを有するこ
とを特徴とするLEDアレイヘッドとしている。
【0011】請求項3の発明においては、前記第2のク
ロックは、前記第1のクロックの周波数よりも高い周波
数を持つことを特徴とする請求項2記載のLEDアレイ
ヘッドとしている。請求項4の発明においては、前記記
憶手段に格納される計数値データは、分割したLEDア
レイブロックの光量より算定された発光時間から全LE
Dアレイに共通な最低限発光時間を差し引いた時間に相
当する計数値データであることを特徴とする前記請求項
1又は請求項2又は請求項3記載のLEDアレイヘッド
としている。
【0012】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
計時手段が最高輝度のLEDアレイブロックにより定ま
る基準発光時間を計時する。そして、設定値になれば、
これを計数手段に通知する。該通知により計数手段はク
ロックの計数を開始する。
【0013】記憶手段は、各LEDアレイブロック毎に
発光時間を補正する所定のパルス数に相当する計数値デ
ータを各LEDアレイブロック毎に区分けして記憶して
いる。比較手段は該計数値データと計数手段の計数値と
を比較し、計数値が前記記憶している計数値データにな
ったならば、その旨の一致信号を発する。ストローブ信
号発生手段は、前記計時手段が計時を開始した時から前
記比較手段が、一致信号を発するまでの間ストローブ信
号を発生する。切換手段はこのストローブ信号発生手段
が出力するそれぞれのLEDアレイブロック毎のストロ
ーブ信号を発光順番になったLEDアレイブロックに送
るべくストローブ信号線を切り換える。
【0014】以上の動作が各LEDアレイブロックの画
像データ読み込み毎になされる。請求項2の発明におい
ては、複数のLED素子を並べたLEDアレイと、前記
LEDアレイを複数のブロックに分割して順次発光させ
る駆動手段からなるLEDアレイヘッドにおいて、LE
Dアレイブロックの画像データ読み込み毎に、最低限所
要発光時間を基に定められた基準発光時間を計時するた
めの第1のクロックを計数する第1の計数手段がクロッ
クを計数する。そして、前記第1の計数手段の計数値と
最高輝度のLEDアレイブロックより定まる最低限発光
時間をもとにあらかじめ設定されている値とを第1の比
較手段が比較し、両者が一致するならその旨の出力信号
を発する。前記第1の比較手段からの前記設定値に達し
た旨の出力信号によって補正発光時間を計時するための
第2のクロックの計数を第2の計数手段が開始する。記
憶手段はLEDアレイブロック毎にその発光時間を補正
するストローブ信号の所定のパルス幅に相当する計数値
データを各LEDアレイブロック毎に区分けして格納し
ている。第2の比較手段は前記第2の計数手段の計数値
と前記記憶手段の発光順となったLEDアレイブロック
に対する計数値データとを比較し、両者が一致するなら
その旨の出力信号を発する。ストローブ信号発生手段は
第1の計数手段が計数開始して後、第2の比較手段が出
力信号を発するまでの間ストローブ信号を発生する。切
換手段は前記ストローブ信号発生手段が出力するストロ
ーブ信号によってストローブ信号線を切り換えることに
より、発光順となったLEDアレイブロックにストロー
ブ信号を送る。
【0015】請求項3の発明においては、請求項2の発
明において、第2のクロックの周波数は第1のクロック
のものより高くされている。請求項4の発明において
は、請求項1又は請求項2又は請求項3の発明におい
て、前記記憶手段に分割したLEDアレイの光量により
算定された発光時間から全LEDアレイに共通な基本発
光時間を差し引いた時間に相当する計数値データが格納
される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて図面を参照
しつつ説明する。図1は本発明に係るLEDアレイヘッ
ドの一実施例のブロック図であり、図2はその動作時に
おけるタイミングチャートである。図1において、LE
Dアレイヘッドは、LEDアレイを複数に分割したLE
Dアレイブロック8…と各LEDアレイブロック8…を
点灯駆動するLED駆動回路ブロック16と、LEDの
点灯時間だけ有効となるストローブ信号を発生するスト
ローブ信号発生回路17と、ストローブ信号発生回路1
7から順次発生されるストローブ信号を該当する発光順
になったLEDアレイブロック8…に切り換えて供給す
る切換手段たるデコーダ25とを備える。
【0017】ここで、各LEDアレイブロック8…に
は、スイッチ回路26が付設して設けられ、このスイッ
チ回路26は後に説明するデコーダ25よりストローブ
信号が印加されるとスイッチオンして当該LEDアレイ
ブロック8…の一端を接続するよう構成されている。前
記LED駆動回路ブロック16は、ビットシリアルに送
られてくるデータをクロックCLKに同期してシフト格
納するシフトレジスタ12、シフトレジスタ12が格納
したデータをラッチ信号LT_に同期してラッチするラ
ッチ回路13およびラッチされたデータに基づきLED
アレイブロックの対応するLEDを点灯駆動するドライ
バ回路15とから構成されている。ストローブ信号発生
回路17は、第1のクロックCLKをカウントする第1
カウンタ18と、全LEDアレイブロックに共通した基
準発光時間に相当する画素クロック計数値が登録された
レジスタ20と、第1カウンタ18の計数値とレジスタ
20の値を比較する第1コンパレータ19と、第1コン
パレータ19が一致出力を発すると、画素クロックCL
Kよりも高速な補正クロックのカウントを開始する第2
カウンタ21と、各LEDアレイブロック8…毎の光量
によってあらかじめ算定された補正露光時間データが図
5に示すように各LEDアレイブロック毎に異なったア
ドレスに格納され、図示しないクロックカウンタによっ
てLEDアレイブロックの発光順に対応するアドレスか
ら補正露光時間データを出力するメモリ23と、メモリ
23から出力される補正露光時間データをラッチ信号L
T_によってラッチするラッチ回路24と、この回路2
4でラッチされたデータと第2カウンタ21のカウント
値を比較し、第2カウンタ21の出力が小さいか等しい
ときにストローブ信号をアクティブにする第2コンパレ
ータ22とからなっている。ここで、レジスタ20に登
録される画素クロック計数値に相当する基準発光時間と
は、全てのLEDアレイブロック8…を一定露光量(発
光輝度の時間積分値で与えられる。)が得られるまで発
光した場合における最も早く一定の露光量に達したLE
Dアレイブロックの発光時間をいう。そして、その基準
発光時間に相当する画素クロックの計数値として本実施
例では例えば「7」を設定している。尚、第1カウンタ
18、第2カウンタ21はラッチ信号LT_によってカ
ウントリセットされるようになっている。
【0018】デコーダ25は、第2コンパレータ22か
らのストローブ信号STB_を、メモリ23の読出しア
ドレスの指定に用いた図示しないクロックカウンターの
信号を用いてストローブ信号線の回路を切り換えること
により、発光順のLEDアレイブロック8…に付加され
たスイッチ回路に分配する。(従って、本実施例ではレ
ジスタ20と第1カウンタ18と第1コンパレータ19
とが、請求項1の発明における計時手段に相応すること
となる。)以上のように構成されたLEDアレイヘッド
について、以下に図1及び図2を用いてその動作を説明
する。
【0019】まず、外部から入力される画素クロックC
LKに同期して画像データDATAがビットシリアルに
送られてくると、シフトレジスタ12は画像データをシ
フトしながら読み込む。64ビット分のシリアル画像デ
ータが送られてくると、ラッチ信号LT_が入力されシ
フトレジスタ12内の画像データは64ビットラッチ回
路13にパラレルにセットされる。同時に図2(3)に
示すアクティブローのパルス信号であるラッチ信号LT
_は、ストローブ信号発生回路内のラッチ回路24に送
られる。ラッチ回路24は、ラッチ信号LT_の立ち上
がりで画像データに対応するそして発光順番となったL
EDアレイブロック8の補正露光時間データをメモリ2
3から受け取ってラッチする。なお、この場合、発光順
番となったLEDアレイブロックが発光する必要がない
場合には、画像データが0であることからシフトレジス
タ12がこれを検知し、ラッチ回路13を不作動とさせ
る。
【0020】第1カウンタ18は、ラッチ信号LT_で
クリアされ画素クロックの計数を開始する。第1コンパ
レータ19は、図2(4)に示す第1カウンタ18の出
力CNT1を受け取り、最も光量の大きいLEDアレイ
ブロック8の総露光時間に相当する計数値、すなわち最
も小さい値となる、が設定されているレジスタ20と比
較して、それらがちょうど等しくなったときに図2
(5)に示す出力信号CMP1_をローからハイに立ち
上げる。この信号CMP1_は、第2カウンタ21のデ
ィスエーブル信号(disable )であり、レジスタ20に
セットされている基本露光時間t1の間だけローとな
る。
【0021】第2カウンタ21は、ラッチ信号LT_で
0にクリアされ、以後計数を停止するが、信号CMP1
_がハイになった時に補正クロックの計数を開始し、第
2コンパレータ22に図2(7)に示す計数値CNT2
を出力する。第2コンパレータ22は、図2(6)に示
すラッチ回路23の補正露光時間データと第2カウンタ
21の出力CNT2を比較する。そして第2カウンタ2
1の出力が計数値に達し、ついにラッチ回路24の補正
露光時間データより大きくなったときに信号STB_を
ローからハイにする。
【0022】なお、この補正露光時間データの最大値
(5ビットなら、25 =32)は、基本露光時間(図2
の(4)におけるt1)の点灯が終わってから、次のL
EDアレイブロック8の画像データを読み込み始めるま
での時間(秒)に補正クロックの周波数(1/秒)をか
けた値より小さければ良い。本実施例では、各補正露光
時間データは5ビットとしており、これらはそれぞれ各
LEDアレイブロック8の配列に従って順に、すなわち
発光順に従って、所定のアドレスに格納している。第1
番目のLEDアレイブロック8の補正露光時間データす
なわち、最低限の発光時間は「5」×補正クロック時間
間隔値であるので、第2カウンタ21の出力CNT2が
計数値6になると同時に、すなわち計数値「5」に相応
した補正時間間隔が終了すると同時に、第2コンパレー
タ22の出力STB_は図2(8)に示すごとくハイに
立ち上がる。これにより信号STB1_は、図2(9)
に示すごとく第1カウンタ18が計数を開始したときに
ローとなり、第2カウンタ21の出力が補正露光時間デ
ータの示す値を経過したときにハイとなり、基本露光時
間t1と各LEDアレイブロック毎の補正露光時間t2
の和である総露光時間T1の間だけローである信号とな
る。それからデコーダ25は、内蔵のクロックカウンタ
ー(図示せず)の作用のもとストローブ信号線を切り換
えることにより各対応する、すなわち発光順番となって
いるLEDアレイブロック8にストローブ信号STB1
_を分配する。
【0023】各LEDアレイブロック8に接続されてい
るスイッチ回路26は、このデコーダから受け取ったス
トローブ信号STB1_に応じてスイッチをオン/オフ
して、LEDアレイブロック8の点灯時間をその輝度に
応じて変化させる。この際、各LEDアレイブロック9
のドライバ回路15は、ラッチ回路13へ蓄えられてい
る画像データがハイのときに限り、すなわち発光する必
要があるときに限り、LED素子に駆動電流を流そうと
するが、そのスイッチ回路26がオンでありLEDアレ
イブロック8の一端が接地している時でないと駆動電流
は流れない。すなわち、ストローブ信号がローであり、
かつ画像データがハイであるLEDアレイブロック8の
素子のみ点灯できることとなる。
【0024】以上、本発明を実施例に基づき説明した
が、本発明は何も上記実施例に限定されないのは勿論で
ある。すなわち、例えば実施例においては補正露光時
間データを各5ビットとしたが、6ビットまたはそれ以
上、逆にもし、露光量のバラツキに対する許容範囲が大
きいか各LEDアレイブロックの輝度がそろっていれば
それ以下であっても良い。ただし、データのビット数を
増やすときには、これに応じて補正クロックの周波数も
早くする必要があるのは勿論である。
【0025】補正クロックは画素クロックと同期した
ものとしたが、画素クロックよりも相対的に十分高速で
あれば非同期としてもよい。なお、補正発光時間データ
の最大値(実施例では32。そして、補正クロックの最
大カウント値)を2のべき乗にする(実施例では25
と、メモリ内の補正露光時間データ、すなわちメモリ容
量を最大限に利用することができる。
【0026】請求項1及び請求項2の発明における基
準発光時間、すなわち実施例における第1の比較手段が
第1の計数手段の計数値と比較するあらかじめの設定値
は、第2のクロック周波数及び記憶手段の容量の都合
上、最高輝度のLEDアレイブロックより定まる最低限
発光時間よりも少なくしてもよい。更にまた、実施例に
おいては、その説明が複雑となるため言及しなかった
が、最高輝度のLEDアレイブロックを基に最低限発光
時間を定める場合に、静電潜像を形成するに最低限必要
な露光量はもとより、LEDの経年劣化、電源電圧の変
化(低下)等が適宜考慮されるのは勿論である。また、
これらの補償手段を別途設けてよいのも勿論である。
【0027】なお、実施例では階調制御(白黒の濃度
制御)を採用していないが、これを採用する場合には、
各階調毎の基準発光時間=各階調毎の最低限発光時間と
し、かつ第2のクロックの周波数を第1のクロックより
もずっと上げ、その上第1のクロックと同期させ、更に
また補正発光時間のデータの最大値を補正クロックの最
大カウント値とするのが高速印刷(画像形成)には便利
であろう。
【0028】第1のクロックと第2のクロックの発生
源を共有としている。そして、第1の計数手段は、クロ
ック信号2つを1まとめとして1つのクロックとして計
数し、第2の計数手段はクロック信号1つを1つのクロ
ックとして計数することにより請求項3の発明の構成と
してもよい。 実施例等では電子写真としているが、水墨画の高級印
刷等、用途はこれに限定されない。
【0029】同じく色彩は黒白の二値としているが、
本願発明のLEDアレイヘッドを複数、各原色毎に採用
することにより、天然色印刷等に使用する。なお、この
場合には、トナー等もこれに応じて複数種(色)準備さ
れる等光プリンタの構成に必要な変更が加えられるのは
言うまでもないことである。 実施例は主として請求項2の発明に係るものであり、
基準発光時間は第1のクロック信号と第1のカウンタと
第1のコンパレータとで測定するものとしているが、こ
れは全LEDアレイブロックに共通の時間、かつ一定の
長さであり、このため、振動、機械の摩耗等による経時
変化も考えられない上に万一あってもこの影響は少ない
ため、別途設けられた一定値のタイマーによるものとし
てもよい。なおこの場合には、請求項1の発明の実施例
となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、各LEDアレイブロック毎に、その総光量、す
なわち総露光量を揃えるべく、最高輝度のLEDアレイ
ブロックにより定まる基準発光時間と各LEDアレイブ
ロック毎にその輝度の補正をなすための時間に応じてス
トローブ信号を発生するストローブ信号発生手段と、こ
の発生したストローブ信号を信号線を切り換えて発光順
となったLEDアレイブロックに分配する切換手段とを
設けることにより、各LEDアレイブロックの総光量、
総露光量をその輝度に応じて高精度に制御する、すなわ
ち均一化することが可能となる。
【0031】請求項2の発明においては、請求項1の一
部構成要素をより具体的に記載したものであるため請求
項1の発明と同じ効果がえられる。実施例で示した構
成、数値で具体的にいうならば、補正発光時間データを
各5ビットにした場合では、補正前のLEDアレイブロ
ック間の総光量のばらつきをプラスマイナス20%とす
ると、補正後は(40÷25 =)1.25%以内とな
る。このとき必要な補正メモリの容量は、LEDアレイ
ブロック数×5ビットと従来例の6分の1以下で良い。
【0032】請求項3の発明においては、基準発光時間
=最低限所要発光時間であるため各LEDブロックの光
年度のバラツキの補正のための単位数を大きくとること
が可能となる。請求項4の発明においては、一定の発光
間隔内において補正時間量の一単位の絶対値を最少とす
ることが可能となる、逆に補正の精度は木目細かくなる
ため、補正の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるLEDアレイヘッド
のブロック図。
【図2】本発明の一実施例におけるLEDアレイヘッド
の動作時におけるタイミング図。
【図3】従来技術に係るLEDアレイヘッドを用いた光
プリンタの概略構成図。
【図4】従来技術に係るLEDアレイヘッドのブロック
図。
【図5】各LEDアレイブロックとこれに対応した補正
露光時間記憶の様子を示す概念図である。
【符号の説明】
8 LEDアレイブロック 9 LED駆動用ICドライバ 10 補正メモリ 11 ラッチ回路 12 シフトレジスタ 13 ラッチ回路 15 ドライバ回路 16 LED駆動回路ブロック 17 ストローブ信号発生回路 18 第1カウンタ 19 第1コンパレータ 20 レジスタ 21 第2カウンタ 22 第2コンパレータ 23 メモリ 24 補正データラッチ回路 25 デコード回路 26 スイッチ回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/036 A 8721−5C 1/23 103 Z 9186−5C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のLED素子を並べたLEDアレイ
    と、前記LEDアレイを複数のブロックに分割して順次
    発光させる駆動手段からなるLEDアレイヘッドにおい
    て、 LEDアレイブロックの画像データ読み込み毎に最高輝
    度のLEDアレイブロックにより定まる最低限所要発光
    時間を基に定められた基準発光時間を計時する計時手段
    と、 前記計時手段からの基準発光時間を計時した旨の出力信
    号によって補正発光時間を計時するためのクロックの計
    数を開始する計数手段と、 各LEDアレイブロック毎にその発光時間を補正する所
    定のパルス数に相当する計数値データを各LEDアレイ
    ブロック毎に区分けして格納する記憶手段と、 前記計数手段の計数値と前記記憶手段の発光順となった
    LEDアレイブロックに対する計数値データとを比較
    し、両者が一致するならその旨の一致信号を発っする比
    較手段と、 前記計時手段が計時開始した時から前記比較手段が一致
    信号を発するまでの間ストローブ信号を発生するストロ
    ーブ信号発生手段と、 前記ストローブ信号発生手段が出力するストローブ信号
    を発光順となったLEDアレイブロックに送るべくスト
    ローブ信号線を切り換える切換手段とを有することを特
    徴とするLEDアレイヘッド。
  2. 【請求項2】 複数のLED素子を並べたLEDアレイ
    と、前記LEDアレイを複数のブロックに分割して順次
    発光させる駆動手段からなるLEDアレイヘッドにおい
    て、 LEDアレイブロックの画像データ読み込み毎に最高輝
    度のLEDアレイブロックにより定まる最低限所要発光
    時間を基に定められた基準発光時間を計時するための第
    1のクロックを計数する第1の計数手段と、 前記第1の計数手段の計数値と最低限発光時間をもとに
    あらかじめ設定されている値とを比較し、両者が一致す
    るならその旨の出力信号を発する第1の比較手段と、 前記第1の比較手段からの前記設定値に達した旨の出力
    信号によって補正発光時間を計時するための第2のクロ
    ックの計数を開始する第2の計数手段と、 LEDアレイブロック毎にその発光時間を制御するスト
    ローブ信号の所定のパルス幅に相当する計数値データを
    各LEDアレイブロック毎に区分けして格納する記憶手
    段と、 前記第2の計数手段の計数値と前記記憶手段の発光順と
    なったLEDアレイブロックに対する計数値データとを
    比較し、両者が一致するとその旨の出力信号を発する第
    2の比較手段と、 前記第1の計数手段が計数開始して後前記第2の比較手
    段が出力信号を発するまでの間ストローブ信号を発生す
    るストローブ信号発生手段と、 前記ストローブ信号発生手段が出力するストローブ信号
    を発光順となったLEDアレイブロックに送るべくスト
    ローブ信号線を切り換える切換手段とを有することを特
    徴とするLEDアレイヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第2のクロックは、前記第1のクロ
    ックの周波数よりも高い周波数を持つことを特徴とする
    請求項2記載のLEDアレイヘッド。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に格納される計数値データ
    は、分割したLEDアレイブロックの光量より算定され
    た発光時間から全LEDアレイに共通な最低限発光時間
    を差し引いた時間に相当する計数値データであることを
    特徴とする前記請求項1又は請求項2又は請求項3記載
    のLEDアレイヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117241428A (zh) * 2023-11-09 2023-12-15 鹏城实验室 光源控制系统及光源控制方法

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