JP2001009968A - 深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材 - Google Patents

深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材

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JP2001009968A
JP2001009968A JP11180881A JP18088199A JP2001009968A JP 2001009968 A JP2001009968 A JP 2001009968A JP 11180881 A JP11180881 A JP 11180881A JP 18088199 A JP18088199 A JP 18088199A JP 2001009968 A JP2001009968 A JP 2001009968A
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利樹 前園
Motohiro Nanbae
元広 難波江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 深絞り加工した後の密着性に優れた深絞り加
工用樹脂被覆アルミニウム材(但しコンデンサケース用
は除く。)を提供する。 【解決手段】 少なくとも一面を中心線平均粗さ(R
a)が0.4μm以上、十点平均粗さ(Rz)が6μm
以上で、粗さ曲線の中心線から上方0.5μmの線と交
差する山の数を5個/1.0mm以上に表面粗面化した
アルミニウム又はアルミニウム合金の粗面化面に化成皮
膜を設け、さらにこの化成皮膜上に有機樹脂皮膜を設け
た深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材(但しコンデン
サケース用は除く。)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深絞り加工、深絞
りしごき加工用樹脂被覆アルミニウム材に係わり、さら
に詳しくは、深絞り加工後も優れた密着性を維持しさら
にしごき加工を施しても、また加熱処理を受けた場合で
もアルミニウム等の材料表面と樹脂層の剥離が生ぜず樹
脂との密着性が良好な深絞り加工用樹脂被覆アルミニウ
ム材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム等は軽量であって適度の機
械的特性を有し、かつ美感、成形加工性、耐食性等に優
れた特徴を有しているため、各種容器類、電子部品、家
電製品、自動車用材等の分野に広く用いられる。樹脂被
覆に関しては絞り加工後樹脂塗装を行うポストコート方
式及び樹脂塗装を行ったのち絞り加工するプレコート方
式があるが、近年工程短縮又は環境問題等より金属材料
のプレコート化が進んでいる。プレコート材は樹脂被覆
後絞り加工が行われるため、アルミニウム等の表面と被
覆樹脂との間には優れた密着性が要求される。そこで、
密着性の向上を目的とした提案としてリン酸クロメート
の化成処理を予め施しておく方法(特開平03−177
580号公報)があるが、絞り加工による素材の変形は
軸方向へは伸び、円周方向へは縮みを受ける過酷なもの
であるから、一般的なクロメート処理のみを行ったアル
ミニウム等では、化成皮膜と樹脂被覆層の間にまだ十分
な密着性が得られず深絞り加工、絞りしごき加工等、加
工度の高い成形後に煮沸処理又はさらなる2次加工が行
われると化成皮膜と樹脂塗膜層の密着性の低下により樹
脂塗膜層の剥離が生じる。そして、この問題は、絞り
比、しごき加工度など加工率が大きくなる程顕著になる
ものである。そこで、さらなる密着性の向上を目的とし
て熱可塑性ナイロン樹脂ラミネート材(特開平08−1
857号公報)が提案されている。さらにアルミニウム
板に対する樹脂塗装あるいは樹脂ラミネートの問題とし
て、1)樹脂ラミネート材は高湿度雰囲気で密着性が低
下する、2)塗装材が絞り比2.2以上程度の高いもの
では密着性不足のため加工時に塗膜剥離が発生する、と
いう問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は深絞り加工した後の密着性に優れた深絞り加工用
樹脂被覆アルミニウム材(但しコンデンサケース用は除
く。)を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは種々検討の
結果、アルミニウム素材の表面に特定の粗面化処理を施
し、化成処理層及び熱硬化性樹脂被覆層を順次設けるこ
とによって従来の塗装材の問題点である絞り比の高いも
のでの加工後の樹脂皮膜の密着性を大きく向上しうるこ
とを見い出し、この知見に基づき本発明をなすに至っ
た。本発明は、(1)少なくとも一面を中心線平均粗さ
(Ra)が0.4μm以上、十点平均粗さ(Rz)が6
μm以上で、粗さ曲線の中心線から上方0.5μmの線
と交差する山の数を5個/1.0mm以上に表面粗面化
したアルミニウム又はアルミニウム合金の粗面化面に化
成皮膜を設け、さらにこの化成皮膜上に有機樹脂皮膜を
設けたことを特徴とする深絞り加工用樹脂被覆アルミニ
ウム材(但しコンデンサケース用は除く。)、(2)前
記化成皮膜が少なくとも水溶性樹脂を含有するクロム含
有液である有機・無機系反応型化成処理剤により形成さ
れた化成皮膜であることを特徴とする(1)項記載の深
絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材(但しコンデンサケ
ース用は除く。)、及び(3)(1)項記載の有機樹脂
皮膜が熱硬化性高分子ポリエステル樹脂皮膜、又はナイ
ロン系樹脂皮膜であることを特徴とする(1)又は
(2)項記載の深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材
(但しコンデンサケース用は除く。)を提供するもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の深絞り加工用樹脂被覆ア
ルミニウム材(本明細書においてアルミニウム材又はア
ルミニウム合金材をいう。)は、表面粗面化したアルミ
ニウム材の上に化成皮膜を施し、この化成皮膜上に塗装
焼付によって有機樹脂皮膜を設けることができる。本発
明の深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材の好ましい実
施態様を図面を参照して説明する。図1は本発明の深絞
り加工用樹脂被覆アルミニウム材の好ましい実施態様を
模式的に示す断面図であり、(A)はアルミニウム材の
両面を粗面化した態様を示し、(B)はアルミニウム材
の有機樹脂皮膜を設ける面のみを粗面化した態様を示
す。本発明において表面粗面化は、アルミニウム材の両
面又は有機樹脂皮膜を設ける面のみのいずれに行っても
よく、特に制限するものではない。図中、1は有機樹脂
皮膜、2は化成皮膜、3は粗面化部を示す。4はアルミ
ニウム材を示し、その材質は特に制限するものではな
い。なお、図1中(A)、(B)における同符号は同じ
ものを示す。
【0006】図2は、図1の粗面化アルミニウム材の粗
面化部の拡大図である。本発明において、図2に示すよ
うにアルミニウム材の表面粗度、つまり中心線平均粗さ
(Ra)を0.4μm以上、十点平均粗さ(Rz)6μ
m以上及び粗さ曲線の中心線より0.5μm上方の線と
交差する山の数(突起の数)5個/1.0mm以上に粗
面化することによって絞り加工後の密着性を向上させる
ことができる。Raが0.4μm未満の場合粗面化によ
るアンカー効果が小さく密着性が低下する。また、Rz
が6μm未満の場合も粗面化によるアンカー効果が小さ
く密着性が不足する。粗さ曲線の中心線から上側0.5
μmの線と交差する山の数が5個/1.0mm未満の場
合、同様に密着性が不十分となる。この表面粗さ達成方
法としては、圧延ロール表面にパターンを設けて圧延に
より転写する方法、素材表面をブラスト処理により粗面
化する方法、電気化学的にエッチングする方法等いずれ
でも良い。
【0007】有機樹脂皮膜としては、エポキシ系、ウレ
タン系、ナイロン系、ポリエステル系のいずれの樹脂を
使用しても良く、制限するものではないが、熱硬化性高
分子ポリエステル系樹脂、ナイロン系樹脂を用いること
によって成形性及び密着性がさらに向上する。また、よ
り好ましくは有機樹脂皮膜の未硬化時の有機樹脂の数平
均分子量Mnが10000以上200000以下であ
る。数平均分子量Mnが10000未満の場合は、塗膜
の伸びが低下し、そのため密着性が低下する。また、数
平均分子量Mnが200000を越える場合は樹脂を溶
剤で希釈し塗料化すると塗料粘度が著しく高くなって塗
装表面外観が悪化することがある。
【0008】上記のように有機樹脂皮膜の形成は前記の
樹脂を上記のように常法により塗料化して適用するのが
好ましく、例えばメラミン又はイソシアネート等の架橋
剤とブレンドし、さらに芳香族炭化水素系溶剤、アルコ
ール系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、ケトン
系溶剤、などを主溶剤及び/又は希釈剤として塗料化し
て、かつ塗料粘度などのコーティング特性を調整し、ロ
ールコーター、ブレードコータ、スプレー装置などによ
り塗装する。塗装方法は、コイルでの連続処理が好まし
い。この塗料には装飾性を向上させるために、着色剤を
添加して、素地を生かしたカラークリヤー塗装や素地を
隠蔽したカラー塗装にすることもできる。塗装後は常法
により焼付処理を行うのが好ましい。
【0009】有機樹脂皮膜の厚さについては、粗面化表
面を完全に被覆できれば特に制限するものではないが膜
厚を5μm以上、25μm以下に設定することによって
深絞り加工性をさらに向上させることができる。膜厚が
5μm未満の場合は深絞り加工工程で塗膜の剥離や破断
が発生することがある。膜厚が25μmを超える場合は
成形時塗膜のかじりが発生し、剥離が発生することがあ
る。なお、成形時に部分的に塗膜がむしりとられること
を塗膜のかじりと言う。
【0010】本発明においては、有機樹脂皮膜の形成前
に、アルミニウム材を化成処理して、粗面化面に化成皮
膜を設けることが必要である。この化成皮膜としては、
水溶性樹脂を含有するクロム含有液が通常用いられる。
水溶性樹脂としては、ポリアクリル酸、ポリビニルアル
コール、セルロースのヒドロキシエーテルやエチレン無
水マレイン酸やポリビニルピロリジンおよびポリビニル
メチルエーテルなどがあげられる。該化成皮膜の中でも
少なくともCr 6+イオン及び/又はCr3+イオン、
水溶性樹脂、弗化物及び/又は錯弗化物を含有するクロ
ム酸塩溶液である有機・無機系反応型化成処理剤により
形成された複合化成皮膜であることによってさらに密着
性が向上する。水溶性樹脂としては、水溶性アクリル樹
脂が好ましい。通常のアルミニウムの表面処理である化
成皮膜としてはリン酸クロム酸塩皮膜が使用されるが、
この場合無機系皮膜であるため絞り加工時皮膜にクラッ
クが入りこの部分において塗膜密着性が低下する。これ
に対して、有機・無機複合化成皮膜の場合絞り加工での
皮膜への応力が緩和されかつ有機成分を含み有機樹脂皮
膜との密着性にも優れる。又、化成皮膜量としてはクロ
ム付着量で5〜50mg/mが好ましい。付着量5m
g未満の場合、十分な密着性は発現されず、50mgを
越える場合は、皮膜が厚すぎて皮膜にクラックが入り逆
に密着性が低下することがある。
【0011】本発明の深絞り用樹脂被覆材は食品、飲
料、化学薬品、溶剤等の種々の物質の収納、貯蔵、運搬
等のための容器類、鍋、ボウル等の日用品類及び万年
筆、ペン等の事務用品類、家電・電子部品のケース類
(但しコンデンサケースは除く。)などの成形加工用、
特に加工率の大きいものの成形加工用に好適である。
【0012】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいてさらに詳細に
説明する。 実施例1 表3に示す圧延ロールの表面粗さを変えることにより表
面を粗面化したアルミニウム合金板(材質:JIS A
5182、板厚:0.4mm)に市販のアルミニウム用
脱脂剤にて脱脂処理を行い、水洗後、市販の処理液にて
表1の下地処理を行い、その上に表2に示すような合成
樹脂塗料をロールコーターで表3に示す条件で乾燥膜厚
が15μmとなるように塗装し、PMT(最高到達板温
度)230℃にて焼付した。こうして図1(A)に示す
深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材を製造した。得ら
れた樹脂被覆アルミニウム材に揮発性潤滑油G−628
4M(商品名:日本工作油社製)を塗布し、有機樹脂被
覆面が外側になるように、ライターケース、ペン等のキ
ャップ等、厳しい深絞り加工を想定して、絞り比2.2
及び2.4で直径33mmの円筒状に深絞り成形した。
尚、絞り比は次式にて算出した。 絞り比=(ブランク径/ポンチ径) これらの成形品について、加工直後の塗膜密着性、溶剤
(パークレン(商品名、パークロロエチレンと界面活性
剤とからなるクリーニング剤))脱脂後の塗膜密着性、
さらに脱脂後沸騰水煮沸1時間後の塗膜密着性について
評価した。 ◎:良好、○:塗膜後退 軽微、△:塗膜後退 大、
×:塗膜剥離
【0013】実施例2 表4に示す、表面を粗面化したアルミニウム合金板(材
質:JIS A3004、板厚:0.3mm)に市販の
アルミニウム用脱脂剤にて脱脂処理を行い、水洗後、市
販の処理液にて表1の下地処理を行い、その上に表2に
示すような合成樹脂塗料をロールコーターで表4に示す
条件で乾燥膜厚が15μmとなるように塗装し、PMT
(最高到達板温度)230℃にて焼付した。こうして図
1(A)に示す深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材を
製造した。得られた樹脂被覆アルミニウム材を、DI
(Drawing and Ironing)成形[深
絞り、及びしごき加工]により、内径66mm、側壁厚
さ100μm、側壁先端部厚さ150μmの飲料の缶体
に成形した。これらの缶体について、上端をトリミング
(切断)加工した缶体の加工直後の塗膜密着性、さらに
120℃の熱水に30分間浸漬後の塗膜密着性を評価し
た。 ◎:全く剥離なし、○:僅かに塗膜後退するが実用上問
題なし、×:剥離発生
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】表3、表4に示される結果から明らかなよ
うに、塗膜について、実施例1の比較例であるNo.1
8〜No.24は、成形直後の密着性、脱脂後の密着
性、煮沸後の密着性のいずれかが劣り、また実施例2の
比較例であるNo.42〜No.48は、成形直後の密
着性、熱処理後の密着性のいずれかが劣り、深絞り加工
用樹脂被覆アルミニウム材としては不適当である。実施
例1に関してNo.18は、アルミニウム板の表面粗度
Raが小さいため煮沸後の密着性が劣る。No.19
は、アルミニウム板の表面粗度Rzが小さいため煮沸後
の密着性が劣る。No.20及びNo.21は、アルミ
ニウム板の表面粗度Ra、Rzが小さすぎ、かつ山数も
少ないため脱脂後の密着性、煮沸後の密着性が劣る。N
o.22は、アルミニウム板の表面粗度Ra、Rzが小
さすぎるため煮沸後の密着性が劣る。No.23は、ア
ルミニウム板の表面粗度Rzが大きすぎ、山数が少なす
ぎるため煮沸後の密着性が劣る。No.24は、下地処
理をしていないため成形直後の密着性、脱脂後の密着
性、煮沸後の密着性が劣る。
【0019】また、実施例2に関してNo.42は、ア
ルミニウム板の表面粗度Raが小さいため熱処理後の密
着性が劣る。No.43は、アルミニウム板の表面粗度
Rzが小さいため熱処理後の密着性が劣る。No.44
及びNo.45は、アルミニウム板の表面粗度Ra、R
zが小さすぎ、かつ山数も少ないため成形直後の密着
性、熱処理後の密着性が劣る。No.46は、アルミニ
ウム板の表面粗度Ra、Rzが小さすぎるため熱処理後
の密着性が劣る。No.47は、アルミニウム板の表面
粗度Rzが大きすぎ、山数が少なすぎるため熱処理後の
密着性が劣る。No.48は、下地処理をしていないた
め成形直後の密着性、熱処理後の密着性が劣る。これに
対し、実施例1の本発明例No.1〜No.17はいず
れも成形直後、脱脂後、煮沸後の密着性に優れ、また実
施例2の本発明例No.25〜No.41はいずれも成
形直後、熱処理後の密着性に優れ、深絞り加工用樹脂被
覆アルミニウム材として好適である。
【0020】
【発明の効果】本発明の深絞り加工用樹脂被覆アルミニ
ウム材は、深絞り加工後の密着性に優れ、特に絞り比の
大きい成形加工(通常の深絞りの上にしごき加工を行う
ような場合)用に好適である。また本発明の深絞り加工
用樹脂被覆アルミニウム材は、熱硬化性樹脂を塗装して
被覆しうるため、ラミネート材のような高湿度雰囲気で
の樹脂皮膜の密着性低下がなく、かつ加工後の密着性を
向上させるための後加熱処理が不要であり生産性も優れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材
の好ましい実施態様を模式的に示す断面図であり、
(A)はアルミニウム材の両面を粗面化した態様を示
し、(B)はアルミニウム材の片面のみを粗面化した態
様を示す。
【図2】本発明の深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材
に用いられるアルミニウム材の表面状態の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 有機樹脂皮膜 2 化成皮膜 3 粗面化部 4 アルミニウム材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA22A AB10A AB31A AK01B AK41B AK48B AK51 AK53 BA02 CC00B DD07A EJ68A EJ69A GB16 GB32 GB41 GB48 JB13B JK06 JL00 JL01 JL02 YY00A 4K026 AA09 AA22 BA06 BA07 BA12 BB09 EA02 EB08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一面を中心線平均粗さ(R
    a)が0.4μm以上、十点平均粗さ(Rz)が6μm
    以上で、粗さ曲線の中心線から上方0.5μmの線と交
    差する山の数を5個/1.0mm以上に表面粗面化した
    アルミニウム又はアルミニウム合金の粗面化面に化成皮
    膜を設け、さらにこの化成皮膜上に有機樹脂皮膜を設け
    たことを特徴とする深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム
    材(但しコンデンサケース用は除く。)。
  2. 【請求項2】 前記化成皮膜が少なくとも水溶性樹脂を
    含有するクロム含有液である有機・無機系反応型化成処
    理剤により形成された化成皮膜であることを特徴とする
    請求項1記載の深絞り加工用樹脂被覆アルミニウム材
    (但しコンデンサケース用は除く。)。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の有機樹脂皮膜が熱硬化性
    高分子ポリエステル樹脂皮膜、又はナイロン系樹脂皮膜
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の深絞り加
    工用樹脂被覆アルミニウム材(但しコンデンサケース用
    は除く。)。
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