JP2001009928A - 大型車両用タイヤのベルト貼付装置 - Google Patents

大型車両用タイヤのベルト貼付装置

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JP2001009928A
JP2001009928A JP11187526A JP18752699A JP2001009928A JP 2001009928 A JP2001009928 A JP 2001009928A JP 11187526 A JP11187526 A JP 11187526A JP 18752699 A JP18752699 A JP 18752699A JP 2001009928 A JP2001009928 A JP 2001009928A
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drum
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conveyor
transfer
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JP11187526A
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Jirou Agawa
二郎 吾川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D30/24Drums
    • B29D2030/241Auxiliary drums used for temporary storage of the layers before application to the building drums

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の建設機械等の車両用タイヤのベルト貼
付装置に関し、高所の作業をなくし、簡潔な構造で高精
度な装置とする。 【解決手段】 材料台車1のドラム2から払い出される
材料ベルト45はコンベア3により搬送され、コンベア
3上で作業員により所定長さに切断され、転写ドラム4
に巻き取られる。ドラム4の内部全周にはローラが配置
され、コンベア3とベルトドラム44との接触部との間
でカムプレートに押されてマグネットをドラム表面に押
圧する。これによりコンベア3〜ベルトドラム44間の
転写ドラム4周囲にはマグネットによりベルト45が吸
着されて密着し、ベルトを保持するのでベルトドラム4
4へ確実にベルト45を渡し、巻き付ける。又、持ち上
げシリンダによりベルト45への転写ドラム4の自重が
加わるのを調整し、離接用シリンダ8によりドラム4の
ベルトドラム44への押付力を適切に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大型車両用タイヤ、
特に建設機械用車両のベルト貼付装置に関し、ベルトの
搬送、貼付を機械化して作業性を改善し、作業の効率化
を図るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の大型の建設車両用タイヤ
のベルト貼付方法を示す側面図である。図において、4
0は床面に設けられた作業台で40aはその作業床であ
る。41は作業台40の作業床40aに置かれた材料台
車であり、材料のゴムベルトを巻いたドラム42が設け
られている。43はコンベアであり、作業台40の作業
床40a上で作業員50が作業できる程度の高さで水平
に配置されている。44はベルトを円形に成形するため
のドラムであり直径が3.5m の大径で床面に回転可能
に設置されている。
【0003】上記構成の装置において、作業員50は高
所の作業床40a上でドラム42からくり出されるベル
ト45をコンベア43上で巻き付けるべき長さを計測
し、コンベア43を一時停止して所定の長さで切断し、
再びコンベアを駆動してベルトドラム44の上部へ搬送
する。ベルト45は下方に位置するベルトドラム44の
円周上に沿って搬送され、ベルトドラム44の回転に従
ってベルトドラム44に沿って下降し、その端部は作業
員51によりベルトドラム44にセットされ、ドラム4
4に巻き付けられた他端を作業員51が接合し、円形の
ベルトを成形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の大
型建設車両用のベルト貼付装置は、大型のベルトドラム
44の上部位置に作業床40aを有する作業台40を設
置し、作業台40の作業床40aには材料台車41を高
所まで搬送して設置し、材料台車41のドラム42から
材料のベルトを払い出し、コンベア43上に送り、作業
員50がコンベアの駆動を操作し、所定の寸法でベルト
の切断作業を行い、又ベルトの接合作業は下部の作業員
51が行っている。従って、材料台車41を高所に搬送
すること及びベルトの切断作業は高所で行い、接合作業
は地上で行う如く、作業面での無駄な作業が伴ってお
り、又高所作業での危険性もあり、何んらかの改善が望
まれていた。
【0005】そこで本発明は、高所での作業をなくし、
切断、接合作業はすべて地上で行うようにしてベルトド
ラムへのベルトの巻き付けを良好にするような改善を加
え作業性を向上させた大型車両用タイヤのベルト貼付装
置を提供することを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために次の(1)〜(5)の手段を提供する。
【0007】(1)材料のベルトを供給する台車と、同
台車から前記ベルトを受け水平に搬送し、同ベルトを所
定長さに切断するためのコンベアと、同コンベアから搬
送される前記所定長さのベルトを受け、回転することに
より同ベルトを巻き付ける転写ドラムと、同転写ドラム
に接し、同転写ドラムからの前記所定長さのベルトを巻
き付け、同ベルトを円形状に接合するためのベルトドラ
ムから構成され、前記転写ドラムは、前記ベルトドラム
への押圧力を調整する離接用駆動装置と、ドラムを回転
しながら前記ベルトを同ドラム表面に吸着して保持する
手段とを備えたことを特徴とする大型車両用タイヤのベ
ルト貼付装置。
【0008】(2)前記転写ドラムは上下動調整可能な
駆動装置を有し、前記コンベア上の材料ベルトに接して
同ベルトに掛かる前記転写ドラムの自重を調整可能とす
ることを特徴とする(1)記載の大型車両用タイヤのベ
ルト貼付装置。
【0009】(3)前記転写ドラムの上下動可能な装置
に代えて前記コンベアの終端部を上下動調整可能とする
装置を設けたことを特徴とする(2)記載の大型車両用
タイヤのベルト貼付装置。
【0010】(4)前記吸着保持手段は前記転写ドラム
の内部周辺に沿って配設され、前記コンベア終端部から
前記ベルトドラムとの接触部の範囲にわたって設けられ
ていることを特徴とする(1)記載の大型車両用タイヤ
のベルト貼付装置。
【0011】(5)前記吸着保持手段は前記転写ドラム
の全周辺に均等に配設され、同転写ドラムと一体に回転
すると共に上下動可能な複数のマグネットを設けてな
り、同マグネットは同転写ドラムが前記ベルトと接触す
る範囲では同転写ドラム周面に移動して近接し、前記ベ
ルトを吸着することを特徴とする(4)記載の大型車両
用タイヤのベルト貼付装置。
【0012】本発明の(1)においては、台車から払い
出される材料のベルトはコンベアで水平方向に搬送さ
れ、コンベア上で作業員により所定の長さに切断され、
転写ドラムへ送られる。転写ドラムでは、搬送されてき
たベルトはドラム用の周辺に設けられた吸着保持手段に
よりドラム表面に吸着されてコンベアから転写ドラムに
引き渡され、転写ドラムの回転によってベルトドラムと
の接触部まで搬送され、ベルトドラムへ渡される。転写
ドラムとベルトドラムの接触は離接用駆動装置、例えば
シリンダ等により転写ドラムの押圧力を調整できるので
適切な押圧力で材料ベルトはベルトドラムに引き渡さ
れ、ベルトドラムに巻き取られた所定長さのベルトは地
上の作業員により接合作業がなされる。従って、本発明
の(1)においては、従来のような高所の作業がなくな
り、材料ベルトはコンベアと転写ドラムによりベルトド
ラムに水平方向に搬送され、かつ、転写ドラムには吸着
保持手段と離接用駆動装置が設けられているので、作業
性が改善されると共に、位置調整が容易になされ、ベル
ト貼付の精度が向上する。
【0013】本発明の(2)では、コンベア終端部にお
いて転写ドラムと材料ベルトが接触する部分では転写ド
ラムがコンベア上に置かれる状態となり、転写ドラムの
自重が材料ベルトを押圧するが、この自重は調整可能な
装置、例えば転写ドラムを上方へ持ち上げるシリンダ等
を設けることにより可能となり、材料ベルトに無理な力
が加わらないようにする。又(3)の発明では、この転
写ドラムの自重はコンベアの終端部を上下動する調整装
置で調整し、上記(2)の発明と同様に材料ベルトに無
理な力が加わらないようにすることができる。
【0014】本発明の(4)においては、吸着保持手段
は、転写ドラムからベルトドラムまでの間で転写ドラム
に沿って搬送されるドラム表面の間に配設されるで、コ
ンベアからベルトを引き取り、ベルトドラムへ引き渡す
間は確実にベルトを転写ドラムに保持することができ
る。又、本発明の(5)においては、吸着保持手段がマ
グネットからなっているので、スチールを含むベルトが
容易に吸着することが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る大型車両用タイヤのベルト貼付装置
の側面図である。図において1は材料台車、2は材料台
車1に設けられた材料を巻き付けたドラムである。3は
コンベアで作業員が床面で作業できる高さで水平に配置
されている。4は転写ドラムで、コンベア3から供給さ
れる材料のベルト45を巻き付け、ベルトドラム20に
供給するためのドラムである。5は可動支柱であり、転
写ドラム4全体を上下動させるもの、6は可動テーブル
で支柱5を介して転写ドラムを支持すると共に、左右に
移動可能な構造である。7は持ち上げシリンダであり、
支柱5を上下動させ、転写ドラム4の上下方向の位置を
調整するものである。8は離接用シリンダで、可動テー
ブル6を水平移動させ、転写ドラム4の水平方向の位置
調整を行う。9は固定テーブルで床面に固定される。1
0は駆動用モータであり、転写ドラム4を回転させる。
【0016】44は従来と同じベルトドラムであり、4
6はモータ、47は支持台であり、ベルトドラム44は
支持台47に回転可能に軸支され、モータ46で回転
し、材料のベルト45と巻き付けて作業員が従来と同じ
ように巻き付けられたベルトと接合する。
【0017】図2は図1におけるA−A矢視図であり、
図において符号3〜10は図1で説明した通りの構造で
ある。可動テーブル6の床面にはガイド19が両側に設
けられており、固定テーブル9上のレール9a,9bに
沿って図中紙面に垂直な方向に図示省略の離接用シリン
ダ8で移動可能である。又、可動支柱5にも鉛直方向ス
ライドガイド11が上下に2ヶ所取り付けられており、
固定支柱18のレール18aに沿って上下動が可能であ
る。
【0018】可動支柱5の上部には回転可能に転写ドラ
ム4の軸15が支持されている。駆動モータ10は部材
16で可動支柱5の上部に取り付けられ、モータ10の
軸にはプーリ13が、軸15にはプーリ12がそれぞれ
連結され、駆動モータ10の回転は、ベルト14でプー
リ13からプーリ12へ伝えられ軸15を回転する。
【0019】図3は図2における転写ドラム4の内部を
示す断面図である。図において、20はドラム本体で円
筒形状のドラムを形成している。21は支持軸であり、
ドラム本体20をベアリング22が回転可能に支持して
いる。ドラム本体20は図2に示す軸15に連結され、
ベアリング22を介して支持軸回りを回転する。
【0020】23はローラであり、後述するように連結
軸24の両端に回転可能に支持されている。連結軸24
には3ヶ所に支持軸25が取り付けられ、支持軸25に
は後述するようにブッシュ26がバネを介して挿通され
ている。ブッシュ26は支持アングル27に固定されて
おり、支持アングル27はドラム本体20の両側面にフ
ランジ27a,27bで固定されている。従って、連結
軸24で支持された両端のローラ23はドラム本体20
に固定されており、ドラム本体20と一体となって回転
する構成である。
【0021】このような連結軸24で支持された一対の
ローラ23はドラム本体20の内側全周囲にわたって複
数個が配列されており(後述の図4参照)、ドラム本体
20と一体となって回転する。28は一対のカムプレー
トであり、一端がカム支持部29で支持軸21に固定さ
れ、先端部がローラ23に接して配置されている。従っ
てカムプレート28は支持軸21に固定されており、支
持軸と共に回転せず、ローラ23はドラム本体20と共
に回転し、カムプレート28に接しながら回転移動す
る。
【0022】29はマグネット組立品であり、3本の支
持軸25に固定されており、ローラ23、連結軸24、
支持軸25と一体的にドラム本体20の径方向にカムプ
レート28に接し、上下動する構成である。このマグネ
ット組立品29は後述するように枠内にマグネットを埋
め込んだ構成であり、マグネットは全長にわたって連続
して設けても、あるいは分割して所定の間隔をおいて配
置しても、いずれの構成でも良いが、本例では分割して
配設されている。
【0023】図4は図3におけるB−B矢視図であり、
転写ドラム4内に配置したローラを示す図である。図に
おいて、各ローラ23は前述のように連結軸24(図示
省略)と3本の支持軸25に支持されている。これら組
立品23,24,25は、図3で説明したようにドラム
本体20に支持アングル27で固定され、ドラム本体2
0と一体となって回転する。このようなローラ23がド
ラム本体20内側全周囲に均等に複数個が配置されてい
る。
【0024】一方ドラム本体20には、ローラ23と接
するカムプレート28が配設されており、カムプレート
28は前述のように支持軸21に固定されて、回転せず
静止しており、各ローラ23は回転することにより順次
カムプレート28に当接し、カムプレート28に押され
て支持軸25がブッシュ26内でスライドし、マグネッ
ト組立品29を下方に押し付ける。カムプレート28は
後述するように、所定の角度θでコンベア3の終端部か
らベルトドラムに接する直前の下方部分の範囲のローラ
23のみを押圧するように配設されている。
【0025】材料のゴムベルトにはスチールワイヤが埋
め込まれているのでマグネットにより吸着可能である。
コンベア3から搬送されてきた材料のベルトは、コンベ
ア3出口端より転写ドラム4に移り、転写ドラム4の表
面の下部に巻き付けながらベルトドラム44へ供給され
るが、転写ドラム4からベルトドラム40への移動を良
好にするために、この間ではカムプレート28によりロ
ーラ23が押され、支持軸25を介してマグネット組立
品29が転写ドラム4の内周壁面に接する。これにより
マグネット組立品29が材料のベルトを吸着し、ベルト
ドラムに乗り移るまでの間、転写ドラム4の表面にベル
トを密着させ、ベルトドラム44への材料のベルトの乗
り移りを確実ならしめる。
【0026】図5は図4におけるC部拡大図であり、ロ
ーラ23とマグネット組立品29の動きを示している。
図において、カムプレート28は固定されて静止してお
り、ローラ23は図中R方向へドラム本体20と共に回
転し、順次移動している。カムプレート28で押された
ローラ23は、ローラ23を連結している連結軸(図3
参照)と共に支持軸25を押し下げる。支持軸25外周
囲にはバネ30が介在しており、常時そのバネ力により
支持軸25は中心方向に付勢されているが、カムプレー
ト28により支持軸25はバネ力に抗してブッシュ26
を介して下方へ押し下げられる。
【0027】支持軸25先端にはマグネット組立品29
が取り付けられており、マグネット組立品29は支持軸
25が押し下げられることによりドラム本体20の切欠
き部20a内に挿入され、ドラム本体20の表面と同一
レベルの表面を形成する。マグネット組立品29内には
マグネット31が埋め込まれており、カムプレート28
が配設されている範囲のドラム本体20の表面に搬送さ
れてくる材料のゴムベルトをマグネット31で吸着して
ドラム表面に密着させ、充分に保持する役目をする。
【0028】又、ブッシュ26を介して支持軸25は図
中2点鎖線で示すアングル27aに固定され、アングル
27aは更にアングル27に取り付けられており、この
アングル27はドラム本体20に結合されている(図3
参照)。従って、ローラ23、支持軸25、マグネット
組立品29及び支持軸25に連結している連結軸24
(図3参照)からなる組立品はドラム本体20に固定さ
れ、ドラム本体20と一体となって回転する。
【0029】図6は図3におけるD−D断面図であり、
上記に説明のアングルによるブッシュ26の取り付け状
態を示している。ブッシュ26は支持軸25を上下動可
能に支持し、ブッシュ26はアングル27aに固定さ
れ、アングル27aはアングル27に支持され、更にア
ングル27はドラム本体20に固定されている。従って
カムプレート28にローラ23が押されると支持軸25
はドラムの外側へ向かって移動し、その先端のマグネッ
ト組立品29をドラム本体20の外表面へ移動させるこ
とができる。
【0030】図7は図3におけるE−E断面図であり、
主に連結軸24を示す図である。上記の図6と同様にブ
ッシュ26はアングル27a,27でドラム本体20に
固定されている構造は同じである。支持軸25の一端に
は連結軸24がボルト結合されており、図3に示すよう
に3本の支持軸が共に連結軸24に連結されている。
又、支持軸25の他端にはマグネット組立品29が取り
付けられている。
【0031】上記構成の実施の第1形態における作用を
図1の全体図を用いてまとめて説明する。まず、材料台
車1のドラム2から払い出された材料のベルト45はコ
ンベア3により水平方向に搬送され、従来と同じように
コンベア3上で所定の長さで作業員により切断される。
この切断作業は従来のように高所ではなく床面のコンベ
ア3上で実施されるので、安全性を確保できる。
【0032】次に切断されたベルトは駆動モータ10に
より回転する転写ドラム4に巻き付けられるが、転写ド
ラム4の上下方向の位置は持ち上げシリンダ7を駆動し
て適正な位置となるように調整される。この調整はドラ
ムの自重により材料のベルトが過度に押圧されるのを防
止するためである。又、転写ドラム4とベルトドラム3
0との接触圧力は離接用シリンダ8を駆動して水平方向
の微調整を行い、実施することができる。
【0033】コンベア3の端部からのベルトは転写ドラ
ム4に接触する。転写ドラム4の内部では図4に示すよ
うにカムプレート28によりローラ23が押されている
のでマグネット組立品29が転写ドラムの表面に押され
ており、マグネット31によりベルトを吸着するので材
料のベルトは転写ドラム4へ容易に密着して保持され、
転写ドラム4の表面に巻き付いてベルトドラム44に移
ることができる。カムプレート28は転写ドラム4のコ
ンベア3出口部からベルトドラム44に接するまでの円
周部まで延びているので、この間のベルトをすべてマグ
ネット31で吸着保持するのでベルトが転写ドラム4表
面から離れることはない。
【0034】ベルトドラム44に移った材料ベルト45
は従来と同様にモータ32により回転するベルトドラム
44に巻き取られ、作業員により接合作業がなされ、大
型車両用タイヤの円形ベルトを製造することができる。
このように本実施の第1形態の大型車両用タイヤのベル
ト貼付装置によれば、従来の高所への材料台車41の搬
送や、高所でのベルトの切断作業をなくし、作業がすべ
て床面でなされ、又転写ドラム4を用いて材料のベルト
を適切な圧着力をベルトドラム44へ供給できるので高
精度な製品を製造することができる。
【0035】図8は本発明の実施の第2形態に係る大型
車両用タイヤのベルト貼付装置の全体側面図である。図
において図1に示す実施の第1形態と異なる部分は固定
式コンベア3に代えて、コンベア上下調整シリンダ34
を備えたコンベア33を配置し、その他、転写ドラム4
を上下調整する可動支柱5を固定式の支柱35とした構
成である。その他の構成は図1のものと同じである。こ
のような構成とすることにより、材料のベルト45に掛
かる転写ドラム4の自重をコンベア上下調整シリンダ3
5を上下伸縮させることにより適正に調整することがで
き、実施の第1形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0036】図9は図8におけるF−F矢視図であり、
図において転写ドラム4の上下調整に代えてコンベア上
下調整シリンダ34で同様の作動をさせるので、持ち上
げシリンダ7が不要となり、支柱35,35aで転写ド
ラム4を固定して支持するようにしている。このような
構造によって転写ドラム4の支持構造が簡略化され、大
重量の転写ドラム4を上下動させる構造が不要となるも
のである。その他の装置構成ば実施の第1形態と同じで
あるので説明は省略する。
【0037】
【発明の効果】本発明の大型車両用タイヤのベルト貼付
装置は、(1)材料のベルトを供給する台車と、同台車
から前記ベルトを受け水平に搬送し、同ベルトを所定長
さに切断するためのコンベアと、同コンベアから搬送さ
れる前記所定長さのベルトを受け、回転することにより
同ベルトを巻き付ける転写ドラムと、同転写ドラムに接
し、同転写ドラムからの前記所定長さのベルトを巻き付
け、同ベルトを円形状に接合するためのベルトドラムか
ら構成され、前記転写ドラムは、前記ベルトドラムへの
押圧力を調整する離接用駆動装置と、ドラムを回転しな
がら前記ベルトを同ドラム表面に吸着して保持する手段
とを備えたことを特徴としている。このような構成によ
り、従来のような高所の作業がなくなり、材料ベルトは
コンベアと転写ドラムによりベルトドラムに水平方向に
搬送され、かつ、転写ドラムには吸着保持手段と離接用
駆動装置が設けられているので、作業性が改善されると
共に、位置調整が容易になされ、ベルト貼付の精度が向
上する。
【0038】本発明の(2)では、コンベア終端部にお
いて転写ドラムと材料ベルトが接触する部分では転写ド
ラムがコンベア上に置かれる状態となり、転写ドラムの
自重が材料ベルトを押圧するが、この自重は調整可能な
装置により適切に調整されるので、材料ベルトに過度な
押圧力が加わらないようにすることができる。又(3)
の発明では、この転写ドラムの自重はコンベアの終端部
を上下動する調整装置で調整し、上記(2)の発明と同
様に材料ベルトに無理な力が加わらないようにすること
ができる。
【0039】本発明の(4)においては、吸着保持手段
は、転写ドラムからベルトドラムまでの間で転写ドラム
に沿って搬送されるドラム表面の間に配設されるで、コ
ンベアからベルトを引き取り、ベルトドラムへ引き渡す
間は確実にベルトを転写ドラムに保持することができ
る。又、本発明の(5)においては、吸着保持手段がマ
グネットからなっているので、スチールを含むベルトが
容易に吸着することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る大型車両用タイ
ヤのベルト貼付装置の全体側面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】図2に示す転写ドラムの内部を示す側面図であ
る。
【図4】図3におけるB−B矢視図である。
【図5】図4におけるC部の拡大図である。
【図6】図3におけるD−D断面図である。
【図7】図3におけるE−E断面図である。
【図8】本発明の実施の第2形態に係る大型車両用タイ
ヤのベルト貼付装置の全体側面図である。
【図9】図8におけるF−F矢視図である。
【図10】従来の大型車両用タイヤのベルト貼付装置の
側面図である。
【符号の説明】
1 材料台車 2 ドラム 3,33 コンベア 4 転写ドラム 5 可動支柱 6 可動テーブル 7 持ち上げシリンダ 8 離接シリンダ 9 固定テーブル 10 駆動モータ 11 鉛直方向スライドガイド 12,13 プーリ 14 ベルト 20 ドラム本体 21 支持軸 22 ベアリング 23 ローラ 24 連結軸 25 支持軸 26 ブッシュ 27 支持アングル 28 カムプレート 29 マグネット組立品 30 バネ 31 マグネット 34 コンベア上下調整シリンダ 35 支柱

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料のベルトを供給する台車と、同台車
    から前記ベルトを受け水平に搬送し、同ベルトを所定長
    さに切断するためのコンベアと、同コンベアから搬送さ
    れる前記所定長さのベルトを受け、回転することにより
    同ベルトを巻き付ける転写ドラムと、同転写ドラムに接
    し、同転写ドラムからの前記所定長さのベルトを巻き付
    け、同ベルトを円形状に接合するためのベルトドラムか
    ら構成され、前記転写ドラムは、前記ベルトドラムへの
    押圧力を調整する離接用駆動装置と、ドラムを回転しな
    がら前記ベルトを同ドラム表面に吸着して保持する手段
    とを備えたことを特徴とする大型車両用タイヤのベルト
    貼付装置。
  2. 【請求項2】 前記転写ドラムは上下動調整可能な駆動
    装置を有し、前記コンベア上の材料ベルトに接して同ベ
    ルトに掛かる前記転写ドラムの自重を調整可能とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の大型車両用タイヤのベル
    ト貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記転写ドラムの上下動可能な装置に代
    えて前記コンベアの終端部を上下動調整可能とする装置
    を設けたことを特徴とする請求項2記載の大型車両用タ
    イヤのベルト貼付装置。
  4. 【請求項4】 前記吸着保持手段は前記転写ドラムの内
    部周辺に沿って配設され、前記コンベア終端部から前記
    ベルトドラムとの接触部の範囲にわたって設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の大型車両用タイヤの
    ベルト貼付装置。
  5. 【請求項5】 前記吸着保持手段は前記転写ドラムの全
    周辺に均等に配設され、同転写ドラムと一体に回転する
    と共に上下動可能な複数のマグネットを設けてなり、同
    マグネットは同転写ドラムが前記ベルトと接触する範囲
    では同転写ドラム周面に移動して近接し、前記ベルトを
    吸着することを特徴とする請求項4記載の大型車両用タ
    イヤのベルト貼付装置。
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