JP2001009788A - 回路板の製造方法及び切断装置 - Google Patents

回路板の製造方法及び切断装置

Info

Publication number
JP2001009788A
JP2001009788A JP11180197A JP18019799A JP2001009788A JP 2001009788 A JP2001009788 A JP 2001009788A JP 11180197 A JP11180197 A JP 11180197A JP 18019799 A JP18019799 A JP 18019799A JP 2001009788 A JP2001009788 A JP 2001009788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
substrate
transport
cutting
position correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11180197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kitamura
武士 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11180197A priority Critical patent/JP2001009788A/ja
Publication of JP2001009788A publication Critical patent/JP2001009788A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材における配線パターンの形成位置の位置
ずれや、基材を搬送する際の搬送距離にずれが生じて
も、常に基材を所定の位置で切断して基材から回路板を
切り出すことができる回路板の製造方法を提供する。 【解決手段】 所定箇所に位置補正用マーク7が捺印さ
れると共に配線パターン2が形成された基材Aを、切断
用の刃物4が配設された配路上に配置する。配路上の基
材Aにおける位置補正用マーク7の位置を検出する。位
置補正用マーク7の位置を元にして配路上における基材
Aを所定の切断位置に送るための搬送距離を導出する。
この搬送距離だけ基材Aを搬送した後、基材Aを刃物4
にて切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線パターンが形
成された基材を送りながら一定の間隔で切断することに
より製造される回路板の製造方法及び基材を切断する切
断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路板の製造方法の一つとして、長尺の
金属箔張り積層板に配線パターンを形成するなどして得
られる基材を送りながら一定の間隔で切断する方法があ
る。この場合、金属箔張り積層板にその長手方向に沿っ
て間隔をあけてアディティブ法やサブトラクティブ法に
て回路形成を行い、このようにして得られる基材を一定
の長さだけ搬送する動作と基材を切断する動作とを繰り
返し行うことにより長尺の基材から回路板を順次切り出
すことができるものである。このようにして得られる回
路板は、多層積層板を製造するための内装用回路板等と
して用いることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
方法においては、、回路形成時における配線パターンの
形成位置のずれが生じていたり、基材を搬送するにあた
っての搬送距離のずれが、基材の搬送と基材の切断を一
回行う度に1/100〜1/10mm程度発生すること
があり、基材からの回路板の切り出しを繰り返し行って
いくうちにこのずれが積算されて、ついには基材上の配
線パターンを切断してしまうこととなるという問題があ
った。
【0004】本発明は上記の点に鑑みて為されたもので
あり、基材における配線パターンの形成位置の位置ずれ
や、基材を搬送する際の搬送距離にずれが生じても、常
に基材を所定の位置で切断して基材から回路板を切り出
すことができる回路板の製造方法、及びこの回路板の製
造方法に用いることができる基材の切断装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
回路板の製造方法は、所定箇所に位置補正用マーク7が
捺印されると共に配線パターン2が形成された基材A
を、切断用の刃物4が配設された配路上に配置し、配路
上の基材Aにおける位置補正用マーク7の位置を検出
し、位置補正用マーク7の位置を元にして配路上におけ
る基材Aを所定の切断位置に送るための搬送距離を導出
し、この搬送距離だけ基材Aを搬送した後、基材Aを刃
物4にて切断することを特徴とするものである。
【0006】また本発明の請求項2に係る回路板の製造
方法は、請求項1の構成に加えて、刃物4にて基材Aを
切断した後、基材Aを配路上で一定の搬送距離だけ搬送
する動作と、基材Aを刃物4にて切断する動作とを所定
回数だけ繰り返し行うことを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の請求項3に係る回路板の製
造方法は、請求項1の構成に加えて、刃物4にて基材A
を切断した後、配路上の基材Aにおける位置補正用マー
ク7の位置を検出し、位置補正用マーク7の位置を元に
して配路上における基材Aの搬送距離を導出し、この搬
送距離だけ基材Aを搬送した後、基材Aを刃物4にて切
断する動作を繰り返し行うことを特徴とするものであ
る。
【0008】また本発明の請求項4に係る回路板の製造
方法は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、基
材Aに搬送方向と直交する方向に並ぶ一対の位置補正用
マーク7を複数対形成し、一対の位置補正用マーク7を
結ぶ直線の、基材Aの搬送方向と直交する方向に対する
ずれを検出し、この検出結果を元にして、配路に基材A
を送る巻出器を基材Aの搬送方向と直交する方向にスラ
イドさせることにより基材Aの搬送方向のずれを矯正す
ることを特徴とするものである。
【0009】また本発明の請求項5に係る回路板の製造
方法は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加えて、基
材Aに搬送方向と直交する方向に並ぶ一対の位置補正用
マーク7を複数対形成し、一対の位置補正用マーク7を
結ぶ直線の、基材Aの搬送方向と直交する方向に対する
ずれを検出し、配路に配置された基材Aの搬送方向と直
交する方向に並ぶ一対の送りロール6の回転速度をこの
検出結果を元にして独立に制御して基材Aを搬送するこ
とにより基材Aの搬送方向のずれを矯正することを特徴
とするものである。
【0010】また本発明の請求項6に係る切断装置は、
基材A上に形成された位置補正用マーク7の位置を検出
する補正用検出部と、補正用検出部にて検出された位置
補正用マーク7の位置から基材Aを所定の切断位置に送
るための搬送距離を導出する制御部5と、制御部5によ
って導出された搬送距離分だけ基材Aを送る搬送部と、
搬送部にて搬送された基材Aを切断する刃物4とを具備
して成ることを特徴とするものである。
【0011】また本発明の請求項7に係る切断装置は、
請求項6の構成に加えて、補正用検出部にて検出された
位置補正用マーク7の位置から基材Aの搬送距離を導出
し、この長さ分だけ基材Aを搬送するように搬送部を制
御した後、基材Aを所定の搬送距離だけ所定回数搬送す
るように搬送部を制御する制御部5と、搬送部にて順次
基材Aが搬送されるごとに基材Aを切断する刃物4とを
具備して成ることを特徴とするものである。
【0012】また本発明の請求項8に係る切断装置は、
請求項6の構成に加えて、制御部5によって導出された
搬送距離分だけ搬送部にて基材Aが送られた後に更に位
置補正用マーク7の位置を検出する補正用検出部と、こ
の補正用検出部にて検出された位置補正用マーク7の位
置から基材Aの搬送距離を導出し、この長さ分だけ基材
Aを搬送するように搬送部を制御する制御部5と、搬送
部にて順次基材Aが搬送されるごとに基材Aを切断する
刃物4とを具備して成ることを特徴とするものである。
【0013】また本発明の請求項9に係る切断装置は、
請求項6乃至8のいずれかの構成に加えて、基材A上に
形成された基材Aの搬送方向と直交する方向に並ぶ一対
の位置補正用マーク7のそれぞれの位置を検出する補正
用検出部を設け、基材Aを搬送路に送る巻出器を、基材
Aの搬送方向と直交する方向にスライド自在に形成して
成ることを特徴とするものである。
【0014】また本発明の請求項10に係る切断装置
は、請求項6乃至9のいずれかの構成に加えて、基材A
上に形成された基材Aの搬送方向と直交する方向に並ぶ
一対の位置補正用マーク7のそれぞれの位置を検出する
補正用検出部を設け、回転することによって基材Aを搬
送する一対の送りロール6を基材Aの配路上に基材Aの
搬送方向と直交する方向に並べて配置し、各送りロール
6をその回転速度が独立に制御されるように形成して成
ることを特徴とするものである。
【0015】また本発明の請求項11に係る切断装置
は、請求項6乃至10の構成に加えて、基材Aの配路に
基材Aを加熱する加熱部30を配設して成ることを特徴
とするものである。
【0016】また本発明の請求項12に係る切断装置
は、請求項6乃至11のいずれかの構成に加えて、基材
Aの配路に基材Aの反りを矯正する反り直し部31を配
設して成ることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0018】金属箔張り積層板1としては従来からプリ
ント配線板の製造に利用されているものを用いることが
でき、紙やガラスなどの基体にエポキシ樹脂等を含む樹
脂組成物を含浸させて樹脂を半硬化状態にすることによ
ってプリプレグを形成し、一枚あるいは複数枚のプリプ
レグの両面に銅箔等の金属箔を重ね、これを加熱し加圧
又は無圧下で積層一体化することによって、プリプレグ
が絶縁層となった金属箔張り積層板を形成することがで
きる。基体としては、樹脂組成物を含浸可能なものであ
れば特に限定されるものではなく、ガラス繊維、アラミ
ド繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等の有機繊維
を単独又は混ぜて使用した布及び不織布が挙げられる。
尚、基体がガラス繊維製のクロス(ガラス布)又は不織
布(ガラス不織布)の場合、得られる積層板の耐熱性が
優れ好ましい。なお、基体の厚みとしては、0.02〜
0.08mmのものを用いることができる。
【0019】また、樹脂組成物としては、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等の
樹脂の単独、変性物、混合物等が挙げられる。尚、樹脂
組成物には、必要に応じて、スチレン、ジアリルフタレ
ート等のモノマー、無機、有機の充填材や、充填材の沈
降防止剤等を適宜配合しても良い。
【0020】金属箔張り積層板1は長尺のシート状に形
成されるものであって、その厚みが0.03〜0.1m
mの極薄に形成されている。
【0021】また、この金属箔張り積層板1の金属箔と
しては、連続的に供給することが可能な長尺の金属製の
箔であれば特に限定されるものではなく、銅箔、ニッケ
ル箔等が挙げられ、厚みが0.008〜0.07mmの
ものを用いることができる。また、金属箔張り積層板1
の金属箔としては、両面が粗面化された電解銅箔を用い
るのが好ましい。
【0022】金属箔張り積層板1に回路形成を行うにあ
たっては、図9に示すように、ロール状に巻かれた長尺
の金属箔張り積層板1をそのロールを解きながら搬送し
つつ両面の金属箔に回路形成処理を施し、その後、回路
形成した金属箔張り積層板1をロール状に巻き取るよう
にするものである。金属箔張り積層板1を搬送するにあ
たっては、金属箔張り積層板1の搬送方向に並べた複数
本の上下の駆動ガイドローラ10でガイドしながら駆動
して行うものである。また、回路形成は金属箔張り積層
板1が化学研磨機11、ラミネートロール12、露光機
13、エッチング機14を順次通過していくことによっ
て行われる。
【0023】化学研磨機11の内部には、金属箔張り積
層板1の搬送方向に並ぶ複数本の研磨剤噴射ノズル20
が上下に対向して設けられている。この研磨剤噴射ノズ
ル20は金属箔張り積層板1の金属箔の表面を粗面化す
る研磨剤21を噴射するものであって、研磨剤21とし
ては、例えば、硫酸及び過酸化水素を含有した水溶液を
用いることができる。ラミネートロール12はロール状
に巻かれたレジストフィルム22とフォトマスク23を
解きながら金属箔張り積層板1の金属箔の表面にレジス
トフィルム22側を圧着するものである。また、フォト
マスク23はレジストフィルム22の表面に設けられて
おり、所望の回路パターンに形成されている。露光機1
3は紫外線発生器13aを備えたものであって、レジス
トフィルム22に紫外線発生器13aから紫外線を照射
してフォトマスク23で覆われていない部分を硬化させ
るものである。
【0024】エッチング機14は現像部14aとエッチ
ング部14bと剥離部14cで構成されている。現像部
14aには金属箔張り積層板1の搬送方向に並ぶ複数本
の現像液噴射ノズル24が上下に対向して設けられてい
る。この現像液噴射ノズル24はレジストフィルム22
の未硬化部分を除去する現像液25を噴射するものであ
って、現像液25としては、例えば、炭酸ナトリウム水
溶液を用いることができる。エッチング部14bには、
金属箔張り積層板1の搬送方向に並ぶ複数本のエッチン
グ液噴射ノズル26が上下に対向して設けられている。
このエッチング液噴射ノズル26はレジストフィルム2
2で覆われていない部分の金属箔を除去するエッチング
液27を噴射するものであって、エッチング液27とし
ては、例えば、塩酸及び銅イオンを含む水溶液を用いる
ことができる。剥離部14cには金属箔張り積層板1の
搬送方向に並ぶ複数本の剥離液噴射ノズル28が上下に
対向して設けられている。この剥離液噴射ノズル28は
エッチング後に金属箔張り積層板1の表面に残るレジス
トフィルム22を除去する剥離液29を噴射するもので
あって、剥離液29としては、例えば、水酸化ナトリウ
ム水溶液を用いることができる。
【0025】そして基材Aを製造するにあたっては、次
のようにして行う。まず、ロール状に巻かれた長尺の金
属箔張り積層板1をそのロールを解きながら搬送して化
学研磨機11に導入する。ここで、金属箔張り積層板1
を搬送しつつ金属箔張り積層板1の上下両面の金属箔に
上下の研磨剤噴射ノズル20から研磨剤21を噴射して
金属箔の表面を粗面化する。次に、化学研磨機11から
金属箔張り積層板1を導出した後、金属箔張り積層板1
を搬送しつつラミネートロール12でレジストフィルム
22とフォトマスク23を粗面化された金属箔の表面に
圧着する。次に、レジストフィルム22とフォトマスク
23を圧着した金属箔張り積層板1を露光機13に導入
し、金属箔張り積層板1を搬送しつつフォトマスク23
で覆われていない部分のレジストフィルム22に紫外線
を照射して硬化させる。次に、フォトマスク23を剥が
した後、露光機13から導出し、次に、エッチング機1
4の現像部14aに導入する。ここで、金属箔張り積層
板1を搬送しつつレジストフィルム22に現像液25を
噴射してレジストフィルム22の未硬化部分を現像して
除去する。
【0026】次に、金属箔張り積層板1を現像部14a
から導出すると共にエッチング部14bに導入する。こ
こで、金属箔張り積層板1を搬送しつつレジストフィル
ム22の硬化部分で覆われていない金属箔にエッチング
液27を噴射して不要な金属箔をエッチングにより除去
する。次に、金属箔張り積層板1をエッチング部14b
から導出すると共に剥離部14cに導入する。ここで、
金属箔張り積層板1を搬送しつつ金属箔張り積層板1の
表面に残るレジストフィルム22の硬化物に剥離液29
を噴射して金属箔張り積層板1からレジストフィルム2
2を除去する。この後、回路形成された金属箔張り積層
板1を剥離部14cから導出してロール状に巻き取るこ
とによって、長尺の基材Aが得られる。このロール状に
巻き回された基材Aを基材巻ロール36とする。
【0027】ここで配線パターン2は、同一のパターン
を、基材Aの長尺方向に所定の隙間をあけて一列に複数
個形成するものである。そして基材A上の隣合う各配線
パターン2間の所定の位置には、図2に示すように、一
対の位置補正用マーク7を、この一対の位置補正用マー
ク7の中心を結ぶ線が、基材Aの長尺方向と垂直になる
ように、所定の間隔をあけて配列するように捺印するも
のである。この位置補正用マーク7は、上記のレジスト
パターンやエッチングパターンにより形成することがで
きる。ここで図2(a)では位置補正用マーク7の捺印
は、隣り合う配線パターン2間の隙間に捺印されている
が、位置補正用マーク7の捺印位置はこれに限るもので
はなく、例えば配線パターン2内に捺印しても良いもの
である。また図2(b)に示すように、隣り合う配線パ
ターン2間の隙間に一つおきに捺印しても良い。また基
材Aの配線パターン2間には、基材Aの切断予定箇所を
示す切断線3が等間隔に想定されている。
【0028】このようにして形成される基材Aは図4に
示す切断装置にて切断されて、基材Aから回路板Bが切
り出される。
【0029】切断装置には一側に基材Aを保持する巻出
器9が、他側には基材Aを切断する刃物4が配設され、
この巻出器9と刃物4との間に基材Aの配路が形成され
ている。以下、切断装置の構成を説明する。
【0030】この巻出器9には基材Aをロール状に巻回
した基材巻ロール36が取り付けられる。ここで基材巻
ロール36は、基材Aが合紙33と重ねられた状態で巻
回されている。また巻出器9にはエアーシャフトにて構
成される軸芯35が設けられており、基材巻ロール36
はこの軸芯35に取り付けられる。ここでエアーシャフ
トからなる軸芯35は、内部にエアーが注入されること
により外周面に設けられたラグ等が外方に突出して基材
巻ロール36の内周面に弾接し、基材巻ロール36をそ
の回転軸がぶれないように安定して保持するものであ
る。巻出器9に取り付けられた基材巻ロール36からは
基材Aが引き出されて配路に配置される。またこの巻出
器9はサーボモータ制御等によって基材Aの搬送方向と
直交する方向にスライド自在に形成されている。この巻
出器9のスライド移動は、制御部5にて制御される。
【0031】基材Aの配路には、配路上の基材Aを搬送
するための搬送部が設けられている。搬送部は、配路の
巻出器9側と刃物4側にそれぞれ配設される送りロール
61、6と、この送りロール61、6間に配設されたダ
ンサロール43から構成されている。
【0032】巻出器9側に配設された送りロール61
は、駆動ロール40と押圧ロール38とから構成され
る。駆動ロール40は配路上の基材Aの下方に、押圧ロ
ール38は配路上の基材Aの上方にそれぞれ配設されて
いる。ここでサーボモータ等のモータ68からの回転運
動が伝達される駆動軸41と駆動ロール40の間にベル
ト42が掛架されており、モータ68を駆動することに
より駆動ロール40が回転することとなる。また押圧ロ
ール38はシリンダ39に接続されており、シリンダを
駆動させることにより上下昇降自在に形成されている。
切断装置の作動時には押圧ロール38を下降させて押圧
ロール38と駆動ロール40にて配路上の基材Aを挟持
するものである。
【0033】この駆動ロール38よりも刃物4側にはガ
イドロール45が設けられ駆動ロール38とガイドロー
ル45との間には、ダンサロール43が昇降レール44
に沿って上下昇降自在に形成されている。配路上の基材
Aは駆動ロール38の上側、ダンサロール43の下側、
ガイドロール45の上側に順次架け支えられている。
【0034】刃物4側に配設された送りロール6は、駆
動ロール46と押圧ロール47とから構成される。駆動
ロール46は配路上の基材Aの下方に、押圧ロール47
は配路上の基材Aの上方にそれぞれ配設されている。こ
こでサーボモータ等のモータ69からの回転運動が伝達
される駆動軸48と駆動ロール46の間にベルト49が
掛架されており、モータ69を駆動することにより駆動
ロール46が回転することとなる。この押圧ロール47
と駆動ロール46にて配路上の基材Aを挟持するもので
ある。
【0035】このようにして構成される搬送部は制御部
5にて制御される。すなわち各送りロール61、6を駆
動するモータ68、69の動作が制御部5にて制御され
るものである。ここでダンサロール43から刃物4側に
おける基材Aの搬送は、制御部5によって刃物4側の送
りロール6を駆動することによってなされ、基材Aが送
りロール6によって刃物4側に向けて搬送されるに従っ
てダンサロール43が上昇し、巻出器9側の送りロール
61とガイドロール45の間に配置された部分の基材A
が刃物4側に向けて搬送される。一方、ダンサロール4
3が上限まで上昇したら、制御部5によって巻出器9側
の送りロール61が駆動され、ダンサロール43が下降
して下限に達するまで巻出器9から基材Aがダンサロー
ル43に向けて搬送される。このようにして配路におけ
る基材Aの間欠的な搬送動作が円滑になされるものであ
る。
【0036】またガイドロール45と送りロール6との
間には、基材Aの配路の上方に、基材A上に形成した位
置補正用マーク7の位置を検出する補正用検出部とし
て、補正用画像検出器8を配設するものである。この補
正用画像検出器8としては、対象物の明暗の様子を電気
信号に変換してデータ化する装置を用いることができ、
CCD(電荷結合素子)カメラ等の画像入力素子により
形成することができる。この補正用画像検出器8は、基
材Aの搬送方向と直交する方向に二つ並べて配設される
ものであり、この補正用画像検出器8のうちの一方は、
基材Aに形成された搬送方向と直交する方向に並ぶ一対
の位置補正用マーク7のうちの一方を、一対の補正用画
像検出器8のうちの他方は一対の位置補正用マーク7の
うちの他方を検出するために配置されている。補正用画
像検出器8は制御部5と接続されており、補正用画像検
出器8よる検出結果は電気信号として制御部5に送られ
るものである。
【0037】また制御部5は補正用画像検出器8による
検出結果を元にして搬送部を制御し、基材Aの搬送を制
御するものである。
【0038】以下に切断装置の動作を説明する。
【0039】まず基材Aを配路上に配置する。このとき
図1(a)に示すように、基材Aに形成された位置補正
用マーク7が、補正用画像検出器8の画像検出範囲32
内に収まるようにする。またダンサロール43は下限ま
で下降させておく。また予め制御部5には、補正用画像
検出器8の画像検出範囲32内における位置補正用マー
ク7の位置検出用の基準線(以下、「マーク位置検出用
基準線70」という。)の設定位置を登録しておき、ま
た、マーク位置検出用基準線70から刃物4までの距離
α(mm)、基材A上に長手方向に並んで設定される切
断線3間の距離γ(mm)、及び位置補正用マーク7の
中心からこの位置補正用マーク7よりも基材Aの搬送方
向側に配置される切断線3までの距離β(mm)を登録
しておく。ここで距離γ(mm)は、基材A上に長手方
向に並んで捺印された位置補正用マーク7の間隔とも一
致する。この状態で補正用画像検出器8にて基材Aの画
像を検出する。この検出結果は二値化処理されて制御部
5に送られる。制御部5は、この検出結果と、予め制御
部5に登録されている位置補正用マーク7の基準パター
ンとを照合するパターンマッチングを行い、位置補正用
マーク7を検出し、この位置補正用マーク7の中心位置
の座標を導出し、この位置補正用マーク7の中心位置の
座標と、マーク位置検出用基準線70との間の画素数Δ
x(bit)を導出する。ここでマーク位置検出用基準
線70は、基材Aの搬送方向と直交する方向に設定する
ものであり、例えばこの画像検出範囲32の中心を横切
る線を設定することができ、この画像検出範囲32の、
基材Aの搬送方向の画素数が511(bit)であれ
ば、画像検出範囲32の、基材Aの搬送方向の端部か
ら、画素数に換算して255.5(bit)の位置にマ
ーク位置検出用基準線70を設定するものである。ここ
で本実施形態においては、Δxは、基材Aの搬送方向を
正として検出するものとする。次にΔxと、1画素あた
りの長さで示される分解能σ(mm/bit)とから、
Δx´=Δx×σの式により、位置補正用マーク7の中
心位置の座標の、マーク位置検出用基準線70上からの
ずれΔx´(mm)を導出する。
【0040】次に、制御部5はL1=γ−(β−α)+
Δx´の式から、搬送部による基材Aの搬送距離L
1(mm)を算出し、搬送部を制御して基材Aをこの搬
送距離L1(mm)だけ送る。このとき図1(b)に示
すように、基材A上の切断線3は刃物4の下方に配置さ
れる。この状態で刃物4を下降させて基材Aを切断し、
基材Aから回路板Bを切り出す。
【0041】このようにして基材Aを切断した後は、制
御部5は搬送部を制御して、基材Aをγ(mm)ずつ順
次搬送するものである。このとき基材Aが順次搬送され
るごとに刃物4が下降して基材Aを切断することによ
り、基材Aから回路板Bが順次切り出されるものであ
る。このようにして所定回数だけ基材Aを切断したら、
制御部5はL2=γ−L1の式から、搬送部による基材A
の搬送距離L2(mm)を算出し、搬送部を制御して基
材Aをこの搬送距離L2(mm)だけ送る。このとき図
1(c)に示すように、基材A上の位置補正用マーク7
は補正用画像検出器8の画像検出範囲32の範囲内に収
まる。この状態で補正用画像検出器8にて位置補正用マ
ーク7を検出し、制御部5にて搬送距離L1(mm)を
算出して、搬送部を制御して基材Aをこの搬送距離L1
(mm)だけ送る。このとき、基材Aを所定回数だけγ
(mm)ずつ順次搬送することにより基材Aの搬送距離
にずれが生じて刃物4による切断位置が切断線3からず
れてきていても、図1(b)に示すように、基材A上の
切断線3は刃物4の下方に配置され、基材Aの搬送距離
が矯正される。この状態で刃物4を下降させて基材Aを
切断し、基材Aから回路板Bを切り出す。
【0042】このような一連の動作を繰り返し行うこと
により、基材Aを所定回数だけ搬送するごとに基材Aの
搬送距離のずれを矯正することができ、基材Aの搬送距
離のずれが積算されて基材A上の配線パターン2を切断
してしまうような事態が発生することを防止することが
できるものである。ここで、このようにして基材Aの切
断を行う場合は、位置補正用マーク7は基材Aの全ての
配線パターン2間に形成する必要はなく、図2(b)に
示すように、位置補正用マーク7を所定の配線パターン
2間に形成していても良い。
【0043】また、初期状態から制御部5により搬送距
離L1(mm)を算出し、基材Aを搬送部にて図1
(b)に示すように搬送距離L1(mm)だけ搬送して
基材Aを切断した後、基材Aを所定回数だけγ(mm)
ずつ順次搬送する動作を行わずに、すぐに基材Aを図1
(c)に示すように搬送距離L2(mm)だけ搬送して
この状態で新たに搬送距離L1(mm)を算出し、これ
らの一連の動作を繰り返すことにより、基材Aを切断す
ることもできる。この場合、基材Aの切断を一回行うご
とに基材Aの搬送距離を矯正することができ、回路板B
を非常に寸法精度良く形成することができるものであ
る。ここで、このように基材Aの切断を行う場合は、図
2(a)に示すように、位置補正用マーク7は基材Aの
全ての配線パターン2間に形成する必要がある。
【0044】このようにして順次基材Aから切り出され
て得られる回路板Bは、刃物4の、巻出器9と反対側の
側方に配設された載置テーブル50に積載される。以下
に基材Aから切り出された回路板Bを載置テーブル50
に載置するための構成を説明する。
【0045】載置テーブル50の下面からは、複数本の
ガイドシャフト63と一本の昇降シャフト65が下方に
突設されている。これらのガイドシャフト63及び昇降
シャフト65は積載テーブル50の支持台70に挿通さ
れている。昇降シャフト63は支持台70内部に配設さ
れた動力伝達装置67に挿通されている。ここで動力伝
達装置67及び昇降シャフト65は例えばウォーム歯車
装置として形成されるものであり、支持台70内部に配
設されたモータ64からベルト66を介して動力伝達装
置67に伝達された動力を昇降シャフト63の昇降動力
に変換して、昇降シャフト65を昇降させ、それに従っ
て積載テーブル50を昇降させるものである。またガイ
ドシャフト63は支持台70内に配設されたガイド筒6
2に挿通されており、積載テーブル50が昇降されるに
従ってガイドシャフト63がガイド筒62にガイドされ
ながら昇降し、積載テーブル50を水平に保っている。
【0046】また載置テーブル50の、巻出器9とは反
対側の側方には、合紙台55が配設されており、この合
紙台55の上には合紙56が複数枚積載されている。
【0047】また積載テーブル50の上方から合紙台5
5の上方に亘ってガイドレール54が略水平に配設され
ており、このガイドレール54には、ガイドレール54
に沿ってスライド移動自在なスライドユニット51が配
設されている。このスライドユニット51は電動機等の
動力により駆動してガイドレール54に沿ってスライド
移動するものであり、基材Aから切り出される回路板B
を挟んで保持する回路板クランプ52と、合紙56の上
面に吸着して合紙56を保持する合紙吸着パット53と
が設けられている。
【0048】以下に、基材Aから切り出された回路板B
を載置テーブル50に載置する動作を説明する。
【0049】まずスライドユニットを巻出器9側にスラ
イドさせて配置し、基材Aが配路を搬送されて、図1
(b)に示すように、基材Aの切断線3が刃物4の下方
に配置された状態となったら基材Aの端部を回路板クラ
ンプ52で挟持して保持する。この状態で基材Aが刃物
4にて切断されると、基材Aから切り出された回路板B
を回路板クランプ52にて保持している状態となる。こ
の状態でスライドユニット51を巻出器9の反対側に向
けてスライドさせて回路板Bを積載テーブル50の上方
に配置し、この状態で回路板クランプ52を開いて回路
板Bを積載テーブル50上に載置する。次にスライドユ
ニットを更に巻出器9の反対側に向けてスライドさせて
合紙吸着パット53を合紙台55上の合紙56の上方に
配置し、合紙吸着パット53にて合紙56を吸着して保
持する。この状態でスライドユニット51を巻出器9側
にスライドさせて合紙56を積載テーブル50上の回路
板Bの上方に配置し、合紙吸着パット53による合紙5
6の吸着を解除して合紙56を回路板Bの上面に載置す
る。このような一連の動作を繰り返し行うことにより、
基材Aから順次切り出される回路Bを順次、間に合紙5
6を挟み込みながら、積載テーブル50上に積載してい
くものである。
【0050】また積載テーブル50上に回路板B及び合
紙56を積載していくに従って、モータ63の動力によ
り積載テーブル50が下降していき、積載テーブル50
上に積載された回路板Bの最上面の高さが略一定に保た
れるものである。
【0051】次に、基材Aからの回路板Bの切り出しを
行っていくうちに生じる基材Aの搬送方向のずれを矯正
するための動作を説明する。基材Aを配路にて搬送して
いくと、図7(a)に示すように、基材Aの搬送方向が
ずれて、配路上において基材Aが斜めに配置されるよう
になるおそれがある。この状態で基材Aの切断を行う
と、基材Aを斜めに切断することとなって、一定の形状
の回路板Bを得ることができなくなり、また基材A上の
配線パターン2を切断してしまう場合もあって、不良品
発生の原因となる。そこで以下に説明する動作により基
材Aの搬送方向のずれを矯正するものである。
【0052】制御部5としては、基材A上の画像検出範
囲32内の位置補正用マーク7を補正用画像検出器8に
て検出した際に、検出される基材A上の位置補正用マー
ク7の配置関係から基材Aの搬送方向のずれを検出し、
それに基づいて基材Aの搬送方向のずれを矯正する制御
を行うものを用いる。すなわち、上記のように位置補正
用マーク7は、配線パターン2の間に一対づつ捺印さ
れ、更にこの一対の位置補正用マーク7同士を結ぶ線が
基材Aの長手方向と直交になるように捺印されているも
のであるが、基材Aの搬送方向が角度θだけずれると、
それに応じて、図7(a)に示すように、位置補正用マ
ーク7同士を結ぶ線が角度θだけずれることになる。そ
こで制御部5は、補正用画像検出器8により検出され、
二値化処理された画像データを、予め登録されている位
置補正用マーク7の基準パターンと照合して、一対の位
置補正用マーク7の中心位置の座標をそれぞれ導出し、
位置補正用マーク7同士を結ぶ線の角度θを算出し、こ
の角度θに応じて巻出器9を基材Aの搬送方向と直交す
る方向にスライドするように制御して、図7(b)に示
すように、基材Aの搬送方向のずれを矯正するものであ
る。ここで補正用画像検出器8にて検知された位置補正
用マーク7と巻出器9までの距離をLとすると、制御部
5は巻出器9を基材Aの搬送方向と直交する方向にL×
tanθだけスライドさせるように制御することにより
基材Aの搬送方向を矯正するものである。
【0053】また図8に示すように、刃物4側の送りロ
ール6を二つ設け、この二つの送りロール6を基材Aの
配路上に基材Aの搬送方向と直交する方向に並べて配置
することもできる。このときこの一対の送りロール6の
回転速度は、制御部5によってそれぞれ独立に制御され
るようにする。通常時には、この一対の送りロール6の
回転速度は同一の速度に制御されて、基材Aの搬送が行
われる。そして、図7(a)に示す場合と同様に基材A
の搬送方向のずれが検知された場合、制御部5により一
対の送りロール6の回転速度がそれぞれ異なる速度とな
るように制御され、基材Aの搬送方向のずれが矯正され
る。ここで基材Aの搬送方向がずれて基材Aの、搬送方
向と直交する方向の一方の側部が他方の側部よりも遅れ
ている場合、この一方の側部側に配置された送りロール
6の回転速度を、他方の側部側に配置された送りロール
6の回転速度よりも速くして、基材Aの遅れている一方
の側部側を速く搬送するようにし、基材Aの搬送方向が
矯正されるものである。このような構成において用いら
れる送りロール6は、この送りロール6を構成する駆動
ロール46及び押さえロール47として、基材Aとの接
触面積が小さいものを用いて構成することが好ましく、
この場合、一対の送りロール6の回転速度が異なること
に起因する基材Aのしわの発生を抑制することができ
る。
【0054】また、基材Aの搬送方向のずれを検出する
にあたっては、基材Aの配路にエッジ検出器37を設
け、このエッジ検出器37においても基材Aの搬送方向
のずれを検知するようにすることができる。このエッジ
検出器37は例えば光電スイッチ等にて構成することが
でき、基材Aの搬送方向と直交する方向の両側の端部
が、配路上において所定の範囲から突出すると、検知信
号を制御部5に送るものである。ここで図4においては
エッジ検出器37は巻出器9と巻出器9側の送りロール
61の間における基材Aの配路に配設されている。そし
てエッジ検出器37からの検知信号が検知されたら、制
御部5は既述のように巻出器9や送りロール6を制御し
て基材Aの搬送方向を矯正するものである。
【0055】また上記のような実施の形態の例におい
て、図5に示すように、刃物4よりも巻出器9側におい
て、ガイドロール45と補正用画像検出器8との間に、
配路上の基材Aを加熱する加熱部30を配設することが
できる。この加熱部30内には、ヒータ57等が配設さ
れるものであり、配路を搬送される基材Aが加熱部30
内を通過する際に、基材Aがこのヒータ57により加熱
されるものである。このため基材Aについていた巻き
癖、ストレスを取り除くことができ、基材Aを刃物4の
配設位置まで平らに搬送することができ、折れやカエリ
の発生を防ぐと共に、平面状の回路版Bを得ることがで
きるものである。
【0056】また上記のような実施の形態の例におい
て、図6に示すように、刃物4よりも巻出器9側におい
て、ガイドロール45と補正用画像検出器8との間に、
配路上の基材Aの反りを矯正する反り直し部31を配設
することもできる。この反り直し部31内には、三対の
ピンチロール58、59、60が配設されるものであ
り、配路を搬送される基材Aが反り直し部31内を通過
する際に、基材Aがこの三対のピンチロール58、5
9、60に挟持されてガイドされた状態で搬送される。
ここで三対のピンチロール58、59、60のうち、基
材Aの搬送方向の両側に配置されるピンチロール58、
60の間に挟まれて配置されるピンチロール59は、図
6に示すように基材Aが基材巻ロール36の上側から巻
出される場合は両側のピンチロール58、60の下方
に、基材Aが基材巻ロール36の下側から巻出される場
合は両側のピンチロール58、60の上方に配置される
ものである。そして基材Aがこの三対のピンチロール5
8、59、60に順次挟持されて搬送されるに従って、
基材Aの反りが矯正されるものである。すなわち、基材
巻ロール36において基材Aはロール状に保持されてお
り、その巻癖により反りが生じるおそれがあるが、この
反りを反り直し部31にて矯正することができるもので
ある。このようにすると、基材Aから切り出されて得ら
れる回路板Bに基材Aの巻癖による反りが残存すること
を防止し、平面状の回路板Bを得ることができるもので
ある。
【0057】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る回
路板の製造方法は、所定箇所に位置補正用マークが捺印
されると共に配線パターンが形成された基材を、切断用
の刃物が配設された配路上に配置し、配路上の基材にお
ける位置補正用マークの位置を検出し、位置補正用マー
クの位置を元にして配路上における基材を所定の切断位
置に送るための搬送距離を導出し、この搬送距離だけ基
材を搬送した後、基材を刃物にて切断するものであり、
基材の搬送距離を矯正して基材を所定の切断位置にて正
確に切断して回路板を切り出すことができ、基材の搬送
距離にずれが生じて基材上の配線パターンを切断してし
まうような不良が発生することを防ぐことができるもの
である。
【0058】また本発明の請求項2に係る回路板の製造
方法は、請求項1の構成に加えて、刃物にて基材を切断
した後、基材を配路上で一定の搬送距離だけ搬送する動
作と、基材を刃物にて切断する動作とを所定回数だけ繰
り返し行うものであり、一旦基材の搬送距離を矯正した
後、所定回数だけ基材の搬送距離の矯正を行わずに基材
を搬送して切断し、基材の搬送距離の矯正を行う回数を
削減して基材からの回路板の切り出しをスムーズに行う
ことができるものである。
【0059】また、本発明の請求項3に係る回路板の製
造方法は、請求項1の構成に加えて、刃物にて基材を切
断した後、配路上の基材における位置補正用マークの位
置を検出し、位置補正用マークの位置を元にして配路上
における基材の搬送距離を導出し、この搬送距離だけ基
材を搬送した後、基材を刃物にて切断する動作を繰り返
し行うものであり、基材を切断するごとに基材の搬送距
離の矯正を行い、回路板を非常に寸法精度良く基材から
切り出すことができるものである。
【0060】また本発明の請求項4に係る回路板の製造
方法は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、基
材に搬送方向と直交する方向に並ぶ一対の位置補正用マ
ークを複数対形成し、一対の位置補正用マークを結ぶ直
線の、基材の搬送方向と直交する方向に対するずれを検
出し、この検出結果を元にして、配路に基材を送る巻出
器を基材の搬送方向と直交する方向にスライドさせるこ
とにより基材の搬送方向のずれを矯正するものであり、
基材の搬送方向のずれを矯正して基材が刃物にて斜めに
切断されることを防ぎ、基材から一定の形状の回路板を
精度良く切り出すことができるものである。
【0061】また本発明の請求項5に係る回路板の製造
方法は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加えて、基
材に搬送方向と直交する方向に並ぶ一対の位置補正用マ
ークを複数対形成し、一対の位置補正用マークを結ぶ直
線の、基材の搬送方向と直交する方向に対するずれを検
出し、配路に配置された基材の搬送方向と直交する方向
に並ぶ一対の送りロールの回転速度をこの検出結果を元
にして独立に制御して基材を搬送することにより基材の
搬送方向のずれを矯正するものであり、基材の搬送方向
のずれを矯正して基材が刃物にて斜めに切断されること
を防ぎ、基材から一定の形状の回路板を精度良く切り出
すことができるものである。
【0062】また本発明の請求項6に係る切断装置は、
基材上に形成された位置補正用マークの位置を検出する
補正用検出部と、補正用検出部にて検出された位置補正
用マークの位置から基材を所定の切断位置に送るための
搬送距離を導出する制御部と、制御部によって導出され
た搬送距離分だけ基材を送る搬送部と、搬送部にて搬送
された基材を切断する刃物とを具備するものであり、所
定箇所に位置補正用マークが捺印されると共に配線パタ
ーンが形成された基材における位置補正用マークの位置
を補正用検出部にて検出し、位置補正用マークの位置を
元にして配路上における基材を所定の切断位置に送るた
めの搬送距離を制御部により導出し、制御部にて搬送部
を制御してこの搬送距離だけ基材を搬送した後、基材を
刃物にて切断することができ、基材の搬送距離を矯正し
て基材を所定の切断位置にて正確に切断して回路板を切
り出すことができ、基材の搬送距離にずれが生じて基材
上の配線パターンを切断してしまうような不良が発生す
ることを防ぐことができるものである。
【0063】また本発明の請求項7に係る切断装置は、
請求項6の構成に加えて、補正用検出部にて検出された
位置補正用マークの位置から基材の搬送距離を導出し、
この長さ分だけ基材を搬送するように搬送部を制御した
後、基材を所定の搬送距離だけ所定回数搬送するように
搬送部を制御する制御部と、搬送部にて順次基材が搬送
されるごとに基材を切断する刃物とを具備するものであ
り、刃物にて基材を切断した後、基材を配路上で一定の
搬送距離だけ搬送する動作と、基材を刃物にて切断する
動作とを所定回数だけ繰り返し行い、一旦基材の搬送距
離を矯正した後、所定回数だけ基材の搬送距離の矯正を
行わずに基材を搬送して切断し、基材の搬送距離の矯正
を行う回数を削減して基材からの回路板の切り出しをス
ムーズに行うことができるものである。
【0064】また本発明の請求項8に係る切断装置は、
請求項6の構成に加えて、制御部によって導出された搬
送距離分だけ搬送部にて基材が送られた後に更に位置補
正用マークの位置を検出する補正用検出部と、この補正
用検出部にて検出された位置補正用マークの位置から基
材の搬送距離を導出し、この長さ分だけ基材を搬送する
ように搬送部を制御する制御部と、搬送部にて順次基材
が搬送されるごとに基材を切断する刃物とを具備するも
のであり、刃物にて基材を切断した後、配路上の基材に
おける位置補正用マークの位置を検出し、位置補正用マ
ークの位置を元にして配路上における基材の搬送距離を
導出し、この搬送距離だけ基材を搬送した後、基材を刃
物にて切断する動作を繰り返し行い、基材を切断するご
とに基材の搬送距離の矯正を行い、回路板を非常に寸法
精度良く基材から切り出すことができるものである。
【0065】また本発明の請求項9に係る切断装置は、
請求項6乃至8のいずれかの構成に加えて、基材上に形
成された基材の搬送方向と直交する方向に並ぶ一対の位
置補正用マークのそれぞれの位置を検出する補正用検出
部を設け、基材を搬送路に送る巻出器を、基材の搬送方
向と直交する方向にスライド自在に形成するものであ
り、一対の位置補正用マークを結ぶ直線の、基材の搬送
方向と直交する方向に対するずれを検出し、この検出結
果を元にして、配路に基材を送る巻出器を基材の搬送方
向と直交する方向にスライドさせることにより基材の搬
送方向のずれを矯正して基材が刃物にて斜めに切断され
ることを防ぎ、基材から一定の形状の回路板を精度良く
切り出すことができるものである。
【0066】また本発明の請求項10に係る切断装置
は、請求項6乃至9のいずれかの構成に加えて、基材上
に形成された基材の搬送方向と直交する方向に並ぶ一対
の位置補正用マークのそれぞれの位置を検出する補正用
検出部を設け、回転することによって基材を搬送する一
対の送りロールを基材の配路上に基材の搬送方向と直交
する方向に並べて配置し、各送りロールをその回転速度
が独立に制御されるように形成するものであり、一対の
位置補正用マークを結ぶ直線の、基材の搬送方向と直交
する方向に対するずれを検出し、一対の送りロールの回
転速度をこの検出結果を元にして独立に制御して基材を
搬送することにより基材の搬送方向のずれを矯正して基
材が刃物にて斜めに切断されることを防ぎ、基材から一
定の形状の回路板を精度良く切り出すことができるもの
である。
【0067】また本発明の請求項11に係る切断装置
は、請求項6乃至10の構成に加えて、基材の配路に基
材を加熱する加熱部を配設するものであり、基材につい
ていた巻き癖、ストレスを取り除くことができ、基材を
刃物の配設位置まで平らに搬送することができ、折れや
カエリの発生を防ぐと共に、切り出される回路板を平面
状に形成することができるものである。また本発明の請
求項12に係る切断装置は、請求項6乃至11のいずれ
かの構成に加えて、基材の配路に基材の反りを矯正する
反り直し部を配設するものであり、基材の巻癖等による
反りを反り直し部にて矯正し、基材から切り出される回
路板を平面状に形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(c)は本発明の実施の形態の動作
を示す平面図である。
【図2】(a)(b)はそれぞれ基材の例を示す平面図
である。
【図3】本発明の実施の形態の動作を説明する図であ
り、基材の一部拡大した平面図である。
【図4】本発明に係る切断装置を示す概略図である。
【図5】本発明に係る切断装置の他の例を示す概略図で
ある。
【図6】本発明に係る切断装置の更に他の例を示す概略
図である。
【図7】(a)(b)は本発明の実施の形態の他の動作
を示す概略の平面図である。
【図8】本発明の実施の形態の更に他例を示す概略の一
部の平面図である。
【図9】基材の製造工程を示す概略図である。
【符号の説明】
A 基材 B 回路板 2 配線パターン 4 刃物 5 制御部 6 送りロール 7 位置補正用マーク 9 巻出器 30 加熱部 31 反り直し部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所に位置補正用マークが捺印され
    ると共に配線パターンが形成された基材を、切断用の刃
    物が配設された配路上に配置し、配路上の基材における
    位置補正用マークの位置を検出し、位置補正用マークの
    位置を元にして配路上における基材を所定の切断位置に
    送るための搬送距離を導出し、この搬送距離だけ基材を
    搬送した後、基材を刃物にて切断することを特徴とする
    回路板の製造方法。
  2. 【請求項2】 刃物にて基材を切断した後、基材を配路
    上で一定の搬送距離だけ搬送する動作と、基材を刃物に
    て切断する動作とを所定回数だけ繰り返し行うことを特
    徴とする請求項1に記載の回路板の製造方法。
  3. 【請求項3】 刃物にて基材を切断した後、配路上の基
    材における位置補正用マークの位置を検出し、位置補正
    用マークの位置を元にして配路上における基材の搬送距
    離を導出し、この搬送距離だけ基材を搬送した後、基材
    を刃物にて切断する動作を繰り返し行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の回路板の製造方法。
  4. 【請求項4】 基材に搬送方向と直交する方向に並ぶ一
    対の位置補正用マークを複数対形成し、一対の位置補正
    用マークを結ぶ直線の、基材の搬送方向と直交する方向
    に対するずれを検出し、この検出結果を元にして、配路
    に基材を送る巻出器を基材の送り方向と直交する方向に
    スライドさせることにより基材の搬送方向のずれを矯正
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の回路板の製造方法。
  5. 【請求項5】 基材に搬送方向と直交する方向に並ぶ一
    対の位置補正用マークを複数対形成し、一対の位置補正
    用マークを結ぶ直線の、基材の搬送方向と直交する方向
    に対するずれを検出し、配路に配置された基材の搬送方
    向と直交する方向に並ぶ一対の送りロールの回転速度を
    この検出結果を元にして独立に制御して基材を搬送する
    ことにより基材の搬送方向のずれを矯正することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回路板の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 基材上に形成された位置補正用マークの
    位置を検出する補正用検出部と、補正用検出部にて検出
    された位置補正用マークの位置から基材を所定の切断位
    置に送るための搬送距離を導出する制御部と、制御部に
    よって導出された搬送距離分だけ基材を送る搬送部と、
    搬送部にて搬送された基材を切断する刃物とを具備して
    成ることを特徴とする切断装置。
  7. 【請求項7】 補正用検出部にて検出された位置補正用
    マークの位置から基材の搬送距離を導出し、この長さ分
    だけ基材を搬送するように搬送部を制御した後、基材を
    所定の搬送距離だけ所定回数搬送するように搬送部を制
    御する制御部と、搬送部にて順次基材が搬送されるごと
    に基材を切断する刃物とを具備して成ることを特徴とす
    る請求項6に記載の切断装置。
  8. 【請求項8】 制御部によって導出された搬送距離分だ
    け搬送部にて基材が送られた後に更に位置補正用マーク
    の位置を検出する補正用検出部と、この補正用検出部に
    て検出された位置補正用マークの位置から基材の搬送距
    離を導出し、、この長さ分だけ基材を搬送するように搬
    送部を制御する制御部と、搬送部にて順次基材が搬送さ
    れるごとに基材を切断する刃物とを具備して成ることを
    特徴とする請求項6に記載の切断装置。
  9. 【請求項9】 基材上に形成された基材の搬送方向と直
    交する方向に並ぶ一対の位置補正用マークのそれぞれの
    位置を検出する補正用検出部を設け、基材を搬送路に送
    る巻出器を、基材の搬送方向と直交する方向にスライド
    自在に形成して成ることを特徴とする請求項6乃至8の
    いずれかに記載の切断装置。
  10. 【請求項10】 基材上に形成された基材の搬送方向と
    直交する方向に並ぶ一対の位置補正用マークのそれぞれ
    の位置を検出する補正用検出部を設け、回転することに
    よって基材を搬送する一対の送りロールを基材の配路上
    に基材の搬送方向と直交する方向に並べて配置し、各送
    りロールをその回転速度が独立に制御されるように形成
    して成ることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに
    記載の回路板の切断装置。
  11. 【請求項11】 基材の配路に基材を加熱する加熱部を
    配設して成ることを特徴とする請求項6乃至10のいず
    れかに記載の切断装置。
  12. 【請求項12】 基材の配路に基材の反りを矯正する反
    り直し部を配設して成ることを特徴とする請求項6乃至
    11のいずれかに記載の切断装置。
JP11180197A 1999-06-25 1999-06-25 回路板の製造方法及び切断装置 Pending JP2001009788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11180197A JP2001009788A (ja) 1999-06-25 1999-06-25 回路板の製造方法及び切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11180197A JP2001009788A (ja) 1999-06-25 1999-06-25 回路板の製造方法及び切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001009788A true JP2001009788A (ja) 2001-01-16

Family

ID=16079106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11180197A Pending JP2001009788A (ja) 1999-06-25 1999-06-25 回路板の製造方法及び切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001009788A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002233987A (ja) * 2001-02-05 2002-08-20 Dainippon Printing Co Ltd スリッターにおけるライン速度制御装置
JP2006351702A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Fujikura Ltd プリント配線板の単板接続装置及びその方法
KR100810724B1 (ko) * 2006-12-14 2008-03-07 (주)인터플렉스 리지드 플렉서블 인쇄회로기판의 가공방법
JP2010012542A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Fujikura Ltd 基板材料切断装置及びその方法
WO2013151097A1 (ja) * 2012-04-04 2013-10-10 住友化学株式会社 フィルム切断方法及びフィルム切断システム
JP2014188658A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Nec Corp 切断方法及び切断装置
CN110430670A (zh) * 2019-06-18 2019-11-08 浙江中茂科技有限公司 一种pcb板加工路径寻边定位校正方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002233987A (ja) * 2001-02-05 2002-08-20 Dainippon Printing Co Ltd スリッターにおけるライン速度制御装置
JP2006351702A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Fujikura Ltd プリント配線板の単板接続装置及びその方法
JP4676820B2 (ja) * 2005-06-14 2011-04-27 株式会社フジクラ プリント配線板の単板接続装置及びその方法
KR100810724B1 (ko) * 2006-12-14 2008-03-07 (주)인터플렉스 리지드 플렉서블 인쇄회로기판의 가공방법
JP2010012542A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Fujikura Ltd 基板材料切断装置及びその方法
WO2013151097A1 (ja) * 2012-04-04 2013-10-10 住友化学株式会社 フィルム切断方法及びフィルム切断システム
JP2014188658A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Nec Corp 切断方法及び切断装置
CN110430670A (zh) * 2019-06-18 2019-11-08 浙江中茂科技有限公司 一种pcb板加工路径寻边定位校正方法
CN110430670B (zh) * 2019-06-18 2022-04-01 浙江中茂科技有限公司 一种pcb板加工路径寻边定位校正方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1243417A (en) Printed circuit board laminating apparatus
JP2001009788A (ja) 回路板の製造方法及び切断装置
JPS6255659A (ja) フオトレジストテ−プを一定寸法のフオトレジストシ−トに切断し、このフオトレジストシ−トを可撓性でありかつ強固な担体材料上に正確にかつしわを生じないように積層するための装置
KR20080050440A (ko) 웹 부착 방법
KR101479940B1 (ko) 인쇄장치
JP2001125274A (ja) 回路板製造用露光装置
KR100296662B1 (ko) 적층판생산설비
JPH0634456B2 (ja) 多層―配線板を連続的に製造する装置
KR20070106795A (ko) 감광성 적층체의 제조 장치 및 방법
KR101545500B1 (ko) 인쇄장치
EP0320965B1 (en) Thin-film coating method and apparatus therefor
KR101479939B1 (ko) 인쇄장치
WO2000059275A1 (fr) Procede et systeme de traitement d'un lamine recouvert de metal pour carte a circuit imprime
JP3697973B2 (ja) 回路板製造用基材処理装置
KR101079951B1 (ko) 진공 라미네이터
KR20080106518A (ko) 연장 웹 부착 방법
KR20050038450A (ko) 커버레이 필름 펀칭장치
JP4950647B2 (ja) プリント配線板の単板接続装置及びその方法
JP3780875B2 (ja) 連結した回路板の切断方法
JP4804924B2 (ja) プリント配線板の単板接続装置
US20080230168A1 (en) Laminator and laminating method
JP4778796B2 (ja) プリント配線板の単板接続装置
JP2001063839A (ja) シート状基材の供給装置
JP4676820B2 (ja) プリント配線板の単板接続装置及びその方法
JP4778795B2 (ja) プリント配線板の単板接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041012