JP2001008568A - 排泄物吸収シートおよびその製造方法 - Google Patents

排泄物吸収シートおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2001008568A
JP2001008568A JP11372620A JP37262099A JP2001008568A JP 2001008568 A JP2001008568 A JP 2001008568A JP 11372620 A JP11372620 A JP 11372620A JP 37262099 A JP37262099 A JP 37262099A JP 2001008568 A JP2001008568 A JP 2001008568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
flap
excrement
liquid
mat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11372620A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4205277B2 (ja
Inventor
Toshio Takahara
利雄 高原
Masamitsu Yamamoto
正満 山本
Noriyuki Kimura
憲行 木村
Kengo Ochi
健吾 越智
Takeshi Ikegami
武 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm PetCare Corp
Original Assignee
Uni Heartous Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uni Heartous Corp filed Critical Uni Heartous Corp
Priority to JP37262099A priority Critical patent/JP4205277B2/ja
Priority to CA002306321A priority patent/CA2306321A1/en
Priority to SG200002271A priority patent/SG101420A1/en
Priority to EP00303495A priority patent/EP1048206A3/en
Priority to KR1020000022117A priority patent/KR20000071815A/ko
Publication of JP2001008568A publication Critical patent/JP2001008568A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4205277B2 publication Critical patent/JP4205277B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K1/00Housing animals; Equipment therefor
    • A01K1/01Removal of dung or urine, e.g. from stables
    • A01K1/0107Cat trays; Dog urinals; Toilets for pets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K1/00Housing animals; Equipment therefor
    • A01K1/02Pigsties; Dog-kennels; Rabbit-hutches or the like
    • A01K1/035Devices for use in keeping domestic animals, e.g. fittings in housings or dog beds
    • A01K1/0353Dog beds

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Non-Flushing Toilets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の排泄物壁はね防止機能を備えたペット
の排泄物吸収シートはコストが高く、使いづらかった。 【解決手段】 透液性の表面シート2と、不透液性の裏
面シート3と、前記表面シート2と裏面シート3との間
に介在し長方形の吸収領域を形成する吸収コア4とを有
する吸収マット1aを形成する。前記裏面シート3は前
記吸収マット1aより大きく、吸収マット1aの一辺よ
り延出させてフラップ10を形成しており、前記フラッ
プの端部近辺には、前記フラップを前記吸収領域に対し
て垂直方向へ折り曲げた状態で壁に掛止するための接着
手段11が設けられている。不透液性のフラップによっ
て牡犬が後足をあげて排尿しても壁が汚れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペットの排泄物吸
収用またはベッドに設置される介護用などの排泄物吸収
シートおよびその製造方法に関する。さらに詳しくは、
壁などに排泄物が跳ねて壁が汚れるのを防止できるペッ
トの排泄物吸収用、またはベッド上でシーツやマットに
対してずれを防止できる介護用の排泄物吸収シートおよ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭内で飼われる犬や猫等のペットの排
泄物を処理するために、ペットの排泄物吸収シートが使
用されている。このペットの排泄物吸収シートは、不織
布などの透液性の表面シートと、樹脂フィルムなどの不
透液性の裏面シートと、表面シートと裏面シートの間に
介在する吸収コアとから構成されている。
【0003】吸収コアは、例えばパルプ層の表面に高吸
水性樹脂層を設けたもの、または、粉砕されたパルプ層
と、そのパルプ層中に分散されている高吸水性樹脂とに
より構成さたもの、または高吸水性樹脂層のみが、ティ
ッシュペーパーなどの吸収紙に覆われて形成される。こ
の種の排泄物吸収シートは、主に尿などの水分の吸収を
目的として部屋や風呂場の隅、すなわち壁際などに配置
されて使用される。
【0004】しかし、ペットの排尿時の位置によっては
尿が排泄物吸収シートの外へと飛散することがあり、特
に牡犬などは本能的に後足をあげて横向きに排尿する習
慣があるために尿が多く飛散して、周辺の壁が汚れると
いう問題がある。このような問題を解決するために、実
公平3−6205号公報には、長方形の吸収マットを折
り曲げて床から壁へと連続して設置できる牡犬用排尿マ
ットが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記牡犬用排
尿マットは壁に設置する部分にも吸収体が設けられてい
る。したがって、マットは比較的大型なものとなり、コ
ストが高くなるばかりでなく、嵩張るために持ち運びや
保管に不便である。また、壁に設置する部分が吸収体を
有しているために比較的重量があり、継続的に壁に保持
させることが難しく、壁に設置されている部分が床面方
向へずり落ちやすい欠点がある。それを防ぐために接着
剤を強くすることもできるが、接着強度を高くするとマ
ットを剥がしたときに壁に接着剤が残ってしまう。
【0006】一方、介護用または出産用として、ベッド
のマットまたはシーツ上に設置される吸収シートが用い
られる。この吸収シートも、前記マットまたはシーツ上
で位置がずれやすいという欠点がある。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、排泄物の跳ねによる壁の汚れを防止できるもので
且つ壁面に設置された部分がずり落ちにくいペット用の
排泄物吸収シートおよびその製造方法を提供することを
目的としている。
【0008】また本発明は、ベッドのマットまたはシー
ツ上に設置したときに、位置ずれし難い介護用などとし
て使用される排泄物吸収シートおよびその製造方法を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の排泄物吸
収シートは、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シ
ートと、前記表面シートと裏面シートとの間に介在する
吸収コアとを有する四角形の吸収マット、および前記吸
収マットの少なくとも一辺から延出するフラップとを有
し、前記フラップは、このフラップの延出方向と平行な
前記吸収マットの辺の長さの0.3倍以上の延出長を有
することを特徴とするものである。この延出長さは好ま
しくは0.5倍以上である。
【0010】例えば、前記フラップは、前記裏面シート
で形成されている。好ましくは前記延出長は前記辺の2
倍以下である。また、前記延出長さは、前記吸収マット
の一辺の最もそばに位置する吸収コアの辺(末端部)か
ら測定する値である。
【0011】第2の本発明の排泄物吸収シートは、透液
性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面
シートと裏面シートとの間に介在する吸収コアとを有す
る四角形の吸収マット、および前記吸収マットの前記吸
収コアを覆っている前記表面シートの上を起点として延
出するフラップが設けられていることを特徴とするもの
である。
【0012】これは、例えば、前記裏面シートが前記吸
収マットの縁部で折り曲げられて吸収コアの上に延び、
この裏面シートが前記吸収コアを覆う前記表面シートの
上を起点として延出し前記フラップが形成されているも
のとすることが可能である。
【0013】例えば、前記フラップには、前記吸収マッ
トからほぼ直角に折り曲げた状態で壁面に掛止するため
の手段が設けられて、ペットの排泄物吸収用として用い
られる。
【0014】上記ペット用の排泄物吸収シートは、前記
吸収マットを床やペット用トイレなどに設置し、前記フ
ラップを接着剤などの掛止手段によって家屋の壁やペッ
ト用トイレの内壁などの壁面に掛止させて使用する。こ
のフラップは、不透液性シートから形成され、内部に吸
収コアを有していないため、従来のものに比べて安価に
得ることができる。また、フラップは非常に軽量である
ため、壁に保持させるための接着剤の接着力がさほど強
くなくても、フラップが壁面からずり落ちることがな
い。
【0015】あるいは、前記吸収マットの2辺から互い
に逆方向に延出する前記フラップを有し、この両フラッ
プがベッド上のシーツまたはマットに巻き込み可能とさ
れて、ベッド上での排泄物吸収用として用いられる。
【0016】上記の介護用などの排泄物吸収シートは、
吸収マットをベッドのシーツやマットの上に設置し、側
方へ延出する吸収コアの存在していないフラップを前記
シーツやマットに巻き込むことができ、ベッド上での吸
収マットの位置ずれを防止できる。
【0017】また、前記のように、吸収コアを覆う表面
シートの上を起点として前記フラップが延出する構造に
すると、前記ペットの排泄物吸収用として用いるとき
に、壁面に掛止されるなどした前記フラップに付着した
尿などが前記フラップを流れ落ちて、前記吸収コアで確
実に吸収されるようになる。また前記介護用などとして
使用する場合に、吸収コアが設けられている領域に排出
された尿などが、前記フラップの起点の部分で堰き止め
られ、尿などが前記フラップの領域に流れ出るのを防止
できる。
【0018】また、前記フラップは、前記裏面シートと
は別体の不透液性シートで形成することが可能である。
この場合に、前記不透液性シートは、前記吸収マットの
縁部において前記裏面シートに対して接合されているこ
とが好ましい。
【0019】前記不透液性シートと前記裏面シートとを
接合させると、不透液性シートと吸収マットとの接合部
から尿などの液が裏面シートの裏側へ滲み出るのを防止
できる。
【0020】また、前記フラップを形成する裏面シート
または前記不透液性シートには、表面処理が施され、ま
たはエンボス処理(凹凸化)が施されていることが好ま
しい。
【0021】さらに前記フラップには、不織布層が設け
られている。この不織布層は、前記吸収マットから延出
する表面シートであることが好ましい。前記フラップの
液を受ける面に表面シートが重ねられていると、フラッ
プに与えられる液が他の領域へ広く飛散するのを防止で
きる。
【0022】また本発明の排泄物吸収シートの製造方法
は、折り畳まれた不透液性の裏面シートまたはチューブ
状の不透液性の裏面シートと、透液性の表面シートとの
間に、吸収コアを介在させて、吸収コアの外周で前記裏
面シートと表面シートとを接着または融着させ、前記裏
面シートと前記表面シートとの間に吸収コアが介在する
四角形の吸収マットを形成し、前記折り畳みを解除しま
たはチューブを切断した前記裏面シートによって前記吸
収マットから延出するフラップを形成することを特徴と
するものである。
【0023】または、不透液性の裏面シートと、前記裏
面シートのほぼ全面に重ねられる透液性の表面シートと
の間で、吸収コアを片寄らせて介在させて、少なくとも
吸収コアの外周で前記裏面シートと表面シートとを接着
または融着させ、前記裏面シートと前記表面シートとの
間に吸収コアが介在する四角形の吸収マットと、前記裏
面シートおよび前記表面シートが重ねられた状態で前記
吸収マットから延出するフラップと、を形成することを
特徴とするものである。
【0024】この場合に、前記吸収マットの縁部で前記
裏面シートまたは前記裏面シートおよび前記表面シート
を折り返し、この裏面シートまたは表面シートを前記吸
収コアを覆う前記表面シートの上に接合させる工程を含
ませることが可能である。
【0025】また、例えば、前記方法においては、前記
フラップを、前記吸収マットの辺の長さの0.3倍以上
の長さで延出させる。なお前記のように延出長さの上限
は前記辺の2倍が好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の排泄物吸収シート
を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の排泄
物吸収シートを受液側から見た平面図である。図2は図
1におけるII−II線の断面図である。図3は、排泄
物吸収シートの第2の実施の形態の断面図である。図4
は、図1ないし図3に示した排泄物吸収シートをペット
用としたときの使用状態を説明する斜視図である。図5
は、図1と図2に示す排泄物吸収シートの製造方法の一
例を示す斜視図、図6は、図3に示す排泄物吸収シート
の製造方法の一例を示す斜視図、図7と図8はそれぞれ
本発明の排泄物吸収シートの第3と第4の実施の形態を
示す断面図である。なお、図2、図3、図7、図8で
は、排泄物吸収シートの厚みを少々誇張して描いてい
る。
【0027】本発明のペットの排泄物吸収シート1は、
図1及び図2に示すように、長方形の吸収コア4が、長
方形の不透液性の裏面シート3と、長方形の透液性の表
面シート2との間に挟まれている。そして、吸収コア4
が存在しない部分、すなわち吸収コア4の外側の周縁領
域において表面シート2と裏面シート3とがホットメル
ト型接着剤などにより接合されている。あるいは表面シ
ート2と裏面シート3とが、前記周縁領域で互いに熱融
着されていてもよい。表面シート2は、例えば45cm
×32cmの長方形であり、吸収コアはそれより一回り
小さなものとなっている。なお、吸収コア4や表面シー
ト2の大きさは、対象とするペットの体格に応じて適宜
変更できる。たとえば、90×120cm程度の長方形
であってもよい。
【0028】図2に示すように、裏面シート3は、吸収
コア4及び表面シート2より大きく、吸収コア4及び表
面シート2の長辺側においてX方向に延出されて不透液
性のフラップ10を形成している。すなわち、表面シー
ト2、裏面シート3並びに吸収コア4とで形成されてい
る長方形の吸収マット1aの1辺において、裏面シート
3のみが延出してフラップ10を形成し、全体として長
方形の排泄物吸収シート1となっている。なお、排泄物
吸収シート1の形状やサイズは適宜調整され、全体とし
て正方形であってもよい。そして、フラップ10の端部
(裏面シート3の端部3b)では、剥離可能な接着手段
として接着テープ11、11が設けられている。
【0029】この排泄物吸収シート1の使用にあたって
は、図4に示すように、床面15に吸収マット1aを設
置し、フラップ10を床面15に対して垂直に立ち上げ
て、接着テープ11を用いて壁面16などに掛止させ
る。図4に示すような状態で使用することにより、例え
ば牡犬が後足を挙げて排尿して尿が壁側へ飛散しても、
不透液性のフラップ10の存在によって壁が汚れない。
なお、尿の壁への飛散を有効に防止するためには、フラ
ップ10の表面シート2の端部2bより側方へ延出して
いる部分の延出長さ(X方向における裏面シート3の延
出長さ)10pは、吸収コア4の短辺長さ(X方向にお
ける長さ)4pの0.3倍以上で2.0倍以下であるこ
とが好ましい。また、延出長さ10pは、吸収コア4の
短辺長さ4pの0.5倍以上であることがさらに好まし
い。
【0030】透液性の表面シート2は、例えばポイント
ボンド不織布である。ポイントボンド不織布は、親水性
繊維または親水化処理された疎水性繊維で形成されたも
のであり、その繊維は例えばポリエチレン繊維やポリプ
ロピレン繊維あるいはこれらの複合繊維などの合成繊維
である。また、ポイントボンド不織布はレーヨン繊維な
どの吸水性繊維を含有していても良い。ただし、疎水性
繊維で形成された透液性の不織布や、開孔部を多数設け
た不織布であってもよい。
【0031】不透液性の裏面シート3は、ポリオレフィ
ン系のポリエチレン(PE)フィルムやビニールシート
などである。あるいはフィルムの裏面に不織布が積層さ
れたものであってもよい。また裏面シート3の受液側に
おいて、少なくともフラップ10を形成する領域には、
表面処理が施されていることが好ましい。表面処理を施
すことによって、壁に当たった尿が跳ねてさらに他の場
所を汚すことがない。表面処理としては、表面にコロナ
放電処理を施したり、界面活性剤のコーティングを施す
ることにより行われる。あるいは裏面シート3を構成す
るフィルムをエンボス加工などにより凹凸化することに
よっても、尿の飛散防止効果を期待できる。
【0032】ただし、裏面シート3のフラップ10を形
成する領域において表面にフッ素やシリコンを塗工して
撥水性を高めても良い。例えば、図4に示すように排泄
物吸収シート1が設置されたとき、フラップ10へと跳
ねた尿が、フラップ10上を流れ落ちて吸収マット1a
側へと移動し、吸収マット1aの吸収コア4に吸収され
るようにしてもよい。この場合、フラップ10において
吸収コア4に近い領域は撥水性が高く、吸収コア4から
遠い領域は前記飛散防止効果が高くなるようにしてもよ
い。
【0033】また、不透液性の裏面シート3を不織布や
紙で形成し、表面にフッ素やシリコンを塗工して撥水性
や防水性を高めたものも使用できる。
【0034】吸収コア4は、パルプ層6に高吸水性樹脂
5が分散したものが、ティッシュなどの吸収紙に包まれ
ている。吸収コアは、パルプ層の表面と底面の両方に高
吸水性樹脂が設けられたものであってもよい。高吸水性
樹脂5は、例えば、ポリアクリル酸系、ポリビニルアル
コール系、無水マレイン酸その他の付加重合体、ポリエ
ーテル系、縮合系に代表されるポリマー、でんぷん系、
セルロース系その他多糖類系、コラーゲン等の蛋白質か
らなる粒状体などを使用することができる。高吸水性樹
脂の例としては、ポリアクリル酸ナトリウムの橋かけ化
合物、ポリアクリル酸ナトリウムのデンプン共重合体、
ポリアクリロニトリルのセルロース共重合体である。こ
の中でもポリアクリル酸ナトリウムまたはポリアクリル
酸の橋かけ化合物が安価であるため好ましい。その他、
吸収コア4は、高吸水性樹脂は設けられず、パルプのみ
で形成されていてもよい。
【0035】なお、吸収コア4がティッシュで覆われる
と、製造段階での扱いが容易である。また、ティッシュ
の存在によって比較的硬い高吸水性樹脂が裏面シート3
を傷つけることを抑えることができる。また、ペットの
排泄物吸収シート1の表面シート2の直下のティッシュ
は清潔感を与えるように青色等に着色されたものが好ま
しい。
【0036】接着テープ11は例えば図2に示すように
受液側に設けられてZ形状に三つ折りとされ収納時には
邪魔にならないようにし、使用時にはX方向へ図1及び
図4に示すように伸ばして粘着層を露出させて壁に掛止
させる。または、V字状に二つ折りされて、使用時に伸
ばして剥離紙を剥がして粘着層を露出させて壁に掛止さ
せてもよい。その他、接着テープを両面テープとし、裏
面シート3の裏面側(受液側の反対側)に設けてもよ
い。また、接着テープの他、壁に掛止できるものであれ
ばどのような手段を用いても良い。たとえば、フックや
マジックテープのようなものを用いて壁面に掛止させて
もよい。その他、予め壁面に設けられた突起物に、排泄
物吸収シートに設けられたループやフックを掛止させる
ものであってもよい。
【0037】次に、図3に示す第2の実施の形態につい
て説明する。図3に示す排泄物吸収シート1では、表面
シート2と裏面シート3とがほぼ同じ面積を有してお
り、表面シート2の端部2bが裏面シート3の端部3b
とほぼ同じ位置まで延出し、表面シート2と裏面シート
3とが重ねられたものによりフラップ10が形成されて
いる。この場合、フラップ10の受液側を表面シート2
の不織布が覆っているため、少量の尿であれば表面シー
ト2によって保持され、さらに他の場所への跳ねが少な
くなる。なおこの場合、フラップ10の延出長さとし
て、吸収コア4の端部(図1に示す4b)から裏面シー
ト3の端部3bまでの長さが、吸収コア4の短辺長さ
(X方向における長さ)4pの0.3倍以上、さらに好
ましくは0.5以上で2.0倍以下であることが好まし
い。
【0038】図5は、図1と図2に示す構造を持つ排泄
物吸収シート1の製造方法の一例を示している。この製
造方法では、後に主にフラップ10となる部分が裏面側
に重なるように、裏面シート3を二つ折りにし、裏面シ
ート3は二つ折りの状態で、折り線3AがMD方向へ沿
うようにして送られる。この二つ折りされた裏面シート
3の表面側に、吸収コア4を一定の間隔で載置する。そ
して、表面シート2をMD方向へ供給し、二つ折りされ
た裏面シート3と表面シート2との間に吸収コア4を挟
み、吸収コア4の外側の周縁部において裏面シート3と
表面シート2とをホットメルト型接着剤などで接着す
る。そして、切断線CLにより切断することにより個々
の排泄物吸収シート1が完成する。
【0039】完成後の排泄物吸収シート1は、裏面シー
ト3が二つ折りされた状態で、さらに二つ折りまたは四
つ折りなどの折り畳み状態で梱包される。使用時には、
吸収コア4が挟まれている部分が吸収マット1aとな
り、二つ折りされた裏面シート3を展開させることによ
りフラップ10となる。
【0040】図5に示す製造方法では、裏面シート3を
二つ折り状態で送っているため、製造装置上での送り幅
は、二つ折りされた裏面シート3の幅寸法Wを基準にす
ればよい。よって製造ラインの幅を短くでき、生産設備
の大型化を避けることができる。
【0041】図6は、図3に示す排泄物吸収シート1の
製造方法の一例を示している。この製造方法では、裏面
シート3がMD方向へ送られるが、その上に吸収コア4
が間隔を開けて載置される。そしてその上から表面シー
ト2がMD方向へ送られ、裏面シート2と表面シート3
との間に吸収コア4が挟まれる。そして、少なくとも吸
収コア4の外側の周辺領域で、裏面シート3と表面シー
ト2とがホットメルト型接着剤などで接着される。
【0042】前記のように形成された積層体が、MD方
向へ送られると共に、切断線CLで切断されて個々の排
泄物吸収シート1が完成する。ここで、前記積層体のM
D方向への送り速度とカッタでの切断タイミングとを調
整することにより、切断後の積層体では、裏面シート3
と表面シート2に対して吸収コア4がMD方向へ片寄っ
た位置に挟まれたものとなる。そして切断された排泄物
吸収シート1では、前記吸収コア4が挟まれている領域
が吸収マット1aとなり、それに連続する裏面シート3
と表面シート2とが重ねられた部分がフラップ10とな
る。
【0043】図6に示す製造方法でも、製造装置上の幅
寸法は、裏面シート3および表面シート2の幅寸法Wを
基準にすればよく、製造装置の幅寸法を大きくする必要
がない。また積層体の送り速度や吸収コア4の載置速度
とカッタでの切断タイミングの調整により、フラップ1
0の長さを容易に設定できる。
【0044】図7は本発明の排泄物吸収シート1の変形
例(第3の実施の形態)を示している。図7に示すもの
では、裏面シート3と表面シート2の幅寸法が共にほぼ
Wであり、この裏面シート3と表面シート2との間に吸
収コア4が挟まれ、吸収コア4の外側の周縁領域で裏面
シート3と表面シート2とが接着されている。
【0045】そして表面シート2の端部2bの上に、不
透液性シート9の端部9aが接合されて、前記不透液性
シート9が吸収マット1aの上に重ねられた状態で製造
される。この排泄物吸収シートの使用時には、前記不透
液性シート9を側方へ広げることによりフラップ10を
形成できる。このフラップ10が、図4に示すように壁
面16に掛止される。
【0046】図8、図9及び図10は、それぞれ図7に
示す本発明の排泄物吸収シートの変形例を示す周縁領域
の部分拡大断面図である。図8では、不透液性シート9
は吸収コア4の外側の周縁領域において、ホットメルト
型接着剤などによって裏面シート3に面接合されてい
る。なお、不透液性シート9と裏面シート3とは、接触
している面全てにおいて接合されていてもよいが、1本
または複数本の接着剤の連続線や、スパイラル形状に塗
付された接着剤によって接合されていてもよい。このと
き、表面シート2は不透液性シート9と裏面シート3と
の間に挟まれているが、表面シート2の端部2bは、X
方向において不透液性シート9の端部9a及び裏面シー
ト3の端部3bと同じ位置まで延びていない。すなわ
ち、排泄物吸収シートのフラップ10が設けられる側の
端部では、透液性の表面シート2が現れていない。
【0047】この場合、尿が透液性の表面シート2を伝
って排泄物吸収シートの端部へと移動したとしても、尿
は表面シート2の端部2bまでしか移動できず、端部側
へのさらなる移動は、接着剤20によって接合されてい
る不透液性シート9と裏面シート3とで阻止される。し
たがって、尿が排泄液吸収シートの端部から排泄物吸収
シートの外へと漏れたり滲み出たりすることがない。
【0048】図9では、裏面シート3の端部3bを、表
面シート2の端部2bと不透液性シート9の端部9aよ
り、X方向へ(吸収コア4から離れる方向へ)長く延出
させ、端部3bをZ方向へと巻き上げている。その後、
裏面シート3の端部3bを不透液性シート9の端部9a
の表面へ、接着剤20によって面接合する。この場合、
図8の例と同様に、尿が透液性の表面シート2を伝った
としても、不透液性の裏面シート3によって堰き止めら
れ、排泄物吸収シートの外へと漏れることがない。
【0049】図10では、図9に示すように裏面シート
3を延出させる代わりに、フラップを形成する不透液性
シート9をX方向へ延出し、延出した端部9aを裏面シ
ート3の端部3bの裏側に接着剤20によって面接合し
ている。この場合においても、表面シート2を伝って端
部へと流れた尿は不透液性シート9によって堰き止めら
れ、排泄物吸収シートの外側へと漏れることがない。
【0050】図11、図12及び図13は、それぞれ本
発明の排泄物吸収シートのさらに他の変形例(第5の実
施の形態、第6の実施の形態、第7の実施の形態)を示
す断面図である。
【0051】図11に示す排泄物吸収シート30は、図
2に示す排泄物吸収シート1を変形させたものである。
排泄物吸収シート30は、吸収マット1aの1辺におい
て延出するフラップ10が、吸収マット1aの縁部で表
面シート2を挟んで折り畳まれ、接合部10sにおい
て、吸収マット1aの吸収コア4を覆う表面シート2の
表面1sに接合されている。この接合部10sでは、図
11の紙面直交方向(Y方向)に連続して、前記表面シ
ート2とフラップ10とがホットメルト型接着剤や熱溶
着によって接合されている。このとき、接合部10sか
ら吸収マット1aの端部24までの間隔25は、10〜
50mm程度であり、接合部10sから吸収コア4の端
部4bまでの間隔26は、5〜45mm程度であること
が好ましい。
【0052】排泄物吸収シート30の使用時には、接合
部10sを基点としてフラップ10を壁面16側へと立
ち上げ掛止させる。不透液性のフラップ10へと飛散し
た尿が多量の場合、フラップ10を伝わって下へ落ちる
が、この尿は前記接合部10sから表面シート2を透過
して、吸収コア4で吸収される。したがって、フラップ
10を伝わって流れ落ちてきた尿が吸収マット1aの外
へ流れ出にくい。
【0053】前記のように接合部10sにおいて、表面
シート2とフラップ10とがY方向へ連続して接合され
ていると、フラップ10を伝わって流れ落ちた尿が前記
接合部10sに沿ってY方向へ広がりながら吸収コア4
に吸収されるため、流れ落ちた尿が吸収マット1sの外
部へ出難い。
【0054】ただし、前記接合部10sにおいて、表面
シート2とフラップ10とがY方向へ間隔を開けて部分
的に(飛び飛びに)接合されていてもよい。この場合に
は、接合されていない部分のフラップ10と表面シート
2との間にポケットが形成され、フラップ10を伝わっ
て流れ落ちた尿が前記ポケットの内部へ流れ込んで、表
面シート2を透過して吸収コア4に吸収されるようにな
る。よってフラップ10を伝わって流れ落ちてきた尿の
飛散を防止できる。
【0055】図12に示す排泄物吸収シート30Aは、
図3に示す排泄物吸収シート1を変形させたものであ
る。排泄物吸収シート30Aは、表面シート2と裏面シ
ート3とが同じ位置まで延出して形成されたフラップ1
0が、図11に示した排泄物吸収シート30と同様に、
吸収マット1aの縁部で折り畳まれ、接合部10sにお
いて吸収コア4を覆う表面シート2の表面1sとフラッ
プ10とが接合されている。この場合、フラップ10の
受液側の表面が表面シート2と同じ不織布で構成されて
いる為、フラップ10へと跳ねた尿が比較的ゆっくりと
吸収マット1a側へと流れ落ちるようになり、飛散しに
くくなって、吸収マット1aに確実に吸収されやすくな
る。
【0056】図13に示す排泄物吸収シート30Bは、
図7に示す排泄物吸収シート1を変形させたものであ
る。排泄物吸収シート30Bでは、不透液性シート9が
吸収コア4を覆う表面シート2の表面1sに接合されて
いる。この場合、不透液性シート9が接合部9sを起点
として上方に立ち上がってフラップを形成することにな
り、図11や図12に示す排泄物吸収シートと同様の効
果を得ることができる。この場合、不透液性シート9の
端部9aをX方向において、表面シート2の端部2bや
裏面シート3の端部3bが位置する箇所まで延出させ、
例えば図8、図9または図10に示すように各シートを
接合し、端部からの漏れを防止しても良い。
【0057】また、図13に示すように、裏面シート3
とは別体の不透液性シート9でフラップを形成する場合
に、不透液性シート9の受液側に不織布を接合して、尿
の飛散を防止できるようにしてもよい。
【0058】なお、図11と図12に示す排泄物吸収シ
ート30および30Aは、図5に示す製造方法におい
て、裏面シート3を吸収コア4の上まで手繰り上げて吸
収コア4を覆う表面シート2の表面に接合する工程を加
えることにより製造できる。また、図6に示す製造方法
において、表面シート2と裏面シート3とが接合された
ものを吸収コア4の上まで手繰り上げて、吸収コア4を
覆う表面シート2と、前記手繰り上げた表面シートと接
合する工程を加えることにより製造可能である。
【0059】図14は本発明の排泄物吸収シートのさら
に他の変形例(第8の実施の形態)を示している。この
変形例の製造方法としては、チューブ状のフィルムなど
で形成された裏面シート3を平坦になるように折り(チ
ューブを平坦に潰し)、図5に示したものと同様にMD
方向へ送る。この裏面シート3の上に吸収コア4を載置
し、その上から表面シート2を供給し、吸収コア4の外
側の周縁領域で裏面シート3の表面と表面シート2とを
接着して接合する。そして、個々の寸法に切断されて排
泄物吸収シート1が完成する。
【0060】使用時にはチューブ状の裏面シート3を、
一方の側部に片寄った位置にある切断線CLaで切断
し、切断された裏面シート3を側方に展開することによ
り図1、図2、図3などに示したのと同様に、吸収マッ
ト1aの1辺から側方へ延出するフラップ10を形成す
ることができる。この排泄物吸収シート1は、図4に示
すようにペット用の排泄物吸収シートとして使用でき
る。
【0061】また、図14においてチューブ状の裏面シ
ート3を幅方向の中心にある切断線CLbで切断する
と、介護用などのベッド用の排泄物吸収シート(ベッド
用シーツ)として最適な構造となる。すなわち、吸収マ
ット1aをベッド上のマットやシーツの上に敷き、両側
のフラップをシーツやマットに巻き込ませて使用するこ
とにより、ベッド上での吸収マット1aの位置ずれを防
止しやすくなる。この種のベッド用の排泄物吸収シート
1は、介護用や産褥用などとして使用できる。
【0062】この排泄物吸収シートは、吸収コア4を有
する吸収マット1aを、ベッド上のマットの幅寸法と同
じかあるいはわずかに短い面積を有するように形成す
る。前記中央の切断線CLbで切断された裏面シート3
を展開させると、裏面シート3は吸収マット1aの両側
方へ突出するフラップとなる。このフラップの延出長
も、吸収マット1aの幅寸法の0.3倍以上、さらに好
ましくは0.5倍以上で2倍以下が好ましい。
【0063】また、前記介護用の排泄物吸収シートを製
造する際に、図14の状態において、裏面シート3を、
吸収コア4を覆う表面シート2の上に折り畳むようにし
て、表面シートと裏面シート3とを接合してもよい。こ
の方法で製造された介護用の排泄物吸収シートでは、吸
収マット1aの両側から延びるフラップが、吸収コア4
を覆う表面シート2の表面を起点として延出するものと
なる。この介護用の排泄物吸収シートを用いると、吸収
コア4を覆う表面シート2の部分へ与えられた排泄物、
例えば尿が、表面シート2とフラップとの接合部で堰き
止められるようになり、尿などが両側のフラップの部分
に流れ出にくくなる。
【0064】その他、本発明の排泄物吸収シートは、切
り花などの輸送用ドリップシートとしても使用できる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の排泄物吸
収シートのフラップは、不透液性シートから形成されて
いるので、従来のものに比べて安価に得ることができ
る。また、フラップは非常に軽量であるため、壁に保持
させるための接着剤は接着力がさほど強くなくてもよ
い。また、前記フラップを両側方に延ばし、ベッド上で
シーツやマットに巻き付けることにより介護用などとし
て使用したときの位置ずれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排泄物吸収シートの第1の実施の形態
を示す平面図
【図2】図1のII−II線による断面図
【図3】本発明の排泄物吸収シートの第2の実施の形態
を示す断面図
【図4】ペット用の排泄物吸収シートとしての使用状態
を説明する斜視図
【図5】図1と図2に示した排泄物吸収シートの製造方
法の一例を示す斜視図
【図6】図3に示した排泄物吸収シートの製造方法の一
例を示す斜視図
【図7】排泄物吸収シートの変形例を示す断面図
【図8】本発明の排泄物吸収シートの変形例を示す周縁
領域の部分拡大断面図
【図9】本発明の排泄物吸収シートの変形例を示す周縁
領域の部分拡大断面図
【図10】本発明の排泄物吸収シートの変形例を示す周
縁領域の部分拡大断面図
【図11】本発明の排泄物吸収シートの第5の実施の形
態を示す断面図
【図12】本発明の排泄物吸収シートの第6の実施の形
態を示す断面図
【図13】本発明の排泄物吸収シートの第7の実施の形
態を示す断面図
【図14】介護用シーツとして使用可能な排泄物吸収シ
ートを示す断面図(第8の実施の形態)
【符号の説明】
1、30、30A、30B ペットの排泄物吸収シート 1a 吸収マット 1s 表面 2 表面シート 2a、2b 表面シートの端部 3 裏面シート 3a、3b 裏面シートの端部 4 吸収コア 4b 吸収コアの端部 5 高吸水性樹脂 6 パルプ層 9 不透液性シート 9a 端部 10 フラップ 10s 接合部 11 接着テープ 15 床面 16 壁面 20 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 7/02 B32B 7/02 (72)発明者 木村 憲行 東京都品川区西五反田7丁目20番9号 ユ ニ・ハートス株式会社内 (72)発明者 越智 健吾 東京都品川区西五反田7丁目20番9号 ユ ニ・ハートス株式会社内 (72)発明者 池上 武 東京都品川区西五反田7丁目20番9号 ユ ニ・ハートス株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透液性の表面シートと、不透液性の裏面
    シートと、前記表面シートと裏面シートとの間に介在す
    る吸収コアとを有する四角形の吸収マット、および前記
    吸収マットの少なくとも一辺から延出するフラップとを
    有し、前記フラップは、このフラップの延出方向と平行
    な前記吸収マットの辺の長さの0.3倍以上の延出長を
    有することを特徴とする排泄物吸収シート。
  2. 【請求項2】 前記フラップは、前記裏面シートで形成
    されている請求項1記載の排泄物吸収シート。
  3. 【請求項3】 透液性の表面シートと、不透液性の裏面
    シートと、前記表面シートと裏面シートとの間に介在す
    る吸収コアとを有する四角形の吸収マット、および前記
    吸収マットの前記吸収コアを覆っている前記表面シート
    の上を起点として延出するフラップが設けられているこ
    とを特徴とする排泄物吸収シート。
  4. 【請求項4】 前記裏面シートが前記吸収マットの縁部
    で折り曲げられて吸収コアの上に延び、この裏面シート
    が前記吸収コアを覆う前記表面シートの上を起点として
    延出し前記フラップが形成されている請求項3記載の排
    泄物吸収シート。
  5. 【請求項5】 前記フラップは、前記裏面シートとは別
    体の不透液性シートで形成されている請求項1または3
    記載の排泄物吸収シート。
  6. 【請求項6】 前記不透液性シートは、前記吸収マット
    の縁部において前記裏面シートに対して接合されている
    請求項5記載の排泄物吸収シート。
  7. 【請求項7】 前記フラップを形成する裏面シートまた
    は前記不透液性シートには、表面処理が施され、または
    エンボス処理が施されている請求項2,4,5,6のい
    ずれかに記載の排泄物吸収シート。
  8. 【請求項8】 前記フラップには、不織布層が設けられ
    ている請求項1〜7のいずれかに記載の排泄物吸収シー
    ト。
  9. 【請求項9】 前記不織布層は、前記吸収マットから延
    出する表面シートである請求項8記載の排泄物吸収シー
    ト。
  10. 【請求項10】 前記フラップには、前記吸収マットか
    らほぼ直角に折り曲げた状態で壁面に掛止するための手
    段が設けられて、ペットの排泄物吸収用として用いられ
    る請求項1〜9のいずれかに記載の排泄物吸収シート。
  11. 【請求項11】 前記吸収マットの2辺から互いに逆方
    向に延出する前記フラップを有し、この両フラップがベ
    ッド上のシーツまたはマットに巻き込み可能とされて、
    ベッド上での排泄物吸収用として用いられる請求項1〜
    9のいずれかに記載の排泄物吸収シート。
  12. 【請求項12】 折り畳まれた不透液性の裏面シートま
    たはチューブ状の不透液性の裏面シートと、透液性の表
    面シートとの間に、吸収コアを介在させて、吸収コアの
    外周で前記裏面シートと表面シートとを接着または融着
    させ、 前記裏面シートと前記表面シートとの間に吸収コアが介
    在する四角形の吸収マットを形成し、前記折り畳みを解
    除しまたはチューブを切断した前記裏面シートによって
    前記吸収マットから延出するフラップを形成することを
    特徴とする排泄物吸収シートの製造方法。
  13. 【請求項13】 不透液性の裏面シートと、前記裏面シ
    ートのほぼ全面に重ねられる透液性の表面シートとの間
    で、吸収コアを片寄らせて介在させて、少なくとも吸収
    コアの外周で前記裏面シートと表面シートとを接着また
    は融着させ、 前記裏面シートと前記表面シートとの間に吸収コアが介
    在する四角形の吸収マットと、前記裏面シートおよび前
    記表面シートが重ねられた状態で前記吸収マットから延
    出するフラップと、を形成することを特徴とする排泄物
    吸収シートの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記吸収マットの縁部で前記裏面シー
    トまたは前記裏面シートおよび前記表面シートを折り返
    し、この裏面シートまたは表面シートを前記吸収コアを
    覆う前記表面シートの上に接合させる工程を含む請求項
    12または13記載の排泄物吸収シートの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記フラップを、前記吸収マットの辺
    の長さの0.3倍以上の長さで延出させる請求項12〜
    14のいずれかに記載の排泄物吸収シートの製造方法。
JP37262099A 1999-04-26 1999-12-28 排泄物吸収シートおよびその製造方法 Expired - Lifetime JP4205277B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37262099A JP4205277B2 (ja) 1999-04-26 1999-12-28 排泄物吸収シートおよびその製造方法
CA002306321A CA2306321A1 (en) 1999-04-26 2000-04-20 Body-waste absorbing sheet and method for manufacturing the same
SG200002271A SG101420A1 (en) 1999-04-26 2000-04-24 Body-waste absorbing sheet and method for manufacturing the same
EP00303495A EP1048206A3 (en) 1999-04-26 2000-04-26 Body-waste absorbing sheet and method for manufacturing the same
KR1020000022117A KR20000071815A (ko) 1999-04-26 2000-04-26 체배설물 흡수 시트 및 이것의 제조 방법

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11751299 1999-04-26
JP11-117512 1999-04-26
JP37262099A JP4205277B2 (ja) 1999-04-26 1999-12-28 排泄物吸収シートおよびその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008184197A Division JP4580440B2 (ja) 1999-04-26 2008-07-15 排泄物吸収シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001008568A true JP2001008568A (ja) 2001-01-16
JP4205277B2 JP4205277B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=26455608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37262099A Expired - Lifetime JP4205277B2 (ja) 1999-04-26 1999-12-28 排泄物吸収シートおよびその製造方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1048206A3 (ja)
JP (1) JP4205277B2 (ja)
KR (1) KR20000071815A (ja)
CA (1) CA2306321A1 (ja)
SG (1) SG101420A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7493870B2 (en) 2005-03-01 2009-02-24 Uni-Charm Petcare Corporation Pet waste absorption sheet and process for manufacturing the same
JP2009118791A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Kao Corp ペットの排泄物処理具
US8101815B2 (en) 2005-03-01 2012-01-24 Uni-Charm Corporation Pet waste absorption sheet
WO2013008863A1 (ja) 2011-07-13 2013-01-17 ユニ・チャーム株式会社 愛玩動物用の尿処理具
WO2013008533A1 (ja) 2011-07-13 2013-01-17 ユニ・チャーム株式会社 吸収性シート
US8640649B2 (en) 2003-06-20 2014-02-04 Uni-Charm Corporation Liquid-absorbing sheet for animal litter box
JP2016086779A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 花王株式会社 ペット用トイレ
WO2018230047A1 (ja) * 2017-06-15 2018-12-20 ユニ・チャーム株式会社 ペット用吸収性シート
JP2020005819A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 川幸産業株式会社 サウナ用マット

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2844153A1 (fr) * 2002-09-06 2004-03-12 Galvelpor Sa Tapis pour case de post-sevrage pour porcelets
US7249570B1 (en) * 2004-11-29 2007-07-31 Jermaine C Roberson Disposable nonskid absorbent pad
US20080072834A1 (en) * 2006-09-22 2008-03-27 Judith Makem Electronic Housebreaking Systems & Methods
JP5808444B2 (ja) * 2014-02-14 2015-11-10 ジェックス株式会社 うさぎ用シーツ
JP6820829B2 (ja) 2017-12-21 2021-01-27 ユニ・チャーム株式会社 ペット用吸収性シート
CN114631486A (zh) * 2022-03-15 2022-06-17 天津市依依卫生用品股份有限公司 一种带有魔术贴的立体多用型宠物尿垫

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2748348A1 (de) * 1977-10-28 1979-05-03 Celcommerz Inh Felix Rettenmai Unterlage
US4840140A (en) * 1978-05-24 1989-06-20 Patrick Yananton Securing means for odorless animal litter unit
DE3708556C2 (de) * 1986-03-21 1994-12-01 Colgate Palmolive Co Absorbierende Einlage für Tierwannen u. dgl.
US4934316A (en) * 1986-03-21 1990-06-19 Colgate-Palmolive Company Litter box liner
DE3622528A1 (de) * 1986-07-04 1988-01-14 Effem Gmbh Trockentoilette fuer haustiere, insbesondere katzen
JPH036205Y2 (ja) 1987-04-22 1991-02-18
US5537952A (en) * 1994-03-28 1996-07-23 Devlin; Joseph T. Pet sheet bed cover
US5482007A (en) * 1994-03-31 1996-01-09 Kumlin; Robert R. Disposable pet toilet assembly
JP2965467B2 (ja) * 1994-08-23 1999-10-18 ユニ・ハートス株式会社 愛玩動物用の排尿処理シート
US5850798A (en) * 1997-09-30 1998-12-22 Engel; Eric M. Cat-box liner
GB2346791A (en) * 1999-01-30 2000-08-23 Kevin Leslie Sax Pet litter tray and liner

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8640649B2 (en) 2003-06-20 2014-02-04 Uni-Charm Corporation Liquid-absorbing sheet for animal litter box
US7678221B2 (en) 2005-03-01 2010-03-16 Uni-Charm Petcare Corporation Pet waste absorption sheet and process for manufacturing the same
US8101815B2 (en) 2005-03-01 2012-01-24 Uni-Charm Corporation Pet waste absorption sheet
US7493870B2 (en) 2005-03-01 2009-02-24 Uni-Charm Petcare Corporation Pet waste absorption sheet and process for manufacturing the same
JP2009118791A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Kao Corp ペットの排泄物処理具
JPWO2013008863A1 (ja) * 2011-07-13 2015-02-23 ユニ・チャーム株式会社 愛玩動物用の尿処理具
JP2013017448A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Unicharm Corp 吸収性シート
WO2013008533A1 (ja) 2011-07-13 2013-01-17 ユニ・チャーム株式会社 吸収性シート
WO2013008863A1 (ja) 2011-07-13 2013-01-17 ユニ・チャーム株式会社 愛玩動物用の尿処理具
US10602715B2 (en) 2011-07-13 2020-03-31 Unicharm Corporation Absorbent sheet
JP2016086779A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 花王株式会社 ペット用トイレ
WO2018230047A1 (ja) * 2017-06-15 2018-12-20 ユニ・チャーム株式会社 ペット用吸収性シート
JP2019000046A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 ユニ・チャーム株式会社 ペット用吸収性シート
CN110740639A (zh) * 2017-06-15 2020-01-31 尤妮佳股份有限公司 宠物用吸收性片
CN110740639B (zh) * 2017-06-15 2022-10-04 尤妮佳股份有限公司 宠物用吸收性片
US11582944B2 (en) 2017-06-15 2023-02-21 Unicharm Corporation Absorbent sheet for pets
JP2020005819A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 川幸産業株式会社 サウナ用マット

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000071815A (ko) 2000-11-25
JP4205277B2 (ja) 2009-01-07
CA2306321A1 (en) 2000-10-26
SG101420A1 (en) 2004-01-30
EP1048206A3 (en) 2002-01-02
EP1048206A2 (en) 2000-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3349301B2 (ja) 愛玩動物用吸収パネル
JP2001008568A (ja) 排泄物吸収シートおよびその製造方法
JP2005198597A (ja) ペット用吸収シート
JP2002345882A (ja) 使い捨て吸液性パッド
AU694248B2 (en) Absorbent article
JP6108449B2 (ja) 吸収性シート
JP4580440B2 (ja) 排泄物吸収シート
JP3571174B2 (ja) ペットシート
JP2012187095A (ja) ペット用おむつ
JP3113878U (ja) ペット用積層シート
JP4869044B2 (ja) ペット用シート
JP3548378B2 (ja) ペットシート
JP3797982B2 (ja) ペットシート
JP3922798B2 (ja) ペットのトイレ用中敷シート
JPH0610975Y2 (ja) 尿吸収体
KR20180040874A (ko) 애완동물용 배변 패드
JP3054884U (ja) ペット用シ−ツ
JP3797981B2 (ja) ペットシート
JP2004275038A (ja) 排泄物吸収シート
JP3056961U (ja) ペット排泄物用シート
JP6374218B2 (ja) うさぎ用シーツ
JP5996884B2 (ja) ペット用吸収性シート
JP6072440B2 (ja) 吸収性シート
JP2005065729A (ja) 吸収性物品
JP2012090529A (ja) ペット用排尿吸収具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081014

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081016

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4205277

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080715

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term