JP5808444B2 - うさぎ用シーツ - Google Patents

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Description

本発明は、うさぎの尿処理のためのうさぎ用シーツに関する。
従来、犬や猫、うさぎなどの動物の尿等の排泄物を処理するために、ペット用トイレとしての容器内底面にペット用シーツを敷く、或いはトイレ用砂を敷くなどすることが知られている(特許文献1,2)。
例えば、うさぎ用のトイレとしては、限られたケージ内のスペースを有効利用するため角部に配置されるものが一般的であり、上部が開口し、平面視で底面形状が三角形の容器が広く普及している。
特許第4986609号 特許第2766632号
しかしながら、特許文献1のような平面視長方形状のペット用シーツでは、平面視三角形の底面を有する容器に敷く場合に上手く容器の形状に適合せず、容器の壁などに飛散した排泄物が壁を伝ってペット用シーツと容器底面の間に入り込むなどする問題があった。
また、ペット用シーツの吸収力が不足するなどの場合には、吸収しきれなかった排泄物によって容器が汚れてしまい悪臭が発生するという問題があった。
特許文献2のようなトイレ用砂を容器底部に敷けば、ペット用シーツよりも排泄物の吸収は良くなるが、毎回排泄物の掛かった箇所、或いは容器内の全ての砂を取り除いて処理する必要があるため、ペット用シーツと比較すると処理に手間が掛かるという問題があった。
特に、うさぎの尿にはカルシウムが多量に含まれており、尿石となって容器に付着しやすく、付着した尿石を取り除くには非常に手間が掛かるものであるため、より手軽に排泄物の処理を行うことができるものが望まれていた。
本発明は、より手軽にうさぎの尿などの排泄物の処理を行うことができ、うさぎ用トイレの容器の衛生を維持できるうさぎ用シーツの提供を目的とする。
即ち、本発明は下記[1]〜[4]に記載の構成を有する。
[1] 排泄物を吸収するためのうさぎ用シーツであって、
直角三角形のシート状に形成された吸収体と、
前記吸収体よりも寸法大に形成され、前記吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、
前記被覆材料からなり、少なくとも前記吸収体の直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられる周縁部と、
を備えることを特徴とするうさぎ用シーツ。
[2] 前記吸収体は、少なくとも前記直角部に、より吸水性の高められた吸水強化部を設けることを特徴とする前項1に記載のうさぎ用シーツ。
[3] 前記吸収体は、前記直角部の対辺から離間する方向に延びる突出部を前記直角部に設けることを特徴とする前項1または2に記載のうさぎ用シーツ。
[4] 前記被覆材料は、前記吸収体の両面ともに液透過性を有する不織布からなることを特徴とする前項1〜3の何れかに記載のうさぎ用シーツ。
上記[1]に記載の発明によれば、直角三角形のシート状に形成された吸収体と、吸収体よりも寸法大に形成され、吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、被覆材料からなり、少なくとも吸収体の直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられる周縁部と、を備えるので、吸収体の寸法がうさぎ用トイレの底面寸法に適合していれば、うさぎ用トイレの壁面に密着或いは接触するように周縁部を立ち上げて配置させることができ、壁面を伝って流れ落ちる排泄物を吸収体へ誘導して吸収することができるため衛生的であり、排泄物の処理をより手軽にできるようになる。
うさぎ用シーツがうさぎ用トイレの形状に適合していれば、うさぎ用シーツをうさぎが噛むなどして破壊する虞が低減するので、破壊されたシーツで容器が汚れるなどすることもなく衛生的であり、汚れたシーツの処分も容易にできる。
また、うさぎ用シーツの形状が三角形或いは略三角形であれば、底面が三角形の形状をしたうさぎ用トイレに合わせて折畳むなどの手間なく容易に適用させることができる。
上記[2]に記載の発明によれば、吸収体は、少なくとも直角部に、より吸水性の高められた吸水強化部を設けるので、うさぎが排泄する頻度の高いうさぎ用トイレの角部に吸水強化部が配置され、排泄物をより確実に吸収させることができる。
上記[3]に記載の発明によれば、吸収体は、直角部の対辺から離間する方向に延びる突出部を直角部に設けるので、うさぎが排泄する頻度の高いうさぎ用トイレの角部の壁面に突出部を押し当てるようにしてうさぎ用シーツを配置させることで、うさぎ用トイレの角部の壁面に飛散した排泄物が突出部で吸収されることになり、壁を伝ってうさぎ用シーツとうさぎ用トイレとの間に排泄物が入り込むことを防止する。
上記[4]に記載の発明によれば、被覆材料は、吸収体の両面ともに液透過性を有する不織布からなるので、吸収体の表面だけでなく裏面からも排泄物を吸収することができるため、うさぎ用シーツとうさぎ用トイレの底面との間に排泄物が流れ込んでしまった場合であっても、うさぎ用シーツの裏面から確実に排泄物を吸収することができる。
本発明の第1実施形態に係るうさぎ用シーツの正面図及び平面図である。 うさぎ用トイレ及び本発明に係るうさぎ用シーツの使用方法について説明するための説明図である。 うさぎ用トイレ及び本発明に係るうさぎ用シーツの使用方法について説明するための説明図である。 本発明に係るうさぎ用シーツの断面構造図である。 本発明の第2実施形態に係るうさぎ用シーツの正面図及び平面図である。 本発明の第3実施形態に係るうさぎ用シーツの正面図及び平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係るうさぎ用シーツ10の正面図及び平面図、図2A,2Bは、うさぎ用トイレ50及びうさぎ用シーツ10の使用方法について説明するための説明図、図3は、うさぎ用シーツ10の断面構造図、図4は、第2実施形態に係るうさぎ用シーツ20の正面図及び平面図、図5は、第3実施形態に係るうさぎ用シーツ30の正面図及び平面図である。
図1〜5に示す本発明のうさぎ用シーツ10,20,30は、うさぎの尿などの液状の排泄物を吸収するためのものであり、主にディスポーザブル品として使用されるものである。
うさぎ用シーツ10,20,30は、吸水性を有する吸収体1(クロスハッチングで示した部位)と、吸収体1の両面を被覆するシート状の被覆材料2と、被覆材料2の一部であり、吸収体1の周縁端外側に設けられる周縁部21と、を備えて構成され、うさぎ用トイレ50の底面に敷いて用いられるものである。
図2Aに示すように、うさぎ用トイレ50は、底面形状が三角形で上部が開口した容器と、開口部を塞ぐように安定的に載置される網状の網体51と、を備えるものである。
うさぎ用トイレ50は、主に平面視長方形状のケージの角部に配置される。
ケージの角部にスペースの無駄なく載置することができるため、うさぎ用トイレ50は、直角三角形に形成されている。
うさぎ用トイレ50は、開口部に載置された網体51上でうさぎが排泄することにより、容器の底面に敷いたうさぎ用シーツ10上に排泄物がかかるように構成されている。
以下では、図1〜3に基づいて第1実施形態に係るうさぎ用シーツ10について説明する。
うさぎ用シーツ10に備えられた吸収体1は、吸水性を有し、直角三角形或いは略直角三角形のシート状に形成されている。
例えば、本実施形態では、吸収体1が、直角二等辺三角形に形成されている。
吸収体1は、うさぎ用トイレ50の底面寸法と略同等程度の寸法に形成されている。
図3に示すように、吸収体1は、吸水性紙よりなる吸水性紙層11(以降、「下部吸水性紙層11」と記す。)上にパルプ層12及び吸水層13が順に積層され、更に吸水性紙層14(以降、「上部吸水性紙層14」と記す。)が積層されて形成されている。
下部吸水性紙層11及び上部吸水性紙層14には、例えば、脱脂綿、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの高吸水性繊維などが用いられる。
下部吸水性紙層11及び上部吸水性紙層14には、異なる材料が用いられるのであってもよいが、以下では同一材料が用いられるものとして説明する。
パルプ層12には、パルプ繊維或いはパルプ粉砕物などのパルプ材料が用いられる。
吸水層13は、排泄物を吸水、保持する層であり、吸水性ポリマー、即ち高吸水性樹脂などが用いられ、例えば、ポリアクリル酸の架橋物、澱粉またはセルロースとアクリル酸のグラフト重合体、ビニルアルコールとアクリル酸の共重合体、カルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコールの架橋物などが挙げられ、このような吸水性樹脂のうち少なくとも1種以上が好適に用いられる。
吸収体1には、直角三角形の直角部に突出部4が設けられている。
図1に示すように、突出部4は、直角部の対辺から離間する方向に延びるように設けられている。
例えば、本実施形態では、突出部4の先端は、丸みを帯びた形状に形成されている。
突出部4も吸収体1のその他の部位と同様に、下部吸水性紙層11上にパルプ層12、吸水層13及び上部吸水性紙層14が順に積層されて構成されている。
吸収体1がうさぎ用トイレ50の底面に敷かれると、突出部4は、うさぎ用トイレ50の角部をなす両壁面50a,50bに沿って底面から立ち上がるようにして配置される。
このようにうさぎ用シーツ10がうさぎ用トイレ50の底面に敷いた際、うさぎが噛んだりしないように、うさぎ用シーツ10上に載置した網体51の高さ以下に収まるようにうさぎ用シーツ10の寸法が設定されることが好ましい。
尚、突出部4が設けられる場合には、うさぎ用トイレ50の壁面50a,50bに沿って突出部4が立ち上がるように、うさぎ用シーツ10が底面に敷かれることが好ましいが、突出部4を底面に接触するよう内側に折り込んでうさぎ用シーツ10が底面に敷かれるのであってもよい。
吸収体1は、直角部の対辺から離間する方向に延びる突出部4を直角部に設けるように構成されることで、うさぎが排泄する頻度の高いうさぎ用トイレ50の角部の壁面50a,50bに突出部4を押し当てるようにしてうさぎ用シーツ10を配置させることで、うさぎ用トイレ50の角部の壁面50a,50bに飛散した排泄物が突出部4で吸収されることになり、壁面50a,50bを伝ってうさぎ用シーツ10とうさぎ用トイレ50との間に排泄物が入り込むことを防止する。
吸収体1は、少なくともその一部に、網点で示す、より吸水性が高められた吸水強化部3を設けている。
尚、図中では、吸水強化部3の吸水層13との厚み変化を強調して表しているが、実際の厚みの変化はわずかである。
吸水強化部3は、うさぎが所定の位置で排泄するという特性を利用して、うさぎが排泄する頻度の最も高い位置に設けられている。
図1に示すように、吸水強化部3は、本実施形態では、突出部4及びその周辺、即ち、直角三角形の直角部に設けられており、略長方形の領域に設定されている。
吸水強化部3は、その他の吸水層13よりも高い吸水性を有するために、その他の吸水層13よりも吸水性ポリマーの量が多い、或いはその他の吸水層13よりも高吸水性の材料を用いるなどされる。
吸水強化部3で用いられる吸水性ポリマーは、吸水層13と同様、例えば、ポリアクリル酸の架橋物、澱粉またはセルロースとアクリル酸のグラフト重合体、ビニルアルコールとアクリル酸の共重合体、カルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコールの架橋物などが挙げられ、このような吸水性樹脂のうち少なくとも1種以上が好適に用いられる。
尚、以下では、便宜上、吸水層13に用いられる「吸水性ポリマー」を「第1吸水性ポリマー」と記すことがある。また、吸水強化部3に用いられる「吸水性ポリマー」を「第2吸水性ポリマー」と記すことがある。
吸収体1は、少なくとも直角部に、より吸水性の高められた吸水強化部3を設けるように構成されることで、うさぎが排泄する頻度の高いうさぎ用トイレ50の角部に吸水強化部3が配置され、排泄物をより確実に吸収させることができる。
また、突出部4に吸水強化部3が設けられる場合に、突出部4がうさぎ用トイレ50の底面に接触するよう内側に折り込まれて敷かれると、うさぎ用トイレ50の底面に排泄物が流れ込んでしまった場合であっても、吸水強化部3によって確実に吸収することができる。
吸収体1は、その両面がシート状に形成された被覆材料2により被覆されている。
被覆材料2は、例えば、液透過性を有する不織布からなり、不織布として、スパンボンド不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)不織布などの各種不織布を親水化処理したものなどが好適に用いられる。
不織布2は、吸収体1よりも寸法大に形成され、吸収体1の両面に1枚ずつ張り合わされている。
不織布2は、接着剤などにより吸収体1の表面に接着され、吸収体1の周縁端の外側に延びる端部同士が貼り合わされている。
貼り合わされた不織布2の端部は、吸収体1の周縁端外側に設けられる周縁部21を形成している。
周縁部21は、吸収体1の周縁端の全周に渡って一定の幅寸法で設けられている。
周縁部21の幅寸法は、吸水して膨張した吸水性ポリマーによる周縁部21の接着剥離などを防止して、吸水性ポリマーなどの外部への飛び出しが生じないように、目標飽和吸水量や吸水性ポリマーの種類などに応じて適宜設定される。
上述したように被覆材料2は、吸収体1の両面ともに液透過性を有する不織布2からなるので、吸収体1の表面だけでなく裏面からも排泄物を吸収することができるため、うさぎ用シーツ10とうさぎ用トイレ50の底面との間に排泄物が流れ込んでしまった場合であっても、うさぎ用シーツ10の裏面から確実に排泄物を吸収することができる。
以下では、うさぎ用シーツ10の製造方法の一例について簡単に説明する。
まず、下部吸水性紙がうさぎ用トイレ50の底面形状に適した形状に成形され、下部吸水性紙上にパルプ材料が供給されて、下部吸水性紙層11上にパルプ層12が積層される。
続いて、パルプ層12は、その層12上に第1吸水性ポリマーが供給され、吸水層13が形成される。
その後、第2吸水性ポリマーが、吸水層13上、且つ吸収体1の突出部4及びその周辺となる部分のみに供給され、吸水強化部3が形成される。
尚、第1吸水性ポリマーと第2吸水性ポリマーは、同一の吸水性ポリマーであってもよいし、吸水強化部3により吸水性能の高い吸水性ポリマーを散布するのであってもよい。
少なくとも、吸水強化部3が、その他の部位に散布された吸水層13よりも高い吸水性能を有するものとなればよい。
続いて、上部吸水性紙が下部吸水性紙層11と同寸法に形成され、吸水層13及び吸水強化部3上に上部吸水性紙層14が積層される。
この時、吸収体1は、下部吸水性紙層11、パルプ層12、吸水層13及び上部吸水性紙層14が積層された状態となり、直角三角形の直角部に直角部の対辺から離間する方向に延びるように突出部4が設けられて成形されている。
その後、吸収体1は、プレスされるなどして押し固められ、吸収体1の寸法より若干大きい寸法に成形された不織布2によって両面が挟み込まれるようにして重ね合わせられて接着される。
例えば、不織布2は、吸収体1と重ね合わせられる側の面に、ホットメルト接着剤が塗布され、吸収体1を挟み込んだ上下の不織布2がそれぞれ吸収体1の表面に貼り合わされて、吸収体1及び不織布2が一体化した状態に形成される。
一体化した吸収体1及び不織布2は、プレスされるなどしてより強固に接着されて、吸収体1と周縁部21を備えたうさぎ用シーツ10となる。
尚、うさぎ用シーツ10は、説明したように手作業によって製造されるのであってもよいし、工場などの製造ラインで製造されるのであってもよい。
このようにして得られたうさぎ用シーツ10は、折畳まれるなどして梱包された後出荷される。
上述したうさぎ用シーツ10の吸水強化部3は、突出部4にのみ設けられるように説明したが、突出部4から直角部の対辺にかけて直線状に吸水強化部が設けられるのであってもよい。
また、上述では、直角三角形の直角部に突出部4を設け、且つ突出部4が吸水強化部3となるように説明したが、この構成に限定されるものではない。
うさぎ用シーツ10は突出部4を設け、且つ突出部4が吸水強化部3となる構成が好ましいが、例えば、図4に示すように、突出部4のみが設けられる構成であってもよいし、突出部4を備えない直角三角形の直角部から対辺にかけて吸水強化部3が設けられた吸収体1と周縁部21とを備える構成のうさぎ用シーツ20であってもよいし、或いは、図5に示すように、吸水強化部3も突出部4も備えない直角三角形に形成された吸収体1と周縁部21とを備える構成のうさぎ用シーツ30であってもよい。
上述したうさぎ用シーツ10,20,30は、両面が液透過性の不織布2で形成されたものとして説明したが、両面が液透過性の不織布2で形成されることが必須の構成ではない。
吸収体1の被覆材料2は、安価であることなどから不織布2が用いられることが好ましいが、例えば、織布や紙などが用いられるのであってもよいし、少なくとも吸収体1の片面に液透過性の被覆材料2が用いられるのであればよく、不織布2以外の材料を用いたその他の構成を排除するものではない。
また、排泄物をより吸収し易いため、両面に透水性の材料が用いられることが好ましいが、例えば、一面に透水性の材料を用い、他面に不透水性の材料が用いられるのであってもよい。
例えば、うさぎ用トイレ50の底面に接触する側に不透水性の撥水性シートを用いることもできる。
この場合、うさぎ用トイレ50の壁面50a,50bなどに飛散した排泄物が壁を伝うなどしてうさぎ用シーツ10,20,30とうさぎ用トイレ50底面の間に入り込むことを防止するために、パルプや吸水性ポリマーの散布量を増やすなどして吸水性を高める、周縁部21がうさぎ用トイレ50の壁面50a,50bにより密着して立ち上がるようにするなどして構成してもよい。
上述した吸収体1は、除菌抗菌剤や消臭剤などの添加物が添加されて構成されるのであってもよい。
また、うさぎ用シーツ10,20,30の表面に、或いは吸収体1の表面にエンボス加工が施されるのであってもよい。
うさぎの場合には、所定の位置で排泄するという特性があるため、吸収した液体が排泄した個所からなるべく吸収体1の全体に広がるように、細かい目のエンボス加工がなされることが好ましいが、これに限定されるものではない。
上述した周縁部21は、吸収体1の全周縁端部に設けられるよう図示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、うさぎ用トイレ50の壁面50a,50bに接触して立ち上がるように、少なくともうさぎ用シーツ10,20,30の直角部を形成する2辺の周縁端に設けられるのであればよい。
上述では、吸水強化部3に吸水性ポリマーが用いられることにより排泄物が吸水、保持されるように説明したが、これに限定されるものではなく、吸水性シートや複数層に積層された吸水性紙が用いられるのであってもよい。
また、吸水層13に関しても同様に、吸水性ポリマー以外の材料を用いることによって排泄物が吸水、保持されるのであってもよい。
以上説明したように、上述したうさぎ用シーツ10,20,30は、直角三角形のシート状に形成された吸収体1と、吸収体1よりも寸法大に形成され、吸収体1の両面を被覆するシート状の被覆材料2と、被覆材料2からなり、少なくとも吸収体1の直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられる周縁部21と、を備えるので、吸収体1の寸法がうさぎ用トイレ50の底面寸法に適合していれば、うさぎ用トイレ50の壁面に密着或いは接触するように周縁部21を立ち上げて配置させることができ、壁面を伝って流れ落ちる排泄物を吸収体1へ誘導して吸収することができるため衛生的であり、排泄物の処理をより手軽にできるようになる。
うさぎ用シーツ10,20,30がうさぎ用トイレ50の形状に適合していれば、うさぎ用シーツ10,20,30をうさぎが噛むなどして破壊する虞が低減するので、破壊されたシーツで容器が汚れるなどすることもなく衛生的であり、汚れたシーツの処分も容易にできる。
また、うさぎ用シーツ10,20,30の形状が三角形或いは略三角形であれば、底面が三角形の形状をしたうさぎ用トイレ50に合わせて折畳むなどの手間なく容易に適用させることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において具体的構成などを適宜変更設計できることは言うまでもない。
本発明は、ペット、中でも特にうさぎの尿等の液状排泄物を吸収するために好適に用いられる。
1…吸収体
2…周縁部
3…吸水強化部
10,20,30…うさぎ用シーツ
2…被覆材料(不織布)
50…うさぎ用トイレ

Claims (4)

  1. 排泄物を吸収するためのうさぎ用シーツであって、
    直角三角形のシート状に形成された吸収体と、
    前記吸収体よりも寸法大に形成され、前記吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、
    前記被覆材料からなり、少なくとも前記吸収体の直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられる周縁部と、
    を備え
    前記吸収体は、少なくとも前記直角部に、より吸水性の高められた吸水強化部を設けることを特徴とするうさぎ用シーツ。
  2. 前記吸収体は、前記直角部の対辺から離間する方向に延びる突出部を前記直角部に設けることを特徴とする請求項1に記載のうさぎ用シーツ。
  3. 排泄物を吸収するためのうさぎ用シーツであって、
    直角三角形のシート状に形成された吸収体と、
    前記吸収体よりも寸法大に形成され、前記吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、
    前記被覆材料からなり、少なくとも前記吸収体の直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられる周縁部と、
    を備え
    前記吸収体は、前記直角部の対辺から離間する方向に延びる突出部を前記直角部に設けることを特徴とするうさぎ用シーツ。
  4. 前記被覆材料は、前記吸収体の両面ともに液透過性を有する不織布からなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のうさぎ用シーツ。
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