JP2001008384A - 系統画面表示装置および記録媒体 - Google Patents

系統画面表示装置および記録媒体

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JP2001008384A
JP2001008384A JP11174135A JP17413599A JP2001008384A JP 2001008384 A JP2001008384 A JP 2001008384A JP 11174135 A JP11174135 A JP 11174135A JP 17413599 A JP17413599 A JP 17413599A JP 2001008384 A JP2001008384 A JP 2001008384A
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Makiko Shioda
真規子 汐田
Hiroko Toyama
裕子 遠山
Hiroyuki Yabe
啓之 矢部
Masashi Hayamizu
正志 早水
Yasuo Okuda
靖男 奥田
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Toshiba Corp
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    • G08G1/20Monitoring the location of vehicles belonging to a group, e.g. fleet of vehicles, countable or determined number of vehicles

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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 系統表示画面上に密集する設備機器の視
認性・操作性を向上させることにある。 【解決手段】 表示対象となる配電線系統が入る矩形の
4点の座標と画面の表示範囲との関係から配電線系統図
が表示範囲に合うような表示縮尺を求め、表示対象とな
る配電線系統を適切な大きさで表示部に表示する系統画
面表示装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統を含む各
種の系統に設置する設備機器等の接続状態を表わす系統
図を表示する系統画面表示装置および記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、都市部などの電力系統では大規
模で複雑なネットワークを形成している。特に、都市部
の社会生活は、多くの分野で系統電力と密接な関係をも
っており、系統に事故が発生すると電力供給に支障をき
たすばかりか、適切な対策をとらずに長時間にわたって
回復困難となれば都市機能が完全にマヒするといった重
大な社会問題が発生する。
【0003】そこで、以上のようなネットワーク化され
た電力系統を監視・制御するために、計算機を用いた系
統監視制御装置が開発され、系統の安全運転ないし事故
の早期回復処置を講ずるなどの運用がなされている。
【0004】この系統監視制御装置には、オペレータか
らの系統内情報表示要求を受け、地理的な配置を考慮し
つつネットワークに広がる電力系統の設備機器その他の
表示情報を取出して表示部に表示する系統画面表示装置
が設けられている。
【0005】この系統画面表示装置は、例えば変電所の
引き出し口等に設置される遮断機、高圧線等の配電線路
(配電線)および配電線の途中に設置される開閉器等を
含む電力系統を構成する各種の設備機器の他、その各設
備機器の接続状態を含む系統状態情報が格納されたデー
タベースを有し、このデータベースに格納される情報に
基づいて系統図を作成して表示部に表示するものであ
り、オペレータは、系統画面表示装置によって表示され
た系統図を参照しながら電力系統を監視制御する。
【0006】以上のように系統画面表示装置を用いて、
電力系統を監視・制御する対象地域としてはほとんどが
都市に集中する。近年の都市機能の高度化・情報化社会
の到来により、電力系統における各種の設備機器は多数
かつ地理的に広大なエリアに渡って拡散的に配置されて
いる。その結果、多数の配電線は、通常,互いに連係し
ながら樹枝状に広がりをもちながら広大なエリアを網羅
するように設置されている。
【0007】また、電力需要に関しても地域的な格差が
生じており、電力需要の大きい地域の場合には多数の配
電線および開閉器等の設備機器が地理的に近接された状
態で設置されている。そのため、電力需要の大きい地域
における電力系統の表示画面には、多数の設備機器を表
現する図形データが互いに密集状態で表示されている。
【0008】従って、広範囲な地域にわたって分布する
各設備機器およびこれら隣接する設備機器を接続した電
力系統を表示画面に表示すると、その表示画面の面積に
限度があることから、隣接する設備機器が重複して表示
され、視認性が悪化し、実用に耐えないものになる。ま
た、操作したい設備機器が広範囲に分布されていると、
必要な設備機器を画面上から検索する場合にもそれ相当
の時間が要する。
【0009】そこで、従来の系統画面表示装置では、か
かる不具合を解消するために、オペレータが表示画面の
倍率を上げる操作を行って電力系統全体の中から所要と
する一部の系統を表示したり、系統情報の混み具合を小
さくし見やすくする操作を行ったり(倍率操作方法)、
倍率を変えずに目的とする範囲を表示するために、オペ
レータがマウスなどを用いて、樹枝状に分岐する配電線
のスクロールすべき任意の方向を指示することにより画
面をスクロールし、必要とする画面を表示したり(画面
スクロール方法)、さらに、予め系統情報を抑制する観
点から、必要最小限の情報を表示し、オペレータが抑制
解除指示が入力されたとき抑制情報をも表示することに
より(情報抑制方法)、視認性および操作性の向上を図
っている。
【0010】以下、従来の系統画面表示装置について図
87を参照して説明する。
【0011】この系統画面表示装置は、開閉器などの設
備機器(1),接続区間の配電線路などの設備機器
(2),変電所などの設備機器(3),…に係る情報を
格納するデータベース1(図88参照)と、表示範囲,
配電線番号,表示中心座標,表示情報量その他の情報を
格納する画面表示情報メモリ2(図89参照)、予めオ
ペレータがメモリ2に格納される表示範囲ごとに表示縮
尺を設定する表示縮尺情報メモリ3(図90参照)と、
オペレータによる画面表示情報メモリ2の表示範囲指定
に基づいて図91に示す手順に従って所定の処理を実行
する電力系統画面表示手段4と、この電力系統画面表示
手段4によって作成された系統図を表示する表示部5と
によって構成されている。
【0012】なお、データベース1に格納される各設備
機器(1)に係る情報としては、例えば図88に示すよ
うに例えば設備機器名,設備容量,通電電流等の詳細情
報を規定する設備データ、機器のシンボル等の表示情
報、設備機器の設置する座標、配電線番号1(例えば電
力系統1)等の情報が挙げられる。
【0013】従って、以上のような表示装置の構成によ
れば、電力系統画面表示手段4は、オペレータによる画
面表示情報メモリ2中の表示範囲指定に基づき、図91
に示すように表示中心座標を中心に表示範囲と表示縮尺
情報とから表示範囲の矩形の座標を算出した後(S30
1)、データベース1から当該矩形座標範囲内に設置す
る各設備機器に係る情報を読み出し(S302)、か
つ、該当座標範囲内の設備機器のシンボルがあればその
シンボルを読み出し(S303)、これら設備機器を順
次接続する編集処理を実施し、現在、表示部5に表示さ
れている系統図に上書きし、図92に示すような系統図
であるネットワーク情報を表示する(S304)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な大規模なネットワーク情報を表示する系統画面表示装
置においては、次に述べるような問題点が指摘されてい
る。
【0015】先ず、倍率操作方法は、表示部5に表示さ
れるネットワーク情報が込み合った状態にある時、オペ
レータが表示画面上から表示倍率を大きくすることによ
り、目的情報の内容・状態を確認する。例えば、始めの
表示倍率が1/8000(図92(a)参照)であると
し、この状態ではシンボル等が混み入っている部分があ
るので、当該エリアを例えば表示倍率1/2000(図
92(b)参照)とする倍率操作を行い、オペレータに
とって見やすい状態に表示する。
【0016】しかしながら、表示倍率が大きくすればそ
れだけ系統の表示範囲が小さくなり、一度に各種の系統
情報が認識困難になり、その認識のために必要に応じて
オペレータが再度表示倍率を元の倍率に戻す操作を行わ
なければならない。
【0017】一方、前記画面スクロール方法について
も、倍率を変えずに現在の表示範囲(図92(a)に示
す表示目標6)を表示する場合、オペレータが表示画面
上に表示される樹枝状に分岐する配電線のスクロールす
べき方向を確認しつつスクロール方向を指定するといっ
た作業を繰り返す必要がある。
【0018】さらに、前記情報抑制方法では、常時は予
め定められた表示情報を抑制する一方、オペレータが抑
制解除の指示を出したときに被抑制情報を表示する方法
であるが、この被抑制情報の表示状態においてCRT画
面の更新、または画面消去状態から目的画面の表示操作
を行う場合、計算機から被抑制情報を含んだ大量の情報
を表示画面へ送出することになり、画面表示開始から終
了までに情報抑制画面を表示する場合に比べ、数秒から
数十秒の時間を要する。また、被抑制情報を表示した画
面は混み入っていて見づらい状態(図93参照)になる
ため、前記倍率操作方法と同じ操作を行わなければなら
ない。
【0019】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、大規模な系統情報の表示に際し、オペレータに
よる視認性および操作性を向上させる系統画面表示装置
および記録媒体を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、系統に係わる設備機器の情報を読み出し
て系統図を作成し表示する系統画面表示装置において、
表示対象となる系統の横方向および縦方向の最大、最小
の座標を検出し、これら最大、最小の座標と表示画面の
大きさとから表示縮尺を算出する表示縮尺算出手段と、
前記系統に係わる設備機器の情報を読み出し、前記表示
縮尺算出手段で算出された表示縮尺を用いて系統図を作
成し表示する系統画面表示手段とを設けた構成である。
【0021】このような手段を講じたことにより、表示
対象となる配電線系統だけを表示画面に合わせて最大の
大きさで表示でき、系統設備全体を容易に把握できる。
【0022】また、別発明としては、表示対象となる系
統の横方向および縦方向の最大、最小の座標を検出し、
これら最大、最小の座標と表示画面の大きさとから表示
縮尺を算出する表示縮尺算出手段と、表示対象となる複
数の系統のうち何れか1つの系統の指定があったとき、
この指定系統以外の系統の設備機器に係る情報の一部、
全部または縮小制限し、前記指定系統について前記表示
縮尺算出手段で算出された表示縮尺を用いて系統図を作
成し表示する系統抑制表示手段とを設けた構成の系統画
面表示装置であってもよい。
【0023】このような手段を講じれば、電力系統が密
集された状態にあっても、指定系統以外の情報を抑制す
ることにより、所要とする配電線系統の設備機器を確実
に表示でき、視認性および操作性を向上できる。
【0024】さらに、配電線に接続される変電所が例え
ば認識困難なとき、変電所表示指示に基づき、前記系統
画面表示手段で表示されている配電線に接続される変電
所および変電所周辺の設備機器を切り出しウィンドウ表
示する変電所設備表示手段を設けることにより、配電線
の電源状態を容易に把握でき、事故時の切替えや復旧な
どの操作性を上げることができる。
【0025】さらに、別の発明としては、予め所定の縮
尺しきい値が設定され、表示対象となる系統の横方向お
よび縦方向の最大、最小の座標を検出し、これら最大、
最小の座標と表示画面の大きさとから表示縮尺を算出す
るとともに、この表示縮尺が前記縮尺しきい値よりも小
さいとき、当該縮尺しきい値を表示縮尺とする表示縮尺
算出手段と、この縮尺しきい値を表示縮尺としたときの
表示範囲からはみ出した配電線の設備機器をウィンドウ
表示するに際し、前記表示画面の任意の位置或いは当該
配電線以外の領域にウィンドウ画面表示位置を設定する
ウィンドウ画面位置設定手段と、前記表示対象となる系
統に係わる設備機器の情報を読み出し、前記表示縮尺算
出手段で算出された表示縮尺を用いて系統図を作成する
一方、前記表示範囲からはみ出した配電線の設備機器
を、前記ウィンドウ画面位置設定手段によって設定され
た表示位置のウィンドウ内に表示する系統画面表示手段
とを設けた構成であってもよい。
【0026】このような手段を講じることにより、参照
または操作に必要な配電線が一部表示画面からはみ出し
ても、そのはみ出し部分をウィンドウ表示することによ
り、配電線全体を的確に把握可能となる。
【0027】さらに、別の発明としては、予め所定の縮
尺しきい値が設定され、表示対象となる系統の横方向お
よび縦方向の最大、最小の座標を検出し、これら最大、
最小の座標と表示画面の大きさとから表示縮尺を算出す
るとともに、この表示縮尺と前記縮尺しきい値とを該表
示縮尺が小さいとき、当該縮尺しきい値を表示縮尺とす
る表示縮尺算出手段と、この表示縮尺算出手段によって
表示縮尺が前記縮尺しきい値を越えるとき、予め定める
所定の間隔でX方向およびY方向に分割し、この分割間
隔ごとに系統に係る設備機器が存在しないときに表示省
略範囲とする表示範囲編集手段と、そのうちこの表示範
囲編集手段による表示省略範囲を除いて前記表示対象と
なる系統に係わる設備機器の情報を読み出し、前記表示
縮尺を用いて、系統図を作成し表示する系統画面表示手
段とを設けた構成でもよい。
【0028】このような手段を講じることにより、表示
対象となる系統のうち省略しても問題の無い部分を省略
して表示すれば、系統のはみ出し部分を表示画面内に入
れて表示できる。
【0029】さらに、別の発明としては、予め画面分割
数が設定され、前記表示部の画面表示範囲と前記画面分
割数とから単位表示範囲を計算し、前記データベースか
ら各単位表示範囲内に存在する表示要素数または前記単
位表示範囲内の存在する特定の系統に実装される表示要
素数を読み出す表示要素数検出手段と、この検出手段に
より得られる全表示要素数と各単位表示範囲内表示要素
数とを用いて各単位表示範囲の表示縮尺を算出する手段
と、この手段によって算出された各分単位表示範囲ごと
の表示縮尺を用いて前記系統に係わる表示要素の情報か
ら系統図を作成し表示する系統画面表示手段とを設けた
構成であってもよい。
【0030】このような手段を講じたことにより、表示
要素が密集している場合でも、各分割表示範囲に存在す
る表示要素の数を考慮しつつ可変縮尺を定めるので、表
示要素を全体にばらつかせて表示できる。
【0031】さらに、別の発明としては、データベース
の表示要素に関するX・Y座標の最小値および最大値か
ら座標範囲を作成する手段と、予め画面分割数が設定さ
れ、前記座標範囲と前記画面分割数とから単位表示範囲
を計算し、前記データベースから各単位表示範囲内に存
在する表示要素数または前記単位表示範囲内の存在する
特定の系統に実装される表示要素数を読み出す表示要素
数検出手段と、この検出手段により得られる全表示要素
数と各単位表示範囲内表示要素数とを用いて各単位表示
範囲の表示縮尺を算出する縮尺算出手段と、この手段に
よって算出された各分単位表示範囲ごとの表示縮尺を用
いて前記データベース内の前記表示要素の座標変換を実
行する手段とを設けた構成である。
【0032】このような手段を講じたことにより、表示
用素数に応じて表示縮尺を変えた状態でデータベースに
予め登録すれば、表示対象となる系統の設備機器の密集
状態を容易に回避できる。
【0033】なお、前記前記系統画面表示手段によって
表示された画面の任意位置指定に基づいて表示位置デー
タを取り込んで設定する表示位置設定手段と、この手段
で設定された表示位置に対応する単位表示範囲における
前記縮尺算出手段で算出した表示縮尺を取出して表示す
る倍率表示手段とを設ければ、指定部分の倍率を容易に
把握できる。
【0034】また、入力手段から入力される拡大倍率お
よび表示領域を取り込んで設定する設定手段と、前記入
力手段から入力される中心座標をもとに前記設定内容か
ら拡大表示範囲を求め、この表示範囲に属する系統に係
る設備機器の情報を読み出し前記拡大倍率にて拡大表示
する部分拡大表示手段とを設ければ、部分的に拡大倍率
で拡大表示できる。
【0035】また、前記部分拡大表示手段による拡大表
示部分の系統に接続される非拡大表示部分の系統を凝縮
し、或いは重なり合う設備機器を表わす記号を用いて、
前記拡大表示部分の系統と非拡大表示部分の系統とを接
続する接続手段を設けることにより、密集ないし重なり
合う設備機器の状態を容易に把握できる。
【0036】さらに、前記部分拡大表示手段による拡大
表示部分の系統と非拡大表示部分の系統とを近似曲線図
形で接続する表示図形補正手段を設けることにより、系
統の配電線が折れ線で表示されずにスムーズな図形で表
示できる。
【0037】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発明
に係る系統画面表示装置および記録媒体の一実施の形態
を示すブロック構成図である。
【0038】この系統画面表示装置は、種々の指示等を
入力するキーボード,マウス等の入力手段(図示せず)
と、従来と同様に開閉器などの設備機器(1),接続区
間の配電線路などの設備機器(2),変電所などの設備
機器(3),…に係る情報を格納するデータベース1
(図88参照)と、表示範囲,配電線番号,表示中心,
表示情報量その他の情報を格納する画面表示情報メモリ
2(図89参照)、系統図を表示画面の大きさに合わせ
て大きく表示する為の縮尺を算出する表示縮尺算出手段
11、通常の表示縮尺の他、前記表示縮尺算出手段11
により算出される縮尺を表示縮尺として記憶する表示縮
尺情報メモリ3と、前記表示縮尺算出手段11によって
算出される表示縮尺を用いて系統図を表示部5に表示す
る電力系統画面表示手段12とで構成されている。
【0039】なお、データベース1に格納される各設備
機器1,2,…に係る情報としては、例えば図88に示
すように例えば設備機器名,設備容量,通電電流等の詳
細情報を規定する設備データ、機器のシンボル等の表示
情報、各設備機器に係るX座標,Y座標、配電線番号1
(例えば電力系統1)等の情報が挙げられる。
【0040】次に、以上のような装置の動作について図
2を参照して説明する。
【0041】電源の投入後、入力手段11から表示対象
となる配電線(系統図)表示の指示を入力すると、先
ず、表示縮尺算出手段11が起動され、その後、電力系
統画面表示手段12が起動される。
【0042】この表示縮尺算出手段11は、表示対象で
ある配電線が入る矩形の座標を求め、その矩形内の配電
線が表示部5の表示画面に最も大きく表示可能とする表
示縮尺を算出する処理である。
【0043】具体的には、画面表示情報メモリ2から表
示対象となる表示範囲をもつ画面表示情報から配電線番
号を取得した後(S1)、データベース1に格納される
前記設備機器の情報の中から前記配電線番号と一致する
配電線番号の設備機器を選択し(S2,S3)、この選
択された設備機器のX,Y座標を取得し記憶する(S
4)。
【0044】このようにして設備機器のX、Y座標を取
得したならば、当該設備機器のX座標が同一配電線番号
をもつ今までの設備機器の中で最小または最大である
か、既に取得中のX座標との間で大小関係を比較チェッ
クし(S5)、今回選択の設備機器のX座標が最小また
は最大であれば、そのX座標を記憶する(S6)。引き
続き、選択された設備機器のY座標についても、同様の
処理を実施する(S7,S8)。この一連の処理は、同
一の配電線番号をもつ全設備機器について実施する。
【0045】しかる後、同一の配電線番号をもつ全設備
機器の中から得られるX座標およびY座標の最小(Xm
in,Ymin)および最大(Xmax,Ymax)を
用いて、図3に示す矩形の4点の座標を決定する。この
4点の座標と予め知り得る画面の表示範囲とから縮尺を
算出し、表示縮尺情報メモリ3に保存する。
【0046】なお、縮尺の算出方法は、表示部5の表示
範囲をX,Yとすると、X方向の縮尺はX/(Xmax
−Xmin)、Y方向の縮尺はY/(Ymax−Ymi
n)から決定する(S9)。
【0047】X方向およびY方向の縮尺を求めた後、こ
れらX方向およびY方向の縮尺の大小を比較し(S1
0)、小さな縮尺を表示縮尺とし、表示縮尺情報メモリ
3に保存する(S11)。
【0048】次に、電力系統画面表示手段12が起動
し、同一の配電線番号に係る設備機器の情報を取出し、
表示縮尺情報メモリ3に保存された表示縮尺を用いて、
図3に示す点線枠内の配電線の系統図を図4に示すよう
に表示部5に表示する。表示方法は従来の表示方法と同
様である。
【0049】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、表示画面と特定の配電線番号に属する設備機器とを
考慮しつつ表示画面に合わせて最大で表示できる縮尺を
算出するので、表示したい所要の配電線番号に属する配
電線全体の系統図を自動的に表示画面の大きさに合わせ
て表示でき、その都度表示画面の縮尺を変更しなくて
も、設備全体の状況を容易に把握できる。
【0050】次に、本発明に係る系統画面表示装置の他
の実施形態について説明する。
【0051】この実施の形態は、図1と同様な構成であ
り、特に異なるところは、表示縮尺算出手段11による
縮尺の算出方法の他、図5に示すように予めオペレータ
にとって見やすい縮尺しきい値を表示縮尺情報メモリ3
等に設定しておくことにある。
【0052】この本装置における縮尺の算出方法につい
て図7を参照して説明する。なお、図7に示すステップ
S1〜S8までは図2と同様の処理であるので、同一ス
テップ番号を付してその説明を省略し、以下、ステップ
S21の縮尺算出処理から説明する。
【0053】先ず、ステップS1〜S8によって図3に
示す矩形の4点の座標と予め知り得る画面の表示範囲と
から縮尺を算出するもので、具体的には、画面の表示範
囲をX,Yとすると、X方向の縮尺はX/(Xmax−
Xmin)、Y方向の縮尺はY/(Ymax−Ymi
n)から算出する(S21)。
【0054】このようにしてX方向およびY方向の縮尺
を求めた後、これらX方向およびY方向の縮尺が予め定
めた縮尺しきい値よりも大きいか否かをそれぞれチェッ
クする(S22)。求めたX方向およびY方向の縮尺が
縮尺しきい値よりも小さい場合、そのしきい値をX方向
およびY方向の表示縮尺とし、表示縮尺情報メモリ3に
保存する(S23)(図6参照)。
【0055】よって、図1に示す装置では、X方向およ
びY方向の表示縮尺が1つであったが、本装置では、図
6に示すようにX方向とY方向の2つの表示縮尺が算出
される。
【0056】以上のようにしてX方向とY方向の2つの
表示縮尺を算出した後、電力系統画面表示手段12が起
動し、同一の配電線番号に係る設備機器の情報を取出
し、表示縮尺情報メモリ3に保存されたX方向とY方向
の2つの表示縮尺を用いて、図8に示す点線枠内の配電
線の系統図を図9に示すように表示部5に表示する。こ
の表示方法は従来の表示方法と同様である。但し、従来
は表示画面への表示座標を求める場合、X,Y座標とも
同一の縮尺を世界座標にかけて算出しているが、本装置
においても保存されたX方向とY方向の2つの表示縮尺
をそれぞれ別々に世界座標にかけて、表示画面の表示座
標を求める。
【0057】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、表示画面と特定の配電線番号に属する設備機器とを
考慮しつつX方向およびY方向に分けて適切な縮尺を算
出するので、表示したい所要の配電線番号に属する配電
線設備機器全体の系統図を自動的に見やすい縮尺で表示
画面に表示でき、その都度表示画面の縮尺を変更しなく
ても、系統内設備機器全体の状況を容易に把握できる。
【0058】なお、図2または図7に示すプログラムを
記録媒体に記録し、CPUで構成される表示縮尺算出手
段12により記録媒体に記録されるプログラムを読取れ
ば、同実施の形態で説明した機能を実現できる。
【0059】(第2の実施の形態)図10は本発明に係
る系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構成
図である。なお、同図において、図1と同一部分には同
一符号を付して、その説明を省略し、以下、特に異なる
部分について説明する。
【0060】この系統画面表示装置は、図1と同様に入
力手段(図示せず)、データベース1、画面表示情報メ
モリ2、表示縮尺算出手段11、表示縮尺情報メモリ3
および表示部5の他、新たに系統抑制表示手段である配
電線表示手段16を設けたことにある。
【0061】この配電線表示手段16は、オペレータが
参照し或いは操作したい配電線だけを取出し、前記表示
縮尺算出手段11により保存された表示縮尺を用いて表
示画面に系統図を表示する機能をもっている。
【0062】以下、本発明装置の動作について図11を
参照して説明する。
【0063】先ず、表示縮尺算出手段11は、図1と同
様であるので、その説明に譲り、以下、配電線表示手段
16の動作について図11を参照して説明する。
【0064】この配電線表示手段16は、表示縮尺算出
手段11による表示縮尺の算出処理終了後に起動する
と、表示画面に系統図が表示されているか否かを判断し
(S31)、表示されている場合にはその系統図内の複
数の配電線のうち表示対象とする1つの配電線例えばF
xを指定すると(S32)、当該配電線の配電線番号と
データベース1に保存される設備機器の配電線番号とを
比較チェックし(S33)、配電線番号が不一致となっ
た設備機器に係る現在表示中の情報を消去する(S3
4)。引き続き、不一致となる配電線番号の設備機器を
見つけ出し(S35)、該当設備機器に係る表示中の情
報を消去することにより、図12に示す複数の配電線の
系統図から図13に示す配電線Fyの系統を消去し、表
示対象とする配電線Fxだけの系統図を表示部5に表示
できる。
【0065】一方、ステップS31において、現在表示
中の系統図が存在しない場合、ステップS36に移行
し、入力手段から表示対象とする配電線の指定があるか
否かを判断する。配電線Fxの表示指定があったとき、
表示対象となる画面表示情報メモリ2の当該配電線番号
とデータベース1に保存される設備機器の配電線番号と
を比較チェックし(S37)、一致する場合にはその配
電線番号の設備機器に係る情報を読み出し、既に表示縮
尺情報メモリ3に格納される表示縮尺を用いて、表示画
面に表示する(S38)。
【0066】しかる後、全設備機器の配電線番号につい
て検索したか否かを判断し(S39)、未だ残っている
場合にはステップS37に戻って繰り返し実行し、図1
3に示す表示対象とする配電線Fxだけの系統図を表示
画面に表示する。
【0067】なお、画面表示方法として、画面情報を全
て上書きしていく方法を採る場合は、ステップS31の
判定結果に拘らず、ステップS36へ移行する。このと
きはステップS32〜S35の手順は不要となる。
【0068】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、オペレータが参照し、或いは操作したい配電線のみ
を表示画面に表示できる。このことは、複数の配電線の
電力系統が密集した状態にある場合でも、所要とする配
電線だけの系統を取出して表示できるので、当該配電線
の設備機器を容易に認識でき、また操作することが可能
になり、視認性および操作性を向上できる。
【0069】図14は本発明に係る系統画面表示装置の
他の実施形態を示すブロック構成図である。
【0070】この装置は、図1と同様に入力手段(図示
せず)、データベース1、画面表示情報メモリ2、表示
縮尺算出手段11、表示縮尺情報メモリ3および表示部
5の他、新たに系統抑制表示手段である配電線詳細情報
優先表示手段17を設けたことにある。従って、図1と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、以
下、特に異なる部分について説明する。
【0071】前記配電線詳細情報優先表示手段17は、
オペレータが参照し、或いは操作したい配電線だけに詳
細情報を付して表示画面に表示する処理を行うものであ
る。なお、配電線の詳細情報とは、データベース1に保
存されている各設備機器に係る情報のうち、設備データ
エリアに格納される例えば設備機器名,設備容量,通電
電流等の情報を意味する。
【0072】本装置は、表示縮尺算出手段11が起動
し、その後、配電線詳細情報優先表示手段17が起動す
る。この表示縮尺算出手段11による表示対象となる配
電線の縮尺を算出するまでの処理は、図2または図7と
同様なので、ここでは縮尺算出については図2または図
7の説明に譲り、以下、配電線詳細情報優先表示手段1
7の処理ついて図15を参照して説明する。
【0073】この配電線詳細情報優先表示手段17は、
表示縮尺算出手段11による表示縮尺の算出処理終了後
に起動されるが、このとき表示画面に系統図が表示され
ているか否かを判断し(S41)、表示されている場合
にはその系統図内の複数の配電線のうち参照または操作
したい表示対象とする1つの配電線例えばFxを指定す
ると(S42)、当該配電線の配電線番号とデータベー
ス1に保存される現在表示中に係る設備機器の配電線番
号とを比較チェックし(S43)、配電線番号が不一致
となった設備機器に係る現在表示中の情報中から詳細情
報を消去する(S44)。引き続き、不一致となる配電
線番号の設備機器を見つけ出し(S45)、該当設備機
器に係る表示中の詳細情報を消去することにより、図1
6に示すような系統図を表示する。
【0074】一方、ステップS41において、現在表示
中の系統図が存在しない場合、ステップS46に移行
し、入力手段から表示対象とする画面表示情報の指定有
りかを判断し、指定有りの場合には画面表示情報メモリ
2の表示範囲内に入る複数の配電線Fx,Fyを特定
し、さらに複数の配電線のうち参照または操作したい表
示対象とする1つの配電線例えばFxの指定が有るか否
かを判断する(S47)。
【0075】ここで、配電線Fxの指定があったとき、
当該配電線番号とデータベース1に保存される設備機器
の配電線番号とを比較チェックし(S48)、一致する
場合にはその配電線番号の設備機器に係る情報を読み出
し(S49)、既に表示縮尺情報メモリ3に格納される
表示縮尺を用いて、表示画面に表示する(S50)。
【0076】ステップS48において配電線番号が不一
致であるとき、その設備機器に係る詳細情報(設備機器
名,時限等)以外の情報を読み出し(S51)、既に表
示縮尺情報メモリ3に格納される表示縮尺を用いて、同
様に表示画面に表示する(S50)。
【0077】しかる後、全設備機器の配電線番号につい
て検索したか否かを判断し(S52)、未だ残っている
場合にはステップS48に戻って繰り返し実行し、図1
6に示すように配電線Fxだけに詳細情報が付され、配
電線Fyには詳細情報のない系統図を表示する。
【0078】なお、画面表示方法として、画面情報を全
て上書きしていく方法を採る場合はステップS41の判
断結果に拘らず、ステップS46へ移行する。このとき
はステップS42〜S45の手順は不要である。
【0079】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、オペレータが参照し、或いは操作したい配電線のみ
を詳細に表示でき、その他の配電線は大まかな系統の接
続関係だけを表示できる。このことは、電力系統が密集
した状態にある場合でも、所要とする配電線の認識度を
上げることができ、また隣接配電線の系統状態を容易に
認識でき、視認性および操作性を向上できる。
【0080】さらに、図17は本発明に係る系統画面表
示装置の他の実施形態を示すブロック構成図である。
【0081】この装置は、図1と同様に入力手段(図示せ
ず)、データベース1、画面表示情報メモリ2、表示縮
尺算出手段11、表示縮尺情報メモリ3および表示部5
の他、新たに系統抑制表示手段である他配電線縮小表示
手段18を設けたことにある。従って、図1と同様の部
分には同一符号を付してその説明を省略し、以下、特に
異なる部分について説明する。
【0082】この他配電線縮小表示手段18は、オペレ
ータが指定する配電線以外の配電線のシンボル等に関
し、予め定める縮尺に従って縮小表示することにある。
そのため、本装置では、予め例えば表示縮尺情報メモリ
3に縮小用表示縮尺例えば2倍(縮尺率:1/2)の表
示縮尺を設定しておくものとする。
【0083】本装置においては、表示縮尺算出手段11
が起動し、その後、他配電線縮小表示手段18が起動す
る。この、表示縮尺算出手段11による処理である表示
対象となる配電線の表示縮尺を算出するまでの処理は、
図2または図7と同様であるので、ここでは縮尺算出に
ついては図2または図7の説明に譲り、以下、他配電線
縮小表示手段18の処理について図18を参照して説明
する。
【0084】この他配電線縮小表示手段18は、表示縮
尺算出手段11による表示縮尺算出処理終了後に起動さ
れるが、このとき表示画面に系統図が表示されているか
否かを判断し(S61)、系統図が表示されている場合
にはその系統図内の複数の配電線のうち参照または操作
したい表示対象とする1つの配電線例えばFxを指定す
ると(S62)、画面表示情報メモリ2の表示範囲に係
る配電線の配電線番号とデータベース1に保存される現
在表示中に係る設備機器の配電線番号とを比較チェック
し(S63)、配電線番号が不一致となった設備機器に
係る現在表示中の情報中から詳細情報を消去し(S6
4)、さらに当該機器にシンボルがあれば、予め表示縮
尺情報メモリ2に設定される大きな表示縮尺(1/2)
を用いて当該シンボルを表示する(S65,S66)。
引き続き、不一致となる配電線番号の設備機器を見つけ
出し(S67)、同様の処理を実行し、図19に示すよ
うな系統図を表示する。
【0085】また、ステップS61において、現在表示
中の系統図が存在しない場合、ステップS68に移行
し、入力手段から表示対象とする画面表示情報の指定有
りかを判断し、指定有りの場合には画面表示情報メモリ
2の表示範囲内に入る複数の配電線Fx,Fyを特定
し、さらに複数の配電線のうち参照または操作したい表
示対象とする1つの配電線例えばFxの指定が有るか否
かを判断する(S69)。
【0086】ここで、配電線Fxの指定があったとき、
当該配電線番号とデータベース1に保存される設備機器
の配電線番号とを比較チェックし(S70)、一致する
場合にはその配電線番号の設備機器に係る情報を読み出
し(S71)、既に表示縮尺情報メモリ3に格納される
表示縮尺を用いて、表示画面に表示する(S72)。
【0087】ステップS70において配電線番号が不一
致であるとき、その設備機器に係る詳細情報(設備機器
名,時限等)以外の情報を読み出し(S73)、算出さ
れた表示縮尺を用いて、同様に表示画面に表示するが、
当該設備機器にシンボルがあれば設定されている大きな
縮尺を用いてシンボルを表示画面に表示する(S74,
S75)。
【0088】その後、全設備機器の配電線番号について
検索したか否かを判断し(S76)、未だ残っている場
合にはステップS70に戻って繰り返し実行し、図19
に示すように配電線Fxだけに詳細情報が付され、配電
線Fyには詳細情報がなく、かつ、小さいシンボルをも
つ系統図を表示画面に表示できる。
【0089】なお、画面表示方法として、画面情報を全
て上書きしていく方法を採る場合は、ステップS61の
判定結果に拘らず、ステップS68へ移行する。このと
きは、ステップS62〜S67の手順は不要である。
【0090】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、オペレータが参照し、或いは操作したい配電線につ
いて指定または算出された表示縮尺で表示し、他の配電
線の設備についてはシンボルを小さく表示するので、電
力系統が密集した状態にある場合でも、所要とする配電
線の認識度を上げることができる。また、所要の配電線
とその隣接配電線の系統状態ないし接続状態を容易に認
識でき、視認性および操作性を向上させることができ
る。
【0091】(第3の実施の形態)図20は本発明に係
る系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構成
図である。
【0092】この表示装置は、入力手段(図示せず)、
データベース1(図88参照)、画面表示情報メモリ2
(図89参照)、系統図を表示画面の大きさに合わせて
大きく表示するための縮尺を算出する表示縮尺算出手段
11、通常の表示縮尺の他、前記表示縮尺算出手段11
によって算出される縮尺を表示縮尺として記憶する表示
縮尺情報メモリ3および電力系統画面表示手段12の
他、画面表示情報メモリ2の表示範囲に対応してウイン
ドウの大きさを定義付けするウインドウ定義情報メモリ
21と、ウインドウ内に設備機器を表示するための縮尺
データを記憶する通常縮尺情報メモリ22と、各配電線
に設置される変電所設備を表示する変電所設備表示手段
23とが設けられている。
【0093】前記表示縮尺算出手段11は、表示対象で
ある配電線が入る矩形の座標を求め、その矩形内の配電
線が表示部5の表示画面に最も大きく表示可能とする表
示縮尺を算出する処理であり、具体的には第1の実施の
形態で説明した通りであるので、ここではその説明を省
略する。
【0094】前記電力系統画面表示手段12は、表示縮
尺算出手段11によって算出される表示縮尺を用いて系
統図を表示部5に表示するものであり、同様に第1の実施
の形態で説明した通りである。
【0095】前記変電所設備表示手段23は、例えば系
統図を表示したとき、系統図の大きさによって変電所
(設備機器)がはみ出したり、変電所を含む周辺が正確
に把握し難い場合があるが、このような場合に各配電線
ごとに1つ存在する変電所を適正な大きさでウインドウ
表示するものである。
【0096】以下、変電所設備表示手段23の処理につ
いて図21を参照して説明する。
【0097】先ず、電力系統画面表示手段12では、表
示縮尺算出手段11で算出される表示縮尺を用いて、図
22に示すような1つ以上の配電線からなる系統図を表
示部5に表示する。
【0098】この状態において、変電所設備表示手段2
3は、入力手段からある変電所を表示すべき指示が入力
されたか否かを判断し(S81)、入力指示有りの場合
には現在表示中系統図の画面表示情報メモリ2の配電線
番号とデータベース1の変電所機器(設備機器)に係る
配電線番号とを比較チェックし(S82)、一致する変
電所機器があれば(S83)、その変電所FCBシンボ
ルに関し、変電所設備となるFCBシンボルのX座標、
Y座標とを読み出し(S84)、これら座標を前記表示
部5における変電所機器のFCBシンボルの中心座標と
する。
【0099】さらに、ウインドウ定義情報メモリ21か
らウインドウ定義情報(ウインドウの大きさ)を読み出
し(S85)、表示部5におけるウインドウ表示範囲を
算出する(S86)。
【0100】このウインドウ表示範囲の算出処理は、変
電所機器のFCBシンボルの中心座標に対し、ウインド
ウ定義情報から求めた中心座標値を加減算し、得られた
値を表示部5のウインドウ表示範囲とする。
【0101】以下、表示範囲算出の具体例を述べる。
【0102】表示部5に表示する変電所設備の中心座標
(当該配電線のFCBの表示座標): (X,Y)=(30000,50000) ウィンドウ定義情報(ウィンドウの大きさ): (X,Y)=(3000,4000) ウィンドウの中心座標: (X,Y)=(3000÷2,4000÷2)=(15
00,2000) 変電所設備の表示範囲(座標): X方向=30000−1500<表示データ<3000
0+1500=28500<表示データ<31500 Y方向=50000−2000<表示データ<5000
0+2000=48000<表示データ<52000 そこで、変電所設備表示手段23は、データベース1か
らステップS86で算出された表示範囲内に入る座標の
設備機器があるか否かを判断し、変電所を含む周辺の設
備機器があれば、通常縮尺情報メモリ22の縮尺を用い
て表示部5上のウインドウ24内に当該設備機器を表示
する(S87〜S89)。
【0103】図22は本発明実施の形態による画面表示
例であり、当該配電線(Fx)の変電所設備およびその
周辺状態が別にウィンドウ24に表示されている。
【0104】なお、別ウィンドウに拡大表示したときに
詳細情報を表示させることもできる。
【0105】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、オペレータが参照したい、操作したい配電線が画面
表示され、さらに、当該配電線の変電所設備を把握可能
に表示することができる。
【0106】従って、電力系統の密集した部分に参照対
象の配電線が位置している場合でも、当該配電線の電源
状況を容易に把握でき、事故時の切替、復旧などの操作
性を向上させることができる。
【0107】(第4の実施形態)図23は本発明に係る
系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構成図
である。なお、同図において図1と同一部分には同一符
号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0108】この表示装置は、入力手段(図示せず)、
データベース1、画面表示情報メモリ2、表示縮尺算出
手段12、表示縮尺情報メモリ3、表示部5および電力
系統画面表示手段12の他、新たにウインドウ画面表示
判定手段26が設けられている。
【0109】第1の実施の形態では、予め縮尺しきい値
(図5参照)が設定され、表示縮尺算出手段11は、算
出されるX方向およびY方向の縮尺が縮尺しきい値より
も大きいか否かを判断し、算出縮尺が縮尺しきい値より
も小さいときに縮尺しきい値を表示縮尺とし表示縮尺情
報メモリ3に保存する例を説明した。
【0110】本実施の形態におけるウインドウ画面表示
判定手段26は、表示縮尺算出手段11において例えば
X方向およびY方向の縮尺が縮尺しきい値を越えたと
き、当該縮尺しきい値における画面表示範囲外のエリア
を判定し、そのエリアの設備機器をウインドウ表示可能
にするものである。
【0111】次に、ウインドウ画面表示範囲判定手段2
6の処理動作について図24を参照して説明する。
【0112】先ず、前提について説明すれば、表示縮尺
算出手段11では、図8に示すように縮尺しきい値によ
る矩形の座標が求められるので、この矩形の座標を例え
ばデータベース1などに格納しておくものとする。ま
た、表示縮尺情報メモリ3には予め縮尺しきい値が設定
され、さらに表示縮尺算出手段11から算出結果である
表示縮尺が出力されているものとする。
【0113】この状態においてウインドウ画面表示範囲
判定手段26は、表示縮尺算出手段11からの表示縮尺
とメモリ3の縮尺しきい値とを比較し、表示縮尺が縮尺
しきい値を越えたか否かを判断する(S91)。ここ
で、表示縮尺が縮尺しきい値を越えたと判断したとき、
データベース1から縮尺しきい値による表示範囲矩形座
標を読み出し、この座標内(表示範囲内)の配電線番号
と一致する座標外の配電線番号をもつ設備機器の座標を
取出し(S93〜S95)、表示範囲矩形座標と設備機
器の座標との位置関係について判定する(S96)。
【0114】すなわち、設備機器の座標が表示範囲矩形
座標の最小X座標より小さい場合、表示範囲外の左方向
に当該設備機器があるものとし、その表示エリアを記憶
するために、最小X座標、最大Y座標、最小Y座標を例
えばデータベース1に記憶する(S97)。同様に、設
備機器の座標が表示範囲矩形座標の最大X座標より大き
い場合、表示範囲外の右方向にあるとし、その最大X座
標、最大Y座標、最小Y座標を記憶し(S98)、設備
機器の座標が表示範囲矩形座標の最大Y座標より大きい
場合、表示範囲外の上方向に当該設備機器があるものと
し、最大X座標、最小X座標、最大Y座標を記憶し(S
99)、さらに設備機器の座標が表示範囲矩形座標の最
大Y座標より小さい場合、表示範囲外の下方向にあると
し、その最大X座標、最小X座標、最小Y座標を記憶す
る(S100)。
【0115】以上の処理は、矩形座標外の全ての設備機
器について検索し、ウインドウ4方向の表示範囲を記憶
した後(S101)、電力系統画面表示手段12を起動
させる。
【0116】ここで、電力系統画面表示手段12は、図
25に示す系統図の表示に加え、図26に示すように表
示範囲外の右方向に存在する設備機器をウインドウ27
にて表示できる。
【0117】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、1表示画面内にはみ出した配電線設備機器を表示で
きるので、画面の表示倍率や情報量の変更を指示するだ
けで、系統図の表示内容をその都度変更することなく、
配電線の系統全体を適切に把握できる。
【0118】図27は本発明に係る系統画面表示装置の
他の実施形態を示すブロック構成図である。なお、同図
において図23と同一部分には同一符号を付し、その部
分の説明を省略する。
【0119】この装置は、図23の構成に加え、画面表
示範囲外の設備機器を表示するウインドウを表示対象と
なる配電線以外に表示するウインドウの画面表示位置決
定手段28および表示するウインドウの表示位置情報を
記憶するウインドウ表示位置情報メモリ29が設けられ
ている。
【0120】この装置は、基本的には図23および図2
4の処理と同様であるが、ウインドウ画面表示範囲判定
手段26にて表示範囲判定後,画面表示位置決定手段2
8によりウィンドウの表示位置を決定する。
【0121】以下、画面表示位置決定手段28の処理に
ついて図28を参照して説明する。
【0122】画面表示位置決定手段28は、先ず、表示
範囲外エリアのウィンドウ画面の中心座標を算出する
(S111)。次に、データベース1等から縮尺しきい
値による表示範囲の矩形座標およびその中心座標を取込
み(S112),表示範囲を上下左右の4分割するとと
も,その各分割エリアの中心座標を算出し(S11
3),各分割エリアごとにウィンドウ画面の表示位置と
しての判定を行う(S114)。この判定は,分割エリ
アの中心座標におけるウィンドウ画面の表示範囲を算出
し(S115),表示範囲内にどれだけ該当配電線の設
備が存在するか検索しその結果を記憶する(S11
6)。この判定について分割エリア分だけ実施し,設備
検索数が最も少ないエリアをウィンドウ画面の表示する
中心座標とし、ウィンドウ表示位置情報メモリ29に図
29に示すような中心座標を含む各ウインドウ表示位置
情報へ記憶し(S117)、電力系統画面表示手段12
を起動させる、この電力系統画面表示手段12は、図3
0に示す系統図の表示に加え、ウィンドウ表示位置情報
メモリ29に格納される各ウインドウ表示位置情報を読
み出し、ウインドウ表示する。なお、30は4分割の分
割線を表わす。
【0123】一方、表示範囲外エリアの設備機器を表示
するためのウィンドウがその分割エリアに表示できるだ
けの表示範囲が無い場合には表示範囲外エリアの表示縮
尺を表示範囲に入るように表示することもできる。ま
た、表示範囲外エリアが複数存在する場合は、複数の分
割エリアにウィンドウを表示することもできる。
【0124】図30は表示対象である配電線Fxを表示
するが,縮尺しきい値による表示範囲が点線で囲む部分
である場合、1表示画面に表示できない。
【0125】しかし、図31に示すように、表示範囲外
エリアの設備機器を表示対象外の配電線上にウィンドウ
にて表示でき,また配電線Fxに重ならないようにウィ
ンドウを表示できる。
【0126】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、参照ないし操作に必要な配電線が表示画面からはみ
出しても、確実に表示画面内に配電線全体を表示でき、
しかも配電線に係る画面操作に支障のないエリアにウィ
ンドウを表示でき、所要とする配電線全体を的確に把握
可能となり、操作性の向上に大きく貢献する。
【0127】図32はさらに本発明装置の他の実施形態
を示すブロック構成図である。
【0128】この装置は、図27に構成に加え、新たに
ウインドウにまたがる配電線の接続記号を編集する接続
記号編集手段31および接続位置等の接続記号表示情報
を記憶する接続記号表示情報メモリ32が設けられてい
る。なお、接続記号表示情報メモリ32の代わりにウイ
ンドウ表示位置情報メモリ29を用いてもよい。
【0129】この装置は、基本的には図27と同様であ
るが、ウィンドウ画面表示範囲判定手段26によって表
示範囲エリアを判定するとともにウィンドウ画面表示位
置を決定した後、接続記号編集手段31が表示範囲から
はみ出した設備機器に係る情報をウィンドウ表示すると
き、何れの配電線に接続されているかを示す接続記号を
編集してウインドウ内に表示可能とする処理を実行す
る。
【0130】以下、接続記号編集手段31の処理につい
て図33を参照して説明する。
【0131】すなわち、接続記号編集手段31は、ウィ
ンドウ画面へまたがる配電線(はみ出し配電線)の画面
表示枠との交点を算出する(S121)。これはウィン
ドウ画面に表示される配電線の端部座標である。引き続
き、例えばA配電線であれば、オペレータによる接続記
号Aの入力を受けてメモリ32の表示文字エリアに接続
記号Aを格納する(S122)。さらに、表示部5に表
示する接続記号の表示座標およびウィンドウ画面に表示
する表示座標を算出し、メモリ33(図34参照)の画
面表示位置エリアおよびウィンドウ画面表示位置に記憶
する(S123,S124)。これら表示位置はメモリ
29に格納される情報または画面表示位置決定時の情報
を取得し、容易に算出可能である。
【0132】以上のようにして接続記号の表示位置を決
定したならば、電力系統画面表示手段12は、メモリ3
2から接続記号の表示座標を取り込み、ウィンドウ表示
時に接続記号を表示する。図35は配電線Fxの一部が
表示範囲からはみ出した状態を示す表示画面例であり、
図36ははみ出した表示画面とウィンドウ画面とに接続
記号Aを表示した表示画面例である。
【0133】従って、以上ような実施の形態によれば、
参照ないし操作に必要な配電線が表示画面からはみ出し
ても、確実に表示画面内に配電線全体を表示でき、しか
も配電線に係る画面操作に支障のないエリアにウィンド
ウを表示でき、所要とする配電線全体を的確に把握可能
となり、さらに接続記号からウィンドウにまたがる配電
線を容易に把握できる。
【0134】なお、接続記号に代えて、表示画面に表れ
る接続区間およびウィンドウ内に表れる接続区間を他の
区間と異なる色を用いて表示し、ウインドウに表示され
る設備機器の接続部分を容易に理解できるようにしても
よい。
【0135】(第5の実施の形態)図37は本発明に係
る系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構成
図である。なお、同図において図1と同一部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0136】この装置は、データベース1、画面表示情
報メモリ2、入力手段(図示せず)、表示縮尺算出手段
11、この表示縮尺算出手段11で算出された表示縮尺
を記憶する表示縮尺情報メモリ3、電力系統画面表示手
段12および表示部5に加え、新たに前記表示縮尺算出
手段11で算出された表示縮尺が縮尺しきい値を越える
とき、表示画面に表示されている系統の中から表示省略
可能範囲を判定する表示範囲編集手段34を設けたこと
にある。
【0137】この装置は、基本的には図1と同様な構成
であり、このとき表示縮尺算出手段11によって算出さ
れた表示縮尺が縮尺しきい値を越える場合、表示範囲編
集手段34が表示範囲内系統の一部を省略し、表示画面
からはみ出す設備機器を当該表示画面内に表示可能とす
る処理を行うことにある。
【0138】以下、表示範囲編集手段34による処理に
ついて図38を参照して説明する。
【0139】すなわち、この表示範囲編集手段34は、
縮尺算出処理時に求めた該当配電線の最大X座標,最小
X座標,最大Y座標,最小Y座標をデータベース1等か
ら取り出す(S131)。次に、該当配電線のX軸,Y
軸の表示範囲外エリアを算出する(S132)。
【0140】しかる後、最小X座標から予め定める一定
間隔ごとに最大X座標まで分割し、分割エリア毎に該当
配電線の設備機器が存在するか否かを検索し,設備機器
がない場合には当該X座標を表示省略可能座標として記
憶する(S133)。なお,設備機器座標の前後にはシ
ンボル表示分が存在するため,検索の結果設備機器が存
在しない場合でもそのX座標の前後(固定値)に設備機
器が存在しない条件で省略可能座標と判断する。同様に
最小Y座標から最大Y座標まで,当該Y座標軸に設備機
器が存在するか否かを検索し,設備機器が存在しない場
合には当該Y座標を表示省略可能座標として記憶する
(S134)。そして、省略可能座標を表示範囲外エリ
ア分省略し,該当配電線設備機器のX座標,Y座標を編
集し直し、それら設備機器の座標データをデータベース
1に格納し(S135)、電力系統画面表示手段12に
て前述同様に表示部5に表示する。
【0141】図39(a)は所定の表示縮尺で配電線F
xを表示したときに4点の矩形座標で囲む表示範囲を超
える部分の配電線設備機器が1表示画面に表示できない
状態を表わす表示画面例であり、図39(b)は同図
(a)の系統表示画面において図示点々部分の領域35
を表示省略としたときの表示画面例を示す図である。
【0142】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、1表示画面内に系統図を表示できないとき、画面表
示上必要度の低い部分を見つけて省略することにより、
参照或いは操作に必要な系統全体を1表示画面に表示で
き、表示内容をその都度変更することなく、系統全体を
容易に把握できる。
【0143】図40はさらに本発明装置の他の実施形態
を示すブロック構成図である。
【0144】この装置は、図37に示す装置の構成に新
たに画面分割間隔算出手段36を設け、X方向座標およ
びY方向座標におけるシンボル間の距離のうち最小値を
求め、その最小値を分割間隔としてシンボル間を省略す
る処理を行うものである。
【0145】この画面分割間隔算出手段36による処理
は、具体的には図41に示すように、縮尺算出処理時に
求めた最大X座標、最小X座標、最大Y座標、最小Y座
標を取得した後(S141)、最小X座標側から最大X
座標側にそって、各シンボル間の距離を順次算出するこ
とにより、最もシンボル間の最小値を見つけ出し、この
最小値をX座標側の画面分割間隔として取得し、表示範
囲編集手段34に提供可能にする(S142)。同様
に、最小Y座標側から最大Y座標側にそって、各シンボ
ル間の距離を順次算出することにより、最もシンボル間
の最小値を見つけ出し、この最小値をY座標側の画面分
割間隔として取得し、表示範囲編集手段34に提供可能
にする(S143)。
【0146】従って、表示範囲編集手段34は、画面分
割間隔算出手段36で求めた最小値を用いて、X方向お
よびY方向のシンボル間の区間を省略しつつ、表示縮尺
のときにはみ出し系統の設備機器を表示範囲内に表示可
能とするものである。
【0147】(第6の実施の形態)図42は本発明に係
る系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構成
図である。なお、同図において図1と同一部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0148】この装置は、データベース1、画面表示情
報メモリ2、表示縮尺情報メモリ3、表示部5および入
力手段(図示せず)の他、表示要素数検出手段41、表
示縮尺算出手段42、系統画面表示手段43、予め表示
画面の分割数(例えば10分割数)や表示画面の上下左
右の無表示幅データを保存する縮尺算出情報メモリ44
および表示要素数情報メモリ45が設けられ、表示画面
に表示される表示対象とする系統の設備機器が図44の
ように混んだ状態となる場合、その混んでいる部分を図
45に示すごとく拡大表示するものである。
【0149】前記表示要素数検出手段41による処理
は、図46に示すように画面表示情報メモリ2の表示範
囲と予め縮尺算出情報メモリ44(図43参照)の画面
分割数とからDB(データベース)表示範囲を計算し、
表示要素数情報メモリ45(図47参照)の該当DB表
示範囲に格納する(S151)。
【0150】この計算の具体例について説明する。
【0151】今、表示範囲の始点座標が(x1、y
1)、終点座標が(x2、y2)であり、かつ、画面分
割数がa1であるとき、表示範囲の左から1、2、3と
数えたときのn番目のDB表示範囲の座標は、 DB表示範囲nx1=x1+(x2−x1)/a1*
(n−1) DB表示範囲nx2=x1+(x2−x1)/a1*n DB表示範囲ny1=y1 DB表示範囲ny2=y2 となる。DB表示範囲nが(x2ーx1)/a1になる
まで、以上の計算を繰り返す。
【0152】その他に、DB表示範囲nの座標は、 DB表示範囲nx1=x1 DB表示範囲nx2=x2 DB表示範囲ny1=y1+(y2−y1)/a1*
(n−1) DB表示範囲ny2=y1+(y2−y1)/a1*n とすることもできる。
【0153】以上のようにしてステップS151の処理
を終えた後、引き続き、該当DB表示範囲nに属する設
備機器をデータベース1から読み出し、メモリ45の分
割範囲内表示要素数nに保存する処理を実行する(S1
52)。この処理は分割ブロック表示範囲の個数分繰り
返す。
【0154】次に、表示縮尺算出手段42の処理につい
て図48を参照して説明する。
【0155】この表示縮尺算出手段42の処理は、画面
表示情報メモリ2の表示範囲と縮尺算出情報メモリ44
(図43参照)の画面分割数と分割内画面最小率とを用
いて、次の式に基づいて最小表示範囲を計算した後(S
161)、表示要素数情報メモリ45の分割範囲内表示
要素数1からnの合計,つまり全表示要素数を求める
(S162)。
【0156】最小表示範囲=表示範囲/画面分割数*分
割内画面最小率 しかる後、画面表示情報メモリ2の表示範囲とS162
で求めた全表示要素数と表示要素数情報メモリ45(図
47参照)の分割範囲内表示要素数nから図49に示す
表示縮尺情報メモリ3の分割表示範囲nを求める(S1
64)。
【0157】例えば、表示範囲の始点座標が(x1、y
1)、終点座標が(x2、y2)であるとき、 表示範囲xw=x2ーx1 表示範囲yw=y2ーy1 分割表示範囲nxw=表示範囲xw*分割範囲内表示要
素数n/全表示要素数 分割表示範囲nyw=表示範囲yw となる。その他に、 表示範囲xw=x2ーx1 表示範囲yw=y2ーy1 分割表示範囲nxw=表示範囲xw 分割表示範囲nyw=表示範囲yw*分割範囲内表示要
素数n/全表示要素数 とすることもできる。
【0158】さらに、S161で求めた最小表示範囲と
S164で求めた分割表示範囲nとを比較し、分割表示
範囲nが小さい場合は最小表示範囲を分割表示範囲nと
する(S165)。そして、画面表示情報メモリ2の表
示縮尺と図47の表示要素数情報メモリ45のDB表示
範囲nとS165で求めた分割表示範囲nとから表示縮
尺情報メモリ3(図49参照)の分割範囲内表示縮尺n
を求める(S166)。
【0159】分割範囲内表示縮尺n=表示縮尺*分割表
示範囲n/DB表示範囲n このステップS164からS166までの処理はDB表
示範囲の数分繰り返し実行する。
【0160】さらに、電力系統画面表示手段43の処理
について図50を参照して説明する。
【0161】この電力系統画面表示手段43の処理は、
表示部5の表示画面のうち、表示縮尺情報メモリ(図4
9参照)に保存される分割表示範囲nにおける系統表示
に関し、表示要素情報メモリ45(図47参照)のDB
表示範囲nを、表示縮尺情報メモリ3の分割範囲内表示
縮尺nを用いて表示する(S172)。
【0162】このような系統表示処理は分割表示範囲個
数分繰り返し実行する(S171,S172)。
【0163】因みに、図44は電力系統図の表示画面例
であるが、例えば都市部などの配電線に設置される開閉
器など表示要素が込み入った状態の場合には、マウスを
用いてその中の表示要素を選択操作することは難しい。
【0164】そこで、都市部など表示要素が込み入った
部分を考慮しつつ分割表示範囲ごとに表示縮尺を求める
ことにより、図45に示すように表示要素の込み入った
部分を拡大表示でき、開閉器などの選択が容易になる。
【0165】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、都市部など開閉器や各種情報が込み入っている部分
は拡大表示でき、郡部など開閉器や各種情報が込み入っ
ていない部分は縮小表示することにより、視認性を向上
でき、また電力系統図の倍率変更などの操作を行うこと
なく、込み入っている部分の開閉器などの操作を容易に
実施できる。
【0166】図51は本発明に係る系統画面表示装置の
他の実施形態を示すブロック構成図である。なお、同図
において図42と同一部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0167】この装置は、図42に示す構成と同様にデ
ータベース1、画面表示情報メモリ2、表示縮尺情報メ
モリ3、表示部5、入力手段(図示せず)、表示縮尺算
出手段42、系統画面表示手段43、縮尺算出情報メモ
リ44および表示要素数情報メモリ45が設けられ、さ
らに表示要素数検出手段41に代えて配電線表示要素数
検出手段46が設けられ、配電線に設置される設備機器
が込み入っている部分だけを拡大表示する構成である。
【0168】この配電線表示要素数検出手段46は、図
52に示すように画面表示情報メモリ2の表示範囲と予
め縮尺算出情報メモリ44(図43参照)に格納される
画面分割数とからDB表示範囲を計算し、表示要素数情
報メモリ45(図47参照)の該当DB表示範囲に格納
する(S181)。
【0169】しかる後、データベース1からステップS
181で求めたDB表示範囲nに属する設備機器のう
ち、画面表示情報メモリ2(図89参照)の配電線番号
とデータベース1(図88参照)の配電線番号とが同じ
である設備機器数を求め、表示要素数情報メモリ45
(図47参照)の分割範囲内表示要素数nに格納する
(S182)。これをDB表示範囲個数分繰返し実行す
る。
【0170】このようにしてDB表示範囲1,2,…,
nに対する分割範囲内表示要素数を求めたならば、引き
続き、図42と同様な要領にて表示縮尺算出手段42お
よび電力系統画面表示手段43を実行する。
【0171】その結果、図53に示すような配電線Fx
を表示した電力系統図となるべき表示画面は、特に設備
機器の込み入った特定の区間だけが図54のように拡大
表示され、マウスなどによる設備機器の選択操作が容易
になる。
【0172】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、特定の配電線に属している開閉器や各種情報が込み
入っている部分を拡大表示でき、郡部など開閉器や各種
情報が込み入っていない部分は縮小表示することによ
り、視認性を向上でき、また電力系統図の倍率変更など
の操作を行うことなく、込み入っている部分の開閉器な
どの操作を容易に実施できる。
【0173】図55は本発明に係る系統画面表示装置の
更に他の実施形態を示すブロック構成図である。なお、
同図において図42と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0174】この装置は、図42に示す構成要素の中か
ら表示要素数検出手段41および表示要素数情報メモリ
45を削除し、その代わり表示縮尺算出手段42が表示
要素数検出手段41の一部の処理を実行し、また表示縮
尺情報メモリ3に図56に示すごとく図42の表示要素
数情報メモリ45に格納する一部の情報(DB表示範
囲)を格納する構成としたものである。
【0175】先ず、表示縮尺算出手段42の処理につい
て図57を参照して説明する。
【0176】この表示縮尺算出手段42は、画面表示情
報メモリ2の表示範囲と予め縮尺算出情報メモリ44
(図43参照)に格納される画面分割数とからDB表示
範囲を計算し、表示要素数情報メモリ45ではなく表示
縮尺情報メモリ3のDB表示範囲エリアに格納する(S
191)。
【0177】例えば表示範囲の始点座標が(x1、y
1)、終点座標が(x2、y2)であり、画面分割数が
a1であるとき、DB表示範囲nの座標は、 DB表示範囲nx1=x1+(x2−x1)/a1*
(n−1) DB表示範囲nx2=x1+(x2−x1)/a1*n DB表示範囲ny1=y1 DB表示範囲ny2=y2 となる。DB表示範囲nが(x2ーx1)/a1になる
まで、以上の計算を繰り返す実行する。しかる後、画面
表示情報メモリ2の表示範囲と縮尺算出情報メモリ44
(図43参照)の画面分割数と分割内画面最小率とから
以下のように最小表示範囲を計算する(S192)。
【0178】最小表示範囲=表示範囲/画面分割数*分
割内画面最小率 さらに、データベース1からS191で求めたDB表示
範囲nに属する設備機器のうち、画面表示情報メモリ2
の配電線番号とデータベース1の配電線番号とが同じで
ある配電線に属している表示要素が重ならないような倍
率を計算する。その倍率で表示できるだけの表示範囲を
計算し、分割表示範囲nに保存する(S194)。引き
続き、S192で求めた最小表示範囲とS194で求め
た分割表示範囲nとを比較し、分割表示範囲nが小さい
ときに最小表示範囲を分割表示範囲nとする(S19
5)。
【0179】さらに、画面表示情報メモリ2の表示縮尺
と表示縮尺情報メモリ3のDB表示範囲nとS195で
求めた分割表示範囲nとから表示縮尺情報メモリ3に格
納する分割範囲内表示縮尺nを求める(S196)。
【0180】分割範囲内表示縮尺n=表示縮尺*分割表
示範囲n/DB表示範囲n 以上のような一連の処理S194からS19はDB表示
範囲数分繰り返す実行する(S193)。
【0181】次に、電力系統画面表示手段43の処理に
ついて図58を参照して説明する。
【0182】この電力系統画面表示手段43は、表示部
5の表示画面のうち、表示縮尺情報メモリ3の分割表示
範囲n部分に、該メモリ3のDB表示範囲nを分割範囲
内表示縮尺nを用いて表示する(S202)。これを分
割表示範囲個数分繰返し実行する(S201)。
【0183】その結果、図59に示すような配電線Fx
の電力系統図となるべき表示画面は、配電線Fxに属す
る設備機器を中心に表示要素が重ならないように拡大さ
れ、設備機器の込み入った特定の区間の要素数とは関係
なく図60のように表示され、マウスなどによる設備機
器の選択操作が容易になる。
【0184】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、特定の配電線に属している開閉器や各種情報が込み
入っている部分を拡大表示でき、郡部など開閉器や各種
情報が込み入っていない部分は縮小表示することによ
り、視認性を向上でき、また電力系統図の倍率変更など
の操作を行うことなく、込み入っている部分の開閉器な
どの操作が容易になる。
【0185】(第7の実施の形態)図61は本発明に係
る系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構成
図である。なお、同図において図1および図42と同一
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0186】この装置は、データベース1、画面表示情
報メモリ2、表示縮尺情報メモリ3、表示部5、入力手
段(図示せず)、表示要素数検出手段41、縮尺算出手
段42a、系統画面表示手段43、縮尺算出情報メモリ
44および要素数情報メモリ45aの他、新たに電力系
統画面作成手段48および縮尺情報メモリ49が設けら
れ、配電線系統の中で設備機器の混んでいる部分に関
し、データベース1の内容を変更設定する処理を行う構
成である。
【0187】先ず、表示要素数検出手段41は、図62
に示すようにデータベース1の設備機器に関するX座標
及びY座標から、X座標の最小値及び最大値、Y座標の
最小値及び最大値を求めることにより座標範囲を作成
し、縮尺算出情報メモリ44(図63参照)の座標範囲
エリアに保存する(S211)。しかる後、求めた座標
範囲と縮尺算出情報メモリ44の分割数とからDB表示
範囲を計算し、要素数情報メモリ45a(図64参照)
のDB表示範囲nに格納する(S212)。
【0188】例えば座標範囲の始点座標が(x1、y
1)、終点座標が(x2、y2)であり、画面分割数が
a1であるとき、DB表示範囲nの座標は、 DB表示範囲nx1=x1+(x2−x1)/a1*
(n−1) DB表示範囲nx2=x1+(x2−x1)/a1*n DB表示範囲ny1=y1 DB表示範囲ny2=y2 となる。DB表示範囲nが(x2ーx1)/a1になる
までは、以上の計算を繰返し実行する。
【0189】引き続き、データベース1からS212で
求めたDB表示範囲nに属する設備機器数を求め、要素
数情報メモリ45aの分割範囲内表示要素数nに格納す
る(S213)。これをDB表示範囲個数分繰返し実行
する。
【0190】次に、縮尺算出手段42aは図65に示す
ようなような処理を実行する。
【0191】すなわち、縮尺算出手段42aは、縮尺算
出情報メモリ44(図63参照)の座標範囲、画面分割
数及び分割内画面最小率から以下のように最小表示範囲
を計算した後(S221)、要素数情報メモリ45a
(図64参照)の分割範囲内表示要素数1からnの合計
(全設備要素数)を求める(S222)。
【0192】最小表示範囲=座標範囲/画面分割数*分
割内画面最小率 次に、縮尺算出情報メモリ44の座標範囲とS222で
求めた全設備要素数と要素数情報メモリ45aの分割範
囲内表示要素数nとから分割表示範囲を求め、縮尺情報
メモリ49(図66参照)に格納する(S224)。
【0193】例えば座標範囲の始点座標が(x1、y
1)、終点座標が(x2、y2)である場合、 座標範囲xw=x2ーx1 座標範囲yw=y2ーy1 分割表示範囲nxw=座標範囲xw*分割範囲内表示要
素数n/全要素数 分割表示範囲nyw=座標範囲yw となる。そして、S221で求めた最小表示範囲とS2
24で求めた分割表示範囲nとを比較し、分割表示範囲
nが小さい場合は分割表示範囲nを最小表示範囲とする
(S225)。
【0194】しかる後、要素数情報メモリ45a(図6
4参照)のDB表示範囲nとS225で求めた分割表示
範囲nとから分割範囲内表示縮尺nを求め、縮尺情報メ
モリ49(図66参照)の分割範囲内表示縮尺nエリア
に格納する(S226)。
【0195】分割範囲内表示縮尺n=分割表示範囲n/
DB表示範囲n 以上のような一連の処理S224からS226は、DB
表示範囲数分繰返し実行する(S223)。
【0196】さらに、電力系統画面作成手段48は、図
67に示すようにデータベース1の設備機器nのX・Y
座標が縮尺情報メモリ49の分割表示範囲のどこに含ま
れているか調査し、含まれている分割表示範囲nの分割
表示範囲内表示縮尺nで計算したXY座標を、データベ
ース1における元の設備機器nのXY座標に保存する
(S232)。この処理はデータベース1の設備機器個
数分繰返し実行する(S231)。
【0197】電力系統画面表示手段43においては、図
1で説明したと同様の要領で処理し、配電線からなる系
統図を作成し表示部5に表示する。
【0198】ゆえに、例えばデータベース1に保存され
ている全設備機器に関し、都市部など込み入っている部
分では設備機器の間隔をあけ、郡部など込み入っていな
い部分は設備機器の間隔を縮めることにより、マウスな
どを用いて開閉器など表示要素の選択操作を容易に行え
るようになる。
【0199】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、都市部など開閉器や各種情報が込み入っている部分
を拡大して表示され、郡部など開閉器や各種情報が込み
入っていない部分が縮小して表示可能になり、視認性が
向上するとともに込み入っている部分の開閉器の選択操
作について電力系統図の倍率変更などを行うことなく容
易に行うことができる。
【0200】(第8の実施の形態)図68は本発明に係
る系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構成
図である。なお、同図において図1および図42と同一
部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0201】この装置は、図42と同様な構成要素に加
えて、画面操作に使用する入力手段であるポイント入力
装置51から得られたポイント指定位置を表示位置とし
て表示位置設定情報メモリ52に設定する表示位置設定
手段53と、画面操作に使用するポイント入力装置51
から得られたポイント指定位置を元に表示倍率を求めて
表示する倍率表示手段54とが設けられている。図69
は表示位置設定情報メモリ52の設定データ配列図であ
る。
【0202】この装置においては、表示要素数検出手段
41、表示縮尺算出手段42および電力系統画面表示手
段43の動作は図42と同様であるので、同図に説明を
譲り、以下、表示位置設定手段53および倍率表示手段
54の動作について説明する。
【0203】先ず、表示位置設定手段53は、オペレー
タがポイント入力装置51によって表示位置設定要求を
出すと、その設定要求に従って処理され、指定された部
分の表示位置を取出して表示位置設定情報メモリ52に
保存する。例えば表示位置の候補として、画面上の固定
部やポイント指示部の近傍などが上げられ、オペレータ
がその候補を選択することにより、該当表示位置を表示
位置設定情報メモリ52に保存する。
【0204】次に、倍率表示手段52は、図70に示す
ごとく画面操作に使用するポイント入力装置51による
指定に基づき現在ポイントを示す位置PxおよびPyを
取り込む(S241)。ここで、取り込んだポイント位
置をもとに表示縮尺情報メモリ3内を順次検索し、当該
ポイント位置の表示縮尺を取出す(S242〜S24
4)。しかる後、取出した表示縮尺を、表示位置設定情
報メモリ53に設定されている表示位置を取出し(S2
45)、表示部5の該当する表示位置に表示する(S2
46)。
【0205】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、可変表示倍率にて表示される系統図において、その
表示倍率を特定箇所あるいはポイント指示部の近傍に表
示することができ、オペレータの操作性を向上させるこ
とができる。
【0206】(第9の実施の形態)図71は本発明に係
る系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構成
図である。なお、同図において図1と同一部分には同一
符号を付して、その説明を省略する。
【0207】この装置は、図1に示す構成要素に加え
て、ポイント入力装置51から拡大表示要求のもとに拡
大倍率等を取り込んで拡大表示設定情報メモリ56に設
定する拡大表示倍率設定手段57と、オペレータにより
指定された部分を拡大表示する部分拡大表示手段58と
が設けられている。なお、図72は拡大表示設定情報メ
モリ56の設定データ配列図である。
【0208】この装置においては、表示縮尺算出手段1
1、電力系統画面表示手段12の動作は図1と同様であ
るので、同図に説明を譲り、以下、拡大表示倍率設定手
段57および部分拡大表示手段58の動作について説明
する。
【0209】先ず、拡大表示倍率設定手段57は、オペ
レータがポイント入力装置51により拡大表示設定要求
を出すと、その設定要求内容である拡大倍率Mおよび表
示領域を取得し、拡大表示設定情報メモリ56に設定す
る。
【0210】この状態において、部分拡大表示手段58
は、拡大表示する部分の中心座標SxとSyとをポイン
ト入力装置51を介して取り込み(S251)、その中
心座標Sx、Syを元に拡大表示設定情報メモリ56に
保存してある設定内容から表示範囲を求める(S25
2)。
【0211】例えば拡大表示設定情報メモリ56の拡大
倍率M、表示領域のX方向サイズAx、Y方向サイズA
yとすると、表示範囲は、 表示範囲始点X1 = Sx − ((Ax × M)/ 2) Y1 = Sy − ((Ay × M)/ 2) 表示範囲始点X2 = Sx + ((Ax × M)/ 2) Y2 = Sy + ((Ay × M)/ 2) によって求められる。
【0212】このようにして求められた表示範囲に含ま
れる表示図形をデータベース1から取出し(S25
3)、拡大倍率Mにて部分拡大表示する(S254)。
【0213】第74は開閉器その他各種の情報等の設備
機器の密集部分を有する系統図の画面表示例であって、
この場合には開閉器の操作が難しくなるが、図75に示
すように必要とする部分のみを拡大表示すれば、開閉器
等設備機器の操作が容易になる。
【0214】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、図1と同様な効果の他、都市部などの開閉器や各種
情報の密集部分となるオペレータの必要とする部分のみ
を拡大表示することにより、設備機器の操作が容易にな
り、オペレータの操作性を向上させることができる。
【0215】(第10の実施の形態)図76は本発明に
係る系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構
成図である。なお、同図において図1および図71と同
一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0216】この装置においては、図71に示す構成に
加えて、表示倍率による拡大部分の外側の設備機器を含
む系統を圧縮して接続する表示図形接続手段61を設け
た構成である。
【0217】先ず、図71に示すように部分拡大表示手
段58により系統の設備機器密集部分が拡大表示される
が、この拡大表示された配電系統と当該配電系統近傍の
非拡大表示部分の配電系統との接続が難しくなる。
【0218】そこで、表示図形接続手段61は、図77
に示すように拡大表示することにより隠れる部分の範囲
を算出する(S261)。
【0219】例えば拡大表示設定情報メモリ56に設定
されている拡大倍率M2、表示領域のX方向サイズK
x、Y方向サイズKy、元の表示倍率M1とすると、元
の表示倍率による表示領域の始点A1(A1x1,A1
y1)、終点B1(B1x2,B1y2)は、 表示範囲始点A1x1 = Sx − ((Kx × M1)/ 2) A1y1 = Sy − ((Ky × M1)/ 2) 表示範囲終点B1x2 = Sx + ((Kx × M1)/ 2) B1y2 = Sy + ((Ky × M1)/ 2) となる。
【0220】一方、拡大表示による表示領域の始点A2
(A2x1,A2y1)、終点B2(B2x2,B2y
2)は、 表示範囲始点A2x1 = Sx − ((Kx × M2)/ 2) A2y1 = Sy − ((Ky × M2)/ 2) 表示範囲終点B2x2 = Sx + ((Kx × M2)/ 2) B2y2 = Sy + ((Ky × M2)/ 2) となる。
【0221】よって、面積A1B1から面積A2B2を
除いた部分が拡大表示によって隠れて表示できない部分
となる。そこで、次に隠れた部分を凝縮表示するための
表示部分のしきい値幅はしきい値情報メモリ62(図7
8参照)に保存されているものとし、そのしきい値幅に
凝縮表示するための表示倍率を求める(S262)。
【0222】例えばしきい値幅がrとする凝縮表示倍率
M3は、 X方向のM3= (r / (A2x1 − (A1x1 − r))) × M1 Y方向のM3= (r / (A2y1 − (A1y1 − r))) × M1 となる。M3は表示領域が円または正方形にするとX方
向、Y方向が同一となる。
【0223】このようにして求めた隠れ表示範囲に含ま
れる表示図形をデータベース1より取出し(S26
3)、凝縮表示倍率M3にて表示することにより(S2
64)、電力系統の接続を維持した表示が可能となる。
【0224】例えば、座標X(Xx,Xy)が(Ar×
M1)から(Br×M1)と(A2×M1)から(B2
× M1)の間に含まれている場合、拡大表示する部分
の中心Sから(X/M1)を結んだ直線と(Ar)から
(Br)線上の交点をXAr(XArx,XAry)、
Sから(X/M1)を結んだ直線と(A2)から(B
2)線上の交点をXA2(XA2x,XA2y)とす
る。
【0225】ここで、Z= (((XArx-Sx)2+(XAry-S
y)2)/((XA2x-Sx)2+(XA2y-Sy)2)1/2) × (((Xx×M1-S
x)2)+((Xy×M1-Sy)2)1/2)とすると、新座標はN(N
x,Ny)は、 Nx=Z × cos(tan-1((Xy−Sy)/(Xx−S
x)))+Sx Ny=Z × sin (tan-1 ((Xy−Sy)/(Xx−S
x)))+Sy となる。
【0226】線分が倍率M1におけるAr−Brとの交
点を通過する場合、その交点とNを、同様に、線分が倍
率M2におけるA2−B2との交点を通過する場合、そ
の交点とNを直線で結ぶことにより描画する。
【0227】第79図と第80図を用いて説明する。図
79において面積A2B2を部分拡大表示するとA1B
1−A2B2エリアの系統図が隠れてしまうことにな
る。
【0228】そこで、図80に示すしきい値r分のAr
Br−A2B2エリアの系統図を幅rに入るように凝縮
するような倍率を計算し表示すれば、全ての系統図を表
示することができる。
【0229】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、都市部などの開閉器や各種情報が密集している部分
において、たとえ表示図形の一部が拡大表示された場合
でも、オペレータが電力系統の接続を認識する際の視認
性を向上させることができる。
【0230】なお、拡大倍率M2にしきい値を設定し、
オペレータから指定された拡大倍率M2がしきい値を越
えたとき、この拡大エリアに表示される開閉器の通過電
流値等の詳細情報を表示させることもできる。これによ
り、オペレータは電力系統の全体を把握しながら所望の
系統設備の詳細情報を容易かつ正確に把握することがで
きる。
【0231】その他、本発明装置においては、種々の実
施の形態が考えられる。
【0232】(1) 倍率境界点を新たな直線ベクトル
で結ぶ例について。
【0233】例えば凝縮部分を表示する際に倍率境界点
を容易に直線表示することが可能である。今、図81に
示す系統におけるA2B2の範囲を拡大表示すると、同
図(b)のようになる。そこで、かかる状態において、
データベース1から拡大表示する表示領域A2B2内に
含まれる配電線番号を取出す。さらに、データベース1
から取出した配電線に所属する設備情報を取出し、A2
B2内の領域からA1B1より外側に表示する情報であ
るか否かをチェックする。A1B1より外側に表示する
情報であるとき、A2B2との倍率境界点P(Px,P
y)を求め、さらにA1B1との倍率境界点Q(Qx,
Qy)を求める。
【0234】このようにして求めた点P,Qを直線表示
データに置換える。そして、A2B2からA1B1内に
表示すべき設備シンボルは置換えた直線PQ上に乗るよ
うにデータ補正する。以上を配電線分繰り返す。これら
により凝縮表示エリアにすべてのデータを凝縮表示して
いたものを図81(c)のように簡易表示することがで
き、画面を高速に表示することができる。
【0235】(2) 倍率境界を跨ぐ場合、設備機器間
を直線でベクトル表示する例について。
【0236】凝縮部分を跨いで設備間を直線表示するこ
とも容易に表示である。今、図82に示す系統における
A2B2の範囲を拡大表示すると、同図(b)のように
なる。この状態においてデータベース1から拡大表示す
る表示領域A2B2内に含まれる設備機器情報を取出
す。そして、さらにデータベース1から取出した設備機
器に隣接する設備機器情報を取出し、その設備機器間を
新しい直線表示データに置換える。これらをA1B1エ
リア外に出るまで置換処理を続ける。以上のような処理
はA2B2内に含まれる設備機器数分繰り返す。これに
より、凝縮表示エリアを跨り表示していたものを、図8
2(c)のように簡易表示することができ、画面を高速
に表示することが可能になる。
【0237】(3) シンボルデータが重なり合う場合
に集合シンボルに変更する例について。
【0238】凝縮部分に全ての設備を表すシンボルを表
示すると、シンボルが重なり合うことになる。このため
オペレータが系統状態を把握するのが困難になる。この
重なり合うシンボルを1つの集合シンボルにまとめるこ
とにより、簡易表示が可能になる。
【0239】今、図83(a)に示す系統のA2B2の
範囲を拡大表示すると、同図(b)のようになる。その
状態において、データベース1から拡大表示する表示領
域A2B2内に含まれる配電線番号を取出し、さらに取
出した配電線に所属する設備情報をデータベース1から
取出し、A2B2からA1B1までの凝縮エリアに表示
する情報であるか否かをチェックする。凝縮エリアに表
示する設備情報が複数存在する場合には表示シンボルを
集合シンボルに置換えることで簡易表示が可能になる。
【0240】よって、凝縮表示エリアに重なり合って表
示していた系統は、図83(c)のように簡易表示する
ことができ、系統認識を容易にすると伴に画面を高速に
表示することが可能になる。
【0241】(4) 集合シンボル内に状態表示を可能
にする例について。
【0242】凝縮部分を集合シンボルにて表示すると、
通常運用系統と異なる系統で運用中にオペレータが系統
状態を把握するのが困難になる場合がある。1つの集合
シンボルにまとめる場合でも機器状態が把握できる形に
て表示するようにすれば、系統認識が容易になる。
【0243】例えば図84(a)に示す系統のA2B2
の範囲を拡大表示し、シンボルを集合表示にすると、同
図(b)のようになる。そこで、かかる集約表示シンボ
ルを例えば同図(c)のように入切が判別可能な球形に
し、団子状に並べるようにすれば、状態を集約表示でき
る。
【0244】よって、以上のような表示とすることによ
り、オペレータが系統を認識することが容易になる。
【0245】(第11の実施の形態)図85は本発明に
係る系統画面表示装置の一実施の形態を示すブロック構
成図である。なお、同図において図76と同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0246】この装置は、図76に示す構成要素に加え
て、拡大表示部分と従来表示部分との表示倍率の切り替
る境界にて屈折する接続データを近似曲線に補正する表
示図形補正手段64を設けた構成である。
【0247】この表示図形補正手段64は、表示図形接
続手段61によって1つの図形ベクトルABを表示倍率
の境界点Wで異なる2つのベクトルAWとベクトルWB
に分割して表示する際、ベクトルAWとベクトルWBを
漸近線とする双曲線ABに置換えることにより、滑らか
な曲線図形で接続するものである。
【0248】双曲線は公知の公式より、 (x / a) − (y / b) = 1 と定義される。
【0249】具体的には、図86に示すように、同一倍
率であればベクトルA’Bで表されるベクトルを途中で
表示倍率を変えることにより、倍率境界点Wでベクトル
AWとWBに分割されることになる。このため、ベクト
ルAWとベクトルWBを漸近線とする双曲線ABに置換
えることで滑らかな図形とすることができ、本来1つの
図形であるABを維持した形で表示することが可能とな
る。
【0250】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、倍率境界で屈折する表示データを曲線に補正するこ
とでオペレータにとって違和感の無い系統図を表示でき
る。
【0251】なお、本発明は以上のような各実施の形態
に限定されるものではない。
【0252】例えば予め所要とする上記実施の形態また
は全部の実施の形態を実現する機能を備えるとともに、
系統画面表示方式指定手段を設け、外部から所要とする
何れかの系統画面表示方式の指定を受けると、前記系統
画面表示指定手段が予め定めて手順に従って構成要素の
接続替え等を実施して所望の系統画面表示装置を構築
し、当該系統画面表示方式に従って所定の処理を実行す
る構成であってもよい。
【0253】さらに、上記実施の形態は、配電線系統の
画面表示を対象に説明したが、送電線系統やプラント計
装に関係する系統の画面表示にも同様に適用できるもの
である。
【0254】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0255】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、系
統を適切な縮尺で表示でき、また密集する部分の設備機
器を適宜な間隔に離反させて表示することにより、オペ
レータの視認性および操作性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る系統画面表示装置および記録媒
体の第1の実施形態の一例を示すブロック構成図。
【図2】 図1に示す表示縮尺手段の動作を説明するフ
ローチャート。
【図3】 従来装置における電力系統図の画面表示例
図。
【図4】 本発明装置における電力系統図の画面表示例
図。
【図5】 図1に示す表示縮尺情報メモリに格納される
縮尺しきい値を説明する図。
【図6】 図1に示す表示縮尺情報メモリに格納される
表示縮尺を説明する図。
【図7】 図1に示す表示縮尺手段の他の動作例を説明
するフローチャート。
【図8】 系統の最小値および最大値から表示範囲を特
定する図。
【図9】 図8の表示範囲内の系統を、図1に示す表示
縮尺手段で算出された表示縮尺で表示した表示画面例
図。
【図10】 本発明に係る系統画面表示装置の第2の実
施形態の一例を示すブロック構成図。
【図11】 図10に示す配電線表示手段の動作例を説明
するフローチャート。
【図12】 従来装置によって表示された配電線の系統
表示画面例図。
【図13】 図10に示す配電線表示手段の処理によっ
て表示された配電線の系統表示画面例図。
【図14】 本発明に係る系統画面表示装置の第2の実
施形態の他の例を示すブロック構成図。
【図15】 図14に示す配電線詳細情報優先表示手段
の動作例を説明するフローチャート。
【図16】 図14に示す配電線詳細情報優先表示手段
の処理によって表示された配電線の系統表示画面例図。
【図17】 本発明に係る系統画面表示装置の第2の実
施形態の他の例を示すブロック構成図。
【図18】 図17に示す他配電線縮小表示手段の動作
例を説明するフローチャート。
【図19】 図17に示す他配電線縮小表示手段の処理
によって表示された配電線の系統表示画面例図。
【図20】 本発明に係る系統画面表示装置の第3の実
施形態の一例を示すブロック構成図。
【図21】 図20に示す変電所設備表示手段の動作例
を説明するフローチャート。
【図22】 図20に示す変電所設備表示手段の処理に
よって表示された配電線の系統表示画面例図。
【図23】 本発明に係る系統画面表示装置の第4の実
施形態の一例を示すブロック構成図。
【図24】 図23に示すウィンドウ画面表示範囲判定
手段の動作例を説明するフローチャート。
【図25】 表示対象となる配電線が表示範囲からはみ
出した表示画面例図。
【図26】 図25においてはみ出した表示対象の配電
線をウィンドウ表示させた表示画面例図。
【図27】 本発明に係る系統画面表示装置の第4の実
施形態の他の例を示すブロック構成図。
【図28】 図27に示す画面表示位置決定手段の動作
例を説明するフローチャート。
【図29】 ウィンドウ表示位置に関するデータ配列構
成例図。
【図30】 図27に示す画面表示位置決定手段を用い
て、表示対象の配電線系統以外の領域を見つけ出す画面
説明図。
【図31】 図27に示す画面表示位置決定手段を用い
て、表示対象の配電線系統を当該系統以外の領域にウィ
ンドウ表示する表示画面例図。
【図32】 本発明に係る系統画面表示装置の第4の実
施形態の他の例を示すブロック構成図。
【図33】 図32に示す接続記号編集手段の動作例を
説明するフローチャート。
【図34】 ウィンドウ表示位置に関するデータ配列構
成例図。
【図35】 表示対象となる配電線が表示範囲からはみ
出した表示画面例図。
【図36】 図35においてはみ出した表示対象の配電
線をウィンドウ表示させたときの表示画面とウィンドウ
画面との接続関係を表わす記号を付した表示画面例図。
【図37】 本発明に係る系統画面表示装置の第5の実
施形態の一例を示すブロック構成図。
【図38】 図37に示す表示範囲編集手段の動作例を
示すフローチャート。
【図39】 表示対象となる配電線から表示省略範囲を
見つけ出すことにより、系統のはみ出し部分を表示範囲
内に表示する表示画面例図。
【図40】 本発明に係る系統画面表示装置の第5の実
施形態の他の例を示すブロック構成図。
【図41】 図40に示す画面分割間隔算出手段の動作
を説明するフローチャート。
【図42】 本発明に係る系統画面表示装置の第6の実
施形態の一例を示すブロック構成図。
【図43】 図42に示す縮尺算出情報メモリのデータ
配列例図。
【図44】 設備機器の込んだ状態を示す表示画面例を
示す図。
【図45】 図44に示す混んだ設備機器の部分を拡大
表示してなる表示画面例図。
【図46】 図42に示す表示要素数検出手段の動作例
を説明するフローチャート。
【図47】 図42に示す表示要素数情報メモリのデー
タ配列構成例図。
【図48】 図42に示す表示縮尺算出手段の動作例を
説明するフローチャート。
【図49】 図42に示す表示縮尺情報メモリのデータ
配列構成例図。
【図50】 図42に示す電力系統画面表示手段の動作
例を説明するフローチャート。
【図51】 本発明に係る系統画面表示装置の第6の実
施形態の他の例を示すブロック構成図。
【図52】 図51に示す配電線表示要素数検出手段の
動作例を説明するフローチャート。
【図53】 設備機器の込んだ状態を示す表示画面例
図。
【図54】 図53に示す混んだ設備機器の部分を拡大
表示してなる表示画面例図。
【図55】 本発明に係る系統画面表示装置の第6の実
施形態の他の例を示すブロック構成図。
【図56】 図55に示す表示縮尺情報メモリのデータ
配列構成例図。
【図57】 図55に示す表示縮尺算出手段の動作例を
説明するフローチャート。
【図58】 図55に示す電力系統画面表示手段の動作
例を説明するフローチャート。
【図59】 設備機器の込んだ状態を示す表示画面例
図。
【図60】 図59に示す混んだ設備機器の部分を拡大
表示してなる表示画面例図。
【図61】 本発明に係る系統画面表示装置の第7の実
施形態の一例を示すブロック構成図。
【図62】 図61に示す表示要素数検出手段の動作例
を説明するフローチャート。
【図63】 図61に示す縮尺算出情報メモリのデータ
配列構成例図。
【図64】 図61に示す要素数情報メモリのデータ配
列構成例図。
【図65】 図61に示す縮尺算出手段に動作例を説明
するフローチャート。
【図66】 図61に示す縮尺情報メモリのデータ配列
構成例図。
【図67】 図61に示す電力系統画面作成手段の動作
例を説明するフローチャート。
【図68】 本発明に係る系統画面表示装置の第8の実
施形態の一例を示すブロック構成図。
【図69】 図68に示す表示位置設定情報メモリのデ
ータ配列構成例図。
【図70】 図68に示す倍率表示手段の動作例を説明
するフローチャート。
【図71】 本発明に係る系統画面表示装置の第9の実
施形態の一例を示すブロック構成図。
【図72】 図71に示す拡大表示設定情報メモリのデ
ータ配列構成例図。
【図73】 図71に示す部分拡大表示手段の動作例を
説明するフローチャート。
【図74】 設備機器の密集部分を有する表示画面例
図。
【図75】 図74に示す密集部分を拡大表示した表示
画面例図。
【図76】 本発明に係る系統画面表示装置の第10の
実施形態の一例を示すブロック構成図。
【図77】 図76に示す表示図形接続手段の動作例を
説明するフローチャート。
【図78】 図76に示すしきい値情報メモリのデータ
配列構成例図。
【図79】 設備機器の密集部分を有する表示画面例
図。
【図80】 図79に示す密集部分を拡大表示した表示
画面例図。
【図81】 部分拡大表示部分と非拡大部分との系統接
続例を説明する図。
【図82】 部分拡大表示部分と非拡大部分との他の系
統接続例を説明する図。
【図83】 部分拡大表示部分と非拡大部分との他の系
統接続例を説明する図。
【図84】 部分拡大表示部分と非拡大部分との他の系
統接続例を説明する図。
【図85】 本発明に係る系統画面表示装置の第11の
実施形態の一例を示すブロック構成図。
【図86】 部分拡大表示部分と非拡大部分との他の系
統接続例を説明する図。
【図87】 従来の系統画面表示装置を示すブロック構
成図。
【図88】 図87に示すデータベースのデータ配列構
成図。
【図89】 図87に示す画面表示情報メモリのデータ
配列構成図。
【図90】 図87に示す表示縮尺情報メモリのデータ
配列構成図。
【図91】 従来装置の動作を説明する図。
【図92】 従来装置における縮尺による系統図の表示
画面図。
【図93】 従来装置における縮尺による系統図の表示
画面図。
【符号の説明】
1…データベース 2…画面表示情報メモリ 3…表示縮尺情報メモリ 5…表示部 11…表示縮尺算出手段 12…電力系統画面表示手段 16…配電線表示手段 17…配電線詳細情報優先表示手段 18…他配電線縮小表示手段 23…変電所設備表示手段 26…ウィンドウ画面表示範囲判定手段 28…画面表示位置決定手段 29…ウィンドウ表示位置情報メモリ 31…接続記号編集手段 34…表示範囲編集手段 36…接続記号表示情報 37…表示範囲編集手段 41…表示要素数検出手段 42…表示縮尺算出手段 43…電力系統画面表示手段 44…縮尺算出情報メモリ 45…表示要素数情報メモリ 46…配電線表示要素数検出手段 48…電力系統画面作成手段 53…表示位置設定手段 54…倍率表示手段 57…拡大表示倍率設定手段 58…部分拡大表示手段 61…表示図形接続手段 64…表示図形補正手段
フロントページの続き (72)発明者 矢部 啓之 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 早水 正志 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 奥田 靖男 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5G064 BA02 BA07 BA12 CB01 DA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統に係わる設備機器の情報を読み出し
    て系統図を作成し表示する系統画面表示装置において、 表示対象となる系統の横方向および縦方向の最大、最小
    の座標を検出し、これら最大、最小の座標と表示画面の
    大きさとから表示縮尺を算出する表示縮尺算出手段と、
    前記系統に係わる設備機器の情報を読み出し、前記表示
    縮尺算出手段で算出された表示縮尺を用いて系統図を作
    成し表示する系統画面表示手段とを備えたことを特徴と
    する系統画面表示装置。
  2. 【請求項2】 系統に係わる設備機器の情報を読み出し
    て系統図を作成するための表示縮尺算出用プログラムを
    記録した記録媒体であって、コンピュータに、 予め画面表示情報メモリに保存される表示対象となる画
    面表示情報の配電線番号と予めデータベースに保存され
    る系統設備機器に係る情報の中の配電線番号との一致有
    無を判断する配電線番号一致判断機能と、この判断機能
    によって配電線一致と判断された設備機器のX座標の最
    大値、最小値を前記データベースの座標データから求め
    るX座標取得機能と、前記配電線一致と判断された設備
    機器のY座標の最大値、最小値を前記データベースの座
    標データから求めるY座標取得機能と、これら配電線番
    号が一致とされた全設備機器から取得されたX座標およ
    びY座標の最大値、最小値と前記表示画面の大きさとか
    ら表示縮尺を算出する縮尺算出機能と、この縮尺算出機
    能によって算出されるX座標側およびY座標側の表示縮
    尺の大小関係または当該X座標側およびY座標側の表示
    縮尺と予め定めた縮尺しきい値との代表関係から前記系
    統図表示用の表示縮尺を決定する機能とを実現させるた
    めの表示縮尺算出用プログラムを記録したコンピュータ
    読取可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 系統に係わる設備機器の情報を読み出し
    て系統図を作成し表示する系統画面表示装置において、 表示対象となる系統の横方向および縦方向の最大、最小
    の座標を検出し、これら最大、最小の座標と表示画面の
    大きさとから表示縮尺を算出する表示縮尺算出手段と、
    表示対象となる複数の系統のうち何れか1つの系統の指
    定があったとき、この指定系統以外の系統の設備機器に
    係る情報の一部、全部または縮小制限し、前記指定系統
    について前記表示縮尺算出手段で算出された表示縮尺を
    用いて系統図を作成し表示する系統抑制表示手段とを備
    えたことを特徴とする系統画面表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載する系統画面表示装置に
    おいて、 変電所表示指示に基づき、前記系統画面表示手段で表示
    されている配電線に接続される変電所および変電所周辺
    の設備機器を切り出しウィンドウ表示する変電所設備表
    示手段を設けたことを特徴とする系統画面表示装置。
  5. 【請求項5】 系統に係わる設備機器の情報を読み出し
    て系統図を作成し表示する系統画面表示装置において、 予め所定の縮尺しきい値が設定され、表示対象となる系
    統の横方向および縦方向の最大、最小の座標を検出し、
    これら最大、最小の座標と表示画面の大きさとから表示
    縮尺を算出するとともに、この表示縮尺が前記縮尺しき
    い値よりも小さいとき、当該縮尺しきい値を表示縮尺と
    する表示縮尺算出手段と、この縮尺しきい値を表示縮尺
    としたときの表示範囲からはみ出した配電線の設備機器
    をウィンドウ表示するに際し、前記表示画面の任意の位
    置或いは当該配電線以外の領域にウィンドウ画面表示位
    置を設定するウィンドウ画面位置設定手段と、前記表示
    対象となる系統に係わる設備機器の情報を読み出し、前
    記表示縮尺算出手段で算出された表示縮尺を用いて系統
    図を作成する一方、前記表示範囲からはみ出した配電線
    の設備機器を、前記ウィンドウ画面位置設定手段によっ
    て設定された表示位置のウィンドウ内に表示する系統画
    面表示手段とを備えたことを特徴とする系統画面表示装
    置。
  6. 【請求項6】 系統に係わる設備機器の情報を読み出し
    て系統図を作成し表示する系統画面表示装置において、 予め所定の縮尺しきい値が設定され、表示対象となる系
    統の横方向および縦方向の最大、最小の座標を検出し、
    これら最大、最小の座標と表示画面の大きさとから表示
    縮尺を算出するとともに、この表示縮尺と前記縮尺しき
    い値とを該表示縮尺が小さいとき、当該縮尺しきい値を
    表示縮尺とする表示縮尺算出手段と、この表示縮尺算出
    手段によって表示縮尺が前記縮尺しきい値を越えると
    き、予め定める所定の間隔でX方向およびY方向に分割
    し、この分割間隔ごとに系統に係る設備機器が存在しな
    いときに表示省略範囲とする表示範囲編集手段と、その
    うちこの表示範囲編集手段による表示省略範囲を除いて
    前記表示対象となる系統に係わる設備機器の情報を読み
    出し、前記表示縮尺を用いて、系統図を作成し表示する
    系統画面表示手段とを備えたことを特徴とする系統画面
    表示装置。
  7. 【請求項7】 データベースに保存されている系統に係
    わる設備機器である表示要素の情報を読み出して系統図
    を作成し表示部に表示する系統画面表示装置において、 予め画面分割数が設定され、前記表示部の画面表示範囲
    と前記画面分割数とから単位表示範囲を計算し、前記デ
    ータベースから各単位表示範囲内に存在する表示要素数
    または前記単位表示範囲内の存在する特定の系統に実装
    される表示要素数を読み出す表示要素数検出手段と、こ
    の検出手段により得られる全表示要素数と各単位表示範
    囲内表示要素数とを用いて各単位表示範囲の表示縮尺を
    算出する手段と、この手段によって算出された各分単位
    表示範囲ごとの表示縮尺を用いて前記系統に係わる表示
    要素の情報から系統図を作成し表示する系統画面表示手
    段とを備えたことを特徴とする系統画面表示装置。
  8. 【請求項8】 データベースに保存されている系統に係
    わる設備機器である表示要素の情報を読み出して系統図
    を作成し表示部に表示する系統画面表示装置において、 前記データベースの表示要素に関するX・Y座標の最小
    値および最大値から座標範囲を作成する手段と、予め画
    面分割数が設定され、前記座標範囲と前記画面分割数と
    から単位表示範囲を計算し、前記データベースから各単
    位表示範囲内に存在する表示要素数または前記単位表示
    範囲内の存在する特定の系統に実装される表示要素数を
    読み出す表示要素数検出手段と、この検出手段により得
    られる全表示要素数と各単位表示範囲内表示要素数とを
    用いて各単位表示範囲の表示縮尺を算出する縮尺算出手
    段と、この手段によって算出された各分単位表示範囲ご
    との表示縮尺を用いて前記データベース内の前記表示要
    素の座標変換を実行する手段とを備えたことを特徴とす
    る系統画面表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載する系統画面表示装置に
    おいて、 前記系統画面表示手段によって表示された画面の任意位
    置指定に基づいて表示位置データを取り込んで設定する
    表示位置設定手段と、この手段で設定された表示位置に
    対応する単位表示範囲における前記縮尺算出手段で算出
    した表示縮尺を取出して表示する倍率表示手段とを設け
    たことを特徴とする系統画面表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載する系統画面表示装置
    において、 入力手段から入力される拡大倍率および表示領域を取り
    込んで設定する設定手段と、前記入力手段から入力され
    る中心座標をもとに前記設定内容から拡大表示範囲を求
    め、この表示範囲に属する系統に係る設備機器の情報を
    読み出し前記拡大倍率にて拡大表示する部分拡大表示手
    段とを設けたことを特徴とする系統画面表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載する系統画面表示装
    置において、 前記部分拡大表示手段による拡大表示部分の系統に接続
    される非拡大表示部分の系統を凝縮し、或いは重なり合
    う設備機器を表わす記号を用いて、前記拡大表示部分の
    系統と非拡大表示部分の系統とを接続する接続手段を設
    けたことを特徴とする系統画面表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載す
    る系統画面表示装置において、 前記部分拡大表示手段による拡大表示部分の系統と非拡
    大表示部分の系統とを近似曲線図形で接続する表示図形
    補正手段を設けたことを特徴とする系統画面表示装置。
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