JP2001008146A - 電子機器および記録再生方法 - Google Patents

電子機器および記録再生方法

Info

Publication number
JP2001008146A
JP2001008146A JP17505499A JP17505499A JP2001008146A JP 2001008146 A JP2001008146 A JP 2001008146A JP 17505499 A JP17505499 A JP 17505499A JP 17505499 A JP17505499 A JP 17505499A JP 2001008146 A JP2001008146 A JP 2001008146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
data
communication
instruction
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17505499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3817973B2 (ja
Inventor
Masahiko Nozoe
賢彦 野添
Hiroo Okamoto
宏夫 岡本
Hideo Nishijima
英男 西島
Takeo Okochi
丈夫 大河内
Yoshimichi Kudo
善道 工藤
Toshio Kamimura
俊夫 上村
Chiyo Akamatsu
千代 赤松
Shin Aikawa
慎 相川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP17505499A priority Critical patent/JP3817973B2/ja
Publication of JP2001008146A publication Critical patent/JP2001008146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3817973B2 publication Critical patent/JP3817973B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】必要最低限の操作によって、複数の機器が連携
して動作する機能の実行を可能にすること。 【解決手段】例えば、ダビングなどの複数の機器が連携
して動作する機能において、ユーザは、データの再生を
行う機器に対して、ダビング機能の指示と、記録機器の
選択指示を行う。再生機器は、ユーザからのダビングの
指示に同期して、記録機器を選択させるべく機器一覧表
示を行う。記録機器が選択されたなら、再生機器は、通
信を介して記録機器を制御し、ダビングのための準備処
理および実行開始処理を行う。ダビング実行中は、再生
機器は記録機器の状態監視を行い、ダビング停止要件が
検出されたなら、その旨をユーザに通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データと制御信号
の通信が可能なネットワークに接続可能な機器におい
て、ネットワークに接続された機器の一覧表示を行い、
該一覧表示を利用して、データの記録再生に関わる機能
を実行する電子機器および記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルVTRやデジタル衛星放送受信
機(以下IRD)などのようにA/V機器がデジタル化
されるに伴って、そのデジタルA/V機器同士やパーソ
ナルコンピュータ(以下PC)などの情報処理装置など
をIEEE1394シリアルバスを用いて接続するネッ
トワークシステムが考えられてきている。IEEE13
94シリアルバスは、「IEEE Standard
for a HighPerformance Ser
ial Bus」(以降IEEE1394規格)として
「IEEE Std 1394−1995」に規格化さ
れているもので、アイソクロナス通信による映像信号や
音声信号などの(特にデジタルAV)データの伝送と非
同期通信による制御信号の伝送を可能とするものであ
る。
【0003】そして、このIEEE1394シリアルバ
スによるネットワークシステムでは、システムを構成す
る各機器はツリー状に接続される。これらの機器は、上
記IEEE1394規格により、そのメーカIDとシリ
アル番号を含む機器ユニークIDを特定のエリアに保持
しており、通信を介して相互に取得することが可能であ
る。
【0004】また、一方では、1394シリアルバスを
利用してAV機器を制御するための方法について、「A
V/C Digital Interface Com
mand Set」(以降AV/Cコマンド規格)が
「1394 Trade Association」に
よって公開されており、これを用いることによって、上
記メーカIDに加え、機器の特性を示す機器タイプを取
得することが可能となっている。
【0005】上記のようなIEEE1394規格やAV
/Cコマンド規格を利用することによって、メーカID
と機器タイプを用いて、ネットワークシステムに接続さ
れた機器の一覧を表示することができる。
【0006】しかしながら、一つのネットワークシステ
ムには、同一のメーカでかつ同一の機器タイプの機器が
複数存在する可能性があり、このような場合には、シリ
アル番号、あるいは、「VTR1」「VTR2」などと
補助的な情報、を加えて表示するしか手段はなかった。
【0007】このような問題に対し、他の従来技術とし
ては、例えば特開平9−326799号公報に公開され
ている「通信制御方法、通新システムおよびそれに用い
る電子機器」がある。これは、上記AV/Cコマンド規
格などを利用して、各機器からアイコン情報や機能情報
を取得し、これを用いて機器の一覧表示やコントロール
パネル(操作画面)を表示するものである。
【0008】一方で、データの記録再生に関わる機能に
関する従来技術としては、例えば、特開平8−4525
5号公報に公開されている「オーディオビデオシステム
の制御方法」がある。これは、データ信号が無くなった
ら、もしくは、記録側/再生側いずれかの記録媒体が終
了したら、もしくは、タイマー設定による終了時刻に達
したら、これらに関する機器全ての電源をオフにするも
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平9−326
799号公報は、各機器から取得したアイコン情報や機
能情報を用いて、機器の一覧表示やコントロールパネル
(操作画面)を表示するものである。これによれば、無
駄な(利用できない)機能の操作を未然に防ぐことが出
来るという点で有効である。
【0010】しかしながら、例えば、あるVTRから別
のVTRへのダビングを行うといった、複数の機器が連
携したマクロ的な機能を考慮した場合、コントロールパ
ネルへの操作、すなわち再生や記録や一時停止といった
単機能の操作では、ステップが多く煩雑である。
【0011】このようなダビングなどの機能における必
要最低限の操作は、どの機器からどの機器へのどんな機
能なのかを指示することである。本発明は、上記従来の
技術では実現されていない、このような操作体系を提供
することを目的としており、具体的には、機能のそれに
使用する機器の選択指示のみで、所望の機能を利用でき
るようにすることを目的としている。
【0012】また一方で、上記特開平8−45255号
公報は、特定の要因で、実行中の機能を終了させ、か
つ、該機能に関する機器全ての電源をオフにするもので
ある。これは、予め設定された要因が検知された場合
に、電源オフまでの制御を自動で行うことが出来るとい
う点で有効である。
【0013】しかしながら、全ての機能について、機能
終了かつ電源オフされることが望ましいとは限らない。
ほぼ全ての機能において、機能の終了時に、その要因を
ユーザに通知する方が望ましい。通知がなければ、ユー
ザには機能が正常に終了したかどうかも判断できないか
らである。また、機能によっては、一度ユーザに通知
し、何らかの操作あるいは選択を促した方が望ましい場
合もある。例えば、ダビング機能を利用中に、記録機器
側の記録媒体が終了した場合などは、その旨を通知し
て、かつ、記録媒体の差し替えを促す、さらには、記録
続行か中断かを選択させるような方法が望ましい。
【0014】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、上述の目的に加えて、ダビング
機能などのある特定の機能がそのままでは続行不能とな
った場合に、その旨をユーザに通知することを目的とし
ている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、次のような構成を採用するものである。
【0016】複数の機器間でデータと制御信号を送信お
よび受信する通信が可能なネットワークに接続可能な電
子機器であって、ネットワークに接続された他の機器の
メーカの名称と、他の機器の接続名称と、を含む表示項
目を用いて、他の機器に関する表示データを表示手段に
出力する機器表示出力手段と、前記表示出力される他の
機器から、機器を選択する機器選択手段と、前記他の機
器のいずれかとの連携によって実行される、機能のうち
いずれか一つの機能の実行指示を受け付ける実行指示手
段と、前記機器選択手段に選択された機器を、前記通信
を用いて制御することによって、前記実行指示手段に指
示された機能を実行する機能実行手段と、を備える構成
とした。
【0017】さらに、アイソクロナス通信によって、映
像および/または音声を含むAVデータを送信すること
が可能な電子機器であって、前記通信を介して、前記ネ
ットワークに接続された他の機器から、機器ユニークI
Dを取得する機器ユニークID取得手段と、前記取得さ
れた機器ユニークIDに対応した、接続名称を保持する
接続名称保持手段と、前記通信を介して、前記ネットワ
ークに接続された他の機器から、該他の機器の特性を示
す機器タイプ、および/または、該他の機器の製品名お
よび/または製品型番の文字列情報である機器テキスト
を取得する機器付属情報取得手段と、前記取得された機
器ユニークIDにて識別されるメーカの名称と、前記取
得された機器タイプと、前記取得された機器テキスト、
の少なくとも一つと、前記保持された接続名称と、を含
む表示項目を用いて、前記他の機器に関する表示データ
を表示手段に出力する機器表示出力手段と、前記表示出
力される他の機器から、機器を選択する機器選択手段
と、前記AVデータの送信を行うとともに、前記選択さ
れた機器に対し、前記非同期通信を用いて制御すること
によって、自機器が送信するAVデータの記録を開始さ
せる記録実行手段と、を備える。
【0018】また、前記電子機器であって、記録実行手
段による記録の実行中に、前記選択された機器に対し
て、記録を続けているかどうかを、前記通信を用いて調
べる確認手段と、前記確認手段に記録を行っていないと
確認された場合に、その旨を表示および/または音声に
よって通知するための通知データの出力を行う通知手段
と、を備え、前記通知出力とともに、自機器におけるA
Vデータの送信を停止する構成とする。
【0019】さらに、前記電子機器であって、前記通知
手段は、前記記録を再開する指示を受け付けるように構
成され、前記記録の再開の指示がなされた場合に、前記
選択された機器に対して、前記通信を用いて前記記録を
開始させるよう制御するとともに、自機器におけるAV
データの送信を開始する構成とした。
【0020】一方本発明による記録再生方法は、複数の
機器間で、データと制御信号を送信および受信する通信
を用いて、映像および/または音声を含むAVデータを
記録再生する記録再生方法であって、前記AVデータを
再生する電子機器は、ネットワークに接続された他の機
器のメーカの名称と、他の機器の接続名称と、を含む表
示項目を用いて、他の機器に関する表示データを表示手
段に出力し、記録再生にかかる機能の実行指示と、前記
表示出力される他の機器から所望の機器を選択する選択
指示と、を受け付けた場合に、前記AVデータの送信を
行うとともに、前記選択された機器に対し、前記通信を
用いて制御することによって、自機器が送信するAVデ
ータの記録を開始させる、ことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態について説明する。
【0022】この実施形態では、アイソクロナス通信に
よる映像や音声信号などのデータの伝送と、非同期通信
による制御信号などの伝送を可能とする1394シリア
ルバスを用いた、ネットワークシステムの形態を用い
る。
【0023】そして、機器に対してユーザが設定した名
称を用いて、該ネットワークシステムに接続された機器
の一覧表示を行う方法、該一覧表示を用いて機器間の接
続設定を行う方法、及び、該一覧表示を用いたVTRの
ダビング機能を実現する為の方法について説明する。
【0024】図1乃至図11において、100は139
4シリアルバス、110、120はVTR、120は放
送受信機(以降IRD)、140はTV、111、12
1、131は通信制御部、112、122、132はシ
ステム制御部、113、123、133は接続設定制御
部、116、126、136は表示制御部、200は機
器一覧画面、300は機器固有情報、410はデータ読
み出し要求パケット、420はデータ読み出し応答パケ
ット、500はコマンドパケット、600は接続名管理
情報、800は表示設定情報、900は接続名入力画
面、1100は接続設定画面、をそれぞれ表す。
【0025】まず最初に、本実施形態にかかるネットワ
ークシステム、及び各々の機器の構成例について、図1
を用いて説明する。
【0026】図1に示されている通り、機器としてはV
TR−A110とVTR−B120とIRD130が存
在し、これらが1394シリアルバス100によって接
続され、ネットワークシステムを構成している。VTR
−A110及びVTR−B120はVTRであり、特に
本実施形態ではデジタルAV信号を磁気テープに記録再
生する機器である。またIRD130はIRDであり、
特に本実施形態ではデジタルAV信号を放送から受信す
る機器である。
【0027】まず、VTR−A110は、特に本実施形
態では、上述の機器の一覧表示(の表示データ)の生成
および制御を行う機器であり、内部に、前記ネットワー
クシステム上の他の機器との通信を司る通信制御部11
1を備えている。この通信制御部111は、前記ネット
ワークシステムに接続するために必須の構成要素であ
り、例えば、本発明にかかる、機器の識別情報(機器固
有情報300など)の取得のための通信に用いられるも
のである。
【0028】VTR−A110には、さらに、接続設定
制御部113が備えられ、これによって前記通信制御部
111を用いて前記機器の一覧表示機能を提供する。さ
らには、磁気テープ115への記録再生にかかる図示さ
れない磁気ヘッドやリールなどのメカニズムを制御する
記録再生制御部114と、通信を介して取得されたもし
くは磁気テープ115から再生されたデジタルAV信
号、及び、本発明にかかる機器の一覧画面を、TV14
0などの内部または外部の表示装置で表示するための表
示データを生成、出力制御する表示制御部116、及
び、VTR−A110全体の制御を行うシステム制御部
112とが備えられる。
【0029】次に、VTR−B120は、特に本実施形
態では、VTR−A110が表示する上述の機器一覧の
対象となる機器である。その構成はVTR−A110と
ほぼ同様であり、通信制御部121、システム制御部1
22、接続設定制御部123、記録再生制御部124、
磁気テープ125、表示制御部126、とを備えてい
る。
【0030】次に、IRD130は、特に本実施形態で
は、VTR−A110が表示する(実際には、TV14
0などの内部または外部の表示装置に表示させる。以降
についても同様)上述の機器一覧の対象となる機器であ
る。まず、VTR−A110と同様に、通信制御部13
1、接続設定制御部133とを備え、さらに、放送から
のデジタルAV信号を受信するチューナ134と、チュ
ーナ134に受信された時分割多重化されているデジタ
ルAV信号から適切なデジタルAV信号を抽出するデマ
ルチプレクサであるDEMUX135と、DEMUX1
35に抽出されたデジタルAV信号(及び、機器の一覧
表示機能を提供する場合は、機器の一覧画面も)を、内
部または外部の表示装置で表示するための表示データを
生成、出力制御する表示制御部136、及び、IRD−
A110全体の制御を行うシステム制御部132と、を
備えている。
【0031】なお、VTR−B120とIRD130に
ついては、機器の一覧表示機能を提供しない場合は、接
続設定制御部123、133は必須ではなく、また、表
示制御部126、136は、機器一覧画面を表示する機
能を備えなくとも良い。
【0032】以上で、本実施形態にかかるネットワーク
システムの構成例、及びその構成をなす機器であるVT
R−A110、VTR−B120、IRD130の構成
例についての説明を終える。
【0033】なお、図1に示したネットワークシステム
の例では、VTR−A110、VTR−B120、及び
IRD130を、ネットワーク上の機器としたが、前述
の通信制御部(111、121、131)と、システム
制御部(112、122、132)を備えていれば、本
発明にかかる機器一覧の対象となる機器として適用する
ことが可能であり、さらに、接続設定制御部(113、
123、133)と、表示制御部(116、126、1
36)を備えていれば、本発明にかかる機器一覧表示の
生成および制御を行う機器として適用することが可能で
ある(これらの機器の例としては、TV、ビデオディス
クプレーヤ/レコーダなどのAV機器や、PCなどの情
報処理装置などが挙げられる)。
【0034】さて、以降では、上述のような構成のネッ
トワークシステムに接続された機器の一覧表示を行う方
法について説明するが、まず、本発明によって実現され
る該表示画面例、及びその操作例について図2を用いて
説明する。
【0035】図2において、200が機器の一覧表示画
面(以降、機器一覧画面)を示している。この機器一覧
画面200内には、まず、ネットワークシステムに接続
された機器の一覧が表示される。具体的には、各機器に
ついて、機器の番号を示す機器番号210、機器のメー
カを示すメーカ220、機器の種別を機能などによって
分類した機種230、及び、特に本発明にかかる、機器
に対してユーザが設定した名称である接続名240を表
示する。個々の機器はこれら複数の項目から表現され、
機器本体の操作キーやリモコンなどの操作によってユー
ザが任意の機器を選択することが可能である(図では白
黒反転表示されている機器が選択中である)。そして、
選択中の機器に関する付属情報が付属情報表示エリア2
60に表示される。
【0036】さらには、機器の一覧の最終を明示的に示
すための情報(図では250の「最終データ」エリア)
が、一覧の最後に表示される機器の一つ下段に表示され
る。これは、特に、上記のメーカ220、機種230、
接続名240が取得できず、結果としてこれらの情報を
表示できない場合に、その旨を示すためのものとして有
効となる。
【0037】また、この機器一覧画面200では、次に
述べる機能を提供する。まず、上述の操作にて機器を選
択して「決定」を指示すると、前述の接続名240に表
示される文字列を設定する為の画面へ切り換える。ま
た、機器番号210、メーカ220、機種230、接続
名240の、いずれか一つの表示項目のタグを選択して
「ソート」を指示すると、選択された項目について、一
覧に表示される各機器の表示順序を変更(ソート)す
る。また、(具体的操作例は省略するが)これら各表示
項目について、その項目を一覧表示に用いるかどうかの
選択を可能にする。さらには、ネットワークシステムに
多数の機器が接続されており、機器の一覧が一画面内に
表示できない場合に、「頁」を指示すると、前/次のい
ずれかの一覧画面へ切り換える。
【0038】なお、上述した機器の表示順序の変更方法
(並び替え方法)は、五十音順、アルファベット順、文
字コード順など、さらには表示順序の方向など、様々な
方法が考えられる。また、並び替え手段については、良
く知られた方式(アルゴリズム)を利用すれば良い。
【0039】また、本画面の表示処理を行うにあたり、
接続された機器が一台も認識されない場合は、図15に
示すようなメッセージ1500の表示、および/また
は、音声の出力を行うことによって、ユーザにその旨を
知らせることも、本発明の特徴の一つである。
【0040】次に、このような機器一覧画面200を表
示するために用いられる、各種データ構造、及び、機器
間の通信に使用されるパケット構造について説明する。
【0041】機器一覧画面200内の、メーカ220、
機種230、付属情報表示エリア260に表示するため
の情報は、ネットワークシステム上の各機器の通信制御
部(111、121、131)において保持される情報
である。まず最初に、各機器が保持しているこれらの情
報について図3を用いて説明する。
【0042】図3において、300は各機器が各々の機
器に関する情報を保持している機器固有情報である。こ
の機器固有情報300には、該ネットワークシステムに
接続され得る全機器において、機器を唯一に識別する為
の情報である機器ユニークID310と、機器の種別を
示す機器タイプ301と、機器の製品名および/または
製品型番の文字列情報である機器テキスト302(機器
のメーカ名および/または機器の種別の文字列情報を含
む場合もある)と、が保持される。機器ユニークID3
10は、機器のメーカを識別する為の情報であるメーカ
ID311と、該メーカID311に識別されるメーカ
が提供する全機器において、機器を唯一に識別する為の
情報であるシリアルID312と、の二つのフィールド
に分類されるものである。
【0043】次に、この機器固有情報300に含まれる
各種情報などを、1394シリアルバス100を介し
て、他の機器から取得する為に用いられる非同期通信の
パケットの構造について、図4を用いて説明する。
【0044】図4(a)における410は、他の機器に
対してデータの読み出しを要求する際に用いられるデー
タ読み出し要求パケットであり、これに対し、図4
(b)における420は、該データ読み出し要求パケッ
ト410に応答するためのデータ読み出し応答パケット
である。これらのパケット410、420のパケット構
造、及びその使用方法については、「IEEE1394
規格」に規格化されている為、ここでは、パケット構造
の概略についてのみ説明する。
【0045】データ読み出し要求パケット410は、該
パケットの送信先の機器を示す送信先ID411と、該
パケットの属性を示すパケット属性412と、該パケッ
トの送信元の機器を示す送信元ID413と、読み出す
データが格納されているアドレス(送信先IDに示され
る機器におけるアドレス)を示すデータアドレス414
と、読み出すデータのデータ長を示すデータ長415
と、を含んで構成されるものである。パケット属性41
2には、データ読み出し要求パケットであることを示す
値が格納される。
【0046】データ読み出し応答パケット420は、該
パケットの送信先の機器を示す送信先ID421と、該
パケットの属性を示すパケット属性422と、該パケッ
トの送信元の機器を示す送信元ID423と、対応する
データ読み出し要求パケット410に要求されたデータ
(要求に正確に応答できる場合、エラーの場合について
の詳細はここでは省略する)であるデータ425と、該
データ425のデータ長を示すデータ長424と、を含
んで構成されるものである。パケット属性422には、
データ読み出し応答パケットであることを示す値が格納
される。
【0047】なお、このようなパケット410、420
によって他の機器から取得する、機器固有情報300に
保持される各情報は、機器におけるアドレス(すなわち
データアドレス414)が一定に定められているもので
ある。従って、取得する情報毎に定められたデータアド
レスをデータアドレス414に指定することで、該情報
の取得要求を行うことができる。
【0048】さて、機器一覧画面200内の機種230
に表示するための情報は(場合によってはメーカ220
に表示するための情報も)、機器固有情報300に保持
されていることは先に述べた。しかしながら、機器によ
っては該情報を取得できない場合も考えられる。その場
合は、図5に示すコマンドパケットを利用して該情報を
取得する。
【0049】図5において500がコマンドパケットで
あり、他の機器に対して、特定の機能の制御や状態の取
得を要求するために用いられるものである。このコマン
ドパケット500は非同期通信として利用されるもので
ある。なお、このパケット500のパケット構造、及び
その使用方法については、「AV/Cコマンド規格」に
規格化されている為、ここでは、パケット構造の概略に
ついてのみ説明する。
【0050】コマンドパケット500は、該パケットの
送信先の機器を示す送信先ID501と、該パケットの
属性を示すパケット属性502と、該パケットの送信元
の機器を示す送信元ID503と、コマンドの内容であ
るコマンドフレーム510を書き込むアドレス(送信先
IDに示される機器におけるアドレス)を示すデータア
ドレス504と、コマンドフレーム510と、を含んで
構成されるものである。コマンドフレーム510は、さ
らに、コマンドのタイプ(制御要求/制御応答、状態取
得要求/状態取得応答など)を示すコマンドタイプ51
1と、機能を特定するための機能コード512と、該機
能コード512毎に定められたパラメータ情報である付
属データ513と、を含んで構成されるものである。
【0051】このようなコマンドパケット500によっ
て、例えば、機器一覧画面200内のメーカ220に表
示するための情報を、他の機器から取得する。この時、
機能コード512には、該情報を取得する為の機能を示
す値を指定する。
【0052】以上で、機器一覧画面200を表示するた
めに、他の機器から取得する情報、及び該取得処理にお
いて使用するパケットについての説明を終える。
【0053】次に本発明にかかる、ユーザが設定した機
器の接続名称、すなわち機器一覧画面200内の接続名
240に表示するための情報、を管理するためのデータ
構造について図6を用いて説明する。なお、この情報
は、機器一覧画面200を表示する機器が、接続設定制
御部113(VTR−A110の場合)において記憶、
管理するものである。
【0054】図6において、600が接続名管理情報で
あり、機器を唯一に識別するための情報である機器ユニ
ークID610(前述の機器ユニークID310)と、
機器に対してユーザが設定した接続名のテキスト情報で
ある接続名称620と、が各機器毎について格納され
る。
【0055】そして、この接続名管理情報600と、こ
れまでに説明したデータ及びパケットを利用することに
よって、機器一覧画面200を表示する。
【0056】次に、機器一覧画面200を表示するため
の処理について、そのフローチャートを示した図7を用
いて説明する。
【0057】本処理は、ユーザによるリモコンなどの操
作によって開始される。
【0058】まず、ネットワークシステム上の各機器に
対して、順次、ステップ701からステップ704を繰
り返し、機器一覧画面200を表示するために必要な情
報を収集する。
【0059】ステップ701では、メーカ220を表示
するための情報を取得する。これは、前述のデータ読み
出し要求パケット410(とデータ読み出し応答パケッ
ト420)を使用して、機器固有情報300内の機器ユ
ニークID310を読み出すことによって実現する。あ
るいは、機器ユニークID310と同等の情報をコマン
ドパケット500を使用して取得する。
【0060】ステップ702では、機種230を表示す
るための情報を取得する。これは、ステップ701の処
理と同様にパケット410/420を使用して、機器固
有情報300内の機器タイプ301を読み出すことで実
現する。あるいは、機器タイプ301と同等の情報をコ
マンドパケット500を使用して取得する。
【0061】ステップ703では、付属情報表示エリア
260を表示するための情報を取得する。これは、ステ
ップ701/702の処理と同様にパケット410/4
20を使用して、機器固有情報300内の機器テキスト
302を読み出すことで実現する。あるいは、機器テキ
スト302と同等の情報をコマンドパケット500を使
用して取得する。
【0062】そして、次ステップ704では、接続名2
40を表示するための情報を取得する。ここでは、接続
名管理情報600を参照し、ステップ701で取得した
機器ユニークID310に対応する接続名称620の取
得を行う。
【0063】このように、ステップ701からステップ
704の処理を行うことで、(各機器毎の)機器一覧画
面200の表示に必要な情報を収集する。なお、ステッ
プ701からステップ703の処理に関しては、必ずし
もここで述べた順序で行う必要はない。ただし、これら
の処理(ステップ704も含む)は同じ機器に対して行
われるものである。
【0064】そしてステップ705では、ネットワーク
システム上の全機器分の、機器一覧画面200を表示す
るための情報の取得が完了したかどうかを判定する。こ
こで、全機器分完了したと判断された場合のみ、次ステ
ップ706へと処理を移す。完了していない場合は、ス
テップ701へと処理を移し、情報未取得の機器につい
て該一覧表示のための情報を収集する。
【0065】さて、ステップ706では、これまでのス
テップによって収集した情報を用いて、機器一覧画面2
00の表示を行う。メーカ220の表示に際しては、機
器ユニークID310内のメーカID311を、適切な
テキスト情報へと変換する。機種230の表示に際して
は、機器タイプ301を、適切なテキスト情報へと変換
する。
【0066】機器一覧画面200の表示処理を行った後
は、ユーザからの操作を待つ状態へと移行する。ただ
し、ユーザ操作に対するタイムアウトなどの要因で本表
示状態を終了させる場合もある。
【0067】さて、上記の処理を行うことによって、各
機器から取得した機器固有の情報だけでなく、ユーザが
機器に対して設定した接続名を用いて、機器一覧画面2
00を表示することが可能となる。
【0068】なお(特に図示はしないが)、図6に示し
た接続名管理情報600に、各機器毎に、さらに取得済
みの機器タイプ301や機器テキスト302を保持する
ようにしても良い。そして、これらが既に取得済みであ
る場合には、ステップ702/ステップ703の処理を
行わず、ステップ704の処理において、接続名240
とともに、機器タイプ301や機器テキスト302を取
得するようにしても良い。
【0069】一方では、図2の説明において述べたよう
に、本発明によれば、さらにこの機器一覧画面200に
おいて、一覧に表示される各機器の表示順序を変更(ソ
ート)する機能、機器を表す各項目を一覧表示に用いる
かどうかを選択する機能、を提供する。以下では、これ
らの機能を実現するためのデータ構造について、図8を
用いて説明する。
【0070】図8において、800が表示設定情報であ
り、機器を表す各項目を一覧表示に用いるかどうかを示
すフラグである表示フラグ810と、表示順序を変更
(ソート)するための要素項目であるかどうかを示すフ
ラグであるソートフラグ820と、が前記各表示項目毎
に記憶、管理される。なお、ソートフラグ820につい
ては、いずれか一つの表示項目が、表示順序を変更(ソ
ート)するための要素項目であることを示す値をとる。
【0071】上述のステップ706では、この表示設定
情報を参照し、表示フラグ810及びソートフラグ82
0の設定状態に応じた表示処理を行うものである。すな
わち、表示フラグ810が、「表示する」であることを
示す値を持つ表示項目のみ表示対象とし、また、ソート
フラグ820が、「ソートする」であることを示す値を
持つ表示項目について各機器の表示順序を調整する。
【0072】さて本発明によれば、さらにこの機器一覧
画面200において表示される前述の接続名240を設
定するを可能とする。そして、本設定の操作は機器一覧
画面200とは別の画面にて行う。以下では、この接続
名240を設定する為の操作画面例、及び、処理内容に
ついて説明する。
【0073】まず、操作画面例について図9を用いて説
明する。図9において、900が接続名入力画面であ
る。該画面内には、文字ボタン920が配置され、文字
列の入力が可能となっている。ここで入力された文字列
は、入力名表示領域910に表示される(以降、この文
字列を「接続名文字列」とする)。接続名文字列の入力
が完了した場合は、「戻る」ボタン903の指示によっ
て、元の機器一覧画面200に戻る。この際、入力され
た接続名文字列は、接続名管理情報600内の該当する
機器の接続名称620に格納される。
【0074】以下では、これらの一連の処理について、
そのフローチャートを示した図10を用いて説明する。
【0075】本処理は、機器一覧画面200において、
ユーザによって、一つの機器が選択され、かつその接続
名240の設定の指示操作が行われるとによって開始さ
れる。
【0076】まず、最初のステップ1001では接続名
入力画面900を表示する。ここで、選択された機器の
接続名称620が既に設定されている場合は、その接続
名称620を入力名表示領域910に表示する(この表
示領域910への表示処理は必ずしも必須ではない)。
【0077】そして、次ステップ1002では、ユーザ
に接続名文字列を入力させる。この際、入力された文字
を逐次入力名表示領域910に表示する。
【0078】接続名文字列の入力が完了し、「戻る」ボ
タン903が指示された場合は、ステップ1003の処
理として、入力された接続名文字列を取得する。
【0079】そして、次ステップ1004では、前ステ
ップ1003に取得された接続名文字列を用いて、接続
名管理情報600内の該当する機器の接続名称620を
更新する。
【0080】最後に、ステップ1005の処理として、
機器一覧画面200の表示処理を行う。
【0081】以上のような処理を行うことで、機器一覧
画面200内の接続名240に表示される文字列を、ユ
ーザに設定させることが可能となる。言い換えれば、機
器に対する名称をユーザが設定できるようになる。
【0082】さて本発明は、さらに機器間の接続管理に
関して図11に示すような機能を提供するものである。
以下、図11を参照しながら、これらの機能について一
部処理を含めて説明する。
【0083】図11において、1100が接続設定画面
である。
【0084】まず、1110はD−CH設定項目であ
り、「設定」と「解除」のいずれかを指示することがで
きる。D−CHとは、ここでは1394シリアルバス1
00を介したアイソクロナス通信のことを意味してい
る。1394シリアルバス100に繋がれた各機器は、
1394シリアルバス100以外にも、アナログ通信に
よる(映像、音声の)信号の伝送が可能である場合が多
い。従って、1394シリアルバス100を介したアイ
ソクロナス通信は、他の機器との映像、音声信号の伝送
において、必ずしも利用されるとは限らない。D−CH
設定項目は、このような状況から設けられた機能であ
り、アイソクロナス通信が不要である場合などの理由
で、「解除」が指示された場合にはアイソクロナス通信
を無効にしようとするものである(後に述べるが必ず無
効にできるとは限らない)。一方で、「設定」が指示さ
れた場合は、先の機器一覧画面200を表示し、アイソ
クロナス通信が有効になった場合の、接続を張る機器を
設定させる。なお、ここで設定され、かつ接続状態にあ
る機器は、その機器の情報(機器一覧画面200に表示
される項目)が接続機器状態表示欄1111に表示され
る。
【0085】次に、1120は表示形式選択項目であ
り、ここでは「全表示」と「選択表示」のいずれかを指
示することができる。これは、先に述べた、機器一覧画
面200における各表示項目をに関するもので、「全表
示」が指示された場合は、表示設定情報800内の表示
フラグ810を、全ての項目が表示されるように更新す
る。結果として、機器一覧画面200には全ての表示項
目によって各機器が一覧表示されることになる。一方で
「選択表示」が指示された場合は、各表示項目毎に「表
示する」/「表示しない」の選択を行う画面(図示はし
ない)を表示し、各表示項目毎の表示を選択させる。こ
こでの選択結果は、表示設定情報800内の表示フラグ
810に反映され、結果として、機器一覧画面200に
は選択された表示項目によって各機器が一覧表示される
ことになる。
【0086】次に1130は、転送速度設定項目であ
り、「100Mビット/秒」と「オート」のいずれかを
指示することができるものである。
【0087】次に1140は、ブロードキャスト設定項
目であり、ここでは「解除」か、「入力」と「出力」の
いずれかまたは両方を指示することができる。このブロ
ードキャスト設定項目1140は、後に述べる「ブロー
ドキャスト接続」に関する接続の設定を可能とするもの
である。
【0088】さて、本実施形態では、機器間の接続管理
の例として、1394シリアルバス100を介して映像
や音声信号を送受信する際に、「IEC61883−1
規格」に規格化されている機器接続方式を用いる。「I
EC61883−1規格」では、上記IEEE1394
規格によるアイソクロナス通信を利用して、映像信号や
音声信号を伝送するための機器接続方式を規定してお
り、「IEC61883−1 Consumer au
dio/video equipment−Digit
al interface−Part1:Genera
l」として「International Elect
rotechnical Commission」に規
格化されているものである。
【0089】以下では、該「IEC61883−1規
格」に規格化されている機器接続方式の概略について、
図12を用いて説明を加える。
【0090】図12に示した通り、接続形式には「po
int to point接続」と「ブロードキャスト
接続」の2種類の形式がある。また、各機器には論理的
な入力用/出力用の「接続プラグ」が存在する。そして
各接続プラグに対して、状態を管理するためのレジスタ
が用意されており、アイソクロナス通信に使用する「ア
イソクロナスCH」の番号などが保持される。
【0091】「point to point接続」と
は、一つの入力用接続プラグと、一つの出力用接続プラ
グと、一つのアイソクロナスCHとの関係のことを意味
する。これに対し「ブロードキャスト接続」には、一つ
の入力用接続プラグと一つのアイソクロナスCHとの関
係のことを意味する「ブロードキャストIN接続」と、
一つの出力用接続プラグと一つのアイソクロナスCHと
の関係のことを意味する「ブロードキャストOUT接
続」とが存在する。
【0092】「point to point接続」
は、接続を張ったアプリケーションのみが、その接続を
切ることができる(いわゆるプロテクトされた接続と考
えることができる)。また、接続を張ったアプリケーシ
ョン以外のアプリケーションは、同じアイソクロナスC
Hを使用して、別の接続を重ねて張る(「オーバーレ
イ)ことができる。このため、前述の各接続プラグ用の
レジスタには「pointto point接続」の
「接続カウント」が保持される。一方で「ブロードキャ
スト接続」は、どのアプリケーションでもその接続を切
ることができる(従って他のアプリケーションが接続を
奪い取ることができる)。また「ブロードキャスト接
続」に「point to point接続」を重ねて
張ることも可能である。ただし、「ブロードキャスト接
続」を張ることができるのは、その接続プラグを持って
いる機器のみに制限される。
【0093】そして、上述の各接続プラグ用のレジスタ
を参照することによって、該プラグが「point t
o point接続」/「ブロードキャスト接続」どち
らの接続で(両方の場合もある)使用されているか判別
可能である。
【0094】なお、これらの接続管理の処理手順につい
ては、「IEC61883−1規格」に規格化されてい
るので、ここでは説明を省略する。
【0095】以下では、この「IEC61883−1規
格」を用いて、図11に示したD−CH設定項目111
0に関する処理手順について説明する。
【0096】ここでは、説明を簡単にするために、機器
において同時に使用できる接続プラグは、入力、出力そ
れぞれ一つであるものと仮定する。さらに、D−CHを
有効にすることによって自動で設定される接続は、入
力、出力それぞれ一つずつであるものとする。
【0097】まず先に、本項目において「設定」が指示
された場合の処理について説明する。これは、ユーザに
選択された機器への「point to point接
続」を確立する機能を提供するものである。
【0098】本処理は、ユーザによる「設定」の指示が
なされ、これによりステップ1301からステップ13
10の処理を呼び出すことにより開始されるものであ
る。
【0099】最初のステップ1310では、まず、ユー
ザに接続する機器を選択させるために、機器一覧画面2
00を表示する。そして、次のステップ1311では、
ユーザに接続する機器を選択させ、次のステップ131
2で、現在の接続状態を確認する。具体的には、現在、
ステップ1311において選択された機器(以降、選択
機器)との接続があるかどうかを判定する。そして、選
択機器との接続が既になされている場合は、ステップ1
316へと処理を移す。
【0100】一方で、選択機器との接続がない場合は、
次のステップ1313において、他機器が設定した「p
oint to point接続」があるかどうか確認
する。ここで、ないと確認された場合はステップ131
4へと処理を移す。一方であると確認された場合は、本
処理を終了する(他の機器が張った接続は解除できない
ため、またはここで選択機器との「オーバレイ」接続を
張っても良い)。
【0101】ステップ1314では、解除すべき接続が
あればその接続を解除し、次のステップ1315におい
て、選択機器との接続を確立する。
【0102】そして、最後にステップ1316で、接続
設定画面1100の表示を行い(すなわちD−CH設定
項目がある画面に戻す)、本処理を終了する。
【0103】このようにすることで、ユーザに選択され
た機器への「point to point接続」を確
立する機能を提供することが可能となる。
【0104】次に、本項目において「解除」が指示され
た場合の処理について説明する。これは、解除可能な接
続をすべて解除する機能を提供するものである。そし
て、本処理は、ユーザによる「解除」の指示がなされ、
これによりステップ1301からステップ1320の処
理を呼び出すことにより開始されるものである。
【0105】最初のステップ1320では、まず、現在
の接続状態を確認する。具体的には、現在、自機器が設
定した(または「オーバーレイ」した)「point
topoint接続」があるかどうか確認する。そし
て、ある場合のみステップ1321へ処理を移し、該接
続の(接続プラグの)「接続カウント」を1デクリメン
トする(この結果「接続カウント」が0になれば、接続
が解除されたことになる)。
【0106】ステップ1322では、さらに現在の接続
状態において「ブロードキャスト接続」があるかどうか
を確認する。ここで、ある場合は次ステップ1323で
その接続を解除し、本処理を終了する。一方でない場合
は、そのまま本処理を終了する。
【0107】このようにすることで、一操作のみで、解
除可能な接続をすべて解除する機能を提供することが可
能となる。
【0108】さて、以下では、前述の「IEC6188
3−1規格」を用いて、図11に示したブロードキャス
ト設定項目1140に関する処理手順について説明す
る。
【0109】まず先に、本項目において「解除」が指示
された場合の処理について説明する。これは、その時点
での「ブロードキャスト接続」があれば、その接続を解
除する機能を提供するものである。そして、本処理は、
ユーザによる「解除」の指示がなされ、これによりステ
ップ1401からステップ1410の処理を呼び出すこ
とにより開始されるものである。
【0110】最初のステップ1410では、まず、その
時点での「ブロードキャスト接続」があるかどうかを判
定する。ここで、あると判定された場合は次ステップ1
411でその接続を解除し、本処理を終了する。一方
で、ないと判定された場合は、そのまま本処理を終了す
る。
【0111】このようにすることで、その時点での「ブ
ロードキャスト接続」があれば、その接続を解除する機
能を提供することが可能となる。
【0112】次に、本項目において「出力」が指示され
た場合の処理について説明する。これは、その時点で
「ブロードキャスト接続」による出力接続(「ブロード
キャストOUT接続」)がなければ、その接続を確立す
る機能を提供するものである。そして、本処理は、ユー
ザによる「出力」の指示がなされ、これによりステップ
1401からステップ1410の処理を呼び出すことに
より開始されるものである。
【0113】最初のステップ1420では、まず、その
時点で「ブロードキャスト接続」による出力接続がある
かどうかを判定する。ここで、ないと判定された場合は
次ステップ1421で、新たに「ブロードキャスト接
続」による出力接続を確立し、本処理を終了する。一方
で、あると判定された場合は、そのまま本処理を終了す
る。
【0114】このようにすることで、その時点で「ブロ
ードキャスト接続」による出力接続がなければ、その接
続を確立する機能を提供することが可能となる。別の見
方をすれば、ユーザは、明示的に、「ブロードキャスト
接続」による出力接続を指示することが可能となる。
【0115】なお。ステップ1421において「ブロー
ドキャスト接続」による出力接続を確立する際、自機器
が用いる予定の「アイソクロナスCH」を、他の機器が
(「ブロードキャスト接続」による出力用として)既に
使用している場合は、以下の方法を用いることによって
対処すれば良い。一つ目の方法では、他の機器の(「ブ
ロードキャスト接続」の)出力接続を解除した後に、予
定通りの「アイソクロナスCH」を使用して接続を確立
する。二つ目の方法では、予定通りの「アイソクロナス
CH」とは別の「アイソクロナスCH」を使用して接続
を確立する。これらの方法が利用できず、接続の確立が
不能である場合には、ユーザにその旨を通知して本処理
を終了すれば良い。
【0116】次に、本項目において「入力」が指示され
た場合の処理について説明する。これは、その時点で
「ブロードキャスト接続」による入力接続(「ブロード
キャストIN接続」)がなければ、その接続を確立する
機能を提供するものである。さらには、この時、入力の
対象となる出力を検索し、該出力が一つのみ検索された
場合は、その出力に合わせた入力接続の設定を行い、一
方で、該出力が複数検索された場合は、ユーザに入力対
象とする出力を選択させた上で、その出力に合わせた入
力接続の設定を行う機能を提供するものである。なお、
ここでは、説明を簡単にするために、一つの機器は一つ
の出力のみ可能であると仮定する(従って、入力対象と
する出力は、入力対象とする機器とみなすことができ
る)。
【0117】本処理は、ユーザによる「入力」の指示が
なされ、これによりステップ1401からステップ14
30の処理を呼び出すことにより開始される。
【0118】最初のステップ1430では、まず、その
時点で「ブロードキャスト接続」による入力接続がある
かどうかを判定する。ここで、ないと判定された場合は
次ステップ1431に処理を移す。一方で、あると判定
された場合は、そのまま本処理を終了する。
【0119】さてステップ1431では、先にも述べた
ように、入力の対象となる出力を検索し、かつ、該出力
が一つのみであるかどうかを判定する。ここで、一つの
みと判定された場合は、ステップ1432にて、該出力
に合わせた(すなわち「アイソクロナスCH」を合わせ
た)入力接続を確立し、本処理を終了する。一方で、複
数あると判定された場合は、ステップ1433に処理を
移す。
【0120】ステップ1433では、全ステップ143
0及び1431で認識された出力を行っている機器につ
いての機器一覧画面200を表示し、ユーザに、入力の
対象とする出力の選択を促す。そして、ステップ143
4では、ユーザに機器(従って入力の対象とする出力)
を選択させ、次のステップ1435で、該選択された機
器(出力)に合わせた(すなわち「アイソクロナスC
H」を合わせた)入力接続を確立する。
【0121】そして、最後にステップ1436で、接続
設定画面1100の表示を行い(すなわちブロードキャ
スト設定項目がある画面に戻す)、本処理を終了する。
【0122】このようにすることで、その時点で「ブロ
ードキャスト接続」による入力接続がなければ、その接
続を確立する機能を提供することが可能となる。別の見
方をすれば、ユーザは、明示的に、「ブロードキャスト
接続」による入力接続を指示することが可能となる。
【0123】なお、ステップ1431において入力の対
象となる出力を検索する際に、該出力を「ブロードキャ
スト接続」による接続のみ(あるいは「point t
opoint接続」のみ)を検索の対象とするようなこ
とも可能である。このような場合には、先の「IEC6
1883−1規格」の説明でも述べたように、各接続プ
ラグ用のレジスタによって、その接続形式を判別すれば
良い。
【0124】また、このような処理を利用することによ
って、入力の対象となる出力を、「次」/「前」などの
操作によって、順次入力する(「ブロードキャスト接
続」による入力接続を行う)ようなことも可能である。
(処理フローについて図示はしないが)このような場合
には、ステップ1431とステップ1435の処理を利
用し、ユーザの操作に応じて、順次出力の検索および接
続の確立を行うようにすれば良い。
【0125】以上説明したような方式を用いることによ
って、1394シリアルバス100によるネットワーク
システム上の機器は、(他の)機器に対してユーザが設
定した名称を(接続名)用いて、該ネットワークシステ
ムに接続された機器の一覧表示を行うことが可能とな
る。この接続名は、各機器が保持する機器固有情報30
0から取得した(メーカ名、機種などの)情報とともに
表示されるので、該接続名が未設定の場合でも機器の判
別は可能である。また、機器固有情報300の各情報、
および接続名の表示ができない場合でも、一覧表示にお
ける最終位置(図2「最終データ」エリア250)を明
示するので、何らかの機器が存在することを知らせるこ
とが可能である。
【0126】なお、本接続名については、本実施形態の
説明においては、該一覧表示を行う機器がその設定機能
を提供するものとしたが、別の手段として、他の機器に
おいて管理されている前述接続名管理情報600を取得
して用いるように構成しても良い。その実現のために
は、接続名管理情報600を機器間で送受信するため
に、図4に示した非同期通信のパケット(410、42
0)や、コマンドパケット500を利用すれば良い。
【0127】一方で、本機器一覧表示においては、該一
覧に表示される各機器の表示順序を変更(ソート)でき
るようにしたので、該一覧から所望の機器の選択を容易
することが可能である。さらには、機器を表す各表示項
目の選択をできるようにしたので、例えば接続名のみの
一覧表示を行うことも可能である。
【0128】また、該一覧表示を活用した、以下のよう
な、映像や音声信号を伝送する際に使用されるアイソク
ロナス通信の制御が可能となる。
【0129】まず、アイソクロナス通信そのものについ
て、「利用する(設定)」/「解除する」ための選択を
可能とし、かつ、「利用する」の場合は、該一覧を用い
て接続対象とする機器を選択、設定が可能である。こう
することによって、アイソクロナス通信のための接続機
器を固定的に(デフォルトで)設定することが可能とな
る。また、アイソクロナス通信を一斉同報的に行うため
の「ブロードキャスト接続」に関する設定が可能であ
る。これによって、ユーザは、明示的に「ブロードキャ
スト接続」による入力/出力接続またはその解除を指示
することが可能となる。特に入力接続に関しては、対象
となる出力機器(接続プラグ)を該一覧から選択できる
ようにしたので、「アイソクロナスCH」などの通信に
必要な情報を、ユーザに意識させずに済むようになる。
【0130】さて、以降では、該機器一覧画面200を
利用した機能の一例として、VTR−A110からVT
R−B120へのダビング機能について、そのフローチ
ャートを示した図16および図17を用いて説明する。
機器一覧画面200の表示処理は、これまでの説明と同
様にVTR−A110が行うものとするが、ダビング機
能に関しては、VTR−A110が再生機器、VTR−
B120が記録機器とする。
【0131】図16は、ダビングを実行(すなわち、V
TR−A110はAVデータの出力を開始、VTR−B
120はそのAVデータを記録)するまでの処理を示し
ている。一方で、図17は、ダビング実行中の処理を示
すもので、特に、何らかのエラーやユーザのキャンセル
指示も含めて、ダビングを終了させるための処理を示し
ている。
【0132】図16に示すように、本ダビング実行開始
処理は、リモコンなどの操作によってダビングの指示が
行われることにより開始されるものである。
【0133】最初のステップ1601では、これまで述
べてきた方法により、ネットワークシステム上の機器に
関する機器一覧画面200を表示する。そして、ステッ
プ1602において、記録を行う機器をユーザに選択さ
せる。
【0134】ステップ1603では、ダビング実行のた
めの各種準備処理を行うステップであり、自機器(再生
機器)の制御、および前ステップ1602で選択された
機器(記録機器)を制御(および該機器の状態確認)
し、ダビング実行準備にかかる一連の処理を、ユーザの
操作を介在させることなしに実行するものである(場合
によっては処理の確認のためのユーザ操作が介在す
る)。これらの準備処理は、使用する機器のタイプや、
提供するダビング機能に依存するものであるが、ここで
は、例えば、再生機器に関しては、磁気テープ115に
記録されているAVデータの頭だし、およびその再生ス
タンバイ(再生一時停止)などの処理、また記録機器に
関しては、磁気テープの挿入状態や種類などの確認、お
よび記録スタンバイ(記録一時停止)などの処理、さら
には再生/記録機器間の接続に関するものとして、先に
述べた「アイソクロナス通信」のための接続確立などの
処理を、一連で行うものである。
【0135】そして、ステップ1603による記録準備
処理が正常に完了した場合は、次ステップ1604に処
理を移し、自機器(再生機器)は、磁気テープ115に
記録されているAVデータの再生を行うとともに「アイ
ソクロナス通信」によって該AVデータを出力する。ま
たこれに同期して、記録機器に対して、該AVデータを
記録開始するよう制御する。その後は、記録中の状態
(ステップ1605)となる。なお、本ステップ160
4の処理も、ステップ1602と同様に、記録開始にか
かる一連の処理を、ユーザの操作を介在させることなし
に実行するものである(場合によっては処理の確認のた
めのユーザ操作が介在する)。
【0136】一方で、ステップ1603による記録準備
処理が正常に完了しなかった場合は、ステップ1606
に処理を移し、該記録準備処理が正常に完了しなかった
旨および/またはその理由を、表示などの手段でユーザ
に通知して、本ダビング実行開始処理を終了する。具体
的例としては図18に示すようなエラーメッセージを表
示するものであり、記録機器に磁気テープが挿入されて
いないと判断された場合はメッセージ1801を、記録
機器に挿入されている磁気テープが記録不能なもの(記
録禁止状態など)と判断された場合はメッセージ180
2を、記録機器に挿入されている磁気テープが、再生機
器が再生するAVデータを記録不能なもの(記録フォー
マットの違いなど)と判断された場合はメッセージ18
03を、さらには、記録機器との通信でエラーを起こし
制御不能な場合などはメッセージ1806を用いるもの
である。
【0137】以上のようにすることで、必要最低限の操
作によって、ダビング機能を実行開始することが可能と
なる。
【0138】なお、ここで記録機器の磁気テープの状態
チェックや記録開始制御などは、先のコマンドパケット
500を利用して行われるものであり、具体的使用方法
については「AV/Cコマンド規格」に記載されてい
る。
【0139】また、上記では、ステップ1603の準備
処理の具体例として、再生機器における磁気テープ11
5に記録されているAVデータの頭だしを例に挙げた。
この頭だしに関して、別の見方の例としては、例えば、
記録の準備処理の前に、磁気テープ115に記録されて
いるAVデータの一覧を表示して、ダビングするAVデ
ータをユーザに選択させるような機能を追加しても良
い。ただし、ユーザに選択されたAVデータが複数あ
り、かつ、それらが連続して記録されていない場合は、
以降で述べるダビングの実行時において、記録一時停止
とAVデータの頭だしの処理を加える必要がある。ただ
し、このような処理については、これまで説明した再生
機器、記録機器のそれぞれの制御方法を利用すれば良
い。また、磁気テープに記録されているAVデータを一
覧表示する方法については、公知の技術があり、例え
ば、特開平11−39847号公報に公開されている
「映像信号記録再生装置」に記載されているような技術
を用いれば良い。
【0140】また、ユーザの誤操作を抑えるために、ダ
ビング実行開始処理を行うにあたっては、図19に示す
ような画面を表示し、処理の状態を確認可能とする。本
画面は、主にステップ1603の記録準備処理と、ステ
ップ1604の記録開始処理を行うときに表示されるも
のである。
【0141】図19において、本画面には、再生側機器
に関して1910のフィールド、記録側機器に関して1
920のフィールドに、各々使用される機器の情報が表
示される。機器の情報としては、機器一覧画面200に
おいて用いたメーカ220、機種230、接続名240
などを用いる。
【0142】また、1901のフィールドには、その時
点で行っている処理の状態が表示される。図ではステッ
プ1603の記録準備処理を行っている旨を示すメッセ
ージを例にしている。
【0143】さて、以下では、このダビング実行開始処
理によって、記録中の状態(ステップ1605)から、
ダビングを終了させるための処理について説明する。勿
論、これらは、かかる一連の処理を、ユーザの操作を介
在させることなしに実行するものである(場合によって
は処理の確認のためのユーザ操作が介在する)。
【0144】図17に示すように、本ダビング終了処理
は、記録中の状態(ステップ1605)において、何ら
かの終了要因を検知することによって、ダビングを終了
させる。
【0145】まず、ステップ1701は、記録中の状態
(ステップ1605)において、一定の周期間隔でダビ
ング処理に関するエラーが発生していないか監視する処
理である。具体的には、記録機器に上記コマンドパケッ
ト500により、例えば、記録機器の電源状態の確認、
記録機器の動作状態(記録中であるかなど)の確認など
を行う。ここで、エラーが発生したと判断された場合
は、ステップ1702へに処理を移し、該ダビング処理
が正常に完了しなかった旨および/またはその理由を、
表示などの手段でユーザに通知する。具体的例としては
図18に示すようなエラーメッセージを表示するもので
あり、記録機器が何らかの理由で停止状態になった判断
された場合はメッセージ1804を、1394シリアル
バス100に新たな機器が接続され、結果としてバスリ
セット(詳しくは「1394規格」に記載)が発生した
と判断された場合はメッセージ1805を、記録機器と
の通信でエラーを起こしダビング続行不能な場合などは
メッセージ1806を用いるものである。なお、上記バ
スリセットについては、必ずしもダビング続行不能にな
る要件ではないが、ダビングされるAVデータが一部途
切れるなどの可能性があるため、完璧なダビングを行う
ためには問題となり得る要件である。
【0146】一方で、ステップ1703では、記録中の
状態(ステップ1605)において、正常あるいはエラ
ーによって再生が完了した場合、もしくはユーザからダ
ビングキャンセル操作が行われた場合の非周期的な割り
込みを受け付け、次ステップ1704へ処理を移す。そ
してステップ1704では、記録機器の(記録)停止制
御を行う(必要あれば電源停止などの制御も行っても良
い)。
【0147】ステップ1702、またはステップ170
4を処理した後は、ステップ1705の処理として、自
機器(再生機器)におけるAVデータの出力を停止し
て、本ダビング処理を終了する。なお、ここで、自機器
が再生中である場合は、磁気テープ115に記録されて
いるAVデータの再生を停止する。
【0148】さて、このようにして、何らかの終了要因
を検知することによって、ダビングを終了させることが
可能となるわけである。一方では、本発明は、これらの
要因が発生した場合に、ダビングを一時中断し、かつ再
開可能とすることも目的としている。以下では、ダビン
グを再開させる方法について説明を加える。
【0149】まず、ダビングを再開させるための操作画
面例について図20を用いて説明する。図20において
2000がそのメッセージであり、ダビングが中断され
ている旨が示され(その要因についても示されることが
好ましい)、さらに、再開/終了の選択指示を受け付け
るボタンが示されている。ダビングの再開は、ここで再
開ボタンが指示されることによって試みられるものであ
る。以下、これらの処理について、そのフローチャート
を示した図21を用いて説明する。
【0150】図21に示す通り、本処理と図17に示し
たダビング終了処理との相違は、上述のステップ170
1の処理によって、エラーが発生したと判断された後の
処理手順である。
【0151】本処理では、エラーが発生したと判断され
た場合は、ステップ2101の処理として、まず、自機
器(再生機器)において、磁気テープ115に記録され
ているAVデータの再生、および、AVデータの出力を
一時中断する。
【0152】次にステップ2102の処理として、前述
のメッセージ2000を表示し、ユーザから再開/終了
の選択指示を受け付ける。ユーザは本メッセージ200
0の表示中に(再開指示の前に)、エラー要因に対処す
ることが可能である。例えば、記録機器に挿入されてい
る磁気テープが終了しているような場合に、別の磁気テ
ープに差し替えることなどである。
【0153】そして、該ステップ2102において、再
開が指示された場合には、再度図16に示したステップ
1603の記録準備処理から処理を再開する。一方で、
終了が指示された場合には、再生機器において一時中断
されているAVデータの再生および出力を停止し、本処
理を終了する。
【0154】このようにすることで、何らかのエラー要
因が発生した場合に、ダビングを一時中断し、かつ再開
することが可能となる。
【0155】以上説明したように、ユーザは、ダビング
(記録)の指示と、記録させる機器を選択する操作のみ
で、AVデータのダビング(記録)機能を利用すること
ができるようになる。そして、記録させる機器を選択す
る際には、これまで述べたユーザが機器に対して設定し
た接続名による機器一覧画面200を利用することが可
能になる。さらには、ダビングの準備処理や実行中にお
いて、実行不能となった場合に、ユーザにその旨を通知
することが可能となる。
【0156】勿論、このような機能は、ダビング機能の
みでなく、再生機器がIRD130の場合でも利用する
ことも可能である。例えば、IRD130が表示してい
る番組ガイドから、所望の番組を選択させ、かつ上述の
機器一覧画面200から、該番組を記録させる機器を選
択させるようにする場合などである。このような場合
は、例えば、該番組ガイドの表示画面に、機器選択機能
(機器一覧画面200)を呼び出す機能を追加すれば良
い。
【0157】一方では、記録機器がビデオディスクレコ
ーダの場合についても同様である。このよう場合は、記
録の準備処理(図16)や記録中の処理(図17)にお
いて、(磁気テープの代わりに)ディスクについてその
挿入状態などを確認するよう処理を変更すれば良い。
【0158】さらには、例えばダビング機能において、
機器一覧画面200を行う機器と再生機器と記録機器
が、それぞれ別の機器であっても良い。このような場合
には、機器一覧画面200を行う機器は、これまで述べ
た方法において、再生機器と記録機器のそれぞれを、機
器一覧画面200によって選択する手段、コマンドパケ
ット500によって制御する手段を設ければ良い。
【0159】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザは、記録再生に
かかる、記録の指示と、再生/記録させる機器を選択す
る操作のみで、AVデータの記録再生機能を利用するこ
とができるようになる。
【0160】そして、機器を選択する際には、(他の)
機器に対してユーザが設定した名称を(接続名)用い
て、該ネットワークシステムに接続された機器の一覧表
示を利用することが可能になる。
【0161】さらには、記録再生にかかる準備処理や実
行中の処理において、実行不能となる要件が発生した場
合に、ユーザにその旨を通知することが可能となる。通
知の際には、記録再生にかかる再生または記録の処理を
一時中断させるので、該要因を解除した後に記録再生の
機能を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるVTR−A及びVTR−B
及びIRDの構成を示したブロックタイヤグラムであ
る。
【図2】ネットワークシステムに接続されている機器に
関する、機器一覧画面の画面例を示した図である。
【図3】ネットワークシステム上の各機器が保持してい
る、機器固有情報のデータ構造を示した図である。
【図4】図3に示した機器固有情報などの情報を読み出
す際に用いられる非同期パケットの構造を示した図であ
る。
【図5】図3に示した機器固有情報などの情報の取得
や、他の機器の制御を行うためのコマンドパケットの構
造を示した図である。
【図6】ユーザが機器に対して設定した接続名称を管理
するために用いられる、接続名管理情報のデータ構造を
示した図である。
【図7】本実施形態にかかる機器一覧画面を表示するた
めの処理を示したフローチャートである。
【図8】本実施形態にかかる機器一覧画面において、表
示項目設定や表示順序設定を行うために用いられる表示
設定情報のデータ構造を示した図である。
【図9】機器に対する接続名称をユーザに設定させるた
めの、接続名入力画面の画面例を示した図である。
【図10】本実施形態にかかる機器に対する接続名称を
設定させるための処理を示したフローチャートである。
【図11】ネットワークシステム上の機器に対する接続
の設定を行うための、接続設定画面の画面例を示した図
である。
【図12】アイソクロナス通信によって映像、音声信号
を伝送する際に用いられる機器接続方式の概要を示した
図である。
【図13】機器間接続に関する設定を行うための処理を
示したフローチャートである。
【図14】ブロードキャスト接続に関する設定を行うた
めの処理を示したフローチャートである。
【図15】ネットワークシステム上に接続されている機
器が無い場合に、機器一覧画面に代わって表示されるメ
ッセージ画面の画面例を示した図である。
【図16】本実施形態におけるダビング機能の実行開始
処理を示したフローチャートである。
【図17】本実施形態におけるダビング機能の実行終了
処理を示したフローチャートである。
【図18】ダビング処理に関するエラーメッセージ画面
の画面例を示した図である。
【図19】ダビングの実行開始処理において表示され
る、確認画面の画面例を示した図である。
【図20】ダビング実行時において、ダビングが一時中
断された時に表示されるメッセージの例を示した図であ
る。
【図21】ダビングの一時中断、およびその再開を行う
ための処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
100 1394シリアルバス 110、120 VTR 120 IRD 140 TV 111、121、131 通信制御部 112、122、132 システム制御部 113、123、133 接続設定制御部 116、126、136 表示制御部 200 機器一覧画面 300 機器固有情報 410 データ読み出し要求パケット 420 データ読み出し応答パケット 500 コマンドパケット 600 接続名管理情報 800 表示設定情報 900 接続名入力画面 1100 接続設定画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04Q 9/02 Z H04Q 9/00 321 H04N 5/782 Z 9/02 5/91 P (72)発明者 西島 英男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 大河内 丈夫 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 (72)発明者 工藤 善道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 上村 俊夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 赤松 千代 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 相川 慎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の機器間でデータと制御信号を送信お
    よび受信する通信が可能なネットワークに接続可能な電
    子機器であって、 前記通信を介して、前記ネットワークに接続された他の
    機器から、機器ユニークIDを取得する機器ユニークI
    D取得手段と、 前記取得された機器ユニークIDに対応した、接続名称
    を保持する接続名称保持手段と、 前記通信を介して、前記ネットワークに接続された他の
    機器から、該他の機器の特性を示す機器タイプ、および
    /または、該他の機器の製品名および/または製品型番
    の文字列情報である機器テキストを取得する機器付属情
    報取得手段と、 前記取得された機器ユニークIDにて識別されるメーカ
    の名称と、前記取得された機器タイプと、前記取得され
    た機器テキスト、の少なくとも一つと、前記保持された
    接続名称と、を含む表示項目を用いて、前記他の機器に
    関する表示データを表示手段に出力する機器表示出力手
    段と、 前記表示出力される他の機器から、機器を選択する機器
    選択手段と、 前記他の機器のいずれかとの連携によって実行される、
    機能のうちいずれか一つの機能の実行指示を受け付ける
    実行指示手段と、 前記機器選択手段に選択された機器を、前記通信を用い
    て制御することによって、前記実行指示手段に指示され
    た機能にかかる一連の処理を実行する機能実行手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】複数の機器間でデータと制御信号を送信お
    よび受信する通信が可能なネットワークに接続可能であ
    り、アイソクロナス通信によって、映像および/または
    音声を含むAVデータを送信することが可能な電子機器
    であって、 前記通信を介して、前記ネットワークに接続された他の
    機器から、機器ユニークIDを取得する機器ユニークI
    D取得手段と、 前記取得された機器ユニークIDに対応した、接続名称
    を保持する接続名称保持手段と、 前記通信を介して、前記ネットワークに接続された他の
    機器から、該他の機器の特性を示す機器タイプ、および
    /または、該他の機器の製品名および/または製品型番
    の文字列情報である機器テキストを取得する機器付属情
    報取得手段と、 前記取得された機器ユニークIDにて識別されるメーカ
    の名称と、前記取得された機器タイプと、前記取得され
    た機器テキスト、の少なくとも一つと、前記保持された
    接続名称と、を含む表示項目を用いて、前記他の機器に
    関する表示データを表示手段に出力する機器表示出力手
    段と、 前記表示出力される他の機器から、機器を選択する機器
    選択手段と、 前記AVデータの送信にかかる一連の処理を実行すると
    ともに、 前記選択された機器に対し、前記通信を用いて制御する
    ことによって、自機器が送信するAVデータの記録開始
    にかかる一連の処理を実行させる記録実行手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】複数の機器間でデータと制御信号を送信お
    よび受信する通信が可能なネットワークに接続可能であ
    り、アイソクロナス通信によって、映像および/または
    音声を含むAVデータを受信し、記録媒体に記録するこ
    とが可能な電子機器であって、 前記通信を介して、前記ネットワークに接続された他の
    機器から、機器ユニークIDを取得する機器ユニークI
    D取得手段と、 前記取得された機器ユニークIDに対応した、接続名称
    を保持する接続名称保持手段と、 前記通信を介して、前記ネットワークに接続された他の
    機器から、該他の機器の特性を示す機器タイプ、および
    /または、該他の機器の製品名および/または製品型番
    の文字列情報である機器テキストを取得する機器付属情
    報取得手段と、 前記取得された機器ユニークIDにて識別されるメーカ
    の名称と、前記取得された機器タイプと、前記取得され
    た機器テキスト、の少なくとも一つと、前記保持された
    接続名称と、を含む表示項目を用いて、前記他の機器に
    関する表示データを表示手段に出力する機器表示出力手
    段と、 前記表示出力される他の機器から、機器を選択する機器
    選択手段と、 前記選択された機器に対し、前記通信を用いて制御する
    ことによって、前記AVデータの送信を開始させるとと
    もに、該送信されるAVデータの記録を行う記録実行手
    段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の電子機器であって、 さらに、前記機能を実行できない場合に、その旨を表示
    および/または音声によって通知するための通知データ
    の出力を行う通知手段、 を備えることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の電子機器であって、 さらに、前記選択された機器に対してAVデータの記録
    を開始させる際に、該機器が記録開始可能な状態である
    かどうかを、前記通信を用いて調べる判断手段と、 前記判断手段に記録開始不能と判断された場合に、その
    旨を表示および/または音声によって通知するための通
    知データの出力を行う通知手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の電子機器であって、 さらに、記録実行手段による記録の実行中に、前記選択
    された機器に対して、 記録を続けているかどうかを前記通信を用いて調べる確
    認手段と、 前記確認手段に記録を行っていないと確認された場合
    に、その旨を表示および/または音声によって通知する
    ための通知データの出力を行う通知手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】請求項2に記載の電子機器であって、 さらに、記録実行手段による記録の実行中に、前記選択
    された機器に対して、記録を続けているかどうかを、前
    記通信を用いて調べる確認手段と、 前記確認手段に記録を行っていないと確認された場合
    に、その旨を表示および/または音声によって通知する
    ための通知データの出力を行う通知手段と、を備え、 前記通知出力とともに、自機器におけるAVデータの送
    信を停止する、 ことを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の電子機器であって、 さらに、記録実行手段による記録の実行中に、該記録実
    行の中断指示を受け付ける中断指示手段、を備え、 前記中断指示がなされた場合に、自機器におけるAVデ
    ータの送信を停止するとともに、前記選択された機器に
    対して、前記通信を用いて前記記録を停止させるよう制
    御する、 ことを特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】請求項5または6に記載の電子機器であっ
    て、 前記通知手段は、 さらに、前記記録を再開する指示を受け付けるように構
    成され、 前記記録の再開の指示がなされた場合に、前記選択され
    た機器に対して、前記通信を用いて前記記録を開始させ
    るよう制御する、 ことを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】請求項7に記載の電子機器であって、 前記通知手段は、 さらに、前記記録を再開する指示を受け付けるように構
    成され、 前記記録の再開の指示がなされた場合に、前記選択され
    た機器に対して、前記通信を用いて前記記録を開始させ
    るよう制御するとともに、自機器におけるAVデータの
    送信を開始する、 ことを特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】請求項5に記載の電子機器であって、 前記判断手段は、 前記選択された機器に対して、記録媒体を装着している
    か、および/または、装着されている記録媒体は記録可
    能な状態か、を調べるように構成される、 ことを特徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】請求項3に記載の電子機器であって、 さらに、前記選択された機器に対してAVデータの送信
    を開始させる際に、該機器が送信開始可能な状態である
    かどうかを、前記通信を用いて調べる判断手段と、 前記判断手段に送信開始不能と判断された場合に、その
    旨を表示および/または音声によって通知するための通
    知データの出力を行う通知手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】請求項3に記載の電子機器であって、 さらに、記録実行手段による記録の実行中に、前記選択
    された機器に対して、送信を続けているかどうかを前記
    通信を用いて調べる確認手段と、 前記確認手段に送信を行っていないと確認された場合
    に、その旨を表示および/または音声によって通知する
    ための通知データの出力を行う通知手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  14. 【請求項14】請求項3に記載の電子機器であって、 さらに、記録実行手段による記録の実行中に、前記選択
    された機器に対して、送信を続けているかどうかを、前
    記通信を用いて調べる確認手段と、 前記確認手段に送信を行っていないと確認された場合
    に、その旨を表示および/または音声によって通知する
    ための通知データの出力を行う通知手段と、を備え、 前記通知出力とともに、自機器におけるAVデータの記
    録を停止する、 ことを特徴とする電子機器。
  15. 【請求項15】請求項3に記載の電子機器であって、 さらに、記録実行手段による記録の実行中に、該記録実
    行の中断指示を受け付ける中断指示手段、を備え、 前記中断指示がなされた場合に、自機器におけるAVデ
    ータの記録を停止するとともに、前記選択された機器に
    対して、前記通信を用いて前記送信を停止させるよう制
    御する、 ことを特徴とする電子機器。
  16. 【請求項16】請求項12または13に記載の電子機器
    であって、 前記通知手段は、 さらに、前記記録を再開する指示を受け付けるように構
    成され、 前記記録の再開の指示がなされた場合に、前記選択され
    た機器に対して、前記通信を用いて前記送信を開始させ
    るよう制御する、 ことを特徴とする電子機器。
  17. 【請求項17】請求項14に記載の電子機器であって、 前記通知手段は、 さらに、前記記録を再開する指示を受け付けるように構
    成され、 前記記録の再開の指示がなされた場合に、前記選択され
    た機器に対して、前記通信を用いて前記送信を開始させ
    るよう制御するとともに、自機器におけるAVデータの
    記録を開始する、 ことを特徴とする電子機器。
  18. 【請求項18】請求項12に記載の電子機器であって、 前記判断手段は、 前記選択された機器に対して、AVデータの記憶媒体を
    装着しているか、および/または、装着されている記憶
    媒体にAVデータは記憶されているか、を調べるように
    構成される、 ことを特徴とする電子機器。
  19. 【請求項19】複数の機器間で、データと制御信号を送
    信および受信する通信を用いて、映像および/または音
    声を含むAVデータを記録再生する記録再生方法であっ
    て、 前記AVデータを再生する電子機器は、 前記通信を介して、他の機器から機器ユニークIDを取
    得し、 該取得された機器ユニークIDに対応した接続名称を、
    前記通信を介さずに取得し、 前記通信を介して、前記他の機器から、該他の機器の特
    性を示す機器タイプ、および/または、該他の機器の製
    品名および/または製品型番の文字列情報である機器テ
    キストを取得し、 前記取得された機器ユニークIDにて識別されるメーカ
    の名称と、前記取得された機器タイプと、前記取得され
    た機器テキスト、の少なくとも一つと、前記保持された
    接続名称と、を含む表示項目を用いて、前記他の機器に
    関する表示データの出力を行い、 記録再生にかかる機能の実行指示と、前記表示出力され
    る他の機器から所望の機器を選択する選択指示と、を受
    け付けた場合に、 前記AVデータの送信を行うとともに、 前記選択された機器に対し、前記通信を用いて制御する
    ことによって、自機器が送信するAVデータの記録を開
    始させる、 ことを特徴とする記録再生方法。
  20. 【請求項20】複数の機器間で、データと制御信号を送
    信および受信する通信を用いて、映像および/または音
    声を含むAVデータを記録再生する記録再生方法であっ
    て、 前記AVデータを記録する電子機器は、 前記通信を介して、他の機器から機器ユニークIDを取
    得し、 該取得された機器ユニークIDに対応した接続名称を、
    前記通信を介さずに取得し、 前記通信を介して、前記他の機器から、該他の機器の特
    性を示す機器タイプ、および/または、該他の機器の製
    品名および/または製品型番の文字列情報である機器テ
    キストを取得し、 前記取得された機器ユニークIDにて識別されるメーカ
    の名称と、前記取得された機器タイプと、前記取得され
    た機器テキスト、の少なくとも一つと、前記保持された
    接続名称と、を含む表示項目を用いて、前記他の機器に
    関する表示データの出力を行い、 記録再生にかかる機能の実行指示と、前記表示出力され
    る他の機器から所望の機器を選択する選択指示と、を受
    け付けた場合に、 前記選択された機器に対し、前記通信を用いて制御する
    ことによって、前記AVデータの送信を開始させるとと
    もに、該送信されるAVデータの記録を行う、 ことを特徴とする記録再生方法。
  21. 【請求項21】請求項19に記載の記録再生方法であっ
    て、 さらに、前記選択された機器に対してAVデータの記録
    を開始させる際に、該機器が記録開始可能な状態である
    かどうかを、前記通信を用いて判断し、 記録開始不能と判断された場合に、その旨を表示および
    /または音声によって通知するための通知データの出力
    を行う、 ことを特徴とする記録再生方法。
  22. 【請求項22】請求項19に記載の記録再生方法であっ
    て、 さらに、前記記録の実行中に、前記選択された機器に対
    して、記録を続けているかどうかを前記通信を用いて確
    認し、 記録を行っていないと確認された場合に、その旨を表示
    および/または音声によって通知するための通知データ
    の出力を行う、 ことを特徴とする記録再生方法。
  23. 【請求項23】請求項19に記載の記録再生方法であっ
    て、 さらに、前記記録の実行中に、前記選択された機器に対
    して、記録を続けているかどうかを、前記通信を用いて
    確認し、 記録を行っていないと確認された場合に、その旨を表示
    および/または音声によって通知するための通知データ
    の出力を行うとともに、自機器におけるAVデータの送
    信を停止する、 ことを特徴とする記録再生方法。
  24. 【請求項24】請求項19に記載の記録再生方法であっ
    て、 さらに、前記記録の実行中に、該記録実行の中断指示を
    受け付け、 該中断指示がなされた場合に、自機器におけるAVデー
    タの送信を停止するとともに、前記選択された機器に対
    して、前記通信を用いて前記記録を停止させるよう制御
    する、 ことを特徴とする記録再生方法。
  25. 【請求項25】請求項21または22に記載の記録再生
    方法であって、 前記通知は、前記記録を再開する指示を受け付けるよう
    になされ、 前記記録の再開の指示がなされた場合に、前記選択され
    た機器に対して、前記通信を用いて前記記録を開始させ
    るよう制御する、 ことを特徴とする記録再生方法。
  26. 【請求項26】請求項23に記載の記録再生方法であっ
    て、 前記通知は、前記記録を再開する指示を受け付けるよう
    になされ、 前記記録の再開の指示がなされた場合に、前記選択され
    た機器に対して、前記通信を用いて前記記録を開始させ
    るよう制御するとともに、自機器におけるAVデータの
    送信を開始する、 ことを特徴とする記録再生方法。
  27. 【請求項27】請求項21に記載の記録再生方法であっ
    て、 前記判断においては、前記選択された機器に対して、記
    録媒体を装着しているか、および/または、装着されて
    いる記録媒体は記録可能な状態か、を調べるようになさ
    れる、 ことを特徴とする記録再生方法。
  28. 【請求項28】請求項20に記載の記録再生方法であっ
    て、 さらに、前記選択された機器に対してAVデータの送信
    を開始させる際に、該機器が送信開始可能な状態である
    かどうかを、前記通信を用いて判断し、 送信開始不能と判断された場合に、その旨を表示および
    /または音声によって通知するための通知データの出力
    を行う、 ことを特徴とする記録再生方法。
  29. 【請求項29】請求項20に記載の記録再生方法であっ
    て、 さらに、前記記録の実行中に、前記選択された機器に対
    して、送信を続けているかどうかを前記通信を用いて確
    認し、 送信を行っていないと確認された場合に、その旨を表示
    および/または音声によって通知するための通知データ
    の出力を行う、 ことを特徴とする記録再生方法。
  30. 【請求項30】請求項20に記載の記録再生方法であっ
    て、 さらに、前記記録の実行中に、前記選択された機器に対
    して、送信を続けているかどうかを、前記通信を用いて
    確認し、 送信を行っていないと確認された場合に、その旨を表示
    および/または音声によって通知するための通知データ
    の出力を行うとともに、自機器におけるAVデータの記
    録を停止する、 ことを特徴とする記録再生方法。
  31. 【請求項31】請求項20に記載の記録再生方法であっ
    て、 さらに、前記記録の実行中に、該記録実行の中断指示を
    受け付け、 該中断指示がなされた場合に、自機器におけるAVデー
    タの記録を停止するとともに、前記選択された機器に対
    して、前記通信を用いて前記送信を停止させるよう制御
    する、 ことを特徴とする記録再生方法。
  32. 【請求項32】請求項28または29に記載の記録再生
    方法であって、 前記通知は、前記記録を再開する指示を受け付けるよう
    なされ、 前記記録の再開の指示がなされた場合に、前記選択され
    た機器に対して、前記通信を用いて前記送信を開始させ
    るよう制御する、 ことを特徴とする記録再生方法。
  33. 【請求項33】請求項30に記載の記録再生方法であっ
    て、 前記通知は、前記記録を再開する指示を受け付けるよう
    になされ、 前記記録の再開の指示がなされた場合に、前記選択され
    た機器に対して、前記通信を用いて前記送信を開始させ
    るよう制御するとともに、自機器におけるAVデータの
    記録を開始する、 ことを特徴とする記録再生方法。
  34. 【請求項34】請求項28に記載の記録再生方法であっ
    て、 前記判断においては、前記選択された機器に対して、A
    Vデータの記憶媒体を装着しているか、および/また
    は、装着されている記憶媒体にAVデータは記憶されて
    いるか、を調べるようになされる、 ことを特徴とする記録再生方法。
  35. 【請求項35】複数の機器間でデータと制御信号を送信
    および受信する通信が可能なネットワークに接続可能な
    電子機器であって、 ネットワークに接続された他の機器のメーカの名称と、
    他の機器の接続名称と、を含む表示項目を用いて、他の
    機器に関する表示データを表示手段に出力する機器表示
    出力手段と、 前記表示出力される他の機器から、機器を選択する機器
    選択手段と、 前記他の機器のいずれかとの連携によって実行される、
    機能のうちいずれか一つの機能の実行指示を受け付ける
    実行指示手段と、 前記機器選択手段に選択された機器を、前記通信を用い
    て制御することによって、前記実行指示手段に指示され
    た機能を実行する機能実行手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  36. 【請求項36】複数の機器間で、データと制御信号を送
    信および受信する通信を用いて、映像および/または音
    声を含むAVデータを記録再生する記録再生方法であっ
    て、 前記AVデータを再生する電子機器は、 ネットワークに接続された他の機器のメーカの名称と、
    他の機器の接続名称と、を含む表示項目を用いて、他の
    機器に関する表示データを表示手段に出力し、 記録再生にかかる機能の実行指示と、前記表示出力され
    る他の機器から所望の機器を選択する選択指示と、を受
    け付けた場合に、 前記AVデータの送信を行うとともに、 前記選択された機器に対し、前記通信を用いて制御する
    ことによって、自機器が送信するAVデータの記録を開
    始させる、 ことを特徴とする記録再生方法。
JP17505499A 1999-06-22 1999-06-22 電子機器および記録再生方法 Expired - Lifetime JP3817973B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17505499A JP3817973B2 (ja) 1999-06-22 1999-06-22 電子機器および記録再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17505499A JP3817973B2 (ja) 1999-06-22 1999-06-22 電子機器および記録再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001008146A true JP2001008146A (ja) 2001-01-12
JP3817973B2 JP3817973B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=15989436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17505499A Expired - Lifetime JP3817973B2 (ja) 1999-06-22 1999-06-22 電子機器および記録再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3817973B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006060344A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Sony Corp 記録システム、制御装置および方法、並びにプログラム
WO2007029621A1 (ja) * 2005-09-05 2007-03-15 Canon Kabushiki Kaisha テレビジョンシステム及びその制御方法
JP2008278021A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toshiba Corp 記録再生装置、記録再生システム、および記録再生方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006060344A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Sony Corp 記録システム、制御装置および方法、並びにプログラム
JP4505732B2 (ja) * 2004-08-18 2010-07-21 ソニー株式会社 記録システム、制御装置および方法、並びにプログラム
WO2007029621A1 (ja) * 2005-09-05 2007-03-15 Canon Kabushiki Kaisha テレビジョンシステム及びその制御方法
JP2007074144A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Canon Inc テレビジョンシステム及びその制御方法
US8675129B2 (en) 2005-09-05 2014-03-18 Canon Kabushiki Kaisha Television system and control method thereof
JP2008278021A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toshiba Corp 記録再生装置、記録再生システム、および記録再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3817973B2 (ja) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6600868B2 (en) Information processing system, information processing method, and recording medium
US9706157B2 (en) Controlled information processing apparatus
JP2000090575A (ja) ネットワーク統合管理装置及び方法
JP3480923B2 (ja) ネットワーク上の機器制御方法およびこの制御方法を用いる映像機器
US6678464B1 (en) Preventing copying of digital information
JP3850160B2 (ja) ネットワーク制御システム、コントローラ、及びターゲット
JP2001103408A (ja) 情報出力装置および接続関係管理方法
JP2001007824A (ja) 電子機器
JP2001203727A (ja) 通信方法及び通信装置
JP2002044532A (ja) 信号出力装置および信号出力方法
JPH11232727A (ja) Av機器およびav機器の録画方式
JP2001008146A (ja) 電子機器および記録再生方法
JP3952053B2 (ja) 接続管理プログラム
JP2001243676A (ja) 情報処理装置及び方法、媒体
JP2001045575A (ja) ネットワーク制御システム、及びネットワーク制御システムに用いるデバイス並びにコントローラ
JP2002073438A (ja) Avネットワーク制御機器
JP3943677B2 (ja) タイマ管理を行なう機器及び機器システム
JP3593696B2 (ja) デジタルビデオ再生/録画装置
JP2002185874A (ja) テレビジョン受信装置および入力端子の自動設定方法
US6804734B2 (en) Device and method for switching receiving/recording device in a broadcasting connection/point-to-point connection bus enviroment
JP4171456B2 (ja) Av機器
EP1091578A2 (en) Information processing apparatus and method and recording medium
JPH11196115A (ja) 通信装置及び方法
JP2001127776A (ja) 電子機器および接続方式設定方法
JP4652584B2 (ja) 制御装置、方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060414

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060605

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3817973

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term