WO2007029621A1

WO2007029621A1 - テレビジョンシステム及びその制御方法

Info

Publication number: WO2007029621A1
Application number: PCT/JP2006/317358
Authority: WO
Inventors: Kosuke Yamamoto
Original assignee: Canon Kabushiki Kaisha
Priority date: 2005-09-05
Filing date: 2006-09-01
Publication date: 2007-03-15
Also published as: JP2007074144A; US8675129B2; US20090102970A1; JP5004319B2

Abstract

　記録装置に接続可能な、表示部を有するテレビジョンシステムの制御方法であって、前記ステータス情報の表示部への表示／非表示を設定し（Ｓ１３、Ｓ１４）、前記記録装置から該記録装置のステータス情報を受信し（Ｓ１０１）、前記ステータス情報を表示が設定されている場合に、前記ステータス情報を前記表示部に表示し、前記ステータス情報の非表示が設定されている場合に、前記ステータス情報を前記表示部に表示しないように制御する（Ｓ１０２、Ｓ１０３）。

Description

明細書

テレビジョンシステム及びその制御方法

技術分野

[0001] 本発明は、テレビジョンシステムとその制御方法に関し、特に、記録装置に接続可能なテレビジョンシステムとその制御方法に関する。

背景技術

[0002] 昨今、テレビジョン (以下、「TV」と称する。）のデジタル化に伴、、放送 (地上波あるいは衛星放送)だけでなぐ様々な情報源力も TVに表示可能となっている。例えば、メモリカードスロットを介したデジタルカメラ画像や、 LANインターフェースを介したインターネットコンテンツなどを表示することができる。

[0003] 情報の多様ィ匕に伴い、印刷向けのコンテンツも増大することが予想され、デジタル T Vと記録装置力なる記録システムの印刷規格も策定されつつある状況である。

[0004] 一方、従来広く普及して、るパーソナルコンピュータ（以下、「PC」と称する。）と、 PC に接続する記録装置の場合、 USBインターフェース等を介して PCと記録装置間で様々な情報をやりとりしている。例えば、記録装置から PCに送るステータス情報としては以下のようなものがある。

1.印字信号を送信した場合に、記録装置側からインク残量情報を PCに一緒に送信し、インクが少なければ PC画面上に警告マークを表示する。

2.記録時に用紙無しで印字できな力つたときには、 PC画面上に紙無しエラー表示を行う。

3.給紙時にジャムが発生したときには、 PC画面上にジャムエラー表示を行う。

4.記録装置にセットしている用紙の有無検知が可能な装置であれば、用紙無しを検知した状態で印字信号を送信すると、その時点で紙無し警告表示を行う。

5.印字信号を送信すると、 PC画面上に印字中である旨を示すプログレス表示を行う。

[0005] これらの表示を行うことで、ユーザはそのときの記録装置のステータスを大きな画面表示によって知ることができ、操作性を向上させることが可能となる。 [0006] TVに接続して印字可能な記録装置においても、 PC接続する装置と同様の操作環境を提供する発明として、例えば、特許文献 1に示すものがある。

[0007] この発明においては、文字、数字、記号、絵をテレビ画面上に表示するための表示手段を備えた画像プリント出力機能を内蔵したテレビ受信機が開示されている。このテレビ受信機は、プリンタ手段力ものプリント出力に同期して、画像データがプリント出力中であることを表す情報を、文字、数字、記号、絵の少なくとも 1つを用いて、テレビ画面上に表示することを特徴としている。

[0008] 特許文献 1 :特開平 9- 121313号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0009] しカゝしながら、記録装置に PCを接続したシステムと、 TVを接続したシステムでは、以下のような違いがある。

[0010] PC上では、ある作業をしている最中に記録装置のステータスが表示されたとしても、 PCの画面全体がステータス画面により占有されるわけではない。また、作業画面をアクティブにすることで、ステータス画面を作業画面の背後に隠すことができるため、作業途中で不快感を感じることはない。

[0011] これに対し、テレビジョンに接続して印字可能な記録装置を含む記録システムにお V、てステータス表示を行うと、テレビジョンでは一過性の放送が主要なコンテンツである性格上、数秒間であっても、ステータス情報が画面を占有することになる。このことに不快感を感じるユーザは多、と予想できる。

[0012] すなわち、特許文献 1に記載されているように、プリンタ手段がプリント中であることを示す情報を、テレビ画面上に文字、数字、記号、絵を適宜に用いて表示することも、必ずしも操作性が良、とは、えな、と、う欠点があった。

[0013] 本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、テレビジョンにおける外部記録装置のステータス情報の表示時に、テレビジョンを視聴して、るユーザに与える不快感を軽減することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0014] 上記目的を達成するために、外部記録装置に接続可能な本発明のテレビジョンシステムは、表示手段と、前記外部記録装置から該外部記録装置のステータス情報を受信する受信手段と、前記ステータス情報の前記表示手段への表示 Z非表示を設定する設定手段とを有し、前記設定手段により前記ステータス情報の表示が設定されている場合に、前記ステータス情報を前記表示手段に表示し、前記設定手段により前記ステータス情報の非表示が設定されて、る場合に、前記ステータス情報を前記表示手段に表示しな、ことを特徴とする。

[0015] また、外部記録装置に接続可能な、表示手段を有するテレビジョンシステムの本発明の制御方法は、前記ステータス情報の前記表示手段への表示 Z非表示を設定する設定ステップと、前記外部記録装置から該外部記録装置のステータス情報を受信する受信ステップと、前記設定ステップにお!ヽて前記ステータス情報の表示が設定されている場合に、前記ステータス情報を前記表示手段に表示し、前記設定ステップにお、て前記ステータス情報の非表示が設定されて!、る場合に、前記ステータス情報を前記表示手段に表示しないように制御する表示ステップとを有する。

発明の効果

[0016] 本発明によれば、テレビジョンにおける外部記録装置のステータス情報の表示時に、テレビジョンを視聴して、るユーザに与える不快感を軽減することが可能となる。

[0017] 本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。

図面の簡単な説明

[0018] [図 1]本発明の第 1の実施形態におけるテレビジョンシステムのシステム構成図である

[図 2]本発明の第 1の実施形態におけるリモコンの正面図である。

[図 3]本発明の第 1の実施形態におけるステータス情報の表示 Z非表示処理を示すフローチャートである。

[図 4]本発明の第 1の実施形態におけるステータス情報の表示 Z非表示設定処理を示すフローチャートである。

[図 5]本発明の第 1の実施形態におけるメニュー設定画面の一例を示す図である。圆 6]本発明の第 1の実施形態における印刷設定画面の一例を示す図である。圆 7]本発明の第 1の実施形態における印刷ユーテリティ画面の一例を示す図である圆 8]本発明の第 1の実施形態におけるステータス表示設定画面の一例を示す図である。

圆 9]本発明の第 1の実施形態におけるインク残量警告が発生した場合の表示例を示す図である。

[図 10]本発明の第 2の実施形態におけるステータス情報の表示 Z非表示の初期設定処理を示すフローチャートである。

圆 11]本発明の第 3の実施形態におけるステータス情報の表示 Z非表示設定処理を示すフローチャートである。

圆 12]本発明の第 4の実施形態におけるステータス表示設定画面の一例を示す図である。

圆 13]本発明の第 5の実施形態におけるステータス表示設定画面の一例を示す図である。

符号の説明

1 TVノネル

2 TVチューナ

3 アンテナ

4 メモリカード

5 LANケーブル

6 インターネット回線

7 記録装置

8 LANケーブル

9 ステータス表示用液晶表示器

10 リモコン

11 液晶表示器

12 放送用チャンネルボタン群 13 切り換えボタン

14 音量調節ボタン

15 印刷ボタン

16 メニューボタン

17 ロータリースィッチ

18 4つの方向キー

19 決定ボタン

20 TV電源 ONボタン

発明を実施するための最良の形態

[0020] 以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する

。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり

、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。

[0021] <第 1の実施形態 >

図 1は本発明のテレビジョンシステムを示すシステム構成図である。

[0022] 図 1において、 1は CRT、液晶、プラズマ等の TVパネルであり、各種コンテンツを表示する。

[0023] 2は地上波デジタル TVチューナ（以下、「TVチューナ」と呼ぶ。）であり、 3は地上波デジタル放送受信用アンテナ（以下、「アンテナ」と呼ぶ。）である。なお、 TVパネルと TVチューナは一体型と別体型の両形態がある。

[0024] アンテナ 3を介して受信した放送は、 TVチューナ 2内部で映像処理等の過程を経由したのち、 TVパネル 1にて表示される。 4はメモリカードであり、 TVチューナ 2に配置されたメモリカードスロットに挿入することにより、メモリカード 4に記録された画像情報等を取り込み、 TVパネル 1に表示することができる。 5は LANケーブルであり、不図示のルータ等を介してインターネット回線 6に接続する。

[0025] 以上のように、本発明の TVチューナ 2と TVパネル 1の組み合わせでは、放送、メモリカード、 LAN (インターネット）の 3つの情報源力も各種コンテンツを表示可能となつている。 [0026] 7は TVチューナ 2と LANケーブル 8を介して接続されるインクジェット等の記録装置である。記録装置 7にはステータス表示用液晶表示器 9が搭載され、各種印刷ステータス情報が表示可能となって、る。記録装置 7がインクジェットの場合は液体インクを吐出して記録を行う。ただし、本発明は記録装置 7の種類に限定されるものではなぐ記録装置であればどのような記録方式の記録装置であっても良!、。 10は TVチューナ 2に付属のリモコンであり、 TVチューナ 2における各種設定を遠隔操作できる。リモコン 10にも液晶表示器 11が搭載されており、各種 TV設定を確認できる。

[0027] 図 2はリモコン 10の一例を示す正面図である。

[0028] 図 2において、 20は TV電源 ONボタンであり、 11は液晶表示器、 12は放送用チヤンネルボタン群である。 13は上述の放送、 LAN (インターネット）、メモリカード表示画面の切り換えボタンであり、 TV、 INTERNET, PC CARDのボタンから所望のボタンを押すことによって、入力先を切り換え可能である。 14は音量調節ボタンである。 15は印刷ボタンであり、記録装置 7が接続されている場合、この印刷ボタン 15を押すことにより、記録装置 7が OFFであれば自動的に電源 ONすると共に、そのときに TVパネル 1に表示されている画像を印刷する指示を出力する。 16はメニューボタンであり、 T Vや記録装置 7の各種設定画面を TVパネル 1に表示させる。 17はロータリースィッチであり、 4つの方向キー 18と決定ボタン 19からなる。ロータリースィッチ 17は、設定画面表示で項目を選択したり、インターネット画面でのリンク選択等に広く使用される。

[0029] 上記構成を有する TVにおいて、ユーザが印刷ボタン 15を押下すると、記録装置 7 に対して TVパネル 1に表示されている画像の印刷が指示される。記録装置 7では、この印刷指示に基づいて印刷を行うが、このときに、ステータス情報の表示を行う。ステ一タス情報としては、例えば、記録剤 (本実施の形態ではインクジェット方式のためィンク)の残量が少なくなつたときに表示するインク残量警告や、印刷の進行状況を示すプログレス情報がある。他に、用紙等の印刷する記録媒体が無い場合の紙無しェラー情報、記録装置 7でジャムが発生して、る場合のジャムエラー情報なども含まれる。なお、 TVからの印刷指示の有無に関わらず、記録装置 7のエラーが発生した時点で表示されるステータス情報もあり、インク残量情報及び紙無しエラー情報を含むエラー情報がある。 [0030] 従来は、 TVがどのような動作状態にあるかに関わらずステータス情報が表示されていたが、本実施の形態では、ステータス情報の表示を制限する。ここで、本第 1の実施形態におけるステータス情報の表示制御について図 3を参照して説明する。

[0031] まず、ステップ S 101において、ステータス情報を記録装置 7から受信したかどうかを判断する。ステータス情報を受信するとステップ S 102に進み、ステータス情報を表示するように設定されて!ヽるかどうかを判断する。表示するように設定されて!ヽる場合には、ステップ S 103において TVパネル 1にステータス情報を所定時間表示して処理を終了する。一方、表示するように設定されていない場合 (非表示に設定）には、ステ一タス情報を表示せずに処理を終了する。なお、ステップ S 102における表示 Z非表示の判定は、 TVチューナ 2内の CPUなどにより行う。

[0032] 次に、本第 1の実施形態における、記録装置 7のステータス情報の表示 Z非表示設定処理について、図 4のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明で「ボタンを押す」とは、メカ-カルなボタンに関しては実際にそのボタンを押下する動作を指す。また、 TVパネル 1上に表示される所謂ソフトボタンに関しては、所望のボタンをリモコン 10の 4つの方向キー 18などを使用して選択し、更に決定ボタン 19を押す動作のことを言うものとする。

[0033] ステップ S1でリモコン 10のメニューボタン 16を押すと、ステップ S2で設定画面が T Vパネル 1に表示される。この時の画面の一例を図 5に示す。大まかには TV用設定 2 1、インターネット設定 22、その他詳細設定 23、印刷設定 24の画面上ボタンが出現する。

[0034] 図 5において、印刷設定ボタン 24を押すと (ステップ S3で YES)、図 6に示す印刷設定画面に切り替わる (ステップ S5)。印刷設定ボタン 24以外のボタンが押された場合には、ステップ S4に進んで対応する処理を行う。なお、ステップ S4の処理は、ステ一タス情報の表示 Z非表示設定には直接関係が無いので、詳細説明を省略する。

[0035] 図 6は印刷設定画面の一例を示す。画面中には、基本設定 26、ページ設定 27、ュ一ティリティ 28のボタンがある。ステップ S6では、ユーティリティボタン 28が押されたかを判断し、ユーティリティボタン 28以外のボタン、即ち、基本設定ボタン 26またはページ設定ボタン 27が押された場合には、ステップ S7に進んで所定の画面に切り換わり、対応する処理を行う。基本設定では、用紙の種類、画質'スピードのレベル等を設定する。ページ設定では、用紙サイズ、縦横選択、縁無し'有り印刷選択等が可能である。なお、これらの処理はステータス情報の表示 Z非表示設定処理には直接関係が無いので、詳細説明を省略する。

[0036] 一方、ユーティリティボタン 28が押されると（ステップ S6で YES)、図 7の画面に切り替わる（ステップ S8)。図 7では、メインテナンス 30、チェック印刷 31、ステータス表示設定 32のボタンが出現している。メインテナンス 30には、吐出ノズルのクリーニング等、メインテナンス機能が割り当てられ、チェック印刷 31にはノズル吐出状態チェック用の印刷機能が割り当てられる。

[0037] 図 7に示す画面においてステータス表示設定 32を押すと (ステップ S9で YES)、図 8の画面に切り替わる（ステップ Sl l)。一方、メインテナンスボタン 30あるいはチエツク印刷ボタン 31を押した場合には (ステップ S9で NO)、ステップ S10に進んで所定の画面に切り換わり、対応する処理を行う。なお、これらの処理は、ステータス情報の表示 Z非表示設定には直接関係が無いので、詳細説明を省略する。

[0038] 図 8は、ステータス表示設定画面の一例を示す。この画面では、 2つの選択肢が存在し、 TV表示 ON34を選択すると (ステップ S 12で YES)、記録装置 7の各種ステータスが TVパネル 1に表示されるように設定される（ステップ S 14)。

[0039] 図 9はステータス情報のうち、インク残量警告が発生した場合の表示例を示したものである。記録装置 7がインク残量検出機能を有する場合、 TV表示 ON34に設定されている状態でユーザが印刷ボタン 15を押して印刷を開始したときに、インクが残り少なければ、記録装置 7から TVチューナ 2に対し、インク残量警告情報を送信する。これに応じて、 TVパネル 1にはインク残量警告 37が表示される。図 9に示す例ではマゼンダインクの交換をユーザに促す表示がされて、る。このインク残量警告表示 37 は 5秒間表示された後、自動消滅する。

[0040] また、図 8に示すように、リモコン 10の 4つの方向キー 18を使用して TV表示 OFF35 を選択し、決定ボタン 19を押すと (ステップ S 12で NO)、記録装置 7の各種ステータスが TVパネル 1に表示されないように設定される（ステップ S 13)。これにより、上述したインク残量警告表示は TVパネル 1の画面に表示されなくなる。その代わりに、記録装置 7のステータス表示用液晶表示器 9が ONになり、インク残量警告表示を行う。

[0041] TVパネル 1はユーザが注視している画面であるため、 TVパネル 1への表示は、表示も大きいことから、見易いというメリットはある。しかしながら、特に映画等の動画を鑑賞している場合などでは、ステータス情報の表示が画面の一部を占有することに不快感を感じるユーザも存在すると考えられる。そういった場合には、図 8の画面で T V表示 OFF35を選択し、 TVパネル 1へのステータス情報の表示を行わな!/、ようにすることで、ユーザの不快感を解消することができる。なお、この場合には、記録に関わる情報は記録装置 7の液晶表示器 9に表示させることにより、記録装置 7のステータスをユーザに知らせることができる。

[0042] また、上記例では、図 8の画面で TV表示 OFF35を選択した場合に、記録装置 7の液晶表示器 9にステータス情報を表示する場合について説明したが、リモコン 10の液晶表示器 11に表示するようにしても良い。例えば、インク残量警告が発生した場合には、記録装置 7の液晶表示器 9及び Zまたはリモコン 10の液晶表示器 11にインク残量警告表示することができる。更に、表示を点滅させてユーザの注意を喚起することも有効である。また、決定ボタン 19を押すことで、リモコン 10の液晶表示器 11における表示が消滅するようにしてもょ、。

[0043] また、本実施の形態におけるステータス情報の TVパネル 1への表示 Z非表示の選択は、上述のようにリモコン 10を使用して TVパネル 1上で選択する方法に限るものではない。例えば、記録装置 7に専用の選択キーを設けたり、記録装置 7の液晶とスクロールボタンを併用して選択する方法などでもよぐ選択方法により本発明が制限されるものではない。

[0044] 上記の通り本第 1の実施形態によれば、記録装置のステータス情報をテレビジョン画面に表示するか非表示にするかを選択可能とし、非表示が選択された場合には、テレビジョン画面には表示せず、記録装置の表示装置にステータス表示を行うように構成する。これにより、ステータス情報で画面が占有されてしまうことによる不快感を無くすとともに、ステータス情報を明確に伝達可能な操作性に優れたシステムを実現することができる。

[0045] このように、ステータス情報の TVパネルへの表示 Z非表示をユーザが好みに応じて変更することができるので、ユーザにとって、テレビジョンの視聴の妨げにならないように、ステータス情報の表示 z非表示を制御することが可能になる。

[0046] <第 2の実施形態 >

上記第 1の実施形態では、ユーザ力TVパネル 1へのステータス情報の表示の ON ZOFFを選択した。これに対し、本第 2の実施形態では、記録装置 7に液晶等の表示器が搭載されているか否かの表示器有無情報を TVチューナ 2に送信する手段をシステムに組み込み、表示器の有無に応じて処理を制限する場合について説明する。

[0047] 図 10は、本第 2の実施形態におけるステータス情報の TV表示 ON/OFFの初期設定処理を示すフローチャートである。

[0048] TVが ONされた場合や、記録装置が接続されると、接続されて!ヽる記録装置の情報を取得する (ステップ S21)。この情報の中には、記録装置が表示器を有するかどうかの情報が含まれている。

[0049] そして、表示器が記録装置 7に搭載されている場合には (ステップ S22で YES)、 T V表示 OFFに設定し (ステップ S23)、更に、図 8に示す TV表示 ONZOFFの切り換えを許可する（ステップ S 24)。

[0050] 一方、記録装置 7に表示器が搭載されていない場合には (ステップ S22で NO)、 T V表示 ONに設定し (ステップ S25)、更に、図 8に示す TV表示 ONZOFFの切り換えを禁止にし、 TV表示 OFFできないようにする。

[0051] なお、ステップ S22において、記録装置 7にステータス情報を表示可能な面積を持つた表示器が搭載されているかどうかを判断するようにし、搭載されている場合に、ステツプ S23に進むようにしてもよい。このようにすることで、記録装置 7の表示器がステ一タス情報を表示可能な面積を有するため、 TVパネル 1に表示しなくても記録装置 7 の表示器に十分にユーザに情報を伝達できるので、操作性の良、システムとなる。

[0052] なお、変形例として、表示器が記録装置 7に搭載されてヽる場合に、 TVでの表示を OFFにする代わりに、表示器が記録装置 7に搭載されてヽなヽ場合よりも簡略的なステータス表示を行うようにしても良い。つまり、通知すべき情報が記録装置 7の表示器に表示されていることを通知したり、何らかの予め決められたアイコンを TVに表示したりするようにしても良い。 [0053] いずれの場合にも、表示器が記録装置 7に搭載されているカゝ否かに適したステータス表示環境を提供することができる。

[0054] 但し、ステップ S23における初期設定が TV表示 OFFでも、印刷キー等の所定キーの長押し等の特定の操作に応じて TVパネル 1に拡大表示できる機能を付加しておけば、視認性においてさらに優れたシステムとなる。また、ステップ S25における初期設定が TV表示 ONの場合には、特定の操作に応じて一時的に OFFにできるようにすれば、不快感を解消した操作性のょ、システムとなる。

[0055] <第 3の実施形態 >

第 1の実施形態で説明したように、図 1に示す TVシステムでは、放送、メモリカード、 LAN (インターネット）の 3つの情報源力取得した各種コンテンツを表示可能であり、情報源の切り換えは図 2の切り換えボタン 13で行う。 3つの情報源力も得られるコンテンッはそれぞれ性格が異なるため、本第 3の実施形態では、情報源に基づいて TV 表示 ON/OFFの制御を行う場合にっ、て、図 11を参照して説明する。

[0056] まず、ステップ S31において情報源を切り換えて、表示画面を切り換えるための切り換えボタン 13のいずれかが押されたかどうかを判断する。

[0057] 切り換えボタン 13が押されるとステップ S32に進み、 TVボタンが押されたかどうかを判断する。 TVボタンが押下された場合には、 TV表示 OFFに設定し (ステップ S33)、更に、図 8に示す TV表示 ONZOFFの切り換えを禁止する（ステップ S34)。このように、放送をユーザが選択している場合には、 TVへのステータス情報の表示を禁止する。

[0058] これは、放送の場合は動画が中心であり、数秒間といえども本編と異なる情報が画面を占有すると非常に煩わしぐ不快感が高いと考えられるからである。特に、用紙ジャム表示などは突発的に発生して表示されるので、ユーザにとっての不快感はより高くなる。 DVDゃノヽードディスク等の映像記録装置も普及しており、放送コンテンツを記録しておくことも可能である力放送コンテンツによってはコピー禁止のものもあり、一過性の性格が強い。また、スポーツや-ユースといった、リアルタイム性が重視されるコンテンツも多い。

[0059] 一方、 TVボタンが押下されて!、な!/、場合、即ち、 INTERNETボタンまたは PC CAR Dボタンが押下された場合には、 TV表示 ONに設定し (ステップ S35)、更に、図 8に示す TV表示 ONZOFFの切り換えを許可する（ステップ S36)。

[0060] これは、インターネットコンテンツは文字や静止画情報が主要な上、一過性のデータは少なぐ 1つ前のリンク先に戻ったりすることが自由にできるためである。ストリーミング動画の場合も、画面上の再生ボタンを押せば何度も再生可能なので、一過性ではない。従って、記録装置 7のステータス情報が画面に発生しても不快感は少ないと考えられ、むしろ、大きな画面で表示したほうが分力り易ぐ操作性が良い。

[0061] メモリカードも同様に、デジタルカメラ等で得られる静止画情報が主要であり、一過性でないので、数秒間、ステータス情報が表示されることに不快感は少ないと考えられる。

[0062] このように、複数の情報源からの内容を表示可能な TVシステムの場合、情報源に応じて、 TVへのステータス情報表示の ON/OFFを切り換えることで、操作性を向上することができる。

[0063] なお、本第 3の実施形態では、情報源が TVである場合に TV表示 ONにし、そうでない場合には TV表示 OFFとした力情報源と TV表示 ON/OFFの関係をユーザが予め設定するようにしても良い。その場合、切り換えボタン 13の押下に応じて、ユーザにより設定された TV表示 ONZOFF制御が行われることになる。

[0064] また、本第 3の実施形態では、情報源の種類が 3種類である場合にっ、て説明した力入力先の種類やその数は上述した例に限るものではない。

[0065] <第 4の実施形態 >

本第 4の実施形態では、放送中にステータス情報の表示が ONZOFFする場合について説明する。

[0066] 本第 4の実施形態では、図 7に示す画面においてステータス表示設定 32を押すと図 12の画面に切り替わる。

[0067] 38は TV表示完全 ONボタンで、どのような場合にもステータス情報を TVパネル 1に表示する。 39は、 TV表示完全 OFFボタンであり、ステータス情報を TV表示しない。 4 0は本編以外ではステータス表示し、本編中には自動で表示が消える設定である。例えば、用紙ジャムが起きた場合、ジャム処理がユーザによって行われるまで、本編以外の時間帯に継続してジャム表示する。図 12のように、本編以外 ONボタン 40を押すとこの設定になる。なお、本編と本編以外を区別する技術は、音声多重放送の有無や無音期間検出などによりすでに実現しており、これらを利用して本編以外でステ一タス情報の TV表示を ONにできる。

[0068] 本第 4の実施形態では、本編中にはステータス表示が出現しないので、放送受信中であっても、ユーザの不快感を軽減することができる。

[0069] 上述のように、放送中にステータス表示を ONZOFF選択する方法は、他にも考えられる。

[0070] 例えば、 TVパネル 1へのステータス情報を表示あるいは非表示にする時間を指定し、指定時間内は TVパネル 1へのステータス情報を表示あるいは非表示にするようにする。例えば、ユーザが見たい番組の時間中は、ステータス情報を TV表示 OFF設定にしておけば、印刷を行ったとしても、ステータス表示が出現することによる不快感を無くすことができる。

[0071] また、 EPG (電子番組表）を受信可能なチューナの場合、 EPG上で番組を指定し、指定した番組毎にステータス情報の TV表示 ONZOFFを指定できるようにしてもょヽ。この方法によっても、ユーザの見たい番組の時間中は、ステータス情報を TV表示 0 FF設定にしておけば、ステータス表示が出現することによる不快感を無くすことができる。

[0072] なお、第 2または 3の実施形態と、第 4の実施形態とは同時に同じシステム上で実行することが可能である。

[0073] <第 5の実施形態 >

第 5の実施形態では、ステータス情報の種類ごとに表示 ONZOFFを設定可能なシステムについて説明する。

[0074] 本第 5の実施形態では、図 7に示す画面において、ステータス表示設定 32を押すと、図 13の画面となる。図 13においては、印字終了通知表示 42、インク有無警告表示 43、用紙ジャム表示 44、その他エラー表示 45のボタンがあり、それぞれ、 ON/0 FFを設定できる。それぞれの項目について、リモコン 10の 4つの方向キー 18を使用して ON力 DFFのいずれかを選択し、決定ボタン 19を押すと、設定される。図 13は印字終了通知表示 42のみ ONにした例を示している。なお、 OFFに設定された他の 3項目に関しては、記録装置 7のステータス表示用液晶表示器 9に表示するようにしても良い。

[0075] 本第 5の実施形態では、ステータス情報の種類毎にステータス情報の TV表示 ON ZOFFを切り換え可能なので、ユーザの使、勝手に応じて利便性を向上させることが可能となる。

[0076] なお、本第 5の実施形態は、上記第 1〜第 4の実施形態のいずれと組み合わせて実現することも可能である。

[0077] <他の実施形態 >

本発明の目的は、以下の様にして達成することも可能である。まず、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体 (または記録媒体)を、 TVチューナ 2に供給する。そして、 TVチューナ 2のコンピュータ (または C PUや MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体力読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

[0078] また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなぐ以下のようにして達成することも可能である。即ち、読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているォペレ一ティングシステム（OS)などが実際の処理の一部または全部を行、、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合である。ここでプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、 ROM, RAM,磁気テープ、不揮発性のメモリカード、 CD-ROM, CD- R、 DVD,光デイスク、光磁気ディスク、 MOなどが考えられる。また、 LAN (ローカル'エリア'ネットヮーク）や WAN (ワイド 'エリア'ネットワーク）などのコンピュータネットワークを、プログラムコードを供給するために用いることができる。

[0079] 本発明は上記実施の形態に制限されるものではなぐ本発明の精神及び範囲から離脱することなぐ様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。

本願は、 2005年 9月 5日提出の日本国特許出願特願 2005— 256863を基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てを、ここに援用する。

Claims

請求の範囲

[1] 外部記録装置に接続可能なテレビジョンシステムであって、

表示手段と、

前記外部記録装置から該外部記録装置のステータス情報を受信する受信手段と、前記ステータス情報の前記表示手段への表示 Z非表示を設定する設定手段とを有し、

前記設定手段により前記ステータス情報の表示が設定されてヽる場合に、前記ステータス情報を前記表示手段に表示し、前記設定手段により前記ステータス情報の非表示が設定されてヽる場合に、前記ステータス情報を前記表示手段に表示しなヽことを特徴とするテレビジョンシステム。

[2] 前記設定手段は操作手段を含み、該操作手段の操作状態に応じて前記設定手段は表示 Z非表示を設定することを特徴とする請求項 1に記載のテレビジョンシステム

[3] 前記テレビジョンシステムの遠隔操作を行うためのリモコン装置を含み、

前記操作手段は、前記リモコン装置に設けられていることを特徴とする請求項 2に記載のテレビジョンシステム。

[4] 前記外部記録装置は表示装置を有し、前記設定手段により前記ステータス情報が非表示に設定されてヽる場合に、該表示装置に前記ステータス情報を表示することを特徴とする請求項 1に記載のテレビジョンシステム。

[5] 前記外部記録装置及び前記リモコン装置はそれぞれ表示装置を有し、前記設定手段により前記ステータス情報が非表示に設定されている場合に、該表示装置の少なくとも一方に前記ステータス情報を表示することを特徴とする請求項 3に記載のテレビジョンシステム。

[6] 前記受信手段は、前記外部記録装置が表示手段を有するか否かを示す情報を更に受信し、前記外部記録装置が表示手段を有する場合に、前記設定手段は前記ステータス情報を非表示に設定することを特徴とする請求項 1に記載のテレビジョンシステム。

[7] 前記外部記録装置が表示手段を有さな!/、場合に、前記設定手段は前記ステータス情報を表示に設定することを特徴とする請求項 6に記載のテレビジョンシステム。

[8] 前記設定手段による表示 Z非表示の設定の変更を禁止する禁止手段を更に有し前記外部記録装置が表示手段を有さな!/、場合に、前記設定手段が前記ステータス情報の表示を設定後、前記禁止手段は、前記設定手段による表示 Z非表示の設定の変更を禁止することを特徴とする請求項 7に記載のテレビジョンシステム。

[9] 放送を含む複数の情報源力コンテンツを入力する複数の入力手段と、

前記複数の情報源の、ずれかを選択し、前記表示手段に表示させる選択手段を更に有し、

前記設定手段は、前記選択手段により選択された情報源に応じて、前記ステータス情報の表示 Z非表示を設定することを特徴とする請求項 1に記載のテレビジョンシステム。

[10] 前記選択手段により選択された情報源が一過性のコンテンツを主に提供する情報源である場合に、前記設定手段は、前記ステータス情報を非表示に設定することを特徴とする請求項 9に記載のテレビジョンシステム。

[11] 前記設定手段は、放送される番組毎に、前記ステータス情報の表示 Z非表示を設定することを特徴とする請求項 1に記載のテレビジョンシステム。

[12] 放送中の内容が本編力否かを判別する判別手段を更に有し、

前記設定手段は、更に、本編の表示中は前記ステータス情報を非表示とし、本編以外の表示中は前記ステータス情報を表示とする設定を行うことを特徴とする請求項 1乃至 9のいずれかに記載のテレビジョンシステム。

[13] 前記ステータス情報を表示または非表示にする時間を指定する手段と、

前記指定された時間の間、前記ステータス情報を表示あるいは非表示にする手段と

を更に有することを特徴とする請求項 1に記載のテレビジョンシステム。

[14] 前記ステータス情報は複数の項目を有し、前記設定手段は、前記各項目毎に前記ステータス情報の表示 Z非表示を設定することを特徴とする請求項 1乃至 10のいずれかに記載のテレビジョンシステム。

[15] 前記設定手段により前記ステータス情報が表示に設定されている場合に、一時的に非表示にし、前記設定手段により前記ステータス情報が非表示に設定選択されている場合に、一時的に表示にする指示手段を更に有することを特徴とする請求項 1 に記載のテレビジョンシステム。

[16] 外部記録装置に接続可能な、表示手段を有するテレビジョンシステムの制御方法であって、

前記ステータス情報の前記表示手段への表示 Z非表示を設定する設定ステップと前記外部記録装置から該外部記録装置のステータス情報を受信する受信ステップと、

前記設定ステップにお!ヽて前記ステータス情報の表示が設定されて!ヽる場合に、前記ステータス情報を前記表示手段に表示し、前記設定ステップにお、て前記ステ一タス情報の非表示が設定されて、る場合に、前記ステータス情報を前記表示手段に表示しな、ように制御する表示ステップと

を有することを特徴とする制御方法。

[17] 請求項 16に記載のテレビジョンシステムの制御方法を実現するためのプログラムコードを有することを特徴とする情報処理装置が実行可能なプログラム。

[18] 請求項 17に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報処理装置が読み取り可能な記憶媒体。