JP2001007697A - 信号変換回路、半導体装置、基準信号発生装置及び電子時計 - Google Patents

信号変換回路、半導体装置、基準信号発生装置及び電子時計

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JP2001007697A
JP2001007697A JP11175708A JP17570899A JP2001007697A JP 2001007697 A JP2001007697 A JP 2001007697A JP 11175708 A JP11175708 A JP 11175708A JP 17570899 A JP17570899 A JP 17570899A JP 2001007697 A JP2001007697 A JP 2001007697A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない入力端子の数に対して多くの変換信号
を得る。 【解決手段】 入力端子210と高電圧ライン304と
を接続するプリント配線231の途中に高圧側断線部2
33を形成し、入力端子210と低電圧ライン305と
を接続するプリント配線232の途中に低圧側断線部2
34を形成する。また、処理部220からは2個の変換
信号Q1,Q2が出力される。そして、低圧側切断部23
4を切断した場合には、変換信号Q1,Q2は“H”状態
となり、高圧側切断部233を切断した場合には、変換
信号Q1,Q2は“L”状態となり、圧側切断部233,
234を切断した場合には、変換信号Q1が“H”状
態、Q2は“L”状態となる。1個の入力信号Sxの3状
態を、2個の変換信号Q1,Q2のに設定することによ
り、3つの異なるデータとして取込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば発振回路か
ら出力される基準信号の周波数を調整するのに用いて好
適な信号変換回路、半導体装置、基準信号発生装置及び
電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】発振回路としては、例えば電子時計を駆
動するための基本クロック信号を発生する水晶発振回路
等がある。この種の水晶発振回路は、水晶発振子の固有
振動数を固有発振周波数とし、この周波数を有する基本
クロック信号を出力するものである。しかし、水晶発振
回路から出力される基本クロック信号の発振周波数に僅
かな誤差があった場合、それが長時間に亘って累積させ
ると、例えば当該発信回路をアナログ時計に用いたとき
には、大きな時間差が発生してしまう。このため、この
累積誤差を低減させるために、基本クロック信号の発振
周波数を調整するものが知られている。
【0003】また、水晶発振回路は、多くの場合、例え
ばアナログ式時計などの携帯型電子機器に組込むために
集積回路(IC)化され、周波数を微調整するための調
整用トリマコンデンサ、その他のコンデンサを外付けし
ている。一方、電子時計では、分周回路およびアナログ
時計などの機械装置用の制御回路が設けられている。こ
のため、水晶発振回路では、制御回路を駆動するために
基本クロック信号の周波数を絶対時間(例えば、1秒)
に調整する場合、外付けコンデンサの静電容量を変える
ことによって行っている。しかし、水晶発振回路は、そ
の内部インピーダンスが高いため、静電気などによりI
Cが破壊され易く、調整作業に相当の注意が必要であっ
た。
【0004】そこで、この問題を解決する手段として、
特開平6−27265号公報には、水晶発振回路の後段
に周波数を調整する回路を接続した基準信号発生装置が
開示されている。
【0005】この種の基準信号発生装置が適用された電
子時計は、基本クロック信号を出力する発振回路と、該
発振回路から出力される基本クロック信号を順次分周す
る複数個の分周回路を備えた分周回路群と、論理緩急デ
ータを生成する論理緩急データ生成回路と、前記論理緩
急データに基づいて所定の周期毎に前記各分周回路をそ
れぞれセット/リセットするセット/リセット信号を出
力するセット/リセット信号出力回路と、前記分周回路
から出力される基準信号を受けて駆動信号を発生する駆
動信号発生回路と、該駆動信号発生回路から出力される
駆動信号によって時刻表示を行う表示装置と、を備えて
構成されている。
【0006】また、論理緩急データ生成回路は、図8お
よび図9に示すように構成されている。ここで、論理緩
急データ生成回路は、図9に示すように、他の回路等と
一緒にチップ(半導体基板)に形成され、該チップを有
する半導体装置としてのIC1は基板2上に実装されて
いる。そして、該IC1には電源3から高電圧ライン
4,低電圧ライン5を介して高電位側電圧Vdd,低電位
側電圧Vssが印加される。なお、6は水晶発振回路の水
晶発振子を示している。
【0007】11は論理緩急データ生成回路で、該論理
緩急データ生成回路11は、“ハイインピーダンス”ま
たは“H”の2つの状態のうちいずれか一方の状態を入
力信号Saとして入力する入力端子12と、前記入力信
号Saに基づいて“H”または“L”の論理緩急データ
Sb(変換信号)を出力する処理部13と、を具備して
構成されている。
【0008】ここで、処理部13は、サンプリング信号
SPに基づいて入力端子12を低電圧ライン5にプルダ
ウン抵抗14を介して接続するプルダウン側スイッチ1
5と、前記入力信号Saとサンプリング信号SPとに基
づいて信号Scを出力するアンド回路16と、前記信号
Scとサンプル信号SPとを受けて論理緩急データSbを
出力するD型のフリップフロップ回路17(以下、FF
17という)とによって構成され、前記FF17では、
D端子にアンド回路16からの信号Scが入力され、C
L端子にサンプル信号SPが入力される。
【0009】18は入力信号設定回路で、該入力信号設
定回路18は、基板2上で入力端子12と高電圧ライン
4との間を接続するプリント配線19と、該プリント配
線19の途中に形成された切断部20とによって構成さ
れている。そして、該入力信号設定回路18では、切断
部20を切断するか否かにより、入力端子12を“ハイ
インピーダンス”または“H”の状態に設定するもので
ある。
【0010】そして、論理緩急データ生成回路11で
は、切断部20が切断されている場合には、入力端子1
2が“ハイインピーダンス”となり、“H”となるサン
プリング信号SPが入力されたとき、入力端子12はプ
ルダウン抵抗14を介して低電圧ライン3に接続されて
“L”状態となり、論理緩急データSbは“L”とな
る。一方、切断部20が切断されていない場合には、入
力端子12が“H”となり、“H”となるサンプリング
信号SPが入力されて、入力端子12がプルダウン抵抗
14を介して低電圧ライン3に接続されたとしても、入
力端子12は“H”状態となり、論理緩急データSbは
“H”となる。
【0011】さらに、図9では、3個の論理緩急データ
Sbが必要な場合であるから、IC1の入力端子を3個
とし、これらの入力端子と高電圧ライン4との間を接続
するプリント配線19を配線部19A,19B,19C
とし、該配線部19A,19B,19Cに対して断線部
20A,20B,20Cをそれぞれ形成することによっ
て、入力信号設定回路18を構成している。
【0012】このように、従来技術による論理緩急デー
タ生成回路11では、入力信号設定回路18によって、
入力端子12を“ハイインピーダンス”または“H”の
2つの状態のうちいずれか一方の状態を選択し、論理緩
急データSbの“H”、“L”を設定するようにしてい
る。このため、基板2上にIC1を実装した後であって
も、論理緩急データSbの“H”、“L”状態の設定
を、基板2上に形成したプリント配線19を断線または
接続することによって行っている。
【0013】この結果、従来技術では、水晶発振回路の
基本クロック信号における周波数に誤差があった場合で
も、論理緩急データ生成回路11から出力される論理緩
急データSbに基づいて分周回路群の各分周回路を順次
セット/リセットし、基準信号発生装置から出力される
基準信号の周期を絶対時間に近づけている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
技術では、論理緩急データSbの個数に対してIC1に
は同数の入力端子12が必要となり、倫理緩急データS
bが多く必要な場合には、入力端子11の個数も増やさ
なくてはならない。ところが、本来IC1の端子数の増
大は、直接ICチップ面積の増大につながるため、無闇
に端子数を増やすことができず、多数個の論理緩急デー
タSbを得るためには、1個のIC1で構成することが
困難になってしまう。さらに、複数個のIC1を基板2
上に実装する場合には、大きな占有面積が必要になって
しまうという問題がある。
【0015】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、少ない入力端子の数によって多くの変換信号を
得ることのできる信号変換回路、半導体装置、基準信号
発生装置及び電子時計を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1記載の発明は、“H”、“L”または
“ハイインピーダンス”の3つの状態のうちいずれかの
状態を入力信号として入力する入力端子と、 前記入力
信号に基づいて“H,H”、“L,H”または“L,
L”の3つの組合わせのうち1つの組合わせによる2個
の変換信号を出力する処理部と、を備えたことを特徴と
している。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の信
号変換回路において、前記処理部は、第1のサンプリン
グ信号に基づいて前記入力端子を高電圧ライン側にプル
アップ抵抗を介して接続するプルアップ側スイッチと、
第2のサンプリング信号に基づいて前記入力端子を低
電圧ライン側にプルダウン抵抗を介して接続するプルダ
ウン側スイッチと、前記各サンプリング信号と前記入力
信号に基づいてディレイ信号を設定するディレイ信号設
定回路と、前記ディレイ信号と前記第1のサンプリング
信号とに基づいて第1の変換信号を生成する第1のフリ
ップフロップ回路と、前記ディレイ信号と前記第2のサ
ンプリング信号とに基づいて第2の変換信号を生成する
第2のフリップフロップ回路と、を具備することを特徴
としている。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1記載の信
号変換回路において、前記入力信号の状態は、基板に設
けられる入力信号設定手段によって設定されることを特
徴としている。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載の信
号変換回路において、前記入力信号設定手段は、前記入
力端子と高電圧ライン側との間、入力端子と低電圧ライ
ン側との間に接続されたスイッチング素子によって構成
し、該各スイッチング素子のうち少なくともいずれか一
方を切離すことを特徴としている。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項3記載の信
号変換回路において、前記入力信号設定手段は、前記入
力端子を高電圧ライン側または低電圧ライン側とのうち
少なくともいずれか一方を切離すことを特徴としてい
る。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項3記載の信
号変換回路において、前記入力信号設定手段は、前記入
力端子と高電圧ライン側との間、入力端子と低電圧ライ
ン側との間を接続するために前記基板に形成されたプリ
ント配線によって構成し、該各プリント配線を切断また
は断線部分をボンディングすることにより、前記入力端
子を高電圧ライン側または低電圧ライン側とのうち少な
くともいずれか一方を切離すことを特徴としている。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1記載の信
号変換回路において、前記入力端子および処理部は、基
板上に実装した集積回路内に収容することを特徴として
いる。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項1記載の信
号変換回路において、当該処理部の後段には、前記各変
換信号に基づいて出力信号を設定する出力信号設定回路
を接続することを特徴としている。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項8記載の信
号変換回路において、前記信号変換回路の数は、出力信
号の数によって設定されることを特徴としている。
【0025】請求項10記載の発明は、“H”、“L”
または“ハイインピーダンス”の3つの状態のうちいず
れかの状態を入力信号として入力する入力端子に接続さ
れ、前記入力信号に基づいて“H,H”、“L,H”ま
たは“L,L”の3つの組合わせのうち1つの組合わせ
による2個の変換信号を出力する処理部を半導体基板上
に形成したことを特徴としている。
【0026】請求項11記載の発明は、基本クロック信
号を出力する発振回路と、該発振回路から出力される基
本クロック信号を順次分周する複数個の分周回路を備え
た分周回路群と、論理緩急データを生成する論理緩急デ
ータ生成回路と、前記論理緩急データに基づいて所定の
周期毎に前記各分周回路をそれぞれセット/リセットす
るセット/リセット信号を出力するセット/リセット信
号出力回路と、を備えてなる基準信号発生装置であっ
て、前記論理緩急データ生成回路は、“H”、“L”ま
たは“ハイインピーダンス”の3つの状態のうちいずれ
かの状態を入力信号として入力する入力端子と、前記入
力信号に基づいて“H,H”、“L,H”または“L,
L”の3つの組合わせのうち1つの組合わせによる2個
の変換信号を出力する処理部と、前記各変換信号に基づ
いて論理緩急データを設定するデータ設定回路と、を具
備することを特徴としている。
【0027】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の基準信号発生装置において、前記処理部は、第1のサ
ンプリング信号に基づいて前記入力端子を高電圧ライン
側にプルアップ抵抗を介して接続するプルアップ側スイ
ッチと、第2のサンプリング信号に基づいて前記入力端
子を低電圧ライン側にプルダウン抵抗を介して接続する
プルダウン側スイッチと、前記各サンプリング信号と前
記入力信号に基づいてディレイ信号を設定するディレイ
信号設定回路と、前記ディレイ信号と前記第1のサンプ
リング信号とに基づいて第1の変換信号を生成する第1
のフリップフロップ回路と、前記ディレイ信号と前記第
2のサンプリング信号とに基づいて第2の変換信号を生
成する第2のフリップフロップ回路と、を具備したこと
を特徴としている。
【0028】請求項13記載の発明は、請求項11記載
の基準信号発生装置において、前記各サンプリング信号
は、前記分周回路群から出力される基準信号を用いるこ
とを特徴としている。
【0029】請求項14記載の発明は、請求項11記載
の基準信号発生装置において、前記セット/リセット信
号出力回路は、前記分周回路群から出力される基準信号
に基づいて緩急周期信号を生成する緩急周期信号生成回
路と、前記緩急周期信号と前記基準クロック信号とに基
づいて緩急実行タイミング信号を生成する緩急実行タイ
ミング信号生成回路と、前記論理緩急データと前記緩急
実行タイミング信号とに基づき、前記分周回路群の各分
周回路に向けて出力されるセット/リセット信号を制御
するセット/リセット信号制御回路と、を備えることを
特徴としている。
【0030】請求項15記載の発明は、基本クロック信
号を出力する発振回路と、該発振回路から出力される基
本クロック信号を順次分周する複数個の分周回路を備え
た分周回路群と、論理緩急データを生成する論理緩急デ
ータ生成回路と、前記論理緩急データに基づいて所定の
周期毎に前記各分周回路をそれぞれセット/リセットす
るセット/リセット信号を出力するセット/リセット信
号出力回路と、前記分周回路から出力される基準信号を
受けて駆動信号を発生する駆動信号発生回路と、該駆動
信号発生回路から出力される駆動信号によって時刻表示
を行う表示装置と、を備えてなる電子時計であって、前
記論理緩急データ生成回路は、“H”、“L”または
“ハイインピーダンス”の3つの状態のうちいずれかの
状態を入力信号として入力する入力端子と、前記入力信
号に基づいて“H,H”、“L,H”または“L,L”
の3つの組合わせのうち1つの組合わせによる2個の変
換信号を出力する処理部と、前記各変換信号に基づいて
論理緩急データを設定するデータ設定回路と、を具備す
ることを特徴としている。
【0031】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の電子時計において、前記処理部は、第1のサンプリン
グ信号に基づいて前記入力端子を高電圧ライン側にプル
アップ抵抗を介して接続するプルアップ側スイッチと、
第2のサンプリング信号に基づいて前記入力端子を低電
圧ライン側にプルダウン抵抗を介して接続するプルダウ
ン側スイッチと、前記各サンプリング信号と入力信号に
基づいてディレイ信号を設定するディレイ信号設定手段
と、前記ディレイ信号と前記第1のサンプリング信号と
に基づいて第1の変換信号を生成する第1のフリップフ
ロップ回路と、前記ディレイ信号と前記第2のサンプリ
ング信号とに基づいて第2の変換信号を生成する第2の
フリップフロップ回路と、前記各変換信号に基づいて論
理緩急データを設定するデータ設定回路と、を具備した
ことを特徴としている。
【0032】請求項17記載の発明は、請求項15記載
の電子時計において、前記各サンプリング信号は、前記
分周回路群から出力される基準信号を用いることを特徴
としている。
【0033】請求項18記載の発明は、請求項15記載
の電子時計において、前記セット/リセット信号出力回
路は、前記分周回路群から出力される基準信号に基づい
て緩急周期信号を生成する緩急周期生成回路と、前記緩
急周期信号と前記基本クロック信号とに基づいて緩急実
行タイミング信号を生成する緩急実行タイミング信号生
成回路と、 前記論理緩急データと前記緩急実行タイミ
ング信号とに基づき、前記分周回路群の各分周回路に向
けて出力されるセット/リセット信号を制御するセット
/リセット信号出力回路と、を備えることを特徴として
いる。
【0034】
【発明の実施の形態】まず、本発明による実施形態を図
1ないし図7を参照しつつ説明する。 〔1〕 実施形態の概略 ここで、本発明による信号変換回路を備えた基準信号発
生装置を、アナログ式の電子時計に適用した場合を例示
して説明する。なお、本実施形態では、説明の簡便化の
ために論理緩急を3bitで行う回路を例示して述べ
る。この電子時計は、後述する基準信号発生装置101
と、表示板上に位置した指針(いずれも図示せず)を作
動させるモータ150と、前記基準信号発生装置101
から出力される制御信号SDを受けて、該モータ150
を駆動させるモータ駆動回路160とによって構成され
ている。
【0035】〔2〕 基準信号発生装置の構成 〈2・1〉 基準信号発生装置の全体構成 101は基準信号発生装置で、該基準信号発生装置10
1は、32KHzの固有周波数を有する水晶発振子11
1を備え、基本クロック信号S0(基本周波数f0=32
KHz)を出力する発振回路110と、セット/リセッ
ト信号SA,SB,SCを受けてデータセットを行う1/
2分周回路121,122,123からなる分周回路群
120と、該分周回路群120から出力される信号S3
を受けて基準信号となる制御信号SDを出力すべく、多
段の分周回路からなる制御信号発生回路130と、前記
制御信号SDと後述する論理緩急データA,B,Cとに
基づいてセット/リセット信号SA,SB,SCを、分周
回路群120の分周回路121,122,123に向け
て出力するセット/リセット信号出力回路140と、例
えば3bitの論理緩急データA,B,Cを生成する後
述の論理緩急データ生成回路200と、を具備して構成
されている。
【0036】なお、本実施形態では、制御信号SDが例
えば時計の秒針を駆動させるための基準信号となる絶対
時間(例えば、1秒)に相当している。さらに、駆動信
号発生回路130の後段には、制御信号SDを受けてモ
ータ150を駆動させる駆動信号SEを出力するモータ
駆動回路160が接続されている。
【0037】〈2・2〉 分周回路群の構成 ここで、分周回路群120の分周回路121,122,
123は、データセット機能付き1/2分周回路によっ
てそれぞれ構成されている。これにより、分周回路12
1では、基本クロック信号S0を受けて信号S1(周波数
f1=16KHz)を出力し、分周回路122では、信
号S1を受けて信号S2(周波数f2=8KHz)を出力
する。また、分周回路123では、信号2を受けて信号
S3(周波数f3=4KHz)を出力する。
【0038】さらに、分周回路群120においては、分
周回路121,122.123のS端子に入力されるセ
ット/リセット信号SA,SB,SCによってそれぞれ周期
が緩急される。即ち、分周回路121では、S端子に入
力されるセット/リセット信号SAが「H」の場合には
1/32KHz=32μsecだけ周期が緩急され、分
周回路122では、S端子に入力されるセット/リセッ
ト信号SBが「H」の場合には1/16KHz=63μ
secだけ周期が緩急される。また、分周回路123で
は、S端子に入力されるセット/リセット信号SCが
「H」の場合には1/8KHz=125μsecだけ周
期が緩急されることになる。
【0039】〈2・3〉 セット/リセット信号出力回
路の構成 次に、セット/リセット信号出力回路140は、制御信
号発生回路130から出力される制御信号SDを受けて
緩急周期信号SF を生成する緩急周期信号生成回路14
1と、緩急周期信号SFと32KHzの基本クロック信
号S0とに基づいて緩急実行タイミング信号SGを生成す
る緩急実行タイミング信号生成回路142と、緩急実行
タイミング信号SGが“H”のとき、補正データA,
B,Cを1/2分周器121,122,123に向けて
セット/リセット信号SA,SB,SCとして送信するセ
ット/リセット信号制御回路145と、前記緩急周期信
号生成回路141から論理緩急データ生成回路200に
向けて第1のサンプリング信号SP1として出力される
緩急周期信号SFにディレイを掛けて第2のサンプリン
グ信号SP2を発生させるディレイ回路149と、を有
している。
【0040】さらに、緩急実行タイミング信号形成回路
142は、基本クロック信号S0がCL端子に入力さ
れ、緩急周期信号SFがD端子に入力され、反転出力X
Mからラッチ信号を出力するラッチ回路143と、前記
ラッチ信号と緩急周期信号SFとを受けて緩急実行タイ
ミング信号SGを出力するNORゲート144とによっ
て構成されている。また、セット/リセット信号制御回
路145はANDゲート146,147,148から構
成されている。
【0041】〈2・4〉 論理緩急データ生成回路の構
成 次に、図2ないし図6を参照しつつ、本実施形態の特徴
となる論理緩急データ生成回路について説明する。ここ
で、論理緩急データ生成回路は、図2に示すように、他
の回路と一緒にチップ(半導体基板)に形成され、該チ
ップを有する半導体装置としてのIC301は基板30
2上に実装されている。そして、該IC301には電源
303から高電圧ライン304,低電圧ライン305を
介して高電位側電圧Vdd,低電位側電圧Vssが印加され
る。なお、111は水晶発振回路110の水晶発振子を
示している。
【0042】200は論理緩急データ生成回路で、該論
理緩急データ生成回路200は、図3に示すように、
“H”、“L”または“ハイインピーダンス”の3つの
状態のうちいずれかの状態を入力信号Sxとして入力す
る入力端子210A,210B(以下、合わせて入力端
子210という)と、該入力端子210A,210Bを
介してそれぞれ入力される前記入力信号Sxに基づいて
““H,H”、“L,H”または“L,L”の3つの組
合わせのうち1つの組合わせによる2個の変換信号をそ
れぞれ出力する処理部220A,220B(以下、合わ
せて処理部220という)と、合わせて4個の変換信号
に基づいて例えば論理緩急データAを設定するデコーダ
240と、を具備して構成されている。なお、入力端子
210A,210Bの入力側には、該入力端子210
A,210Bを“H”、“L”または“ハイインピーダ
ンス”の3つの状態のうちいずれかの状態に設定する入
力信号設定回路230A,230B(以下、合わせて入
力信号設定回路230という)がそれぞれ接続されてい
る。
【0043】〈2・4・1〉 処理部の構成 ここで、処理部について説明するに、なおここでは一方
の処理部220Aについてのみ説明することによって、
他方の処理部220Bについての説明は省略するものと
する。処理部220Aは、第1のサンプリング信号SP
1に基づいて入力端子210を高電圧ライン304にプ
ルアップ抵抗221を介して接続するプルアップ側スイ
ッチ222と、第2のサンプリング信号SP2に基づい
て入力端子210を低電圧ライン305にプルダウン抵
抗223を介して接続するプルダウン側スイッチ224
と、前記サンプリング信号SP1,SP2と前記入力信号
Sxに基づいてディレイ信号SYを設定するディレイ信号
設定回路225と、前記ディレイ信号SYと第1のサン
プル信号SP1とを受けて変換信号Q1を出力する第1の
D型フリップフロップ回路226(以下、第1のFF2
26という)と、前記ディレイ信号SYと第2のサンプ
ル信号SP2とを受けて変換信号Q2を出力する第2のD
型フリップフロップ回路227(以下、第2のFF22
7という)と、によって構成されている。また、FF2
26,227では、D1,D2端子にディレイ信号設定回
路225からのディレイ信号SYが入力され、CL1,C
L2端子にサンプル信号SP1,SP2が入力される。さ
らに、ディレイ信号設定回路225は、ORゲート22
5AとANDゲート225Bとによって構成されてい
る。
【0044】そして、処理部220Aでは、入力端子2
10Aが高電圧ライン304に接続されて入力信号Sx
が“H”状態のときには、サンプリング信号SP1,S
P2のいずれかが“H”のときに、ディレイ信号設定回
路225から出力されるディレイ信号SYが“H”とな
り、FF226,227から出力される変換信号Q1A、
Q2Aは両方とも“H”状態となる。また、入力端子21
0Aが低電圧ライン305に接続されて入力信号Sxが
“L”の状態のときには、サンプリング信号SP1,S
P2のいずれか一方が“H”のときに、ディレイ信号設
定回路225から出力されるディレイ信号SYが“L”
となり、FF226,227から出力される変換信号Q
1A、Q2Aは両方とも“L”状態となる。さらに、入力端
子210Aをいずれの電圧ライン304,305にも接
続せずに電気的に浮いた状態にして入力信号Sxを“ハ
イインピーダンス”状態としたときには、第1のサンプ
リング信号SP1が“H”のときのみ、ディレイ信号設
定回路225から出力されるディレイ信号SYが“H”
となり、FF226から出力される変換信号Q1Aは
“H”、FF227から出力される変換信号Q2Aは
“L”となる。
【0045】〈2・4・2〉 入力信号設定回路の構成 図3中の230Aは入力信号設定回路で、該入力信号設
定回路230Aは、基板302上で入力端子210Aと
高電圧ライン304との間を接続するプリント配線23
1Aと、入力端子210Aと低電圧ライン305との間
を接続するプリント配線232Aと、前記プリント配線
231Aの途中に形成された高圧側切断部233Aと、
前記プリント配線232Aの途中に形成された低圧側切
断部234Aとによって構成されている。
【0046】そして、入力信号設定回路230Aでは、
高圧側切断部233Aを切断することにより、入力端子
210Aを低電圧ライン305に接続し、入力信号Sx
を“L”状態に設定する。一方、低圧側切断部234A
を切断することにより、入力端子210Aを高電圧ライ
ン304に接続し、入力信号Sxを“H”状態に設定す
る。さらに、切断部233A,234Aの両方を切断し
て入力端子210Aを電気的に浮かせることにより、入
力信号Sxを“ハイインピーダンス”の状態に設定す
る。
【0047】さらに、当該論理緩急データ生成回路20
0では、前述した如く、低圧側切断部234Aを切断し
て入力信号Sxを“H”状態にした場合には、処理部2
20Aにより変換信号Q1A,Q2Aの両方が“H”とな
り、また高圧側切断部233Aを切断して入力信号Sx
を“L”状態にした場合には、処理部220Aにより変
換信号Q1A,Q2Aの両方が“L”となる。さらに、切断
部233A,234Aを切断して入力端子210Aを電
気的に浮いた状態にして入力信号Sxを“ハイインピー
ダンス”状態とした場合には、処理部220Aにより変
換信号Q1Aが“L”、変換信号Q2Aが“H”となる。
【0048】なお、他方の入力信号設定回路230Bに
おいても同様に構成されている。そして、図2に示すよ
うに、分周回路群120を制御するために3個の論理緩
急データA,B,Cが必要な場合には、IC301を2
個の入力端子210A,210Bとし、一方の入力端子
210Aと高電圧ライン304との間をプリント配線2
31A,231Bによって接続し、他方の入力端子21
0Bと低電圧ライン305との間をプリント配線232
A,232Bによって接続する。そして、プリント配線
231A,231Bの途中には高圧側切断部233A,
233Bを形成し、プリント配線232A,232Bの
途中には低圧側切断部234A,234Bを形成する。
これによって、前記入力信号設定回路230A,230
Bをそれぞれ構成している。
【0049】〈2・4・3〉 デコーダの構成 次に、データ設定回路としてのデコーダについて説明す
るに、このデコーダには、3個の論理緩急データA,
B,Cを得るために、2組の処理部220A,220B
から出力される4個の変換信号Q1A,Q2A,Q1B,Q2B
が入力される。240はデコーダで、該デコーダ240
は、図5に示すように、論理緩急データAを得るための
第1デコーダ部250と、論理緩急データBを得るため
の第2デコーダ部260と、論理緩急データCを得るた
めの第3デコーダ部270とから大略構成されている。
【0050】ここで、第1デコーダ部250は、変換信
号Q2Aが入力されるインバータ251と、該インバータ
251の出力と変換信号Q1B,Q2Bとが入力されるAN
Dゲート252と、該ANDゲート252の出力と変換
信号Q1Aとが入力されるNORゲート253とによって
構成されている。
【0051】また、第2デコーダ部260は、変換信号
Q1Aが入力されるインバータ261と、該インバータ2
61の出力と変換信号Q2Aとが入力されるANDゲート
262と、変換信号Q1A,Q2A,Q1Bとが入力されるE
X−ORゲート263と、該EX−ORゲート263の
出力と変換信号Q2Bとが入力されるANDゲート264
と、ANDゲート262,264の出力が入力されるO
Rゲート265とによって構成されている。
【0052】さらに、第3デコーダ部270は、変換信
号Q1B,Q2Bが入力されるインバータ271,272
と、該インバータ271,272の出力と変換信号Q2A
とが入力されるANDゲート273と、変換信号Q1A,
Q2Aが入力されるインバータ274,275と、該イン
バータ274,275の出力と変換信号Q2Bとが入力さ
れるANDゲート276と、ANDゲート273,27
6の出力が入力されるORゲート277とによって構成
されている。
【0053】このように構成されるデコーダ240にお
いては、入力される変換信号Q1A,Q2A,Q1B,Q2Bの
状態によって、論理緩急データA,B,Cは、図6に示
すように設定されている。
【0054】〔3〕 基準信号発生装置の動作 〈3・1〉 基準信号発生装置の全体動作 まず、基準信号発生装置101の全体の動作について、
図7を参照しつつ説明する。
【0055】通常、緩急周期信号SF の周期Tは、例え
ば電子時計に用いた場合は1秒であり、この緩急周期信
号SF は、1/2分周器123の信号S3(f3=4KH
z)を、多数の分周回路からなる制御信号発生回路13
0で分周して得られるものであるため、図7に示すよう
に、緩急周期信号SFが「H」から「L」へ変化すると
き、32KHz,16KHz,8KHz,4KHzの信
号はすべて「L」の状態となっている。この立ち下がり
変化時点の直前では緩急周期信号SF は「H」で、ラッ
チ回路143のCL端子に入力される基本クロック信号
S0(周波数f0)も「H」であるから、ラッチ143の
反転出力XMは「L」となる。
【0056】また、緩急実行タイミング信号形成回路1
42では、緩急周期信号SF が「H」から「L」へ立ち
上がり変化し、基本クロック信号S0が「L」である期
間t/2(1/2周期)では、反転出力XMは「L」の
まま保持されているので、期間t/2に亘り「H」の緩
急実行タイミング信号SGが生成される。
【0057】ここで、緩急実行タイミング信号SGが
「H」となり、例えば論理緩急データA,B,Cが1,
0,0であれば、この期間t/2において分周回路群1
20の内容がP点の状態にセットされる。また例えば論
理緩急データA,B,Cが1,1,1であれば、この期
間t/2において分周回路群120の内容がQ点の状態
にセットされる。
【0058】従って、分周回路群120がP点のように
セットされると、制御信号SDは緩急量TP =(1/3
2KHz)×3=92μsecだけ緩急周期より短縮さ
れたことになり、また分周回路群120がQ点のように
セットされると、制御信号SDは緩急量TQ =(1/3
2KHz)×7=214μsecだけ緩急周期より短縮
されたことになる。
【0059】このように、基準信号発生装置101で
は、論理緩急データ生成回路200によって設定された
論理緩急データA,B,Cに基づいてセット/リセット
信号SA,SB,SCを設定し、これらのセット/リセッ
ト信号SA,SB,SCを用いて分周回路群120で周期
の緩急を行っている。これにより、制御信号発生回路1
30から出力される制御信号SD(基準信号)を、時計
の絶対時間(例えば1秒)に合わせることができる。
【0060】〈3・2〉 論理緩急データ生成回路の動
作 次に、論理緩急データ生成回路200の動作について説
明するに、該論理緩急データ生成回路200は、前述し
た如く、入力信号設定回路230によって入力端子21
0を“H”、“L”または“ハイインピーダンス”の状
態に設定することによって行っている。
【0061】また、入力信号設定回路230では、基板
302上に形成したプリント配線231,232を切断
部233,234によって切断することにより、入力端
子210の状態を設定している。これにより、論理緩急
データ生成回路200では、基板302上に各回路を実
装した後に、基準信号となる制御信号SDが絶対時間に
対して誤差が生じていた場合には、基板302上の高圧
側切断部233または低圧側切断部234の少なくとも
いずれか一方を切断することによって、分周回路群12
0に向けて出力されるセット/リセット信号SA,SB,
SCを“H”、“L”状態に設定している。
【0062】即ち、図3に示すように、低圧側切断部2
34Aを切断して入力信号Sxを“H”状態とした場合
には、サンプリング信号SP1,SP2のいずれかが
“H”のときに、ディレイ信号設定回路225から出力
されるディレイ信号SYが“H”状態となる。これによ
り、FF226,227から出力される変換信号Q1A、
Q2Aは、両方とも“H”状態に設定される。
【0063】また、高圧側切断部233Aを切断して入
力信号Sxを“L”状態とした場合には、サンプリング
信号SP1,SP2のいずれかが“H”のときであって
も、ディレイ信号設定回路225から出力されるディレ
イ信号SYが“L”状態となる。これにより、FF22
6,227から出力される変換信号Q1A、Q2Aは、両方
とも“L”状態に設定される。
【0064】さらに、切断部233A,234Aの両方
を切断して入力信号Sxを“ハイインピーダンス”状態
とした場合には、第1のサンプリング信号SP1が
“H”のときにのみディレイ信号設定回路225から出
力されるディレイ信号SYが“H”状態となる。これに
より、第1のFF226から出力される変換信号Q1Aは
“H”状態、第2のFF227から出力される変換信号
Q2Aは“L”状態に設定される。このように、入力信号
設定回路230によって、入力信号Sxを“H”、
“L”または“ハイインピーダンス”状態に設定するこ
とにより、1個の入力端子に対して2個の変換信号を得
ることができる。
【0065】〈3・3〉 デコーダの動作 次に、デコーダ240は、前述した如く、入力される4
個の変換信号Q1A,Q2A,Q1B,Q2Bを受けて論理緩急
データA,B,Cの“H”または“L”を設定するもの
で、本実施形態によるデコーダ240による回路構成で
は、8(23)通り状態を設定することができる。
【0066】〔4〕 実施形態の効果 前述した如く、論理緩急データ生成回路200では、基
板302上に形成した切断部233,234のうち、少
なくともいずれか一方を切断することにより、入力信号
Sxの状態を、“H”、“L”または“ハイインピーダ
ンス”に設定するようにしている。これにより、例え
ば、ICにおいて5個の入力端子が使用可能であった場
合には、従来技術では(2状態)5=32の状態に設定
できたものが、本実施形態では、(3状態)5=243
の状態を設定することができる。これにより、入力信号
Sxに入力可能なデータ量を増やすことができる。
【0067】即ち、従来技術では、1個の入力端子12
に対する接続を“H”または“ハイインピーダンス”の
2種類の状態を選択し、変換信号を“H”または“L”
状態に設定するようにしていたため、3個の論理緩急デ
ータを設定するためには、3個の入力端子をICに形成
しなくてはならなかった。これに対し、本実施形態で
は、3個の論理緩急データを得るためであっても、入力
端子は2個で済ませることができ、入力端子数を削減す
ることができる。また、入力端子に適用される端子を減
らすことにより、残りの端子を用いてIC301の機能
を増やすことも可能となる。
【0068】さらに、基準信号発生装置101の分周回
路群120を適宜にセットする論理緩急データA,B,
Cを、基板302上の切断部223A,223B,22
4A,224Bを切断するという簡単な作業によって得
られるようにしているから、基板302上に回路実装し
た後であっても、基準信号の周波数を容易に調整するこ
とができる。
【0069】〔5〕 変形例 〈5・1〉 第1変形例 前記実施形態では、入力端子210の個数を2個にして
分周回路群120を制御するためのセット/リセット信
号を3個にした場合を例示したが、本発明はこれに限ら
ず、3個以上であってもよい。
【0070】〈5・2〉 第2変形例 前記実施形態では、ディレイ信号設定回路225の回路
構成を、入力信号Sxが“ハイインピーダンス”状態に
なったときに、変換信号Q1を“H”状態、変換信号Q2
を“L”状態となるようにしたが、変換信号Q1を
“L”状態、変換信号Q2を“H”状態となるようディ
レイ信号設定回路を構成してもよい。
【0071】〈5・3〉 第3変形例 図3に示すプルアップ側スイッチ222およびプルダウ
ン側スイッチ224は、FET等の半導体スイッチング
素子によって形成してもよい。
【0072】〈5・4〉 第4変形例 前記実施形態による入力信号設定回路230では、高圧
側断線部233または低圧側断線部234のうち、少な
くともいずれか一方を切断させるようにしたが、本発明
はこれに限らず、予めプリント配線を切断した部分をハ
ンダ等によって接続するようにしてもよく、要は入力端
子210を高電圧側または低電圧側のうち少なくともい
ずれか一方を切離す構造であればよい。
【0073】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、
“H”、“L”または“ハイインピーダンス”の3つの
状態のうちいずれかの状態を入力信号として入力端子に
入力するようにし、処理部では、入力信号に基づいて
“H,H”、“L,H”または“L,L”の3つの組合
わせのうち1つの組合わせによる変換信号を出力するよ
うにしたから、例えばn個の入力端子に対して3n個の
変換信号を得ることができる。このように、本発明で
は、1個の入力端子で得られるデータを従来の2個から
3個に増やすことが可能となるため、従来技術では入力
端子数nに対して合計で2n個のデータ量であったもの
が、本発明では3n個のデータ量に増やすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に用いられる電子時計の回路構成を
示すブロック図である。
【図2】 基板上に実装された集積回路等を示す平面図
である。
【図3】 論理緩急データ生成回路を示す回路構成図で
ある。
【図4】 入力信号の状態に対する2個の変換信号の状
態を示す説明図である。
【図5】 デコーダを示す回路図である。
【図6】 4個の変換信号に対する論理緩急データの状
態を示す説明図である。
【図7】 基準信号発生装置の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【図8】 論理緩急データ生成回路従来技術による論理
緩急データ生成回路を示す回路図である。
【図9】 基板上に実装された集積回路等を示す平面図
である。
【符号の説明】
101・・・基準信号発生装置 110・・・発振回路 120・・・分周回路群 140・・・セット/リセット信号出力回路 141・・・緩急周期信号生成回路 142・・・緩急実行タイミング信号生成回路 145・・・セット/リセット信号出力回路 150・・・モータ 160・・・モータ駆動回路 200・・・論理緩急データ生成回路 210,210A,210B・・・入力端子 220,220A,220B・・・処理部 221・・・プルアップ抵抗 222・・・プルダウン抵抗 223・・・プルアップスイッチ 224・・・プルダウンスイッチ 225・・・ディレイ信号設定回路 226・・・第1のフリップフロップ 227・・・第2のフリップフロップ 230,230A,230B・・・入力信号設定回路 231,231A,231B,232、232A,23
2B・・・プリント配線 233,233A,233B・・・高圧側断線部 234,234A,234B・・・低圧側断線部 240・・・デコーダ 301・・・IC(半導体装置) 302・・・基板 303・・・電源 304・・・高電圧ライン 305・・・低電圧ライン

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 “H”、“L”または“ハイインピーダ
    ンス”の3つの状態のうちいずれかの状態を入力信号と
    して入力する入力端子と、 前記入力信号に基づいて“H,H”、“L,H”または
    “L,L”の3つの組合わせのうち1つの組合わせによ
    る2個の変換信号を出力する処理部と、 を備えたことを特徴とする信号変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の信号変換回路において、 前記処理部は、第1のサンプリング信号に基づいて前記
    入力端子を高電圧ライン側にプルアップ抵抗を介して接
    続するプルアップ側スイッチと、 第2のサンプリング信号に基づいて前記入力端子を低電
    圧ライン側にプルダウン抵抗を介して接続するプルダウ
    ン側スイッチと、 前記各サンプリング信号と前記入力信号に基づいてディ
    レイ信号を設定するディレイ信号設定回路と、 前記ディレイ信号と前記第1のサンプリング信号とに基
    づいて第1の変換信号を生成する第1のフリップフロッ
    プ回路と、 前記ディレイ信号と前記第2のサンプリング信号とに基
    づいて第2の変換信号を生成する第2のフリップフロッ
    プ回路と、 を具備することを特徴とする信号変換回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の信号変換回路において、 前記入力信号の状態は、基板に設けられる入力信号設定
    手段によって設定されることを特徴とする信号変換回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の信号変換回路において、 前記入力信号設定手段は、前記入力端子と高電圧ライン
    側との間、入力端子と低電圧ライン側との間に接続され
    たスイッチング素子によって構成し、該各スイッチング
    素子のうち少なくともいずれか一方を切離すことを特徴
    とする信号変換回路。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の信号変換回路において、 前記入力信号設定手段は、前記入力端子を高電圧ライン
    側または低電圧ライン側とのうち少なくともいずれか一
    方を切離すことを特徴とする信号変換回路。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の信号変換回路において、 前記入力信号設定手段は、前記入力端子と高電圧ライン
    側との間、入力端子と低電圧ライン側との間を接続する
    ために前記基板に形成されたプリント配線によって構成
    し、該各プリント配線を切断または断線部分をボンディ
    ングすることにより、前記入力端子を高電圧ライン側ま
    たは低電圧ライン側とのうち少なくともいずれか一方を
    切離すことを特徴とする信号変換回路。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の信号変換回路において、 前記入力端子および処理部は、基板上に実装した集積回
    路内に収容することを特徴とする信号変換回路。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の信号変換回路において、 当該処理部の後段には、前記各変換信号に基づいて出力
    信号を設定する出力信号設定回路を接続することを特徴
    とする信号変換回路。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の信号変換回路において、 前記信号変換回路の数は、出力信号の数によって設定さ
    れることを特徴とする信号変換回路。
  10. 【請求項10】 “H”、“L”または“ハイインピー
    ダンス”の3つの状態のうちいずれかの状態を入力信号
    として入力する入力端子に接続され、前記入力信号に基
    づいて“H,H”、“L,H”または“L,L”の3つ
    の組合わせのうち1つの組合わせによる2個の変換信号
    を出力する処理部を半導体基板上に形成したことを特徴
    とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 基本クロック信号を出力する発振回路
    と、 該発振回路から出力される基本クロック信号を順次分周
    する複数個の分周回路を備えた分周回路群と、 論理緩急データを生成する論理緩急データ生成回路と、 前記論理緩急データに基づいて所定の周期毎に前記各分
    周回路をそれぞれセット/リセットするセット/リセッ
    ト信号を出力するセット/リセット信号出力回路と、 を備えてなる基準信号発生装置であって、 前記論理緩急データ生成回路は、 “H”、“L”または“ハイインピーダンス”の3つの
    状態のうちいずれかの状態を入力信号として入力する入
    力端子と、 前記入力信号に基づいて“H,H”、“L,H”または
    “L,L”の3つの組合わせのうち1つの組合わせによ
    る2個の変換信号を出力する処理部と、 前記各変換信号に基づいて論理緩急データを設定するデ
    ータ設定回路と、 を具備することを特徴とする基準信号発生装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の基準信号発生装置に
    おいて、 前記処理部は、第1のサンプリング信号に基づいて前記
    入力端子を高電圧ライン側にプルアップ抵抗を介して接
    続するプルアップ側スイッチと、 第2のサンプリング信号に基づいて前記入力端子を低電
    圧ライン側にプルダウン抵抗を介して接続するプルダウ
    ン側スイッチと、 前記各サンプリング信号と前記入力信号に基づいてディ
    レイ信号を設定するディレイ信号設定回路と、 前記ディレイ信号と前記第1のサンプリング信号とに基
    づいて第1の変換信号を生成する第1のフリップフロッ
    プ回路と、 前記ディレイ信号と前記第2のサンプリング信号とに基
    づいて第2の変換信号を生成する第2のフリップフロッ
    プ回路と、 を具備したことを特徴とする基準信号発生装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の基準信号発生装置に
    おいて、 前記各サンプリング信号は、前記分周回路群から出力さ
    れる基準信号を用いることを特徴とする基準信号発生装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の基準信号発生装置に
    おいて、 前記セット/リセット信号出力回路は、前記分周回路群
    から出力される基準信号に基づいて緩急周期信号を生成
    する緩急周期信号生成回路と、 前記緩急周期信号と前記基準クロック信号とに基づいて
    緩急実行タイミング信号を生成する緩急実行タイミング
    信号生成回路と、 前記論理緩急データと前記緩急実行タイミング信号とに
    基づき、前記分周回路群の各分周回路に向けて出力され
    るセット/リセット信号を制御するセット/リセット信
    号制御回路と、 を備えることを特徴とする基準信号発生装置。
  15. 【請求項15】 基本クロック信号を出力する発振回路
    と、 該発振回路から出力される基本クロック信号を順次分周
    する複数個の分周回路を備えた分周回路群と、 論理緩急データを生成する論理緩急データ生成回路と、 前記論理緩急データに基づいて所定の周期毎に前記各分
    周回路をそれぞれセット/リセットするセット/リセッ
    ト信号を出力するセット/リセット信号出力回路と、 前記分周回路から出力される基準信号を受けて駆動信号
    を発生する駆動信号発生回路と、 該駆動信号発生回路から出力される駆動信号によって時
    刻表示を行う表示装置と、 を備えてなる電子時計であって、 前記論理緩急データ生成回路は、“H”、“L”または
    “ハイインピーダンス”の3つの状態のうちいずれかの
    状態を入力信号として入力する入力端子と、 前記入力信号に基づいて“H,H”、“L,H”または
    “L,L”の3つの組合わせのうち1つの組合わせによ
    る2個の変換信号を出力する処理部と、 前記各変換信号に基づいて論理緩急データを設定するデ
    ータ設定回路と、 を具備することを特徴とする電子時計。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の電子時計において、 前記処理部は、第1のサンプリング信号に基づいて前記
    入力端子を高電圧ライン側にプルアップ抵抗を介して接
    続するプルアップ側スイッチと、 第2のサンプリング信号に基づいて前記入力端子を低電
    圧ライン側にプルダウン抵抗を介して接続するプルダウ
    ン側スイッチと、 前記各サンプリング信号と入力信号に基づいてディレイ
    信号を設定するディレイ信号設定手段と、 前記ディレイ信号と前記第1のサンプリング信号とに基
    づいて第1の変換信号を生成する第1のフリップフロッ
    プ回路と、 前記ディレイ信号と前記第2のサンプリング信号とに基
    づいて第2の変換信号を生成する第2のフリップフロッ
    プ回路と、 を具備したことを特徴とする電子時計。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の電子時計において、 前記各サンプリング信号は、前記分周回路群から出力さ
    れる基準信号を用いることを特徴とする電子時計。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の電子時計において、 前記セット/リセット信号出力回路は、前記分周回路群
    から出力される基準信号に基づいて緩急周期信号を生成
    する緩急周期生成回路と、 前記緩急周期信号と前記基本クロック信号とに基づいて
    緩急実行タイミング信号を生成する緩急実行タイミング
    信号生成回路と、 前記論理緩急データと前記緩急実行タイミング信号とに
    基づき、前記分周回路群の各分周回路に向けて出力され
    るセット/リセット信号を制御するセット/リセット信
    号出力回路と、 を備えることを特徴とする電子時計。
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