JP2001007563A - 固定具 - Google Patents

固定具

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JP2001007563A JP11180613A JP18061399A JP2001007563A JP 2001007563 A JP2001007563 A JP 2001007563A JP 11180613 A JP11180613 A JP 11180613A JP 18061399 A JP18061399 A JP 18061399A JP 2001007563 A JP2001007563 A JP 2001007563A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品取付面からの取り外しが可能であり、し
かも取り外し操作が簡単な固定具を提供する。 【解決手段】 上端にクランプ部6,下端にスナップ部
8が設けられリング状に形成された基部4は、一方の支
柱4aが他方の支柱4bより剛性が大きくなるよう肉厚
を変えて構成されている。スナップ部8は、両支柱4
a,4bの延長線上に延設され、互いに対向する向きに
突出した係合片8c,8dを先端に有する一対の脚部8
a,8bを備えている。各部は弾性変形可能な合成樹脂
にて一体成形されており、支柱4a,4bを接近させる
方向に基部4が押圧されると、弾性変形して脚部8a,
8bの先端が開き、しかも剛性の小さい支柱4bの延長
線上に形成された脚部8bの方が脚部8aより大きく変
位する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャーシやパネル
等の取付対象物に電線の束やプリント基板等を固定する
ための固定具、特に、固定具の取付が行われた取付面側
での操作のみにより着脱が可能な固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電線の束やプリント基板等を
把持する部分と、シャーシやパネル等の取付対象物に固
定される部分とを備えた固定具が広く用いられている。
この固定具の中には、取付対象物に一旦固定した後で
も、任意に取り外しできるものがある。そして、この取
り外し時の作業性を向上させるために、近年では、固定
具の取付が行われる取付面側からの操作のみにより、取
り外しできるように構成されたものが提案されている。
【0003】この種の固定具の一つとして、例えば、特
開平6−291473号公報には、図6(a)に示すよ
うに、ケーブルC等を結束するための紐状のナイロンバ
ンド102が取り付けられた基部104に、シャーシ等
Mに形成された貫通孔Hに対して自身を着脱するための
スナップ部106を設けたケーブルクランプ100が開
示されている。
【0004】このケーブルクランプ100のスナップ部
106は、基部104から下方に向けて延設され、先端
が開いた状態に形成された一対の脚部108と、脚部1
08の先端に設けられ、外側に向けて突出する係合片1
10と、各脚部108の付け根付近から両脚部108を
挟んで両側方にそれぞれ延設された一対の腕部112と
からなり、両腕部112を内側に向けて押圧すると、脚
部108が弾性変形して、その先端が閉じた状態となる
ように構成されている。
【0005】なお、係合片110が形成された部分の外
寸は、脚部108が開いた状態にある場合には、当該ケ
ーブルクランプ100を取り付けるためにシャーシMに
形成された貫通孔Hの孔径より大きくなり、一方、脚部
108が閉じた状態にある場合には貫通孔Hの孔径より
小さくなり、係合片110が貫通孔Hを通過可能となる
ように形成されている。
【0006】従って、ケーブルクランプ100をシャー
シMに取り付ける時には、貫通孔Hに脚部108を押し
込めば、貫通孔Hを挿通したシャーシMの裏面にて、脚
部108先端の係合片110が貫通孔Hの周縁部に係合
し、腕部112と共にシャーシMを挟持することによ
り、ケーブルクランプ100はシャーシMに固定される
ことになる。
【0007】一方、ケーブルクランプ100をシャーシ
Mから取り外す時には、図6(b)に示すように、両腕
部112にて両脚部108を挟み込むように、両腕部1
12を内側(図中矢印方向)に向けて押圧する。これに
より、両脚部108の先端が閉じるように弾性変形し、
係合片110の形成部分の外寸が貫通孔Hの孔径より小
さくなるため、貫通孔Hから脚部108を引き抜くこと
が可能となる。つまり、係合片110が係合しているシ
ャーシMの裏面側からケーブルクランプ100を操作す
ることなく、取付面(表面)側からの操作のみでケーブ
ルクランプ100を取り外すことができるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなケ
ーブルクランプ100では、シャーシMからの取り外し
作業時に、シャーシMの取付面に密着した腕部112を
操作しなければならない。このため、ケーブルクランプ
100の周囲、特に腕部112の延長線上近傍に他の部
品が搭載されていると、この部品が邪魔になって、腕部
112を両外側から内側方向に押圧する操作を行うこと
ができず、取り外し作業を容易に行うことができないと
いう問題があった。
【0009】また、腕部112の押圧が可能であったと
しても、係合片110の形成部分の外寸が貫通孔Hの孔
径より小さくなるよう押圧した状態で、係合片110が
貫通孔Hの周縁部に引っかからないように、貫通孔Hの
ほぼ真ん中に位置合わせして引き抜かねばならず、取り
外し操作が難しいという問題があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するために、
部品取付面からの取り外しが可能であり、しかも取り外
し操作が簡単な固定具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の発明は、取付対象物を貫通
する一対の貫通孔を用いて、該取付対象物に固定される
固定具であって、間隔を空けて並設された一対の支柱、
及び該一対の支柱を両端にて連結する連結桁を有する基
部と、前記連結桁から前記支柱の延長線上に突設され、
先端に互いに対向する向きに突出する係合片を有し、前
記一対の貫通孔にそれぞれ挿入される一対の脚部と、前
記脚部が前記貫通孔に挿入されると前記取付対象物に当
接して弾性変形し、該弾性変形の復元力により、前記貫
通孔を挿通した裏面にて該貫通孔の周縁部に係合する前
記係合片を該周縁部に圧接する付勢部材とを備え、前記
基部は、前記一対の支柱が互いに接近する方向に押圧さ
れると、前記脚部の先端が開くよう弾性変形し、且つ前
記一対の支柱が互いに異なった剛性を有することを特徴
とする。
【0012】このように構成された本発明の固定具で
は、取付対象物(シャーシや基板等)への固定の際に
は、取付対象物に形成された一対の貫通孔に、一対の脚
部をそれぞれ挿入し、脚部の先端に設けられた係合片が
貫通孔を挿通した裏面に達するまで押し込む。
【0013】すると、係合片は、裏面の貫通孔の周縁部
に係合し、また、脚部を押し込むことにより弾性変形し
た付勢部材は、その復元力により脚部を貫通孔から引き
抜く方向、即ち、係合片を貫通孔の周縁部に圧接する方
向に付勢力を発生させる。これにより、当該固定具は取
付対象物に固定される。
【0014】一方、本発明の固定具を取付対象物から取
り外す際には、一対の支柱が互いに接近するよう内側方
向に基部を押圧する。すると、当該固定具は、脚部の先
端が開くように弾性変形するため、脚部を貫通孔に少し
押し込みながらこの操作を行うことで、貫通孔の周縁部
に対する係合片の係合が解除される。
【0015】特に、本発明では、一対の支柱が互いに異
なった剛性を有しているので、上述のように基部を押圧
すると、剛性の強い側の支柱の延長線上に形成された脚
部は、押圧による弾性変形によってあまり変位せず、剛
性の弱い側の支柱の延長線上に形成された脚部の方が大
きく変位する。
【0016】従って、基部を押圧することにより、ま
ず、大きく変位する側の脚部に形成された係合片による
係合が確実に解除され、引き続き、基部への押圧を加え
たまま基部を剛性の強い支柱の側へ移動させさえすれ
ば、他方の係合片による係合も簡単に解除される。
【0017】つまり、本発明の固定具によれば、取付対
象物からの取り外しを行う際に、脚部の係合片による係
合を、片方ずつ確実に解除することができ、しかも、係
合片が互いに対向する方向に突出しているため、基部を
押圧して脚部の先端が開いた状態のまま脚部を貫通孔か
ら引き抜けば、精密な位置合わせを行わなくても、係合
片が貫通孔の周縁部に引っかかってしまうことがなく、
作業を簡単かつ確実に行うことができる。
【0018】また、本発明の固定具では、貫通孔との係
合を解除する際に操作される基部は、取付対象物の固定
具取付面より上部に突出しており、従来装置の腕部のよ
うに基板に密着しておらず、また側方に広がってもいな
いため、係合解除の操作時に、周囲に配設された他の構
成部品が邪魔になる可能性が低く、より狭いスペースし
かない場合であっても、好適に用いることができる。
【0019】なお、一対の支柱が、互いに異なった剛性
を有するようにするには、例えば請求項2記載のよう
に、一対の支柱を互いに異なった断面形状とすればよ
い。より具体的には、支柱を押圧する際の押圧方向に沿
った支柱の肉厚を変えればよく、また、断面H状や断面
コの字状の支柱等、異形の支柱を用いてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された本実施例のケ
ーブルクランプの全体構成を表す斜視図である。
【0021】図1に示すように、本実施例のケーブルク
ランプ2は、基部4と、基部4の上端に形成され、複数
本のケーブルを把持可能なクランプ部6と、基部4の下
端に形成され、自身をシャーシやプリント基板等の取付
対象物Mに形成された貫通孔Hに着脱自在に固定するた
めのスナップ部8とからなり、これら各部4,6,8
は、弾性変形可能な合成樹脂により一体成形されてい
る。
【0022】このうち、基部4は、平行に立設された一
対の支柱4a,4bと、これら一対の支柱4a,4bの
上端及び下端にて、両者を連結する連結桁4c,4dと
からなり、外周及び中空部分の形状がいずれも長方形の
リング状に形成されている。但し、一方の支柱4aは他
方の支柱4bより、両支柱4a,4bの配列方向に沿っ
た肉厚が大きくなるように形成されており、また、上端
(クランプ部6側)の連結桁4cは下端(スナップ部8
側)の連結桁4dより、両連結桁4c,4dの配列方向
に沿った肉厚が大きくなるように形成されている。つま
り、支柱4aは支柱4bより、また連結桁4cは連結桁
4dより剛性が大きくなり、弾性変形しにくいように構
成されている。
【0023】そして、クランプ部6は、連結桁4cの両
端から上方に延出され、且つその上端で鋭角的に屈曲し
て互い接近する方向に延出された形状を有する一対のケ
ーブル保持片6a,6bからなり、両ケーブル保持片6
a,6b間の隙間は、保持すべきケーブル径より小さく
されている。
【0024】一方、スナップ部8は、連結桁4dから両
支柱4a,4bの延長線上にそれぞれ延設された一対の
脚部8a,8bと、各脚部8a,8bの先端から互いに
対向する向きに突出した係合片8c,8dと、各脚部8
a,8bの付け根付近から、外側下方に向けて延設さ
れ、上に凸な湾曲を有する付勢部材8e,8fとを備え
ている。なお、ここでは、支柱4a,4b、ケーブル保
持片6a,6b,脚部8a,8bが対向する向きを内
側、その反対の向きを外側と呼び、基部4から見てクラ
ンプ部6側を上方、スナップ部8側を下方と呼ぶ。
【0025】このように構成された本実施例のケーブル
クランプ2は、シャーシやプリント基板等の取付対象物
M上に形成された一対の貫通孔Hを用いて、この取付対
象物Mに固定される。なお、一対の貫通孔Hは、その間
隔Wが、脚部8a,8b(係合片8c,8d以外の部
分)間の間隔と等しくなるように設けられている。
【0026】そして、ケーブルクランプ2を取付対象物
Mに固定する場合、一対の脚部8a,8bを、一対の貫
通孔Hにそれぞれ挿入し、脚部8a,8bの先端に設け
られた係合片8c,8dが貫通孔Hを挿通して取付対象
物Mの裏面に突き抜けるまで押し込む。
【0027】すると、係合片8c,8d間の間隔は、貫
通孔H間の間隔より狭いため、脚部8a,8bは、先端
部分が押し広げられるように弾性変形し、この変形した
状態で、貫通孔Hを進むことになる。そして、係合片8
c,8dが裏面に突き抜けると、脚部8a,8bが元の
形状に戻ることにより、係合片8c,8dが裏面にて貫
通孔Hの周縁部に係合する。
【0028】この時、脚部8a,8bが貫通孔Hに押し
込まれるのに従って、付勢部材8e,8fも取付対象物
Mのケーブルクランプ取付面(以下、単に取付面とい
う)に当接し先端部分が外側方向に押し広げられるよう
に弾性変形する。そして、係合片8c,8dが係合した
後に、押し込み操作を止めると、付勢部材8e,8f
は、弾性変形の復元力により脚部8a,8bを貫通孔H
から引き抜く方向、即ち、係合片8c,8dを貫通孔H
の周縁部に圧接する方向に付勢力を発生させる。これに
より、当該ケーブルクランプ2は、取付対象物Mに固定
されることになる(図2(a)参照)。
【0029】このようにして取付対象物Mに固定された
ケーブルクランプ2は、クランプ部6にてケーブルの束
等を保持することができる。一方、取付対象物Mに固定
されたケーブルクランプ2を取り外す場合、まず、一対
の支柱4a,4bが互いに接近するよう内側方向に基部
4を押圧する。すると、図2(b)に示すように、ケー
ブルクランプ2は、脚部8a,8bの先端が開くように
弾性変形する。但し、この押圧によって、剛性が小さい
側の支柱4b及び連結桁4dが大きく変形する(たわ
む)ことにより、この支柱4bの延長線上に設けられた
脚部8bが、もう一方の脚部8aから離れるように変位
する。このため、この操作を、脚部8a,8bを貫通孔
Hに少し押し込みながら行えば、脚部8bの係合片8d
による貫通孔Hの周縁部に対する係合は、簡単に解除さ
れる。
【0030】そして、引き続き、基部4への押圧を加え
たまま基部4を剛性の強い支柱4aの側へ移動させれ
ば、図2(c)に示すように、脚部8aに形成された係
合片8cによる係合も解除される。従って、この状態で
脚部8a,8bを貫通孔Hから引き抜けば、ケーブルク
ランプ2は取付対象物Mから取り外される。
【0031】以上説明したように、本実施例のケーブル
クランプ2によれば、基部4を押圧すると、一方の脚部
8bのみが、係合片8dによる係合を解除する方向に大
きく変位するようにされているので、取付対象物Mから
の取り外しを行う際に、脚部8a,8bの係合片8c,
8dによる係合を、片方ずつ確実に解除することができ
る。しかも、係合片8c,8dは、内側に向けて突出し
ているため、基部4を押圧して脚部8a,8bの先端が
開いた状態となるようにしたまま、貫通孔Hからの引き
抜きを行えば、係合片8c,8dが貫通孔Hの周縁部に
引っかかってしまうことがなく、作業を簡単かつ確実に
行うことができる。
【0032】また、本実施例のケーブルクランプ2で
は、取付対象物Mからの取り外しを行う際に、取付対象
物Mの取付面より上部に突出した基部4を操作するよう
にされているので、ケーブルクランプ2の周囲に配設さ
れた他の構成部品が邪魔になる可能性が従来装置と比較
して低く、ケーブルクランプ2の周囲に狭いスペースし
かない場合であっても、好適に用いることができる。 [変形例]以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様
々な態様にて実施することができる。
【0033】例えば、クランプ部6の形状は、上記実施
例のものに限らず、電線を保持できればどのような形状
であってもよい。即ち、図3(a)に示すケーブルクラ
ンプ12のように、連結桁4cの両端から上方に延出さ
れた一対のケーブル保持片16a,16bのうち、一方
のケーブル保持片16aには、先端にフック16cが形
成された蓋体16dをヒンジ16eを介して連結し、他
方のケーブル保持片16bには、フック16cと係合す
る係合突起16fを形成してなる開閉自在なクランプ部
16を設けたり、図3(b)に示すケーブルクランプ2
2のように、連結桁4c上に、上端が開放されたリング
状のクランプ部26を設ける等してもよい。
【0034】また、上記実施例では、本発明をケーブル
クランプに適用した例について説明したが、ケーブル以
外のものを保持できるように構成してもよい。例えば、
図3(c)に示すように、上記実施例の構成からクラン
プ部6を省略し、代わりに、上端の連結桁4cにネジ孔
Nを形成することにより、ネジ止め受け座32として構
成してもよい。また、図3(d)に示すように、上記実
施例の構成からクランプ部6を省略した基部4とスナッ
プ部8とだけからなるものを、上端の連結桁4cの部分
で互いに連結した形状、即ち両端にスナップ部8を有す
るスペーサ42として構成してもよい。
【0035】更に、図4に示すように、プリント基板P
の端部に設けた貫通孔に挿通され、取付面に対してプリ
ント基板Pを水平に保持するための突起56a、及び同
じくプリント基板Pの貫通孔に挿通されプリント基板P
を垂直に保持するための突起56bが形成された基板保
持部56を、上記実施例のクランプ部6の代わりに設け
た基板固定具52、及びプリント基板Pの端部に設けた
貫通孔に挿通され、プリント基板Pを取付面に対して水
平に保持するための突起66a、及び揺動自在に形成さ
れ、突起66aにより保持されたプリント基板Pの縁部
に係合する係合片66bが形成された基板保持部66
を、上記実施例のクランプ部6の代わりに設けた基板固
定具62として構成してもよい。
【0036】これら、基板固定具52,62は、プリン
ト基板Pの両端に配置され、プリント基板Pの両端部に
それぞれ設けられた貫通孔に、突起56a,66aを挿
通させると共に係合片66bをプリント基板Pの縁部に
係合させることで、図中に実線で示すように、基板固定
具52,62の取付面に対してプリント基板Pを水平状
態に固定できる。また、図中一点鎖線にて示すように、
係合片66bによる係合を解除して、プリント基板Pを
突起56a,66aから取り外し、代わりに、貫通孔に
突起56bを挿通させることで、上記取付面に対してほ
ぼ垂直な状態にプリント基板Pを保持することもでき
る。即ち、基板固定具52,62を用いれば、プリント
基板Pを蓋のように開閉自在に取り付けることができ
る。
【0037】また更に、図5に示すように、上記実施例
の構成からクランプ部6,及び支柱4a側に形成された
付勢部材8eを省略し、更に、支柱4aには、外側面に
プリント基板Pの縁部を収納可能なガイド溝74を形成
することにより、プリント基板Pを当該固定具が取り付
けられる取付面に対して立設した状態に保持する基板固
定具72として構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のケーブルクランプの全体構成を表す
斜視図である。
【図2】 スナップ部の動作を表す説明図である。
【図3】 変形例の構成を表す正面図である。
【図4】 変形例の基板固定具の構成、及び使用状態を
表す説明図である。
【図5】 変形例の基板固定具の構成を表す斜視図であ
る。
【図6】 従来装置の構成を表す斜視図、及び使用状態
を表す説明図である。
【符号の説明】
2,12,22…ケーブルクランプ 4…基部
4a,4b…支柱 4c,4d…連結桁 6,16,26…クランプ部 6a,6b,16a,16b…ケーブル保持片 8
…スナップ部 8a,8b…脚部 8c,8d…係合片 8
e,8f…付勢部材 16c…フック 16d…蓋体 16e…ヒンジ
16f…係合突起 32…ネジ止め受け座 42…スペーサ 52,6
2,72…基板固定具 56,66…基板保持部 56a,56b,66a…
突起 66b…係合片 74…ガイド溝 H…貫通孔
M…取付対象物 N…ネジ孔 P…プリント基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付対象物を貫通する一対の貫通孔を用
    いて、該取付対象物に取り付けられる固定具であって、 間隔を空けて並設された一対の支柱、及び該一対の支柱
    を両端にて連結する連結桁を有する基部と、 前記連結桁から前記一対の支柱の延長線上にそれぞれ突
    設され、先端に互いに対向する向きに突出する係合片を
    有し、前記一対の貫通孔にそれぞれ挿入される一対の脚
    部と、 前記脚部が前記貫通孔に挿入されると前記取付対象物に
    当接して弾性変形し、該弾性変形の復元力により、前記
    貫通孔を挿通した裏面にて該貫通孔の周縁部に係合する
    前記係合片を該周縁部に圧接する付勢部材と、 を備え、 前記基部は、前記一対の支柱が互いに接近する方向に押
    圧されると、前記脚部の先端が開くよう弾性変形し、且
    つ前記一対の支柱が互いに異なった剛性を有することを
    特徴とする固定具。
  2. 【請求項2】 前記一対の支柱を互いに異なった断面形
    状とすることにより、該一対の支柱の剛性を相異させて
    いることを特徴とする請求項1記載の固定具。
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