JP2001007509A - はんだ除去装置 - Google Patents

はんだ除去装置

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JP2001007509A JP11180221A JP18022199A JP2001007509A JP 2001007509 A JP2001007509 A JP 2001007509A JP 11180221 A JP11180221 A JP 11180221A JP 18022199 A JP18022199 A JP 18022199A JP 2001007509 A JP2001007509 A JP 2001007509A
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suction head
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スループットの向上したはんだ除去装置を提供
することにある。 【解決手段】LSI吸着ヘッド22と銅板吸着ヘッド2
4は、同軸的に配置されている。LSI吸着ヘッドによ
り、LSI供給部14からLSI14aを吸着し、銅板
吸着ヘッド24により、銅板供給部12から銅板12a
を吸着し、X−Yステージ10を移動して、加熱部18
に移動する。LSI14aに付着したはんだは、溶融す
ると銅板12aに付着して、はんだを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はんだ除去装置に
係り、特に、LSI等の接続面に形成された接続用のは
んだを除去するに好適なはんだ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大型コンピュータ等で用いられる高密度
モジュールでは、多層配線基板の上に、複数のLSIを
接続する際に、はんだボールを用いたボールグリッドア
レイ(BGA)接続することにより、接続密度を向上さ
せるようにしている。しかしながら、例えば、20mm
角のLSIにおいては、接続に用いられるはんだボール
の個数は、約5000個あり、多層配線基板とLSIの
接続端子間の未接続による接続不良が発生する。このよ
うな接続不良が発生すると、一旦、LSIを多層配線基
板から外した上で、再接続するリペア作業が必要とな
る。この際、多層配線基板から外されたLSIの接続面
には、はんだが付着しているため、このはんだは、はん
だ除去装置により除去し、改めてはんだボールを形成す
るようにしている。
【0003】ここで、従来から用いられているはんだ除
去装置においては、LSIの接続面に付着しているはん
だを加熱し、溶融したはんだを、加熱した銅板に付着さ
せることにより、LSIに付着したはんだを除去するよ
うにしている。そのために、はんだ除去装置は、銅板を
加熱ステージに搬送するための銅板吸着ヘッドと、LS
Iを加熱された銅板の上に搬送するためのLSI吸着ヘ
ッドと、未使用の銅板や使用済みの銅板やLSIや加熱
ステージをX−Y方向に移動するX−Yステージを備え
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のはんだ除去装置
においては、銅板吸着ヘッドとLSI吸着ヘッドは、そ
れぞれ独立して離れた位置に備えられ、2つのヘッドが
それぞれ独立して上下動するとともに、X−Yステージ
がX−Y方向に移動することにより、銅板の搬送やLS
Iの搬送を行うようにしているため、LSIのはんだ除
去処理に時間を要し、スループットが低いという問題が
あった。
【0005】本発明の目的は、スループットの向上した
はんだ除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の部材を吸着する第1のヘッドと、
第2の部材を吸着する第2のヘッドを有し、上記第2の
ヘッドによって吸着した上記第2の部材を加熱部に移動
して加熱し、この第2の部材の上に、上記第1のヘッド
によって吸着した上記第1の部材を載置して、上記第1
の部材に付着したはんだを溶融した状態で第2の部材に
付着させることにより、第1の部材からはんだを除去す
るはんだ除去装置において、上記第1のヘッドと上記第
2のヘッドを同軸的に配置したものである。かかる構成
により、はんだ除去作業におけるヘッドの第1,第2の
部材の相対的な移動距離を短くして、作業に要する時間
を短縮でき、スループットを向上し得るものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図15を用いて、本
発明の一実施形態によるはんだ除去装置の構成及び動作
について説明する。最初に、図1を用いて、本実施形態
によるはんだ除去装置の全体構成について説明する。
【0008】本実施形態によるはんだ除去装置は、X−
Yステージ10と、ヘッド部20と、制御部30とから
構成されている。X−Yステージ10は、銅板供給部1
2と、LSI供給部14と、銅板排出部16と、加熱部
18とを備えている。銅板供給部12には、複数の新し
い銅板12a,12b,12c,…が載置されている。
LSI供給部14には、複数のLSI14a,14b,
14c,14d,…が載置されている。LSI供給部1
4に載置されるLSI14a,…の個数は、図示の例で
は、20個であるが、この個数に限るものではない。銅
板排出部16には、LSI14a,…の接続面から除去
したはんだの付着した使用済みの銅板を載置する。加熱
部18には、銅板12a及びLSI14aが順次載置さ
れる。加熱部18は、LSI14aの接続面に付着した
はんだの融点以上に、銅板12a及びLSI14aを加
熱し、はんだを溶融すると共に、溶融したはんだは、銅
板12aに付着する。はんだの除去されたLSI14a
は、元のLSI供給部14に戻され、はんだの付着した
銅板12aは、銅板排出部16に排出される。X−Yス
テージ10は、図示するX方向及びY方向に移動可能で
あり、ヘッド部20の下の位置に、銅板供給部12,L
SI供給部14,銅板排出部16,加熱部18を、それ
ぞれ位置付けることができる。なお、LSIに用いられ
ているはんだの融点が、例えば、230℃の場合、加熱
部18は、250℃程度まで、銅板12a及びLSI1
4aを加熱する。また、LSIの大きさが、20mm角
の場合、銅板の大きさは、35mm角のものを使用して
いる。
【0009】ヘッド部20は、LSI吸着ヘッド22
と、銅板吸着ヘッド24とを備えている。ここで、本実
施形態において特徴的なことは、LSI吸着ヘッド22
と、銅板吸着ヘッド24とは、同軸的に配置されている
ことである。即ち、LSI吸着ヘッド22及び銅板吸着
ヘッド24は、それぞれ、Z方向に往復動可能であり、
このとき、LSI吸着ヘッド22がZ方向に移動する際
の移動軸中心と、銅板吸着ヘッド24がZ方向に移動す
る際の移動軸中心は、同軸に配置されている。また、換
言すると、LSI吸着ヘッド22は、銅板吸着ヘッド2
4の内側に配置されている。即ち、銅板吸着ヘッド24
は、その先端に吸着部24a,24bを備えており、こ
の吸着部24a,24bを用いて、銅板供給部12に載
置された複数の銅板12a,…の内、最上部に載置され
た銅板12aを吸着する。一方、LSI吸着ヘッド22
も、その先端に、吸着部22aを備えており、この吸着
部22aを用いて、LSI供給部14に載置された複数
のLSI14a,…を順次吸着する。ここで、銅板吸着
ヘッド24の吸着部24a,24bに吸着される銅板の
投影面内に、LSI吸着ヘッド22が配置されている。
従って、LSI吸着ヘッド22によってLSIを吸着し
た状態で、銅板吸着ヘッド24により銅板を吸着するこ
とができる。なお、従来のはんだ除去装置においては、
LSI吸着ヘッドと、銅板吸着ヘッドとは、全く独立し
て設けられていた。なお、LSI吸着ヘッド22は、そ
の内部にヒータを内臓しており、LSIを、例えば、1
50℃まで加熱する。これは、加熱部18の上に、銅板
及びLSIを載置して加熱する際、その上からLSI吸
着ヘッド22により押さえており、LSI吸着ヘッド2
2が常温のままであると、加熱部18の熱がLSI吸着
ヘッド22から熱ヒケを起こし、はんだの温度が融点以
上まで高まらなくなることを防止するためである。
【0010】制御部30は、X−Yステージ10のX方
向及びY方向の移動を制御し、また、ヘッド部20のL
SI吸着ヘッド22及び銅板吸着ヘッド24のZ方向の
移動を制御する。なお、制御部30の具体的な制御内
容,即ち、本実施形態によるはんだ除去装置の動作につ
いては、図2以降を用いて詳述する。X−Yステージ1
0とヘッド部20とは、窒素ガス等の不活性ガスが充填
されたガスパージチャンバー40内に配置されており、
はんだ溶融時に、はんだが酸化する事を防止している。
【0011】次に、図2〜図15を用いて、本実施形態
によるはんだ除去装置の動作について説明する。最初
に、図2及び図3を用いて、初期状態について説明す
る。図2は、本実施形態によるはんだ除去装置における
ヘッド位置の初期状態を示す平面図であり、図3は、本
実施形態によるはんだ除去装置におけるヘッド状態の初
期状態を示す正面図である。なお、図1と同一符号は、
同一部分を示している。
【0012】図2に示すように、初期状態においては、
ヘッド部20は、X−Yステージ10の右側の位置に位
置付けられてる。この初期位置を、(0,0)とする。
また、図3に示すように、初期状態においては、ヘッド
部20のLSI吸着ヘッド22及び銅板吸着ヘッド24
は、共に、最上部に持ち上げられた状態となっている。
LSI吸着ヘッド22及び銅板吸着ヘッド24は、共
に、図示の状態から下方向(Z方向)に移動することが
できる。
【0013】次に、図4及び図5を用いて、LSI吸着
工程について説明する。図4に示すように、LSI吸着
工程においては、制御部30は、X−Yステージ10
を、X方向に、例えば,距離x1移動し、また、Y方向
に、例えば,距離y1移動して、ヘッド部20を、LS
I供給部14のLSI14aの上の、位置(x1,y
1)に位置付けられる。その後、図5(A)に示すよう
に、制御部30は、ヘッド部20のLSI吸着ヘッド2
2を下降する。そして、図5(B)に示すように、LS
I吸着ヘッド22の先端の吸着部がLSI14aに接触
すると、吸着部によって吸着する。次に、図5(C)に
示すように、LSI吸着ヘッド22は、LSI14aを
吸着したまま、上昇して、元の最上部の位置に戻る。な
お、LSIの吸着状態において、LSIの接続面のはん
だが付着した面は、下方を向いている。なお、LSI吸
着部14には、図1に示したように、複数のLSI14
a,14b,…が載置されているので、LSI吸着工程
においてLSI14aのはんだ除去作業が終了すると、
次のLSI吸着工程においては、制御部30は、LSI
14bの上にヘッド部20を位置付ける。
【0014】次に、図6及び図7を用いて、銅板吸着工
程について説明する。図6に示すように、銅板吸着工程
においては、制御部30は、X−Yステージ10を、
X,Y方向に移動して、ヘッド部20を、銅板供給部1
2の上の位置(x2,y2)に位置付ける。このとき、
図5(C)において説明したように、LSI吸着ヘッド
22はLSI14aを吸着したままである。その後、図
7(A)に示すように、制御部30は、ヘッド部20の
銅板吸着ヘッド24を下降する。そして、図7(B)に
示すように、銅板吸着ヘッド24の先端の吸着部が最上
部にある銅板12aに接触すると、吸着部によって吸着
する。次に、図7(C)に示すように、銅板吸着ヘッド
24は、銅板12aを吸着したまま、上昇して、元の最
上部の位置に戻る。
【0015】次に、図8及び図9を用いて、はんだ吸取
り工程について説明する。図8に示すように、はんだ吸
取り工程においては、制御部30は、X−Yステージ1
0を、X,Y方向に移動して、ヘッド部20を、加熱部
18の上の位置(x3,y3)に位置付ける。このと
き、図7(C)において説明したように、LSI吸着ヘ
ッド22はLSI14aを吸着しており、また、銅板吸
着ヘッド24は銅板12aを吸着したままである。その
後、図9(A)に示すように、制御部30は、ヘッド部
20の銅板吸着ヘッド24を下降して、銅板12aを加
熱部18の上に載せる。次に、図9(B)に示すよう
に、制御部30は、ヘッド部20のLSI吸着ヘッド2
2を下降して、LSI14aを銅板12aの上に載せ
る。次に、図9(C)に示すように、銅板吸着ヘッド2
4は、銅板12aの吸着を解放してから、上昇して、元
の最上部の位置に戻る。
【0016】加熱部18は、はんだの融点以上に加熱さ
れるため、その熱が銅板12aを介してLSI14aの
接続面のはんだに伝達され、はんだが溶融する。このと
き、LSI吸着ヘッド22は、LSI14aを銅板12
aに押しつけている。そして、LSI吸着ヘッド22
は、上述したように内部にヒータを有しており、例え
ば、150℃まで加熱することにより、LSI吸着ヘッ
ド22からの熱ヒケを防止している。なお、銅板吸着ヘ
ッド24は、ヒータを内蔵していないため、図9(C)
に示したように、上部に移動しており、銅板12aとは
接触していないものである。このはんだ吸取り工程によ
り、LSI14aの接続面に付着したはんだは、溶融し
て、銅板12aに付着し、LSI14aからはんだを除
去できる。はんだの加熱時間は、約20〜30秒であ
る。
【0017】次に、図10及び図11を用いて、吸取り
終了工程について説明する。図10に示すように、吸取
り終了工程においては、X−Yステージ10は移動せ
ず、図8において説明したと同じく、ヘッド部20は、
加熱部18の上の位置(x3,y3)に位置している。
はんだの溶融が終了すると、図11(A)に示すよう
に、制御部30は、ヘッド部20の銅板吸着ヘッド24
を下降して、銅板12aを吸着する。次に、図11
(B)に示すように、制御部30は、ヘッド部20のL
SI吸着ヘッド22によってLSI14aを吸着したま
ま上昇する。次に、図11(C)に示すように、銅板吸
着ヘッド24は、銅板12aを吸着した状態で上昇し
て、元の最上部の位置に戻る。このとき、溶融したはん
だは、銅板12aに付着し、LSI14aに付着してい
たはんだが、除去される。
【0018】次に、図12及び図13を用いて、銅板排
出工程について説明する。図12に示すように、銅板排
出工程においては、制御部30は、X−Yステージ10
を、X,Y方向に移動して、ヘッド部20を、銅板排出
部16の上の位置(x4,y4)に位置付ける。このと
き、図11(C)において説明したように、LSI吸着
ヘッド22はLSI14aを吸着しており、また、銅板
吸着ヘッド24は銅板12aを吸着したままである。そ
の後、図13(A)に示すように、制御部30は、ヘッ
ド部20の銅板吸着ヘッド24を下降する。次に、図1
3(B)に示すように、制御部30は、ヘッド部20の
銅板吸着ヘッド24による吸着を解放して、吸着してい
た銅板12aを、その下に位置する銅板排出部16内に
落下させる。次に、図13(C)に示すように、銅板吸
着ヘッド24は、上昇して、元の最上部の位置に戻る。
【0019】次に、図14及び図15を用いて、LSI
排出工程について説明する。図14に示すように、LS
I排出工程においては、制御部30は、X−Yステージ
10を、X,Y方向に移動して、ヘッド部20を、LS
I供給部14の上の位置(x1,y1)に位置付ける。
この位置は、LSI吸着工程において、LSI14aを
吸着して、空いている位置である。その後、図15
(A)に示すように、制御部30は、ヘッド部20のL
SI吸着ヘッド22を下降する。次に、図15(B)に
示すように、制御部30は、ヘッド部20のLSI吸着
ヘッド22による吸着を解放して、吸着していたLSI
14aを、その下に位置するLSI供給部14内に落下
させる。次に、図15(C)に示すように、LSI吸着
ヘッド22は、上昇して、元の最上部の位置に戻る。
【0020】以上のようにして、図2〜図15において
説明した工程により、LSI14aの接続面に付着して
いたはんだは、銅板12aに付着することにより除去さ
れ、はんだの除去されたLSI14aは、LSI供給部
14の元の位置に収納され、また、はんだの付着した銅
板12aは、銅板排出部16に排出される。以上の工程
が終了すると、X−Yステージ10は、図2に示した初
期状態の位置に復帰する。なお、図14に示した状態か
ら、図2に示す位置までX−Yステージ10が移動し
て、次のLSI14bのはんだ除去作業を行うこともで
きる。
【0021】以上のように、本実施形態においては、L
SI吸着ヘッド22と、銅板吸着ヘッド24とは、同軸
的に配置されているので、はんだ除去作業におけるX−
Yステージ10の移動量を少なくすることができ、はん
だ除去作業のスループットを向上できるものであり、そ
の点について、以下に具体的に説明する。図2に示した
初期状態から図4に示したLSI吸着工程において、X
−Yステージ10は、位置(0,0)から位置(x1,
y1)まで移動する。従って、ヘッド部20とX−Yス
テージ10の相対的な移動量は、(x12+y121/2
である。なお、以下の説明においては、理解を容易にす
るため、X方向とY方向を独立に考え、位置(0,0)
から位置(x1,y1)まで移動量は、X方向に距離x
1移動し、Y方向に距離y1移動するものとする。
【0022】次に、図4に示したLSI吸着工程から図
6に示した銅板吸着工程において、X−Yステージ10
は、位置(x1,y1)から位置(x2,y2)まで移
動する。従って、ヘッド部20とX−Yステージ10の
相対的な移動量は、X方向に距離(x2−x1)であ
り、Y方向に距離(y2−y1)である。なお、ここ
で、x1,x2,y1,y2の大小関係は、図2,図
4,図6に示した位置関係を基準として、x2>x1と
し、y2>y1とする。同様にして、図6に示した銅板
吸着工程から図8に示したはんだ吸取り工程におけるヘ
ッド部20とX−Yステージ10の相対的な移動量は、
X方向に距離(x2−x3)であり、Y方向に距離(y
2−y3)である。なお、ここで、x2,x3,y2,
y3の大小関係は、図2,図6,図8に示した位置関係
を基準として、x2>x3とし、y2>y3とする。
【0023】また、図10に示した吸取り終了工程から
図12に示した銅板排出工程におけるヘッド部20とX
−Yステージ10の相対的な移動量は、X方向に距離
(x4−x3)であり、Y方向に距離(y3−y4)で
ある。なお、ここで、x3,x4,y3,y4の大小関
係は、図2,図8,図12に示した位置関係を基準とし
て、x4>x3とし、y3>y4とする。さらに、図1
2に示した銅板排出工程から図14に示したLSI排出
工程におけるヘッド部20とX−Yステージ10の相対
的な移動量は、X方向に距離(x1−x4)であり、Y
方向に距離(y4−y1)である。なお、ここで、x
1,x4,y1,y4の大小関係は、図2,図12,図
14に示した位置関係を基準として、x1>x4とし、
y4>y1とする。
【0024】最後に、図14に示したLSI排出工程か
ら図2に示した初期状態におけるヘッド部20とX−Y
ステージ10の相対的な移動量は、X方向に距離x1で
あり、Y方向に距離y1である。以上の結果、X方向の
総移動距離は、2・x1+2・x2−2・x3であり、
Y方向の総移動距離は、2・y2−2・y3となる。
【0025】ここで、比較のため、銅板吸着ヘッドとL
SI吸着ヘッドが独立して配置されている従来のはんだ
除去装置における移動距離について説明する。ここで、
例えば、銅板吸着ヘッドの初期状態における位置を
(0,0)として、LSI吸着ヘッドの初期状態におけ
る位置を(α0,0)とする。この位置は、例えば、図
2に示す状態において、X−Yステージ10の右側に位
置するヘッド20の位置を(0,0)とするとき、X−
Yステージ10の左側に位置するものである。α0>x
1,x2,x3,x4とする。
【0026】全体的な処理工程,即ち、X−Yステージ
の移動の動きは、次のようになる。最初に、位置(0,
0)にあった銅板吸着ヘッドが、位置(x2,y2)に
位置するように、X−Yステージが移動して、銅板吸着
ヘッドを用いて、銅板吸着部から新しい銅板を吸着し、
次に、位置(x3、y3)に移動して、加熱部に銅板を
載置する。このとき、移動量は、X方向に距離x2+
(x2−x3)であり、Y方向に距離y2+(y2−y
3)である。
【0027】次に、LSI吸着ヘッドが、位置(x1,
y1)に位置するように、X−Yステージが移動して、
LSI吸着ヘッドを用いて、LSI吸着部から新しいL
SIを吸着し、次に、位置(x3、y3)に移動して、
加熱部の銅板の上にLSIを載置する。銅板吸着ヘッド
が位置(x3,y3)にあるとき、LSI吸着ヘッド
は、銅板吸着ヘッドから距離α0だけ離れた位置にある
ので、LSI吸着ヘッドの初期位置は((x3+α
0),0)であるので、移動量は、X方向に距離((x
3+α0)−x1)+(x3−x1)であり、Y方向に
距離(y1−y3)+(y1−y3)である。次に、L
SI吸着ヘッドが、位置(x1,y1)に位置するよう
に、X−Yステージが移動して、LSI吸着ヘッドを用
いて、はんだの除去されたLSIをLSI吸着部に戻
す。このときのX−Yステージの移動量は、X方向に距
離(x3−x1)であり、Y方向に距離(y1−y3)
である。
【0028】次に、銅板吸着ヘッドが、位置(x3,y
3)に位置するようにして、銅板吸着ヘッドを用いて、
はんだの付着した銅板を吸着して、位置(x4,y4)
の銅板排出部に移動し、銅板を排出し、次に、位置(α
0,0)まで銅板吸着ヘッドが戻る。LSi吸着ヘッド
が位置(x1,y1)にあるとき、銅板吸着ヘッドは、
LSI吸着ヘッドから距離α0だけ離れた位置にあるの
で、銅板吸着ヘッドは、位置((x1+α0),y1)
にあるので、移動量は、X方向に距離((x1+α0)
−x3)+(x3−x4)+(α0−x4)であり、Y
方向に距離(y1−y3)+(y4−y3)+y4であ
る。以上の結果、X方向の総移動距離は、−2・x1+
2・x2+3・α0+2・x3であり、Y方向の総移動
距離は、4・y1+2・y2−6・y3+2・y4とな
る。
【0029】従って、従来のはんだ除去装置において
は、本実施形態におけるはんだ除去装置に比べて、X方
向に、4(x3−x1)+3α0だけ多く移動し、Y方
向に、4(y1−y3)+2・y4だけ多く移動する。
ここで、x3>x1であり、y1>y3であるので、X
方向及びY方向のいずれも正の数値となり、従来のはん
だ除去装置の方がX−Yステージの移動距離が長いこと
になる。従って、本実施形態においては、1個のLSI
からはんだを除去するのに要する時間を、従来よりも短
縮でき、はんだ除去作業のスループットを短縮すること
ができる。なお、従来のはんだ除去装置においては、1
個のLSIのはんだ除去に約3分を要したものを、約2
分まで短縮することができる。また、銅板吸着ヘッドと
LSI吸着ヘッドが同軸的に配置されている本実施形態
におけるはんだ除去装置においては、ヘッド部の設置ス
ペースが従来の約半分となるので、ヘッド部とX−Yス
テージを収容するガスパージチャンバーを小型化するこ
とができるので、チャンバー内を窒素ガス雰囲気にする
のに要する時間を短くすることができる。
【0030】なお、上述した説明では、ヘッド部はZ方
向に移動し、X−YステージをX方向及びY方向に移動
するようにしているが、ヘッド部自体を、X,Y,Zの
3軸方向に移動可能にすることもできる。また、LSI
の接続面に付着したはんだを除去するものとして説明し
たが、基板等に付着したはんだ除去にも用いることがで
きるものである。はんだを付着させるための板材として
は、銅板以外も用いることができるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、はんだ除去装置におけ
るスループットを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置の全
体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置にお
けるヘッド位置の初期状態を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置にお
けるヘッド状態の初期状態を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置にお
けるヘッド位置のLSI吸着工程を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置にお
けるヘッド状態のLSI吸着工程を示す正面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置にお
けるヘッド位置の銅板吸着工程を示す平面図である。
【図7】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置にお
けるヘッド状態の銅板吸着工程を示す正面図である。
【図8】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置にお
けるヘッド位置のはんだ吸取り工程を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置にお
けるヘッド状態のはんだ吸取り工程を示す正面図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置に
おけるヘッド位置の吸取り終了工程を示す平面図であ
る。
【図11】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置に
おけるヘッド状態の吸取り終了工程を示す正面図であ
る。
【図12】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置に
おけるヘッド位置の銅板排出工程を示す平面図である。
【図13】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置に
おけるヘッド状態の銅板排出工程を示す正面図である。
【図14】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置に
おけるヘッド位置のLSI排出工程を示す平面図であ
る。
【図15】本発明の一実施形態によるはんだ除去装置に
おけるヘッド状態のLSI排出工程を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10…X−Yステージ 12…銅板供給部 12a,12b…銅板 14…LSI供給部 14a,14b…LSI 16…銅板排出部 18…加熱部 20…ヘッド部 22…LSI吸着部 24…銅板吸着部 30…制御部 40…ガスパージチャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 毅 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 (72)発明者 渡辺 直樹 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 Fターム(参考) 5E319 CD58 GG15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の部材を吸着する第1のヘッドと、第
    2の部材を吸着する第2のヘッドを有し、上記第2のヘ
    ッドによって吸着した上記第2の部材を加熱部に移動し
    て加熱し、この第2の部材の上に、上記第1のヘッドに
    よって吸着した上記第1の部材を載置して、上記第1の
    部材に付着したはんだを溶融した状態で第2の部材に付
    着させることにより、第1の部材からはんだを除去する
    はんだ除去装置において、 上記第1のヘッドと上記第2のヘッドを同軸的に配置し
    たことを特徴とするはんだ除去装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のはんだ除去装置において、 上記第2のヘッドの内側に、上記第1のヘッドを配置し
    たことを特徴とするはんだ除去装置。
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