JP2001006810A - コネクタのロック機構 - Google Patents

コネクタのロック機構

Info

Publication number
JP2001006810A
JP2001006810A JP11169986A JP16998699A JP2001006810A JP 2001006810 A JP2001006810 A JP 2001006810A JP 11169986 A JP11169986 A JP 11169986A JP 16998699 A JP16998699 A JP 16998699A JP 2001006810 A JP2001006810 A JP 2001006810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
elastic piece
locking
flexible
flexible elastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11169986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3767779B2 (ja
Inventor
Masaru Fukuda
優 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP16998699A priority Critical patent/JP3767779B2/ja
Priority to DE10028407A priority patent/DE10028407B4/de
Priority to US09/592,810 priority patent/US6179643B1/en
Publication of JP2001006810A publication Critical patent/JP2001006810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3767779B2 publication Critical patent/JP3767779B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一組のコネクタの嵌合解除を容易にできると
共に中途嵌合状態を精度良く検知することができ、しか
もコネクタの小型化を図ることができるコネクタのロッ
ク機構を提供する。 【解決手段】 本発明のコネクタのロック機構30は、
可撓アーム15の両側部には、隙間17の内側方向に撓
み変形すると共に元の形状に弾性復帰する一対の可撓弾
性片18、18が嵌合方向に沿って平行に配置されてお
り、該可撓弾性片18の両側部18Bには、外側方向に
突出した係合突起19が突設されている。この係合突起
19より前方部分の可撓弾性片18を係合突起19より
後方部分に比べて内側方向へ撓み易くするために、係合
突起19より前方の可撓弾性片18の横幅が、係合突起
19より後方の可撓弾性片18の横幅より細く形成され
ている。また、係合突起19より前方の可撓弾性片18
の長さが、係合突起19より後方の可撓弾性片18の長
さより長く形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一組の雌雄コネク
タの嵌合により接続端子が電気的に相互接続するコネク
タのロック機構に関し、より詳しくは各々接続端子を収
容した雌雄コネクタが中途嵌合状態のとき、両コネクタ
を離脱方向に押し出す機構を備えたコネクタのロック機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の電線を電気的に接続するた
めに一組の雌雄コネクタが用いられているが、この雌雄
コネクタにおいては、互いに嵌合させることにより両コ
ネクタハウジング内にそれぞれ収容された接続端子同士
が接触することで電気的に接続されるものである。
【0003】この雌雄コネクタを不完全に中途嵌合させ
たのでは、電気的に接続されない場合があり、雌雄コネ
クタ嵌合が不完全な中途嵌合状態の場合には両コネクタ
が離脱されるようにし、雌雄コネクタの中途嵌合を防止
できるようにした雌雄コネクタが、例えば特開平10−
41014号公報等に記載されている。
【0004】図8に示したコネクタのロック機構50
は、雌コネクタ51には雄型接続端子52が、また雄コ
ネクタ53には雌型接続端子54がそれぞれ収容されて
いる。一方、雄コネクタ53側に設けられた可撓係止片
55は、雌コネクタ51側に設けられた係合突起56と
係合し、雄コネクタ53と雌コネクタ51とを嵌合状態
にロックされるようになっている。
【0005】また、係合突起56は、緩斜面56Aと急
斜面56Bとによって、その断面形状が三角形状に形成
されている。これにより、両コネクタ51、53の嵌合
が不完全な中途嵌合状態では、可撓係止片55の先端部
55Aが自らの撓みにより緩斜面56Aを滑り落ちるの
で、両コネクタ51、53は、互いに離脱方向に分離さ
れる。これに対して、両コネクタ51、53が完全係合
し、雌雄型接続端子52、54が電気的に接続される
と、可撓係止片55の先端部55Aは、急斜面56Bを
滑り落ち、係合突起56と完全に係合する。これによ
り、両コネクタ51、53は、確実に嵌合した状態でロ
ックされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ネクタのロック機構50においては、両コネクタ51、
53を離脱させる際、可撓係止片55の先端部55Aを
持ち上げて係合突起56から外すことになるが、可撓係
止片55が上方に容易に可撓しないため、嵌合解除時の
解除作業が容易でなかった。また、中途嵌合状態のとき
には、可撓係止片55の反発力によって検知することに
なるが、接続端子の極数が増えると大きな離脱力が必要
であり、緩斜面56Aの角度を大きくすることで、コネ
クタの肥大化を招くと共に、可撓係止片55の負担が大
きくなるという問題があった。
【0007】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、一組のコネクタの嵌合解除を容易にでき
ると共に中途嵌合状態を精度良く検知することができ、
しかもコネクタの小型化を図ることができるコネクタの
ロック機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、互いに嵌合する一組のコネクタの内、一方のコネク
タに係止突起を備えた可撓アームを設け、他方のコネク
タに前記一方のコネクタを嵌合する嵌合凹部の内壁面に
前記係止突起を係止する係止部を設け、前記可撓アーム
を撓ませながら前記一方のコネクタを前記嵌合凹部内に
嵌合させるコネクタのロック機構において、前記一方の
コネクタの前記可撓アームの両側部に一対の可撓弾性片
を設け、前記可撓弾性片の外側面に係合突起を突設させ
ると共に、前記他方のコネクタの前記嵌合凹部の内側面
に前記一方のコネクタとの嵌合又は離脱に伴い前記係合
突起が摺動するテーパ面状の押し出し用案内面と、前記
嵌合凹部に前記一方のコネクタとの完全嵌合時に前記係
合突起を係止する係合部とを備え、前記係合突起より前
方の前記可撓弾性片が内側方向へ撓み易く形成されてい
ることを特徴とするコネクタのロック機構によって解決
することができる。
【0009】また、前記コネクタのロック機構におい
て、前記係合突起より前方の前記可撓弾性片の太さが、
前記係合突起より後方の前記可撓弾性片より細く形成さ
れている。また、前記コネクタのロック機構において、
前記係合突起より前方の前記可撓弾性片の長さが、前記
係合突起より後方の前記可撓弾性片より長く形成されて
いる。即ち、可撓弾性片が係合突起の後方側から係合突
起の前方側に至って漸次細くなるように構成するか、又
は可撓弾性片の係合突起から前端までの長さが係合突起
から後端までの長さより長くなるような構成にしても良
く、両方を組み合わせることも可能である。
【0010】本発明に係わる上記構成のコネクタのロッ
ク機構においては、係合突起より前方側の撓み量を大き
くすることができるので、可撓弾性片が係合突起を介し
て押し出し用案内面から押圧力を受けるとともに、可撓
アーム上の係止突起も係止部から押圧力を受ける。これ
により、両コネクタが完全嵌合するまでは、一方のコネ
クタは他方のコネクタから離脱方向に大きな離脱力を受
けるので、両コネクタの不完全な中途嵌合状態を精度良
く確実に検知することができる。
【0011】また、両コネクタが完全に嵌合した状態で
は、係止突起が係止部に係止されると共に係合突起が係
合部に係止されることで可撓弾性片の撓み状態が元に戻
り、両コネクタは強固な嵌合状態にロックされ、双方の
接続端子間が電気的に接続状態となる。また、可撓アー
ム上の係止突起と係止部との係合状態を解除して両コネ
クタを離脱させるために、可撓アームを押し下げる等に
よって撓み変位させると、可撓弾性片は可撓アームと一
体的に撓み方向に変位する。このとき、可撓弾性片に形
成した係合突起は押し出し用案内面上に案内され、嵌合
時と同様に大きな離脱力が発生するので容易に双方のコ
ネクタを離反させることができる。更に、離脱力が従来
程度で良ければ、押し出し用案内面の傾斜角を小さくす
ることができるので、コネクタの小型化を図ることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコネクタのロック
機構の一実施形態を図1乃至図7に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明に係るコネクタのロック機構の一実
施形態を示す分解斜視図、図2は雄コネクタの構成を示
す平面図、図3は図1における雌雄コネクタの断面図、
図4は雌雄コネクタの嵌合開始状態を示す作動説明図、
図5は雌雄コネクタの嵌合途中状態を示す作動説明図、
図6は雌雄コネクタの完全嵌合状態を示す作動説明図、
図7は雌雄コネクタの嵌合解除状態を示す作動説明図で
ある。
【0013】図1乃至図3に示すように本実施形態のコ
ネクタのロック機構30は、相互に嵌合する一組の雌雄
コネクタ10、20から形成されている。一方のコネク
タである雄コネクタ10は、ハウジング本体11内に端
子収容室12が貫設され、この端子収容室12内に電線
の端部に固着された雌型端子13が収容される。また、
ハウジング本体11の上面11Aの前端部分には可撓ア
ーム15の前端部15Aが突設され、自由端部15Bが
ハウジング後方に延設されている。
【0014】即ち、前記可撓アーム15の形状は、前端
部15A側の横幅が小さく、自由端部15B側の横幅が
大きく形成され、その中央部に撓み空間としての隙間1
7が形成されている。また、可撓アーム15の上面18
Aの前端部15A近傍であって隙間17の両側に相当す
る位置に、後述する雌コネクタ20側の係止部25に係
止される一対の係止突起16、16が突設されている。
この係止突起16の前方側には、前下がりの緩斜面16
Aが設けられている。
【0015】また、可撓アーム15の両側部には、隙間
17の内側方向に撓み変形すると共に元の形状に弾性復
帰する一対の可撓弾性片18、18が嵌合方向に沿って
平行に配置されており、該可撓弾性片18の両側部18
Bには、外側方向に突出した係合突起19が突設されて
いる。
【0016】本実施形態のコネクタのロック機構30の
特徴は、図2に示すように雄コネクタ10において、係
合突起19より前方部分の可撓弾性片18を係合突起1
9より後方部分に比べて内側方向へ撓み易くするため
に、係合突起19より前方の可撓弾性片18の横幅W1
が、係合突起19より後方の可撓弾性片18の横幅W2
より細く形成されている。即ち、可撓弾性片18の前方
の太さが後方より細く形成されている。また、係合突起
19より前方の可撓弾性片18の長さL1が、係合突起
19より後方の可撓弾性片18の長さL2より長く形成
されている。即ち、係合突起19が可撓弾性片18の後
方側に形成されている。前記構成の雄コネクタ10によ
れば、係合突起19より前方側の撓み量を大きくするこ
とができるので、雌雄コネクタ10、20を嵌合させる
際の中途嵌合状態を高い精度で検知することができる。
【0017】また、他方のコネクタである雌コネクタ2
0は、ハウジング本体21内に端子収容室22が貫設さ
れ、電線の末端に固着された雄型端子23が収容されて
いる。また、ハウジング本体21の前方部には、雄コネ
クタ10が嵌入する嵌合凹部24が設けられ、雄型端子
23の先端部が嵌合凹部24内に突出している。また、
嵌合凹部24の内壁面24A(図示上面側)上方には、
前述した可撓アーム15の係止突起16と係合する係止
部25が開口端縁に向かって前上がりの緩斜面として延
設され、該係止部25の後端部分に一対の係止突起1
6、16を係合する係合溝29が形成されている。
【0018】また、嵌合凹部24の両側壁面24B、2
4Bには、一対の押し出し用案内面26、26が嵌合方
向に対して左右対称に設けられている。これらの押し出
し用案内面26は、開口端縁から後方に行くほど両案内
面26、26の間隔が狭まるように形成されている。ま
た、押し出し用案内面26の後端には、嵌合凹部24の
内壁面24Bに対して直角に形成された係合部としての
段差面27が形成され、前述した可撓アーム15の係合
突起19を係合する。また、段差面27より下側部分の
延長面26Aは、前方に向かって延設されており、この
延長面26Aには、段差面27より後方の上下方向に延
びるように配置された案内面28が形成されている。こ
の両案内面28、28の間隔は、下側ほど狭まるように
傾斜している。
【0019】次に、上述した構成のコネクタのロック機
構30の作用について説明する。先ず、雄コネクタ10
と雌コネクタ20との嵌合作用について説明する。図4
に示すように雄コネクタ10を雌コネクタ20内に嵌合
させると、可撓アーム15上の係止突起16と雌コネク
タ20側の係止部25とが当接すると共に、可撓弾性片
18の係合突起19が押し出し用案内面26に当接す
る。そして、さらに押し込むことで、図5に示すように
係止突起16が雄コネクタ20側の係止部25の傾斜面
上を滑るようにして移動することで、可撓アーム15の
自由端部15B側を下方のハウジング本体11側に変位
させると共に、可撓弾性片18の前方部分が大きく内側
に撓んで係合突起19が押し出し用案内面26上を滑る
ように移動して、雄コネクタ10が雌コネクタ20内に
挿入される。
【0020】両コネクタ10、20が完全嵌合していな
い状態で嵌合操作を中止すると、可撓アーム15の弾性
力によって係止突起16の緩斜面16Aが係止部25か
ら押圧力を受けると共に、前方部分が大きく撓んだ可撓
弾性片18の係合突起19が押し出し用案内面26から
押圧力を受けることで、雄コネクタ10が離脱方向に大
きな離脱力により押し戻される。これにより、両コネク
タ10、20の中途嵌合状態を精度良く確実に検知する
ことができる。
【0021】次に、図6に示すように、さらに押し込む
ことで、可撓アーム15の係止突起16が係止部25に
係止されて係合溝29内に嵌合すると共に、係合突起1
9が案内面28上に乗った状態で段差面27に係止され
ることで、雄コネクタ10と雌コネクタ20が完全嵌合
状態となる。これにより、雄コネクタ10は、雌コネク
タ20に抜け出ることなく確実に嵌合され、雌型端子1
3と雄型端子23が電気的に接続される。
【0022】次に、雄コネクタ10を雌コネクタ20か
ら離脱させる際の作用について図7に基づいて説明す
る。雄コネクタ10を雌コネクタ20から離脱させる際
には、先ず可撓アーム15の自由端部15Bを手指等に
より下方に押してハウジング本体11側に変位させる。
これにより、可撓アーム15の係止突起16と係止部2
5との係止状態が解除される。この時、係合突起19
は、可撓アーム15のハウジング本体11側への撓み変
位に伴って案内面28上を図示下方に移動し、押し出し
用案内面26の延長面26A(図1参照)上に載る。即
ち、可撓アーム15を撓み変位させると同時に、係合突
起19と段差面27との係止状態が解除される。
【0023】また、係合突起19が押し出し用案内面2
6の延長面26A上に載ると、可撓弾性片18の前方部
分が内側方向に大きく撓み、係合突起19を介して可撓
弾性片18が押し出し用案内面26の延長面26Aから
押圧力を受けることで、雄コネクタ10を雌コネクタ2
0から離脱させようとする大きな離脱力が作用して、雄
コネクタ10を雌コネクタ20から容易に離脱させるこ
とができる。
【0024】上述したように本実施形態のコネクタのロ
ック機構30においては、雄コネクタ10と雌コネクタ
20との嵌合及び離脱を円滑かつ確実に行うために、係
合突起19より前方の可撓弾性片18を係合突起19よ
り後方の可撓弾性片18に比べて内側方向へ撓み易くす
るために、係合突起19より前方の可撓弾性片18の横
幅W1が、係合突起19より後方の可撓弾性片18の横
幅W2より小さくなるように形成されており、実質的に
係合突起19より前方の可撓弾性片18の太さが係合突
起19より後方の可撓弾性片18より細く形成されてい
る。また、係合突起19より前方の可撓弾性片18の長
さL1が、係合突起19より後方の可撓弾性片18の長
さL2より長く形成されており、言い換えれば、係合突
起19が可撓弾性片18の後方側に設けられている。
【0025】また、図5に示すように、雌コネクタ20
に形成した押し出し用案内面26の傾斜角θ、可撓弾性
片18の傾斜角φ、可撓アーム15の可撓弾性片18の
弾性によって係合突起19が押し出し用案内面26を外
側方向に押圧する力Wとすると、雄コネクタ10と雌コ
ネクタ20とを嵌合又は離脱する際、雄コネクタ10を
外側方向に押し出す離脱力Fは、Wtan(φ−θ)か
ら求められる。よって、押し出し用案内面26の傾斜角
θは一定であるが、一対の可撓弾性片18の傾斜角φが
大きくなるので、雄コネクタ10を押し出す離脱力Fは
増大する。
【0026】従って、係合突起19より前方側の撓み量
を大きくすることができるので、雌雄コネクタ10、2
0を嵌合させる際の中途嵌合状態及び離脱作業を容易に
行うことができると共に、確実に大きな離脱力が発生す
るので、精度の高い検知を行うことができる。また、離
脱力が従来程度で良ければ、押し出し用案内面の傾斜角
を小さくすることができるので、コネクタの小型化を図
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコネクタの
ロック機構によれば、一方のコネクタの可撓アームの両
側部に一対の可撓弾性片を設け、可撓弾性片の外側面に
係合突起を突設させると共に、他方のコネクタの嵌合凹
部の内側面に一方のコネクタとの嵌合又は離脱に伴い係
合突起が摺動するテーパ面状の押し出し用案内面と、嵌
合凹部に一方のコネクタとの完全嵌合時に係合突起を係
止する係合部とを備え、係合突起より前方の可撓弾性片
が内側方向へ撓み易く形成されている。従って、係合突
起より前方側の撓み量を大きくすることができるので、
両コネクタが完全嵌合するまでは、一方のコネクタは他
方のコネクタから離脱方向に大きな離脱力を受けるの
で、両コネクタの不完全な中途嵌合状態を精度良く確実
に検知することができる。
【0028】また、可撓アーム上の係止突起と係止部と
の係合状態を解除して両コネクタを離脱させる嵌合解除
時には、可撓アームを押し下げることで可撓弾性片に形
成した係合突起は押し出し用案内面上に案内され、嵌合
時と同様に大きな離脱力が発生するので容易に双方のコ
ネクタを離反させることができる。更に、離脱力が従来
程度で良ければ、押し出し用案内面の傾斜角を小さくす
ることができるので、コネクタの小型化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタのロック機構の一実施形態を
示す分解斜視図である。
【図2】図1における雄コネクタの構成を示す平面図で
ある。
【図3】図1における雌雄コネクタの断面図である。
【図4】図1における雌雄コネクタの嵌合開始状態を示
す作動説明図である。
【図5】図1における雌雄コネクタの嵌合途中状態を示
す作動説明図である。
【図6】図1における雌雄コネクタの完全嵌合状態を示
す作動説明図である。
【図7】図6における雌雄コネクタの嵌合解除状態を示
す作動説明図である。
【図8】従来のコネクタのロック機構の断面図である。
【符号の説明】
10 雄コネクタ 15 可撓アーム 16 係止突起 18 可撓弾性片 19 係合突起 20 雌コネクタ 24 嵌合凹部 25 係止部 26 押し出し用案内面 27 係合部 30 コネクタのロック機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合する一組のコネクタの内、一
    方のコネクタに係止突起を備えた可撓アームを設け、他
    方のコネクタに前記一方のコネクタを嵌合する嵌合凹部
    の内壁面に前記係止突起を係止する係止部を設け、前記
    可撓アームを撓ませながら前記一方のコネクタを前記嵌
    合凹部内に嵌合させるコネクタのロック機構において、 前記一方のコネクタの前記可撓アームの両側部に一対の
    可撓弾性片を設け、前記可撓弾性片の外側面に係合突起
    を突設させると共に、 前記他方のコネクタの前記嵌合凹部の内側面に前記一方
    のコネクタとの嵌合又は離脱に伴い前記係合突起が摺動
    するテーパ面状の押し出し用案内面と、前記嵌合凹部に
    前記一方のコネクタとの完全嵌合時に前記係合突起を係
    止する係合部とを備え、 前記係合突起より前方の前記可撓弾性片が内側方向へ撓
    み易く形成されていることを特徴とするコネクタのロッ
    ク機構。
  2. 【請求項2】 前記係合突起より前方の前記可撓弾性片
    の太さが、前記係合突起より後方の前記可撓弾性片より
    細く形成されていることを特徴とする請求項1記載のコ
    ネクタのロック機構。
  3. 【請求項3】 前記係合突起より前方の前記可撓弾性片
    の長さが、前記係合突起より後方の前記可撓弾性片より
    長く形成されていることを特徴とする請求項1記載のコ
    ネクタのロック機構。
JP16998699A 1999-06-16 1999-06-16 コネクタのロック機構 Expired - Fee Related JP3767779B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16998699A JP3767779B2 (ja) 1999-06-16 1999-06-16 コネクタのロック機構
DE10028407A DE10028407B4 (de) 1999-06-16 2000-06-13 Steckverbindung mit Verriegelungsmechanismus
US09/592,810 US6179643B1 (en) 1999-06-16 2000-06-13 Connector lock mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16998699A JP3767779B2 (ja) 1999-06-16 1999-06-16 コネクタのロック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001006810A true JP2001006810A (ja) 2001-01-12
JP3767779B2 JP3767779B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=15896488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16998699A Expired - Fee Related JP3767779B2 (ja) 1999-06-16 1999-06-16 コネクタのロック機構

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6179643B1 (ja)
JP (1) JP3767779B2 (ja)
DE (1) DE10028407B4 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110078992A (ko) * 2009-12-31 2011-07-07 한국단자공업 주식회사 커넥터 어셈블리
KR101070399B1 (ko) 2010-08-30 2011-10-06 주식회사 경신 커넥터 설치장치
WO2016006841A1 (ko) * 2014-07-09 2016-01-14 안창훈 랜 포트락장치
JP2016058209A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 電気コネクタ
JP2017123223A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 日本航空電子工業株式会社 コネクタ及びコネクタ組立体

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3724703B2 (ja) * 2000-06-05 2005-12-07 矢崎総業株式会社 半嵌合防止コネクタ
US7104829B2 (en) * 2001-05-11 2006-09-12 Delphi Technologies, Inc. Connector with locking arm having a window
JP2003133002A (ja) * 2001-08-17 2003-05-09 Yazaki Corp コネクタとコネクタハウジング
US6884106B2 (en) * 2002-02-07 2005-04-26 Tyco Electronics Corporation Electrical connector assembly
JP2003297486A (ja) * 2002-04-01 2003-10-17 Tyco Electronics Amp Kk コネクタ
US20040002253A1 (en) * 2002-06-28 2004-01-01 Slobodan Pavlovic Electrical connector with spring back/self rejection feature
US6799983B2 (en) 2002-06-28 2004-10-05 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Electrical connector with static discharge feature
US6767240B2 (en) * 2002-06-28 2004-07-27 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Electrical connector with cable insulation strain relief feature
US6837732B2 (en) 2002-06-28 2005-01-04 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Filtered electrical connector with ferrite block combinations and filter assembly therefor
US20040187661A1 (en) * 2003-03-25 2004-09-30 Obrachta Kevin L. Low penetration-force pinmat for perforating an uncured laminate sheet
US7347961B2 (en) * 2003-04-01 2008-03-25 The Boeing Company Method and system having a flowable pressure pad for consolidating an uncured laminate sheet in a cure process
US20040195716A1 (en) * 2003-04-01 2004-10-07 Bergmann Blaise F. Method and system for utilizing low pressure for perforating and consolidating an uncured laminate sheet in one cycle of operation
JP4454300B2 (ja) * 2003-12-15 2010-04-21 住友電装株式会社 コネクタ
JP4062250B2 (ja) * 2003-12-22 2008-03-19 住友電装株式会社 コネクタ
US6972570B2 (en) * 2004-02-11 2005-12-06 Schriefer Jay R Quick-connect ballast testing and monitoring method and apparatus
DE102004038123B4 (de) 2004-08-05 2006-06-08 Tyco Electronics Amp Gmbh Elektrischer Stecker und elektrische Steckeraufnahme
JP4504801B2 (ja) * 2004-12-22 2010-07-14 矢崎総業株式会社 コネクタ
US7186128B1 (en) * 2006-04-11 2007-03-06 Sung-Chiang Wu Simple-structured plug for insertion slots of various specifications
US7232329B1 (en) * 2006-07-05 2007-06-19 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Cable connector assembly with unitary latch
US7413479B1 (en) * 2007-02-16 2008-08-19 Delphi Technologies, Inc. Cover lock
US7396250B1 (en) * 2007-07-13 2008-07-08 Kui-Hsien Huang Plugging device for network cable
US8062053B2 (en) * 2009-10-26 2011-11-22 Tyco Electronics Corporation Electrical connector with offset latch
US20170222361A1 (en) * 2016-02-01 2017-08-03 Ford Global Technologies, Llc Electrical connection system
US9935389B1 (en) * 2017-02-23 2018-04-03 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Inline connector housing assemblies with removable TPA
JP7406233B2 (ja) * 2019-11-29 2023-12-27 日本圧着端子製造株式会社 電気的接続装置
CN111600163B (zh) * 2020-05-27 2021-09-28 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种汽车线束接插件

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2576155B1 (fr) * 1985-01-14 1987-07-31 Labinal Perfectionnements au verrouillage de deux elements d'un boitier de connexions electriques
US5030127A (en) * 1990-02-20 1991-07-09 General Motors Corporation Manually disengageable connector lock
JP2904377B2 (ja) * 1992-07-29 1999-06-14 矢崎総業株式会社 コネクタのロック機構
JP3144464B2 (ja) * 1995-11-27 2001-03-12 矢崎総業株式会社 コネクタのロック
JPH1041014A (ja) 1996-07-23 1998-02-13 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP3400679B2 (ja) * 1997-07-09 2003-04-28 矢崎総業株式会社 ロックアームの変形防止構造
JP3467185B2 (ja) * 1998-04-08 2003-11-17 矢崎総業株式会社 コネクタのロック機構
JP3467202B2 (ja) * 1998-04-17 2003-11-17 矢崎総業株式会社 コネクタのロック機構

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110078992A (ko) * 2009-12-31 2011-07-07 한국단자공업 주식회사 커넥터 어셈블리
KR101658014B1 (ko) 2009-12-31 2016-09-20 한국단자공업 주식회사 커넥터 어셈블리
KR101070399B1 (ko) 2010-08-30 2011-10-06 주식회사 경신 커넥터 설치장치
WO2016006841A1 (ko) * 2014-07-09 2016-01-14 안창훈 랜 포트락장치
JP2016058209A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 電気コネクタ
JP2017123223A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 日本航空電子工業株式会社 コネクタ及びコネクタ組立体

Also Published As

Publication number Publication date
DE10028407A1 (de) 2001-04-05
US6179643B1 (en) 2001-01-30
JP3767779B2 (ja) 2006-04-19
DE10028407B4 (de) 2005-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001006810A (ja) コネクタのロック機構
US7104831B2 (en) Connector
US6488524B2 (en) Half-fitting prevention connector
JP3467202B2 (ja) コネクタのロック機構
US7201599B2 (en) Electrical connector latch
JP2004327321A (ja) コネクタ
JP5985797B2 (ja) 電気コネクタ及びハーネス
JPH0770337B2 (ja) コネクタの結合検知装置
JP2000077139A (ja) コネクタ嵌合構造
JPH11149959A (ja) コネクタ嵌合構造
JP2007005310A (ja) 電気コネクタ
JPH07302648A (ja) コネクタのロック結合検知構造
JPH10289756A (ja) コネクタ嵌合構造
US6851987B2 (en) Connector
JP2011108576A (ja) ホルダ付コネクタ
JP2002025706A (ja) コネクタ
JP7168365B2 (ja) コネクタ
CN111448719A (zh) 连接器
CN111725652B (zh) 连接器
JP7318311B2 (ja) 雌コネクタ及びコネクタ
US11133622B2 (en) Connector with connection detection member
JPH0945411A (ja) ホルダ付コネクタ
WO2024075832A1 (ja) コネクタ
JPH09289059A (ja) コネクタ
JP3664428B2 (ja) コネクタ嵌合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees