JP2001006791A - 二重係止コネクタ及びそのスペーサ検知方法 - Google Patents

二重係止コネクタ及びそのスペーサ検知方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタや検査具の小型化を図りつつスペー
サを確実に検知する。 【解決手段】 端子係止用のスペーサ3,4を備える二
重係止コネクタ1で、コネクタハウジング2の前端側か
らスペーサ3,4に向けて検知ピン挿入部16,17を
設けた。検知ピン挿入部はスリットである。検知ピン挿
入部16,17をスペーサ3,4の基板部9,10に対
する収容凹部13,14に連通させた。コネクタハウジ
ング2の前端に対向して検知ピンを配置し、検知ピンを
検知ピン挿入部内に挿入してスペーサ3,4に当接させ
る。検知ピンを端子導通検査具の導通検査部内に配置
し、導通検査部を二重係止コネクタ1の前端に向けて移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グに挿着される端子係止用の一対のスペーサの有無を検
知するための検知ピン挿入部を有する二重係止コネクタ
及びそのスペーサ検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は特開昭62−188186号公報
に記載された従来の二重係止コネクタを示すものであ
る。この二重係止コネクタ(以下コネクタと言う)55
は、合成樹脂製の雄型のコネクタハウジング56と、コ
ネクタハウジング56の端子収容室内に挿入される電線
付きの端子57,58と、端子57,58の挿入方向と
は直交する方向からコネクタハウジング56内に挿入さ
れる端子二重係止用の左右一対の合成樹脂製のサイドス
ペーサ(以下スペーサと言う)59,60とで構成され
る。
【0003】各スペーサ59,60は、長方形の各基板
部61と、基板部61から直角に突設された略櫛歯状の
係止杆62とで構成される。係止杆62の長さや太さは
端子57,58の大きさ・形状及び配置によって異な
る。コネクタハウジング56の長辺側の側壁63には、
スペーサ59,60の各基板部61に対する収容溝64
と、係止杆62に対する挿入孔65とが形成されてい
る。挿入孔65は収容溝64の底面に設けられ、収容溝
64の両端64aは短辺側の側壁66を貫通して外部に
続いている。
【0004】端子57,58は、眼鏡状にカールした電
気接触部67,68を前半に有する雌型端子であり、後
半の接続部69,70で電線71,72に圧着接続され
ている。端子57,58はコネクタハウジング56の後
方から端子収容室内に挿入され、図示しない可撓性の係
止ランスで基板部側の係合部73を一次係止される。端
子挿入後にスペーサ59,60が挿入され、各係止杆6
2が端子57,58の電気接触部67,68の後端側に
当接して(例えば電気接触部67と電線接続部69との
間の括れ部の両側に位置して)、端子57,58を二重
係止し、電線71,72の引張等に起因する端子57,
58の後抜けを完全に防止する。
【0005】なお、各スペーサ59,60をコネクタハ
ウジング56に仮係止(半挿入)した状態で、端子5
7,58を端子収容室内に挿入し、次いでスペーサ5
9,60を本係止(完全挿入)することも可能である。
また、コネクタハウジング56の端子収容室に端子5
7,58を挿入する際に、端子57,58が不完全挿入
(半挿入)である場合には、スペーサ59,60の挿入
時に係止杆62の先端が端子57,58の電気接触部6
7,68に突き当たり、スペーサ59,60の挿入がで
きなくなることで、端子57,58の不完全挿入が検知
される。
【0006】上記コネクタ55は相手側の雌型のコネク
タ(図示せず)に嵌合され、雌型のコネクタのコネクタ
嵌合室内の雄型の端子(図示せず)がコネクタハウジン
グ56の端子収容室の前部開口74,75から挿入され
て端子57,58の電気接触部67,68に挿入接続さ
れる。コネクタハウジング56の中央には、相手コネク
タとねじ締め嵌合させるためのナット部76が配置され
ている。
【0007】図7は、上記二重係止コネクタ55のスペ
ーサ検知方法を示すものである。このスペーサ検知方法
は端子導通検査具78を用いて行うものであり、コネク
タハウジング56内に挿入された一対のスペーサ59,
60に対向して端子導通検査具78のコネクタ保持部7
9の下側に検知ピン80を有する一対の検知スイッチ8
1を設けている。
【0008】端子導通検査具78は、左右一対の補助ガ
イド90を含む前記コネクタ保持部79と、コネクタ保
持部79に対向して前後にスライド移動自在な導通検査
部82と、導通検査部82を貫通した水平方向のガイド
バー83と、導通検査部82に連結されたリンク84
と、リンク84に連結した回動部85を有するレバー8
6とを備えたものである。前記検知スイッチ81は、コ
ネクタ保持部79の補助ガイド90の近傍で下側壁87
から上向きに突出したスライド自在な検知ピン80を有
している。
【0009】各スペーサ59,60の基板部61を垂直
に位置させた状態で、コネクタ55をコネクタ保持部7
9に挿着することで、各スペーサ59,60の基板部6
1の一端61aが各検知ピン80を押圧して検知スイッ
チ81を作動させ、それによりスペーサ59,60の有
無が検出される。スペーサ59,60の基板部61を垂
直に位置させるのは、一対のスペーサ59,60を各検
知スイッチ81で同時に検出するためである。
【0010】また、レバー86を操作してコネクタ55
に導通検査部82を接合させることで、導通検査部82
内のプローブピン89がコネクタハウジング56の前部
開口74,75(図6)から端子収容室内に挿入されて
端子57,58(図6)の前端に接触する。これによ
り、端子57,58の導通検査が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の二重係止コネクタ及びそのスペーサ検知方法にあっ
ては、各スペーサ59,60の基板部61の長さとコネ
クタハウジング56の両側壁63の長さ(幅寸法)とを
同一に設定し、両側壁63の全長(全幅)に渡って基板
部61に対する収容溝64を切欠形成しなければならな
いために、コネクタハウジング56の剛性が弱くなりや
すく、剛性を上げるためにコネクタハウジング56の側
壁63を厚くすれば、コネクタハウジング56が肥大化
するという問題を生じ、また、スペーサ59,60の基
板部61を必要以上に長くしなければならないために、
スペーサ59,60も肥大化するという問題を生じた。
【0012】また、図7の端子導通検査具78におい
て、コネクタ保持部79の下部において両側に検知スイ
ッチ81を配置しなければならないために、端子導通検
査具78が高さ方向及び幅方向に肥大化し、例えばワイ
ヤハーネス88の組付工程中で大きなスペースをとると
共に、重量の増大によって取り扱い性が悪化するという
問題を生じた。一対の検知スイッチ81を下側壁87で
はなく補助ガイド90に配置する場合はさらに構造が肥
大化してしまう。
【0013】また、検査に際して、先ずスペーサ59,
60の有無を検知し、次いで端子57,58の導通を検
査するという二度のチェックを必要とするために、手間
がかかり、且つ端子導通検査具78の構造が複雑化し、
コスト高となると共に、上記肥大化を招く結果となる。
さらに、幅狭なスペーサ59,60の先端に細い検知ピ
ン80の先端を当接させるために、検知精度が悪くなり
やすいという問題があった。
【0014】本発明は、上記した点に鑑み、スペーサの
検知、特に一対のスペーサの検知に起因するコネクタの
肥大化や端子導通検査具の肥大化を防止でき、しかも検
知精度を上げて確実にスペーサの有無の検知を行うこと
のできる二重係止コネクタ及びそのスペーサ検知方法を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、端子収容室と該端子収容室に続く前部開
口とを有するコネクタハウジングと、該端子収容室内に
挿入される端子と、端子挿入方向とは交差する方向から
該コネクタハウジング内に挿入される端子係止用のスペ
ーサとを備える二重係止コネクタにおいて、前記コネク
タハウジングの前端側から前記スペーサに向けて検知ピ
ン挿入部が設けられたことを特徴とする(請求項1)。
前記検知ピン挿入部がスリットであることも有効である
(請求項2)。また、前記検知ピン挿入部が、前記スペ
ーサの基板部に対する収容凹部に連通したことも有効で
ある(請求項3)。上記二重係止コネクタを用いたスペ
ーサ検知方法として、前記二重係止コネクタの前記コネ
クタハウジングの前端に対向して検知ピンを配置し、該
検知ピンを前記検知ピン挿入部内に挿入して前記スペー
サに当接させることを特徴とする(請求項4)。前記検
知ピンを端子導通検査具の導通検査部内に配置し、該導
通検査部を前記二重係止コネクタの前端に向けて移動さ
せることも有効である(請求項5)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1,図2は、本発
明に係る二重係止コネクタの一実施形態を示すものであ
る。
【0017】図1の如く、この二重係止コネクタ1は、
合成樹脂製の雄型のコネクタハウジング2と、同じく一
対のサイドスペーサ(以下スペーサという)3,4と、
電線付きの雌型の端子5,6とで構成されており、各ス
ペーサ3,4の基板部9,10の長さLはコネクタハウ
ジング2の長辺側の側壁11,12の長さよりも短く設
定され、側壁11,12には、各基板部9,10に対す
る収容凹部13,14(図2)が側壁11,12よりも
短く形成され、コネクタハウジング2の前端面15から
各収容凹部13,14にかけてコネクタ嵌合方向にスペ
ーサ検知用のスリット(検知ピン挿入部)16が形成さ
れている。
【0018】スペーサ検知用の各スリット16,17
は、コネクタハウジング2の高さ方向に収容凹部13,
14のほぼ中央付近まで達する如く深く形成されてい
る。各スリット16,17は収容凹部13,14(図1
で収容凹部14側は図示せず)の外側の枠状壁(枠状
部)18を貫通して、収容凹部13,14内の最長のス
ペーサ挿入孔19の側近を通り、収容凹部13,14の
底面(図1の符号13で代用)に縦長矩形状に開口して
いる。各スリット16,17はコネクタハウジング2の
短辺側の側壁20と平行に、すなわち長辺側の側壁1
1,12と直交する方向に延長され、一方のスリット1
6はコネクタハウジング2の中央の環状空間21(図
2)に連通し、他方のスリット17は環状空間21の直
近まで達している。スリット16,17の幅は例えば3
mm程度である。
【0019】環状空間21の内側にはねじ締め嵌合用な
いしは引張嵌合用の支柱部22が形成され、支柱部22
と端子収容部23すなわちハウジング本体側とは連結部
24(図2)で一体化されている。端子収容部23は各
ブロック毎にコネクタハウジング2の前端部側のスリッ
ト25により分割されている。複数のスリット25のう
ちの一部(二本)が深く形成されて前記スペーサ検知用
のスリット16,17となっている。
【0020】端子収容部23には大小二種類の電線付き
の端子5,6が収容される。コネクタハウジング2内の
各端子収容室26,27の前部開口28,29は端子
5,6の大きさ・形状に応じて形成されている。端子と
しては、眼鏡状の電気接触部30を有する大きな雌型の
端子5と、箱状の電気接触部31を有する小さな雌型の
端子6とが使用される。各端子5,6はその基板部3
2,33をコネクタハウジング2の短辺側の側壁20と
平行にした状態で端子収容室26,27に挿入される。
【0021】コネクタハウジング2の収容凹部13,1
4の底面には、スペーサ3,4の各種形状の係止杆3
4,351 ,352 に対する挿入孔(係止杆挿入孔)1
9,36が端子5,6の基板部32,33と平行に形成
されている。縦断面略楔状の係止杆34は大きな端子5
の電気接触部30の後端30aに当接し、縦断面四角形
状の係止杆35は小さな端子6の電気接触部31の後端
31aに当接する。太い係止杆351 は前後二列の端子
6を同時に係止する。各スペーサ3,4の基板部9,1
0には収容凹部13,14側の係合孔37に対する係止
爪38が突設されている。
【0022】収容凹部13,14の周囲に長辺側の側壁
11,12の一部である枠状部18が一体に形成され、
側壁11,12の両端部が従来のように収容溝(図6)
で切欠されずに補強部18c,18dとして残っている
から、従来例に較べて側壁11の剛性が高まり、従って
側壁11の板厚をアップする必要がなく、コネクタハウ
ジング2の肥大化が防止されている。また、スペーサ
3,4の基板部9,10を最小の長さLに設定できるか
ら、スペーサ3,4の小型・軽量化が図られている。枠
状部18は前後の長い水平部分18a,18bと左右の
短い垂直部分(補強部)18c,18dとで構成され、
前側の水平部分18aを貫通してスペーサ検知用のスリ
ット16,17が形成されている。
【0023】収容凹部13,14の深さはスペーサ3,
4の基板部9,10の板厚と同一である。スペーサ3,
4をコネクタハウジング2に挿着した状態で、基板部
9,10が収容凹部13,14内に係合し、基板部9,
10がスペーサ検知用のスリット16,17と直交して
位置し、基板部9,10の端面9a,10aが、後述の
検知ピンに対する突き当て面として作用する。端面9
a,10aは収容凹部13,14内において前側の水平
部分18aに当接する部分である。
【0024】なお、本形態のコネクタハウジング2には
その電線導出側に図示しないカバーが覆設され、スペー
サ3,4の基板部9,10の後側においてカバーの開口
から各電線7,8が導出される。
【0025】図3は、前記検知ピン40でスペーサ3の
有無を検知する方法の概略を示すものであり、コネクタ
ハウジング2内に端子5,6(図1)及びスペーサ3,
4(図1)を挿入した状態のコネクタ1の前端面(コネ
クタ嵌合面)15側から検知ピン40をスペーサ検知用
のスリット16内に挿入して、検知ピン40の先端40
aをスペーサ3の基板部9の端面9aに当接させる。検
知ピン40はコネクタハウジング2の前端面15に対し
て直角に挿入される。検知ピン40は一例として2mm角
のものが使用され、検知ピン40の後端側は電気的な検
知スイッチ(図示せず)に続いている。検知ピン40の
幅はスリット16の幅よりも小さいことは言うまでもな
い。
【0026】図4は、上記検知ピン40,41を備えた
端子導通検査具42の一実施形態を示すものである。端
子導通検査具42の基本構成は従来例と同様であるので
詳しい説明を省略する。
【0027】検知ピン40,41は導通検査部43の内
側において複数の端子検知ピン44と一緒に配置されて
いる。すなわち、導通検査部43の一側寄りに一方のス
ペーサ3(図3)に対する検知ピン40が配置され、導
通検査部43の他側寄りに他方のスペーサ4(図1)に
対する検知ピン41が配置されている。各検知ピン4
0,41は端子検知ピン44よりもやや外側(導通検査
部の側壁寄り)に位置している。
【0028】検知ピン40,41はコイルばね(図示せ
ず)に付勢されてコネクタ保持部45側に突出してお
り、検知ピン40,41の先端がスペーサ3,4(図
1)の基板部9,10の端面9a,10aに当接した際
に、1mm程度ストローク可能である。検知ピン40,4
1は検知スイッチの一部であり、検知スイッチ本体(図
示せず)は導通検査部43の内部に位置して、他の端子
検知ピン44と同様にリード線46で表示部(図示せ
ず)に接続されている。
【0029】図5の如くコネクタ保持部45にコネクタ
1をセットし、次いで図4における操作レバー47を前
方に倒して、リンク機構48で導通検査部43を前進さ
せてコネクタ1(図5)に接合させる。それにより、各
端子検知ピン44がコネクタハウジング2(図3)の前
部開口28,29内に挿入されて端子5,6(図1)の
電気接触部39,31に当接すると共に、左右一対の検
知ピン40,41がコネクタハウジング2のスリット1
6,17(図1)内に挿入されて、各スペーサ3,4の
基板部9,10の端面9a,10aに突き当たる。これ
により、端子5,6の導通が検査されると共に、検知ピ
ン40,41のスイッチがオンして、スペーサ3,4が
あることが確認される。
【0030】万一、スペーサ3,4が装着されていない
場合には、検知ピン40,41が図1のコネクタハウジ
ング2のスリット16,17内に深く進入し、コネクタ
1に導通検査部43(図4)が接合しているにも係わら
ず、検知スイッチがオフのままとなり、スペーサ3,4
のないことが検知される。無論、一方のスペーサ(例え
ば符号3)のみの欠品も検知される。これは例えば、端
子5,6の導通検査信号が発せられたにも係わらず、検
知スイッチがオフである場合に警報ランプが点滅するよ
うな回路を設けておくことで簡単に対処できる。
【0031】検知ピン40,41を従来のようにコネク
タ保持部45に配置せず、導通検査部43内に配置した
ことで、コネクタ保持部45の構造が簡素化・小型化・
軽量化され、端子導通検査具42自体が小型化・軽量化
・低コスト化されている。また、端子5,6の導通検査
と同時にスペーサ3,4の検知を行うことができるか
ら、コネクタ1のセット及び検査作業が容易化してい
る。
【0032】また、図3の如く、検知ピン40をコネク
タハウジング2の前端面15に対向して配置し、コネク
タ1の前方からスリット16を経てスペーサ3の有無を
検知するようにしたことで、スペーサ3の基板部9をコ
ネクタハウジング2の側壁11の長さよりも短く設定し
て、スペーサ収容凹部13の両側に補強部18c,18
dを形成したことで、コネクタハウジング2の剛性が高
まり、コネクタハウジング2の小型化が可能となってい
る。
【0033】また、図5の如くコネクタ1を端子導通検
査具42のコネクタ保持部45にセットする際に、スペ
ーサ3,4が不完全挿入(半挿入)である場合には、ス
ペーサ3,4の基板部9,10(図1)がコネクタ保持
部45の両側の補助ガイド50の上端面に突き当たり、
コネクタ1のセットができなくなる。これにより、スペ
ーサ3,4の不完全挿入も検知される。これは勿論、一
方のスペーサ(例えば符号3)のみが半挿入である場合
においても同様である。補助ガイド50を用いない場合
には、スペーサ3,4の不完全挿入時においてもスペー
サなしの場合と同様に、検知ピン40,41がスペーサ
3,4の基板部9,10に当接しないから、異常が検知
される。
【0034】なお、上記実施形態においては、コネクタ
ハウジング2の検知ピン挿入部としてスリット16,1
7を形成したが、スリット16,17に代えて、検知ピ
ン挿入部としての穴部を形成することも可能である。ま
た、上記実施形態においては、スリット16,17をス
ペーサ3,4の基板部9,10に対向するように形成し
たが、検知ピン挿入部としてのスリット又は穴部をスペ
ーサの係止杆に直交するように、すなわち検知杆挿入孔
19,36に直交して設けることも可能である。
【0035】この場合は、検知杆34,351 ,352
に検知ピン40,41の先端が当接して、スペーサ有が
検知され、スペーサ装着忘れの場合には、検知ピン4
0,41の先端が挿入孔19,36内に進入して、検知
スイッチがオフのままとなり、前述の如くスペーサ無が
検出される。また、検知ピン挿入部を検知杆34,35
1 ,352 の先端部に直交して、すなわち挿入孔19,
36の終端側に直交して設ければ、端子導通検査具42
に補助ガイド45を設けない場合でも、検知ピン40,
41の先端が係止杆34,351 ,352 の先端部に当
接しないことで、スペーサ3,4の不完全挿入(半挿
入)が検知される。
【0036】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、スペーサの検知をコネクタハウジングの側方からで
はなく前方から行うことができるから、従来のようにコ
ネクタハウジングにスペーサの基板部と同じ長さのスペ
ーサ収容溝を切欠形成する必要がなく、それによりコネ
クタハウジングの剛性がアップし、コンパクト化が可能
となる。また、請求項2記載の発明によれば、スペーサ
に対してスリットの長さ及び幅の範囲で大きめの検知ピ
ンを使用することができるから、スペーサに対する検知
ピンの有効突き当て面積が増して、検知精度が向上す
る。また、スリットの長さの範囲で検知ピンの位置ずれ
が許容されるから、検知ピンに対するコネクタの位置決
めがラフでよく、コネクタのセット作業が容易化する。
また、請求項3記載の発明によれば、スペーサの端子係
止杆ではなく基板部に検知ピンを当接させることで、端
子係止杆の変形や傷付きが防止され、且つコネクタハウ
ジングの側端部に検知ピン挿入部を設けることで、コネ
クタハウジングの構造が簡素化・低コスト化される。ま
た、請求項3におけるスリットを経て基板部に検知ピン
を当接させることで、板厚の薄い基板部に対する検知ピ
ンの有効突き当て面積が増して、検知精度が向上する。
【0037】また、請求項4記載の発明によれば、スペ
ーサの検知をコネクタハウジングの側方からではなく前
方から行うことができるから、請求項1記載の発明の効
果に加えて、検知ピンが側方に突出せず、検査具がコン
パクト化される。また、請求項2記載のスリットに幅広
の検知ピンを挿入することで、スペーサあるいはスペー
サの基板部に対する検知ピンの有効突き当て面積が増し
て、検知精度が向上する。また、請求項5記載の発明に
よれば、導通検査部を移動させる一動作でスペーサの有
無の検知と端子の導通検査とを同時に行うことができ、
検査の作業が容易化し、且つ検査の効率が高まる。ま
た、検知ピンを端子検知ピンと共に導通検査部内に配置
することで、端子導通検査具が簡素化・小型化・軽量化
し、端子導通検査具の取り扱いが容易化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重係止コネクタの一実施形態を
示す分解斜視図である。
【図2】二重係止コネクタのコネクタハウジングを示す
平面図である。
【図3】二重係止コネクタのスペーサを検知する方法を
示す斜視図である。
【図4】スペーサ検知ピンを備える端子導通検査具の一
実施形態を示す斜視図である。
【図5】二重係止コネクタを端子導通検査具のコネクタ
保持部にセットした状態を示す平面図である。
【図6】従来の二重係止コネクタを示す分解斜視図であ
る。
【図7】従来の二重係止コネクタのスペーサ検知方法を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 二重係止コネクタ 2 コネクタハウジング 3,4 スペーサ 5,6 端子 9,10 基板部 13,14 収容凹部 16,17 スリット(検知ピン挿入部) 26,27 端子収容室 28,29 前部開口 40,41 検知ピン 42 端子導通検査具 43 導通検査部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E051 GB07 GB09 5E087 EE02 EE16 EE17 FF06 FF08 FF12 GG26 GG31 GG32 GG34 RR04 RR23 RR41

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子収容室と該端子収容室に続く前部開
    口とを有するコネクタハウジングと、該端子収容室内に
    挿入される端子と、端子挿入方向とは交差する方向から
    該コネクタハウジング内に挿入される端子係止用のスペ
    ーサとを備える二重係止コネクタにおいて、 前記コネクタハウジングの前端側から前記スペーサに向
    けて検知ピン挿入部が設けられたことを特徴とする二重
    係止コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記検知ピン挿入部がスリットであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の二重係止コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記検知ピン挿入部が、前記スペーサの
    基板部に対する収容凹部に連通したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の二重係止コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の二重係止
    コネクタの前記コネクタハウジングの前端に対向して検
    知ピンを配置し、該検知ピンを前記検知ピン挿入部内に
    挿入して前記スペーサに当接させることを特徴とする二
    重係止コネクタのスペーサ検知方法。
  5. 【請求項5】 前記検知ピンを端子導通検査具の導通検
    査部内に配置し、該導通検査部を前記二重係止コネクタ
    の前端に向けて移動させることを特徴とする請求項4記
    載の二重係止コネクタのスペーサ検知方法。
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