JP2001006626A - 電球バルブ及び電球バルブのコーティング方法 - Google Patents
電球バルブ及び電球バルブのコーティング方法Info
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- JP2001006626A JP2001006626A JP11175505A JP17550599A JP2001006626A JP 2001006626 A JP2001006626 A JP 2001006626A JP 11175505 A JP11175505 A JP 11175505A JP 17550599 A JP17550599 A JP 17550599A JP 2001006626 A JP2001006626 A JP 2001006626A
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- H01J61/02—Details
- H01J61/30—Vessels; Containers
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- H01K1/32—Envelopes; Vessels provided with coatings on the walls; Vessels or coatings thereon characterised by the material thereof
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コーティングの剥離を防止し、かつ、光束数
の減少を抑えた電球バルブを提供すると共にかかる電球
バルブの製造を容易にすることを課題とする。 【解決手段】 ガラス球2に直管部2aを有する電球バ
ルブ1であって、上記直管部に青色コーティング5が為
され、上記直管部に続く先端部2bに白色又はシルバー
の遮光コーティング6が為されたものである。
の減少を抑えた電球バルブを提供すると共にかかる電球
バルブの製造を容易にすることを課題とする。 【解決手段】 ガラス球2に直管部2aを有する電球バ
ルブ1であって、上記直管部に青色コーティング5が為
され、上記直管部に続く先端部2bに白色又はシルバー
の遮光コーティング6が為されたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な電球バルブ及
び電球バルブのコーティング方法に関する。詳しくは、
コーティングにより照射光の色温度を上げた電球バルブ
の長寿命化を図ると共に光束数の増大を図り、かつ、か
かる電球バルブの製造を容易にする技術に関する。
び電球バルブのコーティング方法に関する。詳しくは、
コーティングにより照射光の色温度を上げた電球バルブ
の長寿命化を図ると共に光束数の増大を図り、かつ、か
かる電球バルブの製造を容易にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のヘッドランプの光源として永ら
くハロゲンランプが使用されてきたが、近年、ヘッドラ
ンプの光源として放電ランプが使用されてきている。
くハロゲンランプが使用されてきたが、近年、ヘッドラ
ンプの光源として放電ランプが使用されてきている。
【0003】しかしながら、ハロゲンランプも未だ多数
使用されており、ハロゲンランプの使用者にとっては、
約2800Kほどであるハロゲンランプの色温度を放電
ランプの約4000Kという色温度に近づけることはで
きないかという欲求があった。
使用されており、ハロゲンランプの使用者にとっては、
約2800Kほどであるハロゲンランプの色温度を放電
ランプの約4000Kという色温度に近づけることはで
きないかという欲求があった。
【0004】色温度を上げる方法として、先ず、供給電
力をアップすることが考えられるが、この方法による
と、電球の寿命が短くなってしまうという問題がある。
力をアップすることが考えられるが、この方法による
と、電球の寿命が短くなってしまうという問題がある。
【0005】そこで、酸化チタン(TiO2) とシリ
カ(SiO2)の蒸着膜を交互に8〜10層積層して各
層の境界で赤色成分を反射させ、これによって照射光か
ら赤色成分を除くことによって色温度を上げることが試
みられている。
カ(SiO2)の蒸着膜を交互に8〜10層積層して各
層の境界で赤色成分を反射させ、これによって照射光か
ら赤色成分を除くことによって色温度を上げることが試
みられている。
【0006】しかしながら、この方法によると、フィラ
メントがバルブの中心に位置していないもの(例えば、
ハイビーム用フィラメントとロービーム用フィラメント
を備えたH4バルブにおけるハイビームフィラメント)
は、該フィラメントから出射され上記蒸着膜の層境界で
反射された赤色成分がフィラメントと対称な位置に映し
出され、結果として、ハイビームの配光上の下部に赤色
光が照射されてしまうという問題がある。
メントがバルブの中心に位置していないもの(例えば、
ハイビーム用フィラメントとロービーム用フィラメント
を備えたH4バルブにおけるハイビームフィラメント)
は、該フィラメントから出射され上記蒸着膜の層境界で
反射された赤色成分がフィラメントと対称な位置に映し
出され、結果として、ハイビームの配光上の下部に赤色
光が照射されてしまうという問題がある。
【0007】そこでガラス球に4〜8層の青色コーティ
ング膜を施すことが試みられ、それによって、ハロゲン
ランプの色温度を約3600乃至3700Kとすること
ができた。これによると、照射光の赤色成分は青色コー
ティング膜に吸収されるので、上記蒸着膜の積層による
もののように配光の下部に赤色光が滲み出てしまうとい
うことがない。
ング膜を施すことが試みられ、それによって、ハロゲン
ランプの色温度を約3600乃至3700Kとすること
ができた。これによると、照射光の赤色成分は青色コー
ティング膜に吸収されるので、上記蒸着膜の積層による
もののように配光の下部に赤色光が滲み出てしまうとい
うことがない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、自動車のヘッ
ドランプに使用する光源バルブは、直射光が照射されな
いようにするために、先端部に遮光コーティングが施さ
れている。
ドランプに使用する光源バルブは、直射光が照射されな
いようにするために、先端部に遮光コーティングが施さ
れている。
【0009】従来の遮光コーティングは黒色塗料によっ
て為され、上記青色コーティングを施した電球バルブa
にあって、図7に示すように、黒色の遮光コーティング
bが青色コーティングcの上から為されていた。
て為され、上記青色コーティングを施した電球バルブa
にあって、図7に示すように、黒色の遮光コーティング
bが青色コーティングcの上から為されていた。
【0010】図7に示した従来の電球バルブaにあって
は、黒色コーティングbが照射光の熱を吸収してしまう
ため、先端部に熱がこもってしまい、使用を繰り返すう
ちに、青色コーティングの剥離を起こしてしまうという
問題がある。
は、黒色コーティングbが照射光の熱を吸収してしまう
ため、先端部に熱がこもってしまい、使用を繰り返すう
ちに、青色コーティングの剥離を起こしてしまうという
問題がある。
【0011】また、黒色コーティングbは照射光をも吸
収してしまうため、青色コーティングcによって吸収さ
れる光と相まって、光束数の絶対数が少なくなってしま
うという問題もある。
収してしまうため、青色コーティングcによって吸収さ
れる光と相まって、光束数の絶対数が少なくなってしま
うという問題もある。
【0012】そこで、本発明は、コーティングの剥離を
防止し、かつ、光束数の減少を抑えた電球バルブを提供
すると共にかかる電球バルブの製造を容易にすることを
課題とする。
防止し、かつ、光束数の減少を抑えた電球バルブを提供
すると共にかかる電球バルブの製造を容易にすることを
課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明電球バルブは、上
記した課題を解決するために、直管部に青色コーティン
グが為され、上記直管部に続く先端部に白色又はシルバ
ーの遮光コーティングが為されたものである。
記した課題を解決するために、直管部に青色コーティン
グが為され、上記直管部に続く先端部に白色又はシルバ
ーの遮光コーティングが為されたものである。
【0014】従って、本発明電球バルブにあっては、白
色又はシルバーの遮光コーティングは熱や光を吸収する
ことなく反射するので、遮光コーティングが施された先
端部に熱がこもってコーティングの剥離を起こすことが
無く、また、遮光コーティングによって反射された光を
有効利用することができるため、光束数の減少を抑える
ことができる。
色又はシルバーの遮光コーティングは熱や光を吸収する
ことなく反射するので、遮光コーティングが施された先
端部に熱がこもってコーティングの剥離を起こすことが
無く、また、遮光コーティングによって反射された光を
有効利用することができるため、光束数の減少を抑える
ことができる。
【0015】また、本発明電球バルブのコーティング方
法は、直管部及び該直管部に続く先端部を着色塗料に浸
漬して直管部及び先端部に着色塗料を付着させ、つい
で、先端部のみを着色塗料の希釈剤に浸漬して先端部に
付着した着色塗料を除去し、ついで、上記先端部を白色
又はシルバーの遮光塗料に浸漬して遮光塗料を先端部に
付着させるようにしたものである。
法は、直管部及び該直管部に続く先端部を着色塗料に浸
漬して直管部及び先端部に着色塗料を付着させ、つい
で、先端部のみを着色塗料の希釈剤に浸漬して先端部に
付着した着色塗料を除去し、ついで、上記先端部を白色
又はシルバーの遮光塗料に浸漬して遮光塗料を先端部に
付着させるようにしたものである。
【0016】従って、本発明電球バルブのコーティング
方法にあっては、直管部に青色コーティングのみを施
し、先端部には遮光コーティングのみを施した電球バル
ブを容易に製造することができる。
方法にあっては、直管部に青色コーティングのみを施
し、先端部には遮光コーティングのみを施した電球バル
ブを容易に製造することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明電球バルブ及び電
球バルブのコーティング方法の実施の形態について添付
図面を参照して説明する。なお、実施の形態は本発明を
H4バルブのコーティングに適用したものである。
球バルブのコーティング方法の実施の形態について添付
図面を参照して説明する。なお、実施の形態は本発明を
H4バルブのコーティングに適用したものである。
【0018】H4バルブ1は硬質ガラスから成るガラス
球2の基部にフランジ3付きの口金4が固着されて成
る。そして、ガラス球2はほぼ円筒状の直管部2aと該
直管部2aに連続する先端部2bを有する。
球2の基部にフランジ3付きの口金4が固着されて成
る。そして、ガラス球2はほぼ円筒状の直管部2aと該
直管部2aに連続する先端部2bを有する。
【0019】H4バルブ1のガラス球2は直管部2aに
口金寄りの僅かな部分を除いて青色コーティング5が、
また、先端部2bには白色又はシルバーの遮光コーティ
ング6が施されている。具体的には、ガラス球2の口金
寄りの僅かな部分を除いて青色コーティング5が施さ
れ、先端部2bの青色コーティング5の上に重ねて遮光
コーティング6が施されている。
口金寄りの僅かな部分を除いて青色コーティング5が、
また、先端部2bには白色又はシルバーの遮光コーティ
ング6が施されている。具体的には、ガラス球2の口金
寄りの僅かな部分を除いて青色コーティング5が施さ
れ、先端部2bの青色コーティング5の上に重ねて遮光
コーティング6が施されている。
【0020】従って、H4バルブ1にあっては、遮光コ
ーティング6は白色又はシルバーであるため、照射光の
熱を吸収することがなく、先端部2bに熱がこもり難
く、よって、コーティング5や6の剥離を防止すること
ができる。
ーティング6は白色又はシルバーであるため、照射光の
熱を吸収することがなく、先端部2bに熱がこもり難
く、よって、コーティング5や6の剥離を防止すること
ができる。
【0021】また、遮光コーティング6が照射光を反射
してガラス球2内に戻すので、該反射光を有効利用する
ことができ、よって、青色コーティング5による光束の
吸収をリカバーして光束数の減少を抑えることができ
る。なお、光を良く反射するという点では遮光コーティ
ング6をシルバーコーティングとする方が白色コーティ
ングとする場合に比較してより効果的である。
してガラス球2内に戻すので、該反射光を有効利用する
ことができ、よって、青色コーティング5による光束の
吸収をリカバーして光束数の減少を抑えることができ
る。なお、光を良く反射するという点では遮光コーティ
ング6をシルバーコーティングとする方が白色コーティ
ングとする場合に比較してより効果的である。
【0022】なお、上記H4バルブ1にあっては、先端
部2bに熱がこもり難いとは言っても、青色コーティン
グ5は僅かながら熱を吸収するので、先端部2bに僅か
ながら熱がこもるという問題がある。
部2bに熱がこもり難いとは言っても、青色コーティン
グ5は僅かながら熱を吸収するので、先端部2bに僅か
ながら熱がこもるという問題がある。
【0023】かかる問題を解決したのが図2に示すH4
バルブ1Aである。
バルブ1Aである。
【0024】該H4バルブ1Aは直管部2aには青色コ
ーティング5のみを施し、先端部2bには白色又はシル
バーの遮光コーティング6のみを施したものである。
ーティング5のみを施し、先端部2bには白色又はシル
バーの遮光コーティング6のみを施したものである。
【0025】従って、H4バルブ1Aにあっては、先端
部2bには遮光コーティング6のみが形成されるので、
先端部2bに熱がこもることを完全に防止することがで
きる。
部2bには遮光コーティング6のみが形成されるので、
先端部2bに熱がこもることを完全に防止することがで
きる。
【0026】なお、上記H4バルブ1Aでは、青色コー
ティング5と遮光コーティング6とがそれぞれの端部で
単に突き合わされているだけであるので、僅かながら熱
を吸収する青色コーティング5の端部が捲れ上がるおそ
れがある。
ティング5と遮光コーティング6とがそれぞれの端部で
単に突き合わされているだけであるので、僅かながら熱
を吸収する青色コーティング5の端部が捲れ上がるおそ
れがある。
【0027】そこで、かかる問題を解決したのが図3に
示すH4バルブ1Bである。
示すH4バルブ1Bである。
【0028】H4バルブ1Bは直管部2aには青色コー
ティング5のみが、また、先端部2bには白色又はシル
バーの遮光コーティング6のみが施されているが、遮光
コーティング6の端部6aが僅かに青色コーティング5
の端部5aの上に重なって形成される。
ティング5のみが、また、先端部2bには白色又はシル
バーの遮光コーティング6のみが施されているが、遮光
コーティング6の端部6aが僅かに青色コーティング5
の端部5aの上に重なって形成される。
【0029】従って、H4バルブ1Bにあっては、青色
コーティング5の端部5aが遮光コーティング6の端部
6aによって押さえられるので、青色コーティング5の
端部5aの捲れ上がりが防止される。
コーティング5の端部5aが遮光コーティング6の端部
6aによって押さえられるので、青色コーティング5の
端部5aの捲れ上がりが防止される。
【0030】ついで、図4乃至図6によって電球バルブ
のコーティング方法について説明する。
のコーティング方法について説明する。
【0031】先ず、青色塗料7が収容された青色ディッ
ピング漕8を用意し、H4バルブ1Aを青色ディッピン
グ漕8に対して相対的に下降させ、ガラス球2を青色塗
料7にディッピングした後H4バルブ1Aを青色ディッ
ピング漕8に対して相対的に引き上げ、これによって、
ガラス球2の直管部2a及び先端部2bに青色塗料7を
付着させる(図4参照)。
ピング漕8を用意し、H4バルブ1Aを青色ディッピン
グ漕8に対して相対的に下降させ、ガラス球2を青色塗
料7にディッピングした後H4バルブ1Aを青色ディッ
ピング漕8に対して相対的に引き上げ、これによって、
ガラス球2の直管部2a及び先端部2bに青色塗料7を
付着させる(図4参照)。
【0032】次いで、青色塗料を溶融させる青色塗料希
釈剤9を収容した青色希釈漕10の青色塗料希釈剤9中
に先端部2bのみを浸漬し、ガラス球2の先端部2bに
付着した青色塗料を除去する(図5参照)。
釈剤9を収容した青色希釈漕10の青色塗料希釈剤9中
に先端部2bのみを浸漬し、ガラス球2の先端部2bに
付着した青色塗料を除去する(図5参照)。
【0033】次に、シルバー塗料11が収容されたシル
バーディッピング漕12のシルバー塗料11にガラス球
2の先端部2bをディッピングし、ガラス球2の先端部
2bにシルバー塗料11を付着させる(図6参照)。
バーディッピング漕12のシルバー塗料11にガラス球
2の先端部2bをディッピングし、ガラス球2の先端部
2bにシルバー塗料11を付着させる(図6参照)。
【0034】そして、ガラス球2に付着した各塗料7及
び11を焼成してガラス球2へのコーティングが終了す
る。
び11を焼成してガラス球2へのコーティングが終了す
る。
【0035】なお、上記図5及び図6の工程においてH
4バルブ1Aを各漕10及び12に対して相対的に下降
させ、かつ、引き上げるのは上記図4の工程の場合と同
様である。
4バルブ1Aを各漕10及び12に対して相対的に下降
させ、かつ、引き上げるのは上記図4の工程の場合と同
様である。
【0036】以上の図4乃至図6に示した工程によって
ガラス球の直管部2aにのみ青色コーティング5が為さ
れ、先端部2bにのみシルバーコーティング6が為され
たH4バルブ1Aを容易に形成することができる。
ガラス球の直管部2aにのみ青色コーティング5が為さ
れ、先端部2bにのみシルバーコーティング6が為され
たH4バルブ1Aを容易に形成することができる。
【0037】また、図6の工程で、ガラス球2に残って
いる青色塗料7の先端部までシルバー塗料11にディッ
ピングするようにすれば、上記H4バルブ1Bを容易に
製造することができる。
いる青色塗料7の先端部までシルバー塗料11にディッ
ピングするようにすれば、上記H4バルブ1Bを容易に
製造することができる。
【0038】なお、上記各実施の形態においては、本発
明をH4バルブに適用したものを示したが、本発明の適
用範囲がH4バルブに限定されることを意味するもので
はなく、それ以外の電球バルブに広く適用することがで
きる。
明をH4バルブに適用したものを示したが、本発明の適
用範囲がH4バルブに限定されることを意味するもので
はなく、それ以外の電球バルブに広く適用することがで
きる。
【0039】なお、上記した各実施の形態において示し
た各部の形状乃至構造は、いずれも本発明を実施するに
際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
るようなことがあってはならないものである。
た各部の形状乃至構造は、いずれも本発明を実施するに
際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
るようなことがあってはならないものである。
【0040】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明電球バルブは、ガラス球にほぼ円筒状の直管
部を有する電球バルブであって、上記直管部に青色コー
ティングが為され、上記直管部に続く先端部に白色又は
シルバーの遮光コーティングが為されたことを特徴とす
る。
に、本発明電球バルブは、ガラス球にほぼ円筒状の直管
部を有する電球バルブであって、上記直管部に青色コー
ティングが為され、上記直管部に続く先端部に白色又は
シルバーの遮光コーティングが為されたことを特徴とす
る。
【0041】従って、本発明電球バルブにあっては、白
色又はシルバーの遮光コーティングは熱や光を吸収する
ことなく反射するので、遮光コーティングが施された先
端部に熱がこもってコーティングの剥離を起こすことが
無く、また、遮光コーティングによって反射された光を
有効利用することができるため、光束数の減少を抑える
ことができる。
色又はシルバーの遮光コーティングは熱や光を吸収する
ことなく反射するので、遮光コーティングが施された先
端部に熱がこもってコーティングの剥離を起こすことが
無く、また、遮光コーティングによって反射された光を
有効利用することができるため、光束数の減少を抑える
ことができる。
【0042】請求項2に記載した発明にあっては、上記
直管部には青色コーティングのみが為され、上記先端部
には遮光コーティングのみが為されたので、先端部への
熱のこもりがより確実に防止される。
直管部には青色コーティングのみが為され、上記先端部
には遮光コーティングのみが為されたので、先端部への
熱のこもりがより確実に防止される。
【0043】請求項3に記載した発明にあっては、青色
コーティングと遮光コーティングとの境界部において遮
光コーティングが青色コーティングの上に重なっている
ので、青色コーティングの端部の捲れを防止することが
できる。
コーティングと遮光コーティングとの境界部において遮
光コーティングが青色コーティングの上に重なっている
ので、青色コーティングの端部の捲れを防止することが
できる。
【0044】本発明電球バルブのコーティング方法は、
電球バルブのほぼ円筒状をした直管部に着色コーティン
グを施し、先端部に白色又はシルバーの遮光コーティン
グを施す電球バルブのコーティング方法であって、上記
直管部及び該直管部に続く先端部を着色塗料に浸漬して
直管部及び先端部に着色塗料を付着させ、ついで、先端
部のみを着色塗料の希釈剤に浸漬して先端部に付着した
着色塗料を除去し、ついで、上記先端部を白色又はシル
バーの遮光塗料に浸漬して遮光塗料を先端部に付着させ
ることを特徴とする。
電球バルブのほぼ円筒状をした直管部に着色コーティン
グを施し、先端部に白色又はシルバーの遮光コーティン
グを施す電球バルブのコーティング方法であって、上記
直管部及び該直管部に続く先端部を着色塗料に浸漬して
直管部及び先端部に着色塗料を付着させ、ついで、先端
部のみを着色塗料の希釈剤に浸漬して先端部に付着した
着色塗料を除去し、ついで、上記先端部を白色又はシル
バーの遮光塗料に浸漬して遮光塗料を先端部に付着させ
ることを特徴とする。
【0045】従って、本発明電球バルブのコーティング
方法にあっては、直管部に着色コーティングのみ施し、
先端部には遮光コーティングのみを施した電球バルブを
容易に製造することができる。
方法にあっては、直管部に着色コーティングのみ施し、
先端部には遮光コーティングのみを施した電球バルブを
容易に製造することができる。
【0046】請求項5に記載した発明にあっては、先端
部を遮光塗料に浸漬する際、遮光塗料が着色塗料の先端
部側端部の上に重なるようにするので、直管部に着色コ
ーティングのみ施し、先端部には遮光コーティングのみ
を施すと共に遮光コーティングの端部が着色コーティン
グの端部の上に重なった電球バルブを容易に製造するこ
とができる。
部を遮光塗料に浸漬する際、遮光塗料が着色塗料の先端
部側端部の上に重なるようにするので、直管部に着色コ
ーティングのみ施し、先端部には遮光コーティングのみ
を施すと共に遮光コーティングの端部が着色コーティン
グの端部の上に重なった電球バルブを容易に製造するこ
とができる。
【図1】本発明電球バルブの実施の形態を示す一部切欠
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明電球バルブの他の実施の形態を示す一部
切欠側面図である。
切欠側面図である。
【図3】本発明電球バルブのさらに他の実施の形態を示
す一部切欠側面図である。
す一部切欠側面図である。
【図4】図5及び図6と共に電球バルブのコーティング
方法を示すものであり、本図は青色塗料を塗布する工程
を示すものである。
方法を示すものであり、本図は青色塗料を塗布する工程
を示すものである。
【図5】青色塗料を部分的に除去する工程を示すもので
ある。
ある。
【図6】シルバー塗料を塗布する工程を示すものであ
る。
る。
【図7】従来の電球バルブを一部を切り欠いて示す側面
図である。
図である。
1…H4バルブ(電球バルブ)、1A…H4バルブ(電
球バルブ)、1B…H4バルブ(電球バルブ)、2…ガ
ラス球、2a…直管部、2b…先端部、5…青色コーテ
ィング、6…遮光コーティング、7…青色塗料、9…青
色希釈液、11…シルバー塗料
球バルブ)、1B…H4バルブ(電球バルブ)、2…ガ
ラス球、2a…直管部、2b…先端部、5…青色コーテ
ィング、6…遮光コーティング、7…青色塗料、9…青
色希釈液、11…シルバー塗料
Claims (5)
- 【請求項1】 ガラス球にほぼ円筒状の直管部を有する
電球バルブであって、 上記直管部に青色コーティングが為され、 上記直管部に続く先端部に白色又はシルバーの遮光コー
ティングが為されたことを特徴とする電球バルブ。 - 【請求項2】 上記直管部には青色コーティングのみが
為され、上記先端部には遮光コーティングのみが為され
たことを特徴とする請求項1に記載の電球バルブ。 - 【請求項3】 青色コーティングと遮光コーティングと
の境界部において遮光コーティングが青色コーティング
の上に重なっていることを特徴とする請求項2に記載の
電球バルブ。 - 【請求項4】 電球バルブのほぼ円筒状をした直管部に
着色コーティングを施し、先端部に白色又はシルバーの
遮光コーティングを施す電球バルブのコーティング方法
であって、 上記直管部及び該直管部に続く先端部を着色塗料に浸漬
して直管部及び先端部に着色塗料を付着させ、 ついで、先端部のみを着色塗料の希釈剤に浸漬して先端
部に付着した着色塗料を除去し、 ついで、上記先端部を白色又はシルバーの遮光塗料に浸
漬して遮光塗料を先端部に付着させることを特徴とする
電球バルブのコーティング方法。 - 【請求項5】 先端部を遮光塗料に浸漬する際、遮光塗
料が着色塗料の先端部側端部の上に重なるようにするこ
とを特徴とする請求項4に記載の電球バルブのコーティ
ング方法。
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