JP2001006007A - データ通信装置及びデータ通信システム - Google Patents

データ通信装置及びデータ通信システム

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JP2001006007A
JP2001006007A JP17663399A JP17663399A JP2001006007A JP 2001006007 A JP2001006007 A JP 2001006007A JP 17663399 A JP17663399 A JP 17663399A JP 17663399 A JP17663399 A JP 17663399A JP 2001006007 A JP2001006007 A JP 2001006007A
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JP17663399A
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Toshiyuki Sekine
俊之 関根
Fusao Suga
房夫 菅
Hirofumi Eguchi
弘文 江口
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕時計等の携帯可能な機器の装飾性やデザイ
ン上の制約を伴うことなく、良好なデータ通信状態を形
成することのできるデータ通信装置を提供する。 【解決手段】 時計本体2の上面であって風防ガラス2
bの周部には、RFIDモジュール5が配置されてい
る。このRFIDモジュール5は、風防ガラス2bの周
部に沿って延在する円環状のRFIDアンテナ6と、こ
のRFIDアンテナ6の内部に配設されたICチップと
で構成されている。RFIDアンテナ6はコイルであっ
て、その一端部周部に設けられた垂直回動ヒンジ8を介
して時計本体2の周部に枢支されている。これによりR
FIDアンテナ6は、図1(B)に示すように時計本体
2の上面に重畳する不使用時状態と、同図(C)に示す
ように時計本体2の上面から垂直方向に回動した使用時
位置とに回動可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データキャリアシ
ステム(deta carrier system)におけるデータ通信装
置及びこのデータ通信装置を用いたデータ通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日においては、非接触式ICカードか
らなるクレジットカードや銀行カード、キャッシュカー
ド、電子乗車券や電子定期等の、非接触式電子パスを用
いたデータキャリアシステムが実用化されつつある。し
かし、これらキャッシュカードや電子定期等にあって
は、これらを意識的に携帯する必要があることから、意
識的な携帯に起因する煩雑さが生ずる。そこで、非接触
式電子パスを日常的な携帯品である腕時計の内部に配設
することにより、意識的な携帯に起因する煩雑性を解消
したデータ通信装置も出現するに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データキャ
リアシステムのうち電磁誘導式や電磁波を用いたRFI
D(radio freqency identification system)の非接触
式電子パスは、アンテナとICチップとで構成され、数
十センチの近接で、リーダーからアンテナを介してIC
内不揮発性メモリーのデータを読み書きするもので、電
磁誘導式では、ループアンテナやコア入りコイルを対向
させ、誘導電磁界を媒体に用いる。また、百〜数百KH
z(長波〜中波)の信号を用い、通信距離は数十センチ
程度だが、この帯域の信号は非導電材料を透過しやす
く、また、指向性が弱いので、多少方向が変わっても伝
送距離は変化しにくい。
【0004】しかし、磁束をアンテナに対して垂直に通
過させる必要があり、このとき金属の障害物はアンテナ
からの磁界により金属内に電流が誘起され、その電流で
磁界が乱れると通信が妨げられてしまう。したがって、
非接触式電子パスを腕時計の内部に組み込んだ場合、時
計ケースの裏蓋に金属を使用することができず、表蓋も
プラスチックにして一体構造とせざるを得ない。さらに
は、時計ムーブメントや電池などの金属部品から離し
て、アンテナの磁束が通るように配置しなければなら
ず、部品の配置や実装の制約が大きくなってしまう。
【0005】また、リーダー側アンテナと電子パスのア
ンテナには、大きさにも最適関係があるので、時計本体
内にアンテナを収納する場合は、アンテナの大きに応じ
て時計本体を大型化しなければならない。しかも、金属
製の文字盤も使用できず、装飾性やデザインも重要な腕
時計にとってその制約が多く、装飾性やデザイン上の自
由度を確保することができない。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、腕時計等の携帯可能な機器の装飾
性やデザイン上の制約を伴うことなく、良好なデータ通
信状態を形成することのできるデータ通信装置、及びこ
のデータ通信装置を用いたデータ通信システムを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明にかかるデータ通信装置にあって
は、携帯可能な機器(図1の時計本体2)の外側に、外
部の送受信手段(図2のリーダー/ライター10)との
間において非接触状態でデータの通信を行う非接触デー
タ送受信手段(図1のRFIDモジュール5)を取り付
けてある。つまり、非接触データ送受信手段は携帯可能
な機器の外側に取り付けられていることから、携帯可能
な機器を金属製などの導電性材料で形成しても、外部の
送受信手段との通信に支障が生ずることはない。したが
って、携帯可能な機器が装飾性やデザイン上の制約を受
けることがない。
【0008】また、請求項2記載の発明にかかるデータ
通信装置にあっては、使用者の腕に装着されるリスト装
置(図1の時計本体2)の外側に、外部の送受信手段
(図2のリーダー/ライター10)との間において非接
触状態でデータの通信を行う非接触データ送受信手段
(図1のRFIDモジュール5)を取り付けてある。し
たがって、リスト装置を金属製などの導電性材料で形成
しても、外部の送受信手段との通信に支障がなく、リス
ト装置の装飾性やデザインの多様性を図ることができ
る。また、リスト装置を腕に装着すればこれと一体的に
データ通信装置が携帯されることとなるから、意識的な
携帯に起因する煩雑性もなく、置き忘れによるリスクを
伴うこともない。
【0009】また、請求項3記載の発明にかかるデータ
通信装置にあっては、使用者の腕に装着されるリスト装
置の装置本体(図9の時計本体70)とリストバンド
(リストバンド80)との間に筐体(ユニットケース7
4)を介装し、該筐体内に外部の送受信手段との間にお
いて非接触状態でデータの通信を行う非接触データ送受
信手段(電磁通信ユニット82)を配置してある。した
がって、請求項2記載の発明と同様に、リスト装置を金
属製などの導電性材料で形成しても、外部の送受信手段
との通信に支障がなく、リスト装置の装飾性やデザイン
の多様性を図ることができる。また、腕時計等の既存の
リスト装置の装置本体とリストバンドの間に筐体を介装
して、内部に非接触データ送受信手段を収容することに
より、既存の機器にデータ通信装置の機能を付加するこ
とができる。
【0010】また、請求項4記載の発明にかかるデータ
通信装置にあっては、前記リスト装置は、腕時計(腕時
計1)である。したがって、非接触データ送受信手段と
なるデータキャリアシステムのアンテナとICチップが
時計の外側に取り付けられることにより、内部の時計ム
ーブメントや電池などの金属部品から離して、アンテナ
の磁束が通るように配置する必要もなく、アンテナの大
きに応じて時計本体を大型化する必要もなく、金属製の
時計ケースや裏蓋、文字盤などは自由に使用することが
できる。
【0011】また、請求項5記載の記載の発明にかかる
データ通信装置にあっては、前記筐体(ユニットケース
74)を開閉自在としてある。したがって、例えば電子
定期乗車券用、電子マネー用、マラソンのゴール時間と
順位測定用トランスポンダ用等の非接触データ送受信手
段を用意しておき、これを選択して筐体内に収容するこ
とにより、新たな通信機能を付加することができる。
【0012】また、請求項6記載の記載の発明にかかる
データ通信装置にあっては、前記非接触データ送受信手
段(図12の電磁通信ユニット100A,100B,1
00C)を着脱自在とした。よって、請求項5記載の発
明と同様に、例えば複数種の非接触データ送受信手段を
用意しておき、いずれかを選択して装着することによ
り、新たな通信機能を取得することができる。
【0013】また、請求項7記載の発明にかかるデータ
通信装置にあっては、前記非接触データ送受信手段(図
10の電磁通信ユニット82)に、当該非接触データ送
受信手段の種別を識別するための識別手段(通信機能番
号84)を設けてある。したがって、複数種の非接触デ
ータ送受信手段からいずれかを選択する際、容易に所望
のものを選択することが可能となる。
【0014】また、請求項8記載の記載の発明にかかる
データ通信装置にあっては、前記非接触データ送受信手
段(図1のRFIDモジュール5)は、前記腕時計の本
体上面外周部に沿った環状である。したがって、腕時計
の本体上面の中央部に表示される時刻等を視認する際、
非接触データ送受信手段がその妨げとなることはない。
【0015】また、請求項9記載の記載の発明にかかる
データ通信装置にあっては、前記非接触データ送受信手
段(図1のRFIDモジュール5)を、前記腕時計の本
体に垂直方向へ回動自在に取り付けてある。したがっ
て、外部の送受信手段とデータの通信を行う際には、非
接触データ送受信手段を垂直方向へ回動させることによ
り、該非接触データ送受信手段のアンテナに対して磁束
が垂直に通るような位置にすることができる。
【0016】また、請求項10記載の記載の発明にかか
るデータ通信装置にあっては、前記非接触データ送受信
手段(図3及び図4のRFIDモジュール5)を、前記
腕時計の本体に水平方向へ回動自在に取り付けてある。
したがって、外部の送受信手段とデータの通信を行う際
には、非接触データ送受信手段を水平方向へ回動させる
ことにより、該非接触データ送受信手段を腕時計上より
も外側に位置させることができる。よって、腕時計によ
り阻害されることなく非接触データ送受信手段を介して
通信可能な状態が形成される。
【0017】また、請求項11記載の記載の発明にかか
るデータ通信装置にあっては、使用者の腕に装着される
リスト装置に設けられているリストバンドの構成部材
(図14のかん先部116、図16の遊び環120、図
17の幅広部121、図18のバックル121)に、前
記非接触データ送受信手段を取り付けてある。したがっ
て、リスト装置本体を金属製などの導電性材料で形成し
ても、外部の送受信手段との通信に支障がなく、リスト
装置本体の装飾性やデザインの多様性を図ることができ
る。
【0018】また、請求項12記載の記載の発明にかか
るデータ通信装置にあっては、前記非接触データ送受信
手段は、データキャリアシステム(RFIDアンテナ
6)のアンテナとICチップ(ICチップ7)とからな
るモジュール(RFIDモジュール5)である。したが
って、可動自在に取り付けられているモジュールを適宜
変位させることにより、通信に際し磁束をアンテナに対
して垂直に通過させて、適正な通信状態を形成し得る。
【0019】また、請求項13記載の記載の発明にかか
るデータ通信装置にあっては、非接触データ送受信手段
により受信したデータを記憶する記憶手段(図5のメモ
リー25、66)と、この記憶手段に記憶されたデータ
を表示する表示手段(表示部2c)とを、さらに備え
る。したがって、例えば前記データが電車の改札情報で
ある場合、電車利用後の交通費精算や所要時間の事後参
照等が可能となる。
【0020】また、請求項14記載の記載の発明にかか
るデータ通信装置にあっては、前記表示手段は、腕時計
に設けられている表示部(表示部2c)である。したが
って、腕時計に設けられている表示部を有効利用して、
データの事後確認が可能となる。
【0021】また、請求項15記載の発明にかかるデー
タ通信システムにあっては、携帯可能な機器の外側に、
非接触状態でデータの通信を行う非接触データ送受信手
段が取り付けられた携帯データ通信装置と、このデータ
通信装置の前記非接触データ送受信手段とデータの通信
を行う外部に設けられた固定データ通信装置とからな
る。したがって、携帯可能な機器を金属製などの導電性
材料で形成しても、外部の送受信手段との通信に支障が
なく、携帯可能な機器の装飾性やデザインの多様性を図
りつつ、非接触で交信を行うシステムを構築することが
できる。
【0022】また、請求項16記載の発明にかかるデー
タ通信システムにあっては、使用者の腕に装着されるリ
スト装置の外側に、非接触状態でデータの通信を行う非
接触データ送受信手段が取り付けられた携帯データ通信
装置と、このデータ通信装置の前記非接触データ送受信
手段とデータの通信を行う外部に設けられた固定データ
通信装置とからなる。したがって、リスト装置を金属製
などの導電性材料で形成しても、外部の送受信手段との
通信に支障がなく、リスト装置の装飾性やデザインの多
様性を図りつつ、非接触で交信を行うシステムを構築す
ることができる。
【0023】また、請求項17記載の発明にかかるデー
タ通信システムにあっては、使用者の腕に装着されるリ
スト装置の装置本体とリストバンドとの間に介装された
筐体内に、非接触状態でデータの通信を行う非接触デー
タ送受信手段が配置された携帯データ通信装置と、この
データ通信装置の前記非接触データ送受信手段とデータ
の通信を行う外部に設けられた固定データ通信装置とか
らなる。したがって、筐体をリスト装置とリストバンド
との間に介在させることにより非接触データ送受信手段
を携帯することができ、既存のリスト装置に適用して、
非接触で交信を行うシステムを構築することができる。
【0024】また、請求項18記載の発明にかかるデー
タ通信システムにあっては、前記リスト装置は、腕時計
である。したがって、金属製の時計ケースや裏蓋、文字
盤などは自由に使用しつつ、非接触で交信を行うシステ
ムを構築することができる。
【0025】また、請求項19記載の発明にかかるデー
タ通信システムにあっては、前記非接触データ送受信手
段は、データキャリアシステムのアンテナとICチップ
とからなるモジュールである。したがって、モジュール
を適宜変位させることにより、通信に際し磁束をアンテ
ナに対して垂直に通過させて、適正な通信状態を形成し
つつ、非接触で交信を行うシステムを構築することがで
きる。
【0026】また、請求項20記載の発明にかかるデー
タ通信システムにあっては、前記固定データ通信装置
は、非接触データ送受信手段により受信したデータを記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたデータを
表示する表示手段(図7のモニタ43)とを、さらに備
える。したがって、固定データ通信装置が配置されてい
る施設の管理者が、記憶手段に記憶されているデータを
目視することにより、施設の使用結果を把握することが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態
【0028】以下、本発明の第1の実施の形態を図に従
って説明する。図1に示すように、腕時計1は、金属製
の時計本体2と、この時計本体2の両端部に枢支された
樹脂製のリストバンド3、4とで構成されている。時計
本体2の内部には、図示しない時計ムーブメントや電池
などの金属部品が配置されている。また、時計本体2下
面側には裏蓋2aが設けられ、上面側には円形の風防ガ
ラス2bが設けられているとともに、風防ガラス2bの
下部に表示部2cが配置されている。
【0029】時計本体2の上面であって風防ガラス2b
の周部には、RFIDモジュール5が配置されている。
このRFIDモジュール5は、風防ガラス2bの周部に
沿って延在する円環状のRFIDアンテナ6と、このR
FIDアンテナ6に接続されたICチップ7(図2参
照)とで構成されている。RFIDアンテナ6はコイル
であって、その一端部周部に設けられた垂直回動ヒンジ
8を介して時計本体2の周部に枢支されている。これに
よりRFIDアンテナ6は、図1(B)に示すように時
計本体2の上面に重畳する不使用時状態と、同図(C)
に示すように時計本体2の上面から垂直方向に回動した
使用時位置とに回動可能に構成されている。
【0030】図2は、前記RFIDモジュール5とリー
ダー/ライター10の構成を示すブロック図である。図
示のようにRFIDモジュール5のICチップ7は、R
FIDアンテナ6の両端部に接続されたコンデンサ18
を有するともに、AC/DCコンバータ19、クロック
再生部20、復調部21、及び復号部22を有してい
る。AC/DCコンバータ9で整流された電流は、電源
制御部24を介してデータキャリア制御部23に与えら
れ、さらに、データキャリア制御部23には、クロック
再生部20で再生されたクロック、及び復号部22で復
号されたデータが入力される。データキャリア制御部2
3は、これら各部から入力されるデータ等に基づき、メ
モリー25に記憶されているデータを符号化部26に供
給し、この符号化部26で符号化されたデータは変調部
27で変調されて、RFIDアンテナ6に送出されるよ
うに構成されている。
【0031】一方、リーダー/ライター10は、リーダ
ー/ライター側アンテナコイル38の一端にコンバータ
33を介して接続されたアンテナ駆動回路34と復調部
30とを有している。この復調部30で復調された信号
は、フィルター&増幅部31にてフィルタリングされる
とともに増幅され、復号部32でデータに復号されてゲ
ート開閉装置12を制御する制御装置/システム11に
供給される。また、この制御装置/システム11からの
制御信号は、符号化部37で符号化され、復調部36で
復調されてアンテナ駆動回路34に供給される。アンテ
ナ駆動回路34は、発振部35から出力される所定周波
数のクロックと、変調部36で変調された信号とに基づ
き、リーダー/ライター側アンテナコイル38を駆動す
るように構成されている。
【0032】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、この腕時計1を腕に装着したユーザは、通常時には
図1(A)及び(B)に示すように、RFIDアンテナ
6を時計本体2の上面に重畳させた不使用時位置にして
おく。この状態において、RFIDアンテナ6は風防ガ
ラス2bの周部に沿って延在する円環状であることか
ら、表示部2cに表示される時刻等を支障なく視認する
ことができる。
【0033】そして、腕時計1を腕に装着したユーザが
リーダー/ライター側アンテナコイル38が配置されて
いるゲート開閉装置12を通過する際には、図1(C)
に示すように、円環状のRFIDアンテナ6を時計本体
2の上面から垂直方向に回動した使用時位置にする。こ
の状態で、腕時計1を腕に装着したユーザがリーダー/
ライター側アンテナコイル38が配置されているゲート
開閉装置12に近づくと、リーダー/ライター10から
リーダー/ライター側アンテナコイル38を介して信号
された信号がRFIDアンテナ6により受信される。す
ると、ICチップ7のクロック再生部20は、再生クロ
ックを生成してデータキャリア制御部23に送出し、符
号部22は復調部21からの信号に基づき、受信データ
を生成してデータキャリア制御部23に送出する。しか
る後に、ICチップ7側からRFIDアンテナ6を介し
てパワーONセット信号と初期出力(IDなど)を送信
した後、受信待ちの状態となる。
【0034】すると、リーダー/ライター10側におい
ては、受信待ち許容時間が経過する前に、リーダー/ラ
イター側アンテナコイル38から受信モード要求と命令
を送信し、ICチップ7側では、受信処理をした後、R
FIDアンテナ6から応答を送信し、受信待ち状態とな
る。したがって、この応答がリーダー/ライター側アン
テナコイル38を介してリーダー/ライター10側で受
信されて、制御装置/システム11がゲート開閉装置1
2を制御することにより、ゲート開閉装置12が開動作
する。よって、この腕時計1をゲート装置12の通過を
予め許可されている者が腕に装着しておくことにより、
チェックインが可能となる。
【0035】このとき、RFIDアンテナ6は回動によ
り、時計本体2と重畳せず該時計本体2の側方に位置し
ているので、図2に示すように、リーダー/ライター側
アンテナコイル38との通信時に生ずる磁束MはRFI
Dアンテナ6を垂直に通る。よって、裏蓋2aを含む時
計本体2を金属製などの導電性材料としても、リーダー
/ライター10との交信に支障がなく、時計本体2の装
飾性やデザインの多様性を図りつつ、非接触式電子パス
を構成することができる。
【0036】また、時計本体2に内蔵されている時計ム
ーブメントや電池などの金属部品から離して、RFID
アンテナ6に磁束が通るように配置する必要はなく、部
品の配置や実装の制約が大きくなってしまうこともな
い。さらに、時計本体2内にRFIDアンテナ6を収納
した場合のように、時計本体2を大型化する必要もな
く、金属製の文字盤も自由に使用でき、装飾性やデザイ
ン上の自由度を確保することができる。
【0037】(2)第2の実施の形態
【0038】図3は、本発明の第2の実施の形態を示す
ものである。この実施の形態においてRFIDアンテナ
6は、その一端部周部に設けられた水平回動ヒンジ9を
介して時計本体2の周部に枢支されている。これにより
RFIDアンテナ6は、図3(A)に示すように時計本
体2の上面に重畳する不使用時状態と、同図(B)に示
すように時計本体2の上面から水平方向に回動した使用
時位置とに回動可能に構成されている。なお、他の構成
は前述した実施の形態と同様である。
【0039】この腕時計1を腕に装着したユーザは、通
常時には図3(A)に示すように、RFIDアンテナ6
を時計本体2の上面に重畳させた不使用時位置にしてお
く。そして、腕時計1を腕に装着したユーザが前記リー
ダー/ライター側アンテナコイル38が配置されている
ゲート開閉装置12を通過する際には、図3(B)に示
すように、円環状のRFIDアンテナ6を時計本体2の
上面から水平方向に約180°回動した使用時位置に回
動する。これにより、RFIDアンテナ6は、時計本体
2と重畳せず該時計本体2の側方に位置している状態と
なり、図2に示したように、リーダー/ライター側アン
テナコイル38との通信時に生ずる磁束MはRFIDア
ンテナ6を垂直に通ることができる。よって、時計本体
2を金属製などの導電性材料としても、リーダー/ライ
ター10との交信に支障がなく、時計本体2の装飾性や
デザインの多様性を図りつつ、非接触式電子パスを構成
することができる。
【0040】(3)第3の実施の形態
【0041】図4及び図5は、本発明の第3の実施の形
態を示すものである。図4(A)(B)に示すように、
乗車駅側には、駅名、改札時刻データを通信する非接触
自動改札ゲート50が設けられており、降車駅側には、
駅名、改札時刻、料金データを通信する非接触自動改札
ゲート51が設けられている。これら非接触式自動改札
ゲート50、51は、図5に示すように、ゲート開閉装
置12、制御装置/システム11及びリーダー/ライタ
ー10(質問機)からなり、リーダー/ライター10の
構成は前述の図2に示した実施の形態と同様である。
【0042】また、本実施の形態におけるRFIDモジ
ュール5の構成も図2に示した実施の形態と同様であ
り、腕時計1の時計本体2に回動自在に取り付けられて
いる。時計本体2の内部には、図5に示す時計部60が
設けられている。時計部60は、時計制御部61を有
し、この時計制御部61に所定周波数のクロック信号を
生成する発振器62、キースイッチ等で構成される入力
部63、前記表示部2cに表示データを出力する表示出
力部64、スピーカ等で構成される報知出力部60、及
びメモリー66が接続されている。
【0043】かかる実施の形態において、この腕時計1
を装着したユーザが乗車駅の非接触自動改札ゲート50
を通過すると、リーダー/ライター10とRFIDモジ
ュール5との間で通信が行われ、RFIDモジュール5
はリーダー/ライター10側からの駅名及び改札時刻デ
ータを受信する。この受信したデータは、ICチップ7
のメモリー25に記憶されるとともに、データキャリア
制御部23から時計部60の時計制御部61に転送され
る。すると、時計制御部61はこれらデータをメモリー
66と表示出力部64に供給し、これによりデータがメ
モリー66に記憶されるとともに、図4(A)に示すよ
うに、表示部2cに乗車駅の駅名「河辺駅」と乗車駅で
の改札時刻「10:52発」とが表示される。
【0044】また、前記ユーザが降車して降車駅の非接
触自動改札ゲート51を通過すると、RFIDモジュー
ル5はリーダー/ライター10側からの駅名、改札時
刻、料金データを受信する。この受信したデータは前述
と同様に、ICチップ7のメモリー25に記憶されると
ともに、データキャリア制御部23から時計部60の時
計制御部61に転送される。すると、時計制御部61は
これらデータをメモリー66と表示出力部64に供給
し、これによりこれによりデータがメモリー66に記憶
されるとともに、図4(B)に示すように、表示部2c
に降車駅の駅名「新宿駅」と降車駅での改札時刻「1
1:45着」、及び料金「680円」が表示される。
【0045】したがって、表示部2cに表示された内容
を視認することにより、降車駅の駅名、改札時、料金を
確認することができる。また、メモリー66には乗車時
及び降車時のデータが記憶されていることから、キー操
作に基づく入力部63からの信号により、これら記憶さ
れているデータをメモリー66から読み出して表示出力
部64に供給することにより、データを後日確認するこ
ともできる。
【0046】なお、前記データを時計制御部61から報
知出力部65に供給することにより、駅名等を音声で発
生させるようにしてもよい。
【0047】(4)第3の実施の形態の変形例
【0048】図6は、第3の実施の形態の変形例を示す
ものである。すなわち、前述の図5に示したRFIDモ
ジュール5におけるICチップ7内のメモリー25と時
計部66内のメモリー66は、図6に示すように、スキ
ー場でのリフト乗車回数を格納する「RAID」エリア
の“1”“2”・・・に対応して、時刻を格納する「T
IME」エリア、及び日付を格納する「DATE」エリ
アが各々設けられている。
【0049】かかる実施の形態において、腕時計1を装
着したユーザが図5に示したゲート開閉装置12、制御
装置/システム11及びリーダー/ライター10が設け
られているスキー場のゲートを通過すると、リーダー/
ライター10とRFIDモジュール5との間で通信が行
われ、RFIDモジュール5はリーダー/ライター10
側からの時刻及び日付データを受信する。この受信した
データは、ICチップ7のメモリー25における「TI
ME」エリアと「DATE」エリアとに順次記憶され
る。また、これらデータはデータキャリア制御部23か
ら時計部60の時計制御部61に転送されて、メモリー
66における「TIME」エリアと「DATE」エリア
とにも順次記憶される。そして、ユーザ時計本体2にて
所定のキー操作を行い入力部63から信号が出力される
と、時計制御部61はこれら記憶されているデータをメ
モリー25あるいはメモリー66から読み出して表示出
力部64に供給する。よって、必要に応じてRFIDモ
ジュール5を備えた腕時計1の使用履歴を確認すること
ができる。
【0050】なお、この実施の形態においては、スキー
場でのリフト改札情報をメモリーに記憶させるようにし
たが、登山路の所定箇所に図5に示したゲート開閉装置
12、制御装置/システム11及びリーダー/ライター
10を配置しておき、登山中の行程情報をメモリーに記
憶させるようにしてもよい。
【0051】(5)第4の実施の形態
【0052】図7は、本発明の第4の実施の形態を示す
ものである。構内には、複数の部屋40−1〜40−n
が設けられており、各部屋40−1〜40−nには出入
り口41−1〜41−nが設けられている。各出入り口
41−1〜41−nには、図2に示した第1の実施の形
態と同様のゲート開閉装置12、制御装置/システム1
1及びリーダー/ライター10が配置されている。但
し、制御装置/システム11は、図7に示したモニタ4
3を備えたパソコン44を有している。
【0053】かかる構成において、第1の実施の形態に
示した腕時計1を装着したユーザがいずれかの部屋40
−1〜40−nの出入り口41−1〜41−nを通過す
ると、リーダー/ライター10(質問機)とRFIDモ
ジュール5との間で通信が行われる。そして、予めRF
IDモジュール5のメモリー25(図2参照)に記憶さ
れている当該ユーザのIDがリーダー/ライター10に
より読みとられる。
【0054】一方、パソコン44は予め記憶されている
プログラムに基づき図8に示すフローチャートに従って
動作し、各出入り口41−1〜41−nに配置されてい
るリーダー/ライター10からの出力情報に基づき、い
ずれかの出入り口41−1〜41−nでのユーザの通過
があったか否かを判別する(ステップS1)。通過があ
ったならば、質問機(リーダー/ライター10)の位置
つまり通過した出入り口41−1〜41−n、通過した
ユーザのID、及び通過時刻を内部のRAMに記録する
(ステップS2)。
【0055】次に、ID対応データの要求があったか否
かを判別し(ステップS3)、管理者がパソコン44を
操作することにより特定のユーザのIDが入力される
と、ステップS3からステップS4に進む。そして、ス
テップS4では、前記RAMに記憶されているデータか
ら、入力されたIDに対応する最新の質問機位置と通過
時刻とを検索して、その検索結果をモニタ43に表示さ
せる。したがって、管理者はIDを入力することによ
り、当該IDのユーザが最新に通過した出入り口41−
1〜41−nとその通過時刻とを知ることができる。
【0056】無論、質問機位置(出入り口41−1〜4
1−n)を入力して、当該質問機位置を最後に通過した
ユーザのIDと通過時刻とを表示させるようにしてもよ
いし、各質問機位置を通過した全てのユーザのIDと通
過時刻とを表示させるようにしてもよい。
【0057】(6)第5の実施の形態
【0058】図9〜11は、本発明の第5の実施の形態
を示すものである。図9に示すように、時計本体70の
相対向する両端部には、かん又部71、72が設けられ
ている。一方のかん又部71には、樹脂製のリストバン
ド73の先端部がバネ棒75aにより枢支されており、
他方のかん又部72にはユニットケース74がバネ棒7
5bにより枢支されている。
【0059】ユニットケース74は、上面に開口部を有
する筐体からなるケース本体76と、このケース本体7
6の開口部を閉鎖する開閉自在な蓋体77とで構成され
ており、ケース本体76の相対向する端部には、かん先
部78とかん又部79とが設けられている。そして、ユ
ニットケース74は、かん先部78に挿通された前記バ
ネ棒75bにて時計本体70のかん又部72に枢支さ
れ、かん又部79に他方のリストバンド80がバネ棒8
1により枢支されている。
【0060】ユニットケース74の内部には、電磁通信
ユニット82が収容されている。電磁通信ユニット82
は、図10に示すように、非導電材料よりなるコイン型
のケース83を有し、その表面には、当該通信ユニット
82が電磁通信乗車券、入場券、トランスポンダ、電子
マネー等のいずれかの機能を有するものであるかを番号
で示す通信機能番号84が印刷されている。なお、通信
機能番号84を用いることなく、ケース83を各機能に
対応する異なる色に着色しておくようにしてもよい。
【0061】ケース83の内部には、コイル状のアンテ
ナ85とこのアンテナ85の端部に接続された回路ユニ
ット86とで構成されている。回路ユニット86には、
図11に示すように、アンテナ85に接続された送・受
信回路87、送・受信回路87に接続されたCPU8
8、CPU88に接続されたROM89、RAM90及
びEPROM91が設けられている。さらに回路ユニ
ット86には、アンテナ85に接続された電源回路92
が設けられており、この電源回路92から各部に電源が
供給されるようになっている。
【0062】以上の構成にかかる本実施の形態において
使用に際しては、既存の時計本体70とリストバンド7
3、80とからなる腕時計から一方のリストバンド80
を取り外す。しかる後に、ユニットケース74のかん先
部78を時計本体70のかん又部72にバネ棒75bで
枢支し、かつ、ユニットケース74のかん又部79にバ
ネ棒81により前記リストバンド80を枢支する。これ
により、図9に示したように、時計本体70とリストバ
ンド80との間にユニットケース74が介装された状態
となる。
【0063】他方ユーザは、電磁通信乗車券、入場券等
の各種機能を有する複数の電磁通信ユニット82のう
ち、所望の機能を有する通信機能番号84の電磁通信ユ
ニット82を予め選択しておく。そして、ユニットケー
ス74の蓋体77を開いて、選択しておいた電磁通信ユ
ニット82をケース本体76の内部に入れて蓋体77を
閉じ、これにより、時計本体70とリストバンド80と
の間のユニットケース74に電磁通信ユニット82が収
容された状態となる。
【0064】したがって、両リストバンド73、80に
て腕に時計本体70を装着すると、この時計本体70と
ともに電磁通信ユニット82が収容されたユニットケー
ス74が腕に装着される。そして、この電磁通信ユニッ
ト82が収容されたユニットケース74を装着したユー
ザが、リーダー/ライターに接近すると、コイル状のア
ンテナ85に起電力が発生し、この起電力は電源回路9
2に蓄積されて、各部に供給される。よって、送・受信
回路87やCPU88等は、電源回路92から供給され
る電力により動作して、リーダー/ライターからの電磁
信号を受信し、暗号の送受信、RAM90やEPRO
M91の書き換えなどの所定の処理を行う。これによ
り、リーダー/ライターとの間でユニットケース74内
の電磁通信ユニット82の種別に応じたデータの送受信
及び処理がなされる。
【0065】また、ユニットケース74内の電磁通信ユ
ニット82を他の種別のものと交換すれば、当該電磁通
信ユニット82の種別に応じたデータの送受信及び処理
がなされることとなる。さらに、新たな機能の電磁通信
ユニット82が実現化された場合には、当該電磁通信ユ
ニット82を入手してユニットケース74内に収容すれ
ば、当該電磁通信ユニット82による機能を利用するこ
とができる。
【0066】なお、本実施の形態においては電磁通信ユ
ニット82をコイン型としたが、ドーナツ状、矩形のプ
レート状等の他の形状であってもよい。また、ユニット
ケース74内に電磁通信ユニット82を収容するように
したが、リストバンドを複数の駒を連結して構成される
鎖状リストバンドの駒に電磁通信ユニット82を埋設
し、この電磁通信ユニット82を埋設した駒を時計本体
とリストバンドの端部との間にバネ棒で枢支するように
してもよい。
【0067】(7)第6の実施の形態
【0068】図12、13は、本発明の第6の実施の形
態を示すものである。図12に示すように、腕時計90
は、時計本体91とこの時計本体91の相対向する両端
部に枢支されたリストバンド92、93とで構成されて
いる。時計本体91の上面には、平面視において円形の
風防ガラス94が配設され、風防ガラス94の下方に長
針95、短針96等が配置されている。時計本体91の
上面側であって風防ガラス94の周部には、平面視にお
いて円形の段部97が形成されている。この段部97
は、時計本体91の上面外周縁を前周に亙って断面略L
字状に切欠した形状であって、水平面98と該水平面9
8の端部に連なる垂直面99とを一体的に有している。
【0069】一方、電磁通信ユニット100A,100
B,100Cは、電子定期券、電子マネー、マラソンの
ゴール時間と順位測定用トランスポンダのいずれかの機
能を備えるものであって、図13に示すように、前記段
部97に交換可能に嵌着する非導電材料よりなるリング
体101を有している。リング体101の内部には、そ
の円周方向に沿ってコイル状のアンテナ102が埋設さ
れているとともに、このアンテナ102の端部に接続さ
れた回路ユニット103が埋設されている。
【0070】また、図12に示したように各電磁通信ユ
ニット100A,100B,100Cのリング体101
は、前記各機能に応じた異なる色、例えば電子定期乗車
券用の電磁通信ユニット100Aは黒色、電子マネー用
の電磁通信ユニット100Bは茶色、マラソンのゴール
時間と順位測定用トランスポンダ用の電磁通信ユニット
100Cは赤色に着色されている。無論、前記各電磁通
信ユニット100A,100B,100Cに着色を施す
ことなく、第5の実施の形態と同様に、通信機能番号8
4を付するようにしてもよい。なお、各電磁通信ユニッ
ト100A,100B,100Cの回路構成は、図11
に示した実施の形態と同様である。
【0071】以上の構成にかかる本実施の形態において
使用に際しては、所望の機能を有する色に着色されてい
る電磁通信ユニット100A,100B,100Cのい
ずれかを選択し、この選択したいずれかの電磁通信ユニ
ット100A,100B,100Cを段部97に嵌着さ
せる。次に、両リストバンド92、93にて腕に腕時計
90を装着すると、この時計本体91とともにいずれか
の電磁通信ユニット100A,100B,100Cが携
帯される。そして、この腕時計90を装着したユーザ
が、リーダー/ライターに接近すると、前記第5の実施
の形態と同様に、リーダー/ライターとの間で電磁通信
ユニット100A,100B,100Cの種別に応じた
データの送受信及び処理がなされる。また、電磁通信ユ
ニット100A,100B,100Cを他の種別のもの
と交換すれば、当該電磁通信ユニットの種別に応じたデ
ータの送受信及び処理がなされることとなる。
【0072】なお、本実施の形態においては電磁通信ユ
ニット100A,100B,100Cをリング状とした
が、時計本体91の形状に応じて多角形状等の他の形状
であってもよい。
【0073】(8)第7の実施の形態
【0074】図14、15は、本発明の第7の実施の形
態を示すものであり、腕時計のリストバンドの構成部材
にRFIDモジュールを配置したものである。すなわ
ち、図14に示すように、腕時計110は、時計本体1
11とこの時計本体111の両端部に枢支された樹脂製
のリストバンド112、113とで構成されている。時
計本体111の相対向する端部には、かん又部114、
115が設けられており、各リストバンド112、11
3の先端部にはかん先部116、117が設けられてい
る。そして、各かん又部114、115に、図示しない
バネ棒によりかん先部116、117が枢支されること
により、時計本体111とリストバンド112、113
とが結合されている。
【0075】一方のリストバンドのかん先部116に
は、図15に示すように、非導電材料よりなり内部に空
間部118を有するハウジング119が嵌合配置されて
いる。このハウジング119の空間部118内には、前
述した第1の実施の形態と同様の構成にかかるRFID
モジュール5が収容されており、RFIDモジュール5
は前記図2と同様であって、RFIDアンテナ6とIC
チップ7とで構成されている。
【0076】したがって、本実施の形態においても、裏
蓋を含む時計本体111を金属製などの導電性材料とし
ても、リーダー/ライターとの交信に支障がなく、時計
本体111の装飾性やデザインの多様性を図りつつ、非
接触式電子パスを構成することができる。また、時計本
体111に内蔵されている時計ムーブメントや電池など
の金属部品から離して、RFIDアンテナ6(図2参
照)に磁束が通るように配置する必要はなく、部品の配
置や実装の制約が大きくなってしまうこともない。さら
に、時計本体111内にRFIDアンテナ6を収納した
場合のように、時計本体2を大型化する必要もなく、金
属製の文字盤も自由に使用でき、装飾性やデザイン上の
自由度を確保することができる。
【0077】(9)第8の実施の形態
【0078】図16は、本発明の第8の実施の形態を示
すものであり、一方のリストバンド112には、遊び環
120が遊嵌されている。この遊び環120に図15に
示したと同様に、空間部118内にRFIDモジュール
5を収容したハウジング119が嵌着されている。
【0079】(10)第9の実施の形態
【0080】図17は、本発明の第9の実施の形態を示
すものであり、一方のリストバンド112の中途部に
は、両側に円曲状に突出した幅広部121が設けられて
いる。この幅広部120に図15に示したと同様に、空
間部118内にRFIDモジュール5を収容したハウジ
ング119が嵌着されている。
【0081】(11)第10の実施の形態
【0082】図18は、本発明の第10の実施の形態を
示すものであり、一方のリストバンド112の端部には
バックル121が設けられている。このバックル121
に図15に示したと同様に、空間部118内にRFID
モジュール5を収容したハウジング119が嵌着されて
いる。
【0083】以上の第8、9、10の実施の形態におい
ても、裏蓋を含む時計本体111を金属製などの導電性
材料としても、リーダー/ライターとの交信に支障がな
く、部品の配置や実装の制約が大きくなってしまうこと
もない。さらに、時計本体111を大型化する必要もな
く、金属製の文字盤も自由に使用でき、装飾性やデザイ
ン上の自由度を確保することができる。
【0084】なお、各実施の形態においては、携帯可能
な機器として腕時計を示したが、これに限らず他の形態
可能な機器やリスト装置に適用し得ることは勿論であ
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、携帯可能
な機器の外側に、外部の送受信手段との間において非接
触状態でデータの通信を行う非接触データ送受信手段を
取り付けるようにしたことから、携帯可能な機器を金属
製などの導電性材料で形成しても、外部の送受信手段と
の通信に支障が生ずることがない。したがって、携帯可
能な機器が装飾性やデザイン上の制約を受けることがな
く、機器の装飾性やデザイン上の自由度を確保しつつ、
データキャリアシステム構築することができる。
【0086】また、携帯可能な機器を使用者の腕に装着
されるリスト装置としたことから、リスト装置を腕に装
着すればこれと一体的にデータ通信装置が携帯されるこ
ととなり、よって意識的な携帯に起因する煩雑性を解消
できるとともに、置き忘れによるリスクを解消すること
ができる。
【0087】また、使用者の腕に装着されるリスト装置
の装置本体とリストバンドとの間に介装した筐体内に非
接触データ送受信手段を配置するようにしたことから、
リスト装置の装飾性やデザインの多様性を図ることがで
きのみならず、既存のリスト装置の装置本体とリストバ
ンドの間に、筐体を介装して内部に非接触データ送受信
手段を収容することにより、既存の機器にデータ通信装
置の機能を付加することができる。
【0088】また、リスト装置を腕時計としたことか
ら、内部の時計ムーブメントや電池などの金属部品から
離して、アンテナの磁束が通るように配置する必要もな
く、アンテナの大きに応じて時計本体を大型化する必要
もない。よって、金属製の時計ケースや裏蓋、文字盤な
どは自由に使用することができ、装飾性やデザイン上が
重要な腕時計においてその自由度を確保しつつ、データ
キャリアシステム構築することができる。
【0089】また、前記筐体を開閉自在とし、あるいは
非接触データ送受信手段を着脱自在とたことから、予め
容易された複数種の非接触データ送受信手段のいずれか
を選択して、随時に新たな通信機能を付加することがで
きる。
【0090】また、非接触データ送受信手段に、その種
別を識別するための識別手段を設けるようにしたことか
ら、複数種の非接触データ送受信手段からいずれかを選
択する際、容易に所望のものを選択することができる。
【0091】また、非接触データ送受信手段は、前記腕
時計本体上面外周部に沿った環状としたことから、腕時
計の本体上面の中央部に表示される時刻等を視認する
際、非接触データ送受信手段がその妨げとなることはな
い。よって、腕時計としての機能を損なうことなく、適
正かつ良好な通信状態を形成することができる。
【0092】また、非接触データ送受信手段を、垂直方
向あるいは水平方向へ回動自在に取り付けるようにした
ことから、腕時計本体により妨げられることなく、非接
触データ送受信手段のアンテナに対して磁束が垂直に通
るような位置にすることができ、適正かつ良好な通信状
態を形成することができる。
【0093】また、リスト装置に設けられているリスト
バンドの構成部材に、非接触データ送受信手段を取り付
けるようにしたことから、リスト装置本体を金属製など
の導電性材料で形成しても、外部の送受信手段との通信
に支障がなく、リスト装置本体の装飾性やデザインの多
様性を図ることができる。
【0094】また、非接触データ送受信手段を、データ
キャリアシステムのアンテナとICチップとからなるモ
ジュールとしたことから、可動自在に取り付けられてい
るモジュールを適宜変位させることにより、通信に際し
磁束をアンテナに対して垂直に通過させて、適正かつ良
好な通信状態を形成することができる。
【0095】また、非接触データ送受信手段により受信
したデータを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
されたデータを表示する表示手段とをさらに備えるよう
にしたことから、データの事後参照を行うことができ
る。また、表示手段を、腕時計に設けられている表示部
としたことから、腕時計に設けられている表示部を有効
利用して、データの事後確認が可能となる。
【0096】また、データ通信システムにおける固定デ
ータ通信装置に、非接触データ送受信手段により受信し
たデータを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶さ
れたデータを表示する表示手段とを設けるようにしたこ
とから、固定データ通信装置が配置されている施設の管
理者が、記憶手段に記憶されているデータを目視するこ
とにより、施設の使用結果を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の形態にかかる腕時計の
平面図、(B)は同時計の側面図、(C)は同時計のR
FIDアンテナを回動させた状態の側面図である。
【図2】同実施の形態のシステム構成図である。
【図3】(A)は本発明の第2の実施の形態にかかる腕
時計の平面図、(B)は同時計のRFIDアンテナを回
動させた状態の平面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図5】同実施の形態のシステム構成図である。
【図6】第3の実施の形態の変形例におけるメモリ構成
図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図8】同実施の形態におけるパソコンの処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】(A)は本発明の第5の形態にかかる腕時計の
平面図、(B)は同時計の側面図である。
【図10】(A)は同実施の形態における電磁通信ユニ
ットの平面図、(B)は水平断面図、(C)は垂直断面
図である。
【図11】同実施の形態のブロック回路図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図13】同実施の形態における電磁通信ユニットの水
平断面図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図15】図14のa−a線矢示断面図である。
【図16】本発明の第8の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図17】本発明の第9の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図18】本発明の第10の実施の形態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 腕時計 2 時計本体 2c 表示部 5 RFIDモジュール 6 RFIDアンテナ 7 ICチップ 10 リーダー/ライター 25 メモリー 43 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 弘文 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 Fターム(参考) 3E027 CA07 CA08 CB01 CB10 3E044 AA00 BA10 CA06 CA10 DE01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能な機器の外側に、外部の送受信
    手段との間において非接触状態でデータの通信を行う非
    接触データ送受信手段を取り付けたことを特徴とするデ
    ータ通信装置。
  2. 【請求項2】 使用者の腕に装着されるリスト装置の外
    側に、外部の送受信手段との間において非接触状態でデ
    ータの通信を行う非接触データ送受信手段を取り付けた
    ことを特徴とするデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 使用者の腕に装着されるリスト装置の装
    置本体とリストバンドとの間に筐体を介装し、該筐体内
    に外部の送受信手段との間において非接触状態でデータ
    の通信を行う非接触データ送受信手段を配置したことを
    特徴とするデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記リスト装置は、腕時計であることを
    特徴とする請求項2又は3記載のデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 前記筐体を開閉自在としたことを特徴と
    する請求項3記載のデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 前記非接触データ送受信手段を着脱自在
    としたことを特徴とする請求項1、2又は4記載のデー
    タ通信装置。
  7. 【請求項7】 前記非接触データ送受信手段に、当該非
    接触データ送受信手段の種別を識別するための識別手段
    を設けたことを特徴とする請求項5又は6記載のデータ
    通信装置。
  8. 【請求項8】 前記非接触データ送受信手段は、前記腕
    時計の本体上面外周部に沿った環状であることを特徴と
    する請求項4記載のデータ通信装置。
  9. 【請求項9】 前記非接触データ送受信手段を、前記腕
    時計の本体に垂直方向へ回動自在に取り付けたことを特
    徴とする請求項4又は8記載のデータ通信装置。
  10. 【請求項10】 前記非接触データ送受信手段を、前記
    腕時計の本体に水平方向へ回動自在に取り付けたことを
    特徴とする請求項4又は8記載のデータ通信装置。
  11. 【請求項11】 使用者の腕に装着されるリスト装置に
    設けられているリストバンドの構成部材に、前記非接触
    データ送受信手段を取り付けたことを特徴とする請求項
    2記載のデータ通信装置。
  12. 【請求項12】 前記非接触データ送受信手段は、デー
    タキャリアシステムのアンテナとICチップとからなる
    モジュールであることを特徴とする請求項1から11の
    いずれかに記載のデータ通信装置。
  13. 【請求項13】 非接触データ送受信手段により受信し
    たデータを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶さ
    れたデータを表示する表示手段とを、さらに備えること
    を特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のデー
    タ通信装置。
  14. 【請求項14】 前記表示手段は、腕時計に設けられて
    いる表示部であることを特徴とする請求項13記載のデ
    ータ通信装置。
  15. 【請求項15】 携帯可能な機器の外側に、非接触状態
    でデータの通信を行う非接触データ送受信手段が取り付
    けられた携帯データ通信装置と、 このデータ通信装置の前記非接触データ送受信手段とデ
    ータの通信を行う外部に設けられた固定データ通信装置
    とからなることを特徴とするデータ通信システム。
  16. 【請求項16】 使用者の腕に装着されるリスト装置の
    外側に、非接触状態でデータの通信を行う非接触データ
    送受信手段が取り付けられた携帯データ通信装置と、 このデータ通信装置の前記非接触データ送受信手段とデ
    ータの通信を行う外部に設けられた固定データ通信装置
    とからなることを特徴とするデータ通信システム。
  17. 【請求項17】 使用者の腕に装着されるリスト装置の
    装置本体とリストバンドとの間に介装された筐体内に、
    非接触状態でデータの通信を行う非接触データ送受信手
    段が配置された携帯データ通信装置と、 このデータ通信装置の前記非接触データ送受信手段とデ
    ータの通信を行う外部に設けられた固定データ通信装置
    とからなることを特徴とするデータ通信システム。
  18. 【請求項18】 前記リスト装置は、腕時計であること
    を特徴とする請求項16又は17記載のデータ通信シス
    テム。
  19. 【請求項19】 前記非接触データ送受信手段は、デー
    タキャリアシステムのアンテナとICチップとからなる
    モジュールであることを特徴とする請求項15から18
    のいずれかに記載のデータ通信装置。
  20. 【請求項20】 前記固定データ通信装置は、非接触デ
    ータ送受信手段により受信したデータを記憶する記憶手
    段と、この記憶手段に記憶されたデータを表示する表示
    手段とを、さらに備えることを特徴とする請求項15か
    ら19のいずれかに記載のデータ通信システム。
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