JP2002269606A - 携帯無線装置、その制御方法、プログラム、記録媒体、旅行サポート方法および旅行サポートシステム - Google Patents

携帯無線装置、その制御方法、プログラム、記録媒体、旅行サポート方法および旅行サポートシステム

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JP2002269606A
JP2002269606A JP2001063973A JP2001063973A JP2002269606A JP 2002269606 A JP2002269606 A JP 2002269606A JP 2001063973 A JP2001063973 A JP 2001063973A JP 2001063973 A JP2001063973 A JP 2001063973A JP 2002269606 A JP2002269606 A JP 2002269606A
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wireless
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ticket
wireless communication
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JP2001063973A
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English (en)
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Teruhiko Fujisawa
照彦 藤沢
Satoshi Ishiguro
聡 石黒
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電車の乗車券や定期券といったいわゆる乗物
チケット情報以外のチケット情報の取扱いも考慮した無
線情報配信装置を提供する 【解決手段】例えば非接触型の非接触型ICカードの機
能を有する腕時計50に本発明を適用させた場合、腕時
計50にメモリ506をもたせ、予約購入した電車の乗
車券やホテル宿泊予約を行った旨を示す情報をチケット
情報として格納する。そして、駅の改札口やホテルのフ
ロントに設けられるリード/ライト装置45、46Cと
腕時計50との間で各施設に対応するチケット情報の授
受を行うことにより、乗車券の清算やホテルのチェック
インに係る手続きを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線情報配信装置
に関するものであり、特に非接触型ICカード機能を有
する携帯型無線装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】非接触型のIC(Integrated Circuit)
カード(以下、非接触型ICカードと記述)を、電車等
の乗車運賃の精算に利用する技術が提案されている。こ
の技術によれば、例えば電車の乗車チケットを予め予約
購入した場合、かかる旨を非接触型ICカードに記憶さ
せておき、改札口に取りつけられた専用のリード/ライ
ト装置との間で無線データ通信を行わせて、乗車チケッ
トに対応する電車に乗車することができる。このため、
ユーザ(乗車客)は、予約購入した乗車チケットについ
て、所持管理する手間がいらない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば旅行
をするユーザにおいては、旅行業者の窓口において、電
車の乗車チケットの予約購入に加え、ホテルの宿泊予
約、遊園地の入園チケットを同時に予約購入することが
行われる。しかし、従来、電車の乗車チケット以外の情
報は非接触型ICカードによる取扱いをすることができ
なかったため、ユーザはホテルのチェックインに係る手
続きを別途行わなければならなかった。また、購入した
遊園地の入園チケットについては所持管理しなければな
らない不便な状況にあった。特に遊園地のチケットを複
数枚購入した場合や遊園地以外の施設(動物園や映画館
等)のチケットも購入した場合は、複数のチケットの所
持管理が煩わしいものとなる。
【0004】本発明は、以上の点を考慮して行われたも
のであり、電車の乗車チケット以外のホテル宿泊予約に
係る情報や遊園地等の各施設のチケットに係る情報の取
扱いも考慮した非接触型ICカード等の無線情報配信装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る携帯無線装置においては、施設の
利用を予約したことを了承する旨の利用予約情報を記憶
する記憶部と、無線情報配信装置との間で無線通信が可
能になった場合に、前記無線情報配信装置が配置される
施設に対応する利用予約情報を前記無線情報配信装置に
無線送信する無線送信部とを有することを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る携帯無線装置におい
て、前記無線送信部は、前記携帯無線装置を特定するI
D情報を無線送信するものであることを特徴としてもよ
い。
【0007】また、本発明に係る携帯無線装置において
は、前記利用予約情報の内容に対応する施設利用が行わ
れた旨の利用済情報を前記無線情報配信装置から無線受
信する無線受信部とを有することを特徴としてもよい。
この場合において、前記利用済情報を記憶する利用済情
報記録部を有することを特徴としてもよい。
【0008】本発明に係る携帯無線装置においては、前
記記憶部または前記利用済情報記録部に記憶された内容
を表示するための表示部を有することを特徴としてもよ
い。この場合において、前記表示部に表示する内容を切
り替えるための切替手段を有することとしてもよい。
【0009】本発明に係る携帯無線装置において、前記
利用予約情報は、交通手段の利用、宿泊施設の利用を予
約した旨の情報を含むものであることを特徴としてもよ
い。この場合において、前記利用予約情報は、前記施設
の複数回の利用を予約した旨の情報を含むものであり、
前記利用済情報は、前記利用予約情報のうち施設の利用
を行った回数を示す情報を含むものであることを特徴と
してもよい。
【0010】本発明に係る携帯無線装置の制御方法にお
いては、施設の利用を予約したことを了承する旨の利用
予約情報を記憶する記憶過程と、無線情報配信装置との
間で無線通信が可能になった場合に、前記無線情報配信
装置が配置される施設に対応する利用予約情報を前記無
線情報配信装置に無線送信する無線送信過程とを有する
ことを特徴とする。
【0011】ここで、本発明に係る携帯無線装置の制御
方法において、前記無線送信過程は、前記携帯無線装置
を特定するID情報を無線送信する過程を有するもので
あることを特徴としてもよい。また、前記利用予約情報
の内容に対応する施設利用が行われた旨の利用済情報を
前記無線情報配信装置から無線受信する無線受信過程と
を有することを特徴としてもよい。
【0012】本発明に係るプログラムにおいては、施設
の利用を予約したことを了承する旨の利用予約情報を記
憶させる記憶機能と、無線情報配信装置との間で無線通
信が可能になった場合に、前記無線情報配信装置が配置
される施設に対応する利用予約情報を前記無線情報配信
装置に無線送信させる無線送信機能とをコンピュータに
実現させることを特徴とする。
【0013】また、本発明に係るプログラムにおいて、
前記無線送信機能は、前記携帯無線装置を特定するID
情報を無線送信する機能を含むものであることを特徴と
してもよい。さらに、前記利用予約情報の内容に対応す
る施設利用が行われた旨の利用済情報を前記無線情報配
信装置から無線受信させる無線受信機能をコンピュータ
に実現させるためのプログラムであってもよい。
【0014】本発明に係るプログラムが記録された記録
媒体においては、施設の利用を予約したことを了承する
旨の利用予約情報を記憶させる記憶機能と、無線情報配
信装置との間で無線通信が可能になった場合に、前記無
線情報配信装置が配置される施設に対応する利用予約情
報を前記無線情報配信装置に無線送信させる無線送信機
能とをコンピュータに実現させるためのプログラムが記
録された記録媒体であることを特徴とする。
【0015】ここで、本発明に係るプログラムが記録さ
れた記録媒体においては、前記無線送信機能は、前記携
帯無線装置を特定するID情報を無線送信する機能を含
むプログラムが記録された記録媒体であってもよい。ま
た、前記利用予約情報の内容に対応する施設利用が行わ
れた旨の利用済情報を前記無線情報配信装置から無線受
信させる無線受信機能をコンピュータに実現させるため
のプログラムが記録された記録媒体であってもよい。
【0016】本発明に係る旅行サポート方法において
は、旅行者から旅行業者に旅行の申し込みがあったと
き、前記旅行者の携帯無線装置であって無線通信部と記
憶部とを有するものの記憶部に対し、その旅行において
交通機関を利用するためのチケット情報と、その旅行に
おいて交通機関以外の施設を利用する場合にその利用の
予約を行った旨の情報を書き込む過程と、前記旅行業者
が前記旅行者が利用の予約を行った交通機関以外の施設
に利用の予約の事実を連絡する過程と、前記旅行者の携
帯無線装置の無線通信部が交通機関に設置された無線通
信装置と無線通信が可能な状態になったとき、その交通
機関を利用するためのチケット情報を前記記憶部から読
み出して前記無線通信部により前記交通機関の無線通信
装置に無線送信する過程と、前記旅行者の携帯型電子機
器の無線通信部が交通機関以外の施設に設置された無線
通信装置と無線通信が可能な状態になったとき、その施
設を利用する予約に関する情報を記憶部から読み出して
前記無線通信部により前記交通機関以外の施設の無線通
信装置に送信する過程とを具備することを特徴とする。
【0017】本発明に係る旅行サポートシステムにおい
ては、旅行業者が所有する旅行予約装置と、旅行者が所
持する携帯無線装置を備えた旅行サポートシステムであ
って、前記旅行予約装置は、旅行者から旅行の申し込み
があったとき、前記旅行者の携帯無線装置であって無線
通信部と記憶部とを有するものの記憶部に対し、その旅
行において交通機関を利用するためのチケット情報と、
その旅行において交通機関以外の施設を利用する場合に
その利用の予約を行った旨の情報を書き込む書込部と、
前記旅行業者が前記旅行者が利用の予約を行った交通機
関以外の施設に利用の予約の事実を連絡する連絡部とを
有するものであり、前記携帯無線装置は、交通機関に設
置された無線通信装置と無線通信が可能な状態になった
とき、その交通機関を利用するためのチケット情報を前
記記憶部から読み出して前記無線通信部により前記交通
機関の無線通信装置に無線送信するチケット情報送信部
と、交通機関以外の施設に設置された無線通信装置と無
線通信が可能な状態になったとき、その施設を利用する
予約に関する情報を記憶部から読み出して前記無線通信
部により前記交通機関以外の施設の無線通信装置に送信
する予約情報送信部とを有することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0019】A:本実施形態の構成 図1は、本発明の一実施形態に係る旅行サポートシステ
ム100のシステム構成図を示すものである。図1に示
すように、旅行サポートシステム100は、システムサ
ーバ10、窓口システム20、公衆網30、駅システム
40、ホテルシステム46、腕時計型の情報機器(以
下、単に腕時計と記述する)50を備えている。
【0020】システムサーバ10は、本システム100
全体の制御を行うものである。窓口システム20は、旅
行業者のチケットセンタに配置されるシステムである。
また、駅システム40は電車の各駅に設置されているシ
ステムであり、ホテルシステム46は各ホテルに設置さ
れているシステムである。
【0021】システムサーバ10は、公衆網30を介し
て窓口システム20、駅システム40およびホテルシス
テム46と接続されている。そして、システムサーバ1
0は、窓口システム20、駅システム40およびホテル
システム46との間で種々のデータ授受を行っている。
たとえば、ユーザが窓口システム20が設置される旅行
業者の窓口において、旅行の申し込みを行った場合、そ
の旅行において電車を利用するための乗車券(チケッ
ト)に係る情報が、システムサーバ10の制御下におい
て電車の各駅に設置される駅システム40に送信され
る。また、その旅行において交通機関以外の施設を利用
(本実施形態ではホテルの宿泊利用を想定)する場合
に、その利用予約(宿泊予約)を行った旨の情報が、シ
ステムサーバ10の制御下において対応するホテルシス
テム46に送信される。さらに、本システム100にお
いて、緊急に電車が運休したような場合、システムサー
バ10は、かかる情報を、例えばその電車が止まってい
る駅の駅システム40から受信し、各駅の駅システム4
0に送信する。
【0022】なお、図1に示したシステム100におい
ては、便宜上、窓口システム20を1つ、駅システム4
0とホテルシステム46を2つずつ設置することとして
いるがこれ以上の、各システム20、40、46を設置
することとしてもよい。
【0023】図2は、駅システム40の構成図を示した
ものである。図2に示すように、駅システム40は、駅
サーバ41と、複数のリード/ライト装置45から構成
される。駅サーバ41は、当該駅の乗降客(ユーザ)に
対して、乗車券などの確認を行っている。また、駅サー
バ41はメモリ43を有しており、このメモリ43に
は、たとえば、窓口システム20から送信される販売済
みの乗車券についての情報が格納される。また、システ
ムサーバ10から送信される電車の運休・遅滞情報が格
納される。
【0024】図3は、リード/ライト装置45の構成図
である。また、図4は、駅改札口Gに設置したリード/
ライト装置45を示す斜視図である。図3に示すよう
に、リード/ライト装置45は、リード/ライト装置4
5全体を制御する制御回路45aと、アンテナ45eを
介して外部装置との間で信号の授受を実行するための高
周波回路45dと、制御回路45aの制御下で送信信号
を生成し高周波回路45dへ出力する送信回路45b
と、高周波回路45dから入力される受信信号を復調し
て受信データとして制御回路45aに出力する受信回路
45cとを有している。なお、送信回路45aから出力
される信号の周波数は、一般的に13.56[MHz]
や125[MHz]が使用されているが、この出力信号
の通信距離は数センチから数十センチ程度であるため、
ユーザは腕時計50をアンテナ45eに近接させて情報
通信を行う必要がある。
【0025】次に、ホテルシステム46についての構成
を説明する。ホテルシステム46の構成は上述した駅シ
ステム40と同様であり、当該ホテルの利用客(ユー
ザ)が所持する腕時計50との間において、宿泊予約の
確認等を行うホテルサーバ46Aと、ホテルフロント等
に設置され腕時計50と実際にデータ授受を行うリード
/ライト装置46Cから構成される。ホテルサーバ46
Aはメモリ46Bを有し、このメモリ46Bには、この
メモリ46Bには、たとえば、窓口システム20から送
信される宿泊予約に係る情報が格納される。リード/ラ
イト装置46Cの構成は、上述した駅システム40に係
るリード/ライト装置45の構成と同様であるため、そ
の説明を省略する。
【0026】次に、旅行業者の営業窓口等に設置される
窓口システム20の構成を説明する。図2に示すよう
に、窓口システム20は、窓口サーバ21と、リード/
ライト装置22から構成される。窓口サーバ21は、ユ
ーザに対する旅行の予約申し込みを受付ける。ここで、
「旅行の予約申し込み」とは、本実施形態においては、
電車に乗車するための電車乗車券の予約購入とホテルの
宿泊予約を行うことをいう。窓口サーバ21はメモリ2
1Aを有し、このメモリ21Aには、予約申し込みが可
能な電車の乗車券についての情報、宿泊予約が可能なホ
テルについての情報が格納される。
【0027】リード/ライト装置22は、窓口システム
20において、旅行業者がユーザから旅行の予約申し込
みを受けたとき、その旅行における電車乗車券について
の情報、ホテルの宿泊予約についての情報をチケット情
報をして腕時計50内のメモリ506に記憶させる。本
実施形態においては、電車乗車券やホテル宿泊予約のた
めの代金支払いと引き換えとして腕時計50のメモリ5
06にチケット情報を格納することを前提とする。代金
の支払い方法は任意であり、腕時計50のユーザが実際
に電車に乗車する際やホテルに宿泊する際において清算
を行うことしてもよい。ここで、旅行の予約申し込みを
受付けた場合、その旅行に係る販売済みの乗車券や宿泊
予約済みのホテルについての情報は、窓口サーバ21の
メモリ21Aに格納され、重複販売が行われないように
図られる。
【0028】次に腕時計50の構成について説明する。
図5は、腕時計50の外観図であり、図6は、図5にお
けるA’−A方向からみた腕時計50の断面図である。
図6に示すように、腕時計50は、カバーガラス71と
ケーシング72と裏豚76により形成される筐体内に、
アナログ時計モジュール73および回路基板74を備え
ている。回路基板74の裏面側(図面下方)には、基準
周波数を有する源発信信号を生成するための水晶振動子
508と、腕時計50の各部に電力を供給するための電
池510とが設けられている。回路基板4には、無線通
信等を機能させるための各種回路およびアンテナ501
が形成される。
【0029】図7は、回路基板74に形成される各種回
路等の構成を模式的に示す図である。図7に示すよう
に、腕時計50の回路基板74においては、腕時計50
全体を制御する中央制御回路505と、アンテナ501
と、アンテナ501の接続先を受信回路503と送信回
路504との間で切り替える切替回路502と、リード
/ライト装置45、46C、22からアンテナ501を
介して受信した信号を復調して受信データとして出力す
る受信回路503と、中央制御回路505から入力され
た送信データを変調してアンテナ501を介してリード
/ライト装置45へ送信する送信回路504が形成され
ている。
【0030】さらに、腕時計50は、駆動回路511d
により駆動され、ブザーや電子音により各種情報をユー
ザに通知するための発音部511と、駆動回路512d
により駆動され、振動により各種状態をユーザに通知す
るための振動部512と、駆動回路513dにより駆動
され、LEDなどの発光素子を備えて光により各種状態
をユーザに通知するための発光部513と、駆動回路5
14dにより駆動され、液晶ディスプレイパネル等で構
成されて各種情報を表示する表示部514を有してい
る。また、ボタンやタッチパネルなどにより構成され、
ユーザが各種操作を行うための外部操作入力部507
と、基準周波数を有する源発振信号を生成する発振子5
08と、源発振振動に基づいて各種基準信号を作成し出
力する基準信号生成回路509と、各種データを不揮発
状態で記録するメモリ506と、腕時計型情報機器50
に必要な電源を供給する電池510を有している。
【0031】また、腕時計50の電源電圧は、通常は電
池510のみから供給されるが、リード/ライト装置4
5、46C、22との間で無線データ通信を行っている
場合は、リード/ライト装置45、46C、22から送
信される搬送波(キャリア信号)を整流して得られる電
圧も併せて供給することとしてもよい。また、中央制御
回路505には、外部と送受信するデータについて暗号
化するための暗号化回路を内蔵しており、データのセキ
ュリティも図られている。
【0032】腕時計50のメモリ506は、EEPRO
Mやフラッシュメモリなどで構成される揮発性のもので
ある。図8は、腕時計50のメモリに記憶される情報の
内容について模式的に示すものである。この図に示すよ
うに、メモリ506は、乗車券ブロックメモリB1、宿
泊ブロックメモリB2、システムブロックメモリB3の
各メモリから構成されている。
【0033】乗車券ブロックメモリB1は、ユーザが旅
行の予約申し込みをした場合において、その旅行におい
て利用する電車の乗車券を購入した旨を示すチケット情
報を格納するためのメモリである。具体的には、ユーザ
が窓口システム20において、旅行の申し込みを行った
場合、その旅行において使用する電車の乗車券に係る情
報が格納される。図8に示すように、乗車券ブロックメ
モリB1には、予約購入した乗車券に係る情報として、
乗車駅および降車駅を示す情報(B1−1、2)が格納
される。また、指定座席に係る乗車券を購入した場合は
かかる指定電車および指定座席についての情報(B1−
3、4)も格納される。さらに、旅行で複数の電車を利
用する場合は、予約購入された電車乗車券ごとの情報が
格納される(B1−5、6)。ここで、これらのチケッ
ト情報はコード化データとして記憶されており、データ
量の縮小化が図られている。また、発行情報(B1−
7)は、旅行の申し込み受付けを行った窓口システム2
00を管理する旅行業者を特定する情報が格納される。
【0034】宿泊ブロックメモリB2は、ユーザが旅行
の予約申し込みをした場合において、その旅行に係るホ
テルの宿泊予約を行った旨の情報を格納するためのメモ
リである。図8に示すように、宿泊ブロックメモリB2
にはユーザが宿泊予約したホテルを特定する情報(B2
−1)、およびかかる宿泊予約の内容を示す情報(B2
−2)が記憶されている。また、発行情報(B2−3)
とは、旅行の申し込み受付けを行った窓口システム20
0を管理する旅行業者を特定する情報が格納される。本
実施形態においては、旅行の申し込みは窓口システム2
00ですべて行うこととしているため、ここには窓口シ
ステム200を管理する旅行業者を特定する情報が格納
される。
【0035】システムブロックメモリB3は、腕時計5
0を特定するための情報を格納するためのメモリであ
る。本実施形態においては、腕時計50を特定するため
のID番号(B3−1)が格納される。また、システム
ブロックメモリB3に、本システム100に係る各シス
テム内のリード/ライト装置を特定するID番号も併せ
て格納し、データ授受の際の認証時に使用することとし
てもよい。
【0036】B:実施形態の動作 はじめに、本実施形態の動作の概要を説明する。 B1:動作概要について 図9のシーケンスチャートを用いて説明する。
【0037】(1)チケットの予約購入 本システム100を利用するにあたり、はじめに、腕時
計50のユーザは窓口システム20の設置される旅行業
者の窓口において、旅行の予約申し込みを行う。上述し
たように、本実施形態においては、旅行の予約申し込み
を行う際に、その旅行において利用する電車の乗車券に
ついての購入、ホテルの宿泊予約についてを行う。そし
て、電車乗車券、ホテル宿泊代金の支払いと引き換え
に、腕時計50のメモリ506に、予約購入した乗車券
についての情報およびホテルの宿泊予約を行った旨を示
す情報がチケット情報として格納される(ステップS1
00)。またこの場合、窓口システム20の設置される
旅行業者の窓口において、腕時計50のユーザから旅行
の予約申し込みが行われた際に、旅行で利用される電車
乗車券の販売がされると、かかる旨を示す情報が窓口シ
ステム20から各駅の駅サーバ41に送信されメモリ4
3内に格納される。また、旅行で利用されるホテルの宿
泊予約が行われると、かかる旨を示す情報が窓口システ
ム20から該当するホテルサーバ46に送信されメモリ
46Bに格納される。
【0038】(2)駅構内に入場する際の動作概要 このようにして旅行の予約申し込みを行った腕時計50
のユーザが、旅行当日、駅の改札口に設置されたリード
/ライト装置45を通過し、電車に乗車するために駅構
内に入場する場合の動作を説明する。リード/ライト装
置45は、所定タイミングごとにポーリング信号(通信
要求)を送信している(ステップS101)。そして、
通信圏内に腕時計50か存在し、ポーリング信号を受信
すると、当該腕時計50とリード/ライト装置45との
間で通信が開始される。
【0039】はじめに、腕時計50は、相互認証のため
のデータをリード/ライト装置45に送信する(ステッ
プS102)。本実施形態において、腕時計50は、メ
モリ506のシステムブロックメモリB3に格納される
腕時計50を特定するためのID番号の情報を送信す
る。リード/ライト装置45は、相互認証のためのID
番号のデータが送信されると、自己の通信圏内に腕時計
50が入っていることを検出し、相互認証のためのデー
タを腕時計50に送信する(ステップS103)。リー
ド/ライト装置45から相互認証のためのデータを受信
した腕時計50は、相互認証が完了した旨の応答データ
をリード/ライト装置45に送信する(ステップS10
4)。この段階で相互認証が終了する。
【0040】その後、リード/ライト装置45は、腕時
計50から電車の乗車券に係るチケット情報を読み込む
べく、チケット情報読み込み要求を行う(ステップS1
05)。かかる要求を受けた腕時計50は、メモリ50
6の乗車券ブロックメモリB1に格納されるチケット情
報を読み出し、リード/ライト装置45に送信する(ス
テップS106)。ここでは、ユーザが予め購入した乗
車券についてのチケット情報がリード/ライト装置45
に送信される。
【0041】リード/ライト装置45は、このようにし
て受信したチケット情報を駅サーバ41に送信する(ス
テップS107)。駅サーバ41は、はじめに、受信し
たチケット情報についての有効性を判断する。上述した
ように窓口システム20において乗車券の予約販売が行
われた場合、かかる旨の情報が窓口システム20から各
駅の駅サーバ41に随時送信され、メモリ43内に格納
されている。よって、駅サーバ41は、受信したチケッ
ト情報が、メモリ43内に格納される予約購入されたチ
ケット情報の内容に対応するものであるかを判断する。
また、チケット情報の内容を判別し、当該駅サーバ41
が設置される駅に係るものであるのか、使用日時は対応
したものであるのかを判断する。そして、駅サーバ41
は、対応していない場合は改札口のゲート(図示せず)
を閉め、腕時計50のユーザが駅構内に入ることを禁止
する(ステップS107A;NO、ステップS107
B)。
【0042】駅サーバ41は、チケット情報の内容が有
効であると判別した場合(ステップS107A;YE
S)、改札口のゲート(図示せず)を開けて、腕時計5
0のユーザが駅構内に入ることを許可する。次いで、駅
サーバ41は、受信したチケット情報に含まれる乗車券
が使用されたことを示す情報をリード/ライト装置45
を介して腕時計50に送信する(ステップS108、S
109)。この情報は、チケット情報に係る乗車券にた
いして改札口で切符鋏を入れたことに対応するものであ
る。
【0043】また、上述したように緊急に電車が運休・
遅滞したような場合は、かかる情報がシステム10から
各駅サーバ41に送信され、メモリ43に格納されてい
る。このため、駅サーバ41は、受信したチケット情報
に対応する電車が運休・遅滞していないかどうかをメモ
リ43の内容により判断する。そして、駅サーバ41
は、電車が運休・遅滞した情報がメモリ43内に格納さ
れていた場合、かかる情報をチケット情報に対応したリ
アルタイム情報として、リード/ライト装置45を介し
て腕時計50に併せて送信する(ステップS108、S
109)。
【0044】腕時計50は、このようにしてリード/ラ
イト装置45から種々の情報を受信すると、情報を受信
した旨を示す応答信号をリード/ライト装置45に送信
する(ステップS110)。この後、腕時計50は、受
信した情報をメモリ506に書き込む(ステップS11
1)。一方、リード/ライト装置45は、腕時計50に
対するデータ送信が終了したことを確認し、次のポーリ
ング処理に備えることとなる(ステップS112)。以
上が、腕時計50のユーザが駅の改札口に設置されたリ
ード/ライト装置45を通過して駅構内に入る場合の動
作概要である。
【0045】図10は、この際の腕時計50の表示部5
14の表示内容を具体例に例示する図である。通常の腕
時計50の表示部514は、図10(a)に示すように
時計表示が行われている。そして、ユーザが駅システム
40の改札口を通過する際に、リード/ライト装置45
との間でチケット情報に関わるデータ授受が行われる
と、図10(b)に示すようにユーザが購入した乗車券
の内容を示す表示となる。ここで、ユーザが、乗車券と
併せて指定特急券も購入している場合は、図10(c)
に示すように、指定特急券の内容を示す表示に切り替わ
る。この表示の切換えは、ユーザが腕時計50について
所定の操作を行った場合に切り替えてもよく、所定時間
(例えば10秒)経過後に自動的に切り替わるようにし
てもよい。なお、図10(b)に示したように、リード
/ライト装置45が設置された改札口を通過した際に、
リード/ライト装置45から乗車券に切符を入れた作業
相当する情報を受信した場合、かかる旨を示す情報Kも
併せて表示するようにしてもよい。
【0046】また、図10(d)は、緊急に電車の運行
が遅滞した旨をリアルタイム情報として受信した場合の
腕時計50の表示部514の表示内容を示すものであ
る。このように腕時計50のユーザは、自分が乗車予定
の電車に係る情報も迅速に取得することができる。
【0047】(3)駅構外に出る際の動作概要 次に、腕時計50のユーザが到着駅の改札口に設置され
たリード/ライト装置45を通過して駅構外に出る場合
の動作内容について説明する。この場合も上述した動作
内容と同様であり、駅サーバ41は、改札口に設置され
たリード/ライト装置45を介して、腕時計50からチ
ケット情報を受信すると、かかるチケット情報が有効な
ものか否かを判断する。そして、チケットデータが有効
なものと判断した場合は、改札口のゲートを開け、腕時
計50のユーザが駅構外に出ることを許可する(ステッ
プS107)。また、駅サーバ41は、腕時計50のユ
ーザが駅構外に出ることを許可する場合において、チケ
ット情報に係る乗車券が使用済みである旨を示す情報を
リード/ライト装置45を介して腕時計50に送信する
(ステップS108、S109)。これは、改札口にお
いて乗車券(切符)を回収する内容に対応するものであ
る。
【0048】(4)ホテルにチェックインする際の動作 次に、腕時計50のユーザがホテルシステム46を利用
してチェックインする場合の動作内容について説明す
る。この場合も上述した動作内容と同様であり、はじめ
に、ホテルシステム46のリード/ライト装置と腕時計
50との間で相互認証が行われる(ステップS101〜
S104)。
【0049】その後、ホテルシステム46のリード/ラ
イト装置は、当該ホテルシステム46Aが設置されるホ
テルの宿泊予約が行われていることを示すチケット情報
を腕時計50から読み込むべく、チケット情報読み込み
要求を行う(ステップS105)。かかる要求を受けた
腕時計50は、メモリ506の宿泊ブロックメモリB2
に格納されるチケット情報を読み出し、リード/ライト
装置46Aに送信する(ステップS106)。ここで
は、ユーザが当該ホテルの宿泊予約を行うとともに宿泊
料金の支払いも行われている旨を示す情報がリード/ラ
イト装置46Cに送信される。
【0050】リード/ライト装置46Cは、このように
して受信したチケット情報をホテルサーバ46Aに送信
する(ステップS107)。ホテルサーバ46Aは、は
じめに、受信したチケット情報についての有効性を判断
する。上述したように、ホテルサーバ46Aのメモリ4
6Bには、旅行業者の窓口システム20から送信され
た、ホテル宿泊予約が行われた旨を示す情報が格納され
ている。よって、ホテルサーバ46Aは、腕時計50か
ら受信したチケット情報が、メモリ46B内に格納され
るチケットの情報の内容に対応するものであるか否かを
判別する。また、ホテルサーバ46Aは腕時計50から
受信したチケット情報の内容そのものも判別し、宿泊日
時が現在日付に対応したものとなっているか否かについ
ても判別する。そして、ホテルサーバ46Aは、対応し
ていない場合はホテルチェックインの手続きを行うこと
ができないため、腕時計50のユーザがホテル内に入る
ことを禁止する(ステップS107A;NO、ステップ
S107B)。例えば、リード/ライト装置46Cがホ
テルの玄関に置かれている場合は、リード/ライト装置
46Cのゲートを閉めて腕時計50のユーザがホテル内
に入ることを禁止する。
【0051】ホテルサーバ46Aは、腕時計50から受
信したチケット情報の内容が有効なものであると判別し
た場合(ステップS107A;YES)、ホテルチェッ
クインに係る手続きを行い、腕時計50のユーザがホテ
ル内に入ることを許可する。次いで、ホテルサーバ46
Aは、腕時計50から受信したチケット情報に含まれる
ホテル宿泊に係るチケットが使用されたことを示す情報
をリード/ライト装置45を介して腕時計50に送信す
る(ステップS108、S109)。この情報は、ホテ
ルのチェックインに係る手続きが終了したことを示すも
のに対応する。ここで、ホテルのチェックインに係る手
続きが完了した段階において、ホテルの従業員が、利用
客(ユーザ)に対して客室の鍵を手渡すようにしてもよ
い。
【0052】また、ホテルサーバ46Aのメモリ46B
の一部にオプション領域を設け、当該ホテルシステム4
6が設置されるホテルの従業員によって任意の情報を格
納させることができるようにしておいてもよい。例え
ば、メモリ46Bのオプション領域には、当該ホテルの
レストランのメニューといったリアルタイム的な案内情
報(オプション情報)が格納される。ホテルサーバ46
Aは、このようなオプション情報が存在する場合は、チ
ケット情報に対応したリアルタイム情報として、リード
/ライト装置45を介して腕時計50に送信する(ステ
ップS108、S109)。
【0053】腕時計50は、このようにしてリード/ラ
イト装置から種々の情報を受信すると、情報を受信した
旨を示す応答信号をリード/ライト装置に送信する(ス
テップS110)。その後、腕時計50は、受信した情
報をメモリ506に格納する(ステップS111)。一
方、リード/ライト装置45は、腕時計50に対するデ
ータ送信が終了したことを確認し、次のポーリング処理
に備える(ステップS112)。以上が、腕時計50の
ユーザがホテルシステム46においてホテルのチェック
インに係る手続きを行う場合の動作内容である。
【0054】図11は、チェックイン時における腕時計
50の表示部514の表示内容を具体例に例示する図で
ある。腕時計50とホテルのリード/ライト装置46C
との間において、チェックインにかかわる手続きが終了
すると、図11(a)に示すように、チェックイン手続
きが終了した旨を示す表示が行われる。また、図11
(b)に示すように、ホテルシステムからリアルタイム
情報として、例えばホテルのレストランのメニューに係
る情報が送信された場合は、かかる情報も表示される。
この表示の切換えは、ユーザが腕時計50について所定
の操作を行った場合に切り替えてもよく、所定時間(例
えば10秒)経過後に自動的に切り替わるようにしても
よい。
【0055】以上説明したように、本実施形態に関わる
システム100によれば、腕時計50のユーザは、窓口
システム20が設置される旅行業者において、旅行の予
約申し込みをし、かかる旅行において利用する電車の乗
車券の購入およびホテルの宿泊予約を行った場合、対応
する代金の支払いを行うことを条件として、かかる旨が
チケット情報として腕時計50のメモリ506に格納さ
れる。そして、電車運賃の支払いやホテルのチェックイ
ン等の手続きについては、電車の各駅に設置される駅シ
ステム40や各ホテルに設置されるホテルシステム46
に設置されるリード/ライト装置45、46Cと腕時計
50との間でチケット情報の授受を行うことにより簡易
かつ迅速に行われる。このため、ユーザは、電車の乗車
券について所持管理する必要がないとともに、ホテルの
チェックインにかかわる手続きを別途行う煩わしい手続
きも必要としない。
【0056】D:変形例 以上、本発明の実施形態の説明を行ったが、上記実施形
態はあくまでも本発明の一例であり、本発明の趣旨の範
囲内で任意に変形を加えることができる。例えば以下の
ようなものが考えられる。
【0057】(1)変形例1 リード/ライト装置45、46Cの設置場所は任意であ
る。例えば、駅システム40のリード/ライト装置45
については、駅の改札口に限らず、ホームの駅の階段脇
やエスカレータ脇位置、電車の乗換え通路といった場所
に設置することとしてもよい。そして、乗車券の確認等
をする場合以外においても、腕時計50とリード/ライ
ト装置45との間でデータ授受ができるようにし、腕時
計50のユーザが電車の運行状況等を随時確認すること
ができるように便宜を図ってもよい。また、ホテルシス
テム46のリード/ライト装置46Cについては、ホテ
ルフロント以外でも、ホテル内の階段の脇、ロビーの片
隅、客室扉の脇といった場所にリード/ライト装置を設
置してもよい。そして、チェックインの手続きをする場
合以外においても、腕時計50とリード/ライト装置4
6Cとの間でデータ授受ができるようにし、腕時計50
のユーザがホテルの最新のオプション情報を随時取得す
ることができるように便宜を図ってもよい。
【0058】(2)変形例2 ホテルシステム46におけるオプション情報について
も、ホテルのレストランメニューだけでなく、ホテルで
開催されるコンサートの案内や、公演会やセミナー案内
といった内容であってもよい。
【0059】(3)変形例3 チケット情報としては、電車乗車券やホテル宿泊に係る
チケットに限られず、たとえば電車以外のバス乗車券、
飛行機の搭乗券であってもよい。かかる場合は、バスの
停留所や空港の受付カウンタに、上述実施形態に係る駅
システム40に対応するシステムを設置すればよい。ま
た、遊園地や動物園といったいわゆるアミューズメント
施設の入場チケットに係るチケット情報であってもよ
い。この場合は、遊園地や動物園の入園口に上述実施形
態に係るホテルシステム46に対応するシステムを設置
すればよい。
【0060】(4)変形例4 チケット情報に係るチケットは1回の利用に限られるい
わゆる使いきりのチケットに限られず、たとえば回数券
のような数回の利用が可能なチケットであってもよい。
図12は、遊園地(ABCランド)の利用回数券チケッ
トについて本発明を適用した場合の、腕時計50の表示
内容を例示するものである。このように、利用する回数
および利用期限が決められている特質を有するチケット
であっても本発明を適用させることができる。この場合
は、図12に示すように、購入したチケットの内容(図
12(a))だけでなく、チケットの使用状況(図12
(b)、(c))についても併せて表示させ、ユーザが
利用状況を把握しやすいように便宜を図ることとしても
よい。
【0061】(5)変形例5 図13は、リード/ライト装置45をパーソナルコンピ
ュータ(PC)71に接続した簡易システム70を公衆
網30に接続した例を示した図である。このように、P
C71に所定のアプリケーションソフトウェアをインス
トールすることでリード/ライト装置45との間のデー
タ通信を実行できるようにしてもよい。この簡易システ
ム70を自宅や会社に設置することにより、ユーザは自
宅や会社にいながらにして、Webサーバ10Wが管理
する旅行業者のホームページにアクセスを行い、所望の
チケット予約購入ができるようにすることができる。
【0062】(6)変形例6 上述実施形態は非接触型の非接触型ICカードの機能を
有する腕時計に係るものであったが、本発明はこれに限
るものではなく、例えば、電卓、翻訳機、万歩計(登録
商標)、携帯型血圧計等に係るものであってもよい。ま
た、携帯電話に本発明を適用させることも可能であり、
要するに携帯性を有する電子機器であれば本発明を適用
することができるといえる。携帯型無線装置の態様も腕
時計型に限られることなく、カード型、ネックレス型、
ペンダント型、腰に巻き付ける型など様々な型で構成す
ることができる。
【0063】(7)変形例7 上記説明では、双方向無線通信の方式については特に言
及していないが、局地的な通信を行うことができるもの
であればよい。例えば、2.45[GHz]の無線周波
数帯域を使う「Bluetooth(登録商標)」等の通信プロ
トコルを利用することが考えられる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば非接触型の非接触型ICカードの機能を有する腕
時計のユーザは、旅行の予約申し込みを行った場合にお
いて、その旅行で利用する電車乗車券や遊園地の入園ク
ーポン、ホテルの予約宿泊といった種々の情報を腕時計
に格納させておくことができる。そして、電車運賃の支
払いやホテルのチェックイン等の手続きについては、電
車の駅改札口やホテルのフロント等に設置される無線通
信装置との間で情報のやり取りを行うことにより簡易か
つ迅速に行われる。よって、ユーザは、電車乗車券や遊
園地の入園チケット(クーポン)を別々に所持管理する
必要がなく、旅行を快適にサポートすることができる。
特に、遊園地のチケットを複数枚購入した場合や遊園地
以外の施設(動物園や映画館等)のチケットも購入した
場合であっても、複数のチケットの所持管理を行う必要
がない点において本発明の効果がより発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の本実施形態に係る旅行サポートシス
テム100のシステム構成図である。
【図2】 同システムにおける駅システム40、ホテル
システム46および窓口システム20の構成図である。
【図3】 同システムにおけるリード/ライト装置45
の構成図である。
【図4】 同システムにおけるリード/ライト装置45
の設置例を示す図である。
【図5】 同システムにおける腕時計50の外観図であ
る。
【図6】 同システムにおける腕時計50の断面図であ
る。
【図7】 同システムにおける腕時計50の回路基板7
4に形成される各種回路等の構成を模式的に示す図であ
る。
【図8】 同システムにおける腕時計50のメモリ50
6の内容を模式的に示す図である。
【図9】 同システムの動作を示すシーケンスチャート
である。
【図10】 同システムにおいて腕時計50の表示部5
14に表示される内容を例示するものである。
【図11】 同システムにおいて腕時計50の表示部5
14に表示される内容を例示するものである。
【図12】 本発明の変形例を説明するための図であ
る。
【図13】 本発明の変形例を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10……システムサーバ 20……窓口システム 21……窓口サーバ 22……リード/ライト装置 30……公衆網 40……駅システム 41……駅サーバ 43……メモリ 45……リード/ライト装置 46……ホテルシステム 46A……ホテルサーバ 46B……メモリ 46C……リード/ライト装置 50……腕時計型情報機器(携帯型無線装置) 100……旅行サポートシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/07 G06K 19/00 H 19/00 Q

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施設の利用を予約したことを了承する旨
    の利用予約情報を記憶する記憶部と、 無線情報配信装置との間で無線通信が可能になった場合
    に、前記無線情報配信装置が配置される施設に対応する
    利用予約情報を前記無線情報配信装置に無線送信する無
    線送信部とを有することを特徴とする携帯無線装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯無線装置におい
    て、 前記無線送信部は、前記携帯無線装置を特定するID情
    報を無線送信するものであることを特徴とする携帯無線
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の携帯無線装置において、 前記利用予約情報の内容に対応する施設利用が行われた
    旨の利用済情報を前記無線情報配信装置から無線受信す
    る無線受信部とを有することを特徴とする携帯無線装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の携帯無線装置におい
    て、 前記利用済情報を記憶する利用済情報記録部を有するこ
    とを特徴とする携帯無線装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の携帯無線装置において、 前記記憶部または前記利用済情報記録部に記憶された内
    容を表示するための表示部を有することを特徴とする携
    帯無線装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の携帯無線装置におい
    て、 前記表示部に表示する内容を切り替えるための切替手段
    を有することを特徴とする携帯無線装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の携帯無線装置であって、 前記利用予約情報は、交通手段の利用、宿泊施設の利用
    を予約した旨の情報を含むものであることを特徴とする
    携帯無線装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の携帯無線装置であって、 前記利用予約情報は、前記施設の複数回の利用を予約し
    た旨の情報を含むものであり、 前記利用済情報は、前記利用予約情報のうち施設の利用
    を行った回数を示す情報を含むものであることを特徴と
    する携帯無線装置。
  9. 【請求項9】 施設の利用を予約したことを了承する旨
    の利用予約情報を記憶する記憶過程と、 無線情報配信装置との間で無線通信が可能になった場合
    に、前記無線情報配信装置が配置される施設に対応する
    利用予約情報を前記無線情報配信装置に無線送信する無
    線送信過程とを有することを特徴とする携帯無線装置の
    制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の携帯無線装置の制御
    方法において、 前記無線送信過程は、前記携帯無線装置を特定するID
    情報を無線送信する過程を有するものであることを特徴
    とする携帯無線装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10のいずれか
    に記載の携帯無線装置の制御方法において、 前記利用予約情報の内容に対応する施設利用が行われた
    旨の利用済情報を前記無線情報配信装置から無線受信す
    る無線受信過程とを有することを特徴とする携帯無線装
    置の制御方法。
  12. 【請求項12】 施設の利用を予約したことを了承する
    旨の利用予約情報を記憶させる記憶機能と、 無線情報配信装置との間で無線通信が可能になった場合
    に、前記無線情報配信装置が配置される施設に対応する
    利用予約情報を前記無線情報配信装置に無線送信させる
    無線送信機能とをコンピュータに実現させるためのプロ
    グラム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のプログラムにおい
    て、 前記無線送信機能は、前記携帯無線装置を特定するID
    情報を無線送信する機能を含むものであることを特徴と
    するプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13のいずれ
    かに記載のプログラムにおいて、 前記利用予約情報の内容に対応する施設利用が行われた
    旨の利用済情報を前記無線情報配信装置から無線受信さ
    せる無線受信機能をコンピュータに実現させるためのプ
    ログラム。
  15. 【請求項15】 施設の利用を予約したことを了承する
    旨の利用予約情報を記憶させる記憶機能と、 無線情報配信装置との間で無線通信が可能になった場合
    に、前記無線情報配信装置が配置される施設に対応する
    利用予約情報を前記無線情報配信装置に無線送信させる
    無線送信機能とをコンピュータに実現させるためのプロ
    グラムが記録された記録媒体。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のプログラムが記録
    された記録媒体において、 前記無線送信機能は、前記携帯無線装置を特定するID
    情報を無線送信する機能を含むものであることを特徴と
    するプログラムが記録された記録媒体。
  17. 【請求項17】 請求項15または請求項16のいずれ
    かに記載のプログラムが記録された記録媒体において、 前記利用予約情報の内容に対応する施設利用が行われた
    旨の利用済情報を前記無線情報配信装置から無線受信さ
    せる無線受信機能をコンピュータに実現させるためのプ
    ログラムが記録された記録媒体。
  18. 【請求項18】 旅行者から旅行業者に旅行の申し込み
    があったとき、前記旅行者の携帯無線装置であって無線
    通信部と記憶部とを有するものの記憶部に対し、その旅
    行において交通機関を利用するためのチケット情報と、
    その旅行において交通機関以外の施設を利用する場合に
    その利用の予約を行った旨の情報を書き込む過程と、 前記旅行業者が前記旅行者が利用の予約を行った交通機
    関以外の施設に利用の予約の事実を連絡する過程と、 前記旅行者の携帯無線装置の無線通信部が交通機関に設
    置された無線通信装置と無線通信が可能な状態になった
    とき、その交通機関を利用するためのチケット情報を前
    記記憶部から読み出して前記無線通信部により前記交通
    機関の無線通信装置に無線送信する過程と、 前記旅行者の携帯型電子機器の無線通信部が交通機関以
    外の施設に設置された無線通信装置と無線通信が可能な
    状態になったとき、その施設を利用する予約に関する情
    報を記憶部から読み出して前記無線通信部により前記交
    通機関以外の施設の無線通信装置に送信する過程とを具
    備することを特徴とする旅行サポート方法。
  19. 【請求項19】 旅行業者が所有する旅行予約装置と、
    旅行者が所持する携帯無線装置を備えた旅行サポートシ
    ステムであって、 前記旅行予約装置は、旅行者から旅行の申し込みがあっ
    たとき、前記旅行者の携帯無線装置であって無線通信部
    と記憶部とを有するものの記憶部に対し、その旅行にお
    いて交通機関を利用するためのチケット情報と、その旅
    行において交通機関以外の施設を利用する場合にその利
    用の予約を行った旨の情報を書き込む書込部と、 前記旅行業者が前記旅行者が利用の予約を行った交通機
    関以外の施設に利用の予約の事実を連絡する連絡部とを
    有するものであり、 前記携帯無線装置は、 交通機関に設置された無線通信装置と無線通信が可能な
    状態になったとき、その交通機関を利用するためのチケ
    ット情報を前記記憶部から読み出して前記無線通信部に
    より前記交通機関の無線通信装置に無線送信するチケッ
    ト情報送信部と、 交通機関以外の施設に設置された無線通信装置と無線通
    信が可能な状態になったとき、その施設を利用する予約
    に関する情報を記憶部から読み出して前記無線通信部に
    より前記交通機関以外の施設の無線通信装置に送信する
    予約情報送信部とを有することを特徴とする旅行サポー
    トシステム。
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