JP3097172U - ワイヤレスidチップ付きストラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】リーダーに近づけなくとも確実に個人情報を読み取ることができることにより各種ゲートの通過許可がスムーズに行える、ワイヤレスIDチップ付きストラップを得る。
【解決手段】回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、該ロジック回路やRF回路に電源を供給するための電源回路及び携帯電話の外部接続端子と接続可能なコネクタ等にて構成し、又は回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、携帯電話の赤外線通信部と赤外線通信を行うための赤外線回路及び赤外線受発光素子と、該ロジック回路やRF回路及び赤外線回路に電源を供給するための電池等にて構成したワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けて構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、該ロジック回路やRF回路に電源を供給するための電源回路及び携帯電話の外部接続端子と接続可能なコネクタ等にて構成し、又は回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、携帯電話の赤外線通信部と赤外線通信を行うための赤外線回路及び赤外線受発光素子と、該ロジック回路やRF回路及び赤外線回路に電源を供給するための電池等にて構成したワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けて構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、各種個人情報を記憶することができるワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けることにより、ワイヤレスによる各種個人情報の読み出し効率(速度,精度)の向上を図ることができる、ワイヤレスIDチップ付きストラップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、非接触即ちワイヤレスにより各種個人情報の読み出しを行うための個人情報蓄積媒体及び運用システムとして、鉄道の改札口等において利用客が所持するワイヤレスIDカード式の定期券により、改札口の通過許可を行うための自動改札システムがある。また、娯楽施設等において利用客に貸し出したワイヤレスIDチップ内蔵のリストバンド等により、各種施設の利用許可や精算を行うための自動精算システムがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ワイヤレスIDカード式の個人情報蓄積媒体においては、該ワイヤレスIDカードはカバンや財布の中等に入れている場合が多く、改札口等においてその都度カバンや財布等から取り出して読み取り装置(以後単にリーダーと称する)に近づけて読み取らせる必要があり面倒であった。また、ポケットの中等に入れている場合には、ワイヤレスIDカードが身体と密着した状態であるため電波の放射効率が悪くなり、確実に読み取らせるためには前記と同様にポケット等から取り出してリーダーに近づけて読み取らせる必要があった。このため、改札口等の通過がスムーズに行われないといった問題点があった。
【0004】
また、リストバンド式の個人情報蓄積媒体においても、リストバンド等が身体と密着した状態であるため電波の放射効率が悪く、各種施設を利用するたびに当該施設の入り口に設置されているリーダーにリストバンド等を近づけて読み取らせる必要があった。このため、上記と同様に各種施設の通過がスムーズに行われないといった問題点があった。
【0005】
本考案は、以上のような問題点を解決するために成されたものであり、個人情報蓄積媒体をリーダーに近づけなくとも確実に個人情報を読み取ることができることにより各種ゲートの通過許可がスムーズに行える、ワイヤレスIDチップ付きストラップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップにおける第一考案は、回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、該ロジック回路やRF回路に電源を供給するための電源回路及び携帯電話の外部接続端子と接続可能なコネクタ等にて構成したワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けて構成する。
【0007】
また、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップにおける第二考案は、回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、携帯電話の赤外線通信部と赤外線通信を行うための赤外線回路及び赤外線受発光素子と、該ロジック回路やRF回路及び赤外線回路に電源を供給するための電池等にて構成したワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けて構成する。
【0008】
また、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを用いたID発行の手順は、上記第一考案又は第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップに対応した携帯電話において、ID取得のためにインターネットモードでID発行会社のサイトに接続して個人情報の入力を行い、ID発行会社は該個人情報に基づいた情報をデータベースより取り出して要求元の携帯電話にID情報の発行を行う。そして、第一考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップに対応した携帯電話の場合には、ワイヤレスIDチップのコネクタを携帯電話の外部接続端子に接続することにより携帯電話よりデータ読み出しを行ってロジック回路にID情報の蓄積を行い、第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップに対応した携帯電話の場合には、ワイヤレスIDチップの赤外線回路及び赤外線受発光素子と携帯電話の赤外線通信部間で赤外線通信を行うことによりデータ読み出しを行ってロジック回路にID情報の蓄積を行う。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図を用いて説明する。図1は本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを構成する第一考案によるワイヤレスIDチップの回路ブロック図であり、回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路10と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路11及びアンテナ13と、該ロジック回路10やRF回路11に電源を供給するための電源回路12及び携帯電話1の外部接続端子と接続可能なコネクタ5等にて構成したワイヤレスIDチップ3を携帯電話1等のストラップ2に取り付けて構成する。ロジック回路10は、CPUやASIC及びメモリ等で構成する。RF回路11は、約3m離れたリーダーとワイヤレス通信が行えるものとする。電源回路12は、携帯電話1からデータ読み出しを行う時は携帯電話1に内蔵の電池より電源供給を受けるが、リーダーと情報伝送を行っている時はリーダーからの受信エネルギーを電源回路12に内蔵の発電回路により電力に変換して電源供給を行う。このため、バッテリーレスとなる。
【0010】
また、図2は本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを構成する第二考案によるワイヤレスIDチップの回路ブロック図であり、回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路10と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路11及びアンテナ13と、携帯電話1の赤外線通信部と赤外線通信を行うための赤外線回路15及び赤外線受発光素子16と、該ロジック回路10やRF回路11及び赤外線回路15に電源を供給するための電池14等にて構成したワイヤレスIDチップ3を携帯電話1等のストラップ2に取り付けて構成する。ロジック回路10及びRF回路11の機能は上記と同様である。電池14は、小型のボタン電池等が好適である。
【0011】
また、図3は本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを用いたID発行の手順を示した図であり、上記第一考案又は第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1において、ID取得のためにインターネットモード例えばNTTドコモのiモード等でID発行会社8のサイトに接続して個人情報の入力を行い、ID発行会社8は該個人情報に基づいた情報をデータベース8より取り出して要求元の携帯電話1にID情報の発行を行う。そして、第一考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1の場合には、ワイヤレスIDチップ3のコネクタ5を携帯電話1の外部接続端子に接続することにより携帯電話1よりデータ読み出しを行ってロジック回路10の一部を構成するメモリにID情報の蓄積を行い、第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1の場合には、ワイヤレスIDチップ3の赤外線回路15及び赤外線受発光素子16と携帯電話1の赤外線通信部間で赤外線通信を行うことによりデータ読み出しを行ってロジック回路10の一部を構成するメモリにID情報の蓄積を行う。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例として、イベント会場におけるチケット購入と自動入場を行う場合の手順を図3に基づいて説明する。
【0013】
まず、イベント会場に入場を希望する利用者は、第一考案又は第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1でインターネットモード例えばNTTドコモのiモード等によりチケットのID発行会社8のサイトにアクセスする。図3では、▲1▼のように携帯電話1からのアクセスがキャリア無線基地局6を中継し、▲2▼のように携帯電話網7を経由してチケットのID発行会社8のサイトに接続される状態を示している。
【0014】
次に、該サイトの個人情報入力画面より利用者本人であることを認証するための情報例えば氏名やパスワード等を入力する。チケットのID発行会社7は、該情報に基づきデータベース9内に予め登録された個人情報データとの照合を行い、本人の確認とプリペイドカードやクレジットカード又はキャッシュカード等の利用可能残金の確認を行い、チケットの発行が可能であると判断した場合にはチケットIDを要求元の携帯電話1に送信する。図3では、▲3▼のようにチケットのID発行会社8より携帯電話網7を経由し、▲4▼のようにキャリア無線基地局6を中継して携帯電話1にチケットIDが送信される状態を示している。
【0015】
次に、第一考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1を使用している場合には、ワイヤレスIDチップ3のコネクタ5を携帯電話1の外部接続端子に接続することにより、携帯電話1よりチケットIDの読み取りを行い、ロジック回路10の一部を構成するメモリに当該チケットID情報の蓄積を行う。この時のロジック回路10は、コネクタ5を経由して携帯電話1から電源の供給を受けて動作を行う。
【0016】
また、第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1を使用している場合には、ワイヤレスIDチップ3の赤外線回路15及び赤外線受発光素子16と携帯電話1の赤外線通信部間で赤外線通信を行うことにより、携帯電話1よりチケットIDの読み取りを行い、ロジック回路10の一部を構成するメモリに当該チケットID情報の蓄積を行う。この時のロジック回路10及び赤外線回路15は、ワイヤレスIDチップ3に内蔵の電池14にて動作を行う。
【0017】
次に、図4は本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップからID情報を読み取る手段を示した図であり、イベント会場の入り口ゲートに設置されたリーダー17は、▲6▼のようにワイヤレスにてチケットID読み取り信号を連続的に発信している。この時、ワイヤレスIDチップ付きストラップ4を所持した利用者が当該入り口ゲートに近づくと、ワイヤレスIDチップ3に内蔵のアンテナ13及びRF回路11でチケットID読み取り信号を受信する。そして、該チケットID読み取り信号に応答して、▲7▼のようにチケットID情報をリーダー17に送信する。なお、第一考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4においては、チケットID読み取り信号による受信エネルギーを電源回路12に内蔵の発電回路により電力に変換し、ロジック回路10及びRF回路11の電源とする。
【0018】
リーダー17は、該チケットID情報を上位サーバ(図示せず)に送信し、登録されたチケットID情報と認証された場合には入り口ゲートを開くことにより自動入場を行うことができる。
【0019】
上記自動入場の動作において、ワイヤレスIDチップ付きストラップ4は身体と密着しない状態で所持されるため電波の放射効率が改善され、リーダー17に近づけて読み取らせる必要がない。このため、各種ゲートの通過許可がスムーズに行えることになる。
【0020】
なお、該イベント会場内に別ゲートがある場合においても同様の手順により通過許可が行え、更に有料のゲートの場合にはリーダー17に接続された上位サーバ及びネットワーク(図示せず)を経由してプリペイドカードやクレジットカード又はキャッシュカード等から利用料金の自動精算を行うことができる。また、該利用料金情報は前述のチケットのID発行会社8のデータベース9にも更新蓄積されているため、携帯電話1よりチケットのID発行会社8のサイトにアクセスして確認することも可能である。
【0021】
上記はイベント会場を利用する場合の実施例について説明したが、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップ4を用いたID発行の手順を応用すれば他の用途例えば社員食堂の料金精算,ホテルにおける鍵の解錠や精算,社員の出退勤管理,利用者の位置情報及び動線管理など様々な利用用途が見込まれる。また、該ワイヤレスIDチップ3に非接触型の書き込み・読み出し可能なCPUチップ(図示せず)を内蔵すれば、更に大量の情報を処理することが可能となるため、ワイヤレスIDチップ付きストラップ4を採用した病院において患者の電子カルテ情報を処理すること等も可能となる。
【0022】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップによれば、個人情報蓄積媒体であるワイヤレスIDチップ付きストラップをリーダーに近づけなくとも確実に個人情報を読み取ることができるため、各種ゲートの通過許可がスムーズに行えることになる。また、有料のゲートの場合にはリーダーに接続された上位サーバ及びネットワークを経由してプリペイドカードやクレジットカード又はキャッシュカード等から利用料金の自動精算を行うことができ、更には携帯電話よりID発行会社のサイトにアクセスしてこれらの情報を確認することも可能であるという絶大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを構成する第一考案によるワイヤレスIDチップの回路ブロック図である。
【図2】本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを構成する第二考案によるワイヤレスIDチップの回路ブロック図である。
【図3】本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを用いたID発行の手順を示した図である。
【図4】本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップからID情報を読み取る手段を示した図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2 ストラップ
3 ワイヤレスIDチップ
4 ワイヤレスIDチップ付きストラップ
5 コネクタ
6 キャリア無線基地局
7 携帯電話網
8 ID発行会社
9 データベース
10 ロジック回路
11 RF回路
12 電源回路
13 アンテナ
14 電池
15 赤外線回路
16 赤外線受発光素子
17 リーダー
【考案の属する技術分野】
本考案は、各種個人情報を記憶することができるワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けることにより、ワイヤレスによる各種個人情報の読み出し効率(速度,精度)の向上を図ることができる、ワイヤレスIDチップ付きストラップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、非接触即ちワイヤレスにより各種個人情報の読み出しを行うための個人情報蓄積媒体及び運用システムとして、鉄道の改札口等において利用客が所持するワイヤレスIDカード式の定期券により、改札口の通過許可を行うための自動改札システムがある。また、娯楽施設等において利用客に貸し出したワイヤレスIDチップ内蔵のリストバンド等により、各種施設の利用許可や精算を行うための自動精算システムがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ワイヤレスIDカード式の個人情報蓄積媒体においては、該ワイヤレスIDカードはカバンや財布の中等に入れている場合が多く、改札口等においてその都度カバンや財布等から取り出して読み取り装置(以後単にリーダーと称する)に近づけて読み取らせる必要があり面倒であった。また、ポケットの中等に入れている場合には、ワイヤレスIDカードが身体と密着した状態であるため電波の放射効率が悪くなり、確実に読み取らせるためには前記と同様にポケット等から取り出してリーダーに近づけて読み取らせる必要があった。このため、改札口等の通過がスムーズに行われないといった問題点があった。
【0004】
また、リストバンド式の個人情報蓄積媒体においても、リストバンド等が身体と密着した状態であるため電波の放射効率が悪く、各種施設を利用するたびに当該施設の入り口に設置されているリーダーにリストバンド等を近づけて読み取らせる必要があった。このため、上記と同様に各種施設の通過がスムーズに行われないといった問題点があった。
【0005】
本考案は、以上のような問題点を解決するために成されたものであり、個人情報蓄積媒体をリーダーに近づけなくとも確実に個人情報を読み取ることができることにより各種ゲートの通過許可がスムーズに行える、ワイヤレスIDチップ付きストラップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップにおける第一考案は、回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、該ロジック回路やRF回路に電源を供給するための電源回路及び携帯電話の外部接続端子と接続可能なコネクタ等にて構成したワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けて構成する。
【0007】
また、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップにおける第二考案は、回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、携帯電話の赤外線通信部と赤外線通信を行うための赤外線回路及び赤外線受発光素子と、該ロジック回路やRF回路及び赤外線回路に電源を供給するための電池等にて構成したワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けて構成する。
【0008】
また、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを用いたID発行の手順は、上記第一考案又は第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップに対応した携帯電話において、ID取得のためにインターネットモードでID発行会社のサイトに接続して個人情報の入力を行い、ID発行会社は該個人情報に基づいた情報をデータベースより取り出して要求元の携帯電話にID情報の発行を行う。そして、第一考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップに対応した携帯電話の場合には、ワイヤレスIDチップのコネクタを携帯電話の外部接続端子に接続することにより携帯電話よりデータ読み出しを行ってロジック回路にID情報の蓄積を行い、第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップに対応した携帯電話の場合には、ワイヤレスIDチップの赤外線回路及び赤外線受発光素子と携帯電話の赤外線通信部間で赤外線通信を行うことによりデータ読み出しを行ってロジック回路にID情報の蓄積を行う。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図を用いて説明する。図1は本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを構成する第一考案によるワイヤレスIDチップの回路ブロック図であり、回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路10と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路11及びアンテナ13と、該ロジック回路10やRF回路11に電源を供給するための電源回路12及び携帯電話1の外部接続端子と接続可能なコネクタ5等にて構成したワイヤレスIDチップ3を携帯電話1等のストラップ2に取り付けて構成する。ロジック回路10は、CPUやASIC及びメモリ等で構成する。RF回路11は、約3m離れたリーダーとワイヤレス通信が行えるものとする。電源回路12は、携帯電話1からデータ読み出しを行う時は携帯電話1に内蔵の電池より電源供給を受けるが、リーダーと情報伝送を行っている時はリーダーからの受信エネルギーを電源回路12に内蔵の発電回路により電力に変換して電源供給を行う。このため、バッテリーレスとなる。
【0010】
また、図2は本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを構成する第二考案によるワイヤレスIDチップの回路ブロック図であり、回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路10と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路11及びアンテナ13と、携帯電話1の赤外線通信部と赤外線通信を行うための赤外線回路15及び赤外線受発光素子16と、該ロジック回路10やRF回路11及び赤外線回路15に電源を供給するための電池14等にて構成したワイヤレスIDチップ3を携帯電話1等のストラップ2に取り付けて構成する。ロジック回路10及びRF回路11の機能は上記と同様である。電池14は、小型のボタン電池等が好適である。
【0011】
また、図3は本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを用いたID発行の手順を示した図であり、上記第一考案又は第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1において、ID取得のためにインターネットモード例えばNTTドコモのiモード等でID発行会社8のサイトに接続して個人情報の入力を行い、ID発行会社8は該個人情報に基づいた情報をデータベース8より取り出して要求元の携帯電話1にID情報の発行を行う。そして、第一考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1の場合には、ワイヤレスIDチップ3のコネクタ5を携帯電話1の外部接続端子に接続することにより携帯電話1よりデータ読み出しを行ってロジック回路10の一部を構成するメモリにID情報の蓄積を行い、第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1の場合には、ワイヤレスIDチップ3の赤外線回路15及び赤外線受発光素子16と携帯電話1の赤外線通信部間で赤外線通信を行うことによりデータ読み出しを行ってロジック回路10の一部を構成するメモリにID情報の蓄積を行う。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例として、イベント会場におけるチケット購入と自動入場を行う場合の手順を図3に基づいて説明する。
【0013】
まず、イベント会場に入場を希望する利用者は、第一考案又は第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1でインターネットモード例えばNTTドコモのiモード等によりチケットのID発行会社8のサイトにアクセスする。図3では、▲1▼のように携帯電話1からのアクセスがキャリア無線基地局6を中継し、▲2▼のように携帯電話網7を経由してチケットのID発行会社8のサイトに接続される状態を示している。
【0014】
次に、該サイトの個人情報入力画面より利用者本人であることを認証するための情報例えば氏名やパスワード等を入力する。チケットのID発行会社7は、該情報に基づきデータベース9内に予め登録された個人情報データとの照合を行い、本人の確認とプリペイドカードやクレジットカード又はキャッシュカード等の利用可能残金の確認を行い、チケットの発行が可能であると判断した場合にはチケットIDを要求元の携帯電話1に送信する。図3では、▲3▼のようにチケットのID発行会社8より携帯電話網7を経由し、▲4▼のようにキャリア無線基地局6を中継して携帯電話1にチケットIDが送信される状態を示している。
【0015】
次に、第一考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1を使用している場合には、ワイヤレスIDチップ3のコネクタ5を携帯電話1の外部接続端子に接続することにより、携帯電話1よりチケットIDの読み取りを行い、ロジック回路10の一部を構成するメモリに当該チケットID情報の蓄積を行う。この時のロジック回路10は、コネクタ5を経由して携帯電話1から電源の供給を受けて動作を行う。
【0016】
また、第二考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4に対応した携帯電話1を使用している場合には、ワイヤレスIDチップ3の赤外線回路15及び赤外線受発光素子16と携帯電話1の赤外線通信部間で赤外線通信を行うことにより、携帯電話1よりチケットIDの読み取りを行い、ロジック回路10の一部を構成するメモリに当該チケットID情報の蓄積を行う。この時のロジック回路10及び赤外線回路15は、ワイヤレスIDチップ3に内蔵の電池14にて動作を行う。
【0017】
次に、図4は本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップからID情報を読み取る手段を示した図であり、イベント会場の入り口ゲートに設置されたリーダー17は、▲6▼のようにワイヤレスにてチケットID読み取り信号を連続的に発信している。この時、ワイヤレスIDチップ付きストラップ4を所持した利用者が当該入り口ゲートに近づくと、ワイヤレスIDチップ3に内蔵のアンテナ13及びRF回路11でチケットID読み取り信号を受信する。そして、該チケットID読み取り信号に応答して、▲7▼のようにチケットID情報をリーダー17に送信する。なお、第一考案によるワイヤレスIDチップ付きストラップ4においては、チケットID読み取り信号による受信エネルギーを電源回路12に内蔵の発電回路により電力に変換し、ロジック回路10及びRF回路11の電源とする。
【0018】
リーダー17は、該チケットID情報を上位サーバ(図示せず)に送信し、登録されたチケットID情報と認証された場合には入り口ゲートを開くことにより自動入場を行うことができる。
【0019】
上記自動入場の動作において、ワイヤレスIDチップ付きストラップ4は身体と密着しない状態で所持されるため電波の放射効率が改善され、リーダー17に近づけて読み取らせる必要がない。このため、各種ゲートの通過許可がスムーズに行えることになる。
【0020】
なお、該イベント会場内に別ゲートがある場合においても同様の手順により通過許可が行え、更に有料のゲートの場合にはリーダー17に接続された上位サーバ及びネットワーク(図示せず)を経由してプリペイドカードやクレジットカード又はキャッシュカード等から利用料金の自動精算を行うことができる。また、該利用料金情報は前述のチケットのID発行会社8のデータベース9にも更新蓄積されているため、携帯電話1よりチケットのID発行会社8のサイトにアクセスして確認することも可能である。
【0021】
上記はイベント会場を利用する場合の実施例について説明したが、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップ4を用いたID発行の手順を応用すれば他の用途例えば社員食堂の料金精算,ホテルにおける鍵の解錠や精算,社員の出退勤管理,利用者の位置情報及び動線管理など様々な利用用途が見込まれる。また、該ワイヤレスIDチップ3に非接触型の書き込み・読み出し可能なCPUチップ(図示せず)を内蔵すれば、更に大量の情報を処理することが可能となるため、ワイヤレスIDチップ付きストラップ4を採用した病院において患者の電子カルテ情報を処理すること等も可能となる。
【0022】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップによれば、個人情報蓄積媒体であるワイヤレスIDチップ付きストラップをリーダーに近づけなくとも確実に個人情報を読み取ることができるため、各種ゲートの通過許可がスムーズに行えることになる。また、有料のゲートの場合にはリーダーに接続された上位サーバ及びネットワークを経由してプリペイドカードやクレジットカード又はキャッシュカード等から利用料金の自動精算を行うことができ、更には携帯電話よりID発行会社のサイトにアクセスしてこれらの情報を確認することも可能であるという絶大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを構成する第一考案によるワイヤレスIDチップの回路ブロック図である。
【図2】本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを構成する第二考案によるワイヤレスIDチップの回路ブロック図である。
【図3】本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップを用いたID発行の手順を示した図である。
【図4】本考案のワイヤレスIDチップ付きストラップからID情報を読み取る手段を示した図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2 ストラップ
3 ワイヤレスIDチップ
4 ワイヤレスIDチップ付きストラップ
5 コネクタ
6 キャリア無線基地局
7 携帯電話網
8 ID発行会社
9 データベース
10 ロジック回路
11 RF回路
12 電源回路
13 アンテナ
14 電池
15 赤外線回路
16 赤外線受発光素子
17 リーダー
Claims (3)
- 回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、該ロジック回路やRF回路に電源を供給するための電源回路及び携帯電話の外部接続端子と接続可能なコネクタ等にて構成したワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けて構成したことを特徴とした、バッテリーレス型のワイヤレスIDチップ付きストラップ。
- 回路制御及び個人情報を蓄積するためのロジック回路と、リーダーとワイヤレスで情報伝送を行うためのRF回路及びアンテナと、携帯電話の赤外線通信部と赤外線通信を行うための赤外線回路及び赤外線受発光素子と、該ロジック回路やRF回路及び赤外線回路に電源を供給するための電池等にて構成したワイヤレスIDチップを携帯電話等のストラップに取り付けて構成したことを特徴とした、ワイヤレスIDチップ付きストラップ。
- 請求項1又は請求項2によるワイヤレスIDチップ付きストラップに対応した携帯電話において、ID取得のためにインターネットモードでID発行会社のサイトに接続して個人情報の入力を行い、ID発行会社は該個人情報に基づいた情報をデータベースより取り出して要求元の携帯電話にID情報の発行を行い、
請求項1によるワイヤレスIDチップ付きストラップに対応した携帯電話の場合には、ワイヤレスIDチップのコネクタを携帯電話の外部接続端子に接続することにより携帯電話よりデータ読み出しを行ってロジック回路にID情報の蓄積を行い、
請求項2によるワイヤレスIDチップ付きストラップに対応した携帯電話の場合には、ワイヤレスIDチップの赤外線回路及び赤外線受発光素子と携帯電話の赤外線通信部間で赤外線通信を行うことによりデータ読み出しを行ってロジック回路にID情報の蓄積を行うことができることを特徴とした、請求項1又は請求項2に記載のワイヤレスIDチップ付きストラップ。
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2002
- 2002-08-08 JP JP2002004979U patent/JP3097172U/ja not_active Expired - Fee Related
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