JP2002247157A - 携帯電話機及び携帯電話機に用いられるタグ、並びに該携帯電話機の使用方法 - Google Patents

携帯電話機及び携帯電話機に用いられるタグ、並びに該携帯電話機の使用方法

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JP2002247157A
JP2002247157A JP2001038637A JP2001038637A JP2002247157A JP 2002247157 A JP2002247157 A JP 2002247157A JP 2001038637 A JP2001038637 A JP 2001038637A JP 2001038637 A JP2001038637 A JP 2001038637A JP 2002247157 A JP2002247157 A JP 2002247157A
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Hajime Okubo
一 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機を動作させるために該携帯電話機
に装着されたタグに対して非接触状態にて情報の書き込
み及び読み出しを可能とする。 【解決手段】 携帯電話機1を動作させるために携帯電
話機1の筐体9に装着されたタグ60に、筐体9との間
にて情報の授受を行うために筐体9と電気的に接触する
接触I/F部61,65を設け、さらに、筐体9に、タ
グ60に対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み
出しを行うためのアンテナ90と、アンテナ90を介し
て送受信される情報をタグ60との間にて授受するため
に接触I/F部65と電気的に接触する接触I/F部7
0とを設け、タグ60に対してアンテナ90を介して非
接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機及び携
帯電話機に用いられるタグ、並びに該携帯電話機の使用
方法に関し、特に、非接触状態にて情報の書き込み及び
読み出しが可能な携帯電話機及び携帯電話機に用いられ
るタグ、並びに該携帯電話機の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展に伴って、情報
をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等
が行われている。
【0003】このような情報管理や決済等に用いられる
カードは、ICチップが内蔵されたICカードや、磁気
により情報が書き込まれた磁気カード等があり、専用の
装置を用いて情報の書き込み及び読み出しが行われる。
【0004】さらに、ICカードにおいては、情報の書
き込み及び読み出しを専用の装置に接触させることによ
り行う接触型ICカードと、専用の装置に近接させるだ
けで情報の書き込み及び読み出しを行うことができる非
接触型ICカードがある。これらのICカードは、磁気
カードと比較してセキュリティ性が高いとともに書き込
み可能な情報量が多く、また、1枚のカードを多目的に
使用できるため、市場における普及度は増加の一途を辿
っている。また、その中でも、非接触型ICカードにお
いては、情報の書き込みあるいは読み出しを行う際、カ
ードを取り出して専用の装置に挿入したりする必要がな
く取り扱いに便利なため、そのカード及び該カードに書
き込まれた情報を読み取るための装置の急速な普及が進
みつつある。
【0005】図6は、非接触型ICカードの構造の一例
を示す図であり、(a)は内部の構造を示す図、(b)
は断面図である。
【0006】非接触型ICカードは図6に示すように、
外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチ
ップ101と、接点103にてICチップ101と接続
され、外部の情報書込/読出装置(不図示)からの電磁
誘導によりICチップ101に電流を供給し、ICチッ
プ101に対する情報の書き込み及び読み出しを行うた
めのアンテナ102とが、紙やフィルム等からなり、印
字可能なベース材105a,105bに挟まれて構成さ
れている。
【0007】上記のように構成された非接触型ICカー
ドを用いたシステムとしては、交通機関等における運賃
決済や、イベント等における来場者管理等が挙げられ
る。また、その他に、非接触型ICカードに所望の金額
をチャージしておき、あるいは所定の金額がチャージさ
れた非接触型ICカードを用いた決済等も挙げられる。
【0008】また、上述した接触型ICカードと非接触
型ICカードとを組み合わせたコンビネーションカード
と呼ばれるものもある。
【0009】コンビネーションカードは、図6に示した
非接触型ICカードに、該カードに対して情報の書き込
み及び読み出しを行う専用の装置と電気的に接触する接
点を設け、該接点を介して専用の装置との情報のやりと
りを接触状態においても行うことができるように構成さ
れたものである。
【0010】一方、利用者が無線回線を介して通信可能
な携帯電話機においては、近年、基本使用料金の値下げ
やサービスの向上に伴って、その利用者の数は増加の一
途を辿っている。
【0011】携帯電話機を利用したサービスにおいて
は、様々なものが実施されており、その一例として、電
子チケットの販売サービスがある。
【0012】電子チケットの販売サービスにおいては、
例えば、利用者があるイベントのチケットを購入する場
合、まず、そのチケットの販売元あるいは代理元が運営
するサイトに携帯電話機を用いてアクセスし、このサイ
トを用いてチケットを購入を要求する。なお、その際、
チケットの代金等の決済についても、利用者とチケット
の販売元あるいは代理元との間にて取り決める。
【0013】すると、サイトから、利用者がチケットを
入手するために必要となるIDが送信され、携帯電話機
にて受信される。
【0014】その後、利用者がサイトにて指定された場
所に行き、サイトから送信されてきたIDを提示する
と、利用者にチケットが渡され、利用者は、このチケッ
トをイベント会場に持参してイベントに参加することに
なる。
【0015】ここで、上述したような携帯電話機を利用
したサービスにおいても、図6に示したような非接触型
ICカードを用いることが考えられている。
【0016】その場合、利用者が、サイトにて指定され
た場所に行き、サイトから送信されてきたIDを提示す
ると、イベント会場に入場するための情報や利用者に関
する情報が書き込まれた非接触型ICカードが、そのイ
ベントのチケットとして利用者に渡される。
【0017】利用者は、この非接触型ICカードをイベ
ント会場に持参し、イベント会場に設けられた専用の装
置によって、非接触型ICカードに書き込まれた情報を
読み出し、イベントに参加することになる。
【0018】しかしながら、上述したような非接触型I
Cカードを用いたサービスにおいては、利用者が利用す
るサービス毎に非接触型ICカードを所持する必要があ
るため、利用するサービスの数が多い場合、用途の混乱
から利便性の低下を招いてしまう虞れがある。また、1
枚の非接触型ICカードで複数のサービスを利用可能と
する場合は、カード単価及びサービスにおける情報管理
等の付帯経費の加算によりカードの発行にかかるコスト
が増大してしまうという問題点がある。
【0019】また、非接触型ICカードに書き込まれた
情報は、専用の装置を用いなければ読み出すことができ
ないため、例えば、非接触型ICカードに所望の金額を
チャージしておき、非接触型ICカードにチャージされ
た金額を用いて決済をするサービスを利用する場合、こ
の非接触型ICカードにチャージされた金額の残高を知
るためには、専用の装置に非接触型ICカードを近接さ
せなければならず、専用の装置がなければ残高を知るこ
とができないという問題点がある。
【0020】そこで、携帯電話機自体に上述したような
サービスにおける情報を書き込み、携帯電話機自体から
情報を読み出すことが考えられるが、携帯電話機にて無
線回線を介して行われる通信に用いられる周波数と、非
接触型ICカードに対して情報の書き込み及び読み出し
を行う専用の装置にて用いられる周波数とは互いに異な
るものであるため、携帯電話機における通信手段が非接
触状態にて所望の情報の書き込み及び読み出しを行う手
段を兼ねることはできず、その実現は困難である。
【0021】上述したような問題点を解決するために、
非接触型ICカードを携帯電話機に装着可能なタグ形状
とするとともに、携帯電話機に、非接触型ICタグに対
して情報の書き込み及び読み出しを行う専用の装置と同
様もしくは、非接触型ICタグに対して情報の書き込み
及び読み出しを行う機能を付加し、この非接触型ICタ
グを携帯電話機に装着し、この非接触型ICタグが、装
着された携帯電話機及び上記専用の装置との間において
非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行う技術
が考えられている。
【0022】図7は、非接触型ICタグが装着された携
帯電話機の一構成例を示すブロック図である。
【0023】本従来例は図7に示すように、無線回線を
介して通信を行う携帯電話機本体100に非接触型IC
タグ200が取り外し可能に装着されて構成されてい
る。
【0024】携帯電話機本体100は、無線回線を介し
て通信を行うためのアンテナ110及び無線通信部12
0と、非接触型ICタグ200との間にて無線を介して
情報の送受信を行うための通信部150及びアンテナ部
190と、携帯電話機を動作させるための情報やアンテ
ナ110及び無線通信部120を介して受信された情報
が格納されるメモリ160と、メモリ160に格納され
た情報や非接触型ICタグ200に書き込まれた情報や
アンテナ110及び無線通信部120を介して受信され
た情報等を表示する表示部130と、アンテナ110及
び無線通信部120を介しての通信、通信部150及び
アンテナ部190を介しての非接触型ICタグ200と
の間における情報の送受信、メモリ160に対する情報
の書き込み及び読み出し、並びに表示部130における
情報の表示を制御する制御部140と、無線通信部12
0、表示部130、制御部140及び通信部150に電
源を供給する電源部180とから構成されている。
【0025】また、非接触型ICタグ200は、携帯電
話機本体100及び外部に設けられた情報書込/読出装
置(不図示)との間にて無線を介して情報の送受信を行
うための通信部250及びコイル状のアンテナ290
と、携帯電話機本体100あるいは情報書込/読出装置
から通信部250及びアンテナ290を介して受信され
た情報が書き込まれるメモリ260と、通信部250及
びアンテナ290を介して受信された情報のメモリ26
0への書き込み及びメモリ260に書き込まれた情報の
通信部250及びアンテナ290を介しての送信を制御
する制御部240とから構成されている。
【0026】なお、携帯電話機本体100のアンテナ1
10及び無線通信部120にて通信に用いられる周波数
は、その通信サービスにて予め決められた周波数であ
り、また、非接触型ICタグ200と携帯電話機本体1
00及び情報書込/読出装置との間における情報の送受
信に用いられる周波数は、非接触型ICカードが利用可
能なインフラにて決められた周波数であり、それらは互
いに異なるものである。
【0027】以下に、上記のように構成された携帯電話
機を非接触型ICカードが利用可能なインフラに利用し
た場合の処理について説明する。
【0028】(1)携帯電話機本体100にて無線回線
を介して受信した情報を非接触型ICタグ200に書き
込む場合 携帯電話機の利用者が、所望のサイトから情報をダウン
ロードし、その情報を非接触型ICタグ200に書き込
む等、アンテナ110及び無線通信部120を介して受
信された情報を非接触型ICタグ200に書き込む場
合、アンテナ110及び無線通信部120を介して受信
された情報は、まず、制御部140における制御によっ
て、携帯電話機本体100のメモリ160に格納され
る。
【0029】その後、制御部140における制御によっ
て、メモリ160に格納された情報が読み出され、通信
部150及びアンテナ部190を介して、非接触型IC
カードが利用可能なインフラにて決められた周波数にて
非接触型ICタグ200に対して送信される。
【0030】非接触型ICタグ200においては、携帯
電話機本体100の通信部150及びアンテナ部190
を介して送信された情報がアンテナ290にて受信され
るとともに、携帯電話機本体100からの電磁誘導によ
りアンテナ290から通信部250及び制御部240に
電流が供給され、それにより、アンテナ290にて受信
された情報が通信部250にて受信され、制御部240
における制御によってメモリ260に書き込まれる。
【0031】(2)情報書込/読出装置から送信された
情報を非接触型ICタグ200に書き込む場合 携帯電話機の利用者が、情報書込/読出装置から送信さ
れる情報を非接触型ICタグ200に書き込む場合、非
接触型ICタグ200のみあるいは非接触型ICタグ2
00が装着された携帯電話機を情報書込/読出装置に近
接させると、情報書込/読出装置から送信された情報が
アンテナ290にて受信されるとともに、情報書込/読
出装置からの電磁誘導によりアンテナ290から通信部
250及び制御部240に電流が供給され、それによ
り、アンテナ290にて受信された情報が通信部250
にて受信され、制御部240における制御によってメモ
リ260に書き込まれる。
【0032】(3)非接触型ICタグ200に書き込ま
れた情報を情報書込/読出装置にて読み出す場合 情報書込/読出装置において、非接触型ICタグ200
に書き込まれた情報を読み出す場合、非接触型ICタグ
200のみあるいは非接触型ICタグ200が装着され
た携帯電話機を情報書込/読出装置に近接させると、情
報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ290
から通信部250及び制御部240に電流が供給され
る。それにより、制御部240における制御によってメ
モリ260に書き込まれた情報が読み出され、読み出さ
れた情報が、情報書込/読出装置にて情報の読み出しが
可能な周波数にて通信部250及びアンテナ290を介
して情報書込/読出装置に対して送信される。
【0033】(4)非接触型ICタグ200に書き込ま
れた情報を携帯電話機本体100の表示部130にて表
示させる場合 携帯電話機の利用者が、非接触型ICタグ200にチャ
ージされた金額等、非接触型ICタグ200に書き込ま
れた情報を携帯電話機本体100の表示部130に表示
させる場合、利用者が所定の操作を行うと、制御部14
0における制御により、通信部150及びアンテナ部1
90を介して、非接触型ICタグ200のアンテナ29
0に対して電磁誘導を生じさせ、それにより、アンテナ
290から通信部250及び制御部240に電流が供給
される。すると、制御部240における制御によってメ
モリ260に書き込まれた情報が読み出され、読み出さ
れた情報が通信部250及びアンテナ290を介して携
帯電話機本体100に対して送信される。
【0034】非接触型ICタグ200から携帯電話機本
体100に対して送信された情報はアンテナ部190及
び通信部150を介して受信され、その後、制御部14
0における制御によって受信された情報が表示部130
に表示される。
【0035】このように、携帯電話機に、非接触型IC
タグを装着するとともに、非接触型ICタグに対して情
報の書き込み及び読み出しを行う専用の装置と同様もし
くは、非接触型ICタグに対して情報の書き込み及び読
み出しを行う機能を付加することにより、非接触型IC
カードが利用可能なインフラに対して携帯電話機を用い
て参加することができる。
【0036】ここで、携帯電話機においては、近年、U
−SIMチップと呼ばれる、電話番号や加入者ID等の
情報が書き込まれたチップを携帯電話機に取り外し可能
に装着し、U−SIMチップに書き込まれた情報を用い
て携帯電話機を駆動させる技術が考えられている。この
技術は、従来の携帯電話機のように、全ての情報及び制
御手段を携帯電話機そのものに内蔵するのではなく、携
帯電話機が電話機として動作するために必要な情報及び
その制御手段をU−SIMチップに内蔵しておき、U−
SIMチップが装着された場合にのみ、U−SIMチッ
プに内蔵された情報及びその制御手段によって携帯電話
機を動作させるものである。
【0037】この技術を用いた場合、利用者が携帯電話
機を買い替える際にU−SIMチップを入れ替えるだけ
で、電話番号や加入者ID等の情報を新しい携帯電話機
に与えることができるとともに、自分の電話番号や加入
者ID等の情報が書き込まれたU−SIMチップを携帯
電話機に装着することにより、1つの携帯電話機を複数
の利用者が利用することが可能となる。
【0038】図8は、U−SIMチップが装着された携
帯電話機の一構成例を示すブロック図である。
【0039】図8に示すように本従来例においては、電
話番号や加入者ID等の情報が書き込まれたU−SIM
チップ360が装着されており、さらに、無線回線を介
して通信を行うためのアンテナ310及び無線通信部3
20と、U−SIMチップ360と電気的に接触するこ
とによりU−SIMチップ360との間における情報の
やりとりを実現するための接触I/F部350と、U−
SIMチップ360に書き込まれた情報やアンテナ31
0及び無線通信部320を介して受信された情報等を表
示する表示部330と、アンテナ310及び無線通信部
320を介しての通信、U−SIMチップ360に対す
る情報の書き込み及び読み出し、並びに表示部330に
おける情報の表示を制御する制御部340と、無線通信
部320、表示部330、制御部340及びU−SIM
チップ360に電源を供給する電源部380とが設けら
れている。また、U−SIMチップ360は、電話番号
や加入者ID等の情報が書き込まれたメモリ363と、
メモリ363に対する情報の書き込み及び読み出しを制
御する制御部362と、接触I/F部350と電気的に
接触することにより携帯電話機本体との間における情報
のやりとりを実現するための接触I/F部361とから
構成されている。なお、接触I/F部350において
は、接触型ICカードに用いられるICモジュールと同
等の形状と接触インターフェースとを有するICモジュ
ールが用いられている。
【0040】上記のように構成された携帯電話機におい
ては、U−SIMチップ360内のメモリ363に書き
込まれた電話番号や加入者ID等の情報に基づいて動作
し、かつ、アンテナ310及び無線通信部320を介し
て受信された情報を接触I/F部350,361を介し
てU−SIMチップ360に与え、U−SIMチップ3
60内のメモリ363に書き込むこともできる。
【0041】さらに、メモリ363に書き込まれた情報
を接触I/F部350を介して携帯電話機本体が取得
し、取得した情報を表示部330に表示させることもで
きる。
【0042】このように、U−SIMチップを用いた技
術においては、利用者毎にU−SIMチップの情報を設
定し所持していれば、利用者が複数の携帯電話機を用い
る場合や携帯電話機を買い替える場合等において、利用
者が利用する携帯電話機にU−SIMチップを装着する
ことにより、利用者が所有する情報を、利用者が利用す
る携帯電話機に容易に与えることができ、また、1つの
携帯電話機を複数の利用者が利用する場合に、利用者毎
の情報を携帯電話機に容易に与えることができる。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】利用者数が増加の一途
を辿っている携帯電話機においては、様々なサービスに
適用可能であることが要求されており、その中でも、近
年、急速な普及を遂げている非接触型ICカードを利用
したサービスへの適用が強く望まれる。
【0044】そこで、図7に示したもののように、非接
触型ICカードを携帯電話機に装着可能なタグ形状とす
るとともに、携帯電話機に、非接触型ICタグに対して
情報の書き込み及び読み出しを行う専用の装置と同様も
しくは、非接触型ICタグに対して情報の書き込み及び
読み出しを行う機能を付加し、この非接触型ICタグを
携帯電話機に装着し、それにより、非接触型ICカード
を利用したサービスにて携帯電話機を利用可能とするこ
とが考えられるが、その場合、携帯電話機本体に、装着
される非接触型ICタグとの間にて無線を介して情報の
送受信を行うための通信手段を新たに設けなければなら
ないという問題点がある。
【0045】また、携帯電話機本体にて受信した情報を
非接触型ICタグに書き込んだり、非接触型ICタグに
書き込まれた情報を携帯電話機本体の表示部にて表示さ
せたりする場合、携帯電話機本体と非接触型ICタグと
の間にて無線を介して情報の送受信が行われるため、セ
キュリティ性に優れているとは言い難い。
【0046】また、携帯電話機本体にて無線回線を介し
て受信された情報と非接触型ICタグに書き込まれる情
報とが互いに異なるメモリに書き込まれるため、メモリ
を共有化することができないという問題点がある。
【0047】ここで、携帯電話機自体に非接触型ICカ
ードの機能を予め設けておけば、上述したような問題点
は解決することができるが、その場合、図8に示した携
帯電話機のように、1つの携帯電話機を複数の利用者が
利用する場合や、利用者が複数の携帯電話機を用いる場
合や携帯電話機を買い替える場合等において、利用者毎
の情報を携帯電話機に容易に与えることができるという
利点を得ることができなくなってしまうという問題点が
ある。
【0048】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、利用者毎の
情報を容易に与えることができるとともに、非接触型I
Cカードを用いたシステムへの適用性をさらに高めた携
帯電話機及び携帯電話機に用いられるタグ、並びに該携
帯電話機の使用方法を提供することを目的とする。
【0049】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出
しが可能なタグが着脱可能に構成された携帯電話機の筐
体であって、当該携帯電話機として無線回線を介して通
信を行うための第1のアンテナと、前記第1のアンテナ
を介して受信された情報を前記タグに書き込むととも
に、前記タグに書き込まれた情報を取得するために前記
タグと電気的に接触する第1の接触部と、前記タグに対
して非接触状態にて書き込みあるいは読み出される情報
を受信あるいは送信するための第2のアンテナと、前記
第2のアンテナを介して受信された情報を前記タグに与
えるとともに、前記第2のアンテナを介して送信される
情報を前記タグから取得するために前記タグと電気的に
接触する第2の接触部とを有することを特徴とする。
【0050】また、前記第2のアンテナは、当該筐体か
ら取り外し可能な部位に設けられていることを特徴とす
る。
【0051】また、前記タグに書き込まれた情報を表示
する表示部を有することを特徴とする。
【0052】また、携帯電話機に取り外し可能に装着さ
れ、前記携帯電話機を動作させるために必要となる情報
が書き込まれるとともに情報の書き込み及び読み出しが
可能な記憶手段と、前記記憶手段に書き込まれた情報を
前記携帯電話機に与えるとともに無線回線を介して前記
携帯電話機にて受信された情報を取得するために前記携
帯電話機と電気的に接触する第1の接点とを有してなる
タグにおいて、前記携帯電話機に設けられたアンテナと
電気的に接続されるための第2の接点と、前記第2の接
点に接続され、前記記憶手段に対する情報の書き込み及
び読み出しを前記アンテナを介して非接触状態にて行う
ための通信手段とを有することを特徴とする。
【0053】また、前記第2の接点は、前記第1の接点
とは反対の面に設けられていることを特徴とする。
【0054】また、前記第2の接点は、前記第1の接点
と同一面に設けられていることを特徴とする。
【0055】また、前記第2の接点は、前記第1の接点
を構成する部位の一部に形成されていることを特徴とす
る。
【0056】また、携帯電話機に取り外し可能に装着さ
れ、前記携帯電話機を動作させるために必要となる情報
が書き込まれるとともに情報の書き込み及び読み出しが
可能な記憶手段と、前記記憶手段に書き込まれた情報を
前記携帯電話機に与えるとともに無線回線を介して前記
携帯電話機にて受信された情報を取得するために前記携
帯電話機と電気的に接触する接点とを有してなるタグに
おいて、前記記憶手段に対する情報の書き込み及び読み
出しを非接触状態にて行うためのアンテナ及び通信手段
を有することを特徴とする。
【0057】また、所定の情報が書き込まれたタグが装
着されることにより動作可能となる携帯電話機であっ
て、前記タグに対する情報の書き込み及び読み出しが、
非接触状態にて可能であることを特徴とする。
【0058】また、非接触状態にて情報の書き込み及び
読み出しが可能なタグが取り外し可能に装着された携帯
電話機であって、当該携帯電話機として無線回線を介し
て通信を行うための第1のアンテナと、前記第1のアン
テナを介して受信された情報を前記タグに書き込むとと
もに、前記タグに書き込まれた情報を取得するために前
記タグと電気的に接触する第1の接触部と、前記タグに
対して非接触状態にて書き込みあるいは読み出される情
報を受信あるいは送信するための第2のアンテナと、前
記第2のアンテナを介して受信された情報を前記タグに
与えるとともに、前記第2のアンテナを介して送信され
る情報を前記タグから取得するために前記タグと電気的
に接触する第2の接触部とを有し、前記タグは、前記第
1の接触部と電気的に接触する第1の接点と、前記第2
の接触部と電気的に接触する第2の接点と、前記携帯電
話機を動作させるために必要となる情報が書き込まれる
とともに、前記第1及び第2の接点を介しての情報の書
き込み及び読み出しが可能な記憶手段と、前記第2の接
点に接続され、前記記憶手段に対する情報の書き込み及
び読み出しを前記アンテナを介して非接触状態にて行う
ための通信手段とを有することを特徴とする。
【0059】また、前記第2のアンテナは、当該筐体か
ら取り外し可能な部位に設けられていることを特徴とす
る。
【0060】また、前記記憶手段に書き込まれた情報を
表示する表示部を有することを特徴とする。
【0061】また、前記携帯電話機を交通機関に乗車す
る際に使用する携帯電話機の使用方法であって、前記第
1のアンテナを介して前記無線回線から乗車券を取得
し、前記取得した乗車券を前記第1の接触部及び前記第
1の接点を介して前記記憶手段に書き込み、前記記憶手
段に書き込まれた乗車券を、前記第2の接点、前記第2
の接触部及び前記第2のアンテナを介して非接触状態に
て読み出すことを特徴とする。
【0062】また、前記携帯電話機を電子チケットとし
て使用する携帯電話機の使用方法であって、前記第1の
アンテナを介して前記無線回線から前記電子チケットを
取得し、前記取得した電子チケットを前記第1の接触部
及び前記第1の接点を介して前記記憶手段に書き込み、
前記記憶手段に書き込まれた電子チケットを、前記第2
の接点、前記第2の接触部及び前記第2のアンテナを介
して非接触状態にて読み出すことを特徴とする。
【0063】また、前記携帯電話機に所望の金額を電子
マネーとしてチャージし、該チャージされた電子マネー
を用いて商品を購入する携帯電話機の使用方法であっ
て、前記第1のアンテナを介して前記無線回線から所望
の金額を電子マネーとして取得し、前記取得した電子マ
ネーを前記第1の接触部及び前記第1の接点を介して前
記記憶手段に書き込み、前記記憶手段に書き込まれた電
子マネーを、前記第2の接点、前記第2の接触部及び前
記第2のアンテナを介して非接触状態にて読み出すこと
を特徴とする。
【0064】また、前記記憶手段に書き込まれた電子マ
ネーの金額から前記商品の購入代金を差し引いた金額
を、前記第2のアンテナ、前記第2の接触部及び前記第
2の接点を介して非接触状態にて前記記憶手段に書き込
むことを特徴とする。
【0065】また、前記記憶手段に書き込まれた電子マ
ネーの金額を、前記第1の接点及び前記第1の接触部を
介して前記表示部に表示させることを特徴とする。
【0066】また、前記携帯電話機を用いた認証方法で
あって、前記記憶手段に、所定の識別情報を予め書き込
んでおき、前記記憶手段に書き込まれた識別情報を、前
記第2の接点、前記第2の接触部及び前記第2のアンテ
ナを介して非接触状態にて読み出すことにより個人認証
を行うことを特徴とする。
【0067】また、接触状態にて情報の書き込み及び読
み出しを行うための端子を有するとともに非接触状態に
て情報の書き込み及び読み出しが可能な記録媒体を前記
携帯電話機に装着し、前記記録媒体が装着された携帯電
話機を交通機関に乗車する際に使用する携帯電話機の使
用方法であって、前記記録媒体に設けられた前記端子を
前記第1の接触部と接続し、前記第1のアンテナを介し
て前記無線回線から乗車券を取得し、前記取得した乗車
券を前記第1の接触部及び前記端子を介して前記記録媒
体に書き込み、前記記録媒体に書き込まれた乗車券を該
記録媒体から非接触状態にて読み出すことを特徴とす
る。
【0068】また、接触状態にて情報の書き込み及び読
み出しを行うための端子を有するとともに非接触状態に
て情報の書き込み及び読み出しが可能な記録媒体を前記
携帯電話機に装着し、前記記録媒体が装着された携帯電
話機を電子チケットとして使用する携帯電話機の使用方
法であって、前記記録媒体に設けられた前記端子を前記
第1の接触部と接続し、前記第1のアンテナを介して前
記無線回線から前記電子チケットを取得し、前記取得し
た電子チケットを前記第1の接触部及び前記端子を介し
て前記記録媒体に書き込み、前記記録媒体に書き込まれ
た電子チケットを非接触状態にて読み出すことを特徴と
する。
【0069】また、接触状態にて情報の書き込み及び読
み出しを行うための端子を有するとともに非接触状態に
て情報の書き込み及び読み出しが可能な記録媒体を前記
携帯電話機に装着し、前記記録媒体に所望の金額を電子
マネーとしてチャージし、該チャージされた電子マネー
を用いて商品を購入する携帯電話機の使用方法であっ
て、前記記録媒体に設けられた前記端子を前記第1の接
触部と接続し、前記第1のアンテナを介して前記無線回
線から所望の金額を電子マネーとして取得し、前記取得
した電子マネーを前記第1の接触部及び前記端子を介し
て前記記録媒体に書き込み、前記記録媒体に書き込まれ
た電子マネーを非接触状態にて読み出すことを特徴とす
る。
【0070】また、前記記録媒体に書き込まれた電子マ
ネーの金額を前記端子及び前記第1の接触部を介して前
記表示部に表示させることを特徴とする。
【0071】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、情報の書き込み及び読み出しが可能なタグが
取り外し可能に装着されている。このタグには、近年開
発されているU−SIMチップと同様に、電話番号や加
入者ID等の携帯電話機を動作させるための識別情報が
書き込まれているとともに、携帯電話機を動作させるた
めの制御手段が設けられており、携帯電話機はこのタグ
が装着されることにより動作可能となる。さらに、本発
明においては、携帯電話機の筐体に、タグに対して非接
触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うためにタ
グと電気的に接触している第2のアンテナが設けられて
いる。
【0072】無線回線を介して携帯電話機が受信した情
報をタグに書き込む場合は、無線回線を介して受信した
情報を、携帯電話機の筐体からタグに対して、筐体に設
けられた第1の接触部とタグに設けられた第1の接点と
の電気的接触を介して与え、タグに書き込む。
【0073】また、外部に設けられた情報書込/読出装
置においてタグに情報を書き込む場合は、情報書込/読
出装置からの情報を第2のアンテナにて受信し、受信し
た情報を、携帯電話機の筐体からタグに対して、筐体に
設けられた第2の接触部とタグに設けられた第2の接点
との電気的接触を介して与え、タグに書き込む。これに
より、携帯電話機に装着されたタグに対して非接触状態
にて情報の書き込みを行うことができる。
【0074】また、外部に設けられた情報書込/読出装
置においてタグに書き込まれた情報を読み出す場合は、
タグに書き込まれた情報を第2の接点と第2の接触部と
の電気的接触を介して第2のアンテナに与え、情報書込
/読出装置は、タグに書き込まれた情報を第2のアンテ
ナを介して読み出すことになる。これにより、携帯電話
機に装着されたタグに対して非接触状態にて情報の読み
出しを行うことができる。
【0075】このように、無線回線を介して受信した情
報を、携帯電話機を動作させるために携帯電話機に装着
されたタグ内に書き込むことができるとともに、タグに
対して、非接触型ICカードに対して情報の書き込み及
び読み出しを行う情報書込/読出装置によって、非接触
状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことができ
るため、携帯電話機を非接触型ICカードとして用いる
ことができ、非接触型ICカードが利用可能なサービス
において、サービス毎に設定された非接触型ICカード
を用いなくても、携帯電話機を所持しているだけでその
サービスを利用することが可能となる。ここで、タグに
対する非接触状態での情報の書き込み及び読み出しにお
いては、携帯電話機の筐体に設けられた第2のアンテナ
が非接触型ICカードに内蔵されたアンテナの代わりと
なっており、さらに、この第2のアンテナを介して送受
信される情報は、筐体とタグとの間において、筐体に設
けられた第2の接触部とタグに設けられた第2の接点と
の電気的接触を介して接触状態にて授受される。
【0076】これにより、従来のU−SIMチップと同
様に携帯電話機に対してタグを交換するだけで、1つの
携帯電話機を複数の利用者が利用する場合や、一人の利
用者が複数の携帯電話機を利用する場合や、利用者が携
帯電話機を買い替える場合等に利用者情報を容易に携帯
電話機に与えることができるとともに、そのタグ自体に
対して、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを
行うことができる。
【0077】また、タグに書き込まれた情報を第2のア
ンテナに与える際や第2のアンテナにて受信された情報
をタグに与える際、携帯電話機の筐体に設けられた第2
の接触部とタグに設けられた第2の接点との電気的接触
を介して情報の授受が行われるのでセキュリティ性が向
上する。
【0078】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0079】図1は、本発明の携帯電話機の実施の一形
態を示すブロック図である。
【0080】本形態における携帯電話機1は図1に示す
ように、電話番号や加入者ID等の情報が予め書き込ま
れているとともに、無線回線を介して受信された情報
や、外部に設けられた、非接触型ICカードに対して情
報の書き込み及び読み出しを行うための情報書込/読出
装置(不図示)からの情報の書き込み、並びに書き込ま
れた情報の読み出しが可能に構成されたタグ60と、タ
グ60が着脱可能に構成され、無線回線を介して通信を
行うとともに、タグ60と情報書込/読出装置との間に
て情報の送受信を行うためのコイル状の第2のアンテナ
90を有する筐体9とから構成されており、タグ60が
筐体9に装着された場合に、タグ60に書き込まれた情
報によって所定の動作を行う。
【0081】また、筐体9は、無線回線を介して通信を
行うための第1のアンテナ10及び無線通信部20と、
タグ60と電気的に接触することによりタグ60との間
における情報のやりとりを実現するための第1の接触部
である接触I/F部50及び第2の接触部である接触I
/F部70と、タグ60に書き込まれた情報やアンテナ
10及び無線通信部20を介して受信された情報等を表
示する表示部30と、アンテナ10及び無線通信部20
を介しての通信、アンテナ10及び無線通信部20を介
して受信された情報のタグ60に対する書き込み及びタ
グ60に書き込まれた情報の読み出し、並びに表示部3
0における情報の表示を制御する制御部40と、コイル
状のアンテナ90と、無線通信部20、表示部30、制
御部40及びタグ60に電源を供給する電源部80とか
ら構成されている。なお、接触I/F部50は、アンテ
ナ10及び無線通信部20を介して受信した情報をタグ
60に与えるとともにタグ60に書き込まれた情報を取
得するためにタグ60と電気的に接触する端子であり、
接触I/F部70は、情報書込/読出装置に対してアン
テナ90を介して送受信される情報をタグ60との間に
てやりとりするためにタグ60と電気的に接触する端子
である。
【0082】また、タグ60は、電話番号や加入者ID
等の情報や無線回線を介して受信された情報や情報書込
/読出装置からの情報が書き込まれる記憶手段であるメ
モリ63と、メモリ63に対する情報の書き込み及び読
み出しを制御する制御部62と、接触I/F部50と電
気的に接触することにより、アンテナ10及び無線通信
部20を介して受信された情報を取得するとともに、メ
モリ63に書き込まれた情報を筐体9に与えるための第
1の接点である接触I/F部61と、接触I/F部70
と電気的に接触することにより、情報書込/読出装置と
の間における情報の送受信をアンテナ90を介して行う
ための第2の接点である接触I/F部65と、接触I/
F部65,70及びアンテナ90を介しての情報書込/
読出装置との間における情報の送受信を制御する通信部
64とから構成されている。
【0083】図2は、図1に示した携帯電話機1の構造
を示す図であり、(a)はタグ60が筐体9に装着され
た状態を示す図、(b)はタグ60の表面構造を簡単に
示す図、(c)はタグ60の裏面構造を簡単に示す図で
ある。
【0084】図2(a)に示すように、タグ60が筐体
9に装着されると、タグ60に設けられた接触I/F部
61となる接点2が筐体9の接触I/F部50となる接
点5と接触し、それにより、アンテナ10及び無線通信
部20を介して受信した情報がタグ60に与えられると
ともにタグ60に書き込まれた情報が筐体9に与えられ
ることになる。
【0085】また、接触I/F部70となる接点7及び
アンテナ90は、タグ60を筐体9に装着するために筐
体9から取り外し可能に構成された蓋4内に設けられて
おり、タグ60が筐体9に装着された状態にて蓋4を筐
体9に取り付けると、タグ60に設けられた接触I/F
部65となる接点3が接点7と接触し、それにより、ア
ンテナ90とタグ60とが電気的に接続されるようにな
る。
【0086】なお、図1及び図2に示したタグ60は、
図8に示した携帯電話機に装着されるU−SIMチップ
360に対して、外部に設けられた情報書込/読出装置
との間において非接触状態にて情報のやりとりを行うた
めの通信部64と、筐体9の接触I/F部70を介して
アンテナ90とタグ60とを電気的に接触させるための
接触I/F部65となる接点3とが設けられて構成され
ているものであり、これにより、図8に示したようなU
−SIMチップ360に対して、筐体9に設けられたア
ンテナ90を介して非接触状態にて情報の書き込み及び
読み出しが可能となっている。
【0087】また、接触I/F部65となる接点3にお
いては、図2(b)及び図2(c)に示したように、接
触I/F部61となる接点2とは反対側の面に設けられ
ていることに限らず、接点2と同じ面に設けることや、
さらに、接点2の空き端子を用いて接点3とすることも
考えられる。
【0088】以下に、上記のように構成された携帯電話
機1におけるタグ60に対する情報の書き込み及び読み
出し動作について説明する。
【0089】(1)携帯電話機1にて無線回線を介して
受信した情報をタグ60に書き込む場合 携帯電話機1の利用者が、所望のサイトから情報を無線
回線を介してダウンロードし、その情報をタグ60に書
き込む等、アンテナ10及び無線通信部20を介して受
信された情報をタグ60に書き込む場合、アンテナ10
及び無線通信部20を介して受信された情報は、制御部
40における制御によって接触I/F部50,61を介
してタグ60に与えられる。
【0090】その後、制御部62における制御によっ
て、タグ60に与えられた情報がメモリ63に書き込ま
れる。
【0091】(2)情報書込/読出装置から送信された
情報をタグ60に書き込む場合 携帯電話機1の利用者が、外部に設けられた情報書込/
読出装置から送信される情報をタグ60に書き込む場
合、非接触型ICカードに情報を書き込む場合と同様
に、タグ60が装着された携帯電話機1を情報書込/読
出装置に近接させると、情報書込/読出装置から送信さ
れた情報がアンテナ90にて受信されるとともに、情報
書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ90から
タグ60内の通信部64及び制御部63に対して接触I
/F部70,65を介して電流が供給され、それによ
り、アンテナ90にて受信された情報が接触部I/F部
70,65を介して通信部64にて受信され、制御部6
2における制御によってメモリ63に書き込まれる。
【0092】(3)タグ60に書き込まれた情報を情報
書込/読出装置にて読み出す場合 外部に設けられた情報書込/読出装置において、タグ6
0に書き込まれた情報を読み出す場合、非接触型ICカ
ードに書き込まれた情報を読み出す場合と同様に、タグ
60が装着された携帯電話機1を情報書込/読出装置に
近接させると、情報書込/読出装置からの電磁誘導によ
りアンテナ90から通信部64及び制御部62に対して
接触I/F部70,65を介して電流が供給される。
【0093】すると、制御部62における制御によって
メモリ63に書き込まれた情報が読み出され、読み出さ
れた情報が、通信部64において情報書込/読出装置に
て情報の読み出しが可能な周波数信号に変換され、接触
I/F部65,70及びアンテナ90を介して情報書込
/読出装置に対して送信される。
【0094】(4)タグ60に書き込まれた情報を携帯
電話機1の表示部30にて表示させる場合 携帯電話機1の利用者が、タグ60にチャージされた金
額等、タグ60に書き込まれた情報を携帯電話機1の表
示部30に表示させる場合、利用者が所定の操作を行う
と、制御部62における制御により、メモリ63に書き
込まれた情報が読み出され、読み出された情報が接触I
/F部61,50を介して制御部40に与えられる。
【0095】その後、制御部40における制御により、
メモリ63から読み出された情報が表示部30に表示さ
れる。
【0096】このように、本形態の携帯電話機1に装着
されるタグ60には、無線回線を介して受信された情報
が書き込まれるとともに、非接触型ICカードに対して
情報の書き込みあるいは読み出しを行うための情報書込
/読出装置から送信された情報が書き込まれる。ここ
で、無線回線を介して受信される情報は、無線回線にて
予め決められた周波数を有するものであり、また、情報
書込/読出装置から送信される情報は、非接触型ICカ
ードに対して情報の書き込み及び読み出しに用いられる
周波数を有するものであり、これらは、互いに異なる周
波数を有するものである。これらの異なる周波数を有す
る情報信号は、携帯電話機1の筐体9に設けられた2つ
のアンテナ10,90、並びに携帯電話機1の筐体9に
設けられた無線通信部20及びタグ60内に設けられた
通信部64をそれぞれ介して受信され、筐体9から電気
的接触によりタグ60に与えられて書き込まれることに
なる。
【0097】また、無線回線を介して受信されタグ60
に書き込まれた情報や、情報書込/読出装置から送信さ
れタグ60に書き込まれた情報は、非接触型ICカード
に対して情報の書き込みあるいは読み出しを行うための
情報書込/読出装置にて読み出すことができるととも
に、筐体9の表示部30にて表示することができる。こ
れらは、タグ60から電気的接触により筐体9に与えら
れ、筐体9を介して情報書込/読出装置に送信された
り、筐体9の表示部30にて表示されたりする。
【0098】これにより、携帯電話機1に装着されたタ
グ60のみをメモリ空間としながらも、無線回線を介し
て受信された情報を記憶することができるとともに、非
接触型ICカードに対して情報の書き込みあるいは読み
出しを行うための情報書込/読出装置による情報の書き
込み及び読み出しを行うことができ、携帯電話機1を非
接触型ICカードと同様に取り扱うことができる。
【0099】また、図2に示したように、アンテナ90
が筐体9に対して取り外し可能に構成された蓋4内に設
けられているため、精度が優れたアンテナが開発された
場合に、アンテナを容易に交換することができるとも
に、用途に合わせた感度を有するアンテナを選択して装
着することができる。
【0100】また、本形態においては、情報書込/読出
装置におけるタグ60に対する情報の書き込みあるいは
読み出しを、アンテナ90における電磁誘導によりタグ
60に電流を供給することにより行っているが、筐体9
に設けられた電源80から電源を供給することにより情
報書込/読出装置におけるタグ60に対する情報の読み
出しを行う構成とすれば、安定した情報の送信動作を行
うことができる。
【0101】また、タグ60と情報書込/読出装置との
間において非接触状態にて情報の送受信を行うためのア
ンテナ90をタグ60内に設け、タグ60と情報書込/
読出装置との間における情報の送受信を筐体9を介さず
にタグ60と情報書込/読出装置との間にて直接行うこ
とも考えられる。
【0102】以下に、上述したような携帯電話機1を利
用したサービスについて例を挙げて説明する。
【0103】(交通機関における電子乗車券販売サービ
ス)図3は、図1に示した携帯電話機1を利用した交通
機関における電子乗車券販売サービスを説明するための
図であり、(a)は電子乗車券を購入する際の処理を説
明するための図、(b)は電子乗車券を用いて鉄道に乗
車する際の処理を説明するための図である。
【0104】携帯電話機1の利用者が、所望の鉄道に乗
車するための乗車券を購入する場合、まず、乗車する鉄
道会社510が運営するサイトに携帯電話機1を用いて
アクセスし、このサイトを用いて、所望の鉄道に乗車す
るための乗車券を購入を要求する。ここで、利用者が購
入可能な乗車券としては、指定の日時における指定の区
間の乗車券や回数券や定期券等が挙げられる。なお、そ
の際、乗車券の代金等の決済についても、携帯電話機1
の利用者と鉄道会社510との間にて取り決める。
【0105】すると、サイトから、利用者が指定した鉄
道に乗車するための電子乗車券が携帯電話機1に対して
送信され、携帯電話機1のアンテナ10及び無線通信部
20を介して受信される。
【0106】アンテナ10及び無線通信部20を介して
受信された電子乗車券は、制御部40における制御によ
って、接触I/F部50,61を介してタグ60に与え
られ、さらに、制御部62における制御によって、タグ
60に与えられた電子乗車券がメモリ63に書き込まれ
る。
【0107】その後、携帯電話機1の利用者が乗車駅に
行き、乗車駅の改札ゲート520に携帯電話機1をかざ
す、あるいは携帯電話機1を所持した状態で改札ゲート
520を通過すると、改札ゲート520からの電磁誘導
によりアンテナ90から通信部64及び制御部62に対
して接触I/F部70,65を介して電流が供給され
る。
【0108】すると、制御部62における制御によって
メモリ63に書き込まれた電子乗車券が読み出され、読
み出された電子乗車券が、通信部64において、改札ゲ
ート520にて情報の読み出しが可能な周波数信号に変
換され、接触I/F部65,70及びアンテナ90を介
して改札ゲート520に対して送信される。
【0109】改札ゲート520にて携帯電話機1から所
定の電子乗車券が読み出されると、利用者は所望の鉄道
への乗車が可能となる。
【0110】なお、上述したような電子乗車券販売サー
ビスにおいては、接触型ICカードと非接触型ICカー
ドとを組み合わせたコンビネーションカードを用いて利
用することもできる。
【0111】その場合、鉄道会社510から電子乗車券
をダウンロードする際に、コンビネーションカードに設
けられた接点が図1に示した携帯電話機1の接触I/F
部50と接続されるようにコンビネーションカードを携
帯電話機1に装着し、その状態において、ダウンロード
した電子乗車券をコンビネーションカードに書き込み、
その後、乗車駅において、コンビネーションカードある
いは、コンビネーションカードが装着された携帯電話機
1を改札ゲート520にかざすことにより、コンビネー
ションカードに書き込まれた電子乗車券が改札ゲート5
20にて読み出され、携帯電話機1の利用者は上記同様
のサービスを利用することが可能となる。
【0112】また、本発明は、上述したような鉄道に乗
車するための乗車券に限らず、他の交通機関の乗車券
や、航空機に搭乗するための搭乗券や、船舶に乗船する
ための乗船券等にも適用することができる。
【0113】(電子チケット販売サービス)図4は、図
1に示した携帯電話機1を利用した電子チケット販売サ
ービスを説明するための図であり、(a)は電子チケッ
トを購入する際の処理を説明するための図、(b)は電
子チケットを用いてイベントに参加する際の処理を説明
するための図である。
【0114】携帯電話機1の利用者が、所望のイベント
のチケットを購入する場合、まず、そのチケット販売元
610が運営するサイトに携帯電話機1を用いてアクセ
スし、このサイトを用いて電子チケットの購入を要求す
る。なお、その際、チケットの代金等の決済について
も、携帯電話機1の利用者とチケット販売元610との
間にて取り決める。
【0115】すると、サイトから、イベントに参加する
ための電子チケットが携帯電話機1に対して送信され、
携帯電話機1のアンテナ10及び無線通信部20を介し
て受信される。
【0116】アンテナ10及び無線通信部20を介して
受信された電子チケットは、制御部40における制御に
よって、接触I/F部50,61を介してタグ60に与
えられ、さらに、制御部62における制御によって、タ
グ60に与えられた電子チケットがメモリ63に書き込
まれる。
【0117】その後、携帯電話機1の利用者がイベント
会場に行き、イベント会場に設けられた入場ゲート62
0に携帯電話機1をかざす、あるいは携帯電話機1を所
持した状態で入場ゲート620を通過すると、入場ゲー
ト620からの電磁誘導によりアンテナ90から通信部
64及び制御部62に対して接触I/F部70,65を
介して電流が供給される。
【0118】すると、制御部62における制御によって
メモリ63に書き込まれた電子チケットが読み出され、
読み出された電子チケットが、通信部64において入場
ゲート620にて情報の読み出しが可能な周波数信号に
変換され、接触I/F部65,70及びアンテナ90を
介して入場ゲート620に対して送信される。
【0119】入場ゲート620にて所定の電子チケット
が読み出されると、利用者はイベントへの参加が可能と
なる。
【0120】なお、上述したような電子チケット販売サ
ービスにおいても、接触型ICカードと非接触型ICカ
ードとを組み合わせたコンビネーションカードを用いて
利用することができる。
【0121】その場合、チケット販売元610から電子
チケットをダウンロードする際に、コンビネーションカ
ードに設けられた接点が図1に示した携帯電話機1の接
触I/F部50と接続されるようにコンビネーションカ
ードを携帯電話機1に装着し、その状態において、ダウ
ンロードした電子チケットをコンビネーションカードに
書き込み、その後、イベント会場において、コンビネー
ションカードや、コンビネーションカードが装着された
携帯電話機1を入場ゲート620にかざすことにより、
コンビネーションカードに書き込まれた電子チケットが
入場ゲート620にて読み出され、携帯電話機1の利用
者は上記同様のサービスを利用することが可能となる。
【0122】また、入場ゲート620において、タグ6
0に予め書き込まれている利用者に関する情報を読み出
して集計するように構成すれば、イベントに参加した参
加者の年齢や性別等、参加者の傾向を調査することもで
きる。
【0123】(電子財布としての利用)近年、クレジッ
トカードに加えて、金融機関のキャッシュカードを用い
て決済を行うデビットカードサービスが普及し始めてい
る。デビットカードサービスにおいては、利用者は、指
定された店舗等にて商品を購入する際、クレジットカー
ドの代りにキャッシュカードを提示するとともに暗証番
号を端末に入力する。すると、キャッシュカードに書き
込まれた情報と端末に入力された暗証番号とが金融機関
のコンピュータに送信され、金融機関のコンピュータに
て送信されてきた情報に基づいて認証が行われ、商品の
代金が残高以下であれば支払手続が完了するというしく
みとなっている。
【0124】また、金融機関から所望の金額を電子マネ
ーとしてICカードに書き込んでおき、このICカード
を利用して商品等の購入を行うことができるサービスも
普及し始めている。
【0125】このようなデビットカードサービスや電子
マネーを用いた商品購入においても、本形態における携
帯電話機を利用することができる。
【0126】図5は、図1に示した携帯電話機1を電子
財布として利用する場合の処理を説明するための図であ
り、(a)は電子マネーを携帯電話機1にチャージする
際の処理を説明するための図、(b)は携帯電話機1に
チャージされた電子マネーを用いて商品等を購入する際
の処理を説明するための図である。
【0127】携帯電話機1の利用者が携帯電話機1を電
子財布として利用する場合は、まず、利用者が口座を開
設している金融機関710の自分の口座から所望の金額
を電子マネーとして引き出しておく。
【0128】携帯電話機1の利用者は、金融機関710
の自分の口座から所望の金額を電子マネーとして引き出
す場合、無線回線を介して金融機関710に対して所望
の金額の引き出しを要求する。
【0129】すると、金融機関710から利用者が要求
した金額が電子マネーとして送信されてくる。
【0130】金融機関710から送信されてきた電子マ
ネーは、携帯電話機1のアンテナ10及び無線通信部2
0を介して受信され、制御部40における制御によっ
て、接触I/F部50,61を介してタグ60に与えら
れ、さらに、制御部62における制御によってメモリ6
3にチャージされる。
【0131】その後、携帯電話機1の利用者が店舗等に
行き、所望の商品等を購入する場合、該店舗のレジ72
0に携帯電話機1をかざすと、レジ720からの電磁誘
導によりアンテナ90から通信部64及び制御部62に
対して接触I/F部70,65を介して電流が供給され
る。
【0132】すると、制御部62における制御によって
メモリ63にチャージされた電子マネーが読み出され、
読み出された電子マネーが、通信部64において、レジ
720にて情報の読み出しが可能な周波数信号に変換さ
れ、接触I/F部65,70及びアンテナ90を介して
レジ720に対して送信される。
【0133】レジ720においては、携帯電話機1から
読み出した電子マネーの残高と商品等の価格とを比較
し、商品等の価格が残高以下であれば支払手続を完了
し、携帯電話機1から読み出した電子マネーの残高から
商品等の価格を差し引いた金額情報を携帯電話機1に送
信する。
【0134】レジ720から送信された金額情報は、携
帯電話機1のアンテナ90にて受信されるとともに、レ
ジ720からの電磁誘導によりアンテナ90からタグ6
0内の通信部64及び制御部63に対して接触I/F部
70,65を介して電流が供給され、それにより、アン
テナ90にて受信された金額情報が接触部I/F部7
0,65を介して通信部64にて受信され、制御部62
における制御によってメモリ63に残高として書き込ま
れる。
【0135】また、レジ720にて差し引かれた金額
は、公衆網730を介して金融機関710に対して要求
され、その後、金融機関710における携帯電話機1の
利用者の口座から店舗等に支払われる。
【0136】また、利用者が、携帯電話機1のメモリ6
3にチャージされている金額を確認する場合は、利用者
が所定の操作を行うと、制御部62における制御によ
り、メモリ63にチャージされた金額が読み出され、読
み出された金額が接触I/F部61,50を介して制御
部40に与えられる。
【0137】その後、制御部40における制御により、
メモリ63から読み出された金額が表示部30に表示さ
れる。
【0138】なお、上述したようなサービスにおいて
も、接触型ICカードと非接触型ICカードとを組み合
わせたコンビネーションカードを用いて利用することが
できる。
【0139】その場合、金融機関710から所定の金額
を電子マネーとして引き出す際に、コンビネーションカ
ードに設けられた接点が図1に示した携帯電話機1の接
触I/F部50と接続されるようにコンビネーションカ
ードを携帯電話機1に装着し、その状態において、引き
出した電子マネーをコンビネーションカードに書き込
み、その後、店舗等において、コンビネーションカード
や、コンビネーションカードが装着された携帯電話機1
をレジ720にかざすことにより、コンビネーションカ
ードにチャージされた電子マネーがレジ720にて読み
出され、携帯電話機1の利用者はコンビネーションカー
ドにチャージされた電子マネーを用いて商品等を購入す
ることが可能となる。
【0140】(その他のアプリケーション)図1に示し
た携帯電話機1においては、タグ60内に、電話番号や
加入者ID等の個人を識別可能な情報が予め書き込まれ
ているため、この情報を情報書込/読出装置にて読み出
せば、個人認証を行うこともできる。これにより、携帯
電話機1の利用者は、携帯電話機1を所持しているだけ
で、個人認証が必要となる様々なサービスを受けること
が可能となる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
無線回線を介して受信した情報を、携帯電話機を動作さ
せるために携帯電話機に装着されたタグ内に書き込むこ
とができるとともに、タグに対して、非接触型ICカー
ドに対して情報の書き込み及び読み出しを行う情報書込
/読出装置によって、非接触状態にて情報の書き込み及
び読み出しを行うことができるため、携帯電話機を非接
触型ICカードとして用いることができ、非接触型IC
カードが利用可能なサービスにおいて、サービス毎に設
定された非接触型ICカードを用いなくても、携帯電話
機を所持しているだけでそのサービスを利用することが
可能となる。
【0142】また、従来のU−SIMチップと同様に携
帯電話機に対してタグを交換するだけで、1つの携帯電
話機を複数の利用者が利用する場合や、一人の利用者が
複数の携帯電話機を利用する場合や、利用者が携帯電話
機を買い替える場合等に利用者情報を容易に携帯電話機
に与えることができる。
【0143】また、タグに書き込まれた情報を第2のア
ンテナに与える際や第2のアンテナにて受信された情報
をタグに与える際、携帯電話機の筐体に設けられた第2
の接触部とタグに設けられた第2の接点との電気的接触
を介して情報の授受が行われる構成としたため、セキュ
リティ性を向上させることができる。
【0144】また、タグに書き込まれた情報を電気的接
触を介して携帯電話機の筐体に与え、筐体の表示部に表
示させるものにおいては、携帯電話機の利用者が、タグ
に書き込まれた電子マネーの残高等の情報を確認するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機の実施の一形態を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示した携帯電話機の構造を示す図であ
り、(a)はタグが筐体に装着された状態を示す図、
(b)はタグの表面構造を簡単に示す図、(c)はタグ
の裏面構造を簡単に示す図である。
【図3】図1に示した携帯電話機を利用した交通機関に
おける電子乗車券販売サービスを説明するための図であ
り、(a)は電子乗車券を購入する際の処理を説明する
ための図、(b)は電子乗車券を用いて鉄道に乗車する
際の処理を説明するための図である。
【図4】図1に示した携帯電話機を利用した電子チケッ
ト販売サービスを説明するための図であり、(a)は電
子チケットを購入する際の処理を説明するための図、
(b)は電子チケットを用いてイベントに参加する際の
処理を説明するための図である。
【図5】図1に示した携帯電話機を電子財布として利用
する場合の処理を説明するための図であり、(a)は電
子マネーを携帯電話機1にチャージする際の処理を説明
するための図、(b)は携帯電話機にチャージされた電
子マネーを用いて商品等を購入する際の処理を説明する
ための図である。
【図6】非接触型ICカードの構造の一例を示す図であ
り、(a)は内部の構造を示す図、(b)は断面図であ
る。
【図7】非接触型ICタグが装着された携帯電話機の一
構成例を示すブロック図である。
【図8】U−SIMチップが装着された携帯電話機の一
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2,3,5,7 接点 4 蓋 9 筐体 10,90 アンテナ 20 無線通信部 30 表示部 40,62 制御部 50,61,65,70 接触I/F部 60 タグ 63 メモリ 64 通信部 80 電源部 510 鉄道会社 520 改札ゲート 610 チケット販売元 620 入場ゲート 710 金融機関 720 レジ 730 公衆網
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/21 H04M 11/00 302 1/725 H04B 7/26 E 11/00 302 M V Fターム(参考) 5K012 AA02 AA06 AB05 AC06 AC10 BA18 5K023 AA02 AA07 LL05 MM00 MM25 NN07 5K027 AA11 BB01 HH26 KK06 MM03 5K067 BB04 BB21 BB34 DD17 EE02 EE35 FF23 GG01 GG11 HH22 HH23 KK03 KK17 5K101 LL12 NN18 NN25 NN40 PP04

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触状態にて情報の書き込み及び読み
    出しが可能なタグが着脱可能に構成された携帯電話機の
    筐体であって、 当該携帯電話機として無線回線を介して通信を行うため
    の第1のアンテナと、 前記第1のアンテナを介して受信された情報を前記タグ
    に書き込むとともに、前記タグに書き込まれた情報を取
    得するために前記タグと電気的に接触する第1の接触部
    と、 前記タグに対して非接触状態にて書き込みあるいは読み
    出される情報を受信あるいは送信するための第2のアン
    テナと、 前記第2のアンテナを介して受信された情報を前記タグ
    に与えるとともに、前記第2のアンテナを介して送信さ
    れる情報を前記タグから取得するために前記タグと電気
    的に接触する第2の接触部とを有することを特徴とす
    る、携帯電話機の筐体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯電話機の筐体にお
    いて、 前記第2のアンテナは、当該筐体から取り外し可能な部
    位に設けられていることを特徴とする、携帯電話機の筐
    体。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の携帯電
    話機の筐体において、 前記タグに書き込まれた情報を表示する表示部を有する
    ことを特徴とする、携帯電話機の筐体。
  4. 【請求項4】 携帯電話機に取り外し可能に装着され、 前記携帯電話機を動作させるために必要となる情報が書
    き込まれるとともに情報の書き込み及び読み出しが可能
    な記憶手段と、 前記記憶手段に書き込まれた情報を前記携帯電話機に与
    えるとともに無線回線を介して前記携帯電話機にて受信
    された情報を取得するために前記携帯電話機と電気的に
    接触する第1の接点とを有してなるタグにおいて、 前記携帯電話機に設けられたアンテナと電気的に接続さ
    れるための第2の接点と、 前記第2の接点に接続され、前記記憶手段に対する情報
    の書き込み及び読み出しを前記アンテナを介して非接触
    状態にて行うための通信手段とを有することを特徴とす
    るタグ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のタグにおいて、 前記第2の接点は、前記第1の接点とは反対の面に設け
    られていることを特徴とするタグ。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のタグにおいて、 前記第2の接点は、前記第1の接点と同一面に設けられ
    ていることを特徴とするタグ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のタグにおいて、 前記第2の接点は、前記第1の接点を構成する部位の一
    部に形成されていることを特徴とするタグ。
  8. 【請求項8】 携帯電話機に取り外し可能に装着され、 前記携帯電話機を動作させるために必要となる情報が書
    き込まれるとともに情報の書き込み及び読み出しが可能
    な記憶手段と、 前記記憶手段に書き込まれた情報を前記携帯電話機に与
    えるとともに無線回線を介して前記携帯電話機にて受信
    された情報を取得するために前記携帯電話機と電気的に
    接触する接点とを有してなるタグにおいて、 前記記憶手段に対する情報の書き込み及び読み出しを非
    接触状態にて行うためのアンテナ及び通信手段を有する
    ことを特徴とするタグ。
  9. 【請求項9】 所定の情報が書き込まれたタグが装着さ
    れることにより動作可能となる携帯電話機であって、 前記タグに対する情報の書き込み及び読み出しが、非接
    触状態にて可能であることを特徴とする携帯電話機。
  10. 【請求項10】 非接触状態にて情報の書き込み及び読
    み出しが可能なタグが取り外し可能に装着された携帯電
    話機であって、 当該携帯電話機として無線回線を介して通信を行うため
    の第1のアンテナと、 前記第1のアンテナを介して受信された情報を前記タグ
    に書き込むとともに、前記タグに書き込まれた情報を取
    得するために前記タグと電気的に接触する第1の接触部
    と、 前記タグに対して非接触状態にて書き込みあるいは読み
    出される情報を受信あるいは送信するための第2のアン
    テナと、 前記第2のアンテナを介して受信された情報を前記タグ
    に与えるとともに、前記第2のアンテナを介して送信さ
    れる情報を前記タグから取得するために前記タグと電気
    的に接触する第2の接触部とを有し、 前記タグは、 前記第1の接触部と電気的に接触する第1の接点と、 前記第2の接触部と電気的に接触する第2の接点と、 前記携帯電話機を動作させるために必要となる情報が書
    き込まれるとともに、前記第1及び第2の接点を介して
    の情報の書き込み及び読み出しが可能な記憶手段と、 前記第2の接点に接続され、前記記憶手段に対する情報
    の書き込み及び読み出しを前記アンテナを介して非接触
    状態にて行うための通信手段とを有することを特徴とす
    る携帯電話機。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の携帯電話機におい
    て、 前記第2のアンテナは、当該筐体から取り外し可能な部
    位に設けられていることを特徴とする携帯電話機。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
    携帯電話機において、 前記記憶手段に書き込まれた情報を表示する表示部を有
    することを特徴とする携帯電話機。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至12のいずれか1項に
    記載の携帯電話機を交通機関に乗車する際に使用する携
    帯電話機の使用方法であって、 前記第1のアンテナを介して前記無線回線から乗車券を
    取得し、 前記取得した乗車券を前記第1の接触部及び前記第1の
    接点を介して前記記憶手段に書き込み、 前記記憶手段に書き込まれた乗車券を、前記第2の接
    点、前記第2の接触部及び前記第2のアンテナを介して
    非接触状態にて読み出すことを特徴とする、携帯電話機
    の使用方法。
  14. 【請求項14】 請求項10乃至12のいずれか1項に
    記載の携帯電話機を電子チケットとして使用する携帯電
    話機の使用方法であって、 前記第1のアンテナを介して前記無線回線から前記電子
    チケットを取得し、 前記取得した電子チケットを前記第1の接触部及び前記
    第1の接点を介して前記記憶手段に書き込み、 前記記憶手段に書き込まれた電子チケットを、前記第2
    の接点、前記第2の接触部及び前記第2のアンテナを介
    して非接触状態にて読み出すことを特徴とする、携帯電
    話機の使用方法。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載の携帯電話機に所望
    の金額を電子マネーとしてチャージし、該チャージされ
    た電子マネーを用いて商品を購入する携帯電話機の使用
    方法であって、 前記第1のアンテナを介して前記無線回線から所望の金
    額を電子マネーとして取得し、 前記取得した電子マネーを前記第1の接触部及び前記第
    1の接点を介して前記記憶手段に書き込み、 前記記憶手段に書き込まれた電子マネーを、前記第2の
    接点、前記第2の接触部及び前記第2のアンテナを介し
    て非接触状態にて読み出すことを特徴とする、携帯電話
    機の使用方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の携帯電話機の使用
    方法において、 前記記憶手段に書き込まれた電子マネーの金額から前記
    商品の購入代金を差し引いた金額を、前記第2のアンテ
    ナ、前記第2の接触部及び前記第2の接点を介して非接
    触状態にて前記記憶手段に書き込むことを特徴とする、
    携帯電話機の使用方法。
  17. 【請求項17】 請求項15または請求項16に記載の
    携帯電話機の使用方法において、 前記記憶手段に書き込まれた電子マネーの金額を、前記
    第1の接点及び前記第1の接触部を介して前記表示部に
    表示させることを特徴とする、携帯電話機の使用方法。
  18. 【請求項18】 請求項10乃至12のいずれか1項に
    記載の携帯電話機を用いた認証方法であって、 前記記憶手段に、所定の識別情報を予め書き込んでお
    き、 前記記憶手段に書き込まれた識別情報を、前記第2の接
    点、前記第2の接触部及び前記第2のアンテナを介して
    非接触状態にて読み出すことにより個人認証を行うこと
    を特徴とする、携帯電話機を用いた認証方法。
  19. 【請求項19】 接触状態にて情報の書き込み及び読み
    出しを行うための端子を有するとともに非接触状態にて
    情報の書き込み及び読み出しが可能な記録媒体を、請求
    項10乃至12のいずれか1項に記載の携帯電話機に装
    着し、前記記録媒体が装着された携帯電話機を交通機関
    に乗車する際に使用する携帯電話機の使用方法であっ
    て、 前記記録媒体に設けられた前記端子を前記第1の接触部
    と接続し、 前記第1のアンテナを介して前記無線回線から乗車券を
    取得し、 前記取得した乗車券を前記第1の接触部及び前記端子を
    介して前記記録媒体に書き込み、 前記記録媒体に書き込まれた乗車券を該記録媒体から非
    接触状態にて読み出すことを特徴とする、携帯電話機の
    使用方法。
  20. 【請求項20】 接触状態にて情報の書き込み及び読み
    出しを行うための端子を有するとともに非接触状態にて
    情報の書き込み及び読み出しが可能な記録媒体を、請求
    項10乃至12のいずれか1項に記載の携帯電話機に装
    着し、前記記録媒体が装着された携帯電話機を電子チケ
    ットとして使用する携帯電話機の使用方法であって、 前記記録媒体に設けられた前記端子を前記第1の接触部
    と接続し、 前記第1のアンテナを介して前記無線回線から前記電子
    チケットを取得し、 前記取得した電子チケットを前記第1の接触部及び前記
    端子を介して前記記録媒体に書き込み、 前記記録媒体に書き込まれた電子チケットを非接触状態
    にて読み出すことを特徴とする、携帯電話機の使用方
    法。
  21. 【請求項21】 接触状態にて情報の書き込み及び読み
    出しを行うための端子を有するとともに非接触状態にて
    情報の書き込み及び読み出しが可能な記録媒体を、請求
    項12に記載の携帯電話機に装着し、前記記録媒体に所
    望の金額を電子マネーとしてチャージし、該チャージさ
    れた電子マネーを用いて商品を購入する携帯電話機の使
    用方法であって、 前記記録媒体に設けられた前記端子を前記第1の接触部
    と接続し、 前記第1のアンテナを介して前記無線回線から所望の金
    額を電子マネーとして取得し、 前記取得した電子マネーを前記第1の接触部及び前記端
    子を介して前記記録媒体に書き込み、 前記記録媒体に書き込まれた電子マネーを非接触状態に
    て読み出すことを特徴とする、携帯電話機の使用方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の携帯電話機の使用
    方法において、 前記記録媒体に書き込まれた電子マネーの金額を前記端
    子及び前記第1の接触部を介して前記表示部に表示させ
    ることを特徴とする、携帯電話機の使用方法。
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