JP2001283117A - バーチャルチケット発行システム - Google Patents

バーチャルチケット発行システム

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JP2001283117A
JP2001283117A JP2001018090A JP2001018090A JP2001283117A JP 2001283117 A JP2001283117 A JP 2001283117A JP 2001018090 A JP2001018090 A JP 2001018090A JP 2001018090 A JP2001018090 A JP 2001018090A JP 2001283117 A JP2001283117 A JP 2001283117A
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ticket
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Masahiko Shirohata
正彦 白籏
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NEBAARANDO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】購入の手間がかからず、購入の代金決済を円滑
に行うことが可能であり、しかも、有効なバーチャルチ
ケットを所持しているかの確認を速やかに、確実に行う
ことを可能とするバーチャルチケット発行システム(装
置)を提供する。 【解決手段】バーチャルチケット発行システムは、
(A)チケットに相当するデジタルデータを発行する配
信用サーバー10、(B)通信手段、記憶装置、及び、
認証表示・発信手段41を備え、通信回線12を介して
通信手段によって配信用サーバー10にアクセス可能で
あり、配信用サーバー10から通信回線を介してダウン
ロードされた該デジタルデータを記憶装置に記憶可能な
携帯情報機器20、(C)発行されたデジタルデータの
購入代金の決済を行うための決済手段11、(D)記憶
手段に記憶されたデジタルデータに基づき認証表示・発
信手段41に表示されたデータの認証を行う認証手段5
0から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーチャルチケッ
ト発行システム(装置)に関し、更に詳しくは、従来、
紙等で作製されているチケットに代わるバーチャルチケ
ットの発行等を行うバーチャルチケット発行システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンサート等の各種の催し
物を開催するためには、会場に入場できる人数等に制限
があるが故に、予めチケット(入場券等)を発行し、こ
のチケットを購入した者が入場できるようになってい
る。通常、チケットは、チケットを販売する店舗で購入
するか、インターネット等を介しての購入申込みを行
い、代金が支払われたことが確認された後、申込者に送
付されてくる。また、鉄道や航空機のチケット(入場
券、乗車券、周遊券、搭乗券等)についても、同様に、
チケットを販売している場所に購入者が出向いて購入す
るか、駅等の出札口や窓口においてチケットを購入する
か、あるいは又、インターネット等を介しての購入申込
みを行い、代金が支払われたことが確認された後、申込
者に送付されてくる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなチケットの購入においては、購入者がチケットを販
売している場所まで出向かなければならない。あるいは
又、チケットの申込みから購入者の手元に届くまでにか
なりの時間を要するだけでなく、代金の決済が複雑であ
り、インターネットが普及している現在の商取引にそぐ
わないといった問題がある。
【0004】また、催し物に入場する多数の入場者が有
効なチケットを所持しているかの確認や、例えば交通機
関を利用するために改札口等を通過する多数の乗降客が
有効なチケットを所持しているかの確認を、速やかに、
短時間に、且つ、確実に、しかも簡便な方法にて行う技
術に対する強い要望がある。
【0005】従って、本発明の目的は、所謂バーチャル
チケットを購入する際に手間がかからず、しかも、バー
チャルチケットの購入と代金決済を円滑に行うことが可
能であり、しかも、所持者が有効なバーチャルチケット
を所持、所有しているかの確認を、速やかに、短時間
に、且つ、確実に、容易に行うことを可能とするバーチ
ャルチケット発行システム(装置)を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のバーチャルチケット発行システム(装置)
は、(A)チケットに相当するデジタルデータを発行す
る配信用サーバーと、(B)通信手段、記憶装置、及
び、認証表示・発信手段を備え、通信回線を介して通信
手段によって配信用サーバーにアクセス可能であり、配
信用サーバーから通信回線を介してダウンロードされた
該デジタルデータを記憶装置に記憶可能な携帯情報機器
と、(C)発行されたデジタルデータの購入代金の決済
を行うための決済手段と、(D)記憶手段に記憶された
デジタルデータに基づき認証表示・発信手段に表示さ
れ、あるいは又、認証表示・発信手段から発信されたデ
ータの認証を行う認証手段、から成ることを特徴とす
る。
【0007】本発明のバーチャルチケット発行システム
において、決済手段は、通信回線を介して配信用サーバ
ー(コンテンツ・サーバーとも呼ばれる)に接続可能で
ある構成とすることができる。ここで、本明細書におけ
る「接続可能である」とは、所望のときに通信回線を介
して配信用サーバー等に接続できればよいことを意味
し、常時、通信回線を介して配信用サーバーに接続され
ている構成としてもよいし、配信用サーバーからの要求
あるいは携帯情報機器からの要求により、通信回線を介
して配信用サーバーに接続される構成としてもよい。
【0008】上記の態様を含む本発明のバーチャルチケ
ット発行システムにおいて、携帯情報機器は、通信回線
を介して通信手段によって決済手段にアクセス可能であ
る構成とすることもできる。
【0009】決済手段として、例えば、インターネット
経由で通信回線を介して通信手段によって配信用サーバ
ーにアクセスする場合には、所謂インターネット・プロ
バイダを挙げることができ、購入代金を、例えば配信用
サーバーからの要求に基づき、インターネット・プロバ
イダへの接続料金に含めることができる。あるいは又、
通信回線を所有する会社の通話料課金システムを挙げる
ことができ、購入代金を、例えば配信用サーバーからの
要求に基づき、通話料金に含めることができる。あるい
は又、クレジット会社や金融機関のクレジットカード決
済システム、デビットカード決済システムを挙げること
ができ、購入代金の決済を、例えば配信用サーバーから
の要求に基づき、クレジットカード、デビットカードに
よる決済とすることができる。更には、店舗(例えば、
コンビニエンス・ストア)におけるエレクトリック・コ
マース(EC)システムを挙げることができ、購入代金
の決済を、かかるECシステムに基づき行うことができ
る。具体的には、記憶手段に記憶されたデジタルデータ
に基づき認証表示・発信手段に表示され、あるいは又、
認証表示・発信手段から発信されたデータ(以下、便宜
上、認証用データと呼ぶ)を、店舗に置かれた端末機器
(例えば、レジスター)に読み取らせ、あるいは、受信
させ、かかる端末機器によって通信回線を介して配信用
サーバーに認証用データの正否を問い合わせ、認証用デ
ータが正の場合、購入者は現金支払いを行い、端末機器
にて入金があったことを配信用サーバーに通知する構成
とすることができる。あるいは又、電力会社の有する電
力料金課金システムを挙げることができ、購入代金を、
例えば配信用サーバーからの要求に基づき、電力料金に
含めることができる。尚、配信用サーバーに、チケット
購入者の各種情報(氏名、住所、電話番号、金融機関の
口座番号、クレジットカード番号、クレジットカードの
有効期限等)を登録しておけば、各種の決済処理を一層
容易、且つ、確実に行うことができる。
【0010】上述の各種態様を含む本発明のバーチャル
チケット発行システムにおいて、認証手段は、通信回線
を介して配信用サーバーに接続されている構成とするこ
とができる。この場合、携帯情報機器からの認証用デー
タを受け取った認証手段は配信用サーバーに認証用デー
タを送り、配信用サーバーによって判定された認証用デ
ータの正否の情報を受け取る。あるいは又、バーチャル
チケット発行システムは、通信回線を介して配信用サー
バーに接続された認証用サーバーを更に備え、認証手段
は認証用サーバーに接続されている構成とすることもで
きる。この場合、通信回線を介して配信用サーバーに接
続された認証用サーバーには、予め、配信用サーバーか
ら認証用データの正否を判定するデータが送られ(ダウ
ンロードされ)、認証用サーバーに記憶される。
【0011】上述の各種態様を含む本発明のバーチャル
チケット発行システムにおいて、携帯情報機器を、携帯
電話、あるいは、携帯電話とゲーム機との組合せ、PD
A(携帯情報端末,Personal Digital Assistant)から
構成することができる。携帯情報機器を携帯電話やPD
Aから構成する場合、認証表示・発信手段は携帯電話や
PDAに備えられた液晶表示装置から成り、携帯情報機
器を携帯電話とゲーム機の組合せから構成する場合、認
証表示・発信手段はゲーム機に備えられた液晶表示装置
から成る。そして、認証手段はバーコードリーダーある
いはCCDカメラから成り、記憶手段に記憶されたデジ
タルデータに基づき認証表示・発信手段に表示されるデ
ータ(認証用データ)をバーコードとすることができ
る。あるいは又、携帯情報機器を携帯電話やPDAから
構成する場合、認証表示・発信手段は携帯電話やPDA
に備えられた液晶表示装置から成り、携帯情報機器を携
帯電話とゲーム機の組合せから構成する場合、認証表示
・発信手段はゲーム機に備えられた液晶表示装置から成
る。そして、認証手段はCCDカメラから成り、記憶手
段に記憶されたデジタルデータに基づき認証表示・発信
手段に表示されるデータ(認証用データ)を画像(例え
ば幾何学模様といった静止画、あるいは、動画)とする
ことができる。場合によっては、液晶表示装置を、2枚
の液晶表示パネルを重ねた構造とし、下方の液晶表示パ
ネルに認証用データの一部としての画像を表示し、上方
の液晶表示パネルにも認証用データの一部としての別の
画像を表示し、重ね合わされた画像が認証用データとし
ての画像となる構成とすることもできる。認証用データ
としてのバーコードあるいは画像は、携帯情報機器毎に
(即ち、バーチャルチケット毎に)、固有のバーコード
あるいは画像とすることが好ましいが、複数の携帯情報
機器に対して(即ち、複数あるいは全てのバーチャルチ
ケットに対して)、1又は複数(数種)のバーコードあ
るいは画像とすることもできる。後者の場合にあって
は、認証手段は、配信用サーバーに認証用データを送ら
なくともよい。尚、これらの形態にあっては、更に、画
像情報としての座席番号等の情報を含ませることもでき
る。
【0012】上述の各種態様を含む本発明のバーチャル
チケット発行システムにおいて、携帯情報機器を携帯電
話やPDAから構成することができる。そして、この場
合、認証表示・発信手段は認証用データを微弱な電波と
して送信する送信手段から成り、認証手段は受信機から
成る構成とすることができる。尚、このような送受信シ
ステムにおけるプロトコルとして、無線LANのプロト
コルの1つであるブルートゥース(Bluetooth)を挙げ
ることができる。あるいは又、認証表示・発信手段は認
証用データとしての音を送信する送信手段から成り、認
証手段は受信機から成る構成とすることもできる。送信
手段から送信される認証用データは、携帯情報機器毎に
(即ち、バーチャルチケット毎に)、固有の認証用デー
タとすることが好ましいが、複数の携帯情報機器に対し
て(即ち、複数あるいは全てのバーチャルチケットに対
して)、1又は複数(数種)の認証用データとすること
もできる。後者の場合にあっては、認証手段は、配信用
サーバーに認証用データを送らなくともよい。尚、これ
らの形態にあっては、更に、画像情報としての座席番号
等の情報を含ませることもできる。
【0013】尚、例えばブルートゥースをプロトコルと
して用いた送受信システムを採用する場合、携帯情報機
器は受信手段を更に備え、認証手段は送信機を更に備
え、例えば、座席番号等の情報を認証手段を構成する送
信機から発信し、携帯情報機器に備えられた受信手段に
て受信し、携帯情報機器の記憶装置にかかる情報を記憶
し、併せて、かかる情報を携帯情報機器に備えられた表
示手段(例えば、液晶表示装置)に表示するような構成
とすることもできる。尚、認証手段を構成する送信機か
ら発信される情報は、配信用サーバーから認証手段が受
け取ればよく、あるいは又、配信用サーバーから認証用
サーバーを経由して認証手段が受け取ればよい。
【0014】また、例えばブルートゥースをプロトコル
として用いた送受信システムを採用する場合、例えば催
し物会場の入口付近に複数台の受信機を入口から異なる
距離の位置に配置し、あるいは又、改札口や搭乗口付近
に複数台の受信機を改札口や搭乗口から異なる距離の位
置に配置し、携帯情報機器を所持する者の接近を検出し
て、認証用データの解析を行い、入口や改札口、搭乗口
のゲートの開閉を制御することもできる。
【0015】チケットとして、コンサート、演劇、美術
展、スポーツ等の各種の催し物の入場券、あるいは、交
通機関の乗車券、定期券、入場券、周遊券、搭乗券、こ
れらの任意の組合せを挙げることができる。
【0016】1枚のチケットに相当するデジタルデータ
を、配信用サーバーにアクセスしている1つの携帯情報
機器にダウンロードする形態とすることもできるし、複
数枚のチケットに相当するデジタルデータを、配信用サ
ーバーにアクセスしている1つの携帯情報機器にダウン
ロードする形態とすることもできるし、複数のチケット
に相当するデジタルデータを、配信用サーバーにアクセ
スしている1つの携帯情報機器だけでなく、かかる携帯
情報機器からの指定に基づき他の携帯情報機器にダウン
ロードする形態とすることもできる。更には、1枚又は
複数枚のチケットに相当するデジタルデータを、配信用
サーバーにアクセスしている携帯情報機器以外の1又は
複数の携帯情報機器に、配信用サーバーにアクセスして
いる携帯情報機器の指定に基づきダウンロードする形態
とすることもできる。
【0017】チケットとしての本来の機能が無くなった
ときには、即ち、例えば、催し物会場に入場した場合に
は、あるいは又、交通機関に乗車し、搭乗した場合に
は、あるいは又、定期券の有効期限を過ぎた場合には、
配信用サーバー内のデータを消去し、あるいは配信用サ
ーバー内で無効のフラグを立て、あるいは又、携帯情報
機器の記憶装置に記憶されたデジタルデータを認証手段
によって消去すればよい。
【0018】配信用サーバーや認証用サーバーとして、
通常のコンピュータ(例えば、UNIX(登録商標)等
の各種オペレーション・システム(OS)を備えたデー
タベース・サーバー)を挙げることができる。通信回線
として、携帯情報機器や通信回路網に依存するが、イン
ターネット、ISDN回線を含む電話回線、ケーブルテ
レビ回線、光ファイバ、無線、あるいは、これらの組合
せ等を挙げることができる。通信回線を介しての携帯情
報機器と配信用サーバとの接続や決済手段との接続に
は、所謂インターネット・プロバイダが介在する形態も
含まれる。携帯情報機器は、通信手段、記憶装置(例え
ば、メモリーやハードディスクドライブ、フラッシュメ
モリから構成されたメモリーカード、メモリーカセット
等)、認証表示・発信手段の他に、CPU、各種キーや
ボタンから構成された入力手段を備えていることが好ま
しく、場合によっては、更に、表示手段としての液晶表
示装置を備えていることが好ましい。更には、その他、
例えばサウンド機能や省電力機能が備えられていてもよ
い。
【0019】チケットに相当するデジタルデータだけで
なく、配信用サーバーから通信回線を介してダウンロー
ドされる情報として、コンサート、演劇、美術展、スポ
ーツ等の各種の催し物における各種の情報、交通機関に
おける各種の情報を挙げることができる。例えばコンサ
ートの場合、公演者名、公演名、公演日時、公演場所、
金額、座席番号といった各種の情報を例示することがで
きる。また、例えば交通機関の場合、出発日時、運賃、
座席番号、列車番号や便名といった各種の情報を例示す
ることができる。そして、これらの情報を記憶装置に記
憶させておいてもよい。これによって、例えば催し物に
おいては、公演日時よりも一定の時間前に催し物の開催
についての情報を携帯情報機器に表示することができる
し、例えば列車に乗車し、あるいは、航空機に搭乗する
者に、乗車時刻あるいは搭乗時刻よりも一定の時間前に
乗車列車あるいは搭乗航空機についての情報を携帯情報
機器に表示することができる。これによって、携帯情報
機器を所持する者に注意を促すことができる。
【0020】更には、チケットに相当するデジタルデー
タだけでなく、予約番号や問い合わせ番号を携帯情報機
器に画像情報として記憶させておけば、使用者の操作ミ
スによって記憶装置に記憶されたチケットに相当するデ
ジタルデータが消去されてしまった場合にも、予約番号
や問い合わせ番号に基づき、チケットに相当するデジタ
ルデータの再発行や、紙に印刷されたチケットの発行、
入手が可能となる。
【0021】また、配信用サーバーから通信回線を介し
て入手可能な一般情報として、かかるチケットに関連し
た情報を挙げることができる。例えばコンサートの場
合、公演者名、公演名、公演日時、公演場所、金額、座
席予約状況といった各種の情報を例示することができ
る。また、例えば交通機関の場合、時刻表、運賃、座席
予約状況といった各種の情報を例示することができる。
【0022】本発明のバーチャルチケット発行システム
にあっては、通信回線を介してチケットに相当するデジ
タルデータを入手できるので、かかるデジタルデータの
入手は極めて容易である。また、所持者が有効なバーチ
ャルチケットを所持、所有しているか否かの確認を、速
やかに、短時間に、且つ、確実に、容易に行うことがで
きる。更には、例えば、購入代金を、インターネット・
プロバイダへの接続料金に含め、あるいは、通話料金に
含め、クレジットカードやデビットカードによる決済、
電力料金に含めれば、購入代金の決済を簡便、且つ、円
滑に行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0024】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
のバーチャルチケット発行システム(装置)に関する。
実施の形態1のバーチャルチケット発行システムの概念
図を図1に示す。このバーチャルチケット発行システム
は、チケットに相当するデジタルデータを管理、発行す
る配信用サーバー10と、不特定多数の携帯情報機器2
0(図1には、1つの携帯情報機器20を示す)と、発
行されたデジタルデータの購入代金の決済を行うための
決済手段と、認証手段50から構成されている。携帯情
報機器20は、通信手段、記憶装置、及び、認証表示・
発信手段を備え、通信回線12、インターネット・プロ
バイダ11、インターネット13を介して通信手段によ
って配信用サーバー10にアクセス可能であり、配信用
サーバー10から通信回線12を介してダウンロードさ
れたチケットに相当するデジタルデータを記憶装置に記
憶することが可能である。認証手段50は、携帯情報機
器20を構成する記憶手段に記憶されたデジタルデータ
に基づき認証表示・発信手段に表示されるデータ(認証
用データ)の認証を行う。
【0025】実施の形態1においては、記憶手段に記憶
されたデジタルデータに基づき認証表示・発信手段に表
示されるデータ(認証用データ)をバーコードとする。
【0026】決済手段は、通信回線を介して配信用サー
バー10に接続可能である。また、携帯情報機器20
は、通信回線12を介して、内蔵する通信手段によって
決済手段にアクセス可能である。実施の形態1における
決済手段は、具体的にはインターネット・プロバイダ1
1である。即ち、チケット購入代金は、インターネット
・プロバイダ11への接続料金に含まれる。
【0027】実施の形態1において、携帯情報機器20
は、携帯電話30とゲーム機40との組合せから構成さ
れており、携帯電話30とゲーム機40とはケーブルに
よって接続されている。ゲーム機40には、液晶表示装
置41、サウンド機能としてのスピーカー(図示せ
ず)、入力手段としての各種の操作用ボタン42、記憶
装置(図示せず)、メモリーカセット挿入部(図示せ
ず)が備えられている。尚、液晶表示装置41は認証表
示・発信手段としても機能し、記憶手段に記憶されたデ
ジタルデータに基づき作成された認証用データであるバ
ーコードを表示する。液晶表示装置41には、電源オン
マーク、セキュリティOKマーク、省電力モードマー
ク、電池警告マーク、スピーカーマーク、ヘッドホンマ
ーク等が表示可能である。一方、携帯電話30は、通信
手段として機能する。
【0028】認証手段50は、実施の形態1において
は、通信回線14を介して配信用サーバー10に接続さ
れているバーコードリーダー51である。このバーコー
ドリーダー51は、図2に模式的に示すように、認証用
データに相当するバーコードを読み取る読込部52と、
読み込んだバーコードを処理し、配信用サーバー10と
の間で通信回線14を介して情報のやり取りを行う制御
部53から構成されている。尚、バーコードリーダー5
1には、形態情報機器を構成するゲーム機40を載置す
る固定台54が備えられている。尚、図2においては、
バーコードリーダー51によって、携帯情報機器を構成
するゲーム機40の液晶表示装置41に表示されたバー
コードを読み取っている状態を模式的に示す。
【0029】バーチャルチケットの購入に際しては、バ
ーチャルチケットの購入のためのプログラムが記憶され
たメモリーカセット43をメモリーカセット挿入部に挿
入し、かかるプログラムをゲーム機40にロードする。
次に、携帯電話30を操作して、通信回線12を介して
インターネット・プロバイダ11に接続し、更に、イン
ターネット13経由で、配信用サーバー10にアクセス
する。具体的には、例えば、配信用サーバー10が運営
するホームページにアクセスする。そして、ホームペー
ジに掲載されている内容を検索し、確認する。かかる内
容として、例えばコンサートのバーチャルチケット購入
の場合、開催者名、公演者名、公演名、公演日時、公演
場所、金額(料金)、座席予約状況を挙げることができ
る。また、かかる内容として、例えば列車のバーチャル
チケットの購入の場合、交通機関名、時刻表、乗車日
時、列車名、列車番号、座席予約状況を挙げることがで
きる。更には、かかる内容として、例えば航空機のバー
チャルチケットの購入の場合、航空会社名、時刻表、搭
乗日時、便名、座席予約状況を挙げることができる。か
かる内容は、ゲーム機40の液晶表示装置41に表示さ
れる。
【0030】そして、所望のバーチャルチケットの購入
においては、ホームページに掲載された内容に基づき、
ゲーム機40の操作用ボタン42を操作して、所定の手
続きを実行する。手続きの完了後、配信用サーバー10
は、通信回線を介してインターネット・プロバイダ11
に対して、バーチャルチケットの代金支払いの可否を問
い合わせる。インターネット・プロバイダ11から
「可」の応答を配信用サーバー10が受け取ったなら
ば、配信用サーバー10は、チケットに相当するデジタ
ルデータを作成、発行する。そして、ゲーム機40の液
晶表示装置41に、チケットに相当するデジタルデータ
のダウンロードが可能となったことを表示する。その
後、ゲーム機40の操作用ボタン42を操作すること
で、配信用サーバー10から通信回線12を介してチケ
ットに相当するデジタルデータをダウンロードして、か
かるデジタルデータをゲーム機40に備えられた記憶装
置に記憶する。バーチャルチケットの購入代金は、イン
ターネット・プロバイダ11への接続料金に含まれる。
このようにして、携帯情報機器20を所持する者は、容
易に、しかも、短時間で、チケットに相当するデジタル
データ(バーチャルチケット)を入手することができ
る。また、購入代金をインターネット・プロバイダへの
接続料金に含めることができるので、購入代金の決済を
簡便、且つ、円滑に行うことができる。
【0031】尚、配信用サーバー10から通信回線12
を介してゲーム機40にダウンロードされる情報とし
て、チケットに相当するデジタルデータ以外にも、かか
るチケットに関連した情報(例えば催し物における公演
日時や公演場所、交通機関における乗車日時や例えば列
車番号、搭乗日時や便名)、予約番号や問い合わせ番号
を含めることができる。これらの情報は、ゲーム機40
を構成する記憶装置に、例えば画像情報として記憶され
る。これによって、バーチャルチケットを購入した者
は、後日、催し物等に関する情報の確認を行うことがで
きるし、チケットに相当するデジタルデータを間違って
消去した場合でも、チケットに相当するデジタルデータ
の再発行を依頼することが可能となる。尚、図1におい
ては、コンサートのバーチャルチケットの購入した際に
液晶表示装置41の表示される情報を例示した。
【0032】例えば催し物会場の入場口、改札口や搭乗
口(以下、これらを総称して入場口等70と呼ぶ)の近
傍に、認証手段50であるバーコードリーダー51を配
置しておく。バーコードリーダー51の制御部53は、
通信回線14を介して配信用サーバー10に接続されて
いる。
【0033】入場口等70の通過に際しては、携帯情報
機器20を構成するゲーム機40を認証手段50である
バーコードリーダー51に備えられた固定台54の上に
載せる。ゲーム機40の操作用ボタン42を操作するこ
とで、ゲーム機40の液晶表示装置41(認証表示・発
信手段に相当する)には、ゲーム機40の記憶手段に記
憶されたデジタルデータに基づき作成されたバーコード
(認証用データに相当する)が表示されている。このバ
ーコードを読込部52にて読み取り、読み込んだバーコ
ードを処理したバーコードリーダー51の制御部53は
配信用サーバー10に処理データを送る。処理データを
受け取った配信用サーバー10は、処理データの正否を
判断して、結果をバーコードリーダー51の制御部53
に送る。認証用データ(処理データ)が正の場合、即
ち、認証用データが真正あるいは有効な場合、制御部5
3からの信号に基づき、ブザー、ランプ等でその旨を係
員に知らせ、あるいは又、入場口等70のゲート71を
開く。このようにして、所持者が有効なバーチャルチケ
ットを所持、所有しているか否かの確認を、速やかに、
短時間に、且つ、確実に、容易に行うことができる。
【0034】尚、認証手段50をCCDカメラから構成
し、記憶手段に記憶されたデジタルデータに基づき認証
表示・発信手段(液晶表示装置41)に表示されるデー
タを画像(例えば幾何学模様といった静止画、あるいは
動画)とすることもできる。
【0035】認証用データとしてのバーコードあるいは
画像は、携帯情報機器毎に(即ち、バーチャルチケット
毎に)、固有のバーコードあるいは画像とすることが好
ましいが、場合によっては、複数の携帯情報機器に対し
て(即ち、複数あるいは全てのバーチャルチケットに対
して)、1又は複数(数種)のバーコードあるいは画像
とすることもできる。後者の場合にあっては、認証手段
50は1又は複数(数種)のバーコードあるいは画像の
正否(真正、有効性)を解析すればよいので、認証手段
50は配信用サーバー10に認証用データを送らなくと
もよい。
【0036】また、通信回線12、インターネット・プ
ロバイダ11、インターネット13を介して通信手段に
よって配信用サーバー10にアクセスする代わりに、通
信回線12、携帯電話網(プロバイダ機能を有する)、
インターネット13を介して通信手段によって配信用サ
ーバー10にアクセスすることも可能である。
【0037】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1の変形であり、携帯情報機器20が携帯電話30
のみから構成されている。その他のバーチャルチケット
発行システム(装置)の構成は実施の形態1と同様とす
ることができる。
【0038】バーチャルチケットの購入に際しては、バ
ーチャルチケットの購入のためのプログラムが記憶され
た携帯電話30を操作して、携帯電話30を、通信回線
12を介して通信回線会社が構成する携帯電話網15
(プロバイダ機能を有する)に接続し、更に、インター
ネット13経由で、配信用サーバー10にアクセスす
る。具体的には、例えば、配信用サーバー10が運営す
るホームページにアクセスする。そして、ホームページ
に掲載されている内容を検索し、確認する。かかる内容
は、実施の形態1にて説明したとおりである。尚、通信
回線12、インターネット・プロバイダ11、インター
ネット13を介して通信手段によって配信用サーバー1
0にアクセスすることも可能である。
【0039】そして、所望のバーチャルチケットの購入
においては、ホームページに掲載された内容に基づき、
携帯電話30の操作用ボタンを操作して、所定の手続き
を実行する。手続きの完了後、配信用サーバー10は、
通信回線を介して決済手段に相当する通信回線網を所有
する会社の通話料金課金システムに対して、バーチャル
チケットの代金支払いの可否を問い合わせる。かかる通
話料金課金システムから「可」の応答を配信用サーバー
10が受け取ったならば、配信用サーバー10は、チケ
ットに相当するデジタルデータを作成、発行する。そし
て、携帯電話30の液晶表示装置に、チケットに相当す
るデジタルデータのダウンロードが可能となったことを
表示する。その後、携帯電話30の操作用ボタンを操作
することで、配信用サーバー10から通信回線12を介
してチケットに相当するデジタルデータをダウンロード
して、かかるデジタルデータを携帯電話30に備えられ
た記憶装置に記憶する。バーチャルチケットの購入代金
は、通信回線を所有する会社の通話料課金システムに基
づき、通話料金に含めることができる。このようにし
て、携帯情報機器20を所持する者は、容易に、しか
も、短時間で、チケットに相当するデジタルデータ(バ
ーチャルチケット)を入手することができる。また、購
入代金を通話料金に含めることができるので、購入代金
の決済を簡便、且つ、円滑に行うことができる。
【0040】尚、配信用サーバー10から通信回線12
を介して携帯電話30にダウンロードされる情報とし
て、チケットに相当するデジタルデータ以外にも、かか
るチケットに関連した情報(例えば催し物における公演
日時や公演場所、交通機関における乗車日時や例えば列
車番号、搭乗日時や便名)、予約番号や問い合わせ番号
を含めることができる。これらの情報は、携帯電話30
を構成する記憶装置に、例えば画像情報として記憶され
る。これによって、バーチャルチケットを購入した者
は、後日、催し物等に関する情報の確認を行うことがで
きるし、チケットに相当するデジタルデータを間違って
消去した場合でも、チケットに相当するデジタルデータ
の再発行を依頼することが可能となる。
【0041】また、携帯電話30におけるプログラムに
基づき、例えば催し物においては、公演日時よりも一定
の時間前に、携帯情報機器20である携帯電話30を所
持する者に催し物の開催についての情報を携帯電話30
の液晶表示装置に表示することができるし、例えば列車
に乗車し、あるいは、航空機に搭乗する者に、乗車時刻
あるいは搭乗時刻よりも一定の時間前に乗車列車あるい
は搭乗航空機についての情報を携帯電話30の液晶表示
装置に表示することができる。これによって、携帯情報
機器を所持する者に注意を促すことができる。
【0042】入場口等70の近傍に、認証手段50であ
るバーコードリーダー51を配置しておく。バーコード
リーダー51の制御部53は、通信回線14を介して配
信用サーバー10に接続されている。
【0043】入場口等70の通過に際しては、携帯情報
機器20を構成する携帯電話30をバーコードリーダー
51に備えられた固定台54の上に載せる。携帯電話3
0の操作用ボタンを操作することで、携帯電話30の液
晶表示装置(認証表示・発信手段に相当する)には、携
帯電話30の記憶手段に記憶されたデジタルデータに基
づき作成されたバーコード(認証用データに相当する)
が表示されている。このバーコードを読込部52にて読
み取り、読み込んだバーコードを処理した制御部53は
配信用サーバー10に処理データを送る。処理データを
受け取った配信用サーバー10は、処理データの正否を
判断して、結果を制御部53に送る。認証用データ(処
理データ)が正の場合、即ち、認証用データが真正ある
いは有効な場合、制御部53からの信号に基づき、ブザ
ー、ランプ等でその旨を係員に知らせ、あるいは又、入
場口等70のゲート71を開く。このようにして、所持
者が有効なバーチャルチケットを所持、所有しているか
否かの確認を、速やかに、短時間に、且つ、確実に、容
易に行うことができる。
【0044】尚、認証手段50をCCDカメラから構成
し、記憶手段に記憶されたデジタルデータに基づき認証
表示・発信手段に表示されるデータを画像(例えば幾何
学模様といった静止画、あるいは動画)とすることもで
きる。
【0045】認証用データとしてのバーコードあるいは
画像は、携帯情報機器毎に(即ち、バーチャルチケット
毎に)、固有のバーコードあるいは画像とすることが好
ましいが、場合によっては、複数の携帯情報機器に対し
て(即ち、複数あるいは全てのバーチャルチケットに対
して)、1又は複数(数種)のバーコードあるいは画像
とすることもできる。後者の場合にあっては、認証手段
50は1又は複数(数種)のバーコードあるいは画像の
正否(真正、有効性)を解析すればよいので、認証手段
50は配信用サーバー10に認証用データを送らなくと
もよい。
【0046】(実施の形態3)実施の形態3は、実施の
形態1の変形である。実施の形態3においては、携帯情
報機器20が携帯電話30のみから構成されており、認
証表示・発信手段は送信手段から構成されている。ま
た、認証手段50は受信機から成る。認証表示・発信手
段と認証手段から構成された送受信システムにおけるプ
ロトコルをブルートゥースとする。その他のバーチャル
チケット発行システム(装置)の構成は実施の形態1と
同様とすることができる。実施の形態3のバーチャルチ
ケット発行システムの概念図を図3に示す。
【0047】バーチャルチケットの購入に際しては、実
施の形態2と同様の操作を行えばよいので、詳細な説明
は省略する。
【0048】入場口等70の近傍に、認証手段である受
信機60を配置しておく。受信機60は、通信回線14
を介して配信用サーバー10に接続されている。
【0049】入場口等70の通過に際しては、携帯情報
機器20を構成する携帯電話30に内蔵された認証表示
・発信手段に相当する送信手段から、認証用データを微
弱な電波に搬送して送信しておく。この送信は、携帯電
話30の機能によって自動的に行うこともできるし、携
帯電話30の所持者による操作用ボタンの操作によって
行うこともできる。尚、微弱な電波に乗せられた認証用
データは、携帯電話30の記憶手段に記憶されたデジタ
ルデータに基づき作成されている。この微弱な電波に乗
せられた認証用データを認証手段である受信機60にて
受信する。受信機60は、かかる認証用データを配信用
サーバー10に送る。認証用データを受け取った配信用
サーバー10は、認証用データの正否を判断して、結果
を認証手段である受信機60に送る。認証用データが正
の場合、即ち、認証用データが真正あるいは有効な場
合、受信機60からの信号に基づき、ブザー、ランプ等
でその旨を係員に知らせ、あるいは又、入場口等70の
ゲート71を開く。このようにして、所持者が有効なバ
ーチャルチケットを所持、所有しているか否かの確認
を、速やかに、短時間に、且つ、確実に、容器に行うこ
とができる。しかも、実施の形態2と異なり、非接触に
て所持者が有効なバーチャルチケットを所持、所有して
いるか否かの確認を行うことができる。
【0050】認証用データは、携帯情報機器毎に(即
ち、バーチャルチケット毎に)、固有の認証用データと
することが好ましいが、場合によっては、複数の携帯情
報機器に対して(即ち、複数あるいは全てのバーチャル
チケットに対して)、1又は複数(数種)の認証用デー
タとすることもできる。後者の場合にあっては、認証手
段は1又は複数(数種)の認証用データの正否(真正、
有効性)を解析すればよいので、認証手段である受信機
60は配信用サーバー10に認証用データを送らなくと
もよい。
【0051】(実施の形態4)実施の形態4は、実施の
形態3の変形である。実施の形態4においては、入場口
等70の付近に複数台の受信機60A,60Bを入場口
等70から異なる距離の位置に配置する。受信機60
A,60Bは、通信回線14を介して配信用サーバー1
0に接続されている。そして、携帯情報機器を所持する
者の接近を検出して、認証用データの解析を行い、入場
口等のゲートの開閉を制御する。その他のバーチャルチ
ケット発行システム(装置)の構成は実施の形態1と同
様とすることができる。実施の形態4のバーチャルチケ
ット発行システムにおける携帯情報機器に相当する携帯
電話30と、認証手段に相当する受信機60A,60B
の概念図を、図4に示す。
【0052】バーチャルチケットの購入に際しては、実
施の形態2と同様の操作を行えばよいので、詳細な説明
は省略する。
【0053】入場口等70の通過に際しては、実施の形
態3と同様に、携帯情報機器20を構成する携帯電話3
0に内蔵された認証表示・発信手段に相当する送信手段
から、認証用データを微弱な電波に搬送して送信してお
く。図4の一点鎖線にて囲まれた領域内に携帯電話30
を所持した者が入ってくると、この微弱な電波に乗せら
れた認証用データが認証手段である受信機60Aにて受
信される。受信機60Aは、かかる認証用データを配信
用サーバー10(図4には図示せず)に送る。認証用デ
ータを受け取った配信用サーバー10は、認証用データ
の正否を判断して、認証用データが真正あるいは有効な
場合、有効なバーチャルチケットを所持、所有している
所持者が入場口等70に接近してきたことを意味する侵
入フラッグをその内部に立てる。かかる所持者が入場口
等70を通過しようとして、図4の二点鎖線にて囲まれ
た領域内に入ってきたとき、微弱な電波に乗せられた認
証用データが認証手段である受信機60Bにて受信され
る。受信機60Bは入場口等70のそば(例えば、入場
口等70の入口部上方)に配置されている。受信機60
Bは、かかる認証用データを配信用サーバー10に送
る。認証用データを受け取った配信用サーバー10は、
侵入フラッグを確認して、その結果を受信機60Bに知
らせ、受信機60Bの制御に基づき、入場口等70のゲ
ート71を開く。このようにすることで、所持者が有効
なバーチャルチケットを所持、所有しているか否かを、
一旦、受信機60Aでの受信によって予め判断できるの
で、有効なバーチャルチケットを所持、所有している多
数の所持者が、一層速やかに入場口等を通過することが
できる。
【0054】(実施の形態5)実施の形態5は、実施の
形態1の変形である。図5に概念図を示す実施の形態5
のバーチャルチケット発行システムにおいては、通信回
線14を介して配信用サーバー10に接続された認証用
サーバー80が更に備えられている。また、複数の認証
手段50(図5においては、その内の1つを図示する)
は、通信回線(より具体的には、専用回線やケーブル、
配線)16を介して認証用サーバー80に接続されてい
る。通信回線14を介して配信用サーバー10に接続さ
れた認証用サーバー80には、予め、配信用サーバー1
0から認証用データの正否を判定するデータが送られ
(ダウンロードされ)、認証用サーバー80に記憶され
ている。その他のバーチャルチケット発行システム(装
置)の構成は実施の形態1と同様とすることができる。
【0055】入場口等70の通過に際しては、実施の形
態1と同様に、携帯情報機器20を構成するゲーム機4
0を認証手段であるバーコードリーダー51に備えられ
た固定台54の上に載せる。ゲーム機40の液晶表示装
置41(認証表示・発信手段に相当する)には、ゲーム
機40の記憶手段に記憶されたデジタルデータに基づき
作成されたバーコード(認証用データに相当する)が表
示されている。このバーコードを読込部52にて読み取
り、読み込んだバーコードを処理したバーコードリーダ
ー51の制御部53は、認証用サーバー80に処理デー
タを送る。処理データを受け取った認証用サーバー80
は、処理データの正否を判断して、結果をバーコードリ
ーダー51の制御部53に送る。認証用データ(処理デ
ータ)が正の場合、即ち、認証用データが真正あるいは
有効な場合、制御部53からの信号に基づき、ブザー、
ランプ等でその旨を係員に知らせ、あるいは又、入場口
等70のゲート71を開く。このようにして、所持者が
有効なバーチャルチケットを所持、所有しているか否か
の確認を、速やかに、短時間に、且つ、確実に、容易に
行うことができる。しかも、実施の形態1と異なり、認
証用データの正否の判定を認証用サーバー80が行うが
故に、配信用サーバー10に負荷がかかることがない。
【0056】尚、このような認証用サーバー80を備え
たバーチャルチケット発行システムを、実施の形態1の
変形例、変形例を含む実施の形態2〜実施の形態4にて
説明したバーチャルチケット発行システムに適用するこ
とができる。
【0057】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。実施の形態にて説明したバーチャルチケット発行シ
ステムを構成する各種の構成要素は例示であり、適宜変
更することができる。図1あるいは図5に示した例では
コンサートのバーチャルチケットを図示したが、バーチ
ャルチケットとして、交通機関の乗車券、定期券、入場
券、搭乗券、あるいは、これらと各種催し物の入場券の
任意の組合せとすることができる。決済手段も、インタ
ーネット・プロバイダ11への接続料金課金システムや
通信回線を所有する会社の通話料課金システムに限定す
るものではない。実施の形態2〜実施の形態4において
は、携帯電話の代わりにPDA(携帯情報端末)を使用
することもできる。
【0058】
【発明の効果】本発明のバーチャルチケット発行システ
ムにあっては、通信回線を介してチケットに相当するデ
ジタルデータを入手できるので、場所的制約、時間的制
約を受けることなく、かかるデジタルデータの入手は極
めて容易である。また、所持者が有効なバーチャルチケ
ットを所持、所有しているか否かの確認を、速やかに、
短時間に、且つ、確実に、容易に行うことができ、大量
の入場者等を容易に入場口等から入場、搭乗等させるこ
とが可能となる。更には、例えば、購入代金を、インタ
ーネット・プロバイダへの接続料金に含め、あるいは、
通話料金に含め、クレジットカード、デビットカードに
よる決済、電力料金に含めれば、購入代金の決済を簡
便、且つ、円滑に行うことができる。また、認証用デー
タと同時に座席番号を読み取れば、座席への速やかな誘
導が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1のバーチャルチケット発行
システムの概念図である。
【図2】バーコードリーダーによって、携帯情報機器を
構成するゲーム機の液晶表示装置に表示されたバーコー
ドを読み取っている状態を模式的に示す図である。
【図3】発明の実施の形態3のバーチャルチケット発行
システムの概念図である。
【図4】発明の実施の形態4のバーチャルチケット発行
システムにおける携帯情報機器に相当する携帯電話と認
証手段に相当する受信機の概念図である。
【図5】発明の実施の形態5のバーチャルチケット発行
システムの概念図である。
【符号の説明】
10・・・配信用サーバー、11・・・インターネット
・プロバイダ、12,14,16・・・通信回線、13
・・・インターネット、15・・・携帯電話網、20・
・・携帯情報機器、30・・・携帯電話、40・・・ゲ
ーム機、41・・・液晶表示装置、42・・・操作用ボ
タン、43・・・メモリーカセット、50・・・認証手
段、51・・・バーコードリーダー、52・・・読込
部、53・・・制御部、54・・・固定台、60,60
A,60B・・・受信機、70・・・入場口等、71・
・・ゲート、80・・・認証用サーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07B 1/00 G07B 1/00 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)チケットに相当するデジタルデータ
    を発行する配信用サーバーと、 (B)通信手段、記憶装置、及び、認証表示・発信手段
    を備え、通信回線を介して通信手段によって配信用サー
    バーにアクセス可能であり、配信用サーバーから通信回
    線を介してダウンロードされた該デジタルデータを記憶
    装置に記憶可能な携帯情報機器と、 (C)発行されたデジタルデータの購入代金の決済を行
    うための決済手段と、 (D)記憶手段に記憶されたデジタルデータに基づき認
    証表示・発信手段に表示され、あるいは又、認証表示・
    発信手段から発信されたデータの認証を行う認証手段、
    から成ることを特徴とするバーチャルチケット発行シス
    テム。
  2. 【請求項2】決済手段は、通信回線を介して配信用サー
    バーに接続可能であることを特徴とする請求項1に記載
    のバーチャルチケット発行システム。
  3. 【請求項3】携帯情報機器は、通信回線を介して通信手
    段によって決済手段にアクセス可能であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のバーチャルチケット
    発行システム。
  4. 【請求項4】認証手段は、通信回線を介して配信用サー
    バーに接続されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項に記載のバーチャルチケット発行
    システム。
  5. 【請求項5】(E)通信回線を介して配信用サーバーに
    接続された認証用サーバー、を更に備え、 認証手段は、認証用サーバーに接続されていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
    バーチャルチケット発行システム。
  6. 【請求項6】携帯情報機器は、携帯電話、あるいは、携
    帯電話とゲーム機との組合せから成ることを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のバーチャ
    ルチケット発行システム。
  7. 【請求項7】認証表示・発信手段は、液晶表示装置から
    成り、 認証手段は、バーコードリーダーあるいはCCDカメラ
    から成り、 記憶手段に記憶されたデジタルデータに基づき認証表示
    ・発信手段に表示されるデータは、バーコードであるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のバーチャルチケット発
    行システム。
  8. 【請求項8】認証表示・発信手段は、液晶表示装置から
    成り、 認証手段は、CCDカメラから成り、 記憶手段に記憶されたデジタルデータに基づき認証表示
    ・発信手段に表示されるデータは、画像であることを特
    徴とする請求項6に記載のバーチャルチケット発行シス
    テム。
  9. 【請求項9】携帯情報機器は、携帯電話から成ることを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載
    のバーチャルチケット発行システム。
  10. 【請求項10】認証表示・発信手段は、送信手段から成
    り、 認証手段は、受信機から成ることを特徴とする請求項9
    に記載のバーチャルチケット発行システム。
  11. 【請求項11】チケットは、催し物の入場券、あるい
    は、交通機関の乗車券、定期券、入場券、搭乗券である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1
    項に記載のバーチャルチケット発行システム。
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