JP5668131B2 - センタ装置、ショッピングシステム、ショッピング方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
一方、特許文献1には、店舗において商品を購入する際に、購入商品に貼付されたタグの清算フラグを携帯端末により0から1に書き換えるとともに、携帯端末の清算フラグを1から0に書き換え、決済に使用するカードが携帯端末を挿入されたときに携帯端末の清算フラグを0から1に、カードの清算フラグを1から0に書き換え、清算終了後にカードの清算フラグを0から1に書き換えることにより、タグ、携帯端末、カードの全ての清算フラグが全て1である場合に、店舗ゲートの通過が許可されることが記載されている。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の例について説明する。
図1は、本発明の実施形態によるショッピングシステムが提供するレジレスサービスの概要を示す図である。
レジレスサービスの利用者は、自身の携帯電話100からセンタサーバ200にアクセスし、店舗にて購入商品の支払に使用できる電子マネーとしてのバリューを購入する。購入したバリューは、携帯電話100に書き込まれる(ステップS1)。以下、バリューを購入し、携帯電話に購入したバリューを書き込むことを「チャージする」とも記載する。バリューの購入には、例えば、クレジットカード決済などを使用することができる。またチャージは、専用のチャージ装置により行なうこともできる。
図2は、本実施形態によるショッピングシステムの構成を示す図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。
商品に貼付される情報記録媒体としてのICタグ500は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグなどであり、商品の外観または内部に直接貼付されるか、または、取り付け紐などで商品に取り付けられる。主として無線周波数を通信に利用するRFIDタグは、データの記録用のメモリと、データの処理回路、データを無線周波数で搬送するためのアンテナとを備える。ICタグ500は、個々のICタグを識別するためのタグIDをメモリに記憶しており、このタグIDを商品IDとして用いる。さらに、ICタグ500のメモリには、商品の種別を示す情報や、価格の情報等が記憶されている。また、商品購入時には、購入した利用者の利用者ID及び購入日時の情報が書き込まれる。
なお、携帯電話100は、さらに、受話器及び送話器、ならびに、これらを制御する音声処理部(図示せず)をさらに備える。
通信部210は、通信部210は、ネットワーク910を介して携帯電話100と、ネットワーク920を介してカード会社サーバ310及びチャージ装置400と、ネットワーク930を介して金融機関システム350と、ネットワーク940を介して管理サーバ700と情報を送受信する。ネットワーク920、930はセキュアな企業間ネットワークであり、ネットワーク940はローカルネットワークである。例えば、ネットワーク920は、クレジット情報照会サービス(CAFIS(Credit And Finance Information Switching system)(登録商標)等)のネットワークであり、ネットワーク930は、マルチペイメントネットワークであり、ネットワーク940は店舗内LAN(Local Area Network)である。
登録部231は、携帯電話100から受信した情報に基づいて利用者情報を生成し、記憶部220へ登録する。購入処理部232は、携帯電話100からチャージ要求を受け、携帯電話100へチャージする処理を行なう。決済部233は、携帯電話100から受信した支払方法に応じた決済処理を行なう。照合部234は、利用者ID及び商品購入後のバリューと、購入代金とが設定された購入情報を受信し、記憶部220に記憶されている利用者情報内のバリューと照合して正当性を確認する。商品情報通知部235は、携帯電話100から受信した商品種別IDに対応した商品名を返送する。
インターネットバンキングサーバ360は、ネットワーク910を介して接続される携帯電話100などのコンピュータ端末へインターネットバンキングサービスを提供する。
金融機関通信装置370は、通信部371及び通知部372を備える。通信部371は、ネットワーク920を介してセンタサーバ200と情報を送受信したり、インターネットバンキングサーバ360と専用回線により情報を送受信したりする。通知部372は、センタサーバ200から受信した支払内容の情報をインターネットバンキングサーバ360に通知するとともに、インターネットバンキングによる支払が完了した旨の通知をセンタサーバ200に送信する。
図3は、購入確認装置600の内部構成を示すブロック部である。同図において、購入確認装置600は、近距離通信部610、タグ読取部620、購入確認部630、出力部640、ゲート制御部650、通知部660、及び、通信部670を備える。
近距離通信部610は、例えば、携帯電話100の記憶部130として使用されているICチップ内のデータを読み込むリーダであってもよく、赤外線通信などの近距離通信により携帯電話100と情報を送受信する通信装置であってもよい。タグ読取部620は、例えば、タグリーダであり、ベルトコンベア上を搬送される商品に貼付されたICタグ500内の情報を読み込む。購入確認部630は、近距離通信部610により携帯電話100から読み出した利用者IDと、タグ読取部620により購入商品のICタグ500から読み出した利用者IDとが合致することを確認する。出力部640は、ディスプレイやランプ、スピーカーなどであり、購入確認部630による照合結果を出力する。ゲート制御部650は、購入確認部630による照合結果に基づいて出口付近に設置されたゲート開閉を制御する。通知部660は、近距離通信部610により携帯電話100から読み出した利用者ID及びバリューと、タグ読取部620により購入商品のICタグ500から読み出した価格を合計した購入金額とを設定した購入情報を管理サーバ700へ通知する。通信部670は、店舗内LANなどのネットワークを介して管理サーバ700とデータを送受信する。
図6は、ICタグ500の記憶領域を示す図である。同図において、ICタグ500には、商品ID、商品種別ID、価格、購入フラグ、利用者ID、購入日時の情報を記憶するための記憶領域がある。決済前は、商品ID、商品種別ID、価格、及び、購入フラグのみが記録されており、購入済であるか否かを示す購入情報として用いる購入フラグの初期値は「未購入」(またはnull)である。携帯電話100による決済後、購入フラグは「購入済」に書き換えられ、利用者ID及び購入日時が書き込まれる。なお、利用者IDを購入情報として用いてもよい。つまり、利用者IDが書き込まれている場合は購入済、利用者IDが書き込まれていないときには未購入とする。
図10は、本実施形態によるショッピングシステムを用いたレジレスサービスの業務フローを示す図である。
まず、利用者は自身の携帯電話100からセンタサーバ200にアクセスして、レジレスショッピングのアプリケーションをダウンロードし、インストールする。このダウンロードに伴い、センタサーバ200にレジレスサービスの会員登録を行なう。
レジレスサービスでは、予め携帯電話100上の記憶部130に記録したバリューを利用して商品購入の即時決済を行なうため、当該サービス利用の前提としてバリューのチャージを行なう。これは、例えば、携帯電話100からセンタサーバ200にアクセスして行なってもよく、チャージ装置400を利用して行なってもよい。
チャージを行なった後、利用者は店舗に出向き、現物の商品を見ながら購入する商品を選ぶ。利用者は、携帯電話100により、購入商品のICタグ500から当該商品の価格の情報を読み出し、現在のバリューが当該商品の価格以上かを判断する。現在のバリューが商品の価格以上である場合、当該商品の価格を減算したバリューに更新するとともに、当該商品に付与されているICタグ500に購入済を示す情報と、利用者IDと、購入日時を書き込む。
利用者は、全ての購入商品について即時決済を行なうと、ゲートの手前に設置されている購入確認装置600に携帯電話100に記憶されている利用者ID及び現在のバリューを読み込ませ、商品をベルトコンベアに載せる。購入確認装置600は、ベルトコンベアにより運ばれる商品のICタグ500に記憶されている情報を読み出す。購入確認装置600は、携帯電話100から読み出した利用者IDと、全購入商品のICタグ500から読み出した利用者IDとが合致するかにより照合を行なう。購入確認装置600は、照合が成功した場合、ゲートを開放し、合致しないものが含まれている場合には、警告を出力し、ゲートは閉じたままとする。購入確認装置600は、利用者ID及びバリューと、購入金額とを設定した購入情報を管理サーバ700へ送信する。
管理サーバ700は、購入確認装置600から受信した購入情報を蓄積する。そして、1日一回などの所定の時間毎に、蓄積した購入情報をバッチ処理によりセンタサーバ200へ送信する。センタサーバ200は、購入情報内の利用者IDと対応づけて現在記憶しているバリューが、当該購入情報内の購入商品の価格の合計とバリューとを加算した金額と合致するかによって正当性を確認し、センタサーバ200が保持するバリューを更新する。
次に、図10に示す業務フローのステップS11〜S15におけるショッピングシステムの詳細な処理を説明する。
図10のステップS11における会員登録の詳細な処理を説明する。
利用者は、携帯電話100の入力部120により、レジレスショッピングのアプリケーションダウンロードサイトのURL(Universal Resource Locator)を入力するか、あるいは、当該アプリケーションダウンロードサイトのURLの情報を格納したQRコード(登録商標)などの二次元バーコードを撮像する等の方法によりURLを取得し、アクセスを指示する。続いて、利用者は、携帯電話100の入力部120により、氏名、住所、メールアドレス、携帯電話番号、クレジットカードのカード番号及び有効期限を示す決済情報、パスワード等の会員登録情報と、登録指示を入力する。
[5.2.1 エアチャージによるバリュー購入]
図11は、エアチャージによるバリュー購入におけるセンタサーバ200の処理フローを示す図である。
利用者は、エアチャージによりバリューを購入する場合、携帯電話100の入力部120によりチャージ手続開始指示を入力する。これにより、携帯電話100の情報送信部171は、チャージ要求をセンタサーバ200へ送信する。センタサーバ200の購入処理部232は、携帯電話100からチャージ要求を受信すると(ステップS21)、チャージ金額、支払方法、パスワードなどのチャージ情報を入力させるためのチャージ画面データを送信する(ステップS22)。携帯電話100の出力制御部172は、センタサーバ200から受信したチャージ画面データをディスプレイに表示する。利用者は、携帯電話100の入力部120により、チャージ金額、支払方法、パスワードを入力すると、情報送信部171は、この入力された情報をチャージ情報としてセンタサーバ200へ送信する。
なお、利用者情報に設定されているパスワードと、受信したパスワードが一致しないと判断した場合(ステップS24:NO)、購入処理部232は、エラーを携帯電話100に通知する(ステップS28)。
以下に、各支払方法に応じた、ステップS25における決済処理を説明する。
支払方法がクレジットカード払いを示している場合、センタサーバ200の決済部233は、受信した利用者IDにより特定された利用者情報の決済情報からクレジットカードのカード番号及び有効期限の情報を読み出す。決済部233は、読み出したクレジットカードのカード番号及び有効期限と、チャージ金額を示す請求金額とを設定したオーソリ要求をカード会社サーバ310へ送信する。
図12は、金融機関による決済におけるショッピングシステムの処理フローを示す。
携帯電話100から受信した支払方法の情報がインターネットバンキング払いを示している場合、センタサーバ200の決済部233は、インターネットバンキング払い、例えば、ペイジー(登録商標)などの電子決済サービスで用いられる決済番号を採番する(ステップS31)。決済部233は、生成した決済番号と利用者ID及びチャージ金額とを対応づけて記憶部220に書き込むと(ステップS32)、決済番号の情報を携帯電話100へ送信する(ステップS33)。
なお、上記においては、携帯電話100からインターネットバンキングサーバ360へアクセスしているが、利用者のパーソナルコンピュータなどを用いることでもよい。
図13は、チャージ装置400におけるバリュー購入の処理フローを示す図である。
チャージ装置400を用いてバリューを購入する場合、利用者は、携帯電話100の近距離通信部160を、チャージ装置400の近距離通信部430と通信可能な距離に近づける。チャージ装置400は、近距離通信部430により携帯電話100の記憶部130に記憶されている利用者IDを読み込む(ステップS51)。チャージ装置400の制御部420は、出力部440に支払い方法とチャージ金額の入力を指示する画面を表示させる(ステップS52)。利用者は、チャージ装置400の入力部450により、支払方法及びチャージ金額を入力する(ステップS53)。
図10のステップS13における商品のICタグ読み取り及び即時決済の詳細な処理を説明する。
図14は、商品のICタグ読み取り及び即時決済における携帯電話100の処理フローを示す。
利用者は、店舗に出向き、携帯電話100の入力部120により、レジレスショッピングアプリケーションの起動指示を入力する。利用者は、店舗内で現物の商品を見ながら購入商品を選び、携帯電話100のタグ読書部150により購入商品のICタグ500から当該商品の価格、商品種別ID、購入フラグの情報を読み出す(ステップS61)。購入フラグが購入済を示している場合、さらに、ICタグ500から利用者ID及び購入日時を読み出す。
また、利用者が入力部120により購入しない旨の指示を入力した場合(ステップS65:NO)、そのまま処理を終了する。
また、上記実施形態によれば、携帯電話100が記憶するバリューの残額が購入商品の価格より少ない場合に購入不可としているが、バリューの残額が不足している分の購入代金をクレジットカードにより支払うようにすることも可能である。
図10のステップS14における専用無人ゲートでのICタグ及び携帯電話読み取りの詳細な処理を説明する。
図15は、専用無人ゲートでのICタグ及び携帯電話読み取りにおける購入確認装置600の処理フローを示す。
利用者は、全ての購入商品について即時決済処理を行なうと、携帯電話100の近距離通信部160を、ゲートの手前に設置されている購入確認装置600の近距離通信部610と通信可能な距離に近づける。購入確認装置600の近距離通信部610は、携帯電話100の記憶部130に記憶されている利用者ID及びバリューを読み込む(ステップS81)。
図10のステップS15における売上情報の突合せの詳細な処理を説明する。
図16は、売上情報の突合せにおけるセンタサーバ200の処理フローを示す。
管理サーバ700の情報処理部720は、店舗営業終了後などの所定の時間に、前回の通知以降に記憶部730に書き込まれた、センタサーバ200に未送信の購入情報を読み出して送信する。センタサーバ200の照合部234は、購入情報を受信すると(ステップS91)、受信した購入情報それぞれについて、以下の処理を行なう。
[6.1 返品処理]
図17は、返品処理における返品装置800の処理フローを示す。
間違って商品を購入してしまったなどの理由により、一旦購入した商品を返品したい場合に備えて、返品装置800を店舗の各フロアや、購入確認装置600の前に設置しておく。利用者は、携帯電話100の近距離通信部160を、返品装置800の近距離通信部810と通信可能な距離に近づける。返品装置800の近距離通信部810は、携帯電話100の記憶部130に記憶されている利用者IDを読み込む(ステップS101)。次に、利用者は、返品する商品に貼付されているICタグ500を返品装置800のタグ読書部820が読み取り可能な距離に近づける。返品装置800のタグ読書部820は、ICタグ500から商品種別ID、価格、購入フラグ、利用者IDを読み取る(ステップS102)。
ステップS103において、ICタグ500から読み取った購入フラグが未購入を示している、または、ICタグ500に利用者IDが書き込まれていない、あるいは、携帯電話100から読み取った利用者IDとICタグ500から読み取った利用者IDとが合致しない場合(ステップS103:NO)、返品処理部830は返品できない旨のメッセージや音を出力させる(ステップS106)。
利用者は、購入履歴を確認したい場合、購入履歴確認指示を携帯電話100の入力部120により入力する。情報送信部171は、記憶部130に記憶されている履歴情報を読み出すと、読み出した履歴情報に設定されている商品種別IDをセンタサーバ200に送信する。センタサーバ200の商品情報通知部235は、記憶部220に記憶されている商品情報から、受信した商品種別IDに対応した商品名を読み出して携帯電話100に返送する。出力制御部172は、履歴情報に設定されている購入日時と、当該購入日時において購入した商品の商品種別IDに対応した商品名の一覧をディスプレイに表示させる。
また、購入確認装置600が携帯電話100の記憶部130に記憶されている利用者IDを読み込んだときに履歴情報内の商品種別IDも併せて読み込み、読み込んだ商品種別IDに対応した商品名をセンタサーバ200に問い合わせて取得して携帯電話100の記憶部130に書き込むことでもよい。この場合、購入確認装置600または管理サーバ700が予めセンタサーバ200から受信した商品情報を用いて商品名を取得するようにしてもよい。
可搬の端末装置としての携帯電話100の代わりに、ICカードを着脱可能な専用端末を用いることでもよい。この場合、店舗側で専用端末を用意し、利用者のIC電子マネーカードなどのICカードを当該専用端末に装着して使用する。専用端末側には、携帯電話100の記憶部130以外の各部を備え、IC電子マネーカードに携帯電話100の記憶部130を備えるようにする。
なお、セキュリティの確保のため、一般的な認証処理などを適用することにより、携帯電話100のICチップ上のバリューの加算は、センタサーバ200によるエアチャージ、チャージ装置400によるチャージ、返品装置800による返品処理のみを許可し、これらの装置以外からのバリューの加算処理は規制する。
上記実施形態によれば、レジレスサービスの利用者は、現物を確認して商品を選びながら決済手続を即時に行うため、レジカウンターでの待ち行列を緩和することが可能であり、顧客満足度の向上に寄与することができる。さらには、商品が本人により購入されたものであるかを確認し、この確認結果によって店舗からの退出を制限することが可能となる。また、不正なバリューの利用についても検出が可能である。加えて、誤って購入した商品についても、無人で返金処理を行なうことが可能である。
また、このサービスには、従来より店舗等で販売する商品に貼付されているICタグをそのまま用いることができる。ICタグのような非接触ICチップを利用することにより、どのような形状の商品にも適用が可能である。また、購入に使用する端末装置としては、利用者自身の携帯電話を利用することができる。
ICタグに記憶する価格をレンタル価格とすることにより、レンタルなどの営業形態にも適用可能である。
なお、上述の携帯電話100、センタサーバ200、カード会社サーバ310、インターネットバンキングサーバ360、金融機関通信装置370、チャージ装置400、購入確認装置600、管理サーバ700、返品装置800は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、携帯電話100の処理部170、センタサーバ200の処理部230、カード会社サーバ310の与信処理部313及び売上データ記録部314、インターネットバンキングサーバ360、金融機関通信装置370の通知部372、チャージ装置400の制御部420、購入確認装置600の購入確認部630及びゲート制御部650、管理サーバ700の情報処理部720、返品装置800の返品処理部830の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
110…通信部
120…入力部
130…記憶部(端末記憶部)
140…出力部
150…タグ読書部(読書部)
160…近距離通信部
170…処理部
171…情報送信部
172…出力制御部
173…情報制御部
200…センタサーバ(センタ装置)
210…通信部(受信部)
220…記憶部
230…処理部
231…登録部
232…購入処理部
233…決済部
234…照合部
235…商品情報通知部
310…カード会社サーバ
311…通信部
312…記憶部
313…与信処理部
314…売上データ記録部
350…金融機関システム
360…インターネットバンキングサーバ
370…金融機関通信装置
371…通信部
372…通知部
400…チャージ装置
410…通信部
420…制御部
430…近距離通信部
440…出力部
450…入力部
460…現金投入部
470…カード読取部
500…ICタグ(情報記録媒体)
600…購入確認装置
610…近距離通信部(端末装置読出部)
620…タグ読取部(記録媒体読出部)
630…購入確認部
640…出力部
650…ゲート制御部
660…通知部
670…通信部
700…管理サーバ(管理装置)
710…通信部
720…情報処理部
730…記憶部
800…返品装置
810…近距離通信部
820…タグ読書部
830…返品処理部
Claims (5)
- 端末装置で購入可能な金額を示すバリュー情報を管理するセンタ装置であって、
利用者識別情報とバリュー情報とを対応づけて記憶する記憶部と、
前記端末装置が記憶しているバリュー情報の値を情報記録媒体から読み取った購入商品の価格を減算した金額の値に更新する決済処理を実行し、当該情報記録媒体に購入済みを示す情報を書き込む前記端末装置を用いた購入処理において生成された、利用者識別情報と、前記端末装置に記憶されている前記決済処理後の前記バリュー情報と、購入金額とを含む購入情報を管理装置から受信する受信部と、
前記購入情報により受信した前記利用者識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶されている前記バリュー情報が示す値が、前記購入情報により受信した前記バリュー情報が示す値と前記購入情報により受信した前記購入金額との合計と一致しない場合、受信した前記利用者識別情報を規制対象とする照合部と、
を備えることを特徴とするセンタ装置。 - 端末装置と、管理装置と、請求項1に記載のセンタ装置とを備えるショッピングシステムであって、
前記端末装置は、
端末装置で購入可能な金額を示すバリュー情報、及び、利用者を特定する利用者識別情報を記憶する端末記憶部と、
情報記録媒体に記憶されている情報の読み書きを行なう読書部と、
前記読書部により、前記端末記憶部に記憶されている前記利用者識別情報と購入済を示す購入情報とを前記情報記録媒体に書き込むとともに、前記端末記憶部に記憶されている前記バリュー情報の値を、前記読書部が前記情報記録媒体から読み取った購入商品の価格を減算した金額の値に更新する決済処理を実行する情報制御部とを備え、
前記管理装置は、
前記端末装置から受信した前記利用者識別情報と、前記端末記憶部に記憶されている前記バリュー情報と、前記決済処理がなされた前記購入商品の価格に基づく購入金額とを含む購入情報を前記センタ装置に送信する情報処理部とを備える、
ことを特徴とするショッピングシステム。 - 店舗の購入確認装置をさらに備え、
前記購入確認装置は、
前記端末装置から前記端末記憶部に記憶されている前記利用者識別情報を読み出す端末装置読出部と、
前記購入商品に貼付された前記情報記録媒体から前記利用者識別情報及び前記購入情報を読み出す記録媒体読出部と、
前記端末装置読出部により読み出された前記利用者識別情報と前記記録媒体読出部により読み出された前記利用者識別情報とが一致しないか、前記記録媒体読出部により読み出された前記購入情報に購入済が設定されていない場合に不正を出力する購入確認部とを備え、
前記端末装置読出部は、前記端末装置から前記端末記憶部に記憶されている前記バリュー情報をさらに読み出し、
前記記録媒体読出部は、前記購入商品に貼付された前記情報記録媒体から当該購入商品の価格をさらに読み出し、
前記購入確認部は、前記端末装置読出部が読み出した前記利用者識別情報及び前記バリュー情報と、前記記録媒体読出部が読み出した前記価格の合計である購入金額とを含む購入情報を前記管理装置に出力し、
前記受信部は、前記購入確認装置により出力された前記購入情報を前記管理装置から受信し、
前記照合部は、前記購入情報により受信した前記利用者識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶されている前記バリュー情報が示す値が、前記購入情報により受信した前記バリュー情報が示す金額と前記購入情報により受信した前記購入金額との合計と一致する場合に、受信した前記利用者識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶されている前記バリュー情報を受信した前記バリュー情報に更新する、
ことを特徴とする請求項2に記載のショッピングシステム。 - 端末装置で購入可能な金額を示すバリュー情報を管理するセンタ装置におけるショッピング方法であって、
前記端末装置が記憶しているバリュー情報の値を情報記録媒体から読み取った購入商品の価格を減算した金額の値に更新する決済処理を実行し、当該情報記録媒体に購入済みを示す情報を書き込む前記端末装置を用いた購入処理において生成された、利用者識別情報と、前記端末装置に記憶されている前記決済処理後の前記バリュー情報と、購入金額とを含む購入情報を管理装置から受信する受信ステップと、
利用者識別情報とバリュー情報とを対応づけて記憶する記憶部に前記購入情報により受信した前記利用者識別情報と対応付けて記憶されている前記バリュー情報が示す値が、前記購入情報により受信した前記バリュー情報が示す値と前記購入情報により受信した前記購入金額との合計と一致しない場合、受信した前記利用者識別情報を規制対象とするステップと、
を備えることを特徴とするショッピング方法。 - 端末装置で購入可能な金額を示すバリュー情報を管理するセンタ装置として用いられるコンピュータに、
前記端末装置が記憶しているバリュー情報の値を情報記録媒体から読み取った購入商品の価格を減算した金額の値に更新する決済処理を実行し、当該情報記録媒体に購入済みを示す情報を書き込む前記端末装置を用いた購入処理において生成された、利用者識別情報と、前記端末装置に記憶されている前記決済処理後の前記バリュー情報と、購入金額とを含む購入情報を管理装置から受信する受信ステップと、
利用者識別情報とバリュー情報とを対応づけて記憶する記憶部に前記購入情報により受信した前記利用者識別情報と対応付けて記憶されている前記バリュー情報が示す値が、前記購入情報により受信した前記バリュー情報が示す値と前記購入情報により受信した前記購入金額との合計と一致しない場合、受信した前記利用者識別情報を規制対象とするステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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