JP4388082B2 - セルフ決済型店舗運用方法、システムおよびそれに使用する携帯端末 - Google Patents
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Description
購入する商品を決定して、顧客が携帯する携帯端末により、前記商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、前記携帯端末において前記購入商品の情報の登録時に、当該商品に貼付された万引防止タグの商品用万引防止機能を解除するとともに、前記携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、前記携帯端末から前記精算機に前記購入商品の情報を送信して、該精算機にて前記購入商品に関する決済が完了すると、前記携帯端末用万引防止機能を解除し、前記顧客が店舗ゲートを通過時に、該店舗ゲートに設置された万引監視装置の精算フラグ確認手段により、前記購入商品および前記携帯端末の万引防止機能の精算フラグを問い合わせ、前記精算フラグの状態により前記店舗ゲートの通過許可又はアラームを作動させることを備えるセルフ決済型店舗運用方法。
(2)商品を陳列した店舗に来店した顧客自身が、購入商品の登録、決済処理を行うセルフ決済型店舗運用方法において、
購入する商品を決定して、顧客が携帯する携帯端末により、当該商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、該携帯端末において前記購入商品の情報の登録を行った際に、当該商品に貼付された商品用万引防止機能を解除するとともに、前記携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、顧客が携帯する顧客カードを利用して決済を行う場合、前記携帯端末に登録された前記購入商品の情報を前記顧客カードへ書き込んだ際に、前記携帯端末用万引防止機能を解除するとともに、前記顧客カードに備えられた顧客カード用万引防止機能を作動させ、前記顧客カードの前記購入商品の情報が店舗に設置された精算機にて読み取られて、該精算機にて購入商品に関する決済が完了した際に、前記顧客カード用万引防止機能を解除するセルフ決済型店舗運用方法。
(3)前記携帯端末は、前記購入商品の情報の登録を行う際に、購入商品の合計金額を算出して、前記購入商品の情報と合計金額とを少なくとも含む会計情報を生成し、前記精算機および/または前記顧客カードに、前記購入商品の情報の代わりに、前記会計情報を転送する上記(1)または(2)のセルフ決済型店舗運用方法。
(4)前記店舗の店舗ゲートを、買物を終了した顧客が通過する際に、前記商品用万引防止機能、前記携帯端末用万引防止機能、さらには、前記顧客カードを利用して決済を行う場合は、前記顧客カード用万引防止機能も含め、いずれの万引防止機能も解除された状態にある場合、前記店舗ゲートの通過を許可し、いずれかの万引防止機能が作動中の状態にある場合、前記店舗ゲートの通過時に、アラームを鳴動させる上記(1)ないし(3)のいずれかのセルフ決済型店舗運用方法。
(5)前記携帯端末から前記精算機に対して、前記購入商品の情報または前記会計情報を転送する際に、無線信号または赤外線信号を用いて直接送信するか、あるいは、無線LANを含むネットワークを介して送信する上記(1)ないし(4)のいずれかのセルフ決済型店舗運用方法。
(6)店舗内に設置される前記精算機の代わりに、ネットワークに接続された専用装置上で動作する精算アプリケーションを用い、前記携帯端末から前記ネットワークを介して前記購入商品の情報または前記会計情報を前記専用装置上で動作する前記精算アプリケーション向けに送信することにより、購入商品に関する決済処理を行う上記(1)ないし(5)のいずれかのセルフ決済型店舗運用方法。
(7)商品決済用の電子マネーを蓄えた電子財布を顧客が携帯し、前記携帯端末に電子マネーによる決済機能を備えている場合、店舗内に設置される前記精算機にて購入商品に関する決済を行う代わりに、当該携帯端末にて前記電子マネーによる決済を行う上記(1)ないし(6)のいずれかのセルフ決済型店舗運用方法。
(8)前記携帯端末が、顧客それぞれが所有する個々の携帯端末および/または店舗内に備え付けられ顧客に貸し出される携帯端末である上記(1)ないし(7)のいずれかセルフ決済型店舗運用方法。
(9)商品を陳列した店舗に来店した顧客自身が、購入商品の登録、決済処理を行うセルフ決済型店舗運用システムにおいて、
購入する商品を決定して、顧客が携帯する携帯端末により、前記商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、前記携帯端末において前記購入商品の情報の登録時に、当該商品に貼付された万引防止タグの商品用万引防止機能を解除するとともに、前記携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、前記携帯端末から前記精算機に前記購入商品の情報を送信して、該精算機にて前記購入商品に関する決済が完了すると、前記携帯端末用万引防止機能を解除し、前記顧客が店舗ゲートを通過時に、該店舗ゲートに設置された万引監視装置の精算フラグ確認手段により、前記購入商品および前記携帯端末の万引防止機能の精算フラグを問い合わせ、前記精算フラグの状態により前記店舗ゲートの通過許可又はアラームを作動させることを備えるセルフ決済型店舗運用システム。
(10)商品を陳列した店舗に来店した顧客自身が、購入商品の登録、決済処理を行うセルフ決済型店舗運用システムにおいて、
購入する商品を決定して、顧客が携帯する携帯端末により、当該商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、該携帯端末において前記購入商品の情報の登録を行った際に、当該商品に貼付された商品用万引防止機能を解除するとともに、前記携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、顧客が携帯する顧客カードを利用して決済を行う場合、前記携帯端末に登録された前記購入商品の情報を前記顧客カードへ書き込んだ際に、前記携帯端末用万引防止機能を解除するとともに、前記顧客カードに備えられた顧客カード用万引防止機能を作動させ、前記顧客カードの前記購入商品の情報が店舗に設置された精算機にて読み取られて、該精算機にて購入商品に関する決済が完了した際に、前記顧客カード用万引防止機能を解除するセルフ決済型店舗運用システム。
(11)商品を陳列した店舗に来店した顧客自身が、購入商品の登録、決済処理を行うために用いる携帯端末であって、購入する商品を決定して、当該商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、前記購入商品の情報の登録を行った際に、当該商品に貼付された商品用万引防止機能を解除するとともに、当該携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、
顧客が携帯する顧客カードを利用して決済を行う場合、前記購入商品の情報または前記購入商品の情報とその合計金額とを少なくとも含む会計情報を前記顧客カードへ書き込んだ際に、前記携帯端末用万引防止機能を解除するとともに、前記顧客カードに備えられた顧客カード用万引防止機能を作動させる携帯端末。
(12)前記顧客カードと情報の読み書きを行う手段として、無線信号または赤外線信号により情報の読み書きを行う手段を備えている上記(11)の携帯端末。
(13)当該携帯端末が、携帯電話機、PHS電話機、PDA(携帯情報端末)、携帯ノートPCのいずれかである上記(11)又は(12)の携帯端末。
本発明の実施形態の説明に先立って、まず、本発明の特徴について説明する。本発明は、店舗に来店した顧客自身が、購入商品の売上登録、決済処理を行うセルフ決済型店舗運用方法を実現するものである。すなわち、来店した顧客が、それぞれで携帯端末を携帯して、該携帯端末にて、購入商品の情報を読み取らせることによって、事前に、購入商品に関する合計金額を算出する。ここで、顧客カードを用いて決済する場合には、顧客は、携帯端末から、購入商品の情報や算出された合計金額を、顧客カードに記録させる。しかる後、顧客カードを利用しない場合は、携帯端末から精算機に購入商品の情報や合計金額を直接伝送することにより、または、顧客カードを利用する場合は、顧客カードを精算機に通したりかざしたりすることにより、購入金額を精算する。また、来店時から決済完了時(精算完了時)までの間、常に、万引防止機能を作動させることにより、精算しないまま店舗から出てしまうような不正行為を防止する。
次に、本発明のセルフ決済型店舗運用方法を実現する具体的な実施例について図1を用いて説明する。図1は、本発明のセルフ決済型店舗運用方法の一例を示す説明図である。図1に示すように、店舗を訪れる顧客は、顧客カード10と携帯端末20とを携帯しており、店舗側には、商品30が陳列されていると同時に、精算機40と店舗ゲート50とが設置されている。なお、携帯端末20は、顧客自身が所有している個々の携帯端末(個人の所有物)であっても良いし、店舗内に備え付けられていて、顧客に貸し出す専用の携帯端末(共用型の携帯端末)であっても良い。また、精算機40は、有人の形態であっても良いし、無人の形態であっても良い。
まず、購入商品登録時の動作について説明する。各商品30には、前述のように、当該商品の価格が記録された価格情報32や、商品が売れたことを記録する販売履歴33などの情報が含まれる商品情報31が記録媒体(ICタグなど)として添付されている。来店した顧客自身が、この商品情報31の読み取り操作を行うことにより、購入商品の売上登録を行う。購入商品の売上登録には、顧客自身が携帯する携帯端末20を用いる。携帯端末20は、前述のように、携帯電話機、PHS電話機、PDA、携帯ノートPC等であり、来店した顧客自身の個人の所有物であっても良いし、店舗で貸し出す専用の端末であっても良い。
次に、購入商品の決済時の動作について説明する。来店した顧客は、買物を終えると、決済処理を行う必要があるが、決済処理は、店舗内に設置された精算機40にて行う。ここで、精算機40は、前述のように、無人の形態であっても良いし、有人の形態であっても良い。精算機40に対して購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を伝送する伝送方法として、「間接伝送」と「直接伝送」との2つを用意する。すなわち、顧客が顧客カード10を利用して商品の購入を行う場合は、携帯端末20に記録された購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を顧客カード10に転送して、購入商品の情報や合計金額を含む会計情報が転送された顧客カード10を精算機40に通すかまたはかざすことによって、精算機40に対して購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を間接的に伝送する「間接伝送」を用い、一方、顧客が顧客カード10を利用することなく商品の購入を行う場合は、携帯端末20に記録された購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を通信機能28を用いて直接精算機40に伝送する「直接伝送」を用いる。
携帯端末20から精算機40へ、他の記憶媒体等を介して、購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を間接的に伝送させる仕組みを用いる。本実施例においては、この「他の記憶媒体」を、顧客が携帯する顧客カード10と表現している。顧客カード10には、前述のように、情報を記憶、蓄積することが可能な領域として商品情報記録領域12を備えている。携帯端末20内の会計情報記録領域27に保存されている購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を、カード情報書込装置25を介して、顧客カード10の商品情報記録領域12へ保存する。
携帯端末20から精算機40へ、直接的な通信手段を用いて、購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を直接伝送させる仕組みを用いる。すなわち、携帯端末20の通信機能28と精算機40の通信機能43との間で、無線信号や赤外線信号による直接通信や、無線LANなどのネットワークを介した通信を行い、携帯端末20内の会計情報記録領域27に保存されている購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を、精算機40へ伝送させる。精算機40は、伝送された購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を、決済システム41へ移行して、購入商品の合計金額を顧客に提示して決済を促す。なお、携帯端末20の通信機能28と精算機40の通信機能43とは、Bluetooth(登録商標)規格などに準拠した無線信号やIrDA規格などの赤外線信号を直接送受信する形態であっても良いし、IEEE802.11a/b/g/n等の規格に準拠した無線LANなどのネットワークを介して送受信する形態であっても良い。
次に、万引防止制御の動作について図2を用いて説明する。図2は、本発明のセルフ決済型店舗運用方法における万引防止制御の一例を説明する説明図である。顧客の来店時から退出するまでの間、継続して、万引の監視が可能な万引防止対策として、図2に示すように、商品30、携帯端末20、顧客カード10それぞれに万引防止制御機能を設ける。商品30、携帯端末20、顧客カード10のそれぞれには、万引防止用のタグとして、それぞれに固有のID(例えば“1”または“0”)を用いて、商品が精算されたか否かを管理するための精算フラグを有している。
商品30には、前述のように、万引防止タグ34(つまり商品用万引防止機能)が備え付けられている。万引防止タグ34内には、ID管理されている精算フラグ34−1が設けられている(初期値は“0”)。来店した顧客が商品30の購入を決断すると、携帯端末20に購入商品の情報を登録する作業を行う。その際に、携帯端末20内の万引防止タグ消去装置23のフラグ書き換え機能により、商品30の精算フラグ34−1のIDの書き換えが自動的に行われる。すなわち、携帯端末20への購入商品の情報の登録時に、商品30の精算フラグ34−1を“0”から“1”へ自動的に変更し、商品用万引防止機能を解除する。この精算フラグ34−1の“0”から“1”へのIDの変更を行わずに、当該商品を所持して店舗ゲート50の通過を試みると、万引監視装置51が働き、アラーム(警報)が作動する。
携帯端末20には、前述のように、万引防止制御21(つまり携帯端末用万引防止機能)が備え付けられている。万引防止制御21内には、ID管理されている精算フラグ21−1が設けられている(初期値は“1”)。来店した顧客が商品の購入を決断すると、携帯端末20に購入商品の情報を登録する作業を行う。その際に、携帯端末20のフラグ書き換え機能により、万引防止制御21の機能が作動するように、精算フラグ21−1のIDの書き換えが自動的に行われる。すなわち、携帯端末20への購入商品の情報の登録時に、携帯端末20の精算フラグ21−1を“1”(無作動状態)から“0”(作動状態)へ自動的に変更し、携帯端末用万引防止機能を解除する。携帯端末20の万引防止制御21が作動中に、当該携帯端末20を携帯して店舗ゲート50の通過を試みると、万引監視装置51が働き、アラーム(警報)が作動する。
顧客カード10には、前述のように、万引防止制御11(つまり顧客カード用万引防止機能)が備え付けられている。万引防止制御11内には、ID管理されている精算フラグ11−1が設けられている(初期値は“1”)。来店した顧客が顧客カード10を用いて決済を行う場合、携帯端末20のカード情報書込装置25を用いて、顧客カード10に購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を登録する。その際に、顧客カード10内の万引防止制御11の機能が作動するように、精算フラグ11−1のIDの書き換えが自動的に行われる。すなわち、顧客カード10への購入商品の情報や合計金額を含む会計情報の登録時に、携帯端末20のフラグ書き換え機能により、顧客カード10の精算フラグ11−1を“1”(無作動状態)から“0”(作動状態)へ自動的に変更し、顧客カード用万引防止機能が作動する。顧客カード10の万引防止制御11が作動中に、当該顧客カード10を携帯して店舗ゲート50の通過を試みると、万引監視装置51が働き、アラーム(警報)が作動する。
次に、図4、図5のフローチャートを参照しながら、図1、図2に示す本実施例の動作についてさらに説明を行う。図4は、本発明のセルフ決済型店舗運用方法において顧客カード10を用いて精算機40にて決済処理を行う場合の一例を示すフローチャートであり、図5は、本発明のセルフ決済型店舗運用方法において顧客カード10を用いないで精算機40にて決済処理を行う場合の一例を示すフローチャートである。前述したように、図4、図5のいずれの場合においても、来店した顧客は、携帯端末20を用いて、顧客自身でそれぞれ購入商品の売上登録を行い、決済処理を行うという「セルフ決済」の場合を示している。
来店した顧客は、入店時に、携帯した個々の携帯端末20に、または、店舗に備え付けられた専用の携帯端末20を借り出した場合は、この専用の携帯端末20に、顧客自身が携帯する顧客カード10を読み取らせる(ステップS1)。読み取りが完了することにより、店舗に陳列されている商品30の買物が可能となる。ここで、顧客カード10に、当該顧客を特定するための顧客情報などが登録されていれば、携帯端末20は顧客個人を識別することも可能である。
来店した顧客は、陳列された商品30を選定する(ステップS2)。購入しない場合は(ステップS3のNO)、ステップS2に復帰して、商品30の選定作業に戻るが、購入すると決定した場合(ステップS3のYES)、当該商品30の商品情報31を、携帯端末20に読み取らせる(ステップS4)。
来店した顧客は、商品30の選定を終了すると(ステップS7のYES)、決済処理を行う。顧客カード10を用いて決済を行う場合、携帯端末20に蓄積されている購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を、一旦、顧客カード10に移す必要がある。来店した顧客は、携帯端末20の会計情報記録領域27に蓄積されている購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を顧客カード10の商品情報記録領域12へ書き込む作業を行う(ステップS8)。この際、図3にて説明したように、携帯端末20の万引防止制御21の精算フラグ21−1を“1”に書き換えて、携帯端末20の万引防止制御21による万引防止制御をOFFにすると同時に、顧客カード10の万引防止制御11の精算フラグ11−1を“0”に書き換えて、顧客カード10の万引防止制御11による万引防止制御をONにすることにより、万引防止制御を継続させる。
来店した顧客は、商品30の選定を終了すると(ステップS26のYES)、決済処理を行う。顧客カード10を用いないで決済を行う場合、携帯端末20に蓄積されている購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を、直接精算機40に移す必要がある。顧客は、決済処理を行うために、携帯端末20を携帯して精算機40の傍へ移動する(ステップS27)。しかる後、携帯端末20と精算機40との間で通信を行い、携帯端末20の会計情報記録領域27に蓄積されている購入商品の情報や合計金額を含む会計情報を、精算機40に伝送させる(ステップS28)。この段階では、携帯端末20の万引防止制御21の精算フラグ21−1はそのまま“0”の状態を継続させて、携帯端末20の万引防止制御21による万引防止制御を継続させる。
以上に詳細に説明した本発明の実施例により明らかなように、本実施例によれば、来店した顧客は、顧客自身が携帯する個々の携帯端末20または店舗に備え付けの専用の携帯端末20を用いて購入商品30の情報の登録処理や合計金額の算出処理を行い、かつ、当該携帯端末20、あるいは、当該携帯端末20から購入商品の情報や合計金額を含む会計情報が転送された顧客カード10を用いて、精算機40で自動的に決済処理を実施可能としているので、店舗での決済処理にかかる時間を大幅に短縮することができ、たとえ、夕方などの混雑時であっても円滑に買物を行うことを可能としている。
次に、本発明のセルフ決済型店舗運用方法の前述の場合とは異なる他の実施例について、いくつかの実施例を説明する。
本発明は、短時間で買物を済ませたい顧客が多く来店するコンビニエンスストアやスーパーマーケット等の小売店において、特に有効に利用することが可能である。すなわち、このような小売店においては、来店した顧客自身にて、購入商品の売上登録を行うセルフ決済を可能とすることにより、決済に要する時間が大幅に短縮され、「顧客満足度向上」、「従業員の負担軽減」などが実現されるとともに、来店時から決済完了時までの間常に万引監視動作が作動している状態にあり、セルフ決済であっても「万引防止」を確実に行うことができる。
11 万引防止制御
11−1 精算フラグ
12 商品情報記録領域
20 携帯端末
20A 携帯端末
20B 携帯端末
21 万引防止制御
21−1 精算フラグ
22 商品情報読取装置
23 万引防止タグ消去装置
24 カード情報読取装置
25 カード情報書込装置
26 計算機能
27 会計情報記録領域
28 通信機能
28A 通信機能
29 アプリケーション
30 商品
31 商品情報
32 価格情報
33 販売履歴
34 万引防止タグ
34−1 精算フラグ
40 精算機
40A 精算アプリケーション
41 決済システム
41A 決済システム
42 カード情報読取装置
43 通信機能
44 アプリケーション
44A アプリケーション
50 店舗ゲート
51 万引監視装置
51−1 精算フラグ確認
60 ネットワーク
80 電子財布
81 電子マネー
71 決済システム
72 電子マネー読取装置
Claims (13)
- 商品を陳列した店舗に来店した顧客自身が、購入商品の登録、決済処理を行うセルフ決済型店舗運用方法において、
購入する商品を決定して、顧客が携帯する携帯端末により、前記商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、前記携帯端末において前記購入商品の情報の登録時に、当該商品に貼付された万引防止タグの商品用万引防止機能を解除するとともに、前記携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、前記携帯端末から前記精算機に前記購入商品の情報を送信して、該精算機にて前記購入商品に関する決済が完了すると、前記携帯端末用万引防止機能を解除し、前記顧客が店舗ゲートを通過時に、該店舗ゲートに設置された万引監視装置の精算フラグ確認手段により、前記購入商品および前記携帯端末の万引防止機能の精算フラグを問い合わせ、前記精算フラグの状態により前記店舗ゲートの通過許可又はアラームを作動させることを備えることを特徴とするセルフ決済型店舗運用方法。 - 商品を陳列した店舗に来店した顧客自身が、購入商品の登録、決済処理を行うセルフ決済型店舗運用方法において、
購入する商品を決定して、顧客が携帯する携帯端末により、当該商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、該携帯端末において前記購入商品の情報の登録を行った際に、当該商品に貼付された商品用万引防止機能を解除するとともに、前記携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、顧客が携帯する顧客カードを利用して決済を行う場合、前記携帯端末に登録された前記購入商品の情報を前記顧客カードへ書き込んだ際に、前記携帯端末用万引防止機能を解除するとともに、前記顧客カードに備えられた顧客カード用万引防止機能を作動させ、前記顧客カードの前記購入商品の情報が店舗に設置された精算機にて読み取られて、該精算機にて購入商品に関する決済が完了した際に、前記顧客カード用万引防止機能を解除することを特徴とするセルフ決済型店舗運用方法。 - 前記携帯端末は、前記購入商品の情報の登録を行う際に、購入商品の合計金額を算出して、前記購入商品の情報と合計金額とを少なくとも含む会計情報を生成し、前記精算機および/または前記顧客カードに、前記購入商品の情報の代わりに、前記会計情報を転送することを特徴とする請求項1または2に記載のセルフ決済型店舗運用方法。
- 前記店舗の店舗ゲートを、買物を終了した顧客が通過する際に、前記商品用万引防止機能、前記携帯端末用万引防止機能、さらには、前記顧客カードを利用して決済を行う場合は、前記顧客カード用万引防止機能も含め、いずれの万引防止機能も解除された状態にある場合、前記店舗ゲートの通過を許可し、いずれかの万引防止機能が作動中の状態にある場合、前記店舗ゲートの通過時に、アラームを鳴動させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のセルフ決済型店舗運用方法。
- 前記携帯端末から前記精算機に対して、前記購入商品の情報または前記会計情報を転送する際に、無線信号または赤外線信号を用いて直接送信するか、あるいは、無線LANを含むネットワークを介して送信することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のセルフ決済型店舗運用方法。
- 店舗内に設置される前記精算機の代わりに、ネットワークに接続された専用装置上で動作する精算アプリケーションを用い、前記携帯端末から前記ネットワークを介して前記購入商品の情報または前記会計情報を前記専用装置上で動作する前記精算アプリケーション向けに送信することにより、購入商品に関する決済処理を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のセルフ決済型店舗運用方法。
- 商品決済用の電子マネーを蓄えた電子財布を顧客が携帯し、前記携帯端末に電子マネーによる決済機能を備えている場合、店舗内に設置される前記精算機にて購入商品に関する決済を行う代わりに、当該携帯端末にて前記電子マネーによる決済を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のセルフ決済型店舗運用方法。
- 前記携帯端末が、顧客それぞれが所有する個々の携帯端末および/または店舗内に備え付けられ顧客に貸し出される携帯端末であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のセルフ決済型店舗運用方法。
- 商品を陳列した店舗に来店した顧客自身が、購入商品の登録、決済処理を行うセルフ決済型店舗運用システムにおいて、
購入する商品を決定して、顧客が携帯する携帯端末により、前記商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、前記携帯端末において前記購入商品の情報の登録時に、当該商品に貼付された万引防止タグの商品用万引防止機能を解除するとともに、前記携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、前記携帯端末から前記精算機に前記購入商品の情報を送信して、該精算機にて前記購入商品に関する決済が完了すると、前記携帯端末用万引防止機能を解除し、前記顧客が店舗ゲートを通過時に、該店舗ゲートに設置された万引監視装置の精算フラグ確認手段により、前記購入商品および前記携帯端末の万引防止機能の精算フラグを問い合わせ、前記精算フラグの状態により前記店舗ゲートの通過許可又はアラームを作動させることを備えることを特徴とするセルフ決済型店舗運用システム。 - 商品を陳列した店舗に来店した顧客自身が、購入商品の登録、決済処理を行うセルフ決済型店舗運用システムにおいて、
購入する商品を決定して、顧客が携帯する携帯端末により、当該商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、該携帯端末において前記購入商品の情報の登録を行った際に、当該商品に貼付された商品用万引防止機能を解除するとともに、前記携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、顧客が携帯する顧客カードを利用して決済を行う場合、前記携帯端末に登録された前記購入商品の情報を前記顧客カードへ書き込んだ際に、前記携帯端末用万引防止機能を解除するとともに、前記顧客カードに備えられた顧客カード用万引防止機能を作動させ、前記顧客カードの前記購入商品の情報が店舗に設置された精算機にて読み取られて、該精算機にて購入商品に関する決済が完了した際に、前記顧客カード用万引防止機能を解除することを特徴とするセルフ決済型店舗運用システム。 - 商品を陳列した店舗に来店した顧客自身が、購入商品の登録、決済処理を行うために用いる携帯端末であって、購入する商品を決定して、当該商品に貼付された商品情報を購入商品の情報として読み取って、前記購入商品の情報の登録を行った際に、当該商品に貼付された商品用万引防止機能を解除するとともに、当該携帯端末に備えられた携帯端末用万引防止機能を作動させ、
顧客が携帯する顧客カードを利用して決済を行う場合、前記購入商品の情報または前記購入商品の情報とその合計金額とを少なくとも含む会計情報を前記顧客カードへ書き込んだ際に、前記携帯端末用万引防止機能を解除するとともに、前記顧客カードに備えられた顧客カード用万引防止機能を作動させることを特徴とする携帯端末。 - 前記顧客カードと情報の読み書きを行う手段として、無線信号または赤外線信号により情報の読み書きを行う手段を備えていることを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
- 当該携帯端末が、携帯電話機、PHS電話機、PDA(携帯情報端末)、携帯ノートPCのいずれかであることを特徴とする請求項11又は12に記載の携帯端末。
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