JP2007264793A - 駐車場料金算出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高額な商品の購入や高額なサービスの利用を検討している可能性の高い顧客に対して、駐車料金を割り引くことができる駐車料金算出方法を提供する。
【解決手段】大規模小売店舗1には、入車ゲート装置2,出車ゲート装置3,特定のエリアに設置されている売場アンテナ装置5,サーバ装置4が備えられている。入車ゲート装置2及び売場アンテナ装置5は、顧客が保持するIDを読み出し、読出した時刻,自装置情報をサーバ装置に送信するする。サーバ装置4は、顧客のIDに対応付けて、当該顧客の行動履歴を記録する。出車ゲートには、上記顧客が保持するIDを読み出し、サーバ装置4に記録されている当該IDに関連する複数の時刻情報とから、前記入車時刻から現在時刻までの駐車時間と、売場アンテナ装置が設置されたエリアに当該IDが滞留した時間に対応した無料時間との差分に対応した駐車料金を算出し、算出された駐車料金をディスプレイ表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、大規模小売店舗やホテルのような商業施設の来客用の駐車の精算所において客に対して駐車料金を請求するために、当該客の当該商業施設の利用状況を反映した駐車料金算出を行う方法に、関する。
百貨店やショッピングモールのような、様々な売場が包含されている大規模小売店舗や様々な施設が複合的に包含されているホテル(以下、単に「商業施設」と総称する場合もある)には、来客用の専用駐車場が備えられている場合が多い。若しくは、当該商業施設の経営者が当該商業施設の近所にある駐車場の経営者と契約を締結することにより、当該駐車場を、当該商業施設の来客用として一括借り上げしていることがある。後者の場合でも、駐車場のコントロールを当該商業施設側が行っている場合には、その運営方法は前者の場合と全く変わりがない。以下、商業施設側が運営をコントロールしている駐車場を、「商業施設の駐車場」と称する。
このような商業施設の駐車場に客が車を駐車した場合における駐車料金は、原則として、単位時間当たりの駐車料金に駐車時間の単位数を乗じることによって算出された金額となるが、当該車で来店した客が、当該商業施設で一定金額の商品購入又は有料サービス利用をした場合には、顧客サービスの一環として、上述したように算出された駐車料金から、一定時間分の駐車料金が割り引かれることが多い。このようにして割り引かれる駐車料金に相当する一定時間は、一般に「無料駐車時間」と呼ばれており、多くの場合、一定時間に固定されているか、客が当該商業施設で費消した金額に応じて数段階に設定されるのみであった。
また、特許文献においては、客が商業施設にて費消した金額の他の要素を反映して、無料駐車時間を設定するアイデアも、提案されている。例えば、特許文献1は、遊技場に併設された駐車場での駐車料金に対して、当該遊技場での遊技時間に応じて無料駐車時間を設定するアイデアを、提案している。また、特許文献2は、小売店舗の駐車場での駐車料金に対して、車で来客した客の過去における当該小売店舗での買物により生じたポイントを無料駐車時間に換算するアイデアを、提案している。
特開2004−62368号 特開2004−334558号
上述した従来における無料駐車時間の設定方法は、何れも、駐車場から出車する為駐車場の精算所にて駐車料金を精算する際に、その時点から過去に遡って、当該客が当該商業施設で費消した金額に基づいて、無料駐車時間を設定する(無料駐車時間分の駐車料金を割り引く)ものであった。
しかしながら、例えば、高額な商品であればあるほど、一度の来店のみで客が当該商品の購入を決める可能性は低くなる。このような商品(例えば、家具,宝飾品,高級ブランドの服飾品)を購入する場合には、客は、何度もその売り場に足を運び、検討を重ねながら、購入意欲を高めて行くからである。同様に、ホテルの結婚サロン等において挙式等を行う場合も、その総費用が高額になることから、客は、何度も当該結婚サロン等に来訪して、詳細を煮詰めた上でないと、最終的な契約を交わすことができない。これらの場合には、客は、車を駐車場から出車する時点では、当該商業施設において商品購入や有料サービス利用のために金銭を費消した実績を有していない。そのため、上述した従来における無料駐車時間の設定方法では、無料駐車時間を設定することができない(駐車料金を割り引くことができない。)。
ところが、このような客は、次回以降の来店時において、今回来店時において検討していた高額な商品を購入したり高額な有料サービスを利用する可能性が高い。従って、この様な高い利益率を見込める客を囲い込むためにも、かかる客に課金される駐車料金には無料駐車時間を設定すべきである。
従来、このような考え方に基づいて、このような客に対しては、店舗側から、別途無料駐車券を付与する事もあったが、そのような対面の交渉は煩わしいものであるし、対応した店員が失念した場合には、客の信頼を損ねかねなかった。
そこで、本発明の課題は、高額な商品の購入や高額なサービスの利用を検討している可能性の高い顧客を自動的に検出し、当該客がこのような商品購入又はサービス利用を検討をしている事自体を無料駐車時間の設定に反映させて、駐車料金から割り引くことができる駐車場料金算出方法を、提供することである。
本発明による駐車場料金算出方法は、上記課題を達成するために案出された、商業施設の来客用の駐車場に駐車した車について課金される駐車料金の算出方法であって、前記駐車場の入口及び精算所,並びに、前記商業施設の特定のエリアに、夫々、RFIDに記録されている個人識別情報を読み出すアンテナが、前記駐車場に精算所には、更に前記駐車料金を提示する提示装置が、夫々設置され、前記駐車場の入口に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、その時刻を入車時刻として、当該個人識別情報に関連付けて、記憶装置に保持された当該個人識別情報についての行動履歴テーブルに記録し、その後、前記特定のエリアに設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出す毎に、その時刻を滞留時刻として、当該個人識別情報及び当該アンテナが設置されたエリアの場所に関連付けて、前記行動履歴テーブルに記録し、その後、前記駐車場の精算所に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている入車時刻から現在時刻までの駐車時間と、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている前記エリアに関連付けられた複数の滞留時刻から求められる前記エリアでの滞留時間に対応した無料時間との、差分に対応した駐車料金を算出し、算出した駐車料金を前記駐車場の精算所に設置された提示装置に提示させることを、特徴とする。
このように構成されると、車に乗って当該商業施設に来訪した顧客がRFIDを持っていれば、駐車場の入り口に設置されたアンテナにより当該RFIDから識別情報が読み出されることにより、その入車時刻が、行動履歴テーブルに記録される。また、この顧客がRFIDを持ったままアンテナの設置されている特定エリアに滞留すれば、そこに滞留している間に複数回にわたってこのRFIDから識別情報が読み出され、夫々が読み出された時刻が滞留時刻として行動履歴テーブルに記録される。その後、当該顧客がRFIDを持ったまま精算所に行くと、精算所に設置されているアンテナによって当該RFIDから識別情報が読み出されて、読み出された識別情報に関連付けられた入車時刻が行動履歴テーブルから読み出され、その入車時刻と現在時刻との差分として、駐車時間が特定される。また、読み出された識別情報に関連付けられた各エリアでの滞留時刻が行動履歴テーブルから読み出され、それら滞留時刻に基づいて各エリアでの滞留時間が特定され、滞留時間に対応した無料時間が算出可能となる。その結果、駐車時間と無料時間との差分に対応した駐車料金を算出して、駐車場の精算所に設置された提示装置に提示させることが可能になる。なお、駐車時間と無料時間との差分に対応した駐車料金を実際に算出するには、一旦滞留時間に対応した無料時間を算出した上で、駐車時間から無料時間を減じ、その余に対応する駐車料金を計算しても良いが、最終的にかかる意義を有する駐車料金を算出できさえすれば、途中の計算プロセスに制限はない。例えば、滞留時間に対応する料金を算出した後に、この料金を駐車時間から算出された駐車料金から減じることにより、最終的に課金される駐車料金を算出しても良い。
本発明において、RFIDは、アクティブ型でもパッシブ型でも良い。また、RFIDは、単体で顧客に持たされても良いが、現実的には、会員カード,携帯電話等、顧客が自己の持ち物であると認識できる物に埋め込まれることが望ましい。
アンテナが設置されるエリアは、一箇所でも良いし複数でも良い。この場合、各エリア毎に、滞留時間に対して付与される無料時間の比率が相違していても良い。例えば、より高額の商品や有料サービスを扱っているエリア程、滞留時間に対する無料時間の比率を高くすることが考えられる。
本発明において、駐車場以外の場所にも提示装置を設置することにより、顧客が任意のタイミングで、その時点までの駐車料金を確認できるようにしてもよい。
以上のように構成された本発明によると、高額な商品の購入や高額なサービスの利用を検討している可能性の高い顧客を自動的に検出し、当該客がこのような商品購入又はサービス利用を検討をしている事自体を無料駐車時間の設定に反映させて、駐車料金から割り引くことができる。
以下、本発明による駐車場料金算出方法を実施した形態である駐車場料金課金システムを、図面を参照して説明する。
(駐車場料金課金システムの構成)
図1は、本実施形態による駐車場料金課金システムの概略構成を示すシステム図である。この図1に示されたように、この駐車場料金課金システムは、商業施設としての大規模小売店舗(百貨店)1に適用されたものであり、その来客用の駐車場Pの入口に設置された入車ゲート装置2,駐車場Pの出口に設置された出車ゲート装置3,大規模小売店舗1の計算センターに設置されたサーバ装置4,大規模小売店舗1の各売り場等エリアに夫々設置された複数のPOS端末5,各売り場等のエリアのほぼ中央に夫々設置された複数の売場アンテナ装置6,及び、大規模小売店舗1内の各所に設置された複数のチェック端末7を、相互にLAN(Local Area Network)により接続することにより、構成されている。なお、ここで、「売場等のエリア」には、各カテゴリーの商品を一般客に夫々販売するスペースである通常の売り場の他,特定の得意客を接待して商品販売を行われたり各種有料サービスの契約の締結が行われる外商サロン,一般客に対して有料サービスとして食事を提供するレストラン,等を含む。
上述したサーバ装置4は、本来当該大規模小売店舗1の顧客の情報を管理するデータベースサーバであるが、本発明を実施するために、各顧客に対して一意に付与されたID(個人識別情報)に関連付けて、その顧客が乗車した車が駐車場Pに入車した入車時刻,各売り場等のエリアにおいてその顧客が商品購入や有料サービスを利用した実績,その顧客が各売り場等のエリアに滞留していた事実及びその時刻,その顧客が乗車した車が駐車場Pから出車した出車時刻といった情報を記録・管理するとともに、駐車場料金算出のために必要な各種定数・参照値を一括管理している。
なお、顧客に付与されたIDを認識するために、各顧客には、図2に示すように、そのIDを読出のみ可能に記録しているとともにランダムアクセス可能なメモリ領域を有するRFID(Radio Frequency Identification)81を埋め込んだ会員カード8が、与えられている。この会員カード8は、従来利用されたいたポイント会員カード(当該大規模小売店舗1において商品購入や有料サービス利用のために客が単位金額を費消する毎にポイントが与えられ、後日そのポイントを換算した値に相当する金額を商品購入代金や有料サービスの代金から割り引きを受けることができるサービス会員たる資格を表象するカード)を兼ねるものであるが、駐車場Pに車を入車した顧客が、元々ポイント会員でなかったり、初めて当該大規模小売店舗1に来店した時には、当該顧客は会員カード8を有していない。その場合には、ポイント会員の個人IDの代わりに、仮IDを記録したRFIDチップ81が埋め込まれた仮カードが、当該顧客に対して発行される。この仮カードの構成は、会員カード8の構成と全く同じである。
図1の説明に戻り、入車ゲート装置2は、本来、駐車場Pの入口において遮断機を開閉する装置であるが、本発明の実施のために、駐車場Pに車が入車した時刻を当該車に乗車している顧客のIDに対応付けてサーバ装置4に記録依頼する機能を、追加されている。なお、この入車ゲート装置2は、車で来店した顧客が会員カード8を有していない場合には上述した仮カードを発行する機能も、有している。
各売場アンテナ装置5は、本発明を実施するために設置された装置であり、一定周期で、自己のカバーエリア(それが設置された各売り場等のスペースの範囲に略相当している)内に存在するRFIDチップ81に保持されているIDを読み出し、読出時刻に対応付けて、サーバ装置4に記録依頼する。
各POS端末5は、本来、売り場において現金を入出金するためのキャッシュレジスターとしての機能とともに、販売された商品や利用された有料サービスの種類及び代金額をサーバ装置4に通知する機能を有する端末であるが、本発明の実施のために、RFIDチップ81からIDを読み出すアンテナと、読み出したIDを上記商品や有料サービスの種類及び金額に関連付けてサーバ装置4に記録依頼する機能,及び、サーバ装置4から読み出した情報に基づいて駐車場料金を算出して表示する機能も、追加されている。
各チェック端末7は、本発明を実施するために設置された装置であり、RFIDチップ81からIDを読み出すアンテナを有し、サーバ装置4から読み出した情報に基づいて駐車場料金を算出して表示する機能を有している。
出車ゲート装置3は、本来、駐車場Pの出口に設定された精算所において駐車料金を計算して表示し、算出された駐車料金の入金を受け付け、その入金があった場合に遮断機を開ける装置であるが、本発明の実施のために、サーバ装置4から情報を読み出して駐車場料金の算出に反映する機能を、追加されている。
以下、これら各装置毎に、その回路構成及び動作を説明する。
(サーバ装置)
図1に示されるように、サーバ装置1は、バスBにより相互に接続されたCPU40,RAM41,通信インタフェース42,及びハードディスク43を、主要構成として備えている。CPU40は、プログラムに従って一定の処理を実行する処理装置である。RAM41は、CPU40が処理を実行するに際してその作業領域が展開される主記憶装置である。通信インタフェース42は、バスBとLANとの間でデータ形式を変換する装置である。
ハードディスク43は、上記プログラムを格納する他、各種データを格納している。このハードディスク43に格納されているデータには、顧客管理データベース44,行動履歴テーブル45,条件テーブル(1)46,条件テーブル(2)47,条件テーブル(3)48,条件テーブル(4)49が、含まれている。
この顧客管理データベース44は、上述したポイントカード会員についての登録情報を管理するデータベースや、上述した得意客の情報を管理するデータベースからなる。何れのデータベースも、各顧客に対して一意に付与された個人IDに関連付けて、その顧客の氏名,性別,年齢,住所,趣味,嗜好,家族構成等の営業上有益な個人情報を管理している。
行動履歴テーブル45は、個々の顧客毎に生成されて、ハードディスク43内に多数登録されている。そして、個々の行動履歴テーブル45は、対応する顧客の個人IDとともに、当該顧客に関して当該大規模小売店舗1内及び駐車場P内において発生したイベントの内容(即ち、行動の履歴)を、記録している。即ち、行動履歴テーブル45は、図3に示すように、対応する顧客に関して発生した各イベントを記録するための複数のレコードから構成されている。そして、各レコードは、当該顧客の個人ID(又は仮ID)を記録するための「個人ID」フィールド,そのイベント発生日を記録するための「日付」フィールド,そのイベントの発生時刻を記録するための「時間」フィールド,そのイベントの発生場所(駐車場入り口,各売り場等のエリア,駐車場出口)を記録するための「場所」フィールド,そのイベントにおいて顧客が消費購入又は有料サービスのために支払った金銭の額を記録するための「購入金額」フィールドから、構成されている。なお、イベントの発生場所が各売り場等のエリアである場合における日付及び時間が、当該エリアにおける「滞留時刻」である。
条件テーブル(1)45は、売り場等のエリアに顧客(顧客の保有するRFID)が居た場合に、その売り場等において販売されている商品の購入又は提供されている有料サービスを受けることを当該ユーザが検討していると推定されることを前提に、各売り場等のエリア毎に、当該売り場等のエリアに当該顧客(RFIDチップ81)が滞留した単位時間に比例して当該顧客に与えられる無料駐車時間の比率(滞留時間係数)を定義するテーブルである(係数テーブルに相当)。即ち、この条件テーブル(1)45は、図4に示すように、各売り場等のエリアに対応した複数のレコードから構成されている。そして、各レコードは、対応する売り場等のエリアを定義する「売場」フィールド,及び、この売り場等のエリアでの滞留時間に適用される滞留時間係数を定義する「滞留時間係数」フィールドから、構成されている。つまり、この条件テーブル(1)45の「売場」フィールドに定義されていない売り場等のエリアでの滞留に対して無料駐車時間が付与されないので、図4の例によると、レストランでの滞留に対しては無料駐車時間が付与されない(但し、レストランに滞留している顧客は通常食事の提供という有料サービスを受けているので、その費消した金額に応じた無料駐車時間が付与されているから、不都合はない。)。
条件テーブル(2)46は、例えば、間違って駐車場Pに入車した顧客や、単に預けて置いた商品を引き取りに来た顧客が、無料で出車できる時間(最低無料時間)を定義するためのテーブルである。図5の例では、最低無料駐車時間は30分であると、定義されている。
条件テーブル(3)47は、無料駐車時間に相当する駐車料金を減じる前の駐車料金を算出するために用いられる単位時間の長さ,及びその単位時間毎に課金される駐車料金を、定義するためのテーブルである。図6の例では、単位時間が30分であり、その単位時間当たりの駐車料金が300円であると、定義されている。
条件テーブル(4)48は、商品購入や有料サービス利用のために費消された金銭の額(購入金額)のみに基づいた無料駐車時間を、その購入金額の帯域毎に定義するためのテーブルである(無料時間定義テーブルに相当)。即ち、この条件テーブル(4)48は、購入金額の各帯域に対応した複数のレコードから構成されている。そして、各レコードは、その帯域を定義するための「金額」フィールド及びその帯域に対して付与される無料時間を定義するための「無料時間」フィールドから、構成されている。
次に、プログラムに従ってCPU40が実行が実行する処理を、図8のフローチャートを参照して説明する。
この処理は、サーバ装置4のCPU40が通信インタフェース42を通じて、各装置2〜7からリクエスト(データ書込又はデータ読み出し)を受信することにより、スタートする。そして、最初のS001において、CPU40は、受信したリクエストがデータ書込要求であるかデータ読出要求であるかを、チェックする。そして、データ書込要求であれば処理をS002へ進め、データ読出要求であれば処理をS005へ進める。なお、入車ゲート装置2,出車ゲート装置3,売場アンテナ装置5からのデータ書込要求リクエストには、パラメータとして(ID,日付,時刻,場所)が含まれ、POS端末6からのデータ書込要求リクエストには、パラメータとして(ID,日付,時刻,場所,購入金額)が含まれている。また、読出要求リクエストには、パラメータとして、検索対象テーブル45〜49を特定する識別子の他、行動履歴テーブル45を検索対象としている場合にはIDが、条件テーブル(1)46を検索対象としている場合にはエリア名が、条件テーブル(4)49を検索対象としている場合には金額が、夫々含まれている。
S002では、CPU40は、受信したデータ書込要求リクエストに含まれるIDについて行動履歴テーブル45が登録済みであるか否かをチェックする。そして、登録済みであれば、直ちに処理をS004へ進め、登録済みでなければ、S003において、当該IDに対応した行動履歴テーブル45を作成した後に、処理をS004へ進める。
S004では、CPU40は、受信したデータ書込要求リクエストに含まれるIDについて行動履歴テーブル45に、同リクエストに含まれる他のパラメータを記述したレコードを追加する。S004の完了後、CPU40は、処理を終了する。
一方、S005では、CPU40は、受信したデータ読出リクエストに含まれる識別子に対応したテーブル45〜49から、検索条件に応じたデータを読み出す。具体的には、識別子が行動履歴テーブル45のものであれば、同リクエストに含まれる個人IDを含む行動履歴テーブル45の内容を読み出す。また、識別子が条件テーブル(1)46のものであれば、条件テーブル(1)46から同リクエストに含まれるエリア名に対応した滞留時間計数を読み出す。また、識別子が条件テーブル(2)47又は条件テーブル(3)48のものであれば、条件テーブル(2)47又は条件テーブル(3)48の内容を読み出す。また、識別子が条件テーブル(4)49のものであれば、条件テーブル(4)49から同リクエストに含まれる金額を「金額」の帯域に含むレコードに定義された無料時間を読み出す。
次のS006では、CPU40は、S005にて読み出したデータを、リクエスト元装置に対して、応答する。S006の完了後、CPU40は、処理を終了する。
(入車ゲート装置)
図9は、入車ゲート装置2の概略構成を示すブロック図である。図9に示されるように、入車ゲート装置2は、相互にバスBを通じて接続されたCPU20,RAM21,通信インタフェース26,ドライバ22,タイマ23,アンテナ24,及び仮カード発行機25,並びに、ドライバ22に接続された遮断機27を、主要構成として備えている。CPU20は、プログラムに従って一定の処理を実行する処理装置である。RAM21は、CPU20が処理を実行するに際してその作業領域が展開される主記憶装置である。通信インタフェース26は、バスBとLANとの間でデータ形式を変換する装置である。
遮断機27は、駐車場Pの入口において棹を通路に掛け渡した状態(閉鎖状態)と上方へ退避させた状態(開放状態)との間で回動させることによって、駐車場Pの入口を開閉する機械である。ドライバ22は、CPU20からの制御に従って遮断機27を開閉させる駆動信号及び駆動電流を供給する回路である。
タイマ23は、現在日時及び時刻をCPU20に入力する装置である。なお、このタイマ23は、ソフトウェアタイマにより代用可能である。
アンテナ24は、RFID用のアンテナであり、CPU20からの制御に従って、RFIDチップ81に電磁誘導による起電力を供給するための電磁波を発するとともに、当該RFIDチップ81に対して書込コマンド及びデータを無線送信することにより、当該RFIDチップ81のメモリ領域にに当該データを書き込ませたり、当該RFIDチップ81に対して読出コマンドを無線送信することにより、当該RFIDチップ81が保持されているID及びメモリ領域内のデータを応答させて、受信してCPU20に入力する。
仮カード発行機25は、CPU20からの制御に従って、内部にストックされていた仮カードを発行する機械である。
次に、閉鎖状態にある遮断機27の手前で車が停止した時にプログラムに従ってCPU20が実行する処理を、図10のフローチャートを参照して説明する。スタート後最初のS101では、CPU20は、アンテナ24を制御することにより、このアンテナ24のカバーエリア(車が存在する空間を含む)内に存在するRFIDチップ81に対して読出コマンドを送信させる。次のS102では、CPU20は、S101にて送信された読み出しコマンドに応じてRFIDチップ81からのIDを受信できたか否かをチェックする。そして、IDを受信できた場合には、当該車に会員カード8を保持した顧客が乗車していると判断して、処理をS104へ進める。これに対して、IDを受信できなかった場合には、CPU20は、当該車に乗車している客は会員カード8を保持していないと判断して、S103において、仮カード発行機25から仮カードを発行する。当該客が仮カードを仮カード発行機25から引き抜くと、CPU20は、処理をS104へ進める。
S104では、CPU20は、S101及びS102にて会員カード8のRFIDチップ81から受信した個人ID又はS103にて発行した仮カードのRFIDチップ81に保持されていた仮ID,タイマ23から入力されている現在日付及び時刻,並びに場所[駐車場入口]をパラメータとした書込要求メッセージを、サーバ装置4へ送信する。
次のS105では、CPU20は、上記個人ID又は仮ID,現在日付及び時刻,及び場所[駐車場入口]を、RFIDチップ81のメモリ領域に書き込む。
次のS106では、CPU20は、ドライバ22を制御することにより、遮断機27を開放状態とさせる。続いて、CPU20は、S107において車が遮断機27を通過するのを待ち、S108において遮断機27を閉鎖状態にさせるべくドライバ22を制御する。S108の完了後、CPU20は、処理を終了する。
(売場アンテナ装置)
図11は、売場アンテナ装置5の概略構成を示すブロック図である。図11に示されるように、売場アンテナ装置5は、相互にバスBを通じて接続されたCPU30,通信インタフェース36,タイマ33,及び、アンテナ34を、主要構成として備えている。これらの構成のうち、通信インタフェース36,タイマ33,及び、アンテナ34の機能は、上述した入車ゲート装置2のものと全く同じであるので、その説明を省略する。
CPU30は、その内部のファームウェアにプログラミングされた処理を、定期的(例えば、5分間隔で)実行する。図12は、CPU30によって実行される処理を示すフローチャートである。
処理がスタートして最初のS201では、CPU30は、アンテナ34を制御することにより、このアンテナ34のカバーエリア(売り場等のエリアをカバーする範囲)内に存在するRFIDチップ81に対して読出コマンドを送信(ブロードキャスト)させ、これ応じて当該カバーエリア内に存在する全RFIDチップ81から夫々送信されてきたID(個人ID又は仮ID,以下同じ)を受信する。
次のS202では、CPU30は、S201にて受信した各ID毎に、そのID,タイマ23から入力されている現在日付及び時刻,並びに場所[自売場アンテナ装置5の設置場所名]をパラメータとした書込要求メッセージを、サーバ装置4へ送信する。S202の完了後、CPU30は、処理を終了する。
(POS端末)
図13は、POS端末6の概略構成を示すブロック図である。図13に示されるように、POS端末6は、相互にバスBを通じて接続されたCPU60,RAM61,通信インタフェース66,タイマ63,アンテナ64,バーコードリーダ62,キーボード65及びディスプレイ67を、主要回路構成として備えている。なお、図示はしていないが、POS端末6には、現金を収容するための引き出しも備えられている。上述したRAM61,通信インタフェース66,タイマ63,アンテナ64の機能は、上述した入車ゲート装置2のものと全く同じであるので、その説明を省略する。
バーコードリーダ62は、顧客が購入した商品の外装に印刷されているバーコードを読むための装置である。また、キーボード65は、バーコードが登録されていない商品の代金額を入力したり購入された同種商品の数量を入力するための入力装置である。また、ディスプレイ67は、CPU60により制御されることにより、購入された商品毎の代金額や請求額を表示するとともに、本発明に関連して、その時点までの駐車料金を表示する。
CPU60は、その内部のファームウェアにプログラミングされた処理(従来のPOS端末としての処理,ポイントサービスのための処理,本発明に関連して駐車料金を算出するための処理)を、実行する。図14は、CPU60が実行する処理のうち、駐車料金を算出するための処理を示すフローチャートである。
図14に示す処理は、顧客が購入した商品の代金を精算する際に、店員がキーボード65を操作することにより、スタートする。スタート後最初のS301では、CPU60は、通常のPOS端末におけるのと同様の売り上げ処理を実行する。即ち、バーコードリーダ62やキーボード65から入力された顧客の購入した商品の金額や数量に基づいて、代金総額,消費税額,請求金額,預金額,釣銭額等を計算して、それら金額をディスプレイ67に表示し、図示せぬプリンタからレシートをプリントアウトする,等の処理を実行する。
次のS302では、CPU60は、アンテナ64を制御することにより、このアンテナ64のカバーエリア(当該アンテナ64から数センチ四方の範囲)内に存在するRFIDチップ81に対して読出コマンドを送信させる。次のS303では、CPU20は、S302にて送信された読み出しコマンドに応じてRFIDチップ81からのIDを受信できたか否かをチェックする。そして、IDを受信できなかった場合には、CPU60は、当該顧客は会員カード8も仮カードも保持していないと判断して、処理を終了する。これに対して、IDを受信できた場合には、処理をS304へ進める。
S304では、CPU60は、S302及びS303にて会員カード8又は仮カードのRFIDチップ81から受信したID,タイマ23から入力されている現在日付及び時刻,並びに場所[自POS端末6が設置されている売り場等のエリアの名称]をパラメータとした書込要求メッセージを、サーバ装置4へ送信する。
次のS305では、CPU60は、S302及びS303にて会員カード8又は仮カードのRFIDチップ81から受信したID,及び行動履歴テーブル45を検索対象とする指定をパラメータとした読出要求メッセージを、サーバ装置4へ送信する。そして、この読出要求メッセージに応じてサーバ装置4が応答してきた情報(読出要求メッセージのパラメータであるIDを含む行動履歴テーブル45の内容)を、RAM61上に一時記憶する。
次のS306では、CPU60は、RAM61上の行動履歴テーブル45の内容を、会員カード8又は仮カードのRFIDチップ81のメモリ領域に書き込ませる(既に過去の情報が書き込まれている場合には、新たな情報をマージさせる)命令を、アンテナ64から当該RFIDチップ81へ送信する。
次のS307では、CPU60は、駐車料金算出処理を実行する。図15は、このS307にて実行される駐車料金算出処理サブルーチンを示すフローチャートである。なお、この駐車料金算出処理サブルーチンは、後述する図17のS504及び図19のS603においても呼び出されるので、説明を一般化するために、以下、各ハードウェアの参照番号の表記を省略する。
駐車料金算出処理サブルーチンに入って最初のS401では、CPUは、前段階のステップ(S305,S502,S602)においてRAMに一時記憶しておいた当該顧客の行動履歴テーブル45の内容から、当該顧客が駐車場への入車後に店内に居た時間があるかどうかをチェックする(本サブルーチンが、図14のS307又は後述する図17のS504にて呼び出された場合には当然に店内に居た時間があるとの判断がされるが、後述する図19のS603にて呼び出された場合には、店内に居た時間がないと判断される可能性がある。)。そして、店内に居た時間がないと判断した場合には、CPUは、S402において、サーバ装置4に対して、条件テーブル(3)48を検索対象とする指定をパラメータとした読出要求メッセージを送信して、条件テーブル(3)48の内容を受信する。そして、RAM上の行動履歴テーブル45に記録された入車時刻(駐車場入口に居た時刻)からタイマによって最新に入力された現在時刻までの経過時間(即ち、駐車時間,以下同じ)に対して、条件テーブル(3)48に定義された単位駐車時間(図6の例では30分)当たりの駐車料金(図6の例では300円)を適用することにより、(その時点で当該顧客が車を出車するのであれば課金される)駐車料金の総額を算出して、RAMに一時記憶する。S402の完了後、CPUは、処理をS411へ進める。
一方、当該顧客が駐車場への入車後に店内に居た時間があるとS401にて判断した場合には、CPUは、S403において、サーバ装置4に対して、条件テーブル(2)47を検索対象とする指定をパラメータとした読出要求メッセージを送信して、条件テーブル(2)47の内容を受信する。そして、上記駐車時間が、条件テーブル(2)47に定義された最低無料時間(図5の例では30分)以内であるかどうかを、チェックする。そして、上記駐車時間が最低無料時間以内であれば、処理をS410へ進める。
これに対して、上記駐車時間が最低無料時間を超えているとS403にて判断した場合には、CPUは、処理をS404へ進める。S404では、CPUは、サーバ装置4に対して、行動履歴テーブル45に記録された購入金額の総和,及び条件テーブル(4)49を検索対象とする指定をパラメータとした読出要求メッセージを送信して、その購入金額の総和を含む金額帯域に対応した無料時間を受信する。
次のS405では、CPUは、上記駐車時間が、S404にて求めた無料時間以内であるか否かをチェックする。そして、上記駐車時間が無料時間以内であるならば、CPUは、処理をS410へ進める。
これに対して、上記駐車時間が無料時間を超えているならば、CPUは、処理をS406へ進める。S406では、CPUは、サーバ装置4に対して、条件テーブル(1)46を検索対象とする指定をパラメータとした読出要求メッセージを送信して、条件テーブル(1)46の内容を受信する。そして、RAM上の行動履歴テーブル45に記録されている各売り場等のエリア毎の複数の滞留時刻から各エリアでの滞留時間を夫々計算する。そして、各エリア毎に、算出された滞留時間[単位:分]とそのエリアについて条件テーブル(1)46に定義されている滞留時間計数とを乗じることにより、購入金額と同次元の値(金額)に換算する。このようにして各エリア毎に算出された値(金額)の総和を購入金額の総和に加算することによって算出した値を、「算出金額[単位:円]」としてRAMに一時記憶する。
次のS407では、CPUは、サーバ装置4に対して、S406にて算出した「算出金額」,及び条件テーブル(4)49を検索対象とする指定をパラメータとした読出要求メッセージを送信して、その「算出金額」を含む金額帯域に対応した無料時間を受信する。
次のS408では、CPUは、上記駐車時間が、S407にて求めた無料時間以内であるか否かをチェックする。そして、上記駐車時間が無料時間以内であるならば、CPUは、処理をS410へ進める。
これに対して、上記駐車時間が無料時間を超えているならば、CPUは、S409において、上記駐車時間から上記無料時間を減じた残りの時間に対して、上記条件テーブル(3)48に定義された単位駐車時間(図6の例では30分)当たりの駐車料金(図6の例では300円)を適用することにより、(その時点で当該顧客が車を出車するのであれば徴収される)駐車料金の総額を算出してRAMに一時記憶する。S409の完了後、CPUは、処理をS411へ進める。
一方、S410では、駐車料金が無料である旨をRAMに一時記憶する。S410の完了後、CPUは、処理をS411へ進める。
S411では、CPUは、S402又はS409にてRAMに一時記憶された駐車料金又はS410にてRAMに一時記憶された駐車料金が無料である旨を、ディスプレイ上に表示する。S411の完了後、CPUは、当該駐車料金算出サブルーチンを呼び出したメインルーチンのステップに、処理を戻す。
図14のメインルーチンでは、S307の完了後、処理を終了する。
(チェック端末)
図16は、チェック端末7の概略構成を示すブロック図である。図16に示されるように、チェック端末7は、相互にバスBを通じて接続されたCPU70,RAM71,通信インタフェース76,タイマ73,アンテナ74及びディスプレイ77を、主要回路構成として備えている。上述したRAM71,通信インタフェース76,タイマ73,アンテナ74及びディスプレイ77は、POS端末6のものと全く同じであるので、その説明を省略する。
CPU70は、その内部のファームウェアにプログラミングされた処理を、会員カード8又は仮カードが顧客によりアンテナ74に翳された事を検出することにより実行する。図17は、CPU70によって実行される処理を示すフローチャートである。
スタート後最初のS501では、CPU70は、アンテナ74を制御することにより、このアンテナ74のカバーエリア(当該アンテナ74から数センチ四方の範囲)内に存在するRFIDチップ81に対して読出コマンドを送信させて、保持しているIDを応答させて、受信する。
次のS502では、CPU70は、S501にて会員カード8又は仮カードのRFIDチップ81から受信したID,及び行動履歴テーブル45を検索対象とする指定をパラメータとした読出要求メッセージを、サーバ装置4へ送信する。そして、この読出要求メッセージに応じてサーバ装置4が応答してきた情報(読出要求メッセージのパラメータであるIDを含む行動履歴テーブル45の内容)を、RAM71上に一時記憶する。
次のS503では、CPU70は、RAM71上の行動履歴テーブル45の内容を、会員カード8又は仮カードのRFIDチップ81のメモリ領域に書き込ませる(既に過去の情報が書き込まれている場合には、新たな情報をマージさせる)命令を、アンテナ74から当該RFIDチップ81へ送信する。
次のS504では、CPU70は、駐車料金算出処理を実行する。即ち、上述した図15のフローチャートに示す駐車料金算出処理サブルーチンを実行する。S504の完了後、CPU70は、処理を終了する。
(出車ゲート装置)
図18は、出車ゲート装置3の概略構成を示すブロック図である。図18に示されるように、出車ゲート装置3は、相互にバスBを通じて接続されたCPU30,RAM31,通信インタフェース36,ドライバ32,タイマ33,アンテナ34,入金装置35及びディスプレイ38,並びに、ドライバ32に接続された遮断機37を、主要構成として備えている。これらのうちRAM31,通信インタフェース36,ドライバ32,タイマ33,アンテナ34,及び遮断機37は、上述した入車ゲート装置2のものと全く同じであるので、その説明を省略する。
ディスプレイ67は、CPU60により制御されることにより、最終的に顧客に対して課金される駐車料金を表示する。入金装置35は、外部から各種類の硬貨及び紙幣を投入される投入口を備えており、この投入口から夫々投入される硬貨及び紙幣を収容するとともに、それらの額面額及び数を検知して、その合計額がディスプレイ67に表示されている駐車料金に達すると、駐車料金の投入が完了した旨のメッセージを、CPU30に通知する装置である。
CPU30は、プログラムに従って一定の処理を実行する処理装置である。図19は、閉鎖状態にある遮断機37の手前で車が停止した時にプログラムに従ってCPU30が実行する処理を示すフローチャートである。この処理がスタートして最初のS601では、CPU30は、アンテナ34を制御することにより、このアンテナ34のカバーエリア(車が存在する空間を含む)内に存在するRFIDチップ81に対して読出コマンドを送信させて、保持しているIDを応答させて、受信する。
次のS602では、CPU30は、S601にて会員カード8又は仮カードのRFIDチップ81から受信したID,及び行動履歴テーブル45の検索対象指定をパラメータとした読出要求メッセージを、サーバ装置4へ送信する。そして、この読出要求メッセージに応じてサーバ装置4が応答してきた情報(読出要求メッセージのパラメータであるIDを含む行動履歴テーブル45の内容)を、RAM31上に一時記憶する。
次のS603では、CPU30は、駐車料金算出処理を実行する。即ち、上述した図15のフローチャートに示す駐車料金算出処理サブルーチンを実行する。S603の完了後、CPU30は、処理をS604へ進める。
S604では、CPU30は、S603での駐車料金算出処理の結果ディスプレイ38に表示された駐車料金が無料であるか否かをチェックする。そして、無料であれば、処理を直ちにS606へ進めるが、有料であれば、S605において、入金装置35から駐車料金の投入が完了した旨のメッセージが入力されるのを待ってから、処理をS606へ進める。
S606では、CPU30は、CPU30は、ドライバ32を制御することにより、遮断機37を開放状態とさせる。続いて、CPU30は、S607において車が遮断機37を通過するのを待ち、S608において遮断機37を閉鎖状態にさせるべくドライバ32を制御する。S608の完了後、CPU30は、処理を終了する。
(動作)
上述したように構成される本実施例の駐車料金計算システムの動作を時系列に沿って説明する。今、会員カード8を保持する顧客が車で当該大規模小売店舗1に来店したとする。この顧客が乗車する車が入車ゲート装置2の遮断機27の手前で停車すると、会員カード8のRFIDから当該顧客の個人IDが読み出されるとともに(S101)、タイマ23から日時が入力され、サーバ装置4のハードディスク43に格納されている当該顧客用の行動履歴テーブル45に、当該顧客が当該日時において駐車場に入車した旨が記録される(S104,S004)。
その後、当該顧客が、当該大規模小売店舗1内に入り、商品を購入するか有料サービスを受けるためにその代金を精算する毎に、POS端末6において、当該顧客の会員カード8のRFIDチップ81から当該顧客の個人IDが読み出されるとともに(S302)、タイマ63から現在日時入力され、上記行動履歴テーブル45に、当該顧客が当該日時において当該代金の金額を費消した旨が記録される(S304,S004)。
また、当該顧客が、サーバ装置4のハードディスクに格納されている条件テーブル(1)46に列挙されている売り場等のエリアに滞留していると、その売り場等のエリアに設置されている売場アンテナ装置5により、定期的に、当該顧客の会員カード8のRFIDチップ81から当該顧客の個人IDが読み出されるとともに(S201)、タイマ33から現在日時が入力され、上記行動履歴テーブル45に、当該顧客が当該日時において当該売り場等のエリア居た旨が記録される(S202,S004)。
そして、当該顧客がPOS端末6により商品購入や有料サービスの代金を精算される毎に、また、チェック端末7を操作することにより、これらの装置6,7のCPU60,70が駐車料金算出処理を実行するので(S307,S504)、当該客は、その時点で車を出庫させた場合に課金されるべき駐車料金を知ることができる。この計算に際して、上記行動履歴テーブル45に記録されている金額の総和に対応する無料時間が、条件テーブル(4)49から読み出され(S404,S405)、この無料時間が駐車時間以下であれば(S405−Y)、課金される駐車料金は無料になる(S410)。また、上記行動履歴テーブル45の記録に基づき、条件テーブル(1)45に列挙されている各売り場等のエリア毎に、当該顧客が滞留していた時間が計算され、夫々のエリアに対応付けて条件テーブル(1)45に定義されている滞留時間係数を乗じられることにより、購入金額と同次元の値に換算される(S406)。そして、換算された値と上記金額の総和の計に対応する無料時間が、条件テーブル(4)49から読み出され(S406,S407)、この無料時間が駐車時間以下であっても(S408−Y)、課金される駐車料金は無料になる(S410)。この無料時間が駐車時間よりも短い場合にのみ(S408−N)、両者の差分に相当する駐車料金が課金される(S409)。
その後、最終的に、当該顧客が駐車場に戻り、自分が乗ってきた車に再乗車して、出車ゲート装置3の遮断機37の手前で停車する。すると、上述したようにして駐車料金が算出されて(S603)、最終的に算出された駐車料金が無料であれば(S604−Y)、直ちに遮断機37が開放するので、出車が可能になる(S606)。これに対して、最終的に算出された駐車料金が有料であれば(S604−N)、その駐車料金に相当する硬貨又は紙幣が入金装置35に投入されると(S605−Y)、遮断機37が開放して(S606)、出車が可能になる。
上述した条件テーブル(1)46には、顧客が一回の来店のみでは購入又は利用の決定をためらうような高額な商品や有料サービスを取り扱っている売り場や外商サロン等のエリアのみが登録されている。従って、顧客がこのようなエリアに滞留して、かかる高額な商品の購入や有料サービスの利用を検討するだけでも、当該顧客が将来に当該百貨店に再来店して、かかる高額な商品を購入したり高額な有料サービスを利用することが見込まれるので、その見込みに対応した顧客サービスとして、その滞留時間から換算される無料時間を自動的に駐車時間から控除することが可能になる。
しかも、滞留時間を無料時間に換算する際に、条件テーブル(1)46に登録された滞留時間係数が大きいほど換算後の無料時間が長くなるように換算される。そして、この滞留時間係数は、各売り場等のエリアにおいて取り扱われている商品や有料サービスが高額であればある程大きい値に設定されているので、より高額な商品の購入や有料サービスの利用が見込まれる顧客に対しては、より長い無料時間を自動的に控除することが可能になるのである。
(変形例)
上述した実施形態は、本発明による駐車料金算出方法を百貨店やショッピングモールのような大規模小売店舗1に適用したものであるが、本発明は、ホテル等他の商業施設にも適用可能である。例えば、ホテルに適用した場合、条件テーブル(1)46の定義内容は、図20に示されるようになると考えられる。
精算所が、駐車場Pの外に配置される場合には、この精算所には、出車ゲート装置3のうち、ドライバ32及び遮断機37を除いた部分(以下、「精算機」という)が設置される。この場合には、精算機は、S606以下の処理の代わりに、例えば、RFIDチップ81のメモリ領域に、精算済みであることを示す情報を書き込むようにする。そして、駐車場の出口に残されたドライバ32及び遮断機37には、別途、アンテナ及びプロセッサを接続し、このアンテナによってRFID81から精算済みであることを示す情報が読み出されると、プロセッサは、図19におけるS606以下の処理を実行すれば良い。
また、精算所に係員がいる場合には、図19におけるS604〜S605の処理は不要である。そして、当該係員が、駐車料金を顧客から受け取った場合に、何れかの入力装置によりトリガ信号を入力することにより、S606以下の処理を実行させれば良い(上述した精算機の場合には、トリガ信号を入力することにより、RFIDチップ81のメモリ領域に精算済みであることを示す情報を書き込む処理を行わせれば良い)。
(付記1)
商業施設の来客用の駐車場に駐車した車について課金される駐車料金の算出方法であって、
前記駐車場の入口及び精算所,並びに、前記商業施設の特定のエリアに、夫々、RFIDに記録されている個人識別情報を読み出すアンテナが、前記駐車場の精算所には、更に前記駐車料金を提示する提示装置が、夫々設置され、
前記駐車場の入口に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、その時刻を入車時刻として、当該個人識別情報に関連付けて、記憶装置に保持された当該個人識別情報についての行動履歴テーブルに記録し、
その後、前記特定のエリアに設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出す毎に、その時刻を滞留時刻として、当該個人識別情報及び当該アンテナが設置されたエリアの場所に関連付けて、前記行動履歴テーブルに記録し、
その後、前記駐車場の精算所に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている入車時刻から現在時刻までの駐車時間と、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている前記エリアに関連付けられた複数の滞留時刻から求められる前記エリアでの滞留時間に対応した無料時間との、差分に対応した駐車料金を算出し、
算出した駐車料金を前記駐車場の精算所に設置された提示装置に提示させる
ことを特徴とする駐車料金の算出方法。
(付記2)
前記商業施設の複数のエリアに、夫々前記アンテナを設置しておき、
各エリア毎に前記滞留時間を求め、各エリア毎に求められた滞留時間に対応した無料時間を夫々求め、全てのエリア毎に求められた無料時間の総和と前記駐車時間との差分に対応した前記駐車料金を算出する
ことを特徴とする付記1記載の駐車料金の算出方法。
(付記3)
前記エリアに関連付けて係数を定義した係数テーブルと、金額の帯域毎に無料時間を定義した無料時間定義テーブルとを記憶装置に保持させ、
前記エリアでの滞留時間に対して当該エリアに関連付けて前記係数テーブルに記録された係数を乗じることにより金額に相当する値を算出し、算出した金銭に相当する値に対応した無料時間を前記無料時間定義テーブルから読み出した上で、前記駐車時間から前記無料時間を減じて得た差分に対応した駐車料金を算出する
ことを特徴とする付記1記載の駐車料金の算出方法。
(付記4)
前記商業施設の複数のエリアに、夫々前記アンテナを設置しておくとともに、
前記エリアに関連付けて係数を定義した係数テーブルと、金額の帯域毎に無料時間を定義した無料時間定義テーブルとを記憶装置に保持させ、
前記係数テーブルに、前記複数のエリアの夫々に関連付けて個別の係数を記録させ、
前記各エリア毎に、そのエリアでの滞留時間に対してそのエリアに関連付けて前記係数テーブルに記録された係数を乗じることにより金銭に相当する値を夫々算出し、全てのエリアについて夫々算出した金銭に相当する値の総和に対応した無料時間を前記無料時間定義テーブルから読み出した上で、前記駐車時間から前記無料時間を減じて得た差分に対応した駐車料金を算出する
ことを特徴とする付記1記載の駐車場料金の算出方法。
(付記5)
前記行動履歴テーブルに、前記識別情報に関連付けて、前記商業施設において費消された金額を記録するとともに、
前記駐車場の出口に設置されたアンテナが前記RFIDから読み出した識別情報に関連付けられた金額を前記行動履歴テーブルから読み出し、この金額と前記金銭に相当する値との和に対応した無料時間を前記無料時間定義テーブルから読み出した上で、前記駐車時間から前記無料時間を減じて得た差分に対応した駐車料金を算出する
ことを特徴とする請求項3又は4記載の駐車料金の算出方法。
(付記6)
商業施設の来客用の駐車場に駐車した車について課金される駐車料金を算出する駐車場料金算出装置であって、
前記駐車場の入口及び精算所,並びに、前記商業施設の特定のエリアに夫々設置され、RFIDに記録されている個人識別情報を読み出す複数のアンテナと、
個々の前記個人識別情報毎に、その個人識別情報についての行動履歴を記録するための行動履歴テーブルを保持する記憶装置と、
前記駐車場の入口に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、その時刻を入車時刻として、当該個人識別情報に関連付けて、前記記憶装置に保持された当該個人識別情報についての行動履歴テーブルに記録し、その後、前記特定のエリアに設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を数回にわたって読み出す毎に、その時刻を滞留時刻として、当該個人識別情報及び当該アンテナが設置されたエリアの場所に関連付けて、前記行動履歴テーブルに記録する記憶手段と、
前記駐車場の精算所に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている入車時刻から現在時刻までの駐車時間と、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている前記エリアに関連付けられた複数の滞留時刻から求められる前記エリアでの滞留時間に対応した無料時間との、差分に対応した駐車料金を算出する算出手段と、
前記駐車場の精算所に設置され、前記算出手段によって算出された前記駐車料金を提示する提示装置と
を備えたことを特徴とする駐車料金算出装置。
本発明による駐車料金算出方法の実施の形態である駐車料金課金システムの概略構成を示すブロック図 会員カードの構造を示すブロック図 行動履歴テーブルのデータ構造を示す表 条件テーブル(1)のデータ構造を示す表 条件テーブル(2)のデータ構造を示す表 条件テーブル(3)のデータ構造を示す表 条件テーブル(4)のデータ構造を示す表 サーバ装置のCPUが実行する処理を示すフローチャート 入車ゲート装置の回路構成を示すブロック図 入車ゲート装置のCPUが実行する処理を示すフローチャート 売場アンテナ装置の回路構成を示すブロック図 売場アンテナ装置のCPUが実行する処理を示すフローチャート POS端末の回路構成を示すブロック図 POS端末のCPUが実行する処理を示すフローチャート 図14のS307,図17のS504,図19のS603において実行sれる駐車料金算出処理サブルーチンを示すフローチャート チェック端末の回路構成を示すブロック図 チェック端末のCPUが実行する処理を示すフローチャート 出車ゲート装置の回路構成を示すブロック図 出車ゲート装置のCPUが実行する処理を示すフローチャート 本発明がホテルに適用された場合における条件テーブル(1)の内容を示す表
符号の説明
1 大規模小売店舗
2 入車ゲート装置
3 出車ゲート装置
4 サーバ装置
5 売場アンテナ装置
6 POS端末
7 チェック端末
8 会員カード
40 CPU
41 RAM
45 行動履歴テーブル
46 条件テーブル(1)
48 条件テーブル(3)
49 条件テーブル(4)

Claims (5)

  1. 商業施設の来客用の駐車場に駐車した車について課金される駐車料金の算出方法であって、
    前記駐車場の入口及び精算所,並びに、前記商業施設の特定のエリアに、夫々、RFIDに記録されている個人識別情報を読み出すアンテナが、前記駐車場の精算所には、更に前記駐車料金を提示する提示装置が、夫々設置され、
    前記駐車場の入口に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、その時刻を入車時刻として、当該個人識別情報に関連付けて、記憶装置に保持された当該個人識別情報についての行動履歴テーブルに記録し、
    その後、前記特定のエリアに設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出す毎に、その時刻を滞留時刻として、当該個人識別情報及び当該アンテナが設置されたエリアの場所に関連付けて、前記行動履歴テーブルに記録し、
    その後、前記駐車場の精算所に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている入車時刻から現在時刻までの駐車時間と、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている前記エリアに関連付けられた複数の滞留時刻から求められる前記エリアでの滞留時間に対応した無料時間との、差分に対応した駐車料金を算出し、
    算出した駐車料金を前記駐車場の精算所に設置された提示装置に提示させる
    ことを特徴とする駐車料金の算出方法。
  2. 前記商業施設の複数のエリアに、夫々前記アンテナを設置しておき、
    各エリア毎に前記滞留時間を求め、各エリア毎に求められた滞留時間に対応した無料時間を夫々求め、全てのエリア毎に求められた無料時間の総和と前記駐車時間との差分に対応した前記駐車料金を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の駐車料金の算出方法。
  3. 前記エリアに関連付けて係数を定義した係数テーブルと、金額の帯域毎に無料時間を定義した無料時間定義テーブルとを記憶装置に保持させ、
    前記エリアでの滞留時間に対して当該エリアに関連付けて前記係数テーブルに記録された係数を乗じることにより金額に相当する値を算出し、算出した金銭に相当する値に対応した無料時間を前記無料時間定義テーブルから読み出した上で、前記駐車時間から前記無料時間を減じて得た差分に対応した駐車料金を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の駐車料金の算出方法。
  4. 前記商業施設の複数のエリアに、夫々前記アンテナを設置しておくとともに、
    前記エリアに関連付けて係数を定義した係数テーブルと、金額の帯域毎に無料時間を定義した無料時間定義テーブルとを記憶装置に保持させ、
    前記係数テーブルに、前記複数のエリアの夫々に関連付けて個別の係数を記録させ、
    前記各エリア毎に、そのエリアでの滞留時間に対してそのエリアに関連付けて前記係数テーブルに記録された係数を乗じることにより金銭に相当する値を夫々算出し、全てのエリアについて夫々算出した金銭に相当する値の総和に対応した無料時間を前記無料時間定義テーブルから読み出した上で、前記駐車時間から前記無料時間を減じて得た差分に対応した駐車料金を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の駐車場料金の算出方法。
  5. 商業施設の来客用の駐車場に駐車した車について課金される駐車料金を算出する駐車場料金算出装置であって、
    前記駐車場の入口及び精算所,並びに、前記商業施設の特定のエリアに夫々設置され、RFIDに記録されている個人識別情報を読み出す複数のアンテナと、
    個々の前記個人識別情報毎に、その個人識別情報についての行動履歴を記録するための行動履歴テーブルを保持する記憶装置と、
    前記駐車場の入口に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、その時刻を入車時刻として、当該個人識別情報に関連付けて、前記記憶装置に保持された当該個人識別情報についての行動履歴テーブルに記録し、その後、前記特定のエリアに設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出す毎に、その時刻を滞留時刻として、当該個人識別情報及び当該アンテナが設置されたエリアの場所に関連付けて、前記行動履歴テーブルに記録する記憶手段と、
    前記駐車場の精算所に設置されたアンテナが、何れかのRFIDから個人識別情報を読み出すと、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている入車時刻から現在時刻までの駐車時間と、当該個人識別情報に関連付けて前記行動履歴テーブルに記録されている前記エリアに関連付けられた複数の滞留時刻から求められる前記エリアでの滞留時間に対応した無料時間との、差分に対応した駐車料金を算出する算出手段と、
    前記駐車場の精算所に設置され、前記算出手段によって算出された前記駐車料金を提示する提示装置と
    を備えたことを特徴とする駐車料金算出装置。
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